JP2023079834A - 受光素子及び電子機器 - Google Patents

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優治 磯谷
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泰介 諏訪
Taisuke Suwa
基晴 藤井
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Abstract

【課題】電子の移動遅延によるタップ間ミスマッチや信号分離性能の低下を抑制可能な受光素子を提供する。【解決手段】受光素子は、複数の画素を備える。複数の画素は、それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、電子の転送先を複数の蓄積部から選択して切り替える。複数の画素のそれぞれは、画素の光入射面から光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備える。画素間分離部は、平面視において、複数の転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、画素の内側への厚みを有して構成される。【選択図】図4A

Description

本開示に係る技術(本技術)は、例えば、ゲート方式のi(間接)ToF(Time of Flight)センサを形成する受光素子と、受光素子を備える電子機器に関する。
光飛行時間に基づいて距離を測定するTime of Flight(ToF)方式の測距センサとして、パルス波を利用して直接的に計測される光飛行時間から距離を測定する直接ToF(dToF)方式の測距センサと、変調光の位相を利用して間接的に算出される光飛行時間から距離を測定する間接ToF(iToF)方式の測距センサが知られている。
測距センサの中で、ゲート方式のiToFセンサは、1つの画素セルの中に転送ゲートを2つ並べた構造で、赤外光の光電変換により発生した電子を転送ゲートのON/OFFのタイミングに合わせて、それぞれのタップ(Tap)に振り分けることで、間接的に距離を測る仕組みとなっている。
具体的には、ゲート方式のiToFセンサは、画素セル内に複数のフローティングディフュージョンを有する画素において、それぞれのフローティングディフュージョンが、異なる転送トランジスタの転送ゲートに挟まれており、画素セル内の光電変換部により生成された電子を、複数の転送トランジスタにより複数のフローティングディフュージョンへ振り分ける。そして、複数のフローティングディフュージョンに蓄積された電子の量に応じた位相信号に基づき、対象物までの距離を算出する。
ところで、外光のある場所でiToFセンサを使用することを考えた場合、外光成分はiToFセンサにとってはノイズ成分となるため、十分のSN比(Signal to Noise ratio)を確保して距離情報を得るためには、十分な飽和信号量(Qs)を確保する必要がある。このため、裏面照射型のiToFセンサが用いることが考えられる。
しかし、裏面照射型のiToFセンサでは、裏面から入射された光が画素内部で反射されることで吸収光量を向上させる構造となっているが、その際に隣接画素に光が入ってしまうことで混色を起こす恐れがある。その現象を抑制させるために画素境界に沿って分離領域が酸化物で設けられている(例えば、特許文献1)。
特開2020-139010号公報
ところで、タップ間で生成した電子が転送トランジスタの転送ゲートをONした方に全て入らず、反対側の転送ゲートに入ってしまうと、信号分離性能の低下や測距情報のばらつきの増大を招く。特に、タップから距離の遠い電子は移動遅延により、この現象を生じやすい。なお、上記特許文献1に開示される技術のように、画素間の境界部のみに酸化物の分離領域が設けられている構造では、タップから距離の遠い電子の移動遅延により、OFFしている転送トランジスタの転送ゲートに入ってしまう場合がある。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたもので、電子の移動遅延によるタップ間ミスマッチや信号分離性能の低下を抑制可能な受光素子及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、前記複数の画素のそれぞれは、前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される受光素子である。
本開示の他の態様は、それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素と、前記画素の光入射面側に位置し、前記入射光が前記画素に集光するように形成されたオンチップレンズと、前記画素と前記オンチップレンズとの間に形成され、前記入射光の前記画素への光路を絞る光路絞り部とを備え、前記光路絞り部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記光路絞り部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される受光素子である。
さらに、本開示の他の態様は、それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、前記複数の画素のそれぞれは、前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される受光素子を備えた電子機器である。
本技術を適用した受光素子の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 図1に示した画素の等価回路である。 本開示の第1の実施形態に係る画素の平面図である。 図3のA-A’線で切断した断面である。 図3のB-B’線で切断した断面である。 図4AのC-C’線で切断した断面である。 本開示の第2の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第2の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図5AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第3の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第3の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図6AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第4の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第4の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図7AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第5の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第5の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図8AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第6の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面 本開示の第6の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図9AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第7の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第7の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図10AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第8の実施形態に係る画素の裏面側を見た断面である。 本開示の第8の実施形態の第1の変形例に係る画素の裏面側を見た断面である。 本開示の第8の実施形態の第2の変形例に係る画素の裏面側を見た断面である。 