JP2023067124A - 食品調理用シート - Google Patents

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Hisaaki Kobayashi
光善 板田
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Abstract

【課題】破断の発生が低減された食品調理用シートを提供することを目的とする。【解決手段】片面に食品載置面を備え、前記食品載置面上に、平面視において、第1の凹部を海とし、第1の凸部を島とする海島構造を有し、前記海が連続して形成された下地領域と、第2の凸部で形成された意匠的デザインを構成する絵柄領域と、を有し、前記下地領域と前記絵柄領域とが、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が交互に配列された非連続領域を介して接している、食品調理用シート。【選択図】図1

Description

本発明は、食品調理用シートに関する。
アルミホイルやクッキングシートなどの食品調理用シートは、フライパン等の調理器具の防汚目的のために、調理器具の上に敷いて使用される。具体的には、肉や魚等の食材を焼く場合にアルミホイルをフライパンに敷き、その上に食材を載置して使用される。このように食品調理用シートを用いて調理を行うと、調理器具を汚すことがなく、調理後の後片付けが容易である。一方、食品調理用シートには、シート表面に食材が付着しないように、食材との剥離性能(以下、単に「剥離性」と称することがある)が求められている。例えば、特許文献1にはシリコーン樹脂層面を有する食品調理用シートが開示されている。
また、樹脂層を有する食品調理用シートの一例としては、樹脂層に凹部を海とし、凸部を島とする海島構造を有し、前記海が連続して形成されており、剥離性と火のとおりの均一性とをバランスよく向上させることが可能な食品調理用シートが提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特開平1-170431号公報 特開2020-25859号公報
近年、食品調理用シートの食品載置面には、エンボス加工等によって、文字、絵柄、各種図形や線など消費者等が視覚的に認識可能な意匠的デザイン(以下、単に「絵柄」という場合がある)が施されたり、下地領域に格子状等の柄(以下、単に「下地柄」と称することがある)が施されることがある。しかし、エンボス柄を有するロールを用いて食品調理用シートにエンボス柄が施されると、食品調理用シートに付与させた絵柄の領域と下地柄の領域との境界部で、食品調理用シートが破断する場合があった。
以上の課題を解決すべく、本発明は、破断の発生が低減された食品調理用シートを提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、下地柄の領域と絵柄の領域とが、下地柄の領域の凹部及び凸部が交互に配置された非連続領域を介して接することにより、上述の課題を解決しうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
<1>
片面に食品載置面を備えた支持体を備え、
前記食品載置面上に、
平面視において、第1の凹部を海とし、第1の凸部を島とする海島構造を有し、前記海が連続して形成された下地領域と、
第2の凸部で形成された意匠的デザインを構成する絵柄領域と、を有し、
前記下地領域と前記絵柄領域とが、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が交互に配列された非連続領域を介して接している、食品調理用シート。
<2>
前記下地領域において、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が周期的に配列された、前記<1>に記載の食品調理用シート。
<3>
前記食品調理用シートの長手方向に対して垂直方向に延在する前記絵柄領域を有する、前記<1>又は前記<2>に記載の食品調理用シート。
<4>
前記非連続領域において、前記第2の凸部の長さ1mm当たりに接する前記第1の凹部の幅の比率が、0.06以上1.0未満である、前記<1>~前記<3>に記載の食品調理用シート。
<5>
前記島の数が複数である、前記<1>~前記<4>に記載の食品調理用シート。
<6>
前記食品載置面に、剥離性を有する樹脂層が積層されている、前記<1>~前記<5>に記載の食品調理用シート。
<7>
前記樹脂層における樹脂が、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂からなる群より選択される1種以上である、前記<6>に記載の食品調理用シート。
<8>
前記支持体がアルミホイル又はクッキングペーパーである、前記<1>~前記<7>に記載の食品調理用シート。
本発明によれば、破断の発生が低減された食品調理用シートを提供することができる。
