JP2023072954A - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズにおいて小型軽量、高仕様で高い光学性能を確保する。【解決手段】ズームレンズは、ズームのためには不動の正の第1レンズ群L1、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群L2、ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群L3、L4、ズームのためには不動の正の最終レンズ群L5および第2レンズ群と最終レンズ群との間に配置されて変倍時に移動する開口絞りSPとを有する。フォーカスにおいて、第1レンズ群のうち最も物体側の不動のサブレンズ群より像側のサブレンズ群が移動する。第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有する。第1負レンズのd線基準のアッベ数νd21と第2レンズ群の第1負レンズ以外の負レンズの平均アッベ数をνd2Naveは、60≦νd21≦105、30≦νd2Nave≦65なる条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に好適なズームレンズに関する。
テレビカメラ、シネマカメラ、デジタルスチルカメラおよびビデオカメラ等の撮像装置に用いられるズームレンズは、小型軽量であり、かつ広画角、高ズーム比高い光学性能を有することが求められる。また、撮像装置に搭載される撮像素子の高画素化に伴って、ズームレンズには像の中心部から周辺部まで解像力が高く、色収差が少ないことが求められる。
特許文献1、2には、物体側から像側へ順に、ズームのためには不動で正の第1レンズ群、ズーム用の負の第2レンズ群、像面補償用の負の第3レンズ群、開口絞りおよびズームのためには不動で正の最終レンズ群を有するズームレンズが開示されている。これらのズームレンズでは、第1レンズ群は、負の第1aサブレンズ群、正の第1bサブレンズ群および正の第1cサブレンズ群により構成され、フォーカスのために第1bサブレンズ群が移動する。
特開2009-042346号公報 特開2012-058660号公報
小型軽量で高い光学性能を有するズームレンズを実現するためには、これを構成する複数のレンズ群に対して適切な屈折力配置と硝材選択を行うことが重要である。しかしながら、小型軽量化しつつ大口径化や高ズーム比化等の高仕様化をすると、軸上色収差や倍率色収差を含む諸収差点で高い光学性能を得難い。
本発明は、例えば、小型軽量、高仕様、全ズーム範囲にわたる高い光学性能を得るのに有利なズームレンズを提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の屈折力の第1レンズ群と、ズームにおいて移動する負の屈折力の第2レンズ群と、ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群と、最も像側に配置され、ズームのためには不動の正の屈折力の最終レンズ群と、第2レンズ群の最も像側の面と最終レンズ群の最も物体側の面との間に配置され、ズームにおいて移動する開口絞りとを有する。第1レンズ群は、該第1レンズ群のうち最も物体側に配置されてフォーカスのためには不動のサブレンズ群と、該サブレンズ群より像側に配置されてフォーカスのために移動するサブレンズ群とを有する。第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、該第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有する。第1負レンズの光学材料のd線を基準とするアッベ数をνd21、第2レンズ群における第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズの光学材料の平均アッベ数をνd2Naveとするとき、
60≦νd21≦105
30≦νd2Nave≦65
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、例えば、小型軽量、高仕様、全ズーム範囲にわたる高い光学性能を得るのに有利なズームレンズを提供することができる。
実施例1(数値例1)のズームレンズの断面図。 数値例1のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。 数値例1のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。 実施例2(数値例2)のズームレンズの断面図。 数値例2のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。 数値例2のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。 実施例3(数値例3)のズームレンズの断面図。 数値例3のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。 数値例3のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。 実施例4(数値例4)のズームレンズの断面図。 数値例4のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。 数値例4のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。 実施例5(数値例5)のズームレンズの断面図。 数値例5のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端および中間ズーム位置での収差図。 数値例5のズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端での収差図。 実施例1~5のズームレンズを用いた撮像装置を示す図。 光学材料のアッベ数νと部分分散比θの分布を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1、図4、図7、図10および図13はそれぞれ、実施例1、2、3、4および5のズームレンズの無限遠物体に合焦した状態における広角端でのレンズ群の配置を示している。各実施例のズームレンズは、テレビ放送用カメラ、映画撮影(シネマ)用カメラ、汎用ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置とともに用いられる。ここでは、具体的な実施例1~5について説明する前に、まず各実施例に共通する事項について説明する。
