JP2023064868A - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法 Download PDF

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拓也 大野
Takuya Ono
将大郎 松田
Shotaro Matsuda
克幸 田中
Katsuyuki Tanaka
祐子 山本
Yuko Yamamoto
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Abstract

Figure 2023064868000001
【課題】複数色のインクを用いて画像を印刷するカラープリンターでは、キャリブレーションによって、インク量を調整すると、階調性が変化する場合がある。
【解決手段】第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換テーブル、及び前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換テーブルを用いる画像処理装置であって、前記インク量データに係る入力データを取得し、取得した前記入力データと、予め定められた基準値とを比較し、前記入力データが前記基準値よりも小さいと判断したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する。
【選択図】図7

Description

本開示は、画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法に関する。
インクを吐出するプリンターでは、インクドットを形成するときのインクの吐出量が、経時的に変化する場合がある。特許文献1に記載される印刷システムは、インクの吐出量に関するキャリブレーションを実行する。印刷システムは、キャリブレーションを実行することによって、単位面積当たりの最大重量である制限インク量を制御する。キャリブレーションは、印刷システムのプリンターで印刷されるテストパッチの濃度値に基づいて行われる。
特開2020-82434号公報
複数色のインクを用いて画像を印刷するカラープリンターでは、キャリブレーションによって、インク量を調整すると、階調性が変化する場合がある。
本開示の画像処理装置は、画像変換テーブルを用いて第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換部と、インク量変換テーブルを用いて前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換部と、前記インク量データに係る入力データを取得する取得部と、前記入力データに係る基準値を記憶するデータ記憶部と、前記取得部で取得した前記入力データ、及び前記データ記憶部が記憶する前記基準値に基づいて、前記画像変換テーブルの補正を行うか否かを判定する判定部と、前記画像変換テーブル、及び前記インク量変換テーブルの少なくとも一方を補正するデータ処理部と、を備え、前記判定部は、前記入力データが、前記基準値よりも小さいとき、前記画像変換テーブルを補正すると判定し、前記データ処理部は、前記判定部が前記画像変換テーブルを補正すると判定したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する。
本開示の画像処理システムは、印刷装置、及び画像処理装置を有する画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記印刷装置と通信する第1通信部と、画像変換テーブルを用いて第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換部と、インク量変換テーブルを用いて前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換部と、前記インク量データに係る入力データを取得する取得部と、前記入力データに係る基準値を記憶するデータ記憶部と、前記取得部で取得した前記入力データ、及び前記データ記憶部が記憶する前記基準値に基づいて、前記画像変換テーブルの補正を行うか否かを判定する判定部と、前記画像変換テーブル、及び前記インク量変換テーブルの少なくとも一方を補正するデータ処理部と、を備え、前記印刷装置は、前記画像処理装置と通信する第2通信部と、前記インク量データに係る第1テストチャート、及び前記画像変換テーブルに係る第2テストチャートを印刷する印刷部と、前記第2テストチャートを測色するテストチャート測色部と、を備え、前記判定部は、前記入力データが、前記基準値よりも小さいとき、前記画像変換テーブルを補正すると判定し、前記データ処理部は、前記判定部が前記画像変換テーブルの補正を行うと判定したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する。
本開示の画像処理方法は、第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換テーブル、及び前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換テーブルを用いる画像処理方法であって、前記インク量データに係る入力データを取得し、取得した前記入力データと、予め定められた基準値とを比較し、前記入力データが前記基準値よりも小さいと判断したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する。
プリンターと制御装置とを含む印刷システムの概略構成を示す図。 印刷システムのブロック構成を示す図。 インク量調整用テストチャートの概略を示す図。 プロファイル調整用テストチャートの概略を示す図。 表示画面に表示される入力画像の概略を示す図。 制御装置で行われる画像処理のフローチャートを示す図。 画像変換テーブルを補正する補正処理のフローチャートを示す図。 画像変換テーブルを補正する補正処理のフローチャートを示す図。
図1は、プリンター100と制御装置110とを含む印刷システム1の概略構成を示している。印刷システム1内で、プリンター100と制御装置110とは、通信可能に接続される。図1に示すプリンター100と制御装置110は、設置面Fに載置されている。印刷システム1は、画像処理システムの一例に対応する。プリンター100は、印刷装置の一例に対応する。制御装置110は、画像処理装置の一例に対応する。
印刷システム1は、プリンター100と、制御装置110とを備える。プリンター100は、制御装置110から受信する印刷データに基づいて、印刷媒体Mに画像を印刷する。図1に示すプリンター100は、媒体ロールR1に巻かれた印刷媒体Mに画像を印刷する。図1に示すプリンター100は、印刷媒体Mにインクを付与することにより所望の画像を印刷するインクジェットプリンターである。
図1は、XYZ座標系を示している。X軸、Y軸、Z軸は、互いに直交している。X軸は、プリンター100の設置面Fに対して平行である。X軸は、プリンター100に載置される媒体ロールR1の回転軸と平行な軸である。媒体ロールR1の回転軸は、媒体ロールR1が回転するときの仮想回転中心軸である。図1の手前から奥に向かう方向は、+X方向である。図1の奥から手前に向かう方向は、-X方向である。Y軸は、プリンター100の設置面Fに対して平行である。Y軸は、媒体ロールR1の回転軸と直交する軸である。図1に示すプリンター100の右から左に向かう方向は、+Y方向である。図1に示すプリンター100の左から右に向かう方向は、-Y方向である。Z軸は、プリンター100の設置面Fに対して垂直な軸である。設置面Fから上方に向かう方向は、+Z方向である。上方から設置面Fへ向かう方向は、-Z方向である。
制御装置110は、制御部111と、記憶部112と、入力部121と、表示部131と、を備えるコンピューターである。制御装置110は、プリンター100に印刷を実行させる印刷データを生成する。制御装置110は、後述する補正処理を行う。
制御装置110は、プログラムを実行することによって、動作する。制御装置110で実行されるプログラムは、画像処理アプリケーションやプリンタードライバー等である。画像処理アプリケーションは、画像データを生成する。プリンタードライバーは、画像データに基づいて、プリンター100に印刷を実行させる印刷データを生成する。画像データは、一例として、テキストデータやフルカラーのイメージデータなども含む入力画像色空間で表されるデジタル画像情報である。
制御部111は、画像処理アプリケーションやプリンタードライバー等のプログラムを実行するコントローラーである。制御部111はプログラムを実行することによって、機能部として機能する。制御部111は、CPU(Central Processing Unit)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、DSP(Digital Signal Processor)等を含んでもよい。制御部111は、ワークエリアとして、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有してもよい。
記憶部112は、制御部111で実行される各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部112は、後述する各種テーブルを記憶する。記憶部112は、RAM、ROM等で構成される。記憶部112は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置、半導体メモリー等を備えてもよい。
