JP2023075795A - 搬送部材、搬送装置、粉体供給容器および粉体利用装置 - Google Patents

搬送部材、搬送装置、粉体供給容器および粉体利用装置 Download PDF

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Abstract

【課題】粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、その軸に軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部とを備えた搬送部材に比べて、粉体が高湿高温の影響や移送時の振動の影響を受けることがあっても粉体の搬送能力が低下することを抑制できる搬送部材等を提供する。【解決手段】搬送部材は、粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、軸に当該軸から遠ざかる方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第1スリットと可撓性を有するフィルムからなる第1搬送部と、軸に当該軸から第1搬送部とは反対の方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第2スリットと可撓性を有するフィルムからなる第2搬送部と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、搬送部材、搬送装置、粉体供給容器および粉体利用装置に関するものである。
特許文献1には、粉体が収容された容器内で回転する回転部材と、一端が回転部材に固定され、自由端である他端が容器の内壁と接触して撓み、かつ、他端の側を始端として回転部材に向けて斜めに延びて終端となる切込みが回転部材の軸線方向に複数形成されたフィルムからなる接触部材と、回転部材に軸線方向に複数設けられ、回転部材から容器の内壁に向けて突出し、粉体を撹拌する突出部と、を備える粉体搬送部材が記載されている。
特許文献2には、現像剤を収容する収容室と、その収容室に回転可能に設けられる回転軸と、その回転軸に取り付けられ、回転軸と直交する方向の端縁から回転軸に向けて延びるスリットが形成されたフィルムからなる可撓性部材と、回転軸に沿う方向の一端部および他端部の少なくとも一方に設けられ、回転軸と直交する方向に延びる支柱と、を備える現像剤カートリッジ等が記載されている。
また、現像剤のトナーを撹拌して搬送するアジテータとして、軸本体と、軸本体の径方向一方側に固定されたフィルム保持部材と、フィルム保持部材に貼り付けされた可撓性部材としてのフィルムと、軸本体の径方向他方側(フィルム保持部材と反対側)に固定された第2フィルム保持部材と、第2フィルム保持部材に貼り付けられた可撓性部材としてのフィルムと、第2フィルム保持部材に固定されたワイパ保持部材と、を備えるアジテータが例示されている。
特許文献3には、トナーを撹拌して搬送するアジテータとして、回転軸に、矩形のフィルムをインサート成形させて一体化して得られた部材を用いたトナー補給装置が記載されている。
特許第6547340号公報(請求項1、段落0051-0055,図1-5) 特許第4661625号公報(請求項1、段落0046,0051-0053、図2-4,20) 特開平10-301377号公報(請求項1、段落0008-0010、図1-2)
この発明は、粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、その軸に軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部とを備えた搬送部材に比べて、粉体が高湿高温の影響や移送時の振動の影響を受けることがあっても粉体の搬送能力が低下することを抑制できる搬送部材や、その搬送部材を用いた搬送装置、粉体供給容器および粉体利用装置を提供するものである。
この発明(1)は、
粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、
前記軸に当該軸から遠ざかる方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第1スリットと可撓性を有する第1フィルムからなる第1搬送部と、
前記軸に当該軸から前記第1搬送部とは反対の方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第2スリットと可撓性を有する第2フィルムからなる第2搬送部と、
を備える搬送部材である。
この発明(2)は、上記発明(1)の搬送部材において、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記軸のうち当該軸の軸心を通らない部分に設けられている搬送部材である。
この発明(3)は、上記発明(2)の搬送部材において、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記軸のうち前記軸心から同じ側にずれた部分に設けられている搬送部材である。
この発明(4)は、上記発明(1)の搬送部材において、
前記第2搬送部は、前記第2フィルムの前記軸から突出する長さが前記第1搬送部のそれよりも短い搬送部材である。
この発明(5)は、上記発明(4)の搬送部材において、
前記第1搬送部は、前記第1フィルムが前記通路に接触する長さを有している搬送部材である。
この発明(6)は、上記発明(1)の搬送部材において、
前記第1スリットと前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延び始める始端が当該軸を挟んでかつ軸方向において互いにずれた位置関係に配置されている搬送部材である。
この発明(7)は、上記発明(6)の搬送部材において、
前記第1スリットと前記第2スリットは、前記始端の隣り合う間隔が互いに同じである搬送部材である。
この発明(8)は、上記発明(1)の搬送部材において、
前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延びる長さが前記第1スリットのそれと同等以上の長さである搬送部材である。
この発明(9)は、上記発明(8)の搬送部材において、
前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延び終えた終端の当該軸までの距離が前記第1スリットのそれと同等以下の距離である搬送部材である。
この発明(10)は、上記発明(1)から(9)のいずれの搬送部材において、
前記第1フィルムと前記第2フィルムは、1枚のフィルムで構成されている搬送部材である。
また、この発明(11)は、
粉体が搬送される通路を有する通路体と、
前記通路体に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材を回転させる駆動部と、
を備え、
前記搬送部材は、上記発明(1)から(10)のいずれかの搬送部材で構成されている搬送装置である。
この発明(12)は、上記発明(11)の搬送装置において、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される搬送装置である。
また、この発明(13)は、
収容された粉体が排出口にむけて搬送される通路を有する容器本体と、
前記容器本体の通路に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
を備え、
前記搬送部材は、上記発明(1)から(10)のいずれかの搬送部材で構成されている粉体供給容器である。
この発明(14)は、上記発明(13)の粉体供給容器において、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される粉体供給容器である。
さらに、この発明(15)は、
粉体が利用される機能部と、
前記機能部に供給される粉体が通路を通して搬送される供給部と、
前記供給部の通路に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材を回転させる駆動部と、
を備え、
前記搬送部材は、上記発明(1)から(10)のいずれかの搬送部材で構成されている粉体利用装置である。
この発明(16)は、上記発明(15)の粉体利用装置において、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される粉体利用装置である。
上記発明(1)の搬送部材によれば、粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、その軸に軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部とを備えた搬送部材に比べて、粉体が高湿高温の影響や移送時の振動の影響を受けることがあっても粉体の搬送能力が低下することを抑制できる。
上記発明(2)によれば、第1搬送部と第2搬送部が軸のうち軸心を通る部分に設けられている場合に比べて、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムの取り付け性の確保と軸の剛性の確保を両立させること。
