JP2023088501A - 管理装置、処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

管理装置、処理システム及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023088501000001
【課題】 機器の交換に際しての手間を軽減可能とする
【解決手段】 実施形態の管理装置は、管理手段、判定手段、取得手段、制御手段及び通知手段を備える。管理手段は、機器の個々を識別するための個体識別子と、機器を通信ネットワーク上で識別するために割り当てられたネットワーク識別子とを関連付けて管理する。判定手段は、取り外された機器の個体識別子を判定する。取得手段は、取り外された機器の代わりに接続された機器の個体識別子を取得する。制御手段は、判定手段で判定された個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に取得手段で取得された個体識別子を関連付けるように管理手段を制御する。通知手段は、取得手段で取得された個体識別子に制御手段の制御の下に関連付けられたネットワーク識別子を、取得手段で取得された個体識別子で識別される機器に通知する。
【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、管理装置、処理システム及び情報処理プログラムに関する。
従来、POS(point-of-sale)システムなどにおいては、様々なデバイスを搭載した上で、これらデバイスを利用しながら所要の情報処理を実行するように構成されたスタンドアロンタイプの処理装置が広く用いられていた。
しかしながら、スタンドアロンタイプの処理装置に搭載されていた各種のデバイスをそれぞれ独立した機器として、これら機器が通信ネットワークを介して連携することで所要の情報処理を行うようにするシステムも考えられている。
例えばPOSシステムをこのようなネットワーク接続型で構築しようとする場合、複数のチェックアウトレーンのそれぞれに設置される同種の複数の機器が同一の通信ネットワークに接続されることになる。そこで、チェックアウトレーンのそれぞれでどの機器が用いられているのかの関連付けを管理しておく必要がある。そして、機器の故障などに応じて機器を交換する場合には、上記の関連付けを管理するためのデータを更新する必要があり、面倒であった。
このような事情から、機器の交換に際しての手間を軽減できることが望まれていた。
特開2011-204034号公報
本発明が解決しようとする課題は、機器の交換に際しての手間を軽減できる管理装置、処理システム及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態の管理装置は、管理手段、判定手段、取得手段、制御手段及び通知手段を備える。管理手段は、通信ネットワークに接続されている機器の個々を識別するための個体識別子と、当該個体識別子で識別される機器を通信ネットワーク上で識別するために割り当てられたネットワーク識別子とを関連付けて管理する。判定手段は、通信ネットワークから取り外された機器の個体識別子を判定する。取得手段は、通信ネットワークから取り外された機器の代わりに通信ネットワークに接続された機器の個体識別子を取得する。制御手段は、判定手段により判定された個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に取得手段により取得された個体識別子を関連付けるように管理手段を制御する。通知手段は、取得手段により取得された個体識別子に制御手段の制御の下に関連付けられたネットワーク識別子を、取得手段により取得された個体識別子で識別される機器に通知する。
一実施形態に係るPOSシステムの概略構成を表すブロック図。 図1中の処理装置の要部回路構成を表すブロック図。 図2中の関連付けテーブルに含まれるデータレコードの1つの構造を模式的に表す図。 図1中のスキャナの要部回路構成を表すブロック図。 図1中の管理サーバの要部回路構成を表す機能ブロック図。 図5中の管理テーブルに含まれるデータレコードの1つの構造を模式的に表す図。 図4中のプロセッサによる制御処理のフローチャート。 図5中のプロセッサによる管理処理のフローチャート。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、POSシステムとして処理システムを構成する例につき説明する。
図1は本実施形態に係るPOSシステム100の概略構成を表すブロック図である。
POSシステム100は、処理装置1、2つの機器群2及び管理サーバ3を含む。
処理装置1は、店舗における商品販売などの取引を処理するための情報処理を行う。処理装置1は、LAN(local area network)200に接続される。
2つの機器群2はそれぞれ、ディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26を含む。なお、POSシステム100に含まれる機器群2の数は、1又は3以上であっても構わない。POSシステム100が備えられる店舗の規模に応じて適宜の数の機器群2が備えられる。典型的には、1つの機器群2は、店舗に形成されたチェックアウトレーンの1つに対応付けられる。そして1つの機器群2は、対応付けられたチェックアウトレーンに進入した客に関する取引を処理するために利用される。ディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26は、いずれも独立した機器として構成されていて、例えば属する機器群2が対応付けられたチェックアウトレーンの近傍に設置される。そしてディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26は、それぞれ個別にLAN200に接続される。なお、以下においては、ディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26のそれぞれを区別することなく「機器」と称することがある。
