JP2023061134A - プロジェクター、プロジェクターの制御方法、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

プロジェクター、プロジェクターの制御方法、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単純な装置構成で投射画像を補正する。【解決手段】光源を備えるプロジェクターの制御方法であって、光源の状態を特定することと、光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成することと、補正パラメーターに基づいて、プロジェクターから投射される画像を補正することと、を含む、ことを特徴とする、プロジェクターの制御方法。【選択図】図9

Description

本発明は、プロジェクター、プロジェクターの制御方法、情報処理装置およびプログラムに関する。
プロジェクターから投射される画像の色を測定し、測定結果に基づいて投射画像の色を調整する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、投射される画像について、RGB表色系で表した場合の三刺激値であるR値、G値およびB値と、XYZ表色系で表した場合の三刺激値であるX値、Y値およびZ値のうちのZ値とを各々測定し、測定したR値、G値、B値およびZ値に基づいて生成した補正パラメーターを用いて投射画像を補正するプロジェクターが開示されている。
特開2020-36198号公報
特許文献1に係るプロジェクターでは、Z値を実測する際にZフィルターと呼ばれる特殊な光学フィルターを用いる必要があり、プロジェクターの構成が複雑になるという課題があった。
本発明に係るプロジェクターの制御方法の一態様は、光源を備えるプロジェクターの制御方法であって、前記光源の状態を特定することと、前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成することと、前記補正パラメーターに基づいて、前記プロジェクターから投射される画像を補正することと、を含む、ことを特徴とする。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、光源と、前期光源の状態を特定する光源状態特定部と、前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、前記補正パラメーターに基づいて、投射する画像を補正する画像処理部と、前記補正パラメーターに基づいて補正された画像を投射する投射部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置の一態様は、光源を備えるプロジェクターから投射される画像を補正する情報処理装置であって、前期光源の状態を特定する光源状態特定部と、前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、前記補正パラメーターに基づいて、前記画像を補正する画像処理部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムの一態様は、プロセッサーを、プロジェクターの備える光源の状態を特定する光源状態特定部と、前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、前記補正パラメーターに基づいて、前記プロジェクターから投射される画像を補正する画像処理部と、して機能させる、ことを特徴とする。
第1実施形態に係るプロジェクター1の概要について説明するための模式図である。 第1実施形態に係るプロジェクター1の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御部12の機能的構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る投射部15の構成を示すブロック図である。 撮像部17の分光感度特性と、XYZ表色系の等色関数とを示すグラフK1である。 投射部15から投射される光の波長スペクトルを示すグラフK2である。 青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピークシフトの様子を示すグラフK3である。 青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と、青色光源153の温度と、青色光源153に供給される電流値との関係を模式的に示すグラフK4である。 第1実施形態に係るプロジェクター1の動作について説明するためのフローチャートである。 第2実施形態に係るプロジェクター1αの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る制御部12αの機能的構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るプロジェクター1αの動作について説明するためのフローチャートである。 変形例2に係るプロジェクター1βの構成を示すブロック図である。 変形例2に係る制御部12βの機能的構成を示すブロック図である。 変形例2に係るプロジェクター1βの動作について説明するためのフローチャートである。 