JP2023088271A - 基板保持部材 - Google Patents

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和也 高橋
Kazuya Takahashi
直年 森田
Naotoshi Morita
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Abstract

【課題】複数の電極が埋設された基板保持部材において、各電極に電力を供給するための端子の数を少なくすることができる基板保持部材を提供する。【解決手段】基板保持部材100は、セラミックス基材110を備えている。セラミックス基材110の内部には、3つの電極121~123と、3つの導電性部材131~133と、5つの接続部分141~145と、4つの端子151~154とが埋設されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、シリコンウェハ等の基板を保持する基板保持部材に関する。
特許文献1には、ウェハなどの基板を保持する基板保持部材の一例として、異なる2つの加熱エリアに対応する2つの発熱抵抗体が埋設されているセラミックスヒータが開示されている。
特開2018-5999号公報
特許文献1に記載のセラミックスヒータにおいては、2つの発熱抵抗体に対して、それぞれ2つの端子を接続して、2つの発熱抵抗体に電力を供給している。そのため、発熱抵抗体の数の2倍の数の端子が必要となる。
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、複数の電極が埋設された基板保持部材において、各電極に電力を供給するための端子の数を少なくすることができる技術を提供することを目的とする。
本発明の態様に従えば、上面、前記上面と上下方向において対向する下面を有するセラミックス基材と、
前記セラミックス基材に埋設された複数の電極と、
前記セラミックス基材に埋設された少なくとも1つの導電性部材と、
前記少なくとも1つの導電性部材のそれぞれが、前記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極と接続されるように、前記複数の電極と前記少なくとも1つの導電性部材とを電気的に接続する複数の接続部分と、
前記複数の電極の少なくとも1つ、又は、前記少なくとも1つの導電性部材に設けられた複数の端子と、を備え、
前記少なくとも1つの導電性部材に接続された接続部分と端子との間の抵抗値が、前記複数の電極の両端間の抵抗値よりも小さく、
前記複数の端子の数は、前記複数の電極の数の2倍よりも少ないことを特徴とする、基板保持部材が提供される。
上記態様においては、複数の端子の数が、電極の数の2倍よりも少ない。これにより、複数の端子を配置するためのスペースを小さくすることができる。また、少なくとも1つの導電性部材の、端子に接続された部分と接続部分との間の抵抗値は、複数の電極の両端の抵抗値よりも小さい。これにより、電極と端子とが、導電性部材及び接続部分を介して接続されている場合であっても、導電性部材における発熱を極力抑えることができる。
図1は、基板保持部材100の斜視図である。 図2はセラミックス基材110の縦断面を模式的に表した図である。 図3(a)は、仮想面Aにおけるセラミックス基材110の断面を模式的に表した図であり、図3(b)は、仮想面Bにおけるセラミックス基材110の断面を模式的に表した図である。 図4は、セラミックス基材110の下面113に接合用凸部114が設けられている場合を示す説明図である。 図5(a)~図5(e)は、セラミックス基材110の製造方法の流れを示す図である。 図6(a)~図6(d)は、セラミックス基材110の別の製造方法の流れを示す図である。 図7は4つの電極221~224が埋設されたセラミックス基材210の図2相当図である。 図8(a)は4つの電極221~224が埋設されたセラミックス基材210の図3(a)相当図であり、図8(b)は、4つの電極221~224が埋設されたセラミックス基材210の図3(b)相当図である。
本発明の実施形態に係る基板保持部材100について、図1、2を参照しつつ説明する。本実施形態に係る基板保持部材100は、シリコンウェハなどの半導体ウェハ(以下、単にウェハ10という)の加熱に用いられるセラミックスヒータである。なお、以下の説明においては、基板保持部材100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向5が定義される。図1に示されるように、本実施形態に係る基板保持部材100は、セラミックス基材110と、シャフト160とを備える。また、図2、3(a)、3(b)に示されるように、セラミックス基材110には、電極121~123と、導電性部材131~133と、接続部分141~145と、端子151~154とが埋め込まれている。
<セラミックス基材110>
セラミックス基材110は、直径12インチ(約300mm)、厚さ25mmの円形の板状の形状を有する部材であり、セラミックス基材110の上面111には加熱対象であるウェハ10が載置される。なお、図1では図面を見やすくするためにウェハ10とセラミックス基材110とを離して図示している。セラミックス基材110は、例えば、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナ、窒化ケイ素等のセラミックス焼結体により形成することができる。
図2はセラミックス基材110の縦断面を模式的に表した図である。図2において点線で示されている仮想面A、Bは、いずれも上下方向5に直交する水平面である。仮想面A、Bは、上下方向5において、セラミックス基材110の上面111と下面113との間にあり、仮想面Aは仮想面Bの上方に位置している。図3(a)は、仮想面Aにおけるセラミックス基材110の断面を模式的に表した図であり、図3(b)は、仮想面Bにおけるセラミックス基材110の断面を模式的に表した図である。図2、3(a)、3(b)に示されるように、セラミックス基材110の内部には、3つの電極121~123と、3つの導電性部材131~133と、5つの接続部分141~145と、4つの端子151~154とが埋設されている。
