JP2023067857A - 成長板増殖促進剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、成長板肥厚化剤を提供することである。【解決手段】ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、成長板肥厚化剤の有効成分として有用である。【選択図】なし
Description
本発明は、成長板増殖促進剤に関する。より具体的には、本発明は、成長板の肥厚化に用いられる成長板増殖促進剤に関する。
昨今の高齢化社会において、軟骨の退行性変性によって生じる変形性関節症等の軟骨障害による関節痛に対する対応が重要な課題としてとらえられており、軟骨に対する有効成分の研究が数多くなされてきた。例えば関節軟骨の成分であるコンドロイチン硫酸は、加齢とともに減少していく成分として報告されており、コンドロイチン硫酸の減少は、関節における軟骨弾性を失わせ、最終的には軟骨がすり減って骨同士が直接接触し、いわゆる変形性関節症を発症する(非特許文献1)。
一方、成長期のヒト等の骨には、骨の成長に関わる軟骨組織である成長板が存在し、この成長板が肥厚化することで骨が伸長することが知られている。具体的には、成長板軟骨は、静止軟骨細胞、増殖軟骨細胞、肥大軟骨細胞と呼ばれる長軸方向に配列した特徴的な形態変化を示すいくつかの軟骨細胞層から構成され、骨に置き換わるまでに順次変化してゆく。より具体的には、未分化細胞としての静止軟骨細胞から軟骨細胞が供給され、次に活発に増殖する増殖軟骨細胞となり、最後に肥大化した肥大軟骨細胞へと分化した後、変性死滅し骨組織へと置き換えられていく(非特許文献2)。
ここで、関節軟骨細胞が、オートクライン(自己分泌。すなわち、分泌された物質が、分泌した細胞自身に作用すること。)及びパラクライン(傍分泌。すなわち、分泌された物質が、分泌した細胞の近隣の細胞に作用すること。)因子、並びに細胞外マトリックスの微小環境により、肥大化しないように制限されていることが報告されている(非特許文献3)。更に、コンドロイチン硫酸が軟骨細胞から肥大化軟骨細胞への分化を抑制させることで軟骨細胞の状態を保ち、その結果、軟骨成分グルコサミノグリカンGAGの産生量を増加させたことも報告されている(非特許文献4)。
蛋白質核酸酵素、Vol.49,No.2(2004)
Journal of Animal Genetics (2005) 32(2), 133-140
Birth Defects Research (Part C) 99192-202 (2013)
コンドロイチン硫酸の軟骨及び皮膚に与える影響,別紙:日本薬学会第133年会(2013年3月27日~30日)発表内容,[online],ゼリア新薬工業株式会社,[令和3年8月23日検索],インターネット<URL:http://www.chondro.jp/pdf/chondroitin3.pdf>
成長板の肥厚化の機序は、軟骨の退行性変性によって減少する関節軟骨の修復の機序とは異なる。軟骨の退行性変性の症状に対する改善効果つまり軟骨成分を増加させるコンドロインチ硫酸の効果が、軟骨細胞から肥大化軟骨細胞への分化を抑制する作用機序を通じて発現することに鑑みると、成長板肥厚化を促進するには、少なくとも増殖軟骨細胞から肥大化軟骨細胞への分化を促進する成分が必要になる。従って、これまで退行性変性の症状の改善のために用いられる有効成分以外に、成長板肥厚化の目的で奏功する成分の存在が考えられる。
そこで、本発明の目的は、成長板肥厚化剤を提供することにある。
本発明者らは、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩に、成長板の肥厚化を促進する作用があることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長板肥厚化剤。
項2. 前記ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含む植物エキスを含有する、項1に記載の成長板肥厚化剤。
項3. 前記植物エキスがガルシニアエキスである、項1又は2に記載の成長板肥厚化剤。
項4. 骨伸長に用いられる、項1~3のいずれか一項に記載の成長板肥厚化剤。
項5. 成長板損傷の予防又は治療に用いられる、項1~3のいずれか一項に記載の成長板肥厚化剤。
項6. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長促進剤。
項7. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する身長促進剤。
項8. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する手足伸長促進剤。
項1. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長板肥厚化剤。
項2. 前記ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含む植物エキスを含有する、項1に記載の成長板肥厚化剤。
