JP2023080840A - 検査装置、及び検査装置の調整方法 - Google Patents

検査装置、及び検査装置の調整方法 Download PDF

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和典 井上
Kazunori Inoue
祐司 大塚
Yuji Otsuka
智浩 江川
Tomohiro Egawa
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Abstract

【課題】プリズムの表面反射光を検出して揺動機構の動作を精度良く確認するためには、光をプリズムの所望の位置に照射する必要がある。しかしながら、光をプリズムの所望の位置に照射しているか否かを確認する機能を有していないと揺動機構の動作を精度良く確認することが困難である。本開示の目的は、揺動機構の動作を精度良く確認することが可能な検査装置、及び検査装置の調整方法を提供することにある。【解決手段】検査装置は、光学ユニットの検査装置である。光学ユニットは、光学要素と、光学要素を揺動させる揺動機構とを有する。検査装置は、支持部21と、照射部3aと、撮像部110とを有する。支持部は、光学ユニットを支持可能である。照射部は、支持部に支持された対象物にレーザ光Lを照射する。撮像部は、対象物に照射された光と対象物とを撮像する。【選択図】図9

Description

本開示は、検査装置、及び検査装置の調整方法に関する。
カメラによって静止画又は動画を撮影する際に手振れに起因して像ブレが生じることがある。そして、像ブレを抑制して鮮明な撮影を可能にするための手振れ補正装置が実用化されている。手振れ補正装置は、カメラが手振れした場合に、手振れに応じてカメラモジュールの姿勢を補正することによって像ブレを抑制する(例えば、特許文献1参照)。
このような手振れ補正装置は、例えば、プリズムと、プリズムを揺動させる揺動機構とを有する。像ブレの補正精度を向上させるためには、揺動機構の動作を確認する必要がある。揺動機構が正確に動作することを確認する方法としては、プリズムに光を照射し、その反射光を検出することによってプリズムの揺動角度を検出することが考えられる。
しかしながら、プリズムで反射した光を測定することは非常に困難であるため、現状では、プリズムの代わりに金属などからなるダミープリズムを手振れ補正装置に搭載し、ダミープリズムに光を照射してその反射光を検出することによって、揺動機構の動作を確認している。手振れ補正装置をカメラ等に搭載する場合、動作確認後の手振れ補正装置からダミープリズムを取り外し、その後、手振れ補正装置にプリズムを搭載していた。このため、プリズムを搭載した後の手振れ補正装置が実際に所望の動作を行っているか不明であった。
中国実用新案登録第206002752号明細書
ところで、近年、プリズムの表面反射光を検出して揺動機構の動作を確認する方法を考案するメーカーが現われ、検査装置の試作品の提供を開始している。揺動機構の動作を精度良く確認するためには、光をプリズムの所望の位置に照射する必要がある。
しかしながら、上記試作品は、光をプリズムの所望の位置に照射しているか否かを確認する機能を有していないため、揺動機構の動作を精度良く確認することが困難である。
本開示は上記課題に鑑みてなされた。本開示の目的は、揺動機構の動作を精度良く確認することが可能な検査装置、及び検査装置の調整方法を提供することにある。
本開示の例示的な検査装置は、光学ユニットの検査装置である。前記光学ユニットは、光学要素と、前記光学要素を揺動させる揺動機構とを有する。前記検査装置は、支持部と、照射部と、撮像部とを有する。前記支持部は、前記光学ユニットを支持可能である。前記照射部は、前記支持部に支持された対象物にレーザ光を照射する。前記撮像部は、前記対象物に照射された光と前記対象物とを撮像する。
例示的な本開示によれば、揺動機構の動作を精度良く確認することができる。
図1は、第1実施形態の検査装置を示す側面図である。 図2は、本実施形態の検査装置によって検査される光学ユニットの斜視図である。 図3は、光学ユニットの分解斜視図である。 図4は、可動体の斜視図である。 図5は、可動体の別の斜視図である。 図6は、支持体の斜視図である。 図7は、第1実施形態の検査装置の構成を示すブロック図である。 図8は、角度測定部の光出射部、受光部及び光学ユニット周辺の構成を示す図である。 図9は、角度測定部と支持台との相対位置を補正する際における、角度測定部の光出射部、受光部及びダミー光学ユニット周辺の構成を示す図である。 図10は、画像形成部によって生成される撮像画像の一例を示す図である。 図11は、第1実施形態の検査装置の角度測定部と支持台との相対位置を調整するフローを示す図である。 図12は、第2実施形態の検査装置の支持台周辺の構造を示す拡大側面図である。 図13は、第2実施形態の検査装置の角度測定部と支持台との相対位置を調整するフローを示す図である。
以下、図面を参照して、本開示に係る検査装置の例示的な実施形態を説明する。ただし、本開示は以下の実施形態に限定されない。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本明細書では、理解を容易にするため、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を記載することがある。典型的には、X方向及びY方向は水平方向に平行であり、Z方向は鉛直方向に平行である。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、第1実施形態の検査装置100を説明する。図1は、第1実施形態の検査装置100を示す側面図である。より詳しくは、図1は、+Y側から見た検査装置100を示す。
図1に示すように、検査装置100は、光学ユニット300を検査する検査装置である。光学ユニット300は、図2~図6を参照して後述するように、光学要素311と、揺動機構321とを有する。揺動機構321は、光学要素311を揺動させる。検査装置100の検査対象は、光学ユニット300である。本実施形態において、揺動機構321は、第1回転軸線AX1を中心に光学要素311を揺動させる。また、揺動機構321は、第2回転軸線AX2を中心に光学要素311を揺動させる。なお、光学ユニット300は、スマートフォン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像が可能な種々の電子機器に搭載することができる。以下、スマートフォン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像が可能な種々の電子機器を、「撮像装置」と記載する場合がある。
第1回転軸線AX1は、Z方向と平行な仮想軸である。第1回転軸線AX1は、例えば、光学要素311の中心を通る。第1回転軸線AX1を中心とする光学要素311の揺動範囲は、例えば、-4°以上+4°以下である。
第2回転軸線AX2は、Y方向と平行な仮想軸である。第2回転軸線AX2は、例えば、光学要素311の中心を通る。第2回転軸線AX2を中心とする光学要素311の揺動範囲は、例えば、-4°以上+4°以下である。
