JP6338305B1 - 支持部材、造形モデル生成装置、制御装置、および造形物の造形方法 - Google Patents

支持部材、造形モデル生成装置、制御装置、および造形物の造形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】三次元形状造形物の造形後に支持部材を容易に除去することを可能とする【解決手段】支持部材は、第1構造層と、第2構造層とを備える。第1構造層及び第2構造層は、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面を形成する。第1構造層は、複数の第1構造部材を備える。第2構造層は、複数の第2構造部材を備える。複数の第1構造部材は、第1構造層の積層面内で同一方向に延びる。複数の第2構造部材は、第2構造層の積層面内で同一方向に延びるとともに、第1構造部材の延びる方向と交差する方向に延びる。第1構造部材は、第1構造層の積層面内で第1構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置されている。第2構造部材は、第2構造層の積層面内で第2構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置されている。【選択図】図4

Description

この発明は、支持部材、造形モデル生成装置、制御装置、および造形物の造形方法に関する。
特許文献1には、基台に成形層を積層させて三次元造形物を造形する三次元積層造形装置が記載されている。この特許文献1に記載された三次元積層造形装置は、粉末材料に向けて光ビームを照射して粉末材料を溶融させて成形層を形成するとともに、この成形層を積層させることで三次元造型物を造形する。
特開2015−196265号公報
特許文献1に記載されたような三次元積層造形装置においては、下方に成形層が形成されていないオーバーハング部を備える三次元造形物を造形する場合がある。このようなオーバーハング部を備えた三次元造型物は、成形層を積層させる際にオーバーハング部が重力等により下方に向けて変形しないように、オーバーハング部を下方から支持する支持部材が必要となる場合がある。
この支持部材は、通常、オーバーハング部の造形が完了した後に除去される。しかし、三次元造型物の形状によっては、支持部材を除去するための工具を用いた手作業や機械加工が困難な場合がある。また、支持部材の除去には、研磨用の流体を噴射して除去する方法もある。しかし、支持部材が狭小部等に配置されている場合には、支持部材を完全に除去しきれない可能性が有るとともに、造形物も削られてしまう可能性が有る。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、三次元形状造形物の造形後に容易に除去可能な支持部材、造形モデル生成装置、制御装置、および造形物の造形方法を提供するものである。
本発明の第1の態様によれば、支持部材は、三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の目的物を造形する過程で、前記目的物が備える水平方向に張り出す張出部を下方から支持する支持部材であって、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面を形成する第1構造層及び第2構造層を備え、前記第1構造層は、前記第1構造層の積層面内で同一方向に延びる複数の第1構造部材を備え、前記第2構造層は、前記第2構造層の積層面内で同一方向に延びるとともに、前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に延びる複数の第2構造部材を備え、前記第1構造部材は、前記第1構造層の積層面内で前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置され、前記第2構造部材は、前記第2構造層の積層面内で前記第2構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置されている。前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準に、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準に、形成される。
このように構成することで、第1構造層には、第1構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて複数の隙間が形成され、第2構造層には、第2構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて複数の隙間が形成される。そのため、支持部材の水平断面形状が高さ方向で一定に形成されている場合と比較して、支持部材の強度を低下させることができる。
さらに、第1構造層の積層面内で第1構造部材がそれぞれ間隔をあけて配置されるとともに、第2構造層の積層面内で第2構造部材がそれぞれ間隔をあけて配置されるので、熱膨張等が生じた場合の逃げ場となる。さらに、表面積を増加できるため、放熱性能を向上でき、温度分布が生じることを抑制できる。そのため、熱応力が作用することを抑制できる。
さらに、第1構造層と第2構造層とが上下方向に交互に積層されるため、造形物の張出部を下方から支持した場合には、第1構造層と第2構造層とに対してそれぞれ圧縮方向の力のみを作用させることができる。つまり、上下方向には高剛性とすることができる。その一方で、上下方向とは異なる水平方向成分を含む方向から入力が有った場合、又は上下方向でも局所的に力が加わった場合には、第1構造部材と第2構造部材との間に、せん断方向又は剥離方向に力が作用する。すなわち、張出部を支持する以外の力に対しては、強度を低くして脆くすることができる。
その結果、三次元形状の造形物を造形した後に支持部材を容易に除去することができる。
また、このように構成することで、上下方向に隙間を有しつつ緻密な積層構造を形成することができる。そのため、上下方向の力に対して剛性を高めることができる。また、このように構成することで、支持部材を、上方から見て緻密な格子状に形成することができる。そのため、張出部を支持部材の上で形成する場合に、張出部の形状に支持部材の形状が影響を及ぼすことを抑制できる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る支持部材は、前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さのN倍(Nは自然数)、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅のM倍(Mは自然数)に形成される。
