JP2023080396A - コンパクト容器 - Google Patents

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信也 前田
Shinya Maeda
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Abstract

【課題】鞄等に入れて持ち運ぶ際の蓋体の不用意な開きを防止でき、また使用時においては蓋体を開けやすいコンパクト容器を提案する。【解決手段】コンパクト容器100において、蓋体6は、係合位置と非係合位置との間で移動可能なロック部材9を備え、ロック部材9は、係合位置に移動した際に容器1に係合して蓋体6を閉姿勢で維持する一方、非係合位置に移動した際に容器1に対して非係合となる爪部9aとロック部材側磁石10とを備え、容器1は、第一位置と第二位置との間で移動可能な移動体4aを備え、移動体4aは、ロック部材側磁石10に対して吸引力を発現させる向きで移動体4aに取り付けられた移動体側磁石5を備え、移動体4aを第一位置から第二位置に移動させることでロック部材9を係合位置から非係合位置に移動させるように構成している。【選択図】図3

Description

本発明は、コンパクト容器に関する。
例えば粉体の化粧料を固形化したプレストパウダーの如き固形内容物を携帯する際に使用される容器として、固形内容物を収めた中皿が収容される容器と、ヒンジ部を介して容器に開閉可能に連結する蓋体とを備えるコンパクト容器が既知である。
このようなコンパクト容器においては、磁石によって蓋体を閉じた状態にする機構が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1のコンパクト容器は、磁石を備える押しボタンを容器本体に設けるとともに蓋体にも磁石を設け、2つの磁石が引き合う力を利用して蓋体を閉じた状態で維持する機構を備えている。
実開平6-76108号公報
ところでコンパクト容器を鞄等に入れて持ち歩く際は、鞄に入れた他の物とぶつかることによってコンパクト容器の蓋体が開いてしまうおそれがある。このため、容器や蓋体の形状を突起等ができるだけ設けられないようにしたり、磁力が高い磁石を設けたりすることが行われている。しかし、このように構成した場合は、化粧を行うにあたって蓋体を開こうとしても、突起等がないために蓋体を開くための指掛かりとなる部分がなく、また容器と蓋体が高い磁力で引き合っていることもあって、蓋体が開けづらくなってしまう。また高い磁力を持つ磁石を用いる場合は、その磁力によって、鞄の中に一緒に入れている電子機器や磁気カードに影響を及ぼすおそれがある。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、鞄等に入れて持ち運ぶ際の蓋体の不用意な開きを防止でき、また使用時においては蓋体を開けやすいコンパクト容器を提案することを目的とする。
本発明は、容器と、ヒンジ部を介して該容器に開閉可能に連結する蓋体とを備えるコンパクト容器において、
前記蓋体は、係合位置と非係合位置との間で移動可能なロック部材を備え、
前記ロック部材は、前記係合位置に移動した際に前記容器に係合して前記蓋体を閉姿勢で維持する一方、前記非係合位置に移動した際に該容器に対して非係合となる爪部と、ロック部材側磁石とを備え、
前記容器は、前記係合位置に対応する第一位置と前記非係合位置に対応する第二位置との間で移動可能な移動体を備え、
前記移動体は、前記ロック部材側磁石に対して吸引力を発現させる向きで該移動体に取り付けられた移動体側磁石を備え、
前記移動体を前記第一位置から前記第二位置に移動させることで前記ロック部材を前記係合位置から前記非係合位置に移動させるように構成したコンパクト容器である。
前記移動体を前記第一位置に向けて付勢する弾性体を備えることが好ましい。
前記ロック部材は、前記係合位置から移動させた際に前記非係合位置で停止するものであって、
前記移動体は、前記第一位置から前記第二位置に向かって移動する際の進行方向に対し、該第二位置よりも進行方向前側に位置する第三位置まで移動可能であって、
前記移動体側磁石は、前記移動体を前記第三位置へ移動させた際に前記ロック部材側磁石に対して反発力を発現させる向きで該移動体に取り付けられることが好ましい。
