JP2023067025A - 塗布具付容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を塗布する範囲を切り替えることが可能な塗布具付容器を提供する。【解決手段】塗布具付容器1は、上方に開口した吐出孔26を有する容器体10と、容器体から上方に突出し、かつ吐出孔26を囲う内周塗布部61と、内周塗布部61を径方向の外側から囲う外周塗布部64と、容器体10に対して移動可能に設けられた操作部70と、を備え、操作部70は、内周塗布部61を外周塗布部64から上方に突出させるように内周塗布部61および外周塗布部64のうちいずれか一方を上下方向に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、塗布具付容器に関するものである。
従来、内容物を塗布するブラシ状の塗布具を備えた容器が知られている。例えば、下記特許文献1には、本体と、本体とともに回転作動する作動部材と、本体の一側に結合された案内管と、作動部材の回転作動によって案内管に沿って移動し、スティック化粧品が付着され、ネジ溝が形成された化粧品皿と、本体の他側に結合され、塗布部が備えられた道具結合部材と、を備えた化粧品容器が開示されている。
特開2020-179164号公報
ところで、内容物を被塗布部に塗布する際に、広い範囲で塗布する場合と、狭い範囲で塗布する場合と、を切り替え可能にすることが求められていた。
そこで本発明は、内容物を塗布する範囲を切り替えることが可能な塗布具付容器を提供するものである。
本発明の塗布具付容器は、上方に開口した吐出孔を有する容器体と、前記容器体から上方に突出し、かつ前記吐出孔を囲う内周塗布部と、前記内周塗布部を径方向の外側から囲う外周塗布部と、前記容器体に対して移動可能に設けられた操作部と、を備え、前記操作部は、前記内周塗布部を前記外周塗布部から上方に突出させるように前記内周塗布部および前記外周塗布部のうちいずれか一方を上下方向に移動させる。
本発明によれば、内周塗布部が外周塗布部の内側に配置された状態では、外周塗布部を用いて内容物を塗布できる。さらに、容器体に対して操作部を移動させて内周塗布部を外周塗布部の内側から突出させることで、内周塗布部のみを用いて内容物を塗布できる。このように、外周塗布部または内周塗布部を選択的に用いて、内容物を被塗布部に塗布することができる。したがって、例えば広い範囲に内容物を塗布する場合には外周塗布部を用い、より狭い範囲に内容物を塗布する場合には内周塗布部を用いるなど、内容物を塗布する範囲を切り替えることが可能となっている。
上記の塗布具付容器において、内容物を保持し、前記容器体の内側を上方移動可能に設けられた中皿部と、前記容器体に対して上下方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられ、前記中皿部に係合して前記容器体に対する回転により前記中皿部を上方移動させる回転操作部と、を備えていてもよい。
本発明によれば、回転操作部を容器本体に対して回転させることで、中皿部が上方移動して内容物が押し上げられる。これにより、吐出孔から内容物が吐出されるので、吐出孔を囲う内周塗布部および外周塗布部に内容物を含浸させることができる。
上記の塗布具付容器において、前記内周塗布部は、毛束および前記毛束の下端を支持する支持筒を有し、前記支持筒は、前記内周塗布部が前記外周塗布部の内側から上方に突出したときに、前記外周塗布部の内側で前記吐出孔を囲ってもよい。
本発明によれば、内周塗布部が外周塗布部の内側から突出した状態で、吐出孔から吐出された内容物を、支持筒の内側を通じて内周塗布部の毛束に案内することができる。これにより、内周塗布部のみを用いて内容物を塗布する際に、内周塗布部の毛束に内容物を優先的に含浸させることができる。
本発明によれば、内容物を塗布する範囲を切り替えることができる。
実施形態に係る塗布具付容器の縦断面図である。 図1に示す塗布具付容器の一部を拡大して示す縦断面図である。 図1のIII-III線における断面図である。 図2に示す状態から内周塗布部を移動させた状態を示す塗布具付容器の縦断面図である。
以下、本発明に係る塗布具付容器の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の塗布具付容器1は、内容物を収容するとともに収容した内容物が吐出される吐出孔26を有する容器体10と、容器体10内の内容物を保持する中皿部30と、容器体10に対する中皿部30の回転を規制する回り止め部40と、中皿部30と係合して容器体10に対する回転により中皿部30を上方移動させる回転操作部50と、吐出孔26を囲む刷毛状の塗布具60と、塗布具60に連係されているとともに容器体10に対して移動可能に設けられた操作部70と、吐出孔26を覆うキャップ80と、を備える。内容物としては、例えばリップ等の液状化粧品や接着剤等の粘性を有する液体が挙げられる。
