JP2023079090A - 圧縮機の給液システム - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機に噴射される液体の微細液滴化を容易に実現することが可能な圧縮機の給液システムを提供することを目的とする。【解決手段】給液システム100は、圧縮機1に噴射される液体50の温度を、圧縮機1の内部の圧力に対応する飽和温度Tf以上の温度に調整して、圧縮機1に液体50を噴射する。【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮機の給液システムに関する。
水蒸気又は空気等の気体を圧縮する圧縮機として、スクリュー圧縮機がある。スクリュー圧縮機は、スクリュー状に形成された雄ロータ及び雌ロータの一対のスクリューロータを噛み合わせることにより、圧縮気体を生成する装置である。気体の圧縮効率を向上させるため、スクリュー圧縮機には、雄ロータ及び雌ロータを収容するケーシング内の圧縮室に液体を噴射する給液システムが設けられている。
噴射される液体は、熱交換によって圧縮気体を冷却する役割を担っている。更に、噴射される液体は、雄ロータと雌ロータとの隙間、並びに、雄ロータ又は雌ロータとケーシングとの隙間をシールして、これらの隙間からの気体漏れを低減する役割を担っている。噴射される液体が水の場合のように、当該液体が圧縮室で蒸発する場合、当該液体は、熱交換に加えて蒸発潜熱によっても圧縮気体を冷却することができる。この場合、効率的な熱交換及び蒸発のためには、当該液体が圧縮室において微細液滴化するように当該液体を噴射する必要がある。
給液システムの従来技術として、例えば特許文献1及び特許文献2がある。特許文献1には、給液機構の内部において液体の旋回流を発生させながら圧縮機に噴射する給液機構が開示されている。特許文献1に開示の給液機構は、旋回流により発生する遠心力の作用によって、液体の微細液滴化を図っている。
特許文献2には、2つの噴射ノズルを向かい合せて配置し、2つの噴射ノズルから噴射された液体を衝突させる給液機構が開示されている。特許文献2に開示の給液機構は、衝突した液体が液膜を形成し、液膜の先端が破れて微細な液滴を形成することによって、液体の微細液滴化を図っている。
米国特許公開第2019/093659号明細書 国際公開第2019/239703号
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示の給液機構は、何れも構造が複雑であり、圧縮室という圧縮機内の狭い空間において液体の微細液滴化を容易に実現することは難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、圧縮機に噴射される液体の微細液滴化を容易に実現することが可能な圧縮機の給液システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る圧縮機の給液システムは、気体を圧縮する圧縮機の内部に液体を噴射する圧縮機の給液システムであって、前記圧縮機に噴射される前記液体の温度を、前記圧縮機の前記内部の圧力に対応する飽和温度以上の温度に調整して、前記圧縮機に前記液体を噴射することを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機に噴射される液体の微細液滴化を容易に実現することが可能な圧縮機の給液システムを提供することができる。
上記以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
圧縮機の構成を示す図。 図1に示すA-A線での圧縮機の断面図。 実施形態1の給液システムの構成を示す図。 圧縮機に噴射される液体の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室の圧力より低い場合における液体の噴射形態を説明する図。 圧縮機に噴射される液体の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室の圧力より高い場合における液体の噴射形態を説明する図。 圧縮機に噴射される液体の飽和蒸気圧曲線を示す図。 圧縮機に噴射される液体の温度制御に関するフローチャート。 実施形態2の給液システムの構成を示す図。 実施形態3の給液システムの構成を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各実施形態において同一の符号を付された構成については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の機能を有し、その説明を省略する。