変形例3に係るプロジェクター1γおよびパーソナルコンピューター2の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るプロジェクター1における補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。 第2実施形態に係るプロジェクター1αにおける補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。 変形例2に係るプロジェクター1βにおける補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際と異なる場合があり、理解を容易にするために模式的に示す部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。また、本明細書および特許請求の範囲において、数値範囲を「Φ~Ψ」(Φ、Ψはともに数値)を用いて表現する場合、その範囲は上限(Ψ)および下限(Φ)の数値を含むものである。また、上限(Ψ)および下限(Φ)の単位は同じである。
1.第1実施形態
第1実施形態では、光源の状態に基づいて、投射する画像を補正するプロジェクターを例示して、本発明に係るプロジェクターの制御方法、プロジェクター、情報処理装置およびプログラムについて説明する。
1.1.プロジェクターの概要
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1の概要について説明するための模式図である。本実施形態に係るプロジェクター1は、スクリーンSC上に投射画像Gを表示するための画像光を投射する。
一般的に、光源を備えるプロジェクターでは、光源の温度、光源に供給される電流値、または、光源の経年劣化の程度等に応じて、光源から発せられる光の波長が変化することがある。すなわち、プロジェクターの備える光源の状態に応じて、投射画像の表示状態が理想的な状態から変化することがある。本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
1.2.プロジェクターの構成および機能
以下、図2~図4を参照しつつ、第1実施形態に係るプロジェクター1の構成および機能について説明する。
図2は、第1実施形態に係るプロジェクター1の構成を示すブロック図である。プロジェクター1は、各種情報を記憶する記憶部11と、プロジェクター1の動作を制御する制御部12と、外部記憶装置または外部サーバー等との通信を実行する通信部13と、プロジェクター1の使用者からの入力操作を受け付ける操作部14と、投射画像Gおよびパターン画像GPを投射する投射部15と、投射部15の備える光源部150の状態に基づく光源情報JLSを生成する光源情報生成部16と、パターン画像GPを撮像する撮像部17とを備える。パターン画像GPの詳細な説明については後述する。
図3は、第1実施形態に係る制御部12の機能的構成を示すブロック図である。制御部12は、光源情報取得部120、光源状態判定部121、投射画像取得部122、撮像制御部123、投射制御部124、パラメーター生成部125および画像処理部129としての機能を有する。また、パラメーター生成部125は、新規パラメーター生成部126、画像情報変換部127およびテーブル生成部128としての機能を有する。
図4は、第1実施形態に係る投射部15の構成を示すブロック図である。投射部15は、光源部150と、光変調部154と、合成光学系158と、投射光学系159とを備える。また、光源部150は、赤色光源151と、緑色光源152と、青色光源153とを備える。また、光変調部154は、Rパネル155と、Gパネル156と、Bパネル157とを備える。
記憶部11は、例えば、RAM等の揮発性メモリーおよびROM等の不揮発性メモリーを含んで構成される。ここで、RAMとは、Random Access Memoryの略称である。また、ROMとは、Read Only Memoryの略称である。記憶部11の有する不揮発性メモリーは、プロジェクター1の動作を規定するプログラム111、パターン画像GPの撮像結果に基づくパターン画像情報112および投射画像Gの元となる投射画像情報113を記憶する。また、記憶部11の有する不揮発性メモリーは、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを生成する際に使用される低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および目標XYZ情報116等を記憶する。また、記憶部11の有する揮発性メモリーは、プログラム111を実行する際のワークエリアとして制御部12によって利用される。なお、記憶部11の一部または全部は、外部記憶装置または外部サーバー等に設けてもよい。また、記憶部11に記憶される各種情報の一部または全部は、予め記憶部11に記憶されるものであってもよいし、通信部13を通じて外部記憶装置または外部サーバー等から取得されるものであってもよい。
