JP2023080623A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃費を優先する第1走行モードとそれよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを有する場合に、第1走行モードでの車両の燃費の向上を図る。【解決手段】車速が車速閾値以上のときには、ウェイストゲートバルブの開度を調節し、車速が車速閾値未満のときには、ウェイストゲートバルブを全開とする。この場合において、車速閾値を、第1走行モードのときに、第2走行モードのときに比して高くなるように設定する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンの過給機が、吸気管に配置されたコンプレッサと、排気管に配置されると共にコンプレッサと一体に回転するタービンと、排気管にタービンをバイパスするように取り付けられたバイパス管と、バイパス管に設けられたウェイストゲートバルブとを有する車両において、エンジンを運転していて且つウェイストゲートバルブを全開としているときに、車速が車速閾値以上であると判定すると、ウェイストゲートバルブを閉方向に制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
こうした車両において、燃費を優先する第1走行モードとそれよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを有する場合に、走行モードに拘わらずに車速閾値を一律に設定すると、第1走行モードで車両の燃費の向上を十分に図れていない可能性がある。
本発明の車両は、燃費を優先する第1走行モードとそれよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを有する場合に、第1走行モードでの車両の燃費の向上を図ることを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
過給機を有するエンジンと、
燃費を優先する第1走行モードと前記第1走行モードよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを切り替えながら走行するように前記エンジンを制御する制御装置と、
を備え、
前記過給機は、吸気管に配置されたコンプレッサと、排気管に配置されると共に前記コンプレッサと一体に回転するタービンと、前記排気管に前記タービンをバイパスするように取り付けられたバイパス管と、前記バイパス管に設けられたウェイストゲートバルブとを有する、
車両であって、
前記制御装置は、車速が車速閾値以上のときには、前記ウェイストゲートバルブの開度を調節し、前記車速が前記車速閾値未満のときには、前記ウェイストゲートバルブを全開とし、
前記車速閾値は、前記第1走行モードのときに、前記第2走行モードのときに比して高くなるように設定される、
ことを要旨とする。
過給機を有するエンジンと、
燃費を優先する第1走行モードと前記第1走行モードよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを切り替えながら走行するように前記エンジンを制御する制御装置と、
を備え、
前記過給機は、吸気管に配置されたコンプレッサと、排気管に配置されると共に前記コンプレッサと一体に回転するタービンと、前記排気管に前記タービンをバイパスするように取り付けられたバイパス管と、前記バイパス管に設けられたウェイストゲートバルブとを有する、
車両であって、
前記制御装置は、車速が車速閾値以上のときには、前記ウェイストゲートバルブの開度を調節し、前記車速が前記車速閾値未満のときには、前記ウェイストゲートバルブを全開とし、
前記車速閾値は、前記第1走行モードのときに、前記第2走行モードのときに比して高くなるように設定される、
ことを要旨とする。
本発明の車両では、車速が車速閾値以上のときには、ウェイストゲートバルブの開度を調節し、車速が車速閾値未満のときには、ウェイストゲートバルブを全開とする。この場合に、車速閾値を、燃費を優先する第1走行モードのときに、第1走行モードよりも加速性能を優先する第2走行モードのときに比して高くなるように設定する。これにより、第1走行モードのときに、第2走行モードのときに比して、ウェイストゲートバルブを全開とする車速範囲を高車速側まで広くすることができる。この結果、より高車速側まで、エンジンの背圧の上昇を抑制してポンピングロスを抑制することができ、エンジンひいては車両の燃費の向上を図ることができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されており、エンジン22のクランクシャフト23は、プラネタリギヤ30のキャリヤに接続されている。このエンジン22は、排気のエネルギを用いて過給するターボタイプの過給機(いわゆるターボチャージャー)28を備える。
過給機28は、エアクリーナ25に接続された吸気管26に配置されたコンプレッサ28aと、排気管27に配置されたタービン28bと、コンプレッサ28aとタービン28bとを連結する連結軸28cと、排気管27にタービン28bをバイパスするように取り付けられたバイパス管28dと、バイパス管28dに設けられたウェイストゲートバルブ28eとを備える。この過給機28では、ウェイストゲートバルブ28eの開度を調整することにより、バイパス管28dを通流する排気の量とタービン28bを通流する排気の量との配分比が調整され(ウェイストゲートバルブ28eの開度が小さいほど、バイパス管28dを通流する排気の量が少なくなると共にタービン28bを通流する排気の量が多くなるように調整され)、タービン28bの回転駆動力が調整され、コンプレッサ28aによる圧縮空気量が調整され、エンジン22の過給圧(吸気圧)が調整されるようになっている。なお、エンジン22は、ウェイストゲートバルブ28eが全開のときには、過給機28を備えない自然吸気タイプのエンジンと同様に動作可能になっている。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御されている。