JP2023067825A - 非可逆回路素子及びこれを備える通信装置 - Google Patents

非可逆回路素子及びこれを備える通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インサートモールド成型が必要な複合パーツが不要であり、且つ、部品点数の少ない非可逆回路素子を提供する。【解決手段】非可逆回路素子1は、誘電体基板10と、誘電体基板10に搭載された磁気回転子Mと、磁気回転子Mに磁界を印加する永久磁石20とを備える。誘電体基板10は、上面11に形成され磁気回転子Mに接続される接続パターン61~63と、下面12に形成され接続パターン61~63に接続される端子電極51~53と、下面12に形成されたグランドパターン50とを有する。接続パターン61~63の一部はグランドパターン50と重なり、これによって整合容量が得られる。このように、誘電体基板自体にキャパシタパターンが設けられていることから、整合用のチップコンデンサを用いる必要がなく、部品点数を削減することができる。【選択図】図4

Description

本開示は非可逆回路素子及びこれを備える通信装置に関し、特に、誘電体基板上に磁気回転子が搭載された構造を有する非可逆回路素子及びこれを備える通信装置に関する。
磁気装置の一種であるアイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子は、上部ヨークと下部ヨークによって磁気回転子及び永久磁石を挟み込む構成を有している。磁気回転子の各ポートは、下部ヨークを避けて端子電極に接続される。ここで、特許文献1には、端子電極が形成された絶縁樹脂と下部ヨークが一体化された複合パーツが開示されている。しかしながら、特許文献1に記載された複合パーツは、インサートモールド成型によって作製する必要があることから、製造コストが高く、信頼性も十分ではないという問題があった。
これに対し、特許文献2に記載された非可逆回路素子は、磁気回転子が搭載されたプリント基板を上部ヨークと下部ヨークによって挟み込む構造を有し、プリント基板の下面の一部を下部ヨークから露出させ、この部分に端子電極を形成している。これにより、インサートモールド成型が必要な複合パーツを用いることなく、磁気回転子と端子電極を接続することができる。
特開2002-043808号公報 特開2015-50689号公報
しかしながら、特許文献2に記載された非可逆回路素子は、プリント基板に整合用のチップコンデンサを複数搭載する必要があることから、部品点数が増加するという問題があった。
したがって、本開示は、信頼性が高く、部品点数の少ない非可逆回路素子及びこれを備える通信装置を提供することを目的の一つとする。
本開示による非可逆回路素子は、上面及び下面を有する誘電体基板と、誘電体基板に搭載された磁気回転子と、磁気回転子に磁界を印加する永久磁石とを備え、誘電体基板は、上面に形成され磁気回転子に接続される接続パターンと、下面に形成され接続パターンに接続される端子電極と、誘電体基板の上面、下面又は内部に形成されたキャパシタパターンとを有する。
また、本開示による通信装置は、上記の非可逆回路素子を備える。
本開示に係る技術によれば、磁気回転子が搭載された誘電体基板の下面に端子電極が形成されていることから、誘電体基板の下面を実装面として用いることができる。これにより、インサートモールド成型が必要な複合パーツが不要となる。また、誘電体基板自体にキャパシタパターンが設けられていることから、例えば、整合用のチップコンデンサを用いる必要がなく、部品点数を削減することができる。
本開示による非可逆回路素子は、誘電体基板、磁気回転子及び永久磁石を挟み込む上部ヨーク及び下部ヨークをさらに備え、誘電体基板の下面は、下部ヨークの一部を収容する凹部を有していても構わない。これによれば、表面実装する際に下部ヨークと実装基板の干渉が生じない。
本開示において、誘電体基板の上面は、磁気回転子の少なくとも一部を収容する溝部を有していても構わないし、溝部は、誘電体基板を貫通する貫通孔であっても構わない。これによれば、低背化を実現することが可能となる。
本開示による非可逆回路素子は、磁気回転子及び永久磁石を挟み込む上部ヨーク及び下部ヨークをさらに備え、下部ヨークは、誘電体基板の上面に固定されていても構わない。これによれば、誘電体基板の下面に凹部などを設ける必要がないことから、誘電体基板の製造コストを削減することが可能となる。