制御部12は、1または複数のCPUを含んで構成される。但し、制御部12は、CPUの代わりに、または、CPUに加えて、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを備えるものでもよい。ここで、CPUとはCentral Processing Unitの略称であり、FPGAとはField-Programmable Gate Arrayの略称である。
制御部12は、制御部12が有するCPU等がプログラム111を実行し、プログラム111に従って動作することで、図3に示す光源情報取得部120、光源状態判定部121、投射画像取得部122、撮像制御部123、投射制御部124、パラメーター生成部125および画像処理部129として機能する。パラメーター生成部125は、具体的には、新規パラメーター生成部126、画像情報変換部127およびテーブル生成部128として機能する。
通信部13は、例えば、コネクターおよびインターフェース回路を有するインターフェース基板を含み、外部記憶装置または外部サーバー等から各種情報を受信する機能と、外部記憶装置または外部サーバー等へ各種情報を送信する機能とを有する。本実施形態において、通信部13は、不図示のパーソナルコンピューターと通信可能に接続され、当該パーソナルコンピューターから投射画像情報113を取得する場合を想定する。なお、投射画像情報113は、予め記憶部11に記憶されるものでもよい。
操作部14は、プロジェクター1の使用者から、プロジェクター1に対する入力操作を受け付ける。操作部14は、例えば、プロジェクター1の筐体に、タッチパネルまたは操作ボタン等を備えてもよい。操作部14がタッチパネルを備える場合、操作部14は、検出したタッチ位置を示すデータを制御部12へ出力する。また、操作部14が操作ボタンを備える場合、操作部14は、押下されたボタンを識別するデータを制御部12へ出力する。これにより、プロジェクター1に対する入力操作の内容が制御部12へ伝達される。
投射部15は、投射制御部124の制御により、投射画像情報113に基づく画像光を投射し、スクリーンSC上に投射画像Gを表示する。また、投射部15は、投射制御部124の制御により、光源部150の備える赤色光源151、緑色光源152および青色光源153の3種類の光源を個別に駆動することで、スクリーンSC上にパターン画像GPを表示する。パターン画像GPは、赤色光源151の発する光によって投射される赤色パターン画像GPRと、緑色光源152の発する光によって投射される緑色パターン画像GPGと、青色光源153の発する光によって投射される青色パターン画像GPBとの総称である。
光源部150の備える赤色光源151は、例えば640nm付近にピークを有する波長スペクトルを特徴とする赤色レーザー光を発する半導体レーザー素子を含んで構成される。また、光源部150の備える緑色光源152は、例えば520nm付近にピークを有する波長スペクトルを特徴とする緑色レーザー光を発する半導体レーザー素子を含んで構成される。また、光源部150の備える青色光源153は、例えば450nm付近にピークを有する波長スペクトルを特徴とする青色レーザー光を発する半導体レーザー素子を含んで構成される。赤色光源151、緑色光源152および青色光源153の備える半導体レーザー素子より発せられたレーザー光は、各光源の備える拡散板により拡散される。
半導体レーザー素子や発光ダイオード等の固体光源は、温度の変動により、発生させる光の波長を変化させることがある。これは、例えば、発光ダイオードでは、半導体のバンドギャップの大きさが温度によって変動することに起因する。また、半導体レーザー素子では、温度による屈折率変動等の影響で共振器の光路長が変動すること等に起因する。温度の変動は、装置周囲の環境温度、装置からの排熱、光源に印加される電流に応じた素子の発熱等に起因する。
光変調部154は、投射制御部124の制御により、入射された光を変調して投射画像情報113に基づく画像光を生成するための光変調器を備える。光変調部154は、具体的には、DMDまたは液晶パネル等を備えてもよい。ここで、DMDとはDigital Mirror Deviceの略称である。本実施形態において、光変調部154は、Rパネル155、Gパネル156およびBパネル157の3つの透過型液晶パネルを備える場合を想定する。
光源部150から発せられた光は、光変調部154へ入射する。具体的には、赤色光源151から発せられた光は、光変調部154の備えるRパネル155へ入射する。Rパネル155へ入射した光は、赤色の画像光へ変調される。また、緑色光源152から発せられた光は、光変調部154の備えるGパネル156へ入射する。Gパネル156へ入射した光は、緑色の画像光へ変調される。また、青色光源153から発せられた光は、光変調部154の備えるBパネル157へ入射する。Bパネル157へ入射した光は、青色の画像光へ変調される。Rパネル155、Gパネル156およびBパネル157において変調された各色の画像光は、不図示のクロスダイクロイックプリズム等を備える合成光学系158において合成される。
投射光学系159は、画像光を投射することでスクリーンSC上に画像を表示するためのレンズ群を備える。合成光学系158において合成された画像光は、投射光学系159を経て、スクリーンSCへ投射される。
