JP2023083505A - 飛行体 - Google Patents

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JP2023083505A
JP2023083505A JP2023070143A JP2023070143A JP2023083505A JP 2023083505 A JP2023083505 A JP 2023083505A JP 2023070143 A JP2023070143 A JP 2023070143A JP 2023070143 A JP2023070143 A JP 2023070143A JP 2023083505 A JP2023083505 A JP 2023083505A
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displacement
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propeller
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周平 小松
Shuhei Komatsu
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Abstract

Figure 2023083505000001
【課題】搭乗者の運転フィーリングや乗り心地を向上させることができる飛行体を提供す
る。
【解決手段】搭乗者が搭乗可能であって地上から浮上して移動する飛行体であって、搭乗
者が搭乗する機体と、機体に配設されて少なくとも機体の上方から下方に向かう気流を発
生させる揚力発生部と、揚力発生部の下側に変位可能に設けられた変位フラップを有し、
変位フラップの変位により気流の流動方向を変えるフラップ部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、飛行体、特に、搭乗者が搭乗可能であって地上から浮上して移動する飛行体
に関する。
搭乗者を乗せて浮上して移動することが可能な飛行体は、陸路を移動する自動二輪車等
の移動体が、陸路を移動する際に他の移動体との関係で受けることになる移動に対する制
約を受けることなく移動することが可能であることから、新たな移動手段として実現され
ることが期待されている。
本発明の特許出願人は、特許文献1において、搭乗者を乗せた状態で、プロペラの回転
によって地上から50cm乃至100cm程度の高さに浮上して移動する、いわゆるホバ
ーバイクとも称される飛行体を提案している。
特開2019-14396公報
この種の飛行体を、陸路の移動体以外の新たな移動手段として実現するためには、法律
や各種の規制の整備が必要となる一方で、飛行体が備えるべき技術的な性能である、搭乗
者の運転フィーリングや乗り心地の向上を図ることも必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、搭乗者の運転フィーリングや乗り心
地を向上させることができる飛行体を提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するための、本発明に係る飛行体は、搭乗者が搭乗可能であって地上か
ら浮上して移動する飛行体であって、搭乗者が搭乗する機体と、機体に配設されて少なく
とも機体の上方から下方に向かう気流を発生させる揚力発生部と、揚力発生部の下側に変
位可能に設けられた変位フラップを有し、変位フラップの変位により気流の流動方向を変
えるフラップ部と、を備えるものである。
この飛行体の揚力発生部は、機体の前側及び後側にそれぞれ1基ずつ配設され、飛行体
の変位フラップは、各揚力発生部の下側に設けられて機体の前後方向のロール軸を中心と
してロール方向に変位するものであってもよく、これらの変位フラップは、それぞれ同一
のロール方向に変位するものであってもよい。
この飛行体によれば、飛行体が旋回する際に、各揚力発生部に配設された各フラップ部
の各変位フラップのいずれもが、ロール軸を中心として同一のロール方向に可動すること
によって、揚力発生部が発生させる上方から下方の気流の流動方向が変えられる。
これにより、飛行体の旋回の際に飛行体に旋回力が作用することから、旋回性能が向上
する。したがって、飛行体のスムーズな旋回が実現されることから、搭乗者の運転フィー
リングや乗り心地が向上する。
