JP2023091030A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成の簡素化が可能であり、透明な表示板上に多様な表示パターンを表示可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示装置(3f)は、光源(10b)と、光を導光する透明な表示板(20)と表示パターンとを有する表示部と、前記表示板(20)に貼合された屈折光学素子(73)と、を備え、前記光源(10b)から出た光は、前記屈折光学素子(73)を通って前記表示板(20)の前面又は裏面から前記表示板(20)の内部に入射し、前記前面又は前記裏面に沿う方向に導光され、前記表示パターンを介して前記表示板(20)の外部に出射して、前記表示パターンを表示状態にする。【選択図】図37
Description
本開示は、表示装置に関する。
側面から入光した光によって発光する絵、文字又記号などの表示パターンを表示する表示板を積層して設け、且つ積層した表示板を複数配列した表示部を備えた表示装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。積層は複層ともいう。この表示装置は、積層した表示板を複数配列することで、透明の表示部に複数の表示パターンを表示可能にしている。
しかしながら、上記従来の表示装置では、独立した1つの表示板が表示できる表示パターンは1種類のみであるので、表示装置が表示できる表示パターンの多様性が不十分であり、また、表示パターンの数を増やすためには積層した表示板を用いる必要があるので構造が複雑であるという課題がある。
本開示は、構成の簡素化が可能であり、透明な表示板上に多様な表示パターンを表示可能な表示装置を提供することを目的とする。
本開示の表示装置は、光源と、光を導光する透明な表示板と表示パターンとを有する表示部と、前記表示板に貼合された屈折光学素子と、を備え、前記光源から出た光は、前記屈折光学素子を通って前記表示板の前面又は裏面から前記表示板の内部に入射し、前記前面又は前記裏面に沿う方向に導光され、前記表示パターンを介して前記表示板の外部に出射して、前記表示パターンを表示状態にすることを特徴とする。
本開示の表示装置によれば、構成の簡素化が可能であり、透明な表示板上に多様な表示パターンを表示することが可能である。
以下に、実施の形態に係る表示装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、実施の形態を適宜組み合わせること及び実施の形態を適宜変更することが可能である。
図には、XYZ直交座標系の座標軸が示されている。X軸及びY軸は、それぞれ表示装置を視認する際の人間の視野における横方向及び縦方向(あるいは、縦方向及び横方向)の座標軸である。Z軸は、表示板の厚み方向の座標軸である。また、図において、同一又は同様の構成には、同じ符号が付されている。
《実施の形態の概要》
図1は、実施の形態に係る表示装置100の構成を概略的に示す図である。図2は、図1に示される表示装置100の構成を概略的に示す斜視図である。図3は、図1に示される表示装置100の構成を概略的に示す側面図である。
図1は、実施の形態に係る表示装置100の構成を概略的に示す図である。図2は、図1に示される表示装置100の構成を概略的に示す斜視図である。図3は、図1に示される表示装置100の構成を概略的に示す側面図である。
表示装置100は、光源10と、表示部40とを備える。表示部40は、光を導光する透明の表示板20と、表示対象とを備える。表示対象は、例えば、表示板20上に交換可能に設けられた表示パターン30、又は複数の表示パターン(例えば、後述の図6(a)に示される。)である。光源10は、指向性を有する光を発する光源である。表示板20は、矩形の第1の面としての前面(すなわち、おもて面)201と、前面201の反対の面である第2の面としての裏面(すなわち、背面)202と、これらを繋ぐ4つの側面203とを有する板状の部材である。ただし、表示板20の形状は、図示された形状に限定されない。なお、第1の面が裏面であり、第2の面が前面であってもよい。
光源10の動作を制御する制御装置である点灯制御回路90が光源10を点灯させると、光源10から出射した光L0は、表示板20の内部に入射し、導光され、表示パターン30を介して表示板20の外部に出射して、表示パターン30が表示状態になる。図3では、光L0は、表示板20の裏面202に備えられた表示パターン30で散乱して、表示板20の前面201から外部に出射する。ただし、表示板20の前面201と裏面202とは、逆であってもよい。なお、表示状態は、人が表示パターン30を視認することができる視認可能状態である。また、非表示状態は、光源10が点灯していない状態であり、人が表示パターン30を視認することができない又はほとんど視認することができない状態である。非表示状態のときには、表示部40は透明である。
光源10は、例えば、1又は複数の発光素子を含む。複数の発光素子は、例えば、X軸方向に一次元状に配列されていてもよい。発光素子は、例えば、固体光源である。固体光源は、指向性を持つ光源である。固体光源は、例えば、半導体光源である。発光素子は、例えば、発光ダイオ-ド(LED)である。固体光源は、有機エレクトロルミネッセンス光源又はレーザダイオードであってもよい。また、固体光源は、平面上に塗布された蛍光体に励起光を照射することによって発光する構造を有してもよい。光源は、白色の光を発する白色光源、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の光を発するフルカラー光源、及び単色光源のいずれであってもよい。
表示部40は、例えば、単一の表示板20と表示パターン30とを有する。表示板20は、屈折材で満たされている部材である。表示部40は、積層されていてもよいし、正面から見て横方向又は縦方向又はこれらの両方向に複数配列されていてもよい。積層は複層ともいう。表示板20は、透明の部材である。本出願では、「透明」は、光を透過させることができる性質を意味し、略透明を含む。表示板20の材質は、例えば、アクリルなどのプラスチックである。プラスチックとしては、PMMA(polymethyl methacrylate)又はPC(poly carbonate)などを用いることができる。表示板20の材質は、ガラスであってもよい。表示板20の前面201及び裏面202の少なくとも一方には表示パターン30が備えられている。表示パターン30は、単色又は複数色のパターンであってもよい。
光源10は、表示板20の側面203に対向して配置される。ただし、表示板20の内部に光を入射することができる構造(後述の実施の形態3で説明される。)を採用すれば、光源10の位置は図示の位置に限定されない。光源10から出た光は、表示板20の側面203から入射し、表示板20の内部を導光される。
表示板20に表示パターン30を形成する際(例えば、表示板20に装飾を施す際)には、例えば、表示板20の前面201における表示パターン30の形成予定部分(ここでは、右方向矢印マーク)に対応する領域及び表示板20の裏面202における表示パターン30の形成予定部分に対応する領域の少なくとも一方に、インクを塗布することで、表示パターン30を印刷する。インクは、例えば、透明インクである。透明インクは、例えば、光散乱粒子を含む。印刷方法は、例えば、シルクスクリーン印刷である。印刷を表示板20の前面201にする場合には、表示パターン30に汚れ又は損傷が生じやすいので、印刷は、表示板20の裏面202にすることが好ましい。ここで、表示板20の前面201は、表示部40を構成する表示板20の面のうちの、表示部40を観察する人が向き合う面である。
表示パターン30における塗部をドットパターンとして印刷して、非点灯時において背景を透過させることによって、透明性を大きくしている。
表示パターン30における色の濃淡の調整は、ドットの径またはピッチまたはその両方における大きさの設計によって行ってもよい。ただし、解像度を高くするため、できるだけピッチを小さくすることが望ましい。ここで、色を濃くする場合は、単位面積当たりのドットの面積が大きくなるようにすればよい。色を薄くする場合は、単位面積当たりのドットの面積が小さくなるようにすればよい。
図4は、実施の形態に係る表示装置101の表示パターンの他の構成を概略的に示す正面図である。図4では、表示部40aの表示板20の前面201又は裏面202における表示パターン30aの形成予定部分(ここでは、右方向矢印マーク)に対応する領域に透明インクを塗布せず、この領域以外の領域(すなわち、周辺領域)である背景部分に、透明インクを塗布する例が示されている。表示板20の内部を導光した光は、透明インクに含まれる光散乱粒子によって散乱される。散乱光の一部は、表示板20の前面201の境界において全反射条件を満足せず、表示板20の前面201を通して外部に出射される。表示パターン30aは、以上の原理によって表示される。観察者は、光源10が点灯しているときには、表示パターン30aの周辺領域が発光することによって表示パターン30aを視認することができる。光源10が消灯しているときには、表示パターン30aの周辺領域を視認することができず、その結果、表示パターン30aを視認することができない。
透明インクはガラスに対する密着性がないため、表示パターン30aの形成に透明インクの印刷を用いる場合には、表示板20として、例えば、アクリルなどのプラスチックを用いることが好ましい。
また、光源10が、レーザ光源である場合には、表示パターン30aの発光時にスペックルを発生させることができ、表示パターン30aの視認性を一層向上させることができる。
表示板20における表示パターンの装飾方法として、表示板20の裏面202における表示パターン30bの形成予定部分にプリズム加工を施す方法を採用してもよい。図5は、実施の形態に係る表示装置102の表示パターン30bを概略的に示す側面図である。表示板20の内部を導光した光は、裏面202にプリズム加工で形成された傾斜部分(すなわち、プリズム形状の部分)によって反射される。傾斜部分による反射光の一部は、表示板20の前面201(すなわち、空気との境界)において全反射条件を満足せず、表示板20の前面201を通して外部に出射される。表示パターン30bは、このような原理によって表示状態になる。表示パターン30bは、光源10が点灯時には視認でき、光源10が消灯時には視認できない。なお、プリズム加工によって形成される、X軸方向に長尺な凸形状の本数は、図示の数に限定されない。また、加工された表示パターン30bの形状は、プリズム形状に限定されず、表示パターン30bが形成される面と異なる方向を向く面を有する他の構造とすることが可能である。
《実施の形態1》
図6(a)及び(b)は、実施の形態1に係る表示装置1の構成を概略的に示す正面図及び側面図である。表示装置1の表示部40cは、指向性を有する2つの光源10c、10dと、表示板20に備えられており独立に表示制御可能に形成された2つの表示パターン30c、30dとを有している。光源10c、10dと表示パターン30c、30dとは、互いに対応する位置に配置されている。光源10cから出射した光L1は、側面203から表示板20の内部に入射し、導光され、表示パターン30cを介して表示板20の前面201から外部に出射して、表示パターン30cのみを表示状態にする。光源10dから出射した光L2は、表示板20の側面203から内部に入射し、導光され、表示パターン30dを介して表示板20の前面201から外部に出射して、表示パターン30dのみを表示状態にする。
