JP2023068741A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】反応液およびインクを用いる印刷において、求められる品質を柔軟に実現するために更なる改善の余地が有った。【解決手段】媒体へ反応液を吐出するノズルにより構成される第1ノズル群と、前記反応液によって凝集する色材を含むインクを前記反応液が吐出された媒体へ吐出するノズルにより構成される第2ノズル群と、前記第1ノズル群による前記反応液の吐出および前記第2ノズル群による前記インクの吐出を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたは前記インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、前記粒状性優先モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記媒体における前記インクのドット径が小さくなるように前記第1ノズル群による前記反応液の吐出を制御する。【選択図】図3
Description
本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
媒体に反応液を付与してから、反応液によって凝集する色材を含むインクを媒体に付与することで画像を形成する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、媒体を搬送する移動式ベルトと、媒体に記録ヘッドからインクを吐出させて記録する記録機構と、を備える記録装置が開示されている(特許文献2参照)。
また、媒体を搬送する移動式ベルトと、媒体に記録ヘッドからインクを吐出させて記録する記録機構と、を備える記録装置が開示されている(特許文献2参照)。
どのような品質の印刷結果が求められるかは、ユーザーの要望によって異なる。反応液およびインクを用いる印刷において、求められる品質を柔軟に実現するために、更なる改善の余地が有った。
印刷装置は、媒体へ反応液を吐出するノズルにより構成される第1ノズル群と、前記反応液によって凝集する色材を含むインクを前記反応液が吐出された媒体へ吐出するノズルにより構成される第2ノズル群と、前記第1ノズル群による前記反応液の吐出および前記第2ノズル群による前記インクの吐出を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたは前記インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、前記粒状性優先モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記媒体における前記インクのドット径が小さくなるように前記第1ノズル群による前記反応液の吐出を制御する。
媒体へ反応液を吐出するノズルにより構成される第1ノズル群と、前記反応液によって凝集する色材を含むインクを前記反応液が吐出された媒体へ吐出するノズルにより構成される第2ノズル群と、を有する印刷装置が実行する印刷方法は、前記第1ノズル群による前記反応液の吐出および前記第2ノズル群による前記インクの吐出を制御する制御工程を有し、前記制御工程では、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたは前記インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、前記粒状性優先モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記媒体における前記インクのドット径が小さくなるように前記第1ノズル群による前記反応液の吐出を制御する。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置構成の概略説明:
図1は、本実施形態にかかる印刷装置10の構成を簡易的に示している。印刷装置10により、本実施形態の印刷方法が実行される。
図1は、本実施形態にかかる印刷装置10の構成を簡易的に示している。印刷装置10により、本実施形態の印刷方法が実行される。
印刷装置10は、制御部11、表示部13、操作受付部14、記憶部15、通信IF16、搬送部17、印刷部18等を備える。IFはインターフェイスの略である。制御部11は、プロセッサーとしてのCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有する一つ又は複数のICや、その他の不揮発性メモリー等を含んで構成される。制御部11では、プロセッサーつまりCPU11aが、ROM11bや、その他のメモリー等に保存されたプログラム12に従った演算処理を、RAM11c等をワークエリアとして用いて実行する。プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC等のハードウェア回路により処理を行う構成としてもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成としてもよい。
