JP2023066008A - 土留構造物 - Google Patents

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Kaoru Matsuoka
良幸 濱田
Yoshiyuki Hamada
達也 ▲高▼橋
Tatsuya Takahashi
敬二 内山
Keiji Uchiyama
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Abstract

【課題】土留構造物の周方向への回動を抑制しつつ、地盤との抵抗が緩和される土留構造物を提供するものである。【解決手段】土留構造物は、圧入ケーソン工法の土留壁として用いられる土留構造物であって、筒状に形成された本体部と、本体部の一方の端部に設けられた刃口リングと、本体部の外周側から突出しており、本体部が周方向に回転することを抑止するガイドフィンと、を有し、ガイドフィンは、本体部の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されているものである。【選択図】図5

Description

本発明は、地中に沈設される土留構造物に関するものである。
従来、鉛直方向の地下構造物を構築する土留構造物の圧入工法として、アーバンリング工法(登録商標)が知られている。アーバンリング工法は、土留パネルを沈設地点でリング状の構造物に組み立てて、圧入装置でリング状の構造物を地中に圧入する。そして、リング状の構造物を地中に圧入した後、リング状の構造物の内部を掘削して排土し、その上に新たなリング状の構造物を増設するといった作業工程を所定の深度まで繰り返すことにより、立坑等の地下構造物を構築するものである(例えば、特許文献1参照)。
土留構造物を地中に沈設する際に、土留構造物が周方向に回動してしまい、土留構造物の沈設方向が鉛直方向からずれてしまう場合がある。土留構造物の沈設が地中に対してまっすぐに行われず、施工上及び利用上の不都合が生じる場合には、土留構造物を上方に所定量だけ抜き、その後、土留構造物にかかる反力等のバランスをとりながら土留構造物の姿勢を制御しつつ沈設を再開する。このような場合、土留構造物の姿勢を修正するための工事スペースが必要となり、工費が必要以上にかかり、また、工期が延長してしまう等の不具合が生じてしまう。そのため、土留構造物を地中に沈設する際に、土留構造物が高い精度でまっすぐに沈設されることが求められており、例えば、土留構造物の周方向への回動を抑制するために、外周面において土留構造物の沈設方向に延びる突起等を設けることなどが考えられる。
特開平08-311883号公報
しかしながら、土留構造物の外周面に設けられる突起は、土留構造物の外周面から突出しており、地中において突起の周囲には地盤が存在する。そのため、土留構造物の外周面に設けられる突起は、土留構造物を圧入沈下させる際に地盤の抵抗を鉛直に受けてしまい、土留構造物の沈下の抵抗となってしまう。圧入工法に用いられる土留構造物は、圧入沈下させる際に地盤との抵抗の緩和が望まれている。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、土留構造物の周方向への回動を抑制しつつ、地盤との抵抗が緩和される土留構造物を提供するものである。
本発明に係る土留構造物は、圧入ケーソン工法の土留壁として用いられる土留構造物であって、筒状に形成された本体部と、本体部の一方の端部に設けられた刃口リングと、本体部の外周側から突出しており、本体部が周方向に回転することを抑止するガイドフィンと、を有し、ガイドフィンは、本体部の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されているものである。
本発明の土留構造物は、本体部の外周側から突出しており、本体部が周方向に回転することを抑止するガイドフィンを有し、ガイドフィンは、本体部の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されている。当該構成を有するガイドフィンは、ガイドフィンを地盤に貫入する時の抵抗となる先端の圧縮破壊を引張破壊に変換することによって、当該構成の下端部を有さないガイドフィンと比較して抵抗を減らすことができる。そのため、当該構成の下端部を有するガイドフィンを備えた土留構造物は、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができ、土留構造物の周方向への回動を抑制しつつ、地盤との抵抗が緩和される。
実施の形態に係る土留構造物を模式的に示した斜視図である。 実施の形態に係る土留構造物の内部を模式的に示した斜視図である。 実施の形態に係る土留パネルを示した斜視図である。 実施の形態に係る土留構造物を模式的に示した平面図である。 実施の形態に係る土留構造物のガイドフィンを模式的に示した側面図である。 実施の形態に係る土留構造物のガイドフィンの他の例を模式的に示した側面図である。 実施の形態に係る土留構造物のフィン先端部の他の例を模式的に示した斜視図である。 実施の形態に係る土留構造物のフィン本体部の他の例を模式的に示した斜視図である。 比較例に係る土留構造物の圧入時における、フィン先端部を有していないガイドフィンと地盤との関係を表す概念図である。 実施の形態に係る土留構造物の圧入時における、ガイドフィンと地盤との関係を表す概念図である。 実施の形態に係る土留構造物のガイドフィンと、刃口リングとの関係を示す概念図である。 実施の形態に係る土留構造物のフリクションカット部の他の例を示す概念図である。
以下、実施の形態に係る土留構造物について図面等を参照しながら説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば、上、下、左、右、前、後、表及び裏等)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向及び向きを限定するものではない。
実施の形態.