入力部121は、ユーザーによって入力された各種データを受け付ける。入力部121は、キーボードやマウス等の入力デバイスを備える。入力部121は、ユーザーによるタッチ操作を受け付けるタッチパネルでもよい。入力部121は、外付けの入力デバイスと接続されてもよい。外付けの入力デバイスが用いられるとき、外付けデバイスからデータを入力するインターフェイスが、入力部121に対応する。
表示部131は、各種情報を表示する。表示部131は、ディスプレイを備える。ディスプレイは、液晶パネルや有機EL(electro-luminescence)パネルで構成される。入力部121が、タッチパネルで構成されるとき、表示部131は、タッチパネルと一体のディスプレイで構成されてもよい。
プリンター100は、支持軸50と、繰り出しローラー51と、第1搬送ローラー対53と、測色部15と、第1ローラー54と、ヘッドユニット10と、インク供給ユニット12と、ガイド軸42と、プラテン55と、印刷制御部30と、第2ローラー56と、第2搬送ローラー対57と、巻き掛けローラー59と、巻取軸60と、を備える。
支持軸50は、媒体ロールR1を回転可能に支持する。支持軸50は、回転することによって、媒体ロールR1に巻かれた印刷媒体Mをヘッドユニット10に向けて繰り出す。支持軸50は、図示しない回転駆動機構と接続されてもよい。支持軸50は、回転駆動機構の回転駆動力によって回転してもよい。
繰り出しローラー51は、媒体ロールR1から繰り出された印刷媒体Mを巻き掛ける。繰り出しローラー51は、印刷媒体Mを第1搬送ローラー対53へガイドする。繰り出しローラー51は、印刷媒体Mに張力を付与してもよい。繰り出しローラー51は、印刷媒体Mに張力を付与することによって、印刷媒体Mの搬送を安定させる。
第1搬送ローラー対53は、印刷媒体Mをヘッドユニット10に向けて搬送する。第1搬送ローラー対53は、2本の搬送ローラーで構成される。2本の搬送ローラーのうち、少なくとも一方が、図示しない搬送ローラー駆動機構により回転される。図1に示す第1搬送ローラー対53は、ヘッドユニット10に向かう+Y方向、及びヘッドユニット10に向かう方向とは逆方向である-Y方向に印刷媒体Mを搬送する。
測色部15は、印刷媒体Mに印刷された画像を測色する。測色部15は、分光測色器であることが好ましい。分光測色器は、分光反射率、または分光反射率から得られるXYZ値や、Lab値で色彩値を取得する。図1に示す測色部15は、印刷媒体MのX軸と平行な幅全体を読み取る。図1に示すプリンター100では、測色部15は、第1搬送ローラー対53とヘッドユニット10との間に位置する印刷媒体Mの表面を測色する。図1に示すプリンター100は、-Y方向に印刷媒体Mを搬送する。図1に示す測色部15は、-Y方向に搬送された印刷媒体Mの表面を測色する。測色部15の位置は、第1搬送ローラー対53とヘッドユニット10の間の位置に限定されない。測色部15は、印刷媒体Mの搬送経路上で、ヘッドユニット10と第2搬送ローラー対57との間の位置に配置されてもよい。測色部15は、後述するインク量調整テストチャート220を読み取るカメラやスキャナーを有してもよい。測色部15は、テストチャート測色部の一例に対応する。
第1ローラー54は、印刷媒体Mの表面と接触する。第1ローラー54は、印刷媒体Mを介してプラテン55と接触する。第1ローラー54とプラテン55は、ヘッドユニット10の-Y方向の位置で、印刷媒体Mを挟持する。図1に示す第1ローラー54は、印刷媒体Mの+Z方向側の面と接触する。
ヘッドユニット10は、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット10は、キャリッジ11とヘッド13とを備える。ヘッドユニット10は、ガイド軸42によって支持される。ヘッドユニット10は、印刷制御部30の制御に基づいて、印刷媒体Mに画像を印刷する。ヘッドユニット10は、印刷部の一例に対応する。
キャリッジ11は、ヘッド13を支持する。キャリッジ11は、図示しないキャリッジ駆動機構によって、ガイド軸42に沿って移動する。図1に示すキャリッジ11は、X軸と平行な方向に移動する。キャリッジ11は、移動することによって、ヘッド13を記録媒体M上で走査させる。
ヘッド13は、図示しない複数のノズルを有している。複数のノズルは、インクを吐出する。ヘッド13がキャリッジ11によって走査されているときに、複数のノズルは、インクを吐出する。ヘッド13は、複数のノズルからインクを吐出させることによって、印刷媒体Mに画像を印刷する。複数のノズルのそれぞれは、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、及びブラックインクの4色のインクのいずれかを吐出する。
インク供給ユニット12は、複数色のインクを保持する。インク供給ユニット12は、保持する複数色のインクをヘッド13へ供給する。図1に示すインク供給ユニット12は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクセットにブラックインクを加えた4色のインクセットを保持する。インク供給ユニット12は、ライトシアン、ライトマゼンタなどのインクセットを加えた6色のインクセットを保持してもよい。インク供給ユニット12は、蛍光インクを加えたインクセットを保持してもよい。インク供給ユニット12は、インクタンク、もしくはインクカートリッジによって、インクを保持する。インク供給ユニット12は、図示しないインク供給路を介して、ヘッド13へインクを供給する。インクタンクもしくはインクカートリッジ、インク供給路、およびインクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インク毎に独立して設けられる。
図1に示すプリンター100は、キャリッジ11を有しているが、この構成に限定されない。プリンター100は、ヘッド13にラインヘッドを用いてもよい。ヘッド13が、ラインヘッドであるとき、ラインヘッドは、印刷時に固定される。プリンター100は、印刷媒体Mを移動させることによって、ラインヘッドに対して、印刷媒体Mを相対移動させる。
ガイド軸42は、キャリッジ11の移動をガイドする。図1に示すガイド軸42は、X軸と平行、もしくは略平行に配置される。キャリッジ11が、ガイド軸42に沿って移動することによって、ヘッド13は、X軸に沿った方向に走査される。
プラテン55は、印刷媒体Mを支持する。プラテン55は、ヘッドユニット10と対向する位置に配置される。プラテン55は、ヘッドユニット10によって印刷される印刷媒体Mを支持する。図1に示すプラテン55は、ヘッドユニット10の-Z方向の位置に配置される。プラテン55は、図示しない吸引孔を有してもよい。
第2ローラー56は、印刷媒体Mの表面と接触する。第2ローラー56は、印刷媒体Mを介してプラテン55と接触する。第2ローラー56とプラテン55は、ヘッドユニット10の+Y方向の位置で、印刷媒体Mを挟持する。図1に示す第2ローラー56は、印刷媒体Mの+Z方向側の面と接触する。第1ローラー54と第2ローラー56は、印刷媒体Mと接触することによって、印刷媒体Mの浮き上がりを防いでいる。
第2搬送ローラー対57は、ヘッドユニット10で印刷された印刷媒体Mを巻取ロールR2に向けて搬送する。第2搬送ローラー対57は、2本の搬送ローラーで構成される。2本の搬送ローラーのうちの少なくとも一方は、図示しない搬送ローラー駆動機構により回転されてもよい。
巻き掛けローラー59は、印刷媒体Mを巻き掛ける。巻き掛けローラー59は、第2搬送ローラー対57と巻取ロールR2との間の印刷媒体Mに張力を付与する。巻き掛けローラー59は、図示しない張力調整機構と接続されてもよい。
巻取軸60は、巻取ロールR2を回転可能に支持する。巻取軸60は、巻取ロールR2を着脱可能に支持する。巻取軸60は、図示しない巻取軸駆動機構によって、回転駆動されてもよい。巻取軸60は、ロール芯を介して巻取ロールR2を支持してもよい。
図2は、印刷システム1のブロック構成を示している。図2は、プリンター100のブロック構成と、制御装置110のブロック構成を示している。図2は、各データの流れを簡略に示している。
プリンター100は、ヘッドユニット10と、測色部15と、印刷制御部30と、プリンター記憶部70と、プリンター通信インターフェイス80と、を備える。図2では、インターフェイスは、I/Fと表す。
プリンター記憶部70は、印刷制御部30で実行されるプログラムや各種データを記憶する。プリンター記憶部70は、RAMやROM等で構成される。プリンター記憶部70は、複数のテストチャートデータ71を記憶する。複数のテストチャートデータ71は、インク量調整用テストチャートデータ、プロファイル調整用テストチャートデータ等を含む。インク量調整用テストチャートデータは、プリンター100が後述するインク量調整用テストチャート200を印刷するときに用いられる印刷データである。プロファイル調整用テストチャートデータは、プリンター100が後述するプロファイル調整用テストチャート210を印刷するときに用いられる印刷データである。プリンター記憶部70は、テストチャート記憶部の一例に対応する。
印刷制御部30は、プリンター記憶部70に記憶されるテストチャートデータ71を読み出す。印刷制御部30は、インク量調整用テストチャートデータを読み出し、ヘッドユニット10にインク量調整用テストチャート200を印刷させる。印刷制御部30は、プロファイル調整用テストチャートデータを読み出し、ヘッドユニット10にプロファイル調整用テストチャート210を印刷させる。または、印刷制御部30は、ヘッドユニット10を制御して、プリンター通信インターフェイス80で受信した印刷データを印刷させる。
ヘッドユニット10は、インク量調整用テストチャートデータに基づいて、インク量調整用テストチャート200を印刷媒体Mに印刷する。ヘッドユニット10は、プロファイル調整用テストチャートデータに基づいて、プロファイル調整用テストチャート210を印刷媒体Mに印刷する。または、ヘッドユニット10は、印刷データに基づいて、印刷媒体Mに画像を印刷する。
