JP2023069368A - 電力増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】線形性の低下を抑制する。【解決手段】第1モード及び第2モードの場合に、第1増幅器にバイアスを与える第1バイアス回路と、第2モードの場合に、第2増幅器にバイアスを与える第2バイアス回路と、を含む。第1バイアス回路は、コレクタが電源電位に接続され、エミッタが第1増幅器に接続され、ベースが電流源に接続されている第1トランジスタと、ダイオード接続され、第1トランジスタのベースと基準電位との間に接続されている第2トランジスタ及び第3トランジスタと、を含む。第2バイアス回路は、コレクタが電源電位に接続され、エミッタが第2増幅器に接続され、ベースが電流源に接続されている第4トランジスタと、ベースが第4トランジスタのエミッタに接続され、コレクタが第4トランジスタのベースに接続され、エミッタが基準電位に接続されている第5トランジスタと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電力増幅回路に関する。
下記の特許文献1には、フィードバックループを有するバイアス回路を備えた高周波増幅器が記載されている。
特開2009-165100号公報
無線通信端末装置に搭載される電力増幅回路では、基地局と端末の距離に応じて、出力レベルを変化させるため、出力電力を切り替えることが要求される場合がある。例えば、電力増幅回路は、相対的に低い第1出力電力での増幅動作(以下、「ローパワーモード」と称する場合がある)と、相対的に高い第2出力電力での増幅動作(以下、「ハイパワーモード」と称する場合がある)と、を切り替えることが要求される場合がある。
特許文献1記載のバイアス回路によって、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方のモードで増幅用トランジスタにバイアスを与えることとすると、ゲインコンプレッションが生じ、隣接チャネル漏洩電力比(ACLR:Adjacent Channel Leakage Power Ratio)が悪化し、線形性が低下する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、線形性の低下を抑制することを目的とする。
本発明の一側面の電力増幅回路は、第1モード及び第1モードよりも出力電力が相対的に高い第2モードの両方の場合に、高周波信号を増幅する第1増幅器と、第2モードの場合に、高周波信号を増幅する第2増幅器と、第1モード及び第2モードの両方の場合に、第1増幅器にバイアスを与える第1バイアス回路と、第2モードの場合に、第2増幅器にバイアスを与える第2バイアス回路と、を含む。第1バイアス回路は、コレクタが電源電位に電気的に接続され、エミッタが第1増幅器に電気的に接続され、ベースが電流源に電気的に接続されている第1トランジスタと、各々がダイオード接続されており、第1トランジスタのベースと基準電位との間に直列接続されている第2トランジスタ及び第3トランジスタと、を含む。第2バイアス回路は、コレクタが電源電位に電気的に接続され、エミッタが第2増幅器に電気的に接続され、ベースが電流源に電気的に接続されている第4トランジスタと、ベースが第4トランジスタのエミッタに電気的に接続され、コレクタが第4トランジスタのベースに電気的に接続され、エミッタが基準電位に電気的に接続されている第5トランジスタと、を含む。
本発明によれば、線形性の低下を抑制することが可能となる。
図1は、実施の形態の電力増幅回路の構成を示す図である。 図2は、実施の形態の電力増幅回路のドライバ段増幅器の構成を示す図である。 図3は、実施の形態の電力増幅回路の第1パワー段増幅器の構成を示す図である。 図4は、実施の形態の電力増幅回路のエミッタフォロワ型バイアス回路の構成を示す図である。 図5は、実施の形態の電力増幅回路のフィードバック型バイアス回路の構成を示す図である。 図6は、実施の形態の電力増幅回路のエミッタフォロワ型バイアス回路の構成を示す図である。 図7は、比較例の電力増幅回路の構成を示す図である。 図8は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図9は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図10は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図11は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図12は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図13は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。 図14は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の回路シミュレーション結果を示す図である。 図15は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の回路シミュレーション結果を示す図である。 図16は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の回路シミュレーション結果を示す図である。 図17は、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の回路シミュレーション結果を示す図である。