本発明の第4の態様によれば、第3の態様に係る支持部材は、同一積層面内で隣り合う前記第1構造部材の間隔及び同一積層面内で隣り合う前記第2構造部材の間隔は、前記単位積層幅と同一寸法であるものであってよい。
このように構成することで、第1構造部材が熱膨張した場合であっても、隣り合う第1構造部材の間の隙間に熱膨張分を逃がすことができる。同様に、第2構造部材が熱膨張した場合であっても、隣り合う第2構造部材の間の隙間に熱膨張分を逃がすことができる。
その結果、隣り合う第1構造部材の接触及び隣り合う第2構造部材の接触を抑制して、この接触により熱応力が作用することを抑制できる。
本発明の第5の態様によれば、第1から4の何れか一の態様に係る支持部材は、上下方向で隣接する前記第1構造部材と前記第2構造部材とは一体に形成されている。
このように構成することで、第1構造層と第2構造層との位置がずれることを抑制できる。
本発明の第6の態様によれば、第1から5の何れか一の態様に係る支持部材は、前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、粉状の前記材料が未溶融の部分と前記粉状の材料が溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体からなる。
このように構成することで、第1構造部材と第2構造部材とが脆性破壊し易くなる。そのため、支持部材を容易に破壊することができる。
本発明の第7の態様によれば、第1から6の何れか一の態様に係る支持部材は、前記第1構造部材と前記第2構造部材とは、それぞれ直線状に形成され、上方から見て互いに直交するように配置されている。
このように構成することで、上方から見て第1構造部材と第2構造部材との接触点の分布をより一様にすることができる。そのため、造形物の張出部をより安定的に支持することができる。
本発明の第8の態様によれば、造形モデル生成装置は、三次元形状の造形物の造形制御に用いる三次元図形データである造形モデルを生成する造形モデル生成装置であって、目的物の形状を示す目的物図形からなる三次元図形データである目的物モデルを取得する取得部と、前記目的物図形のうち水平方向に張り出す部分である張出部を特定する特定部と、前記目的物図形に、前記張出部の下方に接する上記支持部材の形状を示す支持部材図形を追加することで、前記造形モデルを生成する生成部とを備える。
本発明の第9の態様によれば、制御装置は、材料を積層させて三次元形状の造形物を造形する三次元積層造形装置の制御装置であって、目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを、高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する分割部と、前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択する選択部と、造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する第1指示生成部と、前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引させることで、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面であって、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準とし、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準とした、複数の積層面を形成させる掃引指示を生成する第2指示生成部とを備える。
また、本発明の第10の態様によれば、制御装置は、粉状の材料を積層させて三次元形状の造形物を造形する三次元積層造形装置の制御装置であって、目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを、高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する分割部と、前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択する選択部と、造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する第1指示生成部と、前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する第2指示生成部とを備え、前記第2指示生成部は、前記材料が未溶融の部分と溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体となるように、前記掃引指示を生成する。
本発明の第11の態様によれば、造形物の造形方法は、三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の造形物の造形方法であって、目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成することと、前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択することと、造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射することと、前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引することで、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面であって、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準とし、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準とした、複数の積層面を形成することとを含む。
また、本発明の第12の態様によれば、造形物の造形方法は、三次元積層造形装置により粉状の材料を積層させて三次元形状の造形物の造形方法であって、目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成することと、前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択することと、造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射することと、前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を、前記材料が未溶融の部分と溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体となるように掃引することとを含む