光源情報生成部16は、各種測定の結果に基づいて、投射部15の備える光源部150の状態を特定するための、光源情報JLSを生成する。光源情報生成部16は、例えば、光源部150の発する光の波長に関する情報である波長情報JWLを生成する波長情報生成部161と、光源部150の温度に関する情報である温度情報JSTを生成する温度情報生成部162と、光源部150に供給される電流に関する情報である電流情報JECを生成する電流情報生成部163とを備える。光源情報JLSは、波長情報生成部161の生成する波長情報JWLと、温度情報生成部162の生成する温度情報JSTと、電流情報生成部163の生成する電流情報JECとを含む。波長情報生成部161は、例えば、分光器または光波長計等を一例とする光測定器である。温度情報生成部162は、例えば、サーミスタまたは放射温度計等を一例とする温度計である。なお、温度情報生成部162は、光源部150の発光部分の温度を直接測定できない場合があることから、例えば、光源部150の発光部分の一部または全部を覆うケース部分の温度を測定してもよい。電流情報生成部163は、例えば、電流計である。また、光源情報生成部16は、具体的には、光源部150の備える赤色光源151、緑色光源152および青色光源153の各々の状態を特定するための情報を生成する。例えば、光の波長に基づいて光源の状態を特定する場合、波長情報生成部161の生成する波長情報JWLは、赤色光源151の状態を特定するための、赤色光源151の発する光の波長に関する情報と、緑色光源152の状態を特定するための、緑色光源152の発する光の波長に関する情報と、青色光源153の状態を特定するための、青色光源153の発する光の波長に関する情報とを含む。
撮像部17は、スクリーンSCから反射した光を集光する撮像レンズ171と、特定の波長の光を透過させて分光するカラーフィルター172と、集光された光を電気信号に変換する撮像素子173と、撮像素子173が出力した電気信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換するA/D変換器174とを備えるデジタルカメラである。カラーフィルター172は、赤色光を透過させるRフィルター、緑色光を透過させるGフィルターおよび青色光を透過させるBフィルターの3種類のフィルターが所定のパターンで配置された構成を有する。撮像素子173は、例えば、CCDまたはCMOS等を一例とするイメージセンサーである。ここで、CCDとはCharge Coupled Deviceの略称であり、CMOSとはComplementary Metal Oxide Semiconductorの略称である。なお、撮像部17は、プロジェクター1の外部に設けてもよく、具体的には、プロジェクター1の筐体の外側に固定してもよい。
撮像部17は、撮像制御部123の制御により、スクリーンSC上に表示されたパターン画像GPを撮像する。そして、撮像部17は、パターン画像GPの撮像結果に基づくパターン画像情報112を取得する。撮像部17は、具体的には、赤色パターン画像GPRを撮像することで、撮像情報JPRを取得する。また、撮像部17は、緑色パターン画像GPGを撮像することで、撮像情報JPGを取得する。また、撮像部17は、青色パターン画像GPBを撮像することで、撮像情報JPBを取得する。パターン画像情報112は、撮像情報JPRと、撮像情報JPGと、撮像情報JPBとを含む。なお、パターン画像情報112に基づく画像の色は、RGB表色系に基づく3刺激値によって表現される場合を想定する。すなわち、パターン画像情報112は、RGB表色系によって表現される色に関する情報を含む。本実施形態において、RGB表色系によって表現される色に関する情報を、RGB情報JCRと称することがある。また、RGB表色系に基づく3刺激値を、RGB値と称することがある。RGB値は、R値と、G値と、B値とを含む。
投射画像取得部122は、通信部13を制御することで、プロジェクター1と通信可能に接続されたパーソナルコンピューター等の外部端末から、投射画像情報113を取得する。また、投射画像取得部122は、取得した投射画像情報113を記憶部11に記憶する。
投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に投射画像Gを表示するための画像光を投射させる。
また、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上にパターン画像GPを表示するための画像光を投射させる。具体的には、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に赤色パターン画像GPRを表示するための画像光を投射させる。この時、光源は赤色光源151のみを駆動し、緑色光源152および青色光源153は駆動しない。また、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に緑色パターン画像GPGを表示するための画像光を投射させる。この時、光源は緑色光源152のみを駆動し、青色光源153および赤色光源151は駆動しない。また、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に青色パターン画像GPBを表示するための画像光を投射させる。この時、光源は青色光源153のみを駆動し、赤色光源151および緑色光源152は駆動しない。
撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示されたパターン画像GPを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17からパターン画像GPの撮像結果に基づくパターン画像情報112を取得する。また、撮像制御部123は、取得したパターン画像情報112を記憶部11に記憶する。撮像制御部123は、具体的には、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された赤色パターン画像GPRを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から赤色パターン画像GPRの撮像結果に基づく撮像情報JPRを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。また、撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された緑色パターン画像GPGを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から緑色パターン画像GPGの撮像結果に基づく撮像情報JPGを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。また、撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された青色パターン画像GPBを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から青色パターン画像GPBの撮像結果に基づく撮像情報JPBを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。
光源情報取得部120は、光源情報生成部16を制御することで、光源部150の状態を特定するための光源情報JLSを生成させる。そして、光源情報取得部120は、光源情報生成部16から光源情報JLSを取得する。光源情報取得部120は、取得した光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態を特定する。本実施形態において、光源情報JLSは、波長情報JWLと、温度情報JSTと、電流情報JECとを含む。すなわち、光源情報取得部120は、取得した波長情報JWLに基づいて、光源部150の発する光の波長を特定する。また、光源情報取得部120は、取得した温度情報JSTに基づいて、光源部150の温度を特定する。また、光源情報取得部120は、取得した電流情報JECに基づいて、光源部150に供給される電流値を特定する。
光源状態判定部121は、光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態について判定する。第1実施形態において、光源状態判定部121は、光源部150の状態を、低温状態、高温状態またはその他の状態の3種類の状態のうちのいずれかひとつであると判定する。ここで、低温状態とは、光源部150の温度が、0℃の状態である。また、高温状態とは、光源部150の温度が、50℃の状態である。また、その他の状態とは、光源部150の温度が、0℃未満の状態、50℃より大きい状態、または、0℃より大きくて50℃未満の状態のいずれかの状態である。
以下、図3および図17を参照しつつ、パラメーター生成部125の機能と、第1実施形態に係るプロジェクター1における補正パラメーターPmCの生成方法について説明する。
図17は、第1実施形態に係るプロジェクター1における補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。本実施形態において、プロジェクター1は、光源部150の状態に基づく光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて、新規変換テーブルTHNを生成する。また、プロジェクター1は、新規変換テーブルTHNに基づいて、撮像部17の取得したパターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する。そして、プロジェクター1は、変換画像情報JGHと、目標XYZ情報116とに基づいて、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを生成する。補正パラメーターPmCは、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態となるように補正するためのパラメーターである。補正パラメーターPmCは、具体的には、投射画像Gの色および明るさ等を補正するためのパラメーターである。また、補正パラメーターPmCは、例えば、RGB表色系によって表現される色に関する情報を含む。
パラメーター生成部125は、光源情報JLSに基づいて、換言すれば、光源部150の状態に基づいて、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを生成する。パラメーター生成部125は、前述の通り、新規パラメーター生成部126、画像情報変換部127およびテーブル生成部128としての機能を有する。