項3. 前記植物エキスがガルシニアエキスである、項1又は2に記載の成長板肥厚化剤。
項4. 骨伸長に用いられる、項1~3のいずれか一項に記載の成長板肥厚化剤。
項5. 成長板損傷の予防又は治療に用いられる、項1~3のいずれか一項に記載の成長板肥厚化剤。
項6. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長促進剤。
項7. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する身長促進剤。
項8. ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する手足伸長促進剤。
本発明によれば、成長板肥厚化剤が提供される。
1.成長板肥厚化剤
本発明の第1の態様は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩(以下において、「ヒドロキシクエン酸類」とも記載する)を含有する成長板肥厚化剤である。
本発明の第1の態様は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩(以下において、「ヒドロキシクエン酸類」とも記載する)を含有する成長板肥厚化剤である。
本発明の成長板肥厚化剤は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する。本発明の成長板肥厚化剤において、ヒドロキシクエン酸類は、成長板肥厚化を促進する有効成分として作用する。
ヒドロキシクエン酸類
ヒドロキシクエン酸は、2つの不斉中心を有するα-ヒドロキシ三塩基酸(1,2-ジヒドロキシプロパン-1,2,3-トリカルボン酸)であり、2対のジアステレオ異性体又は4つの異なる異性体を形成する。具体的には、ヒドロキシクエン酸としては、(-)ヒドロキシクエン酸、(+)ヒドロキシクエン酸、(-)アロ-ヒドロキシクエン酸、及び(+)アロ-ヒドロキシクエン酸が挙げられる。これらの異性体は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの異性体の中でも、成長板肥厚化効果をより一層高める観点から、(-)ヒドロキシクエン酸及び(+)アロ-ヒドロキシクエン酸が好ましい。
ヒドロキシクエン酸は、2つの不斉中心を有するα-ヒドロキシ三塩基酸(1,2-ジヒドロキシプロパン-1,2,3-トリカルボン酸)であり、2対のジアステレオ異性体又は4つの異なる異性体を形成する。具体的には、ヒドロキシクエン酸としては、(-)ヒドロキシクエン酸、(+)ヒドロキシクエン酸、(-)アロ-ヒドロキシクエン酸、及び(+)アロ-ヒドロキシクエン酸が挙げられる。これらの異性体は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの異性体の中でも、成長板肥厚化効果をより一層高める観点から、(-)ヒドロキシクエン酸及び(+)アロ-ヒドロキシクエン酸が好ましい。
ヒドロキシクエン酸及びその塩は、具体的には、下記一般式(I)及び(II)で表される。
本発明においては、ヒドロキシクエン酸及びその塩の中でも上記式(I)で表される化合物を「非ラクトン体」又は「フリー体」とも記載し、式(II)で表される化合物(つまり、フリー体の脱水縮合環化物)を「ラクトン体」とも記載する。
上記式(I)及び(II)に示す化合物がヒドロキシクエン酸の場合、上記式(I)及び(II)中、M1、M2及びM3はいずれも水素原子である。
上記式(I)及び(II)に示す化合物がヒドロキシクエン酸の塩の場合、上記式(I)におけるM1、M2及びM3、並びに上記式(II)におけるM1及びM2が同時に水素原子になることはない。また、ヒドロキシクエン酸の塩としては、薬学的又は香粧学的に許容されるものである限り特に制限されない。
具体的には、上記式(I)及び(II)に示す化合物がヒドロキシクエン酸の塩である場合の上記式(I)におけるM1、M2及びM3、並びに上記式(II)におけるM1及びM2は、それぞれ独立に、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、若しくは有機塩基を表す。アルカリ金属としては、カリウム、ナトリウムが挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウムが挙げられる。有機塩基としては、モノエタノールアミン基、ジエタノールアミン基、トリエタノールアミン基、アミノメチルプロパノール基、アミノメチルプロパンジオール基が挙げられる。これらの塩は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の成長板肥厚化剤において、ヒドロキシクエン酸類として、フリー体及びラクトン体のうちいずれか一方を使用してもよいし、両方を組み合わせて用いてもよく、また、上記のフリー体及びラクトン体の中から、1種を選択して使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのヒドロキシクエン酸類のフリー体及びラクトン体の中でも、成長板肥厚化効果をより一層高める観点から、好ましくはフリー体が挙げられる。
