JP2023062348A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室内の温度上昇を抑えて、より適切な低温冷却制御を行うことができる冷蔵庫を提供することである。【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、筐体と、冷却部と、を持つ。筐体は、冷蔵室と、前記冷蔵室よりも冷却空気の温度が低く設定された特別冷却室と、を含む貯蔵部を持つ。前記筐体は、前記冷却部において生成された冷気を前記貯蔵部へと導く冷気通路を構成するダクト部品と、前記ダクト部品の前記冷気通路側に設けられる蓄冷材と、持つ。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵室よりも低い温度に冷却されるチルド室を備えた冷蔵庫が知られている。チルド室は、発酵食品や生鮮食品などの食品を低温で凍らない温度で保存する。
特開2021-81172号公報
ところで今後、例えばチルド室のような貯蔵部を低温温度帯で冷却する低温冷却制御と高温温度帯で冷却する高温冷却制御とを交互に繰り返す特別制御モードを実行することで、食品の鮮度保持のさらなる向上を図ることが想定される。この場合、貯蔵部の空気温度とは異なる温度の食品が貯蔵部の中に新たに配置された場合に、貯蔵部内の空気温度が変動し、貯蔵部に先に貯蔵されていた食品の鮮度の低下を招くことがあり得る。
本発明が解決しようとする課題は、貯蔵室内の温度上昇を抑えて、より適切な低温冷却を行うことができる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、筐体と、冷却部と、を持つ。筐体は、冷蔵室と、前記冷蔵室よりも冷却空気の温度が低く設定された特別冷却室と、を含む貯蔵部を持つ。前記筐体は、前記冷却部において生成された冷気を前記貯蔵部へと導く冷気通路を構成するダクト部品と、前記ダクト部品の前記冷気通路側に設けられる蓄冷材と、持つ。
図1は、実施形態の冷蔵庫1を模式的に示す正面図である。 図2は、図1中に示された冷蔵庫1のF2-F2線に沿う構成を模式的に示す断面図である。 図3は、実施形態の冷蔵庫の一部(冷蔵室)を拡大して示す斜視図である。 図4は、流路形成部品の一部を拡大して示す模式図である。 図5は、第1ダクト部品の裏面側の構造を示す斜視図である。 図6は、冷蔵室内の構造を示す正面図である。 図7は、冷蔵室内における蓄冷材の配置例等を示す正面図である。 図8は、第1ダクト部品、断熱材及び蓄冷材の固定構造を示す断面図である。 図9は、実施形態の冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 図10は、冷蔵庫1の機能構成の一部を示すブロック図である。 図11は、「特別チルド」の制御モードを説明するための図である。
以下、実施形態の冷蔵庫を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一又は類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。
本明細書で「中心温度」とは、「平均温度」のことでもよく、対象となる温度帯の上限値と下限値との間の中央値でもよい。
(実施形態)
[1.冷蔵庫の全体構成]
以下、図面を参照し、実施形態の冷蔵庫1について説明する。
図1は、実施形態の冷蔵庫1を模式的に示す正面図である。図2は、図1中に示された冷蔵庫1のF2-F2線に沿う構成を模式的に示す断面図である。図3は、実施形態の冷蔵庫の一部(冷蔵室)を拡大して示す斜視図である。なお、図2においては、断熱材33の図示を省略している。
図1及び図2に示すように、冷蔵庫1は、例えば、筐体10、複数の扉11、複数の棚12、複数の容器13、流路形成部品14、冷却部15、及び制御基板16を備えている。
図2に示すように、筐体10は、例えば、内箱10a、外箱10b、及び断熱部10cを有する。内箱10aは、筐体10の内面を形成する部材である。外箱10bは、筐体10の外面を形成する部材である。外箱10bは、内箱10aよりも一回り大きく形成されており、内箱10aの外側に配置されている。内箱10aと外箱10bとの間には、発泡ウレタンのような発泡断熱材を含む断熱部10cが設けられている。
筐体10の内部には、複数の貯蔵室(貯蔵部)27が設けられている。複数の貯蔵室27は、例えば、冷蔵室27A、チルド室(特別冷却室)27AA、野菜室27B、製氷室27C、小冷凍室27D、及び主冷凍室27Eを含む。本実施形態では、最上部に冷蔵室27Aが配置され、冷蔵室27Aの下方に野菜室27Bが配置され、野菜室27Bの下方に製氷室27C及び小冷凍室27Dが配置され、製氷室27C及び小冷凍室27Dの下方に主冷凍室27Eが配置されている。