上記発明(3)によれば、第1搬送部と第2搬送部が軸のうち軸心を挟んで異なる側のずれた部分に設けられている場合に比べて、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムを、軸を挟んで非対称に撓ませた状態にさせやすくなる。
上記発明(4)によれば、第2搬送部の第2フィルムの軸から突出する長さが第1搬送部のそれと同じである場合に比べて、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムが軸の回転方向の上流側に反り返るように撓ませた状態を異ならせてほぼ同等の搬送性能を得ることができる。
上記発明(5)によれば、第1搬送部の第1フィルムが通路に接触しない長さを有する場合に比べて、粉体の搬送性能が得られやすくなる。
上記発明(6)によれば、第1スリットと第2スリットの軸に近づくよう延び始める始端どうしが当該軸を挟んでかつ軸方向において互いに同じ位置関係になるよう配置されている場合に比べて、粉体を搬送すべき方向に順送りするような搬送を行いやすくなる。
上記発明(7)によれば、第1スリットと第2スリットの各始端の隣り合う間隔が互いに異なる場合に比べて、粉体を順送りするような搬送を、変動の発生を抑えて行うことができる。
上記発明(8)によれば、第2スリットの軸に近づくよう延びる長さが第1スリットのそれよりも短い場合に比べて、第2搬送部による粉体の搬送性能が得られやすくなる。
上記発明(9)によれば、第2スリットの軸に近づくよう延び終えた端部の軸との距離が第1スリットのそれよりも長い場合に比べて、第2搬送部による粉体の搬送性能が得られやすくなる。
上記発明(10)によれば、第1フィルムと第2フィルムが別々のフィルムで構成されている場合に比べて、組み立て工数とコストの低減化を図りやすくなる。
また、上記発明(11)の搬送装置によれば、搬送部材が、軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部を備えた搬送部材である場合に比べて、粉体が高湿高温の影響や振動の影響を受けても粉体の搬送能力が低下することを抑制して粉体の搬送を行うことができる。
上記発明(12)によれば、搬送部材を、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムが軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用しない場合に比べて、搬送部材による粉体の搬送性能が得られやすくなる。
また、上記発明(13)の粉体供給容器によれば、搬送部材が、軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部を備えた搬送部材である場合に比べて、粉体が高湿高温の影響や振動の影響を受けても粉体の搬送能力が低下することを抑制して粉体を排出口に搬送することができる。
上記発明(14)によれば、搬送部材を、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムが軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用しない場合に比べて、搬送部材による粉体の搬送性能が得られやすくなる。
さらに、上記発明(15)の粉体利用装置によれば、搬送部材が、軸から遠ざかる1つの方向にのみ突出して設けられ、その軸に近づくよう傾斜して延びる複数のスリットと可撓性を有するフィルムからなる搬送部を備えた搬送部材である場合に比べて、粉体が高湿高温の影響や振動の影響を受けても粉体の搬送能力が低下することを抑制して機能部に供給する予定の粉体を搬送することができる。
上記発明(16)によれば、搬送部材を、第1搬送部の第1フィルムと第2搬送部の第2フィルムが軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用しない場合に比べて、搬送部材による粉体の搬送性能が得られやすくなる。
第1の実施形態に係る粉体供給容器および搬送部材の概略図である。 粉体供給容器の粉体を搬送するときの状態をその側方から見たときの断面図である。 図1における搬送部材のIII-III線に沿う断面図である。 図2の粉体供給容器のIV-IV線に沿う断面図である。 搬送部材を分解した状態の斜視図である。 搬送部材の軸と搬送部を構成するフィルムとの側面図である。 搬送部材の第1搬送部および第2搬送部の搬送時の状態の斜視図である。 (A)は試験1の実施例のストレス無しの場合の測定結果を示すグラフ図、(B)は実施例のストレス有りの場合の測定結果を示すグラフ図である。 (A)は試験1における比較例の搬送部材の側面図、(B)は(A)の搬送部材のB-B線に沿う断面図である。 (A)は試験1の比較例のストレス無しの場合の測定結果を示すグラフ図、(B)は比較例のストレス有りの場合の測定結果を示すグラフ図である。 (A)は試験2の測定結果を集約した結果を示すグラフ図、(B)は試験2で用意した搬送部材の搬送部の突出する長さの関係を示す概念図である。 試験2の各突出長さの差の場合における測定結果を示すグラフ図である。 試験2の各突出長さの差の場合における他の測定結果を示すグラフ図である。 第2の実施形態に係る搬送装置をその側方から見たときの概略断面図である。 図14のXV-XV線に沿う断面図である。 第3の実施形態に係る粉体利用装置の概要図である。 図16の粉体利用装置の一部の概要図である。 粉体利用装置の変形例の概要図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態.
図1は、この発明の第1の実施形態に係る搬送部材を用いた粉体供給容器5を構成する部品を示す概略図である。図2は、粉体供給容器5の粉体を搬送するときの状態を示す側方断面図である。図3は図1における搬送部材の断面図であり、図4は図2の粉体供給容器5の断面図である。
<粉体供給容器>
粉体供給容器5は、図1や図3に示されるように、収容された粉体19が排出口53にむけて搬送される通路52を有する容器本体50と、容器本体50の通路52に回転可能に配置されて粉体19を搬送する搬送部材1Aとを備えている。
第1の実施形態に係る粉体供給容器5は、粉体19の一例である現像剤(トナー)を収容して供給する容器として構成されている。粉体19は、後述する軸10と、フィルムからなる第1搬送部20と、フィルムからなる第2搬送部30とを備えた搬送部材1A等により搬送することが可能な粉状の物質であればよい。
また、粉体供給容器5は、その現像剤を利用する装置の装着部に対して着脱自在に装着して使用する形式の容器としても構成されている。このため、粉体供給容器5は、いわゆるトナーカートリッジと称することもできる。
はじめに、容器本体50は、両端が開口する円筒状の本体部51と、本体部51の一端の開口部を塞ぐ蓋部54と、本体部51の他端の開口部を閉じる閉鎖部55と、本体部51の他端側の下部に設ける粉体の排出口53を開閉する開閉蓋56とを備えている。
本体部51は、内部に通路52が設けられている。通路52は、断面が円形からなる円柱状の空間部分として形成されている。この通路52には、粉体19である現像剤が所要の量だけ予め充填されて収容される。開閉蓋56は、粉体供給容器5の装着部への装着時に排出口53を開けた状態にする一方で、粉体供給容器5の装着部からの取り外し時に排出口53を閉じた状態にするよう構成されている。
蓋部54は、例えば、本体部51の通路52内に粉体19を充填するときに取り外されて本体部51の一端を開放し、その充填後に取り付けられて本体部51の一端を塞ぐよう使用される。また、蓋部54は、その内側の中央部に、搬送部材1Aの軸10の一端部を嵌め入れて回転可能に支持する支持孔57aを有する第1軸受部57が設けられている。
閉鎖部55は、本体部51の他端から少し内側に入り込んだ位置に設けられている。これにより、閉鎖部55は、本体部51の他端から内側に窪んだ凹部51bを形成している。また、閉鎖部55は、その中央部に、搬送部材1Aの軸10の他端部を嵌め入れて回転可能に支持する第2軸受部58が設けられている。閉鎖部55は、本体部51の一部として設けられるか、あるいは本体部51とは別の部材を取り付けることで設けられる。
<搬送部材>
次に、搬送部材1Aは、図1から図3等に示されるように、粉体19が搬送される通路52に回転可能に配置される軸10と、軸10の軸方向Cにわたって当該軸10から遠ざかる方向P1に突出して設けられる第1フィルム21からなる第1搬送部20と、軸10に当該軸10から第1搬送部20とは反対の方向P2に突出して設けられる第2フィルム31からなる第2搬送部30とを備えている。
上記反対の方向P2は、遠ざかる方向P1に対して180°の角度をなす方向に限らず180°±45°の範囲内の角度をなす方向を含む。
軸10は、図1に示されるように、容器本体50における通路52の長手方向B、言い換えれば粉体19を搬送する搬送方向Trに沿うように延びる棒状の部材である。
この軸10は、その一端10bが上記第1軸受部57に回転可能に支持され、その他端10cが上記第2軸受部58に回転可能に支持される。また、軸10は、その他端10cに、図示しない駆動伝達部の駆動用軸継手と着脱可能に接続される軸継手(例えばカップリング)18が取り付けられている。軸10の他端10cは、軸継手18を介して第2軸受部58に回転可能に支持される。