上記少なくとも何れか1つの態様によれば、造形物の造形後に容易に支持部材を除去することが可能となる。
第1実施形態の三次元積層造形装置の概略構成を示す構成図である。 第1実施形態における支持部材の配置を示す断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 第1実施形態における支持部材の概略構成を示す斜視図である。 図4に示す支持部材を、上方から見た模式図である。 支持部材の第2変形例における図5に相当する図である。 第1実施形態における制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。 第1実施形態における三次元積層造形装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における三次元積層造形装置の動作を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1実施形態〉
《三次元積層造形装置》
第1実施形態の三次元積層造形装置は、金属の粉末を焼き固めた焼結層を形成するとともに、この焼結層を繰り返し形成して一体に積層することで、三次元形状の造形物を形成する、いわゆる粉末焼結積層造形を行う。なお、三次元積層造形装置による造形方式は、粉末焼結積層造形に限られない。
図1は、第1実施形態の三次元積層造形装置の概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、第1実施形態における三次元積層造形装置1は、造形部2、供給部3、リコータ4、照射器5、制御装置6を備える。
造形部2は、箱型をなす。造形部2の底面部2aは、鉛直方向に昇降可能となっている。底面部2aには、焼結層を積層可能な造形台2bが設けられる。造形物10の造形前においては、底面部2aの高さは、造形部2の開口面と同じ高さとなっている。造形部2内には、リコータ4によって粉末材料Pが供給される。粉末材料Pとしては、例えば、鉄、銅、アルミニウム、チタン等の金属を用いることができる。また粉末材料Pとしては、セラミック等の金属以外の粉末を用いてもよい。造形部2内の粉末材料Pが照射器5が照射するレーザ光によって溶融し、焼結することで、造形物10を構成する焼結層が形成される。そして、造形物10の造形開始後、底面部2aが順次下降することで、焼結層を順次積層することができる。
供給部3は、造形部2に隣接して設けられる。供給部3は、造形部2と同様の箱型をなす。供給部3の底面部3aは、鉛直方向に昇降可能となっている。造形物10の造形前においては、底面部3aは供給部3の下端に位置しており、供給部3内には、粉末材料Pが充填されている。そして、造形物10の造形開始後、焼結層が形成される度に、底面部3aが順次上昇することで、造形部2に供給すべき量の粉末材料Pを供給部3の開口面より上に押し出すことができる。
リコータ4は、造形部2および供給部3の内寸より長い板状部材である。リコータ4は、供給部3から押し出された粉末材料Pを造形部2へ移送する。これによりリコータ4は、造形部2に所定の厚みの粉末材料層を形成することができる。
照射器5は、造形部2の上方から造形部2に向けてレーザ光(例えば、炭酸ガスレーザ等)を照射する。照射器5によるレーザ光の照射位置は、制御装置6によって制御される。
制御装置6は、目的物の形状を示す三次元図形データである目的物モデルの入力を受け付け、目的物モデルに基づいて照射器5の動作を制御する。
上述した三次元積層造形装置1によれば、造形部2内の粉末材料Pに対して照射器5がレーザ光を一方向に照射することにより、溶融状態となった粉末材料が線状(言い換えれば、二次元形状)の焼結層(以下、単にビードと称する)を形成する。三次元積層造形装置1は、このビードを高さ方向に積層していくことで立体的な三次元形状の造形物10を造形する。
《造形物》
図2は、第1実施形態における支持部材の配置を示す断面図である。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。
図2、図3に示すように、目的物モデルによって表される目的物11は、水平方向に張り出す張出部11aを有する場合がある。第1実施形態における張出部11aは、鉛直方向に延びる仮想線K1(鉛直線)に対する角度が45°(図2,3中、「45deg」で示す)を超える部分である。このように、鉛直方向に延びる仮想線K1に対する角度が45°を超える張出部11aは、下層に焼結層が存在しないと、焼結後の冷却時に変形して固化してしまう可能性がある。例えば、張出部11aは、収縮して上方へめくれ上がった状態で固化してしまう可能性がある。そのため、張出部11aの下方には、通常、支持部材12が配置される。つまり、目的物11が張出部11aを有する場合、三次元積層造形装置1が生成する造形物10は、目的物11と支持部材12とを備える。
ここで、仮想線K1に対する張出部11aの角度は、例えば、仮想線K1を含む断面視で、仮想線K1と、張出部11aの内周面11bとのなす角度とすることができる。なお、図2においては、張出部11aが鉛直方向に延びる仮想線K1に対して斜め上方に向かって延びる場合を示しているが、張出部11aは、斜め下方に向かって延びている場合もある。
《支持部材》
図4は、第1実施形態における支持部材の概略構成を示す斜視図である。図5は、図4に示す支持部材を、上方から見た模式図である。
支持部材12は、上述した三次元形状の造形物10を造形する過程で、張出部11aを下方から支持する部材である。支持部材12は、第1構造層13と第2構造層14とを備えている。これら第1構造層13と第2構造層14とは、上下方向で交互に積層されている。ここで、第1構造層13と第2構造層14とは、上下方向で交互に積層されていればよく、例えば、支持部材12の最下層及び最上層には、第1構造層13と第2構造層14との何れが配置されていても良い。
第1構造層13は、複数の第1構造部材13aを備えている。一つの第1構造層13が備える複数の第1構造部材13aは、一つの第1構造層13の積層面内で同一方向に延びている。ここで、「積層面」とは、例えば、一つの第1構造層13において、その厚さ方向の中心を通る水平方向に広がる仮想面と言い換えることができる(第2構造層14の積層面も同様)。
第1構造部材13aは、例えば、上述した三次元積層造形装置1により一度に積層可能な単位積層幅と同じ幅で形成されてよい。言い換えれば、第1構造部材13aは、照射器5からレーザ光が照射されることにより造形台2b上に形成されるビードの幅(以下、ビード幅と称する)と同じ幅で形成されてよい。
更に、第1構造部材13aは、三次元積層造形装置1により一度に積層可能な単位積層厚さで形成されてよい。すなわち、第1構造部材13aは、一度に形成可能な一本のビードの厚さと同じ厚さで形成されてよい。
