JP2001005416A - エッジライト式自発光表札ユニット - Google Patents

エッジライト式自発光表札ユニット

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JP2001005416A
JP2001005416A JP32855499A JP32855499A JP2001005416A JP 2001005416 A JP2001005416 A JP 2001005416A JP 32855499 A JP32855499 A JP 32855499A JP 32855499 A JP32855499 A JP 32855499A JP 2001005416 A JP2001005416 A JP 2001005416A
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JP
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light
panel body
edge light
edge
light panel
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Application number
JP32855499A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Ueda
滋之 上田
Kunihiko Higashiya
邦彦 東谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光むらの発生を抑制し、夜間における表札文
字の視認性、外観性および美観性を向上させることので
きる、新しいエッジライト式自発光表札ユニットを提供
する。 【解決手段】 エッジライトパネル体(1)と、エッジ
ライトパネル体(1)の端面を照射する点光源(2)と
を備え、点光源(2)からの光がエッジライトパネル体
(1)の端面から内部へ入射されてエッジライトパネル
体(1)が面発光するエッジライト式自発光表札ユニッ
トにおいて、エッジライトパネル体(1)の裏面部は、
エッジライトパネル体(1)の面発光が略均一となるよ
うに、エッジライトパネル体(1)の内部における光源
光の明るさに応じて反射量を調整した反射加工が施され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、エッジラ
イト式自発光表札ユニットに関するものである。さらに
詳しくは、この発明は、光むらの発生を抑制し、夜間に
おける表札文字の視認性、外観性および美観性を向上さ
せることのできる、新しいエッジライト式自発光表札ユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、戸建住宅、集合住宅等の建物
の門まわり、玄関まわりなどには表札が掛けられてお
り、この表札としては、夜間における表札文字の視認性
を高めるために光源を内臓した自発光表札ユニットがし
ばしば用いられている。たとえば図14(a)(b)
は、この自発光表札ユニットの一例を示したものであ
る。図14(a)(b)に例示した自発光表札ユニット
は、透光性を有する透明のエッジライトパネル体
(ア)、およびエッジライトパネル体(ア)の直上に備
えられた光源(イ)を有し、光源(イ)からの光がエッ
ジライトパネル体(ア)の上端面から内部に入射して、
エッジライトパネル体(ア)の表裏面を境界面として反
射および屈折しながら表面側より取り出され、エッジラ
イトパネル体(ア)自体が面発光するようになってい
る。これにより、たとえばエッジライトパネル体(ア)
の裏面に設けられたシール状の表札文字(ウ)が浮かび
上がって視認性が向上される。このように光源(イ)か
らの光によりエッジライトパネル体(ア)自体が面発光
するようになっている自発光表札ユニットをエッジライ
ト式自発光表札ユニットと呼ぶこととする。
【0003】図14(a)の従来例では、このエッジラ
イト式自発光表札ユニットは、取付基体(エ)を介して
壁面(オ)等に取りつけられるようになっている。ま
た、光源(イ)はエッジライトパネル体(ア)の直上だ
けでなく、その側方や下方に設けられていてもよく、こ
の場合では光源(イ)からの光はエッジライトパネル体
(ア)の左右側端面や下端面に照射されて内部に入射す