[実施形態1]
図1~図7を用いて、実施形態1の給液システム100について説明する。
給液システム100は、空気又は水蒸気等の気体を圧縮する圧縮機1の内部(例えば圧縮室13)に、水等の液体50を噴射して、圧縮機1の内部に液体50を供給するシステムである。本実施形態では、圧縮機1として、図1に示すようなスクリュー圧縮機を例に挙げて説明するが、圧縮機1は他の種類の圧縮機であってもよい。本実施形態では、圧縮機1によって圧縮される気体として、水蒸気を例に挙げて説明するが、圧縮機1によって圧縮される気体は、水蒸気以外の気体であってもよい。本実施形態では、圧縮機1の内部に噴射される液体50として、水を例に挙げて説明するが、圧縮機1の内部に噴射される液体50は、水以外の液体であってもよい。すなわち、本実施形態では、圧縮機1の内部に噴射される液体50は、圧縮機1によって圧縮される気体と同じ種類(成分)の物質である。
図1は、圧縮機1の構成を示す図である。図2は、図1に示すA-A線での圧縮機1の断面図である。
圧縮機1は、スクリューロータ2と、スクリューロータ2を収容するケーシング5とを備えている。スクリューロータ2は、それぞれがねじれた歯(ローブ)を有して互いに噛み合った状態で回転する、雄ロータ3と雌ロータ4とを有する。本実施形態において、スクリューロータ2は、雄ロータ3及び雌ロータ4の総称である。雄ロータ3の吸込側端部は、ロータ軸を介して、回転駆動源であるモータ20に接続されている。モータ20によって回転駆動された雄ロータ3は、雌ロータ4を回転駆動する。
圧縮機1は、雄ロータ3及び雌ロータ4をそれぞれ回転自在に支持するための吸込側軸受6及び吐出側軸受7と、オイルシール又はメカニカルシール等の軸封部品8とを備えている。本実施形態において、「吸込側」とは、スクリューロータ2の軸方向における気体の吸込側を示し、「吐出側」とは、スクリューロータ2の軸方向における気体の吐出側を示す。
ケーシング5の内面には、雄ロータ3を覆う円筒状の雄側ボア9と、雌ロータ4を覆う円筒状の雌側ボア10とが形成されている。雄側ボア9と雄ロータ3との間、及び、雌側ボア10と雌ロータ4との間には、それぞれ数10μm~数100μmの隙間が形成されている。雄側ボア9と雌側ボア10との交線は、低圧側の交線と高圧側の交線との2本がある。低圧側の交線は、吸込側カスプ11と定義される。高圧側の交線は、圧縮側カスプ12と定義される。
雄ロータ3及び雌ロータ4の各歯溝と、これらを囲む雄側ボア9及び雌側ボア10とによって画定される空間は、圧縮室13である。圧縮室13は、雄ロータ3及び雌ロータ4の回転によって膨張及び収縮を繰り返す。これにより、圧縮対象の気体は、圧縮室13に連通する吸込ポート14から圧縮室13に吸い込まれ、圧縮室13において所定の圧力まで圧縮された後、圧縮室13に連通する吐出ポート15から圧縮機1の外部に吐出される。
また、圧縮機1は、圧縮室13に液体50を供給するための給液孔16と、吸込側軸受6及び軸封部品8に液体50を供給するための給液孔17と、吐出側軸受7に液体50を供給するための給液孔18とを備える。
図3は、実施形態1の給液システム100の構成を示す図である。図3では、給液孔17又は給液孔18から、吸込側軸受6、吐出側軸受7又は軸封部品8に液体50を供給する流路の図示を省略している。
給液システム100は、気体(水蒸気)を圧縮する圧縮機1の圧縮室13に液体50(水)を噴射する。圧縮室13に噴射された液体50は、圧縮室13に存在する圧縮気体との熱交換によって圧縮気体を冷却する。更に、圧縮室13に噴射された液体50は、圧縮室13で蒸発し、蒸発潜熱によって圧縮気体を冷却する。また、圧縮室13に噴射された液体50は、雄ロータ3と雌ロータ4との隙間、並びに、雄ロータ3又は雌ロータ4とケーシング5との隙間をシールして、これらの隙間からの気体漏れを低減する。
給液システム100は、蒸気発生器101と、気体側流路102と、液体側流路103と、ポンプ104と、吐出側流路105と、気液分離器106と、輸送流路107と、リリーフ流路108と、第1流路109と、第2流路110と、混合器111と、第3流路112と、温度測定器113と、流量調整弁114とを備える。なお、給液システム100は、これらの構成要素の動作を統括的に制御する制御装置(不図示)を備えていてもよい。
