JP2023061560A - 清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラム - Google Patents

清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能な清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラムを提供すること。【解決手段】清掃管理システム1は、清掃員に対して当該清掃員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する割当処理部212と、割当処理部212により割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する決定処理部213と、決定処理部213により決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃員に通知する通知処理部214と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、清掃対象の清掃作業を管理する清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラムに関する。
ホテルなどの宿泊施設では、宿泊客がチェックアウトした後に清掃作業員が部屋の清掃作業を行う。各清掃作業員は、自身に割り当てられた部屋の清掃作業を順次行う。従来、宿泊施設全体の清掃作業の効率を向上させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003-67509号公報
前記清掃作業において、清掃作業員は、自身に割り当てられた複数の部屋を順に清掃していく。しかし、複数の部屋を清掃する順番(清掃順序)は清掃作業員に委ねられており、清掃順序如何によっては、清掃効率が低下する問題が生じる。
本発明の目的は、清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能な清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラムを提供することにある。
本発明の一の局面に係る清掃管理システムは、割当処理部と決定処理部と通知処理部とを備える。前記割当処理部は、清掃作業員に対して当該清掃作業員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する。前記決定処理部は、前記割当処理部により割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する。前記通知処理部は、前記決定処理部により決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃作業員に通知する。
本発明の他の局面に係る清掃管理方法は、割当ステップと決定ステップと通知ステップとを実行する。前記割当ステップでは、清掃作業員に対して当該清掃作業員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する。前記決定ステップでは、前記割当ステップにおいて割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する。前記通知ステップでは、前記決定ステップにおいて決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃作業員に通知する。
本発明の他の局面に係る清掃管理プログラムは、前記割当ステップと前記決定ステップと前記通知ステップとを一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能な清掃管理システム、清掃管理方法、及び清掃管理プログラムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムの具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで使用される清掃員情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで使用される清掃対象情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで使用される清掃指示情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで使用される清掃難易度情報の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで使用される清掃員別割当情報の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るスタッフ端末に表示される清掃指示ページの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る地図ページの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る基準順序の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るリーダー端末に表示される清掃管理ページの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される清掃管理ページの一例を示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業一覧ページの一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される地図ページの一例を示す図である。 図15は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業ページの一例を示す図である。 図16は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業一覧ページの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される地図ページの一例を示す図である。 図18は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業一覧ページの一例を示す図である。 図19は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される地図ページの一例を示す図である。 図20は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業一覧ページの一例を示す図である。 図21は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される地図ページの一例を示す図である。 図22は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される作業一覧ページの一例を示す図である。 図23は、本発明の実施形態に係る清掃員端末に表示される地図ページの一例を示す図である。 図24は、本発明の実施形態に係る清掃管理システムで実行される清掃管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[清掃管理システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る清掃管理システム1は、管理サーバー2とスタッフ端末3とリーダー端末4と清掃員端末5とを含む。管理サーバー2、スタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。清掃管理システム1は、複数の清掃対象を含む施設に導入される。前記施設は、ホテル、旅館等の宿泊施設、ショッピングモール、複合施設、商業ビルなどの商業施設、役所などの公共施設など種々の施設である。前記清掃対象は、清掃作業を要する所定の場所(清掃作業領域)である。本実施形態では、前記施設の一例として、宿泊施設(ホテルH1)を挙げ、前記清掃対象の一例として、部屋(客室)、トイレ(共用トイレ)を挙げる。
ホテルH1の各清掃作業員(以下、「清掃員」という。)は、自身に割り当てられた複数の清掃対象について順次清掃作業を行う。複数の清掃員を管理する役割を担う清掃リーダーは、各清掃員に清掃対象を割り当てたり、各清掃員に清掃に関する特別指示(詳細は後述する)を行ったり、各清掃員の清掃作業の点検を行ったりする。清掃リーダーは、複数人であってもよい。また、ホテルH1のスタッフ(フロントスタッフ、管理者など)は、宿泊客のチェックイン状況及びチェックアウト状況などを確認して、清掃対象の清掃の要否、清掃対象に対する特別指示などを登録して、日ごとの清掃指示書(図8参照)を作成する。
管理サーバー2は、スタッフ、清掃リーダー、清掃員による各種端末における操作を受け付けてホテルH1の清掃作業を管理する。また、管理サーバー2は、清掃員の勤怠管理を行う。また、管理サーバー2は、清掃作業に関する各種情報をスタッフ、清掃リーダー、清掃員に提示する。管理サーバー2は、ホテルH1内に設置されてもよいし、ホテルH1外に設置されてもよい。
スタッフはスタッフ端末3を操作し、清掃リーダーはリーダー端末4を操作し、清掃員は清掃員端末5を操作する。例えば、スタッフは、管理サーバー2から提供されてスタッフ端末3に表示される操作画面(操作ページ)において各種登録操作を行なって前記清掃指示書を作成する。清掃リーダーは、管理サーバー2から提供されてリーダー端末4に表示される操作画面(操作ページ)において、各清掃員に清掃対象を割り当てる操作を行ったり、清掃に関する特別指示を登録したり、清掃作業の点検を行ったりする。清掃員は、管理サーバー2から提供されて清掃員端末5に表示される操作画面(操作ページ)において、清掃対象、清掃順序、及び特別指示を確認したり、清掃作業の完了報告を行ったりする。各清掃員は、個別に清掃員端末5を所持しながら清掃作業を行う。
