JP2023078524A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランスの強度の低下を抑制する。【解決手段】コネクタ10は、端子金具20と、ハウジング50と、を備える。ハウジング50は、延設面57を有している。延設面57は、キャビティ51の幅方向の外側に形成され、高さ方向の一方側を向く。ランス52は、規制部60と、張出部61と、を有している。張出部61は、幅方向において規制部60から延設面57が位置する側に張り出す。張出部61は、延設面57に対し、高さ方向に一方側から対向する対向面(例えば第1対向面64)を有している。【選択図】図4

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、ハウジングと、ランスとを備える。ハウジングは、端子金具を後方から挿入可能なキャビティを有する。ランスは、前方へ片持ち状に突出する形態とされている。ランスは、キャビティ内に端子金具が挿入される過程では、端子金具と当接して撓み変形させられ、キャビティ内に端子金具が正規挿入された状態では、復帰方向に変位して端子金具を後方から抜け止め保持する。
この構成では、端子金具に後方への引っ張り力が作用した場合、ランスが端子金具の挿入過程で撓み変形する方向とは逆方向に撓み変形したときに、ランスが座屈して端子金具の後方への移動を規制する力が低下することが懸念される。そこで、特許文献1では、以下の構成がとられている。すなわち、キャビティの内壁には、内壁両側面から突出した規制部が形成されており、ランスの両側縁には、当接部が張り出して形成されている。そして、ランスが上記逆方向に撓み変形しようとすると、ランスの当接部が規制部に当接してランスのそれ以上の撓み動作が規制される。したがって、上記構成によれば、ランスの座屈が生じにくくなり、端子金具の後方への移動を規制する力の低下を抑制し得る。
特開2012-216344号公報
しかし、特許文献1の技術では、キャビティの内壁両側面から突出した一対の規制部によってランスの撓み動作を規制しているため、部分的にランスの幅寸法が小さくなってしまう。その結果、ランスの強度(係止力)が低下してしまう。
そこで、本開示は、ランスの強度の低下を抑制し得る技術を提供する。
本開示のコネクタは、端子金具と、ハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前後方向に延びるキャビティと、前記キャビティの高さ方向の一方側に形成され、前記高さ方向に撓み変形可能なランスと、前記キャビティの幅方向の外側に形成され、前記高さ方向の前記一方側を向く延設面と、を有し、前記端子金具は、前記キャビティ内に配置される端子本体を有し、前記端子本体は、前記高さ方向の前記一方側に係止部を有し、前記ランスは、前記高さ方向の前記一方側から前記キャビティ内に突出し、前記係止部に対して後方から係止可能な規制部と、前記幅方向において前記規制部から前記延設面が位置する側に張り出す張出部と、を有し、前記張出部は、前記延設面に対し、前記高さ方向の前記一方側から対向する対向面を有している。
本開示によれば、ランスの強度の低下を抑制し得る。
図1は、実施形態1のコネクタの斜視図である。 図2は、端子金具の前側部分を側方から見た斜視図である。 図3は、端子金具がキャビティ内に配置された状態を示す側断面図である。 図4は、図3のA-A線断面図である。 図5は、図4から端子金具を除いた状態を示す断面図である。 図6は、図5に示す状態からランスが上方に撓み変形して延設面に接触した状態を示す断面図である。 図7は、コネクタの正面図である。 図8は、キャビティ内に配置された端子金具の係止部とランスとの位置関係を示す側断面図である。 図9は、図8に示す状態から端子金具が後方へ移動し、係止部がランスに接触した状態を示す側断面図である。 図10は、図9に示す状態から更に端子金具が後方へ移動した状態を示す側断面図である。 図11は、キャビティ内に配置された端子金具の係止部とランスとの位置関係を示す底断面図である。 図12は、図11に示す状態から端子金具が後方へ移動し、係止部がランスに接触した状態を示す底断面図である。 