本実施形態の食品調理用シートにおける食品載置面を示す概略図である。 非連続領域の例を示す概略図である。 非連続領域の他の例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。本実施形態の各数値範囲における上限値及び下限値は任意に組み合わせて任意の数値範囲を構成することができる。
〔食品調理用シート〕
本実施形態の食品調理用シートは、片面に食品載置面を備え、前記食品載置面上に、平面視において、第1の凹部を海とし、第1の凸部を島とする海島構造を有し、前記海が連続して形成された下地領域と、第2の凸部で形成された意匠的デザインを構成する絵柄領域と、を有し、前記下地領域と前記絵柄領域とが、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が交互に配列された非連続領域を介して接している。
従来、食品調理用シートに絵柄や下地柄を形成する場合、例えば、シートの絵柄や下地柄に対応する凹凸がロール面に設けられたロール(以下、「エンボスロール」と称することがある。)を用い、これをシート表面に押圧して凹凸状の絵柄や下地柄を形成している。例えば、シート表面に凸状の絵柄や下地柄を形成する場合には、エンボスロール表面の絵柄や下地柄に対応する領域は凹部となる。しかし、通常、ロール表面の絵柄に対応する領域は、下地柄に対応する領域の形成方法とは異なる方法で形成される。例えば、ロール上の絵柄に対応する領域は、通常エッチング処理によって形成されるが、下地柄に対応する領域は絵柄に対応する領域を形成した後に他のロール(マザーロール等)を用いて圧刻等によって形成される。ここで、エンボスロールを用いて食品調理用シートにエンボス柄が施されると、食品調理用シートに付与させた絵柄の領域(絵柄領域)と下地柄の領域(下地領域)との境界部で、食品調理用シートが破断する場合があった。食品調理用シートの破断した部分である絵柄領域と下地領域との境界部を観察すると、絵柄領域と接する下地領域の凹部が、絵柄領域の凸部に沿って連続して形成されていることが確認された。下地領域における絵柄領域と接する部分が連続して凹状であることは、エンボスを付与した際に、下地領域における当該凹状部分で荷重が集中したということである。また、絵柄領域における下地領域と接する部分(すなわち、絵柄領域の外枠又は外周部分)は、凸部が連続して形成されている。このように、下地領域と絵柄領域との境界部において、エンボスを付与した際に荷重が集中した下地領域の凹状部分と、絵柄領域の凸部分とが隣接して延在するため、特に、エンボス加工やロール状にする際の製造時や、ロール引き出しの際などの使用時において、破断が生じやすいと考えられる。
これに対し、近年では、エッチング処理や他のロールを用いた圧刻に代えてレーザー彫刻を用いることでエンボスロール上の絵柄と下地柄とに対応する領域を同時に加工可能な新しい技術の開発が進んでいる。当該技術を用いれば、下地領域と絵柄領域とが、下地領域の凹部及び凸部が交互に配列された非連続領域を介して接する様に調整することができる。本実施形態の食品調理用シートでは、下地領域と絵柄領域とが、下地領域の凹部及び凸部が交互に配列された非連続領域を介して接しているため、破断が生じにくい。
(食品調理用シートの構成)
まず、図1~3を用いて、本実施形態における食品調理用シートの構成について説明する。図1は、本実施形態の食品調理用シートにおける食品載置面を示す概略図である。図2は、非連続領域の例を示す概略図である。図3は、非連続領域の他の例を示す概略図である。なお、図1~3に示される各構成要素はいずれも例示であり、これら図面によってそのサイズや形状が限定されるものではない。
図1に示すように本実施形態の食品調理用シート100は、樹脂層10上に下地領域12と、絵柄領域14とが形成されている。下地領域12には、後に詳述する、第1の凹部を海とし第1の凸部を島とする海島構造が形成されている。さらに、図1においては、樹脂層10(食品載置面)の絵柄領域14を除く全体に下地領域12の海島構造が形成されている。また、下地領域12には、第1の凹部と第1の凸部とで構成された第1の格子パターンが形成されている。
図1に示すように、絵柄領域14は、視覚的に把握可能な意匠的デザインを構成する領域である。また、図1に示す例において、絵柄領域14の下地領域12と接する部分は、樹脂層10の表面に沿った任意の方向に直線状に連続(延在)した第2の凸部を含んで構成されている。ただし、本実施形態は当該概要に限定されるものではなく、絵柄領域14が、樹脂層10表面に沿った任意の方向に曲線状に連続した第2の凸部を含んで構成されていてもよい。
