JP2023063150A - マスク - Google Patents

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JP2023063150A
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Haruna Sekine
愛 森田
Ai Morita
和則 森川
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Abstract

Figure 2023063150000001
【課題】マスク着用者の顔の立体感を強調する。
【解決手段】マスク10は、模様50を設けられたマスク本体20と、マスク本体20の幅方向における両側方から延び出した耳掛け部30と、を有する。模様50は、二次元配列された複数のパターン要素51を有する。複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第1領域S1において、幅方向に隣り合う二つのパターン要素51の間隔、及び、各パターン要素51の幅方向DBに沿った長さの当該パターン要素の幅方向に直交する上下方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、マスクに関する。
2020年1月よりCOVID-19の感染が広がっている。世界中の多くの人々は、感染の拡大を抑制するために、マスクの着用を余儀なくされている。例えば特許文献1に開示されているように、マスクについては種々の研究がなされてきた。マスクが日常化した今般において、マスクには、新たな課題として着用者の見栄えを向上させる機能も要求されている。
特開2017-48486号公報
本件発明者等は、マスクによってマスク着用者の顔の立体感を強調し得ることを確認した。顔の立体感を強調することにより、着用者の見栄えを向上させることができる。本発明は、このような点を考慮してなされたものであって、着用者の顔の立体感を強調するマスクの提供を目的とする。
<1> 模様を設けられたマスク本体と、
前記マスク本体の幅方向における両側方から延び出した耳掛け部と、を備え、
前記模様は、二次元配列された複数のパターン要素を含み、
前記複数のパターン要素は、前記マスク本体の少なくとも一部となる第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に直交する上下方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、マスク。
<2> 前記第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記上下方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記幅方向における外側で小さくなる、<1>のマスク。
<3> 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置より前記幅方向において外側となる領域を含む、<1>又は<2>のマスク。
<4> 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、前記幅方向において外側となる領域を含む、<1>~<3>のいずれかのマスク。
<5> 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいる、<1>~<4>のいずれかのマスク。
<6> 前記第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記上下方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記幅方向における内側で小さくなる、<1>のマスク。
<7> 前記第1領域は、マスク着用者の鼻に対面する位置を含む、<1>又は<6>のマスク
<8> 前記第1領域は、前記マスク本体の前記幅方向における中心線を跨いでいる、<1>、<6>又は<7>のマスク。
<9> 前記マスク本体の少なくとも一部となる第2領域において、前記上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、<1>~<8>のいずれかのマスク。
<10> 前記第1領域は、第2領域と少なくとも一部において重なっている、<9>のマスク。
<11> 模様を設けられたマスク本体と、
前記マスク本体の幅方向における両側方から延び出した耳掛け部と、を備え、
前記模様は、二次元配列された複数のパターン要素を含み、
前記マスク本体の少なくとも一部となる第2領域において、前記幅方向に直交する上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、マスク。
<12> 前記第2領域において、前記上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記上下方向における下側で小さくなる、<9>~<11>のいずれかのマスク。
<13> 前記第2領域は、マスク着用者の顎の頂部に対面する位置より前記上下方向において下側となる領域を含む、<9>~<12>のいずれかのマスク。
<14> 前記第2領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、前記上下方向において下側となる領域を含む、<9>~<13>のいずれかのマスク。
<15> 前記第2領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいる、<9>~<14>のいずれかのマスク。
<16> 前記第2領域は、マスク着用者の鼻に対面する位置を少なくとも含む、<9>~<12>のいずれかのマスク。
<17> 前記第2領域は、前記マスク本体の前記幅方向における中心線を跨いでいる、<9>~<11>および<16>のいずれかのマスク。
<18> 前記複数のパターン要素は、互いから離れて設けられている、<1>~<17>のいずれかのマスク。
<19> 前記複数のパターン要素の寸法は0.2mm以上30mm以下である、<1>~<18>のいずれかのマスク。
<20> 前記複数のパターン要素の色は、前記マスク本体の前記パターン要素が設けられていない領域の色と異なる、<1>~<19>のいずれかのマスク。
本発明によれば、マスク着用者の顔の立体感を強調できる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、マスクを折り畳んだ状態にて示す平面図である。 図2は、図1のマスクを着用した状態の着用者を正面から示す図である。 図3は、マスクを着用しない状態の着用者を正面から示す図である。 図4は、図1のマスクに含まれる外側第1領域を拡大して示す平面図である。 図5は、図1のマスクに含まれる内側第1領域を拡大して示す平面図である。 図6は、図1のマスクに含まれる下側第2領域を拡大して示す平面図である。 図7は、マスク本体の模様の一変形例を示す平面図である。
図面に示された具体例を参照しながら一実施の具体例を以下に説明する。以下に説明する一実施の形態では、着用者の顔の立体感を強調するための工夫がマスクに対してなされている。
本明細書において、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に限定されることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈する。
本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。本明細書中において、マスクの着用者、マスク、およびマスクの構成要素に対して用いる「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」、「内」、「外」等の用語は、特に指示がない場合、マスクを着用した着用者を基準とした「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」、「内」、「外」を意味する。したがって、「前」とは、正面視において着用者が向く側である。「下」とは、着用者の胴体に近づく側であり、「上」とは「下」の逆側である。
図1および図2に示すように、マスク10は、マスク本体20と、マスク本体20から延び出した耳掛け部30と、を有している。マスク10は、着用者からの飛沫等の拡散を抑制し得る。マスク10は、着用者の異物等の吸い込みを抑制し得る。
