JP2023087850A - 患者情報管理システム、受付装置、支払装置、患者情報記録装置、患者情報管理方法、及び患者情報記録方法 - Google Patents

患者情報管理システム、受付装置、支払装置、患者情報記録装置、患者情報管理方法、及び患者情報記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者情報を記憶する記憶部の容量を圧迫せずに、診察券の発行コストを削減する患者情報管理システム、受付装置、支払装置、患者情報記録装置、患者情報管理方法及び患者情報記録方法を提供する。【解決手段】再来受付機と、診療費支払機と、患者情報管理サーバと、オンライン資格確認システムと、が通信回線で接続する患者情報管理システムにおいて、再来受付機は、患者に関する患者情報を、患者を一意に識別するための患者識別情報であって患者の保険証番号を含む患者識別情報に関連付けて記憶する記憶部と、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部(資格情報取得部112)と、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部(予約情報取得部113)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、患者情報管理システム、受付装置、支払装置、患者情報記録装置、患者情報管理方法、及び患者情報記録方法に関する。
特許文献1には、患者に関する情報から構成される患者情報を、患者を一意に識別するための識別情報と関連付けて記録する記録手段と、国民1人1人に割り振られたユニークな番号である固有番号を取得する受付手段と、識別情報に基づいて、記録手段から患者情報を読み込む読込手段と、受付手段により取得された固有番号を識別情報と紐付けると共に、読込手段により読み込まれた患者情報を更新する更新手段とを備えている患者情報管理システムが記載されている。
特開2017-151732号公報
患者情報を記憶する記憶部にマイナンバーを診察券番号に関連付けて記録する構成を採用した場合、診察券の発行コストは削減できたとしても、記憶部の容量は圧迫することになってしまう。
本発明の目的は、患者情報を記憶する記憶部の容量を圧迫せずに、診察券の発行コストを削減することにある。
かかる目的のもと、本発明は、患者に関する患者情報を、患者を一意に識別するための患者識別情報であって患者の保険証番号を含む患者識別情報に関連付けて記憶する記憶部と、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部と、を備える、患者情報管理システムを提供する。
患者情報管理システムは、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、特定の患者に対して、特定の患者が新規患者であるか否か、又は、特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる問い合わせ部を更に備える、ものであってよい。その場合、記憶部は、患者情報を、患者の氏名情報に更に関連付けて記憶し、第1の取得部は、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の氏名情報を取得し、問い合わせ部は、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、第1の取得部により取得された特定の患者の氏名情報が記憶部に記憶されていなければ、特定の患者に対して、特定の患者が新規患者であるか否か、又は、特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる、ものであってよい。
患者情報管理システムは、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、特定の患者に対して、特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる問い合わせ部を更に備える、ものであってもよい。その場合、記憶部は、患者情報を、患者の氏名情報に更に関連付けて記憶し、第1の取得部は、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の氏名情報を取得し、問い合わせ部は、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、第1の取得部により取得された特定の患者の氏名情報が記憶部に記憶されていれば、特定の患者に対して、特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる、ものであってよい。
患者情報管理システムは、患者のマイナンバーを記録した媒体から、患者の公費負担による受給に関する受給情報を取得する第3の取得部を更に備え、第2の取得部は、記憶部に患者の保険証番号が記憶されている場合に、第3の取得部により取得された患者の受給情報が、有効期間内であり、記憶部に患者の保険証番号に関連付けて記憶されていれば、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する、ものであってよい。その場合、患者情報管理システムは、第3の取得部により取得された患者の受給情報が有効期間外である場合に、患者に対して、その旨を通知する通知部を更に備える、ものであってよい。或いは、患者情報管理システムは、第3の取得部により取得された患者の受給情報が記憶部に患者の保険証番号に関連付けて記憶されていない場合に、患者に対して、その旨を通知する通知部を更に備える、ものであってもよい。
患者情報は、患者が診察を予約した時間に関する時間情報を含む、ものであってもよいし、患者が受けた診察に要した金額に関する金額情報を含む、ものであってもよい。
また、本発明は、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、病院システムから、患者を一意に識別するための患者識別情報であって保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者に関する患者情報を取得する第2の取得部と、第2の取得部により取得された患者情報を用いて、患者からの診察要求の受付処理を行う受付処理部と、を備える、受付装置も提供する。
また、本発明は、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、病院システムから、患者を一意に識別するための患者識別情報であって保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者に関する患者情報を取得する第2の取得部と、第2の取得部により取得された患者情報を用いて、患者の診察に要した費用の支払処理を行う支払処理部と、を備える、支払装置も提供する。
更に、本発明は、病院を一意に識別するための病院識別情報を取得する第4の取得部と、病院の患者を一意に識別するための患者識別情報を取得する第5の取得部と、第4の取得部により取得された病院識別情報と、第5の取得部により取得された患者識別情報とを関連付けて、患者のマイナンバーを記録した媒体に記録する記録部と、を備える、患者情報記録装置も提供する。
記録部は、第4の取得部により取得された病院識別情報と、第5の取得部により取得された患者識別情報とを関連付けて、患者のマイナンバーを記録した媒体の記録領域のうち、他の病院に関する病院識別情報と患者識別情報とが記録されていない記録領域に記録する、ものであってよい。
更にまた、本発明は、コンピュータが、患者に関する患者情報を、患者を一意に識別するための患者識別情報であって患者の保険証番号を含む患者識別情報に関連付けて記憶部に記憶するステップと、コンピュータが、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得するステップと、コンピュータが、取得された保険証番号を用いて、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得するステップと、を含む、患者情報管理方法も提供する。
更にまた、本発明は、コンピュータが、病院を一意に識別するための病院識別情報を取得するステップと、コンピュータが、病院の患者を一意に識別するための患者識別情報を取得するステップと、コンピュータが、取得された病院識別情報と、取得された患者識別情報とを関連付けて、患者のマイナンバーを記録した媒体に記録するステップと、を含む、患者情報記録方法も提供する。
本発明によれば、患者情報を記憶する記憶部の容量を圧迫せずに、診察券の発行コストを削減することができる。
第1の実施の形態における患者情報管理システムの全体構成例を示した図である。 第1の実施の形態における再来受付機の機能構成例を示したブロック図である。 第1の実施の形態における診療費支払機の機能構成例を示したブロック図である。 第1の実施の形態における患者情報管理サーバの機能構成例を示したブロック図である。 第1の実施の形態における患者管理情報の一例を示した図である。 第1の実施の形態における患者情報管理システムの再来受付時の動作例を示したシーケンス図である。 第1の実施の形態における患者情報管理システムの再来受付時の動作例を示したシーケンス図である。 第1の実施の形態における患者情報管理システムの診療費支払時の動作例を示したシーケンス図である。 第2の実施の形態における患者情報管理システムの全体構成例を示した図である。 第2の実施の形態における患者情報記録装置の機能構成例を示したブロック図である。 第2の実施の形態における再来受付機の機能構成例を示したブロック図である。 第2の実施の形態における患者情報管理サーバの機能構成例を示したブロック図である。 第2の実施の形態における患者管理情報の一例を示した図である。 第2の実施の形態における患者情報管理システムの患者情報記録時の動作例を示したシーケンス図である。 第2の実施の形態における患者情報管理システムの再来受付時の動作例を示したシーケンス図である。 第3の実施の形態における診察券番号照会システムの全体構成例を示した図である。 第3の実施の形態におけるサーバ装置が保持する対応情報の具体例を示した図である。 第4の実施の形態における調剤薬局選択システムの全体構成例を示した図である。 第4の実施の形態で表示される調剤薬局の選択画面の具体例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(概要)
第1の実施の形態は、マイナンバーカードを用いてオンライン資格確認システムから保険証番号を取得し、この保険証番号を診察券番号として使用する、というものである。
(患者情報管理システムの全体構成)
図1は、第1の実施の形態における患者情報管理システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、患者情報管理システム1は、再来受付機10と、診療費支払機20と、患者情報管理サーバ30と、オンライン資格確認システム40とを含む。このうち、再来受付機10、診療費支払機20、及び患者情報管理サーバ30は、病院等の医療機関に設置され、互いに通信回線91を介して接続されている。また、オンライン資格確認システム40は、再来受付機10、診療費支払機20、及び患者情報管理サーバ30を含む医療機関のシステムに通信回線92を介して接続されている。
