JP2023064467A - 基板研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、研磨テープが押圧部材に対してずれることを防止し、精度よく基板のエッジ部を研磨することができる基板研磨装置を提供する。【解決手段】基板研磨装置は、基板Wが置かれるステージ面2aを有し、基板Wを保持して回転させる基板保持部1と、研磨テープ7を基板Wのエッジ部の接線方向に送る研磨テープ供給装置13と、研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける押圧部材11を有する研磨ヘッド10と、研磨テープ7の送り方向において、押圧部材11の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラー41,42を備える。テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11による研磨テープ7の押圧方向において、押圧部材11の押圧面11aよりも、ステージ面2aから離れた位置に配置されており、研磨テープ7の研磨面を支持して研磨テープ7の裏面を押圧面11aに押し付けるように配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェーハなどの基板のエッジ部を研磨する装置に関し、特に、基板のエッジ部に階段状の窪みを形成するための基板研磨装置に関する。
半導体デバイスの製造における歩留まり向上の観点から、基板の表面状態の管理が近年注目されている。半導体デバイスの製造工程では、種々の材料がシリコン基板上に成膜される。このため、基板のエッジ部には不要な膜や表面荒れが形成される。近年では、基板のエッジ部のみをアームで保持して基板を搬送する方法が一般的になってきている。このような背景のもとでは、エッジ部に残存した不要な膜が種々の工程を経ていく間に剥離して基板に形成されたデバイスに付着し、歩留まりを低下させてしまう。そこで、基板のエッジ部に形成された不要な膜を除去するために、研磨装置を用いて基板のエッジ部が研磨される。
また、半導体デバイスのさらなる高密度化および高機能化を達成するために、複数の基
板を積層して3次元的に集積化する3次元実装技術の開発が進んでいる。積層された基板を薄化する際に、基板のエッジ部に割れおよび欠けの原因となるナイフエッジ部が発生することがある。そこで、基板の積層前に予め基板のエッジ部を研磨して、エッジ部に階段状の窪み(ステップ)を形成することで、ナイフエッジ部の発生を防止することが行われている。
図15は、従来の基板研磨装置を模式的に示す平面図である。図16は、図15に示す基板研磨装置を矢印B方向から見た側面図である。図15および図16に示す基板研磨装置は、基板Wを保持して回転させる基板保持部101と、研磨テープ107を支持する2つのガイドローラー121,122と、研磨テープ107を基板Wの接線方向(矢印Dで示す)に送る研磨テープ供給装置(図示せず)と、研磨テープ107を基板Wのエッジ部に押し付ける押圧部材111を有する研磨ヘッド110を備えている。
複数のガイドローラー121,122に支持された研磨テープ107は、研磨ヘッド110を経由して研磨テープ供給装置によって送られる。基板Wを回転させながら、研磨ヘッド110の押圧部材111で研磨テープ107を基板Wのエッジ部に押し付けることによって、基板Wのエッジ部が研磨される。より具体的には、研磨ヘッド110の押圧部材111は、研磨テープ107の裏側から研磨テープ107を押し付ける。
特開2018-15841号公報
しかしながら、研磨テープ107の裏面(研磨面とは反対側)は、研磨面よりも滑らかであるため、研磨テープ107の裏面と押圧部材111との摩擦は、研磨テープ107の研磨面と基板Wとの摩擦よりも小さい。このため、基板Wの研磨中に研磨テープ107が押圧部材111に対してずれることがあった。基板Wのエッジ部が研磨されると、基板Wのエッジ部に階段状の窪み(ステップ部)が形成される。研磨テープ107がずれるとステップ部の側面がギザギザになることがあり、基板Wのエッジ部を精度よく研磨することができない。
研磨テープ107のずれを防止するために、押圧部材111内に形成された貫通孔内に真空を形成し、真空吸引によって研磨テープ107を押圧部材111上に保持させる技術がある。しかしながら、押圧部材111に吸着される研磨テープ107の面積には限りがあり、研磨テープ107を十分に保持するのは困難である。
そこで、本発明は、研磨テープが押圧部材に対してずれることを防止し、精度よく基板のエッジ部を研磨することができる基板研磨装置を提供することを目的とする。