本開示において、キャパシタパターンは、誘電体基板の上面及び下面に形成されていても構わない。これによれば、単層構造を有する誘電体基板を用いることが可能となる。或いは、誘電体基板が多層構造を有し、キャパシタパターンは誘電体基板の内部に形成されていても構わない。これによれば、キャパシタパターンによって得られる整合容量の調整が容易となる。
このように、本開示に係る技術によれば、信頼性が高く、部品点数の少ない非可逆回路素子及びこれを備える通信装置を提供することが可能となる。
図1は、本開示に係る技術の第1の実施形態による非可逆回路素子1の外観を示す略斜視図であり、上側から見た状態を示している。 図2は、本開示に係る技術の第1の実施形態による非可逆回路素子1の外観を示す略斜視図であり、下側から見た状態を示している。 図3は、非可逆回路素子1から下部ヨーク40を取り外した状態を示す略斜視図である。 図4は、非可逆回路素子1から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。 図5は、誘電体基板10の略斜視図である。 図6は、磁気回転子Mの構造を説明するための略平面図である。 図7は、磁気回転子Mから中心導体81を除去した状態を示す略斜視図である。 図8は、本開示に係る技術の第2の実施形態による非可逆回路素子2の外観を示す略斜視図であり、上側から見た状態を示している。 図9は、本開示に係る技術の第2の実施形態による非可逆回路素子2の外観を示す略斜視図であり、下側から見た状態を示している。 図10は、非可逆回路素子2から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。 図11は、非可逆回路素子2から永久磁石20、上部ヨーク30及び磁気回転子Mを取り外した状態を示す略斜視図である。 図12は、誘電体基板100の略斜視図である。 図13は、本開示に係る技術の第3の実施形態による非可逆回路素子3の外観を示す略斜視図であり、上側から見た状態を示している。 図14は、本開示に係る技術の第3の実施形態による非可逆回路素子3の外観を示す略斜視図であり、下側から見た状態を示している。 図15は、非可逆回路素子3から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。 図16は、非可逆回路素子3から永久磁石20、上部ヨーク30及び磁気回転子Mを取り外した状態を示す略斜視図である。 図17は、誘電体基板110の略斜視図である。 図18は、非可逆回路素子を用いた通信装置200の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1及び図2は、本開示に係る技術の第1の実施形態による非可逆回路素子1の外観を示す略斜視図であり、図1は上側から見た図、図2は下側から見た図である。
本実施形態による非可逆回路素子1は表面実装型の非可逆回路素子であり、図1及び図2に示すように、誘電体基板10及び永久磁石20と、これらを挟み込む上部ヨーク30及び下部ヨーク40を備えている。誘電体基板10の下面12には、端子電極51~56と、グランドパターン50が設けられている。上部ヨーク30は、xy平面を有する天板部31と、yz平面を有する折り曲げ部32,33を有している。下部ヨーク40は、xy平面を有する底板部41と、xz平面を有する折り曲げ部42,43を有している。下部ヨーク40の折り曲げ部42,43は、上部ヨーク30の天板部31と嵌合し、これにより閉磁路が形成される。
図3は、非可逆回路素子1から下部ヨーク40を取り外した状態を示す略斜視図である。図4は、非可逆回路素子1から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。図5は、誘電体基板10の略斜視図である。
図3~図5に示すように、誘電体基板10はxy平面を構成する上面11及び下面12を有するとともに、その略中央部には誘電体基板10をz方向に貫通する貫通孔11aが設けられている。貫通孔11aには、磁気回転子Mが収容される。誘電体基板10の上面11は平坦であるのに対し、誘電体基板10の下面12にはy方向に延在する凹部12aが設けられており、この部分において誘電体基板10の厚みが薄くなっている。凹部12aには、下部ヨーク40の底板部41が収容される。これにより、下部ヨーク40の底板部41が誘電体基板10の下面12から突出することがない。