本開示の第9の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第9の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図12AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第10の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第10の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図13AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第11の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第11の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図14AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第12の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第12の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図15AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第13の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第13の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図16AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第14の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第14の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図17AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第15の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第15の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図18AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第16の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第16の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図19AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第17の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第17の実施形態に係る画素を、図3のB-B’線で切断した断面である。 図20AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面である。 本開示の第18の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 本開示の第19の実施形態に係る画素を、図3のA-A’線で切断した断面である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下において、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものと異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本明細書において、「第1導電型」はp型又はn型の一方であり、「第2導電型」はp型又はn型のうちの「第1導電型」とは異なる一方を意味する。また、「n」や「p」に付す「+」や「-」は、「+」及び「-」が付記されていない半導体領域に比して、それぞれ相対的に不純物密度が高い又は低い半導体領域であることを意味する。但し、同じ「n」と「n」とが付された半導体領域であっても、それぞれの半導体領域の不純物密度が厳密に同じであることを意味するものではない。
また、以下の説明における上下等の方向の定義は、単に説明の便宜上の定義であって、本開示の技術的思想を限定するものではない。例えば、対象を90°回転して観察すれば上下は左右に変換して読まれ、180°回転して観察すれば上下は反転して読まれることは勿論である。
なお、本明細書中に記載される効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
<第1の実施形態>
(受光素子の構成例)
本技術は、例えば間接ToF方式により測距を行う測距システムを構成する受光素子や、そのような受光素子を有する光検出デバイスなどに適用することが可能である。
図1は、本技術を適用した受光素子の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。
図1に示す受光素子1は、裏面照射型のセンサであり、例えば、測距機能を有する光検出デバイスに設けられている。
受光素子1は、図示せぬ半導体基板上に形成された画素アレイ部20と、画素アレイ部20と同じ半導体基板上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部は、例えば、タップ駆動部21、垂直駆動部22、カラム処理部23、水平駆動部24、およびシステム制御部25から構成されている。
受光素子1には、さらに信号処理部31およびデータ格納部32も設けられている。なお、信号処理部31およびデータ格納部32は、受光素子1と同じ基板上に搭載してもよいし、光検出デバイスにおける受光素子1とは別の基板上に配置するようにしてもよい。
画素アレイ部20は、受光した光量に応じた電子を生成し、その電子に応じた信号を出力する画素51が行方向および列方向の行列状に2次元配置された構成となっている。すなわち、画素アレイ部20は、入射した光を光電変換し、その結果得られた電子に応じた信号を出力する画素51を複数有している。ここで、行方向とは、水平方向の画素51の配列方向を言い、列方向とは、垂直方向の画素51の配列方向を言う。行方向は、図1中、矢印Xで示す方向であり、列方向は、図中、矢印Yで示す方向である。
画素51は、外部から入射した光、特に赤外光を受光して光電変換し、その結果得られた電子に応じた画素信号を出力する。画素51は、所定の電圧MIX0を印加して、光電変換された電子を検出する第1のタップTAと、所定の電圧MIX1(第2の電圧)を印加して、光電変換された電子を検出する第2のタップTBとを有する。
タップ駆動部21は、画素アレイ部20の各画素51の第1のタップTAに、所定の電圧供給線30を介して所定の電圧MIX0を供給し、第2のタップTBに、所定の電圧供給線30を介して所定の電圧MIX1を供給する。したがって、画素アレイ部20の1つの画素列には、電圧MIX0を伝送する電圧供給線30と、電圧MIX1を伝送する電圧供給線30の2本の電圧供給線30が配線されている。
画素アレイ部20において、行列状の画素51の配列に対して、画素51の行ごとに画素駆動線28が行方向に沿って配線され、各画素51の列に2つの垂直信号線29が列方向に沿って配線されている。例えば画素駆動線28は、画素51から信号を読み出す際の駆動を行うための駆動信号を伝送する。なお、図1 では、画素駆動線28について1本の配線として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線28の一端は、垂直駆動部22の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部22は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部20の各画素51を全画素同時あるいは行単位等で駆動する。すなわち、垂直駆動部22は、垂直駆動部22を制御するシステム制御部25とともに、画素アレイ部20の各画素51の動作を制御する駆動部を構成している。
垂直駆動部22による駆動制御に応じて画素行の各画素51から出力される信号は、垂直信号線29を通してカラム処理部23に入力される。カラム処理部23は、各画素51から垂直信号線29を通して出力される画素信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部23は、信号処理としてノイズ除去処理やAD(Analog to Digital)変換処理などを行う。
水平駆動部24は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部23の画素51の列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部24による選択走査により、カラム処理部23において単位回路ごとに信号処理された画素信号が順番に出力される。
システム制御部25は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどによって構成され、そのタイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に、タップ駆動部21、垂直駆動部22、カラム処理部23、および水平駆動部24などの駆動制御を行う。
信号処理部31は、少なくとも演算処理機能を有し、カラム処理部23から出力される画素信号に基づいて演算処理等の種々の信号処理を行う。データ格納部32は、信号処理部31での信号処理にあたって、その処理に必要なデータを一時的に格納する。
