JP2023083048A - 積層造形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層造形中におけるサポート部の崩壊を抑えつつ、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持し、造形後にサポート部を容易に除去することが可能な積層造形物を製造すること。【解決手段】造形部13に金属粉末23の層を形成する粉末敷設工程と、造形部13に敷設された金属粉末23を選択的に溶融接合させる溶融接合工程と、を繰り返し、溶融結合体25を順次に積層してオーバーハング部31を有する積層造形物30を造形する積層造形方法であって、溶融接合工程において、薄板状の複数のサポート片41A,41Bからなる立体構造のサポート部40を形成するとともに、積層方向Lに直交する面におけるサポート部40の外縁部分にサポート片41A,41Bの端部を連結する連結壁43を形成し、連結壁43を有するサポート部40によってオーバーハング部31を支持する。【選択図】図4

Description

本発明は、積層造形方法に関する。
金属粉末を用いて積層造形物を製造する積層造形方法が知られている。この積層造形方法には、粉末床溶融結合(Powder bed fusion)が採用された代表的なものとして、電子ビームを用いて粉末を溶融させる電子ビーム溶融法(EBM:Electron Beam Melting)と、レーザ光を用いて粉末を溶融させるレーザ溶融法(SLM:Selective Laser Melting)とが挙げられる。
このような粉末床溶融結合方式による積層造形方法では、下方に成形層が形成されていないオーバーハング部を備える積層造形物を造形する場合に、オーバーハング部が重力等によって変形しないように、オーバーハング部を下方から支持するサポート部が必要となる。
特許文献1には、サポート部を菱形の格子状に造形し、積層造形物の造形後におけるサポート部の除去性能を向上させることが記載されている。
特開2018-135548号公報(段落[0045])
ところで、オーバーハング部を支持するサポート部としては、全体の熱変形を抑えつつオーバーハング部を良好に支持し、造形後に容易に除去できることが要求される。
特許文献1に記載のサポート部では、菱形の格子状に造形することにより、除去性能を向上させることが可能であるが、造形中に受ける外力によって崩壊するおそれがある。例えば、造形部に金属粉末の薄層を形成するリコータが移動する際に、このリコータから受ける外力によって崩壊してしまうおそれがある。
そこで本発明は、積層造形中におけるサポート部の崩壊を抑えつつ、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持し、造形後にサポート部を容易に除去することが可能な積層造形方法を提供することを目的とする。
本発明は下記構成からなる。
造形部に金属粉末の層を形成する粉末敷設工程と、前記造形部に敷設された金属粉末を選択的に溶融接合させる溶融接合工程と、を繰り返し、溶融結合体を順次に積層してオーバーハング部を有する積層造形物を造形する積層造形方法であって、
前記溶融接合工程において、
薄板状または棒状の複数のサポート片からなる立体構造のサポート部を形成するとともに、積層方向に直交する面における前記サポート部の外縁部分の少なくとも一部に前記サポート片の端部を連結する連結壁を形成し、
前記連結壁を有する前記サポート部によって前記オーバーハング部を支持する、
積層造形方法。
本発明によれば、積層造形中におけるサポート部の崩壊を抑えつつ、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持し、造形後にサポート部を容易に除去できる。
図1は、積層造形装置の概略構成図である。 図2は、積層造形物の製造工程を(A)~(F)に示す工程説明図である。 図3は、オーバーハング部を有する積層造形物の概略形状を示す斜視図である。 図4は、図3のIV-IV線断面におけるサポート部を表す模式的な断面図である。 図5は、参考例に係るサポート部の積層方向に直交する方向の模式的な断面図である。 図6は、変形例1に係るサポート部の積層方向に直交する方向の模式的な断面図である。 図7は、変形例2に係るサポート部の積層方向に直交する方向の模式的な断面図である。 図8は、変形例3に係るサポート部の積層方向に直交する方向の模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ここでは、粉末床溶融結合方式のレーザ溶融法による積層造形装置について説明するが、以下に示す積層造形装置の構成は一例であり、本発明はこれに限らない。
