JP2023069532A - 半導体装置 - Google Patents

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泰樹 吉田
Yasuki Yoshida
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Abstract

【課題】放熱能力の改善を図る。【解決手段】NMOSトランジスタM1は、誘導性負荷L1に接続し、スイッチングにより誘導性負荷L1を作動する。電流センス回路12c1は、NMOSトランジスタM1がオンした場合に、電源からGNDに向かう経路K1(第1の経路)を流れる誘導性負荷L1の第1の負荷電流を検出し、第1の負荷電流に応じた電圧信号を出力する。ダイオードD1は、誘導性負荷L1に対して並列に接続され、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合に、誘導性負荷L1の逆起電圧により生じる第2の負荷電流を経路K2(第2の経路)に還流させる。シャント抵抗Rsは、経路K2上に配置され、ダイオードD1に対して直列に接続されて第2の負荷電流の検出素子となる。アンプ回路12bは、シャント抵抗Rsの両端電圧を入力して増幅し、第2の負荷電流に応じた電圧信号を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、誘導性負荷を流れる電流を検出する半導体装置に関する。
近年、自動車分野では車体の軽量化、走行燃費の向上等を狙いとした機構部品の電子化に伴う電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)の開発が進んでいる。ECUでは、誘導性負荷をスイッチング素子により駆動する。また、誘導性負荷に流れる電流(負荷電流)をモニタし、負荷電流の変化にもとづいて、誘導性負荷の状態を判定する制御が行われる。
図8は従来のECUの構成を示す図である。ECU100は、端子T1、T2を介して誘導性負荷L1に接続される。ECU100は、マイコン110、半導体素子120、ダイオードd1およびシャント抵抗Rsを備える。
半導体素子120は、制御回路121a、出力段MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるNMOSトランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)m1およびアンプ回路121bを含み、1パッケージで構成される。
ECU100には、バッテリ+BおよびGND(グランド)が接続されて、ECU100内の所定の構成素子に電源電圧が供給される。また、半導体素子120のVCC端子はバッテリ+Bに接続され、半導体素子120のGND端子はGNDに接続されて、半導体素子120内の構成素子に電源電圧が供給される。
ECU100では、誘導性負荷L1とシャント抵抗Rsは、直列に接続され、ダイオードd1は、誘導性負荷L1とシャント抵抗Rsに対して並列に接続されている。また、シャント抵抗Rsの両端電圧が、半導体素子120内のアンプ回路121bに入力される構成となっている。
各構成素子の接続関係において、半導体素子120の入力端子INは、マイコン110の出力端子および制御回路121aの入力端子に接続される。制御回路121aの出力端子は、NMOSトランジスタm1のゲートに接続される。NMOSトランジスタm1のドレインは、VCC端子に接続される。
半導体素子120の負荷側出力端子OUTは、NMOSトランジスタm1のソース、ダイオードd1のカソードおよび端子T1に接続され、端子T1は誘導性負荷L1の一端に接続される。半導体素子120の正側フィードバック入力端子IN+は、アンプ回路121bの第1の入力端子、シャント抵抗Rsの一端および端子T2に接続され、端子T2は誘導性負荷L1の他端に接続される。
半導体素子120の負側フィードバック入力端子IN-は、アンプ回路121bの第2の入力端子、ダイオードd1のアノード、シャント抵抗Rsの他端、マイコン110の接地端子およびGND端子に接続される。半導体素子120のアンプ側出力端子AMPは、アンプ回路121bの出力端子およびマイコン110の入力端子に接続される。
