JP2023085032A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータのコイルを冷却すること。【解決手段】モータは、回転軸を中心に回転するロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、を備える。ステータは、ステータコアと、ステータに支持され、ステータコアから軸方向に突出するコイルエンド部を含むコイルと、コイルに支持され、コイルエンド部から軸方向に突出する絶縁性のシートと、を有する。ロータは、コイルエンド部に冷却媒体を供給する供給口を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、モータに関する。
モータに係る技術分野において、特許文献1に開示されているような電動機が知られている。
モータは、コイルを有する。コイルの温度が過度に上昇すると、コイルを覆う絶縁膜が劣化する可能性がある。絶縁膜が劣化すると、モータの性能が低下する可能性がある。
本開示は、モータのコイルを冷却することを目的とする。
本開示に従えば、回転軸を中心に回転するロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、を備え、ステータは、ステータコアと、ステータに支持され、ステータコアから軸方向に突出するコイルエンド部を含むコイルと、コイルに支持され、コイルエンド部から軸方向に突出する絶縁性のシートと、を有し、ロータは、コイルエンド部に冷却媒体を供給する供給口を有する、モータが提供される。
本開示によれば、モータのコイルが冷却される。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
第1実施形態について説明する。
<モータ>
図1は、実施形態に係るモータ1を模式的に示す断面図である。実施形態において、モータ1は、スイッチトリラクタンスモータである。図1に示すように、モータ1は、ロータ2と、ステータ3と、ハウジング4とを備える。
図1は、実施形態に係るモータ1を模式的に示す断面図である。実施形態において、モータ1は、スイッチトリラクタンスモータである。図1に示すように、モータ1は、ロータ2と、ステータ3と、ハウジング4とを備える。
モータ1は、インナロータ型である。ステータ3は、ロータ2の周囲に配置される。ロータ2は、回転軸AXを中心に回転する。ハウジング4は、ステータ3の周囲に配置される。
実施形態において、ロータ2の回転軸AXと平行な方向を適宜、軸方向、と称し、回転軸AXの周囲を周回する方向を適宜、周方向、と称し、回転軸AXの放射方向を適宜、径方向、と称する。
軸方向においてモータ1の中心から規定の方向に離隔する方向又は遠い位置を適宜、軸方向一方側、と称し、軸方向において軸方向一方側の反対側を適宜、軸方向他方側、と称する。周方向において規定の方向を適宜、周方向一方側、と称し、周方向において周方向一方側の反対側を適宜、周方向他方側、と称する。径方向において回転軸AXから離隔する方向又は遠い位置を適宜、径方向外側、と称し、径方向において径方向外側の反対側を適宜、径方向内側、と称する。
ロータ2は、ロータシャフト21と、ロータシャフト21の周囲に配置されるロータコア22と、ロータコア22の軸方向一方側の端面及び軸方向他方側の端面のそれぞれに配置されるブレード23とを有する。
ロータシャフト21は、軸方向に延伸する棒状の部材である。ロータコア22は、ロータシャフト21の周囲に配置される。ロータコア22は、磁性体である。ブレード23は、ロータコア22の軸方向一方側の端面及びロータコア22の軸方向他方側の端面のそれぞれに配置される。ロータコア22は、一対のブレード23に挟まれる。ロータシャフト21とロータコア22とブレード23とは固定される。
ステータ3は、ステータコア31と、ステータコア31に支持される複数のコイル32と、コイル32に支持される絶縁性のシート50とを有する。ステータコア31は、ロータコア22の周囲に配置される円筒状の部材である。ステータコア31は、磁性体である。コイル32は、インシュレータを介してステータコア31のティースに巻かれる。コイル32は、ステータコア31から軸方向に突出するコイルエンド部16を含む。シート50は、コイルエンド部16から軸方向に突出する。コイルエンド部16は、ステータコア31の軸方向一方側及び軸方向他方側のそれぞれに配置される。シート50は、軸方向一方側のコイルエンド部16及び軸方向他方側のコイルエンド部16のそれぞれに支持される。
ハウジング4は、ロータ2の少なくとも一部及びステータ3を収容する。ステータコア31は、ハウジング4の内面に固定される。ロータシャフト21は、一対の軸受41に回転可能に支持される。軸受41は、ハウジング4に支持される。また、ロータシャフト21の外面とハウジング4との間にシール部材42が設けられる。
ロータ2は、コイルエンド部16に冷却媒体を供給する供給口25を有する。供給口25は、ブレード23に設けられる。供給口25は、周方向に間隔をあけて複数設けられる。実施形態において、冷却媒体は、油である。
供給口25は、コイル32よりも径方向内側に配置される。供給口25は、径方向外側を向くように配置される。供給口25は、コイルエンド部16よりも径方向内側から、コイルエンド部16に向かって冷却媒体を噴射する。軸方向において、供給口25は、コイルエンド部16の軸方向の端面34よりも内側に配置される。供給口25は、コイルエンド部16の径方向内側の内面35に対向可能である。