<積層造形装置>
図1は、積層造形装置の概略構成図である。
積層造形装置100は、ハウジング11に設けられた造形部13と、パウダーポッド15と、リコータ17と、レーザ出力部19とを備える。造形部13は、ハウジング11に形成されたスライド孔11a内に昇降自在に配置されたベースプレート21を有する。ベースプレート21は、不図示の上下方向駆動機構によってスライド孔11a内で昇降駆動される。ベースプレート21は、ハウジング11の上方からの平面視で長方形であり、その上面が平坦面にされている。
パウダーポッド15は、ハウジング11の上方に設けられ、金属粉末23を貯留する。また、パウダーポッド15は、金属粉末23を下方に排出する不図示のノズルを有する。
リコータ17は、ハウジング11上に配置され、不図示の水平方向駆動機構によって、パウダーポッド15の下方から造形部13までの間を含む領域を、水平方向(矢印S方向:リコート方向ともいう)に移動自在となっている。リコータ17は、水平移動方向に交差する方向(図1の奥行き方向)に延びる細長状であって、水平移動によってベースプレート21の全面を走査可能な奥行き長さに形成される。リコータ17は、パウダーポッド15から装填された金属粉末23を造形部13に供給し、これにより、ベースプレート21上に金属粉末23の層を形成する。
レーザ出力部19は、入力された3次元形状データに応じて、レーザ光LBを造形部13に向けて照射する。レーザ光LBの走査軌跡は、造形する積層造形物の形状に応じて予め設定されており、レーザ出力部19は、設定された走査軌跡に沿ってレーザ光LBを走査する。レーザ光LBは、金属粉末23の溶融熱源であり、レーザ光LBの照射領域内の金属粉末23を選択的に溶融接合させ、溶融結合体25を形成する。この溶融結合体25を順次に積層することで積層造形物が得られる。
ここで、本明細書では、図1に示す上下方向をZ方向、リコータ17の移動方向をX方向、また、X方向及びZ方向に直交する奥行き方向をY方向と定義する。なお、リコータ17の移動方向は必ずしも水平方向に限らず、積層造形装置100の構造等に応じて適宜設定される。
金属粉末23としては、例えば、合金工具鋼材(SKD)、アルミ、ステンレス鋼材、又はチタン等の粉末材料を用いることができる。
<積層造形装置による基本的な造形手順>
次に、上記構成の積層造形装置100による積層造形物の基本的な造形手順を説明する。
図2は、積層造形物の製造工程を(A)~(F)に示す工程説明図である。以下に説明する各工程の動作は、CPU、メモリ、又はストレージ等を備えるコンピュータ装置からなる不図示の制御部からの指令により行われる。
まず、図2の(A)に示すように、リコータ17をパウダーポッド15の下方に配置して、パウダーポッド15から所定量の金属粉末23をリコータ17に供給する。そして、ベースプレート21をΔtだけ降下させ、ハウジング11の上面とベースプレート21の上面との間に厚さΔtの段差を形成する。
次に、(B)に示すように、リコータ17をパウダーポッド15の下方から造形部13に向けて移動させる。これにより、リコータ17から金属粉末23が流れ落ち、ベースプレート21上に、金属粉末23の薄層が敷設される(粉末敷設工程)。
その後、(C)に示すように、レーザ出力部19が、ベースプレート21上に敷設された薄層の金属粉末23に向けてレーザ光LBを照射する。レーザ光LBは、目標形状の3次元形状データに応じて、薄層の金属粉末23の所定の位置へ選択的に照射される。レーザ光LBが照射された領域では、薄層の金属粉末23が溶融して1層分の溶融結合体25が形成される(溶融接合工程)。
さらに、(D)に示すように、ベースプレート21を更にΔtだけ降下させ、ハウジング11の上面とベースプレート21上の金属粉末23の薄層との間に厚さΔtの段差を形成する。そして、(E)に示すように、リコータ17を移動先からパウダーポッド15側に移動させ、段差内に金属粉末23の薄層を形成する(リコート工程)。その後、(F)に示すように、形成された薄層に向けてレーザ出力部19から3次元形状データに応じたレーザ光LBを照射する(溶融接合工程)。
上記の金属粉末23の敷設(粉末敷設工程)とレーザ光LBの照射(溶融接合工程)とを繰り返し、造形部13で溶融結合体25を順次に積層することで、3次元形状データに応じた形状の積層造形物が得られる。
<オーバーハング部を有する積層造形物の造形>
図3は、オーバーハング部31を有する積層造形物30の概略形状を示す斜視図である。図4は、図3のIV-IV線断面におけるサポート部を表す模式的な断面図である。