図6(a)及び(b)は、実施の形態1に係る表示装置1の構成を概略的に示す正面図及び側面図である。表示装置1の表示部40cは、指向性を有する2つの光源10c、10dと、表示板20に備えられており独立に表示制御可能に形成された2つの表示パターン30c、30dとを有している。光源10c、10dと表示パターン30c、30dとは、互いに対応する位置に配置されている。光源10cから出射した光L1は、側面203から表示板20の内部に入射し、導光され、表示パターン30cを介して表示板20の前面201から外部に出射して、表示パターン30cのみを表示状態にする。光源10dから出射した光L2は、表示板20の側面203から内部に入射し、導光され、表示パターン30dを介して表示板20の前面201から外部に出射して、表示パターン30dのみを表示状態にする。
言い換えれば、表示装置1には、表示板20の前面201又は裏面202に備えられた複数の表示パターンが備えられており、各表示パターンに対して、少なくとも1つの光源が対応する。複数の表示パターンは、例えば、表示板20において装飾されている領域が、Y軸方向に見た場合に、互いに重なり合っていない。光源10cは、例えば、表示板20における表示パターン30cが備えられている面において、表示板20の内部を導光される領域が、表示パターン30cが備えられている領域のみを含む(つまり、表示パターン30dが装飾されている領域を含まない)ように配置されている。光源10dは、例えば、表示板20における表示パターン30dが装飾されている面において、表示板20の内部を導光される領域が、表示パターン30dが装飾されている領域のみを含む(つまり、表示パターン30cが装飾されている領域を含まない)ように配置されている。
表示板20において表示パターン30cと30dの間隔を小さくするために、光源10c、10dから出た光L1、L2の指向性を高くすることが好ましい。表示パターン30cに対応する光源10cから出る光L1の拡がり角は、隣接する表示パターン30dの領域に進入しない程度に狭く設定されることが好ましい。表示パターン30dに対応する光源10dから出る光L2の拡がり角は、隣接する表示パターン30cの領域に進入しない程度に狭く設定されていることが好ましい。指向性を高くするために、例えば、光源10c、10dとして、指向性の高いレーザ光を発するレーザ光源を用いてもよい。
表示装置1によれば、1つの表示板20を用いて複数の表示パターンを独立に表示することができる。
また、1つの表示板20を用いて複数の表示パターンを表示できるので、表示装置1の構造の簡素化を実現できる。
また、複数の表示パターン30c、30dを印刷によって形成することで、表示板20の変形、加工が不要である。
なお、表示パターンの個数及び光源の個数は3個以上であってもよい。
《実施の形態1の変形例1》
図7(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例1に係る表示装置1aの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図7(a)及び(b)は、光源10c、10dと表示板20との間に光学素子としてのシリンドリカルレンズ50c、50dを備えた例を示す。シリンドリカルレンズ50c、50dは、例えば、内部が屈折材で満たされたレンズである。シリンドリカルレンズ50c、50dは、表示板20の側面203の長辺方向(X軸方向)にのみ曲率を持つ。シリンドリカルレンズ50c、50dは、光源10c、10dから出射された光L1、L2のX軸方向の拡がり角を狭くすることができる。シリンドリカルレンズ50c、50dの代りに、アナモフィック非球面レンズ又は回転対称のレンズを用いることも可能である。
図7(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例1に係る表示装置1aの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図7(a)及び(b)は、光源10c、10dと表示板20との間に光学素子としてのシリンドリカルレンズ50c、50dを備えた例を示す。シリンドリカルレンズ50c、50dは、例えば、内部が屈折材で満たされたレンズである。シリンドリカルレンズ50c、50dは、表示板20の側面203の長辺方向(X軸方向)にのみ曲率を持つ。シリンドリカルレンズ50c、50dは、光源10c、10dから出射された光L1、L2のX軸方向の拡がり角を狭くすることができる。シリンドリカルレンズ50c、50dの代りに、アナモフィック非球面レンズ又は回転対称のレンズを用いることも可能である。
表示装置1aによれば、光L1、L2の指向性を高めることができる。また、光源10c、10dとしてレーザ光源以外の光源を用いることが可能である。上記以外の点について、表示装置1aは、上記表示装置1と同じである。
《実施の形態1の変形例2》
図8(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例2に係る表示装置1bの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図8(a)及び(b)は、光源10e、10fと表示板20との間に備えられた光学素子をアナモフィックレンズ50e、50fを備えた例を示す。アナモフィックレンズ50e、50fは、例えば、内部が屈折材で満たされたレンズである。アナモフィックレンズ50e、50fは、表示板20の側面203の長辺方向(X軸方向)に曲率を持ち、表示板20の側面203の厚み方向(Z軸方向)にも曲率を持つ。アナモフィックレンズ50e、50fは、光源10e、10fから出射された光L1、L2の拡がり角を狭くすることができる。なお、光学素子は、例えば、少なくとも表示板20の側面の長辺方向に広がる光線を集光するものであれば、中空のリフレクタであってもよい。
図8(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例2に係る表示装置1bの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図8(a)及び(b)は、光源10e、10fと表示板20との間に備えられた光学素子をアナモフィックレンズ50e、50fを備えた例を示す。アナモフィックレンズ50e、50fは、例えば、内部が屈折材で満たされたレンズである。アナモフィックレンズ50e、50fは、表示板20の側面203の長辺方向(X軸方向)に曲率を持ち、表示板20の側面203の厚み方向(Z軸方向)にも曲率を持つ。アナモフィックレンズ50e、50fは、光源10e、10fから出射された光L1、L2の拡がり角を狭くすることができる。なお、光学素子は、例えば、少なくとも表示板20の側面の長辺方向に広がる光線を集光するものであれば、中空のリフレクタであってもよい。
表示装置1bによれば、光L1、L2の指向性を高めることができる。また、光源10e、10fとしてレーザ光源以外の光源を用いることが可能である。上記以外の点について、表示装置1bは、上記表示装置1と同じである。
《実施の形態1の変形例3》
図9(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例3に係る表示装置1cの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。表示装置1cは、光源10gを側面203の反対側の側面204に対向させて配置した点が、図6(a)及び(b)に示される表示装置1と異なる。この点以外に関しては、表示装置1cは、図6(a)及び(b)に示される表示装置1と同じである。
図9(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例3に係る表示装置1cの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。表示装置1cは、光源10gを側面203の反対側の側面204に対向させて配置した点が、図6(a)及び(b)に示される表示装置1と異なる。この点以外に関しては、表示装置1cは、図6(a)及び(b)に示される表示装置1と同じである。
表示装置1cによれば、光源10d、10gを表示板20の異なる側面203、204に対向させて配置できるので、光源10d、10gの設置位置の自由度が増す。上記以外の点について、表示装置1cは、上記表示装置1と同じである。
《実施の形態1の変形例4》
図6(a)、(b)から図9(a)、(b)の表示装置では、表示板20の内部を進む光の指向性が高く、その結果、2つの表示パターンの間隔を狭くすることができる例を説明した。実施の形態1の変形例4では、表示板20の内部に光の進行方向を変化させることができる境界面23を、2つの表示パターン30c、30dの間に設けた場合を説明する。
図6(a)、(b)から図9(a)、(b)の表示装置では、表示板20の内部を進む光の指向性が高く、その結果、2つの表示パターンの間隔を狭くすることができる例を説明した。実施の形態1の変形例4では、表示板20の内部に光の進行方向を変化させることができる境界面23を、2つの表示パターン30c、30dの間に設けた場合を説明する。
図10(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例4に係る表示装置1dの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。境界面23は、表示板20と屈折率が異なる材質で形成される。境界面23は、例えば、屈折率の小さい領域である空洞である。間隔の一部において光線の進行方向を変化させるような境界面を設ける手段は、例えば、境界面に反射加工をしてもよい。或いは、境界面に、光学研磨をしてもよい。或いは、境界面に、散乱加工をしてもよい。或いは、境界面に吸収加工をしてもよい。表示板20より屈折率の小さい領域を設け、光は、屈折率の違いによって境界で全反射し、屈折率の小さい領域への光の入射を防ぐ。
表示装置1dによれば、表示パターン30h、30iは、境界面23によって区画されているので、指向性の低い光源10h、10iを用いても、表示パターン30h、30iの表示制御を独立に行うことが可能である。
表示板20において表示パターン30h、30iが装飾されている領域の間の境界面23を空洞で形成した場合には、表示装置1dを軽量化することが可能である。さらに、この場合は、表示装置に対して垂直方向の風に対して、耐風性を向上させることができる。上記以外の点について、表示装置1dは、上記表示装置1と同じである。
《実施の形態1の変形例5》
図11(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例5に係る表示装置1eの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図11(a)及び(b)は、表示板20を境界面23、24によって、グリッド状に4分割した例を示す。発光面の配置上、境界面23、24における屈折率の違いによる全反射が難しい場合は境界面において、反射加工、散乱加工及び吸収加工のいずれかの加工をすることによって光線の進行方向を変化させる。