<電極121~123>
電極121~123について、図2、3(a)、3(b)を参照しつつ説明する。電極121~123は、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュや箔等の耐熱金属(融点2000℃以上の高融点金属)を帯状に裁断することにより形成されている。電極121~123をヒータ電極として使用する場合には、抵抗値を確保するためにメッシュを用いることが好適
である。電極121~123の抵抗値は、約2Ω~20Ωであることが好ましい。電極121~123は、例えば、Moメッシュ(線径0.1mm、平織#50メッシュ)の素材を所定のパターンに裁断することにより形成することができる。タングステン、モリブデンの純度は99%以上であることが好ましい。電極121~123の厚さはワイヤーの交点部分を除き0.03mm~0.2mmであることが好ましい。また、帯状に裁断された電極121~123の幅は2.5mm~20mmであることが好ましく、5mm~15mmであることがさらに好ましい。本実施形態においては、電極121~123は、それぞれ、図3(a)、3(b)に示される形状に裁断されているが、電極121~123の形状はこれには限られず、適宜変更しうる。なお、セラミックス基材110の内部には電極121~123に加えて、あるいは、電極121~123に代えて、ウェハ10をクーロン力により上面111に引き付けるための静電チャック電極及びセラミックス基材110の上方にプラズマを発生させるためのプラズマ電極のうち少なくとも一方が埋設されていてもよい。
図3(a)に示されるように、電極121はセラミックス基材110の仮想面Aの略中央に配置されており、電極122は電極121の外側を取り囲むように配置されている。電極121は、略円環形状のリング部121aと、直線状に延びる2つの直線部121bとを含んでいる。リング部121aは、図3(a)の上側において開いた円環形状を有しており、2つの直線部121bは、開いた円環状のリング部121の両端から図3(a)の下方に向かって延びている。電極122は、電極121のリング部121aの外側を取り囲むように配置された2つの半円の円環形状の内側リング部122aと、2つの内側リング部122aの外側を取り囲むように配置された、略円環形状の外側リング部122bと、2つの内側リング部122aと外側リング部122bを繋ぐように直線状に延びる2つの直線部122cとを含んでいる。外側リング部122bは、図3(a)の左側が開いた円環形状を有している。2つの直線部122cは、外側リング部122bの両端と、2つの内側リング部122aとをそれぞれ繋ぐように、図3(a)の左右方向に延びている。
図3(b)に示されるように、電極123はセラミックス基材110の仮想面Bの外周部分に配置されている。電極123は、図3(b)の上側が開いた略円環形状のリング部123aを含んでいる。仮想面Aと仮想面Bとを重ねた場合において、電極123は、電極121及び電極122の外側に配置されており、電極121と電極122と電極123とは互いに重ならないように同心状に配置されている。つまり、電極123の外径は電極121、122の外径よりも大きい。これにより、セラミックス基材110の上面111は、電極121、電極122、電極123にそれぞれ対応した3つのゾーン(上下方向において、電極121と重なるゾーンと、電極122に重なるゾーンと、電極123に重なるゾーン)に区分けされる。
<導電性部材131~133>
次に、導電性部材131~133について、図2、3(a)、3(b)を参照しつつ説明する。図3(b)に示されるように、導電性部材131~133は同一の仮想面Bに配置されている。導電性部材131~133は、電極123の内側において略円形の領域を占めるように、互いに重なり合わないように並べられている。導電性部材131は略半円形状であり、図3(b)において、電極123の内側の領域の左半分を占めている。導電性部材131の、右側の略中央部には、矩形状の切り欠き131Cが形成されている。導電性部材132は、中心角が約90°の扇形形状を有しており、導電性部材131の下半分と向かい合うように、導電性部材131の右側に配置されている。導電性部材133は、中心角が約90°の扇形形状を有しており、導電性部材131の上半分と向かい合うように、導電性部材131の右側に配置されている。
導電性部材131~133の合計面積は、電極121~123のうち、最も外径の大き
い電極123の外径によって規定される仮想円の面積の40%以上であることが好ましく、55%以上であることがさらに好ましい。また、導電性部材131の面積、導電性部材132の面積、及び導電性部材133の面積はいずれも、上記仮想円の面積を電極121~123の数(3つ)で割った面積の40%以上であることが好ましく、55%以上であることがさらに好ましい。
導電性部材131~133は、電極121~123と同様に、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュや箔等の耐熱金属(融点2000℃以上の高融点金属)を所定の形状に裁断することにより形成されている。なお、導電性部材131~133は、電極121~123と同じ金属材料で形成されることが好ましい。この場合には、製造が容易になるとともに、焼成時の収縮率の違いに起因するひずみを抑制することができる。後述のように、導電性部材131は、端子152及び接続部分144と接続されている(図3(b)参照)。導電性部材131の、端子152と接続されている部分と接続部分144との間の抵抗は約0.01Ω~1Ωであり、電極121~123のいずれの抵抗よりも小さい。導電性部材132は、端子153及び接続部分143と接続されている(図3(b)参照)。導電性部材132の、端子153と接続されている部分と接続部分143との間の抵抗は約0.01Ω~1Ωであり、電極121~123のいずれの抵抗よりも小さい。導電性部材133は、端子154及び接続部分141、142、145と接続されている(図3(b)参照)。導電性部材133の、端子154と接続されている部分と接続部分141との間の抵抗、端子154と接続されている部分と接続部分142との間の抵抗、端子154と接続されている部分と接続部分145との間の抵抗は、いずれも、約0.01Ω~1Ωであり、電極121~123の抵抗よりも小さい。
