JP2024017304A - 情報処理システム、条件判定サーバ、ユーザ管理サーバ、情報処理方法、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、条件判定サーバ、ユーザ管理サーバ、情報処理方法、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】購買情報を踏まえた割引施策を実施すること。【解決手段】実施形態に係る情報処理システムであって、ユーザが利用する車両を識別するためのIDを含む第1の路側器情報から特定IDを取得する取得部と、特定IDに紐づけられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定する条件判定部と、判定結果に基づいてユーザにサービスを提供するサービス提供部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、情報処理システム、条件判定サーバ、ユーザ管理サーバ、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
スーパーやショッピングモール等の施設で駐車場を利用すると駐車料金が掛かる。そして、施設内の事業者は、駐車券を用いた割引施策等を行っている。
また、駐車場を利用する際、駐車券を利用する代わりにETCシステムを利用し、駐車料金をキャッシュレスで徴収する方法もある。
特開2000-285157号公報
駐車場で利用する駐車券は、該当施設でのみ使用可能なものである。そのため、駐車券を利用した複数の施設を横断しての割引施策等を実施することは困難である。
また、駐車券を利用する代わりにETCシステムを利用した上で割引施策等を行う場合、店舗で利用があったかどうかのみが判別可能であり、購買内容の詳細は分からない。そのため、購買情報を踏まえた割引施策を実施することが困難である。
実施形態に係る、情報処理システムは、ユーザが利用する車両を識別するためのIDを含む第1の路側器情報から特定IDを取得する取得部と、前記特定IDに紐付けられたに紐づけられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定する条件判定部と、前記判定結果に基づいて前記ユーザにサービスを提供するサービス提供部と、を備えるものである。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、ユーザ機器及びPOS機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、車載器、路側器、及び精算機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、ユーザ管理サーバ、鍵管理サーバ、及び条件判定サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、ユーザ機器及びPOS機器のソフトウェア構成を図2に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。 図6は、車載器、路側器、及び精算機のソフトウェア構成を図3に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。 図7は、ユーザ管理サーバ、鍵管理サーバ、及び条件判定サーバのソフトウェア構成を図4に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。 図8は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両が施設の駐車場に入場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図9は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図10は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが駐車料金を確認する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図11は、条件及び当該条件を満たした場合の割引結果の一例を示す図である。 図12は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図13は、条件及び当該条件を満たした場合のサービス提供の一例を示す図である。 図14は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 図15は、条件判定サーバ及び電子レシート管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図16は、条件判定サーバ及び電子レシート管理サーバのソフトウェア構成を図15に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。 図17は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図18は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図19は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図20は、ユーザが駐車料金を確認する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図21は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら情報処理システム、条件判定サーバ、ユーザ管理サーバ、情報処理方法、及び情報処理プログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る情報処理システムは、ユーザ機器1と、車両2000に配置された車載器2と、第1の施設3000A内に配置された第1の路側器3A、第1の精算機4A、及び第1のPOS(Point of sale)機器5Aと、第2の施設3000B内に配置された第2の路側器3B、第2の精算機4B、及び第2のPOS機器5Bと、ユーザ管理サーバ6と、鍵管理サーバ7と、条件判定サーバ8と、ネットワーク10と、を備える。
ユーザ機器1、第1の精算機4A、第2の精算機4B、第1のPOS機器5A、第2のPOS機器5B、ユーザ管理サーバ6、及び条件判定サーバ8は、ネットワーク10を通じて、互いに通信可能である。また、ユーザ管理サーバ6は、ネットワーク10を通じて、鍵管理サーバ7と通信可能である。さらに、第1の路側器3Aは、車載器2及び第1の精算機4Aと、第2の路側器3Bは、車載器2及び第2の精算機4Bとそれぞれ通信可能である。
ここで、第1の施設3000A及び第2の施設3000Bを区別する必要がない場合、単に施設3000と記載する。同様に、第1の路側器3A及び第2の路側器3Bと、第1の精算機4A及び第2の精算機4Bと、第1のPOS機器5A及び第2のPOS機器5Bもそれぞれ区別する必要がない場合、単に路側器3、精算機4、及びPOS機器5と記載する。
なお、情報処理システムは、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を備えたり、情報処理システムから特定の構成が除外されたりしても良い。
ユーザ機器1は、ユーザが利用する端末である。ユーザ機器1は、スマートフォン等の携帯端末型の装置であって良い。
車両2000は、施設に設置された駐車場を利用可能な車両であれば一般的な車両で良い。例えば、車両2000は、複数人で車両を共有するカーシェアリング等の車両等も含む。
車載器2は、例えば、ETC(electronic toll collection)カードを挿入することによりETCシステムを利用することが可能である。本実施形態では、簡単化のため、車載器2には、ETCカードが挿入されている例を説明するが、ETCカードが挿入されていなくともよい。
路側器3は、ユーザ機器1を保持するユーザ等が車両2000でスーパーマーケット、ショッピングモール等の施設3000に訪れた際に使用可能な駐車場に設置される。路側器3は、例えばDSRC(dedicated short-range communications)機能を搭載した機器を備えていて良い。当該機器により、路側器3は、車載器2と通信可能になる。なお、路側器3は、ユーザが施設を利用する際に使用可能な駐車場に限られず、コインパーキング等の一般的な駐車場に設置されていても良いのは勿論である。なお駐車場の入場と出場の場所が異なる場合などには駐車場機器はそれぞれ設置されていてもよい。
精算機4は、施設3000内に設置される。そして、精算機4は、車両2000が施設に入場する際及び施設から出場する際それぞれで路側器3が取得した情報に基づいて駐車場を利用した車両の料金を計算したり、情報を取得した時刻を記録する。
POS機器5は、施設3000内の各店舗に配置される。ユーザが各店舗で物品等を購入した場合、購買情報を条件判定サーバ8に送信する。また、POS機器5は、ユーザ機器1に表示された1次元コード又は2次元コード情報を読み取ることが可能である。
ユーザ管理サーバ6は、料金システムを管理する管理会社等に設置される。また、ユーザ管理サーバ6及び鍵管理サーバ7は、同一の場所又は異なる場所に設置されても良い。さらに、ユーザ管理サーバ6と鍵管理サーバ7は、互いに接続され、各種データを互いに通信可能である。当該通信は、有線又は無線を用いたセキュアな通信である。また、図1では、ユーザ管理サーバ6と鍵管理サーバ7は、別個のサーバとして示しているが、1つのサーバに機能をまとめても良いのは勿論である。
条件判定サーバ8は、ユーザ管理サーバ6が各種割引を行うことが可能かどうかを判定するサーバである。さらに条件判定サーバ8は、電子レシートを管理するサーバでもある。
図2は、ユーザ機器1及びPOS機器5のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ機器1は、制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、入出力インタフェース14、入力部15、及び出力部16を備える。制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、及び入出力インタフェース14は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース14は、入力部15及び出力部16と互いに通信可能に接続されている。
ユーザ機器1の制御部11は、ユーザ機器1を制御する。制御部11は、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部12は、記憶媒体である。記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部12は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OS(Operating System)やミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース13は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース13は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6及び条件判定サーバ8と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース13は、制御部11の制御の下、ユーザ管理サーバ6及び条件判定サーバ8との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース14は、入力部15及び出力部16との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース14は、通信インタフェース13の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース14は、入力部15、出力部16と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部15は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース14を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部11に出力する。例えば、入力部15及び出力部16は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部15は、タッチスクリーン上に表示された釦等にユーザがタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部11に出力しても良い。また、入力部15は、例えば、ユーザ機器1のユーザがユーザ機器1に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部16は、例えば液晶、有機EL(Electro Luminescence)等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース14から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。例えば、出力部16は、ユーザが電子レシートを使用する際に使用するバーコード等を含むコード情報を表示することが可能である。
POS機器5は、制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、入出力インタフェース54、入力部55、出力部56、及びコード読み取り部57を備える。制御部51、記憶部52、通信インタフェース53、及び入出力インタフェース54は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース54は、入力部55、出力部56、及びコード読み取り部57と互いに通信可能に接続されている。
POS機器5の制御部51は、POS機器5を制御する。制御部51は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部52は、記憶媒体である。記憶部52は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部52は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース53は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース53は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、条件判定サーバ8と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース53は、制御部51の制御の下、条件判定サーバ8との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース54は、入力部55及び出力部56との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース54は、通信インタフェース53の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース54は、入力部55、出力部56と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部55は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース54を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部51に出力する。例えば、入力部55及び出力部56は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部55は、タッチスクリーン上に表示された釦等にユーザがタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部51に出力しても良い。また、入力部55は、例えば、POS機器5の使用者がPOS機器5に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部56は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース54から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
