JP2023089709A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023089709000001
【課題】有料駐車場の入出場を手間の掛からないデジタル的な手法で実施すること。
【解決手段】実施形態に係る情報処理システムであって、有料駐車場に設置された路側機及び駐車場機器と接続された事業者管理サーバと、事業者管理サーバに接続された車両情報管理サーバと、を備え、事業者管理サーバは、路側機情報及びゲート開放要求を受信し、路側機情報及びゲート開放要求を車両情報管理サーバに送信し、駐車場機器にゲート開放指示を送信する第1の通信部を備え、車両情報管理サーバは、路側機情報に含まれる第1の車両固有IDとゲート開放要求に含まれる第2の車両固有IDが一致すると判定した場合に、事業者管理サーバにゲート開放要求応答を送信する第2の通信部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
スーパーマーケット又はショッピングモール等で駐車場を利用すると駐車料金が掛かる。また、駐車した時間に応じて駐車料金を徴収する有料の駐車場もある。このような有料の駐車場は、駐車場入り口で駐車券を発行し、出庫前に駐車場機器で駐車料金を精算している。また、有料駐車場では駐車券として、例えば、磁気券又はQRコード(登録商標)を用いて入出場を管理している。
また、有料駐車場の管理の方法として、ETC(Electronic Toll Collection)技術を活用して、事前に登録された車載機の識別子と現地で取得した車載機の識別子が一致することにより、車両を特定し、入出場を管理することも可能である。
特開2018-022285号公報
COVID-19の流行及びキャッシュレス化の進展に伴って、手間の掛からないデジタルな手法によって有料駐車場の入出場を管理することに対する需要がある。
また、ETC技術を活用して入出場を管理する場合であって、中古車のように車両の所有者が変更した場合に、誤って前の所有者に通行料金を請求してしまう等の問題がある。
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、有料駐車場の入出場をデジタル的な手法により、手間の掛からない方法を提供することにある。さらに、中古車のように所有者が変更したとしても、有料駐車場の入出場をスムーズに行うための技術を提供することにある。
実施形態に係る、情報処理システムは、有料駐車場に設置された路側機及び駐車場機器と接続された事業者管理サーバと、前記事業者管理サーバに接続された車両情報管理サーバと、を備え、前記事業者管理サーバは、有料駐車場に進入してきた車両から取得した第1の車両固有IDを含む路側機情報を受信し、前記車両の運転者が所持するユーザ機器から前記車両の第2の車両固有IDを含むゲート開放要求を受信し、前記路側機情報及び前記ゲート開放要求を前記車両情報管理サーバに送信し、前記ゲート開放要求の送信に応答してゲート開放要求応答を前記車両情報管理サーバから受信した場合、前記駐車場機器にゲート開放指示を送信する第1の通信部を備え、前記車両情報管理サーバは、前記路側機情報に含まれる前記第1の車両固有IDと前記ゲート開放要求に含まれる前記第2の車両固有IDが一致するかどうかを判定する第1の判定部と、前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致すると判定した場合、前記事業者管理サーバに前記ゲート開放要求応答を送信する第2の通信部と、を備えるものである。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、ユーザ機器のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、車載機のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、路側機のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、駐車場機器のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、事業者管理サーバのハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図7は、車両情報管理サーバのハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図8は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両が有料駐車場に入場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図9は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両が有料駐車場から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図10は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。 図11は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。 図12は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。 図13は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。 図14は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。 図15は、車両が有料駐車場を通行する際のある状況を示した図である。
以下、図面を参照しながら情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
[実施形態]
(構成)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る情報処理システムは、ユーザ機器1と、車両20に配置された車載機2と、有料駐車場30に配置された路側機3及び駐車場機器4と、事業者管理サーバ5と、車両情報管理サーバ6と、ネットワーク10と、を備える。
ユーザ機器1、車載機2、有料駐車場30、駐車場機器4、事業者管理サーバ5、及び車両情報管理サーバ6は、ネットワーク10を通じて、互いに通信可能である。また、事業者管理サーバ5は、ネットワーク10を通じて、車両情報管理サーバ6と通信可能である。さらに、路側機3は、車載機2及び駐車場機器4と通信可能である。なお、路側機3は、車両情報管理サーバ6と通信可能であっても良い。
なお、情報処理システムは、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を備えたり、情報処理システムから特定の構成が除外されたりしても良い。
ユーザ機器1は、ユーザが利用する端末である。ユーザ機器1は、スマートフォン等の携帯端末型の装置であって良い。
車両20は、施設に設置された駐車場を利用可能な車両であれば一般的な車両で良い。例えば、車両20は、複数人で車両を共有するカーシェアリング等の車両も含んで良い。また、車両20は、中古車のようにオーナーが変更した車両20を含んでも良い。
車載機2は、例えば、ETCカードを挿入することによりETCシステムを利用することが可能である。
路側機3は、有料駐車場30内に設置される。路側機3は、例えばDSRC(dedicated short-range communications)機能を搭載した機器を備えていて良い。なお駐車場の入場と出場の場所が異なる場合、路側機3は、それぞれ入口及び出口の両方に設置されていても良い。
有料駐車場30は、スーパーマーケット、ショッピングモール等の施設内に設置されても良いし、コインパーキング又は月極の駐車場であっても良い。すなわち、有料駐車場30は、駐車料金が発生する駐車場であれば一般的な駐車場であって良い。
駐車場機器4は、有料駐車場30内に設置される。そして、駐車場機器4は、車両20が有料駐車場30に入場又は出場する際に車両20を検知する。また、駐車場機器4は、ゲートを用いて、車両20の入出場を制御する。
事業者管理サーバ5は、有料駐車場30を管理する会社内の所定の場所等に設置される。事業者管理サーバ5は、ユーザ機器1、駐車場機器4、及び車両情報管理サーバ6とネットワーク10を通じて通信可能であり、各種情報を送受信する。
車両情報管理サーバ6は、事業者管理サーバ5と同一の場所又は異なる場所に設置されても良い。車両情報管理サーバ6は、事業者管理サーバ5と直接有線又は無線を用いて、又はネットワーク10を通じて接続可能である。また、事業者管理サーバ5と車両情報管理サーバ6との間の通信は、セキュアな通信である。また、図1では、事業者管理サーバ5と車両情報管理サーバ6は、別個のサーバとして示しているが、1つのサーバに機能をまとめても良いのは勿論である。
図2は、ユーザ機器1のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ機器1は、制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、入出力インタフェース14、入力部15、及び出力部16を備える。制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、及び入出力インタフェース14は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース14は、入力部15及び出力部16と互いに通信可能に接続されている。
