JP2023091744A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作特性に優れ、製造工程が容易な半導体装置を提供すること。【解決手段】本実施形態の半導体装置は、半導体メモリを備え、前記半導体メモリは、第1の方向に延び、固定された磁化方向を有する第1の固定層を備える複数の第1のライン構造物と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる複数の第2のライン構造物と、前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との間で前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との交差領域と各々重なり、変更可能な磁化方向を有する複数の第1の自由層と、前記第1のライン構造物と前記第1の自由層との間に介在される第1のトンネルバリア層とを備えることができる。【選択図】図1B

Description

本特許文献は、半導体技術に関する。
近年、電子機器の小型化、低電力化、高性能化、多様化などによって、コンピュータ、携帯用通信機器など、様々な電子機器で情報を格納できる半導体装置が求められており、これについての研究が進まれている。このような半導体装置では、印加される電圧または電流によって互いに異なる抵抗状態間でスイッチングする特性を利用してデータを格納できる半導体装置、例えば、RRAM(登録商標)(Resistive Random Access Memory)、PRAM(Phase-change Random Access Memory)、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)、電子ヒューズ(E-fuse)などがある。
本発明の実施形態等が解決しようとする課題は、動作特性に優れ、製造工程が容易な半導体装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の一実施形態に係る半導体装置は、第1の方向に延び、固定された磁化方向を有する第1の固定層を備える複数の第1のライン構造物と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる複数の第2のライン構造物と、前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との間で前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との交差領域と各々重なり、変更可能な磁化方向を有する複数の第1の自由層と、前記第1のライン構造物と前記第1の自由層との間に介在される第1のトンネルバリア層とを備えることができる。
上述した本発明の実施形態等によれば、動作特性に優れ、製造工程が容易な半導体装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。 図1AのA-A’線に沿った断面図である。 図1AのB-B’線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るMTJ構造物を説明するための図である。 本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。 図2AのA-A’線に沿った断面図である。 図2AのB-B’線に沿った断面図である。 本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る第1のMTJ構造物を説明するための図である。 本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。 図4AのA-A’線に沿った断面図である。 図4AのB-B’線に沿った断面図である。 本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。 図5AのA-A’線に沿った断面図である。 図5AのB-B’線に沿った断面図である。
以下では、添付された図面を参照して様々な実施形態が詳細に説明される。
図面は、必ずしも一定の割合で図示されたものとはいえず、いくつかの例示において、実施形態等の特徴を明確に見せるために図面に示された構造物のうち、少なくとも一部の比例は誇張されることもできる。図面または詳細な説明に2つ以上の層を有する多層構造物が開示された場合、図示されたような層等の相対的な位置関係や配列順序は、特定実施形態を反映するだけであり、本発明がこれに限定されるものではなく、層等の相対的な位置関係や配列順序は変わることもできる。また、多層構造物の図面または詳細な説明は、特定多層構造物に存在する全ての層を反映しないこともできる(例えば、図示された2つの層の間に1つ以上の追加層が存在することもできる)。例えば、図面または詳細な説明の多層構造物において第1層が第2層上にあるか、または基板上にある場合、第1層が第2層上に直接形成されるか、または基板上に直接形成され得ることを表すだけでなく、1つ以上の他の層が第1層と第2層との間または第1層と基板との間に存在する場合も表すことができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図であり、図1Bは、図1AのA-A’線に沿った断面図であり、図1Cは、図1AのB-B’線に沿った断面図である。以下、説明の都合上、A-A’線と実質的に平行な方向を第1の方向といい、A-A’線と交差するB-B’線と実質的に平行な方向を第2の方向ということにする。