ここで、ECU100では、誘導性負荷L1に流れる負荷電流を制御するため電流値のモニタが行われる。このため、半導体素子120に対して外付けされ、かつ誘導性負荷L1と直列に接続される電流検出用のシャント抵抗Rsに対し、シャント抵抗Rsの両端電圧を、半導体素子120に内蔵したアンプ回路121bで増幅してマイコン110にフィードバックしている。このような制御により、誘導性負荷L1に流れる負荷電流の電流値のモニタが行われる。
関連技術としては、例えば、第一の電流検出部と第一の電流検出部の電流よりも小さい領域の電流を検出する第二の電流検出部とを備え、負荷電流が小さい場合には第二の電流検出部で負荷電流を検出し、負荷電流が大きい場合には第二の電流検出部をショートさせて、第一の電流検出部で負荷電流を検出する技術が提案されている。
特開2013-152181号公報
図9は負荷電流が流れる経路を示す図である。ECU100に負荷電流が流れる経路において、太実線矢印は、NMOSトランジスタm1がオンした場合に負荷電流が流れる経路k11を示し、細点線矢印は、NMOSトランジスタm1がオンからオフに遷移した場合に負荷電流が流れる経路k12を示している。
(NMOSトランジスタm1がオンの場合)
マイコン110は、半導体素子120に対して、NMOSトランジスタm1の駆動指示を送信する。制御回路121aは、入力端子INを介して駆動指示を受信すると、NMOSトランジスタm1をオンさせるに要するレベルまで昇圧した駆動信号を生成し、NMOSトランジスタm1のゲートに印加する。
制御回路121aから送信された駆動信号により、NMOSトランジスタm1がオンする。このとき、負荷電流は、電源、NMOSトランジスタm1、負荷側出力端子OUT、誘導性負荷L1、シャント抵抗Rs、GNDの順の経路k11を流れる。
(NMOSトランジスタm1がオンからオフに遷移した場合)
マイコン110は、NMOSトランジスタm1の駆動指示の送信を停止する。制御回路121aは、駆動指示が未受信になるとNMOSトランジスタm1に対する駆動信号の印加を停止し、NMOSトランジスタm1をオフする。
NMOSトランジスタm1がオフすると、誘導性負荷L1に対して電源側からの電圧供給が無くなるため、誘導性負荷L1のインダクタに蓄積されたエネルギによって、誘導性負荷L1から同じ方向に電流を流そうとする逆起電圧が発生する。
また、逆起電圧は、ダイオードd1の順方向電圧Vfでクランプされるため、負荷側出力端子OUTの電位が-0.6V位になる。このため、負荷電流は、GNDには流れず、誘導性負荷L1、シャント抵抗Rs、ダイオードd1のアノード、ダイオードd1のカソード、誘導性負荷L1の順の経路k12をループすることになる。
このように、従来のECU100の構成では、NMOSトランジスタm1がオンの場合、またはオフの場合のいずれにおいても、シャント抵抗Rsには負荷電流が常時流れてしまう。このため、シャント抵抗Rsの素子発熱が大きくなり、放熱能力の不足が問題となっている。
1つの側面では、本発明は、放熱能力の改善を図った半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、半導体装置が提供される。半導体装置は、出力段スイッチ、電流センス回路、ダイオード、およびシャント抵抗を有する。出力段スイッチは、誘導性負荷に接続し、スイッチングにより誘導性負荷を作動する。電流センス回路は、出力段スイッチがオンした場合に、電源からグランドに向かう第1の経路を流れる誘導性負荷の第1の負荷電流を検出し、第1の負荷電流に応じた電圧信号を出力する。ダイオードは、出力段スイッチがオンからオフに遷移した場合に、誘導性負荷の逆起電圧により生じる第2の負荷電流を第2の経路に還流させ、誘導性負荷に対して並列に接続される。シャント抵抗は、第2の経路上に配置され、ダイオードに対して直列に接続されて第2の負荷電流の検出素子となる。
1側面によれば、放熱能力を改善することが可能になる。