清掃管理システム1には、一又は複数のスタッフ端末3と、一又は複数のリーダー端末4と、一又は複数の清掃員端末5とが含まれる。
本実施形態では、管理サーバー2単体が本発明に係る清掃管理システムに相当するが、本発明に係る清掃管理システムは、管理サーバー2、スタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、管理サーバー2、スタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5の構成要素が協働して後述する清掃管理処理(図24参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る清掃管理システムとして捉えることが可能である。例えば、管理サーバー2、リーダー端末4、及び清掃員端末5が本発明に係る清掃管理システムを構成してもよい。
[管理サーバー2]
図2に示されるように、管理サーバー2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、管理サーバー2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、管理サーバー2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。管理サーバー2は、各種施設に対して清掃管理サービスを提供し、清掃管理サービスサイトを運営する。
通信I/F24は、管理サーバー2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介してスタッフ端末3、リーダー端末4、清掃員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、清掃員情報D1、清掃対象情報D2、清掃指示情報D3、清掃難易度情報D4、清掃員別割当情報D5などのデータが記憶される。
清掃員情報D1には、各清掃員に関する情報が含まれる。図3は、清掃員情報D1の一例を示す図である。図3に示すように、清掃員情報D1には、清掃員ごとに、「ID」、「清掃員名」、「清掃部屋数」、「再清掃回数」、「作業能力レベル」などの情報が含まれる。前記IDは、清掃員の識別情報であり、前記清掃員名は、清掃員の名前である。前記清掃部屋数は、清掃員が過去に清掃を行った清掃部屋の数、すなわち清掃回数の合計数(実績数)である。前記再清掃回数は、清掃員が清掃をやり直した回数である。例えば、清掃員が清掃した部屋を清掃リーダーが点検を行った結果、清掃作業が不十分であり清掃リーダーが清掃員に対して清掃作業のやり直しを指示(再清掃指示)した場合に、清掃員は再度清掃作業を行う。
前記作業能力レベルは、清掃員の清掃作業の能力のレベル(作業スキル)を示す情報である。なお、作業能力レベル「5」は作業能力が最も高く、作業能力レベル「1」は作業能力が最も低いことを表している。制御部21は、清掃員が過去に担当した清掃対象の数(前記清掃部屋数)、清掃作業のやり直し指示に応じて清掃員が再度清掃作業を行った回数(前記再清掃回数)、清掃員の経験値情報(経験年数など)の少なくともいずれかの情報に基づいて、当該清掃員の作業能力レベルを算出する。例えば、制御部21は、前記作業能力レベルを5段階で評価して清掃員情報D1に登録する。制御部21は、各清掃員の清掃実績に応じて清掃員情報D1を適宜更新する。
清掃対象情報D2には、清掃対象に関する情報が含まれる。図4は、清掃対象情報D2の一例を示す図である。図4に示すように、清掃対象情報D2には、清掃対象ごとに、「清掃対象」、「清掃範囲」、「アメニティ情報」、「清掃対象種別」などの情報が含まれる。前記清掃対象は、清掃場所であり、ここではホテルH1内の全ての部屋(客室)の部屋番号、トイレなどが登録される。前記清掃範囲は、清掃対象の広さ(大きさ)を示す情報である。前記アメニティ情報は、部屋に備え付けるアメニティグッズの数量、大きさ、種別などの情報である。前記清掃対象種別は、清掃対象の種別の情報であり、例えば、部屋のタイプ(シングルルーム、ツインルーム、スイートルームなど)である。
清掃指示情報D3には、清掃指示に関する情報が含まれる。図5は、清掃指示情報D3の一例を示す図である。図5に示すように、清掃指示情報D3には、「清掃対象」、「清掃要否」、「特別指示情報」、「宿泊者情報」、「CI/CO予定日時」などの情報が含まれる。前記清掃対象は、ホテルH1内の部屋、トイレの情報である。例えば、ホテルH1の全ての部屋(客室)、各階に設置されている全ての共用トイレの情報が登録される。前記清掃要否は、清掃対象の清掃作業の要否を示す情報である。例えば、ホテルH1のスタッフは、スタッフ端末3に表示される清掃指示ページ(図8参照)において清掃作業を要する清掃対象(例えば部屋番号)のチェックボックスにチェックを入れる操作を行なう。制御部21は、スタッフによる前記操作を受け付けて清掃対象の要否を清掃指示情報D3に登録する。
前記特別指示情報は、清掃対象に対する特別指示の情報である。例えば、ホテルH1のスタッフは、スタッフ端末3に表示される清掃指示ページ(図8参照)において清掃作業を要する清掃対象を選択して、特別指示を入力する操作を行なう。図8に示す例では、207号室の部屋が選択され、特別指示として「エクストラベッドを搬入する」が入力された状態を示している。制御部21は、スタッフによる前記操作を受け付けて清掃対象の特別指示の情報を清掃指示情報D3に登録する。また、制御部21は、前記特別指示の数を清掃指示ページ(図8参照)に表示させる。
前記宿泊者情報は、宿泊者に関する情報であり、例えば宿泊者の名前、宿泊人数などである。前記CI/CO予定日時は、宿泊者がホテルH1にチェックインする予定日時及びチェックアウトする予定日時の情報である。制御部21は、宿泊予約の管理データ(不図示)を参照して前記宿泊情報及び前記CI/CO予定日時を取得して清掃指示情報D3に登録する。また、制御部21は、前記宿泊情報及び前記CI/CO予定日時を清掃指示ページ(図8参照)に表示させる。
清掃難易度情報D4には、清掃対象の清掃難易度に関する情報が含まれる。図6は、清掃難易度情報D4の一例を示す図である。図6に示すように、清掃難易度情報D4には、「清掃対象」、「清掃難易度」、「清掃員名」などの情報が含まれる。前記清掃対象は、清掃作業を要する清掃対象を表す情報であり、例えばスタッフにより選択された清掃対象の情報が登録される。前記清掃難易度は、清掃対象の清掃作業の難易度を示す情報である。例えば、部屋の広さが広い程、前記清掃難易度は高くなる。また例えば、部屋のグレードが高い程、前記清掃難易度は高くなる。また例えば、部屋に備え付けるアメニティグッズの数が多い程、前記清掃難易度は高くなる。また例えば、「部屋にエクストラベッドを搬入する」など特別指示の数が多い程、前記清掃難易度は高くなる。このように、清掃対象を清掃する際の難易度は部屋の状況などにより変化する。前記清掃難易度は、例えば3段階に設定され、清掃難易度「3」は難易度が最も高く、清掃難易度「1」は難易度が最も低いことを表している。
前記清掃難易度は、清掃対象に対して制御部21により設定される。制御部21は、清掃対象の清掃範囲、清掃対象の種別、清掃対象に備え付ける備品(アメニティグッズ)に関する備品情報、及び、清掃対象に対する所定の要求情報(特別指示)の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃対象の清掃難易度を設定する。制御部21は、清掃対象ごとに清掃難易度を設定して清掃難易度情報D4に登録する。
前記清掃員名は、清掃対象の清掃作業を担当する清掃員の名前である。制御部21は、清掃員に対して当該清掃員が担当する清掃対象を割り当てる割当処理(詳細は後述する)を実行すると、清掃難易度情報D4において各清掃対象に対応付けて清掃員の名前を登録する。
清掃員別割当情報D5には、清掃員ごとの清掃対象の情報が含まれる。図7は、清掃員別割当情報D5の一例を示す図である。図7に示すように、清掃員別割当情報D5には、清掃員ごとに、割り当てられた清掃対象の情報と清掃順序の情報(順番)とが関連付けられて登録される。制御部21は、前記割当処理を実行すると、清掃員ごとに、一又は複数の清掃対象の情報(部屋番号など)と、各清掃対象の清掃順序の情報とを清掃員別割当情報D5に登録する。例えば図7に示す例では、清掃員A1に201号室、208号室、203号室、206号室、204号室、205号室、及び207号室が割り当てられ、各部屋をこの順で清掃する清掃順序が設定されている。制御部21は、前記割当処理とともに、清掃順序を決定する処理を実行する。