図1A~図1Cに示すように、本実施形態の半導体装置は、基板100、基板100上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第1のライン構造物110、第1のライン構造物110上に配置され、第2の方向に延びながら第1の方向に互いに離間して配列される複数の第2のライン構造物150、及び第1のライン構造物110と第2のライン構造物150との間でこれらの交差領域の各々と重なるトンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の積層構造物を備えることができる。
基板100は、シリコンなどの半導体物質を含むことができる。図示してはいないが、基板100は、求められる所定下部構造物、例えば、第1のライン構造物110及び/又は第2のライン構造物150と電気的に連結されて、これらを駆動するための駆動回路などを備えることができる。
第1のライン構造物110は、少なくとも固定層を備えることにより、トンネルバリア層120及び自由層130とともに磁気トンネル接合(Magnetic Tunnel Junction、MTJ)構造物を形成できる。さらに、第1のライン構造物110は、MTJ構造物で求められる特性を改善するために、様々な機能を有する層をさらに備えることもできる。第1のライン構造物110及びこれを含むMTJ構造物については、下記の図1Dを参照して例示的に説明する。
図1Dは、本発明の一実施形態に係るMTJ構造物を説明するための図である。
図1Dに示すように、MTJ構造物は、固定層116を備えながら多重膜構造を有する第1のライン構造物110、第1のライン構造物110上のトンネルバリア層120、及びトンネルバリア層120上の自由層130を備えることができる。
自由層130は、変更可能な磁化方向を有することができ、磁化方向によって互いに異なるデータを格納することができる。このため、自由層130は、ストレージ層(storage layer)などと呼ばれることもできる。自由層130で磁化方向の変化は、スピン伝達トルク(spin transfer torque)に起因したものであることができる。自由層130は、層の表面に対して実質的に垂直な磁化方向を有することができる。例えば、自由層130内の矢印で表記したように、自由層130の磁化方向は、上から下へ向かう方向と下から上へ向かう方向との間で変更されることができる。しかし、本開示がこれに限定されるものではなく、自由層130は、層の表面に対して実質的に平行な磁化方向を有することもできる。
固定層116は、固定された磁化方向を有することによって自由層130の磁化方向と対比されることができる。このため、固定層116は、基準層(reference layer)などと呼ばれることもできる。自由層130が層の表面に対して実質的に垂直な磁化方向を有する場合、固定層116も層の表面に対して実質的に垂直な磁化方向を有することができる。例えば、固定層116内の矢印で表記したように、固定層116の磁化方向は、下から上へ向かう方向に固定されることができる。しかし、本開示がこれに限定されるものではなく、固定層116の磁化方向は、上から下へ向かう方向に固定されることもできる。または、自由層130が層の表面に対して実質的に平行な磁化方向を有する場合、固定層116も層の表面に対して実質的に平行な磁化方向を有することができる。
トンネルバリア層120は、自由層130と固定層116との間でMTJ構造物の上端及び下端を介して印加される電圧または電流によって電子のトンネリングを可能にすることで、自由層130の磁化方向を変化させることができる。
自由層130及び固定層116の各々は、強磁性物質を含む単一膜構造または多重膜構造を有することができる。一例として、自由層130及び固定層116の各々は、Fe、Ni、またはCoを主成分とする合金、例えば、Co-Fe-B合金、Co-Fe-B-X合金(ここで、Xは、Al、Si、Ti、V、Cr、Ni、Ga、Ge、Zr、Nb、Mo、Pd、Ag、Hf、Ta、W、またはPtであることができる)、Fe-Pt合金、Fe-Pd合金、Co-Pd合金、Co-Pt合金、Fe-Ni-Pt合金、Co-Fe-Pt合金、Co-Ni-Pt合金、Fe-Pd合金、Co-Pd合金、Co-Pt合金、Fe-Ni-Pt合金、Co-Fe-Pt合金、Co-Ni-Pt合金などを含むことができる。または、自由層130及び固定層116の各々は、Co/Pt、Co/Pdなどのような積層構造を含むか、または磁性体と非磁性体との交互積層構造を含むことができる。トンネルバリア層120は、絶縁性の酸化物、例えば、MgO、CaO、SrO、TiO、VO、NbOなどの酸化物を含むことができる。
以上で説明したMTJ構造物では、印加される電圧または電流によって自由層130の磁化方向が可変されることで、互いに異なるデータが格納され得る。自由層130と固定層116との磁化方向が互いに平行な場合、MTJ構造物は低抵抗状態にあることができ、例えば、データ「1」を格納することができる。逆に、自由層130の磁化方向と固定層116の磁化方向とが互いに反平行な場合、MTJ構造物は高抵抗状態にあることができ、例えば、データ「0」を格納することができる。
さらに、第1のライン構造物110は、固定層116に加えて、磁気補正層112、スペーサ層114、及び界面層118をさらに備えることができる。