本実施形態では、少なくとも容器体10、中皿部30、回転操作部50、塗布具60およびキャップ80はそれぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向という。上下方向における容器体10の吐出孔26側を上方といい、その逆側を下方という。また、上下方向から見た平面視において、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器体10は、容器本体11と、上方に開口した吐出孔26を有するとともに容器本体11に装着された吐出筒21と、を備える。
容器本体11は、全体として円筒状に形成されている。容器本体11は、塗布具付容器1の外観上でキャップ80に下方で連なる本体部12と、本体部12の上方に位置する小径部13と、本体部12の上端縁と小径部13の下端縁とを接続する接続部14と、を備える。
本体部12は、一定の内径で上下方向に延びている。本体部12の内側は、下方に開放されている。
図2に示すように、接続部14は、本体部12の上端縁から径方向の内側に突出するとともに周方向の全体にわたって連続して延びる下フランジ16と、下フランジ16の内周縁から上方に延びる装着筒17と、装着筒17の上端縁から径方向の内側に突出するとともに周方向の全体にわたって連続して延びる上フランジ18と、を備える。
小径部13は、上フランジ18の内周縁から上方に延びている。小径部13の内側は、上方に開放されている。
吐出筒21は、全体として円筒状に形成されている。吐出筒21は、容器本体11の内側に嵌入された有頂筒状の嵌入部22と、嵌入部22の頂部から上方に延びるノズル部23と、嵌入部22の上面とノズル部23の外周面とを接続するリブ24と、を備える。
嵌入部22は、容器本体11のうち接続部14から小径部13にわたる部分の内側に下方から密に挿入されている。嵌入部22は、接続部14の上フランジ18に下方から接触した状態で、接続部14の装着筒17の内周面に嵌合している。嵌入部22の内側は、嵌入部22の下端開口を通じて容器本体11の内側に連通している。嵌入部22の頂部は、容器本体11の小径部13の上端開口の内側に配置されている。嵌入部22の頂部の中央には、頂部を上下方向に貫通した貫通孔が形成されている。
ノズル部23は、円筒状に形成されている。ノズル部23は、嵌入部22の頂部における貫通孔の開口縁から上方に延びている。ノズル部23は、嵌入部22の貫通孔を通じて嵌入部22の内側に連通している。ノズル部23は、容器本体11から上方に突出している。ノズル部23の上端開口は、容器本体11内に連通した吐出孔26である。
リブ24は、表裏面が周方向を向く平板状に形成されている。リブ24は、嵌入部22の頂部の上面から上方に突出している。リブ24の径方向内側の端縁は、ノズル部23の外周面に接続している。リブ24の上端縁は、ノズル部23の上端縁よりも下方に位置している。リブ24は、周方向に等間隔で複数設けられている。
図1に示すように、中皿部30は、内容物を下方から支持する。中皿部30は、中皿本体31および軸部35を備える。中皿本体31は、容器本体11の内側に摺動可能に配置されている。中皿本体31は、有頂筒状に形成された筒部32と、筒部32の外周面から径方向の外側に突出したシール部33と、を備える。
筒部32は、段付きの有頂筒状に形成されており、上半部が下半部よりも小径とされている。筒部32の外形は、吐出筒21の嵌入部22の内側の形状に倣っている。筒部32は、吐出筒21の嵌入部22の内側に下方から挿入可能とされている。筒部32の内側は、下方に開放されている。
シール部33は、周方向の全体にわたって延びている。シール部33は、上下方向の中央部から上下両側に向かうに従い外径が拡大している。シール部33の上端部および下端部は、それぞれ容器本体11の本体部12の内周面上を上下方向に摺動可能とされている。
軸部35は、上下方向に延在している。軸部35は、筒部32の内側に下方から挿入された挿入部36と、挿入部36から下方に延びる雄ネジ部37と、を備える。雄ネジ部37は、対向位置に形成されている。挿入部36は、円筒状に形成されている。挿入部36の上端縁は、筒部32の内側の段差面に下方から当接している。これにより、軸部35は、筒部32と一体的に上方移動可能に設けられている。
