JP2002115666A - 空気圧縮システム - Google Patents

空気圧縮システム

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JP2002115666A
JP2002115666A JP2000309278A JP2000309278A JP2002115666A JP 2002115666 A JP2002115666 A JP 2002115666A JP 2000309278 A JP2000309278 A JP 2000309278A JP 2000309278 A JP2000309278 A JP 2000309278A JP 2002115666 A JP2002115666 A JP 2002115666A
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JP
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liquid
air
compressed air
compression system
air compression
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JP2000309278A
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Hiroshi Okada
弘 岡田
Seiji Kawaguchi
清司 川口
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Compressor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気圧縮機に吸い込まれるエアに水を噴射し
て圧縮エアの温度を抑制する技術では、停止時に空気圧
縮機の内部に水が残る。このため、低温時に内部に残っ
た水が凍結すると、空気圧縮機がロックする不具合があ
る。 【解決手段】 圧縮エアの温度を下げるための水は、吐
出ポート36内に噴射供給される。これによって、スク
リュー圧縮機Aが停止した時に、スクリュー圧縮機Aの
内部に水は存在しない。このため、外気温度が低下し、
スクリュー圧縮機Aの温度が0℃以下に低下した場合で
あっても、水が凍ってスクリュー圧縮機Aをロックさせ
る不具合が発生しない。このように、水の凍結によって
スクリュー圧縮機Aがロックすることがないため、0℃
以下に低下した場合であっても、スクリュー圧縮機Aを
容易に駆動することができる。もちろんスクリュー圧縮
機Aの駆動系に過剰な負荷がかからないため、駆動系の
破損を招くこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気(以下、エ
ア)を圧縮供給するための空気圧縮システムに関するも
のであり、例えば、内燃機関に過給用のエアを供給する
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧縮システムでは、空気圧縮機によ
ってエアが断熱圧縮されるため、吐出する圧縮エアが高
温になってしまう。すると、圧縮エアが供給される側
(エンジンや装置等)に耐熱性に乏しい部品が組み込ま
れていると、不具合が生じてしまう。そこで、圧縮され
るエア、即ち空気圧縮機に吸い込まれるエアに水を噴射
し、吐出される圧縮エアの温度を抑制する技術が開示さ
れている(特開平10−77980号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術で
は、空気圧縮機の停止時に、空気圧縮機の内部に噴射し
た水の一部が残ってしまう。エアが圧縮される空気圧縮
機の内部では、可動部が微細なクリアランスを保って配
置されているため、内部に残った水は、毛管現象によっ
て各クリアランスに存在してしまう。このような停止状
態では、外気温度が0℃以下に低下し、内部に残存する
水が凍結する場合が想定される。すると、クリアランス
に沿って凍結した水によって、空気圧縮機がロックした
状態になるため、空気圧縮機の駆動時に必要以上の大き
な駆動トルクが要求される。また、凍結によって強くロ
ックされている場合には、過剰な負荷が空気圧縮機に加
わり、駆動系が破損する可能性がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、吐出される圧縮エアの温度を抑え
るとともに、圧縮エアの温度を下げるための液体の凝固
温度以下(水の場合は0℃以下)に温度が低下した場合
であっても、空気圧縮機がロックすることのない空気圧
縮システムの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕請求
項1を採用したことにより、圧縮エアの温度を下げるた