(画素の等価回路)
図2は、画素51の等価回路を示す。
画素51は、フォトダイオード51aと、画素トランジスタとしての排出トランジスタ51b、転送トランジスタ51c,51d、選択トランジスタ51g,51h、増幅トランジスタ51i,51j、及びリセットトランジスタ51k,51lとを含む。排出トランジスタ51b、転送トランジスタ51c,51d、選択トランジスタ51g,51h、増幅トランジスタ51i,51j、及びリセットトランジスタ51k,51lは、例えばMOSトランジスタで構成されている。転送トランジスタ51c、選択トランジスタ51g、増幅トランジスタ51i及びリセットトランジスタ51kは、第1のタップTAを構成する。また、転送トランジスタ51d、選択トランジスタ51h、増幅トランジスタ51j及びリセットトランジスタ51lは、第2のタップTBを構成する。
フォトダイオード51aは、入射光を光電変換する光電変換部を構成する。フォトダイオード51aのアノードは接地されている。フォトダイオード51aのカソードには、転送トランジスタ51c,51dのソース及び排出トランジスタ51bのソースが接続されている。
排出トランジスタ51bのドレインには電源電圧VDDHPXが印加される。排出トランジスタ51bは、ゲートに印加される所定の電圧(MIX0,MIX1)に基づき、フォトダイオード51aの電子を排出する。なお、排出トランジスタ51bが無い構成であってもよい。
転送トランジスタ51c,51dのドレインは、浮遊拡散領域(フローティング・ディフュージョン)で構成される蓄積部(FD部)51m,51nにそれぞれ接続されている。転送トランジスタ51c,51dは、ゲートに印加される所定の電圧(MIX0,MIX1)に基づき、フォトダイオード51aからの電子をFD部51m,51nにそれぞれ転送する。
FD部51m,51nは、フォトダイオード51aから転送トランジスタ51c,51dを介して転送された電子を蓄積する。FD部51m,51nに蓄積された電子の量に応じて、FD部51m,51nの電位は変調される。
FD部51m,51nには、リセットトランジスタ51k,51lのソースがそれぞれ接続されている。リセットトランジスタ51k,51lのドレインには、電源電位VDDHPXが印加される。リセットトランジスタ51k,51lは、ゲートに印加される所定の電圧(MIX0,MIX1)に基づき、FD部51m,51nに蓄積されていた電子を初期化(リセット)する。なお、FD部51m,51nに個別に接続されたリセットトランジスタ51k,51lを設ける代わりに、FD部51m,51nに共通に接続された1つのリセットトランジスタを設けてもよい。
FD部51m,51nには、増幅トランジスタ51i,51jのゲートが接続されている。増幅トランジスタ51i,51jのドレインには、選択トランジスタ51g,51hのソースが接続されている。増幅トランジスタ51i,51jは、FD部51m,51nの電位を増幅する。
選択トランジスタ51g,51hのドレインは、垂直信号線29にそれぞれ接続されている。選択トランジスタ51g,51hは、ゲートに印加される所定の電圧(MIX0,MIX1)に基づき、画素51を選択する。画素51が選択された場合、増幅トランジスタ51i,51jにより増幅された電位に応じた画素信号VSLA、VSLBが垂直信号線29を介して出力される。
(画素の構造)
図3は、本開示の第1の実施形態に係る画素51の平面図である。画素51は、半導体基板111(例えば、シリコン基板)に、フォトダイオード51aと、排出トランジスタ51bと、転送トランジスタ51c,51dと、リセットトランジスタ51k,51lと、FD部51m,51nとを有する。
図3において、紙面の垂直方向上側(図3中矢印Zで示す方向)が半導体基板111の表面111a側であり、複数の配線層と眉間絶縁膜とからなる多層配線層(いずれも図示せず)が設けられている。一方、図3において、紙面の垂直方向下側が半導体基板111の裏面側であり、光が入射される光入射面であって、オンチップレンズやカラーフィルタ等(いずれも図示せず)が設けられている。半導体基板111の導電型は、例えばP型である。
半導体基板111の周囲には、トランジスタ形成領域112が形成される。トランジスタ形成領域112には、選択トランジスタ51g,51h、増幅トランジスタ51i,51jが設けられる。
(画素の断面構造)
図4Aは、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。A-A’線は、平面視で、フォトダイオード51aの中心部と、転送トランジスタ51c,51dと、FD部51m,51nと、トランジスタ形成領域112とを通る仮想線である。図4Bは、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。B-B’線は、平面視で、フォトダイオード51aの中心部と、転送トランジスタ51cと、FD部51mと、トランジスタ形成領域112とを通る仮想線である。
フォトダイオード51aは、半導体基板111の内部に設けられている。フォトダイオード51aは、N層51a1と、N層51a2と、N層51a3とを有する。N層51a1は、半導体基板111よりも不純物濃度が高い。N層51a3は、N層51a2よりも不純物濃度が高い。フォトダイオード51aは、半導体基板111の裏面111b側から入射される入射光を光電変換し、得られた電子を蓄積する。
転送トランジスタ51c,51d及びFD部51m,51nは、半導体基板111の表面111a側に設けられる。フォトダイオード51a、転送トランジスタ51c,51dは、配線層における所定の金属配線に電気的に接続される。配線層は、各画素51へ電力及び各種の駆動信号を伝達し、また、各画素51から読み出される画素信号を伝達するための金属配線パターンが形成された層である。
転送トランジスタ51cは、ゲートに所定の電圧が印加されることにより、フォトダイオード51aで生成された電子を、フォトダイオード51aからFD部51mへ転送する。転送トランジスタ51dは、ゲートに所定の電圧が印加されることにより、フォトダイオード51aで生成された電子を、フォトダイオード51aからFD部51nへ転送する。
また、半導体基板111には、各画素51どうしを分離する画素分離部121が形成される。画素分離部121は、隣接する画素51の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜122を有する。これにより、画素分離部121は、画素51に入射した光が隣接する画素51へ入り込むことを防止する。なお、絶縁膜122には、酸化膜が用いられる。
ところで、以前では、画素分離部121は、隣接する画素51の境界のみに形成されていた。本第1の実施形態では、画素分離部121は、平面視において、転送トランジスタ51c,51dそれぞれの一部と、画素分離部121の一部とが重なるように、画素51の内側への厚みを有して構成される。
図4Cは、図4AのC-C’線で切断した断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121と、半導体基板111の裏面111b側とを通る仮想線である。
本開示において、各画素51の外縁形状は、図4Cに示すように、正方形である。画素51は、画素分離部121によって格子状に囲まれている。図4Cにおいて、画素分離部121は、平面方向(図4C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51の周囲をほぼ覆っている。
<第1の実施形態による作用効果>
以上のように第1の実施形態によれば、画素分離部121が、平面視において、転送トランジスタ51c,51dそれぞれの一部と重なるように、画素51の内側への厚みを有して構成されるので、転送トランジスタ51c,51dやFD部51m,51nから離れた場所における電子の生成が抑制され、電子の移動遅延による第1のタップTAと第2のタップTBとの間のミスマッチや信号分離性能を抑制することができる。
<第2の実施形態>
(画素の断面構造)
図5Aは、本開示の第2の実施形態に係る画素51Aを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図5Bは、本開示の第2の実施形態に係る画素51Aを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図5A及び図5Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施形態における画素分離部121Aは、フォトダイオード51aの形成位置に厚さaの第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さbの第2段領域1212と、第2段領域1212より裏面111b側に厚さcの第3段領域1213とにより構成される。なお、厚さbは、厚さaより大きく、厚さcは厚さbより大きい(a<b<c)。
図5Cは、図5AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Aと、フォトダイオード51aのN層51a1と、N層51a2と、半導体基板111の裏面111b側とを通る仮想線である。