図2は、図1における食品調理用シート100の下地領域12と絵柄領域14の非連続領域CR10と、その周辺の領域(以下、“境界領域”と称することがある。)を拡大して概略的に示している。図2においては、Y軸方向が食品調理用シート100の長手方向を示し、X軸方向が幅方向(短手方向)を示す。図2に示すように、下地領域12には、連続して形成された第1の凹部10Rを海とし、第1の凹部10Rで囲まれた複数の第1の凸部10Cを島とする海島構造が形成されている。絵柄領域14は、第2の凸部14Cで形成されている。図2に示す境界領域を観察すると、非連続領域CR10は、絵柄領域14に沿って(図2中X軸方向に沿って)下地領域12の第1の凹部10R及び第1の凸部10Cが交互に配列された領域で構成されている。すなわち、食品調理用シート100においては、下地領域12と絵柄領域14とが、下地領域12の第1の凹部10R及び第1の凸部10Cが交互に配列された非連続領域CR10を介して接している。このように本実施形態によれば、周辺領域にて、エンボスを付与した際に荷重が集中した下地領域の凹部分が絵柄領域の凸部分に隣接して連続して延在しているのではなく、下地領域12の第1の凹部10R及び第1の凸部10Cが交互に絵柄領域14の凸部と隣接しているため、下地領域12と絵柄領域14との境界領域において破断が生じにくい。
なお、図1に示すように、下地領域12と絵柄領域14との境界領域において、絵柄領域14は食品調理用シート100の長手方向(Y軸方向)に対して垂直方向(X軸方向)に延在する。すなわち、食品調理用シート100は、長手方向に対して垂直方向に延在する絵柄領域14を有する。食品調理用シート100の製造等において、食品調理用シート100をロール状に巻く又はロールから繰り出す際に、食品調理用シート100の長手方向に張力が生じることがある。このように食品調理用シート100の長手方向に生じる張力は、食品調理用シート100の短手方向に発生する破断の原因となりうる。特に、従来技術において、絵柄領域と下地領域との境界部で破断が生じやすいことは上述したとおりである。これに対し、本実施形態に係る食品調理用シート100によれば、絵柄領域14が長手方向に対して垂直方向に延在し、下地領域12と接している領域において、下地領域12と絵柄領域14とが、下地領域12の第1の凹部10R及び第1の凸部10Cが交互に配列された非連続領域CR10を介して接している。そのため、製造時及び使用時における破断の発生の抑止の点で、更に効果的である。
非連続領域CR10において、第2の凸部14Cに接する第1の凹部10Rの幅[x1]、及び第1の凸部10Cの幅[y1]の合計[x1+y1]に対する、第1の凹部10Rの幅[x1]の比率[x1/(x1+y1)]が、0.06以上1.0未満であることが破断の生じにくさの点で好ましく、更に食品調理用シート製造時に、当該シート上に形成する第1の凹部の幅が狭すぎることによって、下地パターン作製の際に用いるエンボスロールの下地パターンの凸部で破損する部分が発生するのを抑制する点で、好ましい。
上記で算出された比率は、非連続領域CR10において隣接する1つの第1の凹部10Rと1つの第1の凸部10Cの幅の合計に対する当該1つの第1の凹部10Rの幅の比率であるが、非連続領域CR10における所定範囲の幅に対する、当該所定範囲に存在する1つ又は複数の第1の凹部10Rの幅の合計の比率を算出してもよい。以下に、非連続領域CR10における第2の凸部14Cに接する第1の凹部10Rの比率として、第2の凸部14Cの長さ1mm当たりに接する1つ又は複数の第1の凹部10Rの幅[x](単位:mm)の比率[x/1]の算出方法の例を説明する。まず、非連続領域CR10において、下地領域12と絵柄領域14との境界線方向1mmにおける1つ又は複数の第1の凹部10Rの幅[x]を測定する。当該測定は、異なる箇所5点で行い、その平均値(単位:mm)を第1の凹部10Rの幅の合計の測定値とする。上記の第1の凹部10Rの幅の合計の測定値を使用して、非連続領域CR10において第2の凸部14Cの長さ1mm当たりに接する第1の凹部10Rの幅の比率[x/1]を算出してもよい。比率[x/1]は、0.06以上1.0未満であることが破断の生じにくさの点で好ましく、更に食品調理用シート製造時に、当該シート上に形成する第1の凹部の幅が狭すぎることによって、下地パターン作製の際に用いるエンボスロールの下地パターンの凸部で破損する部分が発生するのを抑制する点で、好ましい。凹部の幅及び、凸部の幅はマイクロスコープやレーザー顕微鏡など公知の形状測定装置で測定することができ、例えば、後述する実施例に記載の方法により求められる。