一方で、飛行体の揚力発生部は、機体の前側及び後側にそれぞれ1基ずつ配設され、飛
行体の変位フラップは、各揚力発生部の下側に設けられて機体の左右方向のピッチ軸を中
心としてピッチ方向に変位するものであってもよく、これらの変位フラップは、それぞれ
同一のピッチ方向に変位するものであってもよい。
さらに、飛行体は、変位フラップの変位を制御する制御部を備えるとともに、揚力発生
部に配設されて機体の前後方向の気流を発生させる推進力発生部を備えるものである。
この発明によれば、搭乗者の運転フィーリングや乗り心地を向上させることができる。
本発明の第1実施の形態に係る飛行体の構成の概略を説明する概念図である。 図1の矢線Xからみた場合の揚力発生部の構成の概略を説明する概念図である。 同じく、本実施の形態に係る飛行体のハードウェア構成の概略を説明するブロック図である。 同じく、本実施の形態に係る飛行体の制御部の構成の概略を説明するブロック図である。 同じく、本実施の形態に係る飛行体の作動概略を説明する図である。 本発明の第2実施の形態に係る飛行体の構成の概略を説明する概念図である。 図6の矢線Yからみた場合の揚力発生部の構成の概略を説明する概念図である。 同じく、本実施の形態に係る飛行体の作動概略を説明する図である。 本発明の他の実施の形態に係る飛行体の構成の概略を説明する概念図である。
次に、図1~図9に基づいて、本発明の実施の形態に係る飛行体について説明する。
(第1実施の形態)
まず、図1~図5に基づいて、本発明の第1実施の形態に係る飛行体について説明する
図1は、本実施の形態に係る飛行体1の構成の概略を説明する概念図である。図示のよ
うに、飛行体1は、搭乗者が搭乗可能であって地上から50cm~100cm程度の高さ
に浮上して水平方向に移動することが可能な、いわゆるホバーバイクとも称される移動手
段である。
この飛行体1は、機体2、揚力発生部である一対の第1プロペラ部3、この第1プロペ
ラ部3の下側に設けられるフラップ部4、及び推進力発生部である一対の第2プロペラ部
5を備える。
機体2は、搭乗者が着座するシート2a及び飛行体1を操縦するハンドル2bを備え、
矢線FBで示す機体2の前後方向の前方向F及び後方向Bのそれぞれに、第1プロペラ部
3が配設される。
図2は、図1の矢線Xからみた場合の第1プロペラ部3の構成の概略を説明する概念図
である。図2及び図1で示すように、第1プロペラ部3は、プロペラユニット3A及びプ
ロペラユニット3Aを収容するケーシング3Bを備え、プロペラユニット3Aは、本実施
の形態では、プロペラ3Aa、プロペラ3Aaを回転させるエンジン3Ab及びプロペラ
3Aaを覆うプロペラガード3Acによって構成される。
プロペラ3Aaは、本実施の形態では、上下方向に重ね合わせられた一対のプロペラ体
3aによって構成され、これら各プロペラ体3aが互いに反対方向に回転されるいわゆる
二重反転プロペラであり、このプロペラ3Aaの回転によって、機体2の上方から下方に
向かう気流が発生する。
この第1プロペラ部3の各プロペラ体3aの下側であってケーシング3Bの内側、すな
わちプロペラ3Aaの回転によって機体2の上方から下方に向かう気流の下流側に、本実
施の形態ではフラップ部4が配設される。
このフラップ部4は、本実施の形態では、機体2の前後方向FBに沿ったロール軸Rに
沿って配設される変位フラップ4a及び固定フラップ4b、ロール軸Rに沿って設けられ
るロール可動軸4cを備え、このロール可動軸4cを中心として変位フラップ4aが機体
2に対してロール方向に可動する。
変位フラップ4aの可動は、本実施の形態では、例えば図示しないサーボモータ等が駆
動せしめられることによって実現される。
この変位フラップ4aは、本実施の形態では、ロール軸Rに沿った中立位置を介して、
機体2に対して右側のロール方向の右側限界位置R1と機体2に対して左側のロール方向
の左側限界位置R2との間で可動する。
変位フラップ4aが、中立位置と右側限界位置R1との間に位置決めされている場合に
、プロペラ3Aaの回転によって、機体2の上方から下方に向かう気流が変位フラップ4
aに衝突すると、気流が上方から下方に向かう際に機体2の右側に流動するように、気流
の流動方向が変えられる。
一方、変位フラップ4aが、中立位置と左側限界位置R2との間に位置決めされている
場合に、プロペラ3Aaの回転によって、機体2の上方から下方に向かう気流が変位フラ
ップ4aに衝突すると、気流が上方から下方に向かう際に機体2の左側に流動するように
、気流の流動方向が変えられる。