図3は、インク量調整用テストチャート200の概略を示している。インク量調整用テストチャート200は、ヘッドユニット10によって、印刷媒体Mに印刷される。図3に示すインク量調整用テストチャート200は、プリンター100によって印刷される。図3に示すインク量調整用テストチャート200は、テスト画像群201、インク量表示画像群203、及びインク表示画像群205で構成される。インク量調整用テストチャート200は、第1テストチャートの一例に対応する。
テスト画像群201は、複数のテスト画像GPを有している。複数のテスト画像GPは、インク毎にインク量を変えて印刷される。複数のテスト画像GPは、第1テスト画像群G1、第2テスト画像群G2、第3テスト画像群G3、及び第4テスト画像群G4に分けられる。各テスト画像GPの形状は、四角形である。各テスト画像GPは、複数の細線で印刷される。
第1テスト画像群G1は、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、及びブラックインクの4色のインクによって印刷された複数の単色のテスト画像GPで構成される。図3に示す第1テスト画像群G1は、インク毎にインク量の階調を、60%から100%までの範囲で変化させて印刷される。図3に示す第1テスト画像群G1は、インク毎に、インク量の階調60%、70%、80%、90%、及び100%の5個のテスト画像GPで構成される。第1テスト画像群G1は、1次色で印刷された画像群である。
第2テスト画像群G2は、4色のインクの内の2色のインクを重ねて印刷された複数のテスト画像GPで構成される。図3に示す第2テスト画像群G2は、組み合わせた2色のインクが吐出されるインク量の階調を、80%から200%までの範囲で変化させて印刷される。第2テスト画像群G2は、組み合わされた2色のインク毎にインク量の階調を、40%から100%までの範囲で変化させて印刷される。例えば、インク量の階調200%は、2色のインクのそれぞれが、インクの階調を100%で印刷した場合の階調を示している。図3に示す第2テスト画像群G2は、インク量の階調80%、110%、140%、170%、及び200%の5個のテスト画像GPで構成される。第2テスト画像群G2は、2次色で印刷された画像群である。
第3テスト画像群G3は、4色のインクの内の3色のインクを重ねて印刷された複数のテスト画像GPで構成される。図3に示す第3テスト画像群G3は、組み合わせた3色のインクが吐出されるインク量の階調を、150%から300%までの範囲で変化させて印刷される。第3テスト画像群G3は、組み合わされたインク毎にインク量の階調を、50%から100%までの範囲で変化させて印刷される。例えば、インク量の階調300%は、3色のインクのそれぞれが、インクの階調を100%で印刷した場合の階調を示している。図3に示す第3テスト画像群G3は、インク量の階調150%、180%、220%、260%、及び300%の5個のテスト画像GPで構成される。
第4テスト画像群G4は、4色のインクを重ねて印刷された複数のテスト画像GPで構成される。図3に示す第4テスト画像群G4は、4色のインクが吐出されるインク量の階調を、200%から400%までの範囲で変化させて印刷される。第4テスト画像群G4は、組み合わされたインク毎にインク量の階調を、50%から100%までの範囲で変化させて印刷される。例えば、インク量の階調400%は、4色のインクのそれぞれが、インクの階調を100%で印刷した場合の階調を示している。図3に示す第4テスト画像群G4は、インク量の階調200%、250%、300%、350%、及び400%の5個のテスト画像GPで構成される。
テスト画像群201の構成は、図3の構成に限定されない。第2テスト画像群G2、第3テスト画像群G3、第4テスト画像群G4は、印刷されなくてもよい。第2テスト画像群G2、第3テスト画像群G3、第4テスト画像群G4は、印刷されることが好ましい。テスト画像GPの数や並べ方は、適宜変更可能である。インク量の階調は、適宜変更してもよい。
インク量表示画像群203は、インク量の階調を示している。図3に示すインク量表示画像群203は、画像群毎に表示される。インク量表示画像群203は、複数のインク量の階調値を含む。表示されるインク量の階調値は、各画像群に含まれる複数のテスト画像GPで形成されるテスト画像GPの列に対応する。インク量の階調値は、インク量に対応する。
インク表示画像群205は、テスト画像GPを印刷したインク色を示している。インク表示画像群205に含まれるC、M、Y、Kは、インク色を示している。C、M、Y、Kは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを示している。インク表示画像群205に含まれるMYは、マゼンタとイエローの組み合わせを示している。インク表示画像群205に含まれるCMYは、シアンとマゼンタとイエローの組み合わせを示している。表示される各インク色は、複数のテスト画像GPで形成されるテスト画像GPの行に対応する。
図4は、プロファイル調整用テストチャート210の概略を示している。プロファイル調整用テストチャート210は、印刷媒体Mに印刷される。図4に示すプロファイル調整用テストチャート210は、複数のパッチ画像群211、第1位置検出画像215、及び第2位置検出画像217を有している。プロファイル調整用テストチャート210は、第2テストチャートの一例に対応する。
パッチ画像群211は、複数のパッチ画像213を含んでいる。パッチ画像213は、プリンター100で印刷される色の階調に対応して印刷される。パッチ画像群211の数やパッチ画像213の数は、適宜設定される。パッチ画像213の配置は、適宜設定可能であり、図4に示すパッチ画像213の配置に限定されない。パッチ画像213は、パッチ画像群211を構成しなくてもよい。
第1位置検出画像215、及び第2位置検出画像217は、印刷媒体Mの所定の位置に印刷される。測色部15は、第1位置検出画像215、及び第2位置検出画像217を測色することによって、パッチ画像群211の印刷位置を判別する。図4に示す第1位置検出画像215、及び第2位置検出画像217は、直線のバー形状であるが、これに限定されない。第1位置検出画像215、及び第2位置検出画像217の形状や位置は、適宜設定可能である。
図2に示す測色部15は、印刷媒体Mに印刷された画像を測色する。測色部15は、印刷媒体Mに印刷されたプロファイル調整用テストチャート210を測色する。測色部15は、プロファイル調整用テストチャート210を測色することによって、測色データを生成する。
プリンター通信インターフェイス80は、制御装置110等の外部装置と通信する。プリンター通信インターフェイス80は、有線、もしくは無線の通信経路を介して、外部装置と接続し、通信する。プリンター通信インターフェイス80は、測色部15から出力された測色データ、もしくはインク量調整データを制御装置110に送信する。プリンター通信インターフェイス80は、制御装置110等の外部装置から送信された印刷データ等の各種データを受信する。プリンター通信インターフェイス80は、第2通信部の一例に対応する。
制御装置110は、記憶部112と、入力部121と、データ取得部123と、表示部131と、表示制御部133と、補正要否判定部141と、補正処理部151と、画像処理部161と、通信インターフェイス170と、を備える。データ取得部123、表示制御部133、補正要否判定部141、補正処理部151、及び画像処理部161は、機能部である。これらの機能部は、制御部111がプログラムを実行することによって機能する。データ取得部123、表示制御部133、補正要否判定部141、補正処理部151、及び画像処理部161は、制御部111であるコントローラー上で動作する。
記憶部112は、画像変換テーブル114、インク量変換テーブル115、打ち込み量基準値116、及び画像情報118を記憶する。記憶部112は、データ記憶部の一例に対応する。
画像変換テーブル114は、制御装置110が入力表色系の画像データを出力表色系の画像データに変換するときに用いられる。入力表色系の画像データは、第1色空間の第1画像データの一例に対応する。出力表色系の画像データは、第2色空間の第2画像データの一例に対応する。画像変換テーブル114は、画像処理アプリケーションが生成した画像データをプリンター100に対応する色空間の画像データに変換する。画像処理アプリケーションが生成した画像データは、入力表色系の画像データの一例である。画像処理アプリケーションが生成した画像データは、CMYK色空間の階調値データである。CMYKは、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックを示す。プリンター100に対応する色空間の画像データは、出力表色系の画像データの一例である。プリンター100に対応する色空間の画像データは、CMYK色空間の階調値データである。画像変換テーブル114は、プリンター100の種別、及びプリンター100で印刷される印刷媒体Mの種別に対応している。画像変換テーブル114は、3次元のルックアップテーブルである。画像変換テーブル114は、ICC(International Color Consortium)プロファイルでもよい。記憶部112は、複数の画像変換テーブル114を記憶する。
インク量変換テーブル115は、制御装置110が出力表色系の画像データをインク量データに変換するときに用いられる。インク量データは、ヘッド13のノズルが吐出するインク量に対応する階調値である。インク量データは、プリンター100が1画素を印刷するときに用いられる複数のインク毎のインク量の階調値を表す。プリンター100が、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクを用いる場合、インク量データは、シアンインクのインク量の階調値、マゼンタインクのインク量の階調値、イエローインクのインク量の階調値、及びブラックインクのインク量の階調値を示す。インク量変換テーブル115は、1次元のルックアップテーブルである。