ユーザ機器1の制御部11は、ユーザ機器1を制御する。制御部11は、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサを備える。また、制御部11は、通信制御部111、電子駐車場アプリケーション制御部112、及び位置情報取得部113を備える。
通信制御部111は、通信インタフェース13を通じて、駐車場機器4のゲートを開放することを要求するゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信することが可能である。ゲート開放要求は、例えば、出力部16に表示されたゲートを開けることを要求する釦を押されたことによって電子駐車場アプリケーションが生成し、通信制御部111に出力して良い。
電子駐車場アプリケーション制御部112は、ユーザが有料駐車場を利用する際、紙媒体の駐車場を利用せずにユーザ機器1で電子的に駐車券を管理する電子駐車場アプリケーションを制御する制御部である。電子駐車場アプリケーションは、例えば、有料駐車場に入出場する際にゲートを開けることを要求する釦を出力部に出力することが可能である。
位置情報取得部113は、ユーザ機器1の位置を示すユーザ機器位置情報を取得することが可能である。例えば、位置情報取得部113は、通信制御部111が通信インタフェース13を通じて受信したGPS情報を利用してユーザ機器位置情報を取得することが可能である。
記憶部12は、記憶媒体である。記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部12は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OS(Operating System)やミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。また、記憶部12は、事前登録された暗号化された車両固有ID及び電子駐車場アプリケーションの会員番号等を記憶して良い。なお、ここでは、暗号化された車両固有IDとしているが、車両固有IDは、暗号化されていなくても良いのは勿論である。
通信インタフェース13は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース13は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、事業者管理サーバ5と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース13は、制御部11の制御の下、事業者管理サーバ5との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース14は、入力部15及び出力部16との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース14は、通信インタフェース13の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース14は、入力部15、出力部16と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部15は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース14を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部11に出力する。例えば、入力部15及び出力部16は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部15は、タッチスクリーン上に表示された釦等にユーザがタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部11に出力しても良い。また、入力部15は、例えば、ユーザ機器1のユーザがユーザ機器1に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部16は、例えば液晶、有機EL(Electro Luminescence)等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース14から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。例えば、出力部16は、ユーザが有料駐車場を通行(出場又は退場)する際にゲートを開けることを要求する釦を表示することが可能である。
図3は、車載機2のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
車載機2は、制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、入出力インタフェース24、入力部25、及び出力部26を備える。制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、及び入出力インタフェース24は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース24は、入力部25及び出力部26と互いに通信可能に接続されている。
車載機2の制御部21は、車載機2を制御する。制御部21は、CPUなどのハードウェアプロセッサを備える。また、制御部21は、通信制御部211及び車載機情報生成部212を備える。
通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、車載機情報要求を路側機3から受信し、当該車載機情報要求に応答して車載機情報を路側機3に送信する。
車載機情報生成部212は、車載機情報要求に応答して車載機情報を生成する。ここで、車載機情報は、例えば、後述する記憶部22に記憶された車載機情報、車載機2に挿入されたETCカードのETCカードID、ETCカード番号、及びETCカードの有効期限等を含んで良い。また、車載機情報は、少なくとも車両固有IDを含む。車両固有IDは、車載機ID(例えば、ASL-ID又はW-CN)、ナンバープレート情報、ETCカードIDのうちの少なくとも1つであって良い。車両固有IDは、車両を一意に識別することが可能な情報であれば任意の情報であれば良い。
記憶部22は、記憶媒体である。記憶部22は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部22は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。また、記憶部22は、車載機ID、ナンバープレート情報、車種、車重、車長、車高等の各種情報を記憶していて良い。
通信インタフェース23は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース23は、路側機3と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース23は、制御部21の制御の下、路側機3との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース24は、入力部25及び出力部26との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース24は、通信インタフェース23の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース24は、入力部25及び出力部26と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部25は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース24を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部21に出力する。例えば、入力部25及び出力部26は、入出力が一体となったタッチスクリーンを含んで良い。例えば、入力部25は、タッチスクリーン上に表示された釦等にユーザがタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部21に出力しても良い。また、入力部25は、ETCカード等の決済用カードを挿入可能なカード挿入部を含む。カード挿入部にETCカードが挿入されると、制御部21は、ETCカードに記憶されたETCカードID等の各種情報を読み取ることが可能となる。
出力部26は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース24から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。また、出力部26は、スピーカ等を有する。例えば、出力部26は、カード挿入部にETCカードが挿入されていない、ETCカードから情報が読み取れない場合等にユーザに音声でその旨を伝えることが可能である。
図4は、路側機3のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
路側機3は、制御部31、記憶部32、通信インタフェース33、入出力インタフェース34、入力部35、及び出力部36を備える。制御部31、記憶部32、通信インタフェース33、及び入出力インタフェース34は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース34は、入力部35及び出力部36と互いに通信可能に接続されている。