また、本発明の成長板肥厚化剤において、ヒドロキシクエン酸類として、ヒドロキシクエン酸及びヒドロキシクエン酸の塩のうち、いずれか一方を使用してもよいし、両方を組み合わせて用いてもよく、また、上記のヒドロキシクエン酸及びヒドロキシクエン酸の塩の中から、1種を選択して使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのヒドロキシクエン酸及びその塩の中でも、成長板肥厚化効果をより一層高める観点から、好ましくはヒドロキシクエン酸が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤において、ヒドロキシクエン酸類は、天然物から取得されたものであってもよいし、化学合成されたものであってもよい。天然物としては、オトギリソウ科フクギ属のガルシニア種(具体例として、ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)、ガルシニア・インディカ(Garcinia indica)、ガルシニア・アトロビリディス(Garcinia atroviridis)、ガルシニア・マンゴスターナ(Garcinia mangostana)、ガルシニア・スベリプティカ(Garcinia subelliptica)等が挙げられる。)、アオイ科フヨウ属のハイビスカス(Hibiscus L.)等の植物が挙げられ、好ましくはガルシニア属が挙げられ、より好ましくはガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)が挙げられる。植物は、栽培により生産されたものであっても天然より採取されたものであってもよい。使用する植物の部位は、ヒドロキシクエン酸類を含む部位であれば制限されないが、好ましくは果皮が挙げられる。植物からヒドロキシクエン酸類を取得する方法は従来公知である。本発明の成長板肥厚化剤は、天然物からのヒドロキシクエン酸類の単離精製物を含んでいてもよいし、天然物からのヒドロキシクエン酸類の粗精製物を含んでいてもよい。
ヒドロキシクエン酸類の粗精製物の例としては、植物の加工処理物が挙げられ、好ましくは果皮の加工処理物が挙げられる。植物の加工処理物の具体的な態様としては、植物乾燥物、植物粉砕物(生及び乾燥物を含む)、植物エキスが挙げられる。植物の加工処理物としては、単一の植物由来のものを用いてもよく、異なる植物由来のものを2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの植物の加工処理物の中でも、好ましくは植物エキスが挙げられる。また、植物エキスの具体的態様は、非濃縮エキス(濃縮処理されていないもの)、軟エキス(つまり液状濃縮物)及びエキス末(つまり乾燥物)が挙げられる。
上述の植物の加工処理物の粗精製物のうち、成長板肥厚化効果をより一層高める観点から、好ましくは植物エキスが挙げられ、より好ましくはガルシニア属から得られるエキス(ガルシニアエキス)(特に好ましくは、ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)から得られるエキス)及びアオイ科フヨウ属から得られるハイビスカスエキスが挙げられ、更に好ましくはガルシニアエキスが挙げられる。植物エキスは、搾汁、溶媒抽出物、溶媒抽出物のヒドロキシクエン酸類を含む分画物であればよい。植物エキスを得る方法は特に限定されないが、例えば次のようにして得ることができる。植物エキスは、例えば、ガルシニア種等の植物の果皮をそのままの生の状態で、又はガルシニア種等の植物の果皮の乾燥物の状態で用意し、そのままの大きさで、又は更に必要に応じて裁断又は粉砕した後、溶媒抽出、超臨界抽出等の慣用の抽出方法に従って調製することができる。抽出溶媒としては、水(温水及び熱水を含む)、有機溶媒(メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール等の炭素数1~4の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール;アセトン等のケトン類;ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類;キシレン、ベンゼン、クロロホルム等)、これらの混合物が挙げられ、好ましくは、水、低級アルコール、これらの混合物が挙げられ、より好ましくは、温水、熱水などの加熱水が挙げられ、更に好ましくは熱水が挙げられる。これらの溶媒は1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、ヒドロキシクエン酸を含む原料植物を用いてヒドロキシクエン酸塩を含む植物エキスを得る方法としては、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩(例えば、ヒドロキシクエン酸カルシウム塩を含む植物エキスを得る場合は、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、卵殻カルシウム等のカルシウム塩が挙げられる)の存在下で抽出操作を行う方法、及び、ヒドロキシクエン酸を含む植物エキスを得た後、植物エキスをアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属の塩基性化合物で処理することで、エキス中のヒドロキシクエン酸を塩に変化させる方法が挙げられる。