エンジンECU24は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト23の回転位置を検出するクランクポジションセンサからのクランク角θcr、吸気管26のコンプレッサ28aよりも上流側に配置されたエアフローメータからの吸入空気量Qaなどが入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号、例えば、スロットルバルブや燃料噴射弁、点火プラグ、ウェイストゲートバルブ28eなどへの制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサからのエンジン22のクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、エアフローメータからの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の割合)KLを演算したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオンタイプの遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、上述したように、エンジン22のクランクシャフト23が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、モータMG1の回転子は、上述したように、プラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、モータMG2の回転子は、駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する図示しない回転位置センサからの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の電気角θe1,θe2や回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号、例えば、バッテリ50の電圧を検出する電圧センサからの電圧Vbや、バッテリ50の電流を検出する電流センサからの電流Ibなどが入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ50の蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ87からの車速Vも挙げることができる。走行モードを設定するための走行モードスイッチ88からの走行モード信号も挙げることができる。走行モードとしては、燃費を優先する燃費優先モード(第1走行モード)、燃費優先モードよりも加速性能を優先するスポーツモード(第2走行モード)、スポーツモードよりも更に加速性能を優先するトラックモードなどを挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド車20では、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40との協調制御により、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行(HV走行)や、エンジン22の運転を伴わずに走行する電動走行(EV走行)で走行する。
HV走行では、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に要求される)走行用トルクTd*を設定し、設定した走行用トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて走行に要求される走行用パワーPd*を演算する。続いて、走行用パワーPd*とバッテリ50の蓄電割合SOCとに基づいてエンジン22の目標パワーPe*を設定し、エンジン22から目標パワーPe*が出力されると共に走行用トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定し、設定した目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて運転されるように、エンジン22の運転制御、具体的には、スロットルバルブの開度を制御する吸入空気量制御や、燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御、点火プラグの点火時期を制御する点火制御、ウェイストゲートバルブ28eの開度を制御する過給制御を行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行では、HVECU70は、HV走行と同様に走行用トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に走行用トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるインバータ41,42の制御については上述した。
実施例では、燃費優先モード、スポーツモード、トラックモードについて、同一のアクセル開度Accに対する走行用トルクTd*を小さい側からこの順となるようにしたり、HV走行でのエンジン22の下限回転数を小さい側からこの順となるようにしたりすることにより、車両の加速性能を低い側からこの順となるようにするものとした。
次に、こうして構成されたハイブリッド車20の動作、特に、過給制御について説明する。図2は、エンジンECU24により実行される過給制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HV走行のとき、具体的には、エンジン22を運転しているときに繰り返し実行される。
図2の過給制御ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、最初に、車速Vや走行モードなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、車速Vは、車速センサ87により検出された値がHVECU70から通信により入力される。走行モードは、走行モードスイッチ88からの走行モード信号がHVECU70から通信により入力される。
こうしてデータを入力すると、走行モードを調べる(ステップS110)。そして、走行モードが燃費優先モードのときには、閾値Vrefに値V1を設定する(ステップS120)。また、走行モードがスポーツモードのときには、閾値Vrefに値V1よりも低い値V2を設定する(ステップS130)。さらに、走行モードがトラックモードのときには、閾値Vrefに値V2よりも低い値V3を設定する(ステップS140)。ここで、閾値Vrefは、過給機28による過給を許可するか否かを判定するのに用いられる閾値である。
