JP2023086163A - 収容容器、収容体、収容容器の製造方法、及び収容容器の製造装置 - Google Patents

収容容器、収容体、収容容器の製造方法、及び収容容器の製造装置 Download PDF

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Takayuki Nakamura
俊孝 志賀
Toshitaka Shiga
陽一 市川
Yoichi Ichikawa
和宏 赤津
Kazuhiro Akatsu
善紀 林
Yoshiaki Hayashi
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Abstract

【課題】点字情報として利用可能な特徴的な凹凸形状を容易に形成することができ、視覚障害者が触覚により情報を容易に認識できる収容容器の提供。【解決手段】容器本体15と、前記容器本体の表面に形成され、凹部21及び該凹部と連続した凸部22からなる少なくとも1つの構造23を含み、前記構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、を有する収容容器である。【選択図】図2

Description

本発明は、収容容器、収容体、収容容器の製造方法、及び収容容器の製造装置に関する。
従来より、PETボトル飲料には管理又は販促などの様々な理由からラベルが巻かれているが、PETボトルをリサイクルのために回収する際には、消費者がラベルを剥がしてボトルを分離するという手間が発生する。
既存技術のマーキング方法では、炭酸ガスレーザーで簡単な数字又は記号を記録することが精一杯であり、画像等の豊富な情報を記録することは困難であった。また、記録部の色が余り変化しないため、記録部と非記録部の差が不明確で、数字又は記号の判読が困難であった。そのため、豊富な情報が記録されたラベルを炭酸ガスレーザーによる記録で置き換えることができなかった。したがって、豊富な情報が記録されたラベルを必要としない、リサイクルが容易なラベルレスボトルのような収容容器は未だ実現できていないのが現状である。
一方、持続可能な開発目標(SDGs)の一つである、「人及び国の不平等をなくそう」に対し、視覚障害者に対しても容器の収容物の情報等を伝達することは、大きな意義がある。この点については、容器に特徴的な凹凸形状(いわゆる「点字情報」)を持たせることにより、この課題を解決することができる。
このような容器の任意の箇所に特徴的な凹凸形状を形成する方法としては、例えば、プリフォームの段階で点字情報を金型で形成する方法が考えられるが、点字情報を変更しようとすると、金型を変更しなくてはならず、点字情報を容易に更新することができない。また、炭酸ガスレーザーにより、着色剤等の熱を吸収しやすい添加剤を利用して樹脂を発泡させ、凹凸形状を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、透明樹脂に熱を吸収しやすい添加剤を添加すると、透明性が著しく低下するので、点字情報に利用可能な情報提示手段に利用することは困難である。
また、炭酸ガスレーザーでラベルに鑽孔することによって、開口部周辺が変形することを利用した技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この提案では、厚めのラベルが必要であり、環境への配慮に逆行しており、コストも高くなってしまう。
また、3Dプリンターにより凸形状を形成することも可能だが、容器上に接着するだけなので衝撃に弱く、流通に耐えられる強度が得られないので、点字情報が欠落してしまう恐れがある。
本発明は、点字情報として利用可能な特徴的な凹凸形状を容易に形成することができ、視覚障害者が触覚により情報を容易に認識できる収容容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の収容容器は、容器本体と、容器本体の表面に形成され、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、前記構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、を有する。
本発明によると、点字情報として利用可能な特徴的な凹凸形状を容易に形成することができ、視覚障害者が触覚により情報を容易に認識できる収容容器を提供することができる。
図1は、ペットボトルの循環型リサイクルの促進の状況を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態に係る容器本体表面にレーザーマーキングによる凹部及び第一の構造を形成した状態の一例を示す概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る容器本体表面にレーザーマーキングによる凹部及び第一の構造を形成した状態の他の一例を示す概略図である。 図4は、第1の実施形態に係る容器本体表面に形成された第二の構造となる凹凸の1つ凹部を示す側面視図である。 図5は、第1の実施形態に係る第一の構造と第二の構造からなる構成を2mm以内の距離で集合した第三の構造の一例を示す概略図である。 図6は、第1の実施形態に係る第三の構造を2mm以上離間して配列させた第四の構造の一例を示す概略図である。 図7は、第1の実施形態に係る第四の構造を2mm以上離間させて配列させた第五の構造の一例を示す概略図である。 図8Aは、第2の実施形態に係る第三の構造の一例を示す概略図である。 