一つの第1構造層13を構成する複数の第1構造部材13aは、第1構造層13の積層面内で、第1構造部材13aの延びる方向(図3中、a方向)と交差する方向(以下、b方向と称する)に間隔をあけて配置されている。b方向で隣り合う第1構造部材13aの間隔は、上述した単位積層幅と同一寸法にすることができる。
第2構造層14は、複数の第2構造部材14aを備えている。一つの第2構造層14が備える複数の第2構造部材14aは、一つの第2構造層14の積層面内で同一方向に延びている。さらに、第2構造部材14aは、第1構造部材13aの延びるa方向と交差するb方向に延びている。
第2構造部材14aは、第1構造部材13aと同様に、例えば、上述した単位積層幅と同じ幅で形成することができる。言い換えれば、第2構造部材14aは、ビード幅と同じ幅で形成することができる。更に、第2構造部材14aは、単位積層厚さである一本のビードの厚さと同じ厚さで形成することができる。
一つの第2構造層14を構成する複数の第2構造部材14aは、第2構造層14の積層面内で、第2構造部材14aの延びるb方向と交差するa方向に間隔をあけて配置されている。a方向で隣り合う第2構造部材14aの間隔は、上述した単位積層幅と同一寸法にすることができる。
図5に示すように、第1実施形態における第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、それぞれ直線状に形成されている。そして、第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、上方から見て直交するように配置されている。つまり、支持部材12は、上方から見ると、格子状に形成されている。
第1実施形態における支持部材12は、上述した三次元積層造形装置1により形成することができる。この場合、第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、それぞれ一本のビードにより形成することができる。そして、支持部材12は、第1構造層13の上に第2構造層14を積層し、同様に第2構造層14の上に第1構造層13を積層する工程を繰り返すことで形成できる。
このように形成された支持部材12は、上下方向で隣り合う第1構造層13の第1構造部材13aと第2構造層14の第2構造部材14aとが重なる部分で接合される。すなわち、第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、それぞれの相対移動ができない状態となる。
なお、第1実施形態においては、単位積層幅と同じ幅、単位積層厚さと同じ厚さで第1構造部材13aと第2構造部材14aとを形成した。更に、b方向における第1構造部材13aの間隔と、a方向における第2構造部材14aの間隔とを単位積層幅とする場合について説明した。しかし、第1構造部材13aと第2構造部材14aとのそれぞれの幅、厚さは、上記単位積層幅及び単位積層厚さに限られない。また、単一のビードによって第1構造部材13aと第2構造部材14aとを構成する場合について説明したが、複数のビードによって第1構造部材13aと第2構造部材14aとを構成するようにしても良い。
さらに、b方向で隣り合う第1構造部材13aの間隔とa方向で隣り合う第2構造部材14aの間隔とは、それぞれ三次元形状の造形物10の材料の特性、例えば、比熱、熱伝導率、密度、表面張力等に応じて、上述した三次元積層造形装置1で造形する際に、格子の形状が崩れないような間隔とすればよい。
また、上述した第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、図示都合上、断面四角形の柱状に形成される場合を例示した。しかし、第1構造部材13aと第2構造部材14aとの形状は、実際には、ビードが固化したときの形状であるため、断面四角形には限られない。
さらに、一つの第1構造層13における第1構造部材13aの本数と、一つの第2構造層14における第2構造部材14aの本数とは、それぞれ図4、図5に示す本数に限られない。これら第1構造部材13aと第2構造部材14aとの本数は、例えば、張出部11aの形状に応じて、調整される。具体的には、図2、図3に示すような上方に向かって凸の湾曲形状の張出部11aに対しては、支持部材12の上部の階層ほど、第1構造部材13aの本数及び第2構造部材14aの本数が漸次減少される。
したがって、上述した第1実施形態によれば、第1構造層13には、第1構造部材13aの延びる方向と交差する方向に間隔をあけて複数の隙間が形成され、第2構造層14には、第2構造部材14aの延びる方向と交差する方向に間隔をあけて複数の隙間が形成される。そのため、支持部材12の水平断面形状が高さ方向で一定に形成されている場合と比較して、支持部材12の強度を低下させることができる。
さらに、第1構造層13の積層面内で第1構造部材13aがそれぞれ間隔をあけて配置されるとともに、第2構造層14の積層面内で第2構造部材14aがそれぞれ間隔をあけて配置されるので、これらの隙間が、熱膨張等が生じた場合の逃げ場となる。さらに、これら隙間が形成されることで表面積を増加できるため、放熱性能を向上でき、支持部材12に温度分布が生じることを抑制できる。そのため、支持部材12に熱応力が作用することを抑制できる。
さらに、第1構造層13と第2構造層14とが上下方向に交互に積層されるため、目的物11の張出部11aを下方から支持した場合には、第1構造層13と第2構造層14とに対してそれぞれ圧縮方向の力のみを作用させることができる。つまり、支持部材12を上下方向には高剛性に形成することができる。その一方で、上下方向とは異なる水平方向成分を含む方向から入力が有った場合、及び、上下方向でも局所的に力が加わった場合には、第1構造部材13aと第2構造部材14aとの間に、せん断方向又は剥離方向に力が作用する。すなわち、張出部11aを支持する以外の力に対しては、強度を低くして脆くすることができる。
その結果、三次元形状の造形物10を造形した後に支持部材12を容易に除去することができる。例えば、造形物10を流体研磨することにより、造形物10から支持部材12を除去し、目的物11を得ることができる。また例えば、造形物10を冷却し、造形物10を収縮させることで、目的物11から支持部材12を剥離させることができる。冷却による支持部材12の剥離は、支持部材12の表面積が目的物11に対し十分に大きいために生じる。
《支持部材の第1変形例》