路側機3の制御部31は、路側機3を制御する。制御部31は、CPUなどのハードウェアプロセッサを備える。また、制御部31は、通信制御部311、信号制御部312、及び暗号制御部313を備える。
通信制御部311は、駐車場機器4から取得指示を受信し、車載機2に車載機情報要求を送信し、車載機2から車載機情報を受信する。
信号制御部312は、受信した取得指示に基づいて車載機情報要求を生成する。また、信号制御部312は、受信した路側機情報に加えて、記憶部32に記憶された路側機の識別情報、路側機位置情報、車両20が有料駐車場30に進入した日時を示す日時情報を含む路側機情報を生成する。ここで、路側機位置情報は、路側機の位置を示す情報であっても良いし、路側機管理番号であっても良い。
暗号制御部313は、記憶部32に記憶された鍵情報を用いて、路側機情報を暗号化する。なお、暗号化は、路側機情報に対して行っても良いし、路側機情報に含まれる車載機情報に対して行っても良い。
記憶部32は、記憶媒体である。記憶部32は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部32は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。記憶部32は、路側機ID、路側機位置情報、及び路側機情報を暗号化するための鍵情報等の各種情報を記憶する。
通信インタフェース33は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース33は、車載機2と無線接続する通信モジュールを含む。さらに通信インタフェース33は、駐車場機器4と有線又は無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース33は、制御部31の制御の下、車載機2及び駐車場機器4との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース34は、入力部35及び出力部36との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース34は、通信インタフェース33の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース34は、入力部35、出力部36と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部35は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース34を介して、路側機3の管理者のタッチ位置に対応した信号を制御部31に出力する。例えば、入力部35及び出力部36は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部35は、タッチスクリーン上に表示された釦等に路側機3の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部31に出力しても良い。また、入力部35は、例えば、路側機3の管理者が路側機3に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部36は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース34から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
図5は、駐車場機器4のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
駐車場機器4は、制御部41、記憶部42、通信インタフェース43、入出力インタフェース44、入力部45、出力部46、車両検知機47、及びゲート48を備える。制御部41、記憶部42、通信インタフェース43、及び入出力インタフェース44は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース44は、入力部45、出力部46、車両検知機47、及びゲート48と互いに通信可能に接続されている。
駐車場機器4の制御部41は、駐車場機器4を制御する。制御部41は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。また、制御部41は、車両検知制御部412、信号制御部413、ゲート制御部414、及び通信制御部411を備える。
通信制御部411は、取得指示を路側機3に送信し、路側機情報を事業者管理サーバ5に転送し、案内指示及びゲート開放指示を事業者管理サーバ5から受信する。
車両検知制御部412は、車両検知機47を用いて車両20を検知する。そして車両検知制御部412は、車両を検知したことを示す検知信号を信号制御部413に出力して良い。
信号制御部413は、検知信号に基づいて車載機2から車載機情報を取得する取得指示を生成し、通信制御部311に出力して良い。また、信号制御部413は、案内指示に基づいて出力部46に含まれるスピーカに案内指示に含まれる音声情報を出力して良い。
ゲート制御部414は、ゲート48を制御する。例えば、ゲート制御部414は、ゲート開放指示に基づいてゲート48を開放し、車両20の通行を許可する。
記憶部42は、記憶媒体である。記憶部42は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部42は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。また、記憶部42は、駐車場機器4を識別する駐車場機器識別情報を記憶する。
通信インタフェース43は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース43は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、事業者管理サーバ5と無線接続する通信モジュールを含む。さらに通信インタフェース43は、路側機3と有線又は無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース43は、制御部41の制御の下、路側機3及び事業者管理サーバ5との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース44は、入力部45及び出力部46との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース44は、通信インタフェース43の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース44は、入力部45、出力部46、車両検知機47、及びゲート48と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部45は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース44を介して、駐車場機器4の管理者のタッチ位置に対応した信号を制御部41に出力する。例えば、入力部45及び出力部46は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部45は、タッチスクリーン上に表示された釦等に管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部41に出力しても良い。また、入力部45は、例えば、駐車場機器4の管理者が駐車場機器4に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部46は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース44から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。また、出力部46は、スピーカを含んで良い。出力部46は、信号制御部413から受信した音声情報に従って車両20の運転者(ユーザ機器1のユーザ)に向けて音声を出力して良い。
車両検知機47は、車両20が有料駐車場30に接近してきたことを検知する。例えば、車両検知機47は、レーザ式又はループ式の検知方法によって車両20を検知して良い。例えば、レーザ式の車両検知機47は、制御部41の制御の下、レーザ光を照射し、車両20等の物体で反射されるレーザ光の反射光を検知する。また、例えば、ループ式の車両検知機47は、有料駐車場30の入口に進入する前の道路等に埋め込まれたループコイルを備える。車両検知機47は、車両20がループコイル上を通り過ぎる際のインダクタンスの変化に基づいて車両20を検知する。
ゲート48は、有料駐車場30の入口及び出口に設置される。ゲート制御部414の制御の下、ゲート48を開閉することで車両20の有料駐車場30の通行(入場又は出場)を制御する。例えば、車両20を一時停止させる必要がある場合あるいは車両20の通行(入場又は出場)を不可とする場合、ゲート48は、ゲート制御部414の制御により閉じられ、車両20の通行を物理的に阻止する。また、車両20の通行(入場又は出場)を許可する場合、ゲート48は、ゲート制御部414の制御により開放され、車両20の通過を許可する。
図6は、事業者管理サーバ5のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