再来受付機10は、例えば医療機関の受付窓口周辺に設置され、前回の来院時に診察の予約をした患者が再来院した際に、その患者を再来の患者として受け付ける装置である。再来受付機10は、上部に設けられた表示操作部14と、表示操作部14の右下のカード挿入口に設けられたカードリーダ15とを備える。表示操作部14は、例えばタッチパネルディスプレイであり、患者に対して各種情報を表示すると共に、患者による操作を受け付ける。カードリーダ15は、カード挿入口に挿入されたカードから情報を読み取る装置であり、例えば、磁気カードリーダ及び非接触ICカードリーダを含む。カードリーダ15の非接触ICカードリーダを含む部分は、かざされたカードから情報を読み取るものでもよいが、以下では、カード挿入口に挿入されたカードから情報を読み取るものを例にとって説明する。本実施の形態では、受付装置の一例として、再来受付機10を設けている。
診療費支払機20は、例えば医療機関の精算窓口周辺に設置され、診察を受けた患者に対して診療費の請求額を提示すると共に、患者から診療費の支払いを受ける装置である。診療費支払機20は、上部に設けられた表示操作部24と、表示操作部24の右下のカード挿入口に設けられたカードリーダ25と、中央部に設けられた入出金部26とを備える。表示操作部24は、例えばタッチパネルディスプレイであり、患者に対して各種情報を表示すると共に、患者による操作を受け付ける。カードリーダ25は、カード挿入口に挿入されたカードから情報を読み取る装置であり、例えば、磁気カードリーダ及び非接触ICカードリーダを含む。カードリーダ25の非接触ICカードリーダを含む部分は、かざされたカードから情報を読み取るものでもよいが、以下では、カード挿入口に挿入されたカードから情報を読み取るものを例にとって説明する。入出金部26は、診療費の入金や釣銭の出金を行う機構である。本実施の形態では、支払装置の一例として、診療費支払機20を設けている。
患者情報管理サーバ30は、患者に関する情報である患者情報を、患者を一意に識別する患者識別情報に関連付けて管理する。患者情報は、患者に関する情報であれば、如何なる情報でもよいが、以下では、患者が次回診察を受ける診療科及び日時を含む予約情報と、患者の診療に対する診療費の請求情報とを例にとって説明する。患者識別情報は、保険証番号を含む保険証情報とする。保険証情報とは、被保険者証に記載された情報である。保険証番号とは、被保険者を一意に識別する番号である。保険者番号は、記号及び番号であってよいが、これには限らない。例えば、保険証番号は、家族一人一人を識別するための枝番を更に含むものでもよいし、保険者名を識別するための保険者番号を更に含むものでもよい。また、患者情報管理サーバ30は、患者情報を、患者の氏名、住所、生年月日等の登録情報に関連付けて管理してもよい。尚、ここでは、登録情報を、氏名、住所、生年月日等を含むものとしたが、氏名のみを含むものでもよい。本実施の形態では、患者に関する患者情報の一例として、予約情報又は請求情報を用いており、患者を一意に識別するための患者識別情報であって患者の保険証番号を含む患者識別情報の一例として、保険証情報を用いている。そして、患者情報を患者識別情報に関連付けて記憶する記憶部の一例として、患者情報管理サーバ30を設けている。また、本実施の形態では、患者情報を、患者の氏名情報に更に関連付けて記憶する記憶部の一例として、患者情報管理サーバ30を設けている。更に、本実施の形態では、病院システムの一例として、患者情報管理サーバ30を設けている。
オンライン資格確認システム40は、被保険者の資格を管理し、各医療機関及び薬局からの問い合わせに対して、被保険者の資格を確認し、確認結果を応答として返すシステムである。このオンライン資格確認システム40は、例えば「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律」に基づき、構築されたものでよい。
通信回線91は、再来受付機10又は診療費支払機20と患者情報管理サーバ30との間で情報の通信を行うための回線である。通信回線91としては、これには限らないが、例えばLAN(Local Area Network)を用いるとよい。
通信回線92は、再来受付機10、診療費支払機20、及び患者情報管理サーバ30を含む医療機関システムとオンライン資格確認システム40との間で情報の通信を行うための回線である。通信回線92としては、これには限らないが、例えば、インターネットを用いるとよい。
(再来受付機の構成)
図2は、第1の実施の形態における再来受付機10の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、再来受付機10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示操作部14と、カードリーダ15とを含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路を備え、記憶部12に記憶された動作プログラムに従って、再来受付機10の各部(通信部13、表示操作部14、カードリーダ15等)を制御する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、制御部11の動作プログラムを記憶し、また、制御部11の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部11が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部13は、患者情報管理サーバ30との間で通信回線91を通じた情報通信を行い、オンライン資格確認システム40との間で通信回線91,92を通じた情報通信を行う。
表示操作部14及びカードリーダ15については、既に図1を用いて説明したため、ここではその説明を省略する。
ここで、制御部11の構成について具体的に説明する。制御部11は、カード情報取得部111と、資格情報取得部112と、予約情報取得部113と、受付処理部114と、通知処理部115と、確認処理部116とを備える。
カード情報取得部111は、カードリーダ15が患者のマイナンバーカードから患者のカード情報を読み取ると、カードリーダ15からこのカード情報を取得する。カード情報には、マイナンバー(登録商標)と、受給者証情報とが含まれる。マイナンバーとは、国民1人1人に割り当てられた個人番号である。受給者証情報とは、被保険者証以外で、公的負担により医療費の全部又は一部が受給されることの証明である受給者証に関する情報である。本実施の形態では、マイナンバーカードにおける種々のサービスを利用するための公開利用領域に、受給者証情報を記録しておくものとする。尚、マイナンバーカードに代えて、マイナンバー及び受給者証情報を記憶したスマートフォン等の媒体を用いてもよいが、以下では、マイナンバーカードを用いるものとして説明する。また、カード情報には、個人認証情報が含まれてもよい。個人認証情報とは、各サービスで個人を認証するために用いられる情報である。個人認証情報がマイナンバーに代えて用いられてもよいが、以下では、マイナンバーが用いられるものとして説明する。本実施の形態では、患者のマイナンバーを記録した媒体の一例として、マイナンバーカードを用いており、患者の公費負担による受給に関する受給情報の一例として、受給者証情報を用いている。そして、媒体から受給情報を取得する第3の取得部の一例として、カード情報取得部111を設けている。
資格情報取得部112は、カード情報取得部111がマイナンバーカードから取得したマイナンバーを用いて、オンライン資格確認システム40から資格情報を取得する。具体的には、資格情報取得部112は、マイナンバーを含む資格情報要求をオンライン資格確認システム40へ送信する。そして、資格情報取得部112は、資格情報要求に対する応答として、資格情報を含む資格情報応答をオンライン資格確認システム40から受信する。資格情報には、保険証番号を含む保険証情報と、氏名、住所、生年月日等を含む登録情報とが含まれる。本実施の形態では、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部の一例として、資格情報取得部112を設けている。また、本実施の形態では、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の氏名情報を取得する第1の取得部の一例として、資格情報取得部112を設けている。
予約情報取得部113は、資格情報取得部112が取得した保険証情報及び登録情報と、カード情報取得部111が取得した受給者証情報とを用いて、患者情報管理サーバ30から患者の予約情報を取得する。具体的には、予約情報取得部113は、保険証情報、登録情報、及び受給者証情報を含む予約情報要求を患者情報管理サーバ30へ送信する。そして、予約情報取得部113は、予約情報要求に対する応答として、保険証情報に関連付けて記憶された予約情報を含む予約情報応答を患者情報管理サーバ30から受信する。或いは、予約情報取得部113は、保険証情報が患者情報管理サーバ30に記憶され、受給者証情報が有効期間内であって患者情報管理サーバ30に記憶されているものと一致すれば、予約情報を含む予約情報応答を患者情報管理サーバ30から受信してもよい。ここで、予約情報は、患者が予約した診療科及び日時の情報を含む。本実施の形態では、患者が診察を予約した時間に関する時間情報を含む患者情報の一例として、予約情報を用いている。また、本実施の形態では、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部の一例として、予約情報取得部113を設けている。更に、本実施の形態では、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、病院システムから、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部の一例として、予約情報取得部113を設けている。更にまた、本実施の形態では、記憶部に患者の保険証番号が記憶されている場合に、第3の取得部により取得された患者の受給情報が、有効期間内であり、記憶部に患者の保険証番号に関連付けて記憶されていれば、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部の一例として、予約情報取得部113を設けている。
受付処理部114は、予約情報取得部113が取得した予約情報を用いて受付処理を行う。具体的には、受付処理部114は、患者に対して、受付番号を発行する。また、受付処理部114は、予約情報に含まれる診療科に対して、患者が再来した旨の情報を通知してもよい。本実施の形態では、第2の取得部により取得された患者情報を用いて、患者からの診察要求の受付処理を行う受付処理部の一例として、受付処理部114を設けている。