図2に示すように、マスク10は、着用者Pの鼻孔および口を覆う。マスク10は、正面視において着用者Pの左の頬骨の頂部CLを覆ってもよい。マスク10は、正面視において着用者Pの右の頬骨の頂部CRを覆ってもよい。マスク10は、正面視において着用者Pの顎の頂部CHを覆ってもよい。マスク10は、正面視において着用者Pの鼻の頂部Nを覆ってもよい。
図3に示すように、本明細書において、「頬骨の頂部」とは、着用者Pの頬骨が最も前方に突出した位置を意味する。本明細書において、「顎の頂部」とは、着用者Pの顎の最も前方に突出した位置を意味する。本明細書において、「鼻の頂部」とは、着用者Pの鼻が最も前方に突出した位置を意味する。
マスク10は、折り曲げ線40から折り曲げることにより、折り畳み可能でもよい。折り畳まれたマスク10は、図1に示すように平坦なシート状となる。折り畳まれたマスク10において、マスク本体20が折り曲げられて重なっている。折り畳まれたマスク10において、一対の耳掛け部30が重なっている。マスク10は、一対の耳掛け部30を互いから離して折り曲がったマスク本体20を展開することにより、広げることができる。図1に示すように、折り曲げ線40は、曲線状に延びてもよい。
図示されたマスク10は、折り曲げ線40を中心として左右対称な形状を有している。マスク10は、折り曲げ線40によって区分けされる左マスク半体10Lおよび右マスク半体10Rを含んでいる。図1に示された例において、左マスク半体10Lと右マスク半体10Rとが互いに重ねられることで、マスク10は、シート状となっている。図1では、左右対称な形状を有するマスク半体のうち、左マスク半体10Lが示されている。左マスク半体10Lおよび右マスク半体10Rは、一体的に形成されてもよい。左マスク半体10Lおよび右マスク半体10Rは、別体として形成され、折り曲げ線40において接合されてもよい。接合は、溶着でもよいし、縫い付けでもよい。
図1に示すように、折り曲げ線40は、上端41および下端42を有している。上端41は、マスク10の着用状態において、着用者Pの目に近づく側の端である。下端42は、マスク10の着用状態において、着用者Pの目から離れる側の端である。
以下、図1に示された例において、折り曲げ線40の上端41および下端42を結ぶ直線分に平行な第1方向がマスク10の上下方向DAとなる。図1に示された例において、第1方向に直交する第2方向が幅方向DBとなる。幅方向DBは、左右方向とも呼ばれる。耳掛け部30は、マスク本体20から幅方向DBにおける外側に延び出している。図1および後に参照する図4~図6では、上下方向DAおよび幅方向DBを矢印によって示している。上下方向DAにおいて、矢印の先端側が上側となり、逆側が下側となる。幅方向DBにおいて、矢印の先端側が外側となり、逆側が内側となる。「内」とは、各方向における中心に近い側を意味し、「外」とは、各方向における中心から離れる側を意味する。図示された例において、幅方向における内側とは、幅方向において折り曲げ線40に近い側を意味する。
図1に示すように、延びる折り曲げ線40は、湾曲して、折り曲げ線40の上端41および下端42を結ぶ直線分から膨出している。図2に示すように、マスク着用者Pに正対する位置からの観察において、折り曲げ線40は上下方向DAに沿って延びる。
左マスク半体10Lを示す図1を参照して、マスク10を構成する要素について説明していく。以下、特に指示がない場合、左マスク半体10Lを構成する要素についての説明内容は、右マスク半体10Rにも当てはまる。
マスク本体20は、着用者Pの鼻孔および口に対面して配置される。マスク本体20は、着用者Pの鼻孔および口を覆う。マスク本体20は、上下方向DAおよび幅方向DBに、ある程度の長さを有している。マスク本体20は、折り曲げ線40を中心として左右対称な形状を有している。マスク本体20は、折り曲げ線40によって区分けされる左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rを含んでいる。図1に示された例において、左側マスク本体20Lと右側マスク本体20Rとが互いに重ねられることで、マスク本体20は、平坦なシート状となっている。図1では、左右対称な形状を有するマスク本体のうち、左側マスク本体20Lが示されている。左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rは、一体的に形成されてもよい。左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rは、別体として形成され、折り曲げ線40において接合されてもよい。接合は、溶着でもよいし、縫い付けでもよい。
マスク本体20は、幅方向DBに互いから離れている一対の外側縁22を含む。左側マスク本体20Lが一つの外側縁22を含み、右側マスク本体20Rが一つの外側縁22を含む。図示された例において、各外側縁22は、耳掛け部30とマスク本体20との接続箇所の間を直線状に延びている。外側縁22は、上下方向DAにおける上側に向かうにつれて幅方向DBにおける内側に向かうよう、上下方向DAに対して角度θ22で傾斜している。
マスク本体20は、上下方向DAに互いから離れている上縁23および下縁24を含む。上縁23は、マスク本体20の上下方向における上側に位置する。上縁23は、折り曲げ線40の上端41および耳掛け部30の間を、幅方向DBに対して上下方向DAにおける下側に湾曲しながら曲線状に延びている。下縁24は、折り曲げ線40の下端42および耳掛け部30の間を直線状に延びている。下縁24は、幅方向DBにおける外側に向かうにつれて上下方向DAにおける上側に向かうよう、幅方向に対して角度θ24で傾斜している。
マスク本体20は、単層構成としてもよいし、複数層構成としてもよい。複数層構成のマスク本体20は、表地層、フィルタ層及び裏地層を、表から裏に向けてこの順番で含むようにしてもよい。「裏」とは、着用者に対面する側のことである。また、「表」とは、着用者とは逆を向く側のことである。
表地層は、意匠性を発揮し得る色や質感を有していてもよい。また、表地層は、飛沫や異物等の通過を抑制するフィルタ機能を有していてもよい。表地層として、パフ素材層(パフ調材料層)や、不織布を用いることができる。パフ素材層とは、ファンデーション等の粉状の化粧品を肌に塗布する際に用いられるパフと同様の質感を有した材料である。具体的には、パフ素材として、天然ゴム、合成ゴム、ポリエステルやナイロン等の樹脂を用いたスポンジ等の多孔質層が例示される。表地層をなす不織布として、ポリエステルやナイロン等の樹脂や繊維を用いた不織布が例示される。また、表地層は、放熱材料、防臭材料、抗菌材料等を含んでいてもよい。
フィルタ層は、フィルタ機能を発現し、飛沫や異物等の通過を抑制する。フィルタ層として、ポリエステルやナイロン等の樹脂や繊維を用いた不織布、ウレタン等を用いた樹脂層が例示される。フィルタ層には、呼吸のための通気を可能とする空隙が設けられている。ただし、この空隙は、唾液等の飛沫の通過や、花粉や埃等の異物の通過を有効に規制し得る大きさとなっていることが好ましい。
裏地層は、マスクの着用者Pの肌に接触するので、肌当たりの良い材料を用いた層とすることが好ましい。裏地層として、織地等のテキスタイルや不織布が例示される。裏地層をなす不織布として、ポリエステルやナイロン等の樹脂や繊維を用いた不織布が例示される。また、裏地層は、放熱材料、防臭材料、抗菌材料等を含んでいてもよい。裏地層は、表地層とは異なる素材を使用してもよい。
マスク本体20は、模様50を含んでいる。模様50は、複数のパターン要素51を有している。パターン要素51は、マスク着用者Pに正対する観察者から観察可能である。複数のパターン要素51は、マスク本体20の最も表側の面、すなわち着用者Pと対面する面とは逆側の面上に設けられてもよい。複数のパターン要素51はマスク本体20の最も表側の面以外の面に設けられ、観察者によって表地層等を透過して観察されるようにしてもよい。
複数のパターン要素51は、二次元配列されている。したがって、複数のパターン要素51は、非平行な少なくとも二以上の方向に分散していてもよい。複数のパターン要素51は、非平行な少なくとも二以上の方向に並べられてもよい。
