JP2023074097A - 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法 - Google Patents

発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023074097A
JP2023074097A JP2021186866A JP2021186866A JP2023074097A JP 2023074097 A JP2023074097 A JP 2023074097A JP 2021186866 A JP2021186866 A JP 2021186866A JP 2021186866 A JP2021186866 A JP 2021186866A JP 2023074097 A JP2023074097 A JP 2023074097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
injection
heating cylinder
gas inlet
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021186866A
Other languages
English (en)
Inventor
拓也 油布
Takuya Yufu
章弘 内藤
Akihiro Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2021186866A priority Critical patent/JP2023074097A/ja
Priority to PCT/JP2022/034845 priority patent/WO2023089940A1/ja
Publication of JP2023074097A publication Critical patent/JP2023074097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/60Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/18Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/77Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material

Abstract

【課題】樹脂中に安定的にガスを供給できる射出装置を提供する。【解決手段】射出装置(3)は、ガス注入口(25)が設けられている加熱シリンダ(17)と、スクリュ(18)と、ガス供給装置(27)と、制御手段(4)とを備えている。加熱シリンダ(17)内は上流側の可塑化ゾーン(20)と、その下流側の飢餓ゾーン(21)と、その下流の圧縮ゾーン(22)とに区分される。ガス注入口(25)には注入弁(28)が設けられ、飢餓ゾーン(21)においてガスを加熱シリンダ(17)内に供給する。加熱シリンダ(17)には圧力センサ(36)が設けられている。制御手段(4)は、圧力センサ(36)によって検出される樹脂圧力に基づいて注入弁(28)を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、射出材料にガスを注入して発泡成形品を成形する射出装置、およびそのような射出装置を備えた射出成形機、ならびに発泡成形方法に関するものである。
物理発泡剤である窒素ガス、二酸化炭素ガス等のガスを利用して発泡成形品を成形する射出成形機は例えば特許文献1に記載されているように、概ね次のように構成されている。まず、射出成形機の射出装置は、加熱シリンダとスクリュとから構成され、加熱シリンダ内がスクリュの形状に応じて複数のゾーンを備えている。すなわち樹脂が可塑化される上流側の可塑化ゾーン、そして可塑化ゾーンの下流側で樹脂圧力が低下する飢餓ゾーン、飢餓ゾーンの下流側で樹脂が圧縮される圧縮ゾーンを備えている。加熱シリンダには飢餓ゾーンに対応するようにガス注入口が設けられ、樹脂にガスが供給されて樹脂と混練されるようになっている。
樹脂は加熱シリンダ内をスクリュによって下流側に送られるとき、可塑化ゾーンで溶融される。ついで飢餓ゾーンにおいて樹脂圧力が低下してガスが供給される。ガスが供給された樹脂は圧縮ゾーンで混錬・圧縮され、計量される。ガスが混練・圧縮された樹脂を金型に射出すると金型内でガスが発泡する。すなわち発泡成形品が得られる。
特開2014-200937号公報