通知処理部115は、患者に所定の情報を通知するための通知情報を表示操作部14に表示する。ここで、通知情報は、例えば、カード情報取得部111がマイナンバーカードから読み取った受給者証情報が、有効期間外であったり、患者情報管理サーバ30に記憶されている受給者証情報と一致していなかったりする場合に、その旨を通知するための情報である。或いは、通知情報は、そのような場合に、その旨だけでなく、患者が取るべき行動も通知するための情報であってよい。本実施の形態では、第3の取得部により取得された患者の受給情報が有効期間外である場合に、患者に対して、その旨を通知する通知部の一例として、通知処理部115を設けている。また、本実施の形態では、第3の取得部により取得された患者の受給情報が記憶部に患者の保険証番号に関連付けて記憶されていない場合に、患者に対して、その旨を通知する通知部の一例として、通知処理部115を設けている。
確認処理部116は、患者に所定の確認を行わせるための確認情報を表示操作部14に表示する。
ここで、確認情報は、例えば、患者情報管理サーバ30に患者の保険証情報が記憶されていない場合に、その患者に対して、新規患者であるか否か又は過去に来院したことがある患者であるか否かを確認させるための情報である。或いは、確認情報は、例えば、患者情報管理サーバ30に患者の保険証情報が記憶されていない場合に、患者情報管理サーバ30にその患者の登録情報が記憶されていなければ、その患者に対して、新規患者であるか否か又は過去に来院したことがある患者であるか否かを確認させるための情報であってもよい。本実施の形態では、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、特定の患者に対して、特定の患者が新規患者であるか否か、又は、特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる問い合わせ部の一例として、確認処理部116のこの機能を設けている。また、本実施の形態では、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、第1の取得部により取得された特定の患者の氏名情報が記憶部に記憶されていなければ、特定の患者に対して、特定の患者が新規患者であるか否か、又は、特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる問い合わせの一例として、確認処理部116のこの機能を設けている。
また、確認情報は、例えば、患者情報管理サーバ30に患者の保険証情報が記憶されていない場合に、その患者に対して、保険者が正しいか否か、つまり、保険証が変更されたか否かを確認させるための情報である。或いは、確認情報は、例えば、患者情報管理サーバ30に患者の保険証情報が記憶されていない場合に、患者情報管理サーバ30にその患者の登録情報が記憶されていれば、その患者に対して、保険者が正しいか否か、つまり、保険証が変更されたか否かを確認させるための情報であってもよい。この場合、保険者が正しい、つまり、保険証が変更された旨が患者から入力されると、確認処理部116は、保険証情報の更新を要求する保険証情報更新要求を患者情報管理サーバ30へ送信するよう、通信部13を制御する。本実施の形態では、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、特定の患者に対して、特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる問い合わせ部の一例として、確認処理部116のこの機能を設けている。また、本実施の形態では、記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、第1の取得部により取得された特定の患者の氏名情報が記憶部に記憶されていれば、特定の患者に対して、特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる問い合わせ部の一例として、確認処理部116のこの機能を設けている。
(診療費支払機の構成)
図3は、第1の実施の形態における診療費支払機20の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、診療費支払機20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示操作部24と、カードリーダ25と、入出金部26とを含む。
制御部21は、CPU等の演算回路を備え、記憶部22に記憶された動作プログラムに従って、診療費支払機20の各部(通信部23、表示操作部24、カードリーダ25、入出金部26等)を制御する。
記憶部22は、ROM、RAM等を備え、制御部21の動作プログラムを記憶し、また、制御部21の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部21が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部23は、患者情報管理サーバ30との間で通信回線91を通じた情報通信を行い、オンライン資格確認システム40との間で通信回線91,92を通じた情報通信を行う。
表示操作部24、カードリーダ25、及び入出金部26については、既に図1を用いて説明したため、ここではその説明を省略する。
ここで、制御部21の構成について具体的に説明する。制御部21は、カード情報取得部211と、資格情報取得部212と、請求情報取得部213と、支払処理部214とを備える。
カード情報取得部211は、カードリーダ25が患者のマイナンバーカードから患者のカード情報を読み取ると、カードリーダ25からこのカード情報を取得する。カード情報には、マイナンバー(登録商標)が含まれる。マイナンバーについては既に説明したので、ここでの説明は省略する。尚、マイナンバーカードに代えて、マイナンバーを記憶したスマートフォン等の媒体を用いてもよいが、以下では、マイナンバーカードを用いるものとして説明する。
資格情報取得部212は、カード情報取得部211がマイナンバーカードから取得したマイナンバーを用いて、オンライン資格確認システム40から資格情報を取得する。具体的には、資格情報取得部212は、マイナンバーを含む資格情報要求をオンライン資格確認システム40へ送信する。そして、資格情報取得部212は、資格情報要求に対する応答として、資格情報を含む資格情報応答をオンライン資格確認システム40から受信する。資格情報には、保険証番号を含む保険証情報と、氏名、住所、生年月日等を含む登録情報とが含まれる。本実施の形態では、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の保険証番号を取得する第1の取得部の一例として、資格情報取得部212を設けている。また、本実施の形態では、患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから患者の氏名情報を取得する第1の取得部の一例として、資格情報取得部212を設けている。
請求情報取得部213は、資格情報取得部212が取得した保険証情報を用いて、患者情報管理サーバ30から患者の請求情報を取得する。具体的には、請求情報取得部213は、保険証情報を含む請求情報要求を患者情報管理サーバ30へ送信する。そして、請求情報取得部213は、請求情報要求に対する応答として、保険証情報に関連付けて記憶された請求情報を含む請求情報応答を患者情報管理サーバ30から受信する。ここで、請求情報は、患者が受けた診察に対する請求額の情報を含む。本実施の形態では、患者が受けた診察に要した金額に関する金額情報を含む患者情報の一例として、請求情報を用いている。また、本実施の形態では、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、記憶部から、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部の一例として、請求情報取得部213を設けている。更に、本実施の形態では、第1の取得部により取得された保険証番号を用いて、病院システムから、保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた患者情報を取得する第2の取得部の一例として、請求情報取得部213を設けている。
支払処理部214は、請求情報取得部213が取得した請求情報を用いて支払い処理を行う。具体的には、支払処理部214は、患者に対して、請求情報が示す請求金額を提示する。また、支払処理部214は、請求金額の提示に応じて患者が入出金部26に入力した金額を受け付け、必要に応じて釣銭を入出金部26に出力する。本実施の形態では、第2の取得部により取得された患者情報を用いて、患者の診察に要した費用の支払処理を行う支払処理部の一例として、支払処理部214を設けている。
(患者情報管理サーバの構成)
図4は、第1の実施の形態における患者情報管理サーバ30の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、患者情報管理サーバ30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを含む。
制御部31は、CPU等の演算回路を備え、記憶部32に記憶された動作プログラムに従って、患者情報管理サーバ30の各部(通信部33等)を制御する。
記憶部32は、ROM、RAM等を備え、制御部31の動作プログラムを記憶し、また、制御部31の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部31が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部33は、再来受付機10又は診療費支払機20との間で通信回線91を通じた情報通信を行う。
ここで、制御部31の構成について具体的に説明する。制御部31は、情報判定部311と、予約情報取得部312と、保険証情報更新部313と、請求情報取得部314とを備える。
情報判定部311は、通信部33が再来受付機10から保険証情報、予約情報、及び受給者証情報を含む予約情報要求を受信すると、保険証情報が記憶部32に記憶されているかどうかを判定する。その結果、保険証情報が記憶部32に記憶されていると判定すれば、情報判定部311は、受給者証情報が有効期間内であるかどうかを判定する。また、受給者証情報が有効期間内であると判定すれば、受給者証情報が、記憶部32に記憶されている受給者証情報と一致するかどうかを判定する。一方、保険証情報が記憶部32に記憶されていないと判定すれば、情報判定部311は、登録情報が記憶部32に記憶されているかどうかを判定する。
予約情報取得部312は、保険証情報が記憶部32に記憶され、受給者証情報が有効期間内であって記憶部32に記憶された受給者証情報と一致すると情報判定部311により判定されれば、保険証情報に関連付けて記憶部32に記憶された予約情報を取得する。また、後述するように、記憶部32に記憶された保険証情報が保険証情報更新部313により更新された場合も、予約情報取得部312は、更新後の保険証情報に関連付けて記憶部32に記憶された予約情報を取得する。
保険証情報更新部313は、通信部33が再来受付機10から保険証情報更新要求を受信すると、記憶部32に記憶された保険証情報を更新する。
請求情報取得部314は、通信部33が診療費支払機20から保険証情報を含む請求情報要求を受信すると、保険証情報に関連付けて記憶部32に記憶された請求情報を取得する。
また、記憶部32が記憶する情報について具体的に説明する。記憶部32は、患者管理情報321を記憶する。
図5は、患者管理情報321の一例を示した図である。図示するように、患者管理情報321は、保険証情報と、登録情報と、受給者証情報と、予約情報と、請求情報とを対応付けたものとなっている。