図13は、図12に示す状態から更に端子金具が後方へ移動した状態を示す底断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子金具と、ハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前後方向に延びるキャビティと、前記キャビティの高さ方向の一方側に形成され、前記高さ方向に撓み変形可能なランスと、前記キャビティの幅方向の外側に形成され、前記高さ方向の前記一方側を向く延設面と、を有し、前記端子金具は、前記キャビティ内に配置される端子本体を有し、前記端子本体は、前記高さ方向の前記一方側に係止部を有し、前記ランスは、前記高さ方向の前記一方側から前記キャビティ内に突出し、前記係止部に対して後方から係止可能な規制部と、前記幅方向において前記規制部から前記延設面が位置する側に張り出す張出部と、を有し、前記張出部は、前記延設面に対し、前記高さ方向の前記一方側から対向する対向面を有している。
上記コネクタでは、キャビティ内に配置された端子金具に後方への力が作用した場合に、端子金具の係止部に対して規制部が後方から係止する。このとき、ランスが係止部に押されて高さ方向の他方側(端子金具側)に撓み変形したとしても、ランスの対向面が延設面に接触することで、それ以上の撓み変形が規制される。しかも、対向面及び延設面は、キャビティの幅方向の外側に配置されている。ゆえに、ランスの幅寸法を小さくする必要がないため、ランスの強度(係止力)の低下を抑制することができる。
(2)前記ハウジングは、前記ハウジングの前端に配置される前壁と、前記前壁における前記高さ方向の前記一方側の端縁で区画される前記ランスの型抜き孔と、を有し、前記ランスは、前記型抜き孔を通して前方から視認可能であり、前記前壁は、前記キャビティと連通する位置に、全周が閉じたタブ挿通孔を有していてもよい。
従来のコネクタでは、ランスの型抜き孔がタブ挿通孔に連通して形成される。この構成では、タブ挿通孔の周方向の一部が欠けてしまうため、別途、全周が閉じたタブ挿通孔を有するフロント部材が取り付けられることが一般的である。しかし、別途フロント部材を設ける構成では、部品点数の増加につながる。この点、上記コネクタは、ランスが端子金具の後方への移動を規制する力を高めたことで、ランスがキャビティ側へ張り出すことを抑え、ランスの型抜き孔を前壁における高さ方向の一方側の端縁で区画することが可能となり、タブ挿通孔の全周が閉じた形状とされている。したがって、上記コネクタは、別途フロント部材を設ける必要がなく、部品点数の増加を抑制し得る。
(3)前記延設面は、前記キャビティの前記幅方向の外側の一方側のみに形成され、前記張出部は、前記規制部から前記延設面が位置する前記幅方向の前記一方側のみに張り出していてもよい。
上記コネクタは、延設面及び張出部が幅方向の一方側のみに設けられるため、延設面及び張出部が両側に設けられる構成と比較して、ハウジングの幅方向の大型化を抑制し得る。
(4)前記規制部は、前方を向く規制面と、前記幅方向の前記一方側において前記規制面から後方に凹む凹部と、を有し、前記係止部は、前記規制面に接触した状態で、前記幅方向の前記一方側において前記凹部に嵌まり込むことが可能であってもよい。
上記張出部が幅方向の一方側のみに配置される構成においては、ランスが他方側へずれると、対向面と延設面との接触面積が減少して、ランスの撓み変形を規制する力が低下してしまう。この点、上記コネクタは、端子金具に後方への力が作用して、ランスの規制面が係止部に接触した場合に、係止部における幅方向の一方側の端部が凹部に嵌まることで、端子金具の前端部が幅方向の一方側に振れる。この状態で、更に端子金具に後方への力が作用すると、ランスが幅方向の一方側に引き寄せられる。したがって、上記コネクタは、ランスの幅方向の他方側へのずれを抑制し、ランスの撓み変形を規制する力の低下を抑制し得る。
(5)前記ランスは、前記対向面と交差して前記幅方向の前記一方側を向く第2対向面を有し、前記第2対向面は、前記対向面が前記延設面に接触した状態で、前記キャビティにおける前記幅方向の前記一方側の内面に対向して配置されていてもよい。
上記コネクタによれば、ランスの対向面が延設面に接触した状態で、ランスが幅方向の一方側に撓み変形しても、第2対向面がキャビティにおける幅方向の一方側の内面に接触することで、それ以上の撓み変形が規制される。したがって、上記コネクタは、ランスの幅方向の位置を安定させることができ、その結果、端子金具の後方への移動をより安定的に規制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