機器群2は、ディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26とは別の任意の機器が含まれてもよいし、機器群2は、ディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26の一部が含まれなくてもよい。また複数の機器群2は、含んでいる機器に違いがあっても構わない。機器群2に含まれ得る機器は例えば、タッチパネル、無線タグリーダ、重量計、あるいは非接触式カードリーダなどである。例えばディスプレイなどは、同種の機器が機器群2に複数含まれてもよい。
ディスプレイ21は、店員又は客等の操作者に対する情報提示のための画面を表示する。
キーボード22は、複数のキーを、操作者により操作可能に備える。キーボード22は、これらのキーの押下による操作者の指示を入力する。
磁気リーダ23は、磁気カードに磁気記録されたデータを読み取る。磁気カードは、会員カード又はポイントカードなどである。
スキャナ24は、商品に表示されたバーコード又は2次元コードを読み取る。
プリンタ25は、レシート用紙に対してレシート、領収証又は売上票などの証票の画像を印刷する。プリンタ25は、上記の画像を印刷したレシート用紙をレシート排出口から外部へと排出する。
決済機26は、例えば現金決済、クレジット決済、電子マネー決済、あるいはバーコード決済などの種々の決済方法のうちの予め定められた決済方法での決済のための処理を行う。
管理サーバ3は、WAN(wide area network)300及びLAN200を介して機器群2に含まれる各機器と通信可能とされる。管理サーバ3は、機器群2に含まれる各機器を管理する。管理サーバ3は、例えばクラウドサーバとして実現される。
LAN200は、例えば店舗内LANである。LAN200は、WAN300に接続されている。
WAN300は、例えばインターネットである。WAN300としては、VPN(virtual private network)などの別の種類の通信ネットワークが用いられてもよいし、複数種の通信ネットワークを組み合わせて用いられてもよい。
図2は処理装置1の要部回路構成を表すブロック図である。
処理装置1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信ユニット14及び伝送路15を含む。処理装置1のハードウェアとしては、例えば汎用のサーバ装置を用いることができる。
プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶ユニット13が伝送路15で接続されて、取引の処理を、機器群2を利用しつつ実現するためのコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、メインメモリ12及び補助記憶ユニット13に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの情報処理プログラムに基づく情報処理を実行することにより、取引の処理のための情報処理を実行する。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ12は、プロセッサ11が各種の情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性または揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット13は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)、SSD(solid state drive)等の周知の記憶デバイスを備える。補助記憶ユニット13は、プロセッサ11が各種の情報処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ11での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット13は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。本実施形態では、補助記憶ユニット13は、情報処理プログラムの1つである取引処理プログラムPRAを記憶する。取引処理プログラムPRAは、取引の処理のための情報処理(以下、取引処理と称する)の手順を記述したアプリケーションプログラムである。補助記憶ユニット13の記憶領域の一部は、関連付けテーブルTAAとして用いられる。関連付けテーブルTAAは、チェックアウトレーンと機器群2に含まれる各機器との関連付けを表したデータテーブルである。
通信ユニット14は、LAN200を介したデータ通信のための処理を行う。
伝送路15は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含む。伝送路15は、接続されている各部の間で授受されるデータ及び信号を伝送する。
図3は関連付けテーブルTAAに含まれるデータレコードREAの1つの構造を模式的に表す図である。
データレコードREAは、POSシステム100が設けられた店舗に設定されたチェックアウトレーンのそれぞれに関連付けられる。店舗に複数のチェックアウトレーンが設定されている場合、関連付けテーブルTAAは複数のデータレコードREAの集合である。