る。
【0004】ところで、このエッジライト式自発光表札
ユニットでは、エッジライトパネル体(ア)の面発光を
表札文字(ウ)の視認性を十分に高めることができる程
度のものとするために、光源(イ)として高い光量を発
生できるものが必要となる。しかしながら、このような
光源(イ)は一般に消費電力が大きく、また低い消費電
力で高い光量を得ることのできる蛍光灯では、それ自体
が大きく、その点灯回路なども大きくなるために表札ユ
ニット全体が大型化してしまうなどといった問題があっ
た。
【0005】そこで、光源(イ)として低電力,且つ、
小型なLEDや豆電球などの点光源を用い、且つ、その
光量を補うためにエッジライトパネル体(ア)の裏面側
に反射体を設けたエッジライト式自発光表札ユニットが
すでに考えられており、エッジライトパネル体(ア)の
端面から内部に入射した点光源からの光が反射体により
反射されることにより、点光源の点発光がエッジライト
パネル体(ア)における面発光となり、光量が向上され
て、視認性を確保しつつ、小型化および低電力化を図っ
ている。反射体としては、たとえば樹脂製の平板状体ま
たはシート状体などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た通りの点光源および反射体を用いた従来のエッジライ
トパネル式自発光表札ユニットでは、実用上十分に満足
できる反射効果が得られていないといった問題があっ
た。それというのも、点光源からの光は、蛍光灯等に比
べると光量が乏しく、且つ、点発光であるのでエッジラ
イトパネル体(ア)の内部において一様に照射されてい
るわけではなく、これに対し、従来の反射体による反射
効率はエッジライドパネル体(ア)の裏面全体に対して
一様なものとなっている。このため、光量が多い部分で
は反射効果が顕著に現れるものの、点光源から離れて光
量が少なくなっている部分では反射効果は弱くなり、反
射が強い部分と弱い部分が発生し、エッジライトパネル
体(ア)における面発光に光むらが生じてしまう。
【0007】このような光むらは表札文字(ウ)の視認
性を損ね、発光時の表札ユニット自体の外観性、美観性
をも損ねてしまう可能性がある。この出願の発明は、以
上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来技術
の問題点を解消し、光むらの発生を抑制し、夜間におけ
る表札文字の視認性、外観性および美観性を向上させる
ことのできる、新しいエッジライト式自発光表札ユニッ
トを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、エッジライトパネル体
と、エッジライトパネル体の端面を照射する点光源とを
備え、点光源からの光がエッジライトパネル体の端面か
ら内部へ入射されてエッジライトパネル体が面発光する
エッジライト式自発光表札ユニットにおいて、エッジラ
イトパネル体の裏面部は、エッジライトパネル体の面発
光が略均一となるように、エッジライトパネル体の内部
における光源光の明るさに応じて反射量を調整した反射
加工が施されていることを特徴とするエッジライト式自
発光表札ユニットを提供する。
【0009】このような反射加工がエッジライトパネル
体の裏面部に施されていることにより、エッジライトパ
ネル体の面発光の均一性が確保されて光むらが生じなく
なり、夜間における表札文字の視認性を向上させ、且
つ、発光時の外観性、美観性をも高めることができる。
このようなエッジライトパネル体の裏面部に施される反
射加工としては、たとえばシルク印刷などにより施すこ
とのできるシボ状加工またはドット状加工があり、たと
えば、エッジライトパネル体の面発光が略均一となるよ
うに、エッジライトパネル体の内部における光量の少な
い部分に対して密にシボ状加工またはドット状加工が施
されていることで、光量の少ない部分は反射量を多く得
ることができ、上記効果を確実に実現することができ
る。
【0010】また、エッジライトパネル体の裏面部の全
面もしくは略全面にわたってシボ状加工またはドット状
加工が施されていてもよく、この場合では、エッジライ
トパネル体の面発光が略均一となるように、エッジライ
トパネル体の内部における光量に応じて疎密に、たとえ
ば光量が少ない部分に対しては密に、光量が多い部分に
対しては疎にシボ状加工またはドット状加工が施されて