めの液体は、空気圧縮機から吐出される圧縮エアに供給
されるので、空気圧縮機が停止した時に、空気圧縮機の
内部に液体は存在しない。このため、温度が低下し、そ
の温度が液体の凝固温度以下(水の場合は0℃以下)に
低下した場合であっても、凝固した液体が空気圧縮機を
ロックさせない。
【0006】このように、液体の凝固によって空気圧縮
機がロックすることがないため、温度が液体の凝固温度
以下に低下した場合であっても、空気圧縮機を容易に駆
動することができる。もちろん圧縮機の駆動系に過剰な
負荷がかからないため、駆動系の破損を招かない。
【0007】〔請求項2の手段〕請求項2を採用し、液
体を噴霧して圧縮エアに供給するように設けても良い。
このように設けることによって、液体が圧縮エアによっ
て蒸発し易くなり、液体による冷却効率を高めることが
できる。
【0008】〔請求項3の手段〕請求項3を採用し、圧
縮空気温度検出手段から検出された温度が、供給液体の
凝固(凍結)温度以下の場合に、圧縮エアへの液体の供
給を停止するように設けても良い。このように設けるこ
とによって、液体が凝固(凍結)する可能性のある時
に、液体供給手段の作動が停止されるため、液体供給手
段に不具合が発生することがない。
【0009】〔請求項4の手段〕請求項4を採用し、圧
縮エアに供給する液体として水を用いても良い。水を用
いることにより、圧縮空気冷却用の液体を安価に用いる
ことができる。また、自然界に放出しても環境を破壊す
る不具合がない。
【0010】〔請求項5の手段〕請求項5を採用し、圧
縮エアに供給する液体として水を用いる場合、圧縮空気
温度検出手段から検出された温度が、0℃以下の場合
に、圧縮エアへの水の供給を停止するように設けても良
い。このように設けることによって、水が凍結する可能
性のある時に、液体供給手段の作動が停止されるため、
水の凍結中に無理に液体供給手段を作動させることによ
って発生する不具合が発生しない。
【0011】〔請求項6の手段〕請求項6を採用し、圧
縮空気温度検出手段から検出された温度が高いほど、圧
縮エアへの液体の供給量を多くするように設けても良
い。このように設けることによって、吐出される圧縮エ
アの温度上昇を低く保つことができる。
【0012】〔請求項7の手段〕請求項7を採用し、噴
射された液体が衝突する部分にフィンを設けても良い。
このように設けることによって、液体と圧縮エアとの接
触面積が広がり、液体の気化効率が高まる。つまり、圧
縮エアの冷却効率を高めることができる。
【0013】〔請求項8の手段〕請求項8を採用し、空
気圧縮機から吐出される圧縮エアの吐出部分を内管と外
管とを組み合わせた2重管構造とし、内管の内部空間
か、あるいは内管と外管との間の空間のいずれかを、圧
縮エアへ供給される液体を蓄えておく空間として用いて
も良い。このように設けることによって、使用環境の温
度低下によって、始動時に液体が凝固(凍結)している
場合であっても、空気圧縮機の始動によって上昇する作
動熱や圧縮エアから伝わる熱によって、空間内に蓄えら
れて凝固(凍結)していた液体が溶けるため、始動後の
早い時期に圧縮エアに液体を供給することができる。
【0014】〔請求項9の手段〕請求項9を採用し、内
管と外管との間の空間に、圧縮エアへ供給される水を蓄
えるように設けても良い。このように設けることによっ
て、使用環境の温度低下によって、始動時に水が凍結し
ている場合であっても、圧縮エアから伝わる熱によっ
て、空間内に蓄えられて凍結していた水が溶けるため、
始動後の早い時期に圧縮エアに水を供給することができ
る。
【0015】〔請求項10の手段〕請求項10を採用
し、互いに噛合するオスロータとメスロータを搭載する
スクリュー圧縮機を空気圧縮機として用いても良い。
【0016】〔請求項11の手段〕請求項11を採用
し、スクリュー圧縮機の吐出ポートを形成するケーシン
グの内部に、圧縮エアへ供給される液体を蓄えておく空
間を設けても良い。
【0017】〔請求項12の手段〕請求項12を採用
し、吐出ポートを、オスロータとメスロータのそれぞれ
の軸に対して垂直であり、且つそれぞれの軸の中心に配
置しても良い。そして、液体を蓄えておく空間を、吐出
ポートが形成された側のケーシングに設けても良い。
【0018】〔請求項13の手段〕請求項13を採用
し、圧縮エアの吐出ポートを形成するケーシングの内部
に、圧縮エアへ供給される液体が流れる流路を設けても
良い。これによって、流路を流れる液体によってケーシ
ングを冷却することができる。
【0019】〔請求項14の手段〕請求項14を採用
し、吐出ポートを、オスロータとメスロータのそれぞれ
の軸に対して垂直であり、且つそれぞれの軸の中心に配
置しても良い。そして、液体が流れる流路を、吐出ポー
トが形成された側のケーシングに設けても良い。これに
よって、吐出ポートを流れる圧縮エアによって高温にな