データレコードREAは、フィールドFAA,FAB,FAC,FAD,FAE,FAF,FAGを含む。フィールドFAAには、関連付けられたチェックアウトレーンを識別するために定められたレーンコードがセットされる。フィールドFABには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置されたディスプレイ21に割り当てられたネットワーク識別子としてのIP(internet protocol)アドレスがセットされる。フィールドFABには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置されたキーボード22に割り当てられたIPアドレスがセットされる。フィールドFADには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置された磁気リーダ23に割り当てられたIPアドレスがセットされる。フィールドFAEには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置されたスキャナ24に割り当てられたIPアドレスがセットされる。フィールドFAFには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置されたプリンタ25に割り当てられたIPアドレスがセットされる。フィールドFAGには、関連付けられたチェックアウトレーンに設置された決済機26に割り当てられたIPアドレスがセットされる。なお関連付けテーブルTAAは、POSシステム100の構築時などに補助記憶ユニット13に書き込まれる。かくして関連付けテーブルTAAを記憶する補助記憶ユニット13は、第1の記憶手段に相当する。
機器群2に含まれる各機器は、いずれもコンピュータなどを用いた制御機能を搭載し、自律的に所要の機能を実現する。
以下、一例としてスキャナ24の構成について説明する。
図4はスキャナ24の要部回路構成を表すブロック図である。
スキャナ24は、プロセッサ241、メインメモリ242、補助記憶ユニット243、スキャンデバイス244、通信ユニット245及び伝送路246を含む。
プロセッサ241、メインメモリ242及び補助記憶ユニット243が伝送路246で接続されて、既存のPOS端末におけるスキャナの機能と同様な機能を実現するためのコンピュータが構成される。
プロセッサ241は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ241は、メインメモリ242及び補助記憶ユニット243に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの情報処理プログラムに基づく情報処理を実行することにより、スキャナの機能を実現するための情報処理を実行する。
メインメモリ242は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ242は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ242は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ242は、プロセッサ241が各種の情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性または揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ242は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ241によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット243は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット243は、例えばEEPROM、HDD、SSD等の周知の記憶デバイスを備える。補助記憶ユニット243は、プロセッサ241が各種の情報処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ241での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット243は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。本実施形態では、補助記憶ユニット243は、情報処理プログラムの1つである制御プログラムPRBを記憶する。制御プログラムPRBは、スキャナ24の機能制御のための情報処理(以下、制御処理と称する)の手順を記述したアプリケーションプログラムである。補助記憶ユニット243の記憶領域の一部は、ナンバー領域ARA、アドレス領域ARB及び設定データ領域ARCとして用いられる。ナンバー領域ARAは、複数のスキャナ24の個々を識別するための個体識別子としてのシリアルナンバーを記憶する。アドレス領域ARBは、スキャナ24に割り当てられたIPアドレスを記憶する。設定データ領域ARCは、動作に関する各種の設定を表した設定データを記憶する。かくして補助記憶ユニット243は、アドレス領域ARBにネットワーク識別子としてのIPアドレスを記憶するのであり、第2の記憶手段に相当する。
通信ユニット245は、LAN200を介したデータ通信のための処理を行う。
伝送路246は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含む。伝送路246は、接続されている各部の間で授受されるデータ及び信号を伝送する。
図5は管理サーバ3の要部回路構成を表す機能ブロック図である。
管理サーバ3は、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33、通信ユニット34及び伝送路35を含む。管理サーバ3のハードウェアとしては、例えばクラウドサーバ用のサーバ装置を用いることができる。
プロセッサ31、メインメモリ32及び補助記憶ユニット33が伝送路35で接続されて、機器群2に含まれる各機器を管理するためのコンピュータが構成される。
プロセッサ31は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ31は、メインメモリ32及び補助記憶ユニット33に記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムなどの情報処理プログラムに基づく情報処理を実行することにより、上記の管理のための情報処理を実行する。