雄ネジ部37は、軸部35の下端部から上方に設けられ、挿入部36の下端縁に連なっている。雄ネジ部37の外周面には、雄ネジが形成されている。雄ネジは、雄ネジ部37の上端から下端にわたって連続して設けられている。雄ネジ部37の外周面は、横断面で非円形状に形成されている。具体的には、雄ネジ部37の外周面には、上下方向に延びる一対の平面取り部が形成されている(図3参照)。
回り止め部40は、容器本体11に対する軸部35の回転を規制する。回り止め部40は、軸部35の雄ネジ部37を囲う囲繞部41と、容器本体11の本体部12の内側に回転不能に嵌合された嵌合筒42と、囲繞部41と嵌合筒42とを連結する連結部43と、を備える。
図1および図3に示すように、囲繞部41は、上下方向に延びる筒状に形成されている。囲繞部41の内側には、軸部35の雄ネジ部37が挿通されている。囲繞部41の内周面は、雄ネジ部37の横断面形状に対応して、横断面で非円形状に形成されている。これにより囲繞部41は、軸部35を上下方向に変位可能かつ相対回転不能に支持している。
嵌合筒42は、上下方向に延びている。嵌合筒42は、容器本体11の本体部12に対して上方移動不能に配置されている。嵌合筒42の外周面には、容器本体11の内周面に係合する係合部42aが設けられている。係合部42aは、嵌合筒42の外周面のうち上下方向の中央部に設けられている。係合部42aは、横断面で多角形状に形成され、容器本体11の内周面に形成された横断面が多角形状の部分に嵌入されることで容器本体11に対して回転不能とされている。
図1に示すように、連結部43は、嵌合筒42から径方向の内側に延びて囲繞部41に接続している。連結部43は、嵌合筒42および囲繞部41に対して周方向の全体にわたって連続して接続している。連結部43は、嵌合筒42における上下方向の中央部と、囲繞部41の下端部と、に接続している。
回転操作部50は、容器体10の下方に配置されている。回転操作部50は、塗布具付容器1の外観上で容器本体11の本体部12の下方に連なる操作筒51と、操作筒51と一体的に回転する雌ネジ筒52と、を備える。
操作筒51は、有底円筒状に形成されている。操作筒51の上端部は、容器本体11の本体部12の内側に下方から挿入されている。操作筒51は、容器本体11に対して上下動不能に嵌合している。操作筒51の上端縁は、回り止め部40の嵌合筒42の下端縁に上下方向で対向している。操作筒51の底部の上面は、軸部35の下端縁に当接している。
雌ネジ筒52は、円筒状に形成され、操作筒51の内側に挿入されている。雌ネジ筒52は、操作筒51よりも上方に突出している。雌ネジ筒52の上端縁は、回り止め部40の連結部43に下方から当接している。雌ネジ筒52の外周面の下端部は、操作筒51の内周面の下端部に係合している。これにより、雌ネジ筒52は、操作筒51に対して回転不能とされ、操作筒51と一体的に回転する。雌ネジ筒52は、軸部35の雄ネジ部37に外挿されている。雌ネジ筒52の内周面には、軸部35の雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。雌ネジは、雌ネジ筒52の内周面の上端部に設けられている。雌ネジ筒52は、容器本体11に対して操作筒51と所定の方向に一体的に回転することで、容器本体11に対して回転不能に設けられた軸部35を介して中皿部30の全体を上方移動させる。また、嵌合筒42の下部と操作筒51の上部はラチェット嵌合しており、吐出方向にのみ回転するように規制されている。
図2に示すように、塗布具60は、容器体10の上端に装着されて、内容物を含浸する毛束を有する部材である。塗布具60は、吐出孔26を囲う内周塗布部61と、内周塗布部61の外側に配置された外周塗布部64と、を備える。
内周塗布部61は、内周側毛束62と、内周側毛束62を支持する内側支持部63(支持筒)と、を備える。内側支持部63は、容器軸Oと同軸の円筒状に形成され、容器本体11のノズル部23に上下動可能に外挿されている。内側支持部63の下端部には、径方向の外側に突出した外フランジ63aが設けられている。外フランジ63aは、容器本体11のリブ24の上端縁上に配置されている。内側支持部63の上端縁は、ノズル部23の上端開口(吐出孔26)よりも下方に位置している。内周側毛束62は、上端の毛先を上方かつ径方向の内側に寄せるように、複数の毛を周方向の全体にわたって配置したものである。内周側毛束62の下端部は、ノズル部23の上端開口よりも下方に位置し、内側支持部63の上端縁に取り付けられている。内周側毛束62の毛先は、ノズル部23の上端開口よりも上方に位置している。これにより、内周塗布部61は、吐出孔26を径方向の外側から囲っている。