図8Bは、第2の実施形態に係る第三の構造の他の一例を示す概略図である。 図8Bは、第2の実施形態に係る第三の構造の他の一例を示す概略図である。 図9Aは、第2の実施形態に係る第四の構造の一例を示す概略図である。 図9Bは、第2の実施形態に係る第四の構造の他の一例を示す概略図である。 図10は、第2の実施形態に係る第五の構造の一例を示す概略図である。 図11Aは、第五の構造が収容容器に形成された状態の一例を示す概略図である。 図11Bは、第五の構造が収容容器に形成された状態の他の一例を示す概略図である。 図11Cは、第五の構造が収容容器に形成された状態の他の一例を示す概略図である。 図12は、第五の構造が収容容器の底部に形成された状態の一例を示す概略図である。 図13は、第3の実施形態に係るレーザーマーキングを行って得られた部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の一例を示す写真である。 図14は、図13の断面形状を示す図である。 図15は、第4実施形態に係るレーザーマーキングを行って得られた部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の一例を示す写真である。 図16は、図15の断面形状を示す図である。 図17は、収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図18は、収容容器の製造装置の他の一例を示す概略図である。 図19は、収容容器の製造装置の他の一例を示す概略図である。 図20は、容器本体の傾斜部に描画できるように容器本体に対して傾斜を持たせてマーキング部を配置した収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図21は、容器本体を横置きに配置した場合の収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図22は、収容容器の製造装置の一例を示す機能ブロック図である。 図23Aは、収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の走査部(ラスター)の構成の一例を示す概略図である。 図23Bは、図23Aの収容容器の製造装置を用いた処理を示すフローチャートである。 図24Aは、収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の光学系をアレイ化した場合の構成の一例を示す概略図である。 図24Bは、図23Aの収容容器の製造装置を用いた処理を示すフローチャートである。
(収容容器)
本発明の収容容器は、容器本体と、容器本体の表面に形成され、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、この構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、を有し、更に必要に応じてその他の手段を有する。
本発明の収容容器は、ペットボトル等の液体収容容器に関する。ペットボトルは飲料の流通,販売において保存性等の様々な利点から、広く利用されており、大量の飲料用ペットボトルが生産、販売、使用されている。
昨今,海洋プラスチックごみの問題等が取り沙汰され、世界的にプラスチックごみによる環境汚染をなくしていく動きが活発化している。これはペットボトルにおいても例外でなく、環境に配慮したリデュースの観点から、容器の軽量化などのプラスチックごみ削減のための対策が進められてきた。
最近では、飲料用ボトルのラベルレス化が検討されて始めているが、流通する飲料用ボトルでは、その管理や販売促進のためにラベルが添付されるのがほとんどである。ラベルには,商品名、成分表示、賞味期限、バーコード、QRコード(登録商標)、リサイクルマーク、ロゴマーク等の消費者にとって必要不可欠な情報が多く印刷されている。加えて、飲料の製造元各社が消費者に訴求するために考案する、デザイン画、イラストの印刷も行われ、商品の個性発揮、競争力アップに働いている。
現在では、飲料用ボトルには、上記のような印刷を施されたラベルを付加することが一般的となっている。これらのラベル付き飲料用ペットボトルは、消費者が収容物を消費したのちに回収され、環境を保護するために、再資源化を目的に、リサイクルされている。特に,飲料用ペットボトルにおいて、「ボトルtoボトル」と呼ばれることもあり、図1に示すような循環型リサイクルの促進が求められている。
図1に示すペットボトルの循環型リサイクルとは、使用済みペットボトルを分別回収して、リサイクル業者でペットボトルの原料となるフレークに変え、再度ペットボトルの生成に活用するというもので、この循環型リサイクルを円滑に回していくためには、分別回収が徹底される必要がある。つまり、ペットボトルとラベル、キャップとは材質が異なるために、リサイクルの過程において、きちんと分離される必要がある。そのため、消費者は1本1本のボトルからキャップとラベルを分離しなければならない。キャップは飲料を消費する際に、自然と外すことになるため手間にならないが、ラベルは手作業で剥がして分別しなければならず、リサイクルにおける煩雑さを生じている。つまり、この人手による作業が、大量に消費される飲料用ペットボトルのリサイクルを困難にしている状況がある。
