JP2023075382A - レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法 - Google Patents

レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023075382A
JP2023075382A JP2021188245A JP2021188245A JP2023075382A JP 2023075382 A JP2023075382 A JP 2023075382A JP 2021188245 A JP2021188245 A JP 2021188245A JP 2021188245 A JP2021188245 A JP 2021188245A JP 2023075382 A JP2023075382 A JP 2023075382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
optical system
stage
laser
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021188245A
Other languages
English (en)
Inventor
輝昭 下地
Teruaki Shimoji
保 小田嶋
Tamotsu Odajima
大介 伊藤
Daisuke Ito
直之 小林
Naoyuki Kobayashi
岳志 永井
Takeshi Nagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSW Aktina System Co Ltd
Original Assignee
JSW Aktina System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSW Aktina System Co Ltd filed Critical JSW Aktina System Co Ltd
Priority to JP2021188245A priority Critical patent/JP2023075382A/ja
Priority to PCT/JP2022/038938 priority patent/WO2023090035A1/ja
Publication of JP2023075382A publication Critical patent/JP2023075382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/10Devices involving relative movement between laser beam and workpiece using a fixed support, i.e. involving moving the laser beam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/16Removal of by-products, e.g. particles or vapours produced during treatment of a workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/09Severing cooled glass by thermal shock

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

【課題】生産性の高いレーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法を提供する。【解決手段】本実施形態にかかるレーザ切断装置1は、ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、ワークWを吸着保持するステージ20と、ワークWを切断するためのレーザ光をワークに導く光学系30と、光学系30を切断線に沿って移動させる駆動機構と、溝221を介して、気体を排気する排気手段222と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明はレーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法に関する。
特許文献1には、レーザ切断装置が開示されている。特許文献1のレーザ切断装置は、紫外線レーザ発振装置と赤外線レーザ発振装置とを備えている。ステージに載置されたガラス基板に赤外線レーザと紫外線レーザとが照射されている。基板に対する赤外線レーザと紫外線レーザとの相対位置を移動させている。
特開2006-175487号公報
このようなレーザ切断装置では、切断時に煤が発生してしまうという問題点がある。例えば、レーザで切断された材料が煤となって、基板(ワーク)に付着してしまう。煤が基板に付着した場合、デバイスの不良が発生する可能性がある。したがって、洗浄工程などが必要となってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、レーザ切断装置は、ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、前記光学系を前記切断線に沿って移動させる駆動機構と、
前記溝を介して、気体を排気する排気手段と、備えている。
一実施の形態によれば、レーザ切断装置は、ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、前記光学系を切断線に沿って移動させる駆動機構と、前記光学系に設けられ、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する吸引ユニットと、備えている。
一実施の形態によれば、レーザ切断方法は、レーザ切断装置を用いてワークを切断するレーザ切断方法であって、前記レーザ切断装置は、ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、前記レーザ切断方法は、前記切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、前記レーザ光の照射中に、前記溝を介して気体を排気するステップと、を備えている。
一実施の形態によれば、レーザ切断方法は、レーザ切断装置を用いてワークを切断するレーザ切断方法であって、前記レーザ切断装置は、前記ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、前記レーザ切断方法は、切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引するステップと、を備えている。
一実施の形態によれば、製造方法は、表示パネルとなるワークをレーザ切断装置で切断するディスプレイの製造方法であって、前記レーザ切断装置は、ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、前記ディスプレイの製造方法は、前記切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、前記レーザ光の照射中に、前記溝を介して気体を排気するステップと、を備えている。
一実施の形態によれば、製造方法は、表示パネルとなるワークをレーザ切断装置で切断するディスプレイの製造方法であって、前記レーザ切断装置は、前記ワークを吸着保持するステージと、前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、前記ディスプレイの製造方法は、切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引するステップと、を備えている。
前記一実施の形態によれば、生産性の高いレーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法を提供することができる。
実施の形態にかかるレーザ切断装置を模式的に示す斜視図である。 実施の形態にかかるレーザ切断装置を模式的に示す上面図である。 実施の形態にかかるレーザ切断装置を模式的に示す側面図である。 実施の形態にかかるレーザ切断装置を模式的に示す側面図である。 実施の形態1に係るレーザ切断装置のステージの構成を示す模式図である。 ステージの内部構成を示す斜視図である。 実施の形態2にかかるレーザ切断装置のステージの構成を模式的に示す上面図である。 ステージの一部の構成を示す斜視図である。 実施の形態3にかかるレーザ切断装置に用いられる光学系を示す模式図である。 吸引ユニットを示す上面図である。 吸引ユニットを示す側面断面図である。 実施の形態4にかかるレーザ切断装置に用いられる光学系を示す模式図である。
本実施の形態にかかるレーザ照射装置は、フレキシブルディスプレイのフィルムを切断するフィルムレーザカッティング装置(FLC装置)である。具体的には、フレキシブルフィルムを吸着ステージで吸着保持した状態で、レーザ光をフレキシブルフィルムに照射する。そして、フレキシブルフィルムに対するレーザ光の相対的な位置を移動させることで、フィルムを切断することができる。
従って、本実施の形態では、ワークとしてはフレキシブルフィルム(単にフィルムともいう)が用いられている。レーザ切断装置がディスプレイのパネルサイズに合わせて、ワークを切断する。そして、1枚のワークから1つ又は複数の表示パネルが切り出される。つまり、ワークは多面取りのマザー基板になっている。以下、図面を参照して本実施の形態にかかる、レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法について説明する。
実施の形態1.