ロータ2は、ロータシャフト21の内部に設けられた供給通路26と、ロータコア22の内部に設けられた供給通路27と、ブレード23の内部に設けられた供給通路28とを有する。供給通路27は、供給通路26と供給通路28とを繋ぐ。供給通路27は、ハウジング4の内部に設けられた供給通路43に接続される。
ポンプのような冷媒供給部44とハウジング4の供給通路43とが接続される。冷媒供給部44から送出された冷却媒体は、供給通路43を介して供給通路26に流入する。供給通路26を流通した冷却媒体は、供給通路27及び供給通路28を介して供給口25に供給される。
供給口25は、供給通路26、供給通路27、及び供給通路28を介して供給された冷却媒体をコイルエンド部16に供給する。ロータ2の回転により、供給口25からコイルエンド部16に冷却媒体が噴射される。
供給口25から噴射された冷却媒体の少なくとも一部は、コイルエンド部16の内面35に当たる。これにより、コイルエンド部16の少なくとも径方向内側の部分が冷却媒体により冷却される。
供給口25から噴射された冷却媒体の少なくとも一部は、コイルエンド部16の端面34を通過するように径方向外側に移動する可能性がある。実施形態においては、コイルエンド部16の端面34から軸方向に突出するシート50が設けられる。供給口25から噴射された冷却媒体の少なくとも一部は、シート50に当たる。シート50は、供給口25から噴射された冷却媒体がコイルエンド部16よりも径方向外側に移動することを阻止する。シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16に供給される。
シート50は、径方向に複数配置される。シート50の少なくとも一部は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。コイルエンド部16の径方向外側の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向外側の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却媒体により冷却される。
すなわち、供給口25から噴射された冷媒媒体がコイルエンド部16に直接当たることにより、コイルエンド部16の少なくとも径方向内側の部分が冷却され、供給口25から噴射された冷媒媒体がシート50に当たることにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却される。これにより、コイルエンド部16は、満遍なく冷却される。
なお、ロータシャフト21は、対象物RSに接続される。対象物RSとして、建設機械の一種であるハイブリッドショベルに搭載されるエンジンが例示される。モータ1は、エンジンにより駆動される発電機として機能する。
なお、モータ1は縦置き型でもよいし横置き型でもよい。すなわち、モータ1は、回転軸AXと鉛直方向とが平行になるように配置されてもよいし、回転軸AXと鉛直方向とが直交になるように配置されてもよい。
なお、複数の供給口25のうち少なくとも一部の供給口25は、軸方向において端面34よりも外側に配置され、端面34に向かって冷却媒体を噴射してもよい。
<ステータ>
図2は、実施形態に係るステータ3を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るステータ3を示す斜視図である。
ステータコア31は、積層された複数の鋼板を含む。ステータコア31は、ヨーク9と、ティース10とを有する。ヨーク9は、回転軸AXの周囲に配置される。ヨーク9は、回転軸AXを中心とする筒状である。ティース10は、ヨーク9の内面から径方向内側に突出する。ティース10は、周方向に間隔をあけて複数配置される。実施形態において、ティース10は、24個設けられる。
ステータコア31の表面は、端面31Aと、端面31Bと、内面31Sと、外面31Tとを含む。
端面31Aは、軸方向一方側を向く。端面31Aは、軸方向一方側を向くヨーク9の端面と、軸方向一方側を向くティース10の端面とを含む。ヨーク9の端面とティース10の端面とは、面一である。端面31Aと回転軸AXに平行な軸とは、直交する。
端面31Bは、軸方向他方側を向く。端面31Bは、軸方向他方側を向くヨーク9の端面と、軸方向他方側を向くティース10の端面とを含む。ヨーク9の端面とティース10の端面とは、面一である。端面31Bと回転軸AXに平行な軸とは、直交する。
内面31Sは、径方向内側を向く。内面31Sは、ティース10の内面を含む。内面31Sは、ロータ2に対向する。内面31Sは、回転軸AXに平行である。
外面31Tは、径方向外側を向く。外面31Tは、ヨーク9の外面を含む。外面31Tは、回転軸AXに平行である。回転軸AXと直交する面内において、外面31Tは、回転軸AXを中心とする円形状である。
コイル32は、不図示のインシュレータを介してステータコア31に装着される。コイル32は、複数設けられる。複数のコイル32は、別々に形成される。実施形態において、コイル32は、所謂カセットコイルである。1つのコイル32は、1つの導体14を螺旋状に巻くことにより形成される。螺旋状に巻かれる導体14として、真四角線、平角線、及び丸線が例示される。なお、1つのコイル32は、複数の導体14を螺旋状に接続することにより形成されてもよい。
コイル32は、ティース10に装着される。隣り合うティース10の間にスロット13が設けられる。スロット13は、周方向に複数設けられる。実施形態において、スロット13は、24個設けられる。スロット13は、軸方向に延伸する。スロット13の軸方向一方側の端部は、端面31Aに接続される。スロット13の軸方向他方側の端部は、端面31Bに接続される。コイル32の一部は、スロット13に配置される。コイル32の一部は、ステータコア31から軸方向に突出する。