いてもよく、効率のよい反射効果を実現し、エッジライ
トパネル体の面発光の光むらを抑制することができる。
【0011】さらにまた、この出願の発明では、上記の
表札ユニットにおいて、エッジライトパネル体の裏面部
に反射体が備えられていることや、エッジライトパネル
体の左側端面部、右側端面部、上端面部、下端面部の少
なくとも一つに反射体が設けられていることや、エッジ
ライトパネル体の左側端面部、右側端面部、上端面部、
下端面部の少なくとも一つに、たとえばシルク印刷等に
より、シボ状加工またはドット状加工が施されているこ
となどもその態様として提供する。これによって、エッ
ジライトパネル体内部の光源光がエッジライトパネル体
の前面以外の面から離散することを防ぐとともに、各面
における乱反射を促し、光量の無駄な低下を抑制するこ
とができる。
【0012】さらにまた、この出願の発明では、上記の
表札ユニットにおいて、エッジライトパネル体の面発光
の様々な発光色彩や発光模様などのバリエーション展開
を実現すべく、エッジライトパネル体の色、点光源の
色、反射体の色、およびシボ状加工のシボ色またはドッ
ト状加工のドット色の少なくとも一つが調整されて、あ
るいは、シボ状加工のシボ状態またはドット状加工のド
ット状態が調整されて、さらにあるいは、エッジライト
パネル体の色、点光源の色、反射体の色、およびシボ状
加工のシボ色またはドット状加工のドット色のうちの少
なくとも一つと、シボ状加工のシボ状態またはドット状
加工のドット状態とが調整されて、エッジライトパネル
体の面発光が調光されていることもその態様として提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるエッジラ
イト式自発光表札体の要部構成を例示したものである。
この図1に例示したエッジライト式自発光表札体は、透
光性を有する透明なエッジライトパネル体(1)と、エ
ッジライトパネル体(1)の上端面部を照射する点光源
(2)と、エッジライトパネル体(1)の裏面側に設け
られ、エッジライトパネル体(1)の上端面部から内部
へ入射した光源光を反射する反射体(3)とを備えてお
り、エッジライトパネル体(1)の裏面部は、エッジラ
イトパネル体(1)における面発光が略均一となるよう
に、エッジライトパネル体(1)の内部における光源光
の明るさに応じた反射量が得られる反射加工が施されて
いる。
【0015】この場合さらに説明すると、図1に示した
例では、エッジライトパネル体(1)の上端面部の左右
角部に点光源用凹部(6)が設けられており、この点光
源用凹部(6)に、基板(21)(すなわち回路基板ま
たは配線基板)と一体化されているLEDや豆電球等の
点光源(2)が配設される。ここで、二つの点光源
(2)からの光が、エッジライトパネル体(1)の内部
においてたとえば図2(a)に例示したような明るさ分
布となっている場合、すなわち点光源(2)に近い部分
は光量が多く、明るさが強くなり、点光源(2)から遠
い部分は光量が少なく、明るさが弱くなっている場合で
は、エッジライトパネル体(1)の裏面部は、エッジラ
イトパネル体(1)の面発光が略均一となるように、図
2(a)の明るさ分布に対応させて、たとえば図2
(b)に例示したように光量の多い部分に対しては疎に
シボ状加工またはドット状加工が施され、光量の少ない
部分に対しては密にシボ状加工またはドット状加工が施
されている。
【0016】また、エッジライトパネル体(1)の裏面
部に対する反射加工は、全体としてエッジライトパネル
体(1)の面発光が略均一となることを目的としている
ので、光量の少ない部分に対してのみ密にシボ状加工ま
たはドット状加工が施されて、その部分の反射効果を高
め、面発光の均一性を確保したり、あるいは、光量の多
い部分および少ない部分以外の部分に対してもその光量
に応じて反射量を調整したシボ状加工またはドット状加
工が施されていてもよい。
【0017】以上のような反射加工により、エッジライ
トパネル体(1)による面発光の光むらが抑制され、エ
ッジライトパネル体(1)に設けられた表札文字(5)
の視認性が向上され、且つ、発光時の外観性、美観性を
も高めることができる。なお、シボ状加工やドット状加
工は、たとえばシルク印刷を光量に応じて疎密度を調整
したシボ状やドット状に施すことにより実現される。
【0018】また、図1の例では、エッジライトパネル
体(1)の左右側端面部および上下端面部に、各面部の