図5Cにおいて、画素分離部121Aは、平面方向(図5C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Aの周囲をほぼ覆っている。
<第2の実施形態による作用効果>
以上のように第2の実施形態によれば、フォトダイオード51aに近い場所への光路を邪魔しないように、画素分離部121Aが2段以上で形成されているので、電子が発生できる領域を広くすることができ、量子効率Qeを上げることができる。
<第3の実施形態>
図6Aは、本開示の第3の実施形態に係る画素51Bを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図6Bは、本開示の第3の実施形態に係る画素51Bを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図6A及び図6Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第3の実施形態における画素分離部121Bは、絶縁膜の中に厚い金属膜123を埋め込んでいる。
図6Cは、図6AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Bと、半導体基板111の裏面111b側とを通る仮想線である。
本開示において、各画素51Bの外縁形状は、図6Cに示すように、正方形である。画素51Bは、画素分離部121Bによって格子状に囲まれている。図6Cにおいて、画素分離部121Bは、平面方向(図6C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Bの周囲をほぼ覆っている。
<第3の実施形態による作用効果>
以上のように第3の実施形態によれば、画素分離部121Bにおいて、絶縁膜の中に金属膜123を埋め込むことで、FD部51m,51nなどでの電子の発生を抑制でき、FD部51m,51nへの光漏れ込みによるPLS(Parasitic Light Sensitivity:ノイズ成分)を抑制できる。
<第4の実施形態>
図7Aは、本開示の第4の実施形態に係る画素51Cを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図7Bは、本開示の第4の実施形態に係る画素51Cを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図7A及び図7Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第4の実施形態における画素分離部121Cは、画素51Cの深さ方向(図7A中矢印Zで示す方向)の全域に形成される。
図7Cは、図7AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Cと、半導体基板111の裏面111b側とを通る仮想線である。
本開示において、各画素51Cの外縁形状は、図7Cに示すように、正方形である。画素51Cは、画素分離部121Cによって格子状に囲まれている。図7Cにおいて、画素分離部121Cは、平面方向(図7C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Cの周囲をほぼ覆っている。
<第4の実施形態による作用効果>
以上のように第4の実施形態によれば、画素分離部121Cが、画素51Cの深さ方向の全域に形成されるので、隣接する画素51Cとの混色を抑制でき、解像度の低下を抑制できる。
<第5の実施形態>
図8Aは、本開示の第5の実施形態に係る画素51Dを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図8Bは、本開示の第5の実施形態に係る画素51Dを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図8A及び図8Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第5の実施形態における画素分離部121Dは、画素51Dの表面111a側に厚さa1の第1段領域1241と、第1段領域1241より裏面111b側に厚さb1の第2段領域1242と、第2段領域1242より裏面111b側に厚さc1の第3段領域1243と、第3段領域1243より裏面111b側に厚さd1の第4段領域1244と、第4段領域1244より裏面111b側に厚さe1の第5段領域1245とにより構成される。なお、それぞれの厚さa1,b1,c1,d1,e1は、a1<b1<c1<d1<e1となる。また、5段に限らず、何段でも可能である。
図8Cは、図8AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Dと、フォトダイオード51aのN層51a1と、N層51a2と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図8Cにおいて、画素分離部121Dは、平面方向(図8C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Dの周囲をほぼ覆っている。
<第5の実施形態による作用効果>
以上のように第5の実施形態によれば、先の第2の実施形態と同様に、電子が発生できる領域を広くすることで、量子効率Qeを上げることができ、さらに、隣接する画素51Dとの混色を抑制でき、解像度の低下を抑制できる。
<第6の実施形態>
図9Aは、本開示の第6の実施形態に係る画素51Eを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図9Bは、本開示の第6の実施形態に係る画素51Eを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図9A及び図9Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第6の実施形態における画素分離部121Eは、半導体基板111の表面111aから画素51Eの深さ方向(図9A中矢印Zで示す方向)に形成される厚さa2の表面トレンチ(FFTI)1251と、表面トレンチ1251より裏面111b側に厚さb2の領域1252とにより構成される。なお、それぞれの厚さa2,b2は、a2<b2となる。
図9Cは、図9AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Eと、フォトダイオード51aのN層51a1と、N層51a2と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図9Cにおいて、画素分離部121Eは、平面方向(図9C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Eの周囲をほぼ覆っている。また、図9Cの細かいドットで示す領域は、画素分離部121Eの厚さb2の領域1252を示している。
<第6の実施形態による作用効果>
以上のように第6の実施形態によれば、先の第5の実施形態と同様の作用効果が得られる。
<第7の実施形態>
図10Aは、本開示の第7の実施形態に係る画素51Fを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図10Bは、本開示の第7の実施形態に係る画素51Fを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図10A及び図10Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第7の実施形態における画素分離部121Fは、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Fの裏面111b側に向かってテーパー形状である。
図10Cは、図10AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Fと、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図10Cにおいて、画素分離部121Fは、平面方向(図10C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Fの周囲をほぼ覆っている。
<第7の実施形態による作用効果>
以上のように第7の実施形態によれば、画素分離部121Fが、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Fの裏面111b側に向かってテーパー形状に形成されるので、電子が発生できる領域を広くすることができ、量子効率Qeを上げることができる。
<第8の実施形態>
本開示の第8の実施形態は、先の第2の実施形態の変形例である。
図11Aは、本開示の第8の実施形態に係る画素51G1を、仮想線で切断し、仮想線から画素51G1の裏面111b側を見た断面を模式的に示している。なお、図11Aにおいて、上記図5Aと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。仮想線は、平面視で、画素分離部121G1の第2段領域1212と、第3段領域1213と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る。
