JP2006291733A - ベーンロータリ圧縮機 - Google Patents

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Takeshi Kawada
武史 川田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、圧力逃がし通路の圧縮室側端部と、弁体側の端面により形成される通路空間内の高圧冷媒により、ベーンが圧力逃がし通路の圧縮室側の開口部を通過する毎に、ベーンの挙動が不安定になり、作動音の悪化を生じるという課題を有していた。
【解決手段】上記課題を解決するために本発明は、後部側板に設けた圧力逃がし通路とほぼ同等な凹部を、後部側板に設けた圧力逃がし通路に対向する前部側板に設けることにより、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にも同様の面積を有する凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺され、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車用の空調用圧縮機に関する。
従来、この種のベーンロータリ圧縮機は、圧縮室が設定圧力以上に上昇した時に、ベーンが折れ、圧縮機がロックする等の不具合が発生しないよう、圧縮室の圧力が異常な高圧になった時には、圧縮室と高圧室を連通する逃がし通路を設けている高圧室内圧リリーフ構造が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図7から図9は、従来の高圧室内圧リリーフ構造を示すものである。円筒内壁を有するシリンダ1と、その外周の一部がシリンダ1内壁と微少隙間を形成するロータ2と、ロータ2に設けられたベーンスロット4内に摺動自在に挿入された複数のベーン3と、ロータ2と一体的に形成され回転自在に軸支される駆動軸5と、エンジンなどの駆動源により動力伝達するクラッチ6である。それぞれシリンダ1の両端を閉塞して内部に圧縮室9を形成する前部側板7および後部側板8と、低圧側の圧縮室9に連通する吸入口10、高圧側の圧縮室9に連通する吐出口11、吐出口11に配設された吐出弁12、高圧通路14に連通し、その底部に分離貯留された潤滑油と給油装置15を配設し、高圧室16を形成する高圧ケース13、圧縮室9と高圧室16とを連通する圧力逃がし通路18aを、バネ19aの付勢力により座部20aに当接し、遮断する球状の弁体17aであり、圧力逃がし通路18aの圧縮室9の端部に通路空間21aを形成している。
以上のように構成されたベーン回転式圧縮機の内圧リリーフ装置について、以下その動作について説明する。
エンジンなどの駆動源(図示せず)より、クラッチ6を介して、動力伝達される駆動軸5、ロータ2が図8において、反時計方向に回転すると、これに伴い低圧冷媒が吸入ポート22を通り、吸入口10により圧縮室9に流入する。ロータ2の回転に伴う圧縮室9の容積減少により圧縮された高圧冷媒は、吐出口11より、吐出弁12を押し上げて高圧通路14より高圧ケース13に流入し、油分離装置により、潤滑油を高圧ケース13の底部に分離貯留する。この分離された潤滑油は、給油装置15によりロータ2、ベーン3、前部側板7、後部側板8相互間の摺動潤滑油及び、ベーン3の背圧制御用の作動油に供される。
一方、潤滑油を分離された高圧流体は、吐出ポート23より、周知の冷凍サイクル(図示せず)を経て仕事をし、再び低圧流体として、吸入ポート22に帰還する。
また、図9に示すように、後部側板8に形成された座面20aにバネ19aによる一定の付勢力で当接、シールされ、圧縮室9と高圧室16とを遮断する弁体17aは圧縮機の長時間停止後の再運転時などに発生する液圧縮現象によって圧縮室9内の圧力が異常に上昇した場合は、バネ19aによる付勢力に打ち勝ち、圧力逃がし通路18aを開口し、圧縮室9内の圧力を高圧室16に開放する。
特開平1−244189号公報
しかしながら上記従来例に示す構成では、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、圧力逃がし通路18aの圧縮室9側端部と、弁体17a側の端面により形成さ
れる通路空間21a内の高圧流体により、ベーン3が圧力逃がし通路18aの圧縮室9側の開口部を通過する毎に、開口部に貯留する高圧流体の圧力を受け、ベーン3の挙動が不安定になり、作動音の悪化を生じる。