保険証情報は、被保険者証に記載された情報である。保険証情報は、保険証番号、保険者名等を含む。登録情報は、氏名、生年月日、住所等を含む。受給者証情報は、受給者証番号、支給者名等を含む。予約情報は、予約番号、予約日時等を含む。請求情報は、請求番号、診療費等を含む。
図では、例えば、保険証番号「12345678」の患者の保険者名が「A」であり、氏名が「〇山〇男」であり、受給者証番号が「123456」であり、予約日時が「11月1日9時」であり、診療費が「○○円」であること等が示されている。
(患者情報管理システムの動作)
図6-1及び図6-2は、第1の実施の形態における患者情報管理システム1の再来受付時の動作例を示したシーケンス図である。
患者がマイナンバーカードをカード挿入口に挿入すると、再来受付機10では、カードリーダ15が、マイナンバーカードからカード情報を読み取る(ステップ131)。カード情報は、マイナンバーと、受給者証情報とを含み、カード情報取得部111によって取得される。
そして、再来受付機10では、資格情報取得部112の制御により、通信部13が、ステップ131で取得されたマイナンバーを含む資格情報要求をオンライン資格確認システム40へ送信する(ステップ132)。
これにより、オンライン資格確認システム40は、資格情報要求を再来受付機10から受信する(ステップ431)。そして、オンライン資格確認システム40は、ステップ431で受信した資格情報要求に含まれるマイナンバーに対応する資格情報を取得し、この資格情報を含む資格情報応答を再来受付機10へ送信する(ステップ432)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、オンライン資格確認システム40から資格情報応答を受信する(ステップ133)。資格情報応答に含まれる資格情報は、保険証情報と、登録情報とを含み、資格情報取得部112によって取得される。
そして、再来受付機10では、予約情報取得部113の制御により、通信部13が、ステップ133で取得された保険証情報及び登録情報と、ステップ131で取得された受給者証情報とを含む予約情報要求を、患者情報管理サーバ30へ送信する(ステップ134)。
これにより、患者情報管理サーバ30では、通信部33が、予約情報要求を再来受付機10から受信する(ステップ331)。予約情報要求は、保険証情報と、登録情報と、受給者証情報とを含み、情報判定部311によって取得される。
次に、患者情報管理サーバ30では、情報判定部311が、ステップ331で取得された保険証情報が記憶部32に記憶されているかどうかを判定する(ステップ332)。
まず、ステップ332において、ステップ331で取得された保険証情報が記憶部32に記憶されていると判定された場合について説明する。この場合、情報判定部311は、ステップ331で取得された受給者証情報が有効期間内であるかどうかを判定する(ステップ333)。例えば、受給者証情報に有効期間内の情報も含めておき、情報判定部311は、現在日付がこの有効期間内にあるかどうかに基づいてこの判定を行うとよい。
その結果、ステップ331で取得された受給者証情報が有効期間内であると判定されれば、情報判定部311は、ステップ331で取得された受給者証情報が、記憶部32に記憶されている受給者証情報と一致するかどうかを判定する(ステップ334)。
ステップ331で取得された受給者証情報が、記憶部32に記憶されている受給者証情報と一致すると判定されれば、予約情報取得部312が、記憶部32から、ステップ331で取得された保険証情報に関連付けて記憶された予約情報を取得する(ステップ335)。
その後、患者情報管理サーバ30では、予約情報取得部312の制御により、通信部33が、ステップ335で取得された予約情報を含む予約情報応答を、再来受付機10へ送信する(ステップ336)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、患者情報管理サーバ30から予約情報応答を受信する(ステップ135)。予約情報応答は、予約情報を含み、予約情報は、予約情報取得部113によって取得される。
そして、再来受付機10では、受付処理部114が、ステップ135で取得された予約情報を用いて、患者の受付処理を行う(ステップ136)。受付処理とは、例えば、患者が予約した診療科の予約した時間の待ち行列にこの患者を追加する処理等である。
一方、ステップ333において、ステップ331で取得された受給者証情報が有効期間外であると判定された場合、又は、ステップ334において、ステップ331で取得された受給者証情報が、記憶部32に記憶されている受給者証情報と一致しない、と判定された場合を考える。この場合、患者情報管理サーバ30では、情報判定部311の制御により、通信部33が、受給者証の更新を要求する受給者証更新要求を再来受付機10へ送信する(ステップ337)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、受給者証更新要求を患者情報管理サーバ30から受信する(ステップ137)。受給者証更新要求は、通知処理部115によって取得される。
そして、再来受付機10では、通知処理部115が、受給者証更新の通知情報を表示操作部14に表示する(ステップ138)。すると、表示操作部14には、受給者証の更新案内が表示される。具体的には、受給者証は自動更新ができないので、受給者証の更新のための窓口への誘導が表示操作部14に表示される。
尚、この動作例では、再来受付機10は、ステップ135及びステップ136を実行した後にステップ137及びステップ138を実行したが、ステップ137及びステップ138を実行した後にステップ135及びステップ136を実行してもよい。
次に、ステップ332において、ステップ331で取得された保険証情報が記憶部32に記憶されていないと判定された場合について説明する。この場合、情報判定部311は、ステップ331で取得された登録情報が記憶部32に記憶されているかどうかを判定する(ステップ341)。
その結果、ステップ331で取得された登録情報が記憶部32に記憶されていると判定されれば、情報判定部311の制御により、通信部33が、記憶部32にこの登録情報に関連付けて記憶された保険証情報に含まれる保険者名を、再来受付機10へ送信する(ステップ342)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、患者情報管理サーバ30から保険者名を受信する(ステップ141)。保険者名は、確認処理部116によって取得される。
次に、再来受付機10では、確認処理部116が、ステップ141で取得された保険者名が正しいかどうか、つまり、本人の変更前の保険者名であるかどうかを確認するための確認情報を表示操作部14に表示する(ステップ142)。
そこで、患者は、保険者名が正しいかどうかを確認して、その結果を表示操作部14から入力する。すると、確認処理部116は、保険者名が正しい旨が表示操作部14から入力されたかどうかを判定する(ステップ143)。
その結果、保険者名が正しい旨が表示操作部14から入力されたと判定されれば、確認処理部116の制御により、通信部13が、ステップ133で取得された保険証情報を含む保険証情報更新要求を患者情報管理サーバ30へ送信する(ステップ144)。
これにより、患者情報管理サーバ30では、通信部33が、保険証情報更新要求を再来受付機10から受信する(ステップ343)。保険証情報更新要求に含まれる保険証情報は、保険証情報更新部313によって取得される。
次に、患者情報管理サーバ30では、保険証情報更新部313が、記憶部32に記憶された保険証情報を、ステップ343で取得された保険証情報で更新する(ステップ344)。つまり、保険証情報更新部313は、患者情報管理サーバ30で管理されていた変更前の保険証情報を、オンライン資格確認システム40から取得した変更後の保険証情報で更新する。
次いで、患者情報管理サーバ30では、予約情報取得部312が、記憶部32から、この更新された保険証情報に関連付けて記憶された予約情報を取得する(ステップ345)。
その後、患者情報管理サーバ30では、予約情報取得部312の制御により、通信部33が、ステップ345で取得された予約情報を含む予約情報応答を、再来受付機10へ送信する(ステップ346)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、患者情報管理サーバ30から予約情報応答を受信する(ステップ145)。予約情報応答は、予約情報を含み、予約情報は、予約情報取得部113によって取得される。
そして、再来受付機10では、受付処理部114が、ステップ145で取得された予約情報を用いて、患者の受付処理を行う(ステップ146)。受付処理とは、上述と同様、例えば、患者が予約した診療科の予約した時間の待ち行列にこの患者を追加する処理等である。
一方、ステップ341において、ステップ331で取得された登録情報が記憶部32に記憶されていないと判定されれば、情報判定部311の制御により、通信部33が、患者に新規患者として登録することを要求する新規患者登録要求を、再来受付機10へ送信する(ステップ347)。
これにより、再来受付機10では、通信部13が、新規患者登録要求を患者情報管理サーバ30から受信する(ステップ147)。新規患者登録要求は、通知処理部115によって取得される。
そして、再来受付機10では、通知処理部115が、新規患者登録の通知情報を表示操作部14に表示する(ステップ148)。すると、表示操作部14には、新規患者登録の案内が表示される。
また、ステップ143において、保険者名が正しくない旨が表示操作部14から入力されたと判定された場合も、再来受付機10では、通知処理部115が、新規患者登録の通知情報を表示操作部14に表示する(ステップ148)。すると、表示操作部14には、新規患者登録の案内が表示される。
図7は、第1の実施の形態における患者情報管理システム1の診療費支払時の動作例を示したシーケンス図である。
患者がマイナンバーカードをカード挿入口に挿入すると、診療費支払機20では、カードリーダ25が、マイナンバーカードからカード情報を読み取る(ステップ251)。カード情報は、マイナンバーを含み、カード情報取得部211によって取得される。
そして、診療費支払機20では、資格情報取得部212の制御により、通信部23が、ステップ251で取得されたマイナンバーを含む資格情報要求をオンライン資格確認システム40へ送信する(ステップ252)。
これにより、オンライン資格確認システム40は、資格情報要求を診療費支払機20から受信する(ステップ451)。そして、オンライン資格確認システム40は、ステップ451で受信した資格情報要求に含まれるマイナンバーに対応する資格情報を取得し、この資格情報を含む資格情報応答を診療費支払機20へ送信する(ステップ452)。
これにより、診療費支払機20では、通信部23が、オンライン資格確認システム40から資格情報応答を受信する(ステップ253)。資格情報応答に含まれる資格情報は、保険証情報を含み、資格情報取得部212によって取得される。
そして、診療費支払機20では、請求情報取得部213の制御により、通信部23が、ステップ253で取得された保険証情報を含む請求情報要求を、患者情報管理サーバ30へ送信する(ステップ254)。
