JP2023078875A - 放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、放射線撮像装置において、撮影中にコリメーター部において照射野の狭窄が行われ、これに連動した照射野変更情報が遅れて通知されても、ABCの精度の低下を抑制できることを目的とする。【解決手段】 放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置。【選択図】 図1
Description
本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の制御方法に関する。
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線撮像システムが製品化されている。このような放射線撮像装置は、一般に自動輝度調整機能(Automatic Brightness Control、以下ABCと呼ぶ)を持つ。ABCは、X線像における関心領域(Region Of Interest、以下ROIと呼ぶ)内の画素値の平均値又は重み付け平均値を目標値に近付けることで輝度レベルを一定にする技術である。具体的には、ABCにおいてROIの平均値に応じて、次フレーム以降で発生される放射線の条件を変更し、放射線発生装置に対してフィードバック制御をする。
また放射線を照射する放射線発生装置には、被験者に対する照射野を制限するため、開閉可能に配設された複数のコリメーターリーフを備えたコリメーター部が設置されている。オペレータは、被験者の観察対象部位ごとにこのコリメーター部におけるコリメーターの開き量を調整することで、放射線被曝量の低減を実現する。
特許文献1では、このコリメーター部による照射野の変更情報を放射線発生装置から受け取り、照射野の変更によりROIの一部がコリメーターリーフで覆われたと判断したときに、ROIを変更することで照射野の変動に堅牢なABC実現の技術が開示されている。
また特許文献2ではコリメーター部による照射野の変更情報を放射線発生装置から受け取り、それに追従して放射線の条件を補正することで、照射野の変動に堅牢なABC実現の技術が開示されている。
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、コリメータによる照射野の変更が発生した場合のABC動作において、改善の余地があることを我々は見出した。
上記の問題を解決するための本発明は、放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置である。
このように本発明によれば、放射線撮像装置において、撮影中にコリメーター部において照射野の狭窄が行われ、これに連動した照射野変更情報が遅れて通知されても、ABCの精度の低下を抑制できる。
[実施例1]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき説明する。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき説明する。
本発明は、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、放射線発生装置から送られてくる照射野の変更情報が遅れ通知されることによる、AEC動作の不都合を顧慮しておらず、この点において改善の余地があることを見出したことに基づく。これについて先ず説明する。
放射線発生装置からの照射野変更情報の受信がネットワークを介するシステムの場合、発生装置からの照射野の変更情報が遅れて通知されることが起こり得る。
透視又は連続撮影が開始され、ABCが動作し、放射線の条件が安定してきたときに、オペレータによるコリメーター部の制御により照射野狭窄が起きた時、その照射野変更情報が遅れて通知されると、ABCが意図しない制御をすることになる。
具体的には、図3に示すようにt1のタイミングでコリメーター部制御により図4(a)から図4(b)のような照射野の狭窄が行われ、その照射野変更情報が遅延すると、ABCはROIを変えることなくROI内の画素平均値を算出する。しかし、図4の(b)に示すようにROI203内には照射野狭窄により放射線が照射されない領域205が発生し、ROI内の画素平均値は減少する。すると、目標値に対してROI203内画素平均値が下回っているので放射線の線量が少ないと判断しABCにより放射線の照射条件は前フレームに比べ強く設定され、放射線発生装置に対してフィードバック制御を実施する。これにより照射野狭窄が起きてからは、ROI内画素平均値が目標値に近づくまで放射線量を増加するようフィードバック制御を実施する。