ズームレンズにおいて、レンズ群は、広角端と望遠端との間での変倍(ズーム)に際して一体で移動する1または複数のレンズのまとまりである。すなわち、ズームに際して隣り合うレンズ群間の間隔が変化する。レンズ群は、開口絞りを含んでもよい。また、広角端と望遠端はそれぞれ、ズームに際して移動するレンズ群が光軸上を機構上または制御上、移動可能な範囲の両端に位置したときの最大画角(最短焦点距離)と最小画角(最大焦点距離)の状態を示す。
上記各図において、左側が物体側(前側)で、右側が像側(後側)である。各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動(固定)の正の屈折力の第1レンズ群L1と、ズームにおいて移動する負の屈折力の第2レンズ群L2と、ズームにおいて移動する2つ以上の他のレンズ群(L3、L4)と、最も像側の正の屈折力の最終レンズ群(L5)とを有する。なお、各実施例では5つのレンズ群により構成されるズームレンズを示すが、6つ以上のレンズ群によりズームレンズを構成してもよい。以下の説明において、「正の屈折力のレンズ群」および「負の屈折力のレンズ群」をそれぞれ、単に「正のレンズ群」および「負のレンズ群」と記す。
像面Iには、撮像装置に設けられた固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面または銀塩フィルムのフィルム面(感光面)が配置される。
また各実施例のズームレンズでは、第2レンズ群L2の最も像側の面と最終レンズ群の最も物体側面との間に、ズームにおいて移動する開口絞りSPを備えている。
また各実施例のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1は、第1レンズ群L1のうち最も物体側の第1サブレンズ群L1aと、これよりも像側の第2サブレンズ群L1bを有する。焦点調節(フォーカス)のためには、第1サブレンズ群L1aは不動であり、第2サブレンズ群L1bが移動する。サブレンズ群は、無限遠合焦状態と至近端合焦状態との間でのフォーカスに際して一体で移動する1または複数のレンズのまとまりである。すなわち、フォーカスに際して隣り合うサブレンズ群間の間隔が変化する。
なお、各実施例の第1レンズ群L1は、第2サブレンズ群L1bより像側に配置された第3サブレンズ群L1cを含み、該第3サブレンズ群L1cはフォーカスのためには不動である。ただし、第3サブレンズ群L1cをフォーカスのために移動させてもよい。
さらに各実施例において、第2レンズ群L2は、最も物体側に配置された負レンズ(以下、第1負レンズという)と、第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズを有する。
各実施例のズームレンズは、第2レンズ群L2の第1負のd線(波長587.6nm)を基準とするアッベ数をνd21、第2レンズ群L2における第1負レンズ以外の負レンズのd線を基準とする平均アッベ数をνd2Naveとするとき、以下の式(1)、(2)で示す条件を満足する。
60≦νd21≦105 (1)
30≦νd2Nave≦65 (2)
なお、d線を基準とするアッベ数νdは、d線、F線(波長486.1nm)、C線(波長656.3nm)における屈折率をそれぞれNd、NFおよびNCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
従来のズームレンズには、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の第1レンズ群、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群、ズームにおいて像面補償のために移動する負の第3レンズ群、および正の第4レンズ群により構成されるものがある。このズームレンズは、一般に小型軽量で高ズーム比に有利である。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の第1レンズ群L1、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群L2、それぞれズームにおいて移動する負の第3レンズ群L3と正の第4レンズ群L4、および正の第5レンズ群L5により構成されている。このズームレンズは、従来のズームレンズに比べてズームにおいて移動するレンズ群を増やすことで、さらなる小型軽量化、高ズーム比化および高性能化を可能としている。
また各実施例において、前述した開口絞りSPを配置することで、第1レンズ群L1の径の増加を抑制して小型軽量化と高ズーム比化を可能としている。第1レンズ群L1の径の増加を抑制するには、広角端において開口絞りSPを物体側に配置することで、入射瞳位置をより物体側に位置させることが重要である。一方、高ズーム比化のためには第2レンズ群L2等のズーム移動群の移動量を十分確保する必要があり、このために開口絞りSPを望遠端においてより像側に移動させる必要がある。
フォーカスにおいて第1レンズ群L1のうち第2サブレンズ群L1bを移動させることは、ズームレンズを小型軽量化しつつ高い光学性能を得るのに好適な構成である。