1つのコイル32が1つのティース10に装着される。周方向に隣接する第1のコイル32の一部と第2のコイル32の一部とが1つのスロット13に配置される。実施形態において、コイル32の巻線方式は、1つのコイル32が1つのティース10に装着される集中巻である。また、コイル32の巻線方式は、第1のコイル32の一部と第2のコイル32の一部とが1つのスロット13に配置される二層巻である。
モータ1は、3相モータである。コイル32は、U相コイル32Uと、V相コイル32Vと、W相コイル32Wとを含む。実施形態において、コイル32は、12個設けられる。U相コイル32Uは、4個設けられる。V相コイル32Vは、4個設けられる。W相コイル32Wは、4個設けられる。
1つのV相コイル32Vが、U相コイル32Uの周方向一方側の隣に配置される。1つのW相コイル32Wが、V相コイル32Vの周方向一方側の隣に配置される。1つのU相コイル32Uが、W相コイル32Wの周方向一方側の隣に配置される。一対のU相コイル32Uが、径方向に対向して配置される。一対のV相コイル32Vが、径方向に対向して配置される。一対のW相コイル32Wが、径方向に対向して配置される。
複数のU相コイル32Uは、渡り線を介して接続される。複数のV相コイル32Vは、渡り線を介して接続される。複数のW相コイル32Wは、渡り線を介して接続される。渡り線は、端子部17に接続される。
図3は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図4は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
実施形態において、コイル32を形成する導体14は、平角線であることとする。なお、コイル32を形成する導体は、板状のセグメント導体でもよい。板状のセグメント導体が螺旋状に接続されることによって、コイル32が形成されてもよい。
図2、図3、及び図4に示すように、コイル32は、コイル本体部15と、コイルエンド部16と、端子部17とを有する。コイル本体部15は、スロット13に配置される。コイルエンド部16は、ステータコア31から軸方向に突出する。端子部17は、コイルエンド部16から周方向に突出する。
コイル本体部15は、コイル32に一対設けられる。コイル本体部15は、第1コイル本体部151と、第2コイル本体部152とを含む。第1コイル本体部151が所定のスロット13に配置された場合、第2コイル本体部152は、第1コイル本体部151が配置されているスロット13の1つ隣のスロット13に配置される。周方向に隣接する第1のコイル32の第1コイル本体部151と第2のコイル32の第2コイル本体部152とが1つのスロット13に配置される。
コイルエンド部16は、コイル32に一対設けられる。コイルエンド部16は、第1コイルエンド部161と、第2コイルエンド部162とを含む。第1コイルエンド部161は、ステータコア31の端面31Aから軸方向一方側に突出する。第2コイルエンド部162は、ステータコア31の端面31Bから軸方向他方側に突出する。
端子部17は、コイル32に一対設けられる。端子部17は、第1端子部171と、第2端子部172とを含む。第1端子部171は、導体14の巻き始め側の端部を含む。第2端子部172は、導体14の巻き終わり側の端部を含む。なお、第2端子部172が導体14の巻き始め側の端部を含み、第1端子部171が導体14の巻き終わり側の端部を含んでもよい。
シート50は、コイルエンド部16から軸方向に突出する。図3及び図4に示すように、シート50は、第1コイルエンド部161に支持される。シート50は、第1コイルエンド部161から軸方向一方側に突出する。なお、図3及び図4には図示されていないが、シート50は、第2コイルエンド部162に支持されてもよい。シート50は、第2コイルエンド部162から軸方向他方側に突出してもよい。
シート50は、電気絶縁性である。シート50として、絶縁紙が例示される。なお、シート50は、合成樹脂製でもよい。
コイル32は、径方向に配置される複数の導体14を有する。コイルエンド部16において、複数の導体14は、周方向に延びるように配置される。コイルエンド部16において、複数の導体14は、相互に平行に配置される。
シート50は、コイル32に支持される。シート50は、コイルエンド部16において、径方向に隣接する一対の導体14に挟まれる。シート50が一対の導体14に挟まれた状態で、コイル32にモールド材が塗布される。モールド材として、ワニスが例示される。モールド材により、シート50と導体14とが固定される。
シート50は、径方向に複数配置される。径方向に隣接する一対の導体14に1枚のシート50が挟まれる。
図3及び図4に示す例において、シート50は、径方向に8枚配置される。シート50は、最も径方向内側に配置される第1のシート50と、第1のシート50に次いで径方向内側に配置される第2のシート50と、第2のシート50に次いで径方向内側に配置される第3のシート50と、第3のシート50に次いで径方向内側に配置される第4のシート50と、第4のシート50に次いで径方向内側に配置される第5のシート50と、第5のシート50に次いで径方向内側に配置される第6のシート50と、第6のシート50に次いで径方向内側に配置される第7のシート50と、最も径方向外側に配置される第8のシート50とを含む。