蒸気発生器101は、圧縮対象の気体(水蒸気)を発生させる装置である。気体側流路102は、蒸気発生器101の気体室と圧縮機1の吸込ポート14とを連通させる配管である。気体側流路102は、蒸気発生器101によって発生した気体を圧縮機1に供給する。圧縮機1に供給された気体は、スクリューロータ2の回転により圧縮室13において圧縮され、圧縮気体として圧縮機1の吐出ポート15から吐出される。
液体側流路103は、蒸気発生器101の液体室とポンプ104の吸込口とを連通させる配管である。液体側流路103は、蒸気発生器101での気体発生源として蒸気発生器101の液体室に貯留された液体50をポンプ104に供給する。ポンプ104は、蒸気発生器101の液体室から供給された液体50を昇圧する。すなわち、ポンプ104は、圧縮機1に噴射される前の液体50を昇圧する。
吐出側流路105は、圧縮機1の吐出ポート15と気液分離器106とを連通させる配管である。吐出側流路105は、圧縮機1から吐出された圧縮気体を気液分離器106に供給する。なお、圧縮室13に噴射された液体50の一部は蒸発しきれずに液体として残留し、圧縮室13から吐出ポート15を介して吐出側流路105に排出される。吐出側流路105は、圧縮機1から排出された液体50を気液分離器106に供給する。
気液分離器106は、吐出側流路105から供給された圧縮気体と液体50とを分離する装置である。輸送流路107は、気液分離器106の気体室と、圧縮気体の輸送対象とを連通させる配管である。輸送流路107は、気液分離器106により分離された圧縮気体を、輸送対象に輸送する。リリーフ流路108は、気液分離器106の液体室と、蒸気発生器101の液体室とを連通させる配管である。リリーフ流路108は、気液分離器106の液体室に所定量以上貯留した液体50を、蒸気発生器101の液体室に逃がす。
第1流路109は、ポンプ104の吐出口と混合器111とを連通させる配管である。第1流路109は、ポンプ104により昇圧された液体50を混合器111に供給する。すなわち、第1流路109は、圧縮機1に噴射される前の液体50であって、ポンプ104により昇圧された液体50が流れる流路である。
第2流路110は、気液分離器106の液体室と混合器111とを連通させる配管である。第2流路110は、気液分離器106によって分離された液体50を、混合器111に供給する。すなわち、第2流路110は、圧縮機1に噴射された後に圧縮機1から排出された液体50が流れる流路である。圧縮機1に噴射された後に圧縮機1から排出された液体50は、圧縮気体との熱交換を行った後の液体50である。よって、第2流路110を流れる液体50は、第1流路109を流れる液体50よりも高温である。
混合器111は、第1流路109を流れる液体50と第2流路110を流れる液体50とを混合する装置である。上記のように、第2流路110を流れる液体50は、第1流路109を流れる液体50よりも高温である。よって、混合器111において混合された液体50の温度は、第1流路109を流れる液体50の温度と、第2流路110を流れる液体50の温度との中間の温度になる。
第3流路112は、混合器111と圧縮機1の給液孔16とを連通させる配管である。第3流路112は、混合器111によって混合された液体50を圧縮機1の給液孔16に供給する。混合器111によって混合された液体50は、ポンプ104によって昇圧された後の液体50であるので、第3流路112から給液孔16を通過して圧縮室13に流入する際に噴射される。すなわち、第3流路112は、混合器111によって混合された液体50を圧縮機1に噴射する。
温度測定器113は、第3流路112を流れる液体50の温度を測定する機器である。すなわち、温度測定器113は、圧縮機1に噴射される液体50の温度を測定する。流量調整弁114は、第1流路109又は第2流路110を流れる液体50の流量を調整する弁である。本実施形態では、流量調整弁114は、第2流路110に設けられており、第2流路110を流れる液体50の流量を調整する。
流量調整弁114が第2流路110を流れる液体50の流量を増加させると、高温の液体50の流量が増加するので、混合器111において混合された液体50の温度は上昇する。結果的に、温度測定器113により測定された第3流路112を流れる液体50の温度は上昇する。流量調整弁114が第2流路110を流れる液体50の流量を減少させると、高温の液体50の流量が減少するので、混合器111において混合された液体50の温度は低下する。結果的に、温度測定器113により測定された第3流路112を流れる液体50の温度は低下する。流量調整弁114が第1流路109を流れる液体50の流量を調整する場合も同様である。
