JP2023088024A - 鋼管杭 - Google Patents

鋼管杭 Download PDF

Info

Publication number
JP2023088024A
JP2023088024A JP2021202638A JP2021202638A JP2023088024A JP 2023088024 A JP2023088024 A JP 2023088024A JP 2021202638 A JP2021202638 A JP 2021202638A JP 2021202638 A JP2021202638 A JP 2021202638A JP 2023088024 A JP2023088024 A JP 2023088024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe pile
wing
fixed
wing portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021202638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7065547B1 (ja
Inventor
健一 山本
Kenichi Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tj Plan Co Ltd
Original Assignee
Tj Plan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tj Plan Co Ltd filed Critical Tj Plan Co Ltd
Priority to JP2021202638A priority Critical patent/JP7065547B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7065547B1 publication Critical patent/JP7065547B1/ja
Publication of JP2023088024A publication Critical patent/JP2023088024A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

【課題】先端部に設けられる翼部の強度および掘削力を高くすることのできる鋼管杭を提供する。【解決手段】鋼管20の先端部20aに、外径が鋼管20の外径より大きい翼部30が周方向に沿って2枚固定された鋼管杭10であって、2枚の翼部30は、鋼管20に固定された状態で互いに噛み合う噛合部32を有する。噛合部32は、鋼管20の中心軸部で互いに噛み合う。また、2枚の翼部30は、それぞれ向かい合う他方の翼部30と接する位置から延びるスリット状の噛合部32を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、軟弱地盤において建家等の建造物を支持するために使用される回転貫入鋼管杭に関する。
一般に、軟弱地盤であって地盤の支持力が十分でない場所に建家等の建造物を建設する場合には、建設機械により地下に存在する硬質地盤中にコンクリート杭または鋼管杭を貫入させ、支持力を確保する。
コンクリート杭は安価であり、かつ高い支持力を有するので、多くの建設現場で採用されてきた。しかし、コンクリート杭は、杭の長さが建設現場では容易に調整できないという難点があるため、硬質地盤の深さが一定していないような複雑な地盤では使用が難しい。一方、鋼管杭は、切断または溶接により、建設現場で容易に長さの調節が可能であるため、硬質地盤の深さが一定していないような複雑な地盤で用いられることが多い。
鋼管杭は、先端部に平板状または螺旋状の翼部を有し、回転貫入する際の掘削力を生じさせるとともに、硬質地盤に留置されることで支持力を高くすることができる。翼部は、鋼管杭の下面に溶接などにより接合される。先端部に翼部を有した鋼管杭は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2005-314930号公報
翼部は、鋼管杭の貫入方向と引き抜き方向のいずれに対しても、十分な強度を有していることが求められる。従来の鋼管杭では、翼部が周方向に複数設けられ、各翼部はそれぞれ鋼管杭に固定されており、十分な強度を得ることができるが、より高い掘削力を発揮するため、強度をさらに高くすることが求められている。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、先端部に設けられる翼部の強度および掘削力を高くすることのできる鋼管杭を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る鋼管杭は、鋼管の先端部に、外径が前記鋼管の外径より大きい翼部が周方向に沿って2枚固定された鋼管杭であって、2枚の前記翼部は、前記鋼管に固定された状態で互いに噛み合う噛合部を有することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る鋼管杭は、前記噛合部は、前記鋼管の中心軸部で互いに噛み合うことを特徴として構成されている。
また、本発明に係る鋼管杭は、2枚の前記翼部は、それぞれ向かい合う他方の前記翼部と接する位置から延びるスリット状の前記噛合部を有することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る鋼管杭は、前記翼部は、前記鋼管の中心軸方向と直交する平面方向に対し互いに逆方向に傾斜するように配置されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る鋼管杭は、2枚の前記翼部は、前記鋼管の下端面に固定されることを特徴として構成されている。