事業者管理サーバ5は、制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、入出力インタフェース54、入力部55、及び出力部56を備える。制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、及び入出力インタフェース54は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース54は、入力部55及び出力部56と互いに通信可能に接続されている。
事業者管理サーバ5の制御部51は、事業者管理サーバ5を制御する。制御部51は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。また、制御部51は、通信制御部511、指示信号生成部512、利用者リスト判定部513、及び利用料金算出部514を備える。
通信制御部511は、駐車場機器4から受信した路側機情報を車両情報管理サーバ6に転送し、ユーザ機器から受信したゲート開放要求を車両情報管理サーバ6に転送する。通信制御部511は、車両情報管理サーバ6から復号路側機情報及び復号ゲート開放要求を受信する。さらに、通信制御部511は、ゲート開放指示を駐車場機器4に送信する。
指示信号生成部512は、復号路側機情報に基づいて案内指示を生成する。ここで、案内指示は、車両20の運転者であるユーザに電子駐車場アプリケーションを立ち上げ、所定の釦を押すよう促すための音声情報等を含む。
利用者リスト判定部513は、記憶部52に記憶された利用者リストに復号ゲート開放要求に含まれる会員番号があるかどうかを判定する。すなわち、ユーザが電子駐車場アプリケーションの会員であるかどうかを確認する。
利用料金算出部514は、車両20の有料駐車場30の利用料金を算出する。例えば、有料駐車場30がスーパーマーケット等の施設に設置される場合、施設で所定の料金を購入することで駐車場利用料金を割り引くことが可能な場合がある。そこで、利用料金算出部514は、施設を管理する施設管理サーバに施設でユーザがいくら利用したかを問い合わせる問合せ要求を送信し、問合せ要求に応じた利用料金情報を施設サーバから受信する。利用料金算出部514は、車両20が入場した際の日時情報及び出場した際の日時情報から有料駐車場30の利用時間を算出する。そして、利用料金算出部514は、利用時間及び利用料金情報から駐車場利用料金を算出する。
記憶部52は、記憶媒体である。記憶部52は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部52は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。また、記憶部52は、電子駐車場アプリケーションの会員番号リスト、会員についての情報、有料駐車場30の利用料金、割引条件等の各種情報を記憶する。ここで、会員についての情報は、ユーザの氏名、住所、電話番号、及びクレジットカード情報等を含んで良い。
通信インタフェース53は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース53は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ機器1、駐車場機器4、及び車両情報管理サーバ6と無線接続する通信モジュールを含む。なお、通信インタフェース53は、車両情報管理サーバ6と有線接続する通信モジュールを含んでも良い。通信インタフェース53は、制御部51の制御の下、ユーザ機器1、駐車場機器4、及び車両情報管理サーバ6との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース54は、入力部55及び出力部56との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース54は、通信インタフェース53の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース54は、入力部55、出力部56と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部55は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース54を介して、事業者管理サーバ5の管理者のタッチ位置に対応した信号を制御部51に出力する。例えば、入力部55及び出力部56は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部55は、タッチスクリーン上に表示された釦等に事業者管理サーバ5の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部51に出力しても良い。また、入力部55は、例えば、事業者管理サーバ5の管理者が事業者管理サーバ5に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部56は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース54から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
図7は、車両情報管理サーバ6のハードウェア構成及び当該ハードウェア構成に関連付けられたソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
車両情報管理サーバ6は、制御部61、記憶部62、通信インタフェース63、入出力インタフェース64、入力部65、及び出力部66を備える。制御部61、記憶部62、通信インタフェース63、及び入出力インタフェース64は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース64は、入力部65及び出力部66と互いに通信可能に接続されている。
車両情報管理サーバ6の制御部61は、車両情報管理サーバ6を制御する。制御部61は、CPUなどのハードウェアプロセッサを備える。さらに、制御部61は、通信制御部611、復号制御部612、及び判定制御部613を備える。
通信制御部611は、事業者管理サーバ5から路側機情報及びゲート開放要求を受信し、復号路側機情報及び復号ゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信する。
復号制御部612は、記憶部62に記憶された鍵情報に基づいて路側機情報及びゲート開放要求を復号し、復号路側機情報及び復号ゲート開放要求を取得する。なお、復号方式は、路側機情報及びゲート開放要求が暗号化の際に用いられた暗号化に対応する復号方式であれば良いのは勿論である。
判定制御部613は、路側機情報に含まれる車両固有IDとゲート開放要求に含まれる車両固有IDが一致するかどうか判定する。判定の結果、両者が一致すれば、判定制御部613は、ユーザ機器1のユーザが駐車場機器4を通行しようとしていると決定することができる。さらに判定制御部613は、路側機情報に含まれる路側機位置情報で示される位置がゲート開放要求に含まれるユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内にあるかを判定する。例えば、路側機位置情報は、固定された位置であるため、場所を特定可能であるが、ユーザ機器位置情報は、GPSから取得した位置情報であり、誤差がある。そこで、判定制御部613は、例えば、ユーザ機器位置情報で示される位置情報に路側機位置情報が含まれるかどうかを判定する。
記憶部62は、記憶媒体である。記憶部62は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部62は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。記憶部62は、暗号化された路側機情報及びゲート開放要求を復号するために用いる鍵情報を記憶する。また、路側機情報に含まれる車両固有ID等を一時的に記憶しても良い。
通信インタフェース63は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース63は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、事業者管理サーバ5と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース63は、制御部61の制御の下、事業者管理サーバ5との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース64は、入力部65及び出力部66との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース64は、通信インタフェース63の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース64は、入力部65、出力部66と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部65は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース64を介して、車両情報管理サーバ6の管理者のタッチ位置に対応した信号を制御部61に出力する。例えば、入力部65及び出力部66は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部65は、タッチスクリーン上に表示された釦等に車両情報管理サーバ6の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部61に出力しても良い。また、入力部65は、例えば、車両情報管理サーバ6の管理者が車両情報管理サーバ6に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部66は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース64から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