図1に示すように、検査装置100は、第1支持部2と、角度測定部3と、駆動部4とを有する。第1支持部2は、光学ユニット300を支持する。駆動部4は、光学ユニット300の揺動機構321を駆動して、光学要素311を揺動させる。角度測定部3は、光学要素311の揺動角度を測定する。本実施形態において、角度測定部3は、レーザ光Lを光学ユニット300の光学要素311に向けて出射する。角度測定部3は、光学要素311から反射したレーザ光Lに基づいて揺動角度を測定する。レーザ光Lは、例えば、赤外線レーザである。
本実施形態では、検査装置100は、光出射部3a及び受光部3bを有する。具体的には、角度測定部3は、レーザ光Lを出射する光出射部3aと、光を受光する受光部3bとを有する。光出射部3aは、レーザ光を出射する半導体レーザ等のレーザ素子を有する。受光部3bは、光を受光する半導体素子等の受光素子を有する。なお、光出射部3aは、本発明の「照射部」の一例である。
本実施形態によれば、駆動部4により、光学ユニット300の光学要素311を揺動させることができる。従って、角度測定部3により、揺動する光学要素311の揺動角度を測定することができる。よって、例えば、光学ユニット300の出荷前の検査工程において、光学ユニット300が良品であるか否かを判別できる。具体的には、揺動機構321の動作に応じた角度だけ、光学要素311が揺動するか否かを判別できる。
続いて、図1を参照して、本実施形態の検査装置100をさらに説明する。図1に示すように、検査装置100は、支持台21を有する。具体的には、第1支持部2は、支持台21と、第1回転機構22と、第2回転機構23とを含む。支持台21には、光学ユニット300が載置される。支持台21は、光学ユニット300を支持可能である。支持台21は、光学ユニット300を支持する。第1回転機構22及び第2回転機構23はそれぞれ支持台21を回転させる。なお、支持台21は、本発明の「支持部」の一例である。
ここで、支持台21をさらに説明する。本実施形態において、支持台21は、光学ユニット300を固定する。例えば、支持台21は、光学ユニット300を位置決めする位置決め部(図示せず)を有してもよい。位置決め部は、支持台21に対する光学ユニット300のX方向、Y方向及びZ方向の位置を決める。位置決め部は、例えば、光学ユニット300を収容する凹部であってもよいし、光学ユニット300に接触する壁部又は凸部であってもよい。また、例えば、支持台21は、光学ユニット300を把持する把持機構を含んでもよい。また、本実施形態において、支持台21は、駆動部4を支持する。具体的には、駆動部4は、支持台21に固定される。
続いて、図1を参照して、第1回転機構22及び第2回転機構23をさらに説明する。図1に示すように、第1回転機構22は、第1可動部材221と、第1固定部材222とを有する。第2回転機構23は、第2可動部材231と、第2固定部材232とを有する。
支持台21は、第1可動部材221の+X側に配置されて、第1可動部材221によって支持される。第1可動部材221は、第1固定部材222の+X側に配置されて、第1固定部材222によって回転可能に支持される。第1固定部材222は、第2可動部材231の+X側に配置されて、第2可動部材231によって支持される。第2可動部材231は、第2固定部材232の+X側に配置されて、第2固定部材232によって回転可能に支持される。具体的には、支持台21は、第1可動部材221に固定される。第1固定部材222は、第2可動部材231に固定される。
第1可動部材221は、第2回転軸線AX2を中心に回転する。第1回転機構22は、例えば、ゴニオステージである。光学ユニット300は、支持台21により、第1回転軸線AX1が光学要素311の中心を通る位置で支持される。第1可動部材221が回転することにより、支持台21が第2回転軸線AX2を中心に回転する。この結果、光学ユニット300が第2回転軸線AX2を中心に回転する。
また、第1可動部材221及び第1固定部材222の表面には、目盛り等の印が付されていてもよい。例えば、第1可動部材221の印(目盛り等)と第1固定部材222の印(目盛り等)とを一致させることによって、支持台21を水平にすることができる。
第1回転機構22は、第1駆動源223と、第1駆動機構(不図示)とをさらに有する。第1駆動機構は、第1固定部材222の内部に配置されている。第1駆動源223は、第1可動部材221を回転させる動力を発生する。第1駆動源223は、例えば、正逆回転可能な電動モータを含む。第1駆動源223は、正逆回転可能な電動モータとして、ステッピングモータを含んでもよい。第1駆動源223から発生した動力は、第1駆動機構に出力される。第1駆動機構は、第1駆動源223から発生した動力により、第1可動部材221を回転させる。第1駆動機構は、例えば、ウォームギヤを含む。
第2可動部材231は、第1回転軸線AX1を中心に回転する。第2回転機構23は、例えば、ゴニオステージである。光学ユニット300は、支持台21により、第1回転軸線AX1が光学要素311の中心を通る位置で支持される。第2可動部材231が回転することにより、第1可動部材221及び第1固定部材222が第1回転軸線AX1を中心に回転する。従って、第2可動部材231が回転することにより、支持台21が第1回転軸線AX1を中心に回転する。この結果、光学ユニット300が第1回転軸線AX1を中心に回転する。
また、第2可動部材231及び第2固定部材232の表面には、目盛り等の印が付されていてもよい。例えば、第2可動部材231の印(目盛り等)と第2固定部材232の印(目盛り等)とを一致させることによって、角度測定部3及び支持台21の互いに対向する面を平行にすることができる。言い換えると、角度測定部3の-X側の面と、支持台21の+X側の面とを、平行にできる。このため、例えば、XZ平面に対して平行な方向に出射され、光学ユニット300で反射されたレーザ光L(反射光)は、XZ平面に対して平行に進行する。
第2回転機構23は、第2駆動源233と、第2駆動機構(不図示)とをさらに含む。第2駆動機構は、第2固定部材232の内部に配置されている。第2駆動源233は、第2可動部材231を回転させる動力を発生する。第2駆動源233は、例えば、正逆回転可能な電動モータを含む。第2駆動源233は、正逆回転可能な電動モータとして、ステッピングモータを含んでもよい。第2駆動源233から発生した動力は、第2駆動機構に出力される。第2駆動機構は、第2駆動源233から発生した動力により、第2可動部材231を回転させる。第2駆動機構は、例えば、ウォームギヤを含む。
続いて、図1を参照して、第1支持部2をさらに説明する。図1に示すように、検査装置100は、第1移動ステージ25をさらに有する。本実施形態では、第1支持部2は、第1支持部材24と、第1移動ステージ25とをさらに含む。なお、第1移動ステージ25は、本発明の「移動機構」の一例である。第2固定部材232は、第1支持部材24の+X側に配置されて、第1支持部材24によって支持される。第1支持部材24は、第1移動ステージ25の+Z側に配置されて、第1移動ステージ25によって支持される。具体的には、第1支持部材24は、第1移動ステージ25に固定される。第2固定部材232は、第1支持部材24に固定される。
第1支持部材24は、第2固定部材232を支持する。第1支持部材24は、例えば、支柱であってもよい。
第1移動ステージ25は、XY平面に沿って移動する。第1移動ステージ25は、支持台21を移動させる。具体的には、第1移動ステージ25がXY平面に沿って移動することにより、第1支持部材24、第2回転機構23、第1回転機構22、支持台21、及び光学ユニット300がXY平面に沿って移動する。第1移動ステージ25により、光学ユニット300の光学要素311の位置を、レーザ光Lが照射される位置に合わせることができる。本実施形態において、第1移動ステージ25は、X軸ステージ251と、Y軸ステージ252と含む。X軸ステージ251は、X軸方向に沿って移動可能である。Y軸ステージ252は、Y軸方向に沿って移動可能である。