本発明に係る鋼管杭によれば、2枚の翼部が互いに噛み合って鋼管杭に固定されているので、翼部の強度および掘削力を高くすることができる。
本実施形態に係る鋼管杭の先端部付近の斜視図である。 2枚の翼部の平面図である。 鋼管杭の先端部付近の分解正面図である。 翼部を固定した鋼管杭の先端部付近の正面図である。 第2実施例に係る鋼管杭の先端部付近の斜視図である。 第3実施例に係る鋼管杭の先端部付近の斜視図である。 楕円弧を有する2枚の翼部の平面図である。 多角形状を有する2枚の翼部の平面図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態の鋼管杭10は、軟弱地盤に建造物を建設する際に、先端部を硬質地盤に貫入させて支持力を確保するために用いられる。
図1に示すように、鋼管杭10は、鋼管20の先端部20aに2枚の翼部30を固定して形成されている。翼部30は、鋼管20の中心軸方向と直交する平面方向に対して傾斜して鋼管20に固定されている。また、2枚の翼部30は、鋼管20の中心軸方向と直交する平面方向に対して互いに逆方向に傾斜している。
図2に示すように、翼部30は、円形の平板を中心線で2等分した半円形状に形成される。すなわち、翼部30は、2枚の翼部30を合わせると1つの円形状が形成される形状を有している。翼部30は、鋼管20の先端部20aにおいて、2枚の翼部30を合わせた円形状の中心となる位置で互いに接するように配置される。翼部30は、この向かい合う他方の翼部30と接する位置から径方向に沿って延びるスリット状の噛合部32を有している。図1に示すように、噛合部32は、2枚の翼部30が鋼管に固定された状態で互いに噛み合っている。噛合部32が互いに噛み合う位置は、鋼管20の中心軸部となる。
翼部30同士は、噛合部32において溶接等により接合されていてもよいし、接合されていなくてもよい。
翼部30が噛合部32で互いに噛み合って鋼管20に固定されていることにより、翼部30同士が強固に固定され、掘削時に一方の翼部30に大きな力が加わった場合に、他方の翼部30の鋼管20に対する固定力も作用するので、強度を向上させることができると共に、掘削力を向上させることができる。
図3に示すように、翼部30を取付ける鋼管20の下端部には、互いに逆方向に傾斜する傾斜面21が、半周ずつ形成されている。2つの傾斜面21は、鋼管20の正面視において、正面側と背面側とが、中央部で一部重複するように形成されている。2枚の翼部30は、それぞれ傾斜面21に対して当接される。このとき、翼部30同士は噛合部32において噛み合う。翼部30は、溶接等により鋼管20接合固定される。これにより、図4に示すように、鋼管20の中心軸部で翼部30が互いに噛み合って固定された鋼管杭10を形成できる。
鋼管杭の第2実施例について説明する。図5に示すように、第2実施例の鋼管杭11は、鋼管40の周面に2つのスリット41を有しており、各スリット41に翼部30が挿入され固定されている。スリット41は、互いに逆方向に向かう傾斜状に形成されている。このように、鋼管40の下端面ではなく、スリット41に翼部30を挿入することで、鋼管杭11の引き抜き時における強度を高くすることができる。この構造においても、スリット41に挿入された翼部30は、鋼管40の中心軸部で互いに噛み合う噛合部32を有している。これによって、翼部30の強度を向上させることができる。
鋼管杭の第3実施例について説明する。図6に示すように、第3実施例の鋼管杭12は、鋼管50の下端部のうち周方向の一部が先端側に向かって延出する延出部52を有している。延出部52は、翼部30の数と同じ数である2つが設けられる。延出部52は、両側部にそれぞれ翼部30の周方向端部を挿入できるスリット51を有している。翼部30は、隣接する延出部52間に跨がるように配置され、周方向の両端部がスリット51に挿入されて固定されている。すなわち、翼部30は、周方向の両側がスリット51によって支持されている。このため、翼部30は、鋼管杭12の貫入方向と引き抜き方向のいずれに対しても、鋼管50に対する固定強度を十分に確保することができる。この構造においても、スリット51に挿入された翼部30は、鋼管50の中心軸部で互いに噛み合う噛合部32を有している。これによって、翼部30の強度を向上させることができる。
翼部の変形例について説明する。翼部は、半円以外の形状を有していてもよい。図7に示すように、翼部35は、楕円形の平板を中心線で2等分した半楕円形状であってもよい。翼部35は、楕円形の中心となる位置に噛合部36を有する。また、図8に示すように、翼部37は、六角形の平板を中心線で2等分した半多角形状であってもよい。翼部37は、六角形の中心となる位置に噛合部38を有する。また、翼部は、六角形以外の多角形状を有してしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうる。例えば、翼部30の外径は、鋼管20の外径より大きければよく、図に示す翼部30より大径状であってもよい。また、噛合部32が形成される位置である翼部30が互いに接する位置を、鋼管20の中心軸部以外となるように、鋼管20の下端部形状を変更してもよい。
10 鋼管杭
11 鋼管杭
12 鋼管杭
20 鋼管
20a 先端部
21 傾斜面
30 翼部
32 噛合部
40 鋼管
41 スリット
50 鋼管
51 スリット
52 延出部
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る鋼管杭は、鋼管の先端部に、外径が前記鋼管の外径より大きい翼部が周方向に沿って2枚固定された鋼管杭であって、2枚の前記翼部は、前記鋼管に固定された状態で互いに噛み合う噛合部を有し、前記噛合部は、それぞれ向かい合う他方の前記翼部と接する位置から延びるスリット状であることを特徴として構成されている。