<接続部分141~145>
次に、接続部分141~145について、図2、3(a)、3(b)を参照しつつ説明する。図2に示されるように、接続部分141、142は仮想面Aと仮想面Bとの間に配置されている。接続部分141、142の下端は導電性部材133に電気的に接続されている。なお、以下の説明においては、電気的に接続されていることを、単に接続されていると称する。接続部分141の上端は電極121の直線部121bに接続され、接続部分142の上端は電極122のリング部122aに接続されている。接続部分143も接続部分141、142と同様に、仮想面Aと仮想面Bとの間に配置されている(図3(a)、3(b)参照)。接続部分143の下端は導電性部材132に接続され、接続部分143の上端は電極122のリング部122aに接続されている。これらの接続部分141~143は、仮想面Aと仮想面Bとを接続するビア構造である。また、図3(b)に示されるように、接続部分144、145は仮想面Bに配置されている。接続部分144、145の一端(図3(b)の上側の端部)は電極123に接続されている。接続部分144の他端(図3(b)の下側の端部)は導電性部材131に接続され、接続部分145の他端(図3(b)の下側の端部)は導電性部材133に接続されている。接続部分144、145は、複数の電極121~123及び導電性部材131~133と同じ素材(タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュや箔)により形成されている。これにより、接続部分144は導電性部材131及び電極123と一体化しており、接続部分145は導電性部材133及び電極123と一体化している。
<端子151~154>
次に、端子151~154について、図2、3(a)、3(b)を参照しつつ説明する。図2に示されるように、端子151の上端は電極121の直線部121b(図3(a)参照)に接続されている。端子151の上端は、電極121の直線部121bと接触していてもよい。あるいは、端子151の上端と電極121の直線部121bとが、タングス
テン、モリブデン、又は、これらの少なくとも1つを含む合金によって形成されたペレットを介して接触していてもよい。後述の端子152~154についても同様である。端子151は、電極121の直線部121bから下方に向かって延び、さらに後述のシャフト160の中空の円筒部161の中空の部分を通って下方に延びている。なお、図3(b)に示されるように、仮想面Bに配置されている導電性部材131の右側の略中央部には、矩形状の切り欠き131Cが形成されている。端子151は仮想面Bの切り欠き131Cが形成された部分を通って下方に延びているため、端子151と導電性部材131とは電気的に導通していない。
図2に示されるように、端子154の上端は仮想面Bに配置された導電性部材133に接続されている。端子154は、導電性部材133から下方に向かって延び、端子151と同様に、シャフト160の円筒部161の中空の部分を通って下方に延びている。同様に、端子152の上端は仮想面Bに配置された導電性部材131に接続されている(図3(b)参照)。端子152は、導電性部材131から下方に向かって延び、端子151と同様に、シャフト160の円筒部161の中空の部分を通って下方に延びている。また、端子153の上端は仮想面Bに配置された導電性部材132に接続されている(図3(b)参照)。端子153は、導電性部材132から下方に向かって延び、端子151と同様に、シャフト160の円筒部161の中空の部分を通って下方に延びている。つまり、シャフト160の円筒部161の中空の部分には、4つの端子151~154が配置されている。
<シャフト160>
次にシャフト160について、図1、2、4を参照しつつ説明する。図1、2に示されるように、セラミックス基材110の下面113には、シャフト160が接続されている。シャフト160は中空の略円筒形状の円筒部161と、円筒部161の下方に設けられた大径部162(図1参照)を有する。大径部162は、円筒部161の径よりも大きな径を有している。以下の説明において、円筒部161の長手方向をシャフト160の長手方向6として定義する。図1に示されるように、基板保持部材100の使用状態において、シャフト160の長手方向6は上下方向5と平行である。
図2に示されるように、シャフト160の円筒部161の内部(内径より内側の領域)には長手方向6(図1参照)に延びる貫通孔が形成されており、上述のように、電極121~123に電力を供給するための端子151~154が配置されている。これにより、端子151~154を介して電極121~123に電力が供給される。
なお、セラミックス基材110の下面113に、シャフト130との接合のための凸部114(以下、接合用凸部114と呼ぶ)を設けることができる(図4参照)。接合用凸部114の形状は、接合されるシャフト160の上面の形状と同じであることが好ましく、接合用凸部114の直径は100mm以下であることが好ましい。接合用凸部114の高さ(下面113からの高さ)は、0.2mm以上であればよく、1mm以上であることが好ましい。特に高さの上限に制限はないが、製作上の容易さを勘案すると、接合用凸部114の高さは20mm以下であることが好ましい。また、接合用凸部114の下面は、セラミックス基材100の下面113に平行であることが好ましい。接合用凸部114の下面の表面粗さRaは1.6μm以下であればよい。なお、接合用凸部114の下面の表面粗さRaは0.4μm以下であることが好ましく、0.2μm以下であることがさらに好ましい。