図3に示すように、粉末床溶融結合方式により、柱部35に接続されるオーバーハング部31を有した積層造形物30を造形する場合がある。このような、オーバーハング部31を有する積層造形物30を造形するには、オーバーハング部31の形状を崩さないように造形することが必要となる。ここでいうオーバーハングとは、積層方向に関して、上層が下層から張り出して形成された部分を指し、庇のように下層より上層が突き出た部分を意味する。
このため、オーバーハング部31を有する積層造形物30を造形する際には、オーバーハング部31を下方から支持するサポート部40(図3に点線で示す領域)を造形する。そして、造形したサポート部40の上部にオーバーハング部31を造形し、サポート部40、柱部35及びオーバーハング部31が一体に設けられた積層造形物30を造形する。その後、この積層造形物30からサポート部40を除去する。
図4に示すように、本例では、サポート部40は、複数のサポート片41A,41Bから立体的に形成されている。これらのサポート片41A,41Bは、薄板状に形成されており、鉛直方向である積層方向L(図3参照)に沿って立設されている。サポート部40では、積層方向Lに直交する面において、サポート片41A,41Bが互いに直交するように交差した格子状に形成されている。
また、サポート部40は、積層方向Lに直交する面において、外縁部分に連結壁43が形成されている。図4においては、サポート部40の外周に連結壁43を形成した様子を示している。この連結壁43は、サポート部40の外縁が長方形状の壁部からなる。連結壁43は、サポート部40の全周にわたって設けられている。これにより、連結壁43は、積層方向Lに直交する面において、環状に形成されており、この連結壁43によってサポート片41A,41Bの端部が連結されている。連結壁43の肉厚は、条件に応じて任意に設定され、厚くするほど強度が向上する。
このような薄板状のサポート片41A,41Bからなるサポート部40を溶融接合工程で造形してオーバーハング部31を造形すれば、全体の熱変形を抑えつつオーバーハング部31を良好に支持でき、しかも、積層造形物30の造形後に容易に除去することが可能である。
また、積層方向Lに直交する面において、サポート部40の外縁部分に、サポート片41A,41Bの端部を連結する連結壁43を形成することにより、積層造形中におけるサポート部40の崩壊を抑えることができる。
ここで、参考例に係るサポート部について説明する。
図5は、参考例に係るサポート部40Rの積層方向Lに直交する方向の模式的な断面図である。
図5に示すように、参考例においても、サポート部40Rは、薄板状に形成された複数のサポート片41A,41Bから構成されている。これらのサポート片41A,41Bも、鉛直方向である積層方向L(図3参照)に沿って立設されており、積層方向Lに直交する面において、互いに直交するように交差した格子状に形成されている。
このような薄板状のサポート片41A,41Bからなる参考例に係るサポート部40Rを溶融接合工程で造形してオーバーハング部31を支持すれば、積層造形物30の造形後に容易に除去することが可能である。
このように、参考例に係るサポート部40Rでは、造形後における高い除去性能を有するが、例えば、粉末敷設工程におけるリコータ17の移動時に、サポート片41A,41Bの端部にリコータ17からの外力が付与されて崩壊してしまうおそれがある。
これに対して、本構成の積層造形方法では、積層方向Lに直交する面において、サポート部40の外縁部分に、サポート片41A,41Bの端部を連結する連結壁43を形成することにより、粉末敷設工程においてリコータ17が移動しても、サポート部40の崩壊を抑えることができる。つまり、サポート部40を崩壊させることなく、サポート部40によってオーバーハング部31を十分に支持し、造形後にサポート部40を容易に除去できる。
なお、上記構成例では、複数の薄板状のサポート片41A,41Bから立体的なサポート部40を形成する場合を例示したが、サポート片としては棒状であってもよく、例えば、複数の棒状のサポート片を鉛直方向及び水平方向に交差させて立体的なサポート部40を形成してもよい。
次に、本構成の積層造形方法の変形例について説明する。
(変形例1)
図6は、変形例1に係るサポート部40Aの積層方向Lに直交する方向の模式的な断面図である。