パターン要素51の形状は、特に限定されない。パターン要素51は、図形、デザイン、線、色彩、絵、キャラクター、マーク、ピクトグラム、文字や数字等でもよい。複数のパターン要素51は互いに同一でもよいし、同一形状で向きが異なってもよいし、形状や大きさが異なってもよい。図形としてのパターン要素51は、一例として、矩形形状、菱形形状、三角形形状や四角形形状等の多角形形状でもよいし、円形状でもよいし、楕円形状でもよい。図7に示された例におけるパターン要素51は矩形形状と言える。
図1および図2に示された例において、複数のパターン要素51は、後述する第1領域S1および第2領域S2を除いて、同一に構成されている。図示された例において、各パターン要素51は、第1領域S1および第2領域S2を除いて、円形形状となっている。各パターン要素51は、第1領域S1および第2領域S2において、楕円形状や円形状を押し潰した形状や楕円形状や円形状を引き延ばした形状となっている。
隣り合う二つのパターン要素51は部分的に接続していてもよい。後述する第1領域S1および第2領域S2において、少なくとも一部の隣り合う二つのパターン要素51が互いから離れるようにしてもよい。後述する第1領域S1および第2領域S2に含まれた全ての複数のパターン要素51が互いから離れていてもよい。マスク本体20に含まれた全ての複数のパターン要素51が互いから離れていてもよい。隣り合うパターン要素51が互いから離れて位置することによって、後述する錯視効果をより顕著とすることができる。
パターン要素51の寸法は、0.2mm以上30mm以下でもよく、1mm以上20mm以下でもよい。パターン要素51の寸法とは、当該パターン要素51の最長長さである。すなわち、パターン要素51の寸法とは、当該パターン要素51が最も長くなる方向に沿った当該パターン要素51の長さを意味する。
複数のパターン要素51を含む模様50は、例えば、印刷によってマスク本体20に形成されてもよい。この例において、印刷した部分が複数のパターン要素51を構成していてもよいし、印刷されていない部分、すなわち地の部分がパターン要素51を構成していてもよい。複数のパターン要素51の色は、マスク本体20のパターン要素51が設けられていない領域の色と異なってもよい。すなわち、パターン要素51が、その他の部分と色によって区分けされてもよい。パターン要素51およびパターン要素51以外の部分の一方が、プレス加工等によって圧縮された部分となっており、これにより、模様50が視認可能となっていてもよい。
図1に示すように、マスク本体20は、第1領域S1を含んでいる。図4および図5に示すように、複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第1領域S1において、幅方向DBに隣り合う二つのパターン要素51の間隔(幅方向間隔)D1、及び、各パターン要素51の幅方向DBに沿った長さ(幅方向長さ)L1の当該パターン要素51の上下方向DAに沿った長さ(上下方向長さ)L2に対する比(幅方向アスペクト比=L1/L2)の少なくとも一つが、変化する。すなわち、幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一つが、第1領域S1において一定ではない。図4および図5に示された例では、幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の両方が第1領域S1において変化する。後述するように、第1領域S1によれば、錯視効果によって、幅方向DBに沿った各領域での立体感を強調することができる。
幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一方は、幅方向DBにおける位置に応じて変化してもよい。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一方は、幅方向DBにおける内側または外側に向かうにつれて、小さくなってもよい。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
図示されたマスク10において、第1領域S1は、外側第1領域S11および内側第1領域S12を含んでいる。図1および図2には、第1領域S1と第1領域S1以外の領域との境界を概略的に示す線によって、外側第1領域S11および内側第1領域S12が示されている。
外側第1領域S11は、マスク本体20のパターン要素51が設けられている範囲のうちの、幅方向DBにおける最も外側に位置している。図示された外側第1領域S11は、マスク本体20の外側縁22に沿って延びている。外側第1領域S11は、上下方向DAにおいて上縁23に到達している。外側第1領域S11は、上下方向DAにおいて下縁24に到達している。すなわち、外側第1領域S11は、上下方向DAにおける両端において、上縁23の一部分および下縁24の一部分を構成している。
図2に示すように、マスク本体20の左側マスク本体20Lに一つの外側第1領域S11が設けられ、マスク本体20の右側マスク本体20Rにもう一つの外側第1領域S11が設けられている。各外側第1領域S11は、マスク着用者Pの顔のうちの正面よりも側方に向く領域上に位置する。
外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置より幅方向DBにおいて外側となる領域を含んでもよい。外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置と、マスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、幅方向DBにおいて外側となる領域を含んでもよい。外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいてもよい。
外側第1領域S11において、幅方向間隔D1は幅方向DBにおける外側において小さくなっている。外側第1領域S11において、幅方向アスペクト比は幅方向DBにおける外側において小さくなっている。図示された例において、外側第1領域S11に含まれるパターン要素51の形状は、幅方向DBにおける内側において略円形状であり、幅方向DBにおける外側において楕円形状となっている。楕円形状の長軸は、45°より大きい角度で幅方向DBに対して傾斜している。楕円形状の長軸は、幅方向DBに対して大きく傾斜し上下方向DAに概ね沿っている。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比は、幅方向における外側に向かうにつれて、小さくなってもよい。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
内側第1領域S12は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの幅方向DBにおける最も内側に位置している。内側第1領域S12は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの、上下方向DAにおける最も上側に位置している。図示された内側第1領域S12は、マスク本体20の幅方向DBにおける中心線(幅方向中心線)WMとなる折り曲げ線40に沿って延びている。内側第1領域S12は、上下方向DAにおいて上縁23に到達している。すなわち、内側第1領域S12は、上下方向DAにおける上側端において、上縁23の一部分を構成している。内側第1領域S12は、マスク本体20の上下方向DAにおける中心線(上下方向中心線)HMよりも上側に位置している。上下方向中心線HMは、上端41および下端42の中心を通り幅方向DBに延びている。内側第1領域S12は、外側第1領域S11から幅方向DBに離れている。
図2に示すように、左側マスク本体20L内に位置する内側第1領域S12および右側マスク本体20R内に位置する内側第1領域S12は、互いに接続していてもよい。すなわち、一つの内側第1領域S12が左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rに跨がって設けられてもよい。さらに言い換えると、内側第1領域S12は、マスク本体20の幅方向DBにおける幅方向中心線WMを跨いで広がっていてもよい。内側第1領域S12は、マスク着用者Pの鼻の頂部Nに対面する位置を含んでもよい。図1に示された例において、内側第1領域S12は、マスク着用者Pの鼻を覆う領域に設けられている。
