JP2023084617A - トナー容器及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー補給時のトナーの漏れを低減したトナー容器を提供する。【解決手段】トナー容器は、トナー収容部と、排出部602と、排出部602の排出口を開放する開放位置と、排出口を閉鎖する閉鎖位置と、の間を回転可能なシャッタと、シャッタが閉鎖位置にある時にシャッタの内周面と排出部602の外周面の間をシールするシール部材603bと、を備えている。トナー容器は、回転軸線の方向においてトナー収容部から排出部602に向かう方向を第1方向とし、シール部材603bの第1方向の下流側の端部を第1端部603b1とした場合において、第1方向において第1端部603b1よりも下流側にあって且つ回転軸線の方向に見たときにシール部材603bとオーバーラップする下流端部を含むガイド部910を有する。ガイド部910の下流端部は、第2方向に向かうにつれて接触面CFに近づくように傾斜する傾斜面を有する。【選択図】図20

Description

本発明は、トナー容器及び記録材に画像を形成する画像形成システムに関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に形成したトナー像を、転写媒体としての転写材に転写することで、画像を形成する。そして、現像剤の補給方式は、例えばプロセスカートリッジ方式やトナー補給方式が知られている。プロセスカートリッジ方式は、感光ドラムと現像容器をプロセスカートリッジとして一体化し、現像剤が切れるとプロセスカートリッジを新品に交換する方式である。
一方、トナー補給方式は、トナーが切れると、新たにトナーを現像容器に補給する方式である。近年、このようなトナー補給方式の画像形成装置として、装着部に着脱可能なトナーパックを用いた画像形成装置が案出されている(特許文献1参照)。
特開2021-124694号公報
しかしながら、上記トナーパックのようなトナー容器を着脱してトナーを補給する場合、トナーの補給時にトナーの漏れが極力少ないことが求められる。
そこで、本発明は、トナー補給時のトナーの漏れを低減したトナー容器及び画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部のトナーを排出するための排出口を有する排出部と、回転軸線を中心に回転可能なシャッタであって、前記排出部の前記回転軸線の方向に延びる外周面に設けられた前記排出口を開放する開放位置と、前記排出口を閉鎖する閉鎖位置と、の間を回転可能なシャッタと、前記回転軸線を中心とする仮想円の半径方向において内側を向いた前記シャッタの内周面に設けられたシール部材であって、前記シャッタが前記閉鎖位置にある時に前記シャッタの前記内周面と前記排出部の前記外周面の間をシールするように構成されたシール部材と、を備えるトナー容器において、前記シール部材は、前記排出部の前記外周面に接触する接触面を有し、前記回転軸線の方向において前記トナー収容部から前記排出部に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向と反対方向を第2方向とし、前記シール部材の前記第1方向の下流側の端部を第1端部とした場合において、前記第1方向において前記シール部材の前記第1端部よりも下流側にあって且つ前記回転軸線の方向に見たときに前記シール部材とオーバーラップする下流端部を含むガイド部を有し、前記ガイド部の前記下流端部は、前記回転軸線の方向に垂直な方向に見た場合において、前記第2方向に向かうにつれて前記接触面に近づくように傾斜する傾斜面を有する、ことを特徴とするトナー容器である。
本発明によると、トナー補給時のトナーの漏れを低減することができる。
(a)は第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す断面図、(b)は画像形成装置を示す斜視図。 読取装置が開かれた状態の画像形成装置を示す斜視図。 トナーパックを示す分解斜視図。 装着部を示す分解斜視図。 装着部を示す視図。 トナーパックの装着部への装着動作を説明するための模式図。 カバーを示す斜視図。 トナーパックが装着された状態の装着部の断面図であって、シャッタが遮蔽位置にある場合を示す図。 トナーパックが装着された状態の装着部の断面図であって、シャッタが開放位置にある場合を示す図。 マスクシートが挿入される際の動作を説明するための模式図。 ガイドピースの斜視図。 ガイドピースの6面図。 パック側シャッタ本体の斜視図。 ガイドピースのリブに対する取り付けを示す模式図。 ガイドピースのリブに対する取り付けを示す模式図。 パック側シールの断面図。 パック側シャッタを示す図。 ガイド部を示す斜視図。 パック側シールの端部の取り付け動作を説明するための模式図。 マスクシートの挿入動作を説明するための説明図。 マスクシートの挿入動作を説明するための説明図。 本発明の第2の実施形態に係る案内シートの斜視図。 第2の実施の形態におけるマスクシートの挿入動作を説明するための説明図。 第3の実施の形態に係るガイドピースを示す側面図。 第3の実施の形態に係るパック側シールの取り付け動作を説明するための模式図。 マスクシートの挿入動作を説明するための説明図。 マスクシートの挿入動作を説明するための説明図。
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1(a)は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録材に画像を形成するモノクロプリンターである。記録材には、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布等の、材質の異なる様々なシート材が含まれる。
[全体構成]
画像形成装置1は、図1(a)(b)に示すように、装置本体としてのプリンタ本体100と、プリンタ本体100に開閉可能に支持される読取装置200と、プリンタ本体100の外装面に取り付けられた操作部300と、を有している。プリンタ本体100は、記録材にトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10に記録材を給送する給送部60と、画像形成部10によって形成されたトナー像を記録材に定着させる定着部70と、排出ローラ対80と、を有している。
画像形成部10は、スキャナユニット11と、電子写真方式のプロセスカートリッジ20と、プロセスカートリッジ20の感光ドラム21に形成されたトナー像を記録材に転写する転写ローラ12と、を有している。プロセスカートリッジ20は、感光ドラム21と、感光ドラム21の周囲に配置された帯電ローラ22と、前露光装置23と、現像ローラ31を含む現像装置30と、を有している。
感光ドラム21は、円筒型に成形された感光体である。本実施の形態の感光ドラム21は、アルミニウムで成形されたドラム状の基体上に、負帯電性の有機感光体で形成された感光層を有している。また、像担持体としての感光ドラム21は、モータによって所定の方向(図中時計周り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ22は、感光ドラム21に所定の圧接力で接触し、帯電部を形成する。また、帯電ローラ22は、帯電高圧電源によって所望の帯電電圧を印加されることで、感光ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施の形態では、感光ドラム21は帯電ローラ22により負極性に帯電する。前露光装置23は、帯電部で安定した放電を生じさせるために、帯電部に侵入する前の感光ドラム21の表面電位を除電する。