複数のシート50のうち、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置され、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心に配置され、一部のシートは、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。図3及び図4に示す例において、複数のシート50は、コイルエンド部16の径方向内側の部分と径方向外側の部分との間において、径方向に等間隔で配置される。
また、図3及び図4に示す例において、コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向外側に配置されるシート50ほど大きい。すなわち、第1のシート50の突出量が最も小さく、第1のシート50に次いで第2のシート50の突出量が大きく、第2のシート50に次いで第3のシート50の突出量が大きく、第3のシート50に次いで第4のシート50の突出量が大きく、第4のシート50に次いで第5のシート50の突出量が大きく、第5のシート50に次いで第6のシート50の突出量が大きく、第6のシート50に次いで第7のシート50の突出量が大きく、第8のシート50の突出量が最も大きい。
上述のように、供給口25から噴射された冷却媒体の少なくとも一部は、コイルエンド部16の内面35に当たらずに、コイルエンド部16の端面34を通過するように径方向外側に移動する可能性がある。実施形態においては、コイルエンド部16の端面34から軸方向に突出するシート50が設けられる。供給口25から噴射された冷却媒体の少なくとも一部は、シート50に当たる。シート50は、供給口25から噴射された冷却媒体が端面34を通過して径方向外側に移動することを阻止する。シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16に供給される。
図3及び図4に示す例において、コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向外側に配置されるシート50ほど大きい。そのため、供給口25から噴射された冷却媒体は、複数のシート50のそれぞれに満遍なく当たることができる。シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16に供給される。コイルエンド部16は、冷却媒体により満遍なく冷却される。
シート50は、コイル32の放熱フィンとして機能する。コイル32とシート50とは接触する。コイル32の熱は、シート50を介して放散される。シート50が高熱伝導性材料により形成されることにより、コイル32の熱は、効率良く放散される。コイル32の導体14が絶縁膜に覆われる場合、例えば絶縁膜の熱伝導率よりも高い熱伝導率の材料でシート50が形成されることにより、コイル32の熱は、効率良く放散される。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図5は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図6は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
図5及び図6に示すように、シート50は、径方向に複数配置される。複数のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向外側に配置されるシート50ほど大きい。
シート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側には配置されない。コイルエンド部16の径方向外側の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向外側の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却媒体により冷却される。
なお、シート50が径方向に複数配置され、複数のシート50が径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置されてもよい。コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向外側に配置されるシート50ほど大きくてもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。図7は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図8は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
第3実施形態について説明する。図7は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図8は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
図7及び図8に示すように、シート50は、径方向に1枚だけ配置される。シート50は、径方向においてコイルエンド部16のほぼ中心に配置される。
コイルエンド部16の径方向中央の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向中央の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向中央の部分が冷却媒体により冷却される。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。図9は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図10は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