メインメモリ32は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ32は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ32は、不揮発性のメモリ領域では上記の情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ32は、プロセッサ31が各種の情報処理を実行する上で必要なデータを不揮発性または揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ32は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ31によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット33は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット33は、例えばEEPROM、HDD、SSD等の周知の記憶デバイスを備える。補助記憶ユニット33は、プロセッサ31が各種の情報処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ31での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット33は、上記の情報処理プログラムを記憶する場合もある。本実施形態では、補助記憶ユニット33は、情報処理プログラムの1つである管理プログラムPRCを記憶する。管理プログラムPRCは、機器群2に含まれる各機器を管理するための情報処理(以下、管理処理と称する)の手順を記述したアプリケーションプログラムである。補助記憶ユニット33の記憶領域の一部は、管理テーブルTABとして用いられる。
図6は管理テーブルTABに含まれるデータレコードREBの1つの構造を模式的に表す図である。
データレコードREBは、機器群2に含まれる全ての機器のそれぞれに関連付けられる。つまり管理テーブルTABは、複数のデータレコードREBの集合である。データレコードREBは、フィールドFBA,FBB,FBCを含む。フィールドFBAには、関連付けられた機器に割り当てられたIPアドレスがセットされる。フィールドFBBには、関連付けられた機器のシリアルナンバーがセットされる。フィールドFBCには、関連付けられた機器に関する設定データがセットされる。なお管理テーブルTABは、POSシステム100の構築時などに補助記憶ユニット13に書き込まれる。
通信ユニット34は、WAN300を介したデータ通信のための処理を行う。
伝送路35は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含む。伝送路35は、接続されている各部の間で授受されるデータ及び信号を伝送する。
次に以上のように構成されたPOSシステム100の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。また、以下においては、機器群2に含まれる各機器のうちのスキャナ24の詳細な動作を説明し、その他の各機器の詳細な動作の説明は省略する。
例えば、キーボード22での予め定められた操作により取引処理の開始が要求されると、その旨がキーボード22からLAN200を介して処理装置1へと通知される。そうすると処理装置1にてプロセッサ11は、当該通知を行ったキーボード22が属するチェックアウトレーンに関する取引処理を開始する。プロセッサ11は例えば、通知元のキーボード22のIPアドレスがフィールドFACにセットされているデータレコードREAを関連付けテーブルTAAから探し出して、該当のデータレコードREAのフィールドFAAにセットされているレーンコードを対象とした取引処理を実行する。取引処理は、例えば既存のPOS端末で行われている処理と実質的に同様な処理であってよい。ただしプロセッサ11は、対象としているレーンコードがフィールドFAAにセットされているデータレコードREA、すなわち上記のように見つけ出したデータレコードREAのフィールドFAB~FAGにそれぞれセットされているIPアドレスを用いてディスプレイ21、キーボード22、磁気リーダ23、スキャナ24、プリンタ25及び決済機26とLAN200を介して通信しながら、これら各機器の機能を利用する。かくして取引処理プログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは処理手段として機能する。
これによりプロセッサ11は、処理の対象としているレーンコードで識別されるチェックアウトレーンに対応する機器群2に含まれた各機器を利用しての取引処理を実行する。そしてこのときにプロセッサ11は、関連付けテーブルTAAに基づき、IPアドレスによって利用すべき機器を選択している。なおプロセッサ11は、取引処理を2つのチェックアウトレーンのそれぞれに関して並行して行うこともできる。
スキャナ24にてプロセッサ241は、通常の動作状態にあるときには制御プログラムPRBに基づく制御処理を常時実行している。
図7はプロセッサ241による制御処理のフローチャートである。
ACT1としてプロセッサ241は、LAN200に新規に接続されたか否かを確認する。そしてプロセッサ241は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT2へと進む。
ACT2としてプロセッサ241は、スキャナ24の動作に関わる設定の変更が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ241は、該当の事象が確認できないならばNOと判定し、ACT3へと進む。
ACT3としてプロセッサ241は、読み取り開始が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ241は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT1へと戻る。