既に一部のペットボトル飲料では、賞味期限、製造所固有記号、ロット印字等の微細な表示のみをボトル本体、又はキャップに印字した状態での販売が検討され、ラベルレス化への試みが始まっている。しかし、ボトルのラベルは飲料メーカー各社の扱う各種の飲料に合わせて熟慮された独自のデザインを施したものであり、デザイン性を鑑みると単純にラベルをなくすことは好ましくない。また、従来のラベルは、識別表示マーク又は飲料の原材料等の購入者に必要な多くの情報が記載されており、それらの情報をラベル以外に記載するための代替手段が求められている。
例えば,ボトル本体に、インクジェット方式等を用いて、インク等の着色剤で直接着色することが考えられるが、塗布されたインクがボトル回収後のリサイクル過程で残留することにより、不純物を増やすことは好ましくない。即ち、回収後のリサイクルの工程ではインクがボトルから剥離する必要がある。更に、流通の過程では管理情報が脱落することが懸念されるため、インクが剥離しないことが必要であり、インクの機能性及び印字プロセスの性能への要求が過剰に高くなってしまう。
一方、持続可能な開発目標(SDGs)の一つである、「人及び国の不平等をなくそう」に対し、視覚障害者に対しても容器の収容物の情報等を伝達することは、大きな意義がある。この点については、容器に特徴的な凹凸形状(いわゆる「点字情報」)を持たせることにより、この課題を解決することができる。
また、3Dプリンターを用いて点字情報となる凸形状を形成することは可能であるが、容器上に接着するだけなので、必ずしも衝撃には強くない。そのため、製造時や物流、店頭での衝撃に対し、点字情報が正確に担保されないリスクがある。これに対して、レーザーマーキングであれば、樹脂素材そのものに凹凸形状を形成するので、樹脂容器と同等の強度で点字情報を提供することが可能である。
以上の理由から、従来の飲料用ボトルの生産、回収、リサイクルに適合した、ラベルレス化する収容技術において、点字情報として利用可能な特徴的な凹凸形状を容易に形成することができ、視覚障害者が触覚により情報を容易に認識できることは未だ十分に実現できていないのが現状である。
したがって、本発明の収容容器は、容器本体と、容器本体の表面に形成された、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、この構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、を有する。
本発明においては、ペットボトル等の収容容器に対して、感熱発色系発泡剤の混入、又は3Dプリンター等による凸形状を付加することなく、容器本体の表面に凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、この構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段を形成する。
<容器本体>
容器本体としては、その材質、形状、大きさ、構造、色などについて特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
容器本体の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、樹脂、ガラスなどが挙げられる。これらの中でも、透明な樹脂又は透明なガラスがより好ましく、透明な樹脂が特に好ましい。
また、近年リサイクルで注目されている生分解性樹脂を用いることができる。100%生分解性樹脂を用いることが望ましいが、生分解性樹脂が30%程度であっても、環境へのやさしさは大幅に改善される。
容器本体の樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリブチレンアジペート/テレフタレート(PBAT)、ポリエチレンテレフタレートサクシネート、ポリエチレン(PE)、ポリプロビレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン、エポキシ、バイオポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸ブレンド(PBAT)、スターチブレンドポリエステル樹脂、ポリブチレンテレフタレートサクシネート、ポリ乳酸(PLA)、ポリヒドロキシプチレート/ヒドロキシヘキサノエート(PHBH)、ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)、バイオPET30、バイオポリアミド(PA)610,410,510、バイオPA1012,10T、バイオPA11T,MXD10、バイオポリカーポネート、バイオポリウレタン、バイオPE、バイオPET100、バイオPA11、バイオPA1010などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、環境負荷の点から、ポリビニルアルコール、ポリブチレンアジペート/テレフタレート、ポリエチレンテレフタレートサクシネート等の生分解性樹脂が好ましい。
容器本体の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル状、円柱状、四角柱状、箱状、錐体状などが挙げられる。これらの中でも、ボトル状が好ましい。
ボトル状の容器本体は、口部と、口部に連結された肩部と、肩部に連結された胴部と、胴部に連結された底部とを備えている。
容器本体の大きさとしては、特に制限はなく、容器の用途に応じて適宜選定することができる。
容器本体の構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、単層構造であっても複数層構造であっても構わない。
容器本体の色としては、例えば、無色透明、有色透明、有色不透明などが挙げられる。