次に、式(1)、(2)の条件について説明する。第2レンズ群L2は、広角端から望遠端へのズームに際して主ズーム群として移動し、高ズーム比化への寄与が最も高いレンズ群である。このため、特に広角端における倍率色収差や望遠端における軸上色収差を抑制するために第2レンズ群L2を構成するレンズの光学材料(硝材)の選択が重要となる。
図17は、光学ガラス材料のアッベ数νdとg線とF線に対する部分分散比θgFの例を示している。部分分散比θgFは、g線(波長435.8nm)における屈折率をNgとするとき、
θgF=(Ng-NF)/(NF-NC)
で表される。
図17から分かるように、部分分散比θgFはアッベ数νdが60以上になると図中に破線で示されている直線から外れ、異常分散性が高まる傾向がある。このため、広角端において第2レンズ群L2中で最も軸外主光線の光軸からの高さが最大となる最も物体側に、式(1)の条件を満足する光学ガラス材料の第1負レンズを配置することで、広角端での倍率色収差を効果的に抑制することができる。
式(1)は、第1負レンズの材料のアッベ数に関する条件を示している。第1負レンズのアッベ数が式(1)の下限を下回ると、広角端における倍率色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。第1負レンズのアッベ数が式(1)の上限を上回ると、望遠端における軸上色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。
また、第2レンズ群L2における第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズに式(2)の条件を満足する光学ガラス材料を用いることで、広角端での倍率色収差と望遠端での軸上色収差を共に抑制することができる。第2レンズ群L2により軸上色収差を抑制することで、第1レンズ群L1の軸上色収差の抑制分担を低減することができ、第1レンズ群L1を構成するレンズ数を減少させることができる。このことは、小型軽量化にも有利である。
式(2)は、第2レンズ群L2における第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズの材料のアッベ数の平均値に関する条件を示している。平均アッベ数が式(2)の下限を下回ると、広角端における倍率色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。平均アッベ数が式(2)の上限を上回ると、望遠端における軸上色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。
各実施例のズームレンズは、上記構成を有して式(1)、(2)の条件を満足することにより、小型軽量で高ズーム比でありながらも、全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有する。
また、各実施例のズームレンズは、以下の式(3)~(5)で示す条件のうち少なくとも1つを満足することが好ましい。
θgF21+0.001×νd21-0.603>0 (3)
1.5≦f21/f2≦5.0 (4)
νd2Pmin≦28 (5)
式(3)~(5)において、θgF21は第2レンズ群L2の第1負レンズの材料のg線とF線に対する部分分散比、f21は第1負レンズの焦点距離、f2は第2レンズ群L2の焦点距離である。νd2Pminは、第2レンズ群L2に含まれる少なくとも1つの正レンズの材料のd線を基準とするアッベ数のうち最小のアッベ数である。
式(3)の条件は、第1負レンズの材料の部分分散比に関する条件を示している。式(1)のアッベ数に関する条件に加えて式(3)の部分分散比の条件を満足することにより、より小型軽量化、高ズーム比化および全ズーム範囲にわたる高性能を実現し易くなる。式(3)の値が下限を下回るように第1負レンズの部分分散比が小さくなると、広角端における倍率色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。
式(4)は、第1負レンズと第2レンズ群L2の焦点距離の関係に関する条件を示している。f21/f2が式(4)の下限を下回るように第1負レンズの焦点距離が短くなると、諸収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。また、f21/f2が式(4)の下限を下回るように第2レンズ群L2の焦点距離が長くなると、ズームレンズの小型軽量化が困難となるため、好ましくない。f21/f2が式(4)の上限を上回るように第1負レンズの焦点距離が長くなると、広角端における倍率色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。また、f21/f2が式(4)の上限を上回るように第2レンズ群L2の焦点距離が短くなると、諸収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。
式(5)は、第2レンズ群L2に含まれる正レンズの最小アッベ数に関する条件を示している。νd2Pminが式(5)の上限を上回ると、望遠端における軸上色収差が増加して高い光学性能を得ることが困難となるため、好ましくない。
なお、式(1)~(5)の数値範囲を以下のように設定すると、より好ましい。
60≦νd21≦100 (1a)
35≦νd2Nave≦57 (2a)
θgF21+0.001×νd21-0.604>0 (3a)
1.7≦f21/f2≦4.2 (4a)
νd2Pmin≦26 (5a)
また、式(1)~(5)の数値範囲を以下のように設定すると、さらに好ましい。
60≦νd21≦95 (1b)
40≦νd2Nave≦50 (2b)
θgF21+0.001×νd21-0.605>0 (3b)
2.0≦f21/f2≦3.5 (4b)
νd2Pmin≦24 (5b)
さらに各実施例のズームレンズは、上記条件を満足することに加えて、以下の構成を有することが好ましい。