なお、他の実施形態として、清掃員情報D1、清掃対象情報D2、清掃指示情報D3、清掃難易度情報D4、清掃員別割当情報D5の一部又は全部が、管理サーバー2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、管理サーバー2の制御部21は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の清掃管理処理(図24参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、スタッフ端末3に表示される清掃指示ページ(図8参照)、リーダー端末4に表示される清掃管理ページ(図11参照)、清掃員端末5に表示される清掃管理ページ(図12参照)、作業一覧ページ(図13等参照)、地図ページ(図14等参照)及び作業ページ(図15参照)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。なお、本実施形態において、管理サーバー2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報をスタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5に送信することにより、スタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5のそれぞれに前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、管理サーバー2の制御部21は、スタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5のそれぞれに前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、スタッフ端末3の制御部31、リーダー端末4の制御部41、及び清掃員端末5の制御部51のそれぞれに前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の清掃管理処理(図24参照)を実行させるための清掃管理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記清掃管理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、管理サーバー2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー2を制御する。
具体的には、制御部21は、図2に示すように、設定処理部211、割当処理部212、決定処理部213、通知処理部214、補正処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記清掃管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記清掃管理プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
設定処理部211は、清掃対象の清掃難易度を予め設定する。具体的には、設定処理部211は、部屋の広さ、部屋のグレード、部屋に備え付けるアメニティグッズの数、特別指示の数など、清掃対象の部屋の状況に対応する3段階の清掃難易度を予め設定する。
例えば、ホテルH1のスタッフがスタッフ端末3に表示される清掃指示ページ(図8参照)において清掃作業を要する清掃対象を選択した場合に、設定処理部211は、選択された清掃対象の現在の清掃難易度を算出する。例えば、設定処理部211は、選択された清掃対象の清掃範囲(例えば広さ)、清掃対象の種別(例えば部屋タイプ)、清掃対象に備え付ける備品(アメニティグッズ)に関する備品情報(例えばアメニティグッズの数)、及び、清掃対象に対する所定の要求情報(例えば特別指示の数)の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃対象の清掃難易度(「1」、「2」、又は「3」)を算出する。設定処理部211は、清掃対象ごとに清掃難易度を算出して清掃難易度情報D4(図6参照)に登録する。なお、選択される清掃対象は、一つであってもよいし複数であってもよい。
また、設定処理部211は、清掃員の過去の清掃部屋数、再清掃回数、経験値情報(経験年数など)など清掃員の作業能力に対応する5段階の作業能力レベルを予め設定する。
例えば、設定処理部211は、清掃員の過去の清掃部屋数、再清掃回数、及び経験値情報(経験年数など)の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃員の作業能力レベル(「1」~「5」)を算出する。設定処理部211は、清掃員ごとに作業能力レベルを算出して清掃員情報D1(図3参照)に登録する。また、設定処理部211は、ホテルH1のスタッフが清掃指示ページ(図8参照)において清掃指示書を作成する場合に、清掃日(図8では「2021年10月15日」)に勤務する清掃員を勤怠管理データ(勤務シフト)から特定し、特定した清掃員の現時点の作業能力レベルを算出する。設定処理部211の構成によれば、清掃員の過去の清掃実績から現在の作業能力レベルを判定することができる。
割当処理部212は、清掃員に対して当該清掃員が担当する清掃対象を割り当てる割当処理を実行する。具体的には、割当処理部212は、清掃対象の清掃難易度と清掃員の作業能力レベルとに基づいて割当処理を実行する。例えば、割当処理部212は、清掃難易度が高い清掃対象を作業能力レベルが高い清掃員に優先的に割り当てる。例えば207号室は部屋が広く、アメニティグッズの数が多く、かつ前記特別指示(「エクストラベッドを搬入する」)があるため、割当処理部212は清掃難易度として最も高い「3」を算出する。この場合、割当処理部212は、清掃日に勤務予定の清掃員のうち作業能力レベルが最も高い清掃員A1に207号室を割り当てる(図6及び図7参照)。
このように、第1清掃員の作業能力レベルが第2清掃員の作業能力レベルよりも高く、かつ第1清掃対象の清掃難易度が第2清掃対象の清掃難易度よりも高い場合に、割当処理部212は、第1清掃員に第1清掃対象を割り当て、第2清掃員に第2清掃対象を割り当てる。これにより、清掃難易度が高い清掃対象について、所要作業時間を短縮することができ、また清掃不備などの問題なく清掃作業を完了させることができる。
また、割当処理部212は、清掃対象の清掃難易度と清掃員の作業能力レベルとに応じた所要作業時間に基づいて前記割当処理を実行してもよい。例えば、清掃難易度が高い清掃対象を作業能力レベルが低い清掃員が担当した場合、所要作業時間が長くなる。前記所要作業時間が所定時間以上となる場合には、割当処理部212は、より作業能力レベルが高い清掃員に前記清掃対象を割り当てる。このように、一つの清掃対象の所要作業時間に対して上限時間を設定してもよい。
ここで、複数の清掃員がそれぞれ複数の清掃対象を清掃作業する場合、各清掃員が同じ又は近い時刻に清掃作業を完了することが望ましい。そこで、割当処理部212は、第1清掃員が担当する一又は複数の清掃対象の全ての清掃作業に要する第1合計作業時間と、第2清掃員が担当する一又は複数の清掃対象の全ての清掃作業に要する第2合計作業時間との差が所定時間以内になるように、第1清掃員及び第2清掃員に対する前記割当処理を実行してもよい。
また、割当処理部212は、清掃日において清掃作業を要する清掃対象を抽出して清掃員に割り当てる。例えば、ホテルH1のスタッフがスタッフ端末3に表示される清掃指示ページ(図8参照)において清掃日(「2021年10月15日」)に清掃作業を要する清掃対象を選択した場合に、割当処理部212は、当該清掃日に清掃作業を要する清掃対象を抽出して清掃員に割り当てる。例えば、割当処理部212は、2階の客室(201号室~208号室)(図9参照)のうち清掃不要の202号室を除く7部屋の清掃難易度と、各清掃員の作業能力レベルとに基づいて、当該7部屋を清掃員A1に割り当てる。
決定処理部213は、複数の清掃対象の清掃順序を決定する。具体的には、決定処理部213は、複数の清掃対象の位置関係に基づいて基準(デフォルト)となる清掃順序(以下、「基準順序」)を予め決定する。図9には、ホテルH1の2階の地図MP(客室レイアウト)の一例を示している。決定処理部213は、地図MP上の複数の清掃対象(客室)の位置関係に基づいて、当該複数の清掃対象の基準順序を決定する。例えば図10に示すように、決定処理部213は、清掃開始場所(スタート地点)を201号室に設定し、201号室に続いて、208号室、202号室、207号室、203号室、206号室、204号室、205号室の順(図10の矢印の順)に基準順序(基準ルート)を決定する。決定処理部213は、例えば201号室~208号室の8室の移動距離が最短となる最短ルートに基づいて基準順序を決定する。決定処理部213は、決定した基準順序を記憶部22に記憶する。決定処理部213は、例えばフロアごと、又は複数の清掃対象を含むグループごとに、予め基準順序を決定して記憶部22に記憶する。
また、決定処理部213は、割当処理部212により割り当てられる複数の清掃対象の清掃順序を、複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する。
以下では、上述した例の通り、清掃員A1にホテルH1の2階の客室(201号室、203号室~208号室)が割り当てられた場合を例に挙げて説明する。具体的には、決定処理部213は、複数の清掃対象のそれぞれの位置、利用予定時刻、現在の利用状況、及び清掃要否の少なくともいずれかに基づいて、複数の清掃対象の清掃順序を決定する。例えば、決定処理部213は、前記基準順序(図10参照)に基づいて201号室、203号室~208号室の清掃順序を決定する。ここでは、決定処理部213は、前記基準順序から清掃作業が不要の202号室を除いた順序、すなわち201号室、208号室、207号室、203号室、206号室、204号室、205号室の順に清掃順序を決定する。
他の実施形態として、決定処理部213は、チェックアウト前の利用中の客室を除いた複数の客室について、前記基準順序に基づいて清掃順序を決定してもよい。例えば、複数の客室に対応する清掃順序を決定する時点において利用者が客室を利用中(チェックアウト前)である場合に、決定処理部213は、当該複数の客室から利用中の客室を除外して清掃順序を決定する。
他の実施形態として、決定処理部213は、前記基準順序(図10参照)と前記利用予定時刻に対応するチェックイン日時(CI予定日時)に基づいて、201号室、203号室~208号室の清掃順序を決定する。例えば、早いチェックイン時刻(CI予定日時)が登録(図8参照)されている客室は、清掃作業を早めに完了しておく必要がある。そこで、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、前記基準順序と各客室のチェックイン時刻とに基づいて清掃順序を決定する。例えば、決定処理部213は、前記基準順序に対応する基準ルート(図10参照)において、チェックイン時刻が最も早い客室を清掃開始場所に決定し、当該客室から前記基準ルートに応じた清掃順序を決定する。