内側第1領域S12において、幅方向間隔D1は幅方向DBにおける内側において小さくなっている。内側第1領域S12において、幅方向アスペクト比は幅方向DBにおける内側において小さくなっている。図示された例において、内側第1領域S12に含まれるパターン要素51の形状は、幅方向DBにおける外側において略円形状であり、幅方向DBにおける内側において楕円形状となっている。楕円形状の長軸は、45°より大きい角度で幅方向DBに対して傾斜している。楕円形状の長軸は、幅方向DBに対して大きく傾斜し上下方向DAに概ね沿っている。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比は、幅方向における内側に向かうにつれて、小さくなってもよい。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
マスク本体20は、第2領域S2を含んでいる。図6に示すように、複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第2領域S2において、上下方向DAに隣り合う二つのパターン要素51の間隔(上下方向間隔)D2、及び、各パターン要素51の上下方向DAに沿った長さ(上下方向長さ)L2の当該パターン要素51の幅方向DBに沿った長さ(幅方向長さ)L1に対する比(上下方向アスペクト比=L2/L1)の少なくとも一つが、変化する。すなわち、上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一つが、第2領域S2において一定ではない。図6に示された例では、上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の両方が第2領域S2において変化する。後述するように、第2領域S2によれば、錯視効果によって、上下方向DAに沿った各領域での立体感を強調することができる。
上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一方は、上下方向DAにおける位置に応じて変化してもよい。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一方は、上下方向DAにおける内側または外側に向かうにつれて、小さくなってもよい。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
図示されたマスク10において、第2領域S2は、下側第2領域S21および上側第2領域S22を含んでいる。図1および図2には、第2領域S2と第2領域S2以外の領域との境界を概略的に示す線によって、下側第2領域S21および上側第2領域S22の位置が示されている。
下側第2領域S21は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの上下方向DAにおける最も下側に位置している。下側第2領域S21は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの幅方向DBにおける両縁まで広がっている。
図示された下側第2領域S21は、マスク本体20の幅方向DBにおける中心線(幅方向中心線)WMとなる折り曲げ線40にまで到達している。図1に示すように、一つの下側第2領域S21が、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rに跨がって設けられている。さらに言い換えると、一つの下側第2領域S21が、マスク本体20の幅方向DBにおける幅方向中心線WMを跨いで広がっている。下側第2領域S21は、マスク本体20の幅方向DBにおける外側縁22にまで到達している。下側第2領域S21は、幅方向DBにおける外側端において、外側縁22の一部分を構成している。下側第2領域S21は、マスク本体20の上下方向DAにおける中心線(上下方向中心線)HMよりも下側に位置している。
下側第2領域S21は、マスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置より上下方向DAにおいて下側となる領域を含んでもよい。下側第2領域S21は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者P者の顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、上下方向DAにおいて下側となる領域を含んでもよい。下側第2領域S21は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいてもよい。下側第2領域S21は、マスク着用者Pの顔のうちの正面よりも下方に向く領域上に位置する。
図6に示すように、下側第2領域S21において、上下方向間隔D2は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。下側第2領域S21において、上下方向アスペクト比は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。図示された例において、下側第2領域S21に含まれるパターン要素51の形状は、上下方向DAにおける上側において略円形状であり、上下方向DAにおける下側において楕円形状となっている。楕円形状の長軸は、45°より大きい角度で上下方向DAに対して傾斜している。楕円形状の長軸は、上下方向DAに対して大きく傾斜し幅方向DBに概ね沿っている。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比は、上下方向DAにおける下側に向かうにつれて、小さくなってもよい。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
下側第2領域S21は、幅方向DBにおける外側において、外側第1領域S11と接続している。下側第2領域S21および外側第1領域S11は部分的に重なっている。下側第2領域S21は、外側第1領域S11と重なっていなくてもよい。下側第2領域S21は、外側第1領域S11から離れていてもよい。
上側第2領域S22は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの幅方向DBにおける最も内側に位置している。上側第2領域S22は、左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rのそれぞれにおいて、パターン要素51が設けられている範囲のうちの、上下方向DAにおける中間部に位置している。図示された上側第2領域S22は、マスク本体20の幅方向DBにおける中心線(幅方向中心線)WMとなる折り曲げ線40に沿って位置している。上側第2領域S22は、マスク本体20の上下方向DAにおける中心線(上下方向中心線)HMよりも上側に位置している。上側第2領域S22は、マスク本体20の上縁23よりも下側に位置している。上側第2領域S22は、下側第2領域S21から上下方向DAに離れている。
図2に示すように、左側マスク本体20L内に位置する上側第2領域S22および右側マスク本体20R内に位置する上側第2領域S22は、互いに接続していてもよい。すなわち、一つの上側第2領域S22が左側マスク本体20Lおよび右側マスク本体20Rに跨がって設けられてもよい。さらに言い換えると、上側第2領域S22は、マスク本体20の幅方向DBにおける幅方向中心線WMを跨いで広がっていてもよい。上側第2領域S22は、マスク着用者Pの鼻の頂部Nに対面する位置を含んでもよい。
上側第2領域S22において、上下方向間隔D2は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。上側第2領域S22において、上下方向アスペクト比は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。図示された例において、上側第2領域S22に含まれるパターン要素51の形状は、上下方向DAにおける下側において楕円形状となっている。楕円形状の長軸は、45°より大きい角度で上下方向DAに対して傾斜している。楕円形状の長軸は、上下方向DAに対して大きく傾斜し幅方向DBに概ね沿っている。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比は、上下方向DAにおける下側に向かうにつれて、小さくなってもよい。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の変化は、連続的でもよいし、段階的でもよい。