打ち込み量基準値116は、印刷された画像が所定の濃度、及び解像度となるインク量に係る値である。打ち込み量基準値116は、後述する補正要否判定部141が、補正の要否を判定するときに用いられる値である。打ち込み量基準値116は、例えば、予め定められた最大インク量の階調値である。打ち込み量基準値116は、予めプリンター100の使用者によって入力される。打ち込み量基準値116は、入力データに係る基準値の一例に対応する。
記憶部112は、プリンター100で用いられるインク毎の打ち込み量基準値116を記憶する。図2に示す記憶部112は、シアンインクの打ち込み量基準値116、マゼンタインクの打ち込み量基準値116、イエローインクの打ち込み量基準値116、ブラックインクの打ち込み量基準値116を記憶する。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのそれぞれは、1次色である。これらの打ち込み量基準値116は、1次色の打ち込み量基準値116である。
記憶部112は、複数のインクのうち、2色のインクで重ね打ちした2色インクの打ち込み量基準値116を記憶する。例えば、記憶部112は、シアンインクとマゼンタインクの混色の打ち込み量基準値116を記憶する。2色のインクを重ね打ちして生成した色は、2次色である。また、記憶部112は、複数のインクのうち、3種類のインクで重ね打ちした3色インクの打ち込み量基準値116を記憶する。例えば、記憶部112は、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとの混色の打ち込み量基準値116を記憶する。また、記憶部112は、複数のインクの全てのインクで重ね打ちした全色インクの打ち込み量基準値116を記憶する。
記憶部112は、各色のインクに対して、打ち込み量基準値116の許容量を示す閾値を記憶してもよい。記憶部112は、各色のインクに対して、所定量の打ち込み量基準値116と、所定量の許容誤差を示す閾値とを記憶する。打ち込み量基準値116に閾値を加算した値と打ち込み量基準値116から閾値を減算した値との間の値が、打ち込み量基準値116に対する誤差を示す。閾値は、第2基準値の一例に対応する。打ち込み量基準値116に閾値を加算した値は、算出値の一例に対応する。打ち込み量基準値116から閾値を減算した値は、算出値の一例に対応する。
画像情報118は、画像処理アプリケーションで生成した画像データである。記憶部112は、画像データを一時的に画像情報118として記憶する。画像情報118は、プリンター100で印刷可能な印刷データでもよい。画像情報118は、サーバー等の外部装置から受信した画像データでもよい。
入力部121は、使用者によって、インク量の階調値、もしくはインク量の階調値に関連する入力情報を入力される。使用者は、一例として、プリンター100によって印刷されたインク量調整用テストチャート200を確認する。使用者は、インク量調整用テストチャート200の確認結果を、入力情報として、入力部121に入力する。入力情報は、インク量データに係る入力データの一例に対応する。
図5は、表示部131に表示される入力画面220の概略を示している。入力画面220は、表示制御部133の制御によって、表示部131に表示される。入力画面220は、使用者によってインク量の階調値に係るデータを入力可能である。インク量の階調値に係るデータは、入力データに係る情報の一例に対応する。使用者は、インク量調整用テストチャート200の確認結果を、インク量の階調値に係るデータとして、入力画面220に入力する。入力部121は、インク量の階調値に係るデータ、もしくは、インク量の階調値に係るデータを加工したデータを、入力情報として入力する。図5に示す入力画面220は、色表示画像群221と、複数のインク量入力欄231と、決定ボタン237と、キャンセルボタン239と、を表示する。入力画面220は、表示画面の一例に対応する。
色表示画像群221は、色を示す複数の文字、及び文字列を含んでいる。色表示画像群221は、単色表示画像群225、2色表示画像群226、3色表示画像群227、及び4色表示画像228を含む。図5に示す色表示画像群221は、複数の文字、及び文字列で構成されるが、これに限定されない。色表示画像群221は、色を示す画像や単語等で構成されてもよい。
単色表示画像群225は、単色を示す複数の文字を含んでいる。図5に示す単色表示画像群225は、C、M、Y、Kを含んでいる。図5に示すC、M、Y、Kは、インクの色を示している。C、M、Y、Kは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを示している。
2色表示画像群226は、組み合わされた2色を示す複数の文字列を含んでいる。図5に示す2色表示画像群226は、文字列として、MY、CY、CM、CK、MK、YKを含んでいる。例えば、図5に示すMYは、マゼンタインクとイエローインクとを混色して印刷された色を示している。2色表示画像群226に含まれる文字列の数は、適宜設定可能である。
3色表示画像群227は、組み合わされた3色を示す複数の文字列を含んでいる。図5に示す3色表示画像群227は、文字列として、CMY、MYK、CYK、CMKを含んでいる。例えば、図5に示すCMYは、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色して印刷された色を示している。3色表示画像群227に含まれる文字列の数は、適宜設定可能である。
4色表示画像228は、組み合わされた4色を示す文字列である。図5に示す4色表示画像228は、CMYKである。図5に示すCMYKは、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとブラックインクとを混色して印刷された色を示している。
色表示画像群221に含まれる文字、及び文字列は、図3に示すインク量調整用テストチャート200のインク表示画像群205に含まれる文字、及び文字列と対応している。色表示画像群221に含まれる文字、及び文字列は、インク表示画像群205に含まれる文字、及び文字列と同一でもよいし、異なっていてもよい。色表示画像群221に含まれる文字、及び文字列が、インク表示画像群205に含まれる文字、及び文字列と同一である場合、使用者は、入力画面220にデータを入力し易くなる。
複数のインク量入力欄231のそれぞれは、対応するインク色のインク量の階調値の入力を受け付ける。インク量入力欄231は、インク量表示領域233とプルダウン指示アイコン235とを含む。
インク量表示領域233は、使用者によって入力されたインク量の階調値を表示する。使用者は、インク量表示領域233に、インク量の階調値を直接入力してもよい。使用者は、例えば、インク色毎に、インク量調整用テストチャート200の中から、テスト画像GPを形成する細線のつぶれがない、最も濃度が濃いテスト画像GPを判別する。使用者は、判別したテスト画像GPに対応するインク量の階調値を入力する。入力部121に入力されたテスト画像GPに対応するインク量の階調値は、入力情報として、データ取得部123へ送信される。
データ取得部123は、ヘッドユニット10で印刷したインク量調整用テストチャート200に基づく入力情報を取得する。
使用者は、プリンター100が印刷したインク量調整用テストチャート200の印刷結果に基づいて、インク量の調整を実行させることができる。
プルダウン指示アイコン235は、使用者から複数のインク量の階調値の表示指示を受け付ける。使用者が、プルダウン指示アイコン235をクリックしたとき、入力画面220は、選択肢として、複数のインク量の階調値を表示する。使用者が、表示された複数のインク量の階調値から所望のインク量の階調値を選択したとき、インク量表示領域233は、選択されたインク量の階調値を表示する。
単色表示画像群225と隣り合う第1インク量入力欄231Aには、単色のインク量の階調値が入力される。単色表示画像群225に含まれる各文字と隣り合う第1インク量入力欄231Aには、隣り合う文字と対応する色のインク量の階調値が入力される。一例として、単色表示画像群225に含まれる文字Cと隣り合う第1インク量入力欄231Aには、シアン色のインク量の階調値が入力される。第1インク量入力欄231Aに入力されるインク量の階調値は、第1入力データの一例に対応する。
2色表示画像群226と隣り合う第2インク量入力欄231Bには、組み合わされた2色のインク量の階調値が入力される。2色表示画像群226に含まれる各文字列と隣り合う第2インク量入力欄231Bには、隣り合う文字列と対応する色のインク量の階調値が入力される。一例として、2色表示画像群226に含まれる文字列MYと隣り合う第2インク量入力欄231Bには、マゼンタとイエローとを含む2色のインク量の階調値が入力される。第2インク量入力欄231Bに入力されるインク量の階調値は、第2入力データの一例に対応する。
3色表示画像群227と隣り合う第3インク量入力欄231Cには、組み合わされた3色のインク量の階調値が入力される。3色表示画像群227に含まれる各文字列と隣り合う第3インク量入力欄231Cには、隣り合う文字列と対応する色のインク量の階調値が入力される。一例として、3色表示画像群227に含まれる文字列CMYと隣り合う第3インク量入力欄231Cには、シアンとマゼンタとイエローとを含む3色のインク量の階調値が入力される。
4色表示画像228と隣り合う第4インク量入力欄231Dには、組み合わされた4色のインク量の階調値が入力される。図5に示す4色表示画像228と隣り合う第4インク量入力欄231Dには、シアンとマゼンタとイエローとブラックとを含む4色のインク量の階調値が入力される。