以下に、本発明の電力増幅回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。
<実施の形態>
(回路構成)
図1は、実施の形態の電力増幅回路の構成を示す図である。電力増幅回路1は、高周波信号RFinを増幅して、差動信号を構成する高周波信号PAoutL及びPAoutRを、バラン2の1次巻線の両端に出力する、差動増幅回路である。
実施の形態では、電力増幅回路1を差動増幅回路としたが、本開示はこれに限定されない。電力増幅回路1は、シングルエンドの増幅回路であっても良い。
バラン2の1次巻線の一端は、後述の第1パワー段増幅器13の出力に接続され、バラン2の1次巻線の他端は、後述の第2パワー段増幅器14の出力に接続される。バラン2の2次巻線の一端は、基準電位に電気的に接続されている。基準電位は接地電位が例示されるが、本開示はこれに限定されない。バラン2の2次巻線の他端から、高周波信号RFoutが出力される。
電力増幅回路1は、相対的に低い第1出力電力での増幅動作(以下、「ローパワーモード」と称する場合がある)と、相対的に高い第2出力電力での増幅動作(以下、「ハイパワーモード」と称する場合がある)と、を有する。
ローパワーモードが、本開示の「第1モード」の一例に相当する。ハイパワーモードが、本開示の「第2モード」の一例に相当する。
電力増幅回路1は、ドライバ段増幅器11と、バラン12と、第1パワー段増幅器13と、第2パワー段増幅器14と、エミッタフォロワ型バイアス回路15及び17と、フィードバック型バイアス回路16と、を含む。
ドライバ段増幅器11は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に動作する。ドライバ段増幅器11は、高周波信号RFinを増幅して、高周波信号RF1を、バラン12の1次巻線の一端に出力する。
ドライバ段増幅器11が、本開示の「第3増幅器」の一例に相当する。
図2は、実施の形態の電力増幅回路のドライバ段増幅器の構成を示す図である。
ドライバ段増幅器11は、コンデンサ41及び44と、抵抗42及び45と、トランジスタ43と、チョークコイル46と、を含む。
本開示では、各トランジスタは、バイポーラトランジスタとするが、本開示はこれに限定されない。バイポーラトランジスタは、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(Heterojunction Bipolar Transistor:HBT)が例示されるが、本開示はこれに限定されない。トランジスタは、例えば、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)であっても良い。トランジスタは、複数の単位トランジスタを電気的に並列接続した、マルチフィンガートランジスタであっても良い。単位トランジスタとは、トランジスタが構成される最小限の構成を言う。
トランジスタ43のフィンガー数は、電力増幅回路1に要求される仕様に応じて、変更可能である。
トランジスタ43のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。トランジスタ43のベースには、コンデンサ41を介して、高周波信号RFinが入力される。コンデンサ41は、高周波信号RFinの直流成分をカットするDCカットコンデンサである。
トランジスタ43のベースには、抵抗42を介して、バイアス電流BIAS11が、エミッタフォロワ型バイアス回路15(図1参照)から入力される。
トランジスタ43のコレクタは、チョークコイル46を介して、電源電位Vcc1に電気的に接続されている。
トランジスタ43のコレクタとドライバ段増幅器11の入力端子との間には、コンデンサ44及び抵抗45が直列に接続され、負帰還が掛けられている。
トランジスタ43は、高周波信号RFinを増幅して、高周波信号RF1を、コレクタからバラン12(図1参照)の1次巻線の一端に出力する。すなわち、トランジスタ43の出力(コレクタ)と、バラン12の1次巻線の一端とは互いに接続されている。
再び図1を参照すると、バラン12の1次巻線の他端は、基準電位に電気的に接続されている。バラン12の2次巻線の両端からは、差動信号を構成する高周波信号RF2及びRF3が夫々出力される。差動信号は位相が互いに略逆相となる信号のことである。なお、「略逆相」には位相が互いに180°異なる場合だけではなく、位相が互いに135°~225°異なる場合も含まれる。
第1パワー段増幅器13は、第1増幅器21と、第2増幅器22と、を含む。第1増幅器21は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に動作する。第2増幅器22は、ハイパワーモードの場合に動作する。
第1増幅器21が、本開示の「第1増幅器」の一例に相当する。第2増幅器22が、本開示の「第2増幅器」の一例に相当する。
第2パワー段増幅器14は、第1増幅器31と、第2増幅器32と、を含む。第1増幅器31は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に動作する。第2増幅器32は、ハイパワーモードの場合に動作する。