(動作)
図8は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両20が有料駐車場30に入場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
ここで、ユーザ機器1のユーザは、ユーザ機器1に電子駐車場アプリケーションをインストールし、事前登録が完了したユーザであるとする。すなわち、ユーザは、車載機2の車両固有ID、ユーザ情報、及び会員番号等を事業者管理サーバ5に登録済みであるユーザである。そのため、ユーザ機器1の記憶部12は、暗号化された車両固有ID、ユーザ情報、及び会員番号等を記憶している。ここで、会員番号は、ユーザ機器1にインストールされた駐車場アプリケーションに割り当てられた駐車場アプリケーションIDに対応する。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載機2の制御部21、路側機3の制御部31、駐車場機器4の制御部41、事業者管理サーバ5の制御部51、及び車両情報管理サーバ6の制御部61がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部52、及び記憶部62に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
図8のシーケンスは、例えば、車両20が有料駐車場30に進入しようとすることで開始する。
駐車場機器4の車両検知制御部412は、車両20を検知する(ステップST101)。車両検知制御部412は、車両検知機47を制御して車両20を検知する。車両20を検知すると、車両検知制御部412は、車両20を検知したことを示す検知信号を信号制御部413に出力する。
通信制御部411は、取得指示を路側機3に送信する(ステップST102)。検知信号を受信した信号制御部413は、車載機2から車載機情報を取得することを指示する取得指示を生成し、通信制御部411に出力する。通信制御部411は、路側機3に取得指示を送信する。なお、取得指示の送信は、ネットワーク10を介しても良いし、有線又はWi-Fi等の無線技術を用いて路側機3に直接送信しても良い。
通信制御部311は、車載機2に車載機情報要求を送信する(ステップST103)。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、取得指示を受信し、受信した取得指示を信号制御部312に出力する。信号制御部312は、受信した取得指示に基づいて車載機情報要求を生成し、生成した車載機情報要求を通信制御部311に出力する。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、車載機2に車載機情報要求を送信する。
通信制御部211は、車載機情報を路側機3に送信する(ステップST104)。通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、車載機情報要求を受信し、受信した車載機要求情報を車載機情報生成部212に出力する。車載機情報生成部212は、車両固有ID(第1の車両固有ID)、ETCカード番号、及びETCカードの有効期限等を含む車載機情報を生成し、通信制御部211に出力する。通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、車載機情報を路側機3に送信する。
ここで、路側機3は、車載機2から車載機情報を取得せず、カメラの撮影画像等から車両20のナンバープレート情報を取得し、取得したナンバープレート情報を含む情報を車載機情報の代わりに用いても良い。すなわち、路側機3は、車載機2と通信する代わりに車両20から得られる情報を車載機情報の代わりに使用することもできる。例えば、路側機3は、車載機2と通信できない等の際に車両20から取得できる情報を使用しても良い。
暗号制御部313は、車載機情報を含む路側機情報を暗号化する(ステップST105)。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、車載機情報を受信し、信号制御部312に出力する。信号制御部312は、記憶部32に記憶された路側機3の位置情報、路側機識別情報を取得する。そして、信号制御部312は、車載機情報、位置情報、路側機識別情報、車両20が有料駐車場30に進入した日時を示す日時情報を含む路側機情報を生成し、当該路側機情報を暗号制御部313に出力する。ここで、路側機位置情報は、路側機の位置を示す情報であっても良いし、路側機管理番号であっても良い。暗号制御部313は、記憶部32に記憶された鍵情報を用いて、路側機情報を暗号化する。なお、暗号化は、路側機情報に対して行っても良いし、路側機情報に含まれる車載機情報に対して行っても良い。また、暗号化方式は、共通鍵暗号化方式、又は公開鍵暗号化方式等の一般的な暗号化方式であって良い。
ここで、本実施形態では、路側機情報を暗号化する例を示しているが、車載機情報を含む路側機情報を暗号化しなくとも良い。この場合、ステップST105は、スキップして良い。
通信制御部311は、路側機情報を駐車場機器4に送信する(ステップST106)。暗号制御部313は、信号制御部312を介して通信制御部311に暗号化された路側機情報を出力する。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、路側機情報を駐車場機器4に送信する。
通信制御部411は、路側機情報を事業者管理サーバ5に転送する(ステップST107)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、路側機情報を受信する。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、受信した路側機情報を事業者管理サーバ5に転送する。なお、路側機3が事業者管理サーバ5と通信可能な場合、ステップST106で、通信制御部311が路側機情報を事業者管理サーバ5に直接送信しても良い。この場合、ステップST107は、省略される。
通信制御部511は、路側機情報を車両情報管理サーバ6に転送する(ステップST108)。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、路側機情報を受信する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、受信した路側機情報を車両情報管理サーバ6に転送する。
復号制御部612は、路側機情報を復号する(ステップST109)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて路側機情報を受信する。そして、通信制御部611は、受信した路側機情報を復号制御部612に出力する。復号制御部612は、記憶部62に記憶された鍵情報を用いて路側機情報を復号する。ここで、復号方式は、ステップST105で用いた暗号化方式に対応する復号方式であれば良いのは勿論である。
また、ステップST105で説明したように、路側機情報が暗号化されていない場合、ステップST109は、スキップして良い。
復号制御部612は、車両固有ID及び路側機位置情報を記憶部62に記憶させる(ステップST110)。復号制御部612は、復号された路側機情報に含まれる車両固有ID及び路側機位置情報を記憶部62に記憶させる。ここで、路側機位置情報が路側機管理番号であった場合、当該路側機管理番号に対応する位置を路側機位置情報として記憶して良い。なお、復号制御部612は、車両固有ID及び路側機位置情報のみを記憶部62に記憶させるのではなく、車両固有ID及び路側機の位置情報を含む復号された路側機情報全体又は一部を記憶させても良いのは勿論である。
通信制御部611は、復号路側機情報を事業者管理サーバ5に送信する(ステップST111)。復号制御部612は、復号路側機情報を生成する。ここで、復号路側機情報は、路側機情報を復号することができたことを示す情報であって良い。すなわち、路側機情報に含まれる情報を含む必要はない。すなわち、車両情報管理サーバ6は、例えば、路側機3によって暗号化された情報、例えば、車両固有ID等を事業者管理サーバ5に送信しなくても良い。なお、復号路側機情報は、路側機情報に含まれるすべての情報を含めても良いのは勿論である。復号制御部612は、復号路側機情報を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、事業者管理サーバ5に復号路側機情報を送信する。
通信制御部511は、案内指示を駐車場機器4に送信する(ステップST112)。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、復号路側機情報を受信し、受信した復号路側機情報を指示信号生成部512に出力する。指示信号生成部512は、受信した復号路側機情報に基づいて案内指示を生成し、当該案内指示を通信制御部511に出力する。そして、通信制御部511は通信インタフェース53を通じて、案内指示を駐車場機器4に送信する。