上述した第1実施形態においては、金属の粉末を焼き固めた焼結層によって支持部材12を形成する場合について説明した。しかし、この構成に限られない。例えば、より支持部材12の除去性能を高めたいときには、支持部材12を半焼結体からなるビード(言い換えれば、仮焼結のビード)によって形成しても良い。ここで、半焼結体からなるビードとは、金属の粉末の一部が溶融されずに残存している状態で造形されたビードを意味する。つまり、半焼結体からなるビードは、金属の粉末が溶融して固化した部分と、未溶融の金属の粉末の部分とが混在している。この半焼結体からなるビードにより第1構造部材13aと第2構造部材14aとをそれぞれ造形するには、例えば、金属の粉末が融点付近の温度となるような出力で上述した照射器5から光ビームを短時間照射する方法を用いても良い。このようにすることで、金属の粉末に、融点を超える部分と融点を超えない部分とを生じさせることができ、上述した半焼結体からなるビードを容易に造形することができる。
この第1変形例によれば、第1構造部材13aと第2構造部材14aとが脆性破壊し易くなる。そのため、支持部材12を、より一層、容易に破壊することが可能となる。
なお、第1変形例においては、第1構造部材13aと第2構造部材14aとの両方が半焼結体からなるビードによって造形される場合について説明した。しかし、第1構造部材13aと第2構造部材14aとの何れか一方のみ半焼結体からなるビードによって造形するようにしても良い。また、支持部材12のうち、上下方向の一部の階層の第1構造部材13a、第2構造部材14aのみ、半焼結体からなるビードで造形するようにしても良い。このように半焼結体を用いる場所を変化させることで、支持部材12の強度を適宜調整することができる。
《支持部材の第2変形例》
図6は、支持部材の第2変形例における図5に相当する図である。
上述した第1実施形態においては、上方から見て、それぞれ直線状に形成された第1構造部材13aと第2構造部材14aとが直交するように支持部材12を形成する場合について説明した。しかし、この構成に限られない。第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、上方から見て、交差するように形成されていれば良く、例えば、図6に示すように、支持部材12を上方から見て斜め格子(言い換えれば、ひし形)を形成するようにしてもよい。
上記第1実施形態の第2変形例によれば、特に、ひし形の短い方の対角線が延びる方向(図6中、b方向)からの入力に対して、支持部材12の強度を低下させることができる。したがって、より一層、支持部材12の除去性能を向上できる。
なお、上述した第1実施形態及び各変形例においては、第1構造部材13aと第2構造部材14aとが直線状のビードで形成される場合について説明した。しかし、これら第1構造部材13aと第2構造部材14aとは直線状に限られない。第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、例えば、上方から見て曲線状や波線状であっても良い。また、第1構造部材13aと第2構造部材14aとは、上方から見て格子状を形成すればよく、例えば、上方から見て直線、曲線、波線などを適宜組み合わせた線状であっても良い。
さらに、第1実施形態の第1変形例の半焼結体からなるビードによって第1実施形態の第2変形例の支持部材12を形成しても良い。
《制御装置》
三次元積層造形装置1の制御装置6は、造形物10を造形するときに、張出部11aの下方に上述した支持部材12を形成するように、照射器5を制御する。
図7は、第1実施形態における制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。
制御装置6は、取得部61、特定部62、モデル生成部63、分割部64、選択部65、第1指示生成部66、第2指示生成部67、出力部68を備える。
取得部61は、目的物11の形状を示す目的物図形からなる三次元図形データである目的物モデルを取得する。目的物モデルは、例えばCAD(Computer-Aided Design)ソフトウェアにより作成された三次元図形データであってよい。
特定部62は、目的物モデルに含まれる目的物図形の張出部11aの位置を特定する。
モデル生成部63は、目的物モデルに含まれる目的物図形に、張出部11aの下方に接する支持部材12の形状を示す支持部材図形を追加することで、造形モデルを生成する。造形モデルは、造形物10の造形制御に用いる三次元図形データである。なお、支持部材12の形状を示す支持部材図形は、支持部材12を配置する範囲を示す支持部材図形の一例である。
つまり、第1実施形態に係る制御装置6は、造形モデル生成装置の一例である。
分割部64は、モデル生成部63が生成した造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する。分割部64による分割の幅(分割造形モデルの高さ)は、単位積載幅に相当する長さである。
選択部65は、複数の分割造形モデルのうち、照射器5によって形成すべき積載層に相当する分割造形モデルを選択する。
第1指示生成部66は、造形台2b上に敷かれた粉末材料の層のうち、選択部65によって選択された分割造形モデルの目的物図形に相当する部分に、レーザ光を照射させる照射指示を生成する。例えば、第1指示生成部66は、分割造形モデルの目的物図形に相当する部分を複数の格子領域に切り分け、乱数に基づいて各格子領域にレーザ光を照射する順番を決定することで、照射指示を生成する。
第2指示生成部67は、造形台2b上に敷かれた粉末材料の層のうち、選択部65によって選択された分割造形モデルの支持部材図形に相当する部分に、複数のレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する。例えば、第2指示生成部67は、支持部材図形のうち、第1構造部材13aに相当する図形、または第2構造部材14aに相当する図形に相当する各部分の一端から他端へ、レーザ光を掃引させる掃引指示を生成する。つまり、第2指示生成部67は、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向(例えばa方向)と交差する方向(例えばb方向)に、その方向に交差する方向(例えばa方向)に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する。
出力部68は、第1指示生成部66が生成した照射指示、および第2指示生成部67が生成した掃引指示を、照射器5に出力する。
《三次元積層造形装置の動作》
三次元積層造形装置1の動作について説明する。
図8は、第1実施形態における三次元積層造形装置の動作を示すフローチャートである。
三次元積層造形装置1に造形物10を造形させる場合、利用者は、制御装置6に目的物モデルを入力する。制御装置6の取得部61は、利用者から目的物モデルを取得する(ステップS1)。次に、特定部62は、目的物モデルに含まれる目的物図形の張出部11aの位置を特定する(ステップS2)。次に、モデル生成部63は、目的物モデルに含まれる目的物図形に、張出部11aの下方に接する支持部材12の形状を示す支持部材図形を追加することで、造形モデルを生成する(ステップS3)。次に、分割部64は、モデル生成部63が生成した造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する(ステップS4)。