りやすいケーシングを流路を流れる液体によって冷却す
ることができる。
【0020】〔請求項15の手段〕請求項15を採用
し、液体温度検出手段の検出する温度が所定値(例え
ば、液体の気化温度)以上の場合に、電磁式噴射弁を停
止し、電磁式開閉弁を閉じるように設けても良い。この
ように電磁式開閉部を閉じることにより、ポンプによっ
て昇圧された液体がリリーフ弁から圧縮エアが流れる部
分に溢流することになる。つまり、液体が気化して電磁
式噴射弁から液体を噴射できないような場合であって
も、液体をリリーフ弁から圧縮エアに供給でき、圧縮エ
アの温度の上昇を抑えることができる。
【0021】〔請求項16の手段〕請求項16を採用
し、空気圧縮機から吐出される圧縮エアを、燃料電池の
カソード極に供給するように設けても良い。
【0022】〔請求項17の手段〕請求項17を採用
し、燃料電池の下流側に液体を分離する気液分離装置を
配置し、その気液分離装置で分離した液体を、圧縮エア
に供給するための液体を蓄えるタンクに戻すように設け
ても良い。
【0023】〔請求項18の手段〕請求項18を採用
し、燃料電池の出力電流値あるいは出力電圧値に基づい
て、圧縮エアへの液体の供給量を制御するように設けて
も良い。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、複数の実
施形態を用いて説明する。 〔第1実施形態〕図1〜図5は第1実施形態を示すもの
であり、先ず図1、図2を用いて空気圧縮システムを説
明する。この図1、図2は空気圧縮機としてのスクリュ
ー圧縮機の断面図を含む空気圧縮システムの概略図であ
る。なお、この実施形態では、説明の理解を容易とする
ために、図1の左側を前、図1の右側を後ろとして説明
する。
【0025】スクリュー圧縮機Aは、エアを圧縮して吐
出する空気圧縮機の一例として用いられるものであり、
互いに噛合するオスロータ1とメスロータ2(以下、一
対のロータ1、2)、この一対のロータ1、2を駆動す
るギヤ機構3、一対のロータ1、2とギヤ機構3を別々
に収納するケーシング4から構成される。このケーシン
グ4は、図1の図示左側から右側(入力軸5が配置され
た側)に向かって、フロントケース6、メインケース
7、リヤケース8の3つを結合したもので、フロントケ
ース6とメインケース7に囲まれる空間に一対のロータ
1、2を収納するロータ室9が形成され、メインケース
7とリヤケース8に囲まれる空間にギヤ機構3を収納す
るギヤ室10が形成される。このギヤ室10には、潤滑
用のオイルが封入されている。
【0026】リヤケース8は、前後の第1、第2ベアリ
ング11、12を介して入力軸5を支持するものであ
り、入力軸5の挿通穴の後端には第1、第2ベアリング
11、12に供給されるオイルが外部に流出するのを阻
止するための第1オイルシール13が装着されている。
【0027】オスロータ回転軸14は、一端が第3ベア
リング15を介してフロントケース6に支持され、他端
が第4ベアリング16を介してメインケース7に支持さ
れるものであり、フロントケース6のオスロータ回転軸
14の挿通穴には、第3ベアリング15に封入されたグ
リースがロータ室9内に漏れるのを阻止するための第2
オイルシール18が装着されている。また、ロータ室9
とギヤ室10との隔壁には、第4ベアリング16に供給
されるオイルがオスロータ回転軸14の挿通穴からロー
タ室9内に漏れるのを阻止するための第3オイルシール
19が装着されている。
【0028】メスロータ回転軸20は、上記のオスロー
タ回転軸14と同様に、一端が第5ベアリング21を介
してフロントケース6に支持され、他端が第6ベアリン
グ22を介してメインケース7に支持されるものであ
り、フロントケース6のメスロータ回転軸20の挿通穴
には、第5ベアリング21に封入されたグリースがロー
タ室9内に漏れるのを阻止するための第4オイルシール
23が装着されている。また、ロータ室9とギヤ室10
との隔壁には、第6ベアリング22に供給されるオイル
がメスロータ回転軸20の挿通穴からロータ室9内に漏
れるのを阻止するための第5オイルシール24が装着さ
れている。
【0029】ギヤ機構3は、入力軸5の回転をオスロー
タ回転軸14およびメスロータ回転軸20に伝達させ
て、一対のロータ1、2を同期回転させるものであり、
入力軸5の回転をオスロータ回転軸14に伝える第1、
第2ギヤ31、32と、この第2ギヤ32からオスロー
タ回転軸14に伝えられた回転をメスロータ回転軸20
に伝える第3、第4ギヤ33、34とから構成される。
なお、この第3、第4ギヤ33、34は、一対のロータ
1、2を同期回転させるためのタイミングギヤである。
【0030】一対のロータ1、2は、上記ギヤ機構3を
介して同期回転されると、ケーシング4の前部に設けら
れた吸入ポート35(図2参照)からエアが吸い込まれ