第8の実施形態における画素分離部121G1は、第3段領域1213の側壁に、凹凸構造部131を有する。
図11Aにおいて、画素分離部121G1は、平面方向(図11A中矢印X及びYで示す方向)において、画素51G1の周囲をほぼ覆っている。
<第8の実施形態による作用効果>
以上のように第8の実施形態によれば、画素分離部121G1が、第3段領域1213の側壁に、凹凸構造部131を有するので、光の拡散を促進でき、これにより量子効率Qeを向上できる。
<第8の実施形態の第1の変形例>
図11Bは、本開示の第8の実施形態の第1の変形例に係る画素51G2を、仮想線で切断し、仮想線から画素51G2の裏面111b側を見た断面を模式的に示している。なお、図11Bにおいて、上記図11Aと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。仮想線は、平面視で、画素分離部121G2の第2段領域1212と、第3段領域1213と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る。
第8の実施形態の第1の変形例における画素分離部121G2は、第2段領域1212の側壁に、凹凸構造部132を有する。
<第8の実施形態の第1の変形例による作用効果>
以上のように第8の実施形態の第1の変形例によれば、画素分離部121G2が、第2段領域1212の側壁に、凹凸構造部132を有するので、光の拡散を促進でき、これにより量子効率Qeを向上できる。
<第8の実施形態の第2の変形例>
図11Cは、本開示の第8の実施形態の第2の変形例に係る画素51G3を、仮想線で切断し、仮想線から画素51G3の裏面111b側を見た断面を模式的に示している。なお、図11Cにおいて、上記図11A及び図11Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。仮想線は、平面視で、画素分離部121G3の第2段領域1212と、第3段領域1213と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る。
第8の実施形態の第2の変形例における画素分離部121G3は、第3段領域1213の側壁に、凹凸構造部131を有し、第2段領域1212の側壁に、凹凸構造部132を有する。なお、凹凸構造部131,132を設ける画素分離部121G3の段数は制限しない。
<第8の実施形態の第2の変形例による作用効果>
以上のように第8の実施形態の第2の変形例によれば、画素分離部121G3が、第3段領域1213の側壁に、凹凸構造部131を有し、第2段領域1212の側壁に、凹凸構造部132を有するので、光の拡散をさらに促進でき、これにより量子効率Qeを向上できる。
<第9の実施形態>
図12Aは、本開示の第9の実施形態に係る画素51Hを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図12Bは、本開示の第9の実施形態に係る画素51Hを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図12A及び図12Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第9の実施形態における画素分離部121Hは、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Hの裏面111b側に向かって、画素の光入射面側の開口部126が平面視で円形である。
図12Cは、図12AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Hと、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図12Cにおいて、画素分離部121Hは、平面方向(図12C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Hの周囲をほぼ覆っている。
<第9の実施形態による作用効果>
以上のように第9の実施形態によれば、画素分離部121Hが、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Hの裏面111b側に向かって、画素51Hの裏面111b側の開口部126が平面視で円形であるので、開口部が四角形より電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第10の実施形態>
図13Aは、本開示の第10の実施形態に係る画素51Iを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図13Bは、本開示の第10の実施形態に係る画素51Iを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図13A及び図13Bにおいて、上記図5A及び図5Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第10の実施形態における画素分離部121Iは、フォトダイオード51aの形成位置に厚さa3の第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さb3の第2段領域1212とにより構成される。なお、厚さb3は、厚さa3より大きい。また、画素分離部121Iは、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Iの裏面111b側に向かって、画素51Iの裏面111b側の開口部127が平面視で5つ以上の辺を含む多角形である。
図13Cは、図13AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Iの第1段領域1211と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図13Cにおいて、画素分離部121Iは、平面方向(図13C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Iの周囲をほぼ覆っている。また、図13Cの細かいドットで示す領域は、画素分離部121Iの厚さb3の領域1212を示している。
<第10の実施形態による作用効果>
以上のように第10の実施形態によれば、画素分離部121Iが、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Iの裏面111b側に向かって、画素51Iの裏面111b側の開口部127が平面視で多角形(図13Cでは辺6つを含む六角形)であるので、開口部が四角形より電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第11の実施形態>
図14Aは、本開示の第11の実施形態に係る画素51Jを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図14Bは、本開示の第11の実施形態に係る画素51Jを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図14A及び図14Bにおいて、上記図13A及び図13Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第11の実施形態では、画素51Jの角部に、角状の画素分離部121J1,121J2,121J3,121J4(図14Aでは画素分離部121J1,121J2、図14Bでは画素分離部121J2,121J4のみを図示)を設けている。画素分離部121J1,121J2,121J3,121J4は、それぞれフォトダイオード51aの形成位置に厚さa3の第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さb3の第2段領域1212とにより構成される。
図14Cは、図14AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121J1,121J2,121J3,121J4の第1段領域1211と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図14Cにおいて、画素分離部121J1,121J2,121J3,121J4は、平面方向(図14C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Jの角部をほぼ覆っている。
<第11の実施形態による作用効果>
以上のように第11の実施形態によれば、画素分離部121J1,121J2,121J3,121J4を画素51Jの角部のみに形成することにより、電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第12の実施形態>