その後、t2にて照射野変更情報を受信して、図5(a)から図5(b)に示すようにROI203をROI206に変更すると、そこではROI206全面に対し放射線が照射されるため、画素平均値は目標値に対して増加していることになる。すると、目標値に対しROI206内画素平均値が上回っているので放射線の線量が多いと判断しABCにより放射線の条件は前フレームに比べ弱く設定され、放射線発生装置に対してフィードバック制御を実施する。これにより照射野変更情報を受信してからは、ROI206内画素平均値が目標値に近づくまで放射線量を減少させるようフィードバック制御を実施する。
このように、透視又は連続撮影時、放射線の条件が安定してきたときに、コリメーター部の制御による照射野狭窄が起き、その照射野変更情報が遅れて通知されると、図3のt1からt3の期間はABCが意図通りに実施されない。これによりこの間の取得画像は意図せず明るくなり、診断に使えない画像になり得てしまい、無効曝射につながる。また、患者への被曝線量も増加してしまう。
そこで、本発明は、放射線撮像装置において、撮影中にコリメーター部において照射野の狭窄が行われ、これに連動した照射野変更情報が遅れて通知されても、ABCの精度の低下を抑制できることを目的とする。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき説明する。
以下の本発明の実施形態の説明では、連続する複数の放射線画像の取得について、透視の場合について述べるが、連続撮影においても適用することも可能である。
図1は放射線撮像システムの構成例を図示している。本システムは放射線検出部200を含んだ放射線撮像装置100と、放射線を照射する放射線源301と、放射線源301を制御する放射線発生装置300を備える。更には、放射線撮像装置100および放射線発生装置300を制御し、放射線撮像装置からの撮影画像の収集や表示、撮影オーダー受付や撮影情報登録が可能な放射線撮像アプリケーション404を含んだ制御装置400を備える。尚、本実施形態では、放射線源301を放射線発生装置300と別に示しているが、放射線源301と放射線発生装置300とが一体でもよく、この場合は放射線源301と放射線発生装置300とで放射線発生装置を構成する。制御装置400は、例えばLAN(Local Area Network)からなる病院内ネットワークに接続されている。また、病院内ネットワークには放射線情報システムであるRIS(Radiology Information System)501または病院情報システムであるHIS(Hospital Information System)が接続されている。制御装置400とRIS501は相互通信可能であり、放射線画像の撮影オーダーや、例えば患者情報を含んだ撮影情報、および撮影画像データ自体のやりとりを可能とする。
放射線撮像装置100は、放射線を検出し画像データを生成する放射線検出部200、撮影や通信を行う制御部101、電源部114から構成される。X線検出部200は二次元に分布した画素である撮像素子を有し、X線検出部に到達したX線の二次元分布を検出し、X線画像データを生成する平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)である。尚、以下においては、X線検出部200を画素部と略する場合がある。制御部101は放射線検出部200から放射線画像を取得する放射線画像取得部102、外部制御信号生成部103、記憶部108、通信部112、内部時計113から構成される。
外部制御信号生成部103は、放射線画像取得部102が取得した放射線画像から輝度情報算出104、照射野狭窄検出105、照射条件決定106、照射線撮像装置制御部402から送られた照射野変更情報に応じたROI変更107を行う。ここで、輝度情報算出104、照射野狭窄検出105、照射条件決定106及びROI変更107は、動作を意味する。
記憶部108は外部制御信号生成部103で算出した輝度情報(N-1)109、照射野狭窄検出時に生成される狭窄検出フレームの直前のフレームの輝度情報(S)110、及び狭窄検出時の内部時計113の情報である時間情報111を保持する。ここで、輝度情報(N-1)109、輝度情報(S)110、及び時間情報111は情報を意味する。
放射線発生装置300と放射線撮像装置100間は、専用信号線で情報のやりとりを可能とする。放射線発生装置300と放射線撮像装置100間では、例えば放射線照射開始および終了通知や放射線照射可能タイミングの通知など同期信号のやりとり、更に外部制御信号生成部103で決定した照射条件情報である照射条件の通知を行う。また、放射線発生装置300から放射線撮像装置100に照射情報の1つである照射領域の情報や照射位置の情報が通知されてもよい。