第1の実施形態における軸10は、図3に示されるように、丸棒の軸心11から寸法βだけずれた位置になる側面部を平面状に削り取ったような細長い取付け面12が設けられた形態の部材になっている。
取付け面12には、図5に示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31を取り付ける円柱状の位置決め突起13と上端拡大形状の係止用突起14が設けられている。位置決め突起13と係止用突起14は、1つの位置決め突起13と2つの係止用突起14が1セットになり、そのセットが軸方向Cに沿い所定の間隔をあけて所要の数になるよう設けられている。
さらに、第1の実施形態における軸10は、図3や図5に示されるように、取付け面12の反対側になる側面部に、粉体19を撹拌する撹拌部16が複数設けられている。撹拌部16は、軸から離れる方向に突出した棒状の部分であり、軸10の軸方向Cに所定の間隔をあけて設けられている。
なお、この撹拌部16は、必須なものではなく省略してもよい。
第1搬送部20は、図1、図6等に示されるように、軸10に近づくよう斜めに延びる複数の第1スリット22と可撓性を有する第1フィルム21で構成されている。
第1スリット22は、第1フィルム21を軸10から突出して斜めに延びて実際に粉体19を搬送する複数枚の搬送羽根が軸方向Cに沿って存在するよう分割するための部分である。第1の実施形態における第1スリット22は、その1例としての直線状の切れ込みを採用している。第1スリット22は、その切れ込み線が、粉体19の搬送方向Trの側に倒れ込むよう軸方向Cに対して傾斜角α1が鋭角になるよう構成されている。第1スリット22は、傾斜角α1が例えば45°に設定されている。
第1の実施形態における第1搬送部20は、第1フィルム21に10個の第1スリット22を設けることにより、軸方向Cにおける両端に存在する2枚の端部搬送羽根23F,23Rと、その端部搬送羽根23F,23Rの間に複数枚(本例では9枚)の内側搬送羽根24が存在する搬送部になっている。
端部搬送羽根23F,23Rは、通路52の両端の形状や両端に存在する軸受部等の部品の有無等の事情に適合させた形状に形成されている。複数枚の内側搬送羽根24は、第1スリット22の傾斜角α1に沿って斜めに傾く平行四辺形状に形成されている。
第1フィルム21の可撓性は、何か(粉体19,通路52の内壁等)に接触して動かされたときに湾曲状に撓むように弾性変形する物性である。この可撓性は、例えば、縦弾性係数として示される。その縦弾性係数は、例えば、4GPa以上であるとよい。
第1フィルム21としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムが適用される。また、第1フィルム21は、その厚みが100μm以上200μm以下の範囲内の値であることが好ましい。
第1搬送部20は、図3等に示されるように、第1フィルム21の軸10から突出する長さJ1が所要の値になるよう構成されている。軸10から突出する長さJ1は、第1フィルム21の軸10に取り付ける際に使用される部分を除いて、軸10から離れた部分の長さである。第1の実施形態では、第1フィルム21の軸10の表面から突出する長さJ1として、内側搬送羽根24における突出する長さを基準にしている。
一方、第2搬送部30は、図1、図6等に示されるように、軸10に近づくよう斜めに延びる複数の第2スリット32と可撓性を有する第2フィルム31で構成されている。
第2スリット32は、第2フィルム31を軸10から突出して斜めに延びて実際に粉体19を搬送する複数枚の内側搬送羽根34が軸方向Cに沿って存在するよう分割するための部分である。第1の実施形態における第2スリット32は、第1スリット22の場合と同様に、その1例である直線状の切れ込みを採用している。第2スリット32は、その切れ込み線が、粉体19の搬送方向Trの側に倒れ込むよう軸方向Cに対して傾斜角α2が鋭角になるよう構成されている。第2スリット32は、第1スリット22の場合と同様に、傾斜角α2が例えば45°に設定されている。
第1の実施形態における第2搬送部30は、第2フィルム31に9個の第2スリット32を設けることにより、軸方向Cにおける両端に存在する2枚の端部搬送羽根33F,33Rと、その端部搬送羽根33F,33Rの間に複数枚(本例では8枚)の内側搬送羽根34が存在する搬送部になっている。
端部搬送羽根33F,33Rは、通路52の両端の形状や両端に存在する軸受部等の部品の有無等の事情に適合させた形状に形成されている。複数枚の内側搬送羽根34は、第2スリット32の傾斜角α2に沿って斜めに傾く平行四辺形状に形成されている。
また、第2搬送部30は、端部搬送羽根33Rの軸10よりの部分に、斜辺が傾斜角α2に沿う斜線になる直角三角形状の切欠き部38が形成されている。この切欠き部38は、搬送部材1Aの回転時に、第2搬送部30における粉体19との接触を減らして、その回転の際に必要になる駆動トルクを低減させるように機能する。
第2フィルム31の可撓性については、第1フィルム21における可撓性と同じ物性である。また、この可撓性についても、例えば、縦弾性係数として示される。その縦弾性係数は、例えば、4GPa以上であるとよい。
第2フィルム31としても、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムが適用される。また、第2フィルム31についても、その厚みが100μm以上200μm以下の範囲内の値であることが好ましい。
第2搬送部30は、図3等に示されるように、第2フィルム31の軸10から突出する長さJ2が所要の値になるよう構成されている。軸10から突出する長さJ2は、第2フィルム31の軸10に取り付ける際に使用される部分を除いて、軸10の表面から離れた部分の長さである。第1の実施形態では、第2フィルム31の軸10から突出する長さJ2として、内側搬送羽根34における突出する長さを基準にしている。
第1の実施形態では、図3,図5,図6等に示されるように、上記第1フィルム21と上記第2フィルム31が1枚のフィルム40の一体物として構成されている。
このフィルム40は、加工前は、軸方向Cに沿う方向に長いほぼ長方形の形状からなるフィルムである。
そして、このフィルム40は、図6等に示されるように、その短手方向のほぼ中央の位置で長手方向の全域にわたる部分を軸10への取り付けの際に用いる取付け部41として加工している。また、このフィルム40は、その取付け部41の一方(図6では下方側)の部分を、第1搬送部20を構成する第1フィルム21として加工している。さらに、このフィルム40は、その取付け部41の他方(図6では上方側)の部分を、第2搬送部30を構成する第2フィルム31として加工している。
取付け部41は、図6等に示されるように、フィルム40の長手方向に細長く延びる長方形の部分である。取付け部41は、図5に示されるように、軸10における位置決め突起13に嵌め入れる位置決め孔42と、軸10における係止用突起14に嵌め入れる取付け孔43とが設けられている。
位置決め孔42は、ほぼ円形の孔として形成されている。取付け孔43は、係止用突起14の拡大頭部よりも小径の中央孔部とその中央孔部の軸方向Cに沿う両側に突出して延びる補助孔部を有する孔として形成されている。
フィルム40の第1フィルム21にする部分は、上記した複数の第1スリット22等を設けることにより、上記端部搬送羽根23F,23Rと複数枚の内側搬送羽根24を有する形態になるよう加工されている。
また、フィルム40の第2フィルム31にする部分は、上記した複数の第2スリット32等を設けることにより、上記端部搬送羽根33F,33Rと複数枚の内側搬送羽根34を有する形態になるよう加工されている。
搬送部材1Aは、図3、図5等に示されるように、軸10の取付け面12にフィルム40を取り付けることで組み立てられる。
具体的には、フィルム40の取付け部41における位置決め孔42と取付け孔43を、軸10の取付け面12にある位置決め突起13と係止用突起14にそれぞれ嵌め入れる。これにより、フィルム40が軸10に取り付けられた状態になり、搬送部材1Aが完成する。
このように搬送部材1Aは、その組み立てが軸10に1つのフィルム40を取り付ける作業を行うだけで済み、上記第1フィルム21と上記第2フィルム31が別々のフィルムで構成されている搬送部材の場合に比べると、組み立て工数が減り、コストも減る。
また、搬送部材1Aは、図3に示されるように、フィルム40が軸10の軸心11から寸法βだけずれた位置にある取付け面12に取り付けられている。
このため、搬送部材1Aは、第1搬送部20と第2搬送部30が軸10のうち軸心11を通らない部分(取付け面12)に設けられた状態になっている。
また、搬送部材1Aは、図3に示されるように、第1フィルム21と第2フィルム31を構成する部分を有するフィルム40を、軸10における同じ取付け面12に取り付けるようになっている。
このため、搬送部材1Aは、第1搬送部20と第2搬送部30が軸10のうち軸心11から同じ側にずれた位置に設けられている。このときの同じ側にずれたとは、図3に示されるように、例えば軸心11を通る上下方向に沿う仮想線VLを引いた場合、その仮想線VLを境にして分けられた左右の2つの領域のうち片方の領域に軸心11から離れて第1搬送部20と第2搬送部30が共に存在することをいう。
また、搬送部材1Aは、図3等に示されるように、第1搬送部20を構成する第1フィルム21の軸10から突出する長さJ1が、搬送部材1Aを通路52に配置した際、その通路52の内壁52aに到達して接触する値以上の長さになっている。