これにより、患者情報管理サーバ30では、通信部33が、請求情報要求を診療費支払機20から受信する(ステップ351)。請求情報要求は、保険証情報を含み、請求情報取得部314によって取得される。
次に、患者情報管理サーバ30では、請求情報取得部314が、記憶部32から、ステップ351で取得された保険証情報に関連付けて記憶された請求情報を取得する(ステップ352)。
その後、患者情報管理サーバ30では、請求情報取得部314の制御により、通信部33が、ステップ352で取得された請求情報を含む請求情報応答を、診療費支払機20へ送信する(ステップ353)。
これにより、診療費支払機20では、通信部23が、患者情報管理サーバ30から請求情報応答を受信する(ステップ255)。請求情報応答は、請求情報を含み、請求情報は、支払処理部214によって取得される。
そして、診療費支払機20では、支払処理部214が、ステップ255で取得された請求情報を用いて、診療費の支払い処理を行う(ステップ256)。支払い処理は、例えば、患者が診療費支払機20の入出金部26に請求金額を入金することにより行われる。
(変形例)
オンライン資格確認システム40には、本来の保険証情報の取得という目的のために日常的に大変多くのアクセスがある。そこに、本来の目的以外で資格情報を問い合わせると、システムへの負荷が増加して問題となる可能性がある。また、災害が発生した場合等はオンライン資格確認システム40にアクセスできないことも想定される。
そこで、第1の実施の形態では、マイナンバーカードに保険証情報を書き込むことも考えられる。その場合、患者情報管理システム1では、以下の処理が実行されることとなる。
即ち、まず、再来受付機10又は診療費支払機20は、マイナンバーカードを読み取る際に、マイナンバーカードから保険証情報が取得できるかどうかを判定する。
その結果、マイナンバーカードから保険証情報が取得できると判定すれば、再来受付機10又は診療費支払機20は、マイナンバーカードから取得した保険証情報に基づき、患者情報管理サーバ30に対して予約情報又は請求情報の問い合わせ等の処理を行う。
一方、マイナンバーカードから保険証情報が取得できないと判定すれば、再来受付機10又は診療費支払機20は、オンライン資格確認システム40に対して保険証情報の問い合わせを行い、取得した保険証情報をマイナンバーカードに書き込む。
また、第1の実施形態では、オンライン資格確認システム40から受信した資格情報を、オンライン資格確認システム40とは別の病院内のサーバ等に保存しておき、一定期間の間はそのサーバ等から資格情報を取得するようにしてもよい。例えば、レセプト請求から次のレセプト請求までの1カ月は病院内のサーバから資格情報を取得するようにすれば、オンライン資格確認システム40の負荷が低減される。
(効果)
第1の実施の形態によれば、診察券の発行コストが削減でき、かつ診察券と保険証を共通化できる(マイナンバーカードが診察券にも保険証にもなる)、という効果が得られる。
[第2の実施の形態]
(概要)
第2の実施の形態は、複数の診察券情報をそれぞれ対応する病院識別情報に関連付けてマイナンバーカードに記録し、病院識別情報に対応する診察券情報を取得する、というものである。
(患者情報管理システムの全体構成)
図8は、第2の実施の形態における患者情報管理システム2の全体構成例を示した図である。図示するように、患者情報管理システム2は、患者情報記録装置50と、再来受付機60と、患者情報管理サーバ70とを含む。患者情報記録装置50、再来受付機60、及び患者情報管理サーバ70は、病院等の医療機関に設置され、互いに通信回線93を介して接続されている。
患者情報記録装置50は、例えば医療機関の受付窓口周辺に設置され、診察券に記録された診察券情報を読み出し、この診察券情報をマイナンバーカードに記録する装置である。患者情報記録装置50は、上部に設けられた表示操作部54と、表示操作部54の右下のカード挿入口に設けられたカードリーダライタ55とを備える。表示操作部54は、例えばタッチパネルディスプレイであり、患者に対して各種情報を表示すると共に、患者による操作を受け付ける。カードリーダライタ55は、カード挿入口に挿入されたカードから情報を読み取ったりカード挿入口に挿入されたカードに情報を書き込んだりする装置であり、例えば、磁気カードリーダ及び非接触ICカードリーダライタを含む。カードリーダライタ55の非接触ICカードリーダライタを含む部分は、かざされたカードに対して情報の読み書きを行うものでもよいが、以下では、カード挿入口に挿入されたカードに対して情報の読み書きを行うものを例にとって説明する。
再来受付機60は、例えば医療機関の受付窓口周辺に設置され、前回の来院時に診察の予約をした患者が再来院した際に、その患者を再来の患者として受け付ける装置である。再来受付機60は、上部に設けられた表示操作部64と、表示操作部64の右下のカード挿入口に設けられたカードリーダ65とを備える。表示操作部64及びカードリーダ65はそれぞれ第1の実施の形態における表示操作部14及びカードリーダ15と同様なので、ここでの説明は省略する。尚、再来受付機60が、患者情報記録装置50の機能を有することとしてもよい。
患者情報管理サーバ70は、患者に関する情報である患者情報を、患者を一意に識別する患者識別情報に関連付けて管理する。患者情報は、患者に関する情報であれば、如何なる情報でもよいが、以下では、患者の氏名、住所、生年月日等の登録情報を例にとって説明する。尚、ここでは、登録情報を、氏名、住所、生年月日等を含むものとしたが、氏名のみを含むものでもよい。
通信回線93は、患者情報記録装置50又は再来受付機60と患者情報管理サーバ70との間で情報の通信を行うための回線である。通信回線93としては、これには限らないが、例えばLAN(Local Area Network)を用いるとよい。
(患者情報記録装置の構成)
図9は、第2の実施の形態における患者情報記録装置50の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、患者情報記録装置50は、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、表示操作部54と、カードリーダライタ55とを含む。
制御部51は、CPU等の演算回路を備え、記憶部52に記憶された動作プログラムに従って、患者情報記録装置50の各部(通信部53、表示操作部54、カードリーダライタ55等)を制御する。
記憶部52は、ROM、RAM等を備え、制御部51の動作プログラムを記憶し、また、制御部51の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部51が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部53は、患者情報管理サーバ70との間で通信回線を通じた情報通信を行う。
表示操作部54及びカードリーダライタ55については、既に図8を用いて説明したため、ここではその説明を省略する。
ここで、制御部51の構成について具体的に説明する。制御部51は、病院識別情報取得部511と、患者識別情報取得部512と、病院判定部513と、患者情報取得部514と、情報出力部515とを備える。
病院識別情報取得部511は、カードリーダライタ55が患者の診察券から病院識別情報及び患者識別情報を含む診察券情報を読み取ると、カードリーダライタ55からこの病院識別情報を取得する。病院識別情報は、本システムに参加している病院を一意に識別する識別情報である。通常運用では、病院を識別するために病院が独自に決めた病院コードである院内病院コードを使用するが、院内病院コードは本システム内でユニークとは限らないので、院内病院コードとは別に、システム内でユニークとなる病院識別情報を設定している。本実施の形態では、病院を一意に識別するための病院識別情報を取得する第4の取得部の一例として、病院識別情報取得部511を設けている。
患者識別情報取得部512は、カードリーダライタ55が患者の診察券から病院識別情報及び患者識別情報を含む診察券情報を読み取ると、カードリーダライタ55からこの患者識別情報を取得する。本実施の形態では、病院の患者を一意に識別するための患者識別情報を取得する第5の取得部の一例として、患者識別情報取得部512を設けている。
病院判定部513は、病院識別情報取得部511が取得した病院識別情報と、自装置に予め設定された病院識別情報とを突合して、これらの病院識別情報が一致するかどうかを判定する。
患者情報取得部514は、患者識別情報取得部512が取得した患者識別情報を用いて、患者情報管理サーバ70から患者情報を取得する。具体的には、患者情報取得部514は、患者識別情報を含む患者情報要求を患者情報管理サーバ70へ送信する。そして、患者情報取得部514は、患者情報要求に対する応答として、患者識別情報に関連付けて記憶された患者情報を含む患者情報応答を患者情報管理サーバ70から受信する。
情報出力部515は、カードリーダライタ55に情報を出力することにより、カードリーダライタ55がマイナンバーカードに情報を書き込むように制御する。具体的には、情報出力部515は、病院識別情報取得部511が取得した病院識別情報と、患者識別情報取得部512が取得した患者識別情報と、患者情報取得部514が取得した患者情報とを、診察券情報としてマイナンバーカードに書き込むように制御する。この場合、マイナンバーカードの公開利用領域には、複数の病院の診察券情報が記録されることが想定される。そこで、情報出力部515は、新たな診察券情報を、マイナンバーカードの他の病院の診察券情報が記録されていない領域に書き込むように制御する。尚、マイナンバーカードに代えて、マイナンバーを記憶したスマートフォン等の媒体を用いてもよいが、以下では、マイナンバーカードを用いるものとして説明する。本実施の形態では、第4の取得部により取得された病院識別情報と、第5の取得部により取得された患者識別情報とを関連付けて、患者のマイナンバーを記録した媒体に記録する記録部の一例として、情報出力部515を設けている。また、本実施の形態では、第4の取得部により取得された病院識別情報と、第5の取得部により取得された患者識別情報とを関連付けて、患者のマイナンバーを記録した媒体の記録領域のうち、他の病院に関する病院識別情報と患者識別情報とが記録されていない記録領域に記録する記録部の一例として、情報出力部515を設けている。
(再来受付機の構成)
図10は、第2の実施の形態における再来受付機60の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、再来受付機60は、制御部61と、記憶部62と、通信部63と、表示操作部64と、カードリーダ65とを含む。
制御部61は、CPU等の演算回路を備え、記憶部62に記憶された動作プログラムに従って、再来受付機60の各部(通信部63、表示操作部64、カードリーダ65等)を制御する。
記憶部62は、ROM、RAM等を備え、制御部61の動作プログラムを記憶し、また、制御部61の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部61が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部63は、患者情報管理サーバ70との間で通信回線93を通じた情報通信を行う。