本発明のコンパクト容器は、ロック部材に設けた爪部によって蓋体を閉姿勢で維持することができるため、鞄等に入れて持ち運ぶ際の蓋体の不用意な開きを防止することができる。また、移動体を第一位置から第二位置に移動させると、移動体側磁石がロック部材側磁石に作用してロック部材が係合位置から非係合位置に移動し、これにより容器に対して爪部が非係合となるため、蓋体を簡単に開くことができる。また、移動体側磁石とロック部材側磁石で必要な磁力は移動体とともにロック部材が移動する程度で済み、蓋体を閉姿勢で維持するために要していた程の強い磁力の磁石を用いる必要はないため、周囲の電子機器や磁気カードへの影響を抑えることができる。
本発明に係るコンパクト容器の一実施形態に関し、蓋体を開いた状態で示した平面図である。 図1に示したコンパクト容器(蓋体を閉じている)に関し、(a)はA-Aに沿う断面図であり、(b)はB-Bに沿う断面図である。 図1に示したコンパクト容器の部分拡大断面図であって、(a)は移動体本体が第一位置に移動した状態を示し、(b)は移動体本体が第二位置に移動した状態を示し、(c)は移動体本体が第三位置に移動した状態を示す。
以下、図面を参照しながら本発明に係るコンパクト容器の一実施形態について説明する。なお、本明細書等における「上」、「下」とは、基本的には容器1が水平面に載置される状態での向き(図2(a)に示す向き)である。また「前」は、移動体4aを設けた側であり、「後」とは、その逆側である。また「左」、「右」とは、前方から後方に向かって見る際の左右方向である。
図1は、本発明に係るコンパクト容器の一実施形態を示している。本実施形態のコンパクト容器100は、粉体の化粧料を固形化したプレストパウダーの如き固形内容物を携帯する際に使用される。コンパクト容器100は、容器1(容器本体2と枠体3で構成される)と、移動部材4と、移動体側磁石5と、蓋体6(蓋体本体7と、鏡8で構成される)と、ロック部材9と、ロック部材側磁石10と、ヒンジ部11(軸体12と、後述する容器側軸穴2d、及び蓋体側軸穴7bで構成される)を備えていて、固形内容物が収められる有底筒状の中皿13を収容する。コンパクト容器100を構成する各部材は、移動体側磁石5等の磁石を除いて基本的に合成樹脂で形成されるが、他の素材(例えば軸体12は金属で形成し、鏡8はガラスで形成する等)で形成してもよい。
容器本体2は、図1、図2に示すように平面視で矩形状をなしていて全体的に有底筒状になるものであって、底壁2aと、底壁2aの外縁部に設けられる周壁2bとを備えている。容器本体2における後端部の中央には、後側切欠き部2cが設けられている。後側切欠き部2cの左右両側には、円柱状になる軸体12が挿通される円形の容器側軸穴2dが設けられている。そして容器本体2の前端部には、図1、図2(a)に示すように周壁2bを切り欠く前側切欠き部2eが設けられている。
枠体3は、図1、図2(a)に示すように、周壁2bの上方に位置する板状の天壁3aと、天壁3aの下面から底壁2aの上面に向けて延在して天壁3aを支持する支持壁3bとを備えている。図1に示すように天壁3aは、平面視において周壁2bや移動部材4を覆い隠すものであり、これにより蓋体6を開いた状態での平面視での見栄えを高めている。また天壁3aには、左側開口3cと右側開口3dが設けられている。図示したように左側開口3cには、中皿13が収容される。また右側開口3dには、パフ等の塗布具(不図示)が収容される。
なお、左側開口3cにおける前側左部は前方に向けて拡大している。そして図2(b)に示すように、この拡大した部分において支持壁3bは、左側開口3cの端縁よりも前方に位置していて、天壁3aは左側開口3cに向けて突出した如き状態になっている。ここで天壁3aにおける左側開口3cに向けて突出する部分を、係合突起3eと称する。また図1に示すように、右側開口3dにおける前側右部も前方に向けて拡大していて、この部分においても天壁3aは、右側開口3dに向けて突出する係合突起3eを備えている。
そして支持壁3bは、図1に示すように、前方中央部が後方に向けて凹むように形作られた凹所3fを備えている。