図1~図4を用いて、本実施の形態にかかるレーザ切断装置の構成について説明する。図1は、レーザ切断装置1の構成を模式的に示す斜視図ある。図2は、レーザ切断装置1の構成を模式的に示す上面図である。図3は、レーザ切断装置1の構成を模式的に示すYZ平面図である。図4は、レーザ切断装置1の構成を模式的に示すXZ平面図である。
なお、以下に示す図では、説明の簡略化のため、適宜、XYZ3次元直交座標系を示している。Z方向は鉛直上下方向であり、ワークWの主面に直交する方向である。X方向及びY方向は、上面視において矩形状のワークWの端辺と平行な方向である。なお、ワークWの切断線はX方向又はY方向と平行な方向であるとする。
レーザ切断装置1は、架台10,ステージ20、光学系30、光学系31、ガントリーステージ40、ガントリーステージ41を備えている。架台10は、ステージ20等を保持するテーブルである。ステージ20は、架台10の上に固定されている。
ステージ20は、ワークWを吸着保持する吸着ステージである。つまり、ステージ20は、バキュームチャックを行うためのチャックステージとなっている。ステージ20の上面が吸着面となっている。吸着面はXY平面と平行な平面になっている。例えば、ステージ20は図示しない真空ポンプなどの排気手段に接続されている。そして、ステージ20の吸着面から気体を吸引することで、ステージ20がワークWを吸着保持することができる。ワークWがステージ20の上に載せられた状態で、ステージ20がワークWを吸着する。これにより、フィルムのしわや反りが発生するのを防ぐことができる。
具体的には、ステージ20は、多孔質体を有している。例えば、ステージ20は、多孔質アルミナや多孔質SiC等のセラミック材料で形成されている。ステージ20をポーラス材料で形成することで、ワークWを確実に吸着保持することができる。なお、ステージ20は、アルミニウムやステンレスなどの金属材料などで形成されていてもよい。つまり、ステージ20は、金属加工により複数の吸引口が形成されたメタルステージであってもよい。また、ステージ20において、切断線となる箇所には、溝が設けられていても良い。このようにすることで、レーザ照射によるステージ20に対するダメージを抑制することができる。ステージ20の詳細な構成については後述する。
さらに、架台10の上面には、測定器15が設けられている。測定器15は、ワークWを撮像するカメラ等を有している。測定器15は、上面視において、矩形状のステージ20の角部近傍に配置されている。測定器15は、ステージ20上のワークWを撮像する。ワークWを撮像した画像により、ワークWが位置合わせされてもよい。
さらに、架台10の上には、レーザ光をワークWに照射するための光学系30,及び光学系31が設けられている。光学系30、及び光学系31は、X方向及びY方向に移動可能に設けられている。光学系30、及び光学系31は、X方向及びY方向に移動することで、ワークWの任意の位置にレーザ光を照射することができる。具体的には、光学系30,及び光学系31を切断線に沿って移動することで、レーザ光が切断線に沿って照射される。切断線は、ワークWにおけるパネルサイズ及びパネル数により予め設定されている。
光学系30、及び光学系31はステージ20よりも上方に配置されている。光学系30、及び光学系31は、上側からワークWにレーザ光を照射する。光学系30、及び光学系31がそれぞれガントリーステージ40、41に支持されている。よって、光学系30,31がそれぞれXY方向に移動する。以下、ガントリーステージ40,41による光学系30,31のXY駆動について説明する。
架台10の上面には、Xガイド溝11が設けられている。Xガイド溝11は、X方向と平行に形成されている。図2に示すように、Y方向におけるステージ20の両側にそれぞれ、Xガイド溝11が形成されている。つまり、架台10は、ステージ20の+Y側に配置されたXガイド溝11と-Y側に配置されたXガイド溝11とを有している。
Xガイド溝11を有する架台10は、ガントリーステージ40、41をX方向に移動可能に保持するXガイド機構となる。なお、Xガイド溝11は架台10に直接形成されていてもよく、架台10と別体として形成されていても良い。例えば、架台10に取り付けられたガイドレールが、Xガイド機構となっていてもよい。
このように、ガントリーステージ40とガントリーステージ41とは、Xガイド溝11にガイドされて、架台10の上を移動する。Xガイド溝11は、ガントリーステージ40とガントリーステージ41とで共通となっている。ガントリーステージ41ガントリーステージ40とは同様の構成となっている。ガントリーステージ40とガントリーステージ41とは、X方向に離間して配置されている。具体的には、ガントリーステージ41は、ガントリーステージ40の-Y側に配置される。
ガントリーステージ40、及びガントリーステージ41は、Xガイド溝11に沿って移動する。具体的には、ガントリーステージ40は、X駆動機構401と、ガントリー軸402とを備えている。X駆動機構401は、ガントリー軸402をX方向に移動可能に支持している。Y方向において、X駆動機構401は、ガントリー軸402の両端に配置されている。X駆動機構401は、ガントリー軸402をX方向に移動するためのアクチュエータを有している。例えば、X駆動機構401のモータなどが動作することで、ガントリー軸402がX方向に移動する。
ガントリー軸402はY方向に沿って延在している。具体的には、Y方向において、ガントリー軸402の一端はステージ20よりも+Y側に配置され、ガントリー軸402の他端はステージ20よりも-Y側に配置されている。ガントリー軸402の直下には、ステージ20よりも高い空間が形成されている。ガントリー軸402は、ステージ20の上方で、X方向に沿って移動する。つまり、ガントリー軸402は、ステージ20の上方を移動する。
ガントリー軸402にはYガイド溝403が形成されている。Yガイド溝403はY方向と平行に形成されている。ガントリー軸402は、Yガイド溝403を介して、光学系30を保持している。したがって、ガントリー軸402は光学系30をY方向に移動可能に保持している。Y駆動機構303が光学系30を駆動することで、光学系30がYガイド溝403に沿って移動する。Yガイド溝403を有するガントリー軸402は、光学系30をY方向にガイドするYガイド機構となる。
したがって、光学系30がX方向及びY方向に移動する。つまり、ワークWの上方の空間において、光学系30が移動する。これにより、ワークWにおける任意の位置にレーザ光を照射することができる。
ガントリーステージ41は、ガントリーステージ40と独立して移動する。ガントリーステージ41は、ガントリーステージ40と同様の構成となっている。具体的には、ガントリーステージ41は、X駆動機構411と、ガントリー軸412とを備えている。X駆動機構411は、ガントリー軸412をX方向に移動可能に支持している。Y方向において、X駆動機構411は、ガントリー軸412の両端に配置されている。X駆動機構411は、ガントリー軸412をX方向に移動するためのアクチュエータを有している。例えば、X駆動機構411のモータなどが動作することで、ガントリー軸412がX方向に移動する。