磁気補正層112は、スペーサ層114を挟んで固定層116と隣接して配置されることができる。すなわち、磁気補正層112は、自由層130と対向する固定層116の上面と反対側に位置する固定層116の下面と対向して配置されることができる。磁気補正層112は、固定層116により生成される漂遊磁界の影響を相殺または減少する機能を果たすことができる。このような場合、固定層116の漂流磁界が自由層130に及ぼす影響が減少して、自由層130での偏向磁場が減少しうる。磁気補正層112は、固定層116の磁化方向と反平行な磁化方向を有することができる。本実施形態において、固定層116が下から上へ向かう磁化方向を有する場合、磁気補正層112は、上から下へ向かう磁化方向を有することができる。しかし、図示されたこととは異なり、固定層116が上から下へ向かう磁化方向を有する場合、磁気補正層112は、下から上へ向かう磁化方向を有することができる。磁気補正層112は、強磁性物質を含む単一膜構造または多重膜構造を有することができる。
スペーサ層114は、磁気補正層112と固定層116との間に介在されて、磁気補正層112と固定層116との間の反強磁性交換結合を可能にすることができる。スペーサ層114は、非磁性導電物質を含むことができる。例えば、スペーサ層114は、Cr、Ru、Ir、Rhなどの金属物質を含むことができる。
界面層118は、固定層116とトンネルバリア層120との間に介在されて、固定層116の金属がトンネルバリア層120に拡散されることを遮断し、トンネルバリア層120の結晶成長の際、結晶性が固定層116に影響を及ぼすことを防止できる。また、界面層118は、固定層116と交換結合して固定層116の磁化方向変化を防ぐ役割も果たすことができる。界面層118は、強磁性物質を含む単一膜構造または多重膜構造を有することができる。例えば、界面層118は、Fe、Co、B、またはその組み合わせを主成分とする合金、例えば、Fe-Co-B合金を含むことができる。
しかし、第1のライン構造物110が図示されたことに限定されるものではなく、磁気補正層112、スペーサ層114、及び界面層118のうち、少なくとも1つは省略されることができる。第1のライン構造物110から磁気補正層112、スペーサ層114、及び界面層118の全部が省略された場合、第1のライン構造物110は、固定層116だけを備えることができ、単一膜構造を有することもできる。または、第1のライン構造物110は、MTJ構造物の特性向上のための1つ以上の他の層(図示せず)をさらに備えることもできる。
さらに図1A~図1Cに示すように、選択素子層140は、MTJ構造物上に配置されることができる。選択素子層140は、第1のライン構造物110または第2のライン構造物150を共有するMTJ構造物の間で発生しうる電流漏れを防止する機能をすることができる。このために、選択素子層140は、閾値スイッチング特性、すなわち、印加される電圧が所定閾値未満である場合には電流をほとんど流さず、印加される電圧が所定閾値以上になると、急激に増加する電流を流す特性を有することができる。この閾値を閾値電圧といい、閾値電圧を基準に選択素子層140は、ターンオン状態またはターンオフ状態で実現されることができる。選択素子層140は、ダイオード、カルコゲニド系物質などのようなOTS(Ovonic Threshold Switching)物質、金属含有カルコゲニド系物質などのようなMIEC(Mixed Ionic Electronic Conducting)物質、NbO、VOなどのようなMIT(Metal Insulator Transition)物質、SiO、Alなどのように、相対的に広いバンドギャップを有するトンネリング絶縁層などを備えることができる。
本実施形態においてトンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の積層構造物は、共にパターニングされて互いに整列される側壁を有することができる。さらに、トンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の積層構造物は、第1の方向で第2のライン構造物150の両側壁と整列される両側壁及び第2の方向で第1のライン構造物110の両側壁と整列される両側壁を有する四角柱形状を有することもできる。しかし、本開示がこれに限定されるものではなく、トンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の側壁は、互いに整列されないことができる。または、トンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の側壁は、互いに整列されながら第1のライン構造物110及び/又は第2のライン構造物150の側壁と整列されないことができる。
第1のライン構造物110と第2のライン構造物150との交差領域で、第1のライン構造物110、トンネルバリア層120、及び自由層130を備えるMTJ構造物及び選択素子層140は、メモリセルMCを形成できる。第1のライン構造物110が第1の方向に延びるライン状を有してもデータを格納する部分である自由層130が第1のライン構造物110及び第2のライン構造物150の交差領域と重なる島状を有することによって隣接する自由層130と分離されるので、第1のライン構造物110と第2のライン構造物150との交差領域毎にメモリセルMC形成が可能でありうる。第1のライン構造物110は、MTJ構造物の一部を形成するとともに、メモリセルMCの一端、例えば、下端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。第1のライン構造物110を形成する強磁性物質及び/又は非磁性物質は、共に伝導性物質であるので、電圧または電流の伝達機能を十分に行うことができる。