一態様では、基板のエッジ部を研磨する基板研磨装置であって、前記基板が置かれるステージ面を有し、前記基板を保持して回転させる基板保持部と、研磨テープを前記基板のエッジ部の接線方向に送る研磨テープ供給装置と、前記研磨テープを前記基板のエッジ部に押し付ける押圧部材を有する研磨ヘッドと、前記研磨テープの送り方向において、前記押圧部材の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラーを備え、前記テープ支持ローラーは、前記押圧部材による前記研磨テープの押圧方向において、前記押圧部材の押圧面よりも、前記ステージ面から離れた位置に配置されており、前記研磨テープの研磨面を支持して前記研磨テープの裏面を前記押圧面に押し付けるように配置されている、基板研磨装置が提供される。
一態様では、前記研磨ヘッドは、前記テープ支持ローラーと前記押圧部材が固定されたベース部材をさらに備えている。
一態様では、前記ベース部材は、前記押圧部材に押圧力を付与するアクチュエータに連結されている。
一態様では、前記研磨ヘッドは、前記研磨テープの外側縁部を支持するテープストッパと、前記テープ支持ローラーと前記押圧部材の間に位置する斜辺を有するテープバイアス部材を有しており、前記斜辺は、前記押圧部材上の前記研磨テープの幅方向に対して傾斜し、かつ前記研磨テープがテープストッパ側に偏る方向に傾斜している。
一態様では、前記テープ支持ローラーは、前記ステージ面の半径方向において前記押圧部材よりも外側にオフセットした位置にある。
一態様では、基板のエッジ部を研磨する基板研磨装置であって、前記基板が置かれるステージ面を有し、前記基板を保持して回転させる基板保持部と、研磨テープを前記基板のエッジ部の接線方向に送る研磨テープ供給装置と、前記研磨テープを前記基板のエッジ部に押し付ける押圧部材を有する研磨ヘッドを備え、前記研磨ヘッドは、前記研磨テープの外側縁部を支持するテープストッパと、前記押圧部材に隣接した斜辺を有するテープバイアス部材と、前記押圧部材と前記テープバイアス部材が固定されたベース部材を備えており、前記斜辺は、前記押圧部材上の前記研磨テープの幅方向に対して傾斜し、かつ前記研磨テープがテープストッパ側に偏る方向に傾斜している、基板研磨装置が提供される。
一態様では、前記ベース部材は、前記押圧部材に押圧力を付与するアクチュエータに連結されている。
一態様では、前記基板研磨装置は、前記研磨テープの送り方向において、前記押圧部材の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラーをさらに備え、前記テープ支持ローラーは、前記押圧部材による前記研磨テープの押圧方向において、前記押圧部材の押圧面よりも、前記ステージ面から離れた位置に配置されており、前記研磨テープの研磨面を支持して前記研磨テープの裏面を前記押圧面に押し付けるように配置されている。
一態様では、前記テープ支持ローラーは、前記ベース部材に固定されている。
一態様では、前記テープ支持ローラーは、前記ステージ面の半径方向において前記押圧部材よりも外側にオフセットした位置にある。
本発明によれば、押圧部材の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラーにより、研磨テープの裏面は押圧部材に押し付けられる。これにより、押圧部材の押圧面に対する研磨テープの押付力を大きくして、研磨テープと押圧部材との間の動摩擦力を増加させ、研磨テープの押圧部材に対する位置ずれを防止することができる。したがって、基板研磨装置は精度よく基板のエッジ部を研磨することができる。
また、本発明によれば、テープバイアス部材の斜辺は、研磨テープをテープストッパ側に偏る方向にガイドし、研磨テープの外側縁部をテープストッパに押し付けることができる。したがって、研磨テープの押圧部材に対する位置ずれを防止することができ、基板研磨装置は精度よく基板のエッジ部を研磨することができる。
図1(a)および図1(b)は、基板の周縁部を示す拡大断面図である。 基板研磨装置の一実施形態を模式的に示す平面図である。 図2に示す基板研磨装置を矢印A方向から見た側面図である。 図2に示す研磨ヘッドの構成を示す模式図である。 図4に示す研磨ヘッドの一部を示す正面図である。 図4に示す研磨ヘッドの一部を示す平面図である。 基板研磨装置の他の実施形態を示す側面図である。 図7に示す研磨ヘッドの構成を示す模式図である。 図8に示す研磨ヘッドの一部を示す正面図である。 図8に示す研磨ヘッドの一部を示す平面図である。 基板研磨装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。 図11に示す研磨ヘッドの構成を示す模式図である。 図12に示す研磨ヘッドの一部を示す正面図である。 図12に示す研磨ヘッドの一部を示す平面図である。 従来の基板研磨装置を模式的に示す平面図である。 図15に示す基板研磨装置を矢印B方向から見た側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1(a)および図1(b)は、基板W(例えばウェーハ)の周縁部を示す拡大断面図である。より詳しくは、図1(a)はいわゆるストレート型の基板Wの断面図であり、図1(b)はいわゆるラウンド型の基板Wの断面図である。基板Wの周縁部は、ベベル部Sおよびエッジ部Tを含む領域である。ベベル部Sは、基板Wの平坦面(表側面および裏側面)に対して傾いた最外側面であり、丸みを帯びた形状または面取りされた形状を有している。