第1増幅器31が、本開示の「第1増幅器」の一例に相当する。第2増幅器32が、本開示の「第2増幅器」の一例に相当する。
図3は、実施の形態の電力増幅回路の第1パワー段増幅器の構成を示す図である。
なお、第2パワー段増幅器14(図1参照)の回路構成は、第1パワー段増幅器13の回路構成と同様であるので、説明を省略する。
第1増幅器21は、コンデンサ51及び53と、抵抗52と、トランジスタ54と、を含む。コンデンサ51は、トランジスタ54のベースと高周波信号RF2が入力されるノードとの間に設けられているが、高周波信号RF2が入力されるノードのトランジスタ54とは反対側に設けられていてもよい。また、コンデンサ53は、省略されてもよい。
トランジスタ54のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。トランジスタ54のベースには、コンデンサ51を介して、高周波信号RF2が入力される。コンデンサ51は、高周波信号RF2の直流成分をカットするDCカットコンデンサである。
トランジスタ54のベースには、抵抗52を介して、バイアス電流BIAS21が、エミッタフォロワ型バイアス回路17(図1参照)から入力される。
トランジスタ54のコレクタは、チョークコイル59を介して、電源電位Vcc2に電気的に接続されている。
トランジスタ54のベースと基準電位との間には、コンデンサ53が接続されている。コンデンサ53は、高周波信号RF2の高周波成分を基準電位にシャントする。
第2増幅器22は、コンデンサ55及び57と、抵抗56と、トランジスタ58と、を含む。コンデンサ55は、トランジスタ58のベースと高周波信号RF2が入力されるノードとの間に設けられているが、高周波信号RF2が入力されるノードのトランジスタ58とは反対側に設けられていてもよい。また、コンデンサ57は、省略されてもよい。
トランジスタ58のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。トランジスタ58のベースには、コンデンサ55を介して、高周波信号RF2が入力される。コンデンサ55は、高周波信号RF2の直流成分をカットするDCカットコンデンサである。
トランジスタ58のベースには、抵抗56を介して、バイアス電流BIAS22が、フィードバック型バイアス回路16(図1参照)から入力される。
トランジスタ58のコレクタは、チョークコイル59を介して、電源電位Vcc2に電気的に接続されている。
トランジスタ58のベースと基準電位との間には、コンデンサ57が接続されている。コンデンサ57は、高周波信号RF2の高周波成分を基準電位にシャントする。
トランジスタ54及び58は、高周波信号RF2を増幅して、高周波信号PAoutLを、バラン2(図1参照)の1次巻線の一端に出力する。
トランジスタ54及び58のフィンガー数は、電力増幅回路1に要求される仕様に応じて、変更可能である。
例えば、トランジスタ54のフィンガー数は、トランジスタ58のフィンガー数よりも大きくても良い。
これにより、電力増幅回路1は、ローパワーモードで比較的大きな出力電力を要求された場合にその出力電力を大きくできる。
例えば、トランジスタ54のフィンガー数は、トランジスタ58のフィンガー数よりも小さくても良い。
これにより、電力増幅回路1は、ローパワーモードで出力電力を低減することに加え、消費電流を抑制できる。すなわち、パワーモード切替と消費電流の削減とを両立できる電力増幅回路を得やすくなる。
例えば、トランジスタ54のフィンガー数は、トランジスタ58のフィンガー数と同じでも良い。
対称性の観点から、第2パワー段増幅器14の第1増幅器31内のトランジスタ54のフィンガー数は、第1パワー段増幅器13の第1増幅器21内のトランジスタ54のフィンガー数と同じであることが、好ましい。第2パワー段増幅器14の第2増幅器32内のトランジスタ58のフィンガー数は、第1パワー段増幅器13の第2増幅器22内のトランジスタ58のフィンガー数と同じであることが、好ましい。
ドライバ段増幅器11内のトランジスタ43(図2参照)のフィンガー数は、第1パワー段増幅器13の第1増幅器21内のトランジスタ54のフィンガー数と同じであっても良いし、異なっていても良い。ドライバ段増幅器11内のトランジスタ43のフィンガー数は、第1パワー段増幅器13の第2増幅器22内のトランジスタ58のフィンガー数と同じであっても良いし、異なっていても良い。なお、ドライバ段増幅器内のトランジスタのフィンガー数とパワー段増幅器内のトランジスタのフィンガー数とが異なる場合には、ドライバ段増幅器とパワー段増幅器とで個別にインピーダンス調整が可能となる。従って、電力増幅回路のインピーダンス整合をより適切に行いやすくなる。
再び図1を参照すると、エミッタフォロワ型バイアス回路15には、外部の電流源からバイアス電流IB1が入力される。エミッタフォロワ型バイアス回路15は、バイアス電流IB1に基づいて、バイアス電流BIAS11を、ドライバ段増幅器11に出力する。エミッタフォロワ型バイアス回路15は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に、バイアス電流BIAS11を出力する。
エミッタフォロワ型バイアス回路15が、本開示の「第3バイアス回路」の一例に相当する。
図4は、実施の形態の電力増幅回路のエミッタフォロワ型バイアス回路の構成を示す図である。