移動部材4は、移動体4aを備えている。移動体4aは、図1に示すように平面視において、前側は円弧状に延在して後側は直線状に延在するものであって、前側切欠き部2eの内側に収まるように形作られている。移動体4aには、図2(a)に示すように、後側から前側に向かって移動体4aを切り欠く収容凹部4bが設けられている。なお移動体4aは、容器本体2及び枠体3に対して前後方向に移動可能である。ここで、移動体4aが前側に移動した位置(図1及び図3(a)に示す位置)を「第一位置」と称する。また移動体4aが、図3(b)に示すように第一位置よりも後側に移動した位置を「第二位置」と称する。そして移動体4aが、図3(c)に示すように第二位置よりも後側に移動した位置を「第三位置」と称する。
本実施形態の移動部材4は、図1に示すように移動体4aの後側右部及び後側左部のそれぞれに一体に連結する一対の弾性体4cを備えている。弾性体4cは板状であって、前後方向に弾性変形可能である。
図1、図2(a)に示すように移動部材4は、移動体4aが前側切欠き部2eに収まるとともに弾性体4cが凹所3fに収まる状態で、容器本体2と枠体3の間で保持される。なお図示した状態で、弾性体4cの後側端部は支持壁3bに当接している。従って移動体4aを後側に押圧すると、弾性体4cが弾性変形し、移動体4aは前方に向けて付勢される。
移動体側磁石5は、図1に示すように左右方向に延在して矩形状になるものであって、図2(a)に示すように収容凹部4bの内側に取り付けられる。移動体側磁石5は、収容凹部4bに取り付けた状態で、上方へ向けて磁力を作用させる磁極が後側部分5aと前側部分5bで異なるように構成されている。例えば本実施形態においては、図3(a)に示すように後側部分5aにおける上方に向けて磁力を作用させる磁極はN極であり、前側部分5bにおける上方に向けて磁力を作用させる磁極はS極である。また図示したように本実施形態の前側部分5bは、後側部分5aよりも前後方向の長さが長くなっている。
蓋体本体7は、これを閉めた際に容器本体2の上面を覆うように形作られている。蓋体本体7は、図1に示すように、後側切欠き部2cに収まる支持部7aを備えている。支持部7aの左右方向端部には、軸体12が挿通される円形の蓋体側軸穴7bが設けられている。なお、上述した容器側軸穴2dと蓋体側軸穴7bの何れか一方は、軸体12を保持するものであり、何れか他方は、軸体12に対して摺動するものであって、これにより蓋体本体7は、容器本体2に対して揺動可能に支持されている。
図2(a)に示すように蓋体本体7の裏面(蓋体本体7を閉じたときの下面)には、その中央部から後側に向けて蓋体本体7の肉厚を薄くするように形作られ、鏡8が収まる鏡収容部7cが設けられている。なお鏡8は、図1において破線のハッチングを付して示した貼着材8a(両面テープ等)により、鏡収容部7cに取り付けられている。また図3(a)に示すように蓋体本体7の裏面における前端部には、ロック部材9が収まるロック部材収容部7dが設けられている。図3(a)に示すように本実施形態のロック部材収容部7dにおいて、その前側部分は、蓋体本体7を後方から前方に向けて切り欠くように形作られている。またロック部材収容部7dの後側部分は、鏡8を鏡収容部7cに取り付けた際に鏡8で覆われる部分まで延在している。
ロック部材9は、図1に示すように左右方向の幅は鏡8と同程度になるものである。またロック部材9の横断面形状は、図3(a)に示すように、前後方向中間部分の厚みが厚く、前側部分と後側部分はそれよりも厚みが薄くなるように形作られている。なお、図示したようにロック部材9の前側部分は、ロック部材収容部7dにおける前側部分に収まるものであり、ロック部材9の前側部分は、ロック部材収容部7dにおける後側部分と鏡8との間に収まるものである。またロック部材9が図3(a)に示した位置(以下この位置を「係合位置」と称する)に移動した状態において、ロック部材9の後端側端部とロック部材収容部7dの後端側端部との間には隙間があいている。従ってロック部材9を、図3(a)に示した位置から後側に移動させることができる。なおロック部材9を後側に移動させ、図3(b)に示すようにロック部材9の後端側端部がロック部材収容部7dの後端側端部に当接する位置を、「非係合位置」と称する。