得られた植物エキス(搾汁、溶媒抽出物、溶媒抽出物のヒドロキシクエン酸類を含む分画物等)を成長板肥厚化剤に含ませる場合、当該植物エキスは、そのままの濃縮されない非濃縮エキスの態様であってもよいし、濃縮された液状の軟エキスの態様であってもよいし、非濃縮エキス又は軟エキスを更に乾燥処理したエキス末であってもよい。乾燥処理としては、スプレードライ処理及び凍結乾燥処理が挙げられる。
上記のヒドロキシクエン酸類の粗精製物(好ましくは植物の加工処理物、より好ましくは植物エキス)の乾燥重量換算量100重量%中のヒドロキシクエン酸類の量としては、例えば10重量%以上、好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重量%以上、更に好ましくは55重量%以上が挙げられる。乾燥重量換算量100重量%中のヒドロキシクエン酸類の量の上限としては特に限定されないが、例えば80重量%以下又は70重量%以下が挙げられる。
ヒドロキシクエン酸類の単離精製物を得る方法としては特に限定されないが、上述の抽出物のヒドロキシクエン酸類含む分画物を更に精製処理する方法が挙げられる。精製処理は、ヒドロキシクエン酸類を単離して精製度を更に高める方法であればよく、常法に従って行うことができる。例えば、クロマトグラフィー等の分離処理、再結晶処理等が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤におけるヒドロキシクエン酸類の配合量については、特に制限されず、当該成長板肥厚化剤の製剤形態や用途等に応じて適宜設定されるが、例えば40~100重量%、好ましくは60~90重量%が挙げられる。
その他の成分
本発明の成長板肥厚化剤は、ヒドロキシクエン酸類以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、適用形態に応じて他の成分を含有していても含有していなくてもよい。このような他の成分としては、例えば、生理活性物質、及び添加物等が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤は、ヒドロキシクエン酸類以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、適用形態に応じて他の成分を含有していても含有していなくてもよい。このような他の成分としては、例えば、生理活性物質、及び添加物等が挙げられる。
生理活性物質としては、好ましくは、軟骨や関節の改善に有効な成分が挙げられ、具体的には、例えば、コラーゲン、II型コラーゲン、非変性活性2型コラーゲン、コラーゲンペプチド、メチルスルホニルメタン(MSM)、グルコサミン、グルコサミン塩酸塩、N-アセチルグルコサミン、N-アセチルグルコサミン硫酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、ガラクトサミン、N-アセチルガラクトサミン、グルクロン酸、ウロン酸、プロテオグリカン、非変性プロテオグリカン、ヘパリン、へパラン硫酸、イズロン酸、ケラタン硫酸、デルマタン硫酸、S-アデノシルメチオニン、クレアチン、テアニン、ピぺリン、マスリン酸、5-アミノレブリン酸リン酸塩、キャッツクロー、ブラックジンジャー、ボスウェリアセラータ、アーティチョーク、アミノ酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンE,ビタミンK、葉酸、ヒアルロン酸、カツオ由来エラスチンペプチド、イミダゾールジペプチド、ケルセチン配糖体、クリルオイル由来EPA・DHA、モリンガ種子由来グルコモリンギン、イタドリ、デビルズクロー、鶏足由来ヒアルロン酸産生促進剤(HAS-II)、大豆イソフラボン、β-クリプトキサンチン、ボーンペップ、濃縮乳清活性たんぱく質(CBP)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチレート(HMB)、カルシウムビス-3-ヒドロキシ-3-メチルブチレートモノハイドレート(HMBカルシウム)、マルトビオン酸カルシウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、セレン、カリウム、エストロゲン、カルシトニン、アスピリン、ステロイド性消炎剤、非ステロイド性消炎剤等が挙げられる。これらの生理活性物質は、1種を選択して使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