図11(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例5に係る表示装置1eの構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図11(a)及び(b)は、表示板20を境界面23、24によって、グリッド状に4分割した例を示す。発光面の配置上、境界面23、24における屈折率の違いによる全反射が難しい場合は境界面において、反射加工、散乱加工及び吸収加工のいずれかの加工をすることによって光線の進行方向を変化させる。
表示装置1eによれば、光源10h、10i、10j、10kが、光L1、L2、L3、L4を表示パターン30h、30i、30j、30kにそれぞれ照射する。表示パターン30h、30i、30j、30kは、境界面23、24によって区画されているので、指向性の低い光源を用いても、表示パターン30h、30i、30j、30kの表示制御を独立に行うことが可能である。
表示板20において境界面23、24を空洞で形成した場合には、表示装置1eを軽量化することが可能である。上記以外の点について、表示装置1eは、上記表示装置1と同じである。
《実施の形態1の変形例6》
上記図6(a)、(b)から図11(a)、(b)の説明では、単一の表示板20において複数の表示パターンを独立して表示制御するために、表示パターンの位置が異なる場合を例示した。しかし、表示パターンに対応する発光素子から出て表示板20の内部に入光する光の波長を異ならせることによって、単一の表示板20において複数の表示パターンを独立して表示制御してもよい。
上記図6(a)、(b)から図11(a)、(b)の説明では、単一の表示板20において複数の表示パターンを独立して表示制御するために、表示パターンの位置が異なる場合を例示した。しかし、表示パターンに対応する発光素子から出て表示板20の内部に入光する光の波長を異ならせることによって、単一の表示板20において複数の表示パターンを独立して表示制御してもよい。
図12(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例6に係る表示装置1fの構成を概略的に示す正面図である。図12(a)及び(b)は、単一の表示板20において複数の表示パターン30c、30dを独立して表示制御するために、光源10mは、波長の異なる複数種類の光を出射する。
また、表示パターン30cと30dは、透明インクによって形成される。透明インクは、散乱される光のピーク波長が互いに異なる複数種類の光散乱粒子を含む。つまり、透明インクとして、光の散乱において波長選択性がある光散乱粒子を含むものを使用する。
表示パターン30c(又は30d)に対応する発光素子から出て表示板20に入光する光の波長範囲は、表示板20に白色光を入光したときに同じ表示パターン30c(又は30d)の透明インクによって散乱される波長範囲と、重なりを持っている。
表示パターン30c(又は30d)に対応する発光素子から出て表示板20に入光する光のスペクトルは、対応しない別の表示パターン30d(又は30c)において、白色光を入光したときに透明インクによって散乱されるスペクトルと異なり、且つ重なりを持っていない。つまり、表示パターン30cに対応する発光素子から出て表示板20に入光する光は表示パターン30cで散乱され、表示パターン30dで散乱されず、表示パターン30dに対応する発光素子から出て表示板20に入光する光は表示パターン30dで散乱され、表示パターン30cで散乱されない。
表示パターン30c、30dが2種類の場合、表示パターン30c、30dの一方を前面201に設け、他方を裏面202に設けてもよい。このように、表示パターン30c、30dを表示板20の前面201と裏面202の両方に形成する場合、前面201の表示パターンにおける輝度と裏面202の表示パターンの輝度とが同等となるよう、裏面202の表示パターンに対応する発光素子による出力光を、前面201の表示パターンに対応する発光素子による出力光より大きくしてもよい。
複数の表示パターン30c、30dは、同一面上に重ねて印刷されていてもよい。図13は、表示装置1fを示す部分拡大図を含む正面図である。その際に、図13に部分拡大図として示されるように、表示パターンのサイズに対して十分小さく区画された領域R1、R2が、互い違いになるように、印刷されていてもよい。図14は、各表示パターン30c、30dの装飾例を示す図である。図15は、複数の表示パターンの装飾例を示す図である。図16は、表示装置1fを示す表示装置を示す部分拡大図の他の例を含む正面図である。図16に示されるように、領域R1、R2は、例えば、隣り合う領域が異なる色となるように正方形が格子状に配列されていてもよい。領域R1、R2は、隣り合う領域が異なる色となるように四角形、三角形および円形が格子状に配列されていてもよい。また、複数の表示パターン30c、30dが重なり合う部分において、白色光を入光したときに透明インクによって散乱されるスペクトルは、重なりあった表示パターン30に対応する発光素子から出て表示板20に入光する光のスペクトルの全て又は一部を含んでいてもよい。さらに、光源10mから出た光は、表示板20の側面のうちのいずれの面から入射してもよい。ただし、複数の表示パターンは2種類に限らず、3種類以上の場合であっても良い。3種類以上の場合、十分小さく区画された領域は配列されていてもよい。例えば、3種類の場合、隣り合う領域が異なる色となるように六角形の領域が配列されていてもよい。
表示装置1fによれば、単一の表示板20において複数の表示パターン30c、30dを独立して表示制御することができる。
また、表示装置1fによれば、表示パターンのデザインの多様性を確保しながら構造の簡素化が可能になる。
また、複数の表示パターン30c、30dを印刷によって形成することで、表示板20の変形、加工が不要である。
また、複数の表示パターン30c、30dを同一領域において独立して表示制御することが可能である。
変形例6の場合、例えば、複数の表示パターン30c、30dにおいて、2つの色の濃さが異なることで視認性が低い場合は、ドットの径またはピッチまたはその両方における大きさによって視認性の向上を図ってもよい。ただし、解像度を高くするため、できるだけピッチを小さくすることが望ましい。
《実施の形態1の変形例7》
図17(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例7に係る表示装置1gの構成を概略的に示す正面図である。図17(a)及び(b)は、表示パターン30c、30dに対応する表示板20に入光する光の波長を異ならせるために、光源10nと表示板20の側面203との間に波長選択フィルタ11nを備えた例を示す。この例では、表示パターン30c、30dの色は単色であってもよく、又は、複数の異なる色であってもよい。また、表示パターン30c、30dに対応する発光素子から出て表示板20に入光する光の色は、単色であってもよく、又は、異なる色であってもよい。さらに、複数の表示パターン30c、30dは、表示板20において互いに重なり合っていてもよい。
図17(a)及び(b)は、実施の形態1の変形例7に係る表示装置1gの構成を概略的に示す正面図である。図17(a)及び(b)は、表示パターン30c、30dに対応する表示板20に入光する光の波長を異ならせるために、光源10nと表示板20の側面203との間に波長選択フィルタ11nを備えた例を示す。この例では、表示パターン30c、30dの色は単色であってもよく、又は、複数の異なる色であってもよい。また、表示パターン30c、30dに対応する発光素子から出て表示板20に入光する光の色は、単色であってもよく、又は、異なる色であってもよい。さらに、複数の表示パターン30c、30dは、表示板20において互いに重なり合っていてもよい。
表示装置1gによる効果は、表示装置1fのものと同様である。
《実施の形態1の変形例8》
点灯制御回路90によって光源を点灯制御させることによって、表示パターンが個別に点灯制御され、表示板20に動的な表示が可能になる。例えば、少なくとも1つの表示パターンに対応する光源が電流制御され、発光が点滅又は発光強度に強弱がつくことで強調表示の効果がある。
点灯制御回路90によって光源を点灯制御させることによって、表示パターンが個別に点灯制御され、表示板20に動的な表示が可能になる。例えば、少なくとも1つの表示パターンに対応する光源が電流制御され、発光が点滅又は発光強度に強弱がつくことで強調表示の効果がある。
また、複数台の表示装置を連携して制御すれば、例えば、高速道路の案内表示、又は工事中の道路における誘導表示などに適用可能である。
図18(a)、(b)、(c)及び(d)は、実施の形態1の変形例8に係る表示装置の構成を概略的に示す斜視図である。図18(a)、(b)、(c)及び(d)は、複数台の表示装置を積層し、各表示パターンにおいて一部を重ねて時分割で点灯制御する例を示している。図18(a)、(b)及び(c)は、それぞれ積層された表示装置a、表示装置b、表示装置cを示す。表示装置a、表示装置b及び表示装置cには、それぞれ表示パターンa1、a2及びa3、表示パターンb1、b2及びb3並びに表示パターンc1、c2及びc3が装飾されている。図18(d)は、表示装置a、表示装置b及び表示装置cをz軸方向に重ねたものを示す。ここで、表示パターンa3とb1及び表示パターンb3とc1はXY面において、-Z軸方向から観察した際に同じ位置に重なっている。例えば、表示パターンを矢印とした場合において、一部を重ねて時分割で点灯制御することにより、矢印が断続的な点灯となることなく、連続的(滑らか)に矢印が点灯しているように観察されることが可能となる。前記複数の表示部(表示パターンa1、a2及びa3あるいは表示パターンb1、b2及びb3あるいは表示パターンc1、c2及びc3)のうちの互いに隣接する表示部(表示部Aと表示部Bあるいは表示部Bと表示部C)の表示パターン(表示パターンa3とb1及び表示パターンb3とc1)が互いに接して重なるように配置されていてもよい。なお、表示パターンは-Z軸方向から観察することを想定すると、Z軸方向上で重なっていてもよい。つまり、表示板に対して垂直な方向に表示パターンが重なっていても良い。
表示板20に動的な表示がされることで、表示における表現力が向上し、視認性が向上する。また、発光が点滅又は発光強度に強弱がつくことで、強調表示の効果がある。
《実施の形態2》
上記実施の形態では、表示パターン30は、表示板20に装飾を施す場合について説明した。しかし、表示パターン30を備えたフィルム25を表示板20の前面201又は裏面202に貼合することで、表示部40dを構成してもよい。実施の形態2のフィルム25は、他の実施の形態にも適用可能である。
上記実施の形態では、表示パターン30は、表示板20に装飾を施す場合について説明した。しかし、表示パターン30を備えたフィルム25を表示板20の前面201又は裏面202に貼合することで、表示部40dを構成してもよい。実施の形態2のフィルム25は、他の実施の形態にも適用可能である。
図19(a)及び(b)は、実施の形態2に係る表示装置2の構成を概略的に示す正面図及び側面図である。図19(a)及び(b)は、フィルム25に装飾を施したものを表示板20に貼合する例を示している。
フィルム25は、例えば、アクリルなどのプラスチックからなるプラスチックフィルムである。表示板20の材質は、例えば、アクリルなどのプラスチックの材質である。表示板20の材質は、ガラスであってもよい。フィルム25は、表示板20に対して、例えば、接着剤によって貼合される。フィルム25、接着剤及び表示板20の屈折率を、同程度にすることで、フィルムと接着剤の界面、及び接着剤と表示板20の界面によって全反射が発生しにくい。フィルム25が貼合された表示板20は、X軸方向、Y軸方向、又はこれらの両方向に複数配列されてもよい。また、フィルム25が貼合された表示板20は、Z軸方向に積層されてもよい。また、接着剤として、フィルム25の剥離が可能なものを用いることが好ましい。