コード読み取り部57は、ユーザ機器1の出力部16に表示された1次元コード又は2次元コードを読み取るコードリーダを含む。ここで、1次元コードは、バーコードであり、2次元コードは、QRコード(登録商標)であって良い。さらに、コード読み取り部57は、読み取ったコードを制御部51に出力する。
また、コード読み取り部57は、ユーザが購入した物品等に付されたバーコードからユーザが購入しようとしている物品又はサービスについて代金等を含む各種情報を読み取る。
記憶部52は、コード読み取り部57が読み取ったユーザが購入しようとしている物品又はサービスについての情報を記憶する。
図3は、車載器2、路側器3、及び精算機4のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
車載器2は、制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、入出力インタフェース24、カード挿入部25、及び音声部26を備える。制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、及び入出力インタフェース24は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース24は、カード挿入部25及び音声部26と互いに通信可能に接続されている。
車載器2の制御部21は、車載器2を制御する。制御部21は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部22は、記憶媒体である。記憶部22は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部22は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース23は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース23は、路側器3と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース23は、制御部21の制御の下、路側器3との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース24は、カード挿入部25及び音声部26との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース24は、通信インタフェース23の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース24は、カード挿入部25、音声部26と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
カード挿入部25は、ETCカード等の決済用カードを挿入可能な構造を有する。カード挿入部25に決済用カードが挿入されると、制御部21は、決済用カードに記憶されたカードID等の各種情報を読み取ることが可能となる。
音声部26は、スピーカ等を有する。例えば、音声部26は、カード挿入部25に決済用カードが挿入されていない、決済用カードから情報が読み取れない場合等にユーザに音声でその旨を伝えることが可能である。
路側器3は、制御部31、記憶部32、通信インタフェース33、入出力インタフェース34、入力部35、出力部36、及びゲート37を備える。制御部31、記憶部32、通信インタフェース33、及び入出力インタフェース34は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース34は、入力部35、及び出力部36と互いに通信可能に接続されている。
路側器3の制御部31は、路側器3を制御する。制御部31は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部32は、記憶媒体である。記憶部32は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部32は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース33は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース33は、車載器2と無線接続する通信モジュールを含む。さらに通信インタフェース33は、精算機4と有線又は無線接続する通信モジュールを含む。なお、図3では示していないが、通信インタフェース33は、ネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8等の各種サーバと有線又は無線接続することが可能な通信モジュールを含んで良い。すなわち、通信インタフェース33は、制御部31の制御の下、車載器2及び精算機4、或いは、各種サーバとの間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース34は、入力部35及び出力部36との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース34は、通信インタフェース33の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース34は、入力部35、出力部36と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部35は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース34を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部31に出力する。例えば、入力部35及び出力部36は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部35は、タッチスクリーン上に表示された釦等に路側器3の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部31に出力しても良い。また、入力部35は、例えば、路側器3の管理者が路側器3に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部36は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース34から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。また、路側器3は、車両2000を撮影することが可能なカメラを備えていても良い。
精算機4は、制御部41、記憶部42、通信インタフェース43、入出力インタフェース44、入力部45、及び出力部46を備える。制御部41、記憶部42、通信インタフェース43、及び入出力インタフェース44は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース44は、入力部45、出力部46、及びゲート47と互いに通信可能に接続されている。
精算機4の制御部41は、精算機4を制御する。制御部41は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部42は、記憶媒体である。記憶部42は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部42は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース43は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース43は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6及び条件判定サーバ8と無線接続する通信モジュールを含む。さらに通信インタフェース43は、路側器3と有線又は無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース43は、制御部41の制御の下、ユーザ管理サーバ6及び条件判定サーバ8との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース44は、入力部45及び出力部46との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース44は、通信インタフェース43の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース44は、入力部45、出力部46と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部45は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース44を介して、精算機4のユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部41に出力する。例えば、入力部45及び出力部46は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部45は、タッチスクリーン上に表示された釦等に管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部41に出力しても良い。また、入力部45は、例えば、管理者が精算機4に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部46は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース44から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
ゲート47は、制御部41の制御に従って開閉し、車両2000の入場及び出場を制御する。例えば、車両2000を一旦停止させる場合又は車両2000の通行を不可とする場合、ゲート47を閉じて車両2000の通行を阻止する。一方、車両2000の入場又は出場を許可する場合、ゲート47を開放して車両2000の駐車場への入場又は駐車場からの出場を許可する。
また、図3の例では、ゲート47は、精算機4に設けられた例を示しているが、路側器3に設けられていても良い。この場合、精算機4がゲート47を制御しても良いし、路側器3がゲート47を制御しても良い。
図4は、ユーザ管理サーバ6、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ管理サーバ6は、制御部61、記憶部62、通信インタフェース63、入出力インタフェース64、入力部65、及び出力部66を備える。制御部61、記憶部62、通信インタフェース63、及び入出力インタフェース64は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース64は、入力部65及び出力部66と互いに通信可能に接続されている。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、ユーザ管理サーバ6を制御する。制御部61は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部62は、記憶媒体である。記憶部62は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部62は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース63は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース63は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ機器1、精算機4、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8と無線接続する通信モジュールを含む。なお、通信インタフェース63は、鍵管理サーバ7と有線接続する通信モジュールを含んでも良い。通信インタフェース63は、制御部61の制御の下、ユーザ機器1、精算機4、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース64は、入力部65及び出力部66との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース64は、通信インタフェース63の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース64は、入力部65、出力部66と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部65は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース64を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部61に出力する。例えば、入力部65及び出力部66は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部65は、タッチスクリーン上に表示された釦等にユーザ管理サーバ6の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部61に出力しても良い。また、入力部65は、例えば、管理者がユーザ管理サーバ6に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部66は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース64から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
鍵管理サーバ7は、制御部71、記憶部72、通信インタフェース73、入出力インタフェース74、入力部75、及び出力部76を備える。制御部71、記憶部72、通信インタフェース73、及び入出力インタフェース74は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース74は、入力部75及び出力部76と互いに通信可能に接続されている。
鍵管理サーバ7の制御部71は、鍵管理サーバ7を制御する。制御部71は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部72は、記憶媒体である。記憶部72は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部72は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース73は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース73は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース73は、制御部71の制御の下、ユーザ管理サーバ6との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース74は、入力部75及び出力部76との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース74は、通信インタフェース73の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース74は、入力部75、出力部76と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部75は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース74を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部71に出力する。例えば、入力部75及び出力部76は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部75は、タッチスクリーン上に表示された釦等に鍵管理サーバ7の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部71に出力しても良い。また、入力部75は、例えば、管理者が鍵管理サーバ7に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部76は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース74から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