<情報提示手段>
情報提示手段は、容器本体の表面に形成された、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、この構造に触れた際の触覚により情報を提示する手段であり、例えば、点字情報などが挙げられる。
凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造は、容器本体に対してレーザー照射することにより容器本体の表面が溶融・変形して形成されるが、場合によっては、切削又は酸化反応を利用しても形成してもよい。
使用するレーザーとしては、樹脂からなる容器本体にマーキングが可能なレーザーであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ピコ秒レーザー、ナノ秒レーザー、フェムト秒レーザー、COレーザーなどが挙げられる。
情報提示手段としては、例えば、図2~図10に示す凹部21、凸部22、第一の構造23、第二の構造24、第三の構造25、又はこれらの組み合わせなどが挙げられる。より具体的には、第四の構造26、第五の構造27等で示される点字情報などが挙げられる。
凸部の高さL1は、次式、30μm≦L1≦300μm、を充たすことが好ましく、次式、100μm≦L1≦200μm、を充たすことがより好ましい。
凸部の高さL1が30μmを下回ると、凸部として認識できず点字としての認識が困難になる。一方、凸部の高さL1が300μmを上回ると、加工時の発熱が大きくなりすぎて、凹部の強度が著しく低減し、極端な場合には収容物の漏れが生じることがある。
凸部の高さL1は、例えば、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により測定することができる。
容器本体の厚みをL2とし、凹部の凹み量をL3とすると、次式、L3/L2≦0.5、を充たすことが好ましく、次式、0.1≦L3/L2≦0.3、を充たすことがより好ましい。
L3/L2が0.5を上回ると、凹部の強度が著しく低減し、極端な場合には収容物の漏れが生じることがある。
容器本体の厚みL2は、100μm以上600μm以下であることが好ましい。
凹部の凹み量L3は、50μm以上200μm以下であることが好ましい。
容器本体の厚みL2及び凹部の凹み量L3は、例えば、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により測定することができる。
凹部及び該凹部と連続した凸部からなる構造の集合体における間隔は、2mm以下であることが好ましく、1.6mm以下であることがより好ましい。
ここで、集合体とは、複数の構造が集まったものを意味する。
凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の集合体における間隔が2mm以下であることにより、視覚障害者が、確実に情報を認識することができる。
ここで、本発明の収容容器の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。また、下記構成部材の数、位置、形状などは本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好ましい数、位置、形状などにすることができる。
<第1の実施形態>
図2の(a)は、第1の実施形態に係る、容器本体15の表面をレーザー照射することにより形成された、凹部21及び該凹部と連続した凸部22からなる少なくとも1つの構造を示す概略断面図である。図2の(b)は、図2の(a)の構造を上方から見た第一の構造23を示す模式図である。
図2では、凹部21と更に連続した2mm以内の距離で配置した第一の構造23とを有する。この第一の構造23の外周部に凸部22が形成されている。
図2では、凹部21、凸部22、及び第一の構造23は、レーザー照射により形成したものであるが、特に制限はなく、例えば、切削又は酸化反応を利用しても形成してもよい。
図3の(a)は、第1の実施形態に係る、容器本体15の表面をレーザー照射することにより形成された、凹部21及び該凹部と連続した凸部22からなる少なくとも1つの構造の別の例を示す概略断面図である。図3の(b)は、図3の(a)の凹部を上方から見た第一の構造23を示す模式図である。
図3では、凹部21と更に連続した2mm以内の距離で配置させた第一の構造23とを有する。この第一の構造23の外周部に凸部22が形成されている。
図4に示すように、第一の構造23の上部には、更に微細な第二の構造24となる凹凸が形成されている。この図4は、凹部21及び第二の構造24となる凹凸の一つを側面から見た概略図である。
図5は、第一の構造及び第二の構造を、2mm以内の距離で集合した第三の構造25を示す。この第三の構造25は点字の点の要素を示す。この第三の構造25の外周部に凸部22が形成されている。
図6に示すように、第三の構造25を2mm以上離間して配列させ、第四の構造26を形成する。第四の構造26は点字の一文字を示し、図6は点字の「り」を示す。
図7に示すように、第四の構造26を2mm以上離間して配列させ、第五の構造27とする。この第五の構造27は、触れた際の触覚により情報提示する情報提示手段の一例を示し、図7の第五の構造27は点字の「りこー」を示す。
<第2の実施形態>
第2の実施形態における第三の構造25としては、図8A、図8B、及び図8Cのいずれかに示すものであってもよい。図8A、図8B、及び図8Cは、点字の点の要素を示す。