上側第2領域S22は、上下方向DAにおける上側において、内側第1領域S12と接続している。上側第2領域S22および内側第1領域S12は部分的に重なっている。上側第2領域S22は、内側第1領域S12と重なっていなくてもよい。上側第2領域S22は、内側第1領域S12から離れていてもよい。
なお、幅方向間隔D1および上下方向間隔D2は、マスク本体20を平坦に広げた状態で測定される長さである。すなわち、幅方向間隔D1および上下方向間隔D2は、パターン要素51を支持するマスク本体20上でのマスク本体20に沿った長さである。同様に、幅方向アスペクト比および上下方向アスペクト比を特定するために用いられる幅方向長さL1および上下方向長さL2は、マスク本体20を平坦に広げた状態で測定される長さである。すなわち、幅方向長さL1および上下方向長さL2は、パターン要素51を支持するマスク本体20上でのマスク本体20に沿った長さである。
図1および図2に示すように、マスク本体20は、第1領域S1および第2領域S2以外となる第3領域S3を更に含んでもよい。複数のパターン要素51は、第3領域S3において、規則的に配列されていてもよい。幅方向間隔D1、上下方向間隔D2、幅方向アスペクト比および上下方向アスペクト比の一以上又は全部が、第3領域S3において、一定となっていてもよい。
図示された例において、複数のパターン要素51は、第3領域S3において、上下方向DAおよび幅方向DBの両方に規則的に配列されている。複数のパターン要素51は、第3領域S3において、幅方向DBに一定のピッチで配列されている。複数のパターン要素51は、第3領域S3において、上下方向DAに一定の間隔で配列されている。パターン要素51の幅方向DBへの配列ピッチは、パターン要素51の上下方向DAへの配列ピッチと同一となっている。第3領域S3に含まれた複数のパターン要素51は、同一の形状および大きさを有している。
結果として、図示された例において、第3領域S3に含まれたパターン要素51について、幅方向間隔D1は一定となっている。第3領域S3に含まれたパターン要素51について、幅方向アスペクト比は一定となっている。第3領域S3に含まれたパターン要素51について、上下方向間隔D2は一定となっている。第3領域S3に含まれたパターン要素51について、上下方向アスペクト比は一定となっている。
第3領域S3に含まれたパターン要素51の幅方向間隔D1は、第1領域S1に含まれたパターン要素51の幅方向間隔D1以上となっていてもよい。第3領域S3に含まれたパターン要素51の幅方向アスペクト比は、第1領域S1に含まれたパターン要素51の幅方向アスペクト比以上となっていてもよい。これらの例において、第1領域S1および第3領域S3は、幅方向DBに隣接してもよい。図示された例において、第3領域S3は、外側第1領域S11に幅方向DBにおける内側から接続している。図示された例において、第3領域S3は、内側第1領域S12に幅方向DBにおける外側から接続している。
第3領域S3に含まれたパターン要素51の上下方向間隔D2は、第2領域S2に含まれたパターン要素51の上下方向間隔D2以上となっていてもよい。第3領域S3に含まれたパターン要素51の上下方向アスペクト比は、第2領域S2に含まれたパターン要素51の上下方向アスペクト比以上となっていてもよい。これらの例において、第2領域S2および第3領域S3は、上下方向DAに隣接してもよい。図示された例において、第3領域S3は、下側第2領域S21に上下方向DAにおける上側から接続している。図示された例において、第3領域S3は、上側第2領域S22に上下方向DAにおける下側から接続している。
次に、耳掛け部30について説明する。耳掛け部30は、マスク本体20の幅方向DBにおける両側方から延び出している。耳掛け部30は、マスク本体20の上下方向DAにおける上側および下側の2箇所において、マスク本体20に接続されている。耳掛け部30は、マスク本体20の上下方向DAにおける上側において、マスク本体20の上縁23に接続している。耳掛け部30は、マスク本体20の上下方向DAにおける下側において、マスク本体20の下縁24に接続されている。耳掛け部30に接続された部分の間に、、マスク本体20の外側縁22が延びている。耳掛け部30およびマスク本体20の外側縁22によって、耳通過孔31が形成されている。耳通過孔31に耳を通過させることによって、マスク10がマスク着用者Pの顔に保持されるようになる。耳掛け部30は、例えばゴム紐でもよい。耳掛け部30は、図1に示すように、マスク本体20と一体的に形成されてもよい。
上述してきたマスク10の使用時における作用について説明する。
折り畳まれたマスク10は、互いに重なっている一対の耳掛け部30を互いから離すことにより、折り曲げ線40を中心として幅方向に広げることができる。広げられたマスク10は、一対の耳掛け部30によって形成された一対の耳通過孔31に着用者の耳を通すことにより、着用者Pの顔に保持される。図2に示すように、着用者Pの顔に保持されたマスク10において、折り曲げ線40の上端41は、マスク10の上下方向において最も上側に位置している。
着用されたマスクは、鼻、顎および頬といったマスク着用者Pの顔を構成する部位を覆う。したがって、マスク着用者Pの顔は、マスクによって、平坦化した印象を付与される。すなわち、従来のマスクはマスク着用者Pの顔の立体感を弱め、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができないだけでなく、着用者の見栄えを悪化させることさえあった。
本実施の形態に係るマスク10によれば、マスク本体20に付与された模様50は、複数のパターン要素51を含んでいる。複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第1領域S1において、幅方向DBに隣り合う二つのパターン要素51の間隔(幅方向間隔)D1、及び、各パターン要素51の幅方向DBに沿った長さ(幅方向長さ)L1の当該パターン要素51の上下方向DAに沿った長さ(上下方向長さ)L2に対する比(幅方向アスペクト比=L1/L2)の少なくとも一つが、変化する。
幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一方が変化する第1領域S1によれば、マスク10の着用者Pを観察した場合に、錯視が生じ得る。より具体的には、第1領域S1に含まれた幅方向間隔D1が短くなっている領域と幅方向間隔D1が長くなっている領域とが、実際の位置関係よりも正面方向に大きくずれているように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。第1領域S1に含まれた幅方向アスペクト比が小さくなっている領域と幅方向アスペクト比が大きくなっている領域とが、実際の位置関係よりも正面方向に大きくずれているように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。
図4に示された例において、実際には同一平面上に描かれたパターン要素51が、錯視によって、幅方向DBにおける外側の領域において、幅方向DBにおける外側の領域よりも、図4の紙面に垂直な方向における手前または奥に位置しているように観察される。図5に示された例において、実際には同一平面上に描かれたパターン要素51が、錯視によって、幅方向DBにおける内側の領域において、幅方向DBにおける外側の領域よりも、図5の紙面に垂直な方向における手前または奥に位置しているように観察される。第1領域S1における錯視効果によって、幅方向DBに沿った各領域での立体感を付与および強調することができる。すなわち、マスク着用者Pの顔に立体感を付与または強調することができ、これにより、マスク着用者Pを小顔に見せること等、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができる。
図4および図5に示すように、幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一方は、幅方向DBにおける位置に応じて変化してもよい。幅方向間隔D1および幅方向アスペクト比の少なくとも一方は、幅方向DBにおける内側または外側に向かうにつれて、小さくなってもよい。図4および図5に示すように、この例によれば、実際には同一平面上に描かれたパターン要素51が、錯視によって、紙面に対して傾斜した面上、とりわけ、曲面上に設けられているように観察される。これにより、顔の複雑な起伏を適切に強調して、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができる。