[土留構造物100]
図1は、実施の形態に係る土留構造物100を模式的に示した斜視図である。図2は、実施の形態に係る土留構造物100の内部を模式的に示した斜視図である。図2は、土留構造物100の内部構造を説明するために図1に示す土留構造物100の周壁の一部を切り欠いて図示したものである。図1及び図2を用いて土留構造物100について説明する。なお、図1及び図2に示す、孔軸方向ADは、土留構造物100の軸方向を表しており、周方向CDは、土留構造物100の周方向を表している。また、径方向RDは、土留構造物100の径方向を表しており、Y1側は、土留構造物100の内周側を表しており、Y2側は、土留構造物100の外周側を表している。
土留構造物100は、圧入ケーソン工法の土留壁として用いられる構造物である。土留構造物100は、圧入工法等の施工法において地中の掘削面を覆う構造物である。土留構造物100は、地盤200に沈設される。
土留構造物100は、筒状に形成されており、中空の部分を有している。土留構造物100は、地中において筒状の孔軸方向ADが上下方向となるように配置される。土留構造物100は、孔軸方向ADに見た場合に円形状に形成されており、全体として円筒形状に形成されているが、円筒形状に限定されるものではない。土留構造物100は、筒状に形成されていれば、例えば、孔軸方向ADに見た場合に、長円形状あるいは小判形状、あるいは、角が丸みを帯びた四角形状等、他の形状に形成されていてもよい。
土留構造物100は、筒状に形成された本体部110と、本体部110の一方の端部に設けられた刃口リング120と、本体部110の外周側から突出しており、本体部110が周方向CDに回転することを抑止するガイドフィン130と、を有する。
土留構造物100の具体的な構成について更に説明する。土留構造物100は、セグメントリング101が上下に複数段重ねられて形成されている。セグメントリング101は、環状に形成された構造物であり、孔軸方向ADの長さが土留構造物100よりも短い長さに形成された構造物である。土留構造物100は、複数のセグメントリング101が土留構造物100の延びる方向、すなわち、孔軸方向ADに沿って連結されることで構築される。
上下に隣接するセグメントリング101において、上段に位置するセグメントリング101と、下段に位置するセグメントリング101とは、セグメントリング101を構成する後述する土留パネル10の位置が周方向CDにずれた配置状態で組み立てられている。より具体的には、上下に隣接するセグメントリング101において、上段に位置するセグメントリング101と、下段に位置するセグメントリング101とは、土留パネル10が千鳥配置の関係となるように積み重ねられている。
土留構造物100の最下段のセグメントリング101の下端部には、刃口リング120が据え付けられている。刃口リング120は、セグメントリング101と同様に筒状に形成された構造物であり、土留構造物100の先端部において刃口120aを構成する部分である。土留構造物100は、この刃口リング120から地盤200に対する沈設が行われる。
[土留パネル10]
土留パネル10は、環状に配置され周方向CDに互いに連結されることにより地中の掘削面を覆う筒状に形成されたセグメントリング101を構成する。セグメントリング101は、周方向CDにおいて、複数個の土留パネル10に分割されている。土留パネル10は、セグメントリング101の孔軸方向ADに見た場合に、弧状に形成されており、湾曲した形状に形成されている。複数の土留パネル10が環状に配置され、隣接する土留パネル10同士が互いに連結されることによりセグメントリング101が形成される。なお、土留パネル10は、周方向CDにおいて全ての土留パネル10が同じ大きさに形成されているとは限らない。
図3は、実施の形態に係る土留パネル10を示した斜視図である。土留パネル10は、図3に示すように、スキンプレート11と、主桁12と、継手板13とを有する。土留パネル10は、掘削孔の内部に向かって開口する凹状に形成されている。スキンプレート11、主桁12及び継手板13は、それぞれ溶接で固定されている。
スキンプレート11は、曲面を有する板状に形成されている。スキンプレート11は、周方向CD且つ孔軸方向ADに延びるように形成されている。スキンプレート11は、孔軸方向ADに見た平面視で円弧状に形成されていると共に、径方向RDに見た側面視で四角形状に形成されている。スキンプレート11は、土留パネル10が地中に設置された状態において、掘削孔の壁面に面しており、土留構造物100の周壁を構成する。
主桁12は、平板状に形成されている。主桁12は、周方向CD且つ径方向RDに延びるように形成されている。主桁12は、土留パネル10が地中に設置された状態において、横方向に広がるように板状に形成されている。主桁12は、孔軸方向ADに見た平面視で円弧状に形成されており、環状の扇形状に形成されている。