続いて、図1を参照して、本実施形態の検査装置100をさらに説明する。図1に示すように、本実施形態の検査装置100は、第2移動ステージ52をさらに有する。具体的には、検査装置100は、第2支持部5を有する。第2支持部5は、角度測定部3を支持する。具体的には、第2支持部5は、第2支持部材51と、第2移動ステージ52とを有する。第2移動ステージ52は、後述するように光出射部3aを移動させる。なお、第2移動ステージ52は、本発明の「移動機構」の一例である。
第2支持部材51は、角度測定部3を支持する。具体的には、角度測定部3は、第2支持部材51に固定される。第2支持部材51は、角度測定部3を支持する。第2支持部材51は、例えば、支柱であってもよい。
第2支持部材51は、第2移動ステージ52の+Z側に配置されて、第2移動ステージ52によって支持される。具体的には、第2支持部材51は、第2移動ステージ52に固定される。
第2移動ステージ52は、XY平面に沿って移動する。第2移動ステージ52がXY平面に沿って移動することにより、第2支持部材51及び角度測定部3がXY平面に沿って移動する。第2移動ステージ52により、角度測定部3からレーザ光Lを出射する位置を、光学ユニット300の光学要素311の位置に合わせることができる。本実施形態において、第2移動ステージ52は、X軸ステージ521と、Y軸ステージ522と含む。X軸ステージ521は、X軸方向に沿って移動可能である。Y軸ステージ522は、Y軸方向に沿って移動可能である。
続いて、図1を参照して、本実施形態の検査装置100をさらに説明する。図1に示すように、検査装置100は、底板6をさらに有する。底板6は、第1移動ステージ25及び第2移動ステージ52を支持する。第1移動ステージ25及び第2移動ステージ52の各々は、底板6の+Z側に配置されて、底板6に固定される。
ここで、図2~図6を参照して、光学ユニット300を説明する。図2は、本実施形態の検査装置100によって検査される光学ユニット300の斜視図である。光学ユニット300は、入射した光を特定の方向に反射する。
図2に示すように、光学ユニット300は、光学要素311を有する。光学要素311は、入射面311aと、出射面311bとを有する。なお、入射面311aは、本発明の「光出射面」の一例である。また、出射面311bは、本発明の「照射面」の一例である。ここで、入射面311aは、撮像装置に搭載された光学ユニット300に対して光が入射する面を示す。出射面311bは、撮像装置に搭載された光学ユニット300から光が出射する面を示す。本実施形態の検査装置100は、出射面311bの揺動角度を測定する。具体的には、図1を参照して説明したレーザ光Lが、出射面311b(以下、レーザ光照射面と記載することがある)に照射される。図1を参照して説明した角度測定部3は、出射面311bから反射したレーザ光Lに基づいて、出射面311bの揺動角度を測定する。なお、出射面311bは、本発明の「レーザ光照射面」及び「照射面」の一例である。
撮像装置に搭載された光学ユニット300において、光学要素311は、入射面311aに入射した光を、出射面311bから出射する。従って、光学要素311に入射した光は、光学要素311によって進行方向が変更される。具体的には、光学要素311は、反射面311c(図8参照)を有する。入射面311aに入射した光は、反射面311cで反射する。反射面311cで反射した光は、出射面311bから出射する。光学要素311は、例えば、略三角柱形状を有する。本実施形態では、光学要素311は、プリズムである。なお、光学要素311は、例えば、板状の鏡であってもよい。
光学要素311は、第1揺動軸線AX3を中心に揺動可能である。第1揺動軸線AX3は、Z方向と平行である。第1揺動軸線AX3は、光学要素311の中心を通る仮想軸である。また、光学要素311は、第2揺動軸線AX4を中心に揺動可能である。第2揺動軸線AX4は、Y方向と平行である。第2揺動軸線AX4は、光学要素311の中心を通る仮想軸である。図1を参照して説明した第1支持部2(支持台21)は、第1揺動軸線AX3が第1回転軸線AX1(図1参照)と同一軸となり、第2揺動軸線AX4が第2回転軸線AX2(図1参照)と同一軸となる位置で光学ユニット300を支持する。なお、第1揺動軸線AX3は、ロール軸とも呼ばれる。第2揺動軸線AX4は、ピッチング軸とも呼ばれる。
図3は、光学ユニット300の分解斜視図である。図3に示すように、光学ユニット300は、可動体310と、支持体320と、揺動機構321とをさらに有する。可動体310は、第1可動体310aと、第2可動体310bとを有する。光学要素311は、第1可動体310aに固定されている。揺動機構321は、支持体320に固定されている。
第1可動体310aは、第2可動体310bによって、第2揺動軸線AX4を中心に揺動可能に支持される。第1可動体310aが揺動することにより、光学要素311が第2揺動軸線AX4を中心に揺動する。第2可動体310bは、支持体320によって、第1揺動軸線AX3を中心に揺動可能に支持される。第2可動体310bが揺動することにより、光学要素311が第1揺動軸線AX3を中心に揺動する。
揺動機構321は、駆動電流が供給されることで駆動する。揺動機構321が駆動することにより、光学要素311が第1揺動軸線AX3又は第2揺動軸線AX4を中心に揺動する。具体的には、揺動機構321は、第2揺動軸線AX4を中心に第1可動体310aを揺動させる。この結果、第2揺動軸線AX4を中心に光学要素311が揺動する。また、揺動機構321は、第1揺動軸線AX3を中心に第2可動体310bを揺動させる。この結果、第1揺動軸線AX3を中心に光学要素311が揺動する。図1を参照して説明した駆動部4は、揺動機構321に駆動電流を供給して揺動機構321を駆動させる。
続いて、図3~図6を参照して、光学ユニット300の詳細を説明する。図4は、可動体310の斜視図である。図5は、可動体310の別の斜視図である。図3~図5に示すように、光学ユニット300は、第1磁石312~第3磁石314をさらに有する。図3に示すように、第1磁石312は、第2可動体310bの+Y側の外面に固定される。図4に示すように、第2磁石313は、第2可動体310bの-Y側の外面に固定される。図5に示すように、第3磁石314は、第1可動体310aの-X側の外面に固定される。
図6は、支持体320の斜視図である。図3及び図6に示すように、揺動機構321は、支持体320に固定される。本実施形態において、揺動機構321は、第1コイル322~第3コイル324を含む。
図6に示すように、第1コイル322は、支持体320の+Y側の内面に固定されて、図3に示す第1磁石312と対向する。図3に示すように、第2コイル323は、支持体320の-Y側の内面に固定されて、図4に示す第2磁石313と対向する。図3及び図6に示すように、第3コイル324は、支持体320の-X側の内面に固定されて、図5に示す第3磁石314と対向する。