また、図6から図17のいずれかに示される表示部の表示パターン30をフィルム25で形成してもよい。
表示装置2によれば、表示パターン30の交換を、フィルム25の貼替によって容易に行うことができる。
また、曲面の表示板20に直接加工を施すことは比較的難しいが、フィルム25を用いる場合には、曲面の表示板20への表示パターン30の形成が容易であり、表示装置2の製造が容易である。
《実施の形態3》
上記実施の形態では、光源から出た光が表示板20の側面203又は204から表示板20の内部に入光する場合を説明した。実施の形態3では、光源から出た光が表示板20の前面201又は裏面202に貼合された入射用光学素子(すなわち、屈折光学素子)である配光制御素子を介して、表示板20の前面201又は裏面202から内部に入光する場合を説明する。実施の形態3の構造は、他の実施の形態に適用可能である。
上記実施の形態では、光源から出た光が表示板20の側面203又は204から表示板20の内部に入光する場合を説明した。実施の形態3では、光源から出た光が表示板20の前面201又は裏面202に貼合された入射用光学素子(すなわち、屈折光学素子)である配光制御素子を介して、表示板20の前面201又は裏面202から内部に入光する場合を説明する。実施の形態3の構造は、他の実施の形態に適用可能である。
実施の形態3に係る表示装置は、配光制御素子を備えた表示板20を、X軸方向、Y軸方向、又はこれらの両方向に複数配列した構造を有してもよい。また、実施の形態3に係る表示装置は、配光制御素子を備えた表示板20をZ軸方向に積層した構造を有してもよい。
図20(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3の構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図21は、表示装置3の配光制御素子60及び表示板20の構造と光線LTC1、LTT1、LTB1とを示す側面図である。図22は、表示装置3の配光制御素子60及び表示板20の構造と光線LBC1、LBT1、LBB1とを示す側面図である。
表示装置3では、表示板20に、配光制御素子60が接着界面60aで貼合されている。光源10から出射した光は、配光制御素子60を介して表示板20の内部に入り、表示板20の内部を-Y軸方向及び±Z軸方向に導光される。
表示板20は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されている。表示板20は、例えば、X軸方向の長さが300mmであり、Y軸方向の長さが600mmである。また、表示板20のZ軸方向の厚みは、例えば、6mmである。なお、表示パターン30は、表示板20の前面201及び裏面202のいずれに形成してもよい。
光源10は、例えば、1mm角の発光ダイオード(LED)を複数有している。LEDは、X軸方向に複数配列されている。また、光源10は、配光制御素子60の光軸AXに対して表示板20側に移動させた位置に配置されている。これにより、光源10の光を、高効率で表示板20の内部を-Y軸方向に導光させることが可能となる。この点については、後に詳述される。
配光制御素子60は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されており、光軸AXが、表示板20の前面201に平行な方向であるY軸方向に対して、例えば、角度β=40度傾いて設置されている。接着界面60aで、表示板20と配光制御素子60との屈折率差を極力なくすようにすることで、界面反射を低減することが可能となる。
図21は、光源10の-Z軸方向の端部から出射する光線の振る舞いを示す。図21は、光源10の-Z軸方向の端部から概ね-Y軸方向に出射した光線LTT1を一点鎖線で、光源10の-Z軸方向の端部から光軸AXに概ね平行に出射した光線LTC1を実線で、光源10の-Z軸方向の端部から概ね+Z軸方向に出射した光線LTB1を破線で示す。
光線LTT1は、光源10の-Z軸方向の端部から概ね-Y軸方向に出射し、入射面T1で屈折し、光学面T1aで全反射して光軸AXと概ね平行な方向に進行する。進行した光線は、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に光線が進行する。なお、光学面T1bを光軸AX側に傾けることにより、光線LTT1の一部の光線が裏面202に到達するようにしてもよい。ただし、裏面202での全反射条件を満たすように、光軸AXに対する光学面T1bの傾き角度を決定する必要がある。光学面T1bを光軸AX側に傾けることにより、接着界面60aのY軸方向の長さを短くすることができる。
光線LTC1は、光源10の-Z軸方向の端部から光軸AXと概ね平行な方向に出射し、凸面60bで屈折し、光軸AXと概ね平行な光線として進行する。進行した光線は、一部が光学面B1bで全反射されて表示板20の裏面202に到達後に全反射して、-Y軸方向に進行する。ほとんどの光線LTC1は、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に光線が進行する。
光線LTB1は、光源10の-Z軸方向の端部から概ね+Z軸方向に出射し、入射面B1で屈折し、光学面B1bで全反射して、光軸AXと約13度の角度を有した平行光となって進行する。進行した光線LTB1の一部は、光学面B1bで全反射した後、表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。ほとんどの光線LTB1は、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に光線が進行する。なお、光学面B1bは、光軸AX側に傾いた形状となっている。これは、光線LTB1が光軸AXに対して約13度傾いて進行しているため、接着界面60aのY軸方向の長さを短くすることを目的として、傾かせても、光線LTB1の進行に影響しないからである。図21及び図22では、光学面B1bは光軸AXに対して13度以上傾いている。例えば、光学面B1bは光軸AXに対して約18度傾いている。
図22は、光源10の+Z軸方向の端部から出射する光線の振る舞いを示す。図22は、光源10の+Z軸方向の端部から概ね-Y軸方向に出射した光線LBT1を一点鎖線で、光源10の+Z軸方向の端部から光軸AXに概ね平行な方向に出射した光線LBC1を実線で、光源10の+Z軸方向の端部から概ね+Z軸方向に出射した光線LBB1を破線で示す。
光線LBT1は、光源10の+Z軸方向の端部から概ね-Y軸方向に出射し、入射面T1で屈折し、光学面T1aで全反射して光軸AXに対して傾いて(すなわち、光軸AXに徐々に近づく方向に)進行する。進行した光線は表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に光線が進行する。
光線LBC1は、光源10の+Z軸方向の端部から光軸AXに概ね平行な方向に出射し、凸面60bで屈折し、集光、拡散し、表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
光線LBB1は、光源10の+Z軸方向の端部から概ね+Z軸方向に出射し、入射面B1で屈折し、光学面B1bで全反射して、光軸AXに対して傾いた光線となって(すなわち、光軸AXに徐々に近づく方向に)進行する。進行した光線LBB1の一部は、表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。ほとんどの光線LBB1は、光学面B1bで全反射した後、表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
このように、光源10の-Z軸方向の端部及び+Z軸方向の端部から出射する光線を加味する必要がある。光学面B1aは、光軸AXに対して光線を傾けることにより、接着界面60aのY軸方向の長さを短くしている。また、光学面B1bは、-Y軸方向の端部から出射した光線が、表示板20の裏面202で全反射条件を満たすように設計する必要がある。ここで、例えば、PMMAの屈折率n1を1.49、空気の屈折率n2を1とし、αを臨界角とした場合の空気界面との全反射条件は、以下の式から計算できる。
sin(α)=1/1.49
この式から、α≒42.15度が得られる。従って、表示板20の裏面202を基準とすると、
90-α=90-42.15≒47.8
となる。つまり、表示板20の裏面202に対して47.8度以下の傾斜角度で光線が裏面202に到達することで、全反射条件が満たされる。
sin(α)=1/1.49
この式から、α≒42.15度が得られる。従って、表示板20の裏面202を基準とすると、
90-α=90-42.15≒47.8
となる。つまり、表示板20の裏面202に対して47.8度以下の傾斜角度で光線が裏面202に到達することで、全反射条件が満たされる。
従って、図21及び図22の例では、配光制御素子60の光軸AXをY軸に対してβ=40度傾けているが、この角度βは変更可能である。
《実施の形態3の変形例1》
図23は、実施の形態3の変形例1に係る表示装置3aの配光制御素子61及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。図23は、β=43度とした場合を示す。β=43度として、配光制御素子61の接着界面61aをY軸方向に短くするため、光学面T2bを光軸AX側に少し傾けている(すなわち、光学面T2bの-Y軸方向の端部を+Y軸方向に移動している)。なお、接着界面61aのY軸方向の長さは、適宜設定することができる。配光制御素子61の入射面である凸面61bで屈折する光線L61bが、光学面T2bで屈折して、-Y軸方向に出射しないようにする必要がある。つまり、凸面61bで屈折する光線が、表示板20の前面201に到達し、裏面202の全反射により、前面201に向かうようにする必要がある。以上から、表示板20と光軸AXのなす角度βは、PMMAで配光制御素子61と表示板20が形成される場合、43度以下が好ましいと考えられる。
図23は、実施の形態3の変形例1に係る表示装置3aの配光制御素子61及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。図23は、β=43度とした場合を示す。β=43度として、配光制御素子61の接着界面61aをY軸方向に短くするため、光学面T2bを光軸AX側に少し傾けている(すなわち、光学面T2bの-Y軸方向の端部を+Y軸方向に移動している)。なお、接着界面61aのY軸方向の長さは、適宜設定することができる。配光制御素子61の入射面である凸面61bで屈折する光線L61bが、光学面T2bで屈折して、-Y軸方向に出射しないようにする必要がある。つまり、凸面61bで屈折する光線が、表示板20の前面201に到達し、裏面202の全反射により、前面201に向かうようにする必要がある。以上から、表示板20と光軸AXのなす角度βは、PMMAで配光制御素子61と表示板20が形成される場合、43度以下が好ましいと考えられる。
また、表示板20がガラスで形成される場合は、接着界面の屈折を考慮する必要がある。なお、配光制御素子61がガラスで形成される場合の各面の特徴に関しては、PMMAで形成される場合と同様である。
《実施の形態3の変形例2》
