JP2023090468A - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents

車輪支持用転がり軸受ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】車体取付フランジから外輪の円筒部へ付加される荷重を平均化させ、外輪の円筒部の局部的な変形を抑制して、寿命や操安性を向上することができる車輪支持用転がり軸受ユニットを提供する。【解決手段】車輪支持用転がり軸受ユニットは、内周面に外輪軌道8a,8bを有する円筒部7と、該円筒部7の周囲から、又は、円筒部7の外周全周に亙って形成された全周フランジ9の周囲から径方向外側に延設され、ナックルボルトを挿通するための挿通孔11を有する少なくとも3箇所の車体取付フランジ10と、を有する外輪1を備える。車体取付状態において、各車体取付フランジ10は、転がり軸受ユニットの中心Oを通る鉛直線Vに対して非対称に設けられる。外輪1の全周フランジ9と、外輪1の各車体取付フランジ10の根元部との境界部における断面積は、転がり軸受ユニットの中心Oを通る水平線Hから挿通孔11の中心までの鉛直方向における距離が大きいほど、大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為に使用される車輪支持用転がり軸受ユニットに関する。
従来の車輪支持用転がり軸受ユニットとして、車輪が取り付けられるハブ輪、及びナックルが取り付けられる外輪には、種々の形状が考案されている。例えば、図7に示す特許文献1に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット100では、ハブ輪101の円筒部から径方向外側に車輪取付フランジ102が全周に亙って形成され、この車輪取付フランジ102を介してハブボルト103により車輪ホイールと共にブレーキロータが固定される。さらに、外輪111の円筒部112の外周に全周に亙って全周フランジ113を形成し、さらに、この全周フランジ113から径方向外側に3箇所の車体取付フランジ114が延設され、この車体取付フランジ114をナックルボルトにより懸架装置のナックルに固定している。
また、図8に示す特許文献2に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット200では、ハブ輪201の円筒部202から径方向外側に車輪取付フランジ203が4箇所に形成され、この車輪取付フランジ203を介してハブボルトにより車輪ホイールと共にブレーキロータが固定される。さらに、外輪211の円筒部212から径方向外側に4箇所の車体取付フランジ213が延設され、この車体取付フランジ213をナックルボルトにより懸架装置のナックルに固定している。
特開2002-187403号公報 特開2005-061616号公報
このような特許文献1及び2に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット100,200において、いずれの車体取付フランジ114,213も左右対称の形状を有しているが、ナックルへの取り付けは、必ずしも図7,8に示す左右対称軸Lが鉛直方向に沿ったものになるとは限らない。
左右対称軸Lが鉛直方向から外れると、転がり軸受ユニット100,200の中心Oを通る水平線Hからナックルボルトまでの鉛直方向の距離が変わり、該ナックルボルトに掛かる荷重が、左右均等でなくなる。
即ち、車体取付フランジ114,213の位置は、車体側のナックルやその周辺構成によって決められるため、車体取付フランジ114,213から外輪111,211の円筒部112,212へ付加される荷重が左右均等にならないと、外輪111,211の円筒部112,212に変形が発生し、該円筒部112,212の内径の外輪軌道面の真円度が悪化し、寿命や剛性、ひいては操安性に悪影響を及ぼす。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて為されたものであり、車体取付フランジから外輪の円筒部へ付加される荷重を平均化させ、外輪の円筒部の局部的な変形を抑制して、寿命や操安性を向上することができる車輪支持用転がり軸受ユニットを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) 内周面に外輪軌道を有する円筒部と、該円筒部の周囲から、又は、前記円筒部の外周全周に亙って形成された全周フランジの周囲から径方向外側に延設され、ナックルボルトを挿通するための挿通孔を有する少なくとも3箇所の車体取付フランジと、を有し、使用時にも回転しない外輪と、
外周面の前記外輪軌道と対向する部分に内輪軌道を有すると共に、前記外輪よりも軸方向外側に位置する部分で径方向外側に延出し、車輪を支持固定する為の車輪取付フランジを有するハブと、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、
を備える車輪支持用転がり軸受ユニットであって、
車体取付状態において、前記外輪の各車体取付フランジは、前記転がり軸受ユニットの中心を通る鉛直線に対して非対称に設けられ、
前記外輪の円筒部又は全周フランジと、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における断面積は、前記転がり軸受ユニットの中心を通る水平線から前記挿通孔の中心までの鉛直方向における鉛直方向距離が大きいほど、大きい、
車輪支持用転がり軸受ユニット。