第2レンズ群L2は、負レンズを少なくとも3つ有することが好ましい。また、第2レンズ群L2の第1負レンズは、単レンズであることが好ましい。また、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカスのためには不動の第サブレンズ群L1a、フォーカスのために移動する第2サブレンズ群L1bおよびフォーカスのためには不動の第3サブレンズ群L1cにより構成されることが好ましい。
また、ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の第1レンズ群L1、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群L2、ズームにおいて移動する負の第3レンズ群L3、ズームにおいて移動する少なくとも1つのレンズ群(L4)、および最も像側に配置されてズームにおいて不動の正の最終レンズ群(L5)を有することが好ましい。特に、ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズームのためには不動の正の第1レンズ群L1、ズームにおいて移動する負の第2レンズ群L2、ズームにおいて移動する負の第3レンズ群L3、ズームにおいて移動する正の第4レンズ群L4およびズームにおいて不動の正の最終レンズ群(L5)を有することが好ましい。さらに最終レンズ群は、物体側から5つ目の第5レンズ群L5であることが好ましい。
以下、実施例1~5のそれぞれについて説明する。実施例5の後には、実施例1~5のそれぞれに対応する数値例1~5を示している。
図1に示す実施例1(数値例1)のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の第1レンズ群L1、負の第2レンズ群L2、負の第3レンズ群L3、正の第4レンズ群L4および正の第5レンズ群(最終レンズ群)L5により構成されている。実施例1のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズームに際して、像面Iに対して第1レンズ群L1と第5レンズ群L5は不動であり、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3および第4レンズ群L4は移動する。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の移動によりズームが行われ、第4レンズ群L4の移動によりズームに伴う像面補償が行われる。
また実施例1のズームレンズにおいて、開口絞りSPは、第4レンズ群L4の最も物体側に配置され、広角端から望遠端へのズームに際して第4レンズ群L4と一体で移動する。これにより、第1レンズ群L1の小型軽量化を実現している。
図1におけるズームにおいて移動するレンズ群の下には、広角端から望遠端へのズームにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。このことは、他の実施例の図面でも同様である。
第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカスのためには不動の負の第1サブレンズ群L1a、フォーカスにおいて移動する正の第2サブレンズ群L1bおよびフォーカスにおいて不動の正の第3サブレンズ群1cにより構成されている。第2サブレンズ群L1bは、図1における第2サブレンズ群L1bの下に矢印で示すように、無限遠物体から至近物体へのフォーカスにおいて像側へ移動する。
第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に配置された、第1負レンズ、負レンズ、正レンズおよび負レンズにより構成されている。
数値例1において、面番号iは物体側から数えたときの面の順番を示す。rは物体側からi番目の面の曲率半径(mm)、dはi番目と(i+1)番目の面間のレンズ厚または空気間隔(mm)、ndは第i面と第(i+1)面間の光学材料のd線における屈折率である。νdは第i面と第(i+1)面間の光学材料のd線を基準としたアッベ数である。BFはバックフォーカス(mm)を表す。「バックフォーカス」は、ズームレンズの最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものとする。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。
面番号に付された「*」は、その面が非球面形状を有する面であることを意味する。非球面形状は、Xを光軸方向での面頂点からの変位量、Hを光軸に直交する方向における光軸からの高さ、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12,A14,A16を非球面係数とするとき、以下の式で表される。
Figure 2023072954000002
円錐定数および非球面係数の「e-x」は×10-xを意味する。以上の数値例についての説明は、他の数値例でも同じである。
数値例1における式(1)~(5)の条件に対する値を表1にまとめて示す。数値例1は、式(1)~(5)を満足している。
図2(A)、(B)および図3はそれぞれ、数値例1のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端、中間ズーム位置および望遠端での縦収差(球面収差、非点収差、歪曲および色収差)を示している。球面収差図において、FnoはFナンバーを示し、実線はe線(波長546.1nm)に対する球面収差を、二点鎖線はg線に対する球面収差を、一点鎖線はC線に対する球面収差を、破線はF線に対する球面収差をそれぞれ示している。非点収差図において、実線Sはサジタル像面を、破線Mはメリディオナル像面を示している。ωは半画角(°)である。歪曲図はe線に対する歪曲収差を示している。色収差図はg線、C線およびF線における倍率色収差を示している。なお、球面収差図は0.4mmのスケールで、非点収差図は0.4mmのスケールで、歪曲図は5%のスケールで、倍率色収差図は0.05mmのスケールである。以上の縦収差図についての説明は、他の数値例でも同じである。