第2のライン構造物150は、メモリセルMCの他端、例えば、上端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。それにより、第1のライン構造物110、メモリセルMC、及び第2のライン構造物150を通じる電流流れが発生することにより、メモリセルMCへのデータ書き込み動作またはメモリセルMCからのデータ読み出し動作が可能でありうる。第2のライン構造物150は、第1のライン構造物110とは異なり、MTJ構造物の一部を形成しないので、低抵抗の伝導性物質を含む単一膜構造または多重膜構造を有することができる。例えば、第2のライン構造物150は、白金(Pt)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタニウム(Ti)などの金属、チタニウム窒化物(TiN)、タンタル窒化物(TaN)などの金属窒化物、またはこれらの組み合わせを含むことができる。しかし、第2のライン構造物150が第1のライン構造物110と実質的に同じ構造を有することもできる。
要約すると、第1のライン構造物110は、MTJ構造物の一部を形成しながらメモリセルMCを駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、いずれか1つとして機能することができ、第2のライン構造物150は、メモリセルMCを駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、他の1つとして機能することができる。ただし、第1のライン構造物110は、強磁性物質を含むので、第2のライン構造物150が低抵抗の伝導性物質を含む場合、第2のライン構造物150より大きい比抵抗を有することができる。しかし、第1のライン構造物110の厚みT1を相対的に大きくすることにより、第1のライン構造物110の抵抗を減少させることができる。例えば、第1のライン構造物110の厚みT1は、第2のライン構造物150の厚みT2より大きいことができる。
以上で説明した半導体装置によれば、下記のような効果が取得され得る。
互いに交差するワードラインとビットラインとの間にMTJ構造物及び選択素子層を備えるメモリセルを配置する従来の半導体装置では、ワードライン、メモリセル、及びビットラインの各々を形成するためのマスク及びエッチング工程が求められるので、工程が複雑であり、かつ工程費用が増加しうる。その上、メモリセルが多層のMTJ構造物及び選択素子層を備えるので、メモリセル形成のためのエッチング工程の難易度が増加しうる。それに対し、本実施形態によれば、固定層116を備える第1のライン構造物110がワードライン及びビットラインのうち、いずれか1つを代替し、トンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140を備える積層構造物を島状で形成することにより、工程が単純になり、かつ工程費用が減少しうる。その上、メモリセルMCが第1のライン構造物110のエッチング工程及びトンネルバリア層120、自由層130、及び選択素子層140の積層構造物のエッチング工程により形成されるので、エッチング工程の難易度が減少しうる。結果として、半導体装置の製造工程が容易になることができる。
また、固定層116を備える第1のライン構造物110を利用する場合の比抵抗増加は、第1のライン構造物110の厚みを増加させることによって解消することができる。第1のライン構造物110の厚みを増加しても従来のワードライン及びビットラインのうち、少なくとも1つが省略されるので、半導体装置の全体厚みは、却って減少することができる。すなわち、半導体装置の小型化が可能でありうる。
さらに、固定層116がライン形態で形成される場合、固定層116の安定性が増加して、固定層116の磁化維持がより容易でありうる。磁性物質の安定性、特に、熱的安定性(thermal stability)は、磁性物質の体積に比例するためである。結果として、半導体装置の動作特性が向上しうる。
一方、図1A~図1Cの実施形態は、互いに交差する2つの上下部配線間にメモリセルが配列される場合、すなわち、メモリセルが単層で配列される場合について説明した。しかし、本開示がこれに限定されるものではない。基板上に垂直方向に3つ以上の配線が積層され得るし、メモリセルは、垂直方向で隣接した2つの配線間毎に配列されることができる。すなわち、メモリセルが2つ以上の層で配列されることもできる。これについては、図2A~図2Cを参照して例示的に説明する。
図2Aは、本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図であり、図2Bは、図2AのA-A’線に沿った断面図であり、図2Cは、図2AのB-B’線に沿った断面図である。
図2A~図2Cに示すように、本実施形態の半導体装置は、基板200、基板200上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第1のライン構造物210、第1のライン構造物210上に配置され、第2の方向に延びながら第1の方向に互いに離間して配列される複数の第2のライン構造物250、第2のライン構造物250上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第3のライン構造物290、第1のライン構造物210と第2のライン構造物250との間でこれらの交差領域の各々と重なる第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の積層構造物、並びに第2のライン構造物250と第3のライン構造物290との間でこれらの交差領域の各々と重なる第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の積層構造物を備えることができる。