(2) 前記外輪の円筒部又は全周フランジと、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における円弧長さは、前記鉛直方向距離が大きいほど、長い、
(1)に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
(3) 前記外輪の円筒部又は全周フランジと、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における厚さは、前記鉛直方向距離が大きいほど、厚い、
(1)又は(2)に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
上述の様な構成を有する本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットによれば、車体取付フランジから外輪の円筒部へ付加される荷重を平均化させ、外輪の円筒部の局部的な変形を抑制して、寿命や操安性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る車輪支持用転がり軸受ユニットの断面図である。 (a)は、図1の外輪の側面図であり、(b)及び(c)は、車体取付フランジの境界部における断面積を説明するための図である。 (a)は、第1実施形態の第1変形例に係る外輪の側面図であり、(b)及び(c)は、車体取付フランジの境界部における断面積を説明するための図である。 第1実施形態の第2変形例に係る外輪の側面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る車輪支持用転がり軸受ユニットの外輪の側面図であり、(b)~(d)は、車体取付フランジの境界部における断面積を説明するための図である。 (a)は、第2実施形態の第1変形例に係る外輪の側面図であり、(b)~(d)は、車体取付フランジの境界部における断面積を説明するための図である。 従来の車輪支持用転がり軸受ユニットの概略側面図である。 他の従来の車輪支持用転がり軸受ユニットの概略側面図である。
本発明の一実施形態に係る車輪支持用転がり軸受ユニットに就いて、図1~3を用いて詳細に説明する。
尚、本明細書及び特許請求の範囲の全体で、軸方向に関して「外」とは、自動車への組み付け状態で車体の幅方向外側となる、図1の左側を言い、反対に車体の幅方向中央側となる、図1の右側を、軸方向に関して「内」と言う。
(第1実施形態)
本実施形態の車輪支持用転がり軸受ユニットは、従動輪用であり、外輪1と、ハブ2と、複数の転動体3、3と、複数本のスタッドボルト4と、シールリング5と、キャップ6とを備える。
外輪1は、外周面に車体取付フランジ10を、内周面に複列の外輪軌道8a、8bを有する円筒部7と、該円筒部7の外周全周に亙って形成された全周フランジ9の周囲から径方向外側に延設された4箇所の車体取付フランジ10と、有している。車体取付フランジ10には、図示しないナックルボルトが挿通される挿通孔11が形成されている。外輪1は、使用時に、車体取付フランジ10を、ナックルボルトを介して懸架装置のナックルに結合固定する事により、この懸架装置に支持された状態で回転しない。
ハブ2は、ハブ本体21と内輪22とを結合する事により構成されており、外輪1の内径側に外輪1と同軸(同芯)に配置されている。
ハブ本体21には、外輪1の軸方向外端開口より軸方向外側に位置する部分に径方向外側に延出し、車輪(従動輪)及びディスクロータ等の制動用回転部材を支持固定する為の円輪状の車輪取付フランジ23が設けられている。具体的に、車輪取付フランジ23に設けられた各挿通孔24には、それぞれスタッドボルト4がセレーション嵌合されている。
又、ハブ本体21の外周面には、外輪1の内周面に設けられた軸方向外側列の外輪軌道8aと対向する部分に、軸方向外側列の内輪軌道25aが設けられている。又、ハブ本体21の外周面のうち、外輪1の内周面に設けられた軸方向内側列の外輪軌道8bと対向する軸方向内端部には、小径段部26が設けられている。
内輪22の外周面には、軸方向内側列の内輪軌道25bが設けられている。内輪22は、ハブ本体21の小径段部26に締り嵌めにより外嵌固定された状態で、ハブ本体21の軸方向内端部に形成されたかしめ部27により軸方向内端面を押え付けられている。
転動体3、3は、軸方向外側列の外輪軌道8aと内輪軌道25aとの間部分、及び、軸方向内側列の外輪軌道8bと内輪軌道25bとの間部分に、それぞれ複数ずつ、保持器28、28により保持された状態で転動自在に設けられている。尚、図示の例では、転動体3、3として玉を使用しているが、重量が嵩む自動車の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合には、玉に代えて円すいころを使用する場合もある。
シールリング5は、外輪1の軸方向外端部に支持固定された状態で、この外輪1の内周面とハブ2の外周面との間に存在する、複数の転動体3、3が設けられた内部空間29の軸方向外端開口を塞いでいる。
一方、キャップ6は、有底円筒状に構成されており、外輪1の軸方向内端部に組み付けられた状態で、外輪1の軸方向内端開口を塞いでいる。
図2(a)に示すように、本実施形態では、外輪1の4箇所の車体取付フランジ10は、車体取付状態において、該転がり軸受ユニットの中心Oを通る鉛直線Vに対して非対称に全周フランジ9から延設されている。
また、4箇所の車体取付フランジ10は点対称に設けられており、4箇所の車体取付フランジ10を第1~第4車体取付フランジ10a~10dとすると、第1車体取付フランジ10aと第3車体取付フランジ10cとが略同じ形状を有し、また、第2車体取付フランジ10bと第4車体取付フランジ10dとが略同じ形状を有する。