図1(a)の基板Wにおいて、ベベル部Sは、上側傾斜部(上側ベベル部)S1、下側傾斜部(下側ベベル部)S2、および側部(アペックス)S3から構成される基板Wの最外周面である。図1(b)の基板Wにおいて、ベベル部Sは、基板Wの最外周面を構成する、湾曲した断面を有する部分である。エッジ部Tは、ベベル部Sよりも基板Wの半径方向内側に位置する環状の平坦部である。エッジ部Tは、デバイスが形成された領域を含むこともある。このようなエッジ部Tは、トップエッジ部とも呼ばれる。以下に説明する実施形態に係る基板研磨装置は、研磨テープの研磨面を基板Wのエッジ部Tに摺接させることで基板Wのエッジ部Tを研磨する。基板Wのエッジ部Tが研磨されると、基板Wのエッジ部Tに階段状の窪み(ステップ部)が形成される。このような研磨は、ステップ研磨とも呼ばれる。
図2は、基板研磨装置の一実施形態を模式的に示す平面図であり、図3は、図2に示す基板研磨装置を矢印A方向から見た側面図である。基板研磨装置は、基板W(例えばウェーハ)を保持して回転させる基板保持部1を備えている。この基板保持部1は、基板Wを保持する基板ステージ2と、基板ステージ2をその回転軸心Oを中心に回転させるステージモータ3を有する。基板ステージ2の上面は、基板Wが置かれるステージ面2aを構成する。基板ステージ2は、ステージモータ3に連結されており、基板ステージ2のステージ面2aは、基板ステージ2の回転軸心Oを中心にステージモータ3によって回転されるようになっている。研磨される基板Wは、基板ステージ2のステージ面2aに真空吸引などにより保持され、基板ステージ2とともにステージモータ3によって回転される。
基板研磨装置は、研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける研磨ヘッド10と、研磨テープ7を研磨ヘッド10に供給する研磨テープ供給装置13を備えている。研磨テープ7は、基板Wを研磨するための研磨具である。研磨テープ供給装置13は、巻き出しリール14、巻き取りリール15、リールモータ17,18、および2つのガイドローラー21,22を備えている。研磨テープ供給装置13は、研磨テープ7を基板Wのエッジ部の接線方向(矢印Dで示す)に送るように構成されている。基板Wのエッジ部の接線方向は、基板Wの半径方向に対して垂直である。
研磨テープ7の一端は巻き出しリール14に固定され、研磨テープ7の他端は巻き取りリール15に固定されている。研磨テープ7の大部分は巻き出しリール14と巻き取りリール15の両方に巻かれており、研磨テープ7の一部は巻き出しリール14と巻き取りリール15との間を延びている。巻き出しリール14および巻き取りリール15は、それぞれリールモータ17,18によって反対方向のトルクが加えられており、これにより研磨テープ7にはテンションが付与される。
巻き出しリール14と巻き取りリール15との間には、テープ送り装置20が配置されている。研磨テープ7は、テープ送り装置20によって一定の速度で巻き出しリール14から巻き取りリール15に送られる。巻き出しリール14と巻き取りリール15との間を延びる研磨テープ7は2つのガイドローラー21,22によって支持されている。これら2つのガイドローラー21,22は巻き出しリール14と巻き取りリール15との間に配置されている。一実施形態では、研磨テープ供給装置13は、3つ以上のガイドローラーを備えていてもよい。ガイドローラー21,22の間を延びる研磨テープ7の下面は、基板Wを研磨する研磨面を構成する。
図4は、図2に示す研磨ヘッド10の構成を示す模式図である。図4に示すように、研磨ヘッド10は、研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける押圧部材11と、研磨テープ7の研磨面を支持するテープ支持ローラー41,42と、押圧部材11およびテープ支持ローラー41,42が固定されたベース部材40と、押圧部材11に押付力を付与するアクチュエータとしてのエアシリンダ25を備えている。ベース部材40は、エアシリンダ25のピストンロッド27の端部に連結されており、ベース部材40、押圧部材11、およびテープ支持ローラー41,42はピストンロッド27と一体に移動する。テープ支持ローラー41,42と押圧部材11との相対位置は固定である。
押圧部材11は、ステージ面2a上の基板Wのエッジ部の上方に配置されている。押圧部材11は、ステージ面2aと平行な押圧面11aを有しており、この押圧面11aで研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける。より具体的には、押圧部材11の押圧面11aは、研磨テープ7の裏側から研磨テープ7の研磨面を基板Wのエッジ部に押し付ける。基板Wの研磨時に押圧部材11が基板Wに接触しないように、研磨テープ7の内側縁部は、押圧部材11よりも基板保持部1の回転軸心Oに近い位置にある。本明細書において、研磨テープ7の長手方向に延びる縁部のうち、基板保持部1の回転軸心Oに近い方を「内側縁部」、遠い方を「外側縁部」と称する。一実施形態では、押圧部材11はステンレス鋼などの金属または硬質の樹脂から構成されており、ベース部材40に交換可能に取り付けられてもよい。