図24は、実施の形態3の変形例2に係る表示装置3bの配光制御素子62及び表示板20の構造と光線L62bとを示す側面図である。図24は、角度βが40度より小さい場合の例として、β=29度の場合を示している。配光制御素子62は、図21及び図22のものと略同形状であり、光軸AXのY軸に対する角度βと配光制御素子62の高さが図21及び図22のものと異なる。配光制御素子62の入射面である凸面62bで屈折する光線L62bは、表示板20の前面201に到達し、裏面202の全反射により、前面201に向かう。
図24は、実施の形態3の変形例2に係る表示装置3bの配光制御素子62及び表示板20の構造と光線L62bとを示す側面図である。図24は、角度βが40度より小さい場合の例として、β=29度の場合を示している。配光制御素子62は、図21及び図22のものと略同形状であり、光軸AXのY軸に対する角度βと配光制御素子62の高さが図21及び図22のものと異なる。配光制御素子62の入射面である凸面62bで屈折する光線L62bは、表示板20の前面201に到達し、裏面202の全反射により、前面201に向かう。
また、図21及び図22の例では、表示板20の厚みを6mmから5mmに変更とすると、-Y軸方向に高効率で導光することが困難となる。しかし、図24の例では、光学面T1bを光軸AXに対して傾けることにより(すなわち、光学面T1bの+Y軸方向の端部を-Y軸方向に移動することにより)、厚みが5mmであっても高効率に導光することが可能となる。
図25は、表示装置3b2の配光制御素子62及び表示板20の構造と光線L62bTとを示す側面図である。図25に、表示板20の厚みが5mmの場合を示す。光学面T3bは、図24に示される光学面T1bに比べて、光軸AXに対しする傾きが大きい。このため、図25の例では、接着界面60aのY軸方向の長さが短い。
角度βが29度より小さい場合であっても、高効率に表示板20の内部を導光させることは可能であるが、接着界面62aの長さが増すと、表示板20の表示可能領域が狭くなるので、接着界面62aは、Y軸方向に短いことが好ましい。したがって、角度βは、29°以上が好ましい。
《実施の形態3の変形例3》
図26(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3cの構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図27は、表示装置3cの配光制御素子70及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。
図26(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3cの構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図27は、表示装置3cの配光制御素子70及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。
表示板20は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成される。表示板20は、X軸方向に長さが300mmであり、Y軸方向の長さが600mmである。また、Z軸方向の厚みは5mmである。なお、表示パターン30は前面201及び裏面202のいずれに形成されてもよい。光源10は、例えば、1mm角のLEDを複数有し、LEDはX軸方向に複数配列されている。
配光制御素子70は、例えば、PMMAなどの透明のプラスチックで形成されており、表示板20に対して光軸AXが例えば、β=40度傾いて設置されている。接着界面70aで屈折率差をなくすように接着されることで、界面反射を低減することが可能となる。
光源10の中心から概ね-Y軸方向に出射した光線LCT2を一点鎖線で、光源10の中心から概ね+Z軸方向に出射した光線LCB2を破線で示す。
光線LCT2は、光源10から出射後、入射面T2の曲面(例えば、自由曲面)で屈折し、光の拡がりを抑制して、光学面T2aで全反射する。全反射した光線LCT2は、光軸AXに対して概ね平行な光線となって、一部の光線LCT2は、光学面T2bで全反射し、表示板20の裏面202で全反射して、-Y軸方向に進行する。ほとんどの光線LCT2は、光学面T2aで全反射後、裏面202で全反射して、-Y軸方向に進行する。
光学面T2bは、光軸AXと平行であるが、光線LCT2の平行度が低いため、一部が光学面T2bに到達している。
光線LCB2は、光源10から出射後、入射面B2の曲面(例えば、自由曲面)で屈折し、光の拡がりを抑制して、光学面B2aで全反射する。全反射した光線LCB2は、光軸AXに対して約13度の傾きを有して、概ね平行な光線となって、一部の光線LCB2は、光学面B2bで全反射し、表示板20の裏面202で全反射して、-Y軸方向に進行する。ほとんどの光線LCB2は、光学面B2aで全反射後、裏面202で全反射して、-Y軸方向に進行する。光学面B2bは、接着界面70aのY軸方向の長さを短くするため、光軸AXに対して18度傾けている。
図28は、表示装置3cの配光制御素子70及び表示板20の構成を概略的に示す側面図である。図28は、光源10の±Z軸方向の端部から出射する光線の振る舞いを示す。光源10の-Z軸方向の端部から出射した光線LT2を一点鎖線で、光源10の+Z軸方向の端部から出射した光線LB2を破線で示す。いずれの光線も、-Y軸方向に表示板20の内部を導光していることが確認できる。
配光制御素子70は、図21の配光制御素子60と異なり、凸面60bを有していない。配光制御素子70は、入射面T2と入射面B2を介して表示板20に光源10から出射した光線を導光させている。また、入射面T2と入射面B2の境界となる凹部70bは、配光制御素子70の光軸AXより-Z軸方向に偏心している。これにより、入射面T2より入射面B2に入射する光源10から出射する光線を増やすことにより、接着界面70aのY軸方向の長さを短くしている。このような形状にすることにより、配光制御素子70が表示板20の前面201に対してβ=40度傾いている場合に、表示板20の厚みが5mmであっても、光線を-Y軸方向に導光することが可能となる。
《実施の形態3の変形例4》
図29は、実施の形態3の変形例4に係る表示装置3dの配光制御素子71及び表示板20の構成を概略的に示す側面図である。図29は、配光制御素子70の光軸AXの角度βが29度である場合を示す。図29は、光源10の-Z軸方向の端部から出射した光線LT3を一点鎖線で、光源10の+Z軸方向の端部から出射した光線LB3を破線で示す。光源10の中心から出射した光線LC3を実線で示す。いずれの光線も、-Y軸方向に表示板20の内部を導光していることが確認できる。図29の構成の場合、図21及び図22に示される表示装置の場合と同様に、角度βが29度の場合であっても表示板20の内部を-Y軸方向へ高効率で導光可能であることがわかる。
図29は、実施の形態3の変形例4に係る表示装置3dの配光制御素子71及び表示板20の構成を概略的に示す側面図である。図29は、配光制御素子70の光軸AXの角度βが29度である場合を示す。図29は、光源10の-Z軸方向の端部から出射した光線LT3を一点鎖線で、光源10の+Z軸方向の端部から出射した光線LB3を破線で示す。光源10の中心から出射した光線LC3を実線で示す。いずれの光線も、-Y軸方向に表示板20の内部を導光していることが確認できる。図29の構成の場合、図21及び図22に示される表示装置の場合と同様に、角度βが29度の場合であっても表示板20の内部を-Y軸方向へ高効率で導光可能であることがわかる。
なお、図29の構成は、図28の配光制御素子70の入射面B2及び光学面B2aの形状を変更している点で異なる。光源10の中心から+Z軸方向に出射した光線LC3が、光学面B3aを全反射後、光軸AXに対して約14度の角度を有して、-Y軸方向に進行する。
β=29度以下の場合も高効率に表示板20の内部を導光させることは可能であるが、接着界面71aのY軸方向の長さを短くして、表示板20の画像表示領域を広くすることが好ましい。
なお、図21及び図22の例と同様に、表示板20と配光制御素子70の光軸AXの有する角度βが43度の場合であっても、光源10が出射した光線が、表示板20の内部を-Y軸方向に高効率で導光する。
実施の形態3及びその変形例1から4に係る表示装置によれば、表示板20の側面203に対向する位置に光源10を設置することが困難な場合に、表示板20の内部に光を入射することができる。
また、既設の店舗のショーウィンドウなどの透明部材(例えば、ガラス)などに、フィルム25を貼合し、配光制御素子70を貼合し、光源を配置することで、既存の透明部材に表示装置を設置することが可能となる。したがって、既存設備を改装せずに、表示装置を新設することが可能であるという効果が得られる。
なお、透明部材にフィルム25を貼合し光源を配置することで、表示装置を新設する構造は、実施の形態3の他の変形例、及び他の実施の形態にも適用可能である。
《実施の形態3の変形例5(光源1mm角)》
図30(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3eの構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図31、図32、図33は、表示装置3eの配光制御素子72及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。実施の形態3の変形例1から変形例4では、入射面を複数備えた構成で配光制御素子を形成していたが、変形例5では入射面が1つである点が異なる。これにより、変形例1から変形例4と比較して配光制御素子のサイズを小さくすることが可能となる。
図30(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3eの構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図31、図32、図33は、表示装置3eの配光制御素子72及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。実施の形態3の変形例1から変形例4では、入射面を複数備えた構成で配光制御素子を形成していたが、変形例5では入射面が1つである点が異なる。これにより、変形例1から変形例4と比較して配光制御素子のサイズを小さくすることが可能となる。
表示装置3eでは、表示板20に、配光制御素子72が接着界面72aで貼合されている。光源10から出射した光は、配光制御素子72を介して表示板20の内部に入り、表示板20の内部を-Y軸方向及び±Z軸方向に導光される。
表示板20は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されている。表示板20は、例えば、X軸方向の長さが300mmであり、Y軸方向の長さが600mmである。また、表示板20のZ軸方向の厚みは、例えば、5mmである。なお、表示パターン30は、表示板20の前面201及び裏面202のいずれに形成してもよい。
光源10は、例えば、1mm角のLEDを複数有している。LEDは、X軸方向に複数配列されている。また、光源10中心は、配光制御素子72の光軸AX上に配置されている。