主桁12は、スキンプレート11の上端及び下端に設けられており、土留パネル10の上面及び下面を形成する。すなわち、土留パネル10が地中に設置された状態において、スキンプレート11の上端に設けられた主桁12は、土留パネル10の天井壁を形成し、スキンプレート11の下端に設けられた主桁12は、土留パネル10の底壁を形成する。
継手板13は、板状に形成されている。複数の土留パネル10のそれぞれは、複数の土留パネル10のそれぞれを周方向CDに接続するために用いられる継手板13を有している。継手板13は、孔軸方向AD且つ径方向RDに延びるように形成されている。継手板13は、土留パネル10が地中に設置された状態において、上下方向に広がるように形成されている。継手板13は、土留構造物100の周方向CDに見た場合に、四角形状に形成されている。
継手板13は、土留パネル10の周方向CDの両端において、上下に配置された2つの主桁12と、スキンプレート11とによって形成された開口を覆うように配置されている。継手板13は、スキンプレート11の円弧方向の両端に設けられて土留パネル10の左右の側面を形成する。
土留パネル10の左右の側面を形成する継手板13のうち、周方向CDにおいて土留パネル10のいずれか一方の端部に配置された継手板13aは、ガイドフィン130を有する。なお、土留パネル10の構成は当該構成に限定されるものではなく、土留パネル10の周方向CDの両端に継手板13aを有してもよい。土留構造物100の本体部110は、土留パネル10のガイドフィン130を除いた部分によって形成されている。土留構造物100のガイドフィン130は、土留パネル10の継手板13aに設けられている。ガイドフィン130の構造については、後述する。
また、土留パネル10は、上部の主桁12と下部の主桁12との間に配置され、製造時、運搬時、及び施工時における土留パネル10の形状を保持する縦リブ14を有している。縦リブ14は、例えば鋼板等から成る図示したような板状部材、又は図示省略の鉄筋棒等から成る棒状部材で構成されている。縦リブ14は、図示例の場合、周方向CDに間隔を開けて4つ配置されている。なお、縦リブ14の形状及び設置個数は、図示例に限定されず、例えば土留パネル10の大きさ及び形状等を考慮して決定される。
主桁12には、孔軸方向ADに積み重ねた上下に隣り合う土留パネル10同士を連結するための連結孔12bが複数形成されている。連結孔12bは、一例として縦リブ14で仕切られた各間隔において、2つずつ形成されている。上下に隣り合う土留パネル10は、主桁12を突き合わせ、連結孔12bに挿通したボルトの軸部をナットで締結することで連結される。なお、連結孔12bの形成数は、図示例に限定されず、例えば土留パネル10の大きさ及び形状等を考慮して決定される。
図3に示すように、継手板13には、掘削孔の周方向CDに配置した左右に隣り合う土留パネル10を連結するための連結孔13bが複数形成されている。左右に隣り合う土留パネル10は、継手板13を突き合わせ、連結孔13bに挿通したボルトの軸部をナットで締結することで連結される。なお、図示した連結孔13bの形成数は一例であって、これに限定されるものではなく、例えば土留パネル10の大きさ及び形状等を考慮して決定される。
[ガイドフィン130]
図4は、実施の形態に係る土留構造物100を模式的に示した平面図である。図4は、孔軸方向ADに見た土留構造物100の一例を示している。土留構造物100は、図4に示すように、周方向CDにおいて複数の土留パネル10が配置されており、隣り合う土留パネル10同士が互いに連結されている。図4に示す土留構造物100は、周方向CDにおいて4つの土留パネル10を有しているが、周方向CDにおける土留パネル10の数は4つに限定されるものではなく、1つ又は4つ以外の複数であってもよい。
土留構造物100において、本体部110は筒状に形成された部分である。そして、土留構造物100において、ガイドフィン130は、筒状に形成された本体部110から外側に向かって突出した部分である。ガイドフィン130は、本体部110の外周壁110aから径方向RDに突出した部分である。本体部110は、本体部110の延びる方向に沿って複数段連続して接続された環状のセグメントリング101によって形成されている。
ガイドフィン130は、本体部110から突出しており、本体部110が周方向CDに回転する場合に土砂等の地盤200に対する抵抗となるため、本体部110が地中において周方向CDに回転することを抑止する。すなわち、ガイドフィン130は、土留構造物100の水平方向の回動を抑制する。また、ガイドフィン130は、本体部110が地中において周方向CDに回転することを抑止することによって、土留構造物100の垂直方向の回動も抑制する。
図5は、実施の形態に係る土留構造物100のガイドフィン130を模式的に示した側面図である。図5は、図4の白抜き矢印の方向、すなわち、土留構造物100を径方向RDに見たガイドフィン130の一例を示している。ガイドフィン130は、孔軸方向ADに延びるように柱状に形成されている。ガイドフィン130は、フィン本体部131と、フィン先端部132とを有する。