エミッタフォロワ型バイアス回路15は、抵抗61と、トランジスタ62、63及び65と、コンデンサ64と、を含む。
トランジスタ65が、本開示の「第6トランジスタ」の一例に相当する。トランジスタ62及び63が、本開示の「第7トランジスタ及び第8トランジスタ」の一例に相当する。
抵抗61の一端には、バイアス電流IB1が入力される。抵抗61の他端は、ノードN1に電気的に接続されている。
トランジスタ62のコレクタ及びベースは、ノードN1に電気的に接続されている。つまり、トランジスタ62は、ダイオード接続されている。トランジスタ62のエミッタは、トランジスタ63のコレクタ及びベースに、電気的に接続されている。つまり、トランジスタ63は、ダイオード接続されている。トランジスタ63のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。
トランジスタ62及び63は、一定の電圧を発生させる。トランジスタ62及び63が発生させる電圧が、ノードN1の電圧である。
コンデンサ64の一端は、ノードN1に電気的に接続されている。コンデンサ64の他端は、基準電位に電気的に接続されている。コンデンサ64は、ノードN1の電圧を安定化させる。
トランジスタ65のコレクタは、電源電位Vbatに、電気的に接続されている。トランジスタ65のベースは、ノードN1に電気的に接続されている。トランジスタ65のエミッタは、抵抗42(図2参照)の一端に電気的に接続されている。トランジスタ65は、バイアス電流BIAS11を、エミッタから抵抗42の一端に出力する。
再び図1を参照すると、フィードバック型バイアス回路16には、外部の電流源からバイアス電流IB2が入力される。フィードバック型バイアス回路16は、バイアス電流IB2に基づいて、バイアス電流BIAS22を第1パワー段増幅器13内の第2増幅器22に出力し、バイアス電流BIAS32を第2パワー段増幅器14内の第2増幅器32に出力する。フィードバック型バイアス回路16は、ハイパワーモードの場合に、バイアス電流BIAS22及びBIAS32を出力する。
フィードバック型バイアス回路16が、本開示の「第2バイアス回路」の一例に相当する。
図5は、実施の形態の電力増幅回路のフィードバック型バイアス回路の構成を示す図である。
フィードバック型バイアス回路16は、抵抗71、75及び77と、トランジスタ72、76及び78と、コンデンサ73及び74と、を含む。なお、抵抗71、コンデンサ74は設けられていなくてもよい。
トランジスタ76及び78の各々が、本開示の「第4トランジスタ」の一例に相当する。トランジスタ72が、本開示の「第5トランジスタ」の一例に相当する。
抵抗71の一端には、バイアス電流IB2が入力される。抵抗71の他端は、ノードN2に電気的に接続されている。
トランジスタ72のコレクタは、ノードN2に電気的に接続されている。トランジスタ72のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。コンデンサ73は、トランジスタ72のコレクタとベースとの間に、電気的に接続されている。コンデンサ73は、高周波信号をバイパスする。
コンデンサ74の一端は、ノードN2に電気的に接続されている。コンデンサ74の他端は、基準電位に電気的に接続されている。コンデンサ74は、ノードN2の電圧を安定化させる。
トランジスタ76のコレクタは、電源電位Vbatに、電気的に接続されている。トランジスタ76のベースは、ノードN2に電気的に接続されている。トランジスタ76のエミッタは、第2増幅器22内の抵抗56(図3参照)の一端に電気的に接続されている。抵抗75は、トランジスタ76のエミッタとトランジスタ72のベースとの間に、電気的に接続されている。
トランジスタ76のエミッタとベースとの間には、トランジスタ76のエミッタ→抵抗75→トランジスタ72のベース→トランジスタ72のコレクタ→ノードN2→トランジスタ76のベースの経路で、負帰還が掛けられている。トランジスタ76は、バイアス電流BIAS22を、エミッタから第2増幅器22内の抵抗56の一端に出力する。
トランジスタ78のコレクタは、電源電位Vbatに、電気的に接続されている。トランジスタ78のベースは、ノードN2に電気的に接続されている。トランジスタ78のエミッタは、第2増幅器32内の抵抗56(図3参照)の一端に電気的に接続されている。抵抗77は、トランジスタ78のエミッタとトランジスタ72のベースとの間に、電気的に接続されている。
トランジスタ78のエミッタとベースとの間には、トランジスタ78のエミッタ→抵抗77→トランジスタ72のベース→トランジスタ72のコレクタ→ノードN2→トランジスタ78のベースの経路で、負帰還が掛けられている。トランジスタ78は、バイアス電流BIAS32を、エミッタから第2増幅器32内の抵抗56の一端に出力する。
再び図1を参照すると、エミッタフォロワ型バイアス回路17には、外部の電流源からバイアス電流IB3が入力される。エミッタフォロワ型バイアス回路17は、バイアス電流IB3に基づいて、バイアス電流BIAS21を第1パワー段増幅器13内の第1増幅器21に出力し、バイアス電流BIAS31を第2パワー段増幅器14内の第1増幅器31に出力する。エミッタフォロワ型バイアス回路17は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に、バイアス電流BIAS21及びBIAS31を出力する。