流量調整弁114が第1流路109又は第2流路110を流れる液体50の流量を調整することにより、給液システム100は、温度測定器113により測定された液体50の温度、すなわち、圧縮機1に噴射される液体50の温度を調整することができる。圧縮機1に噴射される液体50の温度は、液体50の噴射形態に影響を与える。
図4は、圧縮機1に噴射される液体50の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室13の圧力より低い場合における液体50の噴射形態を説明する図である。図5は、圧縮機1に噴射される液体50の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室13の圧力より高い場合における液体50の噴射形態を説明する図である。図4及び図5は、図2の給液孔16付近を拡大した図である。
圧縮機1に噴射される液体50の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室13の圧力より低い場合は、液体50が圧縮室13において沸騰しない場合である。この場合、液体50は、図4に示すように、液柱51の形態で圧縮室13内を飛翔し、雄ロータ3及び雌ロータ4の壁面に衝突する。衝突した液柱51は、当該壁面に液膜52を形成する。液柱51の一部は、液滴53を形成して飛散し、圧縮室13内を飛翔する。
一方、圧縮機1に噴射される液体50の温度に対応する飽和蒸気圧が圧縮室13の圧力より高い場合は、液体50が圧縮室13において沸騰する場合である。この場合、液体50は、図5に示すように、液柱51の形態で圧縮室13内を飛翔するが、沸騰して、液柱51の内部において気泡54を生成する。気泡54の生成により液柱51の体積が膨張することによって、液柱51は、図4に示す場合よりも早期に分裂して、液滴53を形成する。このような現象を、フラッシュボイリング現象という。この現象により、図5に示す場合は、図4に示す場合よりも、液柱51の噴射方向長さが短くなり、液柱51が雄ロータ3及び雌ロータ4の壁面に衝突する量が減少するので、液膜52の量が減少すると共に液滴53の量が増加する。加えて、この現象により、沸騰のエネルギが液滴53の粒径を微細化することに寄与するので、図5に示す場合は、図4に示す場合よりも液滴53の粒径が微細化する。液滴53の量が増加し液滴53の粒径が微細化すると、圧縮室13内での液体50の相変化が更に促進されるので、より短時間で液体50が蒸発し得る(蒸発速度が向上する)。このようなことから、圧縮機1に噴射される液体50の温度は、圧縮室13においてフラッシュボイリング現象を発生させることが可能な温度であることが望ましい。
図6は、圧縮機1に噴射される液体50の飽和蒸気圧曲線を示す図である。
圧縮室13においてフラッシュボイリング現象を発生させためには、噴射される液体50の飽和蒸気圧が、圧縮室13の圧力以上になる必要がある。すなわち、噴射される液体50の温度が、圧縮室13の圧力に対応する飽和温度Tf以上になる必要がある。
一方、噴射される液体50の温度が高過ぎると、液体50が給液孔16に到達する前に沸騰が開始してしまい、液体50の蒸気が第3流路112に充満してしまう。これにより、圧縮室13に十分な量の液体50を噴射することができない問題が発生する。この問題を発生させないためには、噴射される液体50の飽和蒸気圧が、圧縮機1に噴射される時の液体50の圧力(以下「液体50の噴射圧力」とも称する)よりも低くなる必要がある。すなわち、噴射される液体50の温度が、噴射圧力に対応する飽和温度Tiよりも低くなる必要がある。
したがって、圧縮室13においてフラッシュボイリング現象を適切に発生させるためには、噴射される液体50の温度が、圧縮室13の圧力に対応する飽和温度Tf以上であって、噴射圧力に対応する飽和温度Tiよりも低くなる必要がある。そこで、給液システム100は、圧縮室13においてフラッシュボイリング現象が適切に発生するよう、噴射される液体50の温度Tの目標温度範囲をTf≦T<Tiの範囲に設定して、当該液体50の温度制御を行う。
図7は、圧縮機1に噴射される液体50の温度制御に関するフローチャートである。
ステップS1において、給液システム100は、温度測定器113を用いて、噴射される液体50の温度Tを測定する。