エアシリンダ25のピストンロッド27は、基板ステージ2の回転軸心Oと平行に延びる直動ガイド33に移動自在に連結されている。したがって、ピストンロッド27、ベース部材40、押圧部材11、およびテープ支持ローラー41,42の移動方向は、基板ステージ2の回転軸心Oと平行な方向、すなわち、ステージ面2a上の基板Wの表面に対して垂直な方向に制限される。本実施形態では、基板ステージ2の回転軸心Oは鉛直方向に延びている。研磨ヘッド10はハウジング39をさらに備えている。エアシリンダ25および直動ガイド33はハウジング39内に配置されており、押圧部材11およびテープ支持ローラー41,42はハウジング39の外に配置されている。
図5は、図4に示す研磨ヘッド10の一部を示す正面図である。図6は、図4に示す研磨ヘッド10の一部を示す平面図である。図6では、ハウジング39の図示を省略している。
テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の送り方向(矢印Dで示す)において、押圧部材11の上流側および下流側に配置されている。図5および図6に示す実施形態では、テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11の両側に配置されている。テープ支持ローラー41,42は押圧部材11に隣接しており、押圧部材11とテープ支持ローラー41,42との間には、他のガイドローラーは存在しない。テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11による研磨テープ7の押圧方向(図5の矢印Pで示す)において、押圧部材11の押圧面11aよりも、基板保持部1(より具体的には、基板ステージ2)のステージ面2a(図4参照)から離れた位置に配置されている。テープ支持ローラー41,42は、テープ支持ローラー41,42間の研磨テープ7が基板Wの接線方向に延びるように配置されている。
テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の研磨面を支持して研磨テープ7を押圧部材11の押圧面11aから離れる方向にガイドするように配置されている。テープ支持ローラー41は、その両側に一対の内側鍔41a、外側鍔41bを有している。内側鍔41a、外側鍔41bは研磨テープ7の進行方向を制限(案内)する機能を有する。同様に、テープ支持ローラー42は、その両側に一対の内側鍔42a、外側鍔42bを有している。内側鍔42a、外側鍔42bも、研磨テープ7の進行方向を制限(案内)する機能を有する。テープ支持ローラー41,42はベース部材40に対して回転可能に構成されており、研磨テープ7が送られると、研磨テープ7に転がり接触する。これにより、研磨テープ7の研磨面との摩擦によって、テープ支持ローラー41,42が摩耗することを抑制することができる。
テープ支持ローラー41,42の高さ方向の位置は、研磨テープ7の強度や所望のテープテンションに応じて、押圧部材11の押圧面11aに対して研磨テープ7が適切な角度αで傾斜するように設定される。一実施形態では、テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11の押圧面11aに対する研磨テープ7の傾斜角度αが30度~55度の範囲内となるように配置される。
ガイドローラー21,22(図3参照)の高さ方向の位置は、テープ支持ローラー41,42と同じ位置、またはテープ支持ローラー41,42よりも高い位置に配置されている。一実施形態では、ガイドローラー21,22とテープ支持ローラー41,42の間の研磨テープ7が水平となるように、ガイドローラー21,22とテープ支持ローラー41,42が配置される。
基板Wの研磨は次のようにして行われる。基板Wは、その表面に形成されている膜(例えば、デバイス層)が上を向くように基板ステージ2に保持され、さらに基板Wは基板ステージ2とともにその回転軸心Oを中心に回転される。回転する基板Wの中心には、図示しない液体供給ノズルから液体(例えば、純水)が供給される。この状態で、研磨ヘッド10の押圧部材11は研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける。回転する基板Wと、研磨テープ7との摺接により、基板Wのエッジ部が研磨される。基板Wのエッジ部が研磨された結果として、基板Wのエッジ部には階段状の窪み(ステップ部)が形成される。
研磨テープ7の裏面(研磨面とは反対側)は、研磨面よりも滑らかである。このため、研磨テープ7の裏面と押圧部材11との間に生じる動摩擦力が小さく、基板Wの研磨中に研磨テープ7が押圧部材11に対してずれることがあった。そこで、テープ支持ローラー41,42により研磨テープ7の裏面を押圧部材11の押圧面11aに対して押し付けることで、押圧部材11の押圧面11aに対する研磨テープ7の押付力を大きくすることができる。結果として、研磨テープ7の裏面と押圧部材11との間に生じる動摩擦力を大きくすることができる。