第1コイル322(図6)及び第2コイル323(図3)に駆動電流が供給されると、第2可動体310bが第1揺動軸線AX3を中心に揺動する。その結果、光学要素311が第1揺動軸線AX3を中心に揺動する。第3コイル324(図3及び図6)に駆動電流が供給されると、第1可動体310aが第2揺動軸線AX4を中心に揺動する。その結果、光学要素311が第2揺動軸線AX4を中心に揺動する。
続いて、図1~図7を参照して、本実施形態の検査装置100をさらに説明する。図7は、本実施形態の検査装置100の構成を示すブロック図である。図7に示すように、検査装置100は、制御部8をさらに有する。制御部8は、駆動部4を制御する。
具体的には、駆動部4は、制御部8からの命令に基づいて駆動電流を生成する。制御部8は、駆動電流の電流値を制御する。例えば、第1回転軸線AX1(図1参照)を中心に光学要素311を揺動させる場合、駆動部4は、第1コイル322(図6参照)及び第2コイル323(図3参照)に供給する駆動電流を生成する。この結果、光学要素311が第1回転軸線AX1を中心に揺動する。また、第2回転軸線AX2(図1参照)を中心に光学要素311を揺動させる場合、駆動部4は、第3コイル324(図3及び図6参照)に供給する駆動電流を生成する。この結果、光学要素311が第2回転軸線AX2を中心に揺動する。
本実施形態では、制御部8は、第1回転機構22及び第2回転機構23をさらに制御する。より具体的には、図7に示すように、検査装置100は、第1駆動源コントローラ12及び第2駆動源コントローラ14をさらに有する。制御部8は、第1駆動源コントローラ12を介して第1駆動源223を制御する。制御部8は、第2駆動源コントローラ14を介して第2駆動源233を制御する。
第1駆動源コントローラ12は、制御部8からの命令に基づいて第1駆動源223を制御する。例えば、第1駆動源コントローラ12は、制御部8からの命令に基づいて、第1駆動源223に含まれる電動モータに駆動電流を供給する。この結果、電動モータが駆動して、第1可動部材221が回転する。
第2駆動源コントローラ14は、制御部8からの命令に基づいて第2駆動源233を制御する。例えば、第2駆動源コントローラ14は、制御部8からの命令に基づいて、第2駆動源233に含まれる電動モータに駆動電流を供給する。この結果、電動モータが駆動して、第2可動部材231が回転する。
また、制御部8は、第1移動ステージ25及び第2移動ステージ52を制御する。制御部8は、第1移動ステージ25を底板6に対してX方向及びY方向に移動させる。制御部8は、第2移動ステージ52を底板6に対してX方向及びY方向に移動させる。
制御部8は、角度測定部3をさらに制御する。具体的には、制御部8は、角度測定部3による揺動角度の測定の開始を命令する。また、制御部8は、角度測定部3による揺動角度の測定の停止を命令する。
制御部8は、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサを有する。あるいは、制御部8は、マイクロコンピュータを有してもよいし、専用のハードウェアを有してもよい。
制御部8がプロセッサを有する場合、制御部8はメモリをさらに有する。メモリには、プロセッサが実行する種々のコンピュータプログラムや、種々のデータが格納される。
メモリは、例えば、半導体メモリである。半導体メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を含む。あるいは、半導体メモリは、RAM及びROMに替えて、又はRAM及びROMに加えて、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)の少なくとも1つを含み得る。
制御部8が専用のハードウェアを有する場合、制御部8は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせた回路であり得る。
本実施形態において、制御部8はさらに、良否判定処理を実行する。具体的には、制御部8は、角度測定部3により測定された揺動角度と駆動電流の電流値とに基づいて、光学ユニット300の良否を判定する。具体的には、制御部8は、角度測定部3により測定された揺動角度が許容範囲内の値である場合、光学ユニット300が基準を満たしていると判定する。一方、制御部8は、角度測定部3により測定された揺動角度が許容範囲内の値でない場合、光学ユニット300が基準を満たしていないと判定する。
本実施形態によれば、制御部8が良否判定処理を実行する。従って、例えば、検査装置100を生産ラインに設置して、生産ラインにおいて生産された光学ユニット300の良否を判定することができる。
続いて、図8を参照して、角度測定部3をさらに説明する。図8は、角度測定部3の光出射部3a、受光部3b及び光学ユニット300周辺の構成を示す図である。
本実施形態では、光出射部3aは、水平方向に対して傾斜する方向にレーザ光Lを出射する。具体的には、光出射部3aは、水平方向に対して例えば数十度下向きにレーザ光Lを出射する。受光部3bは、水平方向に対して傾斜する方向に向かって配置される。具体的には、受光部3bは、水平方向に対して例えば数十度上向きに向かって配置される。また、本実施形態では、光出射部3aは、赤外線のレーザ光Lを出射する。受光部3bは、少なくとも赤外線を検出する。
光出射部3aから出射したレーザ光Lは、光学要素311のレーザ光照射面(出射面311b)に照射される。レーザ光Lの一部は、レーザ光照射面(出射面311b)で反射され、受光部3bで受光される。つまり、受光部3bは、レーザ光照射面(出射面311b)で反射されたレーザ光Lを受光する。角度測定部3は演算器(不図示)をさらに有する。演算器は、受光部3bの中心位置と、受光部3bにおいてレーザ光Lが受光された位置とに基づいて、揺動角度を算出する。
また、本実施形態では、検査装置100は、遮光部材7をさらに有する。遮光部材7は、光を遮光する。遮光部材7は、例えば、金属板であってもよいし、遮光性を有する樹脂板であってもよい。また、遮光部材7は、例えば板状の部材に貼り付けられる紙又はテープであってもよい。遮光部材7は、照射位置P1から離隔した位置に配置される。照射位置P1は、レーザ光照射面(出射面311b)のうちレーザ光Lが照射される位置である。遮光部材7は、例えば、支持台21に固定される。遮光部材7は、光学要素311から離隔する。また、遮光部材7は、照射位置P1と受光部3bとを結ぶ線Qから離隔した位置に配置される。
また、遮光部材7は、照射位置P1に対して-Z側に配置される。つまり、遮光部材7は、照射位置P1に対して光出射部3aが配置される側(+Z側)とは反対側に配置される。また、本実施形態では、遮光部材7は、線Qに対して-Z側に配置される。つまり、遮光部材7は、線Qに対して光出射部3aが配置される側(+Z側)とは反対側に配置される。
このように、遮光部材7を照射位置P1から離隔した位置に配置することによって、遮光部材7により迷光Lsを遮光できる。よって、受光部3bに迷光Lsが入射することを抑制できるので、角度測定部3による誤検出を抑制できる。よって、検査精度の低下を抑制できる。なお、迷光Lsは、光学要素311の内部に入射し、反射面311c以外の面(図8では入射面311a)で1回以上反射する光である。図8では、迷光Lsを破線矢印で示している。
また、本実施形態では、光学ユニット300の良否判定は、暗所で行われる。言い換えると、検査装置100を遮光部材で囲った状態で、光学ユニット300の良否判定が行われる。これにより、受光部3bに外光が入射することを抑制できるので、角度測定部3による誤検出をより抑制できる。よって、検査精度の低下をより抑制できる。