かくしてプロセッサ241は、ACT1~ACT3としては、LAN200への新規接続、設定の変更指示及び読み取りの開始指示のいずれかがなされるのを待ち受ける。
スキャナ24においては、その動作に関わるいくつかの設定をユーザニーズに応じて変更することができる。例えば、バーコードを読み取る機能をオン/オフできる。また例えば、二次元コードを読み取る機能をオン/オフできる。あるいは例えば、動作確認音の音量を任意に設定できる。このような設定の変更の指定は、図4では図示を省略しているユーザインタフェースデバイスを用いて行われてもよいし、外部の任意の情報端末からLAN200を介して行われてもよい。
プロセッサ241は、設定の変更が指示されたならばACT2にてYESと判定し、ACT4へと進む。
ACT4としてプロセッサ241は、補助記憶ユニット243の設定データ領域ARCに記憶されている設定データを、指示に応じて更新する。
ACT5としてプロセッサ241は、設定が変更されたことを管理サーバ3に対して通知する。プロセッサ241は具体的には、予め設定されている管理サーバ3のアドレスを宛先とする変更通知のための通知データを通信ユニット245からLAN200へと送出する。プロセッサ241は、例えば変更の対象となった設定の項目と、その項目に関する変更後の設定とを通知データに表す。プロセッサ241は例えば、補助記憶ユニット243の設定データ領域ARCに記憶されている設定データをそのまま通知データに含めるのでもよい。そしてプロセッサ241はこののち、ACT1~ACT3の待ち受け状態に戻る。
一方、管理サーバ3にてプロセッサ31は、管理サービスを提供すべきときには管理プログラムPRCに基づく管理処理を実行している。
図8はプロセッサ31による管理処理のフローチャートである。
ACT21としてプロセッサ31は、機器群2に属する機器のいずれかからの接続通知がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT22へと進む。
ACT22としてプロセッサ31は、機器群2に属する機器のいずれかからの変更通知がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT21へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT21及びACT22としては、接続通知又は変更通知がなされるのを待ち受ける。
上述のように変更通知のための通知データがLAN200及びWAN300で伝送されて、通信ユニット34により受信されると、プロセッサ31はACT22にてYESと判定し、ACT23へと進む。
ACT23としてプロセッサ31は、変更通知に基づいて設定データを更新する。プロセッサ31は例えば、補助記憶ユニット33に記憶されている管理テーブルTABから、変更通知のための通知データの送信元のIPアドレスがフィールドFBAにセットされているデータレコードREBを探し出す。そしてプロセッサ31は例えば、該当のデータレコードREBのフィールドFBCにセットされている設定データを、通知データでの通知内容に応じて更新する。そしてプロセッサ31はこののち、ACT21及びACT22の待受状態に戻る。
なお、スキャナ24以外の各機器も、それぞれの機器に応じた設定が可能であり、設定の変更指示に応じて上記と同様にして管理サーバ3に対して変更を通知する。
かくして、管理サーバ3では、POSシステム100に既設である各種の機器の現状の設定を管理テーブルTABにより管理している。
処理装置1にてプロセッサ11は、取引処理の中で、商品の指定を受け付ける準備が整ったならば、その取引処理の対象であるチェックアウトレーンに設置されているスキャナ24に対して読み取り開始を指示する。プロセッサ11は例えば、該当の取引処理の対象であるレーンコードがフィールドFAAにセットされているデータレコードREAを関連付けテーブルTAAから探し出す。そしてプロセッサ11は、該当のデータレコードREAのフィールドFAEにセットされているIPアドレスを宛先とする指示データを、通信ユニット14からLAN200に送出する。プロセッサ11は、読み取り開始の指示であることを表すコマンドを指示データに含める。
この指示データがLAN200により伝送されると、宛先とされたIPアドレスが割り当てられているスキャナ24の通信ユニット245によって受信される。そしてこれに応じて当該スキャナ24のプロセッサ241は、図7中のACT3にてYESと判定し、ACT6へと進む。
ACT6としてプロセッサ241は、スキャンデバイス244によるスキャンが行われたか否かを確認する。そしてプロセッサ241は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT7へと進む。
ACT7としてプロセッサ241は、読み取り終了が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ241は、該当の事象を確認できないならばNOと判定し、ACT6へと戻る。
かくしてプロセッサ241はACT6及びACT7としては、スキャンが行われるか、あるいは読み取り終了が指示されるのを待ち受ける。
操作者は、取引対象として登録しようとする商品に表されたバーコード又は2次元コードなどをスキャンデバイス244に翳す。そうするとスキャンデバイス244は、バーコード又は2次元コードなどを光学的にスキャンし、当該バーコード又は2次元コードなどが表すスキャンデータを出力する。スキャンデバイス244は、補助記憶ユニット243の設定データ領域ARCに記憶された設定データでバーコードを読み取る機能がオンとされている場合に、バーコードをスキャンして得たスキャンデータを出力する。またスキャンデバイス244は、補助記憶ユニット243の設定データ領域ARCに記憶された設定データで2次元コードを読み取る機能がオンとされている場合に、2次元コードをスキャンして得たスキャンデータを出力する。プロセッサ241は例えば、このようにしてスキャンデバイス244からスキャンデータが出力されたことに応じて、ACT6にてYESと判定し、ACT8へと進む。