図15Aは、本開示の第12の実施形態に係る画素51Kを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図15Bは、本開示の第12の実施形態に係る画素51Kを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図15A及び図15Bにおいて、上記図13A及び図13Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第12の実施形態では、画素51Kの角部に、角状の画素分離部121K1,121K2,121K3,121K4(図15Aでは画素分離部121K1,121K2、図15Bでは画素分離部121K2,121K4のみを図示)を設けている。画素分離部121K1,121K2,121K3,121K4は、それぞれフォトダイオード51aの形成位置に厚さa3の第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さb3の第2段領域1212とにより構成される。
図15Cは、図15AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121K1,121K2,121K3,121K4の第1段領域1211と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
画素分離部121K1と画素分離部121K4との間の画素51Kの辺部に、画素分離部121K5が設けられる。画素分離部121K1と画素分離部121K2との間の画素51Kの辺部に、画素分離部121K6が設けられる。画素分離部121K2と画素分離部121K3との間の画素51Kの辺部に、画素分離部121K7が設けられる。画素分離部121K3と画素分離部121K4との間の画素51Kの辺部に、画素分離部121K8が設けられる。
画素分離部121K5,121K6,121K7,121K8の厚さa4は、画素分離部121K1,121K2,121K3,121K4の厚さb4より小さい。
<第12の実施形態による作用効果>
以上のように第12の実施形態によれば、画素51Kの辺部に設けられる画素分離部121K5,121K6,121K7,121K8の厚みを、画素51Kの角部に設けられる画素分離部121K1,121K2,121K3,121K4の厚みより小さくすることにより、電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第13の実施形態>
図16Aは、本開示の第13の実施形態に係る画素51Lを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図16Bは、本開示の第13の実施形態に係る画素51Lを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図16A及び図16Bにおいて、上記図13A及び図13Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第13の実施形態では、画素51Lの角部に、テーパー状の画素分離部121L1,121L2,121L3,121L4(図16Aでは画素分離部121L1,121L2、図16Bでは画素分離部121L2,121L4のみを図示)を設けている。画素分離部121L1,121L2,121L3,121L4は、それぞれフォトダイオード51aの形成位置に厚さa3の第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さb3の第2段領域1212とにより構成される。
図16Cは、図16AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121L1,121L2,121L3,121L4の第1段領域1211と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
図16Cにおいて、画素分離部121L1,121L2,121L3,121L4は、平面方向(図16C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Lの角部をほぼ覆っている。
<第13の実施形態による作用効果>
以上のように第13の実施形態によれば、テーパー状の画素分離部121L1,121L2,121L3,121L4を画素51Lの角部のみに形成することにより、電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第14の実施形態>
図17Aは、本開示の第14の実施形態に係る画素51Mを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図17Bは、本開示の第14の実施形態に係る画素51Mを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図17A及び図17Bにおいて、上記図13A及び図13Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第14の実施形態では、画素51Mの角部に、テーパー状の画素分離部121M1,121M2,121M3,121M4(図17Aでは画素分離部121M1,121M2、図17Bでは画素分離部121M2,121M4のみを図示)を設けている。画素分離部121M1,121M2,121M3,121M4は、それぞれフォトダイオード51aの形成位置に厚さa3の第1段領域1211と、第1段領域1211より裏面111b側に厚さb3の第2段領域1212とにより構成される。
図17Cは、図17AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121M1,121M2,121M3,121M4の第1段領域1211と、フォトダイオード51aのN層51a1と、半導体基板111とを通る仮想線である。
画素分離部121M1と画素分離部121M4との間の画素51Mの辺部に、画素分離部121M5が設けられる。画素分離部121M1と画素分離部121M2との間の画素51Mの辺部に、画素分離部121M6が設けられる。画素分離部121M2と画素分離部121M3との間の画素51Mの辺部に、画素分離部121M7が設けられる。画素分離部121M3と画素分離部121M4との間の画素51Mの辺部に、画素分離部121M8が設けられる。
画素分離部121M5,121M6,121M7,121M8の厚さa5は、画素分離部121M1,121M2,121M3,121M4の厚さb5より小さい。
<第14の実施形態による作用効果>
以上のように第14の実施形態によれば、画素51Mの辺部に設けられる画素分離部121M5,121M6,121M7,121M8の厚みを、画素51Mの角部に設けられる画素分離部121M1,121M2,121M3,121M4の厚みより小さくすることにより、電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第15の実施形態>
図18Aは、本開示の第15の実施形態に係る画素51Nを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図18Bは、本開示の第15の実施形態に係る画素51Nを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図18A及び図18Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第15の実施形態における画素分離部121Nは、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Nの裏面111b側に向かって逆テーパー形状である。
図18Cは、図18AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Nと、半導体基板111とを通る仮想線である。
図18Cにおいて、画素分離部121Nは、平面方向(図18C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Nの周囲をほぼ覆っている。
<第15の実施形態による作用効果>
以上のように第15の実施形態によれば、画素分離部121Nが、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Nの裏面111b側に向かって逆テーパー形状であり、光の侵入を妨げないことにより、量子効率Qeを上げることができる。
<第16の実施形態>
図19Aは、本開示の第16の実施形態に係る画素51Oを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図19Bは、本開示の第16の実施形態に係る画素51Oを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図19A及び図19Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第16の実施形態における画素分離部121Oは、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Oの裏面111b側に向かう途中までテーパー形状であり、当該途中から画素51Oの裏面111bまで逆テーパー形状である。