誘電体基板10の上面11には、接続パターン61~63が設けられている。接続パターン61~63は、それぞれ磁気回転子MのポートP1~P3に接続される。また、接続パターン61~63のうち、下面12のグランドパターン50と重なる部分は、キャパシタの容量電極を兼用する。つまり、誘電体基板10の上面11に形成された接続パターン61~63と、誘電体基板10の下面12に形成されたグランドパターン50は、キャパシタパターンを構成する。接続パターン61は、誘電体基板10の側面13に設けられた接続パターン71を介して、誘電体基板10の下面12に設けられた端子電極51に接続される。接続パターン62は、誘電体基板10の側面14に設けられた接続パターン72を介して、誘電体基板10の下面12に設けられた端子電極52に接続される。接続パターン63は、誘電体基板10の側面13に設けられた接続パターン73を介して、誘電体基板10の下面12に設けられた端子電極53に接続される。側面13,14はyz平面を構成する。端子電極54~56は、グランドパターン50及び下部ヨーク40の底板部41を介して、磁気回転子Mに含まれるグランド導体80に接続される。
図6は、磁気回転子Mの構造を説明するための略平面図である。
図6に示すように、磁気回転子Mは、中心導体81~83とフェライトコア90を備えている。中心導体81~83はそれぞれ絶縁フィルムで覆われているが、図面の見やすさを考慮して、これら絶縁フィルムは図示されていない。また、図7には中心導体81を除去した状態が示されている。中心導体81~83は、互いに略120°の角度で交差する複数の金属導体によって構成される。図6及び図7に示す例では、中心導体81が4本の金属導体からなり、中心導体82,83がそれぞれ2本の金属導体からなる。中心導体83の導体幅は、特性調整のため中心部において拡大されている。中心導体81,82の導体幅は一定である。中心導体81~83の一端はそれぞれポートP1~P3に接続され、他端はフェライトコア90の裏面側に位置するグランド導体80に共通に接続される。これにより、フェライトコア90は、中心導体81~83とグランド導体80に挟まれることになる。
かかる構成により、中心導体81は接続パターン61,71を介して端子電極51に接続され、中心導体82は接続パターン62,72を介して端子電極52に接続され、中心導体83は接続パターン63,73を介して端子電極53に接続される。さらに、グランド導体80は、下部ヨーク40の底板部41及びグランドパターン50を介して、端子電極54~56に接続される。
ここで、上面11に設けられた接続パターン61~63の一部は、下面12に設けられたグランドパターン50とz方向に重なりを有している。接続パターン61~63とグランドパターン50の重なりによって得られる容量成分は、整合容量として利用される。これにより、誘電体基板10に整合用のチップコンデンサを搭載する必要がなくなることから、部品点数を削減することができる。整合容量のキャパシタンスは、接続パターン61~63の形状や面積によって調整可能である。また、誘電体基板10と下部ヨーク40は別部材であることから、インサートモールド成型が必要な複合パーツを用いる必要がない。
しかも、本実施形態においては、誘電体基板10に貫通孔11aが設けられ、貫通孔11aに磁気回転子Mが収容されていることから、非可逆回路素子1を低背化することが可能となる。但し、誘電体基板10に貫通孔11aを設けることは必須でなく、例えば、誘電体基板10を貫通しない溝部を上面11に設け、この溝部に磁気回転子Mの一部又は全部を収容しても構わない。
<第2の実施形態>
図8及び図9は、本開示に係る技術の第2の実施形態による非可逆回路素子2の外観を示す略斜視図であり、図8は上側から見た図、図9は下側から見た図である。
図8及び図9に示すように、第2の実施形態による非可逆回路素子2は、誘電体基板100が用いられ、下部ヨーク40の底板部41が誘電体基板100の上面101側に固定されている点において、第1の実施形態による非可逆回路素子1と相違している。その他の基本的な構成は、第1の実施形態による非可逆回路素子1と同様であることから、対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態において使用する誘電体基板100には、第1の実施形態のように貫通孔や凹部が設けられておらず、単純な板状構造を有している。