ガントリー軸412はY方向に沿って延在している。具体的には、Y方向において、ガントリー軸412の一端はステージ20よりも+Y側に配置され、ガントリー軸412の他端はステージ20よりも-Y側に配置されている。ガントリー軸412の直下には、ステージ20よりも高い空間が形成されている。ガントリー軸412は、ステージ20の上方で、X方向に沿って移動する。つまり、ガントリー軸412は、ステージ20の上方を移動する。
ガントリー軸412にはYガイド溝413が形成されている。Yガイド溝413はY方向と平行に形成されている。ガントリー軸412は、Yガイド溝413を介して、光学系31を保持している。したがって、ガントリー軸412は光学系31をY方向に移動可能に保持している。Y駆動機構313が光学系31を駆動することで、光学系31がYガイド溝413に沿って移動する。Yガイド溝413を有するガントリー軸412は、光学系31をY方向にガイドするYガイド機構となる。
したがって、光学系31がX方向及びY方向に移動する。つまり、ワークWの上方の空間において、光学系31が移動する。これにより、ワークWにおける任意の位置にレーザ光を照射することができる。
次に、図2、及び図4を参照して、光学系30の構成について説明する。光学系30には、レーザ光源304、ミラー305、及びレンズ306が設けられている。レーザ光源304は、ガントリー軸402の上側に配置されている。レーザ光源304は、レーザ光L1を発生する。ここでは、レーザ光源304からのレーザ光L1はX方向に沿って進んでいる。つまり、レーザ光源304の光軸はX方向と平行になっている。
レーザ光源304からレーザ光L1は、ミラー305に入射する。ミラー305はレーザ光源304,及びガントリー軸402よりも-X側に配置されている。ミラー305は、レーザ光L1を下方に反射する。ミラー305は、X軸に対して45°傾いて配置されている。ミラー305で反射したレーザ光L1は-Z方向に進んでいく。ミラー305で反射したレーザ光L1は、レンズ306に入射する。レンズ306はレーザ光をワークWに集光する。つまり、レンズ306は、ワークWに集光スポットが形成されるようにレーザ光L1を集光する。
このように光学系30は、レーザ光L1をワークWに導くことができる。レーザ光L1が上側からワークWに照射される。レーザ光源304,ミラー305、及びレンズ306は筐体などに固定されている。よって、レーザ光源304、ミラー305、及びレンズ306が一体となって、X方向及びY方向に移動する。
X方向に沿ってワークWを切断する場合、X駆動機構401がX方向にガントリーステージ40を駆動する。これにより、ガントリーステージ40上の光学系30がX方向に移動する。よって、ワークWにおいて、レーザ照射位置がX方向に移動する。
Y方向に沿ってワークWを切断する場合、Y駆動機構303がY方向に光学系30を駆動する。これにより、光学系30がY方向に移動する。よって、ワークWにおいて、レーザ照射位置がY方向に移動する。このように、X方向又はY方向の切断線に沿ってワークWを切断することが可能になる。
なお、光学系31の構成は、光学系30と同様になっている。光学系31は、Y駆動機構313によって、Y方向に移動する。つまり、光学系31は、ガントリーステージ41上をYガイド溝413に沿って移動する。さらに、X駆動機構411がガントリー軸412をX方向に移動する。これにより、光学系31は、X方向及びY方向に移動する。
光学系31は、レーザ光源314、ミラー315、及びレンズ316が設けられている。レーザ光源314からのレーザ光L2がミラー315、レンズ316によりワークWに導かれる。光学系31がワークWの上方において、X方向及びY方向に移動することで、ワークWの任意の位置にレーザ光L2を照射することができる。
X方向に沿ってワークWを切断する場合、X駆動機構411がX方向にガントリーステージ41を駆動する。これにより、ガントリーステージ41上の光学系31がX方向に移動する。よって、ワークWにおいて、レーザ照射位置がX方向に移動する。
Y方向に沿ってワークWを切断する場合、Y駆動機構313がY方向に光学系31を駆動する。これにより、光学系31がY方向に移動する。よって、ワークWにおいて、レーザ照射位置がY方向に移動する。このように、X方向又はY方向の切断線に沿ってワークWを切断することが可能になる。
なお、上記の説明では、光学系30,31にレーザ光源304,314が搭載されていたが、レーザ光源304、314は光学系30,31に搭載されていなくてもよい。つまり、レーザ光源304、314は光学系30,31の外側に搭載されていてもよい。この場合、光ファイバなどを用いて、レーザ光L1、L2を光学系30,光学系31に導くことができる。従って、光学系30,31は、レーザ光をワークWに導くための光学素子が搭載されていればよい。例えば、光学系30,31には、レンズ306、316やミラー305,315等が搭載されていればよい。
図5を用いてステージの構成について説明する。図5は、ステージ20の構成を模式的に示す断面図である。
ステージ20は、吸着プレート201を有している。吸着プレート201は、上記のように、多孔質材料又は金属材料により形成されている。吸着プレート201の吸着面には溝221が形成されている。溝221は、ワークWの切断レイアウトに応じて形成されている。つまり、溝221は、ワークWの切断線に沿って形成されている。ワークWの切断箇所の直下に溝221が形成される。溝221の直上において、レーザ光がワークWに照射されている。このようにすることで、ステージ20へのダメージを抑制することができる。
例えば、光学系30からのレーザ光L1はステージ20まで到達する。レンズ306がワークWにレーザ光L1の焦点を形成している。つまり、レンズ306はレーザ光をワークWに集光している。ステージ20の上面に溝221を形成することで、レーザ光が拡がった状態でステージ20に照射される。ステージ20におけるレーザ光の照射位置をレーザ光の焦点からZ方向にずらすことができる。このようにすることで、ステージ20上において、単位面積当たりのレーザ強度を低減することができる。従って、ステージ20に対するダメージを抑制することができる。
溝221が配管203を介して排気手段222に接続されている。排気手段222は、排気ポンプなどである。したがって、ワークWの上方の空間の気体を排気手段222が溝221を介して排気することができる。つまり、ワークWが切断されるにつれて、切断箇所を通じて、ワークWの上方の空間と、溝221とが連通する。レーザ光照射によりワークWから発生した煤235が溝221から吸引される。このようにすることで、煤235がワークWに付着することを防ぐことができる。ワークWの汚染を防ぐことができるため、生産性を向上することができる。