図示された例において、第1領域S1は、外側第1領域S11を含んでいる。図2に示すように、外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置より幅方向DBにおける外側に位置している。外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置とを結ぶ直線分に対し、幅方向DBにおける外側に位置している。すなわち、外側第1領域S11は、マスク着用者Pの顔の側方を向く領域上に位置している。そして、図4に示すように、外側第1領域S11において、幅方向間隔D1は幅方向DBにおける外側において小さくなっている。外側第1領域S11において、幅方向アスペクト比は幅方向DBにおける外側において小さくなっている。
外側第1領域S11によれば、マスク着用者Pの顔の耳近傍部分が、実際よりも正面方向における奥に位置しているかのように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感がより強調される。加えて、外側第1領域S11の幅方向DBにおける外側においてパターン要素51が密集していることから、マスク着用者Pの顔の側方輪郭を強調できる。したがって、マスク着用者Pの顔にすっきりとした印象を付与することができる。これらにともなって、マスク着用者Pの顔が幅方向DBに膨張して観察されることを抑制し、錯視によってマスク着用者Pの顔を小さく見せることができる。結果として、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができる。例えば、小顔に見せることによって、顔の魅力、とりわけ女性の顔の魅力を高めることができる。
なお、外側第1領域S11は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいてもよい。このような例によれば、マスク着用者Pの顔の正面を向く領域と側方を向く領域との境界または境界近傍に第1領域S1が設けられる。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。
図示された例において、第1領域S1は、内側第1領域S12を更に含んでいる。図2に示すように、内側第1領域S12は、マスク着用者Pの鼻に対面している。内側第1領域S12は、マスク着用者Pの鼻の頂部から上下方向DAにおける上側に広がっている。内側第1領域S12は、マスク本体20の幅方向DBにおける幅方向中心線WMを跨いでいる。すなわち、内側第1領域S12は、マスク着用者Pの鼻に沿って設けられている。そして、図5に示すように、内側第1領域S12において、幅方向間隔D1は幅方向DBにおける内側において小さくなっている。外側第1領域S11において、幅方向アスペクト比は幅方向DBにおける内側において小さくなっている。
内側第1領域S12によれば、マスク着用者Pの鼻が、実際よりも正面方向における手前に位置しているかのように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。すなわち、鼻の立体感を強調して、鼻をより高く見せることができる。加えて、外側第1領域S11の幅方向DBにおける内側においてパターン要素51が密集していることから、マスク着用者Pの鼻筋を強調できる。したがって、マスク着用者Pの顔に、鼻筋が通ってすっきりとした印象、すなわち端整な印象を付与することができる。
また、本実施の形態に係るマスク10によれば、複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第2領域S2において、上下方向DAに隣り合う二つのパターン要素51の間隔(上下方向間隔)D2、及び、各パターン要素51の上下方向DAに沿った長さ(上下方向長さ)L2の当該パターン要素51の幅方向DBに沿った長さ(幅方向長さ)L1に対する比(上下方向アスペクト比=L2/L1)の少なくとも一つが、変化する。
上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一方が変化する第2領域S2によれば、マスク10の着用者Pを観察した場合に、錯視が生じ得る。より具体的には、第2領域S2に含まれた上下方向間隔D2が短くなっている領域と上下方向間隔D2が長くなっている領域とが、実際の位置関係よりも正面方向に大きくずれているように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。第2領域S2に含まれた上下方向アスペクト比が小さくなっている領域と上下方向アスペクト比が大きくなっている領域とが、実際の位置関係よりも正面方向に大きくずれているように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。
図6に示された例において、実際には同一平面上に描かれたパターン要素51が、錯視によって、上下方向DAにおける下側の領域において、上下方向DAにおける上側の領域よりも、図6の紙面に垂直な方向における手前または奥に位置しているように観察される。第2領域S2における錯視効果によって、上下方向DAに沿った各領域での立体感を付与および強調することができる。すなわち、マスク着用者Pの顔に立体感を付与または強調することができ、これにより、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができる。
図6に示すように、上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一方は、上下方向DAにおける位置に応じて変化してもよい。上下方向間隔D2および上下方向アスペクト比の少なくとも一方は、上下方向DAにおける内側または下側に向かうにつれて、小さくなってもよい。図6に示すように、この例によれば、実際には同一平面上に描かれたパターン要素51が、錯視によって、紙面に対して傾斜した面上、とりわけ、曲面上に設けられているように観察される。これにより、顔の複雑な起伏を適切に強調して、マスク着用者Pの見栄えを向上させることができる。
図示された例において、第2領域S2は、下側第2領域S21を含んでいる。図2に示すように、下側第2領域S21は、マスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置より上下方向DAにおいて下側に位置している。下側第2領域S21は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者P者の顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、上下方向DAにおいて下側に位置している。すなわち、下側第2領域S21は、マスク着用者Pの顔の下方を向く領域上に位置している。そして、図6に示すように、下側第2領域S21において、上下方向間隔D2は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。下側第2領域S21において、上下方向アスペクト比は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。
下側第2領域S21によれば、マスク着用者Pの顎下となる部分が、実際よりも正面方向における奥に位置しているかのように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感がより強調される。加えて、下側第2領域S21の上下方向DAにおける下側においてパターン要素51が密集していることから、マスク着用者Pの顔の下方輪郭を強調できる。これらによる、下側第2領域S21によれば、マスク着用者Pの顎のラインを強調することができる。したがって、第2領域S2における模様50によって、耳に向けて持ち上がる顎のラインを付与又は強調することができる。これにより、マスク着用者Pの顔が上下方向DAおよび幅方向DBに膨張して観察されることを抑制し、錯視によってマスク着用者Pの顔を小さく見せることができる。