条件判定サーバ8は、制御部81、記憶部82、通信インタフェース83、入出力インタフェース84、入力部85、及び出力部86を備える。制御部81、記憶部82、通信インタフェース83、及び入出力インタフェース84は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース84は、入力部85及び出力部86と互いに通信可能に接続されている。
条件判定サーバ8の制御部81は、条件判定サーバ8を制御する。制御部81は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部82は、記憶媒体である。記憶部82は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部82は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース83は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース83は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ機器1、精算機4、POS機器5、及びユーザ管理サーバ6と無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース83は、制御部81の制御の下、ユーザ機器1、精算機4、POS機器5、及びユーザ管理サーバ6との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース84は、入力部85及び出力部86との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース84は、通信インタフェース83の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース84は、入力部85、出力部86と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部85は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース84を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部81に出力する。例えば、入力部85及び出力部86は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部85は、タッチスクリーン上に表示された釦等に条件判定サーバ8の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部81に出力しても良い。また、入力部85は、例えば、管理者が条件判定サーバ8に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部86は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース84から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
図5は、ユーザ機器1及びPOS機器5のソフトウェア構成を図2に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。
最初に、ユーザ機器1は、電子レシート用のアプリケーション及びまとめ払い用のアプリケーションがダウンロードされているとする。
電子レシート用のアプリケーションは、レシートを電子的に管理するためのアプリケーションである。例えば、電子レシート用のアプリケーションを使用することで、スーパーマーケット等の各種店舗で物品又はサービスを購入した際に貰うレシートを紙媒体ではなく電子的に貰うことが可能となる。
まとめ払い用のアプリケーションは、例えば、カーシェアの料金、カーシェアを利用した際に使用した施設3000の駐車場の料金等の複数のサービスをユーザが利用した際に発生する料金をまとめて支払うためのアプリケーションである。例えば、ユーザ管理サーバ6は、ユーザ機器1を識別するためのユーザIDに紐付けてユーザがどのようなサービスを利用したかを管理し、使用したサービスに応じた代金を日毎、週毎、又は月末等の決まった周期でまとめて料金をユーザに請求する。ここで、ユーザ管理サーバ6は、ユーザが使用したサービスに応じて、駐車場の料金、カーシェア利用料金等の各種料金を割引くことも可能である。
また、ユーザIDは、まとめ払い用アプリケーションを利用するためのユーザを特定するためのIDであってよい。そのため、ユーザIDは、ユーザ機器1を識別することが可能なIDであれば任意のIDであって良い。例えば、ユーザIDは、ユーザ機器1に挿入されたSIMカードのID、まとめ払い用のアプリケーションID、電話番号、ユーザが指定したメールアドレス等であって良い。
ユーザ機器1の制御部11は、通信制御部111、電子レシート制御部112、及びまとめ払い制御部113を備える。
通信制御部111は、後述する電子レシート制御部112及びまとめ払い制御部113から受信した各種情報を、通信インタフェース13及びネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6に送信する。また、通信制御部111は、通信インタフェース13及びネットワーク10を通じて、ユーザ管理サーバ6から各種情報を受信する。
電子レシート制御部112は、電子レシート用のアプリケーションを制御する。例えば、電子レシート制御部112は、ユーザの指示に応じて、電子レシートコードを出力部16に表示させることが可能である。ここで、電子レシートコードは、ユーザ機器1又はユーザアカウント・パスワードを利用してユーザ自身を特定することが可能な電子レシートIDを含み、POS機器5等に読み込ませることが可能な1次元コード又は2次元コードである。なお、1次元コードは、例えば、バーコードであり、2次元コードは、QRコードであって良い。また、電子レシートコードを読み取ったPOS機器5は、電子レシート管理サーバである条件判定サーバ8に購買情報を送信する。そして、条件判定サーバ8は、電子レシートIDに関連付けて購買情報を電子レシートとして、記憶する。そして、電子レシート制御部112の要求に応じて購買情報をユーザ機器1に送信する。電子レシート制御部112は、受信した購買情報を電子レシートとして出力部16に表示することが可能である。
まとめ払い制御部113は、まとめ払い用のアプリケーションを制御する。例えば、まとめ払い制御部113は、ユーザの指示に応じて、駐車場の料金、月毎に決済された支払額等の各種情報を表示させることが可能である。また、まとめ払い制御部113は、上記各種情報の表示に併せて料金の確定に関係する情報を表示させて良い。ここで、料金の確定に関係する情報は、駐車場の入場時刻、駐車場に入場してからの累計金額、割引までに必要な金額等を含む。
さらに、まとめ払い用のアプリケーションと電子レシート用のアプリケーションは、まとめて1つのアプリケーションであっても良い。この場合、電子レシート制御部112とまとめ払い制御部113の機能を有する1つの制御部があれば良い。
また、制御部11は、その他のアプリケーションを制御しても良いのは勿論である。例えば、制御部11は、電子駐車券アプリケーションを制御して良い。例えば、電子駐車券アプリケーションは、ユーザ管理サーバ6から受信した電子駐車券を管理することが可能である。また、まとめ払い用アプリケーションと電子駐車券アプリケーションは、まとめて1つのアプリケーションであっても良い。
記憶部12は、電子レシートID及びユーザID等の各種情報を記憶していて良い。
POS機器5の制御部51は、通信制御部511、コード読み取り制御部512、及び購買情報生成部513を備える。
通信制御部511は、後述する購買情報生成部513から受信した購買情報を、通信インタフェース53及びネットワーク10を通じて、条件判定サーバ8に送信する。
コード読み取り制御部512は、ユーザ機器1の出力部16に表示され、且つコード読み取り部57を用いて読み取られた電子レシートコードから電子レシートIDを取得する。そして、コード読み取り制御部512は、取得した電子レシートIDを購買情報生成部513に出力する。
購買情報生成部513は、ユーザが購入しようとしている物品又はサービスについての情報を記憶部52から取得する。そして、購買情報生成部513は、当該情報及びコード読み取り制御部512から受信した電子レシートIDを含む購買情報を生成し、通信制御部511に出力する。
図6は、車載器2、路側器3、及び精算機4のソフトウェア構成を図3に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。
車載器2の制御部21は、通信制御部211及び登録情報生成部212を備える。
通信制御部211は、路側器3を検知して路側器3と接続する。通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、路側器3と各種情報を送受信する。また、通信制御部211は、路側器3と接続した場合、路側器3と通信可能であることを示す情報を登録情報生成部212に出力する。
登録情報生成部212は、記憶部22に記憶された車両ID、カードID等の情報を取得し、当該情報を含む登録情報を生成する。ここで、車両IDは、車両2000を識別するためのIDであり、例えば、車載器ID、ナンバープレート等のうちの少なくとも1つを含む。また、カードIDを用いて車両2000を識別しても良いのは勿論である。そして、登録情報生成部212は、生成した登録情報を通信制御部211に出力する。
路側器3の制御部31は、通信制御部311、路側器情報生成部312、及び暗号制御部313を備える。また、記憶部32は、鍵記憶部321を備える。
鍵記憶部321は、暗号制御部313が路側器情報を暗号化するための鍵情報を備える。なお、図6の例では、鍵記憶部321が路側器3にある例を示しているが、精算機4の記憶部42にあっても良い。
通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、車載器2と各種情報を送受信する。さらに、通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、精算機と各種情報を送受信する。
路側器情報生成部312は、記憶部32に記憶された路側器固有番号、及び車両2000が施設3000の駐車場に入場する時刻を示す入場日時情報を取得する。ここで、路側器固有番号は、車両2000がどこの入口又は出口を通過しているかを特定するための番号である。例えば、路側器固有番号は、路側器に固有の番号であっても良いし、精算機4と路側器3との組み合わせで固有に割り振られた番号であっても良い。また、路側器固有番号は、鍵管理サーバ7が暗号化された情報を復号する際にどの復号鍵を使用するかを特定するために用いられる番号であっても良い。そして、路側器情報生成部312は、路側器固有番号及び車載器2から取得した登録情報を含む路側器情報を生成する。そして、路側器情報生成部312は、路側器情報を暗号制御部313に出力する。ここで、登録情報は、入場日時情報を含んでも良い。
暗号制御部313は、記憶部32の鍵記憶部321に記憶された鍵情報を用いて、路側器情報を暗号化する。暗号化方式は、共通鍵暗号化方式、又は公開鍵暗号化方式等一般的な暗号化方式であって良い。また、暗号化方式は、RSA-OAEP(Optimal Asymmetric Encryption Padding)のような改ざん耐性が追加される方式を利用しても良い。
精算機4の制御部41は、通信制御部411、駐車料金計算制御部412、及びゲート制御部413を備える。
通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、路側器3及びユーザ管理サーバ6と各種情報を通信する。また、通信制御部411は、路側器3から路側器情報等を受信した際の時刻を入場日時情報として取得して良い。
駐車料金計算制御部412は、ユーザ管理サーバ6から受信した料金計算指示に含まれる入場日時情報及び出場日時情報から施設3000の駐車場に滞在した時間を算出し、算出した時間に対応する駐車料金を計算する。そして、駐車料金計算制御部412は、算出した駐車料金を含む駐車料金情報を生成し、当該料駐車金情報を通信制御部411に出力する。なお、駐車料金をユーザ管理サーバ6等で算出する場合、駐車料金計算制御部412は、ユーザ管理サーバ6等に含まれて良い。
図7は、ユーザ管理サーバ6、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8のソフトウェア構成を図4に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、通信制御部611、ユーザID取得制御部612、電子駐車券生成部613、クーポン・割引制御部614、及び明細更新制御部615を備える。また、記憶部62は、ユーザリスト記憶部621及び料金記憶部622を備える。
ユーザリスト記憶部621は、事前に登録された車両ID又はカードIDに紐付けされたユーザIDを記憶する。すなわち、ユーザリスト記憶部621は、車載器2で取得した登録情報に含まれる車両ID又はカードIDに紐付けてまとめ払い用のアプリケーションのユーザIDを記憶している。
料金記憶部622は、ユーザIDに紐付けられた電子駐車券を記憶する。さらに、料金記憶部622は、サービス提供情報を記憶する。サービス提供情報は、例えば、施設3000の店舗、及び周辺の近隣施設で利用可能なクーポン、又は駐車場の割引情報等の情報を含む。さらに料金記憶部622は、ユーザIDと紐付けられた電子レシートIDを記憶する。なお、ユーザIDと電子レシートIDとの紐付けは、ユーザにより事前に登録されているものであって良い。すなわち料金記憶部622は、ユーザIDに紐付けられた電子駐車券及び電子レシートIDに加えて、サービス提供情報を記憶する。さらに、料金記憶部622は、ユーザIDに紐付けられたユーザが利用したサービスの明細を記憶する。例えば、サービスの明細は、施設3000の駐車場を利用した駐車場の料金、カーシェアを使用している或いはした際の利用料金等を含む。或いは、後述する条件判定サーバ8がユーザIDと紐付けられた電子レシートIDを記憶していても良い。この場合、料金記憶部622は、ユーザIDのみを記憶していても良い。
また、料金記憶部622は、路側器固有番号と、当該路側器固有番号が割り振られた路側器3が設置された場所、路側器3を管理する事業者、路側器3が入口に設置されている又は出口に設置されているかのリストを記憶していて良い。
通信制御部611は、通信インタフェース63及びネットワーク10を通じて、各種情報をユーザ機器1、精算機4、鍵管理サーバ7、及び条件判定サーバ8に送信する。なお、各装置に送信する情報及び各装置から受信する情報の詳細は、後述する。
ユーザID取得制御部612は、精算機4を通じて受信した路側器情報に含まれる車両ID又はカードIDを抽出し、車両ID又はカードIDに紐付けされたユーザIDをユーザリスト記憶部621から取得する。また、ユーザID取得制御部612は、ユーザIDに紐付けされた電子レシートIDを取得しても良い。すなわち、ユーザID取得制御部612は、ユーザが利用する車両2000を識別するためのIDである車両ID又はカードIDを含む路側器情報から特定IDであるユーザID又は電子レシートIDを取得する。ここで、特定IDは、ユーザを特定するためのIDであって、例えば、アプリケーションを利用するためのユーザを特定するためのユーザID又は電子レシートIDを含む。さらにユーザID取得制御部612は、路側器固有番号及び料金記憶部622に記憶されたリストに基づいて、路側器3が入口に設置された路側器であると判定する。そして、ユーザID取得制御部612は、電子駐車券生成部613に電子駐車券を生成するための各種情報を含む電子駐車券生成指示を出力する。
電子駐車券生成部613は、電子駐車券生成指示に応じて電子駐車券を生成する。電子駐車券生成部613は、生成した電子駐車券をユーザIDに紐付けて料金記憶部622に記憶させる。電子駐車券生成部613は、電子駐車券をクーポン・割引制御部614に出力する。