また、配管203の途中には集塵フィルタ227が設けられていてもよい。なお、排気手段222及び配管203は、ワークWの吸着保持の吸着用排気系228とは別系統とすることができる。つまり、ワークWの吸着保持のための吸着用排気系228と、煤235の吸引のための排気系229をそれぞれ設けることができる。
ステージ20の具体的な構成の一例について、図6を用いて説明する。図6は、ステージ20の内部構成の一例を模式的に示す斜視図である。
ステージ20は、吸着プレート201と、溝ブロック202、外枠211と、を備えている。吸着プレート201は、例えば、多孔質材料により形成されている。吸着プレート201は、架台10に固定されている。
外枠211は、吸着プレート201の周縁部分に設けられている。例えば、外枠211は、吸着プレート201及び溝ブロック202を囲むように、矩形枠状に形成されている。外枠211は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成されている。
そして、外枠211の内側には、溝ブロック202が形成されている。溝ブロック202は、外枠211と吸着プレート201との間に配置されている。溝ブロック202は、外枠211と吸着プレート201との間に固定されている。溝ブロック202は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成されている。
溝ブロック202の上面には、溝221が形成されている。溝221は、上記の通り、切断線に対する位置に形成されている。すなわち、溝221の直上において、レーザ光がワークWに照射される。図6において、溝221は切断線と平行になるように、Y方向に沿って形成されている。
吸着プレート201には、貫通穴204が形成されている。貫通穴204は、Z方向に吸着プレート201を貫通している。つまり、貫通穴204は、吸着プレート201の下面から溝まで繋がっている。貫通穴204には、配管203が接続されている。具体的には、吸着プレート201の下面に設けられた継ぎ手208によって、配管203と貫通穴204が接続される。貫通穴204は、溝221に連通している。換言すると、配管203は、貫通穴204を介して、溝221と接続されている。
外枠211には貫通穴205が形成されている。貫通穴205はX方向に外枠211を貫通している。つまり、貫通穴205は、吸着プレート201の側面から溝221間で繋がっている。貫通穴205には、配管203が接続されている。具体的には外枠の外周側面に設けられた継ぎ手209によって、配管203と貫通穴205が接続される。貫通穴205は、溝221に連通している。換言すると、配管203は、貫通穴205を介して溝221と接続されている。
そして、配管203は、図5で示した排気手段222に接続されている。したがって、レーザ照射によって発生した煤を排気手段222が溝221から吸引することができる。このように切断線直下に形成された溝221から煤を排出することができる。よって、煤によるワークWの汚染を防ぐことができる。
なお、上記の説明では、2つの貫通穴204,205が溝221に接続されているが、どちらか一方のみであってもよい。例えば、ワークWの周縁部分から離れた切断線については、Z方向の貫通穴204のみに接続されていてもよい。また、溝221と形成する溝ブロック202と吸着プレート201と別部品としているが、吸着プレート201の上面に溝221を形成しても良い。
また、本実施の形態では、ステージ20に吸着保持されているワークWにレーザ光が照射されている。ステージ20を吸着ステージとすることで、ワークWであるフィルムを平坦な状態で保持することができる。例えば、ワークWの反りやしわが発生するのを防ぐことができる。レーザ光の焦点位置をワークWに一致させることができる。よって、適切にワークWを切断することができる。
さらに、ステージ20を移動させずに、光学系30、31を移動させている。つまり、ステージ20よりも小型で軽量な光学系30,31を移動させている。よって、駆動機構などを小型化することができる。さらに、光学系30,31を高速に移動させることができるため、高速なプロセスが可能となる。
また、ステージ20が固定されているため、レーザ切断装置1のフットプリントを小さくすることができる。つまり、光学系30、31を移動させることで、ワークWにおけるレーザ照射位置が変化している。このようにすることで、大型のワークWを移動させる必要がなくなるため、レーザ切断装置1のフットプリントを小さくことができる。
また、レーザ切断装置1は2つのガントリーステージ40,41を備えている。そして、ガントリーステージ40、ガントリーステージ41のそれぞれに光学系30、光学系31が取り付けられている。このようにすることで、このようにすることで、効率良くワークWを切断することができる。例えば、ワークWの2箇所以上に同時にレーザ光を照射することができる。よって、切断プロセスのタクトタイムを短縮することができる。もちろん、架台10に保持されているガントリーステージの数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
さらに、本実施の形態では、1つのガントリーステージ40に2つの光学系30が設けられている。同様に、1つのガントリーステージ41に2つの光学系31が設けられている。このようにすることで、効率良くワークWを切断することができる。例えば、ワークWの2箇所以上に同時にレーザ光を照射することができる。よって、切断プロセスのタクトタイムを短縮することができる。もちろん、1つのガントリーステージ40、41に保持されている光学系30、31の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。
また、光学系30,及び光学系31には、レーザ光をスキャンする光スキャナが設けられていても良い。例えば、ミラー305、315をそれぞれガルバノミラーにすることができる。ガルバノミラーをX方向及びY方向に走査可能な2軸の光スキャナとする。光スキャナがレーザ光を切断線に沿ってスキャンする。つまり、光学系30,31の移動とともに、光スキャナがレーザ光を往復スキャンする。このようにすることで、レーザ光の照射位置を高速に変化させることができる。よって、レーザ照射による発生する煤の量を低減することができる。
また、ガントリーステージ40又はガントリーステージ41には、位置合わせ用のカメラが設けられていても良い。ワークWにおいて、切断線の近傍にアライメントを予め形成しておく。例えば、カメラの画角内に、アライメントマーク及び切断線が含まれるように形成する。光学系30に設けられたカメラが、ワークWのアライメントマークを撮像する。そして、撮像したXY位置に基づいて、光学系30が移動する。このようにすることで、切断位置の精度を向上することができる。
レーザ切断装置1は、異なる波長のレーザ光源を用いてもよい。レーザ切断装置1は、プロセスに応じて、レーザ波長を切り替えることができる。つまり、レーザ切断プロセスに応じて、レーザ切断装置1が異なる波長のレーザ光を照射する。