発泡成形用の射出成形機においては、飢餓ゾーンにおいて樹脂中にガスを供給するようになっているが、飢餓ゾーンは必ずしも樹脂圧力が適切な圧力に低下しているとは限らない。そうすると樹脂に供給されるガス量が不均一になるという問題がある。さらには樹脂圧力が高い状態でガスを供給するとガス注入口に樹脂が入り込む、いわゆるベントアップが発生する危険もある。本開示は、良品の発泡成形品を得られるよう樹脂中に安定的にガスを供給できるようにすることを目的としている。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本開示は、次の構成を備えた射出装置とする。すなわち射出装置は、ガス注入口が設けられている加熱シリンダと、スクリュと、ガス供給装置と、制御手段とを備えている。加熱シリンダ内はスクリュの形状により複数のゾーンに区分され、上流側の可塑化ゾーンと、その下流側の飢餓ゾーンと、その下流の圧縮ゾーンとを備えている。ガス注入口には注入弁が設けられ、飢餓ゾーンにおいてガスを加熱シリンダ内に供給するようになっている。加熱シリンダには圧力センサが設けられている。制御手段は、圧力センサによって検出される樹脂圧力に基づいて注入弁を制御するように構成する。
本開示によると、ベントアップを防止してガスを適切に樹脂中に供給して、良品の発泡成形品を得ることができる。
本実施の形態に係る射出成形機を示す正面図である。 本実施の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。 本実施の形態に係る射出成形機において実施される本実施の形態に係る発泡成形方法の一部である計量方法を示す、フローチャートである。 本実施の第2の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。 本実施の第3の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。 本実施の第3の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。 本実施の第4の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。 本実施の第5の形態に係る射出装置を示す正面断面図である。
以下、具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態に限定される訳ではない。説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜簡略化されている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。また、図面が煩雑にならないように、ハッチングが省略されている部分がある。
<射出成形機>
本実施の形態に係る射出成形機1は、図1に示されているように、ベッドBに設けられている型締装置2と射出装置3とから概略構成され、制御手段つまりコントローラ4によって制御されるようになっている。型締装置2は直圧式から構成することもできるが、本実施の形態においてはトグル式から構成されている。型締装置2は、ベッドBに固定されている固定盤7と、ベッドB上にスライド自在に設けられている可動盤8と、同様にベッドB上にスライド自在に設けられている型締ハウジング9とを備えている。固定盤7と型締ハウジング9は複数本のタイバー10、10、…によって連結され、可動盤8は固定盤7と型締ハウジング9の間に配置され、可動盤8と型締ハウジング9の間にトグル機構11が設けられている。
このような型締装置2の固定盤7と可動盤8とに、それぞれ固定側金型13と可動側金型14とが設けられている。トグル機構11を駆動すると金型13、14が型締めされる。あるいは型開閉される。
<射出装置>
本実施の形態に係る射出装置3は物理発泡剤つまり窒素ガス、二酸化炭素ガス等のガスを使用した発泡成形用の射出装置になっており、図2に示されている。射出装置3は加熱シリンダ17と、この加熱シリンダ17に入れられているスクリュ18とから構成されている。スクリュ18は、上流側から下流側に向かってフライトの溝深さが変化しており、それによって加熱シリンダ17内が複数のゾーンに区分されている。すなわち上流側から、樹脂が供給され溶融する可塑化ゾーン20、溶融した樹脂の圧力が低下する飢餓ゾーン21、そして下流側の圧縮ゾーン22に区分されている。
加熱シリンダ17にはガスが供給されるガス注入口25が設けられている。ガス注入口25は、スクリュ18が前進位置つまり計量開始時のスクリュ位置にあるときに、飢餓ゾーン21に対応する位置に設けられている。スクリュ18は計量工程を実施すると後退し、飢餓ゾーン21も後退する。この実施の形態では、スクリュ18が計量完了位置に達しても、ガス注入口25は飢餓ゾーン21に留まるようになっている。つまりガス注入口25からのガスは、常に飢餓ゾーン21において供給されるようになっている。