表示部13は、視覚情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部13は、ディスプレイと、ディスプレイを駆動するための駆動回路と、を含む構成であってもよい。操作受付部14は、ユーザーによる入力を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部13の一機能として実現されるとしてもよい。表示部13および操作受付部14を含めて、印刷装置10の操作パネルと呼んでもよい。表示部13や操作受付部14は、印刷装置10の構成の一部であってもよいが、印刷装置10に対して外付けされた周辺機器であってもよい。
記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブや、その他のメモリーによる記憶手段である。制御部11が有するメモリーの一部を記憶部15と捉えてもよい。記憶部15を、制御部11の一部と捉えてもよい。
通信IF16は、印刷装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部装置と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。外部装置とは、例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートフォン、タブレット型端末等の通信装置である。
通信IF16は、印刷装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部装置と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。外部装置とは、例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートフォン、タブレット型端末等の通信装置である。
搬送部17は、制御部11による制御下で媒体30を所定の搬送経路に沿って搬送するための手段である。搬送部17は、例えば、回転して媒体30を搬送するローラーや、ローラーを駆動するためのモーター等を備える。また、搬送部17は、モーターで動くベルトやパレットに媒体30を搭載して媒体30を搬送する機構であってもよい。媒体30は代表的には用紙であるが、印刷の対象となり得る媒体であればよく、フィルムや生地等、紙以外の素材であってもよい。
印刷部18は、制御部11による制御下でインクジェット方式によりノズルからインク等の液体を吐出して媒体30へ印刷を行う手段であり、後述の印刷ヘッド20を備える。ノズルから吐出される液滴をドットと言う。印刷ヘッド20を液体吐出ヘッド、記録ヘッド、印字ヘッド、インクジェットヘッド等と呼んでもよい。
印刷装置10は、一台のプリンターによって実現される構成であってもよいが、通信可能に接続した複数の装置を有するシステムによって実現されてもよい。例えば、印刷装置10は、制御部11の役割を担う情報処理装置と、搬送部17や印刷部18を有して前記情報処理装置による制御下で印刷を実行するプリンターとを含むシステムであってもよい。この場合、前記情報処理装置を、印刷制御装置や画像処理装置等として把握することができる。
図2は、媒体30と印刷ヘッド20等との関係性を上方からの視点により簡易的に示している。図2では、直交する2つの方向D1,D2を示しており、方向D1を搬送部17による媒体30の搬送方向D1と呼び、方向D2を幅方向D2と呼ぶことにする。搬送方向D1の上流、下流を、単に、上流、下流とも言う。図2の例では、媒体30は、搬送部17によりプラテン24上を上流から下流へ搬送される。プラテン24は媒体30を支持する台であり、媒体30の搬送経路の一部と言える。
図2において個々の丸は、個々のノズル21を表している。印刷ヘッド20は、制御部11によって生成された、画像を印刷するための印刷データに基づいて、各ノズル21からインク等のドットを吐出したり吐出しなかったりすることにより、媒体30へ画像を印刷する。知られているように、印刷ヘッド20においては、ノズル21毎に不図示の駆動素子が配設されており、駆動素子への駆動信号の印加を印刷データに基づいて制御することにより、ノズル21毎にドットの吐出(ドットオン)または不吐出(ドットオフ)を選択することができる。印刷ヘッド20は、例えば、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インク、ブラック(K)インク等の各色インクや、インクに含まれる色材、具体的には顔料成分を凝集や定着させる作用を持つ反応液を吐出可能である。むろん、印刷ヘッド20は、これら以外の色のインクや液体も吐出する構成であってもよい。
印刷ヘッド20は、インクカートリッジやインクタンク等と呼ばれる不図示の液体保持手段からインク等の液体の供給を受けてノズル21から吐出する構成において、液体別のノズル群22を備える。図2では、印刷ヘッド20におけるノズル21の配列の一例を示している。反応液の一種である第1反応液を吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22P1である。また、反応液の一種であり、第1反応液と異なる第2反応液を吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22P2である。ノズル群22P1やノズル群22P2は「第1ノズル群」に該当し、ノズル群22P1は「第1反応液ノズル群」に該当し、ノズル群22P2は「第2反応液ノズル群」に該当する。第1反応液や第2反応液としては、例えば、フィルム系の媒体30に使用されるプロピオン酸Caを含む反応液や、紙系の媒体30に使用される硝酸Caを含む反応液が考えられる。