ところで、揺動機構321の動作を精度良く測定するためには、光学要素311の所望の位置にレーザ光Lを照射する必要がある。しかしながら、検査装置100の継続的な使用により角度測定部3と支持台21との相対位置がずれることによって、光学要素311の所望の位置からずれた位置にレーザ光Lが照射される場合がある。そこで、本実施形態の検査装置100は、角度測定部3と支持台21との相対位置を補正できるように構成されている。
以下、図9及び図10を参照して、検査装置100の構成をさらに詳細に説明する。図9は、角度測定部3と支持台21との相対位置を補正する際における、角度測定部3の光出射部3a、受光部3b及びダミー光学ユニット390周辺の構成を示す図である。図10は、画像処理部31によって生成される撮像画像400の一例を示す図である。
図9に示すように、角度測定部3と支持台21との相対位置を補正する場合、支持台21には、光学ユニット300に替えて例えばダミー光学ユニット390が固定される。つまり、ダミー光学ユニット390は、支持台21に支持される。ダミー光学ユニット390は、例えば、光学ユニット300と同じ外形を有する。なお、ダミー光学ユニット390は、光学要素311のレーザ光照射面(出射面311b)と同程度の大きさを有していれば、光学ユニット300と同じ外形を有しなくてもよい。ダミー光学ユニット390は、本発明の「対象物」の一例である。
ダミー光学ユニット390は、例えば金属によって構成されている。光出射部3aは、ダミー光学ユニット390にレーザ光Lを照射する。ダミー光学ユニット390は、レーザ光Lを反射する。ダミー光学ユニット390のレーザ光Lに対する反射率は、例えば30%以上である。ダミー光学ユニット390のレーザ光Lに対する反射率は、50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。
ダミー光学ユニット390は、レーザ光Lが照射されるレーザ光照射面390aを有する。ダミー光学ユニット390は、全体が金属によって構成されていてもよいし、レーザ光照射面390aだけが金属によって構成されていてもよい。なお、ダミー光学ユニット390のレーザ光照射面390aは、レーザ光Lを反射する機能を有すれば、金属以外の材質により構成されていてもよい。
検査装置100は、撮像部110をさらに有する。撮像部110は、ダミー光学ユニット390に照射されたレーザ光Lと、ダミー光学ユニット390とを撮像する。撮像部110は、レーザ光照射面390aで反射されたレーザ光Lを撮像する。撮像部110は、例えば、スマートフォン、デジタルカメラ又はビデオカメラ等の撮像が可能な電子機器である。撮像部110は、CCDセンサー又はCMOSセンサー等の撮像素子であってもよい。なお、角度測定部3と支持台21との相対位置の補正は、例えば、明所で行われる。言い換えると、ダミー光学ユニット390に外光が当たる状態で、角度測定部3と支持台21との相対位置の補正が行われる。
上記のように、撮像部110は、ダミー光学ユニット390に照射されたレーザ光Lと、ダミー光学ユニット390とを撮像する。従って、ダミー光学ユニット390に照射された光を撮像することによって、撮像した光の位置に基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を調整できる。よって、調整後の検査装置100では、レーザ光Lを光学ユニット300の所望の位置に照射させることができるので、揺動機構321の動作を精度良く確認することができる。
また、上記のように、撮像部110は、レーザ光照射面390aで反射されたレーザ光Lを撮像する。従って、レーザ光照射面390aに対するレーザ光Lの照射位置を検出できるので、ダミー光学ユニット390を支持する支持台21の位置を容易に調整できる。
また、上記のように、ダミー光学ユニット390は、金属によって構成されている。従って、ダミー光学ユニット390がレーザ光Lを透過する部材(例えばプリズム)によって構成されている場合と異なり、ダミー光学ユニット390のレーザ光照射面390aで反射される光の量が多くなる。よって、レーザ光照射面390aで反射された光を容易に撮像できる。
また、上記のように、レーザ光Lは、赤外線である。従って、角度測定部3と支持台21との相対位置の補正を明所で行う際に、レーザ光Lとして例えば可視光を用いる場合に比べて、外光による検出精度の低下を抑制できる。
撮像部110の位置は、ダミー光学ユニット390のレーザ光照射面390aを撮像可能な位置で、且つ、レーザ光Lの光路を遮らない位置であれば、特に限定されない。図9では、撮像部110がレーザ光照射面390aの正面に配置されている状態を示しており、撮像部110は、角度測定部3の光出射部3aと受光部3bとの間に配置されている。なお、撮像部110は、第2支持部5とは異なる支持部(図示せず)によって支持されてもよい。
図7に示すように、制御部8は、撮像部110が撮像した撮像データを取得する。具体的には、本実施形態の検査装置100は、画像処理部31をさらに有する。画像処理部31は、撮像部110によって撮像された撮像データに基づいて画像処理を実行し、撮像画像400(図10参照)を生成する。
制御部8は、撮像画像400に基づいて、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量を検出する。具体的には、制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110とのずれ量を検出する。照射位置P101は、レーザ光照射面390aのうちレーザ光Lが照射された位置である。基準照射位置P110は、レーザ光Lが照射されるべき位置であり、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量がゼロである場合に、レーザ光Lが照射される位置である。なお、基準照射位置P110は、本発明の「基準位置」の一例である。
基準照射位置P110は、例えば、レーザ光照射面390aの中心である。例えば、レーザ光照射面390aの中心に予めマークを付しておき、撮像部110がマークを撮像することによって、制御部8が基準照射位置P110を検出してもよい。また、制御部8は、レーザ光照射面390aの縁の位置から基準照射位置P110を算出し、基準照射位置P110を撮像画像400に重ね合わせて表示してもよい。
制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110とのずれ量に基づいて、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量を検出する。制御部8は、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量に基づいて、第1駆動源コントローラ12及び第2駆動源コントローラ14の少なくとも一方を介して、第1駆動源223及び第2駆動源233を制御する。これにより、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量をゼロ又は所定値未満にできる。
次に、図11を参照して、角度測定部3と支持台21との相対位置を調整するフローについて説明する。図11は、本実施形態の検査装置100の角度測定部3と支持台21との相対位置を調整するフローを示す図である。本実施形態の検査装置100の角度測定部3と支持台21との相対位置の調整方法は、ステップS1~ステップS4を含む。ステップS1~ステップS4は、制御部8によって実行される。