エミッタフォロワ型バイアス回路17が、本開示の「第1バイアス回路」の一例に相当する。
図6は、実施の形態の電力増幅回路のエミッタフォロワ型バイアス回路の構成を示す図である。
エミッタフォロワ型バイアス回路17は、抵抗81と、トランジスタ82、83、85及び86と、コンデンサ84と、を含む。
トランジスタ85及び86の各々が、本開示の「第1トランジスタ」の一例に相当する。トランジスタ82及び83が、本開示の「第2トランジスタ及び第3トランジスタ」の一例に相当する。
抵抗81の一端には、バイアス電流IB3が入力される。抵抗81の他端は、ノードN3に電気的に接続されている。
トランジスタ82のコレクタ及びベースは、ノードN3に電気的に接続されている。つまり、トランジスタ82は、ダイオード接続されている。トランジスタ82のエミッタは、トランジスタ83のコレクタ及びベースに、電気的に接続されている。つまり、トランジスタ83は、ダイオード接続されている。トランジスタ83のエミッタは、基準電位に電気的に接続されている。
トランジスタ82及び83は、一定の電圧を発生させる。トランジスタ82及び83が発生させる電圧が、ノードN3の電圧である。
コンデンサ84の一端は、ノードN3に電気的に接続されている。コンデンサ84の他端は、基準電位に電気的に接続されている。コンデンサ84は、ノードN3の電圧を安定化させる。
トランジスタ85のコレクタは、電源電位Vbatに、電気的に接続されている。トランジスタ85のベースは、ノードN3に電気的に接続されている。トランジスタ85のエミッタは、第1増幅器21内の抵抗52(図3参照)の一端に電気的に接続されている。つまり、トランジスタ85及び第1増幅器21内の抵抗52は、エミッタフォロワ接続されている。トランジスタ85は、バイアス電流BIAS21を、エミッタから第1増幅器21内の抵抗52の一端に出力する。
トランジスタ86のコレクタは、電源電位Vbatに、電気的に接続されている。トランジスタ86のベースは、ノードN3に電気的に接続されている。トランジスタ86のエミッタは、第1増幅器31内の抵抗52(図2参照)の一端に電気的に接続されている。つまり、トランジスタ86及び第1増幅器31内の抵抗52は、エミッタフォロワ接続されている。トランジスタ86は、バイアス電流BIAS31を、エミッタから第1増幅器31内の抵抗52の一端に出力する。
実施の形態の電力増幅回路1では、エミッタフォロワ型バイアス回路15とエミッタフォロワ型バイアス回路17とを別のバイアス回路とした。
これにより、電力増幅回路1は、ドライバ段増幅器11と、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14と、を個別に制御することが可能である。ドライバ段増幅器とパワー段増幅器とではその増幅率なども異なることが多いので、このように個別に制御することでそれぞれ適切な状態で動作させ、特性を向上させやすくなる。
(比較例)
図7は、比較例の電力増幅回路の構成を示す図である。
比較例の電力増幅回路101は、実施の形態の電力増幅回路1(図1参照)と比較して、エミッタフォロワ型バイアス回路17に代えて、フィードバック型バイアス回路18を含む。
フィードバック型バイアス回路18は、ローパワーモード及びハイパワーモードの両方の場合に、バイアス電流BIAS21及びBIAS31を出力する。
フィードバック型バイアス回路18の構成は、フィードバック型バイアス回路16の構成と同様であるので、図示及び説明を省略する。
(実施の形態と比較例との対比)
図8から図13までは、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の特性を示す図である。
図8は、ハイパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す図である。図8において、縦軸は、ドライバ段増幅器11の利得を表し、横軸は、ドライバ段増幅器11の出力電力を表す。
波形111は、電力増幅回路1のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す。波形112は、電力増幅回路101のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す。
電力増幅回路1及び電力増幅回路101の何れも、エミッタフォロワ型バイアス回路15を備えているので、高出力電力までパワーを伸ばすことが出来ている。
図9は、ハイパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す図である。図9において、縦軸は、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得を表し、横軸は、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の出力電力を表す。
波形113は、電力増幅回路1の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す。波形114は、電力増幅回路101の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す。