本発明の半導体装置の一例を説明するための図である。 負荷電流が流れる経路を示す図である。 入力電圧と負荷電流との対応関係を示す図である。 変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。 変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。 負荷電流が流れる経路を示す図である。 変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。 従来のECUの構成を示す図である。 負荷電流が流れる経路を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の半導体装置の一例を説明するための図である。本発明の半導体装置であるECU10-1は、端子T1、T2を介して誘導性負荷L1に接続される。ECU10-1は、マイコン11、半導体素子12-1およびダイオードD1を備える。
半導体素子12-1は、制御回路12a、出力段スイッチであるNMOSトランジスタM1(第1のNMOSトランジスタ)、アンプ回路12b、シャント抵抗Rsおよび電流センス回路12c1を含み、1パッケージで構成される。また、電流センス回路12c1は、センスMOSFETとして機能するNMOSトランジスタM2(第2のNMOSトランジスタ)および抵抗R1を含む。
ECU10-1には、電源のバッテリ+BおよびGNDが接続されて、ECU10-1内の各構成素子に電源電圧が供給される。また、半導体素子12-1のVCC端子はバッテリ+Bに接続され、半導体素子12-1のGND端子はGNDに接続されて、半導体素子12-1内の各構成素子に電源電圧が供給される。
制御回路12aは、マイコン11からの駆動指示にもとづき、NMOSトランジスタM1のスイッチングを制御する。NMOSトランジスタM1は、誘導性負荷L1に接続し、スイッチングにより誘導性負荷L1を作動する。
電流センス回路12c1は、NMOSトランジスタM1がオンした場合に、電源からGNDに向かう第1の経路を流れる誘導性負荷L1の第1の負荷電流を検出し、第1の負荷電流に応じた電圧信号をマイコン11に向けて出力する。
ダイオードD1は、誘導性負荷L1に対して並列に接続され、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合に、誘導性負荷L1の逆起電圧により生じる第2の負荷電流を第2の経路に還流させる。
シャント抵抗Rsは、第2の経路上に配置され、ダイオードD1に対して直列に接続されて第2の負荷電流の検出素子となる。アンプ回路12bは、シャント抵抗Rsの両端電圧を入力して増幅し、第2の負荷電流に応じた電圧信号をマイコン11に向けて出力するオペアンプである。
各構成素子の接続関係において、マイコン11の出力端子は、半導体素子12-1の入力端子INに接続され、入力端子INは、制御回路12aの入力端子に接続される。制御回路12aの出力端子は、NMOSトランジスタM1のゲートおよびNMOSトランジスタM2のゲートに接続される。NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のドレインは、VCC端子に接続される。
半導体素子12-1の負荷側出力端子OUTは、NMOSトランジスタM1のソース、ダイオードD1のカソードおよび端子T1に接続され、端子T1は、誘導性負荷L1の一端に接続される。
半導体素子12-1の正側フィードバック入力端子IN+は、アンプ回路12bの第1の入力端子(非反転入力端子)、シャント抵抗Rsの一端およびダイオードD1のアノードに接続される。半導体素子12-1の負側フィードバック入力端子IN-は、アンプ回路12bの第2の入力端子(反転入力端子)、シャント抵抗Rsの他端、端子T2、マイコン11の接地端子およびGND端子に接続される。端子T2は、誘導性負荷L1の他端に接続される。
半導体素子12-1のアンプ側出力端子AMPは、アンプ回路12bの出力端子、抵抗R1の一端、NMOSトランジスタM2のソースおよびマイコン11の入力端子に接続される。抵抗R1の他端は、GNDに接続される。
図2は負荷電流が流れる経路を示す図である。ECU10-1に負荷電流が流れる経路において、太実線矢印は、NMOSトランジスタM1がオンした場合に負荷電流が流れる経路K1(第1の経路)を示し、細点線矢印は、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合に負荷電流が流れる経路K2(第2の経路)を示している。