Cインクを吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22Cである。同様に、Mインクを吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22M、Yインクを吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22Y、Kインクを吐出する複数のノズル21からなるノズル群22がノズル群22Kである。ノズル群22C,22M,22Y,22Kのそれぞれは「第2ノズル群」に該当する。従って、制御部11は、第1ノズル群による反応液の吐出および第2ノズル群によるインクの吐出を制御する「制御工程」を実行可能である。
図2の例では、ノズル群22のそれぞれは、幅方向D2における媒体30の長さ(媒体幅)をカバー可能な範囲に亘って並ぶ複数のノズル21により形成されている。複数のノズル群22P1,22P2,22C,22M,22Y,22Kは、幅方向D2においては同じ位置に配設されており、搬送方向D1に沿って並んでいる。また、第1ノズル群であるノズル群22P1やノズル群22P2は、第2ノズル群であるノズル群22C,22M,22Y,22Kよりも上流に配設されている。従って、媒体30のある位置や領域に注目すると、反応液が先に吐出され、その後に各色のインクが吐出される。
一つのノズル群22は、それ全体が幅方向D2におけるノズル21の間隔であるノズルピッチが一定あるいはほぼ一定である複数のノズル21が並ぶことにより形成されている。図2ではごく簡単に、一つのノズル群22は複数のノズル21が幅方向D2に沿って並ぶ一つのノズル列としている。むろん、一つのノズル群22は複数のノズル列により形成されてもよいし、ノズル群22を形成するノズル21が並ぶ方向は幅方向D2に対して斜めの方向であってもよい。また、ノズル群22を形成するノズル21の配置がどのようなものかに関係なく、ノズル群22をノズル列22と称してもよい。
印刷ヘッド20は、キャリッジ23に搭載されている。つまり、印刷部18は印刷ヘッド20およびキャリッジ23を含む。キャリッジ23は、不図示のキャリッジモーターによる動力を受けてプラテン24よりも上方の所定高さにおいて、搬送方向D1と平行に往復移動可能である。印刷ヘッド20は、キャリッジ23と共に移動する。
図2の例では、制御部11は、媒体30をプラテン24上で静止させた状態で、キャリッジ23を下流から上流に向かって一定距離移動させる。制御部11は、キャリッジ23の上流への移動中に印刷ヘッド20の各ノズル群22から反応液やインクを媒体30へ吐出させることにより、媒体30に対する一回分の印刷を実行する。その後、制御部11は、搬送部17による媒体30の、前記一回分の印刷に相当する距離の下流への搬送と、キャリッジ23の、前記一回分の印刷に相当する距離の下流への移動とを実行した後、再びキャリッジ23の上流への移動に伴う印刷ヘッド20による印刷を行う。制御部11は、これを繰り返すことにより媒体30に対して継続的に印刷を行うことができる。
他にも、印刷ヘッド20がキャリッジ23により搬送方向D1と平行な方向および幅方向D2と平行な方向に移動して媒体30へ印刷を行う構成を採用してもよい。
また、搬送部17による媒体30の搬送方向を図2の幅方向D2と平行な方向とし、媒体30の搬送と、キャリッジ23による印刷ヘッド20の方向D1と平行な移動とを交互に繰り返して印刷を行う構成を採用してもよい。
また、搬送部17による媒体30の搬送方向を図2の幅方向D2と平行な方向とし、媒体30の搬送と、キャリッジ23による印刷ヘッド20の方向D1と平行な移動とを交互に繰り返して印刷を行う構成を採用してもよい。
印刷部18がキャリッジ23を有さない構成であってもよい。つまり、図2の構成において、キャリッジ23を省いて印刷ヘッド20がプラテン24の上方に固定されており、搬送部17によって搬送される媒体30が印刷ヘッド20下を通過するときに、印刷ヘッド20から吐出される反応液やインクにより印刷される構成であってもよい。
いずれにしても本実施形態では、印刷ヘッド20は、媒体30に対して先に反応液を吐出し、その後インクを吐出する。
いずれにしても本実施形態では、印刷ヘッド20は、媒体30に対して先に反応液を吐出し、その後インクを吐出する。
2.反応液量の制御を伴う印刷:
図3は、制御部11がプログラム12に従って実行する印刷制御処理をフローチャートにより示している。このフローチャートの少なくとも一部は、印刷方法にも該当する。
ステップS100では、制御部11は、印刷モードおよび媒体種類を取得する。印刷モードや媒体種類は、ユーザーが任意に操作受付部14を操作して入力する。従って、制御部11は、ユーザーからの入力に従って、印刷モードや、媒体種類や、その他印刷に関わる様々な設定を取得することが可能である。媒体種類は、例えば、用紙や、フィルムや、生地等といった種類を指す情報である。本実施形態では、印刷モードとして少なくとも、粒状性を優先して印刷する「粒状性優先モード」と、インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する「埋まり優先モード」とを想定する。