決定ボタン237は、使用者によって入力されたインク量の階調値を確定する。使用者が決定ボタン237をクリックしたとき、入力部121は、入力されたインク量の階調値を入力情報としてデータ取得部123に送信する。送信される入力情報は、一例として、第1インク量入力欄231Aに入力されるインク量の階調値である。送信される入力情報は、第2インク量入力欄231Bに入力されるインク量の階調値を含んでもよい。送信される入力情報は、第3インク量入力欄231Cに入力されるインク量の階調値、及び第4インク量入力欄231Dに入力されるインク量の階調値を含んでもよい。
入力情報は、単色に係る第1インク量入力欄231Aに入力されるインク量の階調値と、2色に係る第2インク量入力欄231Bに入力されるインク量の階調値と、を含むことが好ましい。
使用者は、より精度の高いキャリブレーションを実行させることができる。
キャンセルボタン239は、使用者によって入力されたインク量の階調値をキャンセルする。使用者がキャンセルボタン239をクリックしたとき、入力部121は、入力されたインク量の階調値を消去する。入力部121は、入力されたデータをデータ取得部123に送信しない。使用者がキャンセルボタン239をクリックしたとき、表示制御部133は、表示部131に表示された入力画面220を消去し、他の画面に切り替える。
図2に示すデータ取得部123は、入力部121で入力されたデータ、もしくは通信インターフェイス170を介して受信したデータを取得する。入力部121から受信したデータが、入力情報であるとき、データ取得部123は、入力情報を補正要否判定部141に送信する。
使用者は、印刷されたインク量調整用テストチャート200を測色部15で測色させ、測色結果を入力情報として、プリンター100から制御装置110に入力させてもよい。測色部15が、インク量調整テストチャート220を読み取るカメラやスキャナーを有しているとき、測色結果をプリンター100から制御装置110に入力させてもよい。通信インターフェイス170から受信したデータが、インク量調整用テストチャート200を測色することによって得られた測色結果であるとき、データ取得部123は、測色結果を入力情報として補正要否判定部141に送信する。
また、データ取得部123は、プロファイル調整用テストチャート210を測色することによって生成された測色データを画像変換テーブル補正部153に送信する。データ取得部123は、取得部の一例に対応する。
補正要否判定部141は、入力情報に基づいて、画像変換テーブル114を補正するか否かを判定する。補正要否判定部141は、入力情報に基づいて、インク量変換テーブル115を補正するか否かを判定してもよい。補正要否判定部141は、記憶部112に予め記憶された打ち込み量基準値116を読み出す。
補正要否判定部141は、打ち込み量基準値116と入力情報とを比較する。入力情報が、打ち込み量基準値116よりも大きいとき、補正要否判定部141は、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115を補正しないと判定する。入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいとき、補正要否判定部141は、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115を補正すると判定する。
記憶部112が、打ち込み量基準値116と閾値とを記憶しているとき、補正要否判定部141は、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値、もしくは打ち込み量基準値116から閾値を減算した値と、入力情報とを比較する。入力情報が、打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも大きく、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも小さいとき、補正要否判定部141は、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115を補正しないと判定する。入力情報が、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも大きいとき、補正要否判定部141は、インク量変換テーブル115を補正しないと判定する。また、入力情報が、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも大きいとき、補正要否判定部141は、画像変換テーブル114を補正すると判定する。
補正要否判定部141は、インク毎に、入力情報と打ち込み量基準値116とを比較する。補正要否判定部141は、複数のインクの内、1色のインクの入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいとき、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115を補正すると判定してもよい。補正要否判定部141は、複数のインクの内、全てのインクの入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいとき、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115を補正すると判定してもよい。補正要否判定部141は、判定部の一例に対応する。
補正要否判定部141は、判定結果を補正処理部151に送信する。補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいと判定したとき、入力情報を補正処理部151に送信する。
補正処理部151は、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115の少なくとも一方を補正する。補正処理部151は、補正要否判定部141の判定結果に基づいて、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115の少なくとも一方を補正する。補正要否判定部141が、画像変換テーブル114を補正しないと判定したとき、補正処理部151は、画像変換テーブル114を補正しない。補正要否判定部141が、インク量変換テーブル115を補正しないと判定したとき、補正処理部151は、インク量変換テーブル115を補正しない。補正処理部151は、画像変換テーブル補正部153、及びインク量変換テーブル補正部155を有している。補正処理部151は、データ処理部の一例に対応する。
画像変換テーブル補正部153は、記憶部112に記憶された画像変換テーブル114を補正する。画像変換テーブル補正部153は、記憶部112から画像変換テーブル114を取得する。また、画像変換テーブル補正部153は、データ取得部123から測色データを受信する。測色データは、プリンター100の測色部15がプロファイル調整用テストチャート210を測色したデータである。画像変換テーブル補正部153は、受信した測色データに基づいて、画像変換テーブル114を補正する。
補正処理部151は、測色部15で測色されたプロファイル調整用テストチャート210の測色データに基づいて、画像変換テーブル114を補正する。
使用者は、プリンター100が印刷したプロファイル調整用テストチャート210に基づいて、画像変換テーブル114の補正を実行させることができる。
画像変換テーブル補正部153は、画像変換テーブル114を補正することによって、補正画像変換テーブル114Aを生成する。画像変換テーブル補正部153は、生成した補正画像変換テーブル114Aを記憶部112に送信する。記憶部112は、受信した補正画像変換テーブル114Aを、新たな画像変換テーブル114として記憶する。
インク量変換テーブル補正部155は、記憶部112に記憶されたインク量変換テーブル115を補正する。インク量変換テーブル補正部155は、記憶部112からインク量変換テーブル115を取得する。また、インク量変換テーブル補正部155は、補正要否判定部141から入力情報を取得する。インク量変換テーブル補正部155は、取得した入力情報に基づいて、インク量変換テーブル115を補正する。
インク量変換テーブル補正部155は、インク量変換テーブル115を補正することによって、補正インク量変換テーブル115Aを生成する。インク量変換テーブル補正部155は、生成した補正インク量変換テーブル115Aを記憶部112に送信する。記憶部112は、受信した補正インク量変換テーブル115Aを、新たなインク量変換テーブル115として記憶する。
インク量変換テーブル補正部155は、インク量変換テーブル115を補正するとき、打ち込み量基準値116を補正する。インク量変換テーブル補正部155は、打ち込み量基準値116を補正することによって、補正打ち込み量基準値116Aを生成する。補正打ち込み量基準値116Aは、入力情報と同じでもよいし、異なっていてもよい。インク量変換テーブル補正部155は、生成した補正打ち込み量基準値116Aを記憶部112に送信する。記憶部112は、受信した補正打ち込み量基準値116Aを新たな打ち込み量基準値116として記憶する。補正打ち込み量基準値116Aは、補正されたインク量変換テーブル115に対応する補正基準値の一例に対応する。
記憶部112は、打ち込み量基準値116の許容量を示す閾値を記憶する。補正要否判定部141は、打ち込み量基準値116に閾値を加算、もしくは減算した値に基づいて、画像変換テーブル114の補正を行うか否かを判定する。
使用者は、画像変換テーブル114を補正する補正処理に掛ける時間を短縮化することができる。
補正処理部151が、インク量変換テーブル115を補正したとき、記憶部112は、補正インク量変換テーブル115Aに対応する補正打ち込み量基準値116Aを打ち込み量基準値116として記憶する。
制御装置110は、経時的変化の状況に応じた補正処理を実行することができる。