フィン本体部131は、ガイドフィン130において柱状に延びている部分である。図4及び図5に示すフィン本体部131は、孔軸方向ADに延びる四角柱状に形成されている。ただし、フィン本体部131は、孔軸方向ADに延びる柱状であればよく、他の形状に形成されてもよい。例えば、フィン本体部131は、孔軸方向ADに対する垂直断面が三角形の三角柱状等、他の多角柱状に形成されてもよく、あるいは、孔軸方向ADに対する垂直断面が半円形の半円柱状等に形成されてもよい。
フィン先端部132は、ガイドフィン130の下端部である。土留構造物100を側面から見た場合に、孔軸方向ADにおける土留構造物100の刃口リング120が設けられていない側の端部から刃口リング120が設けられている側(図1参照)の端部に向かって、フィン先端部132は、先細り形状に形成されている。すなわち、土留構造物100の径方向RDにガイドフィン130を見た場合に、フィン先端部132は、土留構造物100の上端部から下端部に向かってテーパー形状に形成されている。
フィン先端部132は、周方向CD且つ孔軸方向ADに面する傾斜面133を有している。フィン先端部132は、2つの傾斜面133を有しており、周方向CDにおいて一方の側に形成された傾斜面133と、他方の側に形成された傾斜面133とは、周方向CDにおいて互いに反対方向を向いている。また、この両方の傾斜面133は、孔軸方向ADにおいて、互いに刃口リング120の配置側に向いている。
ガイドフィン130は、2つの傾斜面133を有するフィン先端部132を有することによって、土留構造物100の本体部110の側面から見た場合に、ガイドフィン130の下端部がテーパー形状に形成されている。換言すれば、土留構造物100の本体部110は、円筒形状に形成されており、本体部110を径方向RDから見た場合に、ガイドフィン130の下端部がテーパー形状に形成されている。そして、ガイドフィン130の下端部であるフィン先端部132は、本体部110の側面から見た場合に、2つの傾斜面133によって二等辺三角形状に形成されている。
図6は、実施の形態に係る土留構造物100のガイドフィン130の他の例を模式的に示した側面図である。図5に示すガイドフィン130は、土留パネル10を構成する1つの継手板13aによって形成されている。土留構造物100のガイドフィン130は、1つの継手板13aによって形成されるものに限定されるものではなく、図6に示すように、2つの継手板13aによって形成されてもよい。すなわち、周方向CDにおいて、互いに隣接する2つの土留パネル10の連結される部分の2つの継手板13aによって土留構造物100のガイドフィン130が形成されてもよい。
図7は、実施の形態に係る土留構造物100のフィン先端部132の他の例を模式的に示した斜視図である。図5~図6に示すフィン先端部132は、周方向CDにおいてテーパー形状に形成されている。すなわち、フィン先端部132は、径方向RDに見た場合にテーパー形状に形成されている。フィン先端部132は、当該構成に加えて、更に、図7に示すように、径方向RDにおいてテーパー形状に形成されてもよい。すなわち、フィン先端部132は、周方向CDに見た場合にテーパー形状に形成されてもよい。
土留構造物100を周方向CDに見た場合に、孔軸方向ADにおける土留構造物100の刃口リング120が設けられていない側の端部から刃口リング120が設けられている側(図1参照)の端部に向かって、フィン先端部132は、先細り形状に形成されている。すなわち、土留構造物100の周方向CDにガイドフィン130を見た場合に、フィン先端部132は、土留構造物100の上端部から下端部に向かってテーパー形状に形成されている。
フィン先端部132は、周方向CD且つ孔軸方向ADに面する傾斜面133の他に、径方向RD且つ孔軸方向ADに面する傾斜面133aを有している。ガイドフィン130の下端部であるフィン先端部132が、傾斜面133の他に更に傾斜面133aを有していることで、フィン先端部132は、本体部110の周方向CDからガイドフィン130を見た場合にテーパー形状に形成されている。
図8は、実施の形態に係る土留構造物100のフィン本体部131の他の例を模式的に示した斜視図である。図5~図6に示すフィン本体部131は、直方体状に形成されているが、フィン本体部131は、直方体状に形成されたものに限定されるものではない。フィン本体部131は、例えば、本体部110の側面から見た場合に、図8に示すように、テーパー形状に形成されてもよい。
土留構造物100を側面から見た場合に、孔軸方向ADにおける土留構造物100の刃口リング120が設けられていない側の端部から刃口リング120が設けられている側(図1参照)の端部に向かって、フィン本体部131は、先細り形状に形成されている。すなわち、土留構造物100の径方向RDにガイドフィン130を見た場合に、フィン本体部131は、土留構造物100の上端部から下端部に向かってテーパー形状に形成されている。