クーポン・割引制御部614は、電子駐車券に基づいて、料金記憶部622に記憶されたサービス提供情報を取得する。さらに、クーポン・割引制御部614は、ユーザ機器1からの要求に応じて、ユーザIDに基づいて条件判定要求を生成し、通信制御部611に出力する。また、クーポン・割引制御部614は、当該条件判定要求に応じて条件判定サーバ8から受信した判定結果に対応するサービス提供情報を料金記憶部622から取得することも可能である。すなわち、クーポン・割引制御部614は、判定結果に基づいてユーザにサービスを提供するサービス提供部として機能する。そして、クーポン・割引制御部614は、サービス提供情報を通信制御部611に出力する。
明細更新制御部615は、ユーザ機器1の要求に応じて、今現在ユーザが支払うべき暫定の駐車料金を決定し、当該暫定駐車料金を含む駐車料金情報を生成する。そして、明細更新制御部615は、生成した駐車料金情報を通信制御部611に出力する。さらに、明細更新制御部615は、精算機4から受信した駐車料金情報及びクーポン・割引制御部614から受信したサービス提供に基づいて、明細を更新する。例えば、明細更新制御部615は、サービス提供に基づいて駐車料金を割引く又はカーシェア代金を割引く等の明細の更新を行い、更新された明細を料金記憶部622に記憶させる。
鍵管理サーバ7の制御部71は、通信制御部711及び復号制御部712を備える。また、記憶部72は、鍵記憶部721を備える。
鍵記憶部721は、復号制御部が路側器情報を復号するための鍵情報を記憶する。この鍵情報は、路側器情報を復号可能な鍵情報であり、例えば、鍵記憶部321に記憶された鍵情報に対応した鍵情報であって良い。
通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて路側器情報を受信する。さらに、通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて、ユーザ管理サーバ6に復号路側器情報を送信する。
復号制御部712は、記憶部72の鍵記憶部721に記憶された鍵情報を用いて路側器情報を復号し、復号路側器情報を取得する。ここで、復号方式は、路側器3の暗号制御部313が使用した暗号化方式に対応した復号方式であれば良い。
条件判定サーバ8の制御部81は、通信制御部811、電子レシート制御部812、購買情報制御部813、及び条件判定部814を備える。また、記憶部82は、購買情報記憶部821及び条件記憶部822を備える。
購買情報記憶部821は、電子レシートIDに紐づけられた全ての購買情報である全購買情報又は特定の条件を満たした購買情報を記憶する。例えば、購買情報は、ユーザがレシートを電子レシートで受け取ることを希望した購買情報であって良い。また、購買情報は、購買を行った日時、店舗等の情報も含んで良い。
条件記憶部822は、条件判定部814が判定すべき所定の条件全てを記憶する。なお、具体的な条件については後述する。
また、記憶部82は、ユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを記憶していても良い。
条件判定サーバ8の通信制御部811は、電子レシートコード表示要求を受信し、当該電子レシートコード表示要求を電子レシート制御部812に出力する。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、電子レシートコード情報をユーザ機器1に送信する。なお、電子レシートコード情報は、ユーザ管理サーバ6を介して提供されても良い。例えば、ユーザ管理サーバ6は、電子駐車券に当該電子レシートコード情報を含むようにして、ユーザ機器1に送信しても良い。また、通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、条件判定要求を受信し、当該条件判定要求を条件判定部814に出力する。また、通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する。
電子レシート制御部812は、電子レシートコード表示要求に含まれる電子レシートIDを含む電子レシートコードを表示するための電子レシートコード情報を生成する。そして、電子レシート制御部812は、通信制御部811に当該電子レシートコード情報を出力する。
購買情報制御部813は、購買情報に含まれる電子レシートIDに対応付けて当該購買情報を購買情報記憶部821に記憶させる。すなわち、購買情報記憶部821は、電子レシートIDに紐づいた全ての過去の購買情報である全購買情報を記憶させることが可能となる。購買情報制御部813は、電子レシートIDに関連付けられたカードID等を購買情報記憶部821から取得し、購買についての情報に含まれる購入代金で決済処理を行っても良い。また、購買情報制御部813は、受信した購買情報を条件判定部814に出力する。
条件判定部814は、条件記憶部822に記憶された条件を参照し、購買情報がいずれかの条件を満たすかどうかを判定する。
(動作)
図8は、図1に示される情報処理システムにおいて、車両2000が施設3000の駐車場に入場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載器2の制御部21、路側器3の制御部31、精算機4の制御部41、ユーザ管理サーバ6の制御部61、及び鍵管理サーバ7の制御部71がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部62、及び記憶部72に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
図8のシーケンスでは、車両2000が施設3000の駐車場に入場しようとすることで開始する。
車載器2の制御部21は、路側器3に登録情報を送信する(ステップST11)。制御部21の通信制御部211は、路側器3を検知して路側器3と接続する。そして、通信制御部211は、路側器3と通信可能であることを示す情報を登録情報生成部212に出力する。登録情報生成部212は、記憶部22に記憶された車両ID及びカードID等の情報を含む登録情報を取得し、通信制御部211に出力する。通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、路側器3に登録情報を送信する。なお、路側器3は、ナンバープレート等の車両IDを取得する際、路側器が備えるカメラを利用しても良い。路側器3は、当該カメラで撮影した撮影画像からナンバープレートについての情報(車両ID)を取得しても良い。この場合、車両2000と路側器3で通信をしなくとも良い。
路側器3の制御部31は、登録情報を含む路側器情報を暗号化する(ステップST12)。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、登録情報を受信する。通信制御部311は、受信した登録情報を路側器情報生成部312に出力する。路側器情報生成部312は、記憶部32に記憶された路側器固有番号、及び車両2000が施設3000の駐車場に入場する時刻を示す入場日時情報を取得する。路側器情報生成部3412は、路側器固有番号及び登録情報を含む路側器情報を生成する。ここで、路側器情報は、入場日時情報を含んでも良い。そして、路側器情報生成部312は、路側器情報を暗号制御部313に出力する。暗号制御部313は、記憶部32の鍵記憶部321に記憶された鍵情報を用いて、路側器情報を暗号化する。なお、暗号化は、路側器情報に対して行っても良いし、路側器情報に含まれる車両ID、及びカード番号等の一部の情報に対して行っても良い。なお、路側器固有情報は、暗号化しない。当該情報は、鍵管理サーバ7で復号するための鍵を検索するために使用するからである。また、暗号化方式は、共通鍵暗号化方式、又は公開鍵暗号化方式等一般的な暗号化方式であって良い。
制御部31は、路側器情報を精算機4に送信する(ステップST13)。暗号制御部313は、路側器情報生成部312を介して通信制御部311に暗号化された路側器情報を出力する。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、路側器情報を精算機4に送信する。
精算機4の制御部41は、路側器情報をユーザ管理サーバ6に転送する(ステップST14)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、路側器情報を受信する。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、受信した路側器情報をユーザ管理サーバ6に送信する。ここで、精算機4は、路側器情報を受信した日時を車両2000が駐車場に入場する時刻である入場日時情報として、路側器情報に付加しても良い。また、路側器3がユーザ管理サーバ6と通信可能な場合、ステップST13で制御部31がユーザ管理サーバ6に直接送信しても良い。この場合、ステップST14は、省略可能である。
ここで、ステップST12の処理は、ステップST13の後に精算機4が実行しても良い。すなわち、路側器3で路側器情報を暗号化せず、精算機4で暗号化を実行しても良い。この場合、記憶部42が鍵記憶部を備え、制御部41は、路側器情報又は路側器情報の一部に対して暗号化を実行する。すなわち、路側器3は、車載器2から取得した登録情報に、路側器固有番号を付与した情報に対して暗号化を実行せずに、精算機4に送信して良い。
また、ステップST12は、省略可能である。すなわち、路側器3又は精算機4は、路側器情報を暗号化しなくとも良い。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、路側器情報を鍵管理サーバ7に送信する(ステップST15)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、路側器情報を受信する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、受信した路側器情報を鍵管理サーバ7に送信する。
鍵管理サーバ7の制御部71は、路側器情報を復号する(ステップST16)。通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて路側器情報を受信する。そして、通信制御部711は、受信した路側器情報を復号制御部712に出力する。復号制御部712は、路側器情報に含まれる暗号化されていない路側器固有番号に基づいて、記憶部72の鍵記憶部721から、復号のために使用する鍵情報を取得する。そして、復号制御部712は、取得した鍵情報を用いて路側器情報を復号し、復号路側器情報を取得する。ここで、復号方式は、ステップST12で用いた暗号化方式に対応する復号方式であれば良いのは勿論である。
制御部71は、復号路側器情報をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST17)。復号制御部712は、復号路側器情報を通信制御部711に出力する。通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて、ユーザ管理サーバ6に復号路側器情報を送信する。
ここで、ステップST12を省略した場合、すなわち、路側器情報が暗号化されていない場合、ステップST15~ステップST17は、省略される。この場合、鍵管理サーバ7は、無くとも良い。
制御部61は、ユーザIDを取得する(ステップST18)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、復号路側器情報を受信する。なお、復号路側器情報に入場日時情報が含まれていない場合、通信制御部611は、路側器情報を受信した日時を入場日時情報として取得し、復号路側器情報に付加して良い。すなわち、ユーザ管理サーバ6が路側器情報を受信した日時を入場日時としても良い。そして、通信制御部611は、復号路側器情報をユーザID取得制御部612に出力する。ユーザID取得制御部612は、復号路側器情報中の登録情報に含まれる車両ID又はカードIDを抽出し、当該車両ID又はカードIDに紐付けられた、ユーザIDを記憶部62のユーザリスト記憶部621から取得する。さらに、ユーザID取得制御部612は、復号路側器情報に含まれる路側器固有番号及び料金記憶部622に記憶されたリストに基づいて、路側器3が入口に設置された路側器3であると判定する。
制御部61は、精算機4にゲート開放指示を送信する(ステップST19)。車両ID又はカードIDに紐付けられたユーザIDを取得することができた場合、ユーザID取得制御部612は、路側器のゲートを開く指示であるゲート開放指示を生成し、通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、ゲート開放指示を精算機4に送信する。
ここで、ユーザIDを取得することができなかった場合、すなわち、ユーザ機器1にまとめ払い用のアプリケーションがインストールされていない場合、ユーザID取得制御部612は、駐車券発券指示を生成してよい。通信制御部611は、生成した駐車券発券指示を精算機4に送信して良い。精算機4の制御部41は、従来と同様に紙媒体の駐車券をユーザに対して発券して良い。
さらに、路側器3が入口に設置されたと判定したユーザID取得制御部612は、電子駐車券生成部613にユーザID、路側器固有番号、入場日時情報を含む電子駐車券生成指示を電子駐車券生成部613に出力する。
なお、通信制御部411は、ゲート開放指示を受信し、受信したゲート開放指示をゲート制御部413に出力する。ゲート制御部413は、ゲート開放指示に従って、入出力インタフェース44を通じてゲート47を開くように制御する。車両2000のユーザは、駐車券を受け取ることなく施設3000の駐車場に入場することが可能となる。
ここで、路側器3がゲート47を備える場合、通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、受信したゲート開放指示を路側器3に送信する。なお、ユーザ管理サーバ6が路側器3と通信可能な場合、ステップST19で制御部61が路側器3に直接送信しても良い。
制御部61は、電子駐車券を生成する(ステップST20)。電子駐車券生成部613は、電子駐車券生成指示に応じて電子駐車券を生成する。電子駐車券は、入場日時情報及び路側器固有番号からどの施設3000の駐車場に車両2000が入場したかを示す情報を含んでも良い。そして、電子駐車券生成部613は、生成した電子駐車券をユーザIDに紐付けて料金記憶部622に記憶させる。電子駐車券生成部613は、電子駐車券をクーポン・割引制御部614に出力する。
制御部61は、サービス提供情報を取得する(ステップST21)。クーポン・割引制御部614は、電子駐車券に含まれる入場日時情報及び路側器固有番号に基づいて、料金記憶部622に記憶されたサービス提供情報を取得する。サービス提供情報は、路側器固有番号に対応する路側器が設置された施設3000で提供可能なクーポン等の情報を含む。例えば、サービス提供情報は、施設3000の所定の店舗で所定の購買があれば所定の時間の間、駐車料金を無料にする情報、所定の店舗での割引情報等を含んで良い。さらに、例えば、車両2000が第1の施設3000Aの駐車場に止まった場合、サービス提供情報は、第2の施設3000Bの店舗で所定の購買があれば第1の施設3000Aの駐車場の料金を割引く情報を含んでも良い。すなわち、駐車場情報は、車両2000が駐車した第1の施設3000Aでの購買を促す情報だけでなく、第2の施設3000Bでの購買を促す(すなわち、第2の施設3000Bへ誘引する情報)を含んでも良い。
制御部61は、サービス提供情報をユーザ機器1に送信する(ステップST22)。クーポン・割引制御部614は、サービス提供情報を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、サービス提供情報をユーザ機器1に送信する。サービス提供情報を受信したユーザ機器1は、出力部16にサービス提供情報に含まれる割引情報等を表示させ、ユーザに示す。なお、制御部61は、サービス提供情報と共に電子駐車券をユーザ機器1に送信しても良いが、送信しなくとも良い。また、制御部61は、ユーザ機器1からの表示要求を受けた際にサービス提供情報と共に電子駐車券をユーザ機器1に送信しても良い。ユーザ機器1の制御部11は、電子駐車券アプリケーションを用いて電子駐車券を出力部16に表示させても良い。
図9は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、POS機器5の制御部51、ユーザ管理サーバ6の制御部61、及び条件判定サーバ8の制御部81がそれぞれ記憶部12、記憶部52、記憶部62、記憶部82に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