露光手段としてのスキャナユニット11は、外部機器又は読取装置200から入力された画像情報に対応したレーザ光を、ポリゴンミラーを用いて感光ドラム21に照射することで、感光ドラム21の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム21の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、スキャナユニット11は、レーザスキャナ装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム21の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを有するLED露光装置を採用しても良い。
現像装置30は、現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ31と、現像装置30の枠体となる現像容器32と、現像ローラ31に現像剤を供給可能な供給ローラ33と、を備えている。現像ローラ31及び供給ローラ33は、現像容器32によって回転可能に支持されている。また、現像ローラ31は、感光ドラム21に対向するように、現像容器32の開口部に配置されている。供給ローラ33は現像ローラ31に回転可能に当接しており、現像容器32に収容されている現像剤としてのトナーは供給ローラ33によって現像ローラ31の表面に塗布される。なお、現像ローラ31に十分にトナーを供給できる構成であれば、必ずしも供給ローラ33は必要としない。
本実施の形態の現像装置30は、現像方式として接触現像方式を用いている。即ち、現像ローラ31に担持されたトナー層が、感光ドラム21と現像ローラ31とが対向する現像部(現像領域)において感光ドラム21と接触する。現像ローラ31には現像高圧電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ31に担持されたトナーが感光ドラム21の表面の電位分布に従って現像ローラ31からドラム表面に転移することで、静電潜像がトナー像に現像される。なお、本実施の形態では、反転現像方式を採用している。即ち、帯電工程において帯電させられた後、露光工程において露光されることで電荷量が減衰した感光ドラム21の表面領域にトナーが付着することでトナー像が形成される。
また、本実施の形態では、粒径が6[μm]で、正規の帯電極性が負極性のトナーを用いている。本実施の形態のトナーは一例として重合法により生成された重合トナーを採用している。また、本実施の形態のトナーは磁性成分を含有せず、主に分子間力や静電気力(鏡像力)によってトナーが現像ローラ31に担持される、所謂非磁性の一成分現像剤である。ただし、磁性成分を含有する一成分現像剤を用いてもよい。また、一成分現像剤には、トナー粒子以外にもトナーの流動性や帯電性能を調整するための添加物(例えば、ワックスやシリカ微粒子)が含まれている場合がある。また、現像剤として非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成された二成分現像剤を用いてもよい。磁性を有する現像剤を用いる場合、現像剤担持体としては、例えば内側にマグネットが配置された円筒状の現像スリーブが用いられる。
現像容器32には、トナーを収容する第2トナー収容部としての収容部36と、収容部36の内部に配置される撹拌手段としての撹拌部材34と、が設けられている。撹拌部材34は、不図示のモータに駆動されて回動することで、現像容器32内のトナーを撹拌すると共に、現像ローラ31及び供給ローラ33に向け、トナーを送り込む。また、撹拌部材34は、現像に使用されず現像ローラ31から剥ぎ取られたトナーを現像容器内で循環させ、現像容器内のトナーを均一化する役割を有する。なお、撹拌部材34は、回動する形態に限定されない。例えば、揺動する形態の撹拌部材を採用しても良い。
また、現像ローラ31が配置される現像容器32の開口部には、現像ローラ31に担持されるトナーの量を規制する現像ブレード35が配置されている。現像ローラ31の表面に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って現像ブレード35との対向部を通過することで、均一に薄層化され、また摩擦帯電により負極性に帯電させられる。
給送部60は、図1(a)(b)に示すように、プリンタ本体100に開閉可能に支持される前扉61と、トレイ部62と、中板63と、トレイバネ64と、ピックアップローラ65と、を有している。トレイ部62は、前扉61が開かれることで現れる記録材収容空間の底面を構成しており、中板63は、トレイ部62に昇降可能に支持されている。トレイバネ64は、中板63を上方に付勢しており、中板63に積載された記録材Pをピックアップローラ65に押し付ける。なお、前扉61は、プリンタ本体100に対して閉じられた状態で記録材収容空間を閉塞し、プリンタ本体100に対して開かれた状態でトレイ部62、中板63と共に記録材Pを支持する。
定着部70は、記録材上のトナーを加熱して溶融させることで画像の定着処理を行う熱定着方式のものである。定着部70は、定着フィルム71と、定着フィルム71を加熱するセラミックヒータ等の定着ヒータと、定着ヒータの温度を測定するサーミスタと、定着フィルム71に圧接する加圧ローラ72と、を備える。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について説明する。画像形成装置1に画像形成の指令が入力されると、画像形成装置1に接続された外部のコンピュータ又は読取装置200から入力された画像情報に基づいて、画像形成部10による画像形成プロセスが開始される。スキャナユニット11は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム21に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム21は、帯電ローラ22により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム21上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ31によりこの静電潜像が現像され、感光ドラム21上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送部60のピックアップローラ65は、前扉61、トレイ部62及び中板63に支持された記録材Pを送り出す。記録材Pは、ピックアップローラ65によってレジストレーションローラ対15に給送され、レジストレーションローラ対15のニップに突き当たることで斜行が補正される。そして、レジストレーションローラ対15は、トナー像の転写タイミングに合わせて駆動され、記録材Pを転写ローラ12及び感光ドラム21によって形成される転写ニップに向けて搬送する。
転写手段としての転写ローラ12には、転写高圧電源から転写電圧が印加され、レジストレーションローラ対15によって搬送される記録材Pに感光ドラム21に担持されているトナー像が転写される。トナー像を転写された記録材Pは、定着部70に搬送され、定着部70の定着フィルム71と加圧ローラ72との間のニップ部を通過する際にトナー像が加熱及び加圧される。これによりトナー粒子が溶融し、その後固着することで、トナー像が記録材Pに定着する。定着部70を通過した記録材Pは、排出手段としての排出ローラ対80によって画像形成装置1の外部(機外)に排出され、プリンタ本体100の上部に形成された積載部としての排出トレイ81に積載される。
排出トレイ81は、記録材の排出方向における下流に向けて上り傾斜しており、排出トレイ81に排出された記録材は、排出トレイ81を滑り下りることで、後端が規制面84によって整合される。
読取装置200は、内部に不図示の読取部を内蔵する読取ユニット201と、読取ユニット201に開閉可能に支持される圧板202と、を有している。読取ユニット201の上面には、読取部から出射される光を透過すると共に、原稿が載置される原稿台ガラス203が設けられている。