一対の第2プロペラ部5は、本実施の形態では、矢線LRで示す機体2の左右方向であ
る前側の第1プロペラ部3の左右及び後側の第1プロペラ部3の左右にそれぞれ配設され
る。
この一対の第2プロペラ部5は、プロペラ5a及びプロペラ5aを回転させるモータ5
bによって構成され、プロペラ5aの回転によって、機体2の前後方向FBの気流が発生
する。
図3は、飛行体1のハードウェア構成の概略を説明するブロック図である。図示のよう
に、飛行体1は、エンジン3Ab及びモータ5bを制御する制御部10、エンジン3Ab
にガソリンを供給するガソリンタンク11、エンジン3Abの動力を利用して発電を行う
ジェネレータ12及びジェネレータ12で発電した電力を調整するパワーコントロールユ
ニット13を備える。
さらに、飛行体1は、制御部11に接続されて制御部10からの制御に基づいてモータ
5bを制御するESC20、エンジン3Abの動力が電力として供給されて供給された電
力をモータ5bに供給するバッテリ21及びバッテリ21の電力管理を行うバッテリコン
トローラ22を備える。
図4は、制御部10の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、制御部
10は、プロセッサ10A、メモリ10B、及びセンサ類10Cを主要構成として備える
プロセッサ10Aは、本実施の形態では例えばCPU(Central Proces
sing Unit)で構成され、制御部11の動作を制御し、各要素間におけるデータ
の送受信の制御や、プログラムの実行に必要な処理等を行う。
メモリ10Bは、DRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶装置、及びフラッシュメモリやHDD(H
ard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶装置を備え
る。
このメモリ10Bは、プロセッサ10Aの作業領域として使用される一方、制御部11
が実行可能であるロジック、コード、あるいはプログラム命令といった各種の設定情報等
が格納される。
本実施の形態では、このメモリ10Bに、変位フラップ4aをロール方向に可動させる
プログラム命令が格納される。
さらに、このメモリ10Bに、次述するセンサ類10C等から取得したデータが直接的
に伝達されて記憶されるように構成してもよい。
センサ類10Cは、本実施の形態では、慣性センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ)
、GPS衛星から電波を受信するGPSセンサ、近接センサ、ビジョン/イメージセンサ
(カメラ)、大気圧を測定する気圧センサ、温度を測定する温度センサといった各種のセ
ンサによって構成される。
本実施の形態では、これら各種のセンサで取得されたデータに基づいて、エンジン3A
b及びモータ5bの出力等が算出される。
次に、本実施の形態に係る飛行体1の作動概略について説明する。
なお、飛行体1の作動概略を説明する図5において、説明の便宜及び図面の視認性を確
保する観点から、一対の第2プロペラ部5の図示を省略する。
搭乗者が飛行体1に搭乗し、飛行体1が地上から浮上する際には、図5(a)で示すよ
うに、フラップ部4の変位フラップ4aはロール軸Rに沿った中立位置に位置決めされて
おり、この状態で第1プロペラ部3のプロペラ3Aaが回転すると、上方から下方に向か
う気流が発生して、飛行体1が地上から浮上する。
浮上した飛行体1が移動する際には、機体2の前側が下方を向くように、搭乗者は着座
して前傾姿勢をとりながら飛行体1を運転する。これにより、飛行体1が水平方向に移動
する。
その後、飛行体1が旋回する場合は、図5(b)で示すように、前側の第1プロペラ部
3に設けられたフラップ部4の変位フラップ4a及び後側の第1プロペラ部3に設けられ
たフラップ部4の変位フラップ4aのいずれもが、ロール可動軸4cを中心として機体2
に対して同一のロール方向に可動する。
具体的には、飛行体1が例えば左方向Lに向かって旋回する場合は、各変位フラップ4
aはいずれも、機体2の前後方向FBに対して右側のロール方向に可動して、中立位置と
右側限界位置R1との間に位置決めされる。
これにより、プロペラ3Aaの回転による上方から下方の気流が変位フラップ4aのフ
ラップ面に衝突して、気流が上方から下方に向かう際に機体2の右側に流動するように、
気流の流動方向が変えられて、左方向Lに向かって旋回する旋回力が飛行体1に作用する