ただし、貯蔵室27の配置は、上記例に限定されず、例えば冷蔵室27Aの下方に製氷室27C及び小冷凍室27Dが配置され、製氷室27C及び小冷凍室27Dの下方に主冷凍室27Eが配置され、主冷凍室27Eの下方に野菜室27Bが配置されてもよい。筐体10は、各貯蔵室27の前面側に、各貯蔵室27に対して食材の出し入れを可能にする開口を有する。
チルド室27AAは、例えば、冷蔵室27Aの一部の下方に設けられている。チルド室27AAは、例えば、棚や壁(第3仕切部30)などにより少なくとも部分的に冷蔵室27Aに対して区画されている。チルド室27AAは、冷蔵室27Aよりも下方に位置して冷たい冷却空気(以下、冷気)が流入しやすいことや、冷蔵室27Aと比べて後述する冷蔵用冷却器41の近くに位置することで、冷蔵室27Aよりも低い温度に冷却される。チルド室27AAは、「貯蔵部」の一例である。本実施形態では、冷蔵室27Aとチルド室27AAとにより、内部空間Sが形成されている。
筐体10は、第1仕切部28と、第2仕切部29と、第3仕切部30とを有する。第1仕切部28は、冷蔵室27Aと野菜室27Bとの間を仕切っている。第2仕切部29は、野菜室27Bと、製氷室27C及び小冷凍室27Dとの間を仕切っている。第3仕切部30は、チルド室27AAとチルド室27AA以外の冷蔵室27Aとの間に位置し、冷蔵室27A内でチルド室27AAの領域を仕切る隔壁である。第2仕切部29は、例えば発泡断熱材を含み、断熱性を有する。第1仕切部28と第3仕切部30は、例えば合成樹脂などで形成されており、第2仕切部29よりも断熱性が低い。
複数の貯蔵室27の開口は、複数の扉11によって開閉可能に閉じられる。複数の扉11は、例えば、冷蔵室27Aの開口を閉じる左右の冷蔵室扉11Aa,11Ab、内部空間S内でチルド室27AAの開口を閉じるチルド室扉11AA、野菜室27Bの開口を閉じる野菜室扉11B、製氷室27Cの開口を閉じる製氷室扉11C、小冷凍室27Dの開口を閉じる小冷凍室扉11D、及び主冷凍室27Eの開口を閉じる主冷凍室扉11Eを含む。冷蔵室扉11Aa,11Abのうち少なくとも一方は、「第1扉」の一例である。チルド室扉11AAは、冷蔵室扉11Aa,11Abよりも冷蔵室27Aの内部に設けられている。
なお、チルド室扉11AAの全部又は一部は、後述するチルド室容器13Aと一体に設けられてもよい。
複数の棚12は、冷蔵室27Aに設けられている。
本実実施形態では、図3に示すように、上下方向に最大6つの棚12(12a1,12a2,12a3,12a4,12a5,12a6)の設置が可能である。なお、冷蔵室27A内に設置する棚12の数や設置位置は適宜選択することができる。これら複数の棚12は、上下方向に間隔をおいて配置される。各棚12は、冷蔵室27Aに対して着脱可能に取り付けられ、利用状態において、設置位置を上下に適宜変更することが可能である。
各棚12の大きさは全て同じでもよいし、設置位置に応じて異なっていてもよい。例えば、図3に示すように、最下段に設置された棚12a6の大きさが、他の棚12の大きさの半分程度の大きさであってもよい。また、最下段の棚12a6の真上に設置された棚12a5は、前方側がスライド式になっており、必要に応じて棚12a5の大きさを変更することが可能である。棚12a5は、その大きさを最大で半分程度まで(棚12a6と略同じ大きさまで)小さくすることが可能である。これにより、高さのある食品や飲料品等を第3仕切部30上に載置した場合であっても、棚12a5,12a6の前方において良好に収容することが可能である。
図2に示すように、複数の容器13は、チルド室27AAに設けられたチルド室容器13A、野菜室27Bに設けられた第1及び第2の野菜室容器13Ba,13Bb、製氷室27Cに設けられた製氷室容器(不図示)、小冷凍室27Dに設けられた小冷凍室容器13D、及び主冷凍室27Eに設けられた第1及び第2の主冷凍室容器13Ea,13Ebを含む。本明細書で「容器」とは、トレイのような底が浅い容器も含む。
流路形成部品14は、筐体10内に配置されている。流路形成部品14は、第1ダクト部品(ダクト部品)31(図2)と、第2ダクト部品32(図2)と、断熱材33(図3)と、蓄冷材34(図3)と、を含む。