図3に非連続領域の他の例を示す。図3に示すように、食品調理用シート101は、樹脂層11上に下地領域13と、絵柄領域15とが形成されている。下地領域13には、第1の凹部11Rを海とし第1の凸部11Cを島とする海島構造が形成されている。また、下地領域13には、第1の凹部11Rと第1の凸部11Cとで構成された第1の格子パターンが形成されている。図2に示した下地領域12の第1の格子パターンは、第1の凹部10Rに囲まれた第1の凸部10Cが略正方形を形成するように構成されていたが、図3に示す下地領域13の第1の格子パターンは、第1の凹部11Rに囲まれた第1の凸部11Cがひし形を形成するように構成されている。下地領域13と絵柄領域15の境界部では、下地領域13の第1の凹部11R及び第1の凸部11Cが交互に配列された非連続領域CR11と絵柄領域15の第2の凸部15Cとが接している。また、図2に示した例では、非連続領域CR10において、第1の凸部10Cは矩形であるが、図3に示した例では、非連続領域CR11において、第1の凸部11Cは、三角形である。このように、食品調理用シートにおける下地領域の第1の凸部の形状は、三角形でもよく、また、その他の形状(例えば、円形、楕円形、五角形以上の多角形、不定形の梨地状パターンを形成するランダム形状、又はその他の規則的/非規則的な形状等)であってもよい。
非連続領域CR11において、第2の凸部15Cに接する第1の凹部11Rの幅[x2]、及び第1の凸部11Cの幅[y2]の合計[x2+y2]に対する、第1の凹部11Rの幅[x2]の比率[x2/(x2+y2)]が、0.06以上1.0未満であることが破断の生じにくさの点で好ましく、更に食品調理用シート製造時に、当該シート上に形成する第1の凹部の幅が狭すぎることによって、下地パターン作製の際に用いるエンボスロールの下地パターンの凸部で破損する部分が発生するのを抑制する点で、好ましい。
上記で算出された比率は、非連続領域CR11において隣接する1つの第1の凹部11Rと1つの第1の凸部11Cの幅の合計に対する当該1つの第1の凹部11Rの幅の比率であるが、非連続領域CR11における所定範囲の幅に対する、当該所定範囲に存在する1つ又は複数の第1の凹部11Rの幅の合計の比率を算出してもよい。以下に、非連続領域CR11における第2の凸部15Cに接する第1の凹部11Rの比率として、第2の凸部15Cの長さ1mm当たりに接する1つ又は複数の第1の凹部11Rの幅[x](単位:mm)の比率[x/1]の算出方法の例を説明する。まず、非連続領域CR11において、下地領域13と絵柄領域15との境界線方向1mmにおける1つ又は複数の第1の凹部11Rの幅[x]を測定する。当該測定は、異なる箇所5点で行い、その平均値(単位:mm)を第1の凹部11Rの幅の合計の測定値とする。上記の第1の凹部11Rの幅の合計の測定値を使用して、非連続領域CR11において第2の凸部15Cの長さ1mm当たりに接する第1の凹部11Rの幅の比率[x/1]を算出してもよい。比率[x/1]は、0.06以上1.0未満であることが破断の生じにくさの点で好ましく、更に食品調理用シート製造時に、当該シート上に形成する第1の凹部の幅が狭すぎることによって、下地パターン作製の際に用いるエンボスロールの下地パターンの凸部で破損する部分が発生するのを抑制する点で、好ましい。
以下、本実施形態の食品調理用シートの構成要素について説明する。
(支持体)
本実施形態の食品調理用シートは、基礎となる層(支持体)を備える。支持体は、例えば、アルミホイル又はクッキングペーパーなど食品調理用シートの支持体として用いることのできる公知の材料を適宜選定して用いることができる。アルミホイルとしては、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム合金の箔が挙げられる。これらの箔としては、JIS H4160で規定されたものが挙げられ、例えば、1N30、1100、8079、8021等が挙げられる。クッキングペーパーとしては、例えば、ケミカルパルプ、グラシン紙、パーチメント紙、上質紙、耐油紙、クラフト紙、純白ロールなどが挙げられる。
(樹脂層)
本実施形態において、支持体は、少なくとも片面に剥離性を有する樹脂層が積層される。樹脂層は、例えば、支持体の両面の内、食材を載せる側の面(食品載置面)に積層される。樹脂層は、支持体の両面に積層されていてもよい(すなわち、支持体の両面に食品載置面が設けられていてもよい)。
樹脂層における樹脂は、剥離性及び耐熱性を有する樹脂であれば特に限定されない。樹脂は、剥離性の観点から、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂からなる群より選択される1種以上であることが好ましく、シリコーン樹脂であることがより好ましい。シリコーン樹脂としては、例えば、主要な重合体連鎖が珪素原子と酸素原子との交互配列からなる重合体を主成分とする合成樹脂であって、コーティング可能なシリコーン樹脂が挙げられる。このようなシリコーン樹脂としては、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリアルキルアルケニルシロキサン、ポリアルキルハイドロシロキサン等が挙げられる。これらのシリコーン樹脂は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いられる。また、シリコーン樹脂は、(a)メチルビニルポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンとを塩化第一白金酸、塩化第ニ白金酸、及び白金コンプレックス塩、塩化白金酸とシロキサンとの錯体等で例示される白金触媒の存在下で付加反応させたもの、(b)両末端シラノール官能性長鎖ジメチルシロキサンと、メチルハイドロジェンポリシロキサン或いはメチルメトキシポリシロキサンとを、有機錫系触媒の存在下で縮合反応させたもの等であってもよい。