また、搬送部材1Aは、第2搬送部30を構成する第2フィルム31の軸10から突出する長さJ2が、第1搬送部20のそれ(第1フィルム21の軸10から突出する長さJ1)よりも短い値になっている(J2<J1)。
第1の実施形態における突出する長さJ1は、図3に示されるように、軸10の取付け面12の一端(図3では下端)12bから第1フィルム21の内側搬送羽根24の自由端24aまでの長さになる。また、突出する長さJ2は、図3に示されるように、軸10の取付け面12の他端(図3では上端)12cから第2フィルム31の内側搬送羽根34の自由端34aまでの長さになる。
ここで、第2搬送部30を構成する第2フィルム31は、第1フィルム21の突出する長さJ1が通路52の内壁52aに接触する値以上になることを前提にすれば、第2フィルム31の突出する長さJ2が通路52の内壁52aに接触する値以上になる場合と、通路52の内壁52aに接触しない値になる場合がある。
また、搬送部材1Aにおける第1スリット22と第2スリット32は、図1の下部や図6等に示されるように、軸10に近づくよう延び始める始端22s,32sが、軸10を挟んでかつ軸方向Cにおいて互いにずれた位置関係に配置されている。
このときの始端22s,32sは、第1スリット22と第2スリット32の各切れ込みが開始される端になる。第1の実施形態における第1スリット22の始端22sと第2スリット32の始端32sは、図6に示されるように、寸法δ(ずれ量)だけずれている。
また、第1スリット22と第2スリット32は、そのいずれも同じ傾斜角α1、α2で延びる直線状の切れ込みであるため、その各切れ込みが終わる終端22e,32eについても、始端22s,32sの場合と同様の位置関係に配置されている。
第1の実施形態では、搬送部材1Aにより予定している粉体19の搬送方向Trの最上流側に配置される第1スリット22の始端22sを基準にした場合、第2スリット32の始端32sは、第1スリット22の始端22sよりも搬送方向Trの下流側に位置するよう配置されている。
また、搬送部材1Aにおける第1スリット22と第2スリット32は、図6に示されるように、その各始端22s,32sの隣り合う間隔W1,W2が互いに同じ値になっている。
このときの間隔W1,W2は、第1スリット22と第2スリット32のいずれもが同じ傾斜角α1,α2で延びる直線状の切れ込みであるため、内側搬送羽根24,34の軸方向Cに沿う各幅に相当する関係になっている。このため、搬送部材1Aにおける内側搬送羽根24,34は、軸方向Cに沿う各幅が同じ幅に設定されているともいえる。また、この関係で、第2搬送部30における端部搬送羽根33Fは、その幅がW2になるよう自由端の角部を切除した斜辺33c(図6)にしている。
さらに、搬送部材1Aでは、図6に示されるように、第2スリット32の軸10に近づくよう延びる長さL2が第1スリット22のそれ(軸10に近づくよう延びる長さL1)と同等以上の長さになっている(L2≧L1)。第1スリット22および第2スリット32の各延びる長さL1,L2は、その各始端22s,32sと各終端22e,32eとの長さになる。
第1の実施形態では、第2スリット32の延びる長さL2が第1スリット22の延びる長さL1よりも大きい値に設定されている(L2>L1)。
また、搬送部材1Aでは、図6に示されるように、第2スリット32の延び終えた終端32eの軸10までの距離d2が第1スリット22のそれ(終端22eの軸10までの距離d1)と同等以下の距離になっている(d2≦d1)。各終端22e,32eの軸10までの距離d1,d2は、軸心11に相当する位置(取付け面12の上下方向における中間点)との距離になる。
第1の実施形態では、第2スリット32の終端32eの軸10までの距離d2が第1スリット22の終端22eの軸10までの距離d1よりも短い長さに設定されている(d2<d1)。また、第2スリット32の終端32eは、図1の下部に示されるように、軸10の取付け面12の他端12cに接近する位置または到達する位置に存在するよう構成されている。
以上説明した搬送部材1Aは、粉体供給容器5の容器本体50における通路52内に回転可能に取り付けられる。
すなわち、搬送部材1Aは、図2に示されるように、通路52内において、軸10の他端10cが閉鎖部55における第2軸受部58に軸継手18を介して取り付けられる一方で、軸10の一端10bが蓋部54における第1軸受部57に取り付けられる。
これにより、粉体供給容器5は、組み立てられる。
実際、粉体供給容器5の組み立て時には、容器本体50における通路52内に搬送部材1Aを配置した状態において通路52内に粉体19である現像剤を所要の量だけ充填した後、蓋部54を容器本体50に嵌めて取り付けるという工程を要する。粉体供給容器5は、この工程を経ることにより、図2に示されるような完成した状態になる。
また、粉体供給容器5における搬送部材1Aは、図4に例示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が、軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態になって使用される。
詳しくは、第1搬送部20では、図2に示されるように、第1フィルム21における端部搬送羽根23F,23Rの各自由端と複数枚の内側搬送羽根24の自由端24bが、通路52の内壁52aに接触したような状態になる。そのうえで、第1搬送部20は、図2や図7に破線で例示するかまたは図4に実線で例示するように、その端部搬送羽根23F,23Rと複数枚の内側搬送羽根24とが、第1スリット22の終端22eから自由端24bまでの間で回転方向Eの上流側に凸になる湾曲した状態になる。
また、第2搬送部30では、図2に示されるように、第2フィルム31における端部搬送羽根33F,33Rの各自由端と複数枚の内側搬送羽根34の自由端34bが、通路52の内壁52aに接触したような状態になる。そのうえで、第2搬送部30は、図2や図7に二点鎖線で例示するかまたは図4に実線で例示するように、その端部搬送羽根33F,33Rと複数枚の内側搬送羽根34が第2スリット32の終端32eから自由端34bまでの間で回転方向Eの上流側に凸になる湾曲した状態になる。
さらに、第2スリット32の終端32eの軸10との距離d2が第1スリット22の終端22eの軸10との距離d1よりも短い場合、図4に示されるように、第2搬送部30における複数枚の内側搬送羽根34は、第1搬送部20における複数枚の内側搬送羽根24よりも軸10と近い位置から湾曲した状態になる。これにより、第2搬送部30における内側搬送羽根34は、第1搬送部20における内側搬送羽根24とほぼ同様に回転方向Eの上流側に反り返るよう湾曲しやすくなって良好な搬送力が得られやすくなる。
なお、搬送部材1Aは、図4の二点鎖線で例示されるように、仮に第2搬送部30における内側搬送羽根34が回転方向Eの下流側に湾曲した状態になった場合、第1搬送部20を併せたフィルム40の全体がCの字を左右反対にした形状になり、搬送方向Trへの良好な搬送力が得られなくなる。
そして、粉体供給容器5は、その使用対象の装置に設けられた装着部に着脱可能に装着することで使用される。
また、粉体供給容器5は、その装着部に装着されると、図2に二点鎖線で例示されるように、開閉蓋56が排出口53を開けた状態になり、また軸10の軸継手18が図示しない使用対象になる装置における駆動部の駆動用軸継手68に接続された状態になる。
<粉体供給容器の動作>
次に、粉体供給容器5の動作について説明する。
粉体供給容器5は、搬送部材1Aにおける軸10に軸継手18を介して回転動力が入力されると、図2や図4に示されるように、搬送部材1Aが通路52内で軸10を中心にして矢印Eで示す方向に回転する。
この際、搬送部材1Aは、フィルム40における第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が、通路52の内壁52aとの接触による制約および摩擦や通路52内にある粉体19との接触による抵抗を受ける。このため、搬送部材1Aは、その第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が軸10の回転方向Eの上流側に湾曲して反り返るように撓んだ状態になって、軸10を中心にして周回移動する。
ここでは、第2搬送部30の第2フィルム31も第1搬送部20の第1フィルム21と同様に、通路52の内壁52aに接触する長さを有していることを前提にして説明する。
このときの第1フィルム21の複数枚の内側搬送羽根24と第2フィルム31の複数枚の内側搬送羽根34は、図4に示されるように、軸10の軸心11からずれた取付け面12の位置をほぼ中央の部分にして、全体としてほぼS字のように撓んだ状態になる。
また、このときの第1フィルム21の内側搬送羽根24は、図2や図7に示されるように、その自由端24bにおける粉体19の搬送方向Trの上流側の端部が、その自由端24bにおける搬送方向Trの上流側の端部よりも回転方向Eの下流側で通路52の内壁52aに接触した状態で通過する。
さらに、第2フィルム31の内側搬送羽根34は、その自由端34bにおける粉体19の搬送方向Trの下流側の端部が、その自由端34bにおける上流側の端部よりも回転方向Eの上流側で通路52の内壁52aに接触した状態で通過する。