(NMOSトランジスタM1がオンした場合に負荷電流が流れる経路)
マイコン11は、半導体素子12-1に対して、NMOSトランジスタM1の駆動指示を送信する。制御回路12aは、入力端子INを介して駆動指示を受信すると、NMOSトランジスタM1をオンさせるに要するレベルまで昇圧した駆動信号を生成し、NMOSトランジスタM1のゲートに印加する。
制御回路12aから送信された駆動信号により、NMOSトランジスタM1がオンする。このとき、負荷電流は、経路K1を流れる。すなわち、NMOSトランジスタM1がオンした場合、負荷電流は、電源、NMOSトランジスタM1、負荷側出力端子OUT、誘導性負荷L1、GNDの順の経路K1を流れる。
(NMOSトランジスタM1がオフに遷移した場合に負荷電流が流れる経路)
マイコン11は、NMOSトランジスタM1の駆動指示の送信を停止する。制御回路12aは、駆動指示が未受信になるとNMOSトランジスタM1に対する駆動信号の送信を停止し、NMOSトランジスタM1をオフする。
NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移すると、誘導性負荷L1に対して電源側からの電圧供給が無くなるため、誘導性負荷L1のインダクタに蓄積されたエネルギによって、誘導性負荷L1から同じ方向に電流を流そうとする逆起電圧が発生する。
このため、ダイオードD1は、NMOSトランジスタM1に電流が流れる方向とは逆方向に接続されて、このときの誘導性負荷L1に流れる負荷電流を還流させる還流ダイオード(FWD:Free Wheel Diode)として機能する。
また、逆起電圧は、ダイオードD1の順方向電圧Vfでクランプされるため、負荷側出力端子OUTの電位が-0.6V位になる。このため、負荷電流は、GNDには流れず、経路K2を流れる。すなわち、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合、負荷電流は、誘導性負荷L1、シャント抵抗Rs、ダイオードD1のアノード、ダイオードD1のカソード、誘導性負荷L1の順の経路K2をループすることになる。
(経路K1を流れる負荷電流の検出)
NMOSトランジスタM1がオンすると、制御回路12aから出力される駆動信号は、NMOSトランジスタM2のゲートにも印加されることにより、電流センス回路12c1が駆動する。
NMOSトランジスタM2がオンすることで、経路K1を流れる負荷電流に対応する電流が、NMOSトランジスタM2および抵抗R1にも流れる。例えば、NMOSトランジスタM1を流れる負荷電流を負荷電流I1、NMOSトランジスタM2を流れる負荷電流を負荷電流I2とし、NMOSトランジスタM2のチャネル幅Wとチャネル長Lで決まるサイズを、NMOSトランジスタM1のサイズのN分の1とする。このとき、NMOSトランジスタM2を流れる負荷電流I2は、NMOSトランジスタM1を流れる負荷電流I1のN分の1の比例電流I1/Nが流れる。
したがって、NMOSトランジスタM2のソースと抵抗R1の一端との接続点であるノードから、NMOSトランジスタM2を流れる負荷電流に応じた電圧信号が生じる。この電圧信号は、アンプ側出力端子AMPを介してマイコン11に送信される。したがって、経路K1を流れる負荷電流の電流値に対応する電圧値がマイコン11に通知されることになる。
(経路K2を流れる負荷電流の検出)
NMOSトランジスタM1がオフの場合、NMOSトランジスタM2もオフであるから、電流センス回路12c1は非駆動となる。このとき、経路K2にはシャント抵抗Rsが配置されているから、シャント抵抗Rsの両端電圧がアンプ回路12bの入力端子それぞれに入力される。
そして、アンプ回路12bは、シャント抵抗Rsの両端電圧の差分を増幅した電圧信号を出力する。この電圧信号は、アンプ側出力端子AMPを介してマイコン11に送信される。したがって、経路K2を流れる負荷電流の電流値に対応する電圧値がマイコン11に通知されることになる。
図3は入力電圧と負荷電流との対応関係を示す図である。波形h1は、入力電圧VIN(NMOSトランジスタM1の駆動指示に相当)を示し、縦軸は電圧、横軸は時間である。波形h2は、負荷電流ILを示し、縦軸は電流、横軸は時間である。