本実施形態の食品調理用シートでは、後述するように、支持体の片面に樹脂層が積層された後にエンボスなどの凹凸形成加工(以下、単に「エンボス加工」と称することがある。)が施されるため、エンボス加工の凹凸により樹脂層が薄く延ばされる場合がある。このため、樹脂層の単位面積当たりの質量は、剥離性の観点から、0.02g/m2以上であることが好ましく、0.04g/m2以上であることがより好ましい。一方、良好な熱伝導性を発揮するという観点から、1.5g/m2以下であることが好ましく、1.0g/m2以下であることがより好ましい。
樹脂層の支持体への積層方法としては、例えば、公知の方法が用いられ、樹脂を含有する溶液を支持体に塗布したり、樹脂フィルムを支持体にラミネートしたりする方法が挙げられる。
(海島構造)
本実施形態における樹脂層は、平面視において、第1の凹部を海とし、第1の凸部を島とする海島構造を有する。前記海島構造においては、海(第1の凹部)が連続して形成されており、さらに、樹脂層は、島(第1の凸部)を複数有する下地領域と、第2の凸部で形成され、意匠的デザインを構成する絵柄領域と、を有する。
(下地領域)
本実施形態において「下地領域」とは、樹脂層表面に設けられた、第1の凹部(海)と第1の凸部(島)とで構成される海島構造が設けられた領域であり、第1の凹部及び第1の凸部により下地となるパターンが形成された領域である。上述のように、樹脂層に設けられた海島構造においては、海が連続して形成されており、さらに、海島構造は島を複数有する。ここでいう「海が連続して形成」されるとは、例えば、平面視において、樹脂層の表面全体における海の数が1つであることをいう。下地領域は、第1の凹部と第1の凸部とで構成された第1の格子パターンを有していてもよく、また、第1の凹部及び第1の凸部が周期的又は規則的に配列させて第1の格子パターンを形成してもよい。さらに、下地領域は、食品載置面の絵柄領域を除く食品載置面の全体に形成されていてもよい。
上述のように、第1の凸部(島)は、下地領域の表面に周期的又は規則的に形成されていてもよく、不定形の梨地状のように非周期的又は非規則的に形成されていてもよい。第1の凸部の平面視における形状は、例えば、三角形、四角形等の多角形状、円、楕円等の円形状、並びに、不定形の梨地状パターンを形成するランダム形状であってもよく、同種又は異種の形状の第1の凸部が規則的又は非規則的に配列されることにより、上述の第1の格子パターンが形成されていてもよい。なお、第1の凸部(島)の数は、1つであってもよく、複数であってもよいが、剥離性や火のとおりの均一性を一層バランスよく向上させる観点から、複数であることが好ましい。
下地領域は、食材とシートとの接触面積を十分に確保して剥離性の低下を防ぎ、且つシートの破れを防止する観点から、十点平均粗さ(Rz:JIS B0601-1994)が3μm~40μmであることが好ましく、10μm~30μmであることが更に好ましく、15μm~25μmが特に好ましい。十点平均粗さ(Rz)は公知の表面粗さ測定機で測定することができ、例えば、後述する実施例に記載の方法により求められる。
(絵柄領域)
本実施形態において「絵柄領域」とは、樹脂層表面に設けられた意匠的デザインを構成する領域であり、具体的には、第2の凸部によって形成され、且つ、消費者が食品載置面を観察した際に特定の意匠的デザインであることを把握可能なパターンで構成された領域を意味する。第2の凸部によって形成される特定の意匠的デザインとしては、特に限定されるものではないが、文字、絵柄、各種図形や線などが挙げられ、消費者が樹脂層表面を観察した際に視覚的に認識可能なパターンであればよい。絵柄領域において、特定の意匠的デザインは、直線状又は曲線状に連結した第2の凸部で形成されるパターンによって構成されている。換言すると、第2の凸部は、樹脂層表面と平行な任意の方向に直線状又は曲線状に連続(延在)した凸部を意味する。すなわち、絵柄領域は、所望のデザインに応じて、任意の方向に直線状又は曲線状に連続(延在)して形成された第2の凸部によって構成されるパターンである。特に限定されるものではないが、第2の凸部は、樹脂層表面と平行な方向に、好ましくは300μm以上、更に好ましくは400μm以上、連続した凸部であることが好ましい。