表示部131は、図5に示す入力画面220を表示する。表示部131は、表示制御部133の制御に基づいて、入力画面220を表示する。表示部131が、タッチパネルであるとき、タッチパネルは、入力画面220に入力する使用者の操作を受け付ける。
表示制御部133は、表示部131に入力画面220を表示させる。表示制御部133は、入力画面220を表示させる入力画面データを表示部131に送信する。表示部131は、入力画面データに基づいて、入力画面220を表示する。入力画面データは、表示データの一例に対応する。表示制御部133は、表示データ出力部の一例に対応する。
制御装置110は、インク量の階調値を入力可能な入力画面220を表示させる入力画面データを出力する表示制御部133を備える。
制御装置110は、使用者にインク量の階調値を入力させるユーザーインターフェイスを提供することができる。
画像処理部161は、入力表色系の画像データを、色空間の異なる出力表色系の画像データ、もしくはインク量データに変換する。画像処理部161は、記憶部112に記憶された画像情報118を受信し、受信した画像情報118を変換する。画像情報118は、画像処理アプリケーションで生成した入力表色系の画像データである。画像処理部161は、画像データ変換部163とインク量データ変換部165とを備えている。
画像データ変換部163は、記憶部112で記憶する画像変換テーブル114を用いて入力表色系の画像データを、出力表色系の画像データに変換する。出力表色系の画像データは、プリンター100に対応する色空間の画像データである。記憶部112が、画像変換テーブル114として、補正画像変換テーブル114Aを記憶しているとき、画像データ変換部163は、補正画像変換テーブル114Aを用いて、入力表色系の画像データを変換する。画像データ変換部163は、画像変換部の一例に対応する。
インク量データ変換部165は、記憶部112で記憶するインク量変換テーブル115を用いて出力表色系の画像データを、インク量データに変換する。インク量データは、各ノズルが吐出するインク量の階調値を示している。記憶部112が、インク量変換テーブル115として、補正インク量変換テーブル115Aを記憶しているとき、インク量データ変換部165は、補正インク量変換テーブル115Aを用いて、出力表色系の画像データを変換する。インク量データ変換部165は、インク量変換部の一例に対応する。
制御装置110は、画像変換テーブル114を用いて入力表色系の画像データを出力表色系の画像データに変換する画像データ変換部163と、インク量変換テーブル115を用いて出力表色系の画像データをインク量データに変換するインク量データ変換部165と、インク量データに係る入力情報を取得するデータ取得部123と、入力情報に係る打ち込み量基準値116を記憶する記憶部112と、データ取得部123で取得した入力情報、及び記憶部112が記憶する打ち込み量基準値116に基づいて、画像変換テーブル114の補正を行うか否かを判定する補正要否判定部141と、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115の少なくとも一方を補正する補正処理部151と、を備える。補正要否判定部141は、入力情報が、打ち込み量基準値116よりも小さいとき、画像変換テーブル114を補正すると判定する。補正処理部151は、補正要否判定部141が画像変換テーブル114を補正すると判定したとき、インク量変換テーブル115を補正する。補正処理部151は、インク量変換テーブル115を補正した後、画像変換テーブル114を補正する。
制御装置110は、インク量変換テーブル115を補正した後に画像変換テーブル114を補正することによって、階調性の変化を抑えることができる。
通信インターフェイス170は、プリンター100等の外部装置と通信する。通信インターフェイス170は、有線、もしくは無線の通信経路を介して、外部装置と接続し、通信する。通信インターフェイス170は、プリンター100から送信された測色データ、もしくは測色結果を受信する。通信インターフェイス170は、プリンター100に印刷データ等の各種データを送信する。通信インターフェイス170は、第1通信部の一例に対応する。
以上に示すように、印刷システム1は、プリンター100、及び制御装置110を有する。制御装置110は、プリンター100と通信する通信インターフェイス170と、画像変換テーブル114を用いて入力表色系の画像データを出力表色系の画像データに変換する画像データ変換部163と、インク量変換テーブル115を用いて出力表色系の画像データをインク量データに変換するインク量データ変換部165と、インク量データに係る入力情報を取得するデータ取得部123と、入力情報に係る打ち込み量基準値116を記憶する記憶部112と、データ取得部123で取得した入力情報、及び記憶部112が記憶する打ち込み量基準値116に基づいて、画像変換テーブル114の補正を行うか否かを判定する補正要否判定部141と、画像変換テーブル114、及びインク量変換テーブル115の少なくとも一方を補正する補正処理部151と、を備える。プリンター100は、制御装置110と通信するプリンター通信インターフェイス80と、インク量データに係るインク量調整用テストチャート200、及び画像変換テーブル114に係るプロファイル調整用テストチャート210を印刷するヘッドユニット10と、プロファイル調整用テストチャート210を測色する測色部15と、を備える。補正要否判定部141は、入力情報が、打ち込み量基準値116よりも小さいとき、画像変換テーブル114を補正すると判定する。補正処理部151は、補正要否判定部141が画像変換テーブル114の補正を行うと判定したとき、インク量変換テーブル115を補正する。補正処理部151は、インク量変換テーブル115を補正した後、画像変換テーブル114を補正する。
印刷システム1は、インク量変換テーブル115を補正した後に画像変換テーブル114を補正することによって、階調性の変化を抑えることができる。
図6は、制御装置110で行われる画像処理のフローチャートを示している。図6は、画像処理アプリケーション等で生成された画像データを印刷データに変換し、プリンター100に送信するフローを示している。図6に示す画像処理は、制御装置110がプリンター100に画像処理アプリケーションが生成した画像データを印刷させるときに行われる。
制御装置110の画像処理部161は、使用者から印刷指示を受け付けたとき、ステップS101で、画像データを取得する。画像データは、画像処理アプリケーションで生成される。ステップS101で取得される画像データは、入力表色系の画像データである。図6は、取得した画像データをC1111と示している。C1、M1、Y1、K1は、各色の濃度の階調値を示している。C1は、シアンの濃度の階調値を示している。M1は、マゼンタの濃度の階調値を示している。Y1は、イエローの濃度の階調値を示している。K1は、ブラックの濃度の階調値を示している。画像データは、画像情報118として、予め記憶部112に記憶されていてもよい。
画像処理部161が、画像処理アプリケーションから画像データを取得した後、画像処理部161に含まれる画像データ変換部163は、ステップS103で、取得した画像データを出力表色系の画像データに変換する。出力表色系の画像データは、プリンター100の種別、もしくは印刷媒体Mの種別に対応する画像データである。図6は、変換された画像データをC2222と示している。C2、M2、Y2、K2は、各色の濃度の階調値を示している。C2は、シアンの濃度の階調値を示している。M2は、マゼンタの濃度の階調値を示している。Y2は、イエローの濃度の階調値を示している。K2は、ブラックの濃度の階調値を示している。C2222は、それぞれ変換された各色の濃度の階調値である。画像データ変換部163は、記憶部112に記憶された画像変換テーブル114を用いて画像変換を行う。
画像データ変換部163が画像変換を行った後、インク量データ変換部165は、ステップS105で、変換された画像データをインク量の階調値に変換する。インク量の階調値は、ノズルが吐出するインク量の階調値である。図6は、インク量の階調値をC3333と示している。C3、M3、Y3、K3は、各色のインク量の階調値を示している。C3は、シアンインク量の階調値を示している。M3は、マゼンタインク量の階調値を示している。Y3は、イエローインク量の階調値を示している。K3は、ブラックインク量の階調値を示している。C3333は、それぞれ変換された各色のインク量の階調値である。インク量データ変換部165は、記憶部112に記憶されたインク量変換テーブル115を用いてインク量変換を行う。
インク量データ変換部165が、インク量変換を行った後、ステップS107で、画像処理部161は、インク量の階調値を含む印刷データを生成する。生成された印刷データは、通信インターフェイス170を介して、プリンター100に送信される。
図7は、画像変換テーブル114を補正する補正処理のフローチャートを示している。図7に示す補正処理は、制御装置110で行われる。補正処理のフローは、画像処理方法の一例に対応する。図7は、補正要否判定部141が、打ち込み量基準値116と入力情報とを比較して、補正の要否を判定する場合を示している。図7は、打ち込み量基準値116を基準値と表している。
制御装置110は、ステップS201で、入力情報を取得する。入力情報は、データ取得部123で取得される。データ取得部123は、入力部121に入力されたインク量の階調値を入力情報として取得する。使用者は、図5に示す入力画面220にインク量の階調値を入力する。入力部121は、入力されたインク量の階調値に基づいて、入力情報を生成する。入力部121は、入力されたインク量の階調値を入力情報としてもよい。使用者は、プリンター100で印刷されたインク量調整テストチャートを確認し、確認結果をインク量の階調値として、入力画面220に入力する。使用者は、インク量調整テストチャートをプリンター100の測色部15に測色させてもよい。測色部15は、測色することによって得られた測色結果を入力情報として、プリンター通信インターフェイス80から、通信インターフェイス170を介して、データ取得部123に送信してもよい。