図10は、非可逆回路素子2から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。図11は、非可逆回路素子2から永久磁石20、上部ヨーク30及び磁気回転子Mを取り外した状態を示す略斜視図である。図12は、誘電体基板100の略斜視図である。
図10~図12に示すように、誘電体基板100の上面101には、接続パターン60~63が設けられている。そして、接続パターン60と底板部41が接するよう、誘電体基板100の上面101に下部ヨーク40が固定される。さらに、下部ヨーク40の底板部41上に磁気回転子Mが配置される。磁気回転子MのポートP1~P3は、それぞれ接続パターン61~63に接続される。磁気回転子Mのグランド導体80は、下部ヨーク40の底板部41に接続される。下部ヨーク40の底板部41には、接続パターン61及びポートP1との干渉を防止するための切り欠き部41aが設けられている。
接続パターン60は、誘電体基板100を貫通するビア導体、或いは、誘電体基板100の側面に設けられた接続パターンを介して、誘電体基板100の下面102に設けられたグランドパターン50に接続される。誘電体基板100の上面101に設けられた接続パターン61~63の一部は、下面102に設けられたグランドパターン50とz方向に重なりを有している。接続パターン61~63とグランドパターン50の重なりによって得られる容量成分は、整合容量として利用される。
このように、本実施形態による非可逆回路素子2は、誘電体基板100が単純な板状構造を有していることから、誘電体基板100の製造コストを削減することが可能となる。しかも、誘電体基板100が上部ヨーク30及び下部ヨーク40からなる磁路の外側に存在することから、フェライトコア90により強い磁界を印加することが可能となる。
<第3の実施形態>
図13及び図14は、本開示に係る技術の第3の実施形態による非可逆回路素子3の外観を示す略斜視図であり、図13は上側から見た図、図14は下側から見た図である。
図13及び図14に示すように、第3の実施形態による非可逆回路素子3は、誘電体基板110が用いられている点において、第2の実施形態による非可逆回路素子2と相違している。その他の基本的な構成は、第2の実施形態による非可逆回路素子2と同様であることから、対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態において使用する誘電体基板110は、多層構造を有するLTCC基板であり、その内部に図示しないキャパシタパターンが設けられている。
図15は、非可逆回路素子3から永久磁石20及び上部ヨーク30を取り外した状態を示す略斜視図である。図16は、非可逆回路素子3から永久磁石20、上部ヨーク30及び磁気回転子Mを取り外した状態を示す略斜視図である。図17は、誘電体基板110の略斜視図である。
図15~図17に示すように、誘電体基板110の上面111には、接続パターン60~63が設けられている。そして、接続パターン60と底板部41が接するよう、誘電体基板110の上面111に下部ヨーク40が固定される。さらに、下部ヨーク40の底板部41上に磁気回転子Mが配置される。磁気回転子MのポートP1~P3は、それぞれ接続パターン61~63に接続される。磁気回転子Mのグランド導体80は、下部ヨーク40の底板部41に接続される。下部ヨーク40の底板部41には、接続パターン61及びポートP1との干渉を防止するための切り欠き部41bが設けられている。
接続パターン61~63は、誘電体基板110の下面112に設けられた端子電極51~53にそれぞれ接続されるとともに、誘電体基板110の内部に設けられた図示しないキャパシタパターンに接続される。また、接続パターン60は、端子電極54~56に接続されるとともに、誘電体基板110の内部に設けられた図示しないキャパシタパターンに接続される。接続パターン61~63に接続されたキャパシタパターンと接続パターン60に接続されたキャパシタパターンは、LTCC材料を介して互いに重なるようレイアウトされる。これよって得られる容量成分は、整合容量として利用される。