絵柄領域は、更に第2の凹部を有していてもよい。ここで「第2の凹部」は第2の凸部によって形成されるパターンを区分けする凹部であり、意匠的デザインを構成するパターンに形成される凹部である。このため、上述のように第2の凸部は一定以上の長さにおいて連続して形成された凸部であるが、第2の凹部の介在によって非連続とされる部分があってもよい。絵柄領域は、第2の凹部と第2の凸部とで構成された第2の格子パターン(即ち、第2の凸部が第2の凹部によって区分けされて形成されたパターン)を有していてもよく、また、第2の凸部上に第2の凹部が規則的に配列されて第2の格子パターンを形成していてもよい。第2の凹部によって形成される第2の格子パターンは、平面視において、例えば、三角形、四角形等の多角形状、円、楕円等の円形状、又は、不定形の梨地状パターンを形成するランダム形状など、同種又は異種の形状が規則的又は非規則的に配列されることにより構成されるパターンであってもよい。
(凹凸構造の作製方法)
第1の凸部及び第2の凸部の断面形状は特に限定されるものではなく、矩形、三角形、半円形など所望の形状を採用することができる。また、各凹凸の深さは、特に限定されるものではないが、例えば、第1の凸部の高さ(即ち、第1の凹部の深さ)を、例えば、3~40μm程度とすることができる。凹凸の深さが40μm以下であれば、樹脂層がエンボス加工の凹凸部分で薄く延ばされた際に、亀裂等が入りにくい。
樹脂層に下地領域の海島構造(第1の凸部及び第1の凹部)や絵柄領域を構成するパターン(第2の凸部及び第2の凹部)を形成する方法としては、特に限定されるものではないが、樹脂層表面にエンボス加工を施す方法が挙げられる。この際、例えば、上述の下地領域及び絵柄領域の各々に対応する領域がレーザー加工によりロール表面に形成されたエンボスロールを用いて、食品調理用シートの樹脂層に本実施形態における下地領域及び絵柄領域を形成することができる。なお、第2の格子パターンを有する(即ち第2の凹部を有する)絵柄領域を形成する場合には、第1の格子パターンに加えて絵柄領域の第2の凹部に対応する彫刻が施されたエンボスロールを用い、第2の格子パターンを有さない絵柄領域を形成する場合には、絵柄領域には第2の凹部に対応する彫刻を有さず、その周辺の下地領域のみに第1の格子パターンに対する彫刻が施されたエンボスロールを用いることができる。
(格子パターン)
上述のように、本実施形態における下地領域は、第1の凹部と第1の凸部とで構成された第1の格子パターンを有することができる。同様に、絵柄領域は、更に第2の凹部を設け、第2の凹部と第2の凸部とで構成された第2の格子パターンを有していてもよい。各格子パターンについて、その平面視における形状は特に限定はないが、規則的に配列される区画を、例えば、特定のメッシュサイズによって規定することができる。
本実施形態において、第1及び第2の格子パターンの「メッシュサイズ」とは、各領域における、1インチ(25.4mm)四方内における目数(凸部の数)の平方根を意味する。すなわち、第1の格子パターンにおいて、1インチ(25.4mm)四方の領域内に40000個の凸部(島)を有する場合には、200メッシュと表記される。メッシュサイズについては、レーザー顕微鏡やマイクロスコープなど公知の形状測定装置で測定することができる。例えば、第1及び第2の格子パターンが周期的である場合には、後述する実施例に記載の方法のように、各格子パターン1区画について、X方向とY方向との各々について、凸部を中央にした際の一端の凹部中央部から、もう一端の凹部中央部までの長さ(単位:mm)について、異なる箇所5点で測定した平均値(L)を算出し、1インチ(25.4mm)を、平均値(L)で除した値(25.4/L)をX方向及びY方向で各々算出し、これらを掛け合わせた数の平方根をメッシュサイズとみなすことができる。
例えば、X方向において、凸部を中央にした際の一端の凹部中央部から、もう一端の凹部中央部までの長さの平均値(L)が0.166mmの場合、X方向の目数は、25.4mm/0.166mm=約153となる。
同様にY方向の目数を算出し、仮に、約153(Y)となった場合には、153(X)×153(Y)=23409(XY)の平方根、即ち、√(153(X)×153(Y))=153(√XY)が本実施形態における“メッシュサイズ”となる。 特に限定はないが、“格子パターン1区画について、凸部を中央にした際の一端の凹部中央部から、もう一端の凹部中央部までの長さ(単位:mm)”は、例えば、図1のXY方向のいずれかの方向に沿った長さを採用することができる。
下地領域における第1の格子パターンのメッシュサイズ(例えば、下地領域1インチ四方当たりの第1の凸部の数の平方根)は、剥離性及び視認性を更に高める観点から、100~200メッシュが好ましく、100~150メッシュが更に好ましく、120~150メッシュが特に好ましい。
絵柄領域に第2の凹部と第2の凸部とで構成された第2の格子パターンが形成されている場合、第2の格子パターンのメッシュサイズ(即ち、絵柄領域1インチ四方当たりの第2の凸部の数の平方根)は、剥離性及び視認性を更に高める観点から、50~150メッシュが好ましく、50~100メッシュが更に好ましく、50~70メッシュが特に好ましい。
第1の格子パターンのメッシュサイズと、第2の格子パターンのメッシュサイズとの差は、視認性を更に高める観点から、50メッシュ以上であることが好ましく、80メッシュ以上が更に好ましく、100メッシュ以上が特に好ましい。