したがって、転がり軸受ユニットの中心Oを通る水平線Hからナックルボルトの挿通孔11の中心Oaまでの鉛直方向における距離(以下、「鉛直方向距離」と称す。)に関して、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの鉛直方向距離L1は互いに等しく、また、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの鉛直方向距離L2も互いに等しい。そして、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの鉛直方向距離L1は、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの鉛直方向距離L2よりも長い。
さらに、このような各車体取付フランジ10a~10dでは、全周フランジ9と、各車体取付フランジ10a~10dの根元部との境界部(以下、「各車体取付フランジ10a~10dの境界部」と称す。)における断面積が、鉛直方向距離が大きいほど、大きい。
即ち、図2(b)及び(c)に示すように、相対的に大きな鉛直方向距離L1となる、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの境界部における断面積A1が、小さな鉛直方向距離L2となる、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの境界部における断面積A2よりも大きくなるように設計されている。
具体的に、本実施形態では、各車体取付フランジ10a~10dの軸方向における厚さW1,W2を同一、長さ方向で一定とする一方、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの境界部における円弧長さR1が、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの境界部における円弧長さR2よりも長くなるように設計されている。
なお、本実施形態の各車体取付フランジ10は、根元部から先端部まで径方向にも実質的に同じ厚さに設計されている。
これにより、各ナックルボルトに掛かる荷重が均等にならなくても、車体取付フランジ10から外輪1の円筒部7へ付加される荷重を平均化させ、外輪1の円筒部7の局部的な変形を抑制して、寿命や剛性、ひいては操安性を向上することができる。
なお、図3に示す第1変形例のように、外輪1Aは、車体取付フランジ10a,10cの境界部における円弧長さR1,R2を一定とする一方、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの境界部における厚さW1が、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの境界部における厚さW2よりも厚くなるように設計してもよい。
この場合、全周フランジ9の車体取付フランジ10が延設されていない部分は、肉厚の徐変区間として、隣接する車体取付フランジ10の厚さに合わせるように厚さを変化させている。
これにより、上記実施形態と同様に、大きな鉛直方向距離L1となる、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの境界部における断面積A1が、小さな鉛直方向距離L2となる、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの境界部における断面積A2よりも大きくなるように設計されるので、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、各車体取付フランジ10a~10dの境界部における断面積は、各車体取付フランジ10a~10dの境界部における厚さと円弧長さの両方をそれぞれ変更することで、調整してもよい。
また、図4に示す第2変形例のように、外輪1Bでは、各車体取付フランジ10a~10dは、上述した全周フランジ9を介在させることなく、隣接する車体取付フランジ10a~10dの外周面を連続することで、外輪1の円筒部7の周囲から直接延設させて軽量化を図ってもよい。この場合にも、相対的に大きな鉛直方向距離L1となる、第1及び第3車体取付フランジ10a,10cの円筒部7との境界部における断面積A1が、小さな鉛直方向距離L2となる、第2及び第4車体取付フランジ10b,10dの境界部における断面積A2よりも大きくなるように設計されればよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る車輪支持用軸受ユニットについて、図5を参照して説明する。なお、本実施形態は、外輪の車体取付フランジの形状において、第1実施形態と異なるものであるので、その他の構成については、説明を省略或いは簡略化する。
図5に示すように、第2実施形態の外輪1Cは、円筒部7の外周全周に亙って形成された全周フランジ9から径方向外側に延設された3箇所の車体取付フランジ10を有している。
そして、3つの車体取付フランジ10を第1~第3車体取付フランジ10a~10cとすると、第1車体取付フランジ10aから第3車体取付フランジ10cの順に、鉛直方向距離が短くなる(L1>L2>L3)。そして、図5(b)~(d)に示すように、各車体取付フランジ10a~10cでは、各車体取付フランジ10a~10cの境界部における断面積A1,A2,A3が、鉛直方向距離L1、L2,L3が大きいほど、大きくなる(第1車体取付フランジ10aの境界部における断面積A1>第2車体取付フランジ10bの境界部における断面積A2>第2車体取付フランジ10bの境界部における断面積A3)。