制御装置400は、放射線撮像装置100の画像取得タイミングや条件などの制御を行う放射線撮像装置制御部402、放射線発生装置300の放射線の照射条件などの制御を行う放射線発生装置制御部403を備える。更には、放射線撮像装置間や、放射線発生装置間、および院内LANとの通信を制御する通信制御部401、前述した放射線撮像アプリケーション404を備える。また、撮影画像や撮影情報を表示するための表示部406、および放射線撮像アプリケーションを操作するための制御装置操作UI(キーボード、マウスなど)407を有している。ここで、制御装置400と放射線撮像装置100間、および制御装置400と放射線発生装置300間は、RS232CやUSB、イーサネットなどの規格を用いたケーブル接続通信、専用信号線、および無線通信等の手段により情報のやり取りを可能にする。また、これら複数の手段により情報のやりとりをすることも可能である。制御装置400と放射線撮像装置100間では、例えば画像データ、画像取得条件設定や装置状態取得、放射線発生装置300から受信した照射野情報の通知などの制御通信を行う。また、制御装置400と放射線発生装置300間では、例えば放射線照射条件の設定、装置状態取得、実際の照射情報、照射野情報などの制御通信を行う。
また不図示ではあるが、放射線源301には1枚以上の可動式コリメーターリーフが配され、放射線発生装置300からの制御信号を基にコリメーターを動かし、照射野を変更することが可能である。オペレータが放射線発生装置操作UI302を操作することで、放射線発生装置300は可動式コリメーターリーフの制御信号を生成する。
放射線発生装置300での照射野変更が起きたとき、放射線発生装置300はその情報を制御装置400に通知する。制御装置400は放射線発生装置300から受けた情報を放射線撮像装置制御部402において、必要であれば処理を行い、照射野変更情報として通信制御部401を介して放射線撮像装置100へ送る。尚、照射情報の1つとなりうる、照射野変更情報や照射野情報、照射条件情報の1つとなりうる放射線照射条件などの通知は、制御部400を介した通知に限らず、放射線撮像装置100と放射線発生装置300との間で直接通知してもよい。
以下図2のフローチャートも交えて説明する。不図示ではあるが、まずオペレータは制御装置操作UI407により患者情報や透視対象部位、撮影手技の選択をする。放射線撮像装置制御部402はオペレータからの選択を基に放射線撮像装置制御信号(例えばあらかじめフレームレートや画像サイズが決められた撮影モード番号、ABCの輝度情報の算出に使用されるROIの位置情報など)を生成する。そして通信制御部401から放射線撮像装置100の通信部112に放射線撮像装置制御信号を送る。制御部101は通信部112から放射線撮像装置制御信号を受信し、透視の際、放射線撮像装置制御信号のフレームレートに応じた周期で、放射線画像取得部102を制御することで放射線検出部200から放射線画像を取得する。
また放射線発生装置制御部403はオペレータからの選択を基に放射線発生装置制御信号(例えば管電圧kVや管電流mAなど)を生成し、通信制御部401から放射線発生装置300に放射線発生装置制御信号を送る。
放射線発生装置300の放射線曝射準備および放射線撮像装置100の放射線検出準備が完了した後、オペレータが放射線発生装置操作UI302の透視スイッチを押すことで、放射線発生装置300は放射線源301より放射線曝射を開始する。放射線撮像装置100は例えば放射線発生装置300間の専用信号線を通じて放射線照射開始信号を受け、放射線画像の取得動作を開始する。
ステップS201において、制御部101は放射線画像取得部102を制御し、放射線源301から照射された放射線による放射線画像を放射線検出部200から取得する。
その後ステップS202では、制御部101は通信部112に対し、制御部400からの照射野変更情報が到着しているか否かを確認する。照射野変更情報が到着してない場合はステップS203に進む。
ステップS203において、外部制御信号生成部103は放射線画像取得部102で取得した放射線画像(画像データ)の輝度情報(N)算出104を行う。輝度情報(N)算出104では、透視開始前にあらかじめ通信部112にて受信した放射線撮像装置制御信号により設定された図4のROI203内の輝度情報を算出する。輝度情報としては、例えばROI内の画素平均値がある。本実施例のように関心領域であるROIに基づいて輝度情報を算出する場合、ROIは放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報に該当する。つまり、ROIは放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関係して決められる、またはROIの設定によって放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置が決められる。よってROIは放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関係するパラメータ故、照射情報に該当するものとする。