ステップS1において、支持台21に支持されたダミー光学ユニット390に、光出射部3aからレーザ光Lを出射する。レーザ光Lは、レーザ光照射面390aに照射される。
次に、ステップS2において、撮像部110がダミー光学ユニット390に照射された光を撮像する。具体的には、撮像部110は、レーザ光照射面390aの照射位置P101で発せられた光を撮像する。
次に、ステップS3において、制御部8は、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置(照射位置P101)と基準照射位置P110とに基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定する。具体的には、制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110との間の距離が所定値以上である場合、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更すると判定する。一方、制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110との間の距離が所定値未満である場合、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更しないと判定する。
ステップS3で制御部8が光出射部3aと支持台21との相対位置を変更すると判定した場合、ステップS4に進む。
次に、ステップS4において、制御部8は、撮像部110が撮像した撮像結果に基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を調整する。言い換えると、制御部8は、撮像部110が撮像した撮像結果に基づいて、光出射部3aと支持台21との相対位置を調整する。具体的には、制御部8は、第1移動ステージ25及び第2移動ステージ52の少なくとも一方を介して、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を変更する。これにより、照射位置P101と基準照射位置P110との間の距離がゼロ又は所定値未満になる。
上記のように、制御部8は、撮像部110が撮像した撮像結果に基づいて、第1移動ステージ25及び第2移動ステージ52の少なくとも一方を制御して、支持台21及び光出射部3aの少なくとも一方の位置を調整する。従って、光出射部3aと支持台21との相対位置を自動で調整できる。
以上、図11を参照して説明したように本実施形態の検査装置100の調整方法は、支持台21に支持されたダミー光学ユニット390にレーザ光Lを照射するステップS1と、ダミー光学ユニット390に照射されたレーザ光Lを撮像するステップS2と、撮像部110が撮像した撮像結果に基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を調整するステップS4とを有する。従って、ダミー光学ユニット390に照射された光を撮像することによって、撮像した光の位置に基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を調整できる。よって、調整後の検査装置100では、レーザ光Lを光学ユニット300の所望の位置に照射させることができるので、揺動機構321の動作を精度良く確認することができる。
また、上記のように、本実施形態の検査装置100の調整方法は、ステップS4に先立って、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置(照射位置P101)と基準照射位置P110とに基づいて、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定するステップS3を有する。従って、照射位置P101と基準照射位置P110とに基づいて光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定することができるので、光出射部3a及び支持台21の少なくとも一方の位置を変更するか否かを適切に判定できる。
(第2実施形態)
次に、図12及び図13を参照して、第2実施形態の検査装置100について説明する。図12は、第2実施形態の検査装置100の支持台21周辺の構造を示す拡大側面図である。
図12に示すように、光出射部3aは、出射面311bの垂線H1に対して傾斜する方向にレーザ光Lを出射する。本実施形態では、光出射部3aは、垂線H1に対して下向きにレーザ光Lを出射する。
図12に示すように、本実施形態では、撮像部110は、光学ユニット300よりも上方に配置される。撮像部110は、光学要素311の入射面311aを撮像する。入射面311aは、レーザ光照射面(出射面311b)から入射したレーザ光Lを出射する。撮像部110は、入射面311aから出射したレーザ光Lを撮像する。具体的には、レーザ光照射面(出射面311b)から入射したレーザ光Lは、反射面311cで反射される。反射面311cで反射されたレーザ光Lの大部分は、入射面311a(以下、入射面311aをレーザ光出射面と記載することがある)から外部に出射する。また、レーザ光照射面(出射面311b)から入射したレーザ光Lは、反射面311cの反射位置P201で反射される。反射位置P201は、例えば、反射面311cの中心である。反射位置P201で反射されたレーザ光Lは、レーザ光出射面(入射面311a)の出射位置P202から出射する。
上記のように、撮像部110は、入射面311aから出射したレーザ光Lを撮像する。入射面311aから出射したレーザ光Lは、レーザ光照射面(出射面311b)で反射されるレーザ光Lに比べて、光量が多いので、撮像部110によってレーザ光Lを容易に撮像できる。なお、レーザ光照射面(出射面311b)のレーザ光Lの反射率は数%未満である。一方、レーザ光照射面(出射面311b)から入射したレーザ光Lの80~90%以上が入射面311aから出射する。
また、撮像部110は、傾斜軸線AX10上に配置される。傾斜軸線AX10は、入射面311aの垂線H2に対して傾斜する。従って、レーザ光照射面(出射面311b)に対してレーザ光Lを傾斜した方向から入射させた場合であっても、レーザ光出射面(入射面311a)から出射するレーザ光Lを容易に撮像(検出)できる。
本実施形態では、撮像部110は、反射位置P201及び出射位置P202よりも+X側に配置される。また、撮像部110は、鉛直方向(Z軸方向)に対して傾斜する方向に向かって配置される。具体的には、撮像部110は、鉛直方向(Z軸方向)に対して例えば数十度、-X側に向かって配置される。本実施形態では、レーザ光照射面(出射面311b)から入射して反射面311cで反射されたレーザ光Lは、レーザ光出射面(入射面311a)から例えば数十度、+X側に向かって出射する。このため、撮像部110を例えば数十度-X側に向かって配置することによって、レーザ光出射面(入射面311a)から出射するレーザ光Lを撮像部110によって容易に撮像できる。
本実施形態では、角度測定部3と支持台21との相対位置を補正する場合、支持台21には、光学ユニット300に替えてダミー光学ユニット391が固定される。ダミー光学ユニット391は、例えば、光学ユニット300と同じ外形を有する。なお、ダミー光学ユニット391は、光学要素311のレーザ光照射面(出射面311b)と同程度の大きさを有していれば、光学ユニット300と同じ外形を有しなくてもよい。ダミー光学ユニット391は、本発明の「対象物」の一例である。