また、ベーン3が圧力逃がし通路18aを通過時に受ける面積を減少させることにより、圧力逃がし通路18a通過時のするベーン3の挙動を安定化することが、可能であるが、圧力逃がし通路18aが小さい場合、液圧縮時に液が逃げる量が少なくなり、過大なサージ圧が圧縮室9に発生しベーン3に繰り返し応力がかかり、最悪時にはベーン破損を引き起こすなど信頼性を低下させていた。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、液圧縮時に液が逃げる量を少なくすることなく、信頼性を保ち、通常の運転時の作動音を悪化させない内圧リリーフ装置を備えたベーンロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するため、本発明のベーンロータリ圧縮機は、筒状内壁を有するシリンダと、このシリンダ内において常時その外周面の一部がシリンダ内壁とアキシャルシール点において微少隙間を形成するように配設されたロータと、このロータに設けられた複数のベーンスロット内に出没自在に挿入されその先端がシリンダ内壁に当接する複数のベーンと、前記ロータを回転自在に支持しかつシリンダの両端部をそれぞれ閉塞し内部に圧縮室を形成する前部側板および後部側板と、シリンダ内の圧縮室に開口する吐出口と、高圧ケースにより形成される高圧室とによって圧縮機本体を構成し、前記後部側板の圧縮行程途中の部位に、前記シリンダ内圧縮室と高圧ケース内の高圧室とを連通させる圧力逃がし通路を有し、この圧力逃がし通路の高圧室への出口端部に座部を形成し、さらに弁体とこの弁体を前記座部に当接させる手段とを備え、前記後部側板に設けた前記圧力逃がし通路とほぼ同等な凹部を、前記後部側板に設けた圧力逃がし通路に対向する前記前部側板に設けたものである。
これによって、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にもほぼ同等な凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺され、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、作動音の悪化を防ぐこととなる。
また、本発明のベーンロータリ圧縮機は、前記凹部は、前記後部側板に配設された圧力逃がし通路と前記弁体とからなる容積とほぼ同一の容積であることとしたものである。
これによって、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にも同様の面積および容積を有する凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺され、更に、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、作動音の悪化を防ぐこととなる。
また、本発明の圧縮機は、前記凹部の底部の面積は、開口部の面積以下であることとしたものである。
これによって、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、凹部の容積を最小化でき、凹部の高圧流体の低圧側圧縮室へのリークを最小限に留めることにより、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化による、作動音の悪化を防ぐと同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止できる。
また、本発明の圧縮機は、前記弁体が前記圧力逃がし通路の圧縮室側端面より前記座部までの容積にほぼ等しい突起部aを有することとしたものである。
これによって、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、圧力逃がし通路の圧縮室側端部と、弁体側の端面により形成される通路空間が狭くなるため貯留高圧流量が少なくなり、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、作動音の悪化を防ぐと同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止できる。
また、本発明の圧縮機は、前記凹部を、素材形成時に鋳抜きにより形成したものである。
これによって、従来の工法を変更させることなく、安価で構成することが可能となる。
本発明のベーンロータリ圧縮機は、液圧縮時に液が逃げる量を少なくすることなく、信頼性を保ち、内圧リリーフ装置をベーンが通過する際にもベーン挙動を安定化させ、ベーンロータリ圧縮機の作動音を低減化することができる。
第1の発明は、筒状内壁を有するシリンダと、このシリンダ内において常時その外周面の一部がシリンダ内壁とアキシャルシール点において微少隙間を形成するように配設されたロータと、このロータに設けられた複数のベーンスロット内に出没自在に挿入されその先端がシリンダ内壁に当接する複数のベーンと、前記ロータを回転自在に支持しかつシリンダの両端部をそれぞれ閉塞し内部に圧縮室を形成する前部側板および後部側板と、シリンダ内の圧縮室に開口する吐出口と、高圧ケースにより形成される高圧室とによって圧縮機本体を構成し、前記後部側板の圧縮行程途中の部位に、前記シリンダ内圧縮室と高圧ケース内の高圧室とを連通させる圧力逃がし通路を有し、この圧力逃がし通路の高圧室への出口端部に座部を形成し、さらに弁体とこの弁体を前記座部に当接させる手段とを備えた圧縮機において、前記後部側板に設けた前記圧力逃がし通路とほぼ同等な凹部を、前記後部側板に設けた圧力逃がし通路に対向する前記前部側板に設けることにより、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にもほぼ同等な凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺され、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れる。