制御装置110は、入力情報を取得した後、ステップS203で、入力情報と打ち込み量基準値116とを比較する。入力情報は、データ取得部123で受信される。データ取得部123は、受信した入力情報を補正要否判定部141へ送信する。補正要否判定部141は、入力情報を受信する。また、補正要否判定部141は、記憶部112に記憶された打ち込み量基準値116を読み出す。補正要否判定部141は、受信した入力情報と打ち込み量基準値116とを比較する。
補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいと判別したとき(ステップS203;YES)、画像変換テーブル114の補正を行うと判定する。制御装置110は、ステップS205へ進む。補正要否判定部141は、入力情報を補正処理部151に送信する。
補正要否判定部141が、画像変換テーブル114の補正を行うと判定した後、データ取得部123は、測色データを取得する。取得する測色データは、測色部15によって測色されたプロファイル調整用テストチャート210の測色結果である。プリンター100は、使用者の指示によってプロファイル調整用テストチャート210を印刷する。測色部15は、印刷されたプロファイル調整用テストチャート210を測色することによって、測色データを生成する。データ取得部123は、取得した測色データを画像変換テーブル補正部153に送信する。
補正要否判定部141が、画像変換テーブル114の補正を行うと判定した後、制御装置110は、ステップS205で、インク量変換テーブル115を補正する。インク量変換テーブル115は、インク量変換テーブル補正部155で補正される。インク量変換テーブル補正部155は、入力情報に基づいて、インク量変換テーブル115を補正し、補正インク量変換テーブル115Aを生成する。インク量変換テーブル補正部155は、例えば、入力情報を各色のノズルが吐出可能な最大インク量として、インク量変換テーブル115を補正する。入力情報は、最大インク量に限定されない。入力情報は、ノズルが吐出するインクの吐出量の変化を検出できる情報であればよい。入力情報は、プリンター100が所定の画像を印刷したときの画像の色彩値、濃度でもよい。入力情報は、プリンター100が所定の画像を印刷したときのインクの吐出重量でもよい。
インク量変換テーブル補正部155は、補正インク量変換テーブル115Aを生成したとき、補正インク量変換テーブル115Aに対応する補正打ち込み量基準値116Aを生成する。入力情報が、最大インク量であるとき、インク量変換テーブル補正部155は、入力情報を補正打ち込み量基準値116Aとしてもよい。
インク量変換テーブル補正部155は、補正インク量変換テーブル115A、及び補正打ち込み量基準値116Aを生成したのち、記憶部112に補正インク量変換テーブル115A、及び補正打ち込み量基準値116Aを送信する。記憶部112は、補正インク量変換テーブル115Aを新たなインク量変換テーブル115として記憶する。記憶部112は、補正打ち込み量基準値116Aを新たな打ち込み量基準値116として記憶する。制御装置110は、インク量変換テーブル115を補正した後、ステップS207に進む。
補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さくないと判別したとき(ステップS203;NO)、ステップS209で、入力情報が打ち込み量基準値116よりも大きいか否かを判別する。補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116よりも大きいと判別したとき、画像変換テーブル114の補正を行うと判定する。制御装置110は、ステップS207へ進む。一方、補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116よりも大きくないと判別したとき、補正を行わないと判定する。補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116と等しいと判別したとき、補正要否判定部141は、補正を行わないと判定する。制御装置110は、補正処理を終了する。
制御装置110は、ステップS207で、画像変換テーブル114を補正する。画像変換テーブル114は、画像変換テーブル補正部153で補正される。画像変換テーブル補正部153は、データ取得部123から測色データを取得する。画像変換テーブル補正部153は、測色データに基づいて、画像変換テーブル114を補正し、補正画像変換テーブル114Aを生成する。
画像変換テーブル補正部153は、補正画像変換テーブル114Aを記憶部112に送信する。記憶部112は、補正画像変換テーブル114Aを新たな画像変換テーブル114として記憶する。制御装置110は、画像変換テーブル114を補正した後、補正処理を終了する。
入力表色系の画像データを出力表色系の第2画像データに変換する画像変換テーブル114、及び出力表色系の画像データをインク量データに変換するインク量変換テーブル115を用いる画像処理方法であって、インク量データに係る入力情報を取得し、取得した入力情報と、予め定められた打ち込み量基準値116とを比較し、入力情報が打ち込み量基準値116よりも小さいと判別したとき、インク量変換テーブル115を補正し、インク量変換テーブル115を補正した後、画像変換テーブル114を補正する。
制御装置110は、インク量変換テーブル115を補正した後に画像変換テーブル114を補正することによって、階調性の変化を抑えることができる。
図8は、画像変換テーブル114を補正する補正処理のフローチャートを示している。図8は、打ち込み量基準値116を基準値と表している。図8に示す補正処理は、制御装置110で行われる。補正処理のフローは、画像処理方法の一例に対応する。図8は、補正要否判定部141が、入力情報を、閾値で示される範囲の打ち込み量基準値116と比較し、補正の要否を判定する場合を示している。図8は、補正要否判定部141が、入力情報を(打ち込み量基準値116±閾値)と比較し、補正の要否を判定する場合を示している。閾値は、打ち込み量基準値116に対する許容量を示している。
制御装置110は、ステップS301で、入力情報を取得する。入力情報は、データ取得部123で取得される。データ取得部123は、入力部121に入力されたインク量の階調値を入力情報として取得する。
制御装置110は、入力情報を取得した後、ステップS303で、入力情報と打ち込み量基準値116とを比較する。補正要否判定部141は、入力情報と打ち込み量基準値116から閾値を減算した値とを比較する。また、補正要否判定部141は、入力情報と、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値とを比較する。入力情報は、データ取得部123で受信される。データ取得部123は、受信した入力情報を補正要否判定部141へ送信する。補正要否判定部141は、入力情報を受信する。また、補正要否判定部141は、記憶部112に記憶された打ち込み量基準値116を読み出す。補正要否判定部141は、受信した入力情報と打ち込み量基準値116とを比較する。
補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも小さいと判別すると(ステップS303;YES)、ステップS305へ進む。もしくは、補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも大きいと判別すると(ステップS303;YES)、ステップS305に進む。
補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116から閾値を減算した値より小さい値ではないと、判別したとき(ステップS303;NO)、画像変換テーブル114の補正を行わないと判定する。もしくは、補正要否判定部141は、打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも大きい値ではないと判別したとき(ステップS303;NO)、画像変換テーブル114の補正を行わないと判定する。補正要否判定部141は、入力情報が、打ち込み量基準値116と一致もしくは許容範囲内にあると判定する。制御装置110は、補正処理を終了する。
制御装置110の補正要否判定部141は、ステップS305で、入力情報と打ち込み量基準値116から閾値を引いた値とを比較する。補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも小さいと判別したとき(ステップS305;YES)、画像変換テーブル114の補正を行うと判定する。制御装置110は、ステップS307へ進む。補正要否判定部141は、入力情報を補正処理部151に送信する。
補正要否判定部141が、画像変換テーブル114の補正を行うと判定した後、データ取得部123は、測色データを取得する。取得する測色データは、測色部15によって測色されたプロファイル調整用テストチャート210の測色結果である。データ取得部123は、取得した測色データを画像変換テーブル補正部153に送信する。
補正要否判定部141が、ステップS305で、画像変換テーブル114の補正を行うと判定した後、制御装置110は、ステップS307で、インク量変換テーブル115を補正する。インク量変換テーブル115は、インク量変換テーブル補正部155で補正される。インク量変換テーブル補正部155は、入力情報に基づいて、インク量変換テーブル115を補正し、補正インク量変換テーブル115Aを生成する。