ロック部材9は、図2(b)に示すように横断面形状が爪状に形作られた爪部9aを備えている。爪部9aは、図1に示すように左右2ヶ所に設けられていて、ロック部材9を係合位置に移動させた際、上述した係合突起3eに係合するものである(図2(b)参照)。
ロック部材側磁石10は、図1に示すように左右方向に延在して矩形状になるものであって、図3(a)に示すようにロック部材9における厚みが厚い前後方向中間部分に設けられている。ロック部材側磁石10は、ロック部材9に取り付けられた状態において、下方へ向けて磁力を作用させる磁極が移動体側磁石5における後側部分5aの磁極と異極になるように構成されている。例えば本実施形態においては、ロック部材側磁石10における下方に向けて磁力を作用させる磁極はS極であり、上方に向けて磁力を作用させる磁極はN極である。なおロック部材側磁石10は、図3(a)に示すようにロック部材9が係合位置に移動した状態において、その前端部は移動体側磁石5の前側部分5bよりも後側に位置している。すなわちロック部材側磁石10は、ロック部材9が係合位置に移動した状態において、移動体側磁石5の後側部分5aとは前後方向で重なる一方、移動体側磁石5の前側部分5bとは前後方向にずれた位置にある。
このような構成になるコンパクト容器100における爪部9aは、蓋体6を閉じるとともにロック部材9が係合位置に移動した状態において、図2(b)に示すように係合突起3eに係合している。また移動体4aは、弾性体4cによって前側に付勢されているため、図3(a)に示した位置(第一位置)に留まっている。そしてこの状態において、ロック部材側磁石10は移動体側磁石5の後側部分5aに対して前後方向で重なっていて、ロック部材側磁石10では下方に向けてS極が磁力を作用させ、後側部分5aでは上方に向けてN極が磁力を作用させるため、両者の間には吸引力が働く。すなわちロック部材9は、図3(a)に示した係合位置で留まることになる。このように、図3(a)に示す状態においては、移動体4aとロック部材9はその位置で留まり、また爪部9aは係合突起3eに係合するため、蓋体6を閉姿勢で維持することができる。
中皿13に収容した固形内容物を取り出すにあたっては、移動体4aを後側に向けて押圧する。このときロック部材側磁石10と移動体側磁石5の後側部分5aとの間には吸引力が働いているため、移動体4aを後側に向けて移動させると、ロック部材9も後側に向けて移動する。なお、図3(b)に示すように移動体4aを第二位置まで移動させてロック部材9が非係合位置まで移動した際、本実施形態の爪部9aは、係合突起3eとは非係合になる。従って、図3(b)に示す状態で蓋体6を持ち上げると、これを開くことができる。
本実施形態の移動体4aは、図3(b)に示した第二位置よりも更に後側に位置する第三位置(図3(c)参照)まで移動させることができる。なおロック部材9は、図3(b)に示した状態において、その後端側端部がロック部材収容部7dの後端側端部に当接していて、移動体4aを移動させても前後方向に移動しないため、第三位置まで移動体4aを移動させると、移動体4aはロック部材9に対して後側に移動する。ここで第三位置まで移動体4aを移動させた際は、ロック部材側磁石10は移動体側磁石5の前側部分5bに対しても前後方向で重なる位置にある。ここで前側部分5bは、後側部分5aよりも前後方向の長さが長いため、下方に向けてS極が磁力を作用させるロック部材側磁石10に対し、前側部分5bのS極からの磁力が後側部分5aのN極からの磁力よりも強く働くことになる。従ってロック部材側磁石10に対しては、後側部分5aからの吸引力よりも前側部分5bからの反発力が強く働くため、蓋体6は持ち上げられることになる。すなわち、持ち上がった蓋体6に指を掛けることができるため、蓋体6を簡単に開くことができる。