次に、選択部65は、複数の分割造形モデルのうち、まだ造形されていない積載層のうち最も下方に位置するものに相当する分割造形モデルを選択する(ステップS5)。第1指示生成部66は、ステップS5で選択した分割造形モデルの目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する(ステップS6)。次に、出力部68は、照射指示を照射器5に出力する(ステップS7)。照射器5は、照射指示に従って粉末材料Pにレーザ光を照射する。これにより、目的物11に相当する焼結層が形成される。
第2指示生成部67は、ステップS5で選択した分割造形モデルの支持部材図形が、第1構造層13に係る図形であるか否かを判定する(ステップS8)。分割造形モデルの支持部材図形に相当する部分が第1構造層13に係る図形である場合(ステップS8:YES)、第2指示生成部67は、分割造形モデルの第1構造部材13aに相当する部分の一端から他端に向けてレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する(ステップS9)。分割造形モデルの支持部材図形に相当する部分が第2構造層14に係る図形である場合(ステップS8:NO)、第2指示生成部67は、分割造形モデルの第2構造部材14aに相当する部分の一端から他端に向けてレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する(ステップS10)。第2指示生成部67が掃引指示を生成すると、出力部68は、掃引指示を照射器5に出力する(ステップS11)。照射器5は、掃引指示に従って粉末材料Pに向けて、同一方向に複数回レーザ光を掃引する。これにより、支持部材12に相当する焼結層が形成される。
次に、選択部65は、ステップS5で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものであるか否かを判定する(ステップS12)。これは、複数の分割造形モデルの全てに相当する積載層について、レーザ光の照射がなされたか否かの判定と等価である。
ステップS5で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものでない場合(ステップS12:NO)、出力部68は、三次元積層造形装置1に、造形台2b上に新たな粉末材料層を形成させる積層指示を出力する(ステップS13)。積層指示が出力されると、造形部2の底面部2aは、粉末材料層の厚みだけ下降する。また供給部3の底面部3aは、粉末材料層の厚みだけ上昇する。これにより、供給部3の開口面より上に粉末材料Pが押し出される。そして、リコータ4は、供給部3から押し出された粉末材料Pを造形部2へ移送する。これにより、造形台2b上に新たな粉末材料層が形成される。制御装置6は、積層指示を出力すると、ステップS5に処理を戻し、次の積載層に係る分割造形モデルを選択する。
他方、ステップS5で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものである場合(ステップS12:YES)、制御装置6は、三次元積層造形装置1の制御を終了する。これにより、三次元積層造形装置1は、支持部材12の除去が容易な造形物10を造形することができる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態の三次元積層造形装置は、第1実施形態の三次元積層造形装置と制御装置6の動作が異なる。
第1実施形態の制御装置6が生成する造形モデルに含まれる支持部材図形は、支持部材12の形状を示すものである。これに対し、第2実施形態の制御装置6が生成する造形モデルに含まれる支持部材図形は、支持部材12を配置する範囲を示すものである。つまり、第2実施形態の支持部材図形は、第1構造部材13aおよび第2構造部材14aに相当する形状の図形を有さない充填された立体図形であってよい。ただし、第2実施形態の造形モデルは、目的物図形と支持部材図形とにそれぞれを区別する識別情報が付される。
《三次元積層造形装置の動作》
三次元積層造形装置1の動作について説明する。
図9は、第2実施形態における三次元積層造形装置の動作を示すフローチャートである。
三次元積層造形装置1に造形物10を造形させる場合、利用者は、制御装置6に目的物モデルを入力する。制御装置6の取得部61は、利用者から目的物モデルを取得する(ステップS101)。次に、特定部62は、目的物モデルに含まれる目的物図形の張出部11aの位置を特定する(ステップS102)。次に、モデル生成部63は、目的物モデルに含まれる目的物図形に、張出部11aの下方に支持部材12を配置する範囲を示す支持部材図形を追加することで、造形モデルを生成する(ステップS103)。次に、分割部64は、モデル生成部63が生成した造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する(ステップS104)。
次に、選択部65は、複数の分割造形モデルのうち、まだ造形されていない積載層のうち最も下方に位置するものに相当する分割造形モデルを選択する(ステップS105)。第1指示生成部66は、ステップS105で選択した分割造形モデルの目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する(ステップS106)。次に、出力部68は、照射指示を照射器5に出力する(ステップS107)。照射器5は、照射指示に従って粉末材料Pにレーザ光を照射する。これにより、目的物11に相当する焼結層が形成される。
第2指示生成部67は、前回の粉末材料層への掃引指示の掃引方向がa方向であるか否かを判定する(ステップS108)。なお、ステップS105で選択した分割造形モデルが造形モデルの最下部に相当する場合、第2指示生成部67は、前回の粉末材料層への掃引指示の掃引方向がa方向でないと判定する。
前回の粉末材料層への掃引指示の掃引方向がa方向でない場合(ステップS108:NO)、第2指示生成部67は、a方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を、a方向に掃引させる掃引指示を生成する(ステップS109)。この掃引指示に従ってレーザ光が掃引されることにより、複数の第1構造部材13aが形成される。