図2に示すように、第1ダクト部品31は、筐体10の後壁10dに沿って設けられている。第1ダクト部品31は、内箱10aの後壁10adの内面に対向して、貯蔵室27側から設けられる。第1ダクト部品31は、内箱10aの後壁10adとの間に、冷気(空気)が流れる通路である第1ダクト空間(冷気通路)D1を形成する。第1ダクト部品31は、複数の冷蔵室冷気吹出口31aと、チルド室冷気吹出口31bと、冷気戻り口31cとを有する。本実施形態では、4つの冷蔵室冷気吹出口31a(冷蔵室冷気吹出口31a1、冷蔵室冷気吹出口31a2、冷蔵室冷気吹出口31a3、冷蔵室冷気吹出口31a4)が設けられており、これらはチルド室27AAよりも上方において高さが互いに異なる複数の位置に分かれて設けられている。
複数の冷蔵室冷気吹出口31a、チルド室冷気吹出口31b、及び冷気戻り口31cは、冷蔵室27Aおよび第1ダクト空間D1に開口し、冷蔵室27Aと第1ダクト空間D1とを連通させる。
具体的に、冷蔵室冷気吹出口31a1は最上段の棚12a1の上面側に開口し、冷蔵室冷気吹出口31a2は棚12a2の上面側に開口し、冷蔵室冷気吹出口31a3は棚12a4の上面側に開口している。冷蔵室冷気吹出口31a4は、棚12a5と棚12a6との間に開口している。
冷蔵室冷気吹出口31a1、冷蔵室冷気吹出口31a2、および冷蔵室冷気吹出口31a3、及び冷蔵室冷気吹出口31a4は、上からこの順に並んでおり、上下方向に所定の間隔をおいて形成されている。本実施形態では、最上位の冷蔵室冷気吹出口31a1と、その下に位置する冷蔵室冷気吹出口31a2との配置間隔は、他の冷蔵室冷気吹出口31aの配置間隔よりも狭い間隔とされている。冷蔵室27Aの上部では冷気風量が少なくなるため、冷蔵室冷気吹出口31aの配置間隔を狭くしてより多くの冷気が冷蔵室27A内へ吹き出されるようにすることが好ましい。
図2に示すように、チルド室冷気吹出口31bは、チルド室27AAに開口している。冷気戻り口31cは、野菜室27Bに開口している。野菜室27Bを通った冷気は、冷気戻り口31cから第1ダクト空間D1に戻る。
第2ダクト部品32は、筐体10の後壁に沿って設けられている。第2ダクト部品32は、冷気(空気)が流れる通路である第2ダクト空間D2を形成する。第2ダクト部品32は、冷気吹出口32aと、冷気戻り口32bとを有する。
図4は、流路形成部品14の一部を拡大して示す模式図である。図5は、第1ダクト部品31の裏面側の構造を示す斜視図である。図6は、冷蔵室27A内の構造を示す正面図である。図7は、冷蔵室27A内における蓄冷材34の配置例等を示す正面図である。
図3、図4及び図5に示すように、断熱材33は、第1ダクト部品31の裏面側(第1ダクト空間D1側)に配置されており、第1ダクト部品31と後述する蓄冷材34との間に位置する。
断熱材33は、図5に示すように、例えば、第1ダクト部品31の裏面31eの殆どを覆う大きさを有する。本実施形態の断熱材33は、上部に切欠き部33cが形成されており、第1ダクト部品31の上部に設けられた左右一対の爪部31dを除く領域を被覆可能とする大きさで形成されている。断熱材33の厚みは適宜設定され、全体的に均一である。
断熱材33は、厚さ方向を貫通する複数の貫通孔33Aを有している。これら複数の貫通孔33Aは、第1ダクト部品31の複数の冷蔵室冷気吹出口31aと、チルド室冷気吹出口31bとに対応する位置に、これら複数の冷蔵室冷気吹出口31a、およびチルド室冷気吹出口31bと略同じ大きさで形成され、互いに連通している。
断熱材33は、例えば、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS:Expanded Poly-Styrene)のような発泡断熱材であり、高い断熱性を有する。断熱材33は、単位厚さ当たりの断熱性が第1ダクト部品31よりも良好な断熱部材である。
蓄冷材34は、図3及び図4に示すように、断熱材33の裏面33b側に配置され、第1ダクト部品31に直接接することなく設けられている。蓄冷材34は、第1ダクト部品31および断熱材33よりも第1ダクト空間D1側に位置する。すなわち、本実施形態における蓄冷材34は、第1ダクト空間D1内に配置され、第1ダクト空間D1内を流れる冷気が触れる構成となっている。第1ダクト空間D1内に蓄冷材34を配置することで、第1ダクト空間D1内を流れる冷気を効率良く冷却することができる。
蓄冷材34は、図5及び図6に示すように平面視矩形状に形成されている。蓄冷材34は、例えば、第1ダクト部品31の上下方向に間隔をおいて形成された複数の冷蔵室冷気吹出口31a(断熱材33の貫通孔33A)どうしの間に配置されている。本実施形態では、例えば、冷蔵室冷気吹出口31a3と冷蔵室冷気吹出口31a4との間に配置されている。