電力増幅回路101では、フィードバック型バイアス回路18が、第1増幅器21及び第1増幅器31にバイアス電流BIAS21及びバイアス電流BIAS31を出力する。フィードバック型バイアス回路18の特性上、線形性を維持するために、波形114で示すように、第1増幅器21及び第1増幅器31にゲインコンプレッションが掛かり、高出力電力時の利得が緩やかに低下する傾向がある。これは、線形パワー領域付近の歪特性悪化に繋がる。
一方、電力増幅回路1では、線形パワー領域付近の線形性を向上させるために、図8で示すとおり高出力電力までパワーを伸ばすことが出来るエミッタフォロワ型バイアス回路17が、第1増幅器21及び第1増幅器31にバイアス電流BIAS21及びバイアス電流BIAS31を出力する。そのため、電力増幅回路1では、波形113で示すように、波形114と比較して、高出力電力の場合に、ゲインコンプレッションが弱められ、利得が高くなっている。
図10は、ハイパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係を示す図である。図10において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得を表し、横軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の出力電力を表す。
波形115は、電力増幅回路1の全体の利得と出力電力との関係を示す。波形116は、電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係を示す。
上記したように、電力増幅回路1では、電力増幅回路101と比較して、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得が高くなっている。そのため、電力増幅回路1の全体でも、波形115で示すように、波形116と比較して、高出力電力の場合に、利得が高くなっている。
図11は、ローパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す図である。図11において、縦軸は、ドライバ段増幅器11の利得を表し、横軸は、ドライバ段増幅器11の出力電力を表す。
波形117は、電力増幅回路1のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す。波形118は、電力増幅回路101のドライバ段増幅器11の利得と出力電力との関係を示す。
電力増幅回路1及び電力増幅回路101の何れも、エミッタフォロワ型バイアス回路15を備えているので、高出力電力までパワーを伸ばすことが出来ている。
図12は、ローパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す図である。図12において、縦軸は、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得を表し、横軸は、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の出力電力を表す。
波形119は、電力増幅回路1の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す。波形120は、電力増幅回路101の第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得と出力電力との関係を示す。
電力増幅回路101では、フィードバック型バイアス回路18が、第1増幅器21及び第1増幅器31にバイアス電流BIAS21及びバイアス電流BIAS31を出力する。フィードバック型バイアス回路18の特性上、線形性を維持するために、第1増幅器21及び第1増幅器31にゲインコンプレッションが掛かり、高出力電力時の利得が緩やかに低下する傾向がある。これは、線形パワー領域付近の歪特性悪化に繋がる。
一方、電力増幅回路1では、線形パワー領域付近の線形性を向上させるために、エミッタフォロワ型バイアス回路17が、第1増幅器21及び第1増幅器31にバイアス電流BIAS21及びバイアス電流BIAS31を出力する。そのため、電力増幅回路1では、波形119で示すように、波形120と比較して、高出力電力の場合に、ゲインコンプレッションが弱められ、利得が高くなっている。
図13は、ローパワーモードの場合の、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係を示す図である。図13において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得を表し、横軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の出力電力を表す。
波形121は、電力増幅回路1の全体の利得と出力電力との関係を示す。波形122は、電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係を示す。
上記したように、電力増幅回路1では、電力増幅回路101と比較して、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14の利得が高くなっている。そのため、電力増幅回路1の全体でも、波形121で示すように、波形122と比較して、高出力電力の場合に、利得が高くなっている。
図14から図17までは、実施の形態の電力増幅回路及び比較例の電力増幅回路の回路シミュレーション結果を示す図である。