また、他の実施形態として、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、チェックイン時刻順に清掃順序を決定するとともに、チェックイン時刻が登録されていない客室及びチェックイン時刻が所定時刻よりも遅い客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。また、他の実施形態として、決定処理部213は、各客室のチェックイン時刻を優先し、前記基準順序を考慮せず、チェックイン時刻の早い順に前記清掃順序を決定してもよい。
以上のように、決定処理部213は、複数の清掃対象の位置に基づいて清掃順序を決定する。また、決定処理部213は、利用予定時刻(チェックイン時刻)に基づいて清掃順序を決定する。また、決定処理部213は、利用者の利用状況(利用中又はチェックアウト済)に基づいて清掃順序を決定する。また、決定処理部213は、客室ごとに登録された清掃要否の情報に基づいて清掃順序を決定する。
また、決定処理部213は、複数の清掃対象のそれぞれの清掃難易度に基づいて複数の清掃対象の清掃順序を決定してもよい。例えば、決定処理部213は、前記基準順序に対応する基準ルート(図10参照)において、清掃難易度が最も低い客室(清掃難易度「1」の客室)を清掃開始場所に決定し、当該客室から前記基準ルートに応じた清掃順序を決定する。
また、他の実施形態として、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、清掃難易度が低い順に清掃順序を決定するとともに、清掃難易度が同一の客室が複数存在する場合には当該複数の客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。清掃難易度が低い清掃対象の清掃順序を早くすることにより、早い時間に多くの客室を清掃完了状態とすることができる。また、清掃難易度が高い清掃対象の清掃順序を遅くすることにより、清掃員は当該清掃対象の清掃作業を慎重に行うことができる。なお、決定処理部213は、清掃難易度が高い順に清掃順序を決定してもよい。
また、他の実施形態として、決定処理部213は、複数の清掃対象のそれぞれに対応する、清掃範囲、種別、備え付けられる備品、及び、所定の要求情報の少なくともいずれかに基づいて、複数の清掃対象の清掃順序を決定してもよい。
例えば、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、客室を広さが狭い順に清掃順序を決定するとともに、客室の広さが同一の客室が複数存在する場合には当該複数の客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。なお、決定処理部213は、客室の広さが広い順に清掃順序を決定してもよい。
また例えば、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、客室を種別(シングルルーム、ツインルーム、スイートルームなど)のグレードが低い順に清掃順序を決定するとともに、客室のグレードが同一の客室が複数存在する場合には当該複数の客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。なお、決定処理部213は、客室のグレードが高い順に清掃順序を決定してもよい。
また例えば、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、客室の備品(アメニティグッズ)の数が少ない順に清掃順序を決定するとともに、備品の数が同一の客室が複数存在する場合には当該複数の客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。なお、決定処理部213は、客室の備品の数が多い順に清掃順序を決定してもよい。
また例えば、決定処理部213は、201号室、203号室~208号室について、客室の特別指示の数が少ない順に清掃順序を決定するとともに、客室の特別指示の数が同一の客室が複数存在する場合には当該複数の客室については前記基準順序の順に清掃順序を決定してもよい。すなわち、決定処理部213は、特別指示のない客室及び特別指示の少ない客室の清掃順序を早くし、特別指示のある客室及び特別指示の多い客室の清掃順序を遅くする。これにより、清掃員は特別指示の作業を慎重に行うことができる。なお、決定処理部213は、客室の特別指示の数が多い順に清掃順序を決定してもよい。
以上のように、決定処理部213は、前記基準順序を基準として、複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて、清掃員に割り当てられた複数の清掃対象の清掃順序を決定する。前記関連情報には、複数の清掃対象のそれぞれの位置、利用予定時刻(チェックイン時刻)、現在の利用状況(利用中、チェックアウト済みなど)、清掃要否、清掃難易度、清掃範囲(広さなど)、種別(グレードなど)、備え付けられる備品(アメニティグッズなど)、要求情報(特別指示など)の少なくともいずれかの情報が含まれる。
ところで、制御部21は、各種情報をスタッフ端末3、リーダー端末4、及び清掃員端末5に提示する。例えば、制御部21は、スタッフが清掃指示書を作成する場合にスタッフ端末3に清掃指示ページ(図8参照)を表示させる。また例えば、制御部21は、清掃対象が選択された場合にリーダー端末4に清掃管理ページ(図11参照)を表示させる。図11に示す清掃管理ページには、清掃対象の詳細情報を表示させる選択ボタンK1、清掃員に清掃対象を割り当てる割当処理を実行する選択ボタンK2、登録された特別指示(図8参照)の情報を表示させる選択ボタンK3、清掃完了の報告内容を表示させる選択ボタンK4、忘れ物の登録情報を表示させる選択ボタンK5などが表示される。また、選択ボタンK1,K3,K4,K5には、それぞれに対応する件数(登録件数)が表示され、また当該件数が適宜更新される。
ここで、清掃リーダーは、登録された18室の清掃対象を清掃員に割り当てる割当処理を実行する場合に、リーダー端末4に表示された清掃管理ページにおいて選択ボタンK2を押下する。選択ボタンK2が押下されると、制御部21は、リーダー端末4に清掃割当ページ(不図示)を表示させる。清掃リーダーが清掃割当ページにおいて割当操作を行うと、割当処理部212は前記割当処理を実行する。なお、清掃リーダーは、清掃割当ページにおいて、手動により各清掃員に清掃対象を割り当てたり、自動で割り当てられた清掃対象を手動で変更したりする操作を行うことが可能である。
また、制御部21は、前記割当処理が実行された場合に各清掃員端末5に清掃管理ページを表示させる。図12は、清掃員A1の清掃員端末5に表示される清掃管理ページの一例を示している。図12に示す清掃管理ページには、清掃員A1が担当する7室の清掃対象(客室)に関する情報が表示される。清掃員A1が清掃員端末5に表示された清掃管理ページの選択ボタンK11を押下すると、制御部21は、清掃員端末5に作業一覧ページ(図13参照)を表示させる。図13に示す作業一覧ページには、清掃員A1に割り当てられた7室の清掃対象の情報が表示される。また、清掃対象(ここでは207号室)に特別指示が登録されていることを示す識別画像Meが表示される。
ここで、通知処理部214は、決定処理部213により決定される複数の清掃対象の清掃順序を清掃員に通知する。例えば図13に示すように、通知処理部214は、清掃員A1に割り当てられた7室の客室の情報を、決定処理部213により決定された清掃順序に従って清掃員端末5に表示させる。ここでは、通知処理部214は、1番目の201号室の情報を作業一覧ページの最上位に表示させ、2番目以降の客室の情報を下方に向かって順番に表示させる。図13に示す例では、決定処理部213により、201号室、208号室、203号室、206号室、204号室、205号室、207号室の順に清掃順序が決定されている。
また、通知処理部214は、決定処理部213により決定される清掃順序を表す清掃ルートを清掃員端末5に表示させる。例えば図13に示す画面において清掃員A1が「マップ」の文字をタッチすると、通知処理部214は、図14に示す地図ページを表示させ、地図MP上に前記清掃順序を表す清掃ルート(図14の矢印)を表示させる。また、通知処理部214は、地図MP上において、特別指示が登録されている客室「207号室」に識別画像Meを表示させる。
また、通知処理部214は、複数の清掃対象の清掃順序と、各清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻とを清掃員端末5に表示させる。例えば図13に示すように、通知処理部214は、客室に対応する選択ボタンK21(アイコン)に客室情報(部屋番号)と当該客室の清掃開始時刻とを並べて表示させる。通知処理部214は、各客室の清掃所要時間を清掃難易度、作業能力レベルなどに基づいて予測して前記清掃開始時刻を設定してもよい。
清掃員A1は、清掃作業を開始する場合に作業一覧ページ(図13参照)において1番目の客室の選択ボタンK21を選択する。制御部21は、選択された客室の作業ページ(図15参照)を清掃員端末5に表示させる。ここでは、制御部21は、201号室の作業ページを清掃員端末5に表示させる。清掃員A1は作業ページにおいて清掃内容を確認して清掃作業を行う。ここで、通知処理部214は、図15に示す作業ページにおいて、201号室の清掃を終了すべき終了目標時刻と、201号室の次に清掃する208号室の清掃を開始すべき開始予定時刻とを表示させる。これにより、清掃員に清掃作業を時間通りに実施させ易くなる。