複数の冷蔵室冷気吹出口31aの上下位置によっては、吹き出される冷気の風量が異なる場合がある。最も上位の冷蔵室冷気吹出口31aから吹き出される冷気の風量は、それよりも下位の冷蔵室冷気吹出口31aから吹き出される冷気の風量よりも少なくなることがある。このような冷蔵室27Aの上位における風量不足を補うために、本実施形態では、蓄冷材34を第1ダクト空間D1内に配置することで、第1ダクト空間D1内を流れる冷気温度をさらに低下させることができる。これにより、少ない風量であってもより冷えた冷気を吹き出すことで、風量不足を補うことが可能となる。
蓄冷材34は、冷蔵室冷気吹出口31aに重ならないようにして、冷蔵室冷気吹出口31aを避けて配置される。蓄冷材34は、第1ダクト空間D1内に配置されているため、第1ダクト空間D1内を流れる冷気に触れて結露することがある。蓄冷材34が冷蔵室冷気吹出口31aの近傍もしくは冷蔵室冷気吹出口31aと重なる位置に配置されている場合、結露によって生じた水分が冷気とともに冷蔵室27A内に入り込むおそれがある。これを防ぐため、本実施形態では、冷蔵室冷気吹出口31aと重ならない位置に蓄冷材34を配置することで、結露によって生じた水分が冷蔵室27A内へ入り込まないようにした。蓄冷材34の結露によって生じた水分は、第1ダクト空間D1内において下方へ流れていき、冷蔵用冷却器41において蒸発される。
なお、蓄冷材34は、図示した数や大きさに限定されない。また、冷蔵室冷気吹出口31aを避けて蓄冷材34を配置すれば良いため、上記以外の位置に蓄冷材34を配置してもよい。図7に示すように、上下に並ぶ複数の冷蔵室冷気吹出口31aどうしの間、冷蔵室冷気吹出口31aとチルド室冷気吹出口31bとの間に蓄冷材34がそれぞれ配置されていてもよい。あるいはこれらのうち1つでもよい。
また、図7に示すように、冷蔵室27A内の内箱10aの後壁10adを覆う大きさで形成されていてもよい。この場合、蓄冷材34に対して、複数の冷蔵室冷気吹出口31aに対応する位置に厚さ方向を貫通する貫通孔を形成しておき、第1ダクト空間D1と冷蔵室27Aとが連通するように構成する。
また、本実施形態の蓄冷材34は、図6に示すように、チルド室27AAよりも上に配置されているが、これに限られず、蓄冷材34の一部がチルド室27AAに重なって配置されていてもよい。
蓄冷材34は、蓄冷容器と、蓄冷容器内に充填された蓄冷溶液と、を含む。蓄冷容器は、プラスチック等の樹脂材からなる。蓄冷溶液は、エタノール-水の混合液からなる。
図8は、第1ダクト部品31、断熱材33及び蓄冷材34の固定構造を示す断面図である。
蓄冷材34は、断熱材33に対して、接着剤や接着テープ等を用いることなく固定されている。接着剤や接着テープ等は、結露によって生じる水分によって接着力が弱まる可能性があることから不向きである。そこで、本実施形態では、例えば、図8に示すように、第1ダクト部品31の裏面に複数の固定部31Fを設けておき、当該固定部31Fによって断熱材33および蓄冷材34を固定するようにしてもよい。固定部31Fの先端31fを蓄冷材34の裏面34eに係止させることによって、断熱材33及び蓄冷材34を第1ダクト部品31に対して固定することが可能である。なお、接着剤や接着テープ等を補助的に用いることは可能である。
冷却部15は、図2に示すように、複数の貯蔵室27を冷却する。冷却部15は、例えば、第1冷却モジュール40と、第2冷却モジュール45と、圧縮機49と、冷凍サイクル装置50(図9)とを含む。
第1冷却モジュール40は、例えば、冷蔵用冷却器41と、冷蔵用ファン43とを含む。冷蔵用冷却器41は、第1ダクト空間D1に配置されている。冷蔵用冷却器41は、後述する圧縮機49により圧縮された冷媒が供給され、第1ダクト空間D1を流れる冷気を冷却する。冷蔵用冷却器41は、例えば、チルド室27AAに対応する高さに配置されている。
冷蔵用ファン43は、例えば、第1ダクト部品31の冷気戻り口31cに設けられている。冷蔵用ファン43が駆動されると、野菜室27Bの空気が冷気戻り口31cから第1ダクト空間D1内に流入する。第1ダクト空間D1内に流入した空気は、冷蔵用冷却器41によって冷却される。冷蔵用冷却器41によって冷却された冷気は、複数の冷蔵室冷気吹出口31aから冷蔵室27Aに吹き出され、チルド室冷気吹出口31bからチルド室27AAに吹き出される。これにより、冷蔵室27A、チルド室27AA、及び野菜室27Bを流れる冷気が冷蔵庫1内で循環され、冷蔵室27A、チルド室27AA、及び野菜室27Bの冷却が行われる。