最初に、ユーザは、何らかの物品又はサービス等を購入しようとしている又は購入し終えてレシートを貰う段階であるとする。そのため、ユーザが購入する又は購入した物品又はサービスについての情報及び購入代金を含む購買についての情報は、POS機器5の記憶部52に記憶された状態であるとする。また、ユーザは、レシートを電子レシートで貰うことを希望している。そこで、ユーザが電子レシート用アプリケーションを立ち上げ、自身のユーザ機器で電子レシートを受け取るために必要なコードを表示させる指示をユーザ機器1が受信することで図9のシーケンスは、開始される。なお、電子レシート用アプリケーションと電子駐車券アプリケーションとが連携している、又は一体となっている場合、ユーザが電子駐車券アプリケーションを立ち上げ、電子駐車券アプリケーションで電子レシートを受け取るために必要なコードを表示させる指示をユーザ機器1が受信することで図9のシーケンスが開始されても良い。
ユーザ機器の制御部11は、電子レシートコード表示要求を条件判定サーバ8に送信する(ステップST31)。制御部11の電子レシート制御部112は、ユーザからの指示に応じて、電子レシートコード表示要求を生成する。ここで、電子レシートコード表示要求は、電子レシート用アプリケーションの電子レシートD又はユーザIDを含む。例えば、条件判定サーバ8がユーザIDと電子レシートIDと紐付けを行っている場合、電子レシートコード表示要求は、ユーザIDを含んで良い。そして、電子レシート制御部112は、生成した電子レシートコード表示要求を通信制御部111に出力する。通信制御部111は、通信インタフェース13を通じて、電子レシートコード表示要求を条件判定サーバ8に送信する。
条件判定サーバ8の制御部81は、電子レシートコードをユーザ機器1に送信する(ステップST32)。条件判定サーバ8の通信制御部811は、電子レシートコード表示要求を受信し、当該電子レシートコード表示要求を電子レシート制御部812に出力する。ここで、電子レシートコード表示要求にユーザIDのみを含む場合、電子レシート制御部812は、記憶部82に記憶されたユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを取得して良い。電子レシート制御部812は、電子レシートコード表示要求に含まれる電子レシートIDを含む電子レシートコードを表示するための電子レシートコード情報を生成し、通信制御部811に当該電子レシートコード情報を出力する。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、電子レシートコード情報をユーザ機器1に送信する。
制御部11は、電子レシートコードをPOS機器5に読み取らせる(ステップST33)。通信制御部111は、通信インタフェース13を通じて、電子レシートコード情報を受信し、当該電子レシートコード情報を電子レシート制御部112に出力する。電子レシート制御部112は、電子レシートコード情報に基づいて電子レシートIDを含む電子レシートコードを表示するための情報を出力部16に出力する。出力部16に表示されるコードは、バーコードのような1次元コード又はQRコード(登録商標)のような2次元コードのいずれであっても良い。POS機器5の管理者は、コード読み取り部57を用いてユーザ機器の出力部16に表示されたコードを読み取る。なお、読み取られた電子レシートコードは、コード読み取り制御部512に送られる。
POS機器5の制御部51は、条件判定サーバ8に購買情報を送信する(ステップST34)。コード読み取り制御部512は、コード情報から、電子レシートIDを取得し、電子レシートIDを購買情報生成部513に出力する。購買情報生成部513は、記憶部52に記憶された購買についての情報を取得し、当該情報及び電子レシートIDを含む購買情報を生成する。そして、コード読み取り制御部512は、当該購買情報を通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、購買情報を条件判定サーバ8に送信する。
制御部81は、条件判定を行う(ステップST35)。通信制御部311は、購買情報を受信すると、購買情報制御部813に購買情報を出力する。購買情報制御部813は、購買情報に含まれる電子レシートIDに対応付けて当該購買情報を購買情報記憶部821に記憶させる。購買情報記憶部821は、電子レシートIDに紐づいた過去の購買情報全て、又は特定の条件を満たした購買情報を記憶させることが可能となる。さらに、決済処理を行う場合、購買情報制御部813は、電子レシートIDに関連付けられたカードID等を購買情報記憶部821から取得し、購買についての情報に含まれる購入代金で決済処理を行っても良い。また、購買情報制御部813は、受信した購買情報を条件判定部814に出力する。条件判定部814は、条件記憶部822に記憶された条件を参照し、購買情報がいずれかの条件を満たすかどうかを判定する。例えば、購買情報が第1の施設3000Aの特定の店舗で5000円以上買ったものである場合、条件判定部814は、第1の条件を満たしたと判定する。
なお、ユーザが購買情報を確認することを望む場合、ユーザ機器1が条件判定サーバ8に購買情報についての要求を送信し、当該要求に応じた購買情報を受信する。そして、ユーザは、ユーザ機器1の出力部16に表示された購買情報を見ることで確認することが可能となる。
制御部81は、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST36)。条件判定部814は、判定結果を通信制御部811に出力する。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する。
制御部61は、サービス提供情報を生成する(ステップST37)。通信制御部611は、判定結果を受信し、当該判定結果をクーポン・割引制御部614に出力する。サービス提供部である、クーポン・割引制御部614は、判定結果に対応するサービス提供情報を料金記憶部622から取得する。サービス提供情報は、所定の店舗でのクーポン、又は駐車場の割引情報等の情報を含む。さらに、サービス提供情報は、施設3000の異なる店舗で使用可能なクーポンを含んでも良い。例えば、判定結果が第1の条件を満たしたことを示す場合、サービス提供情報は、第2の施設3000Bの所定の店舗で使用可能なクーポンであっても良い。例えば、第1の施設3000Aと異なる施設である第2の施設3000Bの店舗で使用可能なクーポンをユーザに提供することで、ユーザが第2の施設3000Bに行くインセンティブを持たせることが可能となる。なお、サービス提供情報は、1つのサービス提供を含むのではなく複数のサービス提供を含んでも良い。
制御部61は、生成したサービス提供情報をユーザ機器1に送信する(ステップST38)。クーポン・割引制御部614は、生成したサービス提供情報を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、サービス提供情報をユーザ機器1に送信する。ユーザ機器1の制御部11は、受信したサービス提供情報に応じて出力部16にサービス提供を表示しても良い。
なお、上記のステップST35~ステップST38は、オプションであり、条件判定サーバ8の制御部81は、購買情報を受信したら購買情報記憶部821に購買情報を記憶するだけでも良い。
また、上述したように、電子レシートIDを用いた場合、各店舗で購入した情報は、条件判定サーバ8の購買情報記憶部821に記憶されることになる。すなわち購買情報記憶部821は、第1の施設3000A、第2の施設3000B又はその他の施設の任意の店舗でユーザが任意の物品(サービス等を含む)を購入した情報が電子レシートID又はユーザIDに紐付けらされて記憶されることになる。
図10は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが駐車料金を確認する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、ユーザ管理サーバ6の制御部61、及び条件判定サーバ8の制御部81がそれぞれ記憶部12、記憶部62、記憶部82に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
最初に、ユーザは、施設3000の駐車場に車両2000を駐車し、施設3000で1又は複数の店舗で物品又はサービスを購買した後である。そして、ユーザは、何らかの物品又はサービス等を購入し終え、駐車料金を確認することを希望している。すなわち、条件判定サーバ8の購買情報記憶部821には、ユーザが購買した購買情報が記憶されている。そこで、ユーザがまとめ払い用のアプリケーションを立ち上げ、駐車料金を確認するための指示をユーザ機器1で受信することで図10のシーケンスは、開始される。なお、ユーザは、まとめ払い用のアプリケーションではなく、電子駐車券アプリケーションを用いても同様の動作を行うことができるのは勿論である。
ユーザ機器の制御部11は、駐車料金情報要求をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST41)。制御部11のまとめ払い制御部113は、ユーザからの指示に応じて、駐車料金情報要求を生成する。ここで、料金情報要求は、ユーザIDを含む。そして、まとめ払い制御部113は、生成した駐車料金情報要求を通信制御部111に出力する。通信制御部111は、通信インタフェース13を通じて、駐車料金情報要求をユーザ管理サーバ6に送信する。なお、料金情報要求は、出場予定時刻を含んでも良い。ここで、出場予定時刻は、車両2000が施設3000の駐車場から出場する予定の時刻を表し、ユーザが任意に設定した時刻であって良い。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、条件判定要求を条件判定サーバ8に送信する(ステップST42)。制御部61の通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、駐車料金情報要求を受信し、当該駐車料金情報要求をクーポン・割引制御部614及び明細更新制御部615に出力する。クーポン・割引制御部614は、駐車料金情報要求に含まれるユーザIDに対応する電子レシートID及び電子駐車券を料金記憶部622から取得する。そして、クーポン・割引制御部614は、電子レシートID、電子駐車券に含まれる入場日時情報、及び現在の時刻を含む条件判定要求を生成し、当該条件判定要求を通信制御部611に出力する。なお、現在の時刻は、駐車料金情報要求を受信した時刻であって良い。また、条件判定要求は、現在の時刻を含まなくても良い。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、条件判定要求を条件判定サーバ8に送信する。
ここで、条件判定サーバ8でユーザIDと電子レシートIDの紐付けを記憶している場合、クーポン・割引制御部614は、電子レシートIDの代わりにユーザIDを含むように条件判定要求を生成して良い。すなわち、条件判定要求は、電子レシートID又はユーザIDのいずれかを含み、ユーザIDに基づいて生成される。
条件判定サーバ8の制御部81は、条件判定を行う(ステップST43)。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、条件判定要求を受信し、当該条件判定要求を条件判定部814に出力する。条件判定部814は、条件判定要求に含まれる電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部821に記憶された購買情報を取得する。さらに、条件判定部814は、条件記憶部822に記憶された条件を取得する。そして、条件判定部814は、入場日時から現在の時刻までの間で、購買情報に基づいてどのような条件を満たすか判定する。ここで、条件の例については、後述する。なお、条件判定要求に現在の時刻が含まれていなかった場合、条件判定部814は、条件判定要求を受信した時刻を現在の時刻として良い。
ここで、条件判定要求にユーザIDが含まれる場合、条件判定部814は、記憶部82からユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部821に記憶された購買情報を取得すれば良い。すなわち、条件判定部814は、条件判定要求に基づいて電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定すれば良い。
制御部81は、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST44)。条件判定部814は、どのような条件が満たされたかを示す判定結果を生成し、当該判定結果を通信制御部811に出力する。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する。
制御部61は、割引額を決定する(ステップST45)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、判定結果を受信し、当該判定結果をクーポン・割引制御部614に出力する。クーポン・割引制御部614は、判定結果に基づいて、適用すべき割引額を決定する。また、クーポン・割引制御部614は、判定結果に基づいて、所定の店舗であといくら購入することで所定の条件を満たすのか決定しても良い。
図11は、条件及び当該条件を満たした場合の割引結果の一例を示す図である。
条件は、ステップST43で条件判定部814が判定すべき条件であり、割引結果は、ステップST45でクーポン・割引制御部614が決定した割引結果の具体的な例を示している。例えば、条件1は、駐車場の利用開始から終了までの間に対象店舗群で購買があるという条件であり、条件1を満たした場合、クーポン・割引制御部614は、施設3000の車両の駐車料金を所定の時間無料にするという割引を行う。条件2は、駐車場の利用開始から終了までに複数の店舗での購買があるという条件であり、条件2を満たした場合、クーポン・割引制御部614は、施設3000での車両の駐車料金を無料にするという割引を行う。なお、図11に示した条件及び割引結果は、単なる例示であり、これ以外の条件及び割引結果を含んで良いのは勿論である。
制御部61は、駐車料金情報をユーザ機器1に送信する(ステップST46)。クーポン・割引制御部614は、適用すべき割引額についての情報を明細更新制御部615に出力する。そして、明細更新制御部615は、今現在ユーザが支払うべき暫定の駐車料金を決定し、当該暫定駐車料金を含む駐車料金情報を生成する。例えば、明細更新制御部615は、料金記憶部622に記憶されたユーザIDに紐付けされた電子駐車券の入場日時情報を取得する。そして、明細更新制御部615は、駐車料金情報要求を受信した時刻である現在の時刻と、入場日時情報に示された時刻とに基づいて駐車料金を算出する。そして、明細更新制御部615は、駐車料金から適用すべき割引額を差し引いた暫定駐車料金を決定する。或いは、駐車料金情報要求に出場予定時刻が含まれている場合、明細更新制御部615は、出場予定時刻と、入場日時情報に示された時刻とに基づいて暫定駐車料金を決定して良い。ここで、駐車料金情報は、所定の店舗であといくら購入することで所定の条件を満たすのかについての情報を含んでも良い。明細更新制御部615は、生成した駐車料金情報を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、駐車料金情報をユーザ機器1に送信する。駐車料金情報を受信したユーザ機器1の制御部11は、出力部に暫定の駐車料金を表示させ、ユーザは、現在の駐車料金を確認することが可能となる。
図12は、図1に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載器2の制御部21、路側器3の制御部31、精算機4の制御部41、ユーザ管理サーバ6の制御部61、鍵管理サーバ7の制御部71、及び条件判定サーバ8の制御部81がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部62、記憶部72、及び記憶部82に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
図12のシーケンスでは、車両2000に搭載された車載器2が施設3000の駐車場から出場しようとすることで開始する。
車載器2の制御部21は、路側器3に登録情報を送信する(ステップST51)。制御部21の通信制御部211は、路側器3を検知して路側器3と接続する。そして、通信制御部211は、路側器3と通信可能であること示す情報を登録情報生成部212に出力する。登録情報生成部212は、記憶部22に記憶された車両ID及びカードID等を含む情報を取得し、当該情報を含む登録情報を生成する。そして、登録情報生成部212は、生成した登録情報を通信制御部211に出力する。通信制御部211は、通信インタフェース23を通じて、路側器3に登録情報を送信する。