外周塗布部64は、外周側毛束65と、外周側毛束65を支持する外側支持部66と、を備える。外側支持部66は、円環状に形成されている。外側支持部66の内周縁は、内周塗布部61を径方向の外側から囲んでいる。外側支持部66は、後述する保持筒67によって容器体10に対して固定されている。外周側毛束65は、上端の毛先を上方かつ径方向の内側に寄せるように、複数の毛を周方向の全体にわたって配置したものである。外周側毛束65は、内周側毛束62を径方向の外側から囲うように配置されている。外周側毛束65の下端部は、外側支持部66の内周部に取り付けられている。外周側毛束65の毛先は、内周側毛束62の毛先と略同じ上下方向位置にある。なお、外周側毛束65の毛先は、内周側毛束62の毛先よりも上方位置にあってもよい。
保持筒67は、外周塗布部64を保持している。保持筒67は、容器軸Oを中心とする有頂円筒状に形成されている。保持筒67は、容器本体11の小径部13に外挿されている。保持筒67の内側の上端部には、外側支持部66が上下動不能に嵌合されている。保持筒67の頂壁には、容器軸Oと同軸の貫通孔67aが形成されている。貫通孔67aの内径は、外側支持部66の内径よりも大きい。貫通孔67aの開口縁は、ノズル部23、内周側毛束62および外周側毛束65を径方向の外側から囲んでいる。保持筒67の周壁には、下端縁から上方に延びるスリット68が形成されている。スリット68は、保持筒67の周壁を径方向に貫通しているとともに、一定の幅で上下方向に延びている。
操作部70は、内周塗布部61を外周塗布部64の内側から上方に突出させるように内周塗布部61を上方移動させる。操作部70は、保持筒67の内側に配置されて内側支持部63に結合した結合部71と、保持筒67の外側に配置された操作片72と、結合部71と操作片72とを接続する接続腕部73と、を備える。
結合部71は、容器軸Oと同軸の有頂円筒状に形成されている。結合部71は、吐出筒21のノズル部23に外装されている。結合部71の下端縁は、容器本体11の小径部13の上端縁上に配置されている。結合部71の周壁は、吐出筒21のリブ24および塗布具60の内側支持部63の外フランジ63aを囲んでいる。結合部71の頂壁には、容器軸Oと同軸の貫通孔が形成されている。貫通孔には、内周塗布部61の内側支持部63が挿通されている。結合部71の内側の上端部には、内側支持部63の外フランジ63aが上下動不能に嵌合されている。
操作片72は、表裏面が径方向を向く板状に形成されている。操作片72は、径方向から見て上下方向および周方向に延びる矩形状に形成されている。操作片72は、径方向の外側から見て保持筒67のスリット68に重なるように配置されている。操作片72の上端縁は、径方向の外側から見て保持筒67に重なっている。操作片72の外周面には、周方向に延びる滑り止めのリブが上下方向に間隔をあけて複数突設されている。
接続腕部73は、保持筒67のスリット68を通って径方向に延び、結合部71の下端部と操作片72の下端部とを接続している。接続腕部73は、保持筒67のスリット68における周方向の両端縁によって、保持筒67に対する周方向の移動を規制されている。接続腕部73は、例えば保持筒67のスリット68の上端縁に当接するまで、スリット68内を上方移動可能とされている。
図1に示すように、キャップ80は、有頂筒状に形成されている。キャップ80の下端部は、容器本体11の装着筒17に外嵌されている。キャップ80の周壁は、塗布具60、保持筒67および操作部70を径方向の外側から囲んでいる。キャップ80の周壁の内周面には、規制リブ81が突設されている。規制リブ81は、上下方向に延びるとともに、周方向に等間隔で複数設けられている。複数の規制リブ81のうち少なくとも1つの規制リブ81の下端縁は、操作部70の操作片72の上端縁に上方から当接している。
次に、上述のように構成された塗布具付容器1を使用する場合について説明する。
図2に示すように、塗布具付容器1を使用する際には、最初にキャップ80を取り外す。このとき、キャップ80が取り外される直前には、キャップ80の規制リブ81によって操作部70が下降端位置で上方移動を規制されているので、内周塗布部61が外周塗布部64の内側に退避している。これにより、径方向の外側から見て外周側毛束65のみが露出し、内周側毛束62および外周側毛束65の両方からなる毛束が形成された状態となる。
