JP2023082955A - 光ファイバケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバコードの分岐作業の容易化を実現可能な光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】複数の光ファイバコードを備える光ファイバケーブルは、複数の光ファイバコードが断面ハニカム状に束ねられる幹線部分を有し、幹線部分では、複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、当該光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの少なくとも一つに対して剥離可能に連結する。【選択図】図3
Description
本発明は、光ファイバケーブルに関する。
下記特許文献1~9には、光通信に用いられる種々の光ファイバケーブルが開示される。下記特許文献10には、光幹線ケーブルから分岐された分岐ケーブルとターミネ―ションケーブルとを接続する光マイクロボックスが開示される。下記特許文献11には、光ファイバなどを備えるデータセンタが開示される。
上記特許文献11に記載されるようなデータセンタ等では、例えば、上記特許文献8に示されるような複数の光ファイバコード(テザー)を備える光ケーブルが利用される。必要に応じて、光ファイバコードが上記光ケーブルから分岐される。このような光ファイバコードの分岐においては、分岐すべき光ファイバコードの特定、特定された光ファイバコードのみの分岐など精密な作業が必要になる。このため、当該分岐作業の容易化を実現可能な光ファイバケーブルが望まれている。
本発明の一側面の目的は、光ファイバコードの分岐作業の容易化を実現可能な光ファイバケーブルの提供である。
本発明の一側面に係る光ファイバケーブルは、複数の光ファイバコードを備え、複数の光ファイバコードが断面ハニカム状に束ねられる幹線部分を有し、幹線部分では、複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、当該光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの少なくとも一つに対して剥離可能に連結する。
本発明の一側面によれば、光ファイバコードの分岐作業の容易化を実現可能な光ファイバケーブルを提供できる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示の一実施形態は、複数の光ファイバコードを備える光ファイバケーブルであって、複数の光ファイバコードが断面ハニカム状に束ねられる幹線部分を有し、幹線部分では、複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、当該光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの少なくとも一つに対して剥離可能に連結する。
この光ファイバケーブルでは、幹線部分にて、複数の光ファイバコードが断面ハニカム状に束ねられる。これにより、幹線部分から1つの光ファイバコードを分岐させる場合、複数の光ファイバコードのうち最も外側に位置する光ファイバコードのいずれかを分岐できる。この場合、構造上特定される一部の光ファイバコードから分岐させる光ファイバコードを特定でき、かつ、特定された光ファイバコードを選択的に剥離できる。したがって、上記光ファイバケーブルを用いることによって、光ファイバコードの分岐作業の容易化を実現可能である。
上記光ファイバケーブルは、複数の光ファイバコードのそれぞれの一端を収容する分岐部材をさらに備え、複数の光ファイバコードは、第1光ファイバコードと、第1光ファイバコードよりも幹線部分の中心側に位置する第2光ファイバコードとを有し、幹線部分の延在方向において、第1光ファイバコードが幹線部分から分岐する第1位置は、第2光ファイバコードが幹線部分から分岐する第2位置よりも分岐部材に近くてもよい。この場合、例えば光ファイバコードのそれぞれの長さを予め調整することによって、光ファイバコードの分岐順、分岐位置の決定をより容易にできる。
幹線部分では、複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、隣接する別の光ファイバコードの全てに対して剥離可能に連結してもよい。この場合、幹線部分における光ファイバコードがチューブ等によって固定されなかったとしても、光ファイバコードがばらけることを抑制できる。