ガス注入口25には、次に説明するガス供給装置27が接続され、一定の圧力のガスが供給されるようになっている。本実施の形態に係る射出装置3は、ガス注入口25にガス注入口25を開閉する注入弁28が設けられている点に特徴がある。注入弁28はコントローラ4によって制御されるようになっており、注入弁28を適切に開閉することによって、ガスを効率よく樹脂中に供給することができる。また、ガス注入口に樹脂が入り込むベントアップを防止することもできる。コントローラ4には注入弁28の制御において使用する設定値、すなわち第1の閾値が格納されている。
<ガス供給装置>
ガス供給装置27は、ガス供給源であるガスボンベ29と、ガスボンベ29からのガスの圧力を適切な圧力に減圧する減圧弁31とを備えている。ガスボンベ29は図2において1本だけ示されているが、2本以上設けておき1本が空になったら他のガスボンベ29から供給するようにしてもよい。ガス供給装置27にはガスボンベ29から供給されるガス圧力を検出する第1の圧力計33と、減圧弁31により減圧されたガス圧力を検出する第2の圧力計34とが設けられている。
<圧力センサ>
本実施の形態に係る射出装置3において、加熱シリンダ17には圧力センサ36が設けられている。これも本実施の形態が備える特徴である。圧力センサ36は、加熱シリンダ17においてガス注入口25の近傍に設けられている。詳しく説明すると、スクリュ18のフライトを基準に考えると、ガス注入口25が設けられている位置を中心に、フライト1周分の下流側から、フライト1周分の上流側までの間に設けられている。前記したようにガス注入口25は、計量の開始から完了まで飢餓ゾーン21に位置し続けるように配置しているが、この圧力センサ36も同様に計量の開始から完了まで飢餓ゾーン21に位置するようになっている。したがって、圧力センサ36は飢餓ゾーン21における樹脂圧力を検出し続けることになる。圧力センサ36はコントローラ4に接続され、樹脂圧力がコントローラ4に送られるようになっている。
本実施の形態に係る射出装置3において、図1に示されているように、加熱シリンダ17の上流側にホッパ38が設けられ樹脂が供給されるようになっている。また加熱シリンダ17の下流側に射出ノズル39が設けられている。
<本実施の形態に係る発泡成形方法>
本実施の形態に係る射出成形機1(図1参照)によって発泡成形品を成形する方法を説明する。発泡成形品を成形する発泡成形方法は、射出装置3においてガスを樹脂に供給して混練しガスを含んだ樹脂を計量し、型締装置2において金型13、14を型締めし、射出装置3からガスを含んだ樹脂を射出する。そうすると金型13、14内で樹脂中のガスが発泡し、発泡成形品が得られる。本実施の形態に係る発泡成形方法は、このような一連の工程のうち、計量工程に特徴がある。図3によって本実施の形態に係る発泡成形方法の一部である計量工程について説明する。
連続的に成形サイクルを実施している状態として説明する。本実施の形態に係る射出装置3において計量工程を開始する(ステップS1)。すなわちコントローラ4(図2参照)の司令によりスクリュ18を回転し、ホッパ38(図1参照)から樹脂を供給する。計量開始において、注入弁28(図2参照)は閉じられているものとする。また、スクリュ18は加熱シリンダ17において前進した位置、つまり計量開始位置からスタートするものとする。
連続的に成形サイクルを実施しているので、加熱シリンダ17内には前回の成形サイクルにおける樹脂が残っている。したがって、スクリュ18の回転開始と共に、樹脂は可塑化ゾーンで可塑化され、下流に送られはじめる。可塑化ゾーンの樹脂は飢餓ゾーン21に送られはじめる。飢餓ゾーン21の樹脂は圧縮ゾーン22に送られはじめる。そして圧縮ゾーン22の樹脂はスクリュ18の先端に計量されはじめる。つまり各ゾーン20、21、…の樹脂は全体として下流側に流れはじめる。
計量工程を開始すると、図3に示されているように、コントローラ4はステップS2を実行する。すなわち圧力センサ36(図2参照)において検出される樹脂圧力、つまり飢餓ゾーン21における樹脂圧力を、コントローラ4内に設定されている第1の閾値と比較する。樹脂圧力が第1の閾値を超えていなければ、つまり第1の閾値以下であれば注入弁28を開く(ステップS3)。つまり飢餓ゾーン21において樹脂にガスを供給する。ガスが供給された樹脂は圧縮ゾーン22(図2参照)で混練され、スクリュ18の先端に送られる。つまり計量される。一方、樹脂圧力が第1の閾値より大きければ注入弁28を閉鎖する(ステップS4)。これによってガス注入口25(図2参照)におけるベントアップを防止することができる。注入弁28を閉鎖してもスクリュ18は回転を継続して計量する。
コントローラ4は、ステップS3またはステップS4の実行後、ステップS5を実施する。すなわち、スクリュ18(図2参照)のスクリュ位置が計量完了位置に達したか否かをチェックする。計量完了位置に達していなければ、ステップS2に戻る。すなわち圧力センサ36で検出される樹脂圧力と第1の閾値とを比較して、前記したようにステップS3あるいはステップS4を実行する。