2つのレーザ光源304,及び2つのレーザ光源314のうち、一つ以上を、COレーザ等の赤外線レーザ光源とし、他を紫外線レーザ光源とする。例えば、レーザ光L1を赤外線レーザとし、レーザ光L2を紫外線レーザとすることができる。このようにすることで、切断プロセスに応じて適切な波長のレーザ光を照射することができる。例えば、切断箇所においてフィルム上の積層された膜の構成等に応じて、レーザ波長を切替えて使用すればよい。
例えば、実装端子部については紫外線レーザで切断プロセスを行うことで、端子間の短絡を防ぐことができる。実装端子部以外の部分については赤外線レーザで切断プロセスを行うことができる。
本実施の形態にかかるレーザ切断装置によるレーザ切断方法は、前記切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、前記レーザの照射中に、前記溝を介して気体を排気するステップと、を備えている。このようにすることで、レーザ照射により発生した煤235を吸引することができる。よって、レーザ光の照射中に、排気手段が溝を介して気体を排気することで、煤235の付着によるワークWの汚染を防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、ステージ20の構成が実施の形態1と異なっている。ステージ20以外の構成については、実施の形態1と同様のものを用いることができる。上記の通り、ステージ20において、ワークWの切断線の直下には溝が形成されている。ここで、切断線がワークWの外周端辺に近い箇所に形成されることがある。このような場合において、本実施の形態では、周縁部分を吸着する吸着部材と、中央部分を吸着する吸着部材を異なる材料で形成している。本実施の形態の構成について、図7を用いて説明する。
図7では、ステージ20を模式的に示す上面図である。図7は、ステージ20の溝221を模式的に示している。ここでは、説明の簡略化のため、1枚のワークWから1つの表示パネルが切り出されるとして説明する。したがって、溝221は、1つの表示パネルを囲むように矩形枠状に形成されている。
ここで、ステージ20において、溝221の内側の領域を表示パネルとなるパネル領域240とする。パネル領域240は、表示デバイスとなるデバイス領域である。パネル領域240の外側の領域を残枠領域241~244とする。残枠領域241~244はパネル領域240を囲むように矩形枠状に配置されている。
具体的には、残枠領域241はパネル領域240の+Y側に配置された矩形領域である。残枠領域243はパネル領域240の-Y側に配置された矩形領域である。残枠領域242はパネル領域240の+X側に配置された矩形領域である。残枠領域244はパネル領域240の-X側に配置された矩形領域である。ワークWにおいて、残枠領域241~244に対応する領域は表示パネルとして利用されない領域になる。
ここで、上面視において、残枠領域241~244のそれぞれは、パネル領域240よりも小さくなっている。つまり、残枠領域241~244のそれぞれは、パネル領域240よりも小さい面積となっている。さらに、残枠領域241、残枠領域242、残枠領域243は、極めて細長い形状となる。残枠領域241、残枠領域243のY方向の幅が極めて小さくなっている。また、残枠領域242のX方向の幅が極めて小さくなっている。つまり、溝221は、切断線に応じたレイアウトで形成されるため、一部の残枠領域は、幅狭の帯状の領域になってしまうことがある。
ここで、幅狭の残枠領域241、残枠領域242、残枠領域243を多孔質部材で形成した場合、十分な吸着性能を得ることができないおそれがある。つまり、多孔質材料を小さく作成することには制約があるため、残枠領域の小型化には限界がある。
そこで、本実施の形態では、残枠領域241、残枠領域242、残枠領域243が金属材料により形成されている。一方、パネル領域240及び幅広の残枠領域244は多孔質材料により形成されている。吸着穴が多数形成された金属材料により残枠領域241、242、243が形成されているため、吸着性能の低下を抑制することができる。ワークWを確実に吸着することができる。例えば、ステージ20の中央部は、多孔質材料で形成し、周縁部は金属材料で形成する。このようにすることで、ワークWの端部まで確実に吸着することができる。よって、ワークWを平坦に保持することができるため、切断プロセスを適切に行うことができる。
ステージ20の詳細な構成の一例について図8を用いて説明する。図8は、ステージ20の角部周辺の構成を示す斜視図である。
ステージ20は、外枠211と、多孔質吸着部212と、金属吸着部213と、を備えている。外枠211は、ステージ20の周縁部分を形成する。具体的には、外枠211は、矩形枠状に形成されている。多孔質吸着部212は、ステージ20の中央部分に配置されている。多孔質吸着部212は、図7のパネル領域240に対応する。多孔質吸着部212は、パネル領域240の直下に配置される。
そして、多孔質吸着部212と、外枠211との間には、金属吸着部213が配置されている。ここでは、X方向に沿って形成された金属吸着部213と、Y方向に沿って形成され金属吸着部213とが別部品として設けられている。つまり、X方向を長手方向とする幅狭の金属吸着部213と、Y方向を長手方向とする金属吸着部213がそれぞれ設けられている。
金属吸着部213は、複数の吸着穴234が形成された金属プレートである。金属吸着部213は、複数の吸着穴234を有している。吸着穴234は、Z方向に金属吸着部213を貫通している。吸着穴234は、金属加工で形成されている。排気ポンプなどに接続されている。金属吸着部213は、残枠領域241、242等の直下に配置される。
X方向を長手方向とする金属吸着部213には、X方向に複数の吸着穴234が配列されている。Y方向を長手方向とする金属吸着部213には、Y方向に複数の吸着穴234が配列されている。なお、図8では、吸着穴234がX方向又はY方向に1列に配列されているが、2列以上に配列されていてもよい。
また、多孔質吸着部212と金属吸着部213との間には、溝221が形成されている。上記の通り、溝221はレーザ照射位置の直下に配置される。また、実施の形態1で説明したように、溝221から煤を吸引しても良いが、本実施の形態では煤を吸引しなくてもよい。金属吸着部213と多孔質吸着部212の排気系は共通であってもよく、独立していてもよい。
このように、ワークWがパネルレイアウトに応じて様々なサイズに切断される。幅が狭い残枠領域となる箇所においては、金属吸着部213を用いることができる。幅が広い残枠領域やパネル領域については、多孔質吸着部212を用いる。ステージ20が、異なる材料の吸着部を有することで、適切に吸着することができる。よって、ワークWをより平坦に保持することができるため、切断プロセスを適切に行うことができる。よって、生産性を向上することができる。
なお、ワークWにおけるパネルレイアウトに応じて、切断線の位置も変わる。よって、ワークWを異なるレイアウトを切断する場合、ステージ20を置き換えればよい。つまり、レイアウトに応じた多孔質吸着部212と金属吸着部213を用意すればよい。
実施の形態3.