次にステップS204にて外部制御信号生成部103は記憶部108に輝度情報(S)110が存在するか確認する。輝度情報(S)110は照射野狭窄を検出した時に生成される情報であるため、ステップS204において存在しないことがある。存在しない場合はステップS205へ進む。尚、照射野狭窄の検出結果等、照射野狭窄に関する情報は、上記の通り、輝度情報(S)の算出に関わる情報故、照射情報の1つに該当しうる。
ステップS205において、外部制御信号生成部103は記憶部108に輝度情報(N-1)109が存在するかどうかを確認する。輝度情報(N-1)109は外部制御信号生成部103で算出した輝度情報を保持する情報のため、透視を開始したタイミングでは存在しない。輝度情報(N-1)109が存在しない場合はステップS206へ進む。
ステップS206では外部制御信号生成部103はステップS203で算出した輝度情報(N)に基づいた照射条件決定106を行い、放射線発生装置300への照射条件情報のフィードバックを実施する。この際、放射線発生装置300へのフィードバックは放射線発生装置300と放射線撮像装置100間の専用信号線で実施してもよい。放射線発生装置300はこのフィードバックに応じた放射線の出力調整を行う。
その後ステップS207で外部制御信号生成部103は記憶部108の輝度情報(N-1)109に対してステップS203で算出した輝度情報(N)を保存・更新する。
その後ステップS208へ進み、放射線撮像装置100内の制御部101は透視を継続するかを判定する。この時制御部101は、例えば放射線発生装置操作UI302の透視スイッチの状態により生成される透視継続信号の有無を放射線発生装置300と放射線撮像装置100間の専用信号線において判定する。その結果透視を継続しないと判定すれば、外部制御信号生成部103は記憶部108に保持されている輝度情報(N-1)109及び輝度情報(S)110のデータをクリアして透視を終了する。もし透視を継続すると判定すれば、再びステップS201に戻り制御部101は放射線画像取得部102を制御し、放射線検出部301から放射された放射線による放射線画像を放射線検出部200から取得する。
そしてステップS201にて再び放射線画像を取得し、ステップS202にて照射野変更情報が到着してないと判断されると、ステップS203、ステップS204、ステップS205と進む。ここでステップS205においては、1枚目の放射線画像取得時に輝度情報(N-1)109を記憶部108に保存したため、ステップS210へ進む。
ステップS210では外部制御信号生成部103は照射野狭窄検出105を行う。照射野狭窄検出105は、輝度情報(N)と記憶部108に保持されている輝度情報(N-1)109の変動値を計算し、その変動値が第1閾値を超えるか否かで行う。なお、この変動値は例えば輝度情報(N)と輝度情報(N-1)109の差分であり、輝度情報間の差である。この変動値が第1閾値を超えない場合はステップS206へ進む。このようにして照射野狭窄が発生しない場合、2フレーム以降はステップS201、ステップS202、ステップS203、ステップS204、ステップS205、ステップS210、ステップS206、ステップS207、ステップS208、を繰り返す。なお上で述べた照射野狭窄が発生しない期間は図3の0~t1期間に該当する。
ここからは図4も交え、図3のt1~t2期間で示す、ABCにより照射条件が安定したところで照射野狭窄が起き、かつそれに連動した照射情報の1つである照射野変更情報が制御装置400から到着していない場合を説明する。t1においてステップS201にて放射線画像を取得し、ステップS202にて照射野変更情報の到着の有無を確認したとき、照射野変更情報が到着していないのでステップS203へ進む。ステップS203にて輝度情報(N)を算出する。ここで算出される輝度情報(N)は、図4に示すように放射線の照射領域が変更され、ROI203内に放射線が照射されない領域205を含むため、輝度情報輝度情報(N―1)とは大きく異なる。
その後ステップS204にて輝度情報(S)が存在しないことを確認してステップS205へ進む。ステップS205では1フレーム前の画像取得時に算出した輝度情報(N-1)109が記憶部108に存在するためステップS210へ進む。
ステップS210では外部制御信号生成部103は輝度情報(N)と記憶部108に保持されている輝度情報(N-1)109の変動値を計算する。その結果第1閾値を超えると判断されるとステップS211へ進む。