る。吸い込まれたエアは、一対のロータ1、2およびロ
ータ室9で構成される圧縮室内で圧縮される。圧縮され
たエアは、一対のロータ1、2の回転に伴って、ロータ
室9の前方から後方へ移動する。そして、一対のロータ
1、2の回転角が所定の角度に達すると、高圧圧縮室が
吐出ポート36内において開口し、一対のロータ1、2
の回転によって高圧圧縮されたエアが吐出ポート36か
ら吐出される。なお、吐出ポート36は、図2に示すよ
うに、一対のロータ1、2の各軸に対して垂直であり、
且つ両軸の中心に配置されるものである。また、吐出ポ
ート36は、図2に示すように、下方に向けて配置され
るものであり、後述する水(圧縮エア冷却用の液体)が
重力によってロータ室9内に流入しないように設けられ
ている。
【0031】ここで、この実施形態の空気圧縮システム
には、吐出ポート36から吐出される圧縮エアに冷却冷
媒としての液体(この実施形態では水)を供給する液体
供給手段Bが設けられている。この液体供給手段Bは、
水を噴霧して圧縮エアに供給する電磁式噴射弁37(液
体噴射手段に相当する)を用いるものであり、この電磁
式噴射弁37は図2に示すように、吐出ポート36の下
流側に取り付けられている。また、液体供給手段Bは、
電磁式噴射弁37に水を昇圧供給するポンプ38と、ポ
ンプ38による水圧が所定圧力以上の時に開弁して、ポ
ンプ38によって昇圧された水の一部をタンク39に戻
す圧力制御弁40(レギュレータ)とを備える。
【0032】また、電磁式噴射弁37より吐出ポート3
6の上流側には、圧縮エアの温度を検出する圧縮空気温
度検出手段41が取り付けられている。この圧縮空気温
度検出手段41の検出値は、制御手段Cに入力される。
制御手段Cは、圧縮空気温度検出手段41の検出温度に
基づいて電磁式噴射弁37を制御するものである。電磁
式噴射弁37は、制御手段Cによって、例えばPWM制
御されるものであり、制御手段Cは圧縮空気温度検出手
段41の検出温度に基づいてデューティー比(通電率)
を変化させて、検出温度が高いほど、水の噴射量を多く
する制御を行うものである。
【0033】制御手段Cによる水の噴射量の制御を、図
3のフローチャートを用いて説明する。空気圧縮システ
ムが起動し、スクリュー圧縮機Aが始動すると、まず圧
縮空気温度検出手段41の検出温度と、温度とデューテ
ィー比の関連マップ(図4参照)に基づいて、電磁式噴
射弁37のデューティー比を設定する(ステップS1
)。
【0034】次に、再び圧縮空気温度検出手段41によ
って圧縮エアの温度を検出する(ステップS2 )。そし
て、検出された温度が、その時点でのデューティー比関
連マップにて設定される温度より高いか否かの判断を行
う(ステップS3 )。この判断結果がYES の場合は、圧
縮エアが異常高温である可能性があるので、その時点で
のデューティー比を所定量増加させ、水の噴射量を増加
させる(ステップS4)。
【0035】上記ステップS3 がNOの場合、つまり検出
された温度が、その時点でのデューティー比関連マップ
にて設定される温度以下の場合は、検出された温度が、
その時点でのデューティー比関連マップにて設定される
温度より低いか否かの判断を行う(ステップS5 )。こ
の判断結果がYES の場合は、圧縮エアに対して水を過剰
噴射している可能性があるので、その時点でのデューテ
ィー比を所定量減らし、水の噴射量を減少させる(ステ
ップS6 )。
【0036】上記ステップS3 がNOの場合、ステップS
5 がNOの場合、あるいはステップS6 の実行後、ステッ
プS7 へ進む。このステップS7 は、上記ステップS2
〜S6 の制御を3秒周期で行わせるためのものであり、
このステップS7 へ進んでから3秒が経過したか否かの
判断を行う。このステップS7 の判断結果がNOの場合は
ステップS7 へ戻り、判断結果がYES の場合はステップ
S2 へ戻るものである。このフローチャートに示す制御
によって、圧縮エアの温度が高いほど、水の噴射量を増
加させることができる。
【0037】一方、制御手段Cは、圧縮空気温度検出手
段41から検出された温度が、噴射される液体の凝固温
度以下の場合、つまり噴射される水が凍結する0℃以下
の場合に、圧縮エアへの水の噴射を停止するように設け
られている。
【0038】制御手段Cによる水の噴射停止の制御を、
図5のフローチャートを用いて説明する。空気圧縮シス
テムが起動し、スクリュー圧縮機Aが始動すると、まず
圧縮空気温度検出手段41によって圧縮エアの温度を検
出する(ステップS11)。次に、検出された温度が、0
℃以下か否かの判断を行う(ステップS12)。この判断
結果がYES の場合は、噴射するべき水が凍結している可
能性があるので、電磁式噴射弁37の作動を停止する
(ステップS13)。しかし、判断結果がNOの場合は、水
が凍結していないと判断し、電磁式噴射弁37の作動を