配光制御素子72は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されており、光軸AXが、表示板20の前面201に平行な方向であるY軸方向に対して、例えば、角度β=11.5度傾いて設置されている。また、入射面IS72の光軸AXと直交する方向、すなわち、図31において光源10の長さ(図では、1mm)を示す両方向矢印と平行な方向の長さは、例えば2mmである。接着界面72aで、表示板20と配光制御素子72との屈折率差を極力なくすようにすることで、界面反射を低減することが可能となる。
図31は、光源10の-Z軸方向の端部から出射する光線の振る舞いを示す。光源10の-Z軸方向の端部から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LT51a1、光線LT51a1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LT51a2、光線LT51a3、光線LT51a4、光線LT51a5を一点鎖線で示す。光線LT51a5は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。ここで、X軸中心の右回りの回転を+RX回転、Y軸中心の右回りの回転を+RY回転、Z軸中心の右回りの回転を+RZ回転とする。
各光線の振る舞いを説明する。光線LT51a1は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT51a2は、配光制御素子72の上面TS72で2回全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT51a3は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT51a4は、配光制御素子72内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT51a5は、配光制御素子72の下面BS72で全反射後、上面TS72で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
光線LT51a4は、配光制御素子72の下面BS72と表示板20の前面201の接点近傍を通過し直接裏面202に到達している。ここで、下面BS72と前面201の接点から光線LT51a4が裏面202に到達するまでのY軸方向の距離D51の2倍が、接着界面72aのY軸方向の距離D72aより短い場合、光線LT51a4は、配光制御素子72の上面TS72を屈折して外部に出射することとなるため、Y軸方向の距離D51の2倍が、接着界面72aのY軸方向の距離D72aより長いことが光利用効率上、好ましい。
表示板20の前面201と配光制御素子72の下面BS72との成す角度は角度γ=13.5度である。表示板20の前面201と光軸AXとの成す角度βは、11.5度である。したがって、配光制御素子72の下面BS72は、光軸AXに対して+RX回転方向に2度傾いている。なお、角度γが以下の式(1)あるいは式(2)を満足すると、効率よく表示板20内を導光させることが可能となる。接着界面72aの接着層による散乱による漏れ光を鑑みて接着界面72aを狭くする場合は、角度γを小さくすることが好ましい。また、設置の安定性を重視する場合は、接着界面72aを広くするため、角度γを大きくすることが好ましい。
7.5度<γ<14.1度 …(1)
β-4度<γ<β+2.6度 …(2)
7.5度<γ<14.1度 …(1)
β-4度<γ<β+2.6度 …(2)
図31(変形例5)の配光制御素子72の大きさは、例えば、Y軸方向の長さW72が23.9mm、Z軸方向の長さD72が3.3mmである。例えば、図21のY軸方向の長さW60が32.3mm、Z軸方向の長さD60が17.2mm、図23のY軸方向の長さW61が26.4mm、Z軸方向の長さD61が14.8mm、図24のY軸方向の長さW62が34.2mm、Z軸方向の長さD62が11.8mm、図27のY軸方向の長さW70が46.1mm、Z軸方向の長さD70が26.7mm、図29のY軸方向の長さW71が50.1mm、Z軸方向の長さD71が18.9mmである。図31(変形例5)の配光制御素子72のサイズは、変形例1~変形例4の配光制御素子72のサイズより小さくすることが可能であることがわかる。
図32は、光源10の中心から出射する光線の振る舞いを示す。光源10の中心から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LC51b1、光線LC51b1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LC51b2、光線LC51b3、光線LC51b4を実線で示す。光線LC51b4は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。また、光線LC51b3は、光軸AXと平行な角度で出射する。
各光線の振る舞いを説明する。光線LC51b1は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC51b2は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC51b3は、配光制御素子72内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC51b4は、配光制御素子72の下面BS72で全反射後、上面TS72で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
図33は、光源10の+Z軸方向端部から出射する光線の振る舞いを示す。光源10の+Z軸方向端部から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LB51c1、光線LB51c1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LB51c2、光線LB51c3、光線LB51c4を破線で示す。光線LB51c4は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。
各光線の振る舞いを説明する。光線LB51c1は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB51c2は、配光制御素子72の上面TS72で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB51c3は、配光制御素子72内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB51c4は、配光制御素子72の下面BS72で全反射後、上面TS72で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
以上は、表示板20の厚みを5mmとした場合であるが、厚みを4mmとする場合も可能である。その場合は、配光制御素子72の大きさを、例えばY軸方向の長さW72が27.5mm、Z軸方向の長さD72が4.3mmとすれば良い。配光制御素子72のサイズは少し大きくなるが、表示板20の厚みを薄くした場合も光利用効率を高くすることが可能となる。
また、配光制御素子72の上面TS72は、例えば、図32に示すように、+Y軸方向側は入射した光線の角度AI51a(例えば、絶対値35.4度)を光軸AXに対して角度を小さくする方向に角度AO51a(例えば、絶対値12.2度)で全反射する形状となっており、-Y軸方向側は入射した光線の角度AI51b(例えば、絶対値6.3度)を光軸AXに対して角度を大きくする方向に角度AO51b(例えば、絶対値11.1度)で全反射する形状となっている。ここで、表示板20の裏面202に対する全反射条件を満足する入射角度で光線を入射させるように、角度AO51bは、角度AI51bより大きくしてもよい。これにより、光軸AXに対して出射角度が大きい光線は、光軸AXに対して角度を小さくして、表示板20の裏面202で全反射し、光軸AXに対して出射角度が小さい光線は、光軸AXに対して角度を大きくして、表示板20の裏面202で全反射することとなる。つまり、光源10から出射する光を効率よく表示板20の裏面202に対する全反射条件を満足する入射角度で、裏面202に入射させることが可能となる。
また、配光制御素子72の上面TS72の-Y軸方向側を角度AI51bより角度AO51bを大きくする形状とすることにより、上面TS72と表示板20の前面201との接点が+Y軸方向に移動するため、接着界面72aのY軸方向の距離D72aを短くすることが可能となり、光利用効率を向上させることができる。
《実施の形態3の変形例6(光源3mm角)》
以上より、変形例5は配光制御素子72のサイズを小さく、表示板20の厚みを薄くすることが可能であることがわかった。そこで、光源サイズを大きくした場合の配光制御素子73の一例を変形例6で示す。
以上より、変形例5は配光制御素子72のサイズを小さく、表示板20の厚みを薄くすることが可能であることがわかった。そこで、光源サイズを大きくした場合の配光制御素子73の一例を変形例6で示す。
図34(a)及び(b)は、実施の形態3に係る表示装置3fの構成を概略的に示す側面図及び斜視図である。図35、図36、図37は、表示装置3fの配光制御素子73及び表示板20の構造と光線とを示す側面図である。
表示装置3fでは、表示板20に、配光制御素子73が接着界面73aで貼合されている。光源10bから出射した光は、配光制御素子73を介して表示板20の内部に入り、表示板20の内部を-Y軸方向及び±Z軸方向に導光される。
表示板20は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されている。表示板20は、例えば、X軸方向の長さが300mmであり、Y軸方向の長さが600mmである。また、表示板20のZ軸方向の厚みは、例えば、5mmである。なお、表示パターン30は、表示板20の前面201及び裏面202のいずれに形成してもよい。
光源10bは、例えば、3mm角のLEDを複数有している。LEDは、X軸方向に複数配列されている。また、光源10b中心は、配光制御素子73の光軸AX上に配置されている。LEDを3mm角とすることで、1mm角の場合と比較して発光量を多くすることが可能となる。
配光制御素子73は、例えば、PMMAなどの透明なプラスチックで形成されており、光軸AXが、表示板20の前面201に平行な方向であるY軸方向に対して、例えば、角度β=11.5度傾いて設置されている。また、入射面IS73の光軸AXと直交する方向(光源10bの長さと平行な方向)の長さは、例えば4mmである。接着界面73aで、表示板20と配光制御素子73との屈折率差を極力なくすようにすることで、界面反射を低減することが可能となる。
図35は、光源10bの-Z軸方向の端部から出射する光線の振る舞いを示す。光源10bの-Z軸方向の端部から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LT53a1、光線LT53a1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LT53a2、光線LT53a3、光線LT53a4、光線LT53a5を一点鎖線で示す。光線LT53a5は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。ここで、X軸中心の右回りの回転を+RX回転、Y軸中心の右回りの回転を+RY回転、Z軸中心の右回りの回転を+RZ回転とする。