これにより、第1フィルム21の複数枚の内側搬送羽根24は、通路52内の粉体19を、図4に破線の矢印で例示されるように回転方向Eの下流側に少し搬送しながら、全体として図2に白抜きの矢印で例示する搬送方向Tr1に搬送する。
一方、第2フィルム31の複数枚の内側搬送羽根34は、通路52内の粉体19を、図4に破線の矢印で例示されるように回転方向Eの下流側に少し搬送しながら、全体として図2に白抜きの矢印で例示する搬送方向Tr2に搬送する。
また、複数枚の内側搬送羽根24と複数枚の内側搬送羽根34は、図6に示されるように、第1スリット22の始端22sと第2スリット32の始端32sが軸方向Cにおいてずれた位置関係にあるため、軸方向Cにおいて交互に前後して周回移動するようになる。
この結果、搬送部材1Aは、図2に示されるように、主に第1搬送部20における複数枚の内側搬送羽根24の搬送力と第2搬送部30における複数枚の内側搬送羽根34の搬送力とにより、通路52内の粉体19を搬送方向Trに順送りするように搬送する。
したがって、粉体供給容器5では、通路52内の粉体19を、搬送部材1Aの回転駆動により搬送方向Trの下流側にある排出口53にむけて搬送し、最終的に排出口53から排出させる。
ちなみに、搬送部材1Aにおいては、第1フィルム21と第2フィルム31が前述したような寸法関係からなる形状で構成されている。
このため、搬送部材1Aは、粉体供給容器5に装着されて組み立てられたときに、図4の二点鎖線で例示されるように第2搬送部30における内側搬送羽根34が回転方向Eの下流側に湾曲した状態で組み立てられることがあっても、回転駆動を初めて受けた際に内側搬送羽根34が軸10の回転方向Eの上流側に湾曲して反り返るように撓んだ状態へと自動で姿勢転換される。
これにより、搬送部材1Aは、第1搬送部20を併せたフィルム40の全体がCの字を左右反対にした形状を維持したままで回転することで搬送方向Trへの良好な搬送力が得られなくなることを防止できる。
<試験1>
次に、粉体供給容器5における搬送部材1Aによる搬送性能に関して行った試験1について説明する。
試験1は、下記構成の搬送部材1Aを用いた実施例の粉体供給容器5に粉体19の現像剤を所定の量だけ充填し、常温常湿(22℃、55%RH)の環境下で48時間保管した後、その常温常湿の環境下において搬送部材1Aを下記駆動条件で回転させたときの毎秒当たりのトナーの排出量(mg/sec)を測定した。
この際、粉体供給容器5の容器本体50としては、内径が約49mmの断面円形の円柱状の通路52を有するものを用いた。現像剤としては、EA(乳化凝集)-黒色トナーを、約240g充填した。
搬送部材1Aにおける軸10としては、丸棒状の合成樹脂製部材に軸心11から3mmの寸法βだけずれた位置に、上下幅が7mmの取付け面12を設けたもの(図6の上部の軸10を参照)を用いた。軸10は、取付け面12以外の断面円弧部分の直径が約7mmになっている。
搬送部材1Aにおける第1搬送部20と第2搬送部30としては、厚さ約180μmのPETフィルム(縦弾性係数:4GPa以上)からなるフィルム40を、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31になるよう加工して製作したもの(図6の下部のフィルム40を参照)を用いた。
このとき第1スリット22と第2スリット32はいずれも、傾斜角α1,α2が45°の切れ込み線を軸方向Cに対して間隔W1,W2が約35mmになるように複数形成し、また、その始端22s,32sどうしを軸方向Cにおいて上記間隔W1,W2の半分ずつ交互にずらすように形成した。また、第1スリット22は、その終端22eの軸10との距離d2が約5mmになるよう形成した。第2スリット32は、その終端32eの軸10との距離d2が約0mmになるよう形成した。
この結果、第1搬送部20は、突出する長さJ1が約31mmである9枚の内側搬送羽根24を有する構成になり、また、第2搬送部30は、突出する長さJ2が約27mmである8枚の内側搬送羽根34を有する構成になった。
搬送部材1Aは、4.3rpmの回転数で0.5秒間駆動させることを0.5秒で間欠させながら回転させた。トナーの排出量は、5秒間の平均値として求めた。
このときの測定結果については、図8(A)に示す。
また、試験1では、上記実施例の粉体供給容器5に上記粉体19を同量充填した後、下記ストレスを加えたうえで、環境条件を除いて同様の条件で上記トナーの排出量について測定した。
ストレスは、粉体19を充填した粉体供給容器5の後方端を下にして上下のタッピング(振動)を400回加えた後、45℃、95%RHの温度湿度の環境下で48時間保管する熱履歴を与えた。このときの試験1は、高温高湿(28℃、85%RH)の試験環境下で測定を行った。
このときの測定結果については、図8(B)に示す。
さらに、試験1では、上記実施例の粉体供給容器5のうち搬送部材1Aを下記条件の比較例の搬送部材1Xを適用した比較例の粉体供給装置を用意し、実施例の場合と同様に2つの異なる条件(ストレス無しの場合と有りの場合)で上記トナーの排出量についてそれぞれ測定した。
比較例の搬送部材1Xは、図9に示されるように、第2搬送部30がなく、第1フィルム21からなる第1搬送部20を備えた搬送部材である。
このときのストレス無しの場合の測定結果は図10(A)に示し、ストレス有りの場合の測定結果は同図(B)を示す。
この試験1の測定結果からは、次のことがわかる。
まず、比較例の搬送部材1Xを適用した粉体供給容器では、図10に示されるように、粉体19が上記ストレス(高湿高温の影響や振動の影響)を受ける場合(図10(B))には、そのストレスを受けない場合(図10(A))と比べると、粉体19の搬送能力が低下している。
これに対して、実施例の搬送部材1Aを適用した粉体供給容器5では、図8に示されるように、粉体19が上記ストレスを受ける場合(図8(B))があっても、そのストレスを受けない場合(図8(A))や比較例のストレスを受けない場合(図10(B))と比べると、有効な排出が開始される時期が少し遅くなるものの、粉体19の搬送能力が低下することが抑制されている。
このときの搬送能力は、図8や図10において或る一定以上の毎秒当たりのトナーの排出量(例えば120mg/sec以上)がほぼ同等に得られるときの合計の駆動時間を「有効な排出時間」とした場合、その有効な排出時間の維持の度合いとして評価される。
図8および図10においては、或る一定以上の毎秒当たりのトナーの排出量が最初に得られるときが「排出の開始点Ps」になり、そのトナー排出量が得られなくなったときが「排出の終了点Pe」になる。「有効な排出時間Tm」は、排出の開始点Psと排出の終了点Peの間の駆動時間になる。
この点、比較例の搬送部材1Xを適用した粉体供給容器では、図10(B)に示されるように、有効な排出時間Tmが得られていない。
<試験2>
次に、粉体供給容器5における搬送部材1Aによる搬送性能に関して行った試験2について説明する。
試験2では、搬送部材1Aとして、第1搬送部20の第1フィルム21の突出する長さJ1に対する第2搬送部30の第2フィルム31の突出する長さJ2を図11(A)に示される突出長さの差として表すように複数変更したものを用意した。
そして、試験2は、その変更した各搬送部材1Aを適用したときの各粉体供給容器5について、試験1のストレスを与えずに常温常湿の試験環境下で試験1と同様のトナー排出量の測定を行った。
第1搬送部20の第1フィルム21の突出する長さJ1は、試験1の場合と同様に約31mmとした。この際、粉体供給容器5における断面円形の通路52の内径は約49mmであり、軸10の取付け面12以外の部分の表面から通路52の内壁52aまでの半径方向の長さは約21mmである。
第2フィルム31の突出する長さJ2は、図11(B)に示されるように、第1フィルム21の突出する長さJ1を基準にして種々変更した。
この試験2の測定結果については、図12および図13に示す。図12および図13における突出長の差は、突出する長さJ1に対する突出する長さJ2の差である。
また、この各測定結果における有効な排出時間について集約した結果を図11(A)に示す。図11(A)では、近似曲線を破線で示している。
この試験2の測定結果からは、例えば次のことがいえる。
まず、有効な排出時間については、図11~図13に示されるように、第1フィルム21の突出する長さJ1に対する第2フィルム31の突出する長さJ2を「-4mm」の長さにしたときに最も多くなる。
また、図11(A)に示される結果から判断すると、有効な搬出時間として1000秒以上の搬送性能を得る観点からすると、第2搬送部30の第2フィルム31の突出する長さJ2は、第1搬送部20の第1フィルム21の突出する長さJ1に対して「0<J2<-10mm」の範囲内の長さにするとよい。
また、有効な搬出時間として1200秒以上の搬送性能を得る観点からすると、第2搬送部30の第2フィルム31の突出する長さJ2は、第1搬送部20の第1フィルム21の突出する長さJ1に対して「-1mm<J2<-8mm」の範囲内の長さにするとよい。
さらに、有効な搬出時間として1400秒以上の搬送性能を得る観点からすると、第2搬送部30の第2フィルム31の突出する長さJ2は、第1搬送部20の第1フィルム21の突出する長さJ1に対して「-2mm<J2<-6mm」の範囲内の長さにするとよい。
第2の実施形態.