ところで蓋体6を閉じる際、ロック部材9は、基本的には図3(c)に示すように非係合位置に移動している。すなわち爪部9aは、この状態において係合突起3eとは非係合になる位置にあるため、蓋体6を閉じる際に爪部9aと係合突起3eとの衝突が回避され、両者が衝突する際の音の発生を抑えることができる。なお、蓋体6を閉じる際にロック部材9が係合位置まで移動していても、図示したように爪部9aの先端には傾斜面が設けられているため、爪部9aが係合突起3eに接触すればロック部材9は非係合位置に向けて移動する。従って、爪部9aと係合突起3eとが衝突する場合でも、このときに生じる音を低減させることができる。なお従来のコンパクト容器においては、容器と蓋体とを爪状の係止部で係合させるものがあり、これらの係止部が係合する際には衝撃音(係合時に“パチン”と発せられる音)が生じることから高級感が損なわれることがあるが、本実施形態のコンパクト容器100は、蓋体6を閉じるときにこのような音が発生しない(又は音を低減できる)ため、高級感が醸し出される。
また図3(b)、(c)に示すように移動体4aを押圧してこれを後側に向けて移動させた際、弾性体4cは弾性変形している。従って、移動体4aへの押圧を解除すると、移動体4aは図3(a)に示す第一位置まで復帰する。ここで蓋体6を閉じると、上記のように非係合位置に移動していたロック部材9は、ロック部材側磁石10と移動体側磁石5の後側部分5aとの吸引力によって、図3(a)に示す係合位置に自動的に移動する。すなわち、爪部9aが係合突起3eに係合するため、特別な操作無しに蓋体6を閉姿勢で維持することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば本実施形態では、説明の便宜上、移動体側磁石5の後側部分5aにおける上方に向けて磁力を作用させる磁極をN極とし、前側部分5bにおける磁極をS極とし、ロック部材側磁石10における下方に向けて磁力を作用させる磁極をS極としたが、N極とS極を入れ替えて構成してもよい。
また移動体側磁石5とロック部材側磁石10は、本実施形態では一つの磁石で構成していたが、複数の磁石で構成してもよい。
本実施形態の移動体4aは、弾性体4cと一体的に連結するものであったが、移動体4aと弾性体4cは分離していてもよい。また弾性体4cは、容器1に一体的に連結する(例えば枠体3の支持壁3bに一体的に連結する)ものでもよい。
1:容器
2:容器本体
2a:底壁
2b:周壁
2c:後側切欠き部
2d:容器側軸穴
2e:前側切欠き部
3:枠体
3a:天壁
3b:支持壁
3c:左側開口
3d:右側開口
3e:係合突起
3f:凹所
4:移動部材
4a:移動体
4b:収容凹部
4c:弾性体
5:移動体側磁石
5a:後側部分
5b:前側部分
6:蓋体
7:蓋体本体
7a:支持部
7b:蓋体側軸穴
7c:鏡収容部
7d:ロック部材収容部
8:鏡
8a:貼着材
9:ロック部材
9a:爪部
10:ロック部材側磁石
11:ヒンジ部
12:軸体
13:中皿
100:コンパクト容器

Claims (3)

  1. 容器と、ヒンジ部を介して該容器に開閉可能に連結する蓋体とを備えるコンパクト容器において、
    前記蓋体は、係合位置と非係合位置との間で移動可能なロック部材を備え、
    前記ロック部材は、前記係合位置に移動した際に前記容器に係合して前記蓋体を閉姿勢で維持する一方、前記非係合位置に移動した際に該容器に対して非係合となる爪部と、ロック部材側磁石とを備え、
    前記容器は、前記係合位置に対応する第一位置と前記非係合位置に対応する第二位置との間で移動可能な移動体を備え、
    前記移動体は、前記ロック部材側磁石に対して吸引力を発現させる向きで該移動体に取り付けられた移動体側磁石を備え、
    前記移動体を前記第一位置から前記第二位置に移動させることで前記ロック部材を前記係合位置から前記非係合位置に移動させるように構成したコンパクト容器。
  2. 前記移動体を前記第一位置に向けて付勢する弾性体を備える請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記ロック部材は、前記係合位置から移動させた際に前記非係合位置で停止するものであって、
    前記移動体は、前記第一位置から前記第二位置に向かって移動する際の進行方向に対し、該第二位置よりも進行方向前側に位置する第三位置まで移動可能であって、
    前記移動体側磁石は、前記移動体を前記第三位置へ移動させた際に前記ロック部材側磁石に対して反発力を発現させる向きで該移動体に取り付けられる請求項2に記載のコンパクト容器。
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