マイコン11から、矩形波の入力電圧VINが半導体素子12-1の入力端子INに入力される。このとき、入力電圧VINの0Vからの立ち上がりから一定レベルVaを維持する期間において負荷電流ILが増加する。また、入力電圧VINの一定レベルVaからの立ち下がりから0Vを維持する期間において負荷電流ILが減少する。
上記のように、ECU10-1では、NMOSトランジスタM1がオンした場合には、電流センス回路12c1で負荷電流を検出してマイコン11にフィードバック通知する。また、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合には、シャント抵抗Rsで負荷電流を検出し、シャント抵抗Rsの両端電圧をアンプ回路12bにより増幅してマイコン11にフィードバック通知する構成とした。
このような構成により、シャント抵抗Rsに負荷電流が流れるのは、NMOSトランジスタM1がオフ時のみとなるので、シャント抵抗Rsの素子発熱を抑制することができ、放熱能力を改善することが可能になる。
図4は変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。図4に示すECU10-1aは、アンプ回路12fと電源からなる基準電圧12gを備えている。また、図1に示した負側フィードバック入力端子IN-が存在しない。その他の構成は図1と同様である。
図4に示すように、アンプ回路12fの第2の入力端子を基準電圧12gに接続し、アンプ回路12fはシャント抵抗Rsの一端の電圧と、基準電圧12gとの差分を増幅した電圧信号を出力してもよい。アンプ回路12fはコンパレータとして機能してよく、シャント抵抗Rsの一端の電圧が基準電圧12gより低い場合はLowレベルを出力し、シャント抵抗Rsの一端の電圧が基準電圧12gを超えるとHighレベルを出力する。
図5は変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。変形例の半導体装置であるECU10-2は、端子T1、T2を介して誘導性負荷L1に接続される。ECU10-2は、マイコン11、半導体素子12-2およびダイオードD1を備える。
半導体素子12-2は、制御回路12a、NMOSトランジスタM1、アンプ回路12b(第2のオペアンプ)、シャント抵抗Rsおよび電流センス回路12c2を含み、1パッケージで構成される。
また、電流センス回路12c2は、センスMOSFETとして機能するNMOSトランジスタM2、NMOSトランジスタM3、抵抗R1およびアンプ回路ap(第2のオペアンプ)を含む。
ECU10-2には、バッテリ+BおよびGNDが接続されて、ECU10-2内の各構成素子に電源電圧が供給される。また、半導体素子12-2のVCC端子はバッテリ+Bに接続され、半導体素子12-2のGND端子はGNDに接続されて、半導体素子12-2内の各構成素子に電源電圧が供給される。
各構成素子の接続関係において、マイコン11の出力端子は、半導体素子12-2の入力端子INに接続され、入力端子INは、制御回路12aの入力端子に接続される。制御回路12aの出力端子は、NMOSトランジスタM1のゲートおよびNMOSトランジスタM2のゲートに接続される。NMOSトランジスタM1のドレインおよびNMOSトランジスタM2のドレインは、VCC端子に接続される。
半導体素子12-2の負荷側出力端子OUTは、NMOSトランジスタM1のソース、アンプ回路apの第1の入力端子、ダイオードD1のカソードおよび端子T1に接続され、端子T1は、誘導性負荷L1の一端に接続される。
半導体素子12-2の正側フィードバック入力端子IN+は、アンプ回路12bの第1の入力端子(非反転入力端子)、シャント抵抗Rsの一端およびダイオードD1のアノードに接続される。半導体素子12-2の負側フィードバック入力端子IN-は、アンプ回路12bの第2の入力端子(反転入力端子)、シャント抵抗Rsの他端、端子T2、マイコン11の接地端子およびGND端子に接続される。端子T2は、誘導性負荷L1の他端に接続される。