幹線部分では、複数の光ファイバコードは、複数の光ファイバコードの長手方向に交差する断面内において時計回りもしくは反時計回りの渦巻きに沿って予め定められる規則にしたがって名付けられてもよい。この場合、分岐すべき光ファイバコードの特定をより容易化できる。加えて、上記規則にしたがった名付けによって、各光ファイバコードを容易に見分けられる。
幹線部分は、複数の光ファイバコードの長手方向に交差する一方向に沿って並べられる複数の光ファイバコードと、複数の光ファイバコードのうち一方向において隣り合う光ファイバコード同士を連結する連結部とを備えるテープ状ケーブルの巻回体であり、複数の光ファイバコードは、テープ状ケーブルの巻回方向、もしくは当該巻回方向の逆方向において予め定められる規則にしたがって順に名付けられてもよい。この場合、巻回方向に沿って光ファイバコードを1本ずつ分岐できるので、分岐すべき光ファイバコードの特定をより容易化できる。加えて、上記規則にしたがった名付けによって、各光ファイバコードを容易に見分けられる。
幹線部分の中心側に位置する光ファイバコードほど長くてもよい。もしくは、幹線部分の中心側に位置する光ファイバコードほど短くてもよい。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光ファイバケーブルを備える光通信システムの概略平面図である。図1に示される光通信システム100は、データセンタ、基地局などに設けられる装置群であり、光通信システム100は、サーバラック群101,102と、配線盤103,104と、光ファイバケーブル1~4とを備える。
サーバラック群101,102のそれぞれは、n個(nは、2以上の自然数である)のサーバラックが所定方向に順に並んで配置されてなる。サーバラック群101は、平面視にて一方向に並ぶ複数のサーバラック101-1~101-nを有する。サーバラック101-1~101-nのそれぞれは、複数の物理サーバ(不図示)が載置されるラックである。サーバラック101-1~101-nのそれぞれには、上下方向に並ぶ複数のシェルフ(不図示)が設けられる。当該複数のシェルフのそれぞれには、物理サーバなどが載置される。サーバラック群102は、サーバラック群101と同様に、平面視にて一方向に並ぶ複数のサーバラック102-1~102-nを有する。
配線盤103,104のそれぞれは、光通信システム100に用いられる通信回線(光ファイバケーブル)を収容する集線装置であり、Distribution Frameとも称される。配線盤103,104のそれぞれに接続される外部多心ケーブル(不図示)が、複数の通信回線に分割及び整線される。配線盤103,104では、光ファイバケーブルの成端処理がなされてもよい。配線盤103,104には、多心の光配線を引き留め、接続点を収容する成端ユニットが載置され得る。本実施形態では、配線盤103,104のそれぞれは、中間配線盤(Intermediate Distribution Frame;IDF)であるが、これに限られない。また、配線盤103は、現用線である外部多心ケーブル(不図示)に接続され、配線盤104は、予備線である外部多心ケーブル(不図示)に接続される。
光ファイバケーブル1は、サーバラック群101と配線盤103とを接続する多心ケーブルである。同様に、光ファイバケーブル2は、サーバラック群101と配線盤104とを接続する多心ケーブルであり、光ファイバケーブル3は、サーバラック群102と配線盤103とを接続する多心ケーブルであり、光ファイバケーブル4は、サーバラック群102と配線盤104とを接続する多心ケーブルである。本実施形態では、光ファイバケーブル1,3は、現用線として用いられ、光ファイバケーブル2,4は、予備線として用いられる。光ファイバケーブル1~4は、互いに同一構造を有してもよいし、互いに異なる構造を有してもよい。
図2は、図1に示される光ファイバケーブル1の要部概略平面図である。図3は、光ファイバケーブルの一部を示す模式断面図である。図2及び図3に示されるように、光ファイバケーブル1は、複数の光ファイバコード10-1~10-n(nは、2以上の自然数である)、多心光ファイバコード11~14、分岐光ファイバコード15~17、第1コネクタ21~24、第2コネクタ25~27、第1分岐部材31、及び第2分岐部材32を有する。