図3は、制御部11がプログラム12に従って実行する印刷制御処理をフローチャートにより示している。このフローチャートの少なくとも一部は、印刷方法にも該当する。
ステップS100では、制御部11は、印刷モードおよび媒体種類を取得する。印刷モードや媒体種類は、ユーザーが任意に操作受付部14を操作して入力する。従って、制御部11は、ユーザーからの入力に従って、印刷モードや、媒体種類や、その他印刷に関わる様々な設定を取得することが可能である。媒体種類は、例えば、用紙や、フィルムや、生地等といった種類を指す情報である。本実施形態では、印刷モードとして少なくとも、粒状性を優先して印刷する「粒状性優先モード」と、インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する「埋まり優先モード」とを想定する。
印刷結果においてドットの粒状感が目立たないほど、粒状性が高い。粒状性は、例えば、自然画や人物画の印刷において重要視される画質指標と言える。一方、ベタ画像や、グラフ画像等では、媒体面がインクで十分に被覆されていることを重要視されることがある。いずれにしても、ユーザーは、表示部13等に表示されたユーザーインターフェイス(UI)画面を視認して、粒状性優先モードや埋まり優先モードといった印刷モードのいずれかを選択し、選択結果を入力することが可能である。
ユーザーが選択可能な印刷モードには、粒状性優先モードよりも前記埋まりを優先し且つ埋まり優先モードよりも粒状性を優先する「中間水準モード」が更に含まれていてもよい。中間水準モードは、粒状性優先モードと埋まり優先モードとのほぼ中間の画質を実現するモードと言える。むろん、粒状性優先モード、中間水準モード、埋まり優先モードといった呼び方に固執する必要は無く、これらモードが実質的に選択できる環境がユーザーに提供されていればよい。印刷装置10が実行可能な印刷モードは、粒状性優先モード、中間水準モード、埋まり優先モードに限定されないが、以下では、これら3つのモードを想定して説明を続ける。
ステップS110では、制御部11は、印刷対象の画像を表現する画像データを取得する。画像データもユーザーが任意に選択し、選択した画像データを制御部11へ指示したり、外部装置から印刷装置10へ送信したりする。制御部11は、指示された画像データを印刷装置10内外のメモリーから取得したり、外部装置から送信された画像データを、通信IF16を介して取得したりする。ステップS100とステップS110とは、実質的に同時であってもよいし、ステップS110の方が先に実行されてもよい。
ステップS120では、制御部11は、ステップS110で取得した画像データに基づいて、印刷部18による印刷に用いるための印刷データを生成する。制御部11は、画像データのフォーマットや表色系に応じて必要な色変換処理を実行して、画像データを、画素毎にインク量を有するインク量画像データに変換する。画素毎のインク量とは、図2のように印刷ヘッド20がCMYKインクを使用する構成であれば、画素毎のCMYK夫々の階調値である。階調値は、例えば0~255の256階調で表現される。CMYK毎のインク量を示す階調値については、これをCMYK毎の0~100%の濃度に正規化して表現してもよい。
ステップS110で取得した画像データが、例えば、画素毎にレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の階調値を有するRGB画像データであれば、制御部11は、RGBとCMYKとの対応関係を予め規定した色変換ルックアップテーブルを参照して色変換を実行すればよい。さらに、制御部11は、インク量画像データにハーフトーン処理を施すことにより、画素毎かつCMYK毎にドットオン又はドットオフを規定した印刷データを生成する。ハーフトーン処理としては、例えば、ディザ法や誤差拡散法を採用することができる。
ステップS130では、制御部11は、ステップS100で取得した印刷モードに応じて、第1ノズル群に吐出させる反応液量を決定する。
図4は、反応液量テーブルT1,T2,T3の例を示している。反応液量テーブルT1,T2,T3は、予め記憶部15や、制御部11がアクセス可能な外部の記憶媒体に保存されている。反応液量テーブルT1,T2,T3はそれぞれが、インク量と反応液量との対応関係を規定している。
図4は、反応液量テーブルT1,T2,T3の例を示している。反応液量テーブルT1,T2,T3は、予め記憶部15や、制御部11がアクセス可能な外部の記憶媒体に保存されている。反応液量テーブルT1,T2,T3はそれぞれが、インク量と反応液量との対応関係を規定している。
図4において実線で示す反応液量テーブルT1は、印刷モードとして粒状性優先モードが取得された場合に参照すべきテーブルである。また、2点鎖線で示す反応液量テーブルT2は、印刷モードとして埋まり優先モードが取得された場合に参照すべきテーブルであり、1点鎖線で示す反応液量テーブルT3は、印刷モードとして中間水準モードが取得された場合に参照すべきテーブルである。図4では、反応液量テーブルT1,T2,T3はいずれも線形であるが、非線形であってもよい。