ステップS2において、給液システム100は、圧縮機1の内部(圧縮室13)の圧力を予測する。当該圧力を予測する方法としては、気体の圧縮過程が、断熱圧縮過程であることを仮定して、以下の数式1を用いる方法が考えられる。
Figure 2023079090000002
数式1において、pは圧縮室13の圧力であり、p1は吸込ポート14から吸い込まれた気体の圧力であり、vは液体50の噴射位置における圧縮室13の体積であり、v1は圧縮室13の初段の体積であり、nはポリトロープ指数である。ポリトロープ指数nは、1~γの間で調整されてもよい。γは気体の比熱比である。なお、給液システム100は、圧縮室13の圧力を予測するのではなく、圧力センサを用いて圧縮室13の圧力を測定してもよい。
更に、ステップS2において、給液システム100は、液体50の噴射圧力を予測する。給液システム100は、ポンプ104の吐出圧力を、液体50の噴射圧力と見做すことができる。ポンプ104の吐出圧力は、ポンプ104の全揚程と吸込圧力とから計算することができる。なお、給液システム100は、ポンプ104の吐出圧力を計算するのではなく、ポンプ104の下流側の流路(例えば第1流路109又は第3流路112)に設けた圧力センサを用いて、液体50の噴射圧力を測定してもよい。
ステップS3において、給液システム100は、圧縮室13の圧力に対応する飽和温度Tfを計算する。飽和温度Tfは、予め設定されたテーブルから内挿計算によって計算されてもよいし、以下に示すような近似式を用いて計算されてもよい。液体50が水である場合、飽和蒸気圧の近似式として、例えば以下の数式2に示すテテンスの式が知られている。
Figure 2023079090000003
数式2において、E(t)は飽和蒸気圧(hPa)であり、tは温度(℃)である。数式2をtについて整理すると、以下の数式3が得られる。液体50が水である場合、数式3を用いて飽和温度Tfが計算され得る。
Figure 2023079090000004
ステップS4において、給液システム100は、液体50の噴射圧力に対応する飽和温度Tiを計算する。飽和温度Tiは、飽和温度Tfと同様に、予め設定されたテーブルから内挿計算によって計算されてもよいし、上記の数式2及び数式3に示すような近似式を用いて計算されてもよい。そして、給液システム100は、噴射される液体50の温度Tの目標温度範囲を、Tf≦T<Tiに設定する。
ステップS5において、給液システム100は、ステップS1において測定された液体50の温度Tが、ステップS4において設定された目標温度範囲に収まっているか否かを判定する。すなわち、給液システム100は、Tf≦T<Tiを満たすか否かを判定する。Tf≦T<Tiを満たす場合、給液システム100は、図7に示す液体50の温度制御を終了する。Tf≦T<Tiを満たさない場合、給液システム100は、ステップS6に移行する。
ステップS6において、給液システム100は、ステップS1において測定された液体50の温度Tが、ステップS4において設定された飽和温度Tfより低いか否かを判定する。すなわち、給液システム100は、T<Tfを満たすか否かを判定する。T<Tfを満たす場合、給液システム100は、噴射される液体50の温度Tを上昇させるべく、ステップS7に移行する。T<Tfを満たさない場合、給液システム100は、噴射される液体50の温度Tを低下させるべく、ステップS8に移行する。
ステップS7において、給液システム100は、第2流路110を流れる高温の液体50の流量が増加するよう流量調整弁114を調整する。これにより、噴射される液体50の温度Tが上昇する。その後、給液システム100は、図7に示す液体50の温度制御を終了する。
ステップS8において、給液システム100は、第2流路110を流れる高温の液体50の流量が減少するよう流量調整弁114を調整する。これにより、噴射される液体50の温度Tが低下する。その後、給液システム100は、図7に示す液体50の温度制御を終了する。
図7に示す液体50の温度制御を一定時間毎に行うことにより、給液システム100は、噴射される液体50の温度Tを、圧縮室13においてフラッシュボイリング現象を適切に発生させることが可能な目標温度範囲Tf≦T<Tiに収めることができる。
以上のように、実施形態1の給液システム100は、気体を圧縮する圧縮機1の内部(圧縮室13)に液体50を噴射する給液システムである。給液システム100は、圧縮機1に噴射される液体50の温度を、圧縮室13の圧力に対応する飽和温度Tf以上の温度に調整して、液体50を圧縮機1に噴射する。