上記のように、レーザ切断によってワークWの材料が煤となってしまう。そこで本実施の形態では、光学系30,31に煤を吸引するための構成が設けられている。図9は本実施の形態に係るレーザ切断装置1を示す模式図である。図9に示すように、光学系30が吸引ユニット90を備えている。なお、光学系31についても同様の吸引ユニット90が設けられているが、光学系31の吸引ユニットは光学系30の吸引ユニット90と同様であるため、説明を省略する。また光学系30の一部やガントリーステージ40、41についても図示を省略する。
光学系30のワークW側に、吸引ユニット90が設けられている。吸引ユニット90は、ワークWに対向するように設けられている。吸引ユニット90は、光学系30とともにXY方向に移動する。例えば、吸引ユニット90は、光学系30の筐体に固定されている。
吸引ユニット90は、ホルダ93とウィンドウ91とを備えている。ホルダ93を保持している。ウィンドウ91は光学系30内の光学素子を保護するために設けられている。つまり、ウィンドウ91はレーザ照射によって発生した煤235が光学系30内の光学素子に付着するのを防ぐために設けられている。例えば、ウィンドウ91は、レンズ306とワークWとの間に配置されている。よって、レンズ306等に煤235が付着するのを防ぐことができる。ウィンドウ91はレーザ光を透過する。具体的には、ウィンドウ91は透明なガラスや樹脂により形成されている。ウィンドウ91を透過したレーザ光がワークWに照射される。
ホルダ93は、ウィンドウ91を保持している。さらに、ホルダ93には、吸引空間911と噴出空間912とが設けられている。噴出空間912はワークWに向けて気体を噴出する。噴出空間912は、ウィンドウ91の直下の空間である。つまり、レーザ光L1は、噴出空間912を通って、ワークWに照射される。噴出空間912は、例えば、噴出配管917を介して気体供給手段915に接続されている。気体供給手段915はガスボンベなどである。噴出空間912からは、空気や窒素などの乾燥気体が噴出される。
吸引空間911は、噴出空間912の外側の空間である。吸引空間911は、ワークWの上方の気体を吸引する。したがって、ワークWの上方に浮遊する煤235が吸引空間911から吸引される。これにより、煤235がワークWに付着することを防ぐことができる。吸引空間911は、吸引配管916に接続されている。吸引配管916は、例えば、集塵フィルタ931を介して、吸引手段932に接続されている。吸引手段932は、排気ポンプなどであり、気体を吸引する。また、吸引手段932は、噴出空間912から噴出された気体も吸引する。
このように煤235を吸引することで、煤235の付着を防ぐことができる。さらに、溝221は、レーザ照射箇所の直下に配置される。したがって、レーザ照射と共に発生する煤235を効率良く吸引することができる。
なお、図9では、ステージ20の溝221から気体が排気されていないが、実施の形態1と同様に、溝221から気体を排気しても良い。これにより、煤の付着をより効果的に防ぐことができる。
吸引ユニット90の構成について、図10、図11を用いて説明する。図10は、吸引ユニット90の構成を示すXZ断面図である。図11は吸引ユニット90の構成を示す上面図である。
吸引ユニット90は、ベースホルダ92と、中間ホルダ97と、ウィンドウホルダ94と、を備えている。ベースホルダ92と、中間ホルダ97と、ウィンドウホルダ94とが、図9で示したホルダ93に対応する。ウィンドウホルダ94は、ウィンドウ91を保持している。上記のように、レーザ光は、ウィンドウ91を透過して、ワークWに照射される。
ウィンドウホルダ94は、中間ホルダ97に固定されている。中間ホルダ97は、ベースホルダ92に固定されている。つまり、中間ホルダ97は、ウィンドウホルダ94と、ベースホルダ92との間に配置されている。ウィンドウホルダ94は、中間ホルダ97の上側に配置されている。ベースホルダ92は、中間ホルダ97の下側に配置されている。ベースホルダ92は、ワークWに対向するように配置されている。
中間ホルダ97は、中空になっており、中空部分が噴出空間912になる。中間ホルダ97の外周側面には継ぎ手96が設けられている。継ぎ手96は、噴出配管917に接続されている。従って、噴出空間912は、図9で示したように、噴出配管917を介して、気体供給手段915などに接続されている。これにより、噴出空間912から気体を噴出することができる。噴出配管917は、光学系30の移動に追従できるようになっている。
ベースホルダ92は、中空となっており、中空部分が噴出空間912となる。噴出空間912は、上面視において円形であり、ウィンドウ91の直下に配置されている。よって、ウィンドウ91からのレーザ光は噴出空間912を通って、ワークWに照射される。
さらに、噴出空間912の周りには吸引空間911が設けられている。上面視において、吸引空間911は噴出空間912を囲むように形成されている。つまり、上面視において、吸引空間911は、円環状の空間となっている。
ベースホルダ92の外周側面には継ぎ手95が設けられている。継ぎ手95は、吸引配管916に接続されている。図9に示したように、吸引空間911は、吸引配管916を介して、吸引手段932に接続されている。吸引手段932が吸引空間911から気体を吸引することで、煤235を吸引することができる。これにより、レーザ照射によってワークWの材料が煤235となった場合であっても、ワークWに付着することを防ぐことができる。よって、ワークWの汚染を抑制することができ、生産性を向上することができる。吸引配管916は、光学系30の移動に追従できるようになっている。
実施形態3にかかるレーザ切断装置は、ワークを吸着保持するステージと、ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、光学系に設けられ、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する吸引ユニットと、備えている。
実施の形態3にかかるレーザ切断装置によるレーザ切断方法は、ワークの切断線に沿って、光学系30を移動させるステップと、レーザ光の照射中に、光学系30に設けられた吸引ユニット90によって、ワークの上方の空間の気体を吸引するステップと、を備えている。
実施の形態4.