円筒部161の上面は、セラミックス基材110の下面113(接合用凸部114が設けられている場合には、接合用凸部114の下面)に固定されている。なお、シャフト160は、セラミックス基材110と同じように、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミ
ナ、窒化ケイ素等のセラミックス焼結体により形成されてもよい。あるいは、断熱性を高めるために、セラミックス基材110より熱伝導率の低い材料で形成されてもよい。また、円筒部161の上面に、円筒部161の下方に設けられた大径部162と同様な拡径部163が設けられてもよい。
<基板保持部材100の製造方法>
次に、基板保持部材100の製造方法について説明する。以下では、セラミックス基材110及びシャフト160が窒化アルミニウムで形成される場合を例に挙げて説明する。但し、説明を分かりやすくするために、セラミックス基材110の中には、導電性部材132と接続部材143と電極122とが埋設されているものとする。
まず、セラミックス基材110の製造方法について説明する。図5(a)に示されるように、窒化アルミニウム(AlN)粉末を主成分とする造粒粉Pをカーボン製の有床型501に投入し、パンチ502で仮プレスする。なお、造粒粉Pには、5wt%以下の焼結助剤(例えば、Y)が含まれることが好ましい。次に、図5(b)に示されるように、仮プレスされた造粒粉Pの上に、所定形状に裁断された導電性部材132を配置する。なお、導電性部材132は、加圧方向に垂直な面(有床型501の底面)に平行になるように配置される。このとき、端子153(図3(b)参照)と重なる位置にタングステン、モリブデン、又は、これらの少なくとも1つを含む合金によって形成されたペレットを埋設してもよい。
さらに、図5(b)に示されるように、導電性部材132の上にプリフォーム143Pを配置する。プリフォーム143Pは、タングステン、モリブデン、又は、これらの少なくとも1つを含む合金によって形成された多孔質材である。
図5(c)に示されるように、導電性部材132及びプリフォーム143Pを覆うようにさらに造粒粉Pを有床型501に投入して、上述と同様にしてパンチ502で仮プレスした後、プリフォーム143Pの上に電極122を配置する。このとき、端子153(図3(b)参照)と重なる位置にタングステン、モリブデン、又は、これらの少なくとも1つを含む合金によって形成されたペレットを埋設してもよい。ペレットを埋設した場合には、必要に応じて、導電性部材132とペレットとの間、及び、電極122とペレットとの間に、タングステン、モリブデン等の高融点金属の粉末をペーストにして塗布してもよい。これにより、導電性部材132とペレットとの間、及び、電極122とペレットとの間の密着性を高めることができる。
次に、図5(d)に示されるように、電極122を覆うようにさらに造粒分Pを有床型501に投入し、導電性部材132、プリフォーム143P及び電極122が埋設された造粒粉Pをプレスした状態で焼成する。焼成の際に加える圧力は、1MPa以上であることが好ましい。また、1800℃以上の温度で焼成することが好ましい。このとき、プリフォーム143Pに所定の圧力が加えられた状態で焼成されることにより、多孔質のプリフォーム143Pは緻密なビア構造となって接続部分143が形成される。なお、必ずしも多孔質のプリフォーム143Pを用いなくてもよい。プリフォーム143Pを配置する位置に所定の穴を形成し、その穴の中にタングステン又はモリブデンを含むペーストを充填して焼成することにより、ビア構造を形成することもできる。次に、図5(e)に示されるように、端子153を形成するために、電極122までの止まり穴加工を行う。なお、ペレットを埋設した場合には、ペレットまでの止まり穴加工を行えばよい。
なお、セラミックス基材110は以下の方法によっても製造することができる。図6(a)に示されるように、窒化アルミニウムの造粒粉Pにバインダーを加えてCIP成型し、円板状に加工して、窒化アルミニウムの成形体510を作製する。次に、図6(b)に
示されるように、成形体510の脱脂処理を行い、バインダーを除去する。
図6(c)に示されるように、脱脂された成形体510に、導電性部材132及び電極122を埋設するための凹部511と、プリフォーム143Pを挿入するための貫通孔を形成する。このとき、端子153(図3(b)参照)と重なる位置にタングステン、モリブデン、又は、これらの少なくとも1つを含む合金によって形成されたペレットを埋設してもよい。
成形体510の凹部511に導電性部材132及び電極122を配置し、貫通孔にプリフォーム143Pを配置し、別の成形体510を積層する。ペレットを埋設した場合には、必要に応じて、導電性部材132とペレットとの間、及び、電極122とペレットとの間に、タングステン、モリブデン等の高融点金属の粉末をペーストにして塗布してもよい。これにより、導電性部材132とペレットとの間、及び、電極122とペレットとの間の密着性を高めることができる。なお、凹部511及び貫通孔は予め成形体510に形成しておいてもよい。次に、図6(d)に示されるように、積層された複数の成形体510をプレスした状態で焼成し、焼成体を作製する。焼成の際に加える圧力は、1MPa以上であることが好ましい。また、1800℃以上の温度で焼成することが好ましい。このとき、上述の工程と同様に、プリフォーム143Pに所定の圧力が加えられた状態で焼成されることにより、多孔質のプリフォーム143Pは緻密なビア構造となって接続部分143が形成される。焼成体を作製した後の工程は、上述の工程と同様であるので、説明を省略する。
このようにして形成されたセラミックス基材110の上面111に対して外形加工を行う。セラミックス基材110の下面113には、下面113から突出した接合用の凸部114(図10参照)が設けられてもよい。