フィン本体部131は、周方向CD且つ孔軸方向ADに面する傾斜面131aを有している。フィン本体部131は、2つの傾斜面131aを有しており、周方向CDにおいて一方の側に形成された傾斜面131aと、他方の側に形成された傾斜面131aとは、周方向CDにおいて互いに反対方向を向いている。また、この両方の傾斜面131aは、孔軸方向ADにおいて、互いに刃口リング120の配置側に向いている。
フィン本体部131の傾斜面131aと、フィン先端部132の傾斜面133とは、面一状に形成されてもよく、互いに異なる角度で傾斜するように形成されてもよい。ガイドフィン130は、フィン本体部131の傾斜面131aと、フィン先端部132の傾斜面133とを有することによって、本体部110の側面から見た場合に、ガイドフィン130の全体が下端部に向かって先細るテーパー形状に形成されてもよい。
[土留構造物100の構築法の一例]
実施の形態に係る土留構造物100の構築法において、先ず、地面に土留構造物100を構築するための掘削孔が形成される。掘削孔が形成された後、掘削孔の壁面に沿って刃口リング120が据え付けられる。そして、刃口リング120の上部に土留パネル10を環状に配置して、セグメントリング101が組み立てられると共に、組み立てられたセグメントリング101の上部に新たに土留パネル10が環状に配置されて新たにセグメントリング101が組み立てられる。セグメントリング101の積み上げ段数は、掘削孔の大きさ及び形状等、施工状況に応じて決定される。
セグメントリング101は、掘削孔の壁面の周方向CDに沿って土留パネル10を順に配置し、左右に隣り合う土留パネル10をボルト及びナットで連結して組み立てられる。セグメントリング101を構成する土留パネル10の個数は、掘削孔の大きさ及び形状等に応じて決定される。
上下に隣り合う土留パネル10と土留パネル10とは、ボルト及びナットで連結される。なお、上下に隣り合うセグメントリング101の土留パネル10は、千鳥配置となるように、周方向CDの位置をずらして配置される。
土留構造物100は、刃口リング120から地盤200に対する沈設が行われる。土留構造物100の沈設は、自重による重力のみならず、油圧ユニット(図示は省略)により下方へ加えられる力によって、土留構造物100の地盤200への圧入が行われる。土留構造物100の地盤200への圧入と並行して、土留構造物100の内部は掘削機(図示は省略)のバケットによって掘削される。そして、地盤200を掘削しつつ、土留パネル10を組み立ててセグメントリング101を構築し、セグメントリング101が沈設されると、次のセグメントリング101が上から重ねられ連結され、再び圧入及び掘削が行われ、所定の深度まで掘り進められる。
土留構造物100の圧入する際、土留構造物100が、周方向CDに回動しようとしても、ガイドフィン130が周辺の地盤200と接することによって、土留構造物100の周方向CDの回動を抑止する。また、土留構造物100が、周方向CDに回動しようとしてずれが発生しようとすると、ガイドフィン130が周辺の地盤200と接することによって抵抗が大きくなり、そのようなずれが抑止される。これにより、土留構造物100の沈設は地盤200に対して真っ直ぐに行われやすくなる。
図9は、比較例に係る土留構造物の圧入時における、フィン先端部132を有していないガイドフィン130Lと地盤200との関係を表す概念図である。図10は、実施の形態に係る土留構造物100の圧入時における、ガイドフィン130と地盤200との関係を表す概念図である。図9及び図10を用いて、地盤200にガイドフィン130を貫入させた場合のガイドフィン130と地盤200との関係を説明する。
図9及び図10の(a)は、地盤200に貫入する前のガイドフィン130L及びガイドフィン130を表している。図9及び図10の(b)は、地盤200に貫入した状態のガイドフィン130L及びガイドフィン130を表している。図9及び図10の(c)は、(b)よりも深く地盤200に貫入した状態のガイドフィン130L及びガイドフィン130を表している。
強度を低下させ緩んでいる土質においては、図9に示すガイドフィン130Lのように、底面形状を平面としたガイドフィン130Lが使用されている。しかし、近年、土留構造物を大深度に用いる場合、あるいは、土留構造物を最大N値が50よりも大きい硬質地盤等に用いる場合が増加しており、このような場合にガイドフィン130Lの貫入抵抗が無視できない状況になっている。
図9に示す底面形状が平面状に形成されたガイドフィン130Lの場合、地盤200には、図9の(b)及び(c)に示すように、ガイドフィン130Lの底面によってガイドフィン130Lの貫入方向に地盤200を圧縮する圧縮力CSが加えられる。そのため、地盤200は、ガイドフィン130Lの底面によって圧縮破壊される。土留構造物100のガイドフィン130の底面がテーパー形状の設けられていない平面である場合、ガイドフィン130は、土留構造物100の沈下時に地盤200の抵抗を鉛直に受け、沈下の抵抗となる。