本実施の形態にかかるレーザ切断装置について、図12を用いて説明する。図12は、レーザ切断装置1の構成を模式的に示す図である。本実施形態では、レーザ切断装置1が、カバー951と、排気手段952とを備えている。つまり、実施の形態3の構成に対して、カバー951と、排気手段952とが追加されている。なお、図12では、光学系30を省略するとともに、吸引ユニット90を簡略化している。
カバー951は装置全体を収容する。例えば、カバー951は、ステージ20、光学系30と、光学系を駆動するための駆動系などがカバー951に囲むように設けられている。カバー951には、排気ポート953が設けられている。排気ポート953は、カバー951内の内部空間954を陰圧にするために設けられている。
なお、図12では、排気ポート953がカバー951の側面に設けられているが、排気ポート953の設置箇所は特に限定されるものではない。排気ポート953には、排気配管955が取り付けられている。排気配管955は、集塵フィルタ956を介して、排気手段952に接続されている。
カバー951の内部空間954は、排気配管955を介して、排気手段952に接続されている。排気手段952が排気配管955を介して、内部空間954を排気する。したがって、内部空間954が大気圧よりも低い陰圧になる。また、排気配管955の途中には、集塵フィルタ956が設けられている。
吸引ユニット90で吸引できなかった煤235を排気手段952が排出することができる。これによって、内部空間954の外側に煤235を排出することができる。ワークWへの煤235の付着を防止することができる。よって、ワークWの汚染を抑制することができ、生産性を向上することができる。
実施の形態1~4で示したレーザ切断装置によるレーザ切断方法は、ディスプレイの製造方法に適用可能である。つまり、レーザ切断方法をディスプレイの製造方法における切断工程に用いることができる。具体的には、ワークWとして表示パネルとなるフィルムや基板を用いることができる。つまり、レーザ切断装置1は、表示パネルとなるワークWを切断する。これにより、ワークWから所定のサイズの表示パネルが切り出される。つまり、ワークWを複数の表示パネルに分割することができる。上記のレーザ切断方法を、フレキシブルディスプレイの製造方法に適用することで、生産性を向上することができる。もちろん、ワークWはフレキシブルフィルムに限らず、ガラス基板などであってもよい。
上記のレーザ切断装置は、第8世代以上のガラス基板の切断に好適である。ここで、第8世代の基板サイズは、2160mm×2460mmである。レーザ切断装置は、2160mm×2460mm以上のサイズのガラス基板を効率良く切断することができる。なお、第6世代の基板サイズは、1500mm×1850mmである。第8.5世代の基板サイズは、2250mm×2500mmである。第10世代は、2950mm×3400mmである。レーザ切断装置は、上記のサイズ以上のガラス基板の切断に適用することができる。
本実施の形態にかかるレーザ切断装置は、第8世代以上のガラス基板を吸着保持するための、固定されたステージと、前記ガラス基板を切断するためのレーザ光を該ガラス基板に導く光学系と、前記光学系を移動可能に保持するガイド機構と、前記ガイド機構に沿って前記光学系を移動させる駆動機構と、を備えている。
ガラス基板の面積はその世代とともに増大している。特に第8世代以上の大型基板を扱う場合に吸着ステージを移動させる構成とすると、装置が大型化し設置面積が増大するという問題が顕著になる。これに対し、本実施例のように吸着ステージを固定した構成とすることで設置面積の増大を抑制することができる。
実施の形態1~4の一部又は全部は適宜組み合わせて使用することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 レーザ切断装置
10 架台
11 Xガイド溝
15 測定器
20 ステージ
201 吸着プレート
202 溝ブロック
203 配管
204 貫通穴
205 貫通穴
208 継ぎ手
209 継ぎ手
211 外枠
221 溝
222 排気手段
227 集塵フィルタ
234 吸着穴
235 煤
240 パネル領域
241 残枠領域
242 残枠領域
243 残枠領域
244 残枠領域
30 光学系
303 Y駆動機構
304 レーザ光源
305 ミラー
306 レンズ
31 光学系
313 Y駆動機構
314 レーザ光源
315 ミラー
316 レンズ
40 ガントリーステージ
401 X駆動機構
402 ガントリー軸
403 Yガイド溝
41 ガントリーステージ
411 X駆動機構
412 ガントリー軸
413 Yガイド溝
90 吸引ユニット
91 ウィンドウ
92 ベースホルダ
93 ホルダ
94 ウィンドウホルダ
95 継ぎ手
96 継ぎ手
97 中間ホルダ
911 吸引空間
912 噴出空間
951 カバー
953 排気ポート

Claims (18)

  1. ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、
    前記光学系を前記切断線に沿って移動させる駆動機構と、
    前記溝を介して、気体を排気する排気手段と、備えたレーザ切断装置。
  2. 前記光学系に設けられ、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する吸引ユニットと、備えた請求項1に記載のレーザ切断装置。
  3. ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、
    前記光学系を切断線に沿って移動させる駆動機構と、
    前記光学系に設けられ、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する吸引ユニットと、備えたレーザ切断装置。
  4. 前記吸引ユニットは、前記レーザ光が通過するウィンドウをさらに備え、
    前記ウィンドウの下側には、前記ワークに前記気体を噴出するための噴出空間が設けられている請求項2、又は3に記載のレーザ切断装置。
  5. 前記ステージにおいて、前記ワークにおいてデバイスとなるデバイス領域と、前記デバイス領域の外側にある残枠領域との間に溝が形成され、
    前記ステージが、
    前記デバイス領域の直下に配置された多孔質吸着部と、
    前記残枠領域の直下に配置され、複数の吸着穴を有する金属吸着部と、を備えた、請求項1~4のいずれか1項に記載のレーザ切断装置。
  6. 前記ステージ及び前記光学系を囲むように設けられたカバーと、
    前記カバー内の内部空間を陰圧にするために前記カバーに設けられた排気ポートと、を備えた請求項1~5のいずれか1項に記載のレーザ切断装置。
  7. レーザ切断装置を用いてワークを切断するレーザ切断方法であって、
    前記レーザ切断装置は、
    ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、
    前記レーザ切断方法は、
    前記切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、
    前記レーザ光の照射中に、前記溝を介して気体を排気するステップと、を備えたレーザ切断方法。
  8. 前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する請求項7に記載のレーザ切断方法。
  9. レーザ切断装置を用いてワークを切断するレーザ切断方法であって、
    前記レーザ切断装置は、
    前記ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、
    前記レーザ切断方法は、
    切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、
    前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引するステップと、を備えたレーザ切断方法。
  10. 前記吸引ユニットは、前記レーザ光が通過するウィンドウをさらに備え、
    前記ウィンドウの下側には、前記ワークに前記気体を噴出するための噴出空間が設けられている請求項8、又は9に記載のレーザ切断方法。