開始、あるいは継続する(ステップS14)。
【0039】上記ステップS13、S14の実行後、ステッ
プS15へ進む。このステップS15は、上記ステップS11
〜S14の制御を3秒周期で行わせるためのものであり、
このステップS15へ進んでから3秒が経過したか否かの
判断を行う。このステップS15の判断結果がNOの場合は
ステップS15へ戻り、判断結果がYES の場合はステップ
S11へ戻るものである。このフローチャートに示す制御
によって、圧縮エアの吐出温度が0℃以下になるかを、
3秒周期で監視することができる。
【0040】次に、この実施形態の作動および特徴を述
べる。空気圧縮システムが起動し、スクリュー圧縮機A
が始動すると、吐出される圧縮エアの温度に応じた量の
水が吐出ポート36内に噴射される。断熱圧縮されて温
度上昇した圧縮エアに適量の水が霧状に噴射されるた
め、圧縮エア内に噴射された水が蒸発する。この蒸発時
に水が蒸発潜熱を奪うため、その潜熱分だけ圧縮エアの
温度を下げることができる。
【0041】このように、圧縮エアに直接水を噴射する
ので、水による圧縮エアの冷却効率が高まり、水を蒸発
させるための熱交換部の体格を小型化することができ
る。特に、空気圧縮システムから吐出される圧縮エアを
燃料電池のカソード極に供給する場合では、その供給エ
アを加湿する必要がある。このため、この実施形態で示
した空気圧縮システムでは、圧縮エアの加湿と温度調節
が同時にできる利点がある。
【0042】一方、圧縮エアの温度を下げるための水
は、圧縮エアが吐出される吐出ポート36内に噴射供給
されるので、スクリュー圧縮機Aが停止した時に、スク
リュー圧縮機Aの内部に水は存在しない。このため、外
気温度が低下し、スクリュー圧縮機Aの温度が0℃以下
に低下した場合であっても、水が凍結してスクリュー圧
縮機Aをロックさせる不具合が発生しない。そして、こ
のように水の凍結によってスクリュー圧縮機Aがロック
することがないため、スクリュー圧縮機Aが0℃以下に
低下した場合であっても、スクリュー圧縮機Aを容易に
駆動することができる。もちろんスクリュー圧縮機Aの
駆動系に過剰な負荷がかからないため、駆動系の破損を
招くこともない。
【0043】また、圧縮エアに噴射する液体として水を
用いることにより、圧縮空気冷却用の液体を安価にでき
る。また、水は自然界に放出しても環境を破壊する不具
合がない。さらにこの実施形態では、圧縮空気温度検出
手段41から検出された温度が高いほど、圧縮エアへの
水の供給量を多くするように設けたため、吐出される圧
縮エアの温度の上昇幅を低く抑えることができる。
【0044】〔第2実施形態〕この第2実施形態以降に
示す各実施形態の基本構成は、上記で示した第1実施形
態と同じであり、第2実施形態以降においては相違点の
みを説明する。なお、各実施形態における第1実施形態
と同一符号は、第1実施形態で示したものと同一機能物
を示すものである。
【0045】この第2実施形態は、図6に示すように、
吐出ポート36の周囲のケーシング4(具体的にはメイ
ンケース7)の外面にジャケットカバー42を装着し、
吐出ポート36の周囲で且つケーシング4とジャケット
カバー42の間に、圧縮エアに噴射される水を蓄える貯
水空間43を形成したものである。そして、貯水空間4
3に蓄えられた水をポンプ38で昇圧して電磁式噴射弁
37に供給するとともに、ポンプ38によって昇圧され
た水圧を圧力制御弁40で調圧する構成を採用してい
る。
【0046】このような構成を採用することによって、
貯水空間43を通過する水によってケーシング4を冷却
することができる。また、貯水空間43内の水が凍結し
ている場合は、スクリュー圧縮機Aの始動によって生じ
た作動熱や圧縮エアの熱によって、貯水空間43内の水
(氷)を溶かすことができる。つまり、外気温度が0℃
以下に低下している場合であっても、圧縮エアに水を噴
射することが可能になる。なお、貯水空間43には、上
方に配置されたリザーバー44から水が供給されるよう
に設けられている。
【0047】〔第3実施形態〕この第3実施形態は、図
7に示すように、吐出ポート36の出口部分に内管45
と外管46とを組み合わせた2重管を配置し、外管46
の端面に円形リングプレート47を設け、内管45と外
管46との間に、圧縮エアに噴射される水を蓄える貯水
空間43を形成したものである。そして、貯水空間43
に蓄えられた水をポンプ38で昇圧して電磁式噴射弁3
7に供給するとともに、ポンプ38によって昇圧された
水圧を圧力制御弁40で調圧する構成を採用している。
【0048】このような構成を採用することによって、
上記の第2実施形態と同様、貯水空間43内の水が凍結
している場合であっても、スクリュー圧縮機Aの始動に
よって吐出される圧縮エアの熱によって、貯水空間43
内の水(氷)を溶かすことができる。つまり、外気温度