次に、シャフト160の製造方法及びシャフト160とセラミックス基材110との接合方法について説明する。まず、バインダーを数wt%添加した窒化アルミニウムの造粒粉Pを静水圧(1MPa程度)で成形し、成形体を所定形状に加工する。なお、シャフト160の外径は、30mm~100mm程度である。シャフト160の円筒部161の端面には円筒部161の外径より大きい径を有するフランジ部163が設けられてもよい(図4参照)。円筒部161の長さは例えば、50mm~500mmにすることができる。成形体を所定形状に加工した後、成形体を窒素雰囲気中で焼成する。例えば、1900℃の温度で2時間焼成する。そして、焼成後に焼結体を所定形状に加工することによりシャフト160が形成される。円筒部161の上面とセラミックス基材110の下面113とを、1600℃以上、1MPa以上の一軸圧力下で、拡散接合により固定することができる。この場合には、セラミックス基材110の下面113の表面粗さRaは0.4μm以下であることが好ましく、0.2μm以下であることがさらに好ましい。また、円筒部161の上面とセラミックス基材110の下面113とを、接合剤を用いて接合することもできる。接合剤として、例えば、10wt%のYを添加したAlN接合材ペーストを用いることができる。例えば、円筒部161の上面とセラミックス基材110の下面113との界面に上記のAlN接合剤ペーストを15μmの厚さで塗布し、上面111に垂直な方向(シャフト130の長手方向6)に5kPaの力を加えつつ、1700℃の温度で1時間加熱することにより、接合することができる。あるいは、円筒部161の上面とセラミックス基材110の下面113とを、ねじ止め、ろう付け等によって固定することもできる。
<電極121~123の給電経路>
図2、3(a)に示されるように、端子151は、電極121の一端(図3(a)の左側の直線部121b)と接続されている。電極121の他端(図3(a)の右側の直線部121b)は、接続部分141と接続されている。図3(b)に示されるように、接続部分141は導電性部材133と接続されており、さらに導電性部材133は端子154と接続されている。これにより、端子151から、電極121、接続部分141、導電性部材133を通って端子154に至る電気回路が形成される。端子154をグランド端子として、端子151と端子154に外部電源を接続することにより、電極121に通電することができる。すなわち導電性部材133はグランド接続されている。
図3(b)に示されるように、端子153は、導電性部材132と接続され、導電性部材132は接続部分143と接続されている。図3(a)に示されるように、接続部分143は電極122の一端と接続され、電極122の他端は接続部分142と接続されている。図3(b)に示されるように、接続部分142は導電性部材133と接続されており、さらに導電性部材133は端子154と接続されている。これにより、端子153から、導電性部材132、接続部分143、電極122、接続部分142、導電性部材133を通って端子154に至る電気回路が形成される。端子154をグランド端子として、端子153と端子154に外部電源を接続することにより、電極122に通電することができる。すなわち、導電性部材133はグランド接続されている。また導電性部材133と同一平面に配置されている導電性部材132は外部電源に接続されている。
図3(b)に示されるように、端子152は、導電性部材131と接続され、導電性部材131は接続部分144と接続されている。さらに、接続部分144は電極123の一端と接続され、電極123の他端は接続部分145と接続されている。接続部分145は導電性部材133と接続されており、さらに導電性部材133は端子154と接続されている。これにより、端子152から、導電性部材131、接続部分144、電極123、接続部分145、導電性部材133を通って端子154に至る電気回路が形成される。端子154をグランド端子として、端子153と端子154に外部電源を接続することにより、電極123に通電することができる。すなわち導電性部材133はグランド接続されている。また導電性部材133と同一平面に配置されている導電性部材131は外部電源に接続されている。
<実施形態の作用効果>
上記実施形態において、基板保持部材100は、セラミックス基材110と、電極121~123と、導電性部材131~133と、接続部分141~145と、端子151~154とを備えている。電極121~123、導電性部材131~133、接続部分141~145はセラミックス基材110に埋設されている。また、接続部分141は電極121と導電性部材133とを接続し、接続部分142は電極122と導電性部材133とを接続し、接続部分145は電極123と導電性部材133とを接続している。接続部分143は電極122と導電性部材132とを接続している。接続部分144は電極123と導電性部材131とを接続している。端子151は電極121に接続され、端子152は導電性部材131に接続され、端子153は導電性部材132に接続され、端子154は導電性部材133に接続されている。
各電極の両端にそれぞれ端子を接続することにより、2つの端子を通じて外部電源から電極に通電することができる。しかしながら、この場合には電極の数の2倍の数の端子が必要となる。これに対して、上記実施形態においては、導電性部材133には、電極121に接続された接続部分141と、電極122に接続された接続部分142と、電極123に接続された接続部分145とが接続されている。さらに、導電性部材133には端子154が接続されている。そのため、複数の電極121~123が、1つの導電性部材133を介して、1つの端子154に接続されている。このような構成により、端子151~154の本数(4つ)を、電極121~123の数(3つ)の2倍よりも少なくすることができる。これにより、複数の端子を配置するためのスペースを小さくすることができる。また、電極と端子とが、導電性部材及び接続部分を介して接続されているので、電極と端子とが導電性部材又は接続部分を介さずに接続されている場合と比べて、端子の配置の自由度が高くすることができる。例えば、本実施形態のように、全ての端子151~1