形状にあわせた形状を有する反射体(4)が設けられて
おり、これら各反射体(4)によって、左右側端面部お
よび上下端面部からの光漏れが防がれて光量の低下が抑
制されるとともに、図3に例示したように各面において
光源光が乱反射するので、エッジライトパネル体(1)
の面発光がより効果的なものとなっている。上述した反
射体(3)および反射体(4)は、たとえば樹脂製の平
板状またはシート状のものとすることができ、エッジラ
イトパネル体(1)の各面に密着されていることが望ま
しい。
【0019】この発明では、これらの反射体(4)の代
わりに、たとえば図4に例示したように左右側端面部お
よび上下端面部それぞれにシルク印刷等によってシボ状
加工またはドット状加工が施されていてもよく、これに
よって反射体(4)と同様な光源光の漏れ防止および乱
反射の効果が得られる。たとえば、エッジライトパネル
体(1)が筐体の中に設けられているのではなく、前記
の図12に例示したようにその各面が露出した状態で用
いられる場合などでは、外に露出した反射体(4)が破
損したりする可能性があるため、このようなシボ状加工
またはドット状加工の態様が好ましい。なお、各面はシ
ボ状加工またはドット状加工が施されてたとえば白濁化
する。
【0020】図4に示した例では、エッジライトパネル
体(1)の上端面部に設けられた各点光源用凹部(6)
の水平面部(61)にもシボ状加工またはドット状加工
が施されており、これら点光源用凹部(6)に位置する
点光源による光は、点光源用凹部(6)のシボ状加工ま
たはドット状加工が施されていない垂直面部(62)か
らエッジライトパネル体(1)内部に入光するようにな
っている。
【0021】図5は、この発明のエッジライト式自発光
表札ユニットの別の一実施例を示したものである。この
図5に示した実施例では、上述したような反射加工が裏
面部に施されているエッジライトパネル体(1)と、エ
ッジライトパネル体(1)の上端面部に設けられた点光
源用凹部(6)に配置される点光源(2)およびその基
板(21)と、エッジライトパネル体(1)の裏面部の
反射体(3)と、エッジライトパネル体(1)の左右側
端面部および上下端面部の反射体(4)とが組み合わさ
れたものは、たとえば図6にも例示したように、ケース
体(7)内に取り付けられる。ケース体(7)の前面部
には、透明アクリルカバー体(9)が、エッジライトパ
ネル体(1)の前方に位置するように枠パッキン部材
(8)を介してネジ(10)により取りつけられる。エ
ッジライトパネル体(1)は、この透明アクリルカバー
体(9)とケース体(7)の取付用突起部(71)(図
6参照)とにより挟持固定される(もちろんエッジライ
トパネル体(1)のケース体(7)への固定は、このよ
うな挟持固定に限定されるものでないことは言うまでも
ない)。そして、たとえば図7にも例示したように、枠
カバー体(11)が取り付けられ、表札ユニットとな
る。
【0022】表札文字(5)は、透明アクリルカバー体
(9)に設けられており、裏面部に施された反射加工に
より光むらが抑制されたエッジライトパネル体(1)の
面発光によって、視認性よく、透明アクリルカバー体
(9)とともに照明される。また、面発光の均一性をさ
らに向上させるために、エッジライトパネル体(1)の
前面側には拡散体(12)が設けられていてもよい。エ
ッジライトパネル体(1)にシボ状加工またはドット状
加工が施されているとそのシボ状またはドット状のパタ
ーンが発光時に浮かび上がってしまうことも考えられる
ため、すりガラスのような光を拡散させることのできる
平板状またはシート状の拡散体(12)をエッジライト
パネル体(1)の前面側に設けておくことで(拡散体
(12)の裏側にエッジライトパネル体(1)を配置さ
せると言い換えることもできる)、シボ状またはドット
状のパターンをぼかしてさらに均一な面発光を実現する
ことができる。
【0023】枠カバー体(11)としては、表札ユニッ
ト自体の外観性や表札ユニットが取りつけられる門まわ
りや玄関まわり全体としての外観性等を考慮して、たと
えば図8(a)(b)(c)に例示したような意匠性に
富む様々な形状を有するものを用いることができ、その
材質も、たとえばアルミ鋳造プレート、ステンレスプレ
ート、樹脂またはアルミダイカストなど様々なものとす
ることができる。また、この枠カバー体(11)の形状
によって、門まわりや玄関まわりの壁面への取付形態を