このように、通知処理部214は、第1清掃対象の清掃が開始された場合に、清掃員端末5に表示される前記第1清掃対象の作業画面において、前記第1清掃対象の清掃を終了すべき終了目標時刻と、前記第1清掃対象の次に清掃する第2清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻とを表示させる。
清掃員A1が201号室の清掃を終えると、図15に示す作業ページにおいて「清掃完了」をタッチする。清掃員A1が「清掃完了」をタッチすると、制御部21は、清掃員端末5を介して清掃完了報告を受け付け、リーダー端末4に清掃完了報告を送信する。また、制御部21は、リーダー端末4に表示される清掃管理ページ(図11参照)の選択ボタンK1の表示欄を更新する。例えば、制御部21は、「未清掃」の数を「17室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。なお、「インスぺ前」は、清掃員が清掃対象の清掃作業を完了後、清掃リーダーが清掃対象を点検(インスペクション)する前の状態を示す略語である。なお、制御部21は、同様に、清掃員A1の清掃員端末5に表示される清掃管理ページ(図12参照)の「未清掃」の数を「6室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。
清掃リーダーは、例えば201号室の清掃完了報告を受け取ると、201号室の点検(清掃チェック)を行う。点検により清掃作業の問題点(不備など)が見つからなかった場合には、清掃リーダーは、リーダー端末4において清掃完了(「OK」)を入力する。制御部21は、リーダー端末4の清掃管理ページ(図11参照)及び清掃員端末5の清掃管理ページ(図12参照)において、「インスぺ前」の数を「0室」に更新し、「清掃完了」の数を「1室」に更新する。
一方、清掃チェックにより清掃作業の問題点(不備など)が見つかった場合には、清掃リーダーは、リーダー端末4において清掃作業のやり直し指示(再清掃指示)を入力する。前記再清掃指示には、問題点に関するコメントが含まれる。制御部21は、リーダー端末4を介して前記再清掃指示を受け付けると清掃員情報D1(図3参照)の再清掃回数などを更新する。また、制御部21は、201号室を担当する清掃員A1の清掃員端末5に再清掃指示を出力する。清掃員A1は、前記再清掃指示を受け取ると201号室の清掃をやり直して再び清掃完了報告を入力する。このようにして、清掃リーダーは、リーダー端末4を利用して各清掃員に清掃対象を割り当てて各清掃員の清掃作業を管理し、各清掃員は、清掃員端末5を利用して、自身に割り当てられた清掃対象の清掃作業を行う。
また、201号室の清掃が完了すると、通知処理部214は、図16に示すように、201号室の情報を削除し、残りの6室の客室の情報(選択ボタンK21)を繰り上げる。また、通知処理部214は、作業一覧ページにおいて、清掃開始時刻を補正する。例えば201号室の清掃が予想より5分早く完了した場合、通知処理部214は、作業一覧ページにおいて、各清掃開始時刻を5分早める(図16参照)。一方、例えば201号室の清掃が予想より5分遅く完了した場合には、通知処理部214は、作業一覧ページにおいて、各清掃開始時刻を5分遅くする(図16参照)。清掃員A1は、201号室の清掃が完了すると、作業一覧ページ(図16参照)において2番目の客室(208号室)の選択ボタンK21を選択する。清掃員A1は208号室の作業ページにおいて清掃内容を確認して清掃作業を行う。
なお、図16に示す作業一覧ページにおいて、清掃員A1が「マップ」の文字をタッチすると、通知処理部214は、図17に示す地図情報を表示させ、地図MP上に前記清掃順序を表す清掃ルート(図17の矢印)、次の清掃対象の場所を示す画像M1、201号室の清掃が完了したことを示す画像M2などを表示させる。
なお、前記「マップ」の文字は、例えば図15に示す作業ページに表示されてもよい。清掃員は前記作業ページにおいて「マップ」をタッチすることにより作業場所を確認することができる。
以上のように、制御部21は、清掃員に対して複数の清掃対象を割り当て、割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を前記関連情報に基づいて決定し、決定した複数の清掃対象の清掃順序を清掃員に通知する。清掃員は、前記清掃順序に従って複数の清掃対象を順に清掃していく。この構成によれば、各清掃員に適した複数の清掃対象が割り当てられ、また各清掃員が複数の清掃対象を効率的に清掃作業することが可能になる清掃順序が決定される。よって、清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能となる。
ところで、複数の清掃対象の清掃順序が決定された後に、所定の清掃対象において、利用状況又は清掃状況が変化する場合がある。例えば、複数の客室の清掃順序が決定された後に、前記複数の客室に含まれない客室の利用者がチェックアウトする場合がある。この場合、チェックアウトが完了した客室について清掃作業が必要になる。このため、清掃員に、チェックアウトが完了した客室を割り当て、当該客室の清掃順位を決定する必要がある。
また例えば、複数の客室の清掃順序が決定されて清掃が開始された後に、清掃が完了した客室について再清掃指示がされる場合がある。この場合、再清掃指示された客室について清掃作業(やり直し)が必要になる。このため、清掃員に、再清掃対象の客室を割り当て、当該客室の清掃順位を決定する必要がある。
そこで、制御部21の補正処理部215は、決定処理部213により複数の清掃対象の清掃順序が決定された後に、所定の清掃対象に対応する利用状況及び清掃状況の少なくともいずれかが変化した場合に、前記複数の清掃対象の清掃順序を補正する。
具体的には、補正処理部215は、決定処理部213により複数の清掃対象の清掃順序が決定された後に、所定の清掃対象において当該清掃対象の利用者による利用が終了(チェックアウト)した場合に、複数の清掃対象の清掃順序を補正する。
ここで、通知処理部214は、複数の客室の清掃順序と、各客室の清掃を開始すべき開始予定時刻と、現時点でチェックアウト済ではない客室とを、清掃員端末5に表示させる。例えば図18に示すように、複数の客室の清掃順序を決定する時点で206号室が利用中(チェックアウト前)である場合に、通知処理部214は、206号室の選択ボタンK21を清掃員端末5の作業一覧ページの最下位の所定位置に表示させる。また、通知処理部214は、複数の客室について順に清掃作業が行われている間、206号室の選択ボタンK21を前記所定位置に固定して表示させる。
また、図18に示す作業一覧ページにおいて清掃員A1が「マップ」の文字をタッチすると、通知処理部214は、図19に示す地図ページを表示させ、地図MP上に206号室を除いた前記清掃順序を表す清掃ルート(図19の矢印)を表示させる。また、通知処理部214は、地図MP上に206号室がチェックアウト前であることを示す情報を表示させる。
ここで、清掃員A1が208号室を清掃しているときに206号室の利用者がチェックアウトした場合、補正処理部215は、208号室以降の客室の清掃順序を補正する。具体的には、補正処理部215は、前記基準順序(図10参照)に基づいて、206号室の清掃順序を決定し、他の客室の清掃順序を変更する。ここでは、図20に示すように、補正処理部215は、208号室、203号室、206号室、204号室、205号室、207号室の順に清掃順序を補正する。また、補正処理部215は、206号室を挿入したことに応じて、204号室、205号室、207号室の清掃開始時刻を補正する(図20参照)。
また、図20に示す作業一覧ページにおいて清掃員A1が「マップ」の文字をタッチすると、通知処理部214は、図21に示す地図情報を表示させ、地図MP上に206号室を含む前記清掃順序を表す清掃ルート(図21の矢印)を表示させる。また、通知処理部214は、地図MP上に206号室がチェックアウト済になったことを示す情報を表示させる。
このように、補正処理部215は、決定処理部213により複数の客室の清掃順序が決定された後に、複数の客室の少なくともいずれかにおいて利用者がチェックアウトした場合に、複数の客室の清掃順序を補正する。具体的には、決定処理部213は、清掃対象日の清掃開始時刻の時点でチェックアウト済みの複数の客室を抽出し、抽出した複数の客室の清掃順序を決定し、補正処理部215は、清掃開始時刻の時点でチェックアウト済みではない第1客室が前記清掃開始時刻後にチェックアウト済みになった場合に、その時点で清掃作業が完了していない客室の清掃順序を補正するとともに前記第1客室の清掃順序を決定する。
他の実施形態として、補正処理部215は、決定処理部213により決定された複数の清掃対象の清掃順序に従って清掃作業が行われているときに清掃作業が完了した清掃対象について再清掃の指示がされた場合に、複数の清掃対象の清掃順序を補正する。
例えば清掃員A1が、決定された前記清掃順序(図14参照)に従って201号室、208号室、203号室の清掃を完了した場合において、清掃リーダーが201号室を点検した結果、清掃作業のやり直し指示(再清掃指示)を入力した場合に、補正処理部215は、未清掃の客室の清掃順序を補正する。具体的には、補正処理部215は、前記基準順序(図10参照)に基づいて、再清掃の対象の201号室の清掃順序を決定し、他の客室の清掃順序を変更する。ここでは、図22に示すように、補正処理部215は、201号室の順番を特別指示のない客室の最後の順番に決定する。すなわち、補正処理部215は、206号室、204号室、205号室、201号室、207号室の順に清掃順序を補正する。
通知処理部214は、図22に示す作業一覧ページにおいて、201号室の選択ボタンK21に再清掃指示を示す情報を表示させる。また、図22に示す作業一覧ページにおいて清掃員A1が「マップ」の文字をタッチすると、通知処理部214は、図23に示す地図ページを表示させ、地図MP上に201号室を含む前記清掃順序を表す清掃ルート(図23の矢印)を表示させる。また、通知処理部214は、地図MP上に201号室が再清掃指示されたことを示す情報M3を表示させる。