図1には、実施形態1のコネクタ10が開示されている。コネクタ10は、図示しない相手側コネクタと嵌合する。以下の説明では、コネクタ10が相手側コネクタに嵌合する方向をコネクタ10の前方とし、その反対方向をコネクタ10の後方とする。図3~図10の上下方向をコネクタ10の上下方向とする。コネクタ10を前方から見たときの左右方向をコネクタ10の左右方向とする。なお、本実施形態では、下方が「高さ方向の一方側」に相当し、上方が「高さ方向の他方側」に相当し、右方が「幅方向の一方側」に相当し、左方が「幅方向の他方側」に相当する。
<コネクタ10の構成>
コネクタ10は、図1に示すように、端子金具20と、ハウジング50と、を備えている。
端子金具20は、複数(本実施形態では9本)設けられている。図1及び図7においては、6本省略して、3本のみ記載されている。端子金具20は、雌型であり、導電性を有する。端子金具20は、金属板を曲げ加工して形成されている。端子金具20は、図2及び図3に示すように、端子本体21と、電線接続部22と、を有している。
端子本体21は、図2及び図3に示すように、前後方向に延びる形態をなしている。端子本体21は、筒部23と、弾性接触部24と、係止部25と、誤挿入防止突起26,27と、を有している。
筒部23は、図2及び図3に示すように、前後方向に延びる筒状(より具体的には角筒状)をなしており、前後両側に開口している。
弾性接触部24は、図3に示すように、筒部23内に配置されている。弾性接触部24は、図1に示すように、前端部が筒部23を構成する下側の板部に連結されており、後方に向けて片持ち状に延びる形態をなしている。弾性接触部24は、コネクタ10が図示しない相手側コネクタに嵌合された場合に、図示しない相手側端子金具に電気的に接続される。
係止部25は、図2~図4に示すように、端子本体21の下端側に設けられている。係止部25は、筒部23の下面から下方に突出した形態をなしている。係止部25は、第1突出部31と、第2突出部32と、連結部33と、を有している。第1突出部31及び第2突出部32は、それぞれ端子本体21の下面から下方に突出した形状をなしている。第1突出部31及び第2突出部32は、互いに左右方向に間隔をあけて配置されている。第1突出部31は、第2突出部32よりも右方に配置されている。第1突出部31は、係止部25の右端部に設けられ、第2突出部32は、係止部25の左端部に設けられている。第2突出部32は、後方に向けて下方に傾斜する第2後面部32Aを有している。第1突出部31は、第2後面部32Aよりも急な傾斜角度で後方に向けて下方に傾斜する第1後面部31Aを有している。第2後面部32Aは、第1後面部31Aよりも前方に配置されている。連結部33は、第1突出部31及び第2突出部32の下端部同士を連結している。
誤挿入防止突起26,27は、図3に示すように、係止部25よりも後方に配置されている。誤挿入防止突起26は、筒部23の下面から下方に突出した形態をなしている。誤挿入防止突起27は、筒部23の上面から上方に突出した形態をなしている。端子金具20がキャビティ51内に上下逆向きで挿入された場合、誤挿入防止突起26,27がキャビティ51内の段差に接触して端子金具20の挿入が規制される。
電線接続部22は、図3に示すように、誤挿入防止突起26,27よりも後方に配置されている。電線接続部22には、圧着等によって電線80の導体81が電気的に接続される。
ハウジング50は、合成樹脂製であり、絶縁性を有する。ハウジング50は、図3に示すように、キャビティ51と、ランス52と、を有している。キャビティ51は、前後方向に延びる形態をなしている。キャビティ51は、ハウジング50の後方に開口しており、後方から端子金具20が挿入可能とされている。
キャビティ51は、左右方向及び上下方向に並んで複数設けられている。キャビティ51の内壁面は、図4及び図5に示すように、ランス対向面53と、第1側面54と、第2側面55と、を有している。ランス対向面53は、上方からランス52に対向している。ランス52と、ランス対向面53との間には、端子金具20の筒部23が配置される。