基板Wの研磨時には、回転する基板Wのエッジ部と押圧部材11との接触によって、研磨ヘッド10がわずかに上下動することがある。従来の基板研磨装置では、図16に示すように、ガイドローラー121,122は、研磨テープ107の研磨面の裏側を支持している。このような構成では、押圧部材111の押圧面に対する研磨テープ107の傾斜角度を大きくすると、テープテンションに起因して研磨テープ107から研磨ヘッド110に加わる上向きの力が大きくなり、研磨ヘッド110の上下動が押圧部材111の押圧力に与える影響が大きくなる。結果として、基板Wの研磨時の押圧力にばらつきが発生し、基板Wを均一に研磨することができない。そのため、押圧部材111の押圧面に対する研磨テープ107の傾斜角度を大きくすることができなかった。
本実施形態によれば、テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の研磨面を支持しており、テープ支持ローラー41,42および押圧部材11は、ともに研磨ヘッド10のベース部材40に固定されている。このような配置により、基板Wの研磨時の研磨ヘッド10の上下動が押圧部材11の基板Wに対する押圧力に与える影響を抑えつつ、押圧部材11の押圧面11aに対する研磨テープ7の傾斜角度を大きくすることができる。研磨テープ7にテープテンションが付与されると、テープ支持ローラー41,42間を延びる研磨テープ7は押圧部材11の押圧面11aに押し付けられ、研磨テープ7の裏面と押圧部材11との間に生じる動摩擦力が大きくなる。結果的に、押圧部材11に対する研磨テープ7の位置ずれを防止することができ、基板研磨装置は精度よく基板Wのエッジ部を研磨することができる。
次に、基板研磨装置の他の実施形態について説明する。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、図2乃至図6を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図7は、基板研磨装置の他の実施形態を示す側面図である。図8は、図7に示す研磨ヘッド10の構成を示す模式図である。図9は、図8に示す研磨ヘッド10の一部を示す正面図である。図10は、図8に示す研磨ヘッド10の一部を示す平面図である。図10では、ハウジング39の図示を省略しており、研磨テープ7の一部は一点鎖線で示されている。本実施形態に係る基板研磨装置は、研磨ヘッド10の構成が図2乃至図6を参照して説明した実施形態と異なる。
本実施形態の研磨ヘッド10は、押圧部材11と、テープバイアス部材43と、テープストッパ44と、ベース部材40と、エアシリンダ25を備えている。押圧部材11、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44は、ベース部材40に固定されている。ベース部材40は、押圧部材11に押付力を付与するアクチュエータとしてのエアシリンダ25のピストンロッド27の端部に連結されている。ベース部材40、押圧部材11、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44はピストンロッド27と一体に移動する。エアシリンダ25および直動ガイド33はハウジング39内に配置されており、押圧部材11、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44はハウジング39の外に配置されている。
押圧部材11は、ステージ面2a上の基板Wのエッジ部の上方に配置されている。押圧部材11は、ステージ面2aと平行な押圧面11aを有しており、この押圧面11aで研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける。より具体的には、押圧部材11の押圧面11aは、研磨テープ7の裏側から研磨テープ7の研磨面を基板Wのエッジ部に押し付ける。基板Wの研磨時に押圧部材11が基板Wに接触しないように、研磨テープ7の内側縁部は、押圧部材11よりも基板保持部1の回転軸心Oに近い位置にある。
本実施形態のテープバイアス部材43は、押圧部材11の上面に取り付けられた板状の部材である。図10に示すように、テープバイアス部材43は台形の形状を有しており、押圧部材11に隣接した斜辺43a,43bを有している。斜辺43a,43bは、研磨テープ7の送り方向(矢印Dで示す)において、押圧部材11の上流側および下流側に位置している。斜辺43a,43bは、押圧部材11上の研磨テープ7の幅方向に対して傾斜し、かつ研磨テープ7がテープストッパ側に偏る方向に傾斜している。より具体的には、斜辺43a,43bは、基板保持部1の回転軸心Oからの距離に従って押圧部材11に近づく方向に傾斜している。