表示操作部64及びカードリーダ65については、既に図8を用いて説明したため、ここではその説明を省略する。
ここで、制御部61の構成について具体的に説明する。制御部61は、カード情報取得部611と、病院判定部612と、予約情報取得部613と、受付処理部614と、通知処理部615とを備える。
カード情報取得部611は、カードリーダ65が患者のマイナンバーカードから患者のカード情報を読み取ると、カードリーダ65からこのカード情報を取得する。カード情報には、診察券情報と、受給者証情報とが含まれる。診察券情報は、患者情報記録装置50によって記録された情報であり、病院識別情報と、患者識別情報とを含む。受給者証情報とは、第1の実施の形態でも述べた通り、被保険者証以外で、公的負担により医療費の全部又は一部が受給されることの証明である受給者証に関する情報である。本実施の形態では、マイナンバーカードにおける種々のサービスを利用するための公開利用領域に、診察券情報及び受給者証情報を記録しておくものとする。
病院判定部612は、カード情報取得部611が取得した病院識別情報と、自装置に予め設定された病院識別情報とを突合して、これらの病院識別情報が一致するかどうかを判定する。また、病院判定部612は、この判定結果に基づき、カード情報取得部611が取得した診察券情報から、再来受付機60が設置された病院の診察券情報を抽出する。
予約情報取得部613は、カード情報取得部611が取得した患者識別情報及び受給者証情報を用いて、患者情報管理サーバ70から患者の予約情報を取得する。具体的には、予約情報取得部613は、患者識別情報及び受給者証情報を含む予約情報要求を患者情報管理サーバ70へ送信する。そして、予約情報取得部613は、予約情報要求に対する応答として、患者識別情報に関連付けて記憶された予約情報を含む予約情報応答を患者情報管理サーバ70から受信する。或いは、予約情報取得部613は、受給者証情報が有効期間内であって患者情報管理サーバ70に記憶されているものと一致すれば、予約情報を含む予約情報応答を患者情報管理サーバ70から受信してもよい。ここで、予約情報は、患者が予約した診療科及び日時の情報を含む。
受付処理部614は、予約情報取得部613が取得した予約情報を用いて受付処理を行う。具体的には、受付処理部614は、患者に対して、受付番号を発行する。また、受付処理部614は、予約情報に含まれる診療科に対して、患者が再来した旨の情報を通知してもよい。
通知処理部615は、患者に所定の情報を通知するための通知情報を表示操作部64に表示する。ここで、通知情報は、例えば、カード情報取得部611がマイナンバーカードから読み取った受給者証情報が、有効期間外であったり、患者情報管理サーバ30に記憶されている受給者証情報と一致していなかったりする旨の情報である。
(患者情報管理サーバの構成)
図11は、第2の実施の形態における患者情報管理サーバ70の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、患者情報管理サーバ70は、制御部71と、記憶部72と、通信部73とを含む。
制御部71は、CPU等の演算回路を備え、記憶部72に記憶された動作プログラムに従って、患者情報管理サーバ70の各部(通信部73等)を制御する。
記憶部72は、ROM、RAM等を備え、制御部71の動作プログラムを記憶し、また、制御部71の制御処理の際にワーク領域として利用される。動作プログラムには、コンピュータである制御部71が、後述する処理を実行するためのプログラムが含まれる。
通信部73は、患者情報記録装置50又は再来受付機60との間で通信回線93を通じた情報通信を行う。
ここで、制御部71の構成について具体的に説明する。制御部71は、患者情報取得部711と、情報判定部712と、予約情報取得部713とを備える。
患者情報取得部711は、患者識別情報に関連付けて記憶部72に記憶された患者情報を取得する。
情報判定部712は、通信部73が再来受付機60から患者識別情報及び受給者証情報を含む予約情報要求を受信すると、受給者証情報が有効期間内であるかどうかを判定する。また、受給者証情報が有効期間内であると判定すれば、受給者証情報が、記憶部72に記憶されている受給者証情報と一致するかどうかを判定する。
予約情報取得部713は、受給者証情報が有効期間内であって記憶部72に記憶された受給者証情報と一致すると情報判定部712により判定されれば、患者識別情報に関連付けて記憶部72に記憶された予約情報を取得する。
また、記憶部72が記憶する情報について具体的に説明する。記憶部72は、患者管理情報721を記憶する。
図12は、患者管理情報721の一例を示した図である。図示するように、患者管理情報721は、患者識別情報と、登録情報と、受給者証情報と、予約情報とを対応付けたものとなっている。
患者識別情報は、患者を一意に識別するための識別情報である。患者識別情報は、病院内でユニークであればよい。登録情報は、氏名、生年月日、住所等を含む。受給者証情報は、受給者証番号、支給者名等を含む。予約情報は、予約番号、予約日時等を含む。
図では、例えば、患者識別情報「001」の患者の氏名が「〇山〇男」であり、受給者証番号が「123456」であり、予約日時が「11月1日9時」であること等が示されている。
(患者情報管理システムの動作)
図13は、第2の実施の形態における患者情報管理システム2の患者情報記録時の動作例を示したシーケンス図である。
患者が診察券をカード挿入口に挿入すると、患者情報記録装置50では、カードリーダライタ55が、診察券から診察券情報を読み取る(ステップ531)。診察券情報は、病院識別情報と、患者識別情報とを含み、病院識別情報は、病院識別情報取得部511によって取得され、患者識別情報は、患者識別情報取得部512によって取得される。
次に、患者情報記録装置50では、病院判定部513が、ステップ531で取得された病院識別情報と、自装置に予め設定された病院識別情報とを突合し(ステップ532)、これらの病院識別情報が一致するかどうかを判定する(ステップ533)。
その結果、これらの病院識別情報が一致しないと判定されれば、患者情報記録装置50は、診察券の間違いと判断して、処理を終了する。
一方、これらの病院識別情報が一致すると判定されれば、患者情報取得部514の制御により、通信部53が、ステップ531で取得された患者識別情報を含む患者情報要求を、患者情報管理サーバ70へ送信する(ステップ534)。
これにより、患者情報管理サーバ70では、通信部73が、患者情報要求を患者情報記録装置50から受信する(ステップ731)。患者情報要求は、患者識別情報を含み、患者情報取得部711によって取得される。
次に、患者情報管理サーバ70では、患者情報取得部711が、記憶部72から、ステップ731で取得された患者識別情報に関連付けて記憶された患者情報を取得する(ステップ732)。ここで、患者情報取得部711は、患者情報として、氏名等の登録情報を取得すればよい。
その後、患者情報管理サーバ70では、患者情報取得部711の制御により、通信部73が、ステップ732で取得された患者情報を含む患者情報応答を、患者情報記録装置50へ送信する(ステップ733)。
これにより、患者情報記録装置50では、通信部53が、患者情報管理サーバ70から患者情報応答を受信する(ステップ535)。患者情報応答は、患者情報を含み、患者情報は、患者情報取得部514によって取得される。
次に、患者情報記録装置50では、情報出力部515の制御により、カードリーダライタ55が、カード挿入口にマイナンバーカードが挿入されたかどうかを判定する(ステップ536)。
その結果、カード挿入口にマイナンバーカードが挿入されたと判定されれば、情報出力部515の制御により、カードリーダライタ55は、ステップ531で取得された病院識別情報及び患者識別情報と、ステップ535で取得された患者情報とを、マイナンバーカードに書き込む(ステップ537)。
一方、カード挿入口にマイナンバーカードが挿入されなかったと判定されれば、患者情報記録装置50は、処理を終了する。
図14は、第2の実施の形態における患者情報管理システム2の再来受付時の動作例を示したシーケンス図である。
患者がマイナンバーカードをカード挿入口に挿入すると、再来受付機60では、カードリーダ65が、マイナンバーカードからカード情報を読み取る(ステップ641)。カード情報は、診察券情報と、受給者証情報とを含み、カード情報取得部611によって取得される。診察券情報は、病院識別情報と、患者識別情報とを含む。診察券情報には、複数の病院の診察券情報が含まれる場合があるが、その場合は、全ての診察券情報がカード情報取得部611によって取得される。尚、マイナンバーカードに診察券情報が記録されていなければ、再来受付機60は、従来の磁気診察券の挿入を案内するとよい。
次に、再来受付機60では、病院判定部612が、診察券情報をカウントするために変数Nを1にセットする(ステップ642)。
次いで、病院判定部612は、ステップ641で取得された診察券情報から、N番目の診察券情報を取得する(ステップ643)。
次いで、病院判定部612は、ステップ643で取得されたN番目の診察券情報に含まれる病院識別情報と、自装置に予め設定された病院識別情報とを突合し(ステップ644)、これらの病院識別情報が一致するかどうかを判定する(ステップ645)。
その結果、これらの病院識別情報が一致しないと判定されれば、病院判定部612は、変数Nに1を加算して(ステップ646)、ステップ641で取得された診察券情報の中にN番目の診察券情報が存在するかどうかを判定する(ステップ647)。そして、N番目の診察券情報が存在すると判定すれば、病院判定部612は、処理をステップ643へ戻す。また、N番目の診察券情報が存在しないと判定されれば、再来受付機60が設置された病院の診察券情報がマイナンバーカードに記録されていないことになるので、再来受付機60は、処理を終了する。尚、その場合、再来受付機60は、従来の磁気診察券の挿入を案内するとよい。
一方、これらの病院識別情報が一致すると判定されれば、予約情報取得部613の制御により、通信部63が、ステップ641で取得された患者識別情報及び受給者証情報を含む予約情報要求を、患者情報管理サーバ70へ送信する(ステップ648)。
これにより、患者情報管理サーバ70では、通信部73が、予約情報要求を再来受付機60から受信する(ステップ741)。予約情報要求は、患者識別情報と、受給者証情報とを含み、情報判定部712によって取得される。
次に、患者情報管理サーバ70では、情報判定部712が、ステップ741で取得された受給者証情報が有効期間内であるかどうかを判定する(ステップ742)。例えば、受給者証情報に有効期間内の情報も含めておき、情報判定部712は、現在日付がこの有効期間内にあるかどうかに基づいてこの判定を行うとよい。
その結果、ステップ741で取得された受給者証情報が有効期間内であると判定されれば、情報判定部712は、ステップ741で取得された受給者証情報が、記憶部72に記憶されている受給者証情報と一致するかどうかを判定する(ステップ743)。
ステップ741で取得された受給者証情報が、記憶部72に記憶されている受給者証情報と一致すると判定されれば、予約情報取得部713が、記憶部72から、ステップ741で取得された患者識別情報に関連付けて記憶された予約情報を取得する(ステップ744)。
その後、患者情報管理サーバ70では、予約情報取得部713の制御により、通信部73が、ステップ744で取得された予約情報を含む予約情報応答を、再来受付機60へ送信する(ステップ745)。