第2の発明は、特に第1の発明のベーンロータリ圧縮機を、前記凹部は、前記後部側板に配設された圧力逃がし通路と前記弁体とからなる容積とほぼ同一の容積とすることにより、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にも同様の面積および容積を有する凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺され、更に、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れる。
第3の発明は、特に第1の発明のベーンロータリ圧縮機を、前記凹部の底部の面積開口部の面積以下とすることにより、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、凹部の容積を最小化でき、凹部の高圧冷媒の低圧側圧縮室へのリークを最小限に留めることにより、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れると同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止することができる。
第4の発明は、特に第1〜3もいずれかの1つの発明のベーンロータリ圧縮機を、前記
弁体が前記圧力逃がし通路の圧縮室側端面より前記座部までの容積にほぼ等しい突起部aを有することにより、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、圧力逃がし通路の圧縮室側端部と、弁体側の端面により形成される通路空間が狭くなるため貯留高圧流量が少なくなり、ベーンが圧力逃がし通路の圧縮室側の開口部を通過する毎に低圧側の圧縮室に再膨張を生じる量が極めて少なくなり、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れると同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止することができる。
第5の発明は、特に第1〜4もいずれかの1つの発明のベーンロータリ圧縮機を、前記凹部は、素材形成時に鋳抜きにより形成することにより、従来の工法を変更させることなく、安価で構成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜4は、本発明の第1の実施の形態におけるベーンロータリ圧縮機を示すものである。
駆動力を受けて、反時計方向に回転する駆動軸5と、この駆動軸5からの駆動力を受けて摺動する高低圧を仕切る摺動体であるベーン3により容積変動を行う圧縮室9と、この圧縮室へ冷媒を導くための吸入口10と、前記圧縮室9で圧縮された冷媒が吐出する吐出口11と、高圧通路14により連通される高圧ケース13によって形成される高圧室16とによって圧縮機本体を構成し、前記圧縮室9を構成する後部側板8の圧縮行程途中の部位と、高圧室16とを連通させる圧力逃がし通路18dを有し、この圧力逃がし通路18dの高圧室16への出口端部に座部20dを形成し、さらに弁体17dとこの弁体17dを前記座部20dに当接させる手段であるバネ19dとを設け、前記圧縮室9を構成する前部側板7に後部側板8にある圧力逃がし通路18dの開口部の形状とほぼ同一の形状を有する凹部50を後部側板の圧力逃がし通路開口部と対向した位置に構成したものである。
このような構成にしたので、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、前記圧力通路18dをベーンが通過する際に、前部側板にもほぼ同一の形状を有する凹部50を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力が相殺されることにより、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れる。
図4の如く、前部側板に設けた前記凹部50dの容積を、前記後部側板に配設された圧力逃がし通路と前記弁体とからなる容積とほぼ同一の容積としたものである。
このような構成にしたので、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、後部側板にある圧力逃がし通路をベーンが通過する際に、前部側板にもほぼ同一の形状およびほぼ同一の容積を有する凹部を設けたことによって、ベーンの後部側板側および前部側板側が受ける圧力および力が相殺され、更に、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れる。