露出タイプと埋込タイプ(ポスト等のエクステリア部材
への組込みを含む)とに変更できる。
【0024】上述したエッジライトパネル体(1)の面
発光の光源となる点光源(2)の点灯・消灯切換えは、
明るさセンサや人体検知センサなどのセンサ手段(1
3)(図5参照)によって自動制御されていてもよい。
ケース体(7)にはその端子台(14)(図5参照)も
内臓されている。図9は、センサ手段(13)がケース
体(7)の横に位置するように設けられた場合の一例を
示しており、枠カバー体(11)にはこのセンサ手段
(13)用の窓部(17)が設けられている。また、図
10に例示したように、センサ手段(13)は、基板
(21)に一体として取り付けられていてもよく、点光
源(2)および基板(21)とともにケース体(7)に
内臓されるようになっていてもよい。
【0025】図11は、この発明のエッジライト式自発
光表札ユニットの別の一実施例を示したものであり、こ
の図11に示した実施例では、上述した図5の例におい
てエッジライトパネル体(1)の裏面部に設けられてい
た反射体(3)が用いられていない。この場合では、点
光源(2)の絶縁手段として、絶縁板(15)が、その
ブロックケース体(16)とともに、点光源(2)の基
板(21)の裏側に備えられている。図5の実施例で
は、図6にも例示したように、反射体(3)が点光源
(2)の絶縁手段としての役割をも果たしている。
【0026】図12(a)(b)は、この発明のエッジ
ライト式自発光表札ユニットのさらに別の一実施例を示
した要部分解斜視図およびその組立後の要部側面図であ
る。この図12(a)(b)の実施例では、反射体
(3)および反射体(4)が互いに一体化されている、
つまり反射体(3)の左右側端部および上下端部それぞ
れに反射体(4)が一体に備えられている。この一体化
反射体は、まず、反射体(3)の上端部の反射体(4)
をエッジライトパネル体(1)の上端部分に引っ掛けた
後、左右側端部および下端部の反射体(4)各々をエッ
ジライトパネル体(1)の左右側端面部および下端面部
の方へ折り曲げるようにして、エッジライトパネル体
(1)に取り付けられる。
【0027】ところで、以上のようなエッジライト式自
発光表札ユニットでは、エッジライトパネル体(1)自
体の色はほぼ無色透明あるいは半透明、点光源(2)の
色は白、反射体(3)(4)の色は白、およびシボ状加
工のシボ色またはドット状加工のドット色は無色あるい
は白であるのが通常の実施態様であり、この通常態様で
はエッジライトパネル体(1)の面発光は白色発光とな
る。しかしながら、表札ユニットが備えられる門まわり
や玄関まわりには様々な外観態様があり、門まわりや玄
関まわりの外観、より具体的にはたとえば門扉・門塀や
玄関扉・玄関塀などの外観、により適したエッジライト
パネル体(1)の面発光が行われることが好ましいこと
は言うまでもない。また、バリエーションが豊富で、よ
り個性的な面発光が実現されれば、一般住宅向けの表札
としてだけでなく、商業施設向けの案内板、看板、サイ
ンボードなどとしての応用も図ることができるようにな
る。
【0028】そこで、この発明のエッジライト式自発光
表札ユニットは、様々なバリエーションの面発光を実現
すべく、たとえば、エッジライトパネル体(1)の色、
点光源(2)の色、反射体(3)(4)の色、およびシ
ボ状加工のシボ色またはドット状加工のドット色の少な
くとも一つが調整されて、あるいは、シボ状加工のシボ
状態またはドット状加工のドット状態が調整されて、さ
らにあるいは、エッジライトパネル体(1)の色、点光
源(2)の色、反射体(3)(4)の色、およびシボ状
加工のシボ色またはドット状加工のドット色のうちの少
なくとも一つとシボ状加工のシボ状態またはドット状加
工のドット状態とが調整されて、エッジライトパネル体
(1)の面発光が調光されていることを一つの態様とす
る。
【0029】より具体的には、エッジライトパネル体
(1)の色、点光源(2)の色、反射体(3)および反
射体(4)の一方または両方の色、およびエッジライト
パネル体(1)に施されるシボ状加工のシボ色またはド
ット状加工のドット色を調整することにより面発光を所
望の発光色彩が得られるように調光することができ、ま
た、シボ状加工のシボ状態またはドット状加工のドット
状態を調整すれば面発光を所望の発光柄が得られるよう