半導体素子12-2のアンプ側出力端子AMPは、アンプ回路12bの出力端子、抵抗R1の一端、NMOSトランジスタM3のソースおよびマイコン11の入力端子に接続される。抵抗R1の他端は、GNDに接続される。
アンプ回路apの第2の入力端子は、NMOSトランジスタM2のソースおよびNMOSトランジスタM3のドレインに接続され、アンプ回路apの出力端子は、NMOSトランジスタM3のゲートに接続される。
図6は負荷電流が流れる経路を示す図である。ECU10-2に負荷電流が流れる経路において、太実線矢印は、NMOSトランジスタM1がオンした場合に負荷電流が流れる経路K1を示し、細点線矢印は、NMOSトランジスタM1がオンからオフに遷移した場合に負荷電流が流れる経路K2を示している。なお、ECU10-2における負荷電流の経路K1、K2は、図2で上述したECU10-1における負荷電流の経路K1、K2と同様であるので説明は省略する。
(経路K1を流れる負荷電流の検出)
NMOSトランジスタM1がオンすると、制御回路12aから出力される駆動信号は、NMOSトランジスタM2のゲートにも印加されることにより、電流センス回路12c2が駆動する。
NMOSトランジスタM2がオンすることで、経路K1を流れる負荷電流に対応する電流が、NMOSトランジスタM2にも流れる。ここで、図2の説明では、NMOSトランジスタM1を流れる負荷電流I1に対して、NMOSトランジスタM2を流れる負荷電流I2は、負荷電流I1のN分の1の比例電流I1/Nが流れるとした。
ただし、NMOSトランジスタM1、M2のドレインソース間電圧が等しくないと(すなわち、この例ではドレインはVCCで共通だから、NMOSトランジスタM1、M2のソース電位が等しくないと)、正確な比例電流I1/Nを得ることが難しい。このため、変形例のECU10-2では、NMOSトランジスタM1、M2のソース電位を同電位になるように制御して、負荷電流の検出精度を向上させるものである。
NMOSトランジスタM1がオンすると、負荷電流I1がNMOSトランジスタM1から誘導性負荷L1に流れて、NMOSトランジスタM1のオン抵抗と負荷電流I1との積に応じた電圧降下がNMOSトランジスタM1に発生する。NMOSトランジスタM1のオン抵抗をr1とすれば、図6のノードn1の電圧は、電源電圧VCCから電圧降下分(r1×I1)だけ低い電圧になる。
このとき、図6のノードn2の電圧は、ノードn1の電圧と等しくなるようにアンプ回路apおよびNMOSトランジスタM3により制御される。NMOSトランジスタM2のオン抵抗をr2(=r1×N)すると、NMOSトランジスタM2の電圧降下は、NMOSトランジスタM2のオン抵抗r2と比例電流I1/Nとの積になる。したがって、ノードn1、n2は同電位になるので、NMOSトランジスタM2から比例電流I1/Nを精度よく得ることができる。
また、アンプ回路apは、NMOSトランジスタM1のソース電圧と、NMOSトランジスタM2のソース電圧との差分を増幅した電圧信号を生成して、NMOSトランジスタM3のゲートに印加する。この電圧信号によりNMOSトランジスタM3がオンする。
そして、NMOSトランジスタM3がオンすることで、NMOSトランジスタM3のソースと抵抗R1の一端との接続点であるノードから負荷電流に応じた電圧信号が生じる。この電圧信号は、アンプ側出力端子AMPを介してマイコン11に送信される。したがって、経路K1を流れる負荷電流の電流値に対応する電圧値がマイコン11に通知されることになる。
(経路K2を流れる負荷電流の検出)
NMOSトランジスタM1がオフの場合、NMOSトランジスタM2もオフであるから、電流センス回路12c2は非駆動となる。このとき、経路K2にはシャント抵抗Rsが配置されているから、シャント抵抗Rsの両端電圧がアンプ回路12bの入力端子それぞれに入力される。
そして、アンプ回路12bは、シャント抵抗Rsの両端電圧の差分を増幅した電圧信号を出力する。この電圧信号は、アンプ側出力端子AMPを介してマイコン11に送信される。したがって、経路K2を流れる負荷電流の電流値に対応する電圧値がマイコン11に通知されることになる。
図7は変形例の半導体装置の構成の一例を示す図である。図7に示すECU10-2aは、アンプ回路12fと電源からなる基準電圧12gを備えている。また、図5に示した負側フィードバック入力端子IN-が存在しない。その他の構成は図5と同様である。