が0℃以下に低下している場合であっても、圧縮エアに
水を噴射することができる。なお、この実施形態でも、
第2実施形態と同様、貯水空間43には、上方に配置さ
れたリザーバー44から水が供給されるように設けられ
ている。
【0049】〔第4実施形態〕この第4実施形態は、図
8に示すように、上記第1〜第3実施形態で示した電磁
式噴射弁37を廃止し、代わりに、水を直接吐出ポート
36の内部に供給する水配管48を設けたものである。
この水配管48は、吐出ポート36の内部に突き出すよ
うに設けられたものであり、タンク39からポンプ38
の作動によって水が供給されるものである。このような
構成を採用することによって、水が効率的に蒸発できな
くなるが、高価な電磁式噴射弁37や圧力制御弁40を
廃止できるとともに、圧力制御弁40によって戻される
水のリターン配管も廃止することができ、空気圧縮シス
テムのコストを低く抑えることができる。
【0050】〔第5実施形態〕この第5実施形態は、図
9に示すように、電磁式噴射弁37の噴射口と対向する
吐出ポート36の壁面にフィン49を配置したものであ
る。このフィン49は、例えば圧縮エアの流れに平行な
複数の板材によって構成されるものであり、電磁式噴射
弁37から噴射された水がフィン49に衝突するように
設けられている。このような構成を採用することによ
り、フィン49によって水と圧縮エアとの接触面積が広
がるため、水の気化効率が高まり、圧縮エアの冷却効率
を高めることができる。
【0051】また、この第5実施形態では、図9に示す
ように、圧縮エアを燃料電池50のカソード極に供給す
るように設けられている。この燃料電池50のカソード
極の下流には、例えばフィン&チューブの熱交換器で構
成された気液分離装置51が配置されており、その気液
分離装置51で分離した液体は、タンク39に戻される
ように設けられている。このような構成を採用すること
によって、圧縮エアに一旦吹き付けられた水の一部が再
び回収されるため、タンク39内の水の減少を抑えるこ
とができ、タンク39の容量を少なくできる。
【0052】さらに、この第5実施形態では、図9に示
すように、燃料電池50の出力電流値あるいは出力電圧
値を検出する出力検出手段52を備えるものであり、制
御手段Cは出力検出手段52の検出結果に基づいて、圧
縮エアへの液体の供給量を制御するように設けられてい
る。具体的に、この実施形態では、出力検出手段52の
検出値が0の場合に、電磁式噴射弁37を停止し、無駄
な水の消費および無駄な電力消費を抑えるように設けら
れている。
【0053】〔第6実施形態〕この第6実施形態は、図
10に示すように、第2実施形態と同様、吐出ポート3
6の周囲のケーシング4の外面にジャケットカバー42
を装着し、吐出ポート36の周囲で且つケーシング4と
ジャケットカバー42の間に、圧縮エアに噴射される水
を蓄える貯水空間43を形成したものである。このよう
な構成を採用することによって、貯水空間43を通過す
る水、すなわちケーシング4に設けられた水の流れる流
路によって、ケーシング4を冷却することができる。
【0054】電磁式噴射弁37に供給される水は、ポン
プ38によって昇圧供給されるものであり、ポンプ38
の吐出側には、ポンプ38によって昇圧された水の一部
をタンク39に戻すリターン配管53が設けられてお
り、このリターン配管53にはポンプ38によって昇圧
された水圧が第1所定圧力以上の時に開弁して、余剰な
水をタンク39に戻すための圧力制御弁40が設けられ
ている。また、リターン配管53には、図10に示すよ
うに、リターン配管53の開閉を行う電磁式開閉弁54
が設けられている。
【0055】一方、吐出ポート36を形成するケーシン
グ4には、図10に示すように、貯水空間43に供給さ
れた水を吐出ポート36内に溢流させるためのリリーフ
弁55が設けられている。このリリーフ弁55は、上述
の電磁式開閉弁54が閉じられて、水圧が第1所定圧力
より高く設定された第2所定圧力以上の時に開弁して、
水を吐出ポート36内に溢流させるものである。
【0056】制御手段Cは、電磁式噴射弁37に供給さ
れる水の温度を検出する液体温度検出手段56を備え
る。この液体温度検出手段56は、貯水空間43内の水
の温度を検出するものであり、制御手段Cは、液体温度
検出手段56の検出する温度が所定値(例えば使用する
水の沸騰温度である100℃)以上の場合に、電磁式噴
射弁37を停止させるとともに、電磁式開閉弁54を閉
じるものである。
【0057】このように設けられることにより、電磁式
噴射弁37に供給される水の温度が100℃以上の場
合、電磁式噴射弁37から水を噴射することができなく
なるので、電磁式噴射弁37を停止させ、電磁式開閉弁
54を閉じることにより、ポンプ38によって昇圧され
た水がリリーフ弁55から吐出ポート36内に溢流す