図14は、この発明の第2の実施形態に係る搬送装置6の概略図である。図15は、図14のXV-XV線に沿う断面図である。
<搬送装置>
搬送装置6は、図14に示されるように、粉体19が搬送される通路62を有する通路体61と、通路体61に回転可能に配置されて粉体19を搬送する搬送部材1と、搬送部材1を回転させる駆動部67とを備えている。粉体19としては、例えば、第1の実施形態で例示した現像剤が挙げられるが、これに限定されない。
通路体61は、図15に示されるように、通路62が、断面半円形の下通路部62Aと、その下通路部62Aの上に連続する断面四角形の上通路部62Bを組み合わせた形状の通路になっている。
また、通路体61は、下通路部62Aのうち搬送部材1で粉体19を搬送すべき搬送方向Trの下流側の端部付近における底部に、粉体19を排出させる排出口63が設けられている。
さらに、通路体61は、上通路部62Bのうち搬送方向Trの上流側の端部付近における上面部に、粉体19を通路62内に取り込む取込み口64が設けられている。
通路体61の取込み口64には、粉体19を収容して送り出す搬送元の収容体65が接続されるよう配置されている。
収容体65は、取込み口64の付近に、収容体65内に収容された粉体19を回転して送り出す送出部材66が設けられている。
また、通路体61の排出口63には、搬送部材1により搬送されて排出口63から排出される粉体19を受け入れる搬送先の接続体69が接続されるよう配置されている。
接続体69は、例えば、排出口63から排出される粉体19を受け入れるだけの容器等の受容体や、その粉体19を受け入れて使用する装置等の構造体や、その粉体19を受け入れて更に別の搬送先に搬送する中継用の搬送手段等である。
搬送部材1は、第1の実施形態に係る搬送部材1Aにより構成されている。この場合、搬送部材1における第1搬送部20の端部搬送羽根23F,23Rや第2搬送部30の端部搬送羽根33F,33Rの形状等の内容については、通路62の形状や搬送条件等に適合するよう構成される。
また、搬送部材1は、少なくとも第1搬送部20の第1フィルム21が、通路体61の通路62のうち下通路部62Aの内壁62aに接触して回転するように構成されている。
さらに、搬送部材1は、図15に二点鎖線で例示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される。
駆動部67は、回転動力を発生して搬送部材1に伝達する部分である。この駆動部67は、例えば、モータ等の駆動源と駆動源の回転動力を伝達する伝達機構で構成される。このうち伝達機構は、その伝達軸に設ける駆動用軸継手68を搬送部材1の軸10の他端にある軸継手18と接続するよう構成される。
<搬送装置の動作および性能>
この搬送装置6は、駆動部67から搬送部材1における軸10に回転動力が伝達されると、図14や図15に示されるように、搬送部材1が通路体61の通路62内で軸10を中心にして矢印Eで示す方向に回転する。
この際、搬送部材1は、図15に二点鎖線で例示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が、通路62内で軸10の回転方向Eの上流側に湾曲して反り返るように撓んだ状態になって、軸10を中心にして周回移動する。
また、第1フィルム21と第2フィルム31は、通路62のうち上通路部62Bを通過する際には、その上通路部62Bにおける内壁62cからほぼ離れることになる。しかし、この第1フィルム21と第2フィルム31における軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態は、回転の勢いや変形癖等によりある程度保たれつつ周回移動し、上通路部62Bから下通路部62Aに遷移する際に内壁62cがフィルム21,31を迎えるように再び接触するため、元の撓んだ姿勢に戻される。
そして、搬送装置6では、搬送元の収容体65から所定の量の粉体19が通路体61に取り込まれると、搬送部材1による粉体19の搬送が開始される。
この場合、搬送部材1における第1搬送部20では、主に第1フィルム21の複数枚の内側搬送羽根24が通路62内の粉体19を図14に白抜きの矢印で例示する搬送方向Tr1に搬送する。また、搬送部材1における第2搬送部30では、主に第2フィルム31の複数枚の内側搬送羽根34が通路62内の粉体19を図14に白抜きの矢印で例示する搬送方向Tr2に搬送する。
この結果、搬送装置6では、搬送部材1の第1搬送部20における複数枚の内側搬送羽根24の主な搬送力と第2搬送部30における複数枚の内側搬送羽根34の主な搬送力とにより、粉体19を通路62内で搬送方向Trに順送りするように搬送する。
したがって、搬送装置6では、収容体65から送り込まれる通路62内の粉体19を、搬送部材1の回転駆動により搬送方向Trの下流側にある排出口63にむけて搬送し、最終的に排出口63から排出させる。これにより、粉体19は、搬送先の接続体69に送り出される。
そして、この搬送装置6は、搬送部材1が第1の実施形態に係る搬送部材1A等を適用して構成されているため、その搬送部材1Aの場合とほぼ同様に、粉体19が高湿高温の影響や振動の影響を受けることがあっても、粉体19の搬送能力が低下することを抑制して粉体19の搬送を行うことが可能になる。
また、搬送装置6では、搬送部材1が、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31を軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用される。このため、搬送装置6では、その状態にして使用しない搬送部材を適用する搬送装置の場合に比べると、搬送部材1による粉体19の搬送性能が得られやすくなり、粉体19が良好に搬送される。
<搬送装置の変形例>
搬送装置6は、粉体19として、現像剤以外に代えて、粉体塗料、食用粉体等の他の粉体を適用してもよい。
第3の実施形態.