ここで、回転操作部50の操作筒51を容器体10に対して所定の方向に回転させると、中皿部30が容器体10の内側で上方移動するので、内容物が押し上げられる。これにより、吐出孔26から内容物が吐出されるので、吐出孔26を囲う内周塗布部61の内周側毛束62を介して外周塗布部64の外周側毛束65に内容物を含浸させることができる。したがって、外周塗布部64を用いて内容物を塗布することができる。
図4に示すように、内周塗布部61を用いて内容物を塗布する場合には、容器体10に対して操作部70を下降端位置から上昇端位置まで上方移動させる。上昇端位置は、操作部70の結合部71が保持筒67の内側で外周塗布部64の外側支持部66に下方から当接する位置、または操作部70の接続腕部73が保持筒67のスリット68の上端縁に当接する位置として規定される。操作部70が上方移動すると、内周塗布部61の内周側毛束62が外周塗布部64の外周側毛束65の内側から上方に突出するので、内周側毛束62が塗布具60の先端に位置する状態となる。これにより、内周側毛束62および外周側毛束65の両方からなる毛束よりも小径の毛束を有する内周塗布部61を用いて内容物を塗布することができる。このとき、内周塗布部61の内側支持部63が外周塗布部64の外周側毛束65の内側で吐出孔26を囲うので、吐出孔26から内容物が吐出されると、吐出された内容物を内側支持部63の内側を通じて内周側毛束62に案内することができる。これにより、内周塗布部61のみを用いて内容物を塗布する際に、内周側毛束62に内容物を優先的に含浸させることができる。
以上説明したように、本実施形態の塗布具付容器1によれば、外周塗布部64または内周塗布部61を選択的に用いて、内容物を被塗布部に塗布することができる。したがって、例えば広い範囲に内容物を塗布する場合には外周塗布部64を用い、より狭い範囲に内容物を塗布する場合には内周塗布部を用いるなど、内容物を塗布する範囲を切り替えることが可能となっている。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、容器体の構成は上記実施形態の構成に限定されず、例えばチューブ状の容器体であってもよい。
また、上記実施形態では、内周塗布部61を容器体10に対して上方移動させることで内周塗布部61を上方に突出させているが、この構成に限定されない。すなわち、外周塗布部を容器体に対して下方移動させることで、内周塗布部61を上方に突出させてもよい。
また、上記実施形態では、中皿部30において中皿本体31および軸部35が別個に設けられているが、中皿本体および軸部は一体に設けられていてもよい。すなわち、中皿本体に雄ネジが形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、回転操作部50において操作筒51および雌ネジ筒52が別個に設けられているが、操作筒および雌ネジ筒は一体に設けられていてもよい。すなわち、操作筒の内周面に雌ネジが形成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…塗布具付容器 10…容器体 26…吐出孔 30…中皿部 50…回転操作部 61…内周塗布部 63…内側支持部(支持筒) 64…外周塗布部 70…操作部

Claims (3)

  1. 上方に開口した吐出孔を有する容器体と、
    前記容器体から上方に突出し、かつ前記吐出孔を囲う内周塗布部と、
    前記内周塗布部を径方向の外側から囲う外周塗布部と、
    前記容器体に対して移動可能に設けられた操作部と、
    を備え、
    前記操作部は、前記内周塗布部を前記外周塗布部から上方に突出させるように前記内周塗布部および前記外周塗布部のうちいずれか一方を上下方向に移動させる、
    塗布具付容器。
  2. 内容物を保持し、前記容器体の内側を上方移動可能に設けられた中皿部と、
    前記容器体に対して上下方向に延びる軸線回りに回転可能に設けられ、前記中皿部に係合して前記容器体に対する回転により前記中皿部を上方移動させる回転操作部と、
    を備える請求項1に記載の塗布具付容器。
  3. 前記内周塗布部は、毛束および前記毛束の下端を支持する支持筒を有し、
    前記支持筒は、前記内周塗布部が前記外周塗布部の内側から上方に突出したときに、前記外周塗布部の内側で前記吐出孔を囲う、
    請求項1または請求項2に記載の塗布具付容器。
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