第2の実施形態における第四の構造26としては、図9A及び図9Bのいずれかで示すものであってもよい。この第四の構造26は点字の一文字を示し、図9A及び図9Bは、点字の「り」を示す。
第2の実施形態における第五の構造27は、図10に示すものであってもよい。この第五の構造27は、触れた際の触覚により情報提示する情報提示手段の一例を示し、図10の第五の構造27は点字の「りこー」を示す。
第五の構造27は、図11Aに示すように収容容器30の上部、図11Bに示すように収容容器30の中央部、又は図11Cに示すように収容容器30の下部に形成することができる。また、第五の構造27は、図12に示すように、収容容器30の底部に形成してもよい。
<第3の実施形態>
図13は、第3の実施形態に係る容器本体にレーザー照射を行うことにより得られた凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、この構造を触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段の一例を示す図である。図14は、図13の断面形状を示す図である。図13は、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により撮影した写真であり、図14は、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により求めた断面図である。
第3の実施形態におけるレーザー照射条件は、波長:355nm、繰り返し周波数:30kHz、平均出力:3W、積算パルス数:80パルス以上である。
・凸部最高部間隔(凸部直径):1085.50μm
・凸部最高部(L1):91.95μm~65.29μm
・凹部最低部(L3):57.94μm
・容器本体の平均厚み(L2):600μm
・L3/L2:0.1
<第4実施形態>
図15は、第4の実施形態に係る容器本体にレーザー照射を行うことにより得られた凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段の一例を示す図である。図16は、図15の断面形状を示す図である。図15は、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により撮影した写真であり、図16は、株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX-5000により求めた断面図である。
第4の実施形態におけるレーザー照射条件は、波長:355nm、繰り返し周波数:30kHz、平均出力:3W、積算パルス数:80パルス以上である。
・凸部最高部間隔(凸部直径):1051.57μm
・凸部最高部(L1):82.49μm~123.08μm
・凹部最低部(L3):263.46μm
・容器本体の平均厚み(L2):600μm
・L3/L2:0.4
(収容体)
本発明の収容体は、本発明の収容容器と、収容容器に収容されている収容物と、収容物を収容容器内に密閉する密閉手段と、を有し、更に必要に応じてその他の部材を有する。
<収容物>
収容物としては、例えば、液体、気体、粒状固形物などが挙げられる。
液体としては、水、お茶、コーヒー、紅茶、清涼飲料水などが挙げられる。収容物が液体飲料である場合には、透明、白色、黒色、茶色、又は黄色等の色を有していることが多い。
気体としては、例えば、酸素、水素、窒素などが挙げられる。
粒状固形物としては、例えば、果肉、野菜、ナタデココ、タピオカ、ゼリー、コンニャクなどの細片又は粒子などが挙げられる。
<密閉手段>
密閉手段は、収容物を収容容器内に密閉する手段であり、「容器のキャップ」と称することもある
密閉手段は、その材質、形状、大きさ、構造、色などについて特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
密閉手段の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、樹脂、ガラス、金属、セラミックスなどが挙げられる。これらの中でも、成形性の点から樹脂が好ましい。
密閉手段の樹脂としては、上記容器の本体の樹脂を同様なものを用いることができる。
密閉手段の色としては、例えば、有色不透明、有色透明などが挙げられる。
密閉手段の形状及び大きさとしては、容器本体の開口部を封じる(閉封する)ことができる形状及び大きさであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
密閉手段の構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、開封した時に容器本体から離れる第1の部分と、容器本体に残る第2の部分とを有することが好ましい。
第1の部分の側面には、開封時に手が滑らないように、表面に凹凸形状が形成されていることが好ましい。第2の部分の側面には、凹凸形状は形成されておらず、表面は平坦であることが好ましい。
(収容容器の製造方法及び収容容器の製造装置)
本発明の収容容器の製造方法は、本発明の前記収容容器を製造する方法であって、レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射工程を含み、更に必要に応じてその他の工程を含む。
本発明の収容容器の製造装置は、本発明の前記収容容器を製造する装置であって、レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射手段を有し、更に必要に応じてその他の手段を有する。