図16は、この発明の第3の実施形態に係る粉体利用装置7の概要図である。図17は、図16の粉体利用装置7の一部の概要図である。
<粉体利用装置>
粉体利用装置7は、所要の外観形状からなる筐体70と、筐体70の内部に配置される、粉体19が利用される機能部8、機能部8に供給される粉体19が通路を通して搬送される供給部73等を備えている。
また、粉体利用装置7は、供給部73の通路に回転可能に配置されて粉体19を搬送する搬送部材1、搬送部材1を回転させる駆動部77等も備えている。
第3の実施形態に係る粉体利用装置7は、粉体19として現像剤を適用し、また機能部8として粉体19の現像剤からなる画像をシート状の記録媒体89に形成する画像形成部8Aを適用している。これにより、粉体利用装置7は、いわゆる画像形成装置7Aとして構成されている。
また、粉体利用装置7の一例である画像形成装置7Aは、供給部73として第1の実施形態に係る着脱交換式の粉体供給容器5を適用し、搬送部材1として第1の実施形態に係る搬送部材1Aを適用して構成されている。
この場合、供給部73の通路は、粉体供給容器5における通路52になる。また、搬送部材1における第1搬送部20および第2搬送部30については、通路52の形状や搬送条件等に適合するよう構成される。
機能部8の画像形成部8Aは、例えば電子写真方式を適用して画像を形成するよう構成された部分である。
画像形成部8Aは、図16に示されるように、矢印で示す方向に回転するよう支持された感光ドラム81を有しており、感光ドラム81の周囲に帯電装置82、露光装置83、現像装置84、転写装置85、清掃装置86等の機器を配置している。また、画像形成部8Aは、感光ドラム81から離れた位置に定着装置87を配置している。
感光ドラム81は、静電潜像や粉体19の現像剤(トナー)からなる像を保持する保持面を有する像保持体の一例である。
帯電装置82は、感光ドラム81の保持面を帯電する装置である。露光装置83は、感光ドラム81の帯電された保持面に、画像形成部8Aに外部から入力される画像情報に基づく露光を行って静電潜像を形成する装置である。
現像装置84は、感光ドラム81の保持面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する装置である。この現像装置84は、その筐体の内部に現像ロール84a,撹拌搬送部材84b等が配置されている。また、現像装置84は、供給部73から現像剤の消費量に応じた量の現像剤(トナー)が補給される。
転写装置85は、感光ドラム81の保持面に形成されたトナー像をシート状の記録媒体89に転写する装置である。
清掃装置86は、転写装置85を通過した後の感光ドラム81の保持面に存在する不要なトナー等の不要物を除去して保持面を清掃する装置である。
定着装置87は、記録媒体89に転写された未定着のトナー像を加熱および加圧して記録媒体89に定着させる装置である。
また、粉体利用装置7の一例である画像形成装置7Aは、画像形成部8Aに供給する記録媒体89を収容して送り出す媒体供給装置88を備えている。
媒体供給装置88は、例えば、複数枚の記録媒体89を収容することができる収容体88aと、収容体88aに収容された記録媒体89を1枚ずつ所要のタイミングで送り出す送出装置88b等の機器を備えている。収容体88aと送出装置88bは、単数に限らず複数であってもよい。
図16における一点鎖線Tpは、筐体70内で記録媒体89が搬送されるときの主な搬送経路を示している。画像形成部8Aで画像が形成された記録媒体89は、搬送経路Tpを通して筐体70の上部における媒体排出口70cから媒体収容部70aに排出されて収容される。
供給部73は、図16や図17に示されるように、粉体供給容器5と、粉体供給容器5を着脱可能に装着する装着部75aと、粉体供給容器5から送り出される粉体19の現像剤を現像装置84に補給する補給装置75bと、補給装置75bから送り出される粉体19の現像剤を現像装置84に送る接続管76等を備えている。
補給装置75bは、粉体供給容器5から排出される粉体19の現像剤を受け入れた後に現像装置84に補給すべき量だけ送り出す装置である。接続管76は、現像装置84の撹拌搬送部材84bが配置されている部分に接続される。
駆動部77は、回転動力を発生して供給部73における搬送部材1に伝達する部分である。この駆動部77は、第2の実施形態における駆動部67の場合と同様に、例えば、モータ等の駆動源と駆動源の回転動力を伝達する伝達機構で構成される。このうち伝達機構は、その伝達軸に設ける軸継手78を搬送部材1の軸10の他端にある軸継手18と接続するよう構成される。
<粉体利用装置(画像形成装置)の動作および性能>
粉体利用装置7の一例である画像形成装置7Aは、機能部8の画像形成部8Aにおいて画像を形成する動作が実行されると、画像形成部8Aにおける現像装置84の現像剤(トナー)が次第に消費されて減少する。
また、画像形成装置7Aでは、画像形成部8Aの現像装置84における現像剤の消費量(減少量)が所定の量を超えると、供給部73から粉体19の現像剤(トナー)が必要な量だけ現像装置84にむけて供給される。
画像形成装置7Aでは、供給部73から粉体19が供給される時期が到来すると、駆動部77から回転動力が粉体供給容器5における搬送部材1(1A)の軸10に伝達される。これにより、画像形成装置7Aでは、図16や図17に示されるように、供給部73の粉体供給容器5における通路52内で搬送部材1が軸10を中心にして矢印Eで示す方向に回転する。
この際、粉体供給容器5における搬送部材1は、図17に破線で例示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が、通路52内で軸10の回転方向Eの上流側に湾曲して反り返るように撓んだ状態になって、軸10を中心にして周回移動する。
また、このとき搬送部材1は、その第1搬送部20および第2搬送部30が通路52内にある粉体19の現像剤を、図17に矢印で例示する搬送方向Trに順送りするように搬送する。
これにより、供給部73では、粉体供給容器5内の粉体19の現像剤を排出口53から排出させて補給装置75bに送り出す。また、供給部73では、補給装置75bが所要の時間だけ駆動して必要な量の粉体19の現像剤を接続管76に送り出す。
この結果、粉体19の現像剤は、供給部73の粉体供給容器5から現像装置84に供給されて補充される。
そして、この画像形成装置7Aからなる粉体利用装置7では、供給部73の粉体供給容器5における搬送部材1が第1の実施形態に係る搬送部材1A等を適用して構成されている。このため、画像形成装置7Aは、その搬送部材1Aの場合とほぼ同様に、粉体供給容器5において粉体19が高湿高温の影響や振動の影響を受けることがあっても、粉体19の搬送能力が低下することを抑制して補給すべき予定の粉体19を機能部8の画像形成部8Aにおける現像装置84に搬送することが可能になる。
また、この画像形成装置7Aからなる粉体利用装置7においても、供給部73の粉体供給容器5における搬送部材1が、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31を軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用される。このため、画像形成装置7Aでは、その状態にして使用しない搬送部材を適用する画像形成装置に場合に比べると、搬送部材1による粉体19の搬送性能が得られやすくなり、粉体供給容器5における粉体19が良好に搬送される。
ちなみに、画像形成装置7Aでは、粉体供給容器5内に収容されている粉体19が所要の量以下になると、新しい粉体供給容器5に交換される。
<粉体利用装置の変形例>
粉体利用装置7の一例としての画像形成装置7Aは、画像形成部8Aが、単色の画像を形成する形式のものに限らず、多色の画像を形成する形式のものであってもよい。
また、画像形成装置7Aは、供給部73を、上記着脱交換式の粉体供給容器5に代えて、筐体70内に固定して設置される固定式の粉体供給容器5にて構成してもよい。この場合、固定式の粉体供給容器5における容器本体50については、断面円形の形状からなる通路52に代えて、第2の実施形態における通路62(図15参照)と同じ断面形状からなる通路(下通路部62Aと上通路部62B)を有する容器本体としてもよい。
さらに、粉体利用装置7は、粉体19として現像剤以外に代えて、粉体塗料、食用粉体等の粉体を適用した構成からなる装置にしてもよい。この場合、機能部8を粉体19の種類に応じた機能を有する部分として構成することになる。
図18には、粉体19として粉体塗料を適用し、機能部8として粉体塗装部8Bを適用して構成される粉体塗装装置7Bからなる粉体利用装置7が示されている。
粉体利用装置7の一例である粉体塗装装置7Bは、所要の外観形状からなる筐体70と、粉体塗装部8Bと、粉体塗装部8Bに供給される粉体19の一例である粉体塗料が通路を通して搬送される供給部73と、供給部73の通路に回転可能に配置されて粉体19の粉体塗料を搬送する搬送部材1と、搬送部材1を回転させる駆動部77等を備えている。