る。これによって、水が気化して電磁式噴射弁37から
水を噴射できないような場合であっても、水をリリーフ
弁55から圧縮エアに供給でき、圧縮エアの温度の上昇
を抑えることができる。なお、その場合は、電磁式噴射
弁37で水の噴射量の制御ができないため、ポンプ38
の回転速度を制御手段Cで制御することによって、吐出
ポート36に供給される水の量を制御するように設けら
れている。
【0058】〔他の実施形態〕上記の実施形態では、空
気圧縮機としてスクリュー圧縮機Aを例に示したが、ス
クロール圧縮機、ピストン圧縮機など、他の空気圧縮機
を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリュー圧縮機の断面図を含む空気圧縮シス
テムの概略図である(第1実施形態)。
【図2】スクリュー圧縮機を入力軸側から見た図を含む
空気圧縮システムの概略図である(第1実施形態)。
【図3】水の噴射量の制御を示すフローチャートである
(第1実施形態)。
【図4】吐出温度とデューティー比との関係を示すグラ
フである(第1実施形態)。
【図5】水の噴射停止の制御を示すフローチャートであ
る(第1実施形態)。
【図6】空気圧縮システムの概略図である(第2実施形
態)。
【図7】空気圧縮システムの概略図である(第3実施形
態)。
【図8】空気圧縮システムの概略図である(第4実施形
態)。
【図9】空気圧縮システムの概略図である(第5実施形
態)。
【図10】空気圧縮システムの概略図である(第6実施
形態)。
【符号の説明】 A スクリュー圧縮機(空気圧縮機) B 液体供給手段 C 制御手段 1 オスロータ 2 メスロータ 4 ケーシング 36 吐出ポート 37 電磁式噴射弁(液体噴射手段) 38 ポンプ 39 タンク 40 圧力制御弁 41 圧縮空気温度検出手段 43 貯水空間(液体を蓄える空間) 45 内管 46 外管 49 フィン 50 燃料電池 51 気液分離装置 52 出力検出手段 53 リターン配管 54 電磁式開閉弁 55 リリーフ弁 56 液体温度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 18/16 F04C 18/16 Q H01M 8/06 H01M 8/06 K Fターム(参考) 3H003 AA05 AB07 AC02 BE06 BG04 CC04 CF01 3H045 AA05 AA09 AA12 AA26 BA02 BA07 BA42 BA47 CA19 CA29 DA02 DA15 DA43 DA47 EA16 EA26 EA34 EA43 5H027 BC00 KK41 KK44 MM01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を圧縮して吐出する空気圧縮機と、 この空気圧縮機から吐出される圧縮空気に冷却冷媒とし
    ての液体を供給する液体供給手段と、 この液体供給手段によって液体が供給される部分よりも
    圧縮空気の上流側において圧縮空気の温度を検出する圧
    縮空気温度検出手段と、 この圧縮空気温度検出手段の検出温度に基づいて圧縮空
    気への液体の供給量を制御する制御手段と、を備える空
    気圧縮システム。
  2. 【請求項2】請求項1の空気圧縮システムにおいて、 前記液体供給手段は、液体を噴霧して圧縮空気に供給す
    る液体噴射手段を備えることを特徴とする空気圧縮シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の空気圧縮システ
    ムにおいて、 前記制御手段は、前記圧縮空気温度検出手段から検出さ
    れた温度が、供給液体の凝固温度以下の場合、圧縮空気
    への液体の供給を停止することを特徴とする空気圧縮シ
    ステム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの空気
    圧縮システムにおいて、 前記液体供給手段によって圧縮空気に供給される液体
    は、水であることを特徴とする空気圧縮システム。
  5. 【請求項5】請求項4の空気圧縮システムにおいて、 前記制御手段は、前記圧縮空気温度検出手段から検出さ
    れた温度が、0℃以下の場合に、圧縮空気への水の供給
    を停止することを特徴とする空気圧縮システム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの空気
    圧縮システムにおいて、 前記制御手段は、前記圧縮空気温度検出手段から検出さ
    れた温度が高いほど、圧縮空気への液体の供給量を多く
    することを特徴とする空気圧縮システム。
  7. 【請求項7】請求項2の空気圧縮システムにおいて、 前記液体噴射手段から噴射された液体が衝突する部分に