に調光することができ、さらにまた、面発光に影響する
上記各種色とシボ・ドット状態とを組み合わせて調整す
ることで面発光を所望の発光色彩、且つ、発光柄に調光
することもできる。
【0030】下記の表1は、上記各種色およびシボ・ド
ット状態の調整、ならびにそれによる面発光の調光状態
の一例を示したものである。
【0031】
【表1】
【0032】まず、例は、エッジライトパネル体
(1)が無色透明、点光源(2)、反射体(3)
(4)、シボ・ドット色はすべて白であり、シボ・ドッ
ト状態はランダム状あるいは幾何学状であり、この場合
では、エッジライトパネル体(1)の面発光はほぼ均一
に白色となり、発光効率は極めて良い。他の例〜
は、この例を基本前提として、色や状態が様々に調整
されている。なお、ここでのシボ・ドット状態のランダ
ム状あるいは幾何学状とは、たとえば図13(a)
(b)に例示したように、シボ・ドットがエッジライト
パネル体(1)の面部に対してランダム状あるいは幾何
学状に形成されていることをいう。また、たとえばシボ
状加工がシボ印刷により行われる場合には、そのシボ色
およびシボ状態は、シボ印刷の色および柄などを調整す
ることによって所望のものに調整することができる。
【0033】例では、反射体(3)(4)がツヤ消銀
(金属色系)あるいはグレー(灰色系)となっており、
シボ・ドット状態がランダム状となっている。これによ
り、シボ部分が浮き出るような面発光となり、エッジラ
イトパネル体(1)が石目調に見えるようになる。例
では、シボ・ドット色が銀(金属色系)あるいはグレー
(灰色系)に調整されて、シボ部分が浮き出てエッジラ
イトパネル体(1)が石目調に見える調光効果がある。
この石目調効果のように、エッジライトパネル体(1)
の実際の材質(通常はアクリル製やガラス製など)をそ
れとは異なる異種材質のように見せることができる。
【0034】例では、エッジライトパネル体(1)が
有色透明(たとえばクリアオレンジ、クリアピンク、ク
リアブルーなど様々ないわゆるクリア色)に調整され
て、ほぼ均一にその色の面発光が行われるようになる。
例では、点光源(2)の発光色が有彩色(たとえば
赤、黄、緑、青など)に調整されて、面発光はほぼ均一
にその光源色に調光される。
【0035】このように様々なカラーバリエーション、
発光柄バリエーションを有する面発光によって、色や見
かけの柄のバリエーション展開が豊富となり、個々の一
般住宅の門まわりや玄関まわりにより適した自発光表札
を実現し、さらには一般住宅向けだけでなく、個性的で
視覚的表現に富んだ商業施設向けの案内板、看板、サイ
ンボードなどを実現することもできる。また、表札ユニ
ットの構造自体を変える必要はないのでバリエーション
変化を安価に行うことができる。
【0036】もちろん、上述の各態様例は一例であっ
て、各種色・状態の調整およびそれによる面発光の調光
状態は、これに限定されるものでないことは言うまでも
なく、この発明の表札ユニットの使用場所や使用目的な
どに合わせて様々な態様とすることができる。この発明
は以上の例に限定されるものではなく、細部については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、エッジライトパネル体における面発光の光むらの
発生を抑制し、表札文字の視認性のさらなる向上、且
つ、発光時の外観性および美観性の向上を実現すること
のできる、新しいエッジライト式自発光表札ユニットが
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるエッジライト式自発
光表札ユニットの要部構成を例示した分解斜視図であ
る。
【図2】(a)(b)は、各々、この発明のエッジライ
ト式自発光表札ユニットにおけるエッジライトパネル体
内の光源光の明るさ部分の一例、およびこの明るさ分布
に対応して調整されたエッジライトパネル体裏面部の反
射加工による反射量分布の一例を示した概念図である。
【図3】エッジライトパネル体の左右側端面部および上
下端面部に反射体が設けられている場合のエッジライト
パネル体内の光源光の乱反射の一例を示した概念図であ
る。
【図4】左右側端面部および上下端面部にシボ状加工が
施されているエッジライトパネル体を例示した斜視図で
ある。
【図5】この発明のエッジライト式自発光表札ユニット
の一実施例である分解斜視図である。
【図6】図5のエッジライト式自発光表札ユニットにお