粉体塗装装置7Bにおける供給部73は、粉体19の粉体塗料を収容して供給体74と、供給体74から送り出される粉体19の粉体塗料を粉体塗装部8Bに送る接続管79等を用いて構成している。
供給体74は、第2の実施形態における通路体61の一部(取込み口64を除く部分)にて構成された固定式の供給体を用いている。また、供給体74は、通路体61における通路62(図15参照)に回転可能に配置する搬送部材1として、第1の実施形態に係る搬送部材1A等を適用して構成される搬送部材を用いている。
この場合、供給部73の通路は、通路体61における通路62になる。また、搬送部材1における第1搬送部20および第2搬送部30については、通路62の形状や搬送条件等に適合するよう構成される。駆動部77は、第3の実施形態における駆動部77と同様に構成される。
粉体塗装部8Bは、筐体91と、筐体91の内部に回転可能に配置されて粉体塗装を行う塗装ロール92,筐体91の内部で粉体19の粉体塗料を撹拌しながら最終的に塗装ロール92にむけて搬送する撹拌搬送部材93等とで構成された塗装装置を有している。
また、粉体塗装部8Bは、被塗装体99を塗装装置に供給して通過させる被塗装体搬送装置を有している。被塗装体搬送装置は、例えば、搬送駆動ロール95,搬送従動ロール96等にて構成されている。
<粉体利用装置(粉体塗装装置)の動作および性能>
粉体利用装置7の一例である粉体塗装装置7Bは、機能部8の粉体塗装部8Bにおいて粉体19の粉体塗料を被塗装体99に粉体塗装する動作が実行されると、粉体塗装部8Bにおける塗装装置の筐体91内の粉体塗料が次第に消費されて減少する。
また、粉体塗装装置7Bでは、粉体塗装部8Bにおける粉体塗料の消費量(減少量)が所定の量を超えると、供給部73から粉体19の粉体塗料が必要な量だけ粉体塗装部8Bにむけて供給される。
粉体塗装装置7Bでは、供給部73から粉体19が供給される時期が到来すると、駆動部77から回転動力が供給体74における搬送部材1の軸10に伝達される。これにより、粉体塗装装置7Bでは、図18に示されるように、供給部73の供給体74における通路62内で搬送部材1が軸10を中心にして矢印Eで示す方向に回転する。
この際、供給体74における搬送部材1は、図18(A)に破線で例示されるように、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31が、通路62内で軸10の回転方向Eの上流側に湾曲して反り返るように撓んだ状態になって、軸10を中心にして周回移動する。
また、このとき搬送部材1は、その第1搬送部20および第2搬送部30が通路62内にある粉体19の粉体塗料を、図18(B)に矢印で例示する搬送方向Trに順送りするように搬送する。
これにより、供給部73では、供給体74内の粉体19の粉体塗料を排出口63から排出させて接続管79に送り出す。
この結果、粉体19の粉体塗料は、供給部73の供給体74から粉体塗装部8Bの塗装装置に供給されて補充される。
そして、この粉体塗装装置7Bからなる粉体利用装置7では、供給部73の供給体74における搬送部材1が第1の実施形態に係る搬送部材1A等を適用して構成されている。このため、粉体塗装装置7Bは、その搬送部材1Aの場合とほぼ同様に、供給体74において粉体19の粉体塗料が高湿高温の影響や振動の影響を受けることがあっても、粉体19の搬送能力が低下することを抑制して補給すべき予定の粉体19を機能部8の粉体塗装部8Bにおける塗装装置に搬送することが可能になる。
また、この粉体塗装装置7Bからなる粉体利用装置7においても、供給部73の供給体74における搬送部材1が、第1搬送部20の第1フィルム21と第2搬送部30の第2フィルム31を軸10の回転方向Eの上流側に反り返るように撓んだ状態にして使用される。このため、粉体塗装装置7Bでは、その状態にして使用しない搬送部材を適用する粉体塗装装置に場合に比べると、搬送部材1による粉体19の搬送性能が得られやすくなり、供給体74における粉体19が良好に搬送される。
ちなみに、この粉体塗装装置7Bでは、供給体74内に収容されている粉体19が所要の量以下になると、新しい粉体塗料が供給体74に補給される。
1,1A…搬送部材
5 …着脱交換式の粉体供給容器(粉体供給容器の一例)
6 …搬送装置
7 …粉体利用装置
7A…画像形成装置(粉体利用装置の一例)
7B…粉体塗装装置(粉体利用装置の一例)
8A…画像形成部(機能部の一例)
8B…粉体塗装部(機能部の一例)
10…軸
11…軸心
12…取付け面(軸の軸心を通らない部分の一例)
19…粉体
20…第1搬送部
21…第1フィルム
22…第1スリット
30…第2搬送部
31…第2フィルム
32…第2スリット
40…フィルム
50…容器本体
52,62…通路
53…排出口
61…通路体
63…排出口
67,77…駆動部
C… 軸方向
E… 回転方向
P1…遠ざかる方向
P2…P1とは反対の方向

Claims (16)

  1. 粉体が搬送される通路に回転可能に配置される軸と、
    前記軸に当該軸から遠ざかる方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第1スリットと可撓性を有する第1フィルムからなる第1搬送部と、
    前記軸に当該軸から前記第1搬送部とは反対の方向に突出して設けられ、当該軸に近づくよう斜めに延びる複数の第2スリットと可撓性を有する第2フィルムからなる第2搬送部と、
    を備える搬送部材。
  2. 前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記軸のうち当該軸の軸心を通らない部分に設けられている請求項1に記載の搬送部材。
  3. 前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記軸のうち前記軸心から同じ側にずれた部分に設けられている請求項2に記載の搬送部材。
  4. 前記第2搬送部は、前記第2フィルムの前記軸から突出する長さが前記第1搬送部のそれよりも短い請求項1に記載の搬送部材。
  5. 前記第1搬送部は、前記第1フィルムが前記通路に接触する長さを有している請求項4に記載の搬送部材。
  6. 前記第1スリットと前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延び始める始端が当該軸を挟んでかつ軸方向において互いにずれた位置関係に配置されている請求項1に記載の搬送部材。
  7. 前記第1スリットと前記第2スリットは、前記始端の隣り合う間隔が互いに同じである請求項6に記載の搬送部材。
  8. 前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延びる長さが前記第1スリットのそれと同等以上の長さである請求項1に記載の搬送部材。
  9. 前記第2スリットは、前記軸に近づくよう延び終えた終端の当該軸までの距離が前記第1スリットのそれと同等以下の距離である請求項8に記載の搬送部材。
  10. 前記第1フィルムと前記第2フィルムは、1枚のフィルムで構成されている請求項1から9のいずれか1項に記載の搬送部材。
  11. 粉体が搬送される通路を有する通路体と、
    前記通路体に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を回転させる駆動部と、
    を備え、
    前記搬送部材は、請求項1から10のいずれか1項に記載の搬送部材で構成されている搬送装置。
  12. 前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される請求項11に記載の搬送装置。
  13. 収容された粉体が排出口にむけて搬送される通路を有する容器本体と、
    前記容器本体の通路に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
    を備え、
    前記搬送部材は、請求項1から10のいずれか1項に記載の搬送部材で構成されている粉体供給容器。
  14. 前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される請求項13に記載の粉体供給容器。
  15. 粉体が利用される機能部と、
    前記機能部に供給される粉体が通路を通して搬送される供給部と、
    前記供給部の通路に回転可能に配置されて粉体を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を回転させる駆動部と、
    を備え、
    前記搬送部材は、請求項1から10のいずれか1項に記載の搬送部材で構成されている粉体利用装置。
  16. 前記第1搬送部と前記第2搬送部は、前記第1フィルムおよび第2フィルムが前記軸の回転方向の上流側に反り返るように撓んだ状態で使用される請求項15に記載の粉体利用装置。
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