54がシャフト160の貫通孔を通るように、端子151~154をセラミックス基材110の下面113の中央付近に集めることができる。
上述のように、導電性部材131の、端子152に接続された部分と接続部分144との間の抵抗値は、電極121~123のいずれの抵抗値よりも小さい。導電性部材132の、端子153に接続された部分と接続部分143との間の抵抗値は、電極121~123のいずれの抵抗値よりも小さい。導電性部材133の、端子154に接続された部分と接続部分141との間の抵抗値と、端子154に接続された部分と接続部分142との間の抵抗値と、端子154に接続された部分と接続部分145との間の抵抗値とは、いずれも、電極121~123の抵抗値よりも小さい。これにより、電極と端子とが、導電性部材及び接続部分を介して接続されている場合であっても、導電性部材における発熱を極力抑えることができる。
上記実施形態において、導電性部材131には切り欠き131Cが設けられており、端子151は導電性部材131と接触しないように、切り欠き131Cが設けられた領域を通って上方に延びている。これにより、端子を、当該端子と電気的に接続しない導電性部材と重なる位置に配置することができ、端子の配置の自由度を高めることができる。また、セラミックス基材110の内部に埋設された接続部材を介さずに端子と電極とを接続できるので、セラミックス基材110の内部における接続不良のリスクを低減させることができる。
上記実施形態において、導電性部材131~133の合計面積は、電極121~123のうち、最も径の大きい電極123の外径によって規定される仮想円の面積の40%以上である。この場合には、導電性部材131~133の合計面積が比較的大きいため、導電性部材131~133に接続される端子及び/又は接続部材の配置の自由度を高くすることができる。また、導電性部材131~133の合計面積が比較的大きければ、個々の導電性部材の面積も大きくすることができ、伝熱特性を向上させることができる。すなわち、埋設されている導電性部材の熱反射率が大きいため、電極121~123から発せられたジュール熱を反射させることができ、シャフト160へ向かって熱が逃げることを抑制することができる。
上記実施形態において、導電性部材131の面積、導電性部材132の面積、及び導電性部材133の面積はいずれも、電極121~123のうち、最も径の大きい電極123の外径によって規定される仮想円の面積を電極121~123の数(3つ)で割った面積の40%以上である。この場合には、導電性部材131~133のそれぞれの面積が比較的大きいため、導電性部材131~133に接続される端子及び/又は接続部材の配置の自由度を高くすることができる。また、導電性部材131~133のそれぞれの面積を大きくすることができるので、上述のように伝熱特性を向上させることができる。
上記実施形態において、導電性部材131~133と、電極121~123とは、同じ素材(タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュや箔)により形成されている。これにより、基板保持部材100の製造を容易にすることができる。上記実施形態において、接続部分141~143は仮想面Aと仮想面Bとを接続するビア構造である。また、接続部分144、145は、電極121~123及び導電性部材131~133と同じ素材(タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュや箔)により形成されている。さらに、接続部分144は導電性部材131及び電極123と一体化しており、接続部分145は導電性部材133及び電極123と一体化している。これにより、接続部分を確実に電極及び又は導電性部材に接続することができ、接続不良のリスクを低減させることができる。なお、電極121~123の素
材は、導電性部材131~133の素材と異なっていてもよい。その場合には、電極121~123と、導電性部材131~133の素材の選択の自由度を増やすことができる。例えば、電極121~123は、面積を小さくすることにより抵抗値を高くして、発熱量を大きくするために、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金のワイヤーを織ったメッシュにより形成することができる。そして、導電性部材131~133は、面積を大きくすることにより抵抗値を低くして、発熱量を抑えるために、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金の箔により形成することができる。
上記実施形態において、セラミックス基材110の下面113に、筒状のシャフト160が設けられている。そして、端子151~154は、シャフト160の外径よりも内側に配置されている。この場合には、筒状のシャフト160の内側と外側を気密封止することにより、端子151~154をシャフト160の外部環境から保護することができる。また、筒状のシャフト160を設けることにより、セラミックス基材110が外部の装置等と直接接触することを避けることができる。これにより、セラミックス基材110を周囲から断熱することができ、セラミックス基材110の均熱性を高めることができる。
<変更形態>
上述の実施形態は、あくまで例示に過ぎず、適宜変更しうる。例えば、セラミックス基材110、シャフト160の形状、寸法は上記実施形態のものには限られず、適宜変更しうる。また、セラミックス基材110に埋設される電極、導電性部材、接合部分、端子の形状、寸法、数等は適宜変更しうる。
上記実施形態においては、電極121~123として、モリブデン、タングステン、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金を用いていたが、本発明はそのような態様には限られない。例えば、モリブデン、タングステン以外の金属又は合金を用いることもできる。