複数の光ファイバコード10-1~10-nは、光ファイバケーブル1の延在方向においてサーバラック群101と配線盤103との間に位置する主要部分である。複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、例えば複数の心線を含むコードである。本実施形態では、光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、6心コードであるが、これに限られない。光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれの一端は、第1分岐部材31に収容される。光ファイバコード10-1の他端は、第2分岐部材32に収容される。同様に、光ファイバコード10-1以外の各光ファイバコードの他端は、対応する第2分岐部材(不図示)に収容される。光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、例えば補強チューブによって補強される。光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれの長さは、予め定められてもよいし、互いに同一でもよい。
光ファイバケーブル1は、複数の光ファイバコード10-1~10-nが断面ハニカム状に束ねられる幹線部分TLを有する。以下では、幹線部分TLは、複数の光ファイバコード10-1~10-nのうち2本以上が長手方向に沿って束ねられる部分として説明する。光ファイバコード10-1は、幹線部分TLの最も外側に位置し、光ファイバコード10-nは、幹線部分TLの最も中心側に位置する。幹線部分TLの中心側に位置する光ファイバコードほど長くてもよいし、幹線部分TLの中心側に位置する光ファイバコードほど短くてもよい。本実施形態では、幹線部分TLの少なくとも一部において複数の光ファイバコード10-1~10-nのうち少なくとも1本の光ファイバコードの断面が6本の光ファイバコードの断面に囲われているとき、複数の光ファイバコード10-1~10-nが断面ハニカム状に束ねられると言える。
幹線部分TLでは、複数の光ファイバコード10-1~10-nに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、当該光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの少なくとも一つに対して連結する。本実施形態における幹線部分TLでは、所定の光ファイバコードは、当該所定の光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの全てに対して、連結部CPを介して連結する。よって、幹線部分TLには、複数の連結部CPが設けられる。例えば図3に示されるように、幹線部分TLにおいて最も外側に位置する光ファイバコード10-f(fは、上記n未満の自然数である)は、当該光ファイバコード10-fに隣接する別の光ファイバコードである光ファイバコード10-(f-1),10-(f+1),10-k(kは、上記(f+1)よりも大きく上記n以下の自然数である)のそれぞれに対して、連結部CPを介して連結する。以下では、光ファイバコード10-fを第1光ファイバコードと呼称し、当該第1光ファイバコードよりも幹線部分TLの中心側に位置する光ファイバコード10-kを第2光ファイバコードと呼称することがある。
連結部CPは、幹線部分TLにおいて複数の光ファイバコード10-1~10-nを束ねる部分であり、例えば接着剤などによって形成される。本実施形態では、連結部CPは、接着剤によって形成される。上記接着剤は、幹線部分TLの全体に設けられてもよいし、幹線部分TLの一部に設けられてもよい。図3では、光ファイバコード10-f,10-(f-1)を連結する連結部CPと、光ファイバコード10-f,10-(f+1)を連結する連結部CPとは、互いに別体として表示されるが、これに限られない。幹線部分TLの所定断面において、連結部CPは、単一体でもよい。また、連結部CPは、幹線部分TLの延在方向において、幹線部分TLに対して連続的もしくは間欠的に設けられる。連結部CPを形成する接着剤の種類、量などを調整することによって、複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、剥離可能に固定される。すなわち、上記接着剤の種類、量などを調整することによって、各連結部CPが、何らの工具も用いられなくとも破壊可能に形成される。例えば、複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、上記延在方向に対して交差する方向に引っ張られることによって、幹線部分TLから剥離する。複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれにおいて幹線部分TLから剥離する位置(分岐位置)は、連結部CPの破壊位置を設定することによって調整できる。
複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれは、連結部CPが破壊されることによって分岐される。幹線部分TLの構造上、幹線部分TLの外側に位置する光ファイバコードから分岐される。本実施形態では、若番の光ファイバコードから順番に分岐される。このため、幹線部分TLの延在方向において、若番の光ファイバコードの分岐位置ほど、第1分岐部材31に近い。例えば、光ファイバコード10-fの分岐位置(第1位置)は、光ファイバコード10-kの分岐位置(第2位置)よりも第1分岐部材31に近い。