図10に示すフィン先端部132を有するガイドフィン130の場合、地盤200には、図10の(b)及び(c)に示すように、フィン先端部132の傾斜面133によりガイドフィン130の貫入方向に対して垂直な方向に地盤200を圧縮する引張力TSが加えられる。そのため、地盤200は、ガイドフィン130のフィン先端部132によって引張破壊される。
土の性質は、引張破壊による引張抵抗よりも圧縮破壊による圧縮抵抗の方が大きい。例えば、圧縮破壊×0.1の大きさが引張破壊の大きさと考えられる。すなわち、土の特性は、引張強度よりも圧縮強度が大きい。
フィン先端部132を有するガイドフィン130は、ガイドフィン130を地盤200に貫入する時の抵抗となる先端の圧縮破壊を引張破壊に変換することによって、地盤200から受ける抵抗力を圧縮抵抗の10%程度の抵抗力に抑制できる。そのため、フィン先端部132を有するガイドフィン130は、ガイドフィンを地盤200に貫入する時の抵抗となる先端の圧縮破壊を引張破壊に変換することによって、フィン先端部132を有さないガイドフィン130Lと比較して抵抗を減らすことができる。
また、フィン先端部132を有するガイドフィン130を複数備えた土留構造物100は、フィン先端部132を有さないガイドフィン130Lを複数備えた土留構造物と比較して地盤200からの抵抗を大きく抑制することができる。フィン先端部132を有するガイドフィン130を複数備えた土留構造物100は、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができる。
なお、地盤200の破壊後に作用する、図9に示すガイドフィン130Lの側面に働く抵抗力となる粘着力ASと、図10のガイドフィン130のフィン本体部131の側面に働く抵抗力となる粘着力ASとは略同様の大きさと考えられる。
図11は、実施の形態に係る土留構造物100のガイドフィン130と、刃口リング120との関係を示す概念図である。なお、図11は、ガイドフィン130と、フリクションカット部121との関係を説明するために、孔軸方向ADにおいて本体部110の構造を一部省略して図示している。図11に示すように、刃口リング120には、刃口リング120の外周面120bから外側へ突出したフリクションカット部121が設けられている。フリクションカット部121は、刃口リング120の沈下により本体部110の外周面と周辺の地盤200との間に間隙を形成し、本体部110の周面摩擦を低減させるために用いられる。
ガイドフィン130は、図11に示すように、ガイドフィン130の高さGHが、フリクションカット部121の高さFHに、突出高さPHを追加した高さとなるように形成されている。突出高さPHは、例えば、5mm以上且つ25mm以下等の寸法である。すなわち、ガイドフィン130は、本体部110の径方向RDにおいて、フリクションカット部121の最下端位置における突出方向の先端位置から5mm以上且つ25mm以下の長さ外側に突出するように形成されている。なお、突出高さPHの寸法、すなわち、本体部110の径方向RDにおいて、フリクションカット部121の突出方向の先端位置から突出するガイドフィン130の突出量は、5mm以上且つ25mm以下の長さに限定されるものではない。これらの寸法及び突出量は、例えば土留構造物100の大きさ及び形状等、あるいは、地盤200の状態等を考慮して決定される。
ガイドフィン130の高さGHは、孔軸方向ADに対する垂直な方向において、本体部110の中心部Cと、ガイドフィン130の突出方向の先端部130aとの間の距離である。また、フリクションカット部121の高さFHは、孔軸方向ADに対する垂直な方向において、本体部110の中心部Cと、フリクションカット部121の最下端位置における突出方向の先端部121aとの間の距離である。突出高さPHは、孔軸方向ADに対する垂直な方向において、ガイドフィン130の先端部130aの位置と、フリクションカット部121の先端部121aとの間の距離である。
図12は、実施の形態に係る土留構造物100のフリクションカット部121の他の例を示す概念図である。フリクションカット部121は、孔軸方向ADに沿った断面において、図11に示すような長方形に形成された形状に限定されるものではない。フリクションカット部121は、孔軸方向ADに沿った断面において、例えば図12(A)に示すように4辺の長さが異なる四角形状に形成されてもよく、あるいは、四角形以外の他の多角形の形状に形成されてもよい。あるいは、フリクションカット部121は、図12(B)に示すように、径方向RDにおいて、複数段を有するような階段状に形成されてもよい。図12に示すような形状のフリクションカット部121であっても、フリクションカット部121の先端部121aは、本体部110の径方向RDにおいて、フリクションカット部121の最下端位置における突出方向の先端位置である。
なお、孔軸方向ADに対する垂直な方向において、刃口リング120の外周面120bと、フリクションカット部121の突出方向の先端部121aとの間の距離をカット幅CHと定義する。この場合に、孔軸方向ADに対する垂直な方向において、ガイドフィン130の突出方向の先端部130aの位置が、カット幅CHに突出高さPHを足した位置に存在するような大きさにガイドフィン130が形成されてもよい。カット幅CHを形成する領域は、土留構造物100の圧入時において、フリクションカット部121によって土砂等が取り除かれた領域であり、刃口リング120あるいは本体部110と地盤200との間に隙間が形成される部分である。