これにより、再来受付機60では、通信部63が、患者情報管理サーバ70から予約情報応答を受信する(ステップ649)。予約情報応答は、予約情報を含み、予約情報は、予約情報取得部613によって取得される。
そして、再来受付機60では、受付処理部614が、ステップ649で取得された予約情報を用いて、患者の受付処理を行う(ステップ650)。受付処理とは、例えば、患者が予約した診療科の予約した時間の待ち行列にこの患者を追加する処理等である。
一方、ステップ742において、ステップ741で取得された受給者証情報が有効期間外であると判定された場合、又は、ステップ743において、ステップ741で取得された受給者証情報が、記憶部72に記憶されている受給者証情報と一致しない、と判定された場合を考える。この場合、患者情報管理サーバ70では、情報判定部712の制御により、通信部73が、受給者証の更新を要求する受給者証更新要求を再来受付機60へ送信する(ステップ746)。
これにより、再来受付機60では、通信部63が、受給者証更新要求を患者情報管理サーバ70から受信する(ステップ651)。受給者証更新要求は、通知処理部615によって取得される。
そして、再来受付機60では、通知処理部615が、受給者証更新の通知情報を表示操作部64に表示する(ステップ652)。すると、表示操作部64には、受給者証の更新案内が表示される。具体的には、受給者証は自動更新ができないので、受給者証の更新のための窓口への誘導が表示操作部64に表示される。
(変形例)
上記では、再来受付機60は、マイナンバーカードから診察券情報を読み込む際に、全ての診察券情報を読み込むようにしたが、これには限らない。再来受付機60は、マイナンバーカードから1件ずつ、つまり病院毎に診察券情報を読み込み、病院識別情報が一致しない場合に次の診察券情報を読み込むようにしてもよい。
上記では、患者情報管理システム2に再来受付機60を設け、再来受付機60がマイナンバーカードに記録された診察券情報を用いる例を示したが、この限りではない。患者情報管理システム2に診療費支払機を設け、診療費支払機がマイナンバーカードに記録された診察券情報を用いるようにしてもよい。その場合、患者情報管理システム2では、図14と同様の動作が行われることになる。
即ち、まず、診療費支払機は、ステップ641~646の処理を行う。その結果、ステップ645で病院識別情報が一致すると判定されれば、診療費支払機は、患者識別情報を含む請求情報要求を、患者情報管理サーバ70へ送信する。
これにより、患者情報管理サーバ70は、請求情報要求を診療費支払機から受信する。次に、患者情報管理サーバ70は、患者識別情報に関連付けて記憶された請求情報を取得する。その後、患者情報管理サーバ70は、請求情報を含む請求情報応答を、診療費支払機へ送信する。
これにより、診療費支払機は、患者情報管理サーバ70から請求情報応答を受信する。そして、診療費支払機は、取得された請求情報を用いて、患者の診療費の支払い処理を行う。その際、診療費支払機は、診察券情報に含まれる氏名と、請求情報応答にセットされている氏名とを比較する。つまり、診療費支払機は、本人確認を行う。その結果、氏名が一致した場合に、診療費支払機は、支払い処理を行う。
上記では、本発明を医療業界に適用した場合について説明したが、これには限らない。例えば、宿泊業界やレンタル業界等、会員カードが存在する他業界にも本発明は適用可能である。
(効果)
第2の実施の形態によれば、診察券の発行コストが削減でき、更には複数の診察券を持ち歩かなくてよい、という効果が得られる。
[第3の実施の形態]
(概要)
第3の実施の形態は、マイナンバーカードを用いた診察券番号照会サービスで、診察券の代わりにマイナンバーカードがかざされた場合に、マイナンバーカードの固有情報と、かざされた装置の端末情報とを送信して、診察券番号を照会する、というものである。照会先は、事前にマイナンバーカードの固有情報と、装置の端末情報と、診察券番号との対応情報を登録しておき、この対応情報に基づいて診察券番号を回答する。以下、マイナンバーカードがかざされる装置を再来受付機とし、照会先をサーバ装置として、説明する。
(診察券番号照会システムの全体構成)
図15は、第3の実施の形態における診察券番号照会システム3の全体構成例を示した図である。図示するように、診察券番号照会システム3は、再来受付機81a,81b,81cと、サーバ装置82とを含む。再来受付機81a,81b,81cと、サーバ装置82とは、通信回線94を介して接続されている。尚、再来受付機81a,81b,81cはそれぞれ例えば病院A、病院B、病院Cに設置されていることを想定しているが、これらを区別しない場合は、再来受付機81と表記するものとする。
再来受付機81は、例えば医療機関の受付窓口周辺に設置され、前回の来院時に診察の予約をした患者が再来院した際に、その患者を再来の患者として受け付ける装置である。
サーバ装置82は、患者毎に、マイナンバーカードの固有情報と、再来受付機81の端末情報と、診察券番号とを対応付けた対応情報を保持するコンピュータ装置である。
通信回線94は、再来受付機81とサーバ装置82との間で情報の通信を行うための回線である。通信回線94としては、これには限らないが、例えば、インターネットを用いるとよい。
図16は、サーバ装置82が保持する対応情報の具体例を示した図である。図において、マイナンバーカードの固有情報は、「カード固有情報」と略記している。図では、例えば、マイナンバーカードの固有情報「234587156」と、A病院の再来受付機81aの端末情報「Zdkl1523」とに基づいて、A病院の診察券番号「12345」を取得可能なことが示されている。
(診察券番号照会システムの動作)
第3の実施の形態における診察券番号照会システム3は、以下の処理ステップを実行する。尚、受け付けは窓口で行ってもよいが、以下では、再来受付機10で受け付けを行う場合を例にとって説明する。
(1)患者が、再来受付機81で受け付けのための操作を行う。
(2)患者が診察券を用いて受け付けのための操作を行った場合、再来受付機10は、そのまま受付処理を行う。
(3)患者がマイナンバーカードを用いて受け付けのための操作を行った場合、再来受付機10は、サーバ装置82に問合せを行う。つまり、再来受付機10は、マイナンバーカードの固有情報と、再来受付機81の端末情報とを、サーバ装置82へ送信する。
(4)サーバ装置82は、上記の対応情報から診察券番号を特定して、再来受付機81に返信する。
(5)再来受付機81は、返信された診察券番号に基づいて受付処理を行う。
(変形例)
上記では、マイナンバーカードの固有情報として、マイナンバーを用いたが、これに限らず、顔、住所、氏名等の情報もそれがユニークであれば用いてよい。
上記では、マイナンバーカードがかざされる装置の端末情報として、予め登録された端末番号を用いたが、これに限らず、GPS情報等を用いてもよい。
(効果)
第3の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)複数の医療機関を受診している患者にとって、診察券を多数持ち歩かなくてよくなる。
(2)複数の医療機関を受診しない患者は、従来通りの診察券での受診が可能である。
(3)病院側も従来のシステムを大幅に変更する必要がなく、容易に対応できる。
(4)マイナンバーカードに保険証の機能が加わった際には、マイナンバーカード1枚で全てが完結できる。
(5)病院は診察券発行コストを削減でき、患者は診察券紛失時の再発行手数料が不要となる。
[第4の実施の形態]
(概要)
第4の実施の形態は、患者が診療費の支払いを行う際に調剤薬局(以下、単に「薬局」ともいう)を選択し、選択された薬局に処方箋情報を送信して、薬局での処理を事前に開始できるようにする、というものである。その際、薬局の選択時に薬局毎の情報を表示することによって患者が最適な選択を行うことができるようにする。また、薬局での受け取りの予約も可能とする。加えて、このような薬局の選択及び処方箋情報の送信は、スマホ等の携帯端末のアプリで実行可能とする。このように携帯端末を用いる場合には、処方箋のQRコード(登録商標)から処方箋情報を入手することも可能とする。
(調剤薬局選択システムの全体構成)
図17は、第4の実施の形態における調剤薬局選択システム4の全体構成例を示した図である。図示するように、調剤薬局選択システム4は、診療費支払機86と、携帯端末87と、調剤薬局端末88a,88b,88cと、サーバ装置89とを含む。診療費支払機86と、調剤薬局端末88a,88b,88cと、サーバ装置89とは、通信回線95を介して接続されている。また、携帯端末87は、無線通信により通信回線95に接続されている。尚、調剤薬局端末88a,88b,88cはそれぞれ調剤薬局A、調剤薬局B、調剤薬局Cに設置されていることを想定しているが、これらを区別しない場合は、調剤薬局端末88と表記するものとする。
診療費支払機86は、例えば医療機関の精算窓口周辺に設置され、診察を受けた患者に対して診療費の請求額を提示すると共に、患者から診療費の支払いを受ける装置である。本実施の形態では、診療費支払機86は、患者が診療費を支払った後に調剤薬局を選択して処方箋情報を送信するためにも用いられる。
携帯端末87は、患者が携帯している端末装置である。本実施の形態では、携帯端末87は、患者が診療費支払機86で診療費を支払った後に調剤薬局を選択して処方箋情報を送信するために用いられる。携帯端末87としては、例えば、スマートフォンを用いればよい。
調剤薬局端末88は、調剤薬局に設置され、診療費支払機86又は携帯端末87から送信された処方箋情報を受け付ける端末装置である。
サーバ装置89は、調剤薬局に関する情報を管理し、診療費支払機86又は携帯端末87にその情報を提供したり、診療費支払機86又は携帯端末87から調剤薬局端末88への処方箋情報の送信を仲介したりするコンピュータ装置である。
通信回線95は、診療費支払機86、携帯端末87又は調剤薬局端末88とサーバ装置89との間で情報の通信を行うための回線である。通信回線95としては、これには限らないが、例えば、インターネットを用いるとよい。
(調剤薬局選択システムの動作)
第4の実施の形態における調剤薬局選択システム4は、以下の処理ステップを実行する。尚、実際には、サーバ装置89が、診療費支払機86又は携帯端末87に情報を送信したり、診療費支払機86又は携帯端末87から情報を受信して調剤薬局端末88へ情報を送信したりするが、以下では、診療費支払機86、携帯端末87、及び調剤薬局端末88が行う処理のみを説明する。
まず、患者が診療費支払機86で調剤薬局を選択して処方箋情報を送信する場合について説明する。
(1)患者が、診療費支払機86で診療費を支払う操作を行う。
(2)診療費支払機86は、調剤薬局の選択画面を表示する。診療費支払機86は、同時に、各調剤薬局に関する情報も表示する。ここで、各調剤薬局に関する情報には、例えば、所在地又は現在地からの距離、基本料金、特徴(セールスポイント、サービス内容等)がある。
(3)患者は、診療費支払機86で、調剤薬局を選択すると共に、処方箋情報の送信指示を入力する。尚、この処方箋情報の送信指示は、薬の受け取りの予約という意味合いで入力されてもよい。
(4)調剤薬局では、調剤薬局端末88が、処方箋情報を受け付ける。
次に、患者が携帯端末87で調剤薬局を選択して処方箋情報を送信する場合について説明する。