複数の光ファイバコード10-1~10-nは、予め定められる規則にしたがって名付けられる。予め定められる規則は、例えば、数字(若番から老番、もしくは老番から若番)、アルファベット(AからZ、もしくはZからA)、その他の文字、記号など、容易に順序を把握できるルールであればよい。よって、用いられる文字、記号などは、昇降順を有するものに限定される。本実施形態では図3に示されるように、複数の光ファイバコード10-1~10-nは、当該複数の光ファイバコード10-1~10-nの長手方向に交差する断面内において時計回り(右巻き)の渦巻きに沿って数字が順に名付けられる。これにより、複数の光ファイバコード10-1~10-nのうち、幹線部分TLの外側に位置する光ファイバコードほど若番が名付けられ、幹線部分TLの中心側に位置する光ファイバコードほど老番が名付けられる。なお、複数の光ファイバコード10-1~10-nは、反時計回り(左巻き)の渦巻きに沿って順に名付けられてもよい。この場合、例えば、複数の光ファイバコード10-1~10-nのうち、幹線部分TLの外側に位置する光ファイバコードほど老番が名付けられ、幹線部分TLの中心側に位置する光ファイバコードほど若番が名付けられる。なお、最も若番の光ファイバコードに名付けられる数字は、必ずしも最初の数字(「1」)でなくてもよい。
多心光ファイバコード11~14のそれぞれは、光ファイバケーブル1の延在方向において配線盤103と第1分岐部材31との間に位置する通信回線である。多心光ファイバコード11~14のそれぞれは、光ファイバコード10-1よりも多くの心線を含むコードである。1本の多心光ファイバコードに含まれる心数が、当該多心光ファイバコードに含まれる光ファイバコードの数と、当該光ファイバコードに含まれる心数との乗数に等しければよい。本実施形態では、多心光ファイバコード11~14のそれぞれは、24心コードであり、このため4本の光ファイバコードを含む。多心光ファイバコード11~14のそれぞれの一端は、第1分岐部材31に収容される。多心光ファイバコード11の他端は、第1コネクタ21に収容される。同様に、多心光ファイバコード12~14の他端は、第1コネクタ22~24にそれぞれ収容される。多心光ファイバコード11~14のそれぞれは、例えば補強チューブによって補強される。
第1コネクタ21~24のそれぞれは、配線盤103に接続されるインターフェースである。第1コネクタ21~24のそれぞれは、例えばMPOコネクタ(Multi-fiber Push Onコネクタ)である。この場合、第1コネクタ21に結合される光ファイバの本数(心数)は、多心光ファイバコード11に含まれる光ファイバの本数に相当する。第1コネクタ22~24も同様である。
分岐光ファイバコード15~17のそれぞれは、サーバラック群101と第2分岐部材32との間に位置する通信回線である。分岐光ファイバコード15~17のそれぞれは、光ファイバコード10-1よりも少ない心線を含むコードである。1本の光ファイバコードに含まれる心数が、当該光ファイバコードに収容される分岐光ファイバコードの数と、当該分岐光ファイバコードに含まれる心数との乗数に等しければよい。本実施形態では、分岐光ファイバコード15~17のそれぞれは、2心コードであり、このため、光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれには3本の分岐光ファイバコードが含まれる。分岐光ファイバコード15~17のそれぞれの一端は、第2分岐部材32に収容される。分岐光ファイバコード15の他端は、第2コネクタ25に収容される。同様に、分岐光ファイバコード16,17の他端は、第2コネクタ26,27にそれぞれ収容される。分岐光ファイバコード15~17のそれぞれは、例えば補強チューブによって補強される。
第2コネクタ25~27のそれぞれは、サーバラック群101に接続されるインターフェースである。第2コネクタ25~27のそれぞれは、例えばデータリンクコネクタである。第2コネクタ25に結合される光ファイバの本数(心数)は、分岐光ファイバコード15に含まれる光ファイバの本数に相当する。第2コネクタ26,27も同様である。