第1のライン構造物210は、少なくとも固定層を備えることにより、第1のトンネルバリア層220及び第1の自由層230とともに第1のMTJ構造物を形成できる。第1のライン構造物210は、前述した実施形態の第1のライン構造物110と実質的に同じ層構造を有することができる。例えば、第1のライン構造物210は、図1Dに示された第1のライン構造物110と実質的に同じ層構造を有することができる。
第1の選択素子層240は、第1のMTJ構造物上に配置されることができる。本実施形態において第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の積層構造物は、共にパターニングされて、互いに整列される側壁を有することができる。さらに、第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の積層構造物は、第1の方向で第2のライン構造物250の両側壁と整列される両側壁及び第2の方向で第1のライン構造物210の両側壁と整列される両側壁を有する四角柱形状を有することもできる。しかし、本開示がこれに限定されるものではなく、第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の側壁は、互いに整列されないこともできる。または、第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の側壁は、互いに整列されながら第1のライン構造物210及び/又は第2のライン構造物250の側壁と整列されないことができる。
第1のライン構造物210と第2のライン構造物250との交差領域で、第1のライン構造物210、第1のトンネルバリア層220、及び第1の自由層230を備える第1のMTJ構造物及び第1の選択素子層240は、第1のメモリセルMC1を形成できる。第1のライン構造物210は、第1のMTJ構造物の一部を形成するとともに、第1のメモリセルMC1の一端、例えば、下端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。
第2のライン構造物250は、第1のメモリセルMC1の他端、例えば、上端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。それにより、第1のライン構造物210、第1のメモリセルMC1、及び第2のライン構造物250を通じる電流流れが発生することで、第1のメモリセルMC1へのデータ書き込み動作または第1のメモリセルMC1からのデータ読み出し動作が可能でありうる。
さらに、第2のライン構造物250は、少なくとも固定層を備えることにより、第2のトンネルバリア層260及び第2の自由層270とともに第2のMTJ構造物を形成できる。第2のライン構造物250は、第1のライン構造物210と実質的に同じ層構造を有することができる。
第2の選択素子層280は、第2のMTJ構造物上に配置されることができる。本実施形態において第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の積層構造物は、共にパターニングされて、互いに整列される側壁を有することができる。さらに、第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の積層構造物は、第1の方向で第2のライン構造物250の両側壁と整列される両側壁及び第2の方向で第3のライン構造物290の両側壁と整列される両側壁を有する四角柱形状を有することができる。しかし、本開示がこれに限定されるものではなく、第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の側壁は、互いに整列されないこともできる。または、第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の側壁は、互いに整列されながら第2のライン構造物250及び/又は第3のライン構造物290の側壁と整列されないことができる。第2のトンネルバリア層260、第2の自由層270、及び第2の選択素子層280の積層構造物は、第1のトンネルバリア層220、第1の自由層230、及び第1の選択素子層240の積層構造物と重なりながら互いに整列される側壁を有することができる。
第2のライン構造物250と第3のライン構造物290との交差領域で、第2のライン構造物250、第2のトンネルバリア層260、及び第2の自由層270を備える第2のMTJ構造物及び第2の選択素子層280は、第2のメモリセルMC2を形成できる。第2のライン構造物250は、第2のMTJ構造物の一部を形成するとともに、第2のメモリセルMC2の一端、例えば、下端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。
第3のライン構造物290は、第2のメモリセルMC2の他端、例えば、上端に電圧または電流を伝達する機能をすることができる。それにより、第2のライン構造物250、第2のメモリセルMC2、及び第3のライン構造物290を通じる電流流れが発生することで、第2のメモリセルMC2へのデータ書き込み動作または第2のメモリセルMC2からのデータ読み出し動作が可能でありうる。