ステップS5において、コントローラ4がスクリュ18のスクリュ位置が計量完了位置に達したと判断すると、ステップS6を実行する。すなわち注入弁28(図2参照)を閉鎖する。そうすると加熱シリンダ17内へのガスの供給が停止される。計量工程を完了する。前記したように、金型13、14(図1参照)にガスを含んだ樹脂を射出して発泡成形品を成形する。
本実施の形態に係る発泡成形方法の計量工程では、計量工程の完了時に注入弁28を閉鎖している。したがって、次の計量工程の開始時までガスが無駄に加熱シリンダ17内に供給されることがなく、ガスの消費量を抑制することができる。しかしながら、計量工程の完了時に注入弁28を開いた状態で維持することもできる。そうすると計量開始直後からガスを供給することができる、という効果が得られる。
<第2の実施の形態に係る射出装置>
本実施の形態は色々な変形が可能であり、図4には、第2の実施の形態に係る射出装置3Aが示されている。この実施の形態に係る射出装置3Aは、加熱シリンダに2個のガス注入口25A、25aが設けられている。すなわち、下流側に位置している第1のガス注入口25Aと、上流側に位置している第2のガス注入口25aである。第1、2のガス注入口25A、25aは、いずれもスクリュ18が計量開始位置にあるときに飢餓ゾーン21に位置するように設けられている。これら第1、2のガス注入口25A、25aにはそれぞれ第1、2の注入弁28A、28aが設けられ、コントローラ4によって開閉されるようになっている。第2の実施の形態に係る射出装置3Aは、第1、2のガス注入口25A、25aの近傍に、それぞれ2個の圧力センサ36A、36a、つまり第1、2の圧力センサ36A、36aが設けられている。
この第2の実施の形態に係る射出装置3Aによって計量工程を実施する場合、第1の注入弁28Aは第1の圧力センサ36Aで検出される樹脂圧力に基づいて、そして第2の注入弁28aは第2の圧力センサ36aで検出される樹脂圧力に基づいて、開閉を制御する。計量開始時においては、第1、2のガス注入口25A、25aはいずれも飢餓ゾーン21に位置しているので、それぞれからガスを供給することができ、効率が高い。計量が進んでスクリュ18が後退し、第1のガス注入口25Aが飢餓ゾーン21から外れた場合、つまり圧縮ゾーン22に入った場合には、第1の圧力センサ36Aで検出される樹脂圧力は必然的に第1の閾値を超える。したがってコントローラ4は第1の注入弁28Aを閉鎖することになる。なお、コントローラ4はスクリュ18のスクリュ位置から判断して、樹脂圧力を確認することなく第1の注入弁28Aを閉鎖してもよい。
<第3の実施の形態に係る射出装置>
第2の実施の形態に係る射出装置3Aを変形した、第3の実施の形態に係る射出装置3Bが図5Aに示されている。この第3の実施の形態に係る射出装置3Bも、第2の実施の形態に係る射出装置3A(図4参照)と同様に、第1、2のガス注入口25B、25b、第1、2の注入弁28B、28b、そして第1、2の圧力センサ36B、36bを備えている。しかしながら、加熱シリンダ17におけるこれらの位置が相違している。つまり、スクリュ18が計量開始位置にあるとき、第1のガス注入弁25Bと第1の圧力センサ36Bは飢餓ゾーン21に位置しているが、第2のガス注入弁25bと第2の圧力センサ36bは可塑化ゾーン20に位置している。
この第3の実施の形態に係る射出装置3Bにおいて計量を開始すると、開始直後においては飢餓ゾーン21に位置しているのは第1のガス注入口25Bと第1の圧力センサ36Bだけである。したがって、樹脂圧力が第1の閾値以下になってガスを供給するのは第1のガス注入口25Bだけになる。しかしながら計量が進んでスクリュ18が後退すると、図5Bに示されているように、第2のガス注入口25bと第2の圧力センサ36bも飢餓ゾーン21に入る。そうすると、樹脂圧力が第1の閾値以下になり、第2のガス注入口25bからもガスを供給することができる。さらに計量が進むと、第1のガス注入口25Bが圧縮ゾーン22に入り、第1の注入弁28Bを閉鎖することもある。計量におけるスクリュ18の後退長さが長い場合、あるいは飢餓ゾーン21の長さが短い場合には、このように複数個のガス注入口25B、25bを設けることによって安定的にガスを供給することができる。
<第4の実施の形態に係る射出装置>
第4の実施の形態に係る射出装置3Cが図6に示されている。この第4の実施の形態に係る射出装置3Cは、加熱シリンダ17に設けられているガス注入口25は1個だけであるが、圧力センサ36C、36cは2個になっている。すなわち、第1、2の圧力センサ36C、36cである。第1の圧力センサ36Cは、ガス注入口25の近傍に設けられている。すなわちスクリュ18が計量開始位置にあるときに飢餓ゾーン21に対応する位置に設けられている。一方、第2の圧力センサ36cは、可塑化ゾーン20に設けられている。