同様に、視認性を更に高める観点から、第2の格子パターンのメッシュサイズが、第1の格子パターンのメッシュサイズよりも小さいことが好ましい。
さらに、第1の格子パターンのメッシュサイズと第2の格子パターンのメッシュサイズとの組み合わせとしては、視認性を更に高める観点から、第1の格子パターンのメッシュサイズが100~200メッシュ(好ましくは100~150メッシュ)であり、且つ、第2の格子パターンのメッシュサイズが50~150メッシュであることが好ましく(さらに好ましくは50~100メッシュ)、当該組み合わせにおいて、第1の格子パターンのメッシュサイズと第2の格子パターンのメッシュサイズとの差が50メッシュ以上であることが更に好ましく、第2の格子パターンのメッシュサイズが、第1の格子パターンのメッシュサイズよりも小さいことが特に好ましい。
一つ当りの第1の凹部の幅は、特に限定されるものではないが、上記エンボスロールの下地パターンの凸部の欠損防止の観点から、0.010mm以上が好ましく、0.015mm以上が更に好ましい。
樹脂層は、樹脂層の表面(食品載置面)全体又は一部に海島構造が形成されていればよいが、樹脂層の絵柄領域を除く表面全体に海島構造を形成すると、剥離性と火のとおりの均一性を一層バランスよく向上できるため好ましい。
食品調理用シートは、支持体の他方の面(例えば、食品載置側の面と反対側の面)に剥離性を有する剥離層を形成してもよい。剥離層は、例えば、樹脂層における樹脂として例示した樹脂から形成されてもよい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明の実施形態を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例及び比較例により何ら限定されるものではない。
[実施例及び比較例]
厚さ12μm、1100(合金番号)のアルミホイルの片面の光沢面(裏側は梨地面)に、シリコーン樹脂(市販のシリコーン剥離剤(軽剥離用途))を0.2g/m2コーティングすることにより樹脂層を形成した。その後に、樹脂層の表面に、表1に示す形状及び特性となるようにエンボス加工を行うことにより下地領域の海島構造(即ち第1の凸部及び第1の凹部)と絵柄領域(即ち、第2の凸部)を形成した。
各実施例及び比較例の食品調理用シートにおいて以下の評価をおこなった。結果を表に示す。
(下地領域の第1の凸部の形状)
オリンパス社製レーザー顕微鏡(製品名:LEXT OLS4000)で下地領域を観察したところ、各食品調理用シートの食品載置面において第1の凹部で囲まれた各第1の凸部が平面視で略同面積の四角形で構成されていた。
〔測定条件〕
対物レンズ:20倍(倍率:432倍)
(下地領域における第1の格子パターンのメッシュサイズ)
得られた食品調理用シートに対し、オリンパス社製レーザー顕微鏡(製品名:LEXT OLS4000)を用い、第1の格子パターン1区画について、凸部を中央にした時の一端の凹部中央部から、もう一端の凹部中央部までの長さ(単位:mm)(小数点以下第3桁)を測定した。測定は異なる箇所5点でおこない、その平均値(L)(小数点以下第3桁)を算出し、当該平均値(L)で1インチ(25.4mm)を除した値(25.4/L)(小数点以下第1位を四捨五入)をX方向及びY方向で各々の目数とし、これらを掛け合わせて平方根をとった数(一の位を四捨五入)をメッシュサイズとした。
〔測定条件〕
対物レンズ:20倍(倍率:432倍)
(第1の凹部1個の幅)
キーエンス社製マイクロスコープVHX-900Fを使用して、下地領域における第1の凹部1個の幅(単位:mm)(小数点以下3桁)を測定した。当該測定は、異なる箇所5点で行い、その平均値(単位:mm,小数点以下3桁)を第1の凹部1個の幅の測定値とした。
(下地領域と絵柄領域との境界線方向1mmにおける第1の凹部の幅の合計)
キーエンス社製マイクロスコープVHX-900Fを使用して、下地領域と絵柄領域の境界領域において、下地領域と絵柄領域との境界線方向1mmにおける第1の凹部の幅の合計(x,単位:mm,小数点以下3桁)を測定した。当該測定は、異なる箇所5点で行い、その平均値(単位:mm,小数点以下3桁)を下地領域と絵柄領域との境界線方向1mmにおける第1の凹部の幅の合計の測定値とした。
(絵柄領域に接する下地領域の第1の凹部の状態)
実施例1~5においては、下地領域と絵柄領域との境界領域において、下地領域の第1の凹部が平面方向に非連続で形成された食品調理用シートを使用した。比較例1では、下地領域と絵柄領域の境界領域において、下地領域の第1の凹部が平面方向に連続して形成された食品調理用シートを使用した。
(絵柄領域に接する下地領域の第1の凹部の比率)
下地領域と絵柄領域との境界線方向1mmにおける第1の凹部の幅の合計の測定値を使用して、下地領域と絵柄領域の境界領域において第2の凸部1mm当たりに接する第1の凹部の幅の合計の比率[x/1]を算出した。(小数点以下第3位を四捨五入)