ここで、復号路側機情報に含まれる車両固有ID等に基づいて記憶部52に記憶された利用者リストからユーザを特定できる場合、制御部51は、当該利用者リストのユーザ情報に含まれるメールアドレス等を用いてユーザ機器1に対して直接送信可能な案内指示を通信制御部511に出力して良い。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、ユーザ機器1に案内指示を送信して良い。この場合、以下で説明するステップST113をスキップして良い。
駐車場機器4の出力部46は、案内指示に従った音声案内をユーザ機器1のユーザに向けて出力する(ステップST113)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、案内指示を受信し、受信した案内指示を信号制御部413に出力する。信号制御部413は、入出力インタフェース44を介して出力部46に含まれるスピーカに案内指示に含まれる音声情報を出力する。出力部46(スピーカ)は、案内情報をユーザ機器1のユーザに向けて出力する。例えば、出力部46は「電子駐車場アプリケーションを立ち上げ、オープン釦にタッチして下さい。」というアナウンスをしても良い。ここで、図8では、簡単化のため、ユーザ機器1に向けて出力するように示しているが、実際は、ユーザ機器1を所持するユーザ(車両20の運転者)に向けて出力している。そのため、図8では、このことを明確化するため、ステップST113の線を点線で表している。
通信制御部111は、ゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信する(ステップST114)。音声情報を聞いたユーザは、ユーザ機器1を操作して電子駐車場アプリケーションを立ち上げる。ユーザ機器1の電子駐車場アプリケーション制御部112は、入出力インタフェース14を介して、出力部16にオープン釦を表示させるための情報を出力する。そして、出力部16からオープン釦が押されたことを示す信号を受信すると、電子駐車場アプリケーション制御部112は、記憶部12に記憶された暗号化された車両固有ID(第2の車両固有ID)及び会員番号を取得する。さらに、位置情報取得部113は、入出力インタフェース14を介してGPSから現在のユーザ機器1の位置情報を取得する。そして、電子駐車場アプリケーション制御部112は、会員番号、暗号化車両固有ID、及びユーザ機器1の位置情報を含むゲート開放要求を生成し、生成したゲート開放要求を通信制御部111に出力する。通信制御部111は、通信インタフェース13を通じて、ゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信する。
通信制御部511は、ゲート開放要求を車両情報管理サーバ6に転送する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、ゲート開放要求を受信し、受信したゲート開放要求を車両情報管理サーバ6に転送する。
復号制御部612は、ゲート開放要求に含まれる暗号化車両固有IDを復号する(ステップST116)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、ゲート開放要求を受信する。そして、通信制御部611は、受信したゲート開放要求を復号制御部612に出力する。復号制御部612は、記憶部62に記憶された鍵情報を用いてゲート開放要求に含まれる暗号化車両固有IDを復号し、車両固有IDを取得する。なお、ゲート開放要求に含まれる車両固有IDが暗号化されていない場合、ステップST116は、スキップして良いのは勿論である。
判定制御部613は、車両固有ID及び位置情報を判定する(ステップST117)。復号制御部612は、復号した車両固有ID及びゲート開放要求に含まれるユーザ機器位置情報を判定制御部613に出力する。判定制御部613は、ステップST110で記憶部62に記憶された車両固有ID及び路側機位置情報を取得する。そして、判定制御部613は、記憶部62に記憶された車両固有ID及び復号制御部612から受信した車両固有IDを判定する。すなわち判定制御部613は、第1の車両固有IDと第2の車両固有IDが一致するかどうか判定する。判定の結果、車両固有IDが一致すれば、判定制御部613は、車両20にユーザ機器1のユーザが乗っていると決定することができる。さらに判定制御部613は、路側機位置情報で示される路側機3の位置がユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内にあるかを判定する。
例えば、路側機3は、固定された位置であるため、場所を特定可能であるが、ユーザ機器1の位置は、例えば、GPSから決定した位置であり、誤差がある。そこで、判定制御部613は、例えば、ユーザ機器位置情報で示される位置の範囲に路側機3の位置が含まれるかどうかを判定する。ユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内に路側機3の位置が含まれる場合、判定制御部613は、ユーザ機器1のユーザが駐車場機器4を通行しようとしていると決定することができる。このように、判定制御部613は、車両固有IDが一致するかどうか及びユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内に路側機3の位置を含むかどうかを判定する。ここで、判定制御部613は、位置情報の判定を行わなくてもよい。すなわち、判定制御部613は、車両固有IDが一致するかのみを行っても良い。
通信制御部511は、復号ゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信する(ステップST118)。記憶部62に記憶された車両固有ID(第1の車両固有ID)とステップST116で復号された車両固有ID(第2の車両固有ID)が一致し、ユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内に路側機位置情報で示される位置を含むと判定した場合、判定制御部613は、復号ゲート開放要求を通信制御部611に出力する。ここで、復号ゲート開放要求は、ゲート開放要求に含まれる会員番号を含む。この場合、復号ゲート開放要求に復号された車両固有IDを含む必要はない。また、復号ゲート開放要求は、車両固有IDを含んでも良い。すなわち、復号ゲート開放要求は、事業者管理サーバ5が会員番号を特定可能な情報(会員関連情報)を含んでいれば良い。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、復号ゲート開放要求を事業者管理サーバ5に送信する。また、ステップST117で判定制御部613が車両固有IDが一致するかどうかのみを判定した場合、車両固有IDが一致すると判定した場合にステップST118の処理を行えば良いのは勿論である。
上記から、事業者管理サーバ5がユーザが会員であることを特定したいと望む場合、車両情報管理サーバは、第1の車両固有ID及び第2の車両固有IDを受信し、第1の車両固有IDと第2の車両固有IDが一致するかどうか判定し、車両固有IDが一致すると判定した場合、事業者関連サーバに会員関連情報(会員番号又は車両固有ID)を送信して良い。
一方、車両固有IDが一致しない、又はユーザ機器位置情報で示される位置の範囲内に路側機位置情報で示される位置を含まないと判定した場合、判定制御部613は、ユーザ機器1から受信したゲート開放要求が不正なものであると判定する。そして、判定制御部613は、不正情報を通信制御部611に出力する。そして、通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、不正情報を事業者管理サーバ5に送信する。事業者管理サーバ5の通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、不正情報を駐車場機器4に送信する。
不正情報を受信した通信制御部411は、ゲート制御部414に不正情報を出力する。そして、ゲート制御部414は、ゲート48を閉じ、車両20の通行を許可しないことになる。この場合、係員による対応又は紙媒体の駐車券を発行する等が行われる。
利用者リスト判定部513は、会員番号が利用者リストにあるかどうかを判定する(ステップST119)。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、復号ゲート開放要求を受信し、受信した復号ゲート開放要求を利用者リスト判定部513に出力する。利用者リスト判定部513は、復号ゲート開放要求に含まれる会員番号が記憶部52に記憶された利用者リストにあるかどうかを判定する。すなわち、ユーザが電子駐車場アプリケーションの会員であるかどうかを判定する。或いは、復号ゲート開放要求が車両固有IDを含む場合、利用者リスト判定部513は、当該車両固有IDが利用者リストにあるかどうかを判定しても良い。
利用者リストに会員番号又は車両固有IDが有ると判定した場合、すなわち会員を特定した場合、利用者リスト判定部は、特定された会員の会員情報を記憶部52から取得して良い。すなわち、利用者リスト判定部513は、会員を特定する会員特定部として機能して良い。
事業者管理サーバ5は、当該利用者リストのユーザ情報に含まれるメールアドレス等を用いてクーポン等が添付されたメール等を送付しても良いし、電子駐車場アプリケーションを介してクーポンを配信しても良い。