添加物としては、薬学的又は食品学的に許容される賦形剤、崩壊剤、希釈剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、甘味剤、矯味剤、懸濁剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、補助剤、防腐剤、緩衝剤、結合剤、安定剤、増量剤、増粘剤、pH調整剤、界面活性剤、コーティング剤、栄養成分等が挙げられる。これらの添加物は、1種を選択して使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
製剤形態
本発明の成長板肥厚化剤は、上述のヒドロキシクエン酸類を含む限り、その形態及び性状は特に限定されない。
本発明の成長板肥厚化剤は、上述のヒドロキシクエン酸類を含む限り、その形態及び性状は特に限定されない。
本発明の成長板肥厚化剤の投与形態としては、経口投与形態及び非経口投与形態のいずれもが含まれる。従って、本発明の成長板肥厚化剤は、経口剤、注射剤、点滴剤、点鼻剤、経皮吸収剤(外用剤)等として調製される。本発明の成長板肥厚化剤は、日常的及び/又は継続的な投与(摂取)が容易な経口剤であることが好ましい。
また、本発明の成長板肥厚化剤の性状は、液状であってもよいし、固形状であってもよい。液状の例としては、液剤、飲料剤、乳剤、懸濁剤、酒精剤、シロップ剤、エリキシル剤、軟エキス剤等を含む)等が挙げられ、固形状の例としては、錠剤、丸剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤(ハードカプセル及びソフトカプセルを含む)、トローチ剤、チュアブル剤、乾燥エキス剤等が挙げられる。本発明の成長板肥厚化剤が固形状である場合、持続性又は徐放性の剤形としてもよいし、投与(摂取)時に水等と混合するようにしてもよい。
本発明の成長板肥厚化剤は、一般飲食品、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品、サプリメント等を含む)、病者用食品、医薬品、医薬部外品として使用することができ、また、食品、医薬品、医薬部外品等への添加剤等として使用することもできる。特に、日常的及び/又は継続的に気軽に摂取させる観点から、ヒドロキシクエン酸類を含むサプリメント、又は、ヒドロキシクエン酸類を含有する植物エキスを含むサプリメント、好ましくはガルシニアエキスを含むサプリメントとして使用することが好ましい。
製造方法
本発明の成長板肥厚化剤の製造方法は、上記のヒドロキシクエン酸類と、必要に応じて配合されるその他の成分とを用いて、各種形態及び性状、並びに使用目的に応じ、従来公知の通常の製剤手順に従えばよい。
本発明の成長板肥厚化剤の製造方法は、上記のヒドロキシクエン酸類と、必要に応じて配合されるその他の成分とを用いて、各種形態及び性状、並びに使用目的に応じ、従来公知の通常の製剤手順に従えばよい。
用途
本発明の成長板肥厚化剤は、投与(摂取)によって、成長板の肥厚化を促進する。従って、本発明の成長板肥厚化剤は、成長板の肥厚化促進作用を利用する任意の用途(例えば、成長促進の用途、身長促進の用途、成長板の損傷に対する処置の用途)に用いることができる。
本発明の成長板肥厚化剤は、投与(摂取)によって、成長板の肥厚化を促進する。従って、本発明の成長板肥厚化剤は、成長板の肥厚化促進作用を利用する任意の用途(例えば、成長促進の用途、身長促進の用途、成長板の損傷に対する処置の用途)に用いることができる。
本発明の成長板肥厚化剤の用途の更に具体的な例としては、骨伸長(骨成長、骨発育ともいう)の目的、より具体的には腕脚及び/又は背丈の成長(つまり、伸ばす及び/又は大きくする)促進が挙げられる。この例において、より具体的な用途として、低身長症の対象に対して低身長症の症状の軽減又は改善を目的とする用途、並びに、成長障害、成育不全又は発育不全により将来的に低身長症を呈することが予想される成長期の対象に対して、成長障害又は発育不全の症状を軽減又は改善する用途が挙げられる。ここで「低身長」とは、同性且つ同年齢健常小児の平均身長の2SD(SDは標準偏差を指す)以下と定義される。また、低身長症のより具体的な例としては、成長ホルモン(例えばインシュリン様成長因子-I(IGF-I))の分泌不全等に伴う内分泌性低身長症、家族性低身長、胎内発育不全性低身長、染色体異常等の非内分泌性低身長症、並びに、薬物治療及び/又は放射線療法による二次性低身長症等が挙げられる。
また、本発明の成長板肥厚化剤の用途の更に具体的な別の例としては、成長板骨折の予防又は治療の目的、より具体的には、走行、体操、野球投球離走等の骨に繰り返し負荷がかかる運動の習慣によるリスクが高まる成長板損傷の予防;当該運動の習慣又は事故(転倒、衝突等)により発生した成長板損傷の治療の目的で用いることができる。