第4の実施の形態に係る射出装置3Cにおいて計量工程を実施する場合、注入弁28を開閉する判断は第1の圧力センサ36Cにおいて検出される樹脂圧力だけでなく、第2の圧力センサ36cにおいて検出される樹脂圧力も使用して、きめ細かい制御ができる。計量するとき、樹脂は可塑化ゾーン20から飢餓ゾーン21に送られるが、可塑化ゾーン20にける樹脂圧力が高くなりすぎると、飢餓ゾーン21に送られる樹脂量が一時的に多くなって、短時間で飢餓ゾーン21における樹脂圧力が高くなる現象がある。そこで、コントローラ4は第2の圧力センサ36cで検出される樹脂圧力を監視して、第2の閾値を超えたら注入弁28を閉鎖することができる。これによってベントアップを未然に防ぐことができる。
<第5の実施の形態に係る射出装置>
第5の実施の形態に係る射出装置3Dが図7に示されている。この実施の形態に係る射出装置3Dも、第4の実施の形態に係る射出装置3Cと同様に、ガス注入口25は1個、圧力センサ36D、36dは2個設けられている。スクリュ18が計量開始位置にあるとき、ガス注入口25も第1、2の圧力センサ36D、36dも、いずれも飢餓ゾーン21に設けられている。ただし、第1の圧力センサ36Dはガス注入口25より下流側に、第2の圧力センサ36dはガス注入口25の上流側に、それぞれ配置している。
第5の実施の形態に係る射出装置3Dにおいて計量工程を実施する場合、第1、2の圧力センサ36D、36dにおいて検出されるそれぞれの樹脂圧力について、いずれか一方でも第1の閾値を超えたら注入弁28を閉鎖する、という制御をすることができる。さらには、より高度な制御をすることもできる。例えば、第1の圧力センサ36Dで検出される樹脂圧力の上昇速度が第3の閾値を超えたり、あるいは第2の圧力センサ36dで検出される樹脂圧力の上昇速度が第4の閾値を超えたら、注入弁28を閉鎖する、という制御をすることができる。ガス注入口25の上流側と下流側のそれぞれにおける樹脂圧力の変化が大きいとき、ベントアップの危険が高まるからである。
<他の変形例>
本実施の形態に係る射出装置3は色々な変形が可能である。例えばガス注入口25については3個以上とすることができ、個数に制約はない。同様に圧力センサ36についても3個以上とすることができ、個数に制約はない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。以上で説明した複数の例は、適宜組み合わせて実施されることもできる。
1 射出成形機 2 型締装置
3 射出装置 4 コントローラ
7 固定盤 8 可動盤
9 型締ハウジング 10 タイバー
11 トグル機構 13 固定側金型
14 可動側金型 17 加熱シリンダ
18 スクリュ 20 可塑化ゾーン
21 飢餓ゾーン 22 圧縮ゾーン
25 ガス注入口 27 ガス供給装置
28 注入弁 29 ガスボンベ
31 減圧弁 33 第1の圧力計
34 第2の圧力計 36 圧力センサ
38 ホッパ 39 射出ノズル
B ベッド

Claims (16)

  1. ガス注入口が設けられている加熱シリンダと、
    前記加熱シリンダ内で駆動可能に設けられているスクリュと、
    前記ガス注入口にガスを供給するガス供給装置と、
    制御手段と、を備え、
    前記加熱シリンダが前記スクリュの形状により複数のゾーンに区分されて、樹脂が可塑化される上流側の可塑化ゾーンと、該可塑化ゾーンの下流側に形成されている樹脂圧力が低下する飢餓ゾーンと、該飢餓ゾーンの下流に形成されている圧縮ゾーンとを備え、
    前記飢餓ゾーンにおいて前記ガス注入口からのガスが前記加熱シリンダ内に供給されるようになっており、
    前記ガス注入口には前記ガス注入口を開閉する注入弁が設けられ、
    前記加熱シリンダには樹脂圧力を測定する圧力センサが設けられており、
    前記制御手段は、前記圧力センサにおいて検出される樹脂圧力に基づいて前記注入弁を制御する、射出装置。
  2. 前記加熱シリンダには前記ガス注入口が複数個設けられ、それぞれの前記ガス注入口に前記注入弁が設けられ、前記制御手段によって制御されるようになっている、請求項1に記載の射出装置。
  3. 前記加熱シリンダには前記圧力センサが複数個設けられている、請求項1または2に記載の射出装置。
  4. 前記スクリュが計量開始時のスクリュ位置にあるとき、複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも2個が前記飢餓ゾーンに位置している、請求項3に記載の射出装置。
  5. 前記スクリュが計量開始時のスクリュ位置にあるとき、複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも1個は、前記飢餓ゾーンに位置しており、少なくとも1個は前記可塑化ゾーンに位置している、請求項3または4に記載の射出装置。