ダミー光学ユニット391は、第1実施形態とは異なり、光学要素311を有する。従って、ダミー光学ユニット391は、レーザ光Lの大部分を透過してレーザ光出射面(入射面311a)から出射させる。なお、ダミー光学ユニット391の光学要素311以外の部分は、光学ユニット300と同様に構成されていてもよいし、光学ユニット300とは異なる構造を有してもよい。
第1実施形態と同様、図7に示す制御部8は、撮像部110が撮像した撮像データを取得する。画像処理部31は、撮像部110によって撮像された撮像データに基づいて画像処理を実行し、撮像画像(図示せず)を生成する。
制御部8は、撮像画像(図示せず)に基づいて、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量を検出する。具体的には、制御部8は、撮像画像(図示せず)に基づいて、制御部8は、レーザ光出射面(入射面311a)の縁に対する出射位置P202の位置を検出する。制御部8は、レーザ光出射面(入射面311a)の縁に対する出射位置P202の位置に基づいて、反射位置P201の位置を算出する。また、制御部8は、算出した反射位置P201の位置に基づいて、照射位置P1を算出する。つまり、制御部8は、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置に基づいて、光出射部3aがダミー光学ユニット391を照射した位置を算出する。
制御部8は、算出した照射位置P1と、レーザ光照射面(出射面311b)の基準照射位置(図示せず)とのずれ量に基づいて、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量を算出する。そして、第1実施形態と同様に、制御部8は、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量に基づいて、第1駆動源223及び第2駆動源233を制御して、角度測定部3と支持台21との相対位置のずれ量をゼロ又は所定値未満にする。
第2実施形態の検査装置100のその他の構造及び効果は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図13を参照して、本実施形態における角度測定部3と支持台21との相対位置を調整するフローについて説明する。図13は、本実施形態の検査装置100の角度測定部3と支持台21との相対位置を調整するフローを示す図である。本実施形態の検査装置100の角度測定部3と支持台21との相対位置の調整方法は、ステップS1、S2、S11、S3~S4を含む。ステップS1、S2、S11、S3~S4は、制御部8によって実行される。
ステップS1において、光出射部3aからダミー光学ユニット391にレーザ光Lを出射する。レーザ光Lは、レーザ光照射面(出射面311b)に照射される。レーザ光照射面(出射面311b)に照射されたレーザ光Lの大部分は、光学要素311の内部に進入し、反射面311cで反射される。反射面311cで反射されたレーザ光Lの大部分は、レーザ光出射面(入射面311a)から出射する。
次に、ステップS2において、撮像部110がダミー光学ユニット391に照射されたレーザ光Lを撮像する。具体的には、撮像部110は、ダミー光学ユニット391に照射され、レーザ光出射面(入射面311a)から出射したレーザ光Lを撮像する。
次に、ステップS11において、制御部8は、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置(出射位置P202)に基づいて、光出射部3aがダミー光学ユニット391を照射した位置(照射位置P1)を算出する。
次に、ステップS3において、制御部8は、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置(出射位置P202)と基準照射位置P110とに基づいて、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更するか否かを判定する。具体的には、出射位置P202から算出された照射位置P101と、基準照射位置P110とに基づいて、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更するか否かを判定する。
そして、第1実施形態と同様、制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110との間の距離が所定値以上である場合、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更すると判定する。一方、制御部8は、照射位置P101と基準照射位置P110との間の距離が所定値未満である場合、光出射部3aと支持台21との相対位置を変更しないと判定する。
第2実施形態のその他の調整方法は、第1実施形態と同様である。
以上、図13を参照して説明したように本実施形態の検査装置100の調整方法は、ステップS3に先立って、撮像部110が撮像したレーザ光Lの位置(出射位置P202)に基づいて、光出射部3aがダミー光学ユニット391を照射した位置(照射位置P1)を算出するステップS11を有する。従って、例えば、撮像部110がレーザ光照射面(出射面311b)を撮像していない場合であっても、照射位置P1を容易に特定できる。
以上、図面を参照して本開示の実施形態について説明した。ただし、本開示は、上記の実施形態に限定されない。本開示は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
図面は、理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されない。上記の実施形態で示す各構成要素の構成は、本開示の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、レーザ光Lが赤外線である例について説明したが、本発明はこれに限らない。レーザ光Lは赤外線以外の光であってもよい。ただし、外光による検出精度の低下を抑制するためには、赤外線を用いることが好ましい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、制御部8が光出射部3aと支持台21との相対位置を調整する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、ユーザーが撮像画像を見ながら光出射部3aと支持台21との相対位置を手動で調整してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、光出射部3aが水平方向に対して傾斜する方向にレーザ光Lを出射する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、光出射部3aが水平方向に対して平行にレーザ光Lを出射してもよい。この場合、例えば、第2実施形態において、撮像部110は、レーザ光出射面(入射面311a)の上方で、鉛直方向に対して平行(-Z方向)に向かって配置されてもよい。