[土留構造物100の作用効果]
土留構造物100は、本体部110の外周側から突出しており、本体部110が周方向CDに回転することを抑止するガイドフィン130を有し、ガイドフィン130は、本体部110の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されている。当該構成を有するガイドフィン130は、ガイドフィン130を地盤200に貫入する時の抵抗となる先端の圧縮破壊を引張破壊に変換することによって、当該構成の下端部を有さないガイドフィンと比較して抵抗を減らすことができる。そのため、当該構成の下端部を有するガイドフィン130を備えた土留構造物100は、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができ、土留構造物100の周方向CDへの回動を抑制しつつ、地盤200との抵抗が緩和される。
また、ガイドフィン130は、本体部110の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されている。すなわち、ガイドフィン130は、周方向CDに面する傾斜面133を有している。例えば、ガイドフィンの下端部が径方向の傾斜面を有すると地盤によっては本体部の中心側に向かって本体部に過度の圧力がかかる場合あり、また、地盤200の圧縮破壊が生じる場合がある。しかし、土留構造物100は、ガイドフィン130の下端部に周方向CDの傾斜面133を有することで本体部110の中心に向かう圧力を抑制でき、また、地盤200の圧縮破壊を引張破壊に変換できるため地盤200との抵抗が緩和される。
また、本体部110は、円筒形状に形成されており、ガイドフィン130は、本体部110を径方向RDから見た場合に、下端部がテーパー形状に形成されている。本体部110の孔軸方向ADに対する垂直断面の形状が、長円形状、小判形状、あるいは、四角形状である本体部110と比較して、円筒形状の本体部110は周方向CDに回転しやすい。しかし、土留構造物100は、本体部110を径方向RDから見た場合に、下端部がテーパー形状に形成されたガイドフィン130を有している。そのため、当該構成の下端部を有するガイドフィン130を備えた土留構造物100は、本体部110が円筒形状であっても、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができる。
また、ガイドフィン130の下端部は、本体部110の側面から見た場合に二等辺三角形状に形成されている。すなわち、ガイドフィン130は、周方向CDに面する傾斜面133を有している。土留構造物100は、ガイドフィン130の下端部に周方向CDに面する傾斜面133を有することで地盤200の圧縮破壊を引張破壊に変換できるため地盤200との抵抗が緩和される。そのため、当該構成の下端部を有するガイドフィン130を備えた土留構造物100は、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができ、土留構造物100の周方向CDへの回動を抑制しつつ、地盤200との抵抗が緩和される。
また、ガイドフィン130の下端部であるフィン先端部132は、更に本体部110の周方向CDからガイドフィン130を見た場合にテーパー形状に形成されてもよい。すなわち、ガイドフィン130は、更に径方向RDに面する傾斜面133aを有している。土留構造物100は、ガイドフィン130の下端部に径方向RDに面する傾斜面133aを更に有することで径方向RDにおいても地盤200の圧縮破壊を引張破壊に変換できるため地盤200との抵抗が更に緩和される。そのため、当該構成の下端部を有するガイドフィン130を備えた土留構造物100は、更に、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができる。
また、ガイドフィン130は、本体部110の側面から見た場合に全体がテーパー形状に形成されてもよい。当該構成を有するガイドフィン130は、ガイドフィン130を地盤200に貫入する時の抵抗となる先端の圧縮破壊をガイドフィン130の全体で引張破壊に変換することによって、当該構成を有さないガイドフィンと比較して抵抗を減らすことができる。そのため、当該構成を有するガイドフィン130を備えた土留構造物100は、回り止め効果と圧入抵抗の低減効果とを両立させることができ、土留構造物100の周方向CDへの回動を抑制しつつ、地盤200との抵抗が緩和される。