図19Cは、図19AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Oと、半導体基板111とを通る仮想線である。
図19Cにおいて、画素分離部121Oは、平面方向(図19C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Oの周囲をほぼ覆っている。
<第16の実施形態による作用効果>
以上のように第16の実施形態によれば、画素分離部121Oが、フォトダイオード51aの形成位置から画素51Oの裏面111b側に向かう途中までテーパー形状であり、当該途中から画素51Oの裏面111bまで逆テーパー形状であるため、光の侵入を妨げることなく、しかも電子が発生できる領域を広くすることができ、これにより量子効率Qeを上げることができる。
<第17の実施形態>
図20Aは、本開示の第17の実施形態に係る画素51Pを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。図20Bは、本開示の第17の実施形態に係る画素51Pを、図3のB-B’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図20A及び図20Bにおいて、上記図4A及び図4Bと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第17の実施形態における画素分離部121Pは、転送トランジスタ51c,51dから遠い側の部分に、他の部分より厚みを拡張した拡張部128を有する。
図20Cは、図20AのC-C’線で切断し、矢印方向へ見た断面を模式的に示している。C-C’線は、平面視で、画素分離部121Pと、半導体基板111とを通る仮想線である。
図20Cにおいて、画素分離部121Pは、平面方向(図20C中矢印X及びYで示す方向)において、画素51Pの周囲をほぼ覆っている。
<第17の実施形態による作用効果>
以上のように第17の実施形態によれば、画素分離部121Pが、転送トランジスタ51c,51dから遠い側の部分に、他の部分より厚みを拡張した拡張部128を有することにより、転送トランジスタ51c,51dから離れた電子が発生しないことで、DNU(Depth Non-Uniformity:バラツキ)を抑制できる。
<第18の実施形態>
図21は、本開示の第18の実施形態に係る画素51Qを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図21において、上記図4Aと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
画素51Qは、例えば、半導体基板111の裏面111b側に配置されるオンチップレンズ210を含み構成される。オンチップレンズ210は、外部から入射する光を、効率的に集光してフォトダイオード51aに結像するための光学レンズである。オンチップレンズ210は、典型的には、画素51Qごとに配置される。なお、オンチップレンズ210は、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、有機SOG、ポリイミド系樹脂、又はフッ素系樹脂等から形成される。
また、半導体基板111には、各画素51Qどうしを分離する画素分離部141が形成され得る。画素分離部141は、画素51Qの境界部のみに形成され、酸化膜からなる絶縁膜122を有する。
ところで、本開示の第18の実施形態では、半導体基板111の裏面111bと、オンチップレンズ210との間に、絞り部221,222が配置されている。絞り部221,222は、酸化膜などの絶縁膜を有し、入射光の画素51Qへの光路を絞る。
<第18の実施形態による作用効果>
以上のように第18の実施形態によれば、半導体基板111の裏面111bと、オンチップレンズ210との間に配置される絞り部221,222により入射光の画素51Qへの光路を絞られることで、画素51Qの中心で電子を発生でき、これにより電子の輸送遅れを防ぎ、DNUを抑制できる。
<第19の実施形態>
図22は、本開示の第19の実施形態に係る画素51Rを、図3のA-A’線で切断した断面を模式的に示している。なお、図22において、上記図4Aと同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本開示の第19の実施形態において、半導体基板111内に、フォトダイオード51aの少なくとも一部を囲うように、N層151と、N層151に接合されるP層152とを含むポテンシャル領域が形成される。さらに、裏面111b側には、P層152よりも不純物濃度が高いP+層153が形成される。これにより、ポテンシャル領域との境界で電界が強くなり、フォトダイオード51aで得られる電子のFD部51m,51nへの移動が促され、裏面111b側への移動が抑制される。
また、半導体基板111には、各画素51Rどうしを分離する画素分離部142が形成され得る。画素分離部142は、画素51Rの境界部のみに形成され、酸化膜からなる絶縁膜122を有する。
<第19の実施形態による作用効果>
以上のように第19の実施形態によれば、裏面111b側に不純物濃度が高いP+層153を形成することにより、ポテンシャル領域との境界で電界が強くなり、発生した電子の輸送遅れを防ぎ、DNUが抑制される。
<その他の実施形態>
上記のように、本技術は第1から第19の実施形態及び第8の実施形態の第1及び第2の変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本技術を限定するものであると理解すべきではない。上記の第1から第19の実施形態が開示する技術内容の趣旨を理解すれば、当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が本技術に含まれ得ることが明らかとなろう。また、第1から第19の実施形態及び第8の実施形態の第1及び第2の変形例がそれぞれ開示する構成を、矛盾の生じない範囲で適宜組み合わせることができる。例えば、複数の異なる実施形態がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよく、同一の実施形態の複数の異なる変形例がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよい。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図23は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図23に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図23の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図24は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図24では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図24には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031等に適用され得る。具体的には、図1の受光素子1は、撮像部12031に適用することができる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、
前記複数の画素のそれぞれは、
前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、
前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される
受光素子。
(2)
前記画素間分離部は、前記複数の転送トランジスタから遠い側の部分に、他の部分より厚みを拡張した厚み拡張部を有する
前記(1)に記載の受光素子。
(3)
前記画素間分離部は、前記絶縁膜の中に金属膜または酸化膜を有する
前記(1)に記載の受光素子。
(4)
前記画素間分離部は、前記画素の深さ方向全域に形成される
前記(1)に記載の受光素子。
(5)
前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置に、所定の厚みを有する第1の厚み部と、前記画素の光入射面側に前記第1の厚み部より厚い第2の厚み部とを有する
前記(1)に記載の受光素子。
(6)
前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かってテーパー形状である
前記(5)に記載の受光素子。
(7)
前記画素間分離部は、前記第1の厚み部の側壁及び前記第2の厚み部の側壁の少なくとも一方に、凹凸構造を有する
前記(5)に記載の受光素子。
(8)
前記画素間分離部は、前記画素の光入射面側の開口部が平面視で円形または5つ以上の辺を含む多角形である
前記(1)に記載の受光素子。
(9)
前記画素間分離部は、前記第1の厚み部の開口部、または前記第2の厚み部の開口部が平面視で円形または5つ以上の辺を含む多角形である