図4から解るように、反応液量テーブルT1,T2,T3は、基本的にはインク量の増加に応じて反応液量を増加させるように、インク量と反応液量との対応関係を規定している。また、反応液量テーブルT1,T2,T3の関係によれば、同じインク量に対応する反応液量は、反応液量テーブルT1が規定する量が最も多く、反応液量テーブルT2が規定する量が最も少なく、反応液量テーブルT3が規定する量は、それらの間である。
反応液量テーブルT1,T2,T3の横軸のインク量は、印刷データが表現する一定面積当たりのインク量であり、例えば、一定面積を構成する画素数を100%としたときの、当該面積内のCMYKのドット数の合計の比率として算出することができる。ドット数は、ドットオンの数である。あるいは、印刷データが表現する一定面積当たりのインク量は、一定面積を構成する画素数に255を掛けた値を100%としたときの、当該面積内の全画素のハーフトーン処理前のCMYK階調値の合計の比率として算出してもよい。また、反応液量テーブルT1,T2,T3の縦軸の反応液量は、印刷データが表現する一定面積当たりに必要な反応液量であり、例えば、一定面積を構成する画素数を100%としたときの反応液のドット数の比率である。
制御部11は、ステップS130では、ステップS100で取得された印刷モードに応じて、反応液量テーブルT1,T2,T3のいずれかを参照し、参照した反応液量テーブルから、ステップS120で生成した印刷データのインク量に応じた反応液量を決定すればよい。例えば、制御部11は、印刷データが表現する1ページ毎に、ページ内のインク量に応じて反応液量を決定する。この場合、1ページの面積が上述の一定面積に該当する。
あるいは、制御部11は、印刷データが表現するページ内を所定数の領域に分割し、分割した領域毎に、領域内のインク量に応じて反応液量を決定してもよい。この場合、領域の面積が上述の一定面積に該当する。また、制御部11は、印刷データが表現するページ内の各オブジェクトを各領域と捉え、領域毎に、領域内のインク量に応じて反応液量を決定してもよい。かかる構成によれば、ページ内でも領域毎のインク量に応じて反応液量を変え、領域毎に反応液量を最適化することができる。オブジェクトとは、例えば、写真画像に該当する領域、グラフに該当する領域、文字列に該当する領域、等である。
ステップS140では、制御部11は、ステップS130で決定した反応液量およびステップS120で生成した印刷データに応じた印刷を、印刷部18に実行させる。制御部11は、必要なタイミングで搬送部17も制御し、例えば図2を参照して説明したように、印刷のために媒体30の搬送をさせる。
制御部11は、ステップS100で取得した媒体種類に応じて、第1反応液と第2反応液とのどちらを使用するかを選択する。本実施形態では、媒体種類と反応液の種類との対応関係が予め記憶部15等に保存されており、制御部11は、この対応関係を参照して、媒体種類に応じて第1反応液または第2反応液のどちらかを選択すればよい。つまり制御部11は、第1反応液ノズル群と第2反応液ノズル群とのいずれに反応液を吐出させるかを、媒体の種類に応じて切り替える。
制御部11は、第1ノズル群であるノズル群22P1,22P2のうち、媒体種類に応じて選択した反応液を吐出するノズル群22を、ステップS130で決定した反応液量に応じて駆動させる。例えば、媒体種類に応じて第1反応液を選択したのであれば、制御部11は、印刷ヘッド20にステップS130で決定した反応液量に応じてノズル群22P1の各ノズル21を駆動するように指示し、ノズル群22P1から媒体30へ当該反応液量に応じた数の第1反応液のドットを吐出させる。上述したように、ページ内の領域毎に反応液量を決定したのであれば、制御部11は、媒体30におけるページに相当する範囲内の各領域に対して、領域毎の反応液量の反応液を第1ノズル群から吐出させる。
制御部11は、このような第1ノズル群の駆動制御と併せて、印刷ヘッド20に印刷データに応じてノズル群22C,22M,22Y,22Kの各ノズル21を駆動するように指示し、ノズル群22C,22M,22Y,22Kから媒体30へ印刷データに応じたCMYK各色のドットを吐出させる。これにより図3のフローチャートを終了する。
ステップS140の結果、媒体30には、反応液の層が形成され、この反応液の上に各色インクにより印刷データが表現する画像が形成される。媒体30におけるインクのドットは、媒体30へ吐出された反応液の量によってサイズが変わる。より多くの反応液が吐出されていると、反応液による凝集や定着の効果により、媒体30へ着弾したインクのドットが広がり難く、媒体30におけるドットのサイズは比較的小さくなる。逆に反応液の量が少ないと、媒体30へ着弾したインクのドットが滲んで広がり易く、媒体30におけるドットのサイズは比較的大きくなる。
本実施形態では、このような特徴に注目し、制御部11は、粒状性優先モードでは反応液量テーブルT1を参照して反応液量を決定し、埋まり優先モードでは反応液量テーブルT2を参照して反応液量を決定する。上述したように、反応液量テーブルT1が規定する反応液量>反応液量テーブルT2が規定する反応液量、が成り立つ。従って、粒状性優先モードでは媒体30に形成されるインクのドットはサイズが比較的小さくなり、粒状性に優れた印刷結果が得られる。埋まり優先モードでは媒体30に形成されるインクのドットはサイズが比較的大きくなり、埋まり状態の良い、つまりインクにより媒体面が的確に被覆された印刷結果が得られる。このように制御部11は、粒状性優先モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりも媒体30におけるインクのドット径が小さくなるように、第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。