凹部50dを、素材形成時に鋳抜きにより形成したものである。
このような構成にしたので、従来の工法を変更させることなく、安価で構成することが可能となる。
(実施の形態2)
図5に示す如く、前部側板に設けた凹部50eの底部の面積を、開口部の面積以下としたものである。
このような構成にしたので、前記凹部50eの容積を最小限に抑えることができ、弁体側の端面により形成される通路空間が狭くなるため貯留高圧流量が少なくなり、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、凹部に溜まった高圧流体の低圧側圧縮室へのリークを最小限に留めることにより、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れると同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止できる。
(実施の形態3)
図6に示す如く、弁体が圧力逃がし通路の圧縮室側端面より前記座部までの容積にほぼ等しい突起部aを有することとしたものである。
このような構成にしたので、内圧リリーフ装置が作動しない通常の運転時において、圧力逃がし通路の圧縮室側端部と、弁体側の端面により形成される通路空間が狭くなるため通路空間内の高圧冷媒は、ベーンが圧力逃がし通路の圧縮室側の開口部を通過する毎に低圧側の圧縮室に再膨張を生じる量が極めて少なくなり、圧力逃がし通路通過時のベーン挙動の安定化が図れ、ベーンロータリ圧縮機の低騒音化が図れると同時に、圧縮効率の低下、吐出温度の上昇が防止できる。
本発明の第1の実施の形態を示す圧縮機の正面図 同上実施例の圧縮機のA−A’断面図 同上実施例の圧縮機のB−B’断面図 同上実施例のリリーフ装置部のC−C’断面図 本発明の第2の実施の形態を示すリリーフ装置部の断面図 本発明の第3の実施の形態を示すリリーフ装置部の断面図 従来例を示す圧縮機の正面図 従来例の圧縮機の断面図 従来例のリリーフ装置部の断面図
符号の説明
1 シリンダ
2 ロータ
3 ベーン(摺動体)
4 ベーンスロット
5 駆動軸
6 クラッチ
7 前部側板
8 後部側板
9 圧縮室
10 吸入口
11 吐出口
12 吐出弁
13 高圧ケース
14 高圧通路
15 給油装置
16 高圧室
17d 弁体
18d 圧力逃がし通路
19d バネ
20d 座部
21d 通路空間
22 吸入ポート
23 吐出ポート
50d、50e 凹部
a 突起部

Claims (5)

  1. 筒状内壁を有するシリンダと、前記シリンダ内において常時その外周面の一部がシリンダ内壁とアキシャルシール点において微少隙間を形成するように配設されたロータと、前記ロータに設けられた複数のベーンスロット内に出没自在に挿入されその先端がシリンダ内壁に当接する複数のベーンと、前記ロータを回転自在に支持し、かつシリンダの両端部をそれぞれ閉塞し内部に圧縮室を形成する前部側板および後部側板と、シリンダ内の圧縮室に開口する吐出口と、高圧ケースにより形成される高圧室とによって圧縮機本体を構成し、前記後部側板の圧縮行程途中の部位に、前記シリンダ内圧縮室と高圧ケース内の高圧室とを連通させる圧力逃がし通路を有し、前記圧力逃がし通路の高圧室への出口端部に座部を形成し、さらに弁体とこの弁体を前記座部に当接させる手段とを備えた圧縮機において、前記後部側板に設けた前記圧力逃がし通路とほぼ同一容積の凹部を、前記後部側板に設けた圧力逃がし通路に対向する前記前部側板に設けたことを特徴とするベーンロータリ圧縮機。
  2. 前記前部側板に設けた凹部は、前記後部側板に配設された圧力逃がし通路と前記弁体とからなる容積とほぼ同一の容積であることを特徴とする請求項1記載のベーンロータリ圧縮機。
  3. 前記前部側板に設けた凹部の底部の面積は、開口部の面積以下であることを特徴とする請求項1記載のベーンロータリ圧縮機。
  4. 前記弁体が前記圧力逃がし通路の圧縮室側端面より前記座部までの容積にほぼ等しい突起部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベーンロータリ圧縮機。
  5. 前記前部側板に設けた凹部は、素材形成時に鋳抜きにより形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のベーンロータリ圧縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032326A (zh) * 2011-09-29 2013-04-10 三菱电机株式会社 叶片旋转式压缩机
JP2017053361A (ja) * 2016-12-21 2017-03-16 株式会社富士通ゼネラル ロータリ圧縮機

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