図4に示す実施例2(数値例2)のズームレンズは、実施例1と同様の構成を有する。第1レンズ群L1および第2レンズ群L2も、実施例1と同様に構成されている。
数値例2における式(1)~(5)の条件に対する値を表1にまとめて示す。数値例2は、式(1)~(5)を満足している。
図5(A)、(B)および図6はそれぞれ、数値例2のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端、中間ズーム位置および望遠端での縦収差を示している。
図7に示す実施例3(数値例3)のズームレンズは、実施例1と同様の構成を有する。第1レンズ群L1および第2レンズ群L2も、実施例1と同様に構成されている。
数値例3における式(1)~(5)の条件に対する値を表1にまとめて示す。数値例3は、式(1)~(5)を満足している。
図8(A)、(B)および図9はそれぞれ、数値例3のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端、中間ズーム位置および望遠端での縦収差を示している。
図10に示す実施例4(数値例4)のズームレンズは、開口絞りSPの位置を除いて実施例1と同様の構成を有する。開口絞りSPは、第3レンズ群L3の最も物体側に配置され、広角端から望遠端へのズームに際して第3レンズ群L3と一体で移動する。これにより、第1レンズ群L1の小型軽量化を実現している。第1レンズ群L1および第2レンズ群L2は、実施例1と同様に構成されている。
数値例4における式(1)~(5)の条件に対する値を表1にまとめて示す。数値例4は、式(1)~(5)を満足している。
図11(A)、(B)および図12はそれぞれ、数値例4のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端、中間ズーム位置および望遠端での縦収差を示している。
図13に示す実施例5(数値例5)のズームレンズは、第1レンズ群L1の構成を除いて実施例1と同様の構成を有する。第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカスのためには不動の負の第1サブレンズ群L1a、フォーカスのために移動する負の第2サブレンズ群L1bおよびフォーカスのために不動の正の第3サブレンズ群1cにより構成されている。第2サブレンズ群L1bは、図13における第2サブレンズ群L1bの下に矢印で示すように、無限遠物体から至近物体へのフォーカスにおいて物体側へ移動する。第2レンズ群L2は、実施例1と同様に構成されている。
数値例5における式(1)~(5)の条件に対する値を表1にまとめて示す。数値例5は、式(1)~(5)を満足している。
図14(A)、(B)および図15はそれぞれ、数値例5のズームレンズの無限遠合焦状態における広角端、中間ズーム位置および望遠端での縦収差を示している。
[数値例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1* 1000.000 2.60 1.78800 47.4 0.5559
2 32.256 23.95
3 -88.377 1.90 1.76385 48.5 0.5589
4 88.377 5.66
5 114.091 8.79 1.84666 23.8 0.6205
6 -260.864 3.67
7* 129.142 12.01 1.59522 67.7 0.5442
8 -91.536 7.58
9 904.821 2.10 1.80518 25.4 0.6161
10 52.963 10.78 1.43875 94.7 0.5340
11 317.068 0.20
12 114.339 14.88 1.72916 54.7 0.5444
13 -70.167 (可変)
14 161.422 1.25 1.49700 81.5 0.5375
15 40.138 5.16
16 -217.790 1.25 1.83481 42.7 0.5648
17 45.454 4.15 1.80810 22.8 0.6307
18 322.514 5.05
19 -45.032 1.25 1.76385 48.5 0.5589
20 -85.515 (可変)
21 -116.625 1.40 1.43875 94.7 0.5340
22 1041.652 (可変)
23(絞り) ∞ 1.00
24 65.715 5.25 1.80610 40.9 0.5713
25* -428.432 (可変)
26 33.050 5.45 1.51633 64.1 0.5353
27 60.689 3.50
28 56.772 1.30 2.00100 29.1 0.5997
29 28.425 11.14 1.43875 94.7 0.5340
30 -72.765 0.45
31 105.407 9.37 1.80810 22.8 0.6307
32 -32.447 1.30 2.00100 29.1 0.5997
33 -153.700 0.62
34 98.937 1.20 2.00100 29.1 0.5997
35 22.799 7.13 1.49700 81.5 0.5375
36 69.983 2.10
37 34.396 5.67 1.49700 81.5 0.5375
38 98.780 (可変)
39 ∞ 2.80 1.51633 64.1 0.5353
40 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.52488e-06 A 6=-2.13035e-09 A 8= 1.49204e-12
A10=-8.07214e-16 A12= 3.18248e-19 A14=-8.31641e-23 A16= 1.10117e-26