前記(5)に記載の受光素子。
(10)
前記画素間分離部は、前記画素の角部に形成される
前記(1)に記載の受光素子。
(11)
前記画素間分離部は、前記画素の角部の形状が角形状またはテーパー形状である
前記(10)に記載の受光素子。
(12)
前記画素間分離部は、前記画素の周囲に形成され、前記画素の角部の厚みが前記画素の辺部の厚みより厚い
前記(1)に記載の受光素子。
(13)
前記画素間分離部は、前記画素の角部の形状が角形状またはテーパー形状である
前記(12)に記載の受光素子。
(14)
前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かって逆テーパー形状である
前記(1)に記載の受光素子。
(15)
前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かう途中までテーパー形状であり、当該途中から前記画素の光入射面まで逆テーパー形状である
前記(1)に記載の受光素子。
(16)
それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素と、
前記画素の光入射面側に位置し、前記入射光が前記画素に集光するように形成されたオンチップレンズと、
前記画素と前記オンチップレンズとの間に形成され、前記入射光の前記画素への光路を絞る光路絞り部と
を備え、
前記光路絞り部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記光路絞り部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される
受光素子。
(17)
それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、
前記複数の画素のそれぞれは、
前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、
前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される、受光素子を備えた、
電子機器。
1…受光素子
20…画素アレイ部
21…タップ駆動部
22…垂直駆動部
23…カラム処理部
24…水平駆動部
25…システム制御部
28…画素駆動線
29…垂直信号線
30…電圧供給線
31…信号処理部
32…データ格納部
51,51A,51B,51C,51D、51E,51F,51G1,51G2,51G3,51H,51I,51J,51K,51M,51N,51O,51P,51Q,51R…画素
51a…フォトダイオード
51a1…N層
51a2…N層
51a3…N層
51b…排出トランジスタ
51c,51d…転送トランジスタ
51g,51h…選択トランジスタ
51i,51j…増幅トランジスタ
51k,51l…リセットトランジスタ
51m,51n…蓄積部(FD部)
111…半導体基板
111a…表面
111b…裏面
112…トランジスタ形成領域
121,121A,121B,121C,121D、121E,121F,121G1,121G2,121G3,121H,121I,121J1,121J2,121J3,121J4,121K1,121K2,121K3、121K4,121K5,121K6,121K7,121K8、121M,121N,121L1,121L2,121L3,121L4,121M1,121M2,121M3、121M4,121M5,121MK6,121M7,121M8,121N,121O、121P,141,142…画素分離部
122…絶縁膜
123…金属膜
126,127…開口部
128…拡張部
131,132…凹凸構造部
151…N層
152…P層
153…P+層
210…オンチップレンズ
221,222…絞り部
1211,1241…第1段領域
1212,1242…第2段領域
1213,1243…第3段領域
1244…第4段領域
1245…第5段領域
1251…表面トレンチ(FFTI)
1252…領域
12000…車両制御システム
12001…通信ネットワーク
12010…駆動系制御ユニット
12020…ボディ系制御ユニット
12030…車外情報検出ユニット
12031…撮像部
12040…車内情報検出ユニット
12041…運転者状態検出部
12050…統合制御ユニット
12051…マイクロコンピュータ
12052…音声画像出力部
12061…オーディオスピーカ
12062…表示部
12063…インストルメントパネル
12100…車両
12101,12102,12103,12104,12105…撮像部
12111,12112,12113,12114…撮像範囲

Claims (17)

  1. それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、
    前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される
    受光素子。
  2. 前記画素間分離部は、前記複数の転送トランジスタから遠い側の部分に、他の部分より厚みを拡張した厚み拡張部を有する
    請求項1に記載の受光素子。
  3. 前記画素間分離部は、前記絶縁膜の中に金属膜または酸化膜を有する
    請求項1に記載の受光素子。
  4. 前記画素間分離部は、前記画素の深さ方向全域に形成される
    請求項1に記載の受光素子。
  5. 前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置に、所定の厚みを有する第1の厚み部と、前記画素の光入射面側に前記第1の厚み部より厚い第2の厚み部とを有する
    請求項1に記載の受光素子。
  6. 前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かってテーパー形状である
    請求項5に記載の受光素子。
  7. 前記画素間分離部は、前記第1の厚み部の側壁及び前記第2の厚み部の側壁の少なくとも一方に、凹凸構造を有する
    請求項5に記載の受光素子。
  8. 前記画素間分離部は、前記画素の光入射面側の開口部が平面視で円形または5つ以上の辺を含む多角形である
    請求項1に記載の受光素子。
  9. 前記画素間分離部は、前記第1の厚み部の開口部、または前記第2の厚み部の開口部が平面視で円形または5つ以上の辺を含む多角形である
    請求項5に記載の受光素子。
  10. 前記画素間分離部は、前記画素の角部に形成される
    請求項1に記載の受光素子。
  11. 前記画素間分離部は、前記画素の角部の形状が角形状またはテーパー形状である
    請求項10に記載の受光素子。
  12. 前記画素間分離部は、前記画素の周囲に形成され、前記画素の角部の厚みが前記画素の辺部の厚みより厚い
    請求項1に記載の受光素子。
  13. 前記画素間分離部は、前記画素の角部の形状が角形状またはテーパー形状である
    請求項12に記載の受光素子。
  14. 前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かって逆テーパー形状である
    請求項1に記載の受光素子。
  15. 前記画素間分離部は、前記光電変換部の形成位置から前記画素の光入射面側に向かう途中までテーパー形状であり、当該途中から前記画素の光入射面まで逆テーパー形状である
    請求項1に記載の受光素子。
  16. それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素と、
    前記画素の光入射面側に位置し、前記入射光が前記画素に集光するように形成されたオンチップレンズと、
    前記画素と前記オンチップレンズとの間に形成され、前記入射光の前記画素への光路を絞る光路絞り部と
    を備え、
    前記光路絞り部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記光路絞り部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される
    受光素子。
  17. それぞれ入射光を受光し光電変換する光電変換部と、前記光電変換部で生成された電子がそれぞれ転送トランジスタを介して転送される複数の蓄積部とを有し、前記電子の転送先を前記複数の蓄積部から選択して切り替える複数の画素を備え、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    前記画素の光入射面から当該光入射面とは反対側の面に至る深さ方向の少なくとも一部に形成され、隣接する前記画素の間の少なくとも一部を絶縁して遮光する絶縁膜を有する画素間分離部を備え、
    前記画素間分離部は、平面視において、複数の前記転送トランジスタそれぞれの少なくとも一部と、前記画素間分離部の少なくとも一部とが重なるように、前記画素の内側への厚みを有して構成される、受光素子を備えた、
    電子機器。
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