路側器3の制御部31は、登録情報を含む路側器情報を暗号化する(ステップST52)。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、登録情報を受信する。通信制御部311は、受信した登録情報を路側器情報生成部312に出力する。路側器情報生成部312は、記憶部32に記憶された路側器固有番号、及び車両2000が施設3000の駐車場から出場する時刻を示す出場日時情報を取得する。路側器情報生成部3412は、路側器固有番号及び登録情報を含む路側器情報を生成する。ここで、路側器情報は、出場日時情報を含んでも良い。そして、路側器情報生成部312は、路側器情報を暗号制御部313に出力する。暗号制御部313は、記憶部32の鍵記憶部321に記憶された鍵情報を用いて、路側器情報を暗号化する。なお、暗号化は、路側器情報に対して行っても良いし、路側器情報に含まれる車両ID、及びカード番号等の一部の情報に対して行っても良い。なお、路側器固有情報は、暗号化しない。当該情報は、鍵管理サーバ7で復号するための鍵を検索するために使用するからである。また、暗号化方式は、共通鍵暗号化方式、又は公開鍵暗号化方式等一般的な暗号化方式であって良い。
制御部31は、路側器情報を精算機4に送信する(ステップST53)。暗号制御部313は、路側器情報生成部312を介して通信制御部311に暗号化された路側器情報を出力する。通信制御部311は、通信インタフェース33を通じて、路側器情報を精算機4に送信する。
精算機4の制御部41は、路側器情報をユーザ管理サーバ6に転送する(ステップST54)。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、路側器情報を受信する。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、受信した路側器情報をユーザ管理サーバ6に送信する。ここで、精算機4は、路側器情報を受信した日時を車両2000が駐車場から出場する時刻である出場日時情報として、路側器情報に付加しても良い。また、路側器3がユーザ管理サーバ6と通信可能な場合、ステップST53で制御部31がユーザ管理サーバ6に直接送信しても良い。この場合、ステップST54は、省略可能である。
ここで、ステップST52の処理は、ステップST53の後に精算機4が実行しても良い。すなわち、路側器3で路側器情報を暗号化せず、精算機4で暗号化を実行しても良い。この場合、記憶部42が鍵記憶部を備え、制御部41は、路側器情報又は路側器情報の一部に対して暗号化を実行する。すなわち、路側器3は、車載器から取得した登録情報に、路側器固有番号を付与した情報を、精算機4に送信すれば良い。
また、ステップST52は、省略可能である。すなわち、路側器3又は精算機4は、路側器情報を暗号化しなくとも良い。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、路側器情報を鍵管理サーバ7に送信する(ステップST55)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、路側器情報を受信する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、受信した路側器情報を鍵管理サーバ7に送信する。
鍵管理サーバ7の制御部71は、路側器情報を復号する(ステップST56)。通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて路側器情報を受信する。そして、通信制御部711は、受信した路側器情報を復号制御部712に出力する。復号制御部712は、路側器情報に含まれる暗号化されていない路側器固有番号に基づいて、記憶部72の鍵記憶部721に記憶された鍵情報から、復号のために使用する鍵情報を取得する。そして、復号制御部712は、取得した鍵情報を用いて路側器情報を復号し、復号路側器情報を取得する。ここで、復号方式は、ステップST12で用いた暗号化方式に対応する復号方式であれば良いのは勿論である。
制御部71は、復号路側器情報をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST57)。復号制御部712は、復号路側器情報を通信制御部711に出力する。通信制御部711は、通信インタフェース73を通じて、ユーザ管理サーバ6に復号路側器情報を送信する。
ここで、ステップST52を省略した場合、すなわち、路側器情報が暗号化されていない場合、ステップST55~ステップST57は、省略される。この場合、鍵管理サーバ7は、無くとも良い。
制御部61は、ユーザIDを取得する(ステップST58)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、復号路側器情報を受信する。なお、復号路側器情報に出場日時情報が含まれていない場合、通信制御部611は、路側器情報を受信した日時を出所日時情報として取得し、復号路側器情報に付加して良い。すなわち、ユーザ管理サーバ6が路側器情報を受信した日時を出場日時としても良い。そして、通信制御部611は、復号路側器情報をユーザID取得制御部612に出力する。ユーザID取得制御部612は、復号路側器情報中の登録情報に含まれる車両ID又はカードIDを抽出し、当該車両ID又はカードIDに紐付けられたユーザID及び電子レシートIDを記憶部62のユーザリスト記憶部621から取得する。すなわち、ユーザID取得制御部612は、路側器情報から特定IDであるユーザID及び/又は電子レシートIDを取得する。さらに、ユーザID取得制御部612は、復号路側器情報に含まれる路側器固有番号及び料金記憶部622に記憶されたリストに基づいて、路側器3が出口に設置された路側器3であると判定する。そして、路側器3が出口に設置されたと判定したユーザID取得制御部612は、取得したユーザID、電子レシートID、及び復号路側器情報に含まれる出場日時情報をクーポン・割引制御部614に出力する。
制御部61は、精算機4にゲート開放指示及び駐車料金計算指示を送信する(ステップST59)。ユーザIDを取得することができた、すなわちユーザ機器1にまとめ払い用のアプリケーションがインストールされていた場合、駐車料金は、施設3000を出場する際に支払う必要がない。そこで、車両ID又はカードIDに紐付けられたユーザIDを取得することができた場合、ユーザID取得制御部612は、路側器3のゲートを開く指示であるゲート開放指示を生成し、通信制御部611に出力する。さらに、ユーザID取得制御部612は、ユーザIDに対応する車両2000の入場日時情報、出場日時情報、及び路側器固有番号等を含む駐車料金計算指示を生成し、通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、ゲート開放指示及び駐車料金計算指示を精算機4に送信する。
また、ユーザIDを取得することができなかった場合、すなわち、ユーザ機器1にまとめ払い用のアプリケーションがインストールされていない場合、ユーザID取得制御部612は、駐車券挿入指示を生成してよい。通信制御部611は、生成した駐車券挿入指示を精算機4に送信して良い。精算機4の制御部41は、従来と同様に紙媒体の駐車券をユーザに対して精算機4を挿入するように促し、当該駐車券による精算を行って良い。
なお、通信制御部411は、ゲート開放指示を受信し、受信したゲート開放指示をゲート制御部413に出力する。ゲート制御部413は、ゲート開放指示に従って、入出力インタフェース44を通じてゲート47を開くように制御する。車両2000のユーザは、駐車料金を支払うことなく施設3000の駐車場から出場することが可能となる。
ここで、路側器3がゲートを備える場合、通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、受信したゲート開放指示を路側器3に送信する。なお、ユーザ管理サーバ6が路側器3と通信可能な場合、ステップST59で制御部61が路側器3に直接送信しても良い。
制御部41は、駐車料金計算を行う(ステップST60)。駐車料金計算指示を受信した駐車料金計算制御部412は、料金計算指示に含まれる入場日時情報及び出場日時情報から施設3000の駐車場に滞在した時間を算出し、算出した時間に対応する駐車料金を計算する。
制御部41は、駐車料金情報をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST61)。駐車料金計算制御部412は、算出した駐車料金を含む駐車料金情報を生成し、当該駐車料金情報を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、通信インタフェース43を通じて、駐車料金情報をユーザ管理サーバ6に送信する。
なお、駐車料金の計算は、ユーザ管理サーバ6が実行しても良い。すなわち、ステップST59で、制御部61は、駐車料金計算指示を生成する代わりに、入場日時情報及び出場日時情報から施設3000の駐車場に滞在した時間を算出し、算出した時間に対応する駐車料金を計算して良い。例えば、明細更新制御部615は、ユーザIDに紐付けされた電子駐車券を料金記憶部622から取得し、当該電子駐車券の入場日時情報と、出場日時情報とに基づいて駐車料金を計算する。この場合、ステップST59では、制御部61は、ゲート開放指示のみを精算機4に送信して良い。そして、ステップST60及びステップST61は、省略して良い。
制御部61は、条件判定要求を条件判定サーバ8に送信する(ステップST62)。制御部61のクーポン・割引制御部614は、ユーザID取得制御部612から受信したユーザIDに対応する電子駐車券を料金記憶部622から取得する。そして、クーポン・割引制御部614は、電子レシートID及び電子駐車券に含まれる入場日時情報及び出場日時情報を含む条件判定要求を生成し、当該条件判定要求を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、条件判定要求を条件判定サーバ8に送信する。
ここで、条件判定サーバ8でユーザIDと電子レシートIDの紐付けを記憶している場合、クーポン・割引制御部614は、電子レシートIDの代わりにユーザIDを含むように条件判定要求を生成して良い。
条件判定サーバ8の制御部81は、条件判定を行う(ステップST63)。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、条件判定要求を受信し、当該条件判定要求を条件判定部814に出力する。条件判定部814は、条件判定要求に含まれる電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部821に記憶された購買情報を取得する。さらに、条件判定部814は、条件記憶部822に記憶された条件を取得する。そして、条件判定部814は、入場日時から出場日時までの時間の間で、購買情報に基づいてどのような条件を満たすか判定する。
ここで、条件判定要求にユーザIDが含まれる場合、条件判定部814は、記憶部82からユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部821に記憶された購買情報を取得すれば良い。すなわち、条件判定部814は、条件判定要求に基づいて電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定する。
例えば、ユーザが第1の施設3000A及び第2の施設3000Bの駐車場を利用し、且つ両方の施設で購買をしていた場合、条件判定部814は、第1の施設3000A及び第2の施設3000Bでの購買情報を合算して第1の施設3000A及び/又は第2の施設3000Bの駐車料金の料金が割引可能かどうかを判定して良い。
制御部81は、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する(ステップST64)。条件判定部814は、どのような条件が満たされたかを示す判定結果を生成し、当該判定結果を通信制御部811に出力する。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、判定結果をユーザ管理サーバ6に送信する。
なお、ステップST61及びステップST62は、ステップST65の後に実行しても良い。すなわち、駐車料金の計算は、ステップST65の後に実行されても良い。
制御部61は、適用すべきサービス提供を決定する(ステップST65)。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、判定結果を受信し、当該判定結果をクーポン・割引制御部614に出力する。クーポン・割引制御部614は、判定結果に基づいて、適用すべきサービス提供を決定する。また、クーポン・割引制御部614は、判定結果に基づいて、所定の店舗であといくら購入することで所定の条件を満たすのか決定しても良い。また、クーポン・割引制御部614は、適用すべきサービス提供を明細更新制御部615に出力する。
図13は、条件及び当該条件を満たした場合のサービス提供の一例を示す図である。
条件は、ステップST64で条件判定部814が判定すべき条件であり、割引額は、ステップST66でクーポン・割引制御部614が決定するサービス提供の具体的な例を示している。条件1及び条件2は、図11で説明した条件1及び2と同じであり、駐車料金を割引くサービス提供を行う。さらに、条件3は、駐車場の利用開始から終了までの間に対象店舗群で購買額の合計金額が所定の額以上であるという条件であり、当該条件3を満たした場合、クーポン・割引制御部614は、利用者にクーポンを提供する。同様に条件4は、駐車場の利用開始から終了までの間に所定の購買額以上である店舗数が所定の数以上であるという条件であり、条件4を満たした場合、クーポン・割引制御部614は、カーシェア利用額を割引く。なお、図13に示した条件及びサービス提供は、単なる例示であり、これ以外の条件及びサービス提供を含んで良いのは勿論である。
制御部61は、明細の更新を行う(ステップST66)。明細更新制御部615は、精算機4から受信した駐車料金情報及びクーポン・割引制御部614から受信したサービス提供に基づいて、明細を更新する。例えば、明細更新制御部615は、ST61で受信した駐車料金から適用すべきサービス提供による割引されたユーザが実際に支払うべき駐車料金を算出する。そして、明細更新制御部615は、算出した駐車料金をユーザIDに紐付けられた明細に追加するように記憶させる。これにより、明細の更新が実行される。なお、適用すべきサービス提供が駐車料金とは異なる他のサービスの料金、例えば、カーシェアの料金等であった場合、明細更新制御部615は、料金記憶部622の明細に記憶された他のサービスの料金を割り引き、割引後の料金を料金記憶部622に記憶させて良い。また、明細更新制御部615は、明細を更新した後、電子駐車券についての情報を料金記憶部622から削除して良い。
また、ユーザは、複数の施設3000を利用して良く、上述した処理により、その施設3000を利用する度に、ユーザが支払うべき料金の明細が料金記憶部622に記憶される。そして、制御部61は、決まった周期(日毎、週毎、月末等)で料金記憶部622に記憶されたユーザIDに紐付けされた明細を取得し、一般的な方法を用いて明細に応じてユーザが支払うべき料金の決済処理を行って良い。また、制御部61は、決済されたことを示す情報をユーザ機器1に送信して良い。この情報を受信したユーザ機器1は、料金を確認することができる。
制御部61は、クーポン情報をユーザ機器1に送信する(ステップST67)。クーポン・割引制御部614がステップST66で、ユーザにクーポンを提供することを決定した場合、クーポン・割引制御部614は、クーポン情報を生成し、通信制御部611にクーポン情報を出力する。通信制御部611は、通信インタフェース33を通じて、クーポン情報をユーザ機器1に送信する。クーポン情報を受信したユーザ機器1は、出力部16にクーポン情報に含まれるクーポン等を表示させ、ユーザに示す。ここで、クーポン情報は、例えば、第1の施設3000Aで駐車料金が有料となった場合に、第2の施設3000Bの所定の店舗で購買することで第1の施設3000Aでの駐車料金が割引かれるというクーポンを含んで良い。このように、第1の施設3000Aと異なる施設である第2の施設3000Bの店舗で購買することで、第1の施設3000Aの駐車料金を割引くことが可能なクーポンをユーザに提供することで、ユーザが第2の施設3000Bに行くインセンティブを持たせることが可能となる。