(1)患者が携帯端末87で予約アプリを開く。尚、患者が診察を受けた病院は、携帯端末87上で選択することにより特定してもよいし、GPS情報に基づいて特定してもよい。
(2)患者は携帯端末87で処方箋のQRコードを読み取る。
(3)携帯端末87は、調剤薬局の選択画面を表示する。携帯端末87は、同時に、各調剤薬局に関する情報も表示する。ここで、各調剤薬局に関する情報には、例えば、所在地又は現在地からの距離、基本料金、特徴(セールスポイント、サービス内容等)がある。
(4)患者は、携帯端末87で、調剤薬局を選択すると共に、処方箋情報の送信指示を入力する。尚、この処方箋情報の送信指示は、薬の受け取りの予約という意味合いで入力されてもよい。
(5)調剤薬局では、調剤薬局端末88が、処方箋情報を受け付ける。
図18は、診療費支払機86を用いる場合の(2)及び携帯端末87を用いる場合の(3)で表示される調剤薬局の選択画面の具体例を示した図である。図では、例えば、A薬局は、現在地からの距離が10mであり、基本料金が450点であり、薬剤師が3名いることを特徴(セールスポイント)とすることが示されている。また、調剤薬局の選択画面には、F薬局のようにその日休みである旨を表示してもよい。或いは、図示しないが、調剤薬局の選択画面には、各薬局における待ち時間を表示してもよい。
このような画面から処方箋情報を調剤薬局に送信すると、患者は、その調剤薬局への移動を開始する。一方、調剤薬局では、処方箋情報に基づいて処方箋受付の準備を開始する。その後、患者は薬局に到着し、調剤薬局の薬剤師は処方箋受付の本格処理(問診、保険証確認等)を行う。そして、薬剤師は薬の提供及び説明と精算処理とを行う。
(変形例)
上記では、処方箋情報を送信する際に薬の受け取りの予約を可能としたが、これには限らない。調剤薬局の選択画面で基本料金を参照しただけで予約を確定するのではなく、選択した調剤薬局から最終的な料金見積をもらった後に予約を確定するようにしてもよい。
上記では、検索対象を調剤薬局としたが、検索対象を、介護施設や、タクシー等の配車サービス会社としてもよい。
(効果)
第4の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)必ず行わなければならない病院での精算処理に続けて調剤薬局の選択及び処方箋情報の送信ができるので、薬の提供を受ける際の効率が向上する。また、診療費支払機86で調剤薬局の選択及び処方箋情報の送信を行うようにした場合には、スマートフォン等の携帯端末87を有していない高齢者であっても簡単に薬の提供を受けることができる。
(2)調剤薬局に関する情報(所在地、基本料金、サービス内容等)が事前に確認できるので、患者は要望に沿った調剤薬局を選ぶことができる。
(3)調剤薬局は自局の特徴をアピールすることができ、新たな顧客の獲得につながることが期待できる。
1,2…患者情報管理システム、10…再来受付機、111…カード情報取得部、112…資格情報取得部、113…予約情報取得部、114…受付処理部、115…通知処理部、116…確認処理部、20…診療費支払機、211…カード情報取得部、212…資格情報取得部、213…請求情報取得部、214…支払処理部、30…患者情報管理サーバ、311…情報判定部、312…予約情報取得部、313…保険証情報更新部、314…請求情報取得部、40…オンライン資格確認システム、50…患者情報記録装置、511…病院識別情報取得部、512…患者識別情報取得部、513…病院判定部、514…患者情報取得部、515…情報出力部、60…再来受付機、611…カード情報取得部、612…病院判定部、613…予約情報取得部、614…受付処理部、615…通知処理部、70…患者情報管理サーバ、711…患者情報取得部、712…情報判定部、713…予約情報取得部

Claims (16)

  1. 患者に関する患者情報を、当該患者を一意に識別するための患者識別情報であって当該患者の保険証番号を含む患者識別情報に関連付けて記憶する記憶部と、
    前記患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから当該患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された前記保険証番号を用いて、前記記憶部から、当該保険証番号を含む前記患者識別情報に関連付けられた前記患者情報を取得する第2の取得部と、
    を備える、患者情報管理システム。
  2. 前記記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、当該特定の患者に対して、当該特定の患者が新規患者であるか否か、又は、当該特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる問い合わせ部を更に備える、請求項1に記載の患者情報管理システム。
  3. 前記記憶部は、前記患者情報を、前記患者の氏名情報に更に関連付けて記憶し、
    前記第1の取得部は、前記患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、前記オンライン資格確認システムから当該患者の氏名情報を取得し、
    前記問い合わせ部は、前記記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、前記第1の取得部により取得された当該特定の患者の氏名情報が当該記憶部に記憶されていなければ、当該特定の患者に対して、当該特定の患者が新規患者であるか否か、又は、当該特定の患者が過去に来院したことがある患者であるか否かを問い合わせる、請求項2に記載の患者情報管理システム。
  4. 前記記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、当該特定の患者に対して、当該特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる問い合わせ部を更に備える、請求項1に記載の患者情報管理システム。
  5. 前記記憶部は、前記患者情報を、前記患者の氏名情報に更に関連付けて記憶し、
    前記第1の取得部は、前記患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、前記オンライン資格確認システムから当該患者の氏名情報を取得し、
    前記問い合わせ部は、前記記憶部に特定の患者の保険証番号が記憶されていない場合に、前記第1の取得部により取得された当該特定の患者の氏名情報が当該記憶部に記憶されていれば、当該特定の患者に対して、当該特定の患者の保険証情報が変更されたか否かを問い合わせる、請求項4に記載の患者情報管理システム。
  6. 前記患者のマイナンバーを記録した媒体から、当該患者の公費負担による受給に関する受給情報を取得する第3の取得部を更に備え、
    前記第2の取得部は、前記記憶部に前記患者の保険証番号が記憶されている場合に、前記第3の取得部により取得された当該患者の受給情報が、有効期間内であり、当該記憶部に当該患者の保険証番号に関連付けて記憶されていれば、当該記憶部から、当該保険証番号を含む前記患者識別情報に関連付けられた前記患者情報を取得する、請求項1に記載の患者情報管理システム。
  7. 前記第3の取得部により取得された前記患者の受給情報が有効期間外である場合に、当該患者に対して、その旨を通知する通知部を更に備える、請求項6に記載の患者情報管理システム。
  8. 前記第3の取得部により取得された前記患者の受給情報が前記記憶部に当該患者の保険証番号に関連付けて記憶されていない場合に、当該患者に対して、その旨を通知する通知部を更に備える、請求項6に記載の患者情報管理システム。
  9. 前記患者情報は、前記患者が診察を予約した時間に関する時間情報を含む、請求項1に記載の患者情報管理システム。
  10. 前記患者情報は、前記患者が受けた診察に要した金額に関する金額情報を含む、請求項1に記載の患者情報管理システム。
  11. 患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから当該患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された前記保険証番号を用いて、病院システムから、前記患者を一意に識別するための患者識別情報であって当該保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた当該患者に関する患者情報を取得する第2の取得部と、
    前記第2の取得部により取得された前記患者情報を用いて、前記患者からの診察要求の受付処理を行う受付処理部と、
    を備える、受付装置。
  12. 患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから当該患者の保険証番号を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された前記保険証番号を用いて、病院システムから、前記患者を一意に識別するための患者識別情報であって当該保険証番号を含む患者識別情報に関連付けられた当該患者に関する患者情報を取得する第2の取得部と、
    前記第2の取得部により取得された前記患者情報を用いて、前記患者の診察に要した費用の支払処理を行う支払処理部と、
    を備える、支払装置。
  13. 病院を一意に識別するための病院識別情報を取得する第4の取得部と、
    前記病院の患者を一意に識別するための患者識別情報を取得する第5の取得部と、
    前記第4の取得部により取得された前記病院識別情報と、前記第5の取得部により取得された前記患者識別情報とを関連付けて、前記患者のマイナンバーを記録した媒体に記録する記録部と、
    を備える、患者情報記録装置。
  14. 前記記録部は、前記第4の取得部により取得された前記病院識別情報と、前記第5の取得部により取得された前記患者識別情報とを関連付けて、前記患者のマイナンバーを記録した媒体の記録領域のうち、他の病院に関する病院識別情報と患者識別情報とが記録されていない記録領域に記録する、請求項13に記載の患者情報記録装置。
  15. コンピュータが、患者に関する患者情報を、当該患者を一意に識別するための患者識別情報であって当該患者の保険証番号を含む患者識別情報に関連付けて記憶部に記憶するステップと、
    コンピュータが、前記患者のマイナンバーを記録した媒体を用いて、オンライン資格確認システムから当該患者の保険証番号を取得するステップと、
    コンピュータが、取得された前記保険証番号を用いて、前記記憶部から、当該保険証番号を含む前記患者識別情報に関連付けられた前記患者情報を取得するステップと、
    を含む、患者情報管理方法。
  16. コンピュータが、病院を一意に識別するための病院識別情報を取得するステップと、
    コンピュータが、前記病院の患者を一意に識別するための患者識別情報を取得するステップと、
    コンピュータが、取得された前記病院識別情報と、取得された前記患者識別情報とを関連付けて、前記患者のマイナンバーを記録した媒体に記録するステップと、
    を含む、患者情報記録方法。
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