  11. 前記ステージにおいて、前記ワークにおいてデバイスとなるデバイス領域と、前記デバイス領域の外側にある残枠領域との間に溝が形成され、
    前記ステージが、
    前記デバイス領域の直下に配置された多孔質吸着部と、
    前記残枠領域の直下に配置され、複数の吸着穴を有する金属吸着部と、を備えた、請求項7~10のいずれか1項に記載のレーザ切断方法。
  12. 前記レーザ切断装置が、
    前記ステージ及び前記光学系を囲むように設けられたカバーと、
    前記カバー内の内部空間を陰圧にするために前記カバーに設けられた排気ポートと、を備えた請求項7~11のいずれか1項に記載のレーザ切断方法。
  13. 表示パネルとなるワークをレーザ切断装置で切断するディスプレイの製造方法であって、
    前記レーザ切断装置は、
    ワークの切断線に沿って形成された溝を有し、前記ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、
    前記ディスプレイの製造方法は、
    前記切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、
    前記レーザ光の照射中に、前記溝を介して気体を排気するステップと、を備えたディスプレイの製造方法。
  14. 前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引する請求項13に記載のディスプレイの製造方法。
  15. 表示パネルとなるワークをレーザ切断装置で切断するディスプレイの製造方法であって、
    前記レーザ切断装置は、
    前記ワークを吸着保持するステージと、
    前記ワークを切断するためのレーザ光を前記ワークに導く光学系と、を備え、
    前記ディスプレイの製造方法は、
    切断線に沿って、前記光学系を移動させるステップと、
    前記レーザ光の照射中に、前記光学系に設けられた吸引ユニットが、前記ワークの上方の空間の気体を吸引するステップと、を備えたディスプレイの製造方法。
  16. 前記吸引ユニットは、前記レーザ光が通過するウィンドウをさらに備え、
    前記ウィンドウの下側には、前記ワークに前記気体を噴出するための噴出空間が設けられている請求項14、又は15に記載のディスプレイの製造方法。
  17. 前記ステージにおいて、前記ワークにおいてデバイスとなるデバイス領域と、前記デバイス領域の外側にある残枠領域との間に溝が形成され、
    前記ステージが、
    前記デバイス領域の直下に配置された多孔質吸着部と、
    前記残枠領域の直下に配置され、複数の吸着穴を有する金属吸着部と、を備えた、請求項13~16のいずれか1項に記載のディスプレイの製造方法。
  18. 前記レーザ切断装置が、
    前記ステージ及び前記光学系を囲むように設けられたカバーと、
    前記カバー内の内部空間を陰圧にするために前記カバーに設けられた排気ポートと、を備えた請求項13~17のいずれか1項に記載のディスプレイの製造方法。
JP2021188245A 2021-11-19 2021-11-19 レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法 Pending JP2023075382A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021188245A JP2023075382A (ja) 2021-11-19 2021-11-19 レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法
PCT/JP2022/038938 WO2023090035A1 (ja) 2021-11-19 2022-10-19 レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021188245A JP2023075382A (ja) 2021-11-19 2021-11-19 レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023075382A true JP2023075382A (ja) 2023-05-31

Family

ID=86396641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021188245A Pending JP2023075382A (ja) 2021-11-19 2021-11-19 レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023075382A (ja)
WO (1) WO2023090035A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60103590U (ja) * 1983-12-22 1985-07-15 富士通株式会社 レ−ザ加工装置
JP2720331B2 (ja) * 1995-09-16 1998-03-04 日本ピラー工業株式会社 加工物吸着板
JP2001212689A (ja) * 2000-02-01 2001-08-07 Nippei Toyama Corp レーザ加工機
JP2008229682A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Epson Toyocom Corp パッケージ部品の製造方法
JP2014140855A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP5663776B1 (ja) * 2014-03-27 2015-02-04 福井県 吸引方法及び吸引装置並びにレーザ加工方法及びレーザ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023090035A1 (ja) 2023-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106956370B (zh) 加工装置的搬送机构
US20060090848A1 (en) Laser processing apparatus and laser processing method
JP2005297007A (ja) レーザ加工機
KR20170038146A (ko) 레이저 가공 장치
JP2007242787A (ja) ウエーハの分割方法
TW201711788A (zh) 被加工物的支持治具
JP7218055B2 (ja) チャックテーブル
JP3571519B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
EP2402111A2 (en) Thin film removal apparatus
JP2011147953A (ja) レーザー加工装置
CN114505603A (zh) 卡盘工作台和激光加工装置
KR20080047614A (ko) 전자 부품을 분리하기 위한 장치 및 방법
JP2007290304A (ja) 脆性シート材分断方法及びその装置
WO2023090035A1 (ja) レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法
KR20160118943A (ko) 광조사 장치
JP5691004B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
CN118119471A (zh) 激光切割装置、激光切割方法以及显示器的制造方法
WO2023090034A1 (ja) レーザ切断装置、レーザ切断方法、及びディスプレイの製造方法
JP5872799B2 (ja) レーザー加工装置
JP5394211B2 (ja) レーザ加工装置
JP6525845B2 (ja) レーザー加工装置
JP4276573B2 (ja) レーザ加工方法、及びレーザ加工機
TWI789474B (zh) 工件的切割方法以及切割裝置的卡盤台
JP4046076B2 (ja) 電子部品搭載装置
EP4117852A1 (en) Laser dicing system for filamenting and singulating optical devices