テープバイアス部材43の形状は、研磨テープ7がテープストッパ側に偏る方向に傾斜する斜辺43a,43bを有していれば、本実施形態に限定されない。例えば、斜辺43a,43bが棒状の部材から構成されてもよいし、テープバイアス部材43は押圧部材11の上流側に位置する斜辺43aを有する部材と、押圧部材11の下流側に位置する斜辺43bを有する部材に分割されていてもよい。
テープストッパ44は、押圧部材11の下面に取り付けられた部材である。テープストッパ44は、研磨テープ7の外側縁部を支持しており、基板Wの研磨中に研磨テープ7が基板Wの半径方向外側にずれることを防止する。研磨テープ7の外側縁部を適切な位置で支持するために、テープストッパ44は研磨テープ7の幅方向に移動可能に構成されてもよい。一実施形態では、テープバイアス部材43および/またはテープストッパ44と押圧部材11は一体成形された一体構造物であってもよい。
本実施形態によれば、研磨テープ7は、押圧部材11とガイドローラー21,22との間でテープバイアス部材43の斜辺43a,43bに接触してガイドされる。研磨テープ7が送られると、研磨テープ7と斜辺43a,43bとの接触抵抗が少ない方向、すなわち基板保持部1の回転軸心Oから離れる方向に研磨テープ7がガイドされる。ガイドされた研磨テープ7は、その外側縁部をテープストッパ44によって支持されるため、研磨テープ7の位置を一定に保つことができる。これにより、押圧部材11に対する研磨テープ7の位置ずれを防止することができ、基板研磨装置は精度よく基板Wのエッジ部を研磨することができる。
次に、基板研磨装置のさらに他の実施形態について説明する。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、図2乃至図6、および図7乃至図10を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図11は、基板研磨装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。図12は、図11に示す研磨ヘッド10の構成を示す模式図である。図13は、図12に示す研磨ヘッド10の一部を示す正面図である。図14は、図12に示す研磨ヘッド10の一部を示す平面図である。図14では、ハウジング39およびベース部材40の図示を省略している。
本実施形態に係る研磨ヘッド10は、図2乃至図6を参照して説明したテープ支持ローラー41,42を備えており、さらに図7乃至図10を参照して説明したテープバイアス部材43と、テープストッパ44を備えている。
本実施形態の研磨ヘッド10は、押圧部材11と、2つのテープ支持ローラー41,42と、テープバイアス部材43と、テープストッパ44と、ベース部材40と、エアシリンダ25を備えている。押圧部材11、テープ支持ローラー41,42、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44は、ベース部材40に固定されている。ベース部材40は、押圧部材11に押付力を付与するアクチュエータとしてのエアシリンダ25のピストンロッド27の端部に連結されている。ベース部材40、押圧部材11、テープ支持ローラー41,42、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44はピストンロッド27と一体に移動する。
テープ支持ローラー41,42、押圧部材11、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44の相対位置は固定である。エアシリンダ25および直動ガイド33はハウジング39内に配置されており、押圧部材11、テープ支持ローラー41,42、テープバイアス部材43、およびテープストッパ44はハウジング39の外に配置されている。
押圧部材11は、ステージ面2a上の基板Wのエッジ部の上方に配置されている。押圧部材11は、ステージ面2aと平行な押圧面11aを有しており、この押圧面11aで研磨テープ7を基板Wのエッジ部に押し付ける。より具体的には、押圧部材11の押圧面11aは、研磨テープ7の裏側から研磨テープ7の研磨面を基板Wのエッジ部に押し付ける。基板Wの研磨時に押圧部材11が基板Wに接触しないように、研磨テープ7の内側縁部は、押圧部材11よりも基板保持部1の回転軸心Oに近い位置にある。
テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の送り方向(矢印Dで示す)において、押圧部材11の上流側および下流側に配置されている。テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11による研磨テープ7の押圧方向(図13の矢印Pで示す)において、押圧部材11の押圧面11aよりも、基板保持部1(より具体的には、基板ステージ2)のステージ面2aから離れた位置に配置されている。基板Wのエッジ部と研磨テープ7との接触点において、テープ支持ローラー41,42は、テープ支持ローラー41,42間の研磨テープ7が基板Wの接線方向に延びるように配置されている。
テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の研磨面を支持して研磨テープ7をガイドするように配置されている。テープ支持ローラー41は、その両側に一対の内側鍔41a、外側鍔41bを有している。内側鍔41a、外側鍔41bは研磨テープ7の進行方向を制限(案内)する機能を有する。同様に、テープ支持ローラー42は、その両側に一対の内側鍔42a、外側鍔42bを有している。内側鍔42a、外側鍔42bも、研磨テープ7の進行方向を制限(案内)する機能を有する。テープ支持ローラー41,42は図示しない回転軸によって回転可能に構成されており、研磨テープ7が送られると、回転しながら研磨テープ7に接触する。これにより、研磨テープ7の研磨面との摩擦によって、テープ支持ローラー41,42が摩耗することを防止する。
図14に示すように、テープ支持ローラー41,42は、ステージ面2aの半径方向において、押圧部材11よりも外側にオフセットした位置にある。より具体的には、テープ支持ローラー41,42の内側鍔41a,42aは、押圧部材11の内端11bよりも、基板保持部1の回転軸心Oから離れた位置に配置されている。このようなテープ支持ローラー41,42の配置により、研磨テープ7の外側縁部は、テープストッパ44に押し付けられる。
一実施形態では、図2乃至図6を参照して説明した研磨ヘッド10の構成と同様に、テープ支持ローラー41,42は、テープ支持ローラー41,42間の研磨テープ7が基板Wの接線方向に延びるように配置されてもよい。
図13に示すように、テープ支持ローラー41,42の高さ方向の位置は、研磨テープ7の強度や所望のテープテンションに応じて、押圧部材11の押圧面11aに対して研磨テープ7が適切な角度αで傾斜するように設定される。一実施形態では、テープ支持ローラー41,42は、押圧部材11の押圧面11aに対する研磨テープ7の傾斜角度αが30度~55度の範囲内となるように配置される。
ガイドローラー21,22(図11参照)の高さ方向の位置は、テープ支持ローラー41,42と同じ位置、またはテープ支持ローラー41,42よりも高い位置に配置されている。一実施形態では、ガイドローラー21,22とテープ支持ローラー41,42の間の研磨テープ7が水平となるように、ガイドローラー21,22とテープ支持ローラー41,42が配置される。
本実施形態のテープバイアス部材43は、押圧部材11の上面に取り付けられた板状の部材である。図14に示すように、テープバイアス部材43の形状は台形を有しており、テープ支持ローラー41,42と押圧部材11の間に位置する斜辺43a,43bを有している。斜辺43a,43bは押圧部材11に隣接しており、研磨テープ7の送り方向(矢印Dで示す)において、押圧部材11の上流側および下流側に位置している。斜辺43a,43bは、押圧部材11上の研磨テープ7の幅方向に対して傾斜し、かつ研磨テープ7がテープストッパ側に偏る方向に傾斜している。より具体的には、斜辺43a,43bは、基板保持部1の回転軸心Oからの距離に従って押圧部材11に近づく方向に傾斜している。
テープバイアス部材43の形状は、研磨テープ7がテープストッパ側に偏る方向に傾斜する斜辺43a,43bを有していれば、本実施形態に限定されない。例えば、斜辺43a,43bが棒状の部材から構成されてもよいし、テープバイアス部材43は押圧部材11の上流側に位置する斜辺43aを有する部材と、押圧部材11の下流側に位置する斜辺43bを有する部材に分割されていてもよい。
テープストッパ44は、押圧部材11の下面に取り付けられた部材である。テープストッパ44は、研磨テープ7の外側縁部を支持しており、基板Wの研磨中に研磨テープ7が基板Wの半径方向外側にずれることを防止する。研磨テープ7の外側縁部を適切な位置で支持するために、テープストッパ44は研磨テープ7の幅方向に移動可能に構成されてもよい。一実施形態では、テープバイアス部材43および/またはテープストッパ44と押圧部材11は一体成形された一体構造物であってもよい。
本実施形態によれば、テープ支持ローラー41,42は、研磨テープ7の研磨面を支持しており、テープ支持ローラー41,42および押圧部材11は、ともに研磨ヘッド10のベース部材40に固定されている。これにより、基板Wの研磨時の研磨ヘッド10の上下動が押圧部材11の基板Wに対する押圧力に与える影響を抑えつつ、押圧部材11の押圧面11aに対する研磨テープ7の傾斜角度を大きくすることができる。研磨テープ7にテープテンションが付与されると、テープ支持ローラー41,42間を延びる研磨テープ7は押圧部材11の押圧面11aに押し付けられ、研磨テープ7の裏面と押圧部材11との間に生じる動摩擦力が大きくなる。結果的に、押圧部材11に対する研磨テープ7の位置ずれを防止することができ、基板研磨装置は精度よく基板Wのエッジ部を研磨することができる。