本発明の成長板肥厚化剤の適用対象としては、骨に成長板が存在するものであれば特に限定されない。具体的な適用対象としては、例えば動物が挙げられ、典型的には哺乳動物である。哺乳動物としては、具体的には、ヒト、サル等の霊長類;マウス、ラット等のげっ歯類;イヌ;ネコ;ウマ;ウシ等が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤の適用対象の齢としては、特に限定されないが、成長板が成長することができる期間(例えばヒトの成長期)が挙げられる。このため、ヒトに適用される場合の本発明の成長板肥厚化剤は、具体的には、出生後の4週間以内の新生児期、新生児期より後で出生後1年以内の乳児期、乳児期より後で6歳未満の幼児期、6歳以上12歳未満の学童期、12歳以上であって身長の伸びが止まるまでの思春期のヒトに適用できる。本発明による成長板肥厚化効果をより効果的に得る観点から、好ましくは乳児期、幼児期、学童期又は思春期のヒト、より好ましくは幼児期、学童期又は思春期のヒト、更に好ましくは学童期又は思春期のヒト、特に好ましくは学童期のヒトに提供できる。
用量
本発明の成長板肥厚化剤の用量としては、ヒトへの用量で、ヒドロキシクエン酸換算量で、例えば0.1g/日/60kg以上、好ましくは0.4g/日/60kg以上、より好ましくは0.7g/日/60kg以上、更に好ましくは1.0g/日/60kg以上、一層好ましくは1.3g/日/60kg以上が挙げられる。当該用量の上限としては特に限定されないが、例えば18g/日/60kg以下、好ましくは10g/日/60kg以下、より好ましくは2g/日/60kg以下、更に好ましくは1.7g/日/60kg以下が挙げられる。ガルシニアエキスを含有する成長板肥厚化剤の場合は、ヒトへの用量として、ガルシニアエキスが乾燥エキス換算量で、例えば0.16g/日/60kg以上、好ましくは0.64g/日/60kg以上、より好ましくは1g/日/60kg以上、更に好ましくは1.6g/日/60kg以上、一層好ましくは2g/日/60kg以上が挙げられる。当該用量の上限としては特に限定されないが、例えば30g/日/60kg以下、好ましくは17g/日/60kg以下、より好ましくは3.3g/日/60kg以下、更に好ましくは2.7g/日/60kg以下が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤の用量としては、ヒトへの用量で、ヒドロキシクエン酸換算量で、例えば0.1g/日/60kg以上、好ましくは0.4g/日/60kg以上、より好ましくは0.7g/日/60kg以上、更に好ましくは1.0g/日/60kg以上、一層好ましくは1.3g/日/60kg以上が挙げられる。当該用量の上限としては特に限定されないが、例えば18g/日/60kg以下、好ましくは10g/日/60kg以下、より好ましくは2g/日/60kg以下、更に好ましくは1.7g/日/60kg以下が挙げられる。ガルシニアエキスを含有する成長板肥厚化剤の場合は、ヒトへの用量として、ガルシニアエキスが乾燥エキス換算量で、例えば0.16g/日/60kg以上、好ましくは0.64g/日/60kg以上、より好ましくは1g/日/60kg以上、更に好ましくは1.6g/日/60kg以上、一層好ましくは2g/日/60kg以上が挙げられる。当該用量の上限としては特に限定されないが、例えば30g/日/60kg以下、好ましくは17g/日/60kg以下、より好ましくは3.3g/日/60kg以下、更に好ましくは2.7g/日/60kg以下が挙げられる。
本発明の成長板肥厚化剤の投与(摂取)方法は特に限定されないが、例えば、1日1回又は複数回、経口的又は非経口的に行うことができ、好ましくは、1日1回又は2~3回、経口的に行うことができる。
2.成長促進剤
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、成長促進の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、成長促進剤の有効成分として用いることもできる。
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、成長促進の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、成長促進剤の有効成分として用いることもできる。
従って、本発明の第2の態様は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩(以下において、「ヒドロキシクエン酸類」とも記載する)を含有する成長促進剤である。
本発明の成長促進剤は、動物の成長を促進する用途に用いられればよく、具体的には、動物の骨に関する成長を促進する用途に用いることができる。
本発明の成長促進剤において、有効成分、含有の有無を問わないその他の成分、製剤形態、製造方法、用途及び用量等の詳細については、「1.成長板肥厚化剤」の欄で述べた内容が採用される。
3.身長促進剤
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、身長促進の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、身長促進剤の有効成分として用いることもできる。