他方、前回の粉末材料層への掃引指示の掃引方向がa方向である場合(ステップS108:YES)、第2指示生成部67は、b方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を、b方向に掃引させる掃引指示を生成する(ステップS110)。この掃引指示に従ってレーザ光が掃引されることにより、複数の第2構造部材14aが形成される。
第2指示生成部67が掃引指示を生成すると、出力部68は、掃引指示を照射器5に出力する(ステップS111)。
次に、選択部65は、ステップS105で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものであるか否かを判定する(ステップS112)。ステップS105で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものでない場合(ステップS112:NO)、出力部68は、三次元積層造形装置1に、造形台2b上に新たな粉末材料層を形成させる積層指示を出力する(ステップS113)。制御装置6は、積層指示を出力すると、ステップS105に処理を戻し、次の積載層に係る分割造形モデルを選択する。
他方、ステップS105で選択した分割造形モデルが、造形モデルの最上部を構成するものである場合(ステップS112:YES)、制御装置6は、三次元積層造形装置1の制御を終了する。これにより、三次元積層造形装置1は、第1実施形態と同様に、支持部材12の除去が容易な造形物10を造形することができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述の実施形態においては、制御装置6が造形モデルの生成および三次元積層造形装置1の制御を行うが、他の実施形態ではこれに限られない。例えば、他の実施形態に係る制御装置6は、造形モデルの生成を行わないものであってよい。この場合、制御装置6は、利用者や外部の装置(造形モデル生成装置)から造形モデルを取得する。
〈コンピュータ構成〉
図10は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ100は、CPU101、主記憶装置102、補助記憶装置103、インタフェース104を備える。
上述の制御装置6は、コンピュータ100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置103に記憶されている。CPU101は、プログラムを補助記憶装置103から読み出して主記憶装置102に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
補助記憶装置103の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置103は、コンピュータ100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース104または通信回線を介してコンピュータ100に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ100が当該プログラムを主記憶装置102に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置103は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置103に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 三次元積層造形装置
2 造形部
3 供給部
4 リコータ
5 照射器
6 制御装置
10 造形物
11 目的物
11a 張出部
12 支持部材
13 第1構造層
13a 第1構造部材
14 第2構造層
14a 第2構造部材
61 取得部
62 特定部
63 モデル生成部
64 分割部
65 選択部
66 第1指示生成部
67 第2指示生成部
68 出力部
P 粉末材料

Claims (12)

  1. 三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の目的物を造形する過程で、前記目的物が備える水平方向に張り出す張出部を下方から支持する支持部材であって、
    上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面を形成する第1構造層及び第2構造層を備え、
    前記第1構造層は、前記第1構造層の積層面内で同一方向に延びる複数の第1構造部材を備え、
    前記第2構造層は、前記第2構造層の積層面内で同一方向に延びるとともに、前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に延びる複数の第2構造部材を備え、
    前記第1構造部材は、前記第1構造層の積層面内で前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置され、
    前記第2構造部材は、前記第2構造層の積層面内で前記第2構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置され
    前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準に、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準に、形成される支持部材。
  2. 前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さのN倍(Nは自然数)、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅のM倍(Mは自然数)に形成される
    請求項1に記載の支持部材。
  3. 三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の目的物を造形する過程で、前記目的物が備える水平方向に張り出す張出部を下方から支持する支持部材であって、
    上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面を形成する第1構造層及び第2構造層を備え、
    前記第1構造層は、前記第1構造層の積層面内で同一方向に延びる複数の第1構造部材を備え、
    前記第2構造層は、前記第2構造層の積層面内で同一方向に延びるとともに、前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に延びる複数の第2構造部材を備え、
    前記第1構造部材は、前記第1構造層の積層面内で前記第1構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置され、
    前記第2構造部材は、前記第2構造層の積層面内で前記第2構造部材の延びる方向と交差する方向に間隔をあけて配置され、