このように、補正処理部215は、決定処理部213により複数の清掃対象の清掃順序が決定された後に、複数の清掃対象の少なくともいずれかにおいて清掃作業のやり直しが発生した場合に、複数の清掃対象の清掃順序を補正する。具体的には、補正処理部215は、決定処理部213により決定された複数の清掃対象の清掃順序に基づいて第1清掃対象の清掃作業が行われた後に、前記第1清掃対象の再清掃指示を取得した場合に、その時点で清掃作業が完了していない清掃対象の清掃順序を補正するとともに前記第1清掃対象の清掃順序を決定する。
また、通知処理部214は、補正処理部215により補正される清掃順序を表す清掃ルートを清掃員端末5に表示させる(図21及び図23参照)。また、通知処理部214は、複数の客室の清掃順序と、各客室の清掃を開始すべき開始予定時刻と、現時点でチェックアウト済ではない客室とを、清掃員端末5に表示させる(図20及び図21参照)。また、通知処理部214は、複数の清掃対象の清掃順序と、各清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻と、再清掃指示を受けたことと示す情報とを、清掃員端末5に表示させる(図22及び図23参照)。
[スタッフ端末3]
図2に示されるように、スタッフ端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。スタッフ端末3は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F34は、スタッフ端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、リーダー端末4、清掃員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりスタッフ端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、スタッフ端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、スタッフ端末3では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、スタッフ端末3に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、スタッフ端末3の利用者(スタッフ)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ホテルH1のスタッフは、前記清掃管理サービスを利用する際に、スタッフ端末3に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部31は、スタッフ端末3にスタッフ用の各種ウェブページ(例えば清掃指示ページ(図8参照))を表示させる。
[リーダー端末4]
図2に示されるように、リーダー端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。リーダー端末4は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F44は、リーダー端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、スタッフ端末3、清掃員端末5などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりリーダー端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、リーダー端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、リーダー端末4では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、リーダー端末4に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、リーダー端末4の利用者(清掃リーダー)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部43に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ホテルH1の清掃リーダーは、前記清掃管理サービスを利用する際に、リーダー端末4に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部41は、リーダー端末4に清掃リーダー用の各種ウェブページ(例えば清掃管理ページ(図11参照))を表示させる。
[清掃員端末5]
図2に示されるように、清掃員端末5は、制御部51、記憶部52、操作表示部53、及び通信I/F54などを備える。清掃員端末5は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、清掃員端末5は、リーダー端末4と同一の機能をさらに備えてもよいし、リーダー端末4と同一の情報処理装置であってもよい。清掃員端末5は、本発明の携帯端末の一例である。
通信I/F54は、清掃員端末5を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して管理サーバー2、スタッフ端末3、リーダー端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部53は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部52は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部52には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って管理サーバー2などの外部装置との間で通信処理を制御部51に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、管理サーバー2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
制御部51は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部51は、前記ROM又は記憶部52に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより清掃員端末5を制御する。
具体的に、制御部51は、記憶部52に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部511として機能する。ブラウザ処理部511は、管理サーバー2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部53に表示させ、操作表示部53に対する操作を管理サーバー2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、清掃員端末5は、制御部51によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、管理サーバー2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部51に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、清掃員端末5では、清掃管理システム1で提供される清掃管理サービスの清掃管理サービスサイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部51が、管理サーバー2から前記清掃管理サービスサイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部53に前記清掃管理サービスサイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、清掃員端末5に管理サーバー2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、清掃員端末5の利用者(清掃員)が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部53に前記清掃管理サービスサイトのウェブページが表示される。
例えば、ホテルH1の清掃員は、前記清掃管理サービスを利用する際に、清掃員端末5に表示された前記清掃管理サービスサイトのログインページ(不図示)にログイン情報(ID、パスワード)を入力する。前記ログイン情報が認証されると、制御部51は、清掃員端末5に清掃員用の各種ウェブページ(例えば清掃管理ページ(図12参照)、作業一覧ページ(図13等参照)、地図ページ(図14等参照)、作業ページ(図15参照))を表示させる。
[清掃管理処理]
以下、図24を参照しつつ、清掃管理システム1において実行される清掃管理処理について説明する。具体的に、本実施形態では、管理サーバー2の制御部21によって前記清掃管理処理が実行される。
なお、本発明は、前記清掃管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する清掃管理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記清掃管理処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記清掃管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21が前記清掃管理処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーが当該清掃管理処理における各ステップを分散して実行する清掃管理方法も他の実施形態として考えられる。前記清掃管理方法は、本発明の清掃管理方法の一例である。