第7面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.87828e-06 A 6= 7.70106e-10 A 8=-1.59518e-12
A10= 3.02788e-15 A12=-3.46030e-18 A14= 2.16738e-21 A16=-5.66670e-25

第25面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.75719e-06 A 6= 3.28990e-10 A 8=-4.90716e-13

各種データ
ズーム比 2.50
広角 中間 望遠
焦点距離 20.00 35.00 50.00
Fナンバー 2.30 2.30 2.30
半画角(°) 49.24 33.54 24.89
像高 23.20 23.20 23.20
レンズ全長 278.91 278.91 278.91
BF 51.50 51.50 51.50

d13 1.40 34.57 50.76
d20 29.79 2.45 1.76
d22 3.27 11.21 3.27
d25 23.84 10.06 2.50
d38 20.00 20.00 20.00
d40 29.65 29.65 29.65

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 49.60
2 14 -38.73
3 21 -238.36
4 23 70.61
5 26 89.85
6 39 ∞

[数値例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1* 2000.000 2.60 1.80400 46.5 0.5577
2 32.927 24.21
3 -86.387 1.90 1.76385 48.5 0.5589
4 86.387 2.49
5 97.891 9.73 1.84666 23.8 0.6205
6 -186.432 5.79
7* 121.200 10.07 1.59522 67.7 0.5442
8 -128.816 7.50
9 7866.732 2.10 1.84666 23.8 0.6205
10 57.091 9.01 1.43875 94.7 0.5340
11 338.868 0.20
12 169.060 6.89 1.43387 95.1 0.5373
13 -337.641 0.20
14 177.596 12.93 1.76385 48.5 0.5589
15 -73.703 (可変)
16 144.358 1.25 1.59410 60.5 0.5550
17 40.136 5.35
18 -175.011 1.25 1.80400 46.5 0.5577
19 42.542 4.86 1.84666 23.8 0.6205
20 283.982 5.32
21 -43.697 1.25 1.78800 47.4 0.5559
22 -72.462 (可変)
23 -123.732 1.40 1.49700 81.5 0.5375
24 -3772.937 (可変)
25(絞り) ∞ 1.00
26 62.367 5.33 1.80610 40.9 0.5701
27* -981.551 (可変)
28 35.425 8.36 1.51633 64.1 0.5353
29 1902.974 3.50
30 97.020 1.30 2.00100 29.1 0.5997
31 26.137 10.60 1.43875 94.7 0.5340
32 -85.247 0.65
33 100.001 9.71 1.89286 20.4 0.6393
34 -29.768 1.30 2.00069 25.5 0.6136
35 -249.566 2.20
36 96.213 1.20 2.00069 25.5 0.6136
37 25.904 5.21 1.48749 70.2 0.5300
38 54.465 2.10
39 36.080 5.06 1.55200 70.7 0.5421
40 93.903 (可変)
41 ∞ 2.80 1.51633 64.1 0.5353
42 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.43280e-06 A 6=-2.00828e-09 A 8= 1.37084e-12
A10=-7.61401e-16 A12= 3.28150e-19 A14=-9.63684e-23 A16= 1.39035e-26

第7面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.71014e-06 A 6= 9.30430e-10 A 8=-2.76952e-12
A10= 6.48482e-15 A12=-8.84033e-18 A14= 6.44490e-21 A16=-1.92691e-24

第27面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.83716e-06 A 6= 1.72553e-10 A 8=-1.67707e-13

各種データ
ズーム比 2.50
広角 中間 望遠
焦点距離 20.00 34.99 50.00
Fナンバー 2.30 2.30 2.30
半画角(°) 49.24 33.55 24.89
像高 23.20 23.20 23.20
レンズ全長 283.23 283.23 283.23
BF 49.04 49.04 49.04

d15 1.40 34.04 50.17
d22 30.73 1.88 2.81
d24 3.05 12.18 3.05
d27 25.20 12.28 4.35
d40 20.00 20.00 20.00
d42 27.20 27.20 27.20

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 48.74
2 16 -38.46
3 23 -256.68
4 25 72.49
5 28 91.92
6 41 ∞

[数値例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1* 1500.000 2.60 1.78800 47.4 0.5559
2 32.038 23.94
3 -89.817 1.90 1.76385 48.5 0.5589
4 89.817 5.52
5 114.049 9.28 1.84666 23.8 0.6205
6 -217.713 3.46
7* 121.006 12.18 1.53775 74.7 0.5392
8 -91.236 6.89
9 1055.000 2.10 1.80518 25.4 0.6161
10 52.458 10.29 1.43875 94.7 0.5340
11 397.280 0.20
12 110.081 15.11 1.71300 53.9 0.5459
13 -68.928 (可変)
14 239.083 1.25 1.43875 94.7 0.5340
15 40.835 5.21
16 -195.294 1.25 1.88300 40.8 0.5667
17 44.180 4.55 1.80810 22.8 0.6307
18 985.952 4.55
19 -48.671 1.25 1.83481 42.7 0.5648
20 -93.411 (可変)
21 -155.198 1.40 1.49700 81.5 0.5375
22 907.601 (可変)
23(絞り) ∞ 1.00
24 67.900 5.18 1.79952 42.2 0.5675
25* -418.024 (可変)
26 30.948 5.57 1.51633 64.1 0.5353
27 47.783 3.50
28 49.767 1.30 2.00100 29.1 0.5997
29 25.996 11.77 1.43875 94.7 0.5340
30 -72.593 0.65
31 120.105 9.84 1.89286 20.4 0.6393
32 -29.405 1.30 2.00069 25.5 0.6136
33 -245.364 2.20
34 107.162 1.20 2.00069 25.5 0.6136
35 24.048 6.94 1.48749 70.2 0.5300
36 77.451 2.10
37 34.720 6.49 1.48749 70.2 0.5300
38 103.366 (可変)
39 ∞ 2.80 1.51633 64.1 0.5353
40 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.76881e-06 A 6=-2.44791e-09 A 8= 1.83951e-12
A10=-1.10755e-15 A12= 5.10954e-19 A14=-1.59558e-22 A16= 2.42671e-26

第7面
K = 0.00000e+00 A 4=-2.08474e-06 A 6= 8.21266e-10 A 8=-1.63814e-12
A10= 3.04825e-15 A12=-3.44439e-18 A14= 2.15183e-21 A16=-5.63274e-25

第25面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.61320e-06 A 6= 3.36179e-10 A 8=-4.84049e-13