ACT8としてプロセッサ241は、スキャン結果を処理装置1に通知する。プロセッサ241は具体的には、予め設定されている処理装置1のIPアドレスを宛先とするスキャン通知のための通知データを通信ユニット245からLAN200へと送出する。プロセッサ241は、通知データには、スキャンデバイス244から出力されたスキャンデータに含まれる商品コードを少なくとも含める。プロセッサ241は、スキャンデータをそのまま通知データに含めるのでもよい。かくして制御プログラムPRBに基づく情報処理をプロセッサ241が実行することによって、プロセッサ241を中枢部分とするコンピュータは、予め定められた機能であるスキャン機能を処理装置1に対して提供する提供手段として機能する。そしてプロセッサ241はこののち、ACT1~ACT3の待受状態に戻る。
処理装置1にてプロセッサ11は、上記のようにして行われたスキャナ24からのスキャン通知を受けると、その通知元のスキャナ24のIPアドレスがフィールドFAEにセットされているデータレコードREAを関連付けテーブルTAAから見つけ出す。そしてプロセッサ11は、該当のデータレコードREAのフィールドFAAにセットされているレーンコードを対象として実行中の取引処理に関する商品リストに、通知されたデータに含まれる商品コードを追加する。
プロセッサ11は、操作者が会計への移行を指示したことがいずれかの機器から通知されると、読み取り終了を指示するためのスキャナ24を宛先とした指示データを通信ユニット14からLAN200に送出する。この指示データがLAN200により伝送されて通信ユニット245によって受信されると、プロセッサ241は図7中のACT7にてYESと判定し、ACT1~ACT3の待受状態に戻る。
さて、機器群2に含まれる機器のいずれかに障害が生じた場合、あるいは機器を更新する場合などにおいて、機器の交換が行われる場合がある。この場合に作業者は、まず交換対象となる機器をLAN200から取り外した上で、新たな機器をLAN200に接続する。このような場合に新たにLAN200に接続されたスキャナ24のプロセッサ241は、接続されているLAN200で利用するIPアドレスが未割当であるなどの予め定められた条件が成立することなどに基づいて、新規接続であるとしてACT1にてYESと判定し、ACT9へと進む。
ACT9としてプロセッサ241は、LAN200で利用するIPアドレスを取得する。プロセッサ241は例えば、LAN200に属するDHCP(dynamic host configuration protocol)サーバにアクセスし、IPアドレスの割当を受ける。そしてプロセッサ241は、割り当てられたIPアドレスを補助記憶ユニット243のアドレス領域ARBに書き込む。
ACT10としてプロセッサ241は、LAN200に新規に接続されたことを管理サーバ3に対して通知する。プロセッサ241は具体的には、接続通知の通知先として予め設定されているアドレスを宛先とした接続通知のための通知データを通信ユニット245からLAN200へと送出する。プロセッサ241は、補助記憶ユニット243のナンバー領域ARA及びアドレス領域ARBに記憶されているシリアルナンバー及びIPアドレスを少なくとも通知データに含める。なおプロセッサ241は、シリアルナンバー及びIPアドレス以外の予め定められたデータを通知データに含めても構わない。例えばプロセッサ241は、補助記憶ユニット243に、ベンダーID(identify)又はプロダクトIDが保存されているならば、これらベンダーID又はプロダクトIDを通知データに含めてもよい。なおベンダーIDは、スキャナ24の製造者を識別するための識別子である。またプロダクトIDは、1つの製造者が製造する複数の製品を識別するための識別子である。
接続の通知のための通知データがLAN200及びWAN300により管理サーバ3へと伝送されると、当該通知データが通信ユニット34により受信される。そしてこれに応じてプロセッサ31は、図8中のACT21にてYESと判定し、ACT24へと進む。
ACT24としてプロセッサ31は、受信された通知データの送信元のIPアドレスを判定する。なおプロセッサ31は、ここで判定したIPアドレスを、メインメモリ32又は補助記憶ユニット33に一時保存しておく。ここで判定したIPアドレスは、取り外された機器の代わりに通信ネットワークとしてのLAN200に接続された機器の個体識別子に相当する。そしてここでのIPアドレスの判定により、該当の個体識別子を取得していることになる。かくして管理プログラムPRCに基づく情報処理をプロセッサ31が実行することによって、プロセッサ31を中枢部分とするコンピュータは取得手段として機能する。
ACT25としてプロセッサ31は、通知データからシリアルナンバーを取得する。なおプロセッサ31は、ここで取得したシリアルナンバーを、メインメモリ32又は補助記憶ユニット33に一時保存しておく。
スキャナ24にてプロセッサ241は、前述のように図7中のACT10にて接続通知を終えたならば、ACT11へと進む。
ACT11としてプロセッサ241は、バーコード等がスキャンされるのを待ち受ける。
作業者は、新しくLAN200に接続したスキャナ24を用いて、交換のためにLAN200から取り外したスキャナ24のシリアルナンバーを表したバーコード又は2次元コードを読み取らせる。例えば、スキャナ24に取り付けた定格銘板にシリアルナンバーを表したバーコードを表示しておくことで、当該作業は容易となる。ただし、スキャナ24のシリアルナンバーを表したバーコードは、別の任意の方法で提供されても構わない。
プロセッサ241は、スキャンデバイス244がシリアルナンバーを表したバーコード等を読み取ると、ACT11にてYESと判定し、ACT12へと進む。