第1側面54及び第2側面55は、図5に示すように、左右方向に互いに対向している。第1側面54は、キャビティ51の右側の内壁面を構成しており、左方を向いている。第2側面55は、キャビティ51の左側の内壁面を構成しており、右方を向いている。第1側面54と、第2側面55との間には、端子金具20の端子本体21(より具体的には筒部23)が配置される。第1側面54及び第2側面55の上端部は、ランス対向面53を介して互いに連結されている。第1側面54及び第2側面55の下端部は、下方に向かって開口した開口部56を形成している。なお、第1側面54が「キャビティ51における幅方向の一方側の内面」の一例に相当する
ハウジング50は、図4及び図5に示すように、延設面57を有している。延設面57は、キャビティ51の左右方向の外側に形成されている。つまり、延設面57は、第1側面54の右方に形成されている。延設面57は、下方を向いた状態で配置されている。延設面57は、第1側面54と交差している。延設面57の左端部は、第1側面54の下端部に連なっている。
ランス52は、図3に示すように、キャビティ51の下端側に配置されており、上下方向に撓み変形可能である。ランス52は、前方に向けて片持ち状に延びる形態をなしている。ランス52は、キャビティ51内に突出している。ランス52は、図4に示すように、規制部60と、張出部61と、を有している。
規制部60は、図3に示すように、上方からキャビティ51内に突出し、係止部25に対して後方から係止可能である。規制部60は、図4に示すように、左右方向において第1側面54と第2側面55との間に配置されている。規制部60は、図3に示すように、キャビティ51内に配置された端子金具20の係止部25の後方に配置されている。規制部60は、後方へ移動する端子金具20の係止部25に接触することで、端子金具20の後方への移動を規制する。規制部60は、図8及び図11に示すように、規制面62と、凹部63と、を有している。
規制面62は、左右方向において規制部60の中央部から左端部にかけて形成されている。規制面62は、前方を向く第1面62Aと、第1面62Aの下端から後方に向けて下方に傾斜する第2面62Bと、第1面62Aと第2面62Bとによって形成される角部62Cと、を有している。第1面62Aは、後方から係止部25の第2後面部32Aに対向する。
凹部63は、規制部60の右端部において規制面62から後方に凹んだ形態をなしている。凹部63は、規制面62の右側において規制面62に対して段差状に形成されている。凹部63の奥面63Aは、図8に示すように、係止部25の第1後面部31Aに対し後方から対向する。
張出部61は、図5に示すように、規制部60から右方に張り出しており、第1側面54よりも右方まで張り出している。張出部61は、延設面57と上下方向に対向する第1対向面64を有している。第1対向面64は、「対向面」の一例に相当する。第1対向面64は、ランス52が上方に撓み変形した場合に延設面57に接触可能である。第1対向面64が延設面57に接触すると、それ以上のランス52の上方への撓み変形が規制される。張出部61は、規制部60の右側のみに設けられている。つまり、左右方向において、ランス52の中心は、キャビティ51の中心に対して右方にオフセットされている。
ランス52は、図5に示すように、第2対向面65を有している。第2対向面65は、右方を向いている。第2対向面65は、第1対向面64に交差している。第2対向面65の下端部は、第1対向面64の左端部に連なっている。第2対向面65は、図6に示すように、第1対向面64が延設面57に接触した状態において、第1側面54と左右方向に対向する。ランス52は、右方に撓み変形したとしても、第2対向面65が第1側面54に接触することで、それ以上の撓み変形が規制される。
ハウジング50は、図3及び図7に示すように、前壁70と、タブ挿通孔71と、ランス52の型抜き孔72と、仕切り壁73と、を有している。前壁70は、ハウジング50の前端に配置されている。前壁70は、キャビティ51の前方に配置されており、キャビティ51内に配置された端子金具20の前方への移動を規制する。タブ挿通孔71は、前壁70を前後方向に貫通し、キャビティ51に連通している。タブ挿通孔71は、全周が閉じた形態をなしている。タブ挿通孔71は、前方に向けて拡開したテーパ面74を有している。テーパ面74は、タブ挿通孔71の全周に亘って形成されている。ランス52の型抜き孔72は、タブ挿通孔71の下方に配置されている。ランス52の型抜き孔72は、前壁70の下端縁で区画されている。ランス52の型抜き孔72は、ランス52を形成する型を抜く際に形成される孔である。ランス52は、ランス52の型抜き孔72を通して前方から視認可能である。仕切り壁73は、タブ挿通孔71とランス52の型抜き孔72との間を仕切る壁である。