ステップS211では外部制御信号生成部103は記憶部108に保持されている輝度情報(N-1)109を複製したデータとして輝度情報(S)110を生成する。また図2には不図示ではあるがこのタイミングで外部制御信号生成部103は内部時計113の情報を時間情報111として記憶部108に保持する。
その後ステップS212で外部制御信号生成部103はステップS211で生成した輝度情報(S)110のデータに基づいた照射条件決定106を行い、放射線発生装置300への照射条件情報のフィードバックを実施する。なお、同じ輝度情報から決定される照射条件は同じものとする。
その後ステップS207で輝度情報(N-1)109の更新を行い、ステップS208にて透視を継続すると判定すればステップS201にて再び放射線画像を取得する。
その後ステップS202にて照射野変更情報の到着を確認したとき、照射野変更情報が到着していないのでステップS203へ進む。ステップS203にて輝度情報(N)を算出し、その後ステップS204へ進む。
ステップS204にて外部制御信号生成部103は記憶部108に輝度情報(S)110のデータが存在することを確認し、ステップS213へ進む。
ステップS213にて外部制御信号生成部103はステップS203にて算出した輝度情報(N)と記憶部108に存在する輝度情報(S)110の変動値を計算する。その結果第1閾値を超えると判断されるとステップS214へ進む。
ステップS214にて外部制御信号生成部103は内部時計113の情報を取得し、記憶部108に保存されている時間情報111からの経過時間を計算する。つまり、輝度情報を再算出してからの経過時間を計算する。この経過時間が、所定の時間(例えば10msec)を超えていない場合、つまり輝度情報の再算出後所定時間が経過していない場合は、ステップS215へ進む。
ステップS215ではステップS212と同様の処理を行い、ステップS207、ステップS208へ進む。図3のt1からt2の間はステップS201,ステップS202、ステップS203、ステップS204、ステップS213、ステップS214,ステップS215、ステップS207、ステップS208を繰り返す。なお図3のt1からt2の時間は、例として10msecを超えないものとする。これにより、t1からt2の間の照射条件は図6ように一定状態となり、放射線量の増加は起こらない。
続いて、t2以降の処理について述べる。
ステップS201にて放射線画像を取得し、ステップS202にて照射野変更情報の到着を確認したとき、照射野変更情報が到着しているのでステップS216へ進む。
ステップS216にて外部制御信号生成部103は、通信部112を介して受信した放射線撮像装置制御部402からの照射野変更情報に応じて図5に示すROI203からROI206のようなROI変更107を行う。
その後ステップS217にて外部制御信号生成部103は、ステップS216にて変更したROI206内の輝度情報(N)を算出する。以降再びROI変更107が行われるまでは設定されたROI206内の輝度情報を算出する。尚、ステップS216に記載のように、ROIの変更情報は輝度の算出に使用されるので、ROI変更情報は照射情報の1つになりうる。
その後ステップS218にて外部制御信号生成部103は、記憶部108に存在する輝度情報(S)をクリアする。その後ステップS219にて、ステップS206と同様に輝度情報(N)に基づいた照射条件決定106を行い、放射線発生装置300への照射条件情報のフィードバックを実施する。
こうすることで図6に示すように照射野変更情報の通知が遅れているt1からt2期間でも照射条件を一定にでき、それにより放射線量も一定にできる。これにより患者への無効被ばくをなくすことができる。さらにt3にて照射野変更情報が遅れて通知されても、t3以降のABCを精度よく行うことができる。
なお、t1からt2の期間が例えば10msecを超えた場合、つまり輝度情報(S)110の生成から10msecを超えても照射野変更情報が通知されない場合は、ステップS214からステップS220へ進む。この場合は照射野狭窄ではなくオペレータによる照射条件の変更が発生したと判断し、外部制御信号生成部103は記憶部108に存在する輝度情報(S)110をクリアする。その後ステップS221にて、ステップS206と同様に輝度情報(N)に基づいた照射条件決定106を行い、放射線発生装置300への照射条件情報のフィードバックを実施する。
また、t1からt2の期間でもしステップS213による輝度情報の変動値計算結果が第1閾値を超えないと判断された場合も同様にステップS220、ステップS221へ進む。