第1分岐部材31は、多心光ファイバコード11~14から光ファイバコード10-1~10-nに分岐した箇所を収容する部材である。第1分岐部材31内には空洞が設けられ、当該空洞に多心光ファイバコード11~14の一端と、光ファイバコード10-1~10-nの一端とが収容される。第1分岐部材31内にて、多心光ファイバコード11~14のそれぞれの位置と、光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれの位置とが定められてもよい。第1分岐部材31内では、多心光ファイバコード11~14に設けられる補強チューブ等が除去されることによって、多心光ファイバコード11~14内の心線が露出する。当該心線は、光ファイバコード10-1~10-nのいずれかの心線として束ねられる。この場合、第1分岐部材31は、当該心線の保護部材としても機能する。加えて、多心光ファイバコード11~14と光ファイバコード10-1~10-nとの間には光学的に接続される部分(融着接続部、光コネクタを用いた機械的接続部など)が存在しないので、第1分岐部材31内において光学損失が発生しにくい。第1分岐部材31内にて、光ファイバコード10-1~10-nの位置と、多心光ファイバコード11~14の位置とが定められてもよい。第1分岐部材31内では、多心光ファイバコード11と光ファイバコード10-1との光学的な接続部が設けられてもよい。この場合、第1分岐部材31は、当該接続部の保護部材としても機能する。
第2分岐部材32は、光ファイバコード10-1から分岐光ファイバコード15~17に分岐した箇所を収容する部材である。第2分岐部材32内には空洞が設けられ、当該空洞に光ファイバコード10の一端と、分岐光ファイバコード15~17の一端とが収容される。第1分岐部材31内では、光ファイバコード10-1に設けられる補強チューブ等が除去されることによって、光ファイバコード10-1の心線が露出する。当該心線は、分岐光ファイバコード15~17のいずれかの心線として束ねられる。この場合、第2分岐部材32は、当該心線の保護部材としても機能する。加えて、光ファイバコード10-1~10nと分岐光ファイバコード15~17との間には光学的な接続部が存在しないので、第2分岐部材32内において光学損失が発生しにくい。第2分岐部材32内にて、光ファイバコード10-1の位置と、分岐光ファイバコード15~17の位置とが定められてもよい。第2分岐部材32内では、例えば、光ファイバコード10-1と分岐光ファイバコード15~17との光学的な接続部が設けられてもよい。この場合、第2分岐部材32は、当該接続部の保護部材としても機能する。
以上に説明した本実施形態に係る光ファイバケーブル1によれば、幹線部分TLにて、複数の光ファイバコード10-1~10-nが断面ハニカム状に束ねられる。これにより、幹線部分TLから1つの光ファイバコードを分岐させる場合、光ファイバコード10-1~10-nのうち最も外側に位置する光ファイバコードのいずれかを選択的に分岐できる。この場合、構造上、分岐させる光ファイバコードを特定しやすくなり、かつ、特定された光ファイバコードを選択的に剥離できる。したがって、上記光ファイバケーブルを用いることによって、光ファイバコードの分岐作業の容易化を実現可能である。
加えて、上述したように幹線部分TLでは、複数の光ファイバコード10-1~10-nが断面ハニカム状に束ねられる。これにより、幹線部分TLが作業者、装置等によって把持されつつ1つの光ファイバコードを分岐するとき、幹線部分TLに掛かる力を良好に分散できる。このため、光ファイバコードの分岐時における光ファイバケーブルの破損を抑制できる。
本実施形態では、光ファイバケーブル1は、複数の光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれの一端を収容する第1分岐部材31を備え、複数の光ファイバコード10-1~10-nは、第1光ファイバコード(光ファイバコード10-f)と、第1光ファイバコードよりも幹線部分TLの中心側に位置する第2光ファイバコード(光ファイバコード10-k)とを有し、幹線部分TLの延在方向において、第1光ファイバコードが幹線部分TLから分岐する位置は、第2光ファイバコードが幹線部分TLから分岐する位置よりも第1分岐部材31に近い。この場合、例えば光ファイバコード10-1~10-nのそれぞれの長さを予め調整することによって、光ファイバコード10-1~10-nの分岐順、分岐位置の決定をより容易にできる。
本実施形態では、幹線部分TLでは、光ファイバコード10-1~10-nに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、別の光ファイバコードの全てに対して剥離可能に連結する。このため、幹線部分TLにおける光ファイバコード10-1~10-nがチューブ等によって固定されなかったとしても、光ファイバコード10-1~10-nがばらけることを抑制できる。