これにより、実施形態1の給液システム100は、圧縮機1の内部(圧縮室13)において液体50のフラッシュボイリング現象を発生させることができる。給液システム100は、液体50の旋回流を発生させたり、2つの噴射ノズルから噴射された液体を衝突させたりしなくても、液体50を短時間で微細液滴化させて蒸発させることができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易に実現することが可能な圧縮機1の給液システム100を提供することができる。
更に、実施形態1の給液システム100は、圧縮機1に噴射される液体50の温度を、圧縮室13に噴射時の液体50の圧力に対応する飽和温度Tiより低い温度に調整して、液体50を圧縮機1に噴射する。
これにより、実施形態1の給液システム100は、液体50が圧縮機1の内部に噴射される前に沸騰し始めてしまうことを抑制することができる。給液システム100は、圧縮機1の内部において液体50のフラッシュボイリング現象を適切に発生させることができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易且つ適切に実現することが可能な圧縮機1の給液システム100を提供することができる。
更に、実施形態1の給液システム100は、液体50を昇圧するポンプ104と、ポンプ104により昇圧された液体50が流れる第1流路109と、圧縮機1から排出され、第1流路109を流れる液体50よりも高温の液体50が流れる第2流路110と、を備える。給液システム100は、第1流路109を流れる液体50と第2流路110を流れる液体50とを混合する混合器111と、混合器111によって混合された液体50を圧縮機1に噴射する第3流路112と、を備える。給液システム100は、第1流路109又は第2流路110を流れる液体50の流量を調整して、第3流路112を流れる液体50の温度を調整する流量調整弁114を備える。
これにより、実施形態1の給液システム100は、比較的簡易な構成でありながらも、圧縮機1の内部という狭い空間においてフラッシュボイリング現象を発生させるよう、圧縮機1に噴射される液体50の温度を調整することができる。加えて、給液システム100は、圧縮機1から排出された高温の液体50を利用して、圧縮機1に噴射される液体50の温度を調整することができるので、特別な加熱手段が不要であると共に簡易な流路構成とすることができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を更に容易に実現することが可能な圧縮機1の給液システム100を提供することができる。
更に、実施形態1の給液システム100において、流量調整弁114は、第3流路112を流れる液体50の温度が、圧縮機1の内部の圧力に対応する飽和温度Tf以上になるよう、液体50の流量を調整する。
これにより、実施形態1の給液システム100は、比較的簡易な構成でありながらも、圧縮機1の内部という狭い空間においてフラッシュボイリング現象を発生させ、液体50を短時間で微細液滴化させて蒸発させることができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易且つ確実に実現することが可能な圧縮機1の給液システム100を提供することができる。
更に、実施形態1の給液システム100において、流量調整弁114は、第3流路112を流れる液体50の温度が、圧縮機1に噴射時の液体50の圧力(噴射圧力)に対応する飽和温度Tiより低くなるよう、液体50の流量を調整する。
これにより、実施形態1の給液システム100は、液体50が圧縮機1の内部に噴射される前に沸騰し始めてしまい、液体50の蒸気が第3流路112に充満してしまうことを抑制することができる。給液システム100は、圧縮機1の内部に十分な量の液体50を噴射することができ、圧縮機1の内部において液体50のフラッシュボイリング現象を適切に発生させることができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易且つ適切に実現することが可能な圧縮機1の給液システム100を提供することができる。
更に、実施形態1の給液システム100において、圧縮機1に噴射される液体50(例えば水)は、圧縮機1によって圧縮される気体(例えば水蒸気)と同じ種類(成分)の物質である。