また、ユーザ管理サーバ6は、例えば、月末に、該当月内の間の全ての購買情報を用いてステップST63~ステップST67で説明したのと同様にユーザが支払うべき明細を決定することができる。この場合、複数の施設3000の複数の店舗での購買情報に基づいて条件判定サーバ8が各種条件を判定し、当該判定結果に応じて、適用すべきサービス提供を決定する。このため、ユーザ管理サーバ6は、複数の施設の複数の店舗での購買情報に基づいてユーザに適用すべきサービス提供を適用することが可能となる。
(第1の実施形態の作用効果)
以上で説明した実施形態によれば、複数の施設3000の複数の店舗での購買情報を用いてユーザが支払うべき料金に対して割引を適用することが可能となる。
また、ユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、施設3000の駐車場を利用しても駐車券等を提示することなく、駐車場における各種割引サービスを受けることが可能となる。
さらに、カーシェア等を利用するユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、カーシェアを利用していることを施設3000の店舗に伝えることなく、割引サービスを受けることが可能となる。
[第2の実施形態]
(構成)
図14は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
第1の実施形態と異なるは、条件判定サーバ8に含まれていた電子レシート管理機能を電子レシート管理サーバ9が担うようにした点である。すなわち、第2の実施形態では、条件判定サーバ8Aは、電子レシート管理機能がなく、条件判定サーバ8から独立した電子レシート管理サーバ9が電子レシート管理を行う。
条件判定サーバ8A及び電子レシート管理サーバ9は、ネットワーク10を通じて、互いに通信可能である。また、電子レシート管理サーバ9は、ネットワーク10を通じて、
POS機器5と通信可能である。
図15は、条件判定サーバ8A及び電子レシート管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
条件判定サーバ8Aは、第1の実施形態の条件判定サーバ8と同じハードウェア構成であるため、ここでの説明を省略する。
電子レシート管理サーバ9は、制御部91、記憶部92、通信インタフェース93、入出力インタフェース94、入力部95、及び出力部96を備える。制御部91、記憶部92、通信インタフェース93、及び入出力インタフェース94は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。また、入出力インタフェース94は、入力部95及び出力部96と互いに通信可能に接続されている。
電子レシート管理サーバ9の制御部91は、電子レシート管理サーバ9を制御する。制御部91は、中央処理ユニット(CPU)などのハードウェアプロセッサを備える。
記憶部92は、記憶媒体である。記憶部92は、例えばHDD又はSSD等の随時書込み及び読出し可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。記憶部92は、記憶領域に、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを備える。プログラム記憶領域は、OSやミドルウェアに加えて、各種処理を実行するために必要なアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース93は、1つ以上の有線又は無線の通信モジュールを含む。例えば、通信インタフェース93は、LAN又はインターネット等を含むネットワーク10を通じて、ユーザ機器1、POS機器5、及び条件判定サーバ8Aと無線接続する通信モジュールを含む。通信インタフェース93は、制御部91の制御の下、ユーザ機器1、POS機器5、及び条件判定サーバ8との間で通信を行い、各種情報を送受信することができるものであれば一般的な通信インタフェースで良い。
入出力インタフェース94は、入力部95及び出力部96との間で情報の送受信を可能にするインタフェースである。ここで、入出力インタフェース94は、通信インタフェース93の一部であっても良い。すなわち、入出力インタフェース94は、入力部95、出力部96と有線又は無線で接続される通信モジュールを含んでも良い。
入力部95は、例えば、表示デバイスの表示画面上に配置された、静電方式又は圧力方式を採用した入力検知シートであり、入出力インタフェース94を介して、ユーザのタッチ位置に対応した信号を制御部91に出力する。例えば、入力部95及び出力部96は、入出力が一体となったタッチスクリーンであって良い。すなわち、入力部95は、タッチスクリーン上に表示された釦等に電子レシート管理サーバ9の管理者がタッチすることで必要な情報の入力を受け付け、受け付けた情報に対応する信号を制御部91に出力しても良い。また、入力部95は、例えば、管理者が電子レシート管理サーバ9に対して指示を入力するためのキーボードやポインティングデバイス等を含んでも良い。
出力部96は、例えば液晶、有機EL等を使用した表示デバイスであり、入出力インタフェース94から入力された信号に応じた画像及びメッセージを表示する。
図16は、条件判定サーバ8A及び電子レシート管理サーバ9のソフトウェア構成を図15に示したハードウェア構成に関連付けて示すブロック図である。
条件判定サーバ8Aの制御部81は、通信制御部811及び条件判定部814を備える。また、さらに、記憶部82は、購買情報記憶部821及び条件記憶部822を備える。
購買情報記憶部821は、電子レシート管理サーバ9から送信されてきた購買情報を記憶する。ここで、購買情報は、所定の条件を満たしたものであって良い。例えば、所定の条件を満たした購買情報は、登録されたユーザの購買情報、サービスを提供することが可能な店舗に対する購買情報等を含む。また、条件記憶部822は、図7を用いて説明した条件記憶部822と同じであるため、ここでの説明を省略する。
さらに、通信制御部811は、図7を用いて説明した通信制御部811に加えて、条件判定要求を電子レシート管理サーバ9に送信する。また、条件判定部814は、図7を用いて説明した条件判定部814と同じであるため、ここでの説明を省略する。
電子レシート管理サーバ9の制御部91は、通信制御部911、電子レシート制御部912、及び購買情報制御部913を備える。また、記憶部92は、購買情報記憶部921を備える。
通信制御部911は、購買情報を受信する。また、通信制御部911は、購買情報制御部913に購買情報を出力する。さらに、通信制御部911は、通信インタフェース93を通じて、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する。
電子レシート制御部912は、図7を用いて説明した電子レシート制御部812と同じであるため、ここでの説明を省略する。
購買情報制御部913は、購買情報に含まれる購買についての情報を参照し、条件判定の対象となる事業者であるかどうかを判定する。すなわち、購買情報制御部913は、購買情報記憶部921に記憶された全購買情報から条件判定サーバ8Aで条件判定を行うことが可能な購買情報を抽出する。
ここで、記憶部92は、ユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを記憶していても良い。この場合、ユーザ管理サーバ6の料金記憶部622は、ユーザIDのみを記憶していても良い。
(動作)
最初に、第2の実施形態における情報処理システムにおいて、車両が施設3000の駐車場に入場する際の処理手順及びユーザが駐車料金を確認する際の処理手順は、第1の実施形態における図8及び図10を参照しながら説明した各シーケンスと同じであるため、ここでの説明を省略する。
図17は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、POS機器5の制御部51、ユーザ管理サーバ6の制御部61、条件判定サーバ8Aの制御部81、電子レシート管理サーバ9の制御部91がそれぞれ記憶部12、記憶部52、記憶部62、記憶部82、及び記憶部92に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
ステップST71~ステップST73は、図9を参照しながら説明したステップST31~ステップST33と同じであるため、ここでの説明を省略する。
POS機器5の制御部51は、電子レシート管理サーバ9に購買情報を送信する(ステップST74)。コード読み取り制御部512は、コード情報から、電子レシートIDを取得し、電子レシートIDを購買情報生成部513に出力する。購買情報生成部513は、記憶部52に記憶された購買についての情報を取得し、当該情報及び電子レシートIDを含む購買情報を生成する。そして、コード読み取り制御部512は、当該購買情報を通信制御部511に出力する。通信制御部511は、通信インタフェース53を通じて、購買情報を電子レシート管理サーバ9に送信する。
電子レシート管理サーバ9の制御部91は、事業者を判定する(ステップST75)。通信制御部911は、通信インタフェース93を通じて、購買情報を受信すると、購買情報制御部913に購買情報を出力する。購買情報制御部913は、購買情報に含まれる購買についての情報を参照し、条件判定の対象となる事業者であるかどうかを判定する。すなわち、購買情報制御部913は、条件判定サーバ8Aで条件判定を行うことが可能な購買情報かどうかを判定する。また、例えば、ユーザIDと電子レシートIDが紐付けされていた場合、制御部91は、ユーザが当該サービスに登録しているかを判定しても良い。
制御部91は、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する(ステップST76)。購買情報制御部913は、購買情報記憶部921に購買情報を記憶させると共に、購買情報を通信制御部911に出力する。通信制御部911は、通信インタフェース93を通じて、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する。なお、購買情報が条件判定の対象とならない場合、購買情報制御部913は、単に購買情報を購買情報記憶部921に記憶させる。
ステップST76~ステップST80は、ステップST76で、購買情報を電子レシート管理サーバ9から受信し、受信した購買情報を購買情報記憶部921に記憶させる以外、図9を参照しながら説明したステップST34~ステップST38と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図18は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載器2の制御部21、路側器3の制御部31、精算機4の制御部41、ユーザ管理サーバ6の制御部61、鍵管理サーバ7の制御部71、及び条件判定サーバ8Aの制御部81がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部62、記憶部72、及び記憶部82に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
図17を参照して説明したように、条件判定サーバ8Aは、条件を判定するための購買情報を購買情報記憶部821に記憶している。そのため、ステップST91~ステップST107は、図12を参照して説明したステップST51~ステップST67と同じであるため、ここでの説明を省略する。
(第2実施形態の作用効果)
以上で説明した実施形態によれば、複数の施設3000の複数の店舗での購買情報を用いてユーザが支払うべき料金に対して割引を適用することが可能となる。
条件判定サーバ8Aと電子レシート管理サーバ9とを分けることにより、電子レシート管理サーバ9が条件判定サーバ8Aで条件判定を行う必要のある購買情報のみを条件判定サーバ8Aに送信することが可能となる。
また、ユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、施設3000の駐車場を利用しても駐車券等を提示することなく、駐車場における各種割引サービスを受けることが可能となる。
さらに、カーシェア等を利用するユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、カーシェアを利用していることを施設3000の店舗に伝えることなく、割引サービスを受けることが可能となる。
[第2の実施形態の変形例]
(構成)
第2の実施形態の変形例の構成は、図14~図16を用いて説明した構成と同じである。第2の実施形態では、電子レシート管理サーバ9が購買情報を受信する毎に条件判定サーバ8Aに購買情報を送信するべきか否か判定していたが、第2の実施形態の変形例では、電子レシート管理サーバ9が購買情報を記憶しておき、他の装置からの要求に応じてどの購買情報を条件判定サーバ8Aに送信するかを決定し、決定した購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する点で異なる。
(動作)
最初に、第2の実施形態における情報処理システムにおいて、車両が施設3000の駐車場に入場する際の処理手順は、第1の実施形態における図8を参照しながら説明した各シーケンスと同じであるため、ここでの説明を省略する。
図19は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000の店舗等で購買を行った際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、POS機器5の制御部51、ユーザ管理サーバ6の制御部61、条件判定サーバ8Aの制御部81、電子レシート管理サーバ9の制御部91がそれぞれ記憶部12、記憶部52、記憶部62、記憶部82、及び記憶部92に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
ステップST111~ステップST113は、図9を参照しながら説明したステップST31~ステップST33と同じであるため、ここでの説明を省略する。また、ステップST114は、図17を参照しながら説明したステップST74と同じであるため、ここでの説明を省略する。
制御部91は、購買情報を記憶する(ステップST115)。通信制御部911は、購買情報を受信すると、購買情報制御部913に購買情報を出力する。購買情報制御部913は、購買情報を購買情報記憶部921に記憶させる。
図20は、ユーザが駐車料金を確認する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、ユーザ管理サーバ6の制御部61、条件判定サーバ8の制御部81、及び電子レシート管理サーバ9の制御部91がそれぞれ記憶部12、記憶部62、記憶部82、及び記憶部92に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
ステップST121は、図10を参照しながら説明したステップST41と同じであるため、ここでの説明を省略する。
ユーザ管理サーバ6の制御部61は、条件判定要求を条件判定サーバ8Aに送信する(ステップST122)。制御部61の通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、駐車料金情報要求を受信し、当該駐車料金情報要求をクーポン・割引制御部614に出力する。クーポン・割引制御部614は、駐車料金情報要求に含まれるユーザIDに対応する電子レシートID及び電子駐車券を料金記憶部622から取得する。そして、クーポン・割引制御部614は、電子レシートID及び電子駐車券に含まれる入場日時情報を含む条件判定要求を生成し、当該条件判定要求を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、条件判定要求を条件判定サーバ8Aに送信する。
ここで、条件判定サーバ8でユーザIDと電子レシートIDの紐付けを記憶している場合、クーポン・割引制御部614は、電子レシートIDの代わりにユーザIDを含むように条件判定要求を生成して良い。すなわち、条件判定要求は、電子レシートID又はユーザIDのいずれかを含み、ユーザIDに基づいて生成される。
制御部81は、条件判定要求を電子レシート管理サーバ9に送信する(ステップST123)。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて条件判定要求を受信し、条件判定部814に出力する。条件判定部814は、条件判定要求を条件記憶部822に記憶させる。さらに通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、条件判定要求を電子レシート管理サーバ9に送信する。