上記実施形態においては、基板保持部材100はセラミックス基材110に埋設された3つの電極121~123を備えていたが、本発明はそのような態様には限られず、基板保持部材100のセラミックス基材110に埋設されている電極の数は、2つ又は4つ以上であってもよい。例えば、図7、8(a)、8(b)に示されるように、セラミックス基材210に4つの電極221~224が埋設されていてもよい。
図7、図8(a)、8(b)に示されるように、セラミックス基材210の仮想面Aには4つの電極221~224が配置され、仮想面Bには4つの導電性部材231~234が配置されている。電極221~224の素材は上述の電極121~123と同じであり、導電性部材231~234の素材は上述の導電性部材151~153と同じであるので、説明を省略する。
図7、8(a)に示されるように、端子251は、電極221の一端と接続されている。電極221の他端は、接続部分241と接続されている。図8(b)に示されるように、接続部分241は導電性部材234と接続されており、さらに導電性部材234は端子254と接続されている。これにより、端子251から、電極221、接続部分241、導電性部材234を通って端子254に至る電気回路が形成される。端子254をグランド端子として、端子251と端子254に外部電源を接続することにより、電極221に通電することができる。
図8(b)に示されるように、端子253は、導電性部材233に接続されており、さらに導電性部材233は接続部分243と接続されている。接続部分243は電極222
の一端と接続されている。電極222の他端は、接続部分242と接続されている。図8(b)に示されるように、接続部分242は導電性部材234と接続されており、さらに導電性部材234は端子254と接続されている。これにより、端子251から、導電性部材233、接続部分243、電極222、接続部分242、導電性部材234を通って端子254に至る電気回路が形成される。端子254をグランド端子として、端子253と端子254に外部電源を接続することにより、電極222に通電することができる。
図8(b)に示されるように、端子255は、導電性部材231に接続されており、さらに導電性部材231は接続部分246と接続されている。接続部分246は電極223の一端と接続されている。電極223の他端は、接続部分247と接続されている。図8(b)に示されるように、接続部分247は導電性部材234と接続されており、さらに導電性部材234は端子254と接続されている。これにより、端子255から、導電性部材231、接続部分246、電極223、接続部分247、導電性部材234を通って端子254に至る電気回路が形成される。端子254をグランド端子として、端子255と端子254に外部電源を接続することにより、電極223に通電することができる。
図8(b)に示されるように、端子252は、導電性部材232に接続されており、さらに導電性部材232は接続部分245と接続されている。接続部分245は電極224の一端と接続されている。電極224の他端は、接続部分244と接続されている。図8(b)に示されるように、接続部分244は導電性部材234と接続されており、さらに導電性部材234は端子254と接続されている。これにより、端子252から、導電性部材232、接続部分245、電極224、接続部分244、導電性部材234を通って端子254に至る電気回路が形成される。端子254をグランド端子として、端子252と端子254に外部電源を接続することにより、電極224に通電することができる。
このように、セラミックス基材110に、4つの電極221~224が埋設されている場合においても、上述の基板保持部材100と同様の作用効果を奏することができる。
上記実施形態においては、基板保持部材100はシャフト160を備えていたが、本発明はそのような態様には限られず、基板保持部材100は必ずしもシャフト160を備えていなくてもよい。
以上、発明の実施形態及びその変更形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが当業者に明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが請求の範囲の記載からも明らかである。
明細書、及び図面中において示した製造方法における各処理の実行順序は、特段に順序が明記されておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるので無い限り、任意の順序で実行しうる。便宜上、「まず、」「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するわけではない。
本開示は、以下の形態としても実現することが可能である。
[適用例1]
上面、前記上面と上下方向において対向する下面を有するセラミックス基材と、
前記セラミックス基材に埋設された複数の電極と、
前記セラミックス基材に埋設された少なくとも1つの導電性部材と、
前記少なくとも1つの導電性部材のそれぞれが、前記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極と接続されるように、前記複数の電極と前記少なくとも1つの導電性部材とを電気的に接続する複数の接続部分と、
前記複数の電極の少なくとも1つ、又は、前記少なくとも1つの導電性部材に設けられた複数の端子と、を備え、
前記少なくとも1つの導電性部材に接続された接続部分と端子との間の抵抗値が、前記複数の電極の両端間の抵抗値よりも小さく、
前記複数の端子の数は、前記複数の電極の数の2倍よりも少ないことを特徴とする、基板保持部材。
[適用例2]
前記複数の電極及び前記少なくとも一つの導電性部材の少なくとも一部は、タングステン、モリブデン、及び、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金から選択される少なくとも一種の金属のワイヤーを織ったメッシュであることを特徴とする、適用例1に記載の基板保持部材。
[適用例3]
前記複数の電極及び前記導電性部材の厚さは、前記ワイヤーの交点を除き0.03mm~0.2mmであることを特徴とする適用例1又は適用例2に記載の基板保持部材。