また、ステップS210及びステップS213で計算する輝度情報変動値は、例えば透視開始時から計測し続ける輝度情報変化の微分値でもよい。この場合、ステップS207では輝度情報(N-1)109を更新するのではなく、順次記憶部108に保存し続ける必要がある。そしてステップS213では記憶部108に記録されている複数輝度情報の変化の微分値を計算し、それが第一閾値を超えるか否かで照射野狭窄を検出してもよい。
また図2のステップS210では、ROI内の輝度情報の変動値が第1閾値を超えるか否かを判定することで照射野狭窄を検出しているが、更に別の条件をもって照射野狭窄を検出してもよい。例えば、図7(a)、(b)のようにROI203の中にこれに内包される小領域208を設け、小領域208内の画素平均値の変動を照射野狭窄の判定に用いてもよい。
この場合図8に示すようにt1において照射野狭窄が起き、かつその照射野変更情報が放射線撮像部に到着していなければ、ROI203内画素平均値は減少するが、小領域208に関しては照射野内にあるため画素平均値は変動しない。ステップS210では、ROI203内の画素平均値の変動値が第1閾値を超え、かつ小領域208内の画素平均値の変動値が第2閾値より小さい場合に照射野狭窄が起きたと判定するような照射野狭窄検出を行う。これを実現するためには、不図示ではあるがステップS203、ステップS217において別途小領域輝度情報(N)を算出する必要があり、ステップS207においては記憶部108に別途小領域輝度情報(N-1)を保存・更新する必要がある。ステップS202にて照射野変更情報の通知を受けた後ステップS216にて更に小領域208の変更を行ってもよい。
ステップS210およびステップS213で用いる第1閾値及び第2閾値については、透視開始前に放射線撮像装置制御部402から送信される放射線撮像装置制御信号に応じて可変な値としてもよい。例えば放射線撮像装置制御信号の1つである撮影モード番号ごとに応じて、もしくはフレームレートに応じて第1閾値及び第2閾値は決定されてもよい。この場合、例えばフレームレートが高い透視での第1閾値及び第2閾値は、フレームレートが低い透視での第1閾値及び第2閾値に比べて低く設定される。
なお、本実施例では照射野狭窄にのみ言及したが、図1の放射線源301と放射線撮像装置100との相対位置が変わることより発生する照射位置変更と、これに伴う照射位置変更情報の通知が遅れる場合にも同様の課題があり、同様の処理により解決可能である。
100 放射線撮像装置
101 制御部
102 放射線画像取得部
103 外部制御信号生成部
104 輝度情報(N)計算
105 照射野狭窄検出
106 照射条件決定
107 ROI変更
108 記憶部
109 輝度情報(N-1)
110 輝度情報(S)
111 時間情報
112 通信部
113 内部時計
200 放射線検出部
300 放射線発生装置
301 放射線源
101 制御部
102 放射線画像取得部
103 外部制御信号生成部
104 輝度情報(N)計算
105 照射野狭窄検出
106 照射条件決定
107 ROI変更
108 記憶部
109 輝度情報(N-1)
110 輝度情報(S)
111 時間情報
112 通信部
113 内部時計
200 放射線検出部
300 放射線発生装置
301 放射線源
Claims (6)
- 放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、
前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置。 - 前記輝度情報は、関心領域を用いて算出されることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 前記関心領域は、第一の関心領域と、該第一の関心領域より小さく且つ第一の関心領域に内包される第二の関心領域とを有し、前記第二関心領域を用いて算出された第二の輝度情報の変動値が閾値を超えない場合、前記照射条件情報を前記放射線発生装置に送信しないことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
- 前記変動は、連続する画像データに基づく輝度情報間の差であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
- 前記変動は、連続する画像データに基づく輝度情報間の微分値であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
- 前記閾値は、前記フレームレートに応じて設定されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
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