ここで、利用者リスト判定部513は、ゲート開放要求が案内指示が送信されてから所定の時間に受信しているかを判定しても良い。例えば、所定の時間内にゲート開放要求を受信していない場合、ステップST112に再度戻っても良いし、通常の入場と同様に駐車券を発券しても良い。
制御部51は、駐車場機器4にゲート開放指示を送信する(ステップST120)。ユーザが事前登録されたユーザである場合、利用者リスト判定部513は、会員番号リスト中に会員番号があると判定する。そこで、利用者リスト判定部513は、ゲート開放指示を生成し、通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、ゲート開放指示を駐車場機器4に送信する。
一方、ユーザが事前登録を行っていない場合、電子駐車場アプリケーションの会員でないと判定されることになる。この場合、利用者リスト判定部513は、駐車券発券指示を生成し、通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、駐車券発券指示を駐車場機器4に送信する。そして、駐車券発券指示を受信した駐車場機器4は、磁気券等の紙媒体の駐車券をユーザに対して発券することになる。また、位置情報の判定を行わない場合であって、且つ、車両20の現在のオーナー(ユーザ)が有料駐車場30に進入した場合に、事業者管理サーバ5は、車両の以前のオーナーに対してメールを送信し、有料駐車場30にいない場合は退会するように促す等をしても良い。
ゲート制御部414は、ゲート48を開放する(ステップST121)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、ゲート開放指示を受信し、受信したゲート開放指示をゲート制御部414に出力する。ゲート制御部414は、ゲート開放指示に従って、入出力インタフェース44を通じてゲート48を開放するように制御する。車両20は、ゲートが開放されたことに伴って有料駐車場30に入場することが可能となる。
なお、ステップST114~ステップST116は、ステップST101より前に行われても良い。例えば、車両20が有料駐車場30に接近した際、ユーザがユーザ機器1の電子駐車場アプリケーションを立ち上げて、オープン釦を押して良い。この場合、ステップST111~ステップST113は省略されてよい。そのため、ステップST110の処理後にステップST117の処理に進んで良い。この場合、駐車場機器4のゲート制御部414は、車両20が有料駐車場30に進入したらすぐにゲート48が開くように制御可能である。
図9は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両20が有料駐車場30から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
ここで、ユーザ機器1のユーザは、図8と同様にユーザ機器1に電子駐車場アプリケーションをインストールし、事前登録が完了したユーザであるとする。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載機2の制御部21、路側機3の制御部31、駐車場機器4の制御部41、事業者管理サーバ5の制御部51、及び車両情報管理サーバ6の制御部61がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部52、及び記憶部62に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
図9のシーケンスは、例えば、車両20が有料駐車場30から出場しようとすることで開始する。
ここで、ステップST201~ステップST219は、図8を参照しながら説明したステップST101~ステップST119と同じであるため、これらの処理の説明を省略する。
利用料金算出部514は、駐車場利用料金を算出する(ステップST220)。ユーザが電子駐車場アプリケーションの会員であることが確認された場合、利用者リスト判定部513は、会員番号等を利用料金算出部514に出力する。そして、利用料金算出部514は、会員番号を含む問合せ要求を作成し、通信制御部511に出力する。例えば、有料駐車場30がスーパーマーケット等の施設に設置される場合、施設で所定の料金を購入することで駐車場利用料金を割り引くことが可能な場合がある。そこで、利用料金算出部514は、施設を管理する施設管理サーバに施設でユーザがいくら利用したかを問い合わせる問合せ要求を生成し、通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、施設サーバに問合せ要求を送信し、問合せ要求に応じた利用料金情報を施設サーバから受信する。そして、通信制御部511は、利用料金情報を利用料金算出部514に出力する。利用料金算出部514は、入場日時情報及び出場日時情報から有料駐車場30の利用時間を算出する。そして、利用料金算出部514は、利用時間及び利用料金情報から駐車場利用料金を算出する。
なお、駐車利用料金の支払いは、事前精算であっても良い。この場合、例えば、ユーザ機器1にクレジットカード情報を入力して事前精算釦をユーザが押せば良い。なお、クレジットカード情報は、ユーザ機器1の記憶部12に記憶させておいても良く、毎回クレジットカード情報を入力する必要が無いのは勿論である。或いは、事後精算であっても良い。この場合、例えば、記憶部52に記憶された会員についての情報に含まれるクレジットカード情報に基づいて後でまとめて決済しても良い。
制御部51は、駐車場機器4にゲート開放指示を送信する(ステップST221)。利用者リスト判定部513は、ゲート開放指示を生成し、通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、ゲート開放指示を駐車場機器4に送信する。
ゲート制御部414は、ゲート48を開放する(ステップST222)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、ゲート開放指示を受信し、受信したゲート開放指示をゲート制御部414に出力する。ゲート制御部414は、ゲート開放指示に従って、入出力インタフェース44を通じてゲート48を開くように制御する。車両20は、ゲートが開放されたことに伴って有料駐車場30から出場することが可能となる。
なお、ステップST214~ステップST216は、ステップST201より前に行われても良い。すなわち、事前に有料駐車場から出る旨を事業者管理サーバ5に送信して良い。例えば、ユーザが有料駐車場から出る前に、ユーザ機器1の電子駐車場アプリケーションを立ち上げて、オープン釦を押して良い。さらに、このオープン釦を押す際に事前決済をしても良い。この場合、クレジットカード情報を入力して事前精算釦を押せばよい。また、ステップST211~ステップST213は省略されてよい。そのため、ステップST210の処理後にステップST217の処理に進んで良い。この場合、駐車場機器4のゲート制御部414は、車両20が有料駐車場30に進入したらすぐにゲート48が開くように制御可能である。
(中古車対策)
図8及び図9を参照しながら説明した有料駐車場30の通行において、車両固有IDが一致し、且つユーザ機器位置情報が示す範囲内に路側機位置情報が示す位置を含む場合のみ、ゲート48が開放される。そのため、例えば、車両20のオーナーが変更になるような場合、すなわち、車両20が中古車である場合であっても、車両20の元のオーナーは、駐車場機器4のゲート48を勝手に開けたりすることはできない。また、悪意の第3者が車両固有IDを不正に取得したとしても当該第3者が駐車場機器4のゲート48を開けることができなくなる。
図10乃至図15はそれぞれ車両20が有料駐車場30を通行する際のある状況を示した図である。
図10は、車両20の正規のオーナーが運転者である場合を示す図である。
図10の例では、図8及び図9を参照して説明したように、車両20のオーナーのユーザ機器1の位置情報の範囲内に路側機が存在することになる。そのため、有料駐車場30のゲート48は、正常に開く。
図11は、車両のオーナーが有料駐車場30以外の場所で電子駐車場アプリケーションを操作する例を示す図である。
図11の例では、ユーザ機器1を所持する車両のオーナーが有料駐車場30にいないため、ユーザ機器位置情報の範囲内に路側機3の位置が含まれない。このような場合にユーザ機器1からゲート開放要求を送信しても、ゲート48が開放されることはない。
図12は、車両20のオーナーが有料駐車場30内で電子駐車場アプリケーションを操作した例を示す図である。
図12の例では、車両20のオーナーのユーザ機器1の位置情報の範囲内に路側機3が存在することになる。そのため、有料駐車場のゲート48は、正常に開く。この場合、車両20の運転者は、車両20のオーナーである必要はない。
図13は、車両20の元オーナー又は悪意の第3者が電子駐車場アプリケーションを操作した場合の例を示す図である。
車両20の元オーナー又は、車両固有IDを不正に取得した第3者が所持するユーザ機器7で電子駐車場アプリケーションを操作したとしてもユーザ機器7の位置情報の範囲内に路側機3の位置を含まない。したがって、この場合、ユーザ機器7からゲート開放要求を送信しても、ゲート48が開放されることはない。
図14は、有料駐車場30の利用料金が第3者に課金されない例を示す図である。図8及び図9を参照して説明した例では、ゲート開放要求に含まれる会員番号が事業者管理サーバ5に記憶された会員番号リストに含まれている場合に利用料金の精算が行われる。そのため、ユーザ機器1がゲート開放要求を送信した場合、第3者に対して利用料金を請求することはない。