一方、飛行体1が例えば右方向Rに向かって旋回する場合は、各変位フラップ4aはい
ずれも、機体2の前後方向FBに対して左側のロール方向に可動して、中立位置と左側限
界位置R2との間に位置決めされる。
これにより、プロペラ3Aaの回転による上方から下方の気流が変位フラップ4aのフ
ラップ面に衝突して、気流が上方から下方に向かう際に機体2の左側に流動するように、
気流の流動方向が変えられて、右方向Rに向かって旋回する旋回力が飛行体1に作用する
このように、本実施の形態の飛行体1によれば、飛行体1が旋回する際に、各第1プロ
ペラ部3に配設された各フラップ部4の各変位フラップ4aのいずれもが、ロール可動軸
4cを中心として機体2に対して同一のロール方向に可動することによって、プロペラ3
Aaの回転による上方から下方の気流の流動方向が変えられる。
これにより、飛行体1の旋回の際に飛行体1に旋回力が作用することから、旋回性能が
向上する。したがって、飛行体1のスムーズな旋回が実現されることから、搭乗者の運転
フィーリングや乗り心地が向上する。
(第2実施の形態)
次に、図6~図8に基づいて、本発明の第2実施の形態に係る飛行体について説明する
なお、第2実施の形態に係る飛行体の説明に際しては、第1実施の形態の飛行体1と同
様の構成には同一の符号を付することによって、第1実施の形態の飛行体1と同様の構成
についての説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る飛行体の構成の概略を説明する概念図であり、図7は、図
6の矢線Yからみた場合の第1プロペラ部3の構成の概略を説明する概念図である。
図示のように、飛行体1Aの各第1プロペラ部3の下側に設けられる各フラップ部4A
は、機体2の左右方向LRに沿ったピッチ軸Pに沿って配設される変位フラップ4Aa及
び固定フラップ4Ab、ピッチ軸Pに沿って設けられるピッチ可動軸4Acを備え、この
ピッチ可動軸4Acを中心として変位フラップ4Aaが機体2に対してピッチ方向に可動
する。
変位フラップ4Aaの可動は、本実施の形態では、例えば図示しないサーボモータ等が
駆動せしめられることによって実現される。
この変位フラップ4Aaは、本実施の形態では、ピッチ軸Pに沿った中立位置を介して
、機体2に対して後側のピッチ方向の後側限界位置P1と機体2に対して前側のピッチ方
向の前側限界位置P2との間で可動する。
変位フラップ4Aaが、中立位置と後側限界位置P1との間に位置決めされている場合
に、プロペラ3Aaの回転によって、機体2の上方から下方に向かう気流が変位フラップ
4Aaに衝突すると、気流が上方から下方に向かう際に機体2の後側に流動するように、
気流の流動方向が変えられる。
一方、変位フラップ4Aaが、中立位置と前側限界位置P2との間に位置決めされてい
る場合に、プロペラ3Aaの回転によって、機体2の上方から下方に向かう気流が変位フ
ラップ4Aaに衝突すると、気流が上方から下方に向かう際に機体2の前側に流動するよ
うに、気流の流動方向が変えられる。
本実施の形態では、制御部10のメモリ10Bに、変位フラップ4Aaをピッチ方向に
可動させるプログラム命令が格納される。
次に、本実施の形態に係る飛行体1Aの作動概略について説明する。
なお、飛行体1Aの作動概略を説明する図8において、説明の便宜及び図面の視認性を
確保する観点から、一対の第2プロペラ部5の図示を省略する。
搭乗者が飛行体1Aに搭乗し、飛行体1が地上から浮上する際には、図8(a)で示す
ように、フラップ部4Aの変位フラップ4Aaはピッチ軸Pに沿った中立位置に位置決め
されており、この状態で第1プロペラ部3のプロペラ3Aaが回転すると、上方から下方
に向かう気流が発生して、飛行体1Aが地上から浮上する。
浮上した飛行体1Aが移動する際には、機体2の前側が下方を向くように、搭乗者は着
座して前傾姿勢をとりながら飛行体1Aを運転する。これにより、飛行体1Aが水平方向
に移動する。
その後、飛行体1Aが旋回する場合は、図8(b)で示すように、前側の第1プロペラ
部3に設けられたフラップ部4Aの変位フラップ4Aa及び後側の第1プロペラ部3に設
けられたフラップ部4Aの変位フラップ4Aaのいずれもが、ピッチ可動軸4Acを中心
として機体2に対して同一のピッチ方向に可動する。
具体的には、飛行体1Aが例えば左方向Lに向かって旋回する場合は、各変位フラップ
4Aaはいずれも、機体2の左右方向LRに対して後側のピッチ方向に可動して、中立位
置と後側限界位置P1との間に位置決めされる。