ガイドフィン130は、土留パネル10の継手板13に設けられている。そのため、ガイドフィン130は、セグメントリング101の一部を構成しており、セグメントリング101の作成後にガイドフィン130を取り付ける場合と比較して、ガイドフィン130の強度を確保することができる。また、土留パネル10の作成時にガイドフィン130を設けることができ、セグメントリング101の作成後にガイドフィン130を設ける場合と比較して、製造工程を簡素化できる。
また、土留構造物100を地中に圧入した場合に、フリクションカット部121の上方は、フリクションカット部121によって土砂等が取り除かれた領域であり、刃口リング120あるいは本体部110と地盤200との隙間が形成されている部分である。そのため、刃口リング120がフリクションカット部121を有する場合、ガイドフィン130が地盤200に対する回り止めとしての役割を果たすためには、フリクションカット部121によって隙間よりも外側に突出していなければならない。
ガイドフィン130は、本体部110の径方向RDにおいてフリクションカット部121の突出方向の先端位置から外側に突出するように形成されているため、ガイドフィン130が地盤200に対する回り止めとしての役割を果たすことができる。また、ガイドフィン130がフリクションカット部121よりも外側に突出しすぎる場合には、ガイドフィン130が地盤200に対する抵抗となり、土留構造物100を地盤200に圧入しにくくなる。ガイドフィン130は、本体部110の径方向RDにおいてフリクションカット部121の最下端位置における突出方向の先端位置から5mm以上且つ25mm以下の長さ外側に突出するように形成されている。そのため、ガイドフィン130は、土留構造物100の回り止めとしての役割を果たしつつ、地盤200に対する抵抗を抑えることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 土留パネル、11 スキンプレート、12 主桁、12b 連結孔、13 継手板、13a 継手板、13b 連結孔、14 縦リブ、100 土留構造物、101 セグメントリング、110 本体部、110a 外周壁、120 刃口リング、120a 刃口、120b 外周面、121 フリクションカット部、121a 先端部、130 ガイドフィン、130L ガイドフィン、130a 先端部、131 フィン本体部、131a 傾斜面、132 フィン先端部、133 傾斜面、133a 傾斜面、200 地盤、AD 孔軸方向、AS 粘着力、C 中心部、CD 周方向、CH カット幅、CS 圧縮力、FH 高さ、GH 高さ、PH 突出高さ、RD 径方向、TS 引張力。

Claims (7)

  1. 圧入ケーソン工法の土留壁として用いられる土留構造物であって、
    筒状に形成された本体部と、
    前記本体部の一方の端部に設けられた刃口リングと、
    前記本体部の外周側から突出しており、前記本体部が周方向に回転することを抑止するガイドフィンと、
    を有し、
    前記ガイドフィンは、
    前記本体部の側面から見た場合に下端部がテーパー形状に形成されている土留構造物。
  2. 前記本体部は、
    円筒形状に形成されており、
    前記ガイドフィンは、
    前記本体部を径方向から見た場合に、前記下端部がテーパー形状に形成されている請求項1に記載の土留構造物。
  3. 前記下端部は、
    前記本体部の側面から見た場合に二等辺三角形状に形成されている請求項1又は2に記載の土留構造物。
  4. 前記下端部は、
    更に前記本体部の周方向から前記ガイドフィンを見た場合にテーパー形状に形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の土留構造物。
  5. 前記ガイドフィンは、
    前記本体部の側面から見た場合に全体がテーパー形状に形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の土留構造物。
  6. 前記本体部は、
    前記本体部の延びる方向に沿って複数段連続して接続された環状のセグメントリングによって形成されており、
    前記セグメントリングは、
    複数の土留パネルを環状に配置して形成されており、
    前記複数の土留パネルのそれぞれは、
    前記複数の土留パネルのそれぞれを周方向に接続するために用いられる継手板を有しており、
    前記ガイドフィンは、前記継手板に設けられている請求項1~5のいずれか1項に記載の土留構造物。
  7. 前記刃口リングは、
    前記刃口リングの外周面から外側へ突出しており、前記刃口リングの沈下により前記本体部の外周面と周辺の地盤との間に間隙を形成し、前記本体部の周面摩擦を低減させるために用いられるフリクションカット部を有し、
    前記ガイドフィンは、
    前記本体部の径方向において前記フリクションカット部の最下端位置における突出方向の先端位置から5mm以上且つ25mm以下の長さ外側に突出するように形成されている請求項1~6のいずれか1項に記載の土留構造物。
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