本実施形態では、幹線部分TLでは、複数の光ファイバコード10-1~10-nは、時計回りもしくは反時計回りの渦巻きに沿って予め定められる規則にしたがって名付けられる。このため、分岐すべき光ファイバコードの特定をより容易化できる。加えて、上記規則にしたがった名付けによって、各光ファイバコードを容易に見分けられる。
以下では、図4(a),(b)を参照しながら、変形例に係る光ファイバケーブルを説明する。なお、変形例の説明において上記実施形態と重複する記載は省略し、上記実施形態と異なる部分を記載する。つまり、技術的に可能な範囲において、変形例に上記実施形態の記載を適宜用いてもよい。
図4(a)は、巻回前のテープ状ケーブルを示す模式図であり、図4(b)は、巻回後のテープ状ケーブルを示す模式図である。図4(a)に示されるテープ状ケーブル40は、光ファイバケーブル1の延在方向においてサーバラック群101と配線盤103との間(図1を参照)に位置する主要部分であり、略帯形状を有する。テープ状ケーブル40は、一方向に沿って並べられる複数の光ファイバコード10-1~10-nと、複数の光ファイバコード10-1~10-nのうち上記一方向において隣り合う光ファイバコード同士を連結する連結部CP1~CPn-1とを有する。連結部CP1は、互いに隣り合う光ファイバコード10-1,10-2を連結する。同様に、連結部CPn-1は、互いに隣り合う光ファイバコード10-n,10-(n-1)を連結する。図4(a)では、連結部CP1~CPn-1のそれぞれは、互いに別体となっているが、これに限られない。例えば、連結部CP1~CPn-1のそれぞれは、単一部材における所定の領域であってもよい。当該単一部材は、例えば複数の光ファイバコード10-1~10-nを被覆する樹脂部材などである。なお、上記一方向は、光ファイバコード10-1~10-nの延在方向に対して直交する方向である。
図4(b)に示されるように、幹線部分TLは、テープ状ケーブル40の巻回体であり、光ファイバコード10-1~10-nの長手方向からみて、テープ状ケーブル40を時計回りに巻くことによって形成される。本変形例では、光ファイバコード10-nが幹線部分TLの中心もしくはその近傍に位置するように、テープ状ケーブル40が巻回されるが、これに限られない。例えば、光ファイバコード10-1が幹線部分TLの中心もしくはその近傍に位置するように、テープ状ケーブル40が巻回されてもよい。また、幹線部分TLは、テープ状ケーブル40を反時計回りに巻くことによって形成されてもよい。
複数の光ファイバコード10-1~10-nは、テープ状ケーブル40の巻回方向(すなわち、時計回り)において予め定められる規則にしたがって順に名付けられる。このとき、光ファイバコード10-1から光ファイバコード10-nの順に名付けられる。本変形例では、図4(a)に示されるテープ状ケーブル40において、光ファイバコード10-1に近いほど若番が名付けられる。なお、複数の光ファイバコード10-1~10-nは、テープ状ケーブル40の巻回方向の逆方向(すなわち、反時計回り)において予め定められる規則にしたがって順に名付けられてもよい。
以上に説明した本変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果が発揮される。また、テープ状ケーブル40を単に巻回することによって、容易に幹線部分TLを形成できる。加えて、本変形例では、テープ状ケーブル40の巻回方向に沿って光ファイバコードを1本ずつ分岐できるので、分岐すべき光ファイバコードの特定をより容易化できる。さらには、上記規則に沿った名付けによって、各光ファイバコードを容易に見分けられる。
上記変形例では、光ファイバコード10-1~10-nが束ねられた状態は、テープ状ケーブル40の巻回状態を維持することによって維持される。このため、例えば図5に示されるように、テープ状ケーブル40の巻回状態は、メッシュチューブ51,52、テープ、紐等のような維持手段によって維持されてもよい。メッシュチューブ51,52を用いることによって、テープ状ケーブル40の損傷を抑制できる。
本開示に係る光ファイバケーブルは、上述した実施形態及び変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態及び上記変形例では、第1分岐部材には4本の多心光ファイバコードの一端が収容されるが、これに限られない。例えば、第1分岐部材には多心光ファイバコードの代わりに、3本以下の光ファイバの一端が収容されてもよいし、5本以上の光ファイバの一端が収容されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、幹線部分から分岐した光ファイバコードの別端は第2分岐部材に収容されるが、これに限られない。例えば、第2分岐部材は用いられなくてもよい。この場合、例えば図6に示されるように、分岐される光ファイバコード10-1~10-3に第2コネクタ25~27がそれぞれ直接接続されてもよい。この場合、分岐される光ファイバコード10-1~10-3の少なくとも一部がメッシュチューブ53等の保護手段によって覆われてもよい。あるいはテープや紐などでまとめられていてもよい。