テーブル生成部128は、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換するための新規変換テーブルTHNを生成する。テーブル生成部128は、具体的には、光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて、新規変換テーブルTHNを生成する。低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および新規変換テーブルTHNは、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する際に用いられ、具体的には、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、RGB表色系とは異なる表色系によって表現される色に関する情報へ変換するために用いられる。換言すれば、低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および新規変換テーブルTHNは、パターン画像情報112に基づく画像の色を表現するための表色系を、RGB表色系から、RGB表色系とは異なる表色系へ変換するために用いられる。第1実施形態において、RGB表色系とは異なる表色系は、XYZ表色系である場合を想定する。すなわち、低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および新規変換テーブルTHNは、パターン画像情報112に基づく画像の色を、RGB表色系に基づく3刺激値から、XYZ表色系に基づく3刺激値へ変換するための、3行3列の行列である。また、本実施形態において、RGB表色系とは異なる表色系によって表現される色に関する情報は、XYZ表色系によって表現される色に関する情報であり、当該情報を、XYZ情報JCXと称することがある。また、XYZ表色系に基づく3刺激値を、XYZ値と称することがある。XYZ値は、X値と、Y値と、Z値とを含む。
なお、本実施形態において、低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および新規変換テーブルTHNを、変換テーブルTHと総称することがある。
低温変換テーブル114は、例えば、プロジェクター1の出荷前に、低温状態において、撮像部17がパターン画像GPを撮像することで取得したパターン画像情報112に基づく画像のRGB値を、当該パターン画像GPを専用の測色機によって測定することで取得されたXYZ値と等しくなるように変換することができるように設定される。なお、低温状態において、プロジェクター1の出荷前に取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、低温変換テーブル114に基づいて変換することで得られるXYZ情報JCXを、低温XYZ情報119と称することがある。また、低温XYZ情報119と、目標XYZ情報116とに基づいて生成される補正パラメーターPmCを、低温補正パラメーター117と称することがある。
高温変換テーブル115は、例えば、プロジェクター1の出荷前に、高温状態において、撮像部17がパターン画像GPを撮像することで取得したパターン画像情報112に基づく画像のRGB値を、当該パターン画像GPを専用の測色機によって測定することで取得されたXYZ値と等しくなるように変換することができるように設定される。なお、高温状態において、プロジェクター1の出荷前に取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、高温変換テーブル115に基づいて変換することで得られるXYZ情報JCXを、高温XYZ情報11Aと称することがある。また、高温XYZ情報11Aと、目標XYZ情報116とに基づいて生成される補正パラメーターPmCを、高温補正パラメーター118と称することがある。
新規変換テーブルTHNは、光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて生成される。例えば、新規変換テーブルTHNを表す行列を行列M、低温変換テーブル114を表す行列を行列M、高温変換テーブル115を表す行列を行列Mとした場合、M=c×M+(1-c)×Mという式に基づいて、新規変換テーブルTHNを生成してもよい。ここで、値cは、光源の状態に基づいて、換言すれば、光源情報JLSに基づいて決定される。値cは、例えば、新規変換テーブルTHNを生成する時点における光源部150の温度を温度T、低温状態における光源部150の温度を温度T、高温状態における光源部150の温度を温度Tとした場合、c=(T-T)/(T-T)という関係式を満たす実数であってもよい。なお、温度Tと温度Tとの間には、T<Tという関係が成り立つ。具体的には、光源情報JLSに基づき、光源部150の温度が40℃であると特定した場合、本実施形態において、低温状態における光源部150の温度が0℃、高温状態における光源部150の温度が50℃であることから、T=40、T=0、T=50を代入し、前述の式に基づいて、M=0.2×M+0.8×Mとしてもよい。