各種データ
ズーム比 2.50
広角 中間 望遠
焦点距離 20.00 35.00 50.00
Fナンバー 2.30 2.30 2.30
半画角(°) 49.24 33.54 24.89
像高 23.20 23.20 23.20
レンズ全長 280.12 280.12 280.12
BF 49.04 49.04 49.04

d13 1.40 34.91 51.02
d20 30.35 2.69 2.23
d22 3.30 11.76 3.29
d25 24.06 9.74 2.55
d38 20.00 20.00 20.00
d40 27.20 27.20 27.20

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 49.67
2 14 -38.92
3 21 -265.77
4 23 73.00
5 26 90.05
6 39 ∞

[数値例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1* 140.631 2.50 1.78800 47.4 0.5559
2 32.127 22.27
3 -100.348 1.80 1.76385 48.5 0.5589
4 63.071 14.38
5 102.236 6.66 1.84666 23.8 0.6205
6 -683.650 1.50
7 -712.237 6.88 1.49700 81.5 0.5375
8 -85.591 12.43
9 100.739 1.70 1.84666 23.8 0.6205
10 45.367 14.71 1.49700 81.5 0.5375
11 -71.355 0.20
12 67.922 4.78 1.61800 63.3 0.5426
13 174.918 (可変)
14 142.466 1.10 1.60300 65.4 0.5401
15 51.304 2.19
16 130.629 1.10 1.80400 46.5 0.5577
17 26.164 3.74 1.77830 23.9 0.6248
18 60.029 5.22
19 -41.502 1.10 1.76385 48.5 0.5589
20 -90.207 (可変)
21(絞り) ∞ 2.50
22 -133.987 1.40 1.43875 94.7 0.5340
23 315.711 (可変)
24 45.595 4.14 1.79952 42.2 0.5675
25* 322.587 (可変)
26 58.226 4.31 1.55200 70.7 0.5421
27 -502.728 3.50
28 84.037 1.20 2.00100 29.1 0.5997
29 33.108 9.61 1.43875 94.7 0.5340
30 -47.530 0.45
31 66.004 8.40 1.80810 22.8 0.6307
32 -37.368 1.20 2.00100 29.1 0.5997
33 281.976 0.20
34 64.942 1.10 2.00100 29.1 0.5997
35 22.286 5.63 1.49700 81.5 0.5375
36 47.955 2.10
37 32.521 4.36 1.49700 81.5 0.5375
38 65.368 (可変)
39 ∞ 2.80 1.51633 64.1 0.5353
40 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.46115e-06 A 6= 9.22179e-10 A 8=-2.83217e-12
A10= 4.02836e-15 A12=-3.14659e-18 A14= 1.30010e-21 A16=-2.20972e-25

第25面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.51579e-06 A 6= 2.91886e-10 A 8= 1.72212e-13

各種データ
ズーム比 2.50
広角 中間 望遠
焦点距離 20.00 35.00 50.00
Fナンバー 2.80 2.80 2.80
半画角(°) 49.24 33.54 24.89
像高 23.20 23.20 23.20
レンズ全長 255.42 255.42 255.42
BF 49.03 49.03 49.03

d13 1.40 32.07 46.95
d20 27.55 2.50 1.30
d23 3.22 9.07 1.30
d25 19.88 8.41 2.50
d38 20.00 20.00 20.00
d40 27.18 27.18 27.18

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.50
2 14 -38.13
3 21 -213.65
4 24 65.61
5 26 85.58
6 39 ∞

[数値例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 ∞ 6.08 1.58313 59.4 0.5434
2 -252.578 0.20
3 -1373.552 2.90 1.64000 60.1 0.5370
4 134.783 27.92
5 -122.271 2.30 1.64000 60.1 0.5370
6 122.968 4.78 1.84666 23.8 0.6205
7 301.282 3.89
8 475.195 8.59 1.49700 81.5 0.5375
9 -117.444 0.30
10 185.531 2.30 1.84666 23.8 0.6205
11 82.989 12.19 1.49700 81.5 0.5375
12 -213.462 0.20
13 78.100 8.49 1.72916 54.7 0.5444
14 352.078 (可変)
15 767.929 1.30 1.53775 74.7 0.5392
16 42.423 4.77
17 -526.368 1.20 1.61340 44.3 0.5633
18 47.303 3.84 1.84666 23.8 0.6205
19 132.805 4.98
20 -58.327 1.30 1.69680 55.5 0.5434
21 -210.627 (可変)
22 -75.234 1.40 1.43875 94.7 0.5340
23 842.023 (可変)
24(絞り) ∞ 3.77
25 74.284 5.74 1.90525 35.0 0.5848
26* -485.693 (可変)
27 55.529 7.18 1.72916 54.7 0.5444
28 -807.003 0.67
29 119.770 2.00 1.85478 24.8 0.6122
30 30.269 12.09 1.43875 94.7 0.5340
31 -137.180 6.24
32 386.578 9.05 1.60311 60.6 0.5415
33 -36.786 1.50 1.85025 30.1 0.5979
34 -146.068 0.56
35 100.272 9.04 1.89286 20.4 0.6393
36 -34.502 1.40 1.85025 30.1 0.5979
37 41.026 8.30
38 107.432 2.58 1.83481 42.7 0.5648
39 2158.270 (可変)
40 ∞ 2.80 1.51633 64.1 0.5353
41 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第26面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.31931e-06 A 6=-1.58495e-11 A 8=-3.48044e-14