ユーザは、原稿の画像を読取装置200によって読取らせる場合には、圧板202を開いた状態で原稿台ガラス203上に原稿を載置する。そして、圧板202を閉じることで原稿台ガラス203上の原稿の位置ずれを防止し、例えば操作部300を操作することで画像形成装置1に読取指令を出力する。読取動作が開始されると、読取ユニット201内の読取部が副走査方向、すなわち画像形成装置1の操作部300を正面に臨んだ状態で左右方向に読取部が往復移動する。読取部は、発光部から原稿に対して光を出射しつつ、原稿によって反射した光を受光部によって受光し、光電変換することで原稿の画像を読み取る。なお、以下では、操作部300を正面に臨んだ状態を基準にして、前後方向、左右方向及び上下方向を規定する。
プリンタ本体100の上部には、積載トレイとしてのトップカバー82が設けられており、トップカバー82の上面には、積載面としての排出トレイ81が形成されている。トップカバー82には、図1(b)及び図2に示すように、開閉部材83が前後方向に延びる回動軸83aを中心に開閉可能に支持されている。トップカバー82の排出トレイ81には、上方に開口した開口部82aが形成されている。
開閉部材83は、トナーパック40が現像容器32に装着できないように装着部600を覆う閉位置と、トナーパック40が現像容器32に装着できるように装着部600を露出させる開位置と、の間を移動可能に構成される。開閉部材83は、閉位置において、排出トレイ81の一部として機能する。開閉部材83及び開口部82aは、排出トレイ81の左側に形成されている。また、開閉部材83は、トップカバー82に設けられた溝部82bから指を掛けることで左方向に開かれる。開閉部材83は、トップカバー82の形状に沿って、略L字状に形成されている。
排出トレイ81の開口部82aは、現像容器32の上部に形成された装着部600が露出するように開口しており、開閉部材83が開かれることで、ユーザは補給口32aにアクセスすることができる。なお本実施の形態では、現像装置30が画像形成装置1に装着されている状態のまま、ユーザが補給用のトナーが充填されているトナーパック40(図1(a)(b)参照)から現像装置30へとトナーを補給する方式(直接補給方式)を採用している。トナーパック40は、画像形成装置1に装着された状態で、少なくとも一部が外部に露出している。
このため、プロセスカートリッジ20のトナー残量が少なくなった場合に、プロセスカートリッジ20をプリンタ本体100から取り出して新品のプロセスカートリッジに交換する作業が不要になるので、ユーザビリティを向上することができる。また、プロセスカートリッジ20全体を交換するよりも安価に現像容器32にトナーを補給することができる。なお、直接補給方式は、プロセスカートリッジ20の現像装置30のみを交換する場合に比しても、各種のローラやギヤ等を交換する必要が無いので、コストダウンできる。なお、画像形成装置1及びトナーパック40は、画像形成システム1000を構成している。
[トナーパックの構成]
ついで、トナー容器としてのトナーパック40の構成について説明をする。図3に示すように、トナーパック40は、トナーを収容するトナー収容部としてのパウチ601と、パウチ601に結合される外輪部材620と、排出部としてのノズル602と、パック側シャッタ603と、を備えている。パウチ601は、例えば可撓性のポリプロピレンシートから形成され、かつ一端部が開放された袋形状を有している。なお、トナー収容部は、パウチ601に限らず樹脂製のボトルや紙製やビニール等の容器であっても良い。
外輪部材620は、内部にトナーが通過可能な孔620bが形成されていると共に、パウチ601の開口部601aに結合(固定)される結合面620aと、この結合面620aとは反対側でノズル602が連結される連結部620cと、を有している。上記結合面は、例えば、ホットメルトなどの各種接着剤や、熱溶着等の手段によってパウチ601の開口部601aと結合される。
また、ノズル602は、連結部620cに対して取り付けられている。このため、パウチ601に対してトナーを充填する際には、連結部620cに対してノズル602が取り付けられていない状態で、外輪部材620の孔620bからトナーが補充される。孔620bは後述のノズル602の排出口602aよりも面積が大きいため、こうすることによって、より短時間で多くのトナーを複雑な装置を用いずに充填することができる。
ノズル602は、内部に外輪部材620の孔620bを介して供給されたトナーが通過する通路が形成されており、その側面(外周面)602cにはパウチ601内(トナー収容部内)のトナーを外部へと排出する排出口602aが設けられている。また、ノズル602の側面602cにおいて、排出口602aとは周方向の異なる位置には凹部602eが設けられている。また、ノズル602の底部には、円筒形の突出部602bが設けられている。
パック側シャッタ603は、パック側シャッタ本体603aと、パック側シール部材603bと、を備えている。パック側シャッタ本体603aは、有底円筒形状をしたドラム型の部材であり、その底面603a2には嵌挿孔603a25が形成されている。パック側シャッタ本体603aは、この嵌挿孔603a25が突出部602bに嵌挿される形でノズル602に対して外側から取り付けられており、回転軸線zを中心に回転可能となっている。即ち、パック側シャッタ本体603aは、ノズル602に対して回転可能に被嵌される。
このため、パック側シャッタ本体603aは、円筒部(以下、側面ともいう)603a1が回転軸線zを中心とした仮想円VCの半径r方向において、ノズル602の側面602cの外側に位置する。
上記円筒部603a1の内周面には、略矩形状のパック側シール部材(ノズルシール)603bが取り付けられている。また、円筒部603a1には、開口603a11が設けられている。パック側シール部材603bはノズル602の側面602cに摺接するように形成されており、回転方向においてこのパック側シール部材603bがノズル602の排出口602aを遮蔽する位置がパック側シャッタ603の遮蔽位置となる。また、ノズル602の排出口602aが円筒部603a1の開口603a11から露出して開放される位置がパック側シャッタ603の開放位置となる。パック側シャッタ603は、回転軸線zを中心として上記遮蔽位置と開放位置との間で回転可能となっており、パック側シャッタ603が、遮蔽位置から開放位置に回転することによって、パウチ601内のトナーを排出可能な状態となる。なお、本実施の形態では、トナー収容部としてパウチ601を備えたトナーパック40をトナー容器として採用した。しかしこれに限らず、例えば、トナー収容部として固定のプラスチック容器などを備えたトナー容器などを使用しても良い。
なお、本実施の形態では、上記パック側シャッタ本体603aと、パック側シール部材603bと、を含んでパック側シャッタ603としている。しかしながら、例えば、パック側シール603bを含まないパック側シャッタ本体603aのみをパック側シャッタとして考えても良い。この場合、パック側シャッタ本体603aが排出部602の回転軸線zの方向に延びる側面602cに設けられた排出口602aを開放する開放位置と、排出口602aを遮蔽(閉鎖)する遮蔽位置(閉鎖位置)と、の間を回転可能なシャッタとなる。また、この場合、パック側シール部材603bは、仮想円VCの半径r方向において内側を向いたパック側シャッタ603aの内周面に設けられたシール部材といえる。そして、このパック側シール部材603bは、パック側シャッタ603aが遮蔽位置にある時にパック側シャッタ603aの内周面と排出部602の外周面の間をシールするように構成されたシール部材といえる。なお、以下、パック側シール部材603bの半径方向内側の排出部602の外周面と接触する面を接触面とも呼ぶ。
[装着部]
ついで、トナーパック40が装着される装着部700の構成について説明する。装着部700は、図4(a)及び(b)に示すように、トナーパック40を装着するためのユニットである。この装着部700は、固定部材である本体ベース部2と、本体ベース部2に対して回転可能なレバー710及び装置側シャッタ720を備えている。
本体ベース部2は、第一枠体730と、第二枠体740と、カバー750と、を備えており、第一枠体730及び第二枠体740の間に、上記装置側シャッタ720及びカバー750が介在している。より詳しくは、これら第一及び第二枠体730,740は、互いに組み合わされて、トナーパック40が装着されるポート部760を形成している。また、このポート部760に装着されたトナーパック40から供給されるトナーを現像容器32の収容部36(図1(a)参照)に向けて案内するトナー補給路770を形成している。