そして、車速Vを閾値Vrefと比較する(ステップS150)。車速Vが閾値Vref以上のときには、過給を許可すると判定し(ステップS160)、ウェイストゲートバルブ28eの開度を調節して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。この場合、エンジン22の回転数Neや負荷率KLに基づいて、吸気管26のコンプレッサ28aよりも下流側の目標過給圧Pc*を設定し、目標過給圧Pc*を用いてウェイストゲートバルブ28eを制御する。
ステップS150で車速Vが閾値Vref未満のときには、過給を禁止すると判定し(ステップS180)、ウェイストゲートバルブ28eを全開として(ステップS190)、本ルーチンを終了する。実施例では、燃費優先モードのときには、スポーツモードやトラックモードのときに比して閾値Vrefに高い値を設定するから、ウェイストゲートバルブ28eを全開とする車速範囲を高車速側に広くすることができる。この結果、より高車速側まで、エンジン22の背圧の上昇を抑制してポンピングロスを抑制することができ、エンジン22ひいては車両の燃費の向上を図ることができる。これに対して、スポーツモードやトラックモードのときには、燃費優先モードのときに比して、過給を許可する車速範囲を低車速側に広くすることができる。この結果、より低車速側まで、エンジン22から比較的大きなトルクを出力することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド車20では、車速Vが閾値Vref以上のときには、過給を許可して過給機28のウェイストゲートバルブ28eの開度を調節し、車速Vが閾値Vref未満のときには、過給を禁止してウェイストゲートバルブ28eを全開とする。この場合において、燃費優先モードのときには、スポーツモードやトラックモードのときに比して閾値Vrefに高い値を設定する。これにより、燃費優先モードのときに、スポーツモードやトラックモードのときに比して、ウェイストゲートバルブ28eを全開とする車速範囲を高車速側に広くすることができる。この結果、より高車速側まで、エンジン22の背圧の上昇を抑制してポンピングロスを抑制することができ、エンジン22ひいては車両の燃費の向上を図ることができる。
実施例のハイブリッド車20では、車速Vが閾値Vref以上のときには、過給を許可してウェイストゲートバルブ28eの開度を調節し、車速Vが閾値Vref未満のときには、過給を禁止してウェイストゲートバルブ28eを全開とするものとした。しかし、過給を禁止から許可に切り替えるときと許可から禁止に切り替えるときとで、閾値Vrefにヒステリシス(マージン)を持たせるものとしてもよい。こうすれば、過給の許可と禁止との頻繁な切替を抑制することができる。
実施例のハイブリッド車20では、燃費優先モード(第1走行モード)と、燃費優先モードよりも加速性能を優先するスポーツモード(第2走行モード)と、スポーツモードよりも加速性能を優先するトラックモードとを有するものとした。しかし、燃費を優先する第1走行モードと第1走行モードよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを有するものであればよく、走行モードの数は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
実施例では、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介して過給機28を有するエンジン22とモータMG1とを接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続したハイブリッド車20の構成とした。しかし、過給機を有するエンジンを備える車両であればよい。例えば、駆動輪に連結された駆動軸に変速機を介してモータを接続すると共にモータにクラッチを介してエンジンを接続したハイブリッド車の構成としてもよい。また、走行用のモータを備えずに、駆動輪に連結された駆動軸に変速機を介してエンジンを接続したエンジン車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、HVECU70およびエンジンECU24が「制御装置」に相当し、過給機28が「過給機」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド車、22 エンジン、23 クランクシャフト、24 エンジンECU、25 エアクリーナ、26 吸気管、27 排気管、28 過給機、28a コンプレッサ、28b タービン、28c 連結軸、28d バイパス管、28e ウェイストゲートバルブ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータECU、41,42 インバータ、50 バッテリ、52 バッテリECU、54 電力ライン、70 HVECU、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、87 車速センサ、88 走行モードスイッチ、MG1,MG2 モータ。
Claims (1)
- 過給機を有するエンジンと、
燃費を優先する第1走行モードと前記第1走行モードよりも加速性能を優先する第2モードとを含む複数の走行モードを切り替えながら走行するように前記エンジンを制御する制御装置と、
を備え、
前記過給機は、吸気管に配置されたコンプレッサと、排気管に配置されると共に前記コンプレッサと一体に回転するタービンと、前記排気管に前記タービンをバイパスするように取り付けられたバイパス管と、前記バイパス管に設けられたウェイストゲートバルブとを有する、
車両であって、
前記制御装置は、車速が車速閾値以上のときには、前記ウェイストゲートバルブの開度を調節し、前記車速が前記車速閾値未満のときには、前記ウェイストゲートバルブを全開とし、
前記車速閾値は、前記第1走行モードのときに、前記第2走行モードのときに比して高くなるように設定される、
車両。
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