本発明の一態様において、レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成することが好ましい。
本発明の一態様において、レーザービームを走査することにより、レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成することが好ましい。
本発明の一態様において、複数のレーザービームを有し、レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成することが好ましい。
前記レーザービームのスポット径は1μm以上200μm以下が好ましく、10μm以上100μm以下がより好ましい。
本発明の容器の製造方法においては、描画対象である容器本体を回転させながら、レーザーを照射し、像形成を行うことができる。
装置の構成については、レーザー位置は固定で容器側を動かす場合と、容器側が固定でレーザー位置を動かす場合がある。
また、容器本体を動かす場合、一定角度回転させ、レーザー描画を行った後、また同じ角度回転させ、再度レーザー描画を行うといった、同期制御により像形成をするものや、容器本体を等速回転とし、レーザー描画を行う場合がある。容器保持部は口部、本体部、あるいは底部でもよい。
なお、容器本体は加工時縦置きでも横置きでも斜め置きでもよい。
容器本体がコンベア等を通過する際に一方からマーキングしてもよく、コンベアなどを通過する際に複数個所から同時にマーキングしてもよい。
レーザー光源の波長は、紫外線領域又は可視光領域だけでなく、近赤外線領域から中赤外線領域も好適である。具体的には、1,200nm以上1,500nm以下の波長領域のも好適である。
ここで、図17は、収容容器の製造装置の一例を示す概略図であり、回転機構11により描画対象である容器本体15を回転させながら、マーキング部12からレーザー13を照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成するものである。描画対象である容器本体15はコンベア14上に載置され、コンベア14により移動されながらマーキングされる。図17は、コンベアの進行方向から見た図である。
レーザー位置は固定で回転機構11により容器本体を動かす場合と、容器本体が固定でレーザー位置を動かす場合がある。
また、容器本体を動かす場合、一定角度回転させ、レーザー描画を行った後、また同じ角度回転させ、再度レーザー描画を行うといった、同期制御によりレーザー描画を行う場合や、容器本体を等速回転とし、レーザー描画を行う場合がある。
容器保持部は口部でも容器本体部でも底部でもよい。収容容器は加工時縦置きでも横置きでも斜め置きでもよい。
図18に示すようにコンベア等を通過する際に一方からレーザーマーキングしてもよいし、図19に示すようにコンベア等を通過する際に複数個所から同時にレーザーマーキングしてもよい。
図20は、容器本体15の傾斜部に描画できるように容器本体15に対して傾斜を持たせてマーキング部12を配置したものである。容器本体15に対して傾斜している箇所については、容器本体15に対して所定角度傾斜してマーキング部12を配置したものであり、その角度は調整可能である。
図21は、容器本体15を横置きにした場合の収容容器の製造装置の一例を示している。
図22は、収容容器の製造装置におけるマーキング部の一例を示す機能ブロック図である。マーキング部は、レーザー光制御部と、レーザー駆動部と、容器保持部とを備えている。なお、容器保持部は無い場合もあり、レーザー駆動部には走査部がない場合もある。
本発明の収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の走査部(ラスター)については、図23Aに示すような構成を備えている。
図23Aに示すように、収容容器の製造装置10は、レーザー発振器1と、ビームエキスパンダ2と、走査用光学素子3と、集光用光学素子4と、回転機構11とを有する。
図23Bは、本発明の収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の走査部の処理手順を示すフローチャートである。図23Aを参照して走査部の処理手順について説明する。
ステップS10では、収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の走査部は、レーザー発振器1からレーザー光を射出すると、処理をS11に移行する。
ステップS11では、走査部は、ビームエキスパンダ2によりレーザー光の光束径を変更すると、処理をS12に移行する。
ステップS12では、走査部は、走査用光学素子3によりレーザー光を走査すると、処理をS13に移行する。
ステップS13では、走査部は、集光用光学素子4によりレーザー光を集光すると、処理をS14に移行する。
ステップS14では、走査部は、容器本体15にレーザー光が照射されると、本処理を終了する。
本発明の収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の光学系をアレイ化した場合については、図24Aに示すような構成を備えている。
図24Aに示すように、収容容器の製造装置10は、レーザー光源6と、回転機構11とを有する。レーザー光源6は、アレイ状に配列する複数の光学素子(集光レンズ)7を有する。
図24Bは、本発明の収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の光学系の処理手順を示すフローチャートである。図24Aを参照してレーザー駆動部の光学系の処理手順について説明する。