  6. 複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも1個は前記ガス注入口より上流側に、少なくとも1個は前記ガス注入口より下流側にそれぞれ設けられている、請求項3~5のいずれかの項に記載の射出装置。
  7. 前記制御手段は前記射出装置において計量完了を検出したとき前記注入弁を閉鎖するようになっている、請求項1~6のいずれかの項に記載の射出装置。
  8. 樹脂を射出する射出装置と、
    金型を型締めする型締装置と、を備え、
    前記射出装置は、ガス注入口が設けられている加熱シリンダと、
    前記加熱シリンダ内で駆動可能に設けられているスクリュと、
    前記ガス注入口にガスを供給するガス供給装置と、
    制御手段と、を備え、
    前記加熱シリンダが前記スクリュの形状により複数のゾーンに区分されて、樹脂が可塑化される上流側の可塑化ゾーンと、該可塑化ゾーンの下流側に形成されている樹脂圧力が低下する飢餓ゾーンと、該飢餓ゾーンの下流に形成されている圧縮ゾーンとを備え、
    前記飢餓ゾーンにおいて前記ガス注入口からのガスが前記加熱シリンダ内に供給されるようになっており、
    前記ガス注入口には前記ガス注入口を開閉する注入弁が設けられ、
    前記加熱シリンダには樹脂圧力を測定する圧力センサが設けられており、
    前記制御手段は、前記圧力センサにおいて検出される樹脂圧力に基づいて前記注入弁を制御する、射出成形機。
  9. 前記加熱シリンダには前記ガス注入口が複数個設けられ、それぞれの前記ガス注入口に前記注入弁が設けられ、前記制御手段によって制御されるようになっている、請求項8に記載の射出成形機。
  10. 前記加熱シリンダには前記圧力センサが複数個設けられている、請求項8または9に記載の射出成形機。
  11. 前記スクリュが計量開始時のスクリュ位置にあるとき、複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも2個が前記飢餓ゾーンに位置している、請求項10に記載の射出成形機。
  12. 前記スクリュが計量開始時のスクリュ位置にあるとき、複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも1個は、前記飢餓ゾーンに位置しており、少なくとも1個は前記可塑化ゾーンに位置している、請求項10または11に記載の射出成形機。
  13. 複数個の前記圧力センサのうち、少なくとも1個は前記ガス注入口より上流側に、少なくとも1個は前記ガス注入口より下流側にそれぞれ設けられている、請求項10~12のいずれかの項に記載の射出成形機。
  14. 前記制御手段は前記射出装置において計量完了を検出したとき前記注入弁を閉鎖するようになっている、請求項8~13のいずれかの項に記載の射出成形機。
  15. ガス注入口が設けられている加熱シリンダと、
    前記加熱シリンダ内で駆動可能に設けられているスクリュと、
    前記ガス注入口にガスを供給するガス供給装置と、を備え、
    前記加熱シリンダが前記スクリュの形状により複数のゾーンに区分されて、樹脂が可塑化される上流側の可塑化ゾーンと、該可塑化ゾーンの下流側に形成されている樹脂圧力が低下する飢餓ゾーンと、該飢餓ゾーンの下流に形成されている圧縮ゾーンとを備え、
    前記ガス注入口に前記ガス注入口を開閉する注入弁が設けられている射出装置において、樹脂にガスを供給して混練し、射出して発泡成形品を成形する発泡成形方法であって、
    前記加熱シリンダに樹脂圧力を測定する圧力センサを設けておき、
    前記飢餓ゾーンにおいて樹脂に前記ガス注入口からガスを供給するとき、前記圧力センサにおいて検出される樹脂圧力が第1の閾値を超えたら前記注入弁を閉鎖するようにし、前記第1の閾値以下になったら前記注入弁を開くようにする、発泡成形方法。
  16. 前記射出装置において、計量が完了したとき前記注入弁を閉鎖するようにする、請求項15に記載の発泡成形方法。
JP2021186866A 2021-11-17 2021-11-17 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法 Pending JP2023074097A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021186866A JP2023074097A (ja) 2021-11-17 2021-11-17 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法