制御部91は、購買情報を抽出する(ステップST124)。通信制御部911は、通信インタフェース93を通じて、条件判定要求を受信し、当該条件判定要求を購買情報制御部913に出力する。購買情報制御部913は、条件判定要求に含まれる電子レシートIDに紐付けられた購買情報を購買情報記憶部921から取得する。そして、購買情報制御部913は、入場日時情報及び現在までの時刻の間で且つ条件判定に使用可能な購買情報を抽出する。
ここで、条件判定要求にユーザIDが含まれる場合、購買情報制御部913は、記憶部92からユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部921に記憶された購買情報を取得すれば良い。すなわち、購買情報制御部913は、条件判定要求に基づいて電子レシートIDを取得する。
制御部91は、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する(ステップST125)。購買情報制御部913は、抽出した購買情報を通信制御部911に出力する。購買情報制御部913は、通信インタフェース93を通じて、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する。
ステップST126~ステップST129は、図10を参照しながら説明したステップST43~ステップST46と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図21は、図14に示される情報処理システムにおいて、ユーザが施設3000から出場する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
このシーケンス図は、ユーザ機器1の制御部11、車載器2の制御部21、路側器3の制御部31、精算機4の制御部41、ユーザ管理サーバ6の制御部61、鍵管理サーバ7の制御部71、条件判定サーバ8Aの制御部81、及び電子レシート管理サーバ9の制御部91がそれぞれ記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42、記憶部62、記憶部72、記憶部82、及び記憶部92に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、このシーケンス図の動作が実現される。
ステップST131~ステップST141は、図12を参照しながら説明したステップST51~ステップST61と同じであるため、ここでの説明を省略する。
制御部61は、条件判定要求を条件判定サーバ8Aに送信する(ステップST142)。制御部61の通信制御部611は、ユーザID取得制御部612から受信したユーザIDに対応する電子レシートID及び電子駐車券を料金記憶部622から取得する。そして、クーポン・割引制御部614は、電子レシートID及び電子駐車券に含まれる入場日時情報及び出場日時情報を含む条件判定要求を生成し、当該条件判定要求を通信制御部611に出力する。通信制御部611は、通信インタフェース63を通じて、条件判定要求を条件判定サーバ8Aに送信する。
ここで、条件判定サーバ8でユーザIDと電子レシートIDの紐付けを記憶している場合、クーポン・割引制御部614は、電子レシートIDの代わりにユーザIDを含むように条件判定要求を生成して良い。
制御部81は、条件判定要求を電子レシート管理サーバ9に送信する(ステップST143)。通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて条件判定要求を受信し、条件判定部814に出力する。条件判定部814は、条件判定要求を条件記憶部822に記憶させる。さらに通信制御部811は、通信インタフェース83を通じて、条件判定要求を電子レシート管理サーバ9に送信する。
制御部91は、購買情報を抽出する(ステップST144)。通信制御部911は、通信インタフェース93を通じて、条件判定要求を受信し、当該条件判定要求を購買情報制御部913に出力する。購買情報制御部913は、条件判定要求に含まれる電子レシートIDに紐付けられた購買情報を購買情報記憶部921から取得する。そして、購買情報制御部913は、入場日時情報に示された時間から出場日時情報に示された時間までの間で且つ条件判定に使用可能な購買情報を抽出する。
ここで、条件判定要求にユーザIDが含まれる場合、購買情報制御部913は、記憶部92からユーザIDに紐付けられた電子レシートIDを取得し、取得した電子レシートIDに基づいて購買情報記憶部921に記憶された購買情報を取得すれば良い。すなわち、購買情報制御部913は、条件判定要求に基づいて電子レシートIDを取得する。
制御部91は、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する(ステップST145)。購買情報制御部913は、抽出した購買情報を通信制御部911に出力する。購買情報制御部913は、通信インタフェース93を通じて、購買情報を条件判定サーバ8Aに送信する。
ステップST146~ステップST150は、図12を参照しながら説明したステップST64~ステップST68と同じであるため、ここでの説明を省略する。
(第2実施形態の変形例の作用効果)
以上で説明した実施形態によれば、複数の施設3000の複数の店舗での購買情報を用いてユーザが支払うべき料金に対して割引を適用することが可能となる。
条件判定サーバ8Aと電子レシート管理サーバ9とを分け、必要に応じて購買情報を条件判定サーバ8Aに送信することにより、電子レシート管理サーバ9が条件判定サーバ8Aで条件判定を行う必要のある購買情報のみを条件判定サーバ8Aに送信することが可能となる。
また、ユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、施設3000の駐車場を利用しても駐車券等を提示することなく、駐車場における各種割引サービスを受けることが可能となる。
さらに、カーシェア等を利用するユーザがユーザIDと電子レシートIDを事前に紐付けることにより、カーシェアを利用していることを施設3000の店舗に伝えることなく、割引サービスを受けることが可能となる。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態及び第2の実施形態では、ユーザ管理サーバ6と条件判定サーバ8が異なるサーバであるとしているが、1つのサーバで実施しても良い。さらに、実施形態で説明した路側器3及び精算機4の構成は、施設3000に設置された任意の装置で実施して良い。例えば、路側器3と精算機4が1つの装置であっても良いし、施設3000に配置された別の装置にその構成及び機能を分離しても良い。例えば、ゲート47の制御は、駐車場の出入り口付近に設置された別の装置が実行しても良い。他にも、路側器情報の暗号化処理やユーザ管理サーバ6との通信を別の装置に分離しても良い。この際、当該装置は、入口、出口で別々の路側器3や精算機4との通信を一括して担う構成としても良い。また、ユーザ管理サーバ6は、駐車場管理用のサーバとまとめ払い用のサーバとに分けることもできる。
要するに、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
1…ユーザ機器
11…制御部
111…通信制御部
112…電子レシート制御部
113…まとめ払い制御部
12…記憶部
13…通信インタフェース
14…入出力インタフェース
15…入力部
16…出力部
2…車載器
21…制御部
211…通信制御部
212…登録情報生成部
22…記憶部
23…通信インタフェース
24…入出力インタフェース
25…カード挿入部
26…音声部
3…路側器
31…制御部
311…通信制御部
312…路側器情報生成部
313…暗号制御部
32…記憶部
321…鍵記憶部
33…通信インタフェース
34…入出力インタフェース
35…入力部
36…出力部
4…精算機
41…制御部
411…通信制御部
412…駐車料金計算制御部
413…ゲート制御部
42…記憶部
43…通信インタフェース
44…入出力インタフェース
45…入力部
46…出力部
47…ゲート
5…POS機器
51…制御部
511…通信制御部
512…コード読み取り制御部
513…購買情報生成部
52…記憶部
53…通信インタフェース
54…入出力インタフェース
55…入力部
56…出力部
57…コード読み取り部
6…ユーザ管理サーバ
61…制御部
611…通信制御部
612…ユーザID取得制御部
613…電子駐車券生成部
614…クーポン・割引制御部
615…明細更新制御部
62…記憶部
621…ユーザリスト記憶部
622…料金記憶部
63…通信インタフェース
64…入出力インタフェース
65…入力部
66…出力部
7…鍵管理サーバ
71…制御部
711…通信制御部
712…復号制御部
721…鍵記憶部
72…記憶部
73…通信インタフェース
74…入出力インタフェース
75…入力部
76…出力部
8…条件判定サーバ
81…制御部
811…通信制御部
812…電子レシート制御部
813…購買情報制御部
814…条件判定部
821…購買情報記憶部
82…記憶部
822…条件記憶部
83…通信インタフェース
84…入出力インタフェース
85…入力部
86…出力部
9…電子レシート管理サーバ
91…制御部
911…通信制御部
912…電子レシート制御部
913…購買情報制御部
92…記憶部
921…購買情報記憶部
93…通信インタフェース
94…入出力インタフェース
95…入力部
96…出力部
10…ネットワーク
2000…車両
3000…施設

Claims (15)

  1. ユーザが利用する車両を識別するためのIDを含む第1の路側器情報から特定IDを取得する取得部と、
    前記特定IDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定する条件判定部と、
    前記判定結果に基づいて前記ユーザにサービスを提供するサービス提供部と、
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記情報処理システムは、前記特定IDに紐付けられた前記ユーザが支払うべき料金を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記サービス提供部は、前記判定結果に基づいて前記料金を割引く、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の路側器情報は、第1の施設の第1の駐車場を出場する出場時刻を示す出場日時情報を含み、
    前記情報処理システムは、前記ユーザIDに紐付けられた前記第1の駐車場に入場した入場時刻を示す入場日時情報をさらに記憶する記憶部をさらに備え、
    前記条件判定部は、前記入場日時情報及び前記出場日時情報に基づいて前記入場時刻から前記出場時刻までの時間を決定し、前記決定された時間の間に対応する購買情報に基づいて前記所定の条件を満たすかどうか判定する、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1の路側器情報は、第1の施設の第1の駐車場を出場する出場時刻を示す出場日時情報を含み、
    前記情報処理システムは、前記ユーザIDに紐付けられた前記第1の駐車場に入場した入場時刻を示す入場日時情報と、前記特定IDに紐付けられた全購買情報を記憶する記憶部と、
    前記入場日時情報及び前記出場日時情報に基づいて前記入場時刻から前記出場時刻までの時間を決定し、前記決定された時間の間に対応し、且つ前記条件判定部で判定するために使用する前記購買情報を前記全購買情報から抽出する購買情報制御部と、
    をさらに備え、前記条件判定部は、前記抽出された購買情報に基づいて前記所定の条件を満たすかどうか判定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理システムは、前記車両を識別するID及び前記入場日時情報を含む第2の路側器情報を受信する通信部をさらに備え、
    前記入場日時情報は、前記車両を識別するIDに紐付けされた前記特定IDと紐付けされて前記記憶部に記憶される、請求項3又は4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記通信部は、前記入場日時情報及び前記出場日時情報を含む駐車料金計算指示を精算機に送信し、前記精算機から前記駐車料金計算指示に応じた第1の駐車料金を含む駐車料金情報を受信する、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記ユーザが支払うべき料金は、前記第1の駐車場の第1の駐車料金であり、前記サービス提供部は、前記第1の駐車料金を割引し、前記情報処理システムは、前記割引された第1の駐車料金で前記ユーザの利用明細を更新する明細更新制御部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  8. 前記ユーザが支払うべき料金は、前記第1の駐車場の第1の駐車料金及び前記第1の施設とは異なる第2の施設の第2の駐車場の第2の駐車料金であり、前記サービス提供部は、前記第1の駐車料金及び第2の駐車料金から割引し、前記情報処理システムは、前記割引された駐車料金で前記ユーザの利用明細を更新する明細更新制御部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  9. 前記サービス提供部は、前記第1の施設と異なる第2の施設の店舗で利用可能なクーポンを含むクーポン情報を生成し、前記情報処理システムは、前記クーポン情報をユーザ機器に送信する通信部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  10. 前記ユーザが支払うべき料金は、前記ユーザが利用するカーシェアの料金であり、前記サービス提供部は、前記カーシェアの料金を割引し、前記情報処理システムは、前記割引されたカーシェアの料金で前記ユーザの利用明細を更新する明細更新制御部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  11. 前記第1の路側器情報は、路側器固有番号をさらに含み、
    前記特定IDが前記記憶部に記憶されていた場合、前記情報処理システムは、前記路側器固有番号に対応する路側器に向けてゲート開放指示を送信する通信部をさらに備える、請求項2に記載の情報処理システム。
  12. 第1の施設の第1の駐車場に入場した時刻を示す入場日時情報、前記第1の駐車場を出場する時刻を示す出場日時情報、及び特定IDを含む条件判定要求を受信する第1の通信部と、
    前記条件判定要求に含まれる前記入場日時情報及び前記出場日時情報に基づいて入場時刻から出場時刻までの時間を決定し、前記決定された時間の間に対応する、前記特定IDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定する条件判定部と、
    判定結果を送信する第2の通信部と、
    を備える、条件判定サーバ。
  13. ユーザが利用する車両を識別するためのID及び第1の施設の第1の駐車場に入場した時刻を示す出場日時情報を含む第1の路側器情報を受信する第1の通信部と、
    前記車両を識別するためのIDに紐付けられた特定IDユーザID、及び前記特定IDに紐付けられた前記第1の駐車場に入場した入場時刻を示す入場日時情報を記憶した記憶部と、
    前記特定IDに基づいて、前記入場日時情報及び前記出場日時情報を含む条件判定要求を生成し、前記条件判定要求を送信し、前記条件判定要求に応じた判定結果を受信する第2の通信部と、
    前記判定結果に基づいて前記ユーザにサービスを提供するサービス提供部と、
    を備える、ユーザ管理サーバ。
  14. プロセッサとメモリを備える条件判定サーバが実行する情報処理方法であって、
    前記プロセッサが、ユーザが利用する車両を識別するためのIDを含む第1の路側器情報から特定IDを取得することと、
    前記プロセッサが、前記特定IDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定することと、
    前記プロセッサが、前記判定結果に基づいて前記ユーザにサービスを提供することと、
    を備える、情報処理方法。
  15. ユーザが利用する車両を識別するためのIDを含む第1の路側器情報から特定IDを取得することと、
    前記特定IDに紐付けられた購買情報に基づいて所定の条件を満たすかどうか判定することと
    前記判定結果に基づいて前記ユーザにサービスを提供することと、 を備える、情報処理システムが備えるプロセッサによって実行させるための命令を備える情報処理プログラム。


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