ACT12としてプロセッサ241は、機器の交換を管理サーバ3に対して通知する。プロセッサ241は具体的には、管理サーバ3のアドレスを宛先とした交換通知のための通知データを通信ユニット245からLAN200へと送出する。プロセッサ241は、スキャンデバイス244により読み取られたバーコードに表されたシリアルナンバーを通知データに含める。
管理サーバ3にてプロセッサ31は、前述のように図8中のACT25にて接続通知によりシリアルナンバーを取得した後には、ACT26へと進む。
ACT26としてプロセッサ31は、交換通知がなされるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、前述の交換通知のための通知データがLAN200及びWAN300で伝送されてきて通信ユニット34によって受信され、その通知データの送信元のIPアドレスがACT24で判定したIPアドレスと一致すると、YESと判定してACT27へと進む。
ACT27としてプロセッサ31は、交換前の機器に関する設定を交換後の機器に対して通知する。プロセッサ31は例えば、上記のように通信ユニット34によって受信された通知データに含まれたシリアルナンバーがフィールドFBBにセットされているデータレコードREBを管理テーブルTABから探し出す。そしてプロセッサ31は、該当するデータレコードREBのフィールドFBA,FBCにセットされているIPアドレス及び設定データを含み、ACT24で判定したIPアドレスを宛先とする通知データを通信ユニット34からWAN300へと送出する。かくして管理プログラムPRCに基づく情報処理をプロセッサ31が実行することによって、プロセッサ31を中枢部分とするコンピュータは通知手段として機能する。
ACT28としてプロセッサ31は、今回通知された交換を管理に反映するべく管理テーブルTABを更新する。プロセッサ31は例えば、ACT28で探し出したデータレコードREBのフィールドFBB,FBCを、ACT25で取得したシリアルナンバー及び上記のように通信ユニット34によって受信された通知データに含まれた設定データにそれぞれ書き換える。そしてプロセッサ31はこののち、ACT21及びACT22の待受状態に戻る。
このように、プロセッサ31は、交換通知に基づいて取り外された機器の個体識別子としてのシリアルナンバーを判定する。またプロセッサ31は管理テーブルTABを用いて、機器の個体識別子としてのシリアルナンバーと、ネットワーク識別子としてのIPアドレスとを関連付けて管理している。そしてプロセッサ31は、上記の更新により、取り外された機器の個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に代わりに接続された機器の個体識別子を関連付けている。かくして管理プログラムPRCに基づく情報処理をプロセッサ31が実行することによって、プロセッサ31を中枢部分とするコンピュータは判定手段、管理手段及び制御手段として機能する。
スキャナ24にてプロセッサ241は、前述のように図7中のACT12として交換通知を行ったのちにはACT13へと進む。
ACT13としてプロセッサ241は、設定通知を待ち受ける。そしてプロセッサ241は、上述のように設定通知のために管理サーバ3から送出された通知データが、WAN300及びLAN200により伝送されて通信ユニット245により受信されるとYESと判定し、ACT14へと進む。
ACT14としてプロセッサ241は、補助記憶ユニット243のアドレス領域ARB及び設定データ領域ARCに記憶されたIPアドレス及び設定データを、上記のように通信ユニット245により受信された通知データに含まれるIPアドレス及び設定データにそれぞれ書き換える。かくして制御プログラムPRBに基づく情報処理をプロセッサ241が実行することによって、プロセッサ241を中枢部分とするコンピュータは書換手段として機能する。そしてプロセッサ241はこののち、ACT1~ACT3の待受状態に戻る。
かくして、スキャナ24が交換されたことに応じて、取り外されたスキャナ24に割り当てられていたIPアドレスが、新たに取り付けられたスキャナ24に割り当てられる。これにより、スキャナ24の交換後も、処理装置1は関連付けテーブルTAAに従い、新たに接続されたスキャナ24を取り外されたスキャナ24と区別することなく利用することが可能である。つまり、機器の交換に伴って、関連付けテーブルTAAを更新する必要はなく、処理装置1は交換前後で何ら変わらずに動作することが可能である。関連付けテーブルTAAの更新が不要であるから、そのための手間を軽減できる。
また、スキャナ24が交換されたことに応じて、取り外されたスキャナ24における設定を表した設定データを、新たに取り付けられたスキャナ24における設定を表した設定データとしてダウンロードする。このように、交換により新たに取り付けられた機器に対する設定変更の手間無しに、新たに取り付けられた機器を、取り外された機器と同様に動作させることができる。
なお、スキャナ24以外の機器を交換した際における取り外された機器のシリアルナンバーの入力は、その機器に設けられた何らかのユーザインタフェースデバイスにより行われてもよいし、交換されたのとは別種の機器に設けられた何らかのユーザインタフェースデバイスにより行われてもよいし、交換された機器が属する機器群2には含まれない任意の情報端末で行われてもよい。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
管理サーバ3での設定データの管理及び当該設定データのダウンロードは、行わないようにしてもよい。
処理装置1は、それぞれに1つ又は複数の機器群が関連付けられた複数が備えられてもよい。
管理サーバ3は、それぞれに1つ又は複数の機器群が関連付けられた複数が備えられてもよい。
管理サーバ3の機能を、処理装置1に持たせてもよい。逆に、処理装置1の機能を管理サーバ3に持たせてもよい。
POSシステム100とは別の任意の情報処理を行う処理システムとして実施することも可能である。例えば、倉庫における在庫の管理システム、あるいは運送拠点における運送物の管理システムなどにおいても、本発明の処理システムを実施できる。