PCT/JP2022/034845 WO2023089940A1 (ja) 2021-11-17 2022-09-16 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021186866A JP2023074097A (ja) 2021-11-17 2021-11-17 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023074097A true JP2023074097A (ja) 2023-05-29

Family

ID=86396740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021186866A Pending JP2023074097A (ja) 2021-11-17 2021-11-17 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023074097A (ja)
WO (1) WO2023089940A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5189624B2 (ja) * 2010-08-04 2013-04-24 株式会社日本製鋼所 拡張成形方法およびトグル式型締装置
JP6045386B2 (ja) * 2013-02-18 2016-12-14 日立マクセル株式会社 発泡成形体の製造方法
CN105500586B (zh) * 2016-01-20 2017-11-07 贵州省材料产业技术研究院 一种化学注塑微发泡系统及发泡方法
JP6456871B2 (ja) * 2016-05-18 2019-01-23 東芝機械株式会社 発泡成形品の成形方法および装置
JP6429942B1 (ja) * 2017-05-29 2018-11-28 株式会社日本製鋼所 発泡成形品の成形方法
JP6570582B2 (ja) * 2017-07-21 2019-09-04 株式会社日本製鋼所 発泡成形用の射出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023089940A1 (ja) 2023-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2260997A2 (en) Method of dosing the blowing agent
US20040262813A1 (en) Injection molding systems and methods
JP3288356B2 (ja) 熱可塑性プラスチックからなるプラスチック成形体を射出成形するための方法および装置
WO2023089940A1 (ja) 発泡成形用の射出装置、射出成形機および発泡成形方法
JP2002028959A (ja) 射出成形機の制御方法
JPS61182912A (ja) 発泡成形におけるガス状発泡剤の注入圧力制御方法
KR0170750B1 (ko) 사출성형기의 충전량 검출방법
US6875383B2 (en) Method and apparatus for injection molding
CN112519153A (zh) 注射成型机的控制装置和控制方法
JP6296842B2 (ja) 発泡成形体の製造方法及び成形機
US20090266276A1 (en) Method for producing transport pallets from plastic
JP2009269398A (ja) 射出成形機、成形品の製造方法及び液体供給部品の製造方法
CN116981555A (zh) 发泡成型方法、发泡成型用注射成型机的控制方法及发泡成型用注射成型机
US11433578B2 (en) Mixing device for producing a plastic melt loaded with a propellant
JP7102298B2 (ja) 射出装置および射出成形機
JP7463262B2 (ja) 発泡成形用の射出成形機および射出成形機の制御方法
JP2023127419A (ja) 発泡成形用の射出成形機および発泡成形品の成形方法
JP2004025465A (ja) ガス含浸樹脂の射出装置および射出成形方法
JP5531814B2 (ja) 射出成形方法
JP2022138971A (ja) 射出成形機及び射出発泡成形方法
US20240131759A1 (en) Display unit, control device, and injection molding machine
JP2024036748A (ja) ガス供給装置、射出成形機および射出成形方法
JP4915663B2 (ja) 射出成形装置及び射出成形方法
JP2019199025A (ja) 射出装置、射出成形機および射出装置の制御方法
JP2022131087A (ja) 射出成形機及び射出発泡成形方法