すなわち、給液システム100では、圧縮機1に噴射された液体50が圧縮機1の内部において蒸発すると、圧縮機1の圧縮気体と同じ物質になることから、圧縮気体の密度(蒸気密度)を向上させることができる。これにより、給液システム100は、圧縮機1の吸込圧力が低圧である場合であっても、圧縮機1に噴射された液体50が圧縮機1の内部で蒸発することにより、圧縮機1の吐出圧力を向上させることができ、圧縮機1の出力低下を抑制することができる。よって、実施形態1によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易に実現できるだけでなく、簡易な構成でありながら圧縮機1の高出力化及び出力安定化を図ることができる。
なお、図7に示すフローチャートは、噴射される液体50の温度制御の一例であり、必要に応じて各ステップの順番が入れ替わっても構わない。また、図7に示す各ステップは、圧縮機1の運転中に常に全てが行われる必要はない。例えば、気液分離器106に供給される液体50の流量が少なく、第2流路110を流れる液体50の流量が少ない場合、第2流路110を流れる液体50の流量が十分に増加するまで流量調整弁114を閉弁し、第1流路109を流れる液体50だけを混合器111に供給してもよい。
[実施形態2]
図8を用いて、実施形態2の給液システム100について説明する。実施形態2の給液システム100において、実施形態1と同様の構成及び動作については、説明を省略する。
図8は、実施形態2の給液システム100の構成を示す図である。図8は、図3に対応する図である。
実施形態2の給液システム100は、実施形態1の給液システム100に対して、分配器115と、第4流路116とが追加されている。分配器115は、第1流路109上に設けられる。分配器115は、第1流路109を流れる液体50を、混合器111に向かう液体50と、圧縮機1に向かう液体50とに分流させる。第4流路116は、分配器115と圧縮機1の給液孔19とを連通させる配管である。第4流路116は、分配器115により分流された液体50を圧縮機1に供給する。すなわち、第4流路116は、第1流路109を流れる液体50を、混合器111を迂回して圧縮機1に供給する流路である。
これにより、実施形態2の給液システム100は、雄ロータ3と雌ロータ4との隙間、並びに、雄ロータ3又は雌ロータ4とケーシング5との隙間をシールするための液体50を、圧縮気体の冷却のための液体50とは別の流路で圧縮機1に供給することができる。したがって、実施形態2の給液システム100は、実施形態1よりも、これらの隙間をシールするために必要な液体50の量を容易に確保することができる。よって、実施形態2の給液システム100は、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易に実現できるだけでなく、簡易な構成でありながら圧縮機1の出力安定化を図ることができる。
[実施形態3]
図9を用いて、実施形態3の給液システム100について説明する。実施形態3の給液システム100において、実施形態1と同様の構成及び動作については、説明を省略する。
図9は、実施形態3の給液システム100の構成を示す図である。図9は、図3に対応する図である。
実施形態3の給液システム100は、実施形態1の給液システム100に対して、加熱器117が追加されている。加熱器117は、混合器111と温度測定器113との間の第3流路112上に設けられる。加熱器117は、第3流路112を流れる液体50を加熱する。この際、加熱器117は、第3流路112を流れる液体50の温度が、圧縮機1の内部の圧力に対応する飽和温度Tf以上になるよう、液体50を加熱する。
これにより、実施形態3の給液システム100は、気液分離器106の液体室に貯留された高温の液体50の量が不十分であり、流量調整弁114を全開しても第3流路112を流れる液体50の温度が上昇しない場合であっても、第3流路112を流れる液体50の温度を飽和温度Tf以上に上昇させることができる。したがって、実施形態3の給液システム100は、圧縮機1の運転初期段階であっても、圧縮機1の内部において液体50のフラッシュボイリング現象を確実に発生させることができる。よって、実施形態3によれば、圧縮機1に噴射される液体50の微細液滴化を容易且つ確実に実現することができる。