図14は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係の回路シミュレーション結果を示す図である。図14において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の利得を表し、横軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の出力電力を表す。
波形131は、電力増幅回路1の全体の利得と出力電力との関係を示す。波形132は、電力増幅回路101の全体の利得と出力電力との関係を示す。
電力増幅回路1は、波形131で示すように、波形132と比較して、高出力電力の場合に、利得が高くなっている。
図15は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のAM-AMと出力電力との関係の回路シミュレーション結果を示す図である。図15において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のAM-AMを表し、横軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体の出力電力を表す。
波形133は、電力増幅回路1の全体のAM-AMと出力電力との関係を示す。波形134は、電力増幅回路101の全体のAM-AMと出力電力との関係を示す。
電力増幅回路1は、波形133で示すように、波形134と比較して、高出力電力の場合に、AM-AMが高くなっている。すなわち、電力増幅回路1は、電力増幅回路101に比べて歪特性が改善されている。
図16は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のP3dBと高周波信号の周波数との関係の回路シミュレーション結果を示す図である。図16において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のP3dB(ゲインの最大値から3dBゲインが低下した際の出力電力の大きさ)を表し、横軸は、高周波信号の周波数を表す。
波形135は、電力増幅回路1の全体のP3dBと高周波信号の周波数との関係を示す。波形136は、電力増幅回路101の全体のP3dBと高周波信号の周波数との関係を示す。
電力増幅回路1は、AM-AMが上記した通り改善された結果、波形135で示すように、波形136と比較して、P3dBが高くなっている。このため、電力増幅回路1の線形性が向上する。
図17は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のACLRと出力電力との関係の回路シミュレーション結果を示す図である。図17において、縦軸は、電力増幅回路1及び電力増幅回路101の全体のACLRを表し、横軸は、出力電力を表す。
波形137は、電力増幅回路1の全体のACLRと出力電力との関係を示す。波形138は、電力増幅回路101の全体のACLRと出力電力との関係を示す。
電力増幅回路1は、波形137で示すように、波形138と比較して、例えば領域139において、ACLRが改善されている。
(まとめ)
(1)比較例の電力増幅回路101では、フィードバック型バイアス回路16及び18だけが、第1増幅器21及び31、並びに、第2増幅器22及び32にバイアスを与える。この場合、ハイパワーモードにおいて、線形性を維持するためにゲインコンプレッションが生じ、高パワー時の利得が低下し、ACLRが悪化する。また、ローパワーモードにおいても、ゲインコンプレッションが生じ、ACLRが悪化する。
また、電力増幅回路1(図1参照)において、フィードバック型バイアス回路16をエミッタフォロワ型バイアス回路に置換した場合を検討する。つまり、エミッタフォロワ型バイアス回路だけが、第1増幅器21及び31、並びに、第2増幅器22及び32にバイアスを与える場合を検討する。この場合、ローパワーモードにおいては、良好な線形性が得られる。しかし、ハイパワーモードにおいて、ゲインエクスパンションが生じ、ACLRが悪化する。
そこで、電力増幅回路1では、ローパワーモードにおいて、エミッタフォロワ型バイアス回路17が、第1増幅器21及び31、並びに、第2増幅器22及び32にバイアスを与える。また、ハイパワーモードにおいて、フィードバック型バイアス回路16及びエミッタフォロワ型バイアス回路17が、第1増幅器21及び31、並びに、第2増幅器22及び32にバイアスを与える。
つまり、電力増幅回路1は、ローパワーモードにおいて、ゲインコンプレッションが生じにくいエミッタフォロワ型バイアス回路17を使用する。また、電力増幅回路1は、ハイパワーモードにおいて、ゲインエクスパンションが生じやすいエミッタフォロワ型バイアス回路17に加えて、ゲインコンプレッションが生じやすいフィードバック型バイアス回路16をも使用する。これにより、電力増幅回路1は、フィードバック型バイアス回路16及びエミッタフォロワ型バイアス回路17の両方のメリットを融合し、低パワー領域から高パワー領域までの高線形性を実現できる。
(2)第1増幅器21及び31内のトランジスタ54のフィンガー数は、第2増幅器22及び32内のトランジスタ58のフィンガー数よりも大きくても良い。
これにより、電力増幅回路1は、ローパワーモードでの出力電力を大きくできる。
(3)第1増幅器21及び31内のトランジスタ54のフィンガー数は、第2増幅器22及び32内のトランジスタ58のフィンガー数よりも小さくても良い。