Claims (5)

  1. 鋼管の先端部に、外径が前記鋼管の外径より大きい翼部が周方向に沿って2枚固定された鋼管杭であって、
    2枚の前記翼部は、前記鋼管に固定された状態で互いに噛み合う噛合部を有することを特徴とする鋼管杭。
  2. 前記噛合部は、前記鋼管の中心軸部で互いに噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭。
  3. 2枚の前記翼部は、それぞれ向かい合う他方の前記翼部と接する位置から延びるスリット状の前記噛合部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼管杭。
  4. 前記翼部は、前記鋼管の中心軸方向と直交する平面方向に対し互いに逆方向に傾斜するように配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の鋼管杭。
  5. 2枚の前記翼部は、前記鋼管の下端面に固定されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の鋼管杭。
JP2021202638A 2021-12-14 2021-12-14 鋼管杭 Active JP7065547B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021202638A JP7065547B1 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 鋼管杭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021202638A JP7065547B1 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 鋼管杭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7065547B1 JP7065547B1 (ja) 2022-05-12
JP2023088024A true JP2023088024A (ja) 2023-06-26

Family

ID=81584941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021202638A Active JP7065547B1 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 鋼管杭

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7065547B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177125A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Soiensu:Kk 鋼管杭
JP2008045338A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Plan Do Soil Kk 鋼管杭
JP2009046833A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Ikuo Suzuki 回転貫入鋼管杭
JP2018100487A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 JSPiling株式会社 鋼管杭

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177125A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Soiensu:Kk 鋼管杭
JP2008045338A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Plan Do Soil Kk 鋼管杭
JP2009046833A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Ikuo Suzuki 回転貫入鋼管杭
JP2018100487A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 JSPiling株式会社 鋼管杭

Also Published As

Publication number Publication date
JP7065547B1 (ja) 2022-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5518050B2 (ja) 鋼管杭及び鋼管杭の施工方法
JP6381939B2 (ja) 切梁装置および山留め支保工
KR101700851B1 (ko) 빅 헬리칼 파일
JP4478010B2 (ja) 鋼管杭
JP6706772B2 (ja) 鋼管杭
JP2009138487A (ja) 鋼管杭
WO2016063910A1 (ja) 回転圧入鋼管杭
JP2023088024A (ja) 鋼管杭
JP5856516B2 (ja) 基礎杭及びその製造方法
JP5916780B2 (ja) 鋼管連結構造及び鋼管連結方法
JP6689064B2 (ja) 鋼管杭
JP2021063356A (ja) 先端翼付回転貫入鋼管杭の製法
JP6815058B1 (ja) 鋼管杭
WO2010116878A1 (ja) 鋼管杭及び鋼管杭の施工方法
JP2018115434A (ja) 杭抜用器具及びこれを用いた杭抜方法
JP6993747B1 (ja) 回転圧入杭
JP4336180B2 (ja) 鋼管杭及びその製造方法
JP2015148135A (ja) スパイラル杭基礎及びその施工方法
JP2023066008A (ja) 土留構造物
JP6584041B1 (ja) 鋼管杭
JP6758694B1 (ja) 鋼管杭
JP6466236B2 (ja) H鋼杭及びその打設方法、並びに、鋼管杭の打設方法
JP2007314979A (ja) 掘削刃付き鋼管杭
JP2008291523A (ja) 鋼管杭
JP2019173456A (ja) 杭、及び杭の回転圧入方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211214

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7065547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150