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、身長促進の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、身長促進剤の有効成分として用いることもできる。
従って、本発明の第3の態様は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する身長促進剤である。
本発明の身長促進剤は、身長を伸ばす用途に用いられればよく、具体的には、成長板を肥厚化することで身長を伸ばす用途、より具体的には、骨伸長(骨成長又は骨発育ともいう)の目的、好ましくは腕脚及び/又は背丈の成長(つまり、伸ばす及び/又は大きくする)促進の用途で用いることができる。
本発明の身長促進剤において、有効成分、含有の有無を問わないその他の成分、製剤形態、製造方法、用途及び用量等の詳細については、「1.成長板肥厚化剤」の欄で述べた内容が採用される。
4.手足伸長促進剤
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、手足の伸長の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、手足伸長促進剤の有効成分として用いることもできる。
上記の本発明の第1の態様に係る成長板肥厚化剤において述べた通り、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩が成長板の肥厚化を促進する作用を利用して、手足の伸長の用途に用いることができる。従って、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩は、手足伸長促進剤の有効成分として用いることもできる。
従って、本発明の第4の態様は、ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する手足伸長促進剤である。
本発明の手足伸長促進剤は、手及び/又は足を伸ばす用途に用いられればよく、具体的には、成長板を肥厚化することで手及び/又は足の長さを伸ばす用途、より具体的には、腕脚の骨伸長(つまり、骨成長及び/又は骨発育)の目的、好ましくは腕脚の成長(つまり、伸ばす及び/又は大きくする)促進の用途で用いることができる。
本発明の手足伸長促進剤において、有効成分、含有の有無を問わないその他の成分、製剤形態、製造方法、用途及び用量等の詳細については、「1.成長板肥厚化剤」の欄で述べた内容が採用される。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1
(ガルシニアエキスの調製)
ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)の果皮を乾燥させ、10倍量の水と卵殻カルシウムを加えて熱水抽出した。得られた抽出液をろ過した後、ロータリーエバポレーターにて減圧濃縮し、得られた濃縮液を更に噴霧乾燥させた。乾燥させた抽出物を粉砕して、粉末状のガルシニアエキスを得た。以下、全ての試験例において、このガルシニアエキス(ガルシニア・カンボジアのエキス)を用いた。なお、このガルシニアエキスには、ガルシニア・カンボジアの果皮に含まれていたヒドロキシクエン酸((-)ヒドロキシクエン酸)が抽出時の卵殻カルシウムの使用によりカルシウム塩となった形態で含まれている。このガルシニアエキス中の有効成分の含有量はヒドロキシクエン酸換算量で、60重量%である。
(ガルシニアエキスの調製)
ガルシニア・カンボジア(Garcinia cambogia)の果皮を乾燥させ、10倍量の水と卵殻カルシウムを加えて熱水抽出した。得られた抽出液をろ過した後、ロータリーエバポレーターにて減圧濃縮し、得られた濃縮液を更に噴霧乾燥させた。乾燥させた抽出物を粉砕して、粉末状のガルシニアエキスを得た。以下、全ての試験例において、このガルシニアエキス(ガルシニア・カンボジアのエキス)を用いた。なお、このガルシニアエキスには、ガルシニア・カンボジアの果皮に含まれていたヒドロキシクエン酸((-)ヒドロキシクエン酸)が抽出時の卵殻カルシウムの使用によりカルシウム塩となった形態で含まれている。このガルシニアエキス中の有効成分の含有量はヒドロキシクエン酸換算量で、60重量%である。
(試験方法)
マウスを、水投与群と、ガルシニアエキス投与群と、ヒドロキシクエン酸投与群(各N=5)に分け、56日間、水投与群には水を、ガルシニアエキス投与群にはガルシニアエキスを512mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で2.5g/日/60kg)で、ヒドロキシクエン酸投与群にはヒドロキシクエン酸(単一化合物)を307mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で1.5g/日/60kg)で経口投与した。その後、解剖して大腿骨を摘出して組織断面標本を作製し、サフラニンО染色を行い、大腿骨遠位成長板の形態を評価した。更に、本標本のサフラニンО染色陽性の(赤色を呈する)成長板の面積について、画像解析ソフトImageJを使用して測定した。