第4実施形態について説明する。図9は、実施形態に係るコイル32及びシート50を径方向から見た図である。図10は、実施形態に係るコイル32及びシート50を周方向から見た図である。
図9及び図10に示すように、シート50は、径方向に1枚だけ配置される。シート50は、径方向においてコイルエンド部16の外側に配置される。
コイルエンド部16の径方向外側の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向外側の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却媒体により冷却される。
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。図11は、実施形態に係るステータ300を示す斜視図である。第5実施形態に係るステータ300は、例えば特開2021-035310号公報に開示されているような、2スロットピッチでティースの周囲に配置されるコイルを有するステータである。
第5実施形態について説明する。図11は、実施形態に係るステータ300を示す斜視図である。第5実施形態に係るステータ300は、例えば特開2021-035310号公報に開示されているような、2スロットピッチでティースの周囲に配置されるコイルを有するステータである。
ステータコア31は、装着ティース11と、非装着ティース12とを有する。コイル32は、U相コイル32Uと、V相コイル32Vと、W相コイル32Wとを含む。
3つの装着ティース11が、周方向に隣り合うように配置される。3つの装着ティース11は、第1装着ティース111と、第2装着ティース112と、第3装着ティース113とを含む。第3装着ティース113は、第2装着ティース112の周方向一方側の隣に配置される。第2装着ティース112は、第1装着ティース111の周方向一方側の隣に配置される。
実施形態において、3つの装着ティース11と1つの非装着ティース12とが、周方向に交互に配置される。
実施形態において、コイル32の巻線方式は、1つのコイル32が複数の装着ティース11に装着される分布巻である。実施形態において、1つのコイル32が2つの装着ティース11に装着される。すなわち、コイル32は、2スロットピッチでステータコア31に装着される。第1コイル本体部151が所定のスロット13に配置された場合、第2コイル本体部152は、第1コイル本体部151が配置されているスロット13の2つ隣のスロット13に配置される。また、コイル32の巻線方式は、1つのコイル32が1つのスロット13に配置される単層巻である。非装着ティース12は、周方向に隣り合う2つのコイル32の間に配置される。
2つのコイル32が組まれた状態で、装着ティース11に装着される。U相コイル32UとV相コイル32Vとが組まれた状態で、装着ティース11に装着される。V相コイル32VとW相コイル32Wとが組まれた状態で、装着ティース11に装着される。W相コイル32WとU相コイル32Uとが組まれた状態で、装着ティース11に装着される。
以下の説明において、U相コイル32UとV相コイル32Vとの組を適宜、コイルセット61、と称する。V相コイル32VとW相コイル32Wとの組を適宜、コイルセット62、と称する。W相コイル32WとU相コイル32Uとの組を適宜、コイルセット63、と称する。
図12は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。実施形態において、コイル32は、板状の導体19により構成される。導体19は、セグメント導体である。複数の導体19が螺旋状に接続されることにより、コイル32が形成される。U相コイル32Uの導体19の間にV相コイル32Vの導体19の一部が配置される。U相コイル32Uの導体19の一部とV相コイル32Vの導体19の一部とが、径方向に交互に配置される。U相コイル32Uの導体19の間にV相コイル32Vの導体19の一部が配置されることにより、U相コイル32UとV相コイル32Vとのコイルセット61が形成される。
同様に、V相コイル32Vの導体19の一部とW相コイル32Wの導体19の一部とが径方向に交互に配置されることにより、V相コイル32VとW相コイル32Wとのコイルセット62が形成される。W相コイル32Wの導体19の一部とU相コイル32Uの導体19の一部とが径方向に交互に配置されることにより、W相コイル32WとU相コイル32Uとのコイルセット63が形成される。コイルセット61、コイルセット62、及びコイルセット63のそれぞれが、ステータコア31に装着される。
図11に示すように、コイルセット61において、U相コイル32Uが第1装着ティース111と第2装着ティース112とに装着され、V相コイル32Vが第2装着ティース112と第3装着ティース113とに装着される。U相コイル32Uの導体19とV相コイル32Vの導体19とは、第2装着ティース112の周囲の一部において径方向に交互に配置される。
コイルセット62において、V相コイル32Vが第1装着ティース111と第2装着ティース112とに装着され、W相コイル32Wが第2装着ティース112と第3装着ティース113とに装着される。V相コイル32Vの導体19とW相コイル32Wの導体19とは、第2装着ティース112の周囲の一部において径方向に交互に配置される。
コイルセット63において、W相コイル32Wが第1装着ティース111と第2装着ティース112とに装着され、U相コイル32Uが第2装着ティース112と第3装着ティース113とに装着される。W相コイル32Wの導体19とU相コイル32Uの導体19とは、第2装着ティース112の周囲の一部において径方向に交互に配置される。