各種データ
ズーム比 2.91
広角 中間 望遠
焦点距離 45.00 85.00 131.00
Fナンバー 2.30 2.30 2.30
半画角(°) 27.27 15.27 10.04
像高 23.20 23.20 23.20
レンズ全長 289.08 289.08 289.08
BF 51.84 51.84 51.84

d14 4.23 40.23 59.21
d21 40.95 7.56 4.59
d23 3.42 10.41 2.88
d26 19.58 9.98 1.50
d39 20.00 20.00 20.00
d41 30.00 30.00 30.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 115.17
2 15 -40.32
3 22 -156.94
4 24 71.04
5 27 101.05
6 40 ∞
Figure 2023072954000003
図16は、実施例1~5のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像システム125の構成を示している。101は実施例1~5のいずれかのズームレンズである。124は撮像装置としてのカメラ本体である。ズームレンズ101はカメラ本体124に対して着脱(交換)可能に装着されている。
ズームレンズ101は第1レンズ群F、ズーム部LZおよび結像レンズ群Rを有する。第1レンズ群Fは、実施例1~3にて説明したように、フォーカスのためには不動の第1および第3サブレンズ群とフォーカスのために移動する第2サブレンズ群を含んでいる。ズーム部LZは、ズームにおいて移動する少なくとも3つの移動群が含まれている。開口絞りSPは、ズーム部LZと結像レンズ群Rとの間に配置されている。ズームレンズ101波、第2サブレンズ群およびズーム部LZを光軸方向に駆動するヘリコイドやカム等の駆動機構114、115を有する。
また、ズームレンズ101は、駆動機構114、115および開口絞りSPを駆動する電動アクチュエータ(モータ等)116、117、118とこれらを制御する制御部122を有する。第2サブレンズ群およびズーム部LZを構成するレンズ群の位置や開口絞りSPの絞り径は、エンコーダ、ポテンショメータまたはフォトセンサ等の検出器119、120、121により検出され、これらの検出結果に応じて制御部122により制御される。
カメラ本体124には、光学フィルタ等のガラスブロック109と、ズームレンズ101により形成された被写体像を撮像する(撮像光学系を介して被写体を撮る)CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子110が設けられている。
このように各実施例のズームレンズを用いて撮像を行うことで、良好な撮像画像を得ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L1a 第1サブレンズ群、
L1b 第2サブレンズ群
L1c 第3サブレンズ群
SP 開口絞り
I 像面

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、
    ズームのためには不動の正の屈折力の第1レンズ群と、
    ズームにおいて移動する負の屈折力の第2レンズ群と、
    ズームにおいて移動する少なくとも2つのレンズ群と、
    最も像側に配置され、ズームのためには不動の正の屈折力の最終レンズ群と、
    前記第2レンズ群の最も像側の面と前記最終レンズ群の最も物体側の面との間に配置され、ズームにおいて移動する開口絞りとを有し、
    前記第1レンズ群は、該第1レンズ群のうち最も物体側に配置されてフォーカスのためには不動のサブレンズ群と、該サブレンズ群より像側に配置されてフォーカスのために移動するサブレンズ群とを有し、
    前記第2レンズ群は、最も物体側の第1負レンズと、該第1負レンズ以外の少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを有し、
    前記第1負レンズの光学材料のd線を基準とするアッベ数をνd21、前記第2レンズ群における前記第1負レンズ以外の前記少なくとも1つの負レンズの光学材料の平均アッベ数をνd2Naveとするとき、
    60≦νd21≦105
    30≦νd2Nave≦65
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1負レンズの光学材料のg線とF線に対する部分分散比をθgF21とするとき、
    θgF21+0.001×νd21-0.603>0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群は、前記第1負レンズを含む少なくとも3つの負レンズを有することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1負レンズは、単レンズであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群の前記少なくとも1つの正レンズのうちd線を基準とするアッベ数が最小となる光学材料が用いられた正レンズの該アッベ数をνd2Pminとするとき、
    νd2Pmin≦28
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1負レンズの焦点距離をf21、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    1.5≦f21/f2≦5.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカスのためには不動の第1サブレンズ群と、フォーカスのために移動する第2サブレンズ群と、フォーカスのためには不動の第3サブレンズ群とを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. ズームにおいて移動する前記少なくとも2つのレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第3レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群とを含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. ズームにおいて移動する前記少なくとも2つのレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記最終レンズ群は、物体側から5つ目のレンズ群であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    該ズームレンズを介して形成された像を撮る撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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