    フィンを設けたことを特徴とする空気圧縮システム。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかの空気
    圧縮システムにおいて、 前記空気圧縮機から吐出される圧縮空気の吐出部分を内
    管と外管とを組み合わせた2重管構造とし、前記内管の
    内部空間か、あるいは前記内管と前記外管との間の空間
    のいずれかを、圧縮空気へ供給される液体を蓄えておく
    空間として用いることを特徴とする空気圧縮システム。
  9. 【請求項9】請求項8の空気圧縮システムにおいて、 前記内管と前記外管との間の空間に、圧縮空気へ供給さ
    れる水を蓄えることを特徴とする空気圧縮システム。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかの空
    気圧縮システムにおいて、 前記空気圧縮機は、互いに噛合するオスロータとメスロ
    ータを搭載するスクリュー圧縮機であることを特徴とす
    る空気圧縮システム。
  11. 【請求項11】請求項10の空気圧縮システムにおい
    て、 前記スクリュー圧縮機は、圧縮空気の吐出ポートを形成
    するケーシングの内部に、圧縮空気へ供給される液体を
    蓄えておく空間を備えることを特徴とする空気圧縮シス
    テム。
  12. 【請求項12】請求項11の空気圧縮システムにおい
    て、 前記吐出ポートは、前記オスロータと前記メスロータの
    それぞれの軸に対して垂直であり、且つそれぞれの軸の
    中心に配置され、 前記液体を蓄えておく空間は、前記吐出ポートが形成さ
    れた側の前記ケーシングに設けられたことを特徴とする
    空気圧縮システム。
  13. 【請求項13】請求項10の空気圧縮システムにおい
    て、 前記スクリュー圧縮機は、圧縮空気の吐出ポートを形成
    するケーシングの内部に、圧縮空気へ供給される液体が
    流れる流路を備えることを特徴とする空気圧縮システ
    ム。
  14. 【請求項14】請求項13の空気圧縮システムにおい
    て、 前記吐出ポートは、前記オスロータと前記メスロータの
    それぞれの軸に対して垂直であり、且つそれぞれの軸の
    中心に配置され、 前記液体が流れる流路は、前記吐出ポートが形成された
    側の前記ケーシングに設けられたことを特徴とする空気
    圧縮システム。
  15. 【請求項15】請求項1ないし請求項14のいずれかの
    空気圧縮システムにおいて、 前記液体供給手段は、液体を噴霧して圧縮空気に供給す
    る液体噴射手段の一例である電磁式噴射弁と、 この電磁式噴射弁に液体を昇圧供給するポンプと、 このポンプによる液体の昇圧圧力が第1所定圧力以上の
    時に開弁して、昇圧された液体の一部を液体を蓄えるタ
    ンクに戻す圧力制御弁と、 この圧力制御弁から前記タンクに液体を戻すためのリタ
    ーン配管の開閉を行う電磁式開閉弁と、 この電磁式開閉弁が閉じられて、前記電磁式噴射弁に供
    給される液体の圧力が前記第1所定圧力より高く設定さ
    れた第2所定圧力以上の時に開弁して、供給された液体
    を圧縮空気の流れる部分に溢流させるリリーフ弁と、を
    備え、 前記制御手段は、前記電磁式噴射弁に供給される液体の
    温度を検出する液体温度検出手段を備え、 この液体温度検出手段の検出する温度が所定値以上の場
    合に、前記電磁式噴射弁を停止するとともに、前記電磁
    式開閉弁を閉じることを特徴とする空気圧縮システム。
  16. 【請求項16】請求項1ないし請求項15のいずれかの
    空気圧縮システムにおいて、 前記空気圧縮機で圧縮された空気は、燃料電池のカソー
    ド極に供給されることを特徴とする空気圧縮システム。
  17. 【請求項17】請求項16の空気圧縮システムにおい
    て、 前記燃料電池の下流側に液体を分離する気液分離装置を
    配置し、その気液分離装置で分離した液体を、圧縮空気
    に供給するための液体を蓄えるタンクに戻すことを特徴
    とする空気圧縮システム。
  18. 【請求項18】請求項16または請求項17の空気圧縮
    システムにおいて、 前記制御手段は、前記燃料電池の出力電流値あるいは出
    力電圧値を検出する出力検出手段を備え、 この出力検出手段の検出結果に基づいて、圧縮空気への
    液体の供給量を制御することを特徴とする空気圧縮シス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003203657A (ja) * 2001-10-22 2003-07-18 Nsk Ltd 燃料電池システム
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