なお、加熱器117として電気加熱式のヒータ等を用いる場合、圧縮機1及び給液システム100の全体としてエネルギ消費量が大きくなる。加熱器117が外部熱源の排熱を利用して液体50を加熱することができる場合、圧縮機1及び給液システム100の全体としてエネルギ消費量を抑制することができるので好ましい。
[その他]
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、或る実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、或る実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路にて設計する等によりハードウェアによって実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアによって実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テープ、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(solid state drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…圧縮機、50…液体、100…給液システム、104…ポンプ、109…第1流路、110…第2流路、111…混合器、112…第3流路、113…温度測定器、114…流量調整弁、115…分配器、116…第4流路、117…加熱器

Claims (8)

  1. 気体を圧縮する圧縮機の内部に液体を噴射する圧縮機の給液システムであって、
    前記圧縮機に噴射される前記液体の温度を、前記圧縮機の前記内部の圧力に対応する飽和温度以上の温度に調整して、前記圧縮機に前記液体を噴射する
    ことを特徴とする圧縮機の給液システム。
  2. 前記圧縮機に噴射される前記液体の温度を、前記圧縮機に噴射時の前記液体の圧力に対応する飽和温度より低い温度に調整して、前記圧縮機に前記液体を噴射する
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の給液システム。
  3. 前記液体を昇圧するポンプと、
    前記ポンプにより昇圧された前記液体が流れる第1流路と、
    前記圧縮機から排出され、前記第1流路を流れる前記液体よりも高温の前記液体が流れる第2流路と、
    前記第1流路を流れる前記液体と前記第2流路を流れる前記液体とを混合する混合器と、
    前記混合器によって混合された前記液体を前記圧縮機に噴射する第3流路と、
    前記第1流路又は前記第2流路を流れる前記液体の流量を調整して、前記第3流路を流れる前記液体の温度を調整する流量調整弁と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の給液システム。
  4. 前記流量調整弁は、前記第3流路を流れる前記液体の前記温度が、前記圧縮機の前記内部の前記圧力に対応する前記飽和温度以上になるよう、前記流量を調整する
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧縮機の給液システム。
  5. 前記流量調整弁は、前記第3流路を流れる前記液体の前記温度が、前記圧縮機に噴射時の前記液体の圧力に対応する飽和温度より低くなるよう、前記流量を調整する
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧縮機の給液システム。
  6. 前記圧縮機に噴射される前記液体は、前記圧縮機によって圧縮される前記気体と同じ種類の物質である
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の給液システム。
  7. 前記第1流路を流れる前記液体を、前記混合器を迂回して前記圧縮機に供給する第4流路を更に備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧縮機の給液システム。
  8. 前記第3流路を流れる前記液体を加熱する加熱器を更に備え、
    前記加熱器は、前記第3流路を流れる前記液体の前記温度が、前記圧縮機の前記内部の前記圧力に対応する前記飽和温度以上になるよう、前記液体を加熱する
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧縮機の給液システム。
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