ステップS20では、本発明の収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の光学系は、レーザー光源(n個)6からレーザー光を射出すると、処理をS21に移行する。
ステップS21では、レーザー駆動部の光学系は、アレイ状の光学素子(集光用、n個)7によりレーザー光を集光すると、処理をS22に移行する。
ステップS22では、レーザー駆動部の光学系は、容器本体15にレーザー光が照射されると、本処理を終了する。
以上、容器の製造装置の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 容器本体と、
前記容器本体の表面に形成された、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、前記構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、
を有することを特徴とする収容容器である。
<2> 前記凸部の高さL1が、次式、30μm≦L1≦300μm、を充たす、前記<1>に記載の収容容器である。
<3> 前記容器本体の厚みをL2とし、前記凹部の凹み量をL3とすると、次式、L3/L2≦0.5、を充たす、前記<1>から<2>のいずれかに記載の収容容器である。
<4> 前記凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の集合体における間隔が2mm以下である、前記<1>から<3>のいずれかに記載の収容容器である。
<5> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の収容容器と、
前記収容容器に収容されている収容物と、
前記収容物を前記収容容器内に密閉する密閉手段と、
を有することを特徴とする収容体である。
<6> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の収容容器を製造する方法であって、
レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射工程を含むことを特徴とする収容容器の製造方法である。
<7> レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<6>に記載の収容容器の製造方法である。
<8> レーザービームを走査することにより、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<6>から<7>のいずれかに記載の収容容器の製造方法である。
<9> 複数のレーザービームを有し、前記複数のレーザービームをそれぞれ独立変調して、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<6>から<8>のいずれかに記載の収容容器の製造方法である。
<10> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の収容容器を製造する装置であって、
レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射手段を有することを特徴とする収容容器の製造装置である。
<11> レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<10>に記載の収容容器の製造装置である。
<12> レーザービームを走査することにより、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<10>から<11>のいずれかに記載の収容容器の製造装置である。
<13> 複数のレーザービームを有し、前記複数のレーザービームをそれぞれ独立変調して、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、前記<10>から<12>のいずれかに記載の収容容器の製造装置である。
前記<1>から<4>のいずれかに記載の収容容器、前記<5>に記載の収容体、前記<6>から<9>のいずれかに記載の収容容器の製造方法、及び前記<10>から<13>のいずれかに記載の収容容器の製造装置によると、従来における諸問題を解決し、本発明の目的を達成することができる。
10 収容容器の製造装置
11 回転機構
12 マーキング部
13 レーザー
14 コンベア
15 容器本体
21 凹部
22 凸部
23 第一の構造
24 第二の構造
25 第三の構造
26 第四の構造
27 第五の構造
30 収容容器
特開2006-76210号公報 特開2002-49314号公報