コイル32は、ステータコア31から軸方向に突出するコイルエンド部16を有する。
図12に示すように、コイルセット61において、U相コイル32Uの一部とV相コイル32Vの一部とが、径方向に交互に配置される。シート50は、径方向に隣接するU相コイル32Uの導体19の一部とV相コイル32Vの導体19の一部とに挟まれる。シート50は、U相コイル32UとV相コイル32Vを相間絶縁する。
シート50は、径方向に複数配置される。複数のシート50のうち、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置され、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心に配置され、一部のシートは、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。複数のシート50は、コイルエンド部16の径方向内側の部分と径方向外側の部分との間において、径方向に等間隔で配置される。
また、コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向外側に配置されるシート50ほど大きい。
なお、コイルセット62及びコイルセット63にも、シート50が配置される。コイルセット62及びコイルセット63に配置されるシート50は、コイルセット62に配置されるシート50と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態においても、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16に供給される。コイルエンド部16は、冷却媒体により満遍なく冷却される。
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。図13は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
第6実施形態について説明する。図13は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
図13に示すように、シート50は、径方向に複数配置される。複数のシート50のうち、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置され、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心に配置され、一部のシートは、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。複数のシート50は、コイルエンド部16の径方向内側の部分と径方向外側の部分との間において、径方向に等間隔で配置される。コイルエンド部16からのシート50の突出量は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置されるシート50ほど大きい。
コイルエンド部16の径方向外側の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向外側の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却媒体により冷却される。
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。図14は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
第7実施形態について説明する。図14は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
図14に示すように、シート50は、径方向に複数配置される。複数のシート50のうち、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置され、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心に配置され、一部のシートは、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。複数のシート50は、コイルエンド部16の径方向内側の部分と径方向外側の部分との間において、径方向に等間隔で配置される。径方向においてコイルエンド部16のほぼ中心に配置される1枚シート50の突出量が、他のシート50の突出量よりも大きい。
コイルエンド部16の径方向中央の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向中央の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向中央の部分が冷却媒体により冷却される。
[第8実施形態]
第8実施形態について説明する。図15は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
第8実施形態について説明する。図15は、実施形態に係るコイルセット61及びシート50を示す斜視図である。
図15に示すように、シート50は、径方向に複数配置される。複数のシート50のうち、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも内側に配置され、一部のシート50は、径方向においてコイルエンド部16の中心に配置され、一部のシートは、径方向においてコイルエンド部16の中心よりも外側に配置される。複数のシート50は、コイルエンド部16の径方向内側の部分と径方向外側の部分との間において、径方向に等間隔で配置される。径方向においてコイルエンド部16の外側に配置される1枚シート50の突出量が、他のシート50の突出量よりも大きい。