<コネクタ10の作用及び効果>
ハウジング50のキャビティ51内には、後方から端子金具20が挿入される。キャビティ51内に端子金具20が挿入される過程において、ランス52は、端子金具20に押されて下方に撓み変形する。ランス52は、端子金具20が正規挿入位置に到達すると、自身の弾性力によって元の形状に復帰する。これにより、図8及び図11に示すように、端子金具20がキャビティ51内に配置され、ランス52の規制部60が端子金具20の係止部25の後方に配置される。
端子金具20がキャビティ51内に配置された状態において、端子金具20に接続される電線80が後方に引っ張られた場合、端子金具20に後方の力が作用する。そして、端子金具20が後方へ移動すると、図9及び図12に示すように、端子金具20の係止部25が、ランス52に接触する。より具体的には、係止部25の第2後面部32Aが、規制部60の角部62Cに接触する。これにより、端子金具20の後方への移動が規制される。
更に、端子金具20に後方の力が作用すると、ランス52が係止部25から押されて上方に撓み変形する。そして、図10に示すように、ランス52の第1対向面64が延設面57に接触すると、ランス52のそれ以上の撓み変形が規制される。しかも、ランス52の上方への撓み変形を規制する第1対向面64及び延設面57は、キャビティ51の左右方向の外側(より具体的には、第1側面54よりも右方)に配置されている。ゆえに、ランス52の幅寸法を小さくする必要がないため、ランス52の強度(係止力)の低下を抑制することができる。したがって、コネクタ10は、ランス52の強度(係止力)の低下を抑制しつつ、端子金具20の後方への移動を規制するランス52の撓み変形を抑制し得る。
更に、コネクタ10は、張出部61が右方のみに設けられるため、張出部61が両側に設けられる構成と比較して、ハウジング50の左右方向の大型化を抑制し得る。
但し、張出部61が右側のみに配置される構成においては、ランス52が左方へずれると、第1対向面64と延設面57との接触面積が減少して、ランス52の撓み変形を規制する力が低下してしまう。この点、コネクタ10は、端子金具20に後方への力が作用して、ランス52が係止部25に接触した場合に、図13に示すように、係止部25の右端部がランス52の凹部63に嵌まり込むことで、端子金具20の前端部が右方に振れる。この状態で、更に端子金具20に後方への力が作用すると、ランス52が右方に引き寄せられる。したがって、コネクタ10は、ランス52の左方へのずれを抑制し、ランス52の撓み変形を規制する力の低下を抑制し得る。
しかし、上述した構成では、ランス52が右方に撓み変形することで、ランス52が端子金具20の後方への移動を規制する機能が安定しなくなることが懸念される。この点、ランス52は、第1対向面64が延設面57に接触した状態において、第1側面54を左右方向に対向する第2対向面65を有している。このため、ランス52の第1対向面64が延設面57に接触した状態でランス52が右方に撓み変形しても、第2対向面65が第1側面54に接触することで、それ以上の撓み変形が規制される。したがって、コネクタ10は、ランス52の左右方向の位置を安定させることができ、その結果、端子金具20の後方への移動をより安定的に規制することができる。
このような構成により、ランス52は、端子金具20の後方への移動を規制する力が高められており、キャビティ51側への張り出しが抑えられている。そして、型抜き孔72が、型抜き孔72を前壁70の下端縁で区画し、タブ挿通孔71の全周が閉じた形状とされている。したがって、コネクタ10によれば、全周が閉じたタブ挿通孔を有するフロント部材を別途設ける必要がなく、部品点数の増加を抑制し得る。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