また、光源情報JLSに基づき、光源部150の温度が0℃であると特定した場合、換言すれば、光源部150の状態が低温状態である場合、T=0、T=0、T=50を代入し、前述の式に基づいて、M=1×M+0×M=Mとしてもよい。すなわち、光源部150の状態が低温状態である場合、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換してもよい。同様に、光源情報JLSに基づき、光源部150の温度が50℃であると特定した場合、換言すれば、光源部150の状態が高温状態である場合、T=50、T=0、T=50を代入し、前述の式に基づいて、M=0×M+1×M=Mとしてもよい。すなわち、光源部150の状態が高温状態である場合、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換してもよい。
画像情報変換部127は、新規変換テーブルTHNに基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する。画像情報変換部127は、具体的には、新規変換テーブルTHNに基づいて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。また、光源部150の状態が低温状態である場合、画像情報変換部127は、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。また、光源部150の状態が高温状態である場合、画像情報変換部127は、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。なお、変換テーブルTHに基づいてパターン画像情報112を変換画像情報JGHへ変換することを、画像変換と称することがある。
新規パラメーター生成部126は、変換画像情報JGHに含まれるXYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。目標XYZ情報116は、投射画像Gの表示状態が、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態となるように補正するための、目標となるXYZ値に関する情報である。また、目標XYZ情報116は、投射画像Gの表示状態が理想的な状態である場合に、プロジェクター1から投射されるパターン画像GPを撮像することで得られるパターン画像情報112に基づいて設定されてもよい。また、複数のプロジェクター1から画像光を投射することで、スクリーンSC上にひとつの投射画像Gを表示させる場合において、装置の個体差に起因する投射画像Gの色ムラを解消するため、複数のプロジェクター1に共通の目標XYZ情報116を設定してもよい。新規パラメーター生成部126は、例えば、XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との差分に基づくXYZ値を、新規変換テーブルTHNを表す行列Mの逆行列を用いてRGB値へ変換することで、補正パラメーターPmCを生成してもよい。
画像処理部129は、補正パラメーターPmCに基づいて、投射画像情報113を補正する。換言すれば、画像処理部129は、補正パラメーターPmCに基づいて、投射画像情報113に基づく投射画像Gを補正する。なお、補正パラメーターPmCに基づいて補正された投射画像情報113を、補正画像情報JGCと称することがある。投射部15は、投射制御部124の制御により、補正画像情報JGCに基づく画像光を投射し、スクリーンSC上に投射画像Gを表示する。補正パラメーターPmCに基づいて補正された投射画像Gとは、すなわち、補正画像情報JGCに基づく投射画像Gである。
1.3.表色系変換と光源状態特定の目的
以下、図5~図8を参照しつつ、第1実施形態に係るプロジェクター1の補正パラメーターPmCの生成過程における表色系変換と光源状態特定の目的について説明する。
図5は、撮像部17の分光感度特性と、XYZ表色系の等色関数とを示すグラフK1である。グラフK1は、横軸を光の波長、縦軸を撮像部17の相対感度または三刺激値と定める。グラフK1中に実線で示す線301は、青色光源153の発する光によって投射される青色パターン画像GPBを撮像した撮像部17の分光感度特性を示す。また、グラフK1中に実線で示す線303は、緑色光源152の発する光によって投射される緑色パターン画像GPGを撮像した撮像部17の分光感度特性を示す。また、グラフK1中に実線で示す線305は、赤色光源151の発する光によって投射される赤色パターン画像GPRを撮像した撮像部17の分光感度特性を示す。また、グラフK1中に破線で示す線302は、XYZ表色系の等色関数z(λ)を示す。また、グラフK1中に破線で示す線304は、XYZ表色系の等色関数y(λ)を示す。また、グラフK1中に破線で示す線306は、XYZ表色系の等色関数x(λ)を示す。なお、グラフK1中に示す線301、線303および線305は、線303で示す緑色光源152の発する光によって投射される緑色パターン画像GPGを撮像した撮像部17の分光感度特性における最大値が「1.0」となるように正規化されている。また、グラフK1中に示す線302、線304および線306は、線304で示す等色関数y(λ)における最大値が「1.0」となるように正規化されている。ここで、λは、光の波長を示す。