コイルエンド部16の径方向外側の部分にシート50が配置されることにより、供給口25から噴射され、シート50に当たった冷却媒体は、シート50を伝ってコイルエンド部16の径方向外側の部分に供給される。これにより、コイルエンド部16の径方向外側の部分が冷却媒体により冷却される。
[シートの形状]
以下、シート50の形状の例について説明する。
以下、シート50の形状の例について説明する。
図16は、第1例に係るシート50Aを示す図である。図16に示すように、シート50Aの外形は、長方形状である。シート50Aは、コイルエンド部16における一対の導体14に挟まれる支持部51Aと、コイルエンド部16から軸方向に突出する突出部52Aとを有する。
図17は、第2例に係るシート50Bを示す図である。図17に示すように、シート50Bは、コイルエンド部16における一対の導体14に挟まれる第1支持部51Bと、コイル本体部15における一対の導体14に挟まれる第2支持部53Bと、コイルエンド部16から軸方向に突出する突出部52Bとを有する。
図18は、第3例に係るシート50Cを示す図である。図19は、第3例に係るシート50Cが配置されたコイル32を示す断面図である。コイル32の導体14は、径方向に複数配置される。導体14は、最も径方向外側に配置される第1導体14Aと、第1導体14Aに次いで径方向外側に配置される第2導体14Bと、第2導体14Bに次いで径方向外側に配置される第3導体14Cと、第3導体14Cに次いで径方向外側に配置される第4導体14Dと、第4導体14Dに次いで径方向外側に配置される第5導体14Eと、第5導体14Eに次いで径方向内外に配置される第6導体14Fと、第6導体14Fに次いで径方向内外に配置される第7導体14Gと、第7導体14Gに次いで径方向内外に配置される第8導体14Hと、最も径方向内側に配置される第9導体14Iと、を含む。第2導体14Bは、第1導体14Aよりも径方向内側に配置される。第3導体14Cは、第2導体14Bよりも径方向内側に配置される。第4導体14Dは、第3導体14Cよりも径方向内側に配置される。第5導体14Eは、第4導体14Dよりも径方向内側に配置される。第6導体14Fは、第5導体14Eよりも径方向内側に配置される。第7導体14Gは、第6導体14Fよりも径方向内側に配置される。第8導体14Hは、第7導体14Gよりも径方向内側に配置される。第9導体14Iは、第8導体14Hよりも径方向内側に配置される。
図18及び図19に示すように、シート50Cは、コイルエンド部16における第1導体14Aと第2導体14Bとに挟まれる第1支持部51Rと、コイルエンド部16における第2導体14Bと第3導体14Cとに挟まれる第2支持部51Fと、コイルエンド部16よりも軸方向内側(図19では軸方向他方側)において第1支持部51Rと第2支持部51Fとを繋ぐ連結部54Cと、を有する。また、シート50Cは、第1支持部51Rからコイルエンド部16よりも軸方向外側(図19では軸方向一方側)へ突出する第1突出部52Rと、第2支持部51Fからコイルエンド部16よりも軸方向外側(図19では軸方向一方側)へ突出する第2突出部52Fとを含む。
シート50Cは、複数設けられる。1つのシート50Cは、コイルエンド部16における第3導体14Cと第4導体14Dとに挟まれる第1支持部51Rと、コイルエンド部16における第4導体14Dと第5導体14Eとに挟まれる第2支持部51Fと、コイルエンド部16よりも軸方向内側において第1支持部51Rと第2支持部51Fとを繋ぐ連結部54Cと、を有する。1つのシート50Cは、コイルエンド部16における第5導体14Eと第6導体14Fとに挟まれる第1支持部51Rと、コイルエンド部16における第6導体14Fと第7導体14Gとに挟まれる第2支持部51Fと、コイルエンド部16よりも軸方向内側において第1支持部51Rと第2支持部51Fとを繋ぐ連結部54Cと、を有する。1つのシート50Cは、コイルエンド部16における第7導体14Gと第8導体14Hとに挟まれる第1支持部51Rと、コイルエンド部16における第8導体14Hと第9導体14Iとに挟まれる第2支持部51Fと、コイルエンド部16よりも軸方向内側において第1支持部51Rと第2支持部51Fとを繋ぐ連結部54Cと、を有する。
[その他の実施形態]
上述の実施形態においては、モータ1がスイッチトリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motor)であることとした。モータ1は、シンクロナスリラクタンスモータ(Synchronous Reluctance Motor)でもよいし、フラックススイッチングモータ(Flux Switching Motor)でもよいし、永久磁石モータ(Permanent Magnet Motor)でもよいし、誘導モータ(Induction Motor)でもよいし、アキシャルギャップモータでもよいし、リニアアクチュエータでもよい。
上述の実施形態においては、モータ1がスイッチトリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motor)であることとした。モータ1は、シンクロナスリラクタンスモータ(Synchronous Reluctance Motor)でもよいし、フラックススイッチングモータ(Flux Switching Motor)でもよいし、永久磁石モータ(Permanent Magnet Motor)でもよいし、誘導モータ(Induction Motor)でもよいし、アキシャルギャップモータでもよいし、リニアアクチュエータでもよい。