(下地領域の十点平均粗さ(Rz))
得られた食品調理用シートを、表面が平滑且つ硬質なガラス板の上に、皺やうねりが無い様にしっかりと固定した後、板のぐらつきが無い場所において、ミツトヨ社製小型表面粗さ測定機(製品名:サーフテストSJ-210)を用い、下記測定条件に従って、下地領域の十点平均粗さRzを測定(単位:μm)(小数点以下第1位を四捨五入)した。また、測定は異なる箇所5点で行いその平均値を下記表に記載した。
〔測定条件〕
適用規格:JIS B0601-1994
測定速度:0.5mm/s
測定力:0.75mN
触針材質:ダイヤモンド
触針先端半径:2μm
評価長さ:4.0mm
λc:0.8mm
λs:2.5mm
(破断の有無の評価)
シート裏面(食品載置面ではない面)に接するように紙(マーカーのインクを付着させることができる紙)を設置し、その後、食品調理用シートの長手方向1m(幅はそのシート幅)にわたって、シート表面(紙を設置した反対側の面)の下地領域と絵柄領域との境界部をマーカーでなぞり、シート裏面に設置した紙にシートを介してマーカーのインクが付着するか否か観察した。観察結果を以下の基準で判断し、シートに破断があるか否かを判断した。
また、マーカーのインクの付着の大きさや数に関係なく、設置した紙に少しでもマーカーのインクが付着していれば、シートに破断が発生したと判断し、食品調理用シートとして不適合であるとした。
〔破れの判断基準〕
A:シート裏面に設置した紙にマーカーインクの付着が全くない(破れがなかった。)
C:シート裏面に設置した紙にマーカーインクが付着している(破断が発生した。食品調理用シートとして不適合であった。)
(テープ剥離力)
得られた食品調理用シートの食品積載面に対し、粘着テープ(スリーエムジャパン社製/スコッチ/エコノパック/超透明テープS/BP-24N/24mm幅)を貼り付け、粘着テープを張り付けた部分に荷重2kgのローラーを1往復させ、粘着テープを食品調理用シートの樹脂層表面に圧着させた。その後、食品調理用シートと粘着テープとの剥離角度を45°に維持したまま、下記測定条件に従い速やかに長手方向に粘着テープを剥離した時の最大力(単位:N)を測定した。また、測定は異なる箇所5点で行いその平均値(小数点以下第3位を四捨五入)を下記表に記載した。
〔測定条件〕
剥離速度:36m/分
剥離長さ:15cm
剥離角度:45°
Figure 2023067124000002
10:樹脂層、10C:第1の凸部、10R:第1の凹部、11:樹脂層、11C:第1の凸部、11R:第1の凹部、12:下地領域、13:下地領域、14:絵柄領域、14C:第2の凸部、15:絵柄領域、15C:第2の凸部、100:食品調理用シート、101:食品調理用シート、CR10:非連続領域、CR11:非連続領域

Claims (8)

  1. 片面に食品載置面を備えた支持体を備え、
    前記食品載置面上に、
    平面視において、第1の凹部を海とし、第1の凸部を島とする海島構造を有し、前記海が連続して形成された下地領域と、
    第2の凸部で形成された意匠的デザインを構成する絵柄領域と、を有し、
    前記下地領域と前記絵柄領域とが、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が交互に配列された非連続領域を介して接している、食品調理用シート。
  2. 前記下地領域において、前記第1の凹部及び前記第1の凸部が周期的に配列された、請求項1に記載の食品調理用シート。
  3. 前記食品調理用シートの長手方向に対して垂直方向に延在する前記絵柄領域を有する、請求項1又は請求項2に記載の食品調理用シート。
  4. 前記非連続領域において、前記第2の凸部の長さ1mm当たりに接する前記第1の凹部の幅の比率が、0.06以上1.0未満である、請求項1~請求項3のいずか一項に記載の食品調理用シート。
  5. 前記島の数が複数である、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の食品調理用シート。
  6. 前記食品載置面に、剥離性を有する樹脂層が積層されている、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の食品調理用シート。
  7. 前記樹脂層における樹脂が、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂からなる群より選択される1種以上である、請求項6に記載の食品調理用シート。
  8. 前記支持体がアルミホイル又はクッキングペーパーである、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の食品調理用シート。
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