各光線の振る舞いを説明する。光線LT53a1は、配光制御素子73の上面TS73で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT53a2は、配光制御素子73の上面TS73で2回全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT53a3は、配光制御素子73の上面TS73で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT53a4は、配光制御素子73内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LT53a5は、配光制御素子73の下面BS73で全反射後、上面TS73で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
光線LT53a4は、配光制御素子73の下面BS73と表示板20の前面201の接点近傍を通過し直接裏面202に到達している。ここで、下面BS73と前面201の接点から光線LT53a4が裏面202に到達するまでのY軸方向の距離D53の2倍が、接着界面73aのY軸方向の距離D73aより短い場合、光線LT53a4は、配光制御素子73の上面TS73を屈折して外部に出射することとなるため、Y軸方向の距離D53の2倍が、接着界面73aのY軸方向の距離D73aより長いことが光利用効率上、好ましい。
表示板20の前面201と配光制御素子73の下面BS73との成す角度は角度γb=10.9度である。表示板20の前面201と光軸AXとの成す角度βは、11.5度である。したがって、配光制御素子72の下面BS73は、光軸AXに対して-RX回転方向に0.6度傾いている。角度γbを小さくすることにより、接着界面73aのY軸方向の距離D73aを短くし、配光制御素子73の上面TS73を屈折して外部に出射することを抑制している。
図31(変形例6)の配光制御素子73の大きさは、例えば、Y軸方向の長さW73が30.2mm、Z軸方向の長さD73が6.1mmである。例えば、図21のY軸方向の長さW60が32.3mm、Z軸方向の長さD60が17.2mm、図23のY軸方向の長さW61が26.4mm、Z軸方向の長さD61が14.8mm、図24のY軸方向の長さW62が34.2mm、Z軸方向の長さD62が11.8mm、図27のY軸方向の長さW70が46.1mm、Z軸方向の長さD70が26.7mm、図29のY軸方向の長さW71が50.1mm、Z軸方向の長さD71が18.9mmである。変形例1~変形例4と比較して、変形例6の配光制御素子73のZ軸方向の長さを小さくすることが可能であることがわかる。また、Y軸方向の長さは、最も短い図23と比較して約14%長いがZ軸方向の長さが半分以下であることを考えると、光源10bのサイズを3倍にしたにも関わらず、配光制御素子73のサイズを変形例1~変形例4と比較して小さくすることが可能であることがわかる。
図36は、光源10bの中心から出射する光線の振る舞いを示す。光源10bの中心から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LC53b1、光線LC53b1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LC53b2、光線LC53b3、光線LC53b4を実線で示す。光線LC53b4は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。また、光線LC53b3は、光軸AXと平行な角度で出射する。
各光線の振る舞いを説明する。光線LC53b1は、配光制御素子73の上面TS73で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC53b2は、配光制御素子73の上面TS73で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC53b3は、配光制御素子73内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LC53b4は、配光制御素子73の下面BS73で全反射後、上面TS73で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
図37は、光源10bの+Z軸方向端部から出射する光線の振る舞いを示す。光源10bの+Z軸方向端部から光軸AXとX軸で形成される平面に対して-60度の角度で概ね-Y軸方向に出射した光線LB53c1、光線LB53c1より+RX方向の角度で出射した順に、光線LB53c2、光線LB53c3、光線LB53c4を破線で示す。光線LB53c4は、光軸AXとX軸で形成される平面に対して+60度の角度で概ね-Y軸方向に出射する。
各光線の振る舞いを説明する。光線LB53c1は、配光制御素子73の上面TS73で全反射後、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB53c2は、配光制御素子73内を導光し、表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB53c3は、配光制御素子73の下面BS73で全反射後、上面TS73で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射し、-Y軸方向に進行する。光線LB53c4は、配光制御素子73の下面BS73で全反射後、上面TS73で全反射し、さらに表示板20の裏面202で全反射して-Y軸方向に進行する。
また、配光制御素子73の上面TS73は、例えば、図36に示すように、+Y軸方向側は入射した光線の角度AI53a(例えば、絶対値35.4度)を光軸AXに対して角度を小さくする方向に角度AO53a(例えば、絶対値16.2度)で全反射する形状となっており、-Y軸方向側は入射した光線の角度AI53b(例えば、絶対値4.0度)を光軸AXに対して角度を大きくする方向に角度AO53b(例えば、絶対値26.3度)で全反射する形状となっている。ここで、表示板20の裏面202に対する全反射条件を満足する入射角度で光線を入射させるように、角度AO53bは、角度AI53bより大きくしてもよい。これにより、光軸AXに対して出射角度が大きい光線は、光軸AXに対して角度を小さくして、表示板20の裏面202で全反射し、光軸AXに対して出射角度が小さい光線は、光軸AXに対して角度を大きくして、表示板20の裏面202で全反射することとなる。つまり、光源10bから出射する光を効率よく表示板20の裏面202に対する全反射条件を満足する入射角度で、裏面202に入射させることが可能となる。
つまり、屈折光学素子である配光制御素子73は、光が入射したときの配光制御素子73の光軸AXとの角度を入射角、光が出射(ここでは、光が反射して進む場合も含む)したときの光軸AXとの角度を出射角とした場合に、上面TS73のうちの光源10bに近い側の第1の領域に到達する第1の光を、第1の光の入射角である第1の入射角よりも小さい第1の出射角で反射し、上面TS73のうちの第1の領域より光源10bから遠い側の第2の領域に到達する第2の光を、第2の光の入射角である第2の入射角よりも大きい第2の出射角で反射する。この場合、第1の入射角は、第2の入射角より大きく、第1の光および第2の光は、反射によって第1の面(前面又は裏面)に対向する裏面又は前面である第2の面へ導光される。
また、配光制御素子73の上面TS73の-Y軸方向側を、角度AI53bより角度AO53bを大きくする形状とすることにより、上面TS73と表示板20の前面201との接点が+Y軸方向に移動する。このため、接着界面73aのY軸方向の距離D73aを短くすることが可能となり、光利用効率を向上させることができる。
図38(a)、(b)に実施の形態3の変形例6に係る表示装置3fの配光制御素子73及び表示板20の側面図及び斜視図の一例である。配光制御素子73を覆うように遮光カバーSH73が備えられた点で異なる。
光源10bの設置精度又は配光制御素子73の形状誤差等により、配光制御素子73の上面TS73から不要な光が出射する可能性がある。そこで、配光制御素子73を覆うように遮光カバーSH73を備えることにより、不要な光がグレア(まぶしい光)となって観察者の目に入ることを防ぐことが可能となる。
遮光カバーSH73は、+X軸方向に延伸しており、光を遮光するため黒色が好ましいが、遮光できる色であれば他の色であってもよい。また、配光制御素子73は、表示エリア外となるため、観察者から見えないことが好ましく、遮光カバーSH73がある方が望ましい。
また、表示板20の+Z側にも遮光カバーあるいは遮光シートを備えても良い。これにより、配光制御素子73を+Z軸方向側からも観察することができなくなると共に、表示板20の裏面202から出射した不要な光を遮光することも可能となる。なお、変形例5でも遮光カバーを備えることにより同様の効果が得られる。
《実施の形態4》
上記実施の形態では、表示装置の表示部40が、単一の表示板20を有している場合を説明した。ただし、表示部40は、表示板20に加えて視認性を向上させるための略透明の部材である視認性向上部材を備えてもよい。実施の形態4の構造は、他の実施の形態にも適用可能である。
上記実施の形態では、表示装置の表示部40が、単一の表示板20を有している場合を説明した。ただし、表示部40は、表示板20に加えて視認性を向上させるための略透明の部材である視認性向上部材を備えてもよい。実施の形態4の構造は、他の実施の形態にも適用可能である。
図39(a)は、実施の形態4に係る表示装置4の構成の一部を示す斜視図、図39(b)は、実施の形態4に係る表示装置4の構成を概略的に示す斜視図である。視認性向上部材80は、表示パターン30の視認性を損なわないために、表示板20の後ろ側に設置されていることが好ましい。視認性向上部材80は、例えば、通常の透明体と比較して透過率が小さい透明度調整部材であってもよい。
透明度調整部材は、例えば、減光フィルタの加工がされている。或いは、透明度調整部材は、高分子分散型液晶であってもよい。減光フィルタの加工は、透過型又は反射型があるが、減光フィルタは、全面反射による影響が少ないという利点を持つ透過型のものが好ましい。透明度調整部材の透過率は、例えば、60%以下である。
視認性向上部材80は、例えば、その前面、又は、裏面、又は前面と裏面の両方に、拡散加工が施されている拡散板であってもよい。なお、表示板20が積層されている場合に、視認性向上部材80を備えることも可能である。
表示装置4によれば、視認性向上部材80を構成する透明度調整部材に減光フィルタ加工を施すことで、背景の明るさ(輝度)が低下し、表示板20のコントラスト比が向上するので、表示パターン30の視認性が向上する。
また、視認性向上部材80を構成する透明度調整部材を高分子分散型液晶とした場合には、背景のコントラスト比が低下し、表示パターン30の視認性が向上する。
拡散加工を施した透明体からなる視認性向上部材80を用いた場合には、像がぼかされた背景のなかに表示パターン30を点灯させることで、表示パターン30の視認性が向上する。
《実施の形態5》