上述の実施形態においては、モータ1は、3相モータであることとした。モータ1は、4相モータでもよい。
上述の第1実施形態から第4実施形態において、ステータ3は、2つのコイル32が1つのスロット13に配置される二層巻モータであることとした。ステータ3は、1つのコイル32が1つのスロットに配置される単層巻モータでもよい。
1…モータ、2…ロータ、3…ステータ、4…ハウジング、9…ヨーク、10…ティース、11…装着ティース、12…非装着ティース、13…スロット、14…導体、14A…第1導体、14B…第2導体、14C…第3導体、14D…第4導体、14E…第5導体、14F…第6導体、14G…第7導体、14H…第8導体、14I…第9導体、15…コイル本体部、16…コイルエンド部、17…端子部、19…導体、21…ロータシャフト、22…ロータコア、23…ブレード、25…供給口、26…供給通路、27…供給通路、28…供給通路、31…ステータコア、31A…端面、31B…端面、31S…内面、31T…外面、32…コイル、32U…U相コイル、32V…V相コイル、32W…W相コイル、34…端面、35…内面、41…軸受、42…シール部材、43…供給通路、44…冷媒供給部、50…シート、50A…シート、50B…シート、50C…シート、51A…支持部、52A…突出部、51B…第1支持部、52B…突出部、53B…第2支持部、51R…第1支持部、51F…第2支持部、52R…第1突出部、52F…第2突出部、54C…連結部、61…コイルセット、62…コイルセット、63…コイルセット、111…第1装着ティース、112…第2装着ティース、113…第3装着ティース、151…第1コイル本体部、152…第2コイル本体部、161…第1コイルエンド部、162…第2コイルエンド部、171…第1端子部、172…第2端子部、300…ステータ、AX…回転軸。
Claims (11)
- 回転軸を中心に回転するロータと、
前記ロータの周囲に配置されるステータと、を備え、
前記ステータは、
ステータコアと、
前記ステータに支持され、前記ステータコアから軸方向に突出するコイルエンド部を含むコイルと、
前記コイルに支持され、前記コイルエンド部から軸方向に突出する絶縁性のシートと、を有し、
前記ロータは、前記コイルエンド部に冷却媒体を供給する供給口を有する、
モータ。 - 前記シートは、径方向に複数配置され、
前記コイルエンド部からの前記シートの突出量は、径方向外側に配置されるシートほど大きい、
請求項1に記載のモータ。 - 前記シートは、径方向において前記コイルエンド部の中心よりも外側に配置される、
請求項1又は請求項2に記載のモータ。 - 前記シートは、径方向に複数配置され、
前記シートの少なくとも一部は、径方向において前記コイルエンド部の中心よりも内側に配置され、
前記コイルエンド部からの前記シートの突出量は、径方向外側に配置される前記シートほど大きい、
請求項1に記載のモータ。 - 前記ステータコアは、前記コイルが装着されるティースと、隣り合う前記ティースの間に設けられるスロットと、を有し、
1つの前記コイルが1つの前記ティースに装着され、第1の前記コイルの一部と第2の前記コイルの一部とが1つの前記スロットに配置される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記コイルは、径方向に配置される複数の導体を有し、
前記シートは、径方向に隣接する一対の導体に挟まれる、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記シートは、前記コイルエンド部における一対の導体に挟まれる支持部を有する、
請求項6に記載のモータ。 - 前記コイルは、前記ステータコアのスロットに配置されるコイル本体部を有し、
前記シートは、前記コイルエンド部における一対の導体に挟まれる第1支持部と、前記コイル本体部における一対の導体に挟まれる第2支持部とを有する、
請求項6に記載のモータ。 - 前記導体は、第1導体と、前記第1導体よりも径方向内側に配置される第2導体と、前記第2導体よりも径方向内側に配置される第3導体と、を含み、
前記シートは、前記コイルエンド部における前記第1導体と前記第2導体とに挟まれる第1支持部と、前記コイルエンド部における前記第2導体と前記第3導体とに挟まれる第2支持部と、前記コイルエンド部よりも軸方向内側において前記第1支持部と前記第2支持部とを繋ぐ連結部と、を有する、
請求項6に記載のモータ。 - 前記ステータコアは、前記コイルが装着される装着ティースと、前記コイルが装着されない非装着ティースと、を有し、
前記コイルは、第1相コイルと、第2相コイルと、を含み、
3つの前記装着ティースが、周方向に隣り合うように配置され、
3つの前記装着ティースと1つの前記非装着ティースとが、周方向に交互に配置され、
前記第1相コイルが、第1装着ティースと第2装着ティースとに装着され、
前記第2相コイルが、前記第2装着ティースと第3装着ティースとに装着される、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記第1相コイルの導体の一部と前記第2相コイルの導体の一部とが、径方向に交互に配置され、
前記シートは、径方向に隣接する前記第1相コイルの導体の一部と前記第2相コイルの導体の一部とに挟まれる、
請求項10に記載のモータ。
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