上記ポート部760は、装置側シャッタ720を支持する第二枠体740のポートベース741と、ポートベース741に対して上方側から取り付けられる第一枠体730の円筒部731から構成されている。また、トナー補給路770は、第一枠体730の円筒部731の一部がトナー受け入れ口732として開口し、このトナー受け入れ口732と第二枠体740の開口742との間を第一枠体730のカバー部が覆うことによって形成されている。第二枠体740の開口742は、現像容器32の収容部36と連通しており、上記トナー受け入れ口732からトナーが供給されると、現像容器32の収容部36へトナーが補給される。
装置側シャッタ720は、装置側シャッタ本体721と、装置側シール部材722と、を備えている。装置側シャッタ本体721は、有底円筒形状のドラム型の部材であり、第二枠体740のポートベース741に回転軸線zを中心に回転可能に取り付けられている。また、装置側シャッタ本体721の円筒部721aには、連通口721bが形成されている。更に、円筒部721aの内周面には、上記装置側シール部材722が、連通口721bの周囲を囲むように貼り付けられている。加えて、装置側シャッタ720の底面には、ノズル602の突出部602bが係合するセンターボス721cが設けられている。
回転軸線zを中心とした仮想円VCの半径r方向において、上記円筒部721aの側面がトナー受け入れ口732の内側に位置し、トナー受け入れ口732を遮蔽する位置が装置側シャッタ720の遮蔽位置(図5(a)参照)となる。また、円筒部721aの連通口721bとトナー受け入れ口732とが対向してトナー受け入れ口732が開放される位置が装置側シャッタ720の開放位置(図5(b)参照)となる。装置側シャッタ720は、回転軸線zを中心としてこれら遮蔽位置と開放位置との間で回転可能となっており、装置側シャッタ720が、遮蔽位置から開放位置に回転することによって、トナーを現像容器32にトナーを補給可能な状態となる。
カバー750は、装置側シャッタ720のセンターボス721cと同軸上に取り付けられるカバーベース751と、このカバーベース751から立設した壁部752と、を備えている。壁部752の上端部には、第一枠体730の位置決め部734と係合する被係合部753が設けられている。この被係合部753が位置決め部734と係合することによって、カバー750は第一枠体730に対して回転軸線zを中心に相対回転しないようになっている。壁部752は、仮想円VCの半径r方向において装置側シャッタ720の側面よりも内側に位置しており、その外周面に装置側シール部材722が摺接するようになっている。また装置側シャッタ720が上述した遮蔽位置にある際に、装置側シャッタ720の連通口721bは壁部752の方向に位置し、壁部752によって遮断される。
レバー710は、第一枠体730に対して回転軸線zを中心に回転可能に取り付けられており、駆動伝達部711と、操作部712と、を備えている。ユーザは、操作部712を操作することで、レバー710を、回転軸線zを中心に回転させることができる。レバー710の駆動伝達部711は、半径r方向において、レバー710の回転軸線zを中心とする内周面よりも内側に突出する凸部によって構成されている。
なお、装置側シャッタ720の円筒部721aの上端部には、レバー710の駆動伝達部711からの駆動力が伝達される被駆動伝達部723が形成されている。しかしながら、レバー710の駆動伝達部711と、装置側シャッタ720の駆動伝達部711と、は、トナーパック40が装着されていない状態では、駆動連結されていない。これら駆動伝達部711及び被駆動伝達部723は、パック側シャッタ603の円筒部603a1の外周面に設けられた凹部からなる被駆動伝達部603a12(図3参照)に対して駆動伝達部711及び被駆動伝達部723が係合することによって初めて駆動連結される。このため、トナーパック40が装着されていない状態では上記レバー710を回動操作しても装置側シャッタ720は回転しない。
[トナーパックの装着部への装着]
ついで、トナーパック40の装着部700への装着について説明をする。図6(a)(b)に示すように、トナーパック40は、パック側シャッタ603及び装置側シャッタ720の両方が遮蔽位置にある状態で装着部700へと装着される。トナーパック40を装着部700に装着するに際し、トナーパック40は、パック側シャッタ603の開口603a11から露出したノズル602の凹部602eが第一枠体730の位置決め部734に対して位置合わせされる。また、パック側シャッタ603の被駆動伝達部603a12がレバー710の駆動伝達部711に対して位置合わせされる。そして、この状態で、装着方向Mにトナーパック40を挿入することによって、トナーパック40が装着部700へと装着される。
トナーパック40が装着部へと完全に装着されると、ノズル602の突出部602bの内周面602b1(図3参照)に、装置側シャッタ720のセンターボス721c(図5参照)が篏合する。これによって、装置側シャッタ720に対する半径方向におけるノズル602の位置が決まると共に、トナーパック40の装着方向Mにおける位置が決まる。
また、ノズル602の凹部602eが第一枠体730の位置決め部734に位置合わせされてトナーパック40が挿入されることによって、ノズル602の凹部602eにはカバー750の壁部752が係合する。カバー750の壁部752は、ノズル602が円滑に装着方向に差し込めるようにガイドするガイド部材である。これにより、凡その回転方向の位置決めがされながら円滑にノズル602が差し込まれる。また、ノズル602は、凹部602eの装着方向Mの上流側端部にて凹部602eに向けて突出した一対の位置決め突起(突出部)602g(図3参照)を有している。そして、この位置決め突起602gが第一枠体730の位置決め部734と係合することによって、排出口602aがポート部760の受け入れ口732に対向した状態に位置決めされる。また、トナーパック40のノズル602がポート部760に対して相対回転不能となる。即ち、この壁部752は、ノズル602の一部と係合してノズル602の回転軸線z方向に案内する装着ガイドとなっている。
更に、パック側シャッタ603の被駆動伝達部603a12は、レバー710の駆動伝達部711及び装置側シャッタ720の被駆動伝達部723と係合する。これにより、レバー710と、パック側シャッタ603と、装置側シャッタ720と、が駆動連結され、レバー710の回動操作に連動してパック側シャッタ603及び装置側シャッタ720が遮蔽位置と開放位置との間で移動することとなる。
ユーザは、トナーパック40が装着部700に装着されると、レバー710を操作して、パック側シャッタ603及び装置側シャッタ720を遮蔽位置から開放位置へと回転させ、トナーパック40から現像容器32へのトナーの補給を行う。また、ユーザは、トナーパック40から現像容器32へのトナーの補給が完了すると、レバー710を開位置から閉位置へ回転させ、トナーパック40を装着部700から引き抜く。
[マスクシート]
ついで、マスクシート800について図7乃至図9に基づいて説明をする。なお、図7はカバー750の斜視図、図8及び図9はトナーパック40装着された状態における装着部700の断面図であって、図8はシャッタ603,720が遮蔽位置の場合、図9はシャッタ603,720が開放位置の場合を示している。なお、上記図8及び図9は、壁部752が切断される位置にて切断された断面図である。
図7(a),(b)に示すように、カバー750の壁部752の外周には例えば、厚み100[μm]程度のフィルムであるマスクシート800が両面テープ等で固定されている。このマスクシート800は、図8及び図9に示すように、トナー受け入れ口732側の先端801が壁部752の端面7521よりも突出して形成されている。そして、マスクシート800は、壁部752から突出している部分がパック側及び装置側シール部材603b,722の内側にて、ノズル602と壁部752との間の隙間(境界)Gを覆うようにマスクしている。即ち、マスクシート800は、壁部752とノズル602との間の隙間Gを超えて延存している。