上記実施の形態では、表示部40が、単一の表示板20を備える例について説明したが、表示部40は、積層された表示板20を備えてもよい。しかし、積層した表示板20を備えた場合には、複数の表示パターン30における周期性を有する装飾によって、モアレが発生することがある。周期性を有する構造は、例えば、印刷におけるドットである。モアレを軽減するために、例えば、積層された表示板20の表示パターン30(例えば、装飾領域)を、観察位置から見て互いにが重ならないように装飾してもよい。また、モアレを軽減するために、複数の表示板20において、装飾における平面的な周期を一致させ、装飾された面同士を重ねてもよい(すなわち、表示パターン同士が接するように重ねてもよい)。実施の形態5の構造は、他の実施の形態にも適用可能である。
上記実施の形態では、表示部40が、単一の表示板20を備える例について説明したが、表示部40は、積層された表示板20を備えてもよい。しかし、積層した表示板20を備えた場合には、複数の表示パターン30における周期性を有する装飾によって、モアレが発生することがある。周期性を有する構造は、例えば、印刷におけるドットである。モアレを軽減するために、例えば、積層された表示板20の表示パターン30(例えば、装飾領域)を、観察位置から見て互いにが重ならないように装飾してもよい。また、モアレを軽減するために、複数の表示板20において、装飾における平面的な周期を一致させ、装飾された面同士を重ねてもよい(すなわち、表示パターン同士が接するように重ねてもよい)。実施の形態5の構造は、他の実施の形態にも適用可能である。
図40は、実施の形態5に係る表示装置5の構成を概略的に示す側面図である。図40は、モアレによる視認性への影響が小さくなるように、表示板20を積層した例を示す。例えば、表示板20の厚み(すなわち、側面203のZ軸方向の短辺の長さ)が4mm以下の場合、図40に示されるように、2枚の表示パターン30の装飾面を重ね合わせ、もう一枚を装飾面が内側になるように更に重ねた3層までであればモアレによる視認性への影響が小さい。これは、平面的な周期を一致させることにより、重ね合った2枚の装飾面(すなわち、互いに接触した2つの表示パターン)は、空間的な周期ずれが発生しないため、モアレが確認されなくなる。また、3枚目の表示パターン30(すなわち、図40における一番上の表示パターン30)は、他の表示パターンから4mm離れた位置に備えられるため、空間的な周期ずれが多少発生するが、視認性に与える影響は小さい。
表示装置5によれば、積層された表示板20と複数の表示パターン30とを備えているので、多様な表示パターンを表示できる。
また、2枚の表示パターン30の装飾面を重ね合わせているので、モアレによる視認性への影響を抑制できる。
《実施の形態6》
上記実施の形態では、表示装置が主に光源及び表示部から構成される例を説明した。実施の形態6では、表示装置は、光源10及び表示部40の他に、表示部40の後ろに配置されたセンサ部を備えている。
上記実施の形態では、表示装置が主に光源及び表示部から構成される例を説明した。実施の形態6では、表示装置は、光源10及び表示部40の他に、表示部40の後ろに配置されたセンサ部を備えている。
図41は、実施の形態6に係る表示装置の構成を概略的に示す図である。図41に示される表示装置は、光源10及び表示部40に加えて、表示部40の表示板20に近い位置に対象物(例えば、指606)があることを検出するセンサ部を備えている。実施の形態6に係る表示装置は、機器又は設備を操作するための操作装置である非接触式の操作盤に適用可能である。
実施の形態6に係る表示装置のセンサ部は、例えば、光(センサ光)を発するセンサ光源602と、光を検出する受光素子を有する受光部603と、予め決められた波長帯の光を通過させるバンドパスフィルター601とを備える。表示部40を構成する表示板20は、センサ光源602から出射された光を透過する材質で構成される。
センサ光源602は、例えば、半導体レーザである。センサ光源602から出射される光は、可視光でなく、例えば、近赤外線(例えば、波長850nm)である。センサ光源602直後には、レンズなどの光学素子を備えていてもよい。
受光部603は、表示部40の方向から来た光を受光する。受光部603は、例えば、フォトダイオード、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal Oxiside Semiconductor)イメージセンサなどである。受光部603直前には、レンズなどの光学素子を備えていてもよい。
バンドパスフィルター601は、センサ光源602の波長帯の光を選択的に透過させる。バンドパスフィルター601は、例えば、センサ光源602のピーク波長を中心として半値全幅50nm以内の光を通過させる仕様であってもよい。
図41の表示装置では、センサ光源602から出射され、バンドパスフィルター601を透過し、表示板20を裏面から前面に向けて透過し、対象物である指606で反射し、表示板20を前面から裏面に向けて透過し、バンドパスフィルター601を透過した光は、受光部603に入射する。
図42は、実施の形態6の変形例1に係る表示装置の構成を概略的に示す図である。図42に示される表示装置は、センサ光源602と、受光部603と、バンドパスフィルター601と、ビームスプリッター604とを備えている。ビームスプリッター604を備えることによって、センサ光源602の光軸と受光部603の光軸とを一致させることができる。
図42の表示装置では、センサ光源602から出射され、ビームスプリッター604及びバンドパスフィルター601を透過し、表示板20を裏面から前面に向けて透過し、対象物である指606で反射し、表示板20を前面から裏面に向けて透過し、バンドパスフィルター601を透過し、ビームスプリッター604で反射した光は、受光部603に入射する。
図43は、実施の形態6の変形例2に係る表示装置の構成を概略的に示す図である。図43に示される表示装置は、センサ光源602と、受光部603と、バンドパスフィルター601aと、ダイクロイックミラー605とを備えている。ダイクロイックミラー605は、例えば、可視光の波長帯(例えば、380nm~780nm)の光を透過し、センサ光源602の波長帯の光を反射させる。表示部40で表示させる色味或いは表示部40及びセンサ光源602の使用波長の組み合わせによっては、ダイクロイックミラー605により光を偏向させることにより、観察者(指606の位置)から見てセンサ光源602及び受光部603といった光学部品を視認しにくくできる。さらに、表示部40及びダイクロイックミラー605が透明であれば、シースルー構造とすることができ、背後にある物体(他の表示部及び案内板など)を視認可能にできる。
図43の表示装置では、センサ光源602から出射され、バンドパスフィルター601aを透過し、ダイクロイックミラー605で反射し、表示板20を裏面から前面に向けて透過し、対象物である指606で反射し、表示板20を前面から裏面に向けて透過し、ダイクロイックミラー605で反射し、バンドパスフィルター601aを透過した光は、受光部603に入射する。
図41から図43のいずれかの表示装置の表示板20に、指606を近づけると、センサ光源602から出射された光は、指606で反射し、反射光は、受光部603によって受光される。制御部610は、受光部603における検出光の強度の変化に基づいて、指606による入力操作の有無を判断することができる。制御部610は、ToF(Time of Flight)によって、指606による入力操作の有無を判断してもよい。制御部610は、入力の判断に基づいて、表示パターン30の点灯制御及び切替制御を行ってもよい。制御部610は、処理回路で構成される。処理回路は、メモリに記憶されたソフトウェアとしてのプログラムを実行するプロセッサで構成されてもよい。
表示板20における表示パターン30の色は、バンドパスフィルター601、601aの色に対して、明度のコントラスト比が十分に大きい色であることが望ましい。例えば、センサ光源602から出射される光が近赤外光である場合、バンドパスフィルター601、601aの色は黒色である。これに対して、表示パターン30の色は、例えば、白色等の明度の高い色である。
図41から図43のいずれかの表示装置は、情報を表示するための構成と、指606などの物体を非接触で検出するセンサ部とを統合する構造を採用しているので、省スペース化が見込まれる。
また、図41から図43のいずれかの表示装置により、センサ部の構成を外部から観察できないようにすることができるので、デザイン性を向上させることが可能になる。
なお、図41から図43のいずれかの表示装置のセンサ部の構成は、上記いずれの実施の形態にも適用可能である。
1、1a~1g、2、3、3a~3c、3b2、4、5 表示装置、 10、10c、10d、10e、10f、10h、10i、10m、10n 光源、 20 表示板、 30、30c、30d、30h、30i、30j、30k 表示パターン、 40、40c、40d 表示部、 201 前面、 202 裏面、 203、204 側面、 L0~L4、L6、L7 光。
Claims (5)
- 光源と、
光を導光する透明な表示板と表示パターンとを有する表示部と、
前記表示板に貼合された屈折光学素子と、
を備え、
前記光源から出た光は、前記屈折光学素子を通って前記表示板の前面又は裏面から前記表示板の内部に入射し、前記前面又は前記裏面に沿う方向に導光され、
前記表示パターンを介して前記表示板の外部に出射して、前記表示パターンを表示状態にする
ことを特徴とする表示装置。 - 前記屈折光学素子は、前記光源から出た光が入射する入射面、上面、前記上面の逆側の面である下面、及び前記上面の逆側の面である界面を有し、
前記界面が前記表示板の前記前面又は前記裏面である第1の面となり、
前記上面が自由曲面である
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記屈折光学素子は、前記光源の前記上面側の端部から出射した光の内、前記界面の前記光源側の接点を通過し前記第1の面に対向する前記裏面又は前記前面である第2の面に向かう光において、
前記光源側の前記接点から前記界面を通過して最初に到達する前記表示板の前記第2の面の位置までの前記第2の面と平行な方向である第1の方向の距離の2倍が、前記界面の前記第1の方向の長さより長い
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記屈折光学素子は、前記光源から出た光が入射する入射面、上面、前記上面の逆側の面である下面、及び前記上面の逆側の面である界面を有し、
前記界面が前記表示板の前記前面又は前記裏面である第1の面となり、
光が入射したときの前記屈折光学素子の光軸との角度を入射角、光が出射したときの前記屈折光学素子の光軸との角度を出射角とした場合に、
前記上面のうちの前記光源に近い側の第1の領域に到達する第1の光を、前記第1の光の入射角である第1の入射角よりも小さい第1の出射角で反射し、
前記上面のうちの前記第1の領域より前記光源から遠い側の第2の領域に到達する第2の光を、前記第2の光の入射角である第2の入射角よりも大きい第2の出射角で反射し、
前記第1の入射角は、前記第2の入射角より大きく、
前記第1の光および前記第2の光は、前記反射によって前記第1の面に対向する前記裏面又は前記前面である第2の面へ導光される
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記屈折光学素子を覆うように遮光カバーが備えられたことを特徴とする
請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
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