図6に示すように、変形例1では、積層方向Lに直交する断面が楕円状の外形を有したサポート部材40Aを形成する。このサポート部40Aの外縁に沿って、幅(肉厚)を変化させた連結壁43が設けられている。サポート部40Aの連結壁43は、具体的には、リコータ17の移動方向であるリコート方向Sと交差する部分を、リコート方向Sに沿う部分よりも幅広に形成する。
このようなサポート部40Aを形成すれば、特に連結壁43におけるリコータ17から外力が付与されるリコート方向Sと交差する部分を幅広とするので、このリコータ17からの外力による崩壊を良好に抑えつつ、サポート部40Aによってオーバーハング部31を十分に支持し、造形後にサポート部40Aをより容易に除去できる。これは、断面が楕円形状のサポート部材40Aのような場合、このサポート部40Aの外縁位置に応じて、リコータ17からの力と連結壁43との交差角が異なることから、この力の方向に対する剛性が異なり、結果、発生応力が異なることに起因する。すなわち、このような発生応力の違いを考慮して、それぞれの外縁位置で必要な連結壁43の幅を、剛性(つまり、リコート方向Sと外縁との交差角)に応じて適切に形成しているため、サポート部40Aは、オーバーハング部31を十分に支持し、造形後に容易に除去される。なお、図4に示すように、サポート部材40の断面が矩形状である場合には、リコート方向Sと交差する外縁の辺(対向する2辺)を、他の2辺の外縁よりも幅広にすればよい。
(変形例2)
図7は、変形例2に係るサポート部40Bの積層方向Lに直交する方向の模式的な断面図である。
図7に示すように、変形例2では、積層方向Lに直交する断面がL字状の外形を有したサポート部40Bを形成する。そして、このサポート部40Bでは、リコータ17の移動方向であるリコート方向Sと交差する部分のみに直線状の連結壁43を形成する。
このようなサポート部40Bを形成すれば、リコータ17から受ける外力によるサポート部40Bの崩壊を連結壁43で抑えつつ、サポート部40Bによってオーバーハング部31を十分に支持し、造形後にサポート部40Bをより容易に除去できる。
なお、サポート部40Bに形成する連結壁43は、少なくともリコータ17のリコート方向Sの後方側の縁部に形成すればよい。したがって、リコータ17を一方向へ移動させて造形部13に金属粉末23を敷設し、その後、リコータ17を上昇させてパウダーポッド15の下方である他方向へ戻す場合では、一方向へ向かうリコート方向Sの後方側の縁部だけに連結壁43を形成すればよい。
(変形例3)
図8は、変形例3に係るサポート部40Cの積層方向Lに直交する方向の模式的な断面図である。
図8に示すように、変形例3では、積層方向Lに直交する断面が楕円状の外形を有したサポート部材40Cを形成する。このサポート部材40Cは、複数の分割連結壁45からなる連結壁43を有する。複数の分割連結壁45は、サポート片41A,41Bの端部に連結されてサポート部40Cの外縁に沿って互いに隣接されている。
このようなサポート部40Cを形成すれば、積層造形中におけるサポート部40Cの崩壊を良好に抑えることができ、また、連結壁43自体の強度が抑えられるので、造形後により容易に除去できる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせること、及び明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 造形部に金属粉末の層を形成する粉末敷設工程と、前記造形部に敷設された金属粉末を選択的に溶融接合させる溶融接合工程と、を繰り返し、溶融結合体を順次に積層してオーバーハング部を有する積層造形物を造形する積層造形方法であって、
前記溶融接合工程において、
薄板状または棒状の複数のサポート片からなる立体構造のサポート部を形成するとともに、積層方向に直交する面における前記サポート部の外縁部分の少なくとも一部に前記サポート片の端部を連結する連結壁を形成し、
前記連結壁を有する前記サポート部によって前記オーバーハング部を支持する、積層造形方法。
この構成の積層造形方法によれば、オーバーハング部を支持するサポート部として、薄板状または棒状の複数のサポート片からなるサポート部によって前記オーバーハング部を支持する。このように、薄板状または棒状の複数のサポート片からなるサポート部は、全体の熱変形を抑えつつオーバーハング部を良好に支持し、造形後に容易に除去できる。
また、積層方向に直交する面において、サポート部の外縁部分の少なくとも一部に、サポート片の端部を連結する連結壁を形成することにより、積層造形中におけるサポート部の崩壊を抑えることができる。
このように、本構成によれば、サポート部を崩壊させることなく、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持し、造形後にサポート部を容易に除去できる。