マウスを、水投与群と、ガルシニアエキス投与群と、ヒドロキシクエン酸投与群(各N=5)に分け、56日間、水投与群には水を、ガルシニアエキス投与群にはガルシニアエキスを512mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で2.5g/日/60kg)で、ヒドロキシクエン酸投与群にはヒドロキシクエン酸(単一化合物)を307mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で1.5g/日/60kg)で経口投与した。その後、解剖して大腿骨を摘出して組織断面標本を作製し、サフラニンО染色を行い、大腿骨遠位成長板の形態を評価した。更に、本標本のサフラニンО染色陽性の(赤色を呈する)成長板の面積について、画像解析ソフトImageJを使用して測定した。
(結果)
染色後の組織断面標本を図1Aに、成長板の面積測定結果を図1Bに示す。これらの図が示す通り、ガルシニア投与とヒドロキシクエン酸投与によって、成長板が有意に肥厚化した。
染色後の組織断面標本を図1Aに、成長板の面積測定結果を図1Bに示す。これらの図が示す通り、ガルシニア投与とヒドロキシクエン酸投与によって、成長板が有意に肥厚化した。
試験例2
(試験方法)
ラットを、水投与群と、ガルシニアエキス投与群と、グルコサミン投与群(各N=10)に分け、N=5は56日間、残りのN=5は84日間、水投与群には水を、ガルシニアエキス投与群にはガルシニアエキス(試験例1で調製したもの)を258mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で2.5g/日/60kg)で、グルコサミン投与群にはグルコサミンを258mg/日/kgの用量で投与した。その後、解剖して大腿骨を摘出して組織断面標本を作製し、サフラニンО染色を行い、サフラニンО染色陽性(赤色を呈する)の成長板の面積について、画像解析ソフトImageJを使用して測定した。
(試験方法)
ラットを、水投与群と、ガルシニアエキス投与群と、グルコサミン投与群(各N=10)に分け、N=5は56日間、残りのN=5は84日間、水投与群には水を、ガルシニアエキス投与群にはガルシニアエキス(試験例1で調製したもの)を258mg/日/kgの用量(ヒト等価用量で2.5g/日/60kg)で、グルコサミン投与群にはグルコサミンを258mg/日/kgの用量で投与した。その後、解剖して大腿骨を摘出して組織断面標本を作製し、サフラニンО染色を行い、サフラニンО染色陽性(赤色を呈する)の成長板の面積について、画像解析ソフトImageJを使用して測定した。
(結果)
成長板の面積測定結果を図2に示す。この図が示す通り、グルコサミンでは成長板の肥厚化が認められなかったが、ガルシニアエキス投与によって、成長板が有意に肥厚化した。更に、成長板の組織断面解析を詳細に行ったところ、ガルシニア投与を行ったラットにおける成長板の肥大軟骨層(HZ)の面積が、水投与の場合に比べて有意に肥大化していることも確認した。
成長板の面積測定結果を図2に示す。この図が示す通り、グルコサミンでは成長板の肥厚化が認められなかったが、ガルシニアエキス投与によって、成長板が有意に肥厚化した。更に、成長板の組織断面解析を詳細に行ったところ、ガルシニア投与を行ったラットにおける成長板の肥大軟骨層(HZ)の面積が、水投与の場合に比べて有意に肥大化していることも確認した。
Claims (8)
- ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長板肥厚化剤。
- 前記ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含む植物エキスを含有する、請求項1に記載の成長板肥厚化剤。
- 前記植物エキスがガルシニアエキスである、請求項1に記載の成長板肥厚化剤。
- 骨伸長に用いられる、請求項1に記載の成長板肥厚化剤。
- 成長板損傷の予防又は治療に用いられる、請求項1に記載の成長板肥厚化剤。
- ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する成長促進剤。
- ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する身長促進剤。
- ヒドロキシクエン酸及び/又はその塩を含有する手足伸長促進剤。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021179083 | 2021-11-01 | ||
JP2021179083 | 2021-11-01 |
Publications (1)
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-
2022
- 2022-10-31 JP JP2022174372A patent/JP2023067857A/ja active Pending
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