図15は、車両20のオーナーが電子駐車場アプリケーションに登録していない場合の一例を示す図である。例えば、車両20の元オーナーが電子駐車場アプリケーションを使用しており、車両20のオーナー(例えば高齢者のオーナー)が電子駐車場アプリケーションを使用していない場合、車両20のオーナーからゲート開放要求が送信されることがないため、車両20の元オーナーに対して有料駐車場30の利用料金を誤請求することはない。
(実施形態の作用効果)
以上で説明した実施形態によれば、路側機情報に含まれる車両固有IDとユーザ機器1から送信されるゲート開放要求に含まれる車両固有IDが一致し、且つ路側機情報に含まれる路側機位置情報が示す位置をゲート開放要求に含まれるユーザ機器位置情報が示す位置の範囲が含む場合にのみ駐車場機器4のゲートが開放される。これにより有料駐車場30の入出場をデジタル的な手法により手間の掛からない技術を提供することができる。また、車両20のオーナーが変更された場合であっても車両20の元のオーナーに誤って有料駐車場30を利用した情報が届かないようにする技術を提供することができる。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上の実施形態では、路側機3と駐車場機器4は、別個の機器として示しているが、路側機3の機能を含む1つの駐車場機器4が実施しても良い。すなわち、路側機3が処理する動作を駐車場機器4が行っても良い。
要するに、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
1…ユーザ機器
11…制御部
111…通信制御部
112…電子駐車場アプリケーション制御部
113…位置情報取得部
12…記憶部
13…通信インタフェース
14…入出力インタフェース
15…入力部
16…出力部
20…車両
2…車載機
21…制御部
211…通信制御部
212…車載機情報生成部
22…記憶部
23…通信インタフェース
24…入出力インタフェース
25…入力部
26…出力部
30…有料駐車場
3…路側機
31…制御部
311…通信制御部
312…信号制御部
313…暗号制御部
32…記憶部
33…通信インタフェース
34…入出力インタフェース
35…入力部
36…出力部
4…駐車場機器
41…制御部
411…通信制御部
412…車両検知制御部
413…信号制御部
414…ゲート制御部
42…記憶部
43…通信インタフェース
44…入出力インタフェース
45…入力部
46…出力部
47…車両検知機
48…ゲート
5…事業者管理サーバ
51…制御部
511…通信制御部
512…指示信号生成部
513…利用者リスト判定部
514…利用料金算出部
52…記憶部
53…通信インタフェース
54…入出力インタフェース
55…入力部
56…出力部
6…車両情報管理サーバ
61…制御部
611…通信制御部
612…復号制御部
613…判定制御部
62…記憶部
63…通信インタフェース
64…入出力インタフェース
65…入力部
66…出力部
7…ユーザ機器
10…ネットワーク

Claims (11)

  1. 有料駐車場に設置された路側機及び駐車場機器と接続された事業者管理サーバと、
    前記事業者管理サーバに接続された車両情報管理サーバと、
    を備える情報処理システムであって、
    前記事業者管理サーバは、
    有料駐車場に進入してきた車両から取得した第1の車両固有IDを含む路側機情報を受信し、前記車両の運転者が所持するユーザ機器から前記車両の第2の車両固有IDを含むゲート開放要求を受信し、前記路側機情報及び前記ゲート開放要求を前記車両情報管理サーバに送信し、前記ゲート開放要求の送信に応答してゲート開放要求応答を前記車両情報管理サーバから受信した場合、前記駐車場機器にゲート開放指示を送信する第1の通信部を備え、
    前記車両情報管理サーバは、
    前記路側機情報に含まれる前記第1の車両固有IDと前記ゲート開放要求に含まれる前記第2の車両固有IDが一致するかを判定する第1の判定部と、
    前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致すると判定した場合、前記事業者管理サーバに前記ゲート開放要求応答を送信する第2の通信部と、
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記路側機情報は、前記路側機の位置を示す路側機位置情報をさらに含み、前記ゲート開放要求は、ユーザ機器位置情報をさらに含み、前記第1の判定部は、前記ユーザ機器位置情報が示す範囲内に前記路側機位置情報が示す前記路側機の位置が含まれるかどうかを判定し、前記ユーザ機器位置情報が示す範囲内に前記路側機の位置が含まれると判定した場合、前記第2の通信部は、前記事業者管理サーバに前記ゲート開放要求を送信する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記路側機位置情報は、路側機管理番号であり、前記車両情報管理サーバは、前記路側機管理番号に対応する前記路側機の位置を記憶する第2の記憶部をさらに備え、前記第1の判定部は、前記第2の記憶部から前記路側機管理番号に対応する前記路側機の位置を取得する、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ゲート開放要求は、電子駐車場アプリケーションの会員番号をさらに含み、前記事業者管理サーバは、
    会員番号リストを記憶する第1の記憶部と、
    前記ゲート開放要求応答を受信した場合、前記会員番号リストに前記会員番号が含まれるかどうかを判定する第2の判定部と、
    をさらに備え、前記会員番号リストに前記会員番号が含まれると判定された場合、前記第1の通信部は、前記駐車場機器に前記ゲート開放指示を送信する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1の通信部は、前記ユーザ機器から前記事業者管理サーバにゲート開放要求を送信するように促すための案内指示を前記駐車場機器に送信する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記第1の車両固有ID及び前記第2の車両固有IDは、車載機ID、車両ナンバー、又は前記車載機に挿入されたETCカードのETCカードIDのいずれかである、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1の車両固有ID及び前記第2の車両固有IDは、暗号化されており、前記車両情報管理サーバは、前記第1の車両固有ID及び前記第2の車両固有IDを復号する復号制御部をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 有料駐車場に設置された路側機及び駐車場機器と接続された事業者管理サーバと、
    前記事業者管理サーバに接続された車両情報管理サーバと、
    を備える情報処理システムであって、
    前記車両情報管理サーバは、
    有料駐車場に進入してきた車両から取得した第1の車両固有IDを受信し、前記車両の運転者が所持するユーザ機器から前記車両の第2の車両固有IDを受信する第1の通信部と、
    前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致するかを判定する第1の判定部と、
    前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致すると判定した場合、前記事業者管理サーバに会員関連情報を送信する第2の通信部と、
    を備え、
    前記事業者管理サーバは、
    会員情報を記憶する記憶部と、
    前記車両情報管理サーバから受信した会員関連情報に基づいて会員を特定し、前記特定された会員の前記会員情報を取得する会員特定部と、
    を備える、情報処理システム。
  9. 事業者管理サーバから、有料駐車場に進入してきた車両から取得した第1の車両固有IDを含む路側機情報を受信し、前記車両の運転者が所持するユーザ機器から前記車両の第2の車両固有IDを含むゲート開放要求を受信する第1の通信部と、
    前記路側機情報に含まれる前記第1の車両固有IDと前記ゲート開放要求に含まれる前記第2の車両固有IDが一致するかどうかを判定する判定部と、
    前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致すると判定した場合、前記事業者管理サーバにゲート開放要求応答を送信する第2の通信部と、
    を備える、情報処理装置。
  10. 情報処理装置のプロセッサが実行する情報処理方法であって、
    事業者管理サーバから、有料駐車場に進入してきた車両から取得した第1の車両固有IDを含む路側機情報を受信することと、
    前記事業者管理サーバから、前記車両の運転者が所持するユーザ機器から前記車両の第2の車両固有IDを含むゲート開放要求を受信することと、
    前記路側機情報に含まれる前記第1の車両固有IDと前記ゲート開放要求に含まれる前記第2の車両固有IDが一致するかどうか判定することと、
    前記第1の車両固有IDと前記第2の車両固有IDが一致すると判定した場合、前記事業者管理サーバにゲート開放要求応答を送信することと、
    を備える、情報処理方法。
  11. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の前記車両情報管理サーバの各部としてプロセッサを機能させる情報処理プログラム。
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