パック側及び装置側シャッタ603,720を上記遮蔽位置及び開放位置の間で移動させると、上記隙間Gの径方向外側を装置側シャッタ720の連通口721bが通過する。即ち、壁部752とノズル602との境界部Gは、装置側シャッタ720が開放位置から遮蔽位置に回転するまでの間に連通口721bと半径r方向において対向する位置に位置している。トナーパック40からのトナーの補給が行われるとトナーが通過する連通口721bを囲む装置側シール部材722の内側には残存したトナーが存在する。この状態で、例えば、トナーパック40を取り外すために、シャッタ603,720を開放位置から遮蔽位置に向けて移動させる場合、上記装置側シール部材722の内側に残存したトナーが隙間Gから漏れ出てしまう虞がある。特に、上記位置決めを行う位置決め突起602gと第一枠体730の位置決め部734との間と異なり、壁部752及び凹部602eは大まかな回転方向における相対位置を決めつつ、装着方向にノズル602をガイドするための構成である。従って、壁部752とノズル602との間の隙間Gも上記位置決めが行なわれる部分に比して大きく、トナーが入り込み易い。
本実施の形態では、上述したようにマスクシート800がパック側及び装置側シール部材603b,722の径方向内側にて隙間Gを覆っているため、この隙間Gからトナーが漏出することが防止されている。なお、トナーパック40が装着された状態では、パック側シール部材603bと装置側シール部材722は、その端面が周方向にオーバーラップしており、互いに圧接されている。このため、シール性が向上し、これらパック側シール部材603bと装置側シール部材722との間からのトナーの漏れが低減されている。
[案内部]
ついで、マスクシート800を案内する案内部900について説明をする。図10(a),(b)に示すように、パック側シャッタ本体603aの底面(底部)603a2には、マスクシート800を嵌挿するための開口603a21が形成されている。トナーパック40が装着部700へと装着されると、マスクシート800も上記開口603a21を通ってパック側シール部材603bとノズル602との間に嵌挿される。しかしながら、上述したようにマスクシート800は、厚み100[μm]程度のフィルムである。また、パック側シャッタ本体603aの底面(底部)603a2からパック側シール部材603bのトナーパック40の装着方向Mにおける下流側の端部603b1までは、所定の距離が存在する。このため、トナーパック40の装着時における位置や姿勢によっては、マスクシート800がパック側シール部材603bの端部603b1の端面に当接し、シートに折れが生じてしまう虞があった。
このため、本実施の形態では、パック側シャッタ本体603aの底面603a2からパック側シール部材603bの端部603b1との間に、マスクシート800をノズル602とパック側シール部材603bとの間に誘い込む案内部900を設けている。案内部900は、ガイドピース910と、リブ920と、パック側シール部材603bと、ノズル602の傾斜面602fと、を備えて構成されている。まず、トナーパック40の装着時に最初にマスクシート800を案内するガイドピース910及びノズル602の傾斜面602fについて以下に説明をする。
図20(a)に示すように、パック側シャッタ本体603aの開口603a21は、装着方向Mの下流側ほど幅広になる形で開口している。より詳しくは、ノズル602の側面とパック側シール部材603bとの接触面CFが幅内に存在するように、径方向外側の端面603a22は、装着方向Mから視て接触面CFよりも径方向外側にてパック側シール部材603bと重なっている。径方向内側の端面603a23は、装着方向Mから視て接触面CFよりも径方向内側にてノズル602と重なっている。
このため、図20(a)に示すように、装着方向Mから視てマスクシート800とパック側シール部材603bとが径方向に重なる位置関係でトナーパック40が装着部700装着される場合がある。また、トナーパック40の姿勢が傾いている場合、パック側シール部材603bに向かってマスクシート800に向うように傾いた形で、トナーパック40が装着部700装着される場合がある。
上述したような場合、マスクシート800は、ガイドピース910の傾斜面911aに案内されてノズル602の側面とパック側シール部材603bとの接触面CFへと案内される。より具体的には、ガイドピース910は、図11及び図12に示すように、大きく3つの部分911~913に分かれて構成されている。第1部分911は、上記傾斜面911aが形成される部分である。この第1部分911では、パック側シャッタ本体603aの底面603a2と向かい合う先端側の端面(回転軸線z方向においてパウチ601とは反対側の端面)の一部が切り欠かれるようにして傾斜面911aが形成されている。
ガイドピース910は、図18(a)に示すように、ドラム状に形成されているパック側シャッタ本体603aの底面603a2及び側面603a1に沿って形成されている。そして、傾斜面911aは、パック側シャッタ本体603aの回転軸線z方向及び周方向に傾斜して形成されている。即ち、傾斜面911aは、回転軸線z方向においては、パウチ601側から底面603a2に向かうほど、径方向外側になるように傾斜している。
より詳しくは、例えば、回転軸線zの方向においてトナー収容部としてのパウチ601から排出部としてのノズル602に向かう方向を第1方向、第1方向と反対方向を第2方向とし、パック側シール部材603bの第1方向の下流側の端部を第1端部603b1とする。この場合、第1方向においてパック側シール部材603bの第1端部603b1よりも下流側にあって且つ回転軸線zの方向に見たときにパック側シール部材603bとオーバーラップする下流端部をガイド部としてのガイドピース910は含んでいる。そして、この下流端部に傾斜面911aが形成されている。傾斜面911aは、図10(a)及び図18(a)に示すように、回転軸線zの方向に垂直な方向に見た場合において、第2方向に向かうにつれてパック側シール部材603bの接触面に近づくように傾斜している。また、別の言い方をすれば、傾斜面911aは、図10(a)及び図18(a)上において、装着方向M下流側に向かって下り傾斜しているともいうことができる。
更に、傾斜面911aは、周方向において、パック側シャッタ本体603aの開口603a11に向かうほど(パウチ601とは反対側から底面603a2を臨んで反時計回りに)、径方向外側になるように傾斜している。つまり、傾斜面911aは、パック側シャッタ603の回転方向のうち遮蔽位置から開放位置へ向かう方向に向うほど、上記第1方向に向かうように傾斜している。
このため、図10に示すように、傾斜面911aは、装着方向Mの下流側ほど、ノズル602との間の間隔が広くなるように構成されている。即ち、回転軸線方向における第1位置よりも、回転軸線方向において第1位置よりもパック側シール部材603bから遠い第2位置の方がノズル602(回転軸線x)から離れるように傾斜面911aは傾斜している。
ガイドピース910の第2部分912は、図11における上端(回転軸線zを中心とした円の半径方向内側端)から装着方向M上流側、即ち、回転軸線方向においてパック側シール部材603bに向かって延設された延設部である。第2部分912の図11における上面(径方向内側面、以下、接続面という)912aは、装着方向M下流側において傾斜面911aと連続した面となっている。また、接続面912aは、装着方向M上流側において、パック側シール部材603bの内周面(接触面)と接続するようになっている。
ガイドピース910の第3部分913は、第1部分911との間に取り付け凹部914を挟んで周方向に延設された部分である。この第3部分913は、装着方向M下流側の端部913aがパック側シャッタ本体603aの底面603a2当接することによって、ガイドピース910の回転軸線方向の位置が位置決めされる。