さらに、本実施形態によれば、研磨テープ7は、押圧部材11とテープ支持ローラー41,42との間でテープバイアス部材43の斜辺43a,43bに接触してガイドされる。研磨テープ7が送られると、斜辺43a,43bの接触抵抗が少ない方向、すなわち基板保持部1の回転軸心Oから離れる方向に研磨テープ7がガイドされる。ガイドされた研磨テープ7は、その外側縁部をテープストッパ44によって支持されるため、研磨テープ7の位置を一定に保つことができる。加えて、テープ支持ローラー41,42が基板Wの半径方向外側にオフセットされているため、研磨テープ7の外側縁部がテープストッパ44に支持されるように効果的に研磨テープ7をガイドすることができる。これにより、押圧部材11に対する研磨テープ7の位置ずれを防止することができ、基板研磨装置は精度よく基板Wのエッジ部を研磨することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 基板保持部
2 基板ステージ
2a ステージ面
3 ステージモータ
7 研磨テープ
10 研磨ヘッド
11 押圧部材
11a 押圧面
13 研磨テープ供給装置
14 巻き出しリール
15 巻き取りリール
17,18 リールモータ
20 テープ送り装置
21,22 ガイドローラー
25 エアシリンダ(アクチュエータ)
27 ピストンロッド
33 直動ガイド
39 ハウジング
40 ベース部材
41,42 テープ支持ローラー
41a,42a 内側鍔
41b,42b 外側鍔
43 テープバイアス部材
43a,43b 斜辺
44 テープストッパ

Claims (10)

  1. 基板のエッジ部を研磨する基板研磨装置であって、
    前記基板が置かれるステージ面を有し、前記基板を保持して回転させる基板保持部と、
    研磨テープを前記基板のエッジ部の接線方向に送る研磨テープ供給装置と、
    前記研磨テープを前記基板のエッジ部に押し付ける押圧部材を有する研磨ヘッドと、
    前記研磨テープの送り方向において、前記押圧部材の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラーを備え、
    前記テープ支持ローラーは、前記押圧部材による前記研磨テープの押圧方向において、前記押圧部材の押圧面よりも、前記ステージ面から離れた位置に配置されており、前記研磨テープの研磨面を支持して前記研磨テープの裏面を前記押圧面に押し付けるように配置されている、基板研磨装置。
  2. 前記研磨ヘッドは、前記テープ支持ローラーと前記押圧部材が固定されたベース部材をさらに備えている、請求項1に記載の基板研磨装置。
  3. 前記ベース部材は、前記押圧部材に押圧力を付与するアクチュエータに連結されている、請求項2に記載の基板研磨装置。
  4. 前記研磨ヘッドは、
    前記研磨テープの外側縁部を支持するテープストッパと、
    前記テープ支持ローラーと前記押圧部材の間に位置する斜辺を有するテープバイアス部材を有しており、
    前記斜辺は、前記押圧部材上の前記研磨テープの幅方向に対して傾斜し、かつ前記研磨テープがテープストッパ側に偏る方向に傾斜している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板研磨装置。
  5. 前記テープ支持ローラーは、前記ステージ面の半径方向において前記押圧部材よりも外側にオフセットした位置にある、請求項4に記載の基板研磨装置。
  6. 基板のエッジ部を研磨する基板研磨装置であって、
    前記基板が置かれるステージ面を有し、前記基板を保持して回転させる基板保持部と、
    研磨テープを前記基板のエッジ部の接線方向に送る研磨テープ供給装置と、
    前記研磨テープを前記基板のエッジ部に押し付ける押圧部材を有する研磨ヘッドを備え、
    前記研磨ヘッドは、
    前記研磨テープの外側縁部を支持するテープストッパと、
    前記押圧部材に隣接した斜辺を有するテープバイアス部材と、
    前記押圧部材と前記テープバイアス部材が固定されたベース部材を備えており、
    前記斜辺は、前記押圧部材上の前記研磨テープの幅方向に対して傾斜し、かつ前記研磨テープがテープストッパ側に偏る方向に傾斜している、基板研磨装置。
  7. 前記ベース部材は、前記押圧部材に押圧力を付与するアクチュエータに連結されている、請求項6に記載の基板研磨装置。
  8. 前記研磨テープの送り方向において、前記押圧部材の上流側および下流側に配置されたテープ支持ローラーをさらに備え、
    前記テープ支持ローラーは、前記押圧部材による前記研磨テープの押圧方向において、前記押圧部材の押圧面よりも、前記ステージ面から離れた位置に配置されており、前記研磨テープの研磨面を支持して前記研磨テープの裏面を前記押圧面に押し付けるように配置されている、請求項6または7に記載の基板研磨装置。
  9. 前記テープ支持ローラーは、前記ベース部材に固定されている、請求項8に記載の基板研磨装置。
  10. 前記テープ支持ローラーは、前記ステージ面の半径方向において前記押圧部材よりも外側にオフセットした位置にある、請求項8または9に記載の基板研磨装置。
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