一方で、第2冷却モジュール45は、例えば、冷凍用冷却器46と、冷凍用ファン48とを含む。冷凍用冷却器46は、第2ダクト空間D2に配置されている。冷凍用冷却器46は、後述する圧縮機49により圧縮された冷媒が供給され、第2ダクト空間D2を流れる冷気を冷却する。
冷凍用ファン48は、例えば、第2ダクト部品32の冷気戻り口32bに設けられ、製氷室27C、小冷凍室27D、及び主冷凍室27Eを流れる冷気を循環させて、製氷室27C、小冷凍室27D、及び主冷凍室27Eを冷却する。
圧縮機49は、例えば、冷蔵庫1の底部の機械室に設けられ、貯蔵室27の冷却に用いられる冷媒ガスを圧縮する。
なお、本明細書で「冷却する」とは、各貯蔵室27に対応する冷却器(冷蔵用冷却器41または冷凍用冷却器46)に圧縮機49から冷媒が供給されている状態を意味する。ただし、本明細書で「冷却する」とは、冷蔵用ファン43や冷凍用ファン48が駆動される場合に限定されない。例えば、「冷却する」とは、冷蔵用ファン43の駆動が停止された状態で圧縮機49から冷蔵用冷却器41に冷媒が送られ、冷蔵用冷却器41とチルド室27AAとの間の伝熱によりチルド室27AAの温度が低下する場合なども含む。
制御基板16は、図2に示すように、筐体10の上壁に設けられている。制御基板16は、後述する制御部100を実現する。制御部100については、詳しく後述する。
[2.冷凍サイクル装置]
図9は、実施形態の冷凍サイクル装置50の構成を示す図である。
上述のように構成された冷蔵庫1は、制御部100(図10)によって制御される冷凍サイクル装置50によって冷却される。
冷凍サイクル装置50は、冷媒の流れ順に、圧縮機49と、凝縮器51と、ドライヤ52と、三方弁53と、キャピラリーチューブ54,55と、冷蔵用冷却器41と、冷凍用冷却器46とが環状に接続されることにより構成される。冷蔵用冷却器41は、接続配管である冷蔵側サクションパイプ57を介して圧縮機49に接続されている。冷凍用冷却器46は、接続配管である冷凍側サクションパイプ58を介して圧縮機49に接続されている。なお、冷凍用冷却器46と圧縮機49との間には、冷蔵用冷却器41からの冷媒が冷凍用冷却器46側に逆流しないための逆止弁59が設けられている。
次に、冷凍サイクル装置50の冷媒の流れを説明する。
まず、冷凍サイクル装置50を循環する冷媒は、圧縮機49により圧縮されて、高温、高圧のガス状冷媒となり、流路Aを流れる。三方弁53は、制御部100(図10参照)によって制御され、冷媒を冷蔵用冷却器41に供給する流路B及び冷媒を冷凍用冷却器46に供給する流路Cのうち例えば一方を選択する。これら2つの流路B,Cは、合流点Dにおいて合流する。冷媒は、合流点Dから矢印Eの方向に流れて圧縮機49へと戻る。
[3.制御]
[3.1 制御に関する機能構成]
図10は、冷蔵庫1の機能構成の一部を示すブロック図である。
制御基板16は、マイコンやタイマーなどを有したコンピュータで構成される制御部100を備える。制御部100は、冷蔵庫1の全体を制御する。以下の説明では、後述する特別チルド運転の温度管理についてチルド室27AAの温度が主対象になる場合について説明する。
制御部100には、冷蔵用ファン43、圧縮機49、三方弁53、冷蔵室温度センサ110、チルド室温度センサ111、外気温センサ112、冷蔵室扉スイッチ113a,113b、チルド室扉スイッチ114、カメラ115、記憶部116、及び操作パネル部150が接続されている。
冷蔵室温度センサ110は、冷蔵室27Aに設けられ、冷蔵室27A内の空気温度を検出する。チルド室温度センサ111は、チルド室27AAに設けられた非接触型の温度センサである。チルド室温度センサ111は、チルド室27AA内の空気温度、チルド室27AA内の食品の温度(例えば食品の表面温度)、又はチルド室27AA内に配置されて食品が載せられる容器の温度を検出する。
なお、チルド室温度センサ111は、上記容器と直接した直接接触型の温度センサでもよい。チルド室温度センサ111は、「温度検出部」の一例である。以下では、冷蔵室27Aの空気温度を「冷蔵室温度」と称し、チルド室27AAの空気温度を「チルド室温度」と称する場合がある。
なお、制御部100は、冷蔵室温度センサ110の検出結果と、予め求められている冷蔵室温度とチルド室温度との相関関係とに基づきチルド室温度を推定してもよい。この場合、冷蔵室温度センサ110は、「チルド室27AAの空気温度を検出する温度検出部」の一例である。
なお、後述するカメラ115によって食品の温度を検出する場合などでは、チルド室温度センサ111は省略されてもよい。
外気温センサ112は、冷蔵庫1の表面に設けられ、冷蔵庫1の外気温を検出する。なお、本明細書で「外気温」とは、冷蔵庫1の外部の温度を意味し、例えば冷蔵庫1が設置された屋内の気温を意味する。外気温センサ112は、「外気温検出部」の一例である。