第3のライン構造物290は、第1のライン構造物210と重なるように形成されることができ、第1のライン構造物210と整列される側壁を有することができる。第3のライン構造物290は、第1のライン構造物210及び/又は第2のライン構造物250とは異なり、MTJ構造物の一部を形成しないので、低抵抗の伝導性物質を含む単一膜構造または多重膜構造を有することができる。例えば、第3のライン構造物290は、白金(Pt)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタニウム(Ti)などの金属、チタニウム窒化物(TiN)、タンタル窒化物(TaN)などの金属窒化物、またはこれらの組み合わせを含むことができる。しかし、第3のライン構造物290が第1のライン構造物210及び/又は第2のライン構造物250と実質的に同じ構造を有することもできる。
要約すると、第1のライン構造物210は、第1のMTJ構造物の一部を形成しながら第1のメモリセルMC1を駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、いずれか1つとして機能することができ、第2のライン構造物250は、第1のメモリセルMC1を駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、他の1つとして機能するとともに、第2のMTJ構造物の一部を形成しながら第2のメモリセルMC2を駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、いずれか1つとして機能することができ、第3のライン構造物290は、第2のメモリセルMC2を駆動するためのワードライン及びビットラインのうち、他の1つとして機能することができる。第1のライン構造物210及び第2のライン構造物250が強磁性物質を含んで、第3のライン構造物290より大きい比抵抗を有する場合、第1のライン構造物210の厚み及び第2のライン構造物250の厚みの各々は、第3のライン構造物290の厚みより大きいことができる。
以上で説明した半導体装置によれば、前述した実施形態の効果が全部取得され得るし、さらに、半導体装置の高集積化が一層可能でありうる。
本実施形態では、基板200上に3層のライン構造物210、250、290が配置され、その間に2層のメモリセルMC1、MC2が配置される場合を説明したが、本開示がこれに限定されるものではない。基板上に4層以上のライン構造物及び3層以上のメモリセルが配置されることもできる。このような場合、最上部のライン構造物を除き、残りのライン構造物は、互いに同じ層構造を有することができ、少なくとも固定層を備えることができる。最上部のライン構造物は、残りのライン構造物と同じ層構造を有するか、または相違した層構造を有することができる。最上部のライン構造物の比抵抗が残りのライン構造物の比抵抗より小さい場合、最上部のライン構造物の厚みは、残りのライン構造物のそれぞれの厚みより小さいことができる。
一方、前述した実施形態等では、固定層上に自由層が配置され、MTJ構造物上に選択素子層が配置される場合について説明したが、本開示がこれに限定されるものではなく、固定層と自由層の上下位置及びMTJ構造物と選択素子層の上下位置は可変されることができる。これについては、図3A及び図3Bを参照して例示的に説明する。
図3Aは、本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための断面図であって、図2AのA-A’線に沿った断面と実質的に対応する断面図である。
図3Aに示すように、本実施形態の半導体装置は、基板300、基板300上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第1のライン構造物310、第1のライン構造物310上に配置され、第2の方向に延びながら第1の方向に互いに離間して配列される複数の第2のライン構造物350、第2のライン構造物350上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第3のライン構造物390、第1のライン構造物310と第2のライン構造物350との間でこれらの交差領域の各々と重なる第1の選択素子層320、第1の自由層330、及び第1のトンネルバリア層340の積層構造物、並びに第2のライン構造物350と第3のライン構造物390との間でこれらの交差領域の各々と重なる第2の選択素子層236、第2の自由層370、及び第2のトンネルバリア層380の積層構造物を備えることができる。
第1のライン構造物310は、第1の選択素子層320と隣接するので、固定層を備えないことができる。すなわち、金属などのような低抵抗の導電物質を含むことができ、単一膜構造を有することができる。
それに対し、第2のライン構造物350は、少なくとも固定層を備えることにより、第1のトンネルバリア層340及び第1の自由層330とともに第1のMTJ構造物を形成できる。第2のライン構造物350は、前述した実施形態の第1のライン構造物110の上下が反転された構造と実質的に同じ層構造を有することができる。これにより、第2のライン構造物350及びこれを含む第1のMTJ構造物については、下記の図3Bを参照して例示的に説明する。
図3Bは、本発明の一実施形態に係る第1のMTJ構造物を説明するための図である。
図3Bに示すように、第1のMTJ構造物は、第1の自由層330、第1の自由層330上の第1のトンネルバリア層340、及び第1のトンネルバリア層340上の第2のライン構造物350を備えることができる。
第2のライン構造物350は、少なくとも固定層354を備えることができる。さらに、第2のライン構造物350は、界面層352、磁気補正層358、及びスペーサ層356をさらに備えることができる。界面層352は、固定層354とトンネルバリア層340と間に介在されることができる。磁気補正層358は、スペーサ層356を挟んで自由層330と対向する固定層354の下面と反対側に位置する固定層354の上面と対向して配置されることができる。