これにより、電力増幅回路1は、ローパワーモードでの消費電流を抑制できる。
(4)フィードバック型バイアス回路16は、ゲインコンプレッションが生じやすく、エミッタフォロワ型バイアス回路17は、ゲインエクスパンションが生じやすい、という特徴がある。この特徴を利用して、トランジスタ54とトランジスタ58のフィンガー数の配分を決定すると良い。
(5)電力増幅回路1は、ドライバ段増幅器11と、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14と、の多段構成とすると良い。
これにより、電力増幅回路1は、線形性が低下しにくくなる。
(6)エミッタフォロワ型バイアス回路15とエミッタフォロワ型バイアス回路17とを別のバイアス回路とすると良い。
これにより、電力増幅回路1は、ドライバ段増幅器11と、第1パワー段増幅器13及び第2パワー段増幅器14と、を個別に制御することが可能である。
なお、上記した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1、101 電力増幅回路
2、12 バラン
11 ドライバ段増幅器
13 第1パワー段増幅器
14 第2パワー段増幅器
15、17 エミッタフォロワ型バイアス回路
16、18 フィードバック型バイアス回路
21、31 第1増幅器
22、32 第2増幅器

Claims (6)

  1. 第1モード及び前記第1モードよりも出力電力が相対的に高い第2モードの両方の場合に、高周波信号を増幅する第1増幅器と、
    前記第2モードの場合に、高周波信号を増幅する第2増幅器と、
    前記第1モード及び前記第2モードの両方の場合に、前記第1増幅器にバイアスを与える第1バイアス回路と、
    前記第2モードの場合に、前記第2増幅器にバイアスを与える第2バイアス回路と、
    を含み、
    前記第1バイアス回路は、
    コレクタが電源電位に電気的に接続され、エミッタが前記第1増幅器に電気的に接続され、ベースが電流源に電気的に接続されている第1トランジスタと、
    各々がダイオード接続されており、前記第1トランジスタのベースと基準電位との間に直列接続されている第2トランジスタ及び第3トランジスタと、
    を含み、
    前記第2バイアス回路は、
    コレクタが電源電位に電気的に接続され、エミッタが前記第2増幅器に電気的に接続され、ベースが電流源に電気的に接続されている第4トランジスタと、
    ベースが前記第4トランジスタのエミッタに電気的に接続され、コレクタが前記第4トランジスタのベースに電気的に接続され、エミッタが基準電位に電気的に接続されている第5トランジスタと、
    を含む、
    電力増幅回路。
  2. 請求項1に記載の電力増幅回路であって、
    前記第1増幅器及び前記第2増幅器の各々は、高周波信号を増幅するマルチフィンガートランジスタを含み、
    前記第1増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数は、前記第2増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数よりも大きい、
    電力増幅回路。
  3. 請求項1に記載の電力増幅回路であって、
    前記第1増幅器及び前記第2増幅器の各々は、高周波信号を増幅するマルチフィンガートランジスタを含み、
    前記第1増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数は、前記第2増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数よりも小さい、
    電力増幅回路。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電力増幅回路であって、
    前記第1増幅器及び前記第2増幅器の前段に設けられ、前記第1モード及び前記第2モードの両方の場合に、高周波信号を増幅する第3増幅器と、
    前記第1モード及び前記第2モードの両方の場合に、前記第3増幅器にバイアスを与える第3バイアス回路と、
    を更に含み、
    前記第3バイアス回路は、
    コレクタが電源電位に電気的に接続され、エミッタが前記第3増幅器に電気的に接続され、ベースが電流源に電気的に接続されている第6トランジスタと、
    各々がダイオード接続されており、前記第6トランジスタのベースと基準電位との間に直列接続されている第7トランジスタ及び第8トランジスタと、
    を含む、
    電力増幅回路。
  5. 請求項4に記載の電力増幅回路であって、
    前記第1バイアス回路と前記第3バイアス回路とは、別のバイアス回路である、
    電力増幅回路。
  6. 請求項4又は5に記載の電力増幅回路であって、
    前記第3増幅器は、高周波信号を増幅するマルチフィンガートランジスタを含み、
    前記第3増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数は、前記第1増幅器内のマルチフィンガートランジスタ及び前記第2増幅器内のマルチフィンガートランジスタのフィンガー数と異なる、
    電力増幅回路。
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