図1は、ペットボトルの循環型リサイクルの促進の状況を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態に係る容器本体表面にレーザーマーキングによる凹部及び第一の構造を形成した状態の一例を示す概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る容器本体表面にレーザーマーキングによる凹部及び第一の構造を形成した状態の他の一例を示す概略図である。 図4は、第1の実施形態に係る容器本体表面に形成された第二の構造となる凹凸の1つ凹部を示す側面視図である。 図5は、第1の実施形態に係る第一の構造と第二の構造からなる構成を2mm以内の距離で集合した第三の構造の一例を示す概略図である。 図6は、第1の実施形態に係る第三の構造を2mm以上離間して配列させた第四の構造の一例を示す概略図である。 図7は、第1の実施形態に係る第四の構造を2mm以上離間させて配列させた第五の構造の一例を示す概略図である。 図8Aは、第2の実施形態に係る第三の構造の一例を示す概略図である。 図8Bは、第2の実施形態に係る第三の構造の他の一例を示す概略図である。 図8Cは、第2の実施形態に係る第三の構造の他の一例を示す概略図である。 図9Aは、第2の実施形態に係る第四の構造の一例を示す概略図である。 図9Bは、第2の実施形態に係る第四の構造の他の一例を示す概略図である。 図10は、第2の実施形態に係る第五の構造の一例を示す概略図である。 図11Aは、第五の構造が収容容器に形成された状態の一例を示す概略図である。 図11Bは、第五の構造が収容容器に形成された状態の他の一例を示す概略図である。 図11Cは、第五の構造が収容容器に形成された状態の他の一例を示す概略図である。 図12は、第五の構造が収容容器の底部に形成された状態の一例を示す概略図である。 図13は、第3の実施形態に係るレーザーマーキングを行って得られた部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の一例を示す写真である。 図14は、図13の断面形状を示す図である。 図15は、第4実施形態に係るレーザーマーキングを行って得られた部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の一例を示す写真である。 図16は、図15の断面形状を示す図である。 図17は、収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図18は、収容容器の製造装置の他の一例を示す概略図である。 図19は、収容容器の製造装置の他の一例を示す概略図である。 図20は、容器本体の傾斜部に描画できるように容器本体に対して傾斜を持たせてマーキング部を配置した収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図21は、容器本体を横置きに配置した場合の収容容器の製造装置の一例を示す概略図である。 図22は、収容容器の製造装置の一例を示す機能ブロック図である。 図23Aは、収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の走査部(ラスター)の構成の一例を示す概略図である。 図23Bは、図23Aの収容容器の製造装置を用いた処理を示すフローチャートである。 図24Aは、収容容器の製造装置におけるレーザー駆動部の光学系をアレイ化した場合の構成の一例を示す概略図である。 図24Bは、図23Aの収容容器の製造装置を用いた処理を示すフローチャートである。

Claims (10)

  1. 容器本体と、
    前記容器本体の表面に形成され、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を含み、前記構造に触れた際の触覚により情報を提示する情報提示手段と、
    を有することを特徴とする収容容器。
  2. 前記凸部の高さL1が、次式、30μm≦L1≦300μm、を充たす、請求項1に記載の収容容器。
  3. 前記容器本体の厚みをL2とし、前記凹部の凹み量をL3とすると、次式、L3/L2≦0.5、を充たす、請求項1から2のいずれかに記載の収容容器。
  4. 前記凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造の集合体における間隔が2mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載の収容容器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の収容容器と、
    前記収容容器に収容されている収容物と、
    前記収容物を前記収容容器内に密閉する密閉手段と、
    を有することを特徴とする収容体。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の収容容器を製造する方法であって、
    レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射工程を含むことを特徴とする収容容器の製造方法。
  7. レーザービームの強度を変調し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、請求項6に記載の収容容器の製造方法。
  8. レーザービームを走査することにより、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、請求項6から7のいずれかに記載の収容容器の製造方法。
  9. 複数のレーザービームを有し、前記複数のレーザービームをそれぞれ独立変調して、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する、請求項6から8のいずれかに記載の収容容器の製造方法。
  10. 請求項1から4のいずれかに記載の収容容器を製造する装置であって、
    レーザービームを容器本体に照射し、凹部及び該凹部と連続した凸部からなる少なくとも1つの構造を形成する照射手段を有することを特徴とする収容容器の製造装置。

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