なお、下側第2領域S21は、マスク着用者Pの各頬骨の頂部CL,CRに対面する位置とマスク着用者Pの顎の頂部CHに対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいてもよい。このような例によれば、マスク着用者Pの顔の正面を向く領域と下方を向く領域との境界または境界近傍に第2領域S2が設けられる。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。
図示された例において、第2領域S2は、上側第2領域S22を更に含んでいる。図2に示すように、上側第2領域S22は、マスク着用者Pの鼻に対面している。上側第2領域S22は、マスク着用者Pの鼻の頂部Nから上下方向DAにおける下側に広がっている。上側第2領域S22は、マスク本体20の幅方向DBにおける幅方向中心線WMを跨いでいる。すなわち、上側第2領域S22は、マスク着用者Pの鼻の頂部Nに対面する位置からマスク着用者Pの口に対面する位置まで広がっている。そして、図1に示すように、上側第2領域S22において、上下方向間隔D2は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。上側第2領域S22において、上下方向アスペクト比は上下方向DAにおける下側において小さくなっている。
下側第2領域S21によれば、マスク着用者Pの鼻が、実際よりも正面方向における手前に位置しているかのように、マスク着用者Pに対面した観察者によって観察される。すなわち、鼻の立体感を強調して、鼻をより高く見せることができる。加えて、鼻の頂部Nから口元を経由して顎まで引き締まる印象を付与することができる。したがって、マスク着用者Pの顔に、すっきりとした印象、すなわち端整な印象を付与することができる。
図示された例において、第1領域S1および第2領域S2は部分的に重なっている。具体的には、外側第1領域S11の上下方向DAにおける下側部分と、下側第2領域S21の幅方向DBにおける外側部分とが、重なっている。内側第1領域S12の上下方向DAにおける下側部分と、上側第2領域S22の上下方向DAにおける上側部分とが、重なっている。第1領域S1および第2領域S2が重なっている領域は、幅方向DBへ傾斜又は湾曲した面や上下方向DAに傾斜又は湾曲した面だけでなく、幅方向DBおよび上下方向DAの両方に傾斜又は湾曲した面を表現することができる。これにより、マスク着用者Pの複雑な顔起伏を表現することができる。すなわち、立体感を適切に強調して、着用者Pの見栄えを向上させることができる。
また、図示された例において、複数のパターン要素51は互いから離れて設けられている。したがって、複数のパターン要素51を含んだ模様50が、より顕著に錯視効果を発揮することができる。
図示されたマスク10は、第1領域S1および第2領域S2に加えて、第3領域S3を含んでいる。第3領域S3に含まれたパターン要素51の幅方向間隔D1は、第1領域S1に含まれたパターン要素51の幅方向間隔D1以上となっている。第3領域S3に含まれたパターン要素51の幅方向アスペクト比は、第1領域S1に含まれたパターン要素51の幅方向アスペクト比以上となっている。そして、第1領域S1および第3領域S3は、幅方向DBに隣接している。
この例によれば、パターン要素51の幅方向間隔D1が短い第1領域S1とパターン要素51の幅方向間隔D1が長い第3領域S3とが、実際よりも正面方向に大きくずれているように、錯視によって、マスク着用者Pに対面した観察者に観察される。パターン要素51の幅方向アスペクト比が小さい第1領域S1とパターン要素51の幅方向アスペクト比が大きい第3領域S3とが、実際よりも正面方向に大きくずれているように、錯視によって、マスク着用者Pに対面した観察者に観察される。図1に示された例において、第1領域S1および第3領域S3は実際には同一平面上に位置する。しかしながら、錯視によって、第1領域S1が、第3領域S3よりも図1の紙面に垂直な方向における手前または奥に位置しているように観察される。したがって、第1領域S1に加えて第3領域S3を設けることによって、幅方向DBに沿った各領域での立体感をより強調することができる。
図示された例において、第3領域S3は、外側第1領域S11に幅方向DBにおける内側から接続している。したがって、第3領域S3および外側第1領域S11の広い領域において、幅方向間隔D1や幅方向アスペクト比が幅方向DBにおける外側で小さくなる。したがって、上述した外側第1領域S11の錯視効果がより顕著に発揮され、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。
図示された例において、第3領域S3は、内側第1領域S12に幅方向DBにおける外側から接続している。したがって、第3領域S3および内側第1領域S12の広い領域において、幅方向間隔D1や幅方向アスペクト比が幅方向DBにおける内側で小さくなる。したがって、上述した内側第1領域S12の錯視効果がより顕著に発揮され、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。
第3領域S3に含まれたパターン要素51の上下方向間隔D2は、第2領域S2に含まれたパターン要素51の上下方向間隔D2以上となっている。第3領域S3に含まれたパターン要素51の上下方向アスペクト比は、第2領域S2に含まれたパターン要素51の上下方向アスペクト比以上となっている。これらの例において、第2領域S2および第3領域S3は、上下方向DAに隣接している。
この例によれば、パターン要素51の上下方向間隔D2が短い第2領域S2とパターン要素51の上下方向間隔D2が長い第3領域S3とが、実際よりも正面方向に大きくずれているように、錯視によって、マスク着用者Pに対面した観察者に観察される。パターン要素51の上下方向アスペクト比が小さい第2領域S2とパターン要素51の上下方向アスペクト比が大きい第3領域S3とが、実際よりも正面方向に大きくずれているように、錯視によって、マスク着用者Pに対面した観察者に観察される。図1に示された例において、第2領域S2および第3領域S3は実際には同一平面上に位置する。しかしながら、錯視によって、第2領域S2が、第3領域S3よりも図1の紙面に垂直な方向における手前または奥に位置しているように観察される。第3領域S3を設けることによって、上下方向DAに沿った各領域での立体感をより強調することができる。
図示された例において、第3領域S3は、下側第2領域S21に上下方向DAにおける上側から接続している。したがって、第3領域S3および下側第2領域S21の広い領域において、上下方向間隔D2や上下方向アスペクト比が上下方向DAにおける下側で小さくなる。したがって、上述した下側第2領域S21の錯視効果がより顕著に発揮され、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。
図示された例において、第3領域S3は、上側第2領域S22に上下方向DAにおける下側から接続している。この例によれば、上述した上側第2領域S22の錯視効果がより顕著に発揮され、マスク着用者Pの顔の立体感をより効果的に強調することができる。より具体的には、上側第2領域S22が、この上側第2領域S22に上下方向DAにおける下側から接続する第3領域S3に対して傾斜しているように、錯視によって、マスク着用者Pに対面した観察者に観察される。これにより、マスク着用者Pの鼻から口にかけた起伏に富んだ領域にマスク本体20がフィットしている印象を付与して、この領域における立体感を強調することができる。
以上に説明してきた一実施の形態において、マスク10は、模様50を設けられたマスク本体20と、マスク本体20の幅方向DBにおける両側方から延び出した耳掛け部30を含んでいる。模様50は、二次元配列された複数のパターン要素51を含んでいる。複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第1領域S1において、幅方向DBに隣り合う二つのパターン要素の間隔である幅方向間隔D1、および、幅方向DBに沿った各パターン要素51の幅方向長さL1の上下方向DAに沿った当該パターン要素51の上下方向長さL2に対する幅方向アスペクト比(L1/L2)の少なくとも一つが、変化する。このような一実施の形態によれば、幅方向DBに離れた二つの領域についての正面方向における位置の相違を、錯視によって付与または強調することができる。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感を強調することによって、着用者Pの見栄えを向上させることができる。