また、第2実施形態では、角度測定部3と支持台21との相対位置を補正する場合に、ダミー光学ユニット391を用いる例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、基準となる光学ユニット300を予め選定しておいて、選定された光学ユニット300を用いてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、光学ユニット300の良否判定が暗所で行われる例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、光学ユニット300の良否判定を明所で行ってもよい。ただし、光学ユニット300の良否判定を明所で行う場合、レーザ出力を高くする必要がある。このため、光学ユニット300の良否判定は暗所で行うことが好ましい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、第1支持部2が第1回転機構22、第2回転機構23、X軸ステージ251、及び、Y軸ステージ252を有する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、第1支持部2が、X方向と平行な仮想軸を中心として支持台21を回転させる回転機構と、支持台21をZ方向に移動させるZ軸ステージとの少なくとも一方をさらに有してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、第2支持部5がX軸ステージ521及びY軸ステージ522を有する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、第2支持部5が、角度測定部3をZ方向に移動させるZ軸ステージをさらに有してもよい。また、第2支持部5が、X方向と平行な仮想軸を中心として角度測定部3を回転させる回転機構、Y方向と平行な仮想軸を中心として角度測定部3を回転させる回転機構、及び、Z方向と平行な仮想軸を中心として角度測定部3を回転させる回転機構の少なくとも1つをさらに有してもよい。
本開示の検査装置は、光学部品を検査する分野に有用である。
3a :光出射部(照射部)
3b :受光部
7 :遮光部材
8 :制御部
21 :支持台(支持部)
25 :第1移動ステージ(移動機構)
52 :第2移動ステージ(移動機構)
100 :検査装置
110 :撮像部
300 :光学ユニット
311 :光学要素
311a :入射面(光出射面)
311b :出射面(照射面)
321 :揺動機構
390 :ダミー光学ユニット(対象物)
390a :レーザ光照射面
391 :ダミー光学ユニット(対象物)
AX10 :傾斜軸線
H1、H2:垂線
L :レーザ光
P1 :照射位置(撮像部が撮像したレーザ光の位置、対象物を照射した位置)
P101 :照射位置(撮像部が撮像したレーザ光の位置)
P110 :基準照射位置(基準位置)

Claims (13)

  1. 光学要素と、前記光学要素を揺動させる揺動機構とを有する光学ユニットの検査装置であって、
    前記光学ユニットを支持可能な支持部と、
    前記支持部に支持された対象物にレーザ光を照射する照射部と、
    前記対象物に照射された光と前記対象物とを撮像する撮像部と
    を有する、検査装置。
  2. 前記対象物は、前記レーザ光が照射されるレーザ光照射面を有し、
    前記撮像部は、前記レーザ光照射面で反射されたレーザ光を撮像する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記対象物は、金属によって構成されている、請求項2に記載の検査装置。
  4. 受光部と、
    前記レーザ光を遮光する遮光部材と
    をさらに有し、
    前記光学要素は、プリズムを有し、
    前記プリズムは、前記レーザ光が照射される照射面を有し、
    前記受光部は、前記照射面で反射されたレーザ光を受光し、
    前記遮光部材は、照射位置から離隔した位置に配置され、
    前記照射位置は、前記照射面のうち前記レーザ光が照射される位置である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 前記対象物は、プリズムを有し、
    前記プリズムは、前記レーザ光が照射される照射面と、光出射面とを有し、
    前記光出射面は、前記照射面から入射した前記レーザ光を出射し、
    前記撮像部は、前記光出射面から出射したレーザ光を撮像する、請求項1に記載の検査装置。
  6. 前記照射部は、前記照射面の垂線に対して傾斜する方向に前記レーザ光を出射し、
    前記撮像部は、傾斜軸線上に配置され、
    前記傾斜軸線は、前記光出射面の垂線に対して傾斜する、請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記レーザ光は、赤外線である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の検査装置。
  8. 前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方を移動させる移動機構と、
    前記移動機構を制御する制御部と
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記撮像部が撮像した撮像結果に基づいて、前記移動機構を制御して前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を調整する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の検査装置。
  9. 前記制御部は、前記撮像部が撮像した前記レーザ光の位置と基準位置とに基づいて、前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定する、請求項8に記載の検査装置。
  10. 前記制御部は、前記撮像部が撮像した前記レーザ光の位置に基づいて、前記照射部が前記対象物を照射した位置を算出する、請求項8又は請求項9に記載の検査装置。
  11. 光学要素と、前記光学要素を揺動させる揺動機構とを有する光学ユニットの検査装置の調整方法であって、
    前記光学ユニットを支持可能な支持部に支持された対象物に、照射部からレーザ光を照射する工程と、
    前記対象物に照射された光を撮像する工程と、
    撮像部が撮像した撮像結果に基づいて、前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を調整する工程と
    を有する、検査装置の調整方法。
  12. 前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を調整する工程に先立って、
    前記撮像部が撮像した前記レーザ光の位置と基準位置とに基づいて、前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定する工程をさらに有する、請求項11に記載の検査装置の調整方法。
  13. 前記照射部及び前記支持部の少なくとも一方の位置を変更するか否かを判定する工程に先立って、前記撮像部が撮像した前記レーザ光の位置に基づいて、前記照射部が前記対象物を照射した位置を算出する工程をさらに有する、請求項11又は請求項12に記載の検査装置の調整方法。
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