(1)上記実施形態では、張出部が規制部の右側のみに設けられる構成であったが、左右両側に設けられる構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、仕切り壁が設けられる構成であったが、仕切り壁が設けられない構成であってもよい。つまり、ランスの型抜き孔がタブ挿通孔に連通する構成であってもよい。言い換えると、ランスの型抜き孔がランスとタブ挿通孔の両方の型抜き孔として構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、ランスが凹部を有する構成であったが、凹部を有さない構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、ランスが第1側面と左右方向に対向する第2対向面を有する構成であったが、第2対向面を有さない構成であってもよい。例えば、張出部が、規制部との間に段差を有さない構成であってもよい。
(5)上記実施形態では、第2対向面が第1対向面に対して交差する構成であったが、交差しない構成であってもよい。例えば、第2対向面と第1対向面との間に段差が設けられていてもよい。
10…コネクタ
20…端子金具
21…端子本体
22…電線接続部
23…筒部
24…弾性接触部
25…係止部
26…誤挿入防止突起
27…誤挿入防止突起
31…第1突出部
31A…第1後面部
32…第2突出部
32A…第2後面部
33…連結部
50…ハウジング
51…キャビティ
52…ランス
53…ランス対向面
54…第1側面(キャビティにおける幅方向の一方側の内面)
55…第2側面
56…開口部
57…延設面
60…規制部
61…張出部
62…規制面
62A…第1面
62B…第2面
62C…角部
63…凹部
63A…奥面
64…第1対向面(対向面)
65…第2対向面
70…前壁
71…タブ挿通孔
72…ランスの型抜き孔
73…仕切り壁
74…テーパ面
80…電線
81…導体

Claims (5)

  1. 端子金具と、ハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、
    前後方向に延びるキャビティと、
    前記キャビティの高さ方向の一方側に形成され、前記高さ方向に撓み変形可能なランスと、
    前記キャビティの幅方向の外側に形成され、前記高さ方向の前記一方側を向く延設面と、を有し、
    前記端子金具は、前記キャビティ内に配置される端子本体を有し、
    前記端子本体は、前記高さ方向の前記一方側に係止部を有し、
    前記ランスは、
    前記高さ方向の前記一方側から前記キャビティ内に突出し、前記係止部に対して後方から係止可能な規制部と、
    前記幅方向において前記規制部から前記延設面が位置する側に張り出す張出部と、を有し、
    前記張出部は、前記延設面に対し、前記高さ方向の前記一方側から対向する対向面を有している、コネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記ハウジングの前端に配置される前壁と、前記前壁における前記高さ方向の前記一方側の端縁で区画される前記ランスの型抜き孔と、を有し、
    前記ランスは、前記型抜き孔を通して前方から視認可能であり、
    前記前壁は、前記キャビティと連通する位置に、全周が閉じたタブ挿通孔を有している、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記延設面は、前記キャビティの前記幅方向の外側の一方側のみに形成され、
    前記張出部は、前記規制部から前記延設面が位置する前記幅方向の前記一方側のみに張り出している、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記規制部は、前方を向く規制面と、前記幅方向の前記一方側において前記規制面から後方に凹む凹部と、を有し、
    前記係止部は、前記規制面に接触した状態で、前記幅方向の前記一方側において前記凹部に嵌まり込むことが可能である、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ランスは、前記対向面と交差して前記幅方向の前記一方側を向く第2対向面を有し、
    前記第2対向面は、前記対向面が前記延設面に接触した状態で、前記キャビティにおける前記幅方向の前記一方側の内面に対向して配置される、請求項3又は請求項4に記載のコネクタ。
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