このように、本実施形態による非可逆回路素子3は、誘電体基板110としてLTCC基板を用いていることから、設計変更による整合容量の調整が容易である。
<第4の実施形態>
図18は、上記実施形態による非可逆回路素子を用いた通信装置200の構成を示すブロック図である。
図18に示す通信装置200は、例えば移動体通信システムにおける基地局に備えられるものであって、受信回路部200Rと送信回路部200Tとを含み、これらが送受信用のアンテナANTに接続されている。受信回路部200Rは、受信用増幅回路201と、受信された信号を処理する受信回路202とを含んでいる。送信回路部200Tは、音声信号、映像信号などを生成する送信回路203と、電力増幅回路204とを含んでいる。
このような構成を有する通信装置200において、アンテナANTから受信回路部200Rに到る経路や、送信回路部200TからアンテナANTに至る経路に、非可逆回路素子211,212が挿入される。非可逆回路素子211,212は、上記実施形態による非可逆回路素子1、2又は3を用いることができる。図18に示す例では、非可逆回路素子211がサーキュレータとして機能し、非可逆回路素子212が終端抵抗器R0を有するアイソレータとして機能する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示に係る技術は、上記の実施形態に限定されることなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本開示に係る技術の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1~3 非可逆回路素子
10,100,110 誘電体基板
11,101,111 誘電体基板の上面
11a 貫通孔
12,102,112 誘電体基板の下面
12a 凹部
13,14 誘電体基板の側面
20 永久磁石
30 上部ヨーク
31 天板部
32,33 折り曲げ部
40 下部ヨーク
41 底板部
41a,41b 切り欠き部
42,43 折り曲げ部
50 グランドパターン
51~56 端子電極
60~63,71~73 接続パターン
80 グランド導体
81~83 中心導体
90 フェライトコア
200 通信装置
200R 受信回路部
200T 送信回路部
201 受信用増幅回路
202 受信回路
203 送信回路
204 電力増幅回路
211,212 非可逆回路素子
ANT アンテナ
M 磁気回転子
P1~P3 ポート
R0 終端抵抗器

Claims (8)

  1. 上面及び下面を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に搭載された磁気回転子と、
    前記磁気回転子に磁界を印加する永久磁石と、を備え、
    前記誘電体基板は、前記上面に形成され、前記磁気回転子に接続される接続パターンと、前記下面に形成され、前記接続パターンに接続される端子電極と、前記誘電体基板の前記上面、前記下面又は内部に形成されたキャパシタパターンとを有する非可逆回路素子。
  2. 前記誘電体基板、前記磁気回転子及び前記永久磁石を挟み込む上部ヨーク及び下部ヨークをさらに備え、
    前記誘電体基板の前記下面は、前記下部ヨークの一部を収容する凹部を有している請求項1に記載の非可逆回路素子。
  3. 前記誘電体基板の前記上面は、前記磁気回転子の少なくとも一部を収容する溝部を有している請求項1に記載の非可逆回路素子。
  4. 前記溝部は、前記誘電体基板を貫通する貫通孔である請求項3に記載の非可逆回路素子。
  5. 前記磁気回転子及び前記永久磁石を挟み込む上部ヨーク及び下部ヨークをさらに備え、
    前記下部ヨークは、前記誘電体基板の前記上面に固定されている請求項1に記載の非可逆回路素子。
  6. 前記キャパシタパターンは、前記誘電体基板の前記上面及び下面に形成されている請求項1に記載の非可逆回路素子。
  7. 前記誘電体基板は多層構造を有し、
    前記キャパシタパターンは、前記誘電体基板の内部に形成されている請求項1に記載の非可逆回路素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の非可逆回路素子を備えた通信装置。
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