リブ920は、図13に示すように、パック側シャッタ本体603aの開口603a11の一方側の縁部の近傍にて、パック側シャッタ本体603aの底面603a2から回転軸線z方向に側面(内周面)603a1に沿って形成された矩形状のリブである。このリブ920には、図14及び図15に示すようにガイドピース910の取り付け凹部914が回転軸線z方向にスライドされて取り付けられ、これにより、ガイドピース910がパック側シャッタ本体603aに対して取り付けられる。なお、本実施の形態では、これらガイドピース910は、パック側シャッタ本体603aと別体の部材として形成されたが、ガイドピース91はリブ920と共にパック側シャッタ本体603aと一体に形成されても良い。また、これらガイドピース91及びリブ920によって、マスクシート800を案内するガイド部950が形成されている(図18(a)参照)。
一方で、ノズル602の傾斜面602fは、図10(a)に示すように、ノズル602の装着方向Mの下流側の端部において、ガイドピース910と対向するように形成されている。より詳しくは、傾斜面602fは、パック側シャッタ本体603aの回転軸線z方向及びその周方向に傾斜して形成されている。即ち、傾斜面602fは、回転軸線z方向においては、パウチ601側から底面603a2側に向かうほど、径方向内側になるように傾斜している。また、別の言い方をすれば、図10(a)上において、傾斜面602fは、装着方向M下流側に向かって上り傾斜している。また、傾斜面602fは、周方向において、パック側シャッタ本体603aの開口603a11から離れるほど(パウチ601とは反対側から底面603a2を臨んで時計回りに)、径方向内側になるように傾斜している。更に、傾斜面602fは、回転軸線z方向において、ガイドピース910の全長に亘ってガイドピース910と対向している。このため、傾斜面602fは、装着方向Mの下流側の端部が底面603a2と当接し、装着方向Mの下流側の端部が接続面912aの装着方向Mの上流側の端部と揃うように形成されている。
本実施の形態では、上述したように、ガイドピース910の傾斜面911a及びノズル602の傾斜面602fが形成されている。このため、上述した図20(a)に示すようにマスクシート800がガイドピース910側から挿入される場合であっても、マスクシート800は、図20(b)のように傾斜面911aによって折れが生じること無く案内される。
また、図21(a)に示すように、マスクシート800がノズル602側から挿入される場合であっても、マスクシート800は、図21(b)のように傾斜面602fによって折れが生じること無く案内される。
ついで、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部の構成について説明をする。図20(b)の状態から図20(c)の状態へ移行する途中、マスクシート800の先端は、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部を通過する。この際にガイドピース910とパック側シール部材603bとの間に大きな段差がある場合、この段差にマスクシート800の先端が引っかかってしまう虞がある。このため、本実施の形態では、リブ920に対してパック側シール部材603bの装着方向Mの下流側の端面603b11の角部603b12(図19参照)を引っ掛けている。そして、これにより、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1を径方向外側に向かって曲げている。以下、当該構成について詳しく説明をする。
パック側シール部材603bは、図16に示すように、弾性層6031と、摺接層6033と、これら弾性層6031及び摺接層6033を接着する接着部6032と、を備えて構成されている。弾性層6031は、弾性限界の高い部材によって構成されており、これにより、パック側シール部材603bに対して所定の弾性を付与している。この弾性により、パック側シール部材603bは変形しつつノズル602の側面(外周面)と摺擦することができ、ノズル602の側面との間の密着性を高めることができるようになっている。また、摺接層6033は、摩擦係数の低い材料によって形成されており、パック側シール部材603bは高い摺動性能を有している。
なお、本実施の形態では、弾性層6031は、約3[mm]のウレタンの層によって形成され、摺接層6033は、約0.34[mm]ポリエステル及びナイロンの層によって形成され、接着部6032は、両面テープによって形成されている。また、図17に示すように、本実施の形態では、パック側シール部材603bは、パック側シャッタ本体603aの内周面に101°の範囲で貼り付けられている。なお、ガイド部910、920の縦弾性係数は、パック側シール部材603bよりも大きくなっている。
図18(a),(b)に示すように、ガイドピース910と接続するパック側シール部材603bの装着方向Mの下流側の端部(接続部)603b1は、ガイドピース910の下方側へ入り込む形で径方向外側(半径方向外側)に向けて曲っている。図19(a)に示すように、パック側シール部材603bの装着方向M下流側の端面603b11は、略垂直に切り立った形状をしている。本実施の形態では、図19(b)に示すように、この端面603b11の径方向内側(半径方向内側)の縁部603b12をピンセット等で摘み、リブ920へと引っ掛けている。すると、パック側シール部材603bの弾性層6031が弾性変形をすることによって、パック側シール部材603bの端部603b1が径方向外側に向かって湾曲する。
このように、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1は、ガイドピース910の第2部分912に対して下方(径方向外側)に潜り込む形で湾曲している。このため、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部において、極力、段差が生じないようになっている。従って、例えば、図20(b)に示すように、ガイドピース910の傾斜面911aに引き続いて接続面912aに案内されたマスクシート800が上記接続部に差し掛かったとしても、パック側シール部材603bとの間に引っ掛かること無い。そして、図20(c)に示すように、円滑にノズル602の側面とパック側シール部材603bとの間に差し込まれる。また、図21(b)及び(c)に示すように、マスクシート800がノズル602側から挿入される場合であっても同様に、マスクシート800は円滑にノズル602の側面とパック側シール部材603bとの間に差し込まれる。
なお、上述した実施の形態では、ガイド部910,リブ920は、パック側シール部材603bの第1端部603b1と接触しているが、必ずしもこの限りではない。即ち、ガイド部910,リブ920は、パック側シール部材603bの第1端部603b1と接触していなくても良い。
以上、説明したように、本実施の形態では、マスクシート800の挿入口であるパック側シャッタ本体603aの開口603a21とパック側シール部材603bとの間を、ガイド部950を構成するガイドピース910によって埋めている。このガイドピース910は、回転軸線z方向における第1位置よりも、回転軸線z方向においてパック側シール部材603bから遠い第2位置の方が、ノズル602から離れるように傾斜した傾斜面911aを備えている。このため、例え、マスクシート800がガイドピース910側から挿入されることとなったとしても、マスクシート800は傾斜面911aによって案内され、挿入時にマスクシート800が折れてしまうことを防止することができる。そして、マスクシート800の折れ目を伝って、上述した隙間Gからトナーが漏れ出てしてしまうことを防止することができる。