けるケース体内側面図である。
【図7】組立後の図5のエッジライト式自発光表札ユニ
ットの一例を示した斜視図である。
【図8】(a)(b)(c)は、各々、枠ケース体の一
例を示した斜視図である。
【図9】センサ手段がケース体の横に位置している場合
のこの発明のエッジライト式自発光表札ユニットの一実
施例を示した斜視図である。
【図10】基板にセンサ手段が備えられている場合の一
例を示した斜視図である。
【図11】エッジライトパネル体の裏面部に反射板体が
設けられていない場合のこの発明のエッジライト式自発
光表札ユニットの一例を示した要部分解斜視図である。
【図12】(a)(b)は、各々、エッジライト式自発
光表札ユニットのさらに別の一実施例を示した要部分解
斜視図およびその組立後の要部側面図である。
【図13】(a)(b)は、各々、シボ・ドット状態の
ランダム状および幾何学状の一例を示した概略図であ
る。
【図14】(a)(b)は、各々、従来のエッジライト
式自発光表札ユニットの一例を示した側面図および斜視
図である。
【符号の説明】
1 エッジライトパネル体 2 点光源 21 基板 3 反射体 4 反射体 5 表札文字 6 点光源用凹部 61 水平面部 62 垂直面部 7 ケース体 71 取付用突起部 8 枠パッキン部材 9 透明アクリルカバー体 10 ネジ 11 枠カバー体 12 拡散体 13 センサ手段 14 端子台 15 絶縁板 16 ブロックケース体 17 窓部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッジライトパネル体と、エッジライト
    パネル体の端面部を照射する点光源とを備え、点光源か
    らの光がエッジライトパネル体の端面部から内部へ入射
    してエッジライトパネル体が面発光するエッジライト式
    自発光表札ユニットにおいて、エッジライトパネル体の
    裏面部は、エッジライトパネル体の面発光が略均一とな
    るように、エッジライトパネル体の内部における光源光
    の明るさに応じて反射量を調整した反射加工が施されて
    いることを特徴とするエッジライト式自発光表札ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 エッジライトパネル体の裏面部に施され
    る反射加工は、シボ状加工またはドット状加工である請
    求項1のエッジライト式自発光表札ユニット。
  3. 【請求項3】 エッジライトパネル体の裏面部に反射体
    が備えられている請求項1または2のエッジライト式自
    発光表札ユニット。
  4. 【請求項4】 エッジライトパネル体の左側端面部、右
    側端面部、上端面部、下端面部の少なくとも一つに反射
    体が設けられている請求項1ないし3のいずれかのエッ
    ジライト式自発光表札ユニット。
  5. 【請求項5】 エッジライトパネル体の左側端面部、右
    側端面部、上端面部、下端面部の少なくとも一つにシボ
    状加工またはドット状加工が施されている請求項1ない
    し4のいずれかのエッジライト式自発光表札ユニット。
  6. 【請求項6】 エッジライトパネル体の色、点光源の
    色、反射体の色、およびシボ状加工のシボ色またはドッ
    ト状加工のドット色の少なくとも一つが調整されて、エ
    ッジライトパネル体の面発光が調光されている請求項1
    ないし5のいずれかのエッジライト式自発光表札ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 シボ状加工のシボ状態またはドット状加
    工のドット状態が調整されて、エッジライトパネル体の
    面発光が調光されている請求項1ないし5のいずれかの
    エッジライト式自発光表札ユニット。
  8. 【請求項8】 エッジライトパネル体の色、点光源の
    色、反射体の色、およびシボ状加工のシボ色またはドッ
    ト状加工のドット色のうちの少なくとも一つと、シボ状
    加工のシボ状態またはドット状加工のドット状態とが調
    整されて、エッジライトパネル体の面発光が調光されて
    いる請求項1ないし5のいずれかのエッジライト式自発
    光表札ユニット。
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