(2) 曲線状または直線状の前記連結壁を前記サポート部の外縁に沿って形成する、(1)に記載の積層造形方法。
この構成の積層造形方法によれば、サポート部の外縁に沿う曲線状または直線状の連結壁を形成することにより、積層造形中におけるサポート部の崩壊を良好に抑えることができる。
(3) 前記サポート片の端部に連結されて前記サポート部の外縁に沿って互いに隣接する複数の分割連結壁からなる前記連結壁を形成する、(1)または(2)に記載の積層造形方法。
この構成の積層造形方法によれば、サポート片の端部に形成されてサポート部の外縁に沿って互いに隣接する複数の分割連結壁からなる連結壁を形成することにより、積層造形中におけるサポート部の崩壊を良好に抑えることができる。また、連結壁自体の強度が抑えられるので、造形後により容易に除去できる。
(4) 前記粉末敷設工程において、前記造形部上でリコータを移動させて前記金属粉末の層を形成し、
前記溶融接合工程において、前記リコータの移動方向であるリコート方向と交差する部分が前記リコート方向に沿う部分よりも幅広な前記連結壁を前記サポート部の外縁部分に形成する、(1)~(3)のいずれか一つに記載の積層造形方法。
この構成の積層造形方法によれば、粉末敷設工程の際に移動するリコータから受ける力によるサポート部の崩壊を抑えつつ、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持し、造形後にサポート部をより容易に除去できる。
(5) 前記粉末敷設工程において、前記造形部上でリコータを移動させて前記金属粉末の層を形成し、
前記溶融接合工程において、前記サポート部における前記リコータの移動方向であるリコート方向と交差する少なくとも前記リコート方向の後方側の縁部に前記連結壁を形成する、(1)~(3)のいずれか一つに記載の積層造形方法。
この構成の積層造形方法によれば、粉末敷設工程の際に移動するリコータから受ける力によるサポート部の崩壊を抑えつつ、サポート部によってオーバーハング部を十分に支持できる。また、少なくともサポート部におけるリコート方向の後方側の縁部に連結壁を形成するので、造形後にサポート部をより容易に除去できる。
13 造形部
17 リコータ
23 金属粉末
25 溶融結合体
30 積層造形物
31 オーバーハング部
40,40A,40B,40C サポート部
41A,41B サポート片
43 連結壁
45 分割連結壁
L 積層方向
S リコート方向

Claims (5)

  1. 造形部に金属粉末の層を形成する粉末敷設工程と、前記造形部に敷設された金属粉末を選択的に溶融接合させる溶融接合工程と、を繰り返し、溶融結合体を順次に積層してオーバーハング部を有する積層造形物を造形する積層造形方法であって、
    前記溶融接合工程において、
    薄板状または棒状の複数のサポート片からなる立体構造のサポート部を形成するとともに、積層方向に直交する面における前記サポート部の外縁部分の少なくとも一部に前記サポート片の端部を連結する連結壁を形成し、
    前記連結壁を有する前記サポート部によって前記オーバーハング部を支持する、
    積層造形方法。
  2. 曲線状または直線状の前記連結壁を前記サポート部の外縁に沿って形成する、
    請求項1に記載の積層造形方法。
  3. 前記サポート片の端部に連結されて前記サポート部の外縁に沿って互いに隣接する複数の分割連結壁からなる前記連結壁を形成する、
    請求項1または請求項2に記載の積層造形方法。
  4. 前記粉末敷設工程において、前記造形部上でリコータを移動させて前記金属粉末の層を形成し、
    前記溶融接合工程において、前記リコータの移動方向であるリコート方向と交差する部分が前記リコート方向に沿う部分よりも幅広な前記連結壁を前記サポート部の外縁部分に形成する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の積層造形方法。
  5. 前記粉末敷設工程において、前記造形部上でリコータを移動させて前記金属粉末の層を形成し、
    前記溶融接合工程において、前記サポート部における前記リコータの移動方向であるリコート方向と交差する少なくとも前記リコート方向の後方側の縁部に前記連結壁を形成する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の積層造形方法。
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