冷蔵室扉スイッチ113a,113bは、冷蔵室扉11Aa,11Abと筐体10との間に設けられ、冷蔵室扉11Aa,11Abの開閉状態をそれぞれ検出する。チルド室扉スイッチ114は、チルド室27AAに設けられ、チルド室扉11AAの開閉状態を検出する。冷蔵室扉スイッチ113a,113b及びチルド室扉スイッチ114の各々は、「第1検出部」の一例である。
カメラ115は、例えば、冷蔵室27Aの天井面や側面などに設けられ、冷蔵室27Aとチルド室27AAとに対する食品の入出庫を検出する撮像装置である。カメラ115は、例えば食品の移動方向を検出することで、食品の入庫であるか、食品の出庫であるかを検出する。カメラ115は、「第2検出部」の一例である。
なお、カメラ115は、チルド室27AAに設けられ、チルド室27AAに対する食品の入出庫だけを検出してもよい。
「カメラ115(第2検出部)により検出された検出値」は、例えば、冷蔵室27Aに入庫される食品とチルド室27AAに入出庫される食品とで異なる検出結果を含む。「カメラ115(第2検出部)により検出された検出値」は、食品の温度、表面積などに応じて異なる検出結果が含まれてもよい。カメラ115は、可視光領域に感度特性を有する通常のカメラでもよく、赤外光領域に感度特性を有する赤外線カメラでもよい。赤外線カメラは、食品の温度(例えば表面温度)を検出可能である。
なお、「食品の入出庫を検出する検出部」は、カメラに限らず、超音波センサなどでもよい。また、チルド室温度センサ111によって食品の温度が検出される場合は、カメラ115は省略されてもよい。
記憶部116は、冷蔵庫1の運転に必要なプログラムと各種情報を記憶している。記憶部116は、例えば、後述する制御モードにおいて利用する変換係数が記憶されている。この変換係数は、例えば、各種センサが検出した検出結果を、温度制御に利用する変数に変換するための係数であり、記憶部116に予め登録されている。
操作パネル部150は、各貯蔵室27の設定温度帯の切り替えや制御モードの切り替え(別の制御モードの開始)を指示するユーザの操作を受け付けるとともに、それらの設定内容や現在の運転状況を表示する。操作パネル部150は、例えば、いわゆるタッチ式の操作パネル部であり、静電容量式スイッチによって構成されるタッチセンサを含む。
[3.2 基本運転]
次に、冷蔵庫1の基本運転について説明する。制御部100は、冷蔵庫1の基本運転として、「冷蔵運転」及び「冷凍運転」を実施する。
制御部100は、例えば、冷蔵運転と冷凍運転とを交互に行うことにより、冷蔵温度帯の貯蔵室27(冷蔵室27A、チルド室27AA、野菜室27B)と、冷凍温度帯の貯蔵室27(製氷室27C、小冷凍室27D、主冷凍室27E)とがそれぞれの設定温度帯に保たれるように、冷却部15を制御する。
例えば、制御部100は、第1所定時間(例えば20分)に亘り冷蔵温度帯の貯蔵室27を冷却し、第2所定時間(例えば40分)に亘り冷凍温度帯の貯蔵室27を冷却することを交互に繰り返す。制御部100は、例えば、冷蔵室温度(またはチルド室温度)や冷凍室温度に基づくPID制御(Proportional Integral Differential Control)のようなフィードバック制御を行うことで、温度管理の主対象となる貯蔵室27の空気温度を設定温度帯の上限値と下限値との間に収める。
ここで、冷蔵運転が行われる間は、冷蔵温度帯の貯蔵室27の空気温度は低下するが、冷凍温度帯の貯蔵室27の空気温度は上昇する。一方で、冷凍運転が行われる間は、冷凍温度帯の貯蔵室27の空気温度は低下するが、冷蔵温度帯の貯蔵室27の空気温度は上昇する。このため、冷蔵温度帯の貯蔵室27の空気温度と、冷凍温度帯の貯蔵室27の空気温度は、それぞれ鋸歯状に上下することを繰り返す(図11参照)。
[4. 制御モード]
次に、制御部100が実行可能ないくつかの制御モードについて説明する。
<通常チルド>
「通常チルド」の制御モードは、例えば、基本運転における冷蔵室27Aの冷却に付随してチルド室27AAの冷却が行われる制御モードである。すなわち、「通常チルド」の制御モードでは、冷蔵室温度センサ110によって検出された冷蔵室温度と、冷蔵室27Aの設定温度帯とに基づいて冷却部15が制御され、冷蔵室27A及びチルド室27AAの冷却が行われる。「通常チルド」の制御モードでは、チルド室温度は、例えば0~1℃を平均温度とする一定の温度帯に収まるように制御される。
<特別チルド>
図11は、「特別チルド」の制御モードを説明するための図である。