この場合、各車体取付フランジ10a~10cの軸方向における厚さW1,W2,W3を一定とする一方、第1車体取付フランジ10aの境界部における円弧長さR1、第2車体取付フランジ10bの境界部における円弧長さR2、第3車体取付フランジ10cの境界部における円弧長さR3の順に、これら円弧長さが長くなるように設計されている。
これにより、上記実施形態と同様に、各ナックルボルトに掛かる荷重が均等にならなくても、車体取付フランジ10から外輪1Cの円筒部7へ付加される荷重を平均化させ、外輪1Cの円筒部7の局部的な変形を抑制して、寿命や剛性、ひいては操安性を向上することができる。
なお、図6に示す本実施形態の第1変形例のように、外輪1Dは、車体取付フランジ10a,10b,10cの境界部における円弧長さR1,R2,R3を一定とする一方、第1車体取付フランジ10aの境界部における厚さW1、第2車体取付フランジ10bの境界部における厚さW2、第3車体取付フランジ10cの境界部における厚さW3が、この順で厚くなるように設計している。即ち、鉛直方向距離L1,L2,L3が大きな順に、該厚さW1,W2,W3も厚くなる。
この場合も、全周フランジ9の車体取付フランジ10が延設されていない部分は、肉厚の徐変区間として、隣接する車体取付フランジ10の厚さに合わせるように厚さを変化させている。
これにより、第2実施形態と同様に、各車体取付フランジ10a~10cの境界部における断面積A1,A2,A3が、鉛直方向距離L1、L2,L3が大きいほど、大きくなる(第1車体取付フランジ10aの境界部における断面積A1>第2車体取付フランジ10bの境界部における断面積A2>第2車体取付フランジ10bの境界部における断面積A3)ので、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態においても、各車体取付フランジ10a~10cの境界部における断面積は、各車体取付フランジ10a~10cの境界部における厚さと円弧長さの両方をそれぞれ変更することで、調整してもよい。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、上述した従動輪用に限らず、駆動輪用にも適用可能である。
1 外輪
2 ハブ
3 転動体
4 スタッドボルト
5 シールリング
6 キャップ
7 円筒部
8a、8b 外輪軌道
9 全周フランジ
10 車体取付フランジ
21 ハブ本体
22 内輪
23 車輪取付フランジ
24 ナックルボルトの挿通孔
25a、25b 内輪軌道
26 小径段部
27 かしめ部
28 保持器
29 内部空間
H 水平線
V 鉛直線
O 転がり軸受ユニットの中心
A1,A2,A3 外輪の円筒部又は全周フランジと、外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における断面積
R1,R2,R3 外輪の円筒部又は全周フランジと、外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における円弧長さ
W1,W2,W3 外輪の円筒部又は全周フランジとの、外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における厚さ

Claims (3)

  1. 内周面に外輪軌道を有する円筒部と、該円筒部の周囲から、又は、前記円筒部の外周全周に亙って形成された全周フランジの周囲から径方向外側に延設され、ナックルボルトを挿通するための挿通孔を有する少なくとも3箇所の車体取付フランジと、を有し、使用時にも回転しない外輪と、
    外周面の前記外輪軌道と対向する部分に内輪軌道を有すると共に、前記外輪よりも軸方向外側に位置する部分で径方向外側に延出し、車輪を支持固定する為の車輪取付フランジを有するハブと、
    前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、
    を備える車輪支持用転がり軸受ユニットであって、
    車体取付状態において、前記外輪の各車体取付フランジは、前記転がり軸受ユニットの中心を通る鉛直線に対して非対称に設けられ、
    前記外輪の円筒部又は全周フランジと、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における断面積は、前記転がり軸受ユニットの中心を通る水平線から前記挿通孔の中心までの鉛直方向における鉛直方向距離が大きいほど、大きい、
    車輪支持用転がり軸受ユニット。
  2. 前記外輪の円筒部又は全周フランジと、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における円弧長さは、前記鉛直方向距離が大きいほど、長い、
    請求項1に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
  3. 前記外輪の円筒部又は全周フランジとの、前記外輪の各車体取付フランジの根元部との境界部における厚さは、前記鉛直方向距離が大きいほど、厚い、
    請求項1又は2に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
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