先ず、ステップS1において、制御部21は、清掃リーダーから割当処理の指示(割当指示)を受け付けたか否かを判定する。制御部21が前記割当指示を受け付けると(S1:Yes)、処理をステップS2に移行させる。制御部21は前記割当指示を受け付けるまで待機する(S1:No)。例えば、清掃リーダーは、ホテルH1のスタッフにより登録された複数の清掃対象(図8参照)を清掃員に割り当てる割当処理を実行する場合に、リーダー端末4に表示された清掃管理ページ(図11参照)において選択ボタンK2を押下する。選択ボタンK2が押下されると、制御部21は、前記割当指示を受け付ける。
ステップS2において、制御部21は、清掃対象を抽出する。具体的には、制御部21は、ホテルH1内の全ての清掃対象から、スタッフにより登録された複数の清掃対象(図8参照)を抽出する。また、制御部21は、チェックアウトが完了していない客室を除いて清掃対象を抽出する。
次にステップS3において、制御部21は、割当処理を実行する。具体的には、制御部21は、抽出した各清掃対象の清掃難易度を算出する。例えば、制御部21は、清掃対象の清掃範囲(例えば広さ)、清掃対象の種別(例えば部屋タイプ)、清掃対象に備え付ける備品(アメニティグッズ)に関する備品情報(例えばアメニティグッズの数)、及び、清掃対象に対する所定の要求情報(例えば特別指示の数)の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃対象の現在の清掃難易度(「1」、「2」、又は「3」)を算出する。制御部21は、清掃対象ごとに清掃難易度を算出して清掃難易度情報D4(図6参照)に登録する。
また、制御部21は、勤怠管理データ(勤務シフト)などを参照して、清掃対象日(図8では「2021年10月15日」)に勤務予定の清掃員を抽出する。
また、制御部21は、抽出した各清掃員の作業能力レベルを算出する。具体的には、制御部21は、清掃員の過去の清掃部屋数、再清掃回数、及び経験値情報(経験年数など)の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃員の現在の作業能力レベル(「1」~「5」)を算出する。制御部21は、清掃員ごとに作業能力レベルを算出して清掃員情報D1(図3参照)に登録する。
そして、制御部21は、算出した清掃対象の清掃難易度と清掃員の作業能力レベルとに基づいて割当処理を実行する。例えば、制御部21は、清掃難易度が高い清掃対象を作業能力レベルが高い清掃員に優先的に割り当てる。
例えば、制御部21は、第1清掃員の作業能力レベルが第2清掃員の作業能力レベルよりも高く、かつ第1清掃対象の清掃難易度が第2清掃対象の清掃難易度よりも高い場合に、第1清掃員に第1清掃対象を割り当て、第2清掃員に第2清掃対象を割り当てる。ここでは、前記割当処理の結果、清掃員A1にホテルH1の2階の客室(201号室、203号室~208号室)が割り当てられたものとする(図6参照)。ステップS3は、本発明の割当ステップの一例である。
次にステップS4において、制御部21は、清掃員に割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を決定する。制御部21は、前記清掃順序を、複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する。具体的には、上述のように、制御部21は、複数の清掃対象のそれぞれの位置、利用予定時刻(チェックイン時刻)、現在の利用状況(利用中、チェックアウト済みなど)、清掃要否、清掃難易度、清掃範囲(広さなど)、種別(グレードなど)、備え付けられる備品(アメニティグッズなど)、要求情報(特別指示など)の少なくともいずれかの情報に基づいて前記清掃順序を決定する。例えば図7に示すように、制御部21は、清掃員A1に割り当てた客室(201号室、203号室~208号室)について、201号室、208号室、203号室、206号室、204号室、205号室、207号室の順に清掃順序を決定する。具体的には、制御部21は、特別指示が登録されている207号室を最後の順番に決定し、他の客室について前記基準順序に応じた順番に決定する。
他の実施形態として、制御部21は、清掃順序を決定する時点で206号室が利用中(チェックアウト前)である場合には、206号室を除外して清掃順序を決定する。ステップS5は、本発明の決定ステップの一例である。
次にステップS5において、制御部21は、決定した清掃順序を清掃員に通知する。例えば図13に示す作業一覧ページにおいて、制御部21は、清掃員A1に割り当てた7室の客室の情報を、決定した清掃順序に従って清掃員端末5に表示させる。また、制御部21は、作業一覧ページにおいて、各客室の清掃を開始すべき開始予定時刻を表示させる。また、制御部21は、作業一覧ページにおいて、特別指示が登録されている客室「207号室」に識別画像Meを表示させる。また、制御部21は、清掃員A1の操作(図13の「マップ」の選択操作)に応じて、前記清掃順序を表す清掃ルートを清掃員端末5に表示させる(図14参照)。
他の実施形態として、制御部21は、清掃順序を決定する時点で206号室が利用中(チェックアウト前)である場合には、206号室の情報を作業一覧ページの最下位の所定位置に表示させる(図18参照)。ステップS5は、本発明の通知ステップの一例である。
次にステップS6において、制御部21は、清掃を開始したか否かを判定する。例えば図13に示す作業一覧ページにおいて清掃員A1が「201号室」の選択ボタンK21を選択すると、制御部21は、清掃を開始したか否かを判定する。制御部21は、清掃を開始したと判定すると(S6:Yes)、処理をステップS7に移行させる。制御部21は、清掃を開始したと判定するまで待機する(S6:No)。
例えば201号室の清掃が開始されると、清掃員A1は、作業ページ(図15参照)において清掃内容を確認して清掃作業を行う。具体的には、清掃員A1は、201号室において、アメニティグッズのセット、飲料物のセット、ベッドメイキング、バスルームの清掃などを行い、作業ページにおいて作業ごとにチェック欄にチェックを入れる。なお、作業内容に特別指示が含まれる場合には、図15に示す作業ページに、特別指示に関する作業内容(例えば「エクストラベッドを搬入する」)とチェック欄とが表示される。
次に、ステップS7において、制御部21は、清掃員から清掃完了操作を受け付けたか否かを判定する。例えば清掃員A1は、201号室において各作業を実施し終えると、図15に示す作業ページにおいて「清掃完了」をタッチする。清掃員A1が「清掃完了」をタッチすると、制御部21は前記清掃完了操作を受け付ける。制御部21は、清掃完了操作を受け付けると(S7:Yes)、処理をステップS8に移行させる。制御部21は、清掃完了操作を受け付けるまで待機する(S7:No)。
ステップS8において、制御部21は、清掃リーダーに点検を依頼する。例えば制御部21は、リーダー端末4に表示される清掃管理ページ(図11参照)の選択ボタンK1の表示欄において、「未清掃」の数を「17室」に更新し、「インスぺ前」の数を「1室」に更新する。例えば清掃リーダーが、201号室の清掃完了報告(点検依頼)を受け取ると、201号室の点検(清掃チェック)を行い、点検により清掃作業の問題点(不備など)が見つからなかった場合には、リーダー端末4において清掃完了(「OK」)を入力する。これに対して、清掃チェックにより清掃作業の問題点(不備など)が見つかった場合には、清掃リーダーは、リーダー端末4において清掃作業のやり直し指示(再清掃指示)を入力する。その後、制御部21は、処理をステップS9、S10に移行させる。制御部21は、ステップS9及びS10のそれぞれの処理を並行して実行する。
ステップS9では、制御部21は、全ての清掃対象について清掃が完了したか否かを判定する。例えば、清掃員A1に割り当てられた7つの部屋(図7参照)について清掃が完了した場合に(S9:Yes)、制御部21は前記清掃管理処理を終了させる。一方、清掃員A1に割り当てられた7つの部屋について清掃が完了していない場合には(S9:No)、制御部21は、処理をステップS6に移行させる。ステップS6に移行すると、制御部21は、清掃員A1による次の客室の清掃作業の開始操作を受け付ける。
ステップS10では、制御部21は、再清掃指示を取得したか否かを判定する。制御部21は、清掃リーダーから再清掃指示を取得しなかった場合(S10:No)、すなわち清掃リーダーから清掃完了(「OK」)を取得した場合、処理をステップS11に移行させる。これに対して、制御部21は、清掃リーダーから再清掃指示を取得した場合(S10:Yes)、処理をステップS12に移行させる。
ステップS11では、制御部21は、清掃対象(ここでは201号室)の清掃完了を登録し、処理をステップS9に移行させる。
ステップS12では、制御部21は、清掃順序を補正する。具体的には、制御部21は、前記基準順序(図10参照)に基づいて、再清掃の対象の201号室の清掃順序を決定し、他の客室の清掃順序を変更する。例えば図22に示すように、制御部21は、201号室の順番を特別指示のない客室の最後の順番に決定する。ステップS12は、本発明の補正ステップの一例である。
次にステップS13において、制御部21は、補正後の清掃順序を清掃員A1に通知する。例えば図22及び図23に示すように、制御部21は、現時点で清掃作業が完了していない客室と、再清掃指示を受けた201号室とを含む各客室の補正後の清掃順序を表示させる。また、制御部21は、各客室の清掃開始時刻を補正して表示させる(図22参照)。その後、制御部21は、処理をステップS6に移行させる。