    前記第1構造部材及び前記第2構造部材は、粉状の前記材料が未溶融の部分と前記粉状の材料が溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体からなる
    支持部材。
  4. 同一積層面内で隣り合う前記第1構造部材の間隔及び同一積層面内で隣り合う前記第2構造部材の間隔は、前記単位積層幅と同一寸法である請求項1又は2に記載の支持部材。
  5. 上下方向で隣接する前記第1構造部材と前記第2構造部材とは一体に形成されている請求項1から4の何れか一項に記載の支持部材。
  6. 前記第1構造部材と前記第2構造部材とは、それぞれ直線状に形成され、上方から見て互いに直交するように配置されている請求項1から6の何れか一項に記載の支持部材。
  7. 三次元形状の造形物の造形制御に用いる三次元図形データである造形モデルを生成する造形モデル生成装置であって、
    目的物の形状を示す目的物図形からなる三次元図形データである目的物モデルを取得する取得部と、
    前記目的物図形のうち水平方向に張り出す部分である張出部を特定する特定部と、
    前記目的物図形に、前記張出部の下方に接する請求項1から請求項の何れか1項に記載の支持部材の形状を示す支持部材図形を追加することで、前記造形モデルを生成する生成部と
    を備える造形モデル生成装置。
  8. 三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の目的物を造形する過程で、前記目的物が備える水平方向に張り出す張出部を下方から支持する支持部材であって、
    上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面を形成する第1構造層及び第2構造層を備え、
    前記第1構造層の構造部材である第1構造部材、及び前記第2構造層の構造部材である第2構造部材の少なくともいずれか一方は、粉状の前記材料が未溶融の部分と、前記粉状の材料が溶融後に硬化した部分とを含む、
    支持部材。
  9. 材料を積層させて三次元形状の造形物を造形する三次元積層造形装置の制御装置であって、
    目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを、高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する分割部と、
    前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択する選択部と、
    造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する第1指示生成部と、
    前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引させる掃引指示を生成することで、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面であって、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準とし、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準とした、複数の積層面を形成させる第2指示生成部と
    を備える制御装置。
  10. 粉状の材料を積層させて三次元形状の造形物を造形する三次元積層造形装置の制御装置であって、
    目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを、高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成する分割部と、
    前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択する選択部と、
    造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射させる照射指示を生成する第1指示生成部と、
    前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引させる掃引指示を生成する第2指示生成部と
    を備え、
    前記第2指示生成部は、前記材料が未溶融の部分と溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体となるように、前記掃引指示を生成する
    制御装置。
  11. 三次元積層造形装置により材料を積層させて三次元形状の造形物の造形方法であって、
    目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成することと、
    前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択することと、
    造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射することと、
    前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を掃引することにより、上下方向に交互に積層され、それぞれ水平方向に広がる積層面であって、前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層厚さを基準とし、又は前記三次元積層造形装置により一度に積層可能な単位積層幅を基準とした、複数の積層面を形成すること
    を含む造形物の造形方法。
  12. 三次元積層造形装置により粉状の材料を積層させて三次元形状の造形物の造形方法であって、
    目的物の形状を示す目的物図形と前記目的物において水平方向に張り出す部分である張出部を下方から支持する支持部材を配置する範囲を示す支持部材図形とを含む造形モデルを高さ方向に分割することで複数の分割造形モデルを生成することと、
    前記複数の分割造形モデルの下方側から順に分割造形モデルを選択することと、
    造形台上に敷かれた材料層のうち、選択された前記分割造形モデルの前記目的物図形に相当する部分にレーザ光を照射することと、
    前記材料のうち、選択された前記分割造形モデルの前記支持部材図形に相当する部分に、前回の材料層へのレーザ光の掃引方向と交差する第1方向に、前記第1方向に交差する方向に間隔を空けた複数のレーザ光を、前記材料が未溶融の部分と溶融後に硬化した部分とを含む半焼結体となるように掃引することと
    を含む造形物の造形方法。
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