さらに図3Aに示すように、第3のライン構造物390は、少なくとも固定層を備えることにより、第2のトンネルバリア層380及び第2の自由層370とともに第2のMTJ構造物を形成できる。第3のライン構造物390は、第2のライン構造物350と実質的に同じ層構造を有することができる。
第2のライン構造物350が第1のMTJ構造物の一部を形成し、第3のライン構造物390が第2のMTJ構造物の一部を形成するので、第1及び第2の選択素子層320、360は、各々第1及び第2のMTJ構造物の下に配置されることができる。
以上で説明した半導体装置によれば、前述した実施形態の効果が全部取得され得るし、さらに、半導体装置の高集積化が一層可能でありうる。
本実施形態では、基板300上に3層のライン構造物310、350、390が配置され、その間に2層のメモリセルMC1、MC2が配置される場合を説明したが、本開示がこれに限定されるものではない。基板上に4層以上のライン構造物及び3層以上のメモリセルが配置されることもできる。このような場合、最下部のライン構造物を除き、残りのライン構造物は、互いに同じ層構造を有することができ、少なくとも固定層を備えることができる。最下部のライン構造物は、残りのライン構造物と同じ層構造を有するか、または相違した層構造を有することができる。最下部のライン構造物の比抵抗が残りのライン構造物の比抵抗より小さい場合、最下部のライン構造物の厚みは、残りのライン構造物のそれぞれの厚みより小さいことができる。
一方、前述した実施形態等では、トンネルバリア層が上下部配線の交差領域と重なる島状を有する場合について説明した。特に、トンネルバリア層が自由層とともにパターニングされて、自由層と整列される側壁を有する場合について説明した。しかし、トンネルバリア層は、上下部配線の交差領域別に分離されなくても関係ない。例えば、トンネルバリア層は、上下部配線のうち、いずれか1つとともにパターニングされることにより、上下部配線のうち、いずれか1つと整列される側壁を有するライン状で形成されることもできる。または、例えば、トンネルバリア層は、パターニングされないことにより、メモリセルの全部と重なる平板状を有することもできる。これについては、図4A~図5Cを参照して例示的に説明する。
図4Aは、本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図であり、図4Bは、図4AのA-A’線に沿った断面図であり、図4Cは、図4AのB-B’線に沿った断面図である。
図4A~図4Cに示すように、本実施形態の半導体装置は、基板400、基板400上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第1のライン構造物410、第1のライン構造物410上に配置され、第2の方向に延びながら第1の方向に互いに離間して配列される複数の第2のライン構造物450、第2のライン構造物450上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第3のライン構造物490、第1のライン構造物410と第2のライン構造物450との間でこれらの交差領域の各々と重なる第1の自由層430及び第1の選択素子層440の積層構造物、第2のライン構造物450と第3のライン構造物490との間でこれらの交差領域の各々と重なる第2の自由層470及び第2の選択素子層480の積層構造物、第1の自由層430と第1のライン構造物410と間に介在されながら第1のライン構造物410と重なって第1の方向に延びる第1のトンネルバリア層420、及び第2の自由層470と第2のライン構造物450と間に介在されながら第2のライン構造物450と重なって第2の方向に延びる第2のトンネルバリア層460を備えることができる。
すなわち、第1のトンネルバリア層420は、第1のライン構造物410とともにパターニングされることにより、第1のライン構造物410と整列される側壁を有することができる。第2のトンネルバリア層460は、第2のライン構造物460とともにパターニングされることにより、第2のライン構造物450と整列される側壁を有することができる。
本実施形態による場合、既存の実施形態等に比べて第1及び第2のトンネルバリア層420、460に対するエッチング損傷が減少するので、第1及び第2のMTJ構造物の特性が一層向上することができる。
図5Aは、本発明の他の一実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図であり、図5Bは、図5AのA-A’線に沿った断面図であり、図5Cは、図5AのB-B’線に沿った断面図である。
図5A~図5Cに示すように、本実施形態の半導体装置は、基板500、基板500上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第1のライン構造物510、第1のライン構造物510上に配置され、第2の方向に延びながら第1の方向に互いに離間して配列される複数の第2のライン構造物550、第2のライン構造物550上に配置され、第1の方向に延びながら第2の方向に互いに離間して配列される複数の第3のライン構造物590、第1のライン構造物510と第2のライン構造物550との間でこれらの交差領域の各々と重なる第1の自由層530及び第1の選択素子層540の積層構造物、第2のライン構造物550と第3のライン構造物590との間でこれらの交差領域の各々と重なる第2の自由層570及び第2の選択素子層580の積層構造物、第1の自由層530と第1のライン構造物510と間に介在されながら平板状を有する第1のトンネルバリア層520、並びに第2の自由層570と第2のライン構造物550との間に介在されながら平板状を有する第2のトンネルバリア層560を備えることができる。