ここで、清掃員A1が割り当てられた客室を清掃作業中に、所定の客室(図18の206号室)においてチェックアウトが完了した場合に、制御部21は、現時点で清掃作業が完了していない客室と、チェックアウトが完了した206号室とを含む各客室の清掃順序を補正する。制御部21は、清掃順序を補正すると、処理をステップS6に移行させて次の清掃対象の開始指示を受け付ける。以上のようにして、制御部21は、前記清掃管理処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係る清掃管理システム1は、清掃員に対して当該清掃員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行し、割り当てた前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定し、決定した前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃員に通知する。
上記構成によれば、清掃員に対して割り当てた複数の清掃対象について、清掃員に適した清掃順序を提示することができる。これにより、清掃員は清掃順序に従って効率的に清掃作業を行うことができる。
また、本実施形態に係る清掃管理システム1は、清掃員に割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を決定した後に、所定の清掃対象に対応する利用状況及び清掃状況の少なくともいずれかが変化した場合に、前記複数の清掃対象の清掃順序を補正し、補正した前記複数の清掃対象の清掃順序を清掃員に通知する。
上記構成によれば、清掃員が清掃作業中に客室においてチェックアウトが生じた場合、清掃済みの客室について再清掃が指示された場合など、利用状況、清掃状況などが変化した場合に、その時点で清掃順序を変更することができる。これにより、清掃員は、変更された清掃順序に従って効率的に清掃作業を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る清掃管理システム1によれば、清掃対象の清掃作業の効率を向上させることが可能となる。
[他の実施形態]
本発明の清掃管理システムは、上述の実施形態に限定されず、以下の実施形態であってもよい。
本発明の他の実施形態として、制御部21は、清掃員が決定された清掃順序に従って清掃作業を行わなかった場合に、清掃員に警告を通知してもよい。例えば清掃員A1が201号室の清掃作業を完了した後に、図13に示す作業一覧ページにおいて、次の208号室を選択せず、203号室を選択した場合に、制御部21は、清掃員端末5に警告を表示させる。また他の実施形態として、制御部21は、清掃員A1が201号室の清掃作業を完了した後に、図13に示す作業一覧ページにおいて、次の208号室のみを選択可能に表示させ、他の客室を選択できないように表示させてもよい。
上述の実施形態では、制御部21は、清掃員に割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を、複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する構成(以下、「第1構成」という。)と、前記複数の清掃対象の清掃順序が決定された後に、所定の清掃対象に対応する利用状況及び清掃状況の少なくともいずれかが変化した場合に、前記複数の清掃対象の清掃順序を補正する構成(以下、「第2構成」という。)とを備える。
本発明の他の実施形態として、制御部21は、前記第1構成が省略されてもよい。具体的には、制御部21は、ユーザー(スタッフ、清掃員、清掃リーダーなど)の操作に応じて清掃順序を設定してもよい。例えば清掃リーダーは、リーダー端末4において、清掃員A1に複数の客室を割り当て、当該複数の客室の清掃順序を設定する。制御部21は、ユーザーによる設定操作を受け付けて複数の客室の清掃順序を設定する。また、他の実施形態として、制御部21は、複数の客室の客室番号の順に清掃順序を設定してもよい。制御部21は、上記のようにして清掃順序が決定された後に、前記第2構成の処理を実行してもよい。すなわち、他の実施形態に係る清掃管理システム1では、前記第2構成を備え、前記第1構成については省略されてもよいし周知の構成を適用してもよい。
また、本発明の他の実施形態として、制御部21は、前記第2構成が省略されてもよい。具体的には、制御部21は、清掃員に割り当てた複数の清掃対象の清掃順序を、複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定し、決定した清掃順序を清掃員に通知する構成のみを備えてもよい。すなわち、他の実施形態に係る清掃管理システム1では、前記第1構成を備え、前記第2構成については省略されてもよいし周知の構成を適用してもよい。
本発明の清掃管理システム1において、スタッフ端末3がリーダー端末4の機能を備え、リーダー端末4が省略されてもよい。また、リーダー端末4がスタッフ端末3の機能を備え、スタッフ端末3が省略されてもよい。また、清掃管理システム1において、管理サーバー2がスタッフ端末3及びリーダー端末4の機能を備え、スタッフ端末3及びリーダー端末4が省略されてもよい。
また、上述の実施形態は、本発明の清掃管理システムが宿泊施設に適用される場合を例に挙げたが、本発明の清掃管理システムは、清掃対象を備える種々の施設に適用することができる。
1 :清掃管理システム
2 :管理サーバー
3 :スタッフ端末
4 :リーダー端末
5 :清掃員端末
211 :設定処理部
212 :割当処理部
213 :決定処理部
214 :通知処理部
215 :補正処理部

Claims (10)

  1. 清掃作業員に対して当該清掃作業員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する割当処理部と、
    前記割当処理部により割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する決定処理部と、
    前記決定処理部により決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃作業員に通知する通知処理部と、
    を備える清掃管理システム。
  2. 前記決定処理部は、前記複数の清掃対象のそれぞれの位置、利用予定時刻、現在の利用状況、及び清掃要否の少なくともいずれかに基づいて、前記複数の清掃対象の清掃順序を決定する、
    請求項1に記載の清掃管理システム。
  3. 清掃対象の清掃作業の難易度を示す清掃難易度を設定する設定処理部をさらに備え、
    前記決定処理部は、前記複数の清掃対象のそれぞれの清掃難易度に基づいて前記複数の清掃対象の清掃順序を決定する、
    請求項1又は2に記載の清掃管理システム。
  4. 前記設定処理部は、清掃対象の清掃範囲、清掃対象の種別、清掃対象に備え付ける備品に関する備品情報、及び、清掃対象に対する所定の要求情報の少なくともいずれかに基づいて、当該清掃対象の清掃難易度を設定する、
    請求項3に記載の清掃管理システム。
  5. 前記決定処理部は、前記複数の清掃対象のそれぞれに対応する、清掃範囲、種別、備え付けられる備品、及び、所定の要求情報の少なくともいずれかに基づいて、前記複数の清掃対象の清掃順序を決定する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の清掃管理システム。
  6. 前記通知処理部は、前記決定処理部により決定される前記清掃順序を表す清掃ルートを前記清掃作業員の携帯端末に表示させる、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の清掃管理システム。
  7. 前記通知処理部は、前記複数の清掃対象の清掃順序と、各清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻とを前記清掃作業員の携帯端末に表示させる、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の清掃管理システム。
  8. 前記通知処理部は、第1清掃対象の清掃が開始された場合に、前記清掃作業員の携帯端末に表示される前記第1清掃対象の作業画面において、前記第1清掃対象の清掃を終了すべき終了目標時刻と、前記第1清掃対象の次に清掃する第2清掃対象の清掃を開始すべき開始予定時刻とを表示させる、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の清掃管理システム。
  9. 一又は複数のプロセッサーが、
    清掃作業員に対して当該清掃作業員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する割当ステップと、
    前記割当ステップにおいて割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃作業員に通知する通知ステップと、
    を実行する清掃管理方法。
  10. 清掃作業員に対して当該清掃作業員が担当する複数の清掃対象を割り当てる割当処理を実行する割当ステップと、
    前記割当ステップにおいて割り当てられる前記複数の清掃対象の清掃順序を、前記複数の清掃対象のそれぞれに関連付けられた関連情報に基づいて決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定される前記複数の清掃対象の清掃順序を前記清掃作業員に通知する通知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための清掃管理プログラム。
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