インク量変換テーブル補正部155は、補正インク量変換テーブル115Aを生成したとき、補正インク量変換テーブル115Aに対応する補正打ち込み量基準値116Aを生成する。
インク量変換テーブル補正部155は、補正インク量変換テーブル115A、及び補正打ち込み量基準値116Aを生成したのち、記憶部112に補正インク量変換テーブル115A、及び補正打ち込み量基準値116Aを送信する。記憶部112は、補正インク量変換テーブル115Aを新たなインク量変換テーブル115として記憶する。記憶部112は、補正打ち込み量基準値116Aを新たな打ち込み量基準値116として記憶する。制御装置110は、インク量変換テーブル115を補正した後、ステップS309に進む。
補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも大きいと判別したとき(ステップS305;NO)、ステップS309へ進む。補正要否判定部141は、入力情報が、打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも小さい値、もしくは打ち込み量基準値116に閾値を加算した値よりも大きい値であることを判別している(ステップS303;YES)。補正要否判定部141は、入力情報が打ち込み量基準値116から閾値を減算した値よりも小さい値でないと判別したとき(ステップS305;NO)、入力情報が基準値に閾値を加算した値よりも大きい値であると判別できる。補正要否判定部141は、画像変換テーブル114の補正を行うと判定する。制御装置110は、ステップS309に進む。
制御装置110は、ステップS309で、画像変換テーブル114を補正する。画像変換テーブル114は、画像変換テーブル補正部153で補正される。画像変換テーブル補正部153は、データ取得部123から測色データを取得する。画像変換テーブル補正部153は、測色データに基づいて、画像変換テーブル114を補正し、補正画像変換テーブル114Aを生成する。
画像変換テーブル補正部153は、補正画像変換テーブル114Aを記憶部112に送信する。記憶部112は、補正画像変換テーブル114Aを新たな画像変換テーブル114として記憶する。制御装置110は、画像変換テーブル114を補正した後、補正処理を終了する。
1…印刷システム、10…ヘッドユニット、11…キャリッジ、12…インク供給ユニット、13…ヘッド、15…測色部、30…印刷制御部、42…ガイド軸、50…支持軸、51…繰り出しローラー、53…第1搬送ローラー対、54…第1ローラー、55…プラテン、56…第2ローラー、57…第2搬送ローラー対、59…巻き掛けローラー、60…巻取軸、70…プリンター記憶部、71…テストチャートデータ、80…プリンター通信インターフェイス、100…プリンター、110…制御装置、111…制御部、112…記憶部、114…画像変換テーブル、114A…補正画像変換テーブル、115…インク量変換テーブル、115A…補正インク量変換テーブル、116…打ち込み量基準値、116A…補正打ち込み量基準値、118…画像情報、121…入力部、123…データ取得部、131…表示部、133…表示制御部、141…補正要否判定部、151…補正処理部、153…画像変換テーブル補正部、155…インク量変換テーブル補正部、161…画像処理部、163…画像データ変換部、165…インク量データ変換部、170…通信インターフェイス、200…インク量調整用テストチャート、201…テスト画像群、203…インク量表示画像群、205…インク表示画像群、210…プロファイル調整用テストチャート、211…パッチ画像群、213…パッチ画像、215…第1位置検出画像、217…第2位置検出画像、220…入力画面、221…色表示画像群、225…単色表示画像群、226…2色表示画像群、227…3色表示画像群、228…4色表示画像、231…インク量入力欄、231A…第1インク量入力欄、231B…第2インク量入力欄、231C…第3インク量入力欄、231D…第4インク量入力欄、233…インク量表示領域、235…プルダウン指示アイコン、237…決定ボタン、239…キャンセルボタン、F…設置面、GP…テスト画像、G1…第1テスト画像群、G2…第2テスト画像群、G3…第3テスト画像群、G4…第4テスト画像群、M…印刷媒体、R1…媒体ロール、R2…巻取ロール。

Claims (9)

  1. 画像変換テーブルを用いて第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換部と、
    インク量変換テーブルを用いて前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換部と、
    前記インク量データに係る入力データを取得する取得部と、
    前記入力データに係る基準値を記憶するデータ記憶部と、
    前記取得部で取得した前記入力データ、及び前記データ記憶部が記憶する前記基準値に基づいて、前記画像変換テーブルの補正を行うか否かを判定する判定部と、
    前記画像変換テーブル、及び前記インク量変換テーブルの少なくとも一方を補正するデータ処理部と、を備え、
    前記判定部は、
    前記入力データが、前記基準値よりも小さいとき、前記画像変換テーブルを補正すると判定し、
    前記データ処理部は、
    前記判定部が前記画像変換テーブルを補正すると判定したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、
    前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する、
    画像処理装置。
  2. 前記データ記憶部は、前記基準値の許容量を示す第2基準値を記憶し、
    前記判定部は、
    前記基準値に前記第2基準値を加算、もしくは減算した算出値に基づいて、前記画像変換テーブルの補正を行うか否かを判定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力データは、1次色に係る第1入力データと、2次色に係る第2入力データと、を含む、
    請求項1、または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記入力データに係る情報を入力可能な表示画面を表示させる表示データを出力する表示データ出力部を備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記データ処理部が、前記インク量変換テーブルを補正したとき、
    前記データ記憶部は、補正された前記インク量変換テーブルに対応する補正基準値を前記基準値として記憶する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 印刷装置、及び画像処理装置を有する画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記印刷装置と通信する第1通信部と、
    画像変換テーブルを用いて第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換部と、
    インク量変換テーブルを用いて前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換部と、
    前記インク量データに係る入力データを取得する取得部と、
    前記入力データに係る基準値を記憶するデータ記憶部と、
    前記取得部で取得した前記入力データ、及び前記データ記憶部が記憶する前記基準値に基づいて、前記画像変換テーブルの補正を行うか否かを判定する判定部と、
    前記画像変換テーブル、及び前記インク量変換テーブルの少なくとも一方を補正するデータ処理部と、を備え、
    前記印刷装置は、
    前記画像処理装置と通信する第2通信部と、
    前記インク量データに係る第1テストチャート、及び前記画像変換テーブルに係る第2テストチャートを印刷する印刷部と、
    前記第2テストチャートを測色するテストチャート測色部と、を備え、
    前記判定部は、
    前記入力データが、前記基準値よりも小さいとき、前記画像変換テーブルを補正すると判定し、
    前記データ処理部は、
    前記判定部が前記画像変換テーブルの補正を行うと判定したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、
    前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する、
    画像処理システム。
  7. 前記取得部は、前記印刷部で印刷した前記第1テストチャートに基づく前記入力データを取得する、
    請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記データ処理部は、前記テストチャート測色部で測色された前記第2テストチャートの測色結果に基づいて、前記画像変換テーブルを補正する、
    請求項6、または7に記載の画像処理システム。
  9. 第1色空間の第1画像データを第2色空間の第2画像データに変換する画像変換テーブル、及び前記第2画像データをインク量データに変換するインク量変換テーブルを用いる画像処理方法であって、
    前記インク量データに係る入力データを取得し、
    取得した前記入力データと、予め定められた基準値とを比較し、
    前記入力データが前記基準値よりも小さいと判断したとき、前記インク量変換テーブルを補正し、
    前記インク量変換テーブルを補正した後、前記画像変換テーブルを補正する、
    画像処理方法。
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