図5は、本実施形態にかかる印刷モードに応じたインクのドット径の違いを例示している。図5の横軸は、図4の横軸と同じくインク量である。図5の縦軸は、ステップS140の結果として媒体30に形成される各色インクのドット径である。ドット径をドットサイズと呼んでもよい。図5において、実線は粒状性優先モードである場合のドット径U1を示している。また、図5において、2点鎖線は埋まり優先モードである場合のドット径U2を、1点鎖線は中間水準モードである場合のドット径U3をそれぞれ示している。
図5から明らかなように、U1<U3<U2が成り立つ。また、図5によれば、ドット径U1,U2,U3はそれぞれに値がほぼ一定である。これは反応液量テーブルT1,T2,T3の特性に起因している。つまり、反応液量テーブルT1,T2,T3はいずれもインク量の増加に応じて反応液量を増加させる特性を有する。そのため本実施形態では、粒状性優先モード、中間水準モード、埋まり優先モードのいずれにおいても、インク量にかかわらずインクのドット径は夫々のモードに対応したサイズで安定する。
3.まとめ:
このように本実施形態によれば、印刷装置10は、媒体30へ反応液を吐出するノズル21により構成される第1ノズル群と、反応液によって凝集する色材を含むインクを反応液が吐出された媒体30へ吐出するノズル21により構成される第2ノズル群と、第1ノズル群による反応液の吐出および第2ノズル群によるインクの吐出を制御する制御部11と、を備える。制御部11は、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたはインクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、粒状性優先モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりも媒体30におけるインクのドット径が小さくなるように第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。
このように本実施形態によれば、印刷装置10は、媒体30へ反応液を吐出するノズル21により構成される第1ノズル群と、反応液によって凝集する色材を含むインクを反応液が吐出された媒体30へ吐出するノズル21により構成される第2ノズル群と、第1ノズル群による反応液の吐出および第2ノズル群によるインクの吐出を制御する制御部11と、を備える。制御部11は、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたはインクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、粒状性優先モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりも媒体30におけるインクのドット径が小さくなるように第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。
前記構成によれば、制御部11は、粒状性優先モードや埋まり優先モードといった印刷モードに応じて、媒体30におけるインクのドット径が異なるように第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。従って、粒状性が高い画質や、インクによる埋まりが良好な画質といった、印刷モードを選択するユーザーの要望に応じた画質を、反応液の制御を通じて実現することができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、粒状性優先モードよりも前記埋まりを優先し且つ埋まり優先モードよりも粒状性を優先する中間水準モードを実行可能であるとしてもよい。そして、制御部11は、中間水準モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりもインクのドット径が小さく且つ粒状性優先モードを実行する場合よりもインクのドット径が大きくなるように、反応液の吐出を制御する。
前記構成によれば、印刷モードとして粒状性優先モードや埋まり優先モード以外の選択肢もユーザーに提供し、反応液の制御を通じて、画質に関するユーザーの要望により柔軟に対応することが可能となる。
前記構成によれば、印刷モードとして粒状性優先モードや埋まり優先モード以外の選択肢もユーザーに提供し、反応液の制御を通じて、画質に関するユーザーの要望により柔軟に対応することが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1ノズル群は、反応液としての第1反応液を吐出するノズル21により構成される第1反応液ノズル群と、反応液であって第1反応液と異なる第2反応液を吐出するノズル21により構成される第2反応液ノズル群とを含むとしてもよい。そして、制御部11は、第1反応液ノズル群と第2反応液ノズル群とのいずれに反応液を吐出させるかを、媒体30の種類に応じて切り替える。