1~4…光ファイバケーブル
10-1~10-n…光ファイバコード
11~14…多心光ファイバコード
15~17…分岐光ファイバコード
21~24…第1コネクタ
25~27…第2コネクタ
31…第1分岐部材
32…第2分岐部材
40…テープ状ケーブル
51~53…メッシュチューブ
100…光通信システム
101,102…サーバラック群
101-1~101-n,102-1~102-n…サーバラック
103,104…配線盤
CP…連結部
CP1~CPn-1…連結部
TL…幹線部分。
10-1~10-n…光ファイバコード
11~14…多心光ファイバコード
15~17…分岐光ファイバコード
21~24…第1コネクタ
25~27…第2コネクタ
31…第1分岐部材
32…第2分岐部材
40…テープ状ケーブル
51~53…メッシュチューブ
100…光通信システム
101,102…サーバラック群
101-1~101-n,102-1~102-n…サーバラック
103,104…配線盤
CP…連結部
CP1~CPn-1…連結部
TL…幹線部分。
Claims (7)
- 複数の光ファイバコードを備える光ファイバケーブルであって、
前記複数の光ファイバコードが断面ハニカム状に束ねられる幹線部分を有し、
前記幹線部分では、前記複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、前記光ファイバコードに隣接する別の光ファイバコードの少なくとも一つに対して剥離可能に連結する、
光ファイバケーブル。 - 前記複数の光ファイバコードのそれぞれの一端を収容する分岐部材をさらに備え、
前記複数の光ファイバコードは、第1光ファイバコードと、前記第1光ファイバコードよりも前記幹線部分の中心側に位置する第2光ファイバコードとを有し、
前記幹線部分の延在方向において、前記第1光ファイバコードが前記幹線部分から分岐する第1位置は、前記第2光ファイバコードが前記幹線部分から分岐する第2位置よりも前記分岐部材に近い、請求項1に記載の光ファイバケーブル。 - 前記幹線部分では、前記複数の光ファイバコードに含まれるそれぞれの光ファイバコードは、前記隣接する別の光ファイバコードの全てに対して剥離可能に連結する、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
- 前記幹線部分では、前記複数の光ファイバコードは、前記複数の光ファイバコードの長手方向に交差する断面内において時計回りもしくは反時計回りの渦巻きに沿って予め定められる規則にしたがって名付けられる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記幹線部分は、前記複数の光ファイバコードの長手方向に交差する一方向に沿って並べられる前記複数の光ファイバコードと、前記複数の光ファイバコードのうち前記一方向において隣り合う前記光ファイバコード同士を連結する連結部とを備えるテープ状ケーブルの巻回体であり、
前記複数の光ファイバコードは、前記テープ状ケーブルの巻回方向、もしくは前記巻回方向の逆方向において予め定められる規則にしたがって順に名付けられる、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。 - 前記幹線部分の中心側に位置する光ファイバコードほど長い、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 前記幹線部分の中心側に位置する光ファイバコードほど短い、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2023082955A (ja) |
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- 2021-12-03 JP JP2021196998A patent/JP2023082955A/ja active Pending
-
2022
- 2022-11-28 US US18/058,952 patent/US20230176306A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US20230176306A1 (en) | 2023-06-08 |
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