また、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1は、ノズル602の側面から離れるように径方向外側に向かって曲っている。また、この603b1は、少なくともその一部が、回転軸線方向において前記ガイド部と重なっており、この重なり部分は、ガイドピース910の第2部分912を挟んで、ノズル602とは反対側に位置している。このため、ガイドピース910によってパック側シール部材603bを上方から抑えることができ、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部において、段差が生じることを防止することができる。
更に、本実施の形態では、リブ920によって、回転軸線方向におけるパック側シール部材603bのガイド部側(ガイドピース910側)の端面603b11と係合する係合部が形成されている。このため、パック側シール部材603bは、弾性変形して上記端面603b11のノズル側の縁部603b12がリブ920と係合することによって接続部603b1を湾曲させることができている。なお、上記接続部603bは、元々、湾曲した形状に成形しても良いが、本実施の形態のようにパック側シール部材603bの弾性変形を利用することによって、より安価に構成する事が可能となる。
また、ノズル602は、ガイドピース910の傾斜面911aと対向するように形成された傾斜面602fを備えている。この傾斜面602fは、回転軸線z方向における第3の位置よりも、回転軸線z方向においてパック側シール部材603bから遠い第4の位置の方が、ガイドピース910から離れるように傾斜している。このため、マスクシート800がノズル602側から挿入されることとなったとしても、マスクシート800は傾斜面602fによって案内され、挿入時にマスクシート800が折れてしまうことを防止することができる。
<第2の実施の形態>
ついで、第2の実施の形態について説明をする。本実施の形態では、ガイドピース910及びリブの代わりに案内シート940によってマスクシート800を案内する点において第1の実施の形態と異なっている。このため、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明をし、その他の説明については省略する。
案内シート940は、図22に示すように、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂によって形成されたシート状部材であり、本実施の形態では、厚みが約60[μm]となっている。この案内シート940は、図23に示すように、一端側においてパック側シャッタ本体603aの内周面に両面テープ943等で貼り付けられており、固定部941を形成している。また、案内シート940の固定部941側の端部は、パック側シャッタ本体603aの内周面とパック側シール部材603bとの間で挟持されている。
上記固定部941は、装着方向M(回転軸線z方向)において、上記パック側シャッタ本体603aの内周面とパック側シール部材603bとの間に挟持されている端部から、パック側シール部材603bの装着方向M下流側の端部を超えて延びている。より具体的には、固定部941は、パック側シャッタ本体603aの底面603a2と当接する位置まで延びている。
この固定部941の装着方向下流側の端部は、案内シート940において折返し点となっており、パック側シール部材603bの装着方向下流側端部を包む形で、案内シート940は折り返されている。また、案内シート940の他方側の端部は、パック側シール部材603bとノズル602との間に挟まれて挟持されている。なお、この案内シート940の他方側の端部は、図22に示すように先細り形状をしており、パック側シール部材603bとノズル602との間に差し込み易くなっている。
上記案内シート940の折返し部942は、装着方向M下流側に向かうほど径方向外側になるように傾斜している曲面を形成している。即ち、ガイド部としての折返し部942は、固定部941から湾曲するように折り返されており、この湾曲部によってマスクシート800を案内する傾斜面が成されている。また、別の言い方をすれば、折返し部942は、下流端部から第2方向に延び、シール部材603bの第1端部603b1をパック側シャッタ603aの内周面と共に挟み込む挟持部となっている。
これにより、図23(a)に示すようにマスクシート800が案内シート940側から挿入される場合であっても、マスクシート800は、図23(b)のように傾斜面942aによって折れが生じること無く案内される。
<第3の実施の形態>
ついで、第3の実施の形態について説明をする。本実施の形態では、リブ920の形状が第1実施の形態と異なり、シール部材をガイドピースに潜り込ませ湾曲させる方法が異なっている。このため、以下の説明では、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明をし、その他の説明については省略する。
本実施の形態のリブ3920は第1の実施の形態と同様で、図24に示すように、パック側シャッタ本体603aの開口603a11の一方側の縁部の近傍にて、パック側シャッタ本体603aの底面603a2から回転軸線z方向に側面(内周面)603a1に沿って形成された矩形状のリブである。また、このリブ3920は、第1実施の形態のリブ920よりも、回転軸線z方向において短い。このため、リブ3920は、第1方向(装着方向M)上流側の端部が、シール部材603bの第1端部603b1よりも第1方向下流側にて位置し、シール部材603bの第1端部603b1と接触していない。第1実施の形態と同様に、ガイドピース910の取り付け凹部914が回転軸線z方向にスライドされてリブ3920に取り付けられ、これにより、ガイドピース910がパック側シャッタ本体603aに対して取り付けられる。
ついで、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部の構成について説明をする。図26(b)の状態から図26(c)の状態へ移行する途中、マスクシート800の先端は、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部を通過する。この際にガイドピース910とパック側シール部材603bとの間に大きな段差がある場合、この段差にマスクシート800の先端が引っかかってしまう虞がある。このため、本実施の形態では、図25に示すように、ガイドピース910に対してパック側シール部材603bの装着方向Mの下流側の端面603b11を潜り込ませている。さらに、ガイドピース910に潜り込ませた接続部603b1の底面603b13を、パック側シャッタ本体603aの側面(内周面)603a1に設置された両面テープ3701に固定する。これにより、パック側シール部材603bの弾性層6031が弾性変形し、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1を径方向外側に向かって曲げている。
このように、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1は、ガイドピース910の第2部分912に対して下方(径方向外側)に潜り込む形で湾曲している。このため、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部において、極力、段差が生じないようになっている。従って、例えば、図26(b)に示すように、ガイドピース910の傾斜面911aに引き続いて接続面912aに案内されたマスクシート800が上記接続部に差し掛かったとしても、パック側シール部材603bとの間に引っ掛かること無い。そして、図26(c)に示すように、円滑にノズル602の側面とパック側シール部材603bとの間に差し込まれる。また、図27(b)及び(c)に示すように、マスクシート800がノズル602側から挿入される場合であっても同様に、マスクシート800は円滑にノズル602の側面とパック側シール部材603bとの間に差し込まれる。