前記構成によれば、制御部11は、媒体種類に合わせて反応液を使い分けることができ、より印刷の画質を向上させることができる。
前記構成によれば、制御部11は、媒体種類に合わせて反応液を使い分けることができ、より印刷の画質を向上させることができる。
本実施形態は、印刷ヘッド20が吐出可能な反応液が1種類であり、媒体種類によらず1種類の反応液を使用する構成にも当然に適用できる。
また、媒体種類に応じて反応液を使い分ける場合に、印刷ヘッド20が吐出可能な反応液の種類は3種類以上であってもよい。つまり、印刷ヘッド20が第3反応液を吐出するノズル21により構成される第3反応液ノズル群を有する構成であってもよい。
また、媒体種類に応じて反応液を使い分ける場合に、印刷ヘッド20が吐出可能な反応液の種類は3種類以上であってもよい。つまり、印刷ヘッド20が第3反応液を吐出するノズル21により構成される第3反応液ノズル群を有する構成であってもよい。
本実施形態は、印刷装置10やシステムに限らず、これら装置やシステムが実行する印刷方法や、プロセッサーに方法を実行させるプログラム12といった各種カテゴリーの発明を開示する。
例えば、媒体30へ反応液を吐出するノズル21により構成される第1ノズル群と、反応液によって凝集する色材を含むインクを反応液が吐出された媒体30へ吐出するノズル21により構成される第2ノズル群と、を有する印刷装置10が実行する印刷方法は、第1ノズル群による反応液の吐出および第2ノズル群によるインクの吐出を制御する制御工程を有する。制御工程では、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたはインクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、粒状性優先モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりも媒体30におけるインクのドット径が小さくなるように第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。
例えば、媒体30へ反応液を吐出するノズル21により構成される第1ノズル群と、反応液によって凝集する色材を含むインクを反応液が吐出された媒体30へ吐出するノズル21により構成される第2ノズル群と、を有する印刷装置10が実行する印刷方法は、第1ノズル群による反応液の吐出および第2ノズル群によるインクの吐出を制御する制御工程を有する。制御工程では、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたはインクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、粒状性優先モードを実行する場合は、埋まり優先モードを実行する場合よりも媒体30におけるインクのドット径が小さくなるように第1ノズル群による反応液の吐出を制御する。
本実施形態に含まれる他の構成をさらに説明する。
制御部11は、各モードのそれぞれに対応する第1ノズル群による反応液の吐出量を、媒体30の種類に応じて変更するとしてもよい。
制御部11は、各モードのそれぞれに対応する第1ノズル群による反応液の吐出量を、媒体30の種類に応じて変更するとしてもよい。
例えば、インクの滲み易さが異なる第1媒体と第2媒体とを媒体種類の一部として想定する。ここでは、第1媒体よりも第2媒体の方が、インクが滲み易いとする。制御部11は、媒体種類が第1媒体の場合と第2媒体の場合とで、使用する反応液の種類を上述のように異ならせてもよいし、異ならせなくてもよい。このとき、媒体種類が第1媒体である場合に参照する反応液量テーブルT1,T2,T3と、媒体種類が第2媒体である場合に参照する反応液量テーブルT1,T2,T3とが、予め記憶部15に用意されているとする。反応液量テーブルT1,T2,T3それぞれの基本的な特性や、規定する反応液量のテーブルT1,T2,T3間の大小関係は既に説明した通りであるが、例えば、媒体種類が第1媒体である場合に参照する反応液量テーブルT1が規定する反応液量は、概ね、媒体種類が第2媒体である場合に参照する反応液量テーブルT1よりも少ない。
同様に、媒体種類が第1媒体である場合に参照する反応液量テーブルT2が規定する反応液量は、概ね、媒体種類が第2媒体である場合に参照する反応液量テーブルT2よりも少なく、媒体種類が第1媒体である場合に参照する反応液量テーブルT3が規定する反応液量は、概ね、媒体種類が第2媒体である場合に参照する反応液量テーブルT3よりも少ない。このように、媒体種類に応じて異なる反応液量テーブルT1,T2,T3を用意しておき、制御部11は、ステップS130において、媒体種類および印刷モードに応じて参照すべき反応液量テーブルを選べば、印刷モードに応じて異なる反応液量を、媒体30の種類に応じて更に細かく制御することができる。これにより、ユーザーが指定した印刷モードによる印刷画質が、媒体種類の違いで安定しなくなるといった事態を防ぐことができる。