図11の上段に、「特別チルド」の制御モードが実行される場合のチルド室27AAの空気温度を示す。図11の下段に、「特別チルド」の制御モードが実行される場合のチルド室27AAの設定温度帯の中心温度を示す。
制御部100は、「特別チルド」の制御モードでは、チルド室27AAを第1温度帯Taで冷却する低温冷却制御と、チルド室27AAを第1温度帯Taよりも高い第2温度帯Tbで冷却する高温冷却制御とを交互に繰り返す。例えば、高温冷却制御を実施している期間(高温冷却制御期間Sb)は、図11の時間軸の最初から時点t11までと、時点t12から時点t21までと、時点t22から図11に記載された最後の時点までとである。これに対し、低温冷却制御を実施している期間(低温冷却制御期間Sa)は、時点t11から時点t12までと、時点t21から時点t22までとである。
第1温度帯Taは、低温冷却制御時のチルド室27AAの設定温度帯である。第1温度帯Taの中心温度は、例えば-5℃である。第1温度帯Taの中心温度は、氷点未満の温度である。本実施形態では、第1温度帯Taの上限値は、氷点(例えば、0℃)未満の温度である。第1温度帯Taは、チルド室27AAの食品の表面を微凍結させる温度である。第1温度帯Taは、「通常チルド」の温度帯よりも低い温度帯である。第1温度帯Taは、チルド室27AAの食品の真ん中のほうまで氷結させるのではなく、チルド室27AAの食品の表面のみに氷結した層を作ることができる温度帯である。低温冷却制御は、低温冷却制御期間Sa(例えば、2時間)に亘り実施される。
第2温度帯Tbは、高温冷却制御時のチルド室27AAの設定温度帯である。第2温度帯Tbの中心温度は、例えば+1℃である。第2温度帯Tbの中心温度は、氷点よりも高い温度である。本実施形態では、第2温度帯Tbは、「通常チルド」の温度帯よりも高い温度帯である。第2温度帯Tbは、チルド室27AAの食品の表面に作られた微凍結の層を融解させることができる温度である。高温冷却制御は、低温冷却制御期間Saよりも長い高温冷却制御期間Sb(例えば、5時間)に亘り実施される。
このような「特別チルド」の制御モードによれば、低温冷却制御期間Saの間、例えば-5℃を中心温度とする低温冷却制御と、高温冷却制御期間Sbの間、例えば+1℃を中心温度とする高温冷却制御とを交互に繰り返すことで、チルド室27AAの食品の表面のみ微凍結することにより、その食品の乾燥及び酸化を抑制することができる。これにより、通常チルドと比べてチルド室27AAの食品の鮮度をより長く維持することができる。
なお、本明細書において「ある温度帯が別の温度帯よりも高い」とは、「ある温度帯の中心温度が、別の温度帯の中心温度よりも高い」という意味であり、「ある温度帯」の一部に「別の温度帯」の一部が重なる場合も含む。同様に、「ある温度帯が別の温度帯よりも低い」とは、「ある温度帯の中心温度が、別の温度帯の中心温度よりも低い」という意味であり、「ある温度帯」の一部に「別の温度帯」の一部が含まれている場合も含む。
なお、本実施形態で示す例では、理解容易のため、「特別チルド」の制御モードにおいて、第1温度帯Taと第2温度帯Tbとが重ならない場合を取り上げているが、第1温度帯Taの一部と第2温度帯Tbの一部とは互いに重なってもよい。
上述した「特別チルド」の制御モードにおいては、低温冷却制御期間Saの間、冷蔵用ファン43の回転数を下げることで冷気が下方へ流れやすくなり、チルド室冷気吹出口31bを通じてチルド室27AA内へ冷気が入り込みやすくなる。これによりチルド室27AA内の中心温度を所定の温度(例えば+1℃)に維持することが可能である。
一方、蓄冷材34を有していない従来の冷蔵庫の場合、冷蔵用ファン43の回転数が低下したことで冷気が上方へ流れにくくなり、冷蔵室27Aの上部の冷却効率が低下して、上部側の温度が上昇するおそれがある。このような状態で、高温冷却制御期間Sbになると、冷蔵用ファン43の回転数が高められて冷気を冷蔵室27Aの上方へと送り出すことが可能であるが、冷蔵用ファン43の高速回転によって庫内全体の温度が均一化されるため、上部の温かい空気が混ざってしまい、冷蔵室27Aの全体の温度が上がってしまう。この場合、チルド室27AA内の室温が、高温冷却制御時の設定温度(+1℃)よりも高くなってしまい、目標温度に到達することができない。