以上、説明したように、本実施の形態では、マスクシート800の挿入口であるパック側シャッタ本体603aの開口603a21とパック側シール部材603bとの間を、ガイドピース910によって埋めている。本実施の形態においても第1実施の形態と同様に、マスクシート800がガイドピース910側から挿入されることとなったとしても、マスクシート800は傾斜面911aによって案内され、挿入時にマスクシート800が折れてしまうことを防止することができる。そして、マスクシート800の折れ目を伝って、上述した隙間Gからトナーが漏れ出てしてしまうことを防止することができる。
また、パック側シール部材603bのガイドピース910との接続部603b1は、ノズル602の側面から離れるように径方向外側に向かって曲っている。また、この603b1は、少なくともその一部が、回転軸線方向において前記ガイド部と重なっており、この重なり部分は、ガイドピース910の第2部分912を挟んで、ノズル602とは反対側に位置している。このため、ガイドピース910によってパック側シール部材603bを上方から抑えることができ、ガイドピース910とパック側シール部材603bとの接続部において、段差が生じることを防止することができる。
更に、本実施の形態では、パック側シール部材603bの接続部603b1をガイドピース910に潜り込ませ、接続部603b1の底面603b13を両面テープ3701で固定し湾曲させることができている。元々、湾曲した形状に成形しても良いが、本実施の形態のようにパック側シール部材603bの弾性変形を利用することによって、より安価に構成する事が可能となる。
なお、上述した実施の形態に記載された発明は、どのように組み合わされても良い。
40:トナー容器(トナーパック)/601:トナー収容部(パウチ)/602:排出部(ノズル)/603a:シャッタ(パック側シャッタ本体)/603b:シール部材(パック側シール部材)/910:ガイド部(ガイドピース)/911a:傾斜面

Claims (13)

  1. トナーを収容するトナー収容部と、
    前記トナー収容部のトナーを排出するための排出口を有する排出部と、
    回転軸線を中心に回転可能なシャッタであって、前記排出部の前記回転軸線の方向に延びる外周面に設けられた前記排出口を開放する開放位置と、前記排出口を閉鎖する閉鎖位置と、の間を回転可能なシャッタと、
    前記回転軸線を中心とする仮想円の半径方向において内側を向いた前記シャッタの内周面に設けられたシール部材であって、前記シャッタが前記閉鎖位置にある時に前記シャッタの前記内周面と前記排出部の前記外周面の間をシールするように構成されたシール部材と、を備えるトナー容器において、
    前記シール部材は、前記排出部の前記外周面に接触する接触面を有し、
    前記回転軸線の方向において前記トナー収容部から前記排出部に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向と反対方向を第2方向とし、前記シール部材の前記第1方向の下流側の端部を第1端部とした場合において、
    前記第1方向において前記シール部材の前記第1端部よりも下流側にあって且つ前記回転軸線の方向に見たときに前記シール部材とオーバーラップする下流端部を含むガイド部を有し、
    前記ガイド部の前記下流端部は、前記回転軸線の方向に垂直な方向に見た場合において、前記第2方向に向かうにつれて前記接触面に近づくように傾斜する傾斜面を有する、
    ことを特徴とするトナー容器。
  2. 前記ガイド部は、前記シール部材の前記第1端部と接触していることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 前記ガイド部の縦弾性係数は、前記シール部材よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー容器。
  4. 前記傾斜面は、前記シャッタの回転方向のうち前記シャッタの前記閉鎖位置から前記開放位置へ向かう方向に向うほど、前記第1方向に向かうように傾斜している、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナー容器。
  5. 前記シール部材の第1端部は、回転軸線方向において前記ガイド部と重なっており、
    前記第1端部は、前記半径方向において前記ガイド部の外側に位置している、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトナー容器。
  6. 前記シール部材の第1端部は、前記半径方向外側に向かって曲っている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトナー容器。
  7. 前記ガイド部は、前記シール部材の前記第1端部における端面と係合する係合部を備え、
    前記シール部材は、弾性変形して前記端面の前記半径方向内側の縁部が前記ガイド部の係合部と係合することによって、前記第1端部が曲っている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のトナー容器。
  8. 前記ガイド部は、前記シャッタとは別体に設けられ、かつ、前記傾斜面が形成されたガイドピースを備え、
    前記係合部は、前記シャッタに一体に形成されたリブであり、
    前記ガイドピースは、前記リブに対して取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項7に記載のトナー容器。
  9. 前記ガイド部は、前記下流端部から前記第2方向に延び、前記シール部材の前記第1端部を前記シャッタの前記内周面と共に挟み込む挟持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー容器。
  10. 前記シール部材の第1端部は、前記シャッタの内周面に接着されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトナー容器。
  11. 前記ガイド部は、
    前記シャッタとは別体に設けられ、かつ、前記傾斜面が形成されたガイドピースと、
    前記シャッタと一体に形成され、前記ガイドピースが取り付けられるリブと、
    を備え、
    前記リブは、前記第1方向上流側の端部が、前記シール部材の第1端部と接触していない、
    ことを特徴とする請求項10に記載のトナー容器。
  12. 前記排出部は、前記半径方向内側にて前記ガイド部の傾斜面と対向するように形成された傾斜面を備えており、
    前記排出部の傾斜面は、前記第1方向下流側に向うほど、前記回転軸線に近づくように傾斜している、
    ことを特徴とする請求項請求項1乃至11のいずれか1項に記載のトナー容器。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のトナー容器と、
    前記トナー容器が装着される装着部を有する画像形成装置と、を備え、
    前記装着部は、
    前記排出部の一部と係合して前記排出部を前記トナー容器の装着方向に案内する装着ガイドと、
    前記装着ガイドに取り付けられたマスクシートと、
    前記トナー容器からのトナーが供給されるトナー受け入れ口と連通する連通口を有し、前記連通口が前記トナー受け入れ口と前記半径方向にて対向する開放位置と、前記連通口が前記半径方向において前記装着ガイドの外側に位置していると共に、前記トナー受け入れ口を遮蔽する遮蔽位置と、の間で回転可能な装置側シャッタと、を備え、
    前記装着ガイドと前記排出部との境界部は、前記装置側シャッタが前記開放位置から前記遮蔽位置に回転するまでの間に前記連通口と前記半径方向において対向する位置に位置しており、
    前記シャッタが前記閉鎖位置にある前記トナー容器が前記装着部に装着されている場合、前記マスクシートは、前記装置側シャッタの回転方向において前記装着ガイドと前記排出部との境界部を超えて延存し、かつ、前記排出部の前記外周面と前記シール部材との間に差し込まれている、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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