ステップS130において、制御部11は、反応液量テーブルを参照する際、印刷データが表現するインク量を、CMYK階調値やドット数の替わりに色変換前の画像データから推測してもよい。例えば、ステップS110で取得した画像データがRGB画像データである場合、制御部11は、RGBの階調値からどの程度のインク量が必要となるかを計算式で推測し、そのように推測したインク量に応じて、反応液量テーブルから反応液量を決定してもよい。
10…印刷装置、11…制御部、12…プログラム、13…表示部、14…操作受付部、15…記憶部、16…通信IF、17…搬送部、18…印刷部、20…印刷ヘッド、21…ノズル、22,22P1,22P2,22C,22M,22Y,22K…ノズル群、23…キャリッジ、24…プラテン、30…媒体、T1,T2,T3…反応液量テーブル
Claims (5)
- 媒体へ反応液を吐出するノズルにより構成される第1ノズル群と、
前記反応液によって凝集する色材を含むインクを前記反応液が吐出された媒体へ吐出するノズルにより構成される第2ノズル群と、
前記第1ノズル群による前記反応液の吐出および前記第2ノズル群による前記インクの吐出を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたは前記インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、
前記粒状性優先モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記媒体における前記インクのドット径が小さくなるように前記第1ノズル群による前記反応液の吐出を制御する、ことを特徴とする印刷装置。 - 前記制御部は、前記粒状性優先モードよりも前記埋まりを優先し且つ前記埋まり優先モードよりも粒状性を優先する中間水準モードを実行可能であり、
前記中間水準モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記ドット径が小さく且つ前記粒状性優先モードを実行する場合よりも前記ドット径が大きくなるように、前記反応液の吐出を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、各モードのそれぞれに対応する前記第1ノズル群による前記反応液の吐出量を、前記媒体の種類に応じて変更する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
- 前記第1ノズル群は、前記反応液としての第1反応液を吐出するノズルにより構成される第1反応液ノズル群と、前記反応液であって前記第1反応液と異なる第2反応液を吐出するノズルにより構成される第2反応液ノズル群とを含み、
前記制御部は、前記第1反応液ノズル群と前記第2反応液ノズル群とのいずれに前記反応液を吐出させるかを、前記媒体の種類に応じて切り替える、ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の印刷装置。 - 媒体へ反応液を吐出するノズルにより構成される第1ノズル群と、前記反応液によって凝集する色材を含むインクを前記反応液が吐出された媒体へ吐出するノズルにより構成される第2ノズル群と、を有する印刷装置が実行する印刷方法であって、
前記第1ノズル群による前記反応液の吐出および前記第2ノズル群による前記インクの吐出を制御する制御工程を有し、
前記制御工程では、粒状性を優先して印刷する粒状性優先モードまたは前記インクによる媒体面の埋まりを優先して印刷する埋まり優先モードを実行可能であり、
前記粒状性優先モードを実行する場合は、前記埋まり優先モードを実行する場合よりも前記媒体における前記インクのドット径が小さくなるように前記第1ノズル群による前記反応液の吐出を制御する、ことを特徴とする印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021180014A JP2023068741A (ja) | 2021-11-04 | 2021-11-04 | 印刷装置および印刷方法 |
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JP2021180014A JP2023068741A (ja) | 2021-11-04 | 2021-11-04 | 印刷装置および印刷方法 |
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JP2023068741A true JP2023068741A (ja) | 2023-05-18 |
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JP2021180014A Pending JP2023068741A (ja) | 2021-11-04 | 2021-11-04 | 印刷装置および印刷方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023068741A (ja) |
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2021
- 2021-11-04 JP JP2021180014A patent/JP2023068741A/ja active Pending
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