これに対して、本実施形態の冷蔵庫1によれば、冷気が通る第1ダクト空間D1内に蓄冷材34が配置されているため、例えば、低温冷却制御期間Saの間、冷蔵用ファン43によって上部へ送り出される冷気量が低下したとしても、蓄冷材34によって冷気温度をさらに低下させることができる。すなわち、蓄冷材34と第1ダクト空間D1内を流れる冷気との間で、蓄冷材34の強制冷却による熱交換が生じて、少ない風量であっても効果的に庫内上部を冷やすことが可能である。また、高温冷却制御期間Sbへ移行した場合でも庫内上部には冷気が存在するため、高温冷却制御時において冷蔵室27Aの温度上昇を抑えられ、その結果、庫内全体の温度を低温化させることが可能である。これにより、冷蔵室27A内の温度、チルド室27AA内の温度が全体的に高まることなく、冷蔵室27A及びチルド室27AAを所望の設定温度に維持することが可能である。
本実施形態において、蓄冷材34は、チルド室27AAよりも上に配置されているため、風量の少なくなる冷蔵室27Aの上部において冷気を効率良く冷やすことができ、チルド室27AAから冷蔵室27Aの全体への熱影響を低減させることが可能である。
なお、第1ダクト空間D1内に配置された蓄冷材34の設置位置は、冷蔵室27A内において冷却したい場所に応じて適宜変更が可能である。蓄冷材34は、チルド室27AAに重なるように配置されていてもよく、これによってチルド室27AAを効率良く冷却することが可能である。
本実施形態において、蓄冷材34は、第1ダクト部品31の各冷気吹出口31a,31bと重ならない位置に配置されているため、蓄冷材34が結露した場合であっても、各冷気吹出口31a,31bから冷蔵室27A及びチルド室27AA内に水分が入り込むことはない。蓄冷材34の結露によって生じた水分は、第1ダクト空間D1内において下方へ流れ、冷蔵用冷却器41において蒸発されるため、庫外に水分が漏れ出すこともない。
本実施形態において、蓄冷材34は、第1ダクト部品31の裏面側に断熱材33を介して配置されている。第1ダクト部品31と蓄冷材34との間に断熱材33を設けた三層構造とすることで、蓄冷材34の温度が第1ダクト部品31へ伝わるのを防ぐことができる。これにより、第1ダクト部品31が蓄冷材34によって直接冷却されないため、第1ダクト部品31の冷蔵室27A側が結露してしまうのを回避できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、10…筐体、15…冷却部、27…貯蔵室(貯蔵部)、27A…冷蔵室、27AA…チルド室(特別冷却室)、31…第1ダクト部品(ダクト部品)、31a,32a…冷気吹出口、31F…固定部、33…断熱材、34…蓄冷材、100…制御部、D1…第1ダクト空間(冷気通路)

Claims (8)

  1. 冷蔵室と、前記冷蔵室よりも冷却空気の温度が低く設定された特別冷却室と、を含む貯蔵部を有する筐体と、
    前記貯蔵部を冷却する冷却部と、を備え、
    前記筐体は、前記冷却部において生成された冷気を前記貯蔵部へと導く冷気通路を構成するダクト部品と、
    前記ダクト部品の前記冷気通路側に設けられる蓄冷材と、有する、
    冷蔵庫。
  2. 前記蓄冷材は、前記冷気通路内に配置されている、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ダクト部品と前記蓄冷材との間に断熱材が配置されている、
    請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記蓄冷材は、前記特別冷却室よりも上、もしくは前記特別冷却室に一部重なる位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ダクト部品は、前記貯蔵部のそれぞれに開口する冷気吹出口を有し、
    前記蓄冷材は、前記冷気吹出口に重ならない位置に配置されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記蓄冷材は、上下方向に間隔をおいて配置された前記冷気吹出口どうしの間に配置されている、
    請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記ダクト部品は、少なくとも前記蓄冷材を固定する固定部を有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記貯蔵部を冷却する第1冷却制御と、前記第1冷却制御に比べて高い温度帯のもとで又は前記第1冷却制御に比べて高い気圧帯のもとで前記貯蔵部を冷却する第2冷却制御とを交互に繰り返す制御モードで前記冷却部を制御可能な制御部を備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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