すなわち、第1のトンネルバリア層520及び第2のトンネルバリア層560は、パターニングされないことができる。それにより、第1のトンネルバリア層520及び第2のトンネルバリア層560の各々は、第1の自由層530の全部及び第2の自由層570の全部と重なる形状を有することができる。
本実施形態による場合、既存の実施形態等に比べて第1及び第2のトンネルバリア層520、560に対するエッチング損傷が全く発生しないので、第1及び第2のMTJ構造物の特性が一層向上することができる。
以上により、解決しようとする課題のための様々な実施形態等が記載されたが、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術思想の範囲内で様々な変更及び修正がなされ得ることは明らかである。
100 基板
110 第1のライン構造物
120 トンネルバリア層
130 自由層
140 選択素子層
150 第2のライン構造物

Claims (16)

  1. 第1の方向に延び、固定された磁化方向を有する第1の固定層を備える複数の第1のライン構造物と、
    前記第1のライン構造物と離間しながら前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる複数の第2のライン構造物と、
    前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との間で前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物との交差領域と各々重なり、変更可能な磁化方向を有する複数の第1の自由層と、
    前記第1のライン構造物と前記第1の自由層との間に介在される第1のトンネルバリア層と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記第1のトンネルバリア層は、前記第1の自由層と重なって前記第1の自由層と整列される側壁を有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のトンネルバリア層は、前記第1のライン構造物と重なって前記第1のライン構造物と整列される側壁を有する請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のトンネルバリア層は、前記複数の第1の自由層の全部と重なる板状を有する請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第2のライン構造物は、前記第1のライン構造物より小さい比抵抗を有する導電物質を含む請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のライン構造物の厚みは、前記第2のライン構造物の厚みより大きい請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1のライン構造物と前記第2のライン構造物とは、同じ層構造を有する請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第2のライン構造物と離間しながら、前記第1の方向に延びる複数の第3のライン構造物と、
    前記第2のライン構造物と前記第3のライン構造物との間で前記第2のライン構造物と前記第3のライン構造物との交差領域と各々重なり、変更可能な磁化方向を有する複数の第2の自由層と、
    前記第2のライン構造物と前記第2の自由層との間に介在される第2のトンネルバリア層と、
    をさらに備え、
    前記第2のライン構造物は、固定された磁化方向を有する第2の固定層を備える請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記第2のトンネルバリア層は、前記第2の自由層と重なって前記第2の自由層と整列される側壁を有する請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第2のトンネルバリア層は、前記第2のライン構造物と重なって前記第2のライン構造物と整列される側壁を有する請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記第2のトンネルバリア層は、前記複数の第2の自由層の全部と重なる板状を有する請求項8に記載の半導体装置。
  12. 前記第3のライン構造物は、前記第1のライン構造物及び前記第2のライン構造物より小さい比抵抗を有する導電物質を含む請求項8に記載の半導体装置。
  13. 前記第1のライン構造物の厚み及び前記第2のライン構造物の厚みは、前記第3のライン構造物の厚みより大きい請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記第1のライン構造物、前記第2のライン構造物、及び前記第3のライン構造物は、同じ層構造を有する請求項8に記載の半導体装置。
  15. 前記第1のライン構造物は、前記第1の固定層と反対の磁化方向を有する磁気補正層、及び前記第1の固定層と前記磁気補正層との間に介在されるスペーサ層をさらに備える請求項1に記載の半導体装置。
  16. 前記第1のライン構造物は、前記第1の固定層と前記第1のトンネルバリア層との間に介在される界面層をさらに備える請求項1に記載の半導体装置。
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