図7に示すように、アンプ回路12fの第2の入力端子を基準電圧12gに接続し、アンプ回路12fはシャント抵抗Rsの一端の電圧と、基準電圧12gとの差分を増幅した電圧信号を出力してもよい。アンプ回路12fはコンパレータとして機能してよく、シャント抵抗Rsの一端の電圧が基準電圧12gより低い場合はLowレベルを出力し、シャント抵抗Rsの一端の電圧が基準電圧12gを超えるとHighレベルを出力する。
以上説明したように、本発明によれば、出力段スイッチのオン時の電流モニタは電流センス回路で行い、出力段スイッチのオフ時のみシャント抵抗に電流が流れるようにして負荷電流のモニタを行う構成とした。
これにより、シャント抵抗の素子発熱を抑制することができ、放熱能力を改善することが可能になる。また、ECU10-1、10-2のいずれにおいても、シャント抵抗を半導体素子に内蔵する構成としたので、ECU10-1、10-2の部品点数の削減やコストダウンが可能となる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
10-1、10-2 ECU(半導体装置)
11 マイコン
12-1、12-2 半導体素子
12a 制御回路
12b アンプ回路
12c1、12c2 電流センス回路
M1 出力段スイッチ(NMOSトランジスタ)
M2、M3 NMOSトランジスタ
Rs シャント抵抗
R1 抵抗
D1 ダイオード
L1 誘導性負荷
IN 入力端子
AMP アンプ側出力端子
OUT 負荷側出力端子
IN+ 正側フィードバック入力端子
IN- 負側フィードバック入力端子
T1、T2 端子
+B バッテリ電源
ap アンプ回路(第2のオペアンプ)

Claims (10)

  1. 誘導性負荷に接続し、スイッチングにより前記誘導性負荷を作動する出力段スイッチと、
    前記出力段スイッチがオンした場合に、電源からグランドに向かう第1の経路を流れる前記誘導性負荷の第1の負荷電流を検出し、前記第1の負荷電流に応じた電圧信号を出力する電流センス回路と、
    前記出力段スイッチがオンからオフに遷移した場合に、前記誘導性負荷の逆起電圧により生じる第2の負荷電流を第2の経路に還流させ、前記誘導性負荷に対して並列に接続されるダイオードと、
    前記第2の経路上に配置され、前記ダイオードに対して直列に接続されて前記第2の負荷電流の検出素子となるシャント抵抗と、
    を有する半導体装置。
  2. 前記誘導性負荷を駆動させる駆動信号を出力する制御回路をさらに有し、前記出力段スイッチ、前記電流センス回路、前記シャント抵抗および前記制御回路は、1パッケージに集積される請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記出力段スイッチは第1のNMOSトランジスタであり、
    前記電流センス回路は、第2のNMOSトランジスタおよび抵抗を含み、
    前記駆動信号が出力される前記制御回路の出力端子は、前記第1のNMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのドレインおよび前記第2のNMOSトランジスタのドレインは前記電源に接続される、
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記シャント抵抗の少なくとも一端の電圧を入力し、前記第2の負荷電流に応じた電圧信号を出力するアンプ回路を更に有する、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記誘導性負荷を駆動させる駆動信号を出力する制御回路をさらに有し、前記出力段スイッチ、前記電流センス回路、前記シャント抵抗、前記アンプ回路および前記制御回路は、1パッケージに集積される請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記出力段スイッチは第1のNMOSトランジスタであり、前記アンプ回路はオペアンプであり、
    前記電流センス回路は、第2のNMOSトランジスタおよび抵抗を含み、