これにより、プロペラ3Aaの回転による上方から下方の気流が変位フラップ4Aaの
フラップ面に衝突して、気流が上方から下方に向かう際に機体2の後側に流動するように
、気流の流動方向が変えられて、左方向Lに向かって旋回する旋回力が飛行体1Aに作用
する。
一方、飛行体1Aが例えば右方向Rに向かって旋回する場合は、各変位フラップ4Aa
はいずれも、機体2の左右方向LRに対して前側のピッチ方向に可動して、中立位置と前
側限界位置P2との間に位置決めされる。
これにより、プロペラ3Aaの回転による上方から下方の気流が変位フラップ4aのフ
ラップ面に衝突して、気流が上方から下方に向かう際に機体2の前側に流動するように、
気流の流動方向が変えられて、右方向Rに向かって旋回する旋回力が飛行体1Aに作用す
る。
このように、本実施の形態の飛行体1Aによれば、飛行体1Aが旋回する際に、各第1
プロペラ部3に配設された各フラップ部4Aの各変位フラップ4Aaのいずれもが、ピッ
チ可動軸4Acを中心として機体2に対して同一のピッチ方向に可動することによって、
プロペラ3Aaの回転による上方から下方の気流の流動方向が変えられる。
これにより、飛行体1Aの旋回の際に飛行体1Aに旋回力が作用することから、旋回性
能が向上する。したがって、飛行体1Aのスムーズな旋回が実現されることから、搭乗者
の運転フィーリングや乗り心地が向上する。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変更が可能である。上記各実施の形態では、ロール可動軸4cによって可動す
る変位フラップ4aあるいはピッチ可動軸4Acによって可動する変位フラップ4Aaの
いずれかが実装される場合を説明したが、例えば図9で示すように、変位フラップ4a及
び変位フラップ4Aaのいずれをも実装するように構成してもよい。
上記各実施の形態では、フラップ部4、4Aが、変位フラップ4a、4Aa及び固定フ
ラップ4b、4Abによって構成される場合を説明したが、全てのフラップを変位フラッ
プとするように構成してもよい。
上記各実施の形態では、各第1プロペラ部3のプロペラ3Aaがそれぞれエンジン3A
bによって回転される場合を説明したが、モータによって回転されるように構成してもよ
い。
上記各実施の形態では、エンジン3Ab及びモータ5bが制御部10によって制御され
る場合を説明したが、制御部10とは別にフライトコントローラを配備して、モータ5b
を制御するように構成してもよい。
1、1A 飛行体
2 機体
3 第1プロペラ部(揚力発生部)
3Ab エンジン
4、4A フラップ部
4a、4Aa 変位フラップ
4c ロール可動軸
4Ac ピッチ可動軸
5 第2プロペラ部(推進力発生部)
5b モータ
10 制御部
P ピッチ軸
R ロール軸

Claims (7)

  1. 搭乗者が搭乗可能であって地上から浮上して移動する飛行体であって、
    前記搭乗者が搭乗する機体と、
    該機体に配設されて少なくとも該機体の上方から下方に向かう気流を発生させる揚力発
    生部と、
    該揚力発生部の下側に変位可能に設けられた変位フラップを有し、該変位フラップの変
    位により前記気流の流動方向を変えるフラップ部と、
    を備える飛行体。
  2. 前記揚力発生部は、
    前記機体の前側及び後側にそれぞれ1基ずつ配設され、
    前記変位フラップは、
    前記各揚力発生部の下側に設けられて前記機体の前後方向のロール軸を中心としてロー
    ル方向に変位する、
    請求項1に記載の飛行体。
  3. 前記各変位フラップがそれぞれ同一のロール方向に変位する、請求項2に記載の飛行体
  4. 前記揚力発生部は、
    前記機体の前側及び後側にそれぞれ1基ずつ配設され、
    前記変位フラップは、
    前記各揚力発生部の下側に設けられて前記機体の左右方向のピッチ軸を中心としてピッ
    チ方向に変位する、
    請求項1に記載の飛行体。
  5. 前記各変位フラップがそれぞれ同一のピッチ方向に変位する、請求項4に記載の飛行体
  6. 前記変位フラップの変位を制御する制御部を備える、請求項1~5のいずれか1項に記
    載の飛行体。
  7. 前記揚力発生部に配設されて前記機体の前後方向の気流を発生させる推進力発生部を備
    える、請求項1~6のいずれか1項に記載の飛行体。
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