また、以上に説明してきた一実施の形態において、マスク10は、模様50を設けられたマスク本体20と、マスク本体20の幅方向DBにおける両側方から延び出した耳掛け部30を含んでいる。模様50は、二次元配列された複数のパターン要素51を含んでいる。複数のパターン要素51は、マスク本体20の少なくとも一部となる第2領域S2において、上下方向DAに隣り合う二つのパターン要素51の上下方向間隔D2、および、上下方向DAに沿った各パターン要素51の上下方向長さL2の、幅方向DBに沿った当該パターン要素51の幅方向長さL1に対する上下方向アスペクト比(L2/L1)の少なくとも一つが、変化する。このような一実施の形態によれば、上下方向DAに離れた二つの領域についての正面方向における位置の相違を、錯視によって付与または強調することができる。したがって、マスク着用者Pの顔の立体感を強調することによって、着用者Pの見栄えを向上させることができる。
図示された具体例を参照して一実施の形態を説明してきたが、図示された具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加を行うことができる。
上述した一具体例において、第1領域S1および第2領域S2が部分的に異なっている例を示したが、これに限られない。第1領域S1および第2領域S2の全体が重なっていてもよい。第1領域S1および第2領域S2の一方が、他方の一部分として含まれてもよい。第1領域S1および第2領域S2が重なっていなくてもよい。マスク本体20は、第1領域S1および第2領域S2の一方のみを含んでもよい。
上述した一具体例において、複数のパターン要素51は互いから離れている。しかしながら、複数のパターン要素51は部分的に互いに重なっていてもよい。上述したように、パターン要素51の形状は、特に限定されず、種々の形状でもよい。複数のパターン要素51は互いに異なる形状を有してもよい。
上述した一具体例において、マスク本体20は、折り曲げ線40で折り曲げることによって折り畳み可能であった。しかしながら、マスク本体20は、上述した例に限られない。マスク本体20は、折り曲げ線40を有していなくてもよい。マスク本体20は、プリーツ付きマスクであって、プリーツを広げる前の状態において長方形形状を有するマスクでもよい。マスク10はKF94タイプでもよい。KF94タイプのマスク10のマスク本体20は、展開した状態で横長の菱形となる本体生地部と、本体生地部の上縁部に接続した上方生地部と、本体生地部の下縁部に接続した下方生地部と、を含んでもよい。マスク10は、アメリカ合衆国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格を満たしたマスクでもよい。
10:マスク、10L:左マスク半体、10R:右マスク半体、20:マスク本体、20L:左側マスク本体、20R:右側マスク本体、22:外側縁、23:上縁、24:下縁、30:耳掛け部、31:耳通過孔、40:折り曲げ線、41:上端、42:下端、50:模様、51:パターン要素、CH:顎の頂部、CL:頬骨の頂部、CR:頬骨の頂部、DA:上下方向、DB:幅方向、HM:上下方向中心線、WM:幅方向中心線、N:鼻の頂部、P:マスク着用者、S1:第1領域、S11:外側第1領域、S12:内側第1領域、S2:第2領域、S21:下側第2領域、S22:上側第2領域、S3:第3領域S3、D1:幅方向間隔、D2:上下方向間隔、L1:幅方向長さ、L2:上下方向長さ

Claims (20)

  1. 模様を含むマスク本体と、
    前記マスク本体の幅方向における両側方から延び出した耳掛け部と、を備え、
    前記模様は、二次元配列された複数のパターン要素を含み、
    前記複数のパターン要素は、前記マスク本体の少なくとも一部となる第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に直交する上下方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、マスク。
  2. 前記第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記上下方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記幅方向における外側で小さくなる、請求項1に記載のマスク。
  3. 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置より前記幅方向において外側となる領域を含む、請求項1又は2に記載のマスク。
  4. 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、前記幅方向において外側となる領域を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のマスク。
  5. 前記第1領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいる、請求項1~4のいずれか一項に記載のマスク。
  6. 前記第1領域において、前記幅方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記幅方向に沿った長さの当該パターン要素の前記上下方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記幅方向における内側で小さくなる、請求項1に記載のマスク。
  7. 前記第1領域は、マスク着用者の鼻に対面する位置を含む、請求項1又は6に記載のマスク。
  8. 前記第1領域は、前記マスク本体の前記幅方向における中心線を跨いでいる、請求項1、6又は7に記載のマスク。
  9. 前記マスク本体の少なくとも一部となる第2領域において、前記上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、請求項1~8のいずれか一項に記載のマスク。
  10. 前記第1領域は、第2領域と少なくとも一部において重なっている、請求項9に記載のマスク。
  11. 模様を含むマスク本体と、
    前記マスク本体の幅方向における両側方から延び出した耳掛け部と、を備え、
    前記模様は、二次元配列された複数のパターン要素を含み、
    前記マスク本体の少なくとも一部となる第2領域において、前記幅方向に直交する上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の少なくとも一つが、変化する、マスク。
  12. 前記第2領域において、前記上下方向に隣り合う二つのパターン要素の間隔、及び、各パターン要素の前記上下方向に沿った長さの当該パターン要素の前記幅方向に沿った長さに対する比の前記少なくとも一つが、前記上下方向における下側で小さくなる、請求項9~11のいずれか一項に記載のマスク。
  13. 前記第2領域は、マスク着用者の顎の頂部に対面する位置より前記上下方向において下側となる領域を含む、請求項9~12のいずれか一項に記載のマスク。
  14. 前記第2領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分に対し、前記上下方向において下側となる領域を含む、請求項9~13のいずれか一項に記載のマスク。
  15. 前記第2領域は、マスク着用者の各頬骨の頂部に対面する位置と、前記マスク着用者の顎の頂部に対面する位置と、を結ぶ直線分を跨いでいる、請求項9~14のいずれか一項に記載のマスク。
  16. 前記第2領域は、マスク着用者の鼻に対面する位置を少なくとも含む、請求項9~12のいずれか一項に記載のマスク。
  17. 前記第2領域は、前記マスク本体の前記幅方向における中心線を跨いでいる、請求項9~11、および16のいずれか一項に記載のマスク。
  18. 前記複数のパターン要素は、互いから離れて設けられている、請求項1~17のいずれか一項に記載のマスク。
  19. 前記複数のパターン要素の寸法は0.2mm以上30mm以下である、請求項1~18のいずれか一項に記載のマスク。
  20. 前記複数のパターン要素の色は、前記マスク本体の前記パターン要素が設けられていない領域の色と異なる、請求項1~19のいずれか一項に記載のマスク。
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