[適用例4]
前記少なくとも1つの導電性部材のうち、1つの導電性部材には、開口部分または切欠き部分が設けられており、
前記複数の端子の少なくとも1つは、前記開口部分または前記切欠き部分に配置されている適用例1~適用例3のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
[適用例5]
前記セラミックス基材は円板状の形状を有し、
前記導電性部材の面積の和は、前記複数の電極のうち外径が最も大きい最大電極の外径によって画定する半径を有する仮想円の面積の40%以上の大きさである、適用例1~適用例4のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
[適用例6]
前記セラミックス基材は円板状の形状を有し、
前記少なくとも1つの導電性部材の面積は、前記複数の電極のうち外径が最も大きい最大電極の外径によって画定する半径を有する仮想円の面積を前記複数の電極の数で割った値の40%以上の大きさである、適用例1~適用例5のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
[適用例7]
前記複数の電極の素材は、前記少なくとも1つの導電性部材の素材と同じ素材である、適用例1~適用例6のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
[適用例8]
前記接続部分はビア構造である、又は、前記同じ素材であって、前記複数の電極及び前記少なくとも1つの導電性部材と一体化した構造である、適用例7に記載の基板保持部材。
[適用例9]
前記複数の電極の素材は、前記少なくとも1つの導電性部材の素材と異なる素材である、適用例1~適用例8のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
[適用例10]
さらに、前記セラミックス基材の前記下面に接合された筒状のシャフトを備え、
前記端子は、前記シャフトの外径よりも内側に配置されている適用例1~適用例9のいずれか一つの適用例に記載の基板保持部材。
100 基板保持部材
110 セラミックス基材
121~123、221~224 電極
131~133、231~234 導電性部材
141~145、241~247 接続部分
151~154、251~255 端子
160 シャフト

Claims (10)

  1. 上面、前記上面と上下方向において対向する下面を有するセラミックス基材と、
    前記セラミックス基材に埋設された複数の電極と、
    前記セラミックス基材に埋設された少なくとも1つの導電性部材と、
    前記少なくとも1つの導電性部材のそれぞれが、前記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極と接続されるように、前記複数の電極と前記少なくとも1つの導電性部材とを電気的に接続する複数の接続部分と、
    前記複数の電極の少なくとも1つ、又は、前記少なくとも1つの導電性部材に設けられた複数の端子と、を備え、
    前記少なくとも1つの導電性部材に接続された接続部分と端子との間の抵抗値が、前記複数の電極の両端間の抵抗値よりも小さく、
    前記複数の端子の数は、前記複数の電極の数の2倍よりも少ないことを特徴とする、基板保持部材。
  2. 前記複数の電極及び前記少なくとも一つの導電性部材の少なくとも一部は、タングステン、モリブデン、及び、モリブデン及び/又はタングステンを含む合金から選択される少なくとも一種の金属のワイヤーを織ったメッシュであることを特徴とする、請求項1に記載の基板保持部材。
  3. 前記複数の電極及び前記導電性部材の厚さは、前記ワイヤーの交点を除き0.03mm~0.2mmであることを特徴とする請求項2に記載の基板保持部材。
  4. 前記少なくとも1つの導電性部材のうち、1つの導電性部材には、開口部分または切欠き部分が設けられており、
    前記複数の端子の少なくとも1つは、前記開口部分または前記切欠き部分に配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
  5. 前記セラミックス基材は円板状の形状を有し、
    前記導電性部材の面積の和は、前記複数の電極のうち外径が最も大きい最大電極の外径によって画定する半径を有する仮想円の面積の40%以上の大きさである、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
  6. 前記セラミックス基材は円板状の形状を有し、
    前記少なくとも1つの導電性部材の面積は、前記複数の電極のうち外径が最も大きい最大電極の外径によって画定する半径を有する仮想円の面積を前記複数の電極の数で割った値の40%以上の大きさである、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
  7. 前記複数の電極の素材は、前記少なくとも1つの導電性部材の素材と同じ素材である、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
  8. 前記接続部分はビア構造である、又は、前記同じ素材であって、前記複数の電極及び前記少なくとも1つの導電性部材と一体化した構造である、請求項7に記載の基板保持部材。
  9. 前記複数の電極の素材は、前記少なくとも1つの導電性部材の素材と異なる素材である、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
  10. さらに、前記セラミックス基材の前記下面に接合された筒状のシャフトを備え、
    前記端子は、前記シャフトの外径よりも内側に配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。

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