    前記駆動信号が出力される前記制御回路の出力端子は、前記第1のNMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのドレインおよび前記第2のNMOSトランジスタのドレインは前記電源に接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのソースは、前記ダイオードのカソードおよび前記誘導性負荷の一端に接続され、
    前記オペアンプの第1の入力端子は、前記シャント抵抗の一端および前記ダイオードのアノードに接続され、
    前記オペアンプの出力端子は、前記抵抗の一端および前記第2のNMOSトランジスタのソースに接続され、前記抵抗の他端は前記グランドに接続される、
    請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記第1の負荷電流は、前記電源、前記第1のNMOSトランジスタ、前記誘導性負荷、前記グランドの順の前記第1の経路を流れ、
    前記第2の負荷電流は、前記誘導性負荷、前記シャント抵抗、前記ダイオードのアノード、前記ダイオードのカソード、前記誘導性負荷の順の前記第2の経路を還流する、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記出力段スイッチは第1のNMOSトランジスタであり、
    前記電流センス回路は、第2のNMOSトランジスタ、第3のNMOSトランジスタ、抵抗および第1のオペアンプを含み、
    前記駆動信号が出力される前記制御回路の出力端子は、前記第1のNMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのドレインおよび前記第2のNMOSトランジスタのドレインは前記電源に接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのソースは、前記第1のオペアンプの第1の入力端子、前記ダイオードのカソードおよび前記誘導性負荷の一端に接続され、
    前記第1のオペアンプの第2の入力端子は、前記第2のNMOSトランジスタのソースおよび前記第3のNMOSトランジスタのドレインに接続され、
    前記第1のオペアンプの出力端子は、前記第3のNMOSトランジスタのゲートに接続される、
    請求項2記載の半導体装置。
  9. 前記出力段スイッチは第1のNMOSトランジスタであり、
    前記電流センス回路は、第2のNMOSトランジスタ、第3のNMOSトランジスタ、抵抗および第1のオペアンプを含み、
    前記アンプ回路は第2のオペアンプであり、
    前記駆動信号が出力される前記制御回路の出力端子は、前記第1のNMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのドレインおよび前記第2のNMOSトランジスタのドレインは前記電源に接続され、
    前記第1のNMOSトランジスタのソースは、前記第1のオペアンプの第1の入力端子、前記ダイオードのカソードおよび前記誘導性負荷の一端に接続され、
    前記第1のオペアンプの第2の入力端子は、前記第2のNMOSトランジスタのソースおよび前記第3のNMOSトランジスタのドレインに接続され、
    前記第1のオペアンプの出力端子は、前記第3のNMOSトランジスタのゲートに接続され、
    前記第2のオペアンプの第1の入力端子は、前記シャント抵抗の一端および前記ダイオードのアノードに接続され、
    前記第2のオペアンプの出力端子は、前記抵抗の一端、前記第3のNMOSトランジスタのソースに接続され、前記抵抗の他端は前記グランドに接続される、
    請求項5記載の半導体装置。
  10. 前記第1の負荷電流は、前記電源、前記第1のNMOSトランジスタ、前記誘導性負荷、前記グランドの順の前記第1の経路を流れ、
    前記第2の負荷電流は、前記誘導性負荷、前記シャント抵抗、前記ダイオードのアノード、前記ダイオードのカソード、前記誘導性負荷の順の前記第2の経路を還流する、
    請求項8もしくは9のいずれか1項に記載の半導体装置。
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