情報処理によりプロセッサ11,31,241が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…処理装置、2…機器群、21…ディスプレイ、22…キーボード、23…磁気リーダ、24…スキャナ、25…プリンタ、26…決済機、3…管理サーバ、11,241,31…プロセッサ、12,242,32…メインメモリ、13,243,33…補助記憶ユニット、14,245,34…通信ユニット、15,246,35…伝送路、244…スキャンデバイス、100…POSシステム。

Claims (5)

  1. 通信ネットワークに接続されている機器の個々を識別するための個体識別子と、当該個体識別子で識別される機器を前記通信ネットワーク上で識別するために割り当てられたネットワーク識別子とを関連付けて管理する管理手段と、
    前記通信ネットワークから取り外された機器の個体識別子を判定する判定手段と、
    前記通信ネットワークから取り外された機器の代わりに前記通信ネットワークに接続された機器の個体識別子を取得する取得手段と、
    前記判定手段により判定された個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に前記取得手段により取得された個体識別子を関連付けるように前記管理手段を制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得された個体識別子に前記制御手段の制御の下に関連付けられたネットワーク識別子を、前記取得手段により取得された個体識別子で識別される機器に通知する通知手段と、
    を具備する管理装置。
  2. 前記管理手段は、個体識別子に、当該個体識別子で識別される機器の動作に関わる設定情報を、ネットワーク識別子とともに関連付けて管理し、
    前記通知手段は、前記取得手段により取得された個体識別子に関連付けられた設定情報をネットワーク識別子とともに、前記取得手段により取得された個体識別子で識別される機器に通知する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記判定手段は、前記通信ネットワークから取り外された機器の個体識別子を、前記通信ネットワークから取り外された機器の代わりに前記通信ネットワークに接続された機器からの通知に基づいて判定する、
    請求項1又は請求項2に記載の管理装置。
  4. それぞれ通信ネットワークに接続されるとともに、前記通信ネットワーク上でのネットワーク識別子が個別に割り当てられた複数の処理装置、複数の機器及び管理装置を含み、
    前記処理装置に備えられ、複数の前記機器のうちの利用設定された機器に割り当てられたネットワーク識別子を記憶する第1の記憶手段と、
    前記処理装置に備えられ、前記第1の記憶手段に記憶されたネットワーク識別子を用いて前記機器にアクセスして、当該機器が備える機能を利用して予め定められた情報処理を実行する処理手段と、
    前記機器に備えられ、当該機器に割り当てられたネットワーク識別子を記憶する第2の記憶手段と、
    前記機器に備えられ、前記第2の記憶手段により記憶されたネットワーク識別子での前記通信ネットワークを介した前記処理装置からのアクセスを受けて当該処理装置に対して、予め定められた機能を提供する提供手段と、
    前記管理装置に備えられ、前記機器の個々を識別するための個体識別子と、当該個体識別子で識別される前記機器を前記通信ネットワーク上で識別するために割り当てられたネットワーク識別子とを関連付けて管理する管理手段と、
    前記管理装置に備えられ、前記通信ネットワークから取り外された前記機器の個体識別子を判定する判定手段と、
    前記管理装置に備えられ、前記通信ネットワークから取り外された前記機器の代わりに前記通信ネットワークに接続された機器の個体識別子を取得する取得手段と、
    前記管理装置に備えられ、前記判定手段により判定された個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に前記取得手段により取得された個体識別子を関連付けるように前記管理手段を制御する制御手段と、
    前記管理装置に備えられ、前記取得手段により取得された個体識別子に前記制御手段の制御の下に関連付けられたネットワーク識別子を、前記取得手段により取得された個体識別子で識別される機器に通知する通知手段と、
    前記機器に備えられ、前記通知手段により通知されたネットワーク識別子により前記第2の記憶手段に記憶されているネットワーク識別子を書き換える書換手段と、
    を具備する処理システム。
  5. 管理装置に備えられたコンピュータを、
    通信ネットワークに接続されている機器の個々を識別するための個体識別子と、当該個体識別子で識別される機器に前記通信ネットワーク上で識別するために割り当てられたネットワーク識別子とを関連付けて管理する管理手段と、
    前記通信ネットワークから取り外された機器の個体識別子を判定する判定手段と、
    前記通信ネットワークから取り外された機器の代わりに前記通信ネットワークに接続された機器の個体識別子を取得する取得手段と、
    前記判定手段により判定された個体識別子とネットワーク識別子との関連付けを解消するとともに、当該のネットワーク識別子に前記取得手段により取得された個体識別子を関連付けるように前記管理手段を制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得された個体識別子に前記制御手段の制御の下に関連付けられたネットワーク識別子を、前記取得手段により取得された個体識別子で識別される機器に通知する通知手段と、
    して機能させるための情報処理プログラム。


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