図6は、投射部15から投射される光の波長スペクトルを示すグラフK2である。グラフK2は、横軸を光の波長、縦軸を光の相対強度と定める。グラフK2中に実線で示す線311は、青色光源153の発する光の波長スペクトルを示す。また、グラフK2中に破線で示す線313は、緑色光源152の発する光の波長スペクトルを示す。また、グラフK2中に一点鎖線で示す線315は、赤色光源151の発する光の波長スペクトルを示す。
図7は、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピークシフトの様子を示すグラフK3である。グラフK3中に実線で示す線321は、ピークを示す波長位置がシフトする前の、青色光源153の発する光の波長スペクトルを示す。また、グラフK3中に実線で示す線331は、ピークを示す波長位置がシフトした後の、青色光源153の発する光の波長スペクトルを示す。また、グラフK3は、グラフK2を基に、青色光源153の発する光によって投射される青色パターン画像GPBを撮像した撮像部17の分光感度特性を示す線301と、XYZ表色系の等色関数z(λ)を示す線302とを重ねて表示したグラフである。なお、グラフK3において、縦軸方向における線301および線302の位置および縮尺は、説明の便宜上、グラフK1における線301および線302の位置および縮尺と相違するところがある。また、グラフK3において、光の波長が445~465nmの範囲は、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク位置がシフトし得る範囲であり、当該範囲を斜線のハッチングで示す。
図8は、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と、青色光源153の温度と、青色光源153に供給される電流値との関係を模式的に示すグラフK4である。グラフK4は、横軸を青色光源153に供給される電流値、縦軸を青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と定める。グラフK4中に実線で示す線341は、青色光源153の温度が70℃の場合における、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と、青色光源153に供給される電流値との関係を示す。また、グラフK4中に破線で示す線351は、青色光源153の温度が50℃の場合における、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と、青色光源153に供給される電流値との関係を示す。また、グラフK4中に一点鎖線で示す線361は、青色光源153の温度が25℃の場合における、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク波長と、青色光源153に供給される電流値との関係を示す。
XYZ表色系は、人間の視細胞の働きに基づく色覚特性を科学的に特徴づけたデータから構築された表色系である。また、XYZ表色系に基づく等色関数x(λ)、y(λ)およびz(λ)は、人間の目の分光感度特性を再現するように構成された関数である。
図5に示す通り、XYZ表色系に基づく等色関数を示す線302、線304および線306と、撮像部17の分光感度特性を示す線301、線303および線305との間には相違が見られる。換言すれば、撮像部17の分光感度特性は、人間の目の分光感度特性と一致していないと見做せる。すなわち、撮像部17の分光感度特性に基づくパターン画像情報112を使用して投射画像情報113を補正する場合、撮像部17の分光感度特性と、等色関数とが近似していないことに起因して、補正された投射画像情報113に基づく投射画像Gは、人間の目で見ると好ましい補正結果にならないことがある。
本実施形態において、画像補正の目標値に関する情報である目標XYZ情報116は、XYZ表色系に基づく3刺激値であるXYZ値により設定される。また、撮像部17の取得したパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRは、XYZ情報JCXへ変換される。そして、プロジェクター1は、XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116とに基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、補正パラメーターPmCの生成過程においてパターン画像情報112に基づく画像の表色系をXYZ表色系に変換することで、人間の目の分光感度特性に基づく補正を行うことができる。
なお、ここでいう「人間」は、「標準観測者」に対応し、また、「人間の目の分光感度特性」は、「XYZ表色系に基づく等色関数」に対応する場合を想定する。
図7および図8に一例として示す通り、青色光源153の発する光の波長スペクトルにおけるピーク位置、換言すれば、ピーク波長は変化することがある。これは、前述の通り、青色光源153を構成する半導体レーザー素子が、温度変動の影響を受けることに起因する。青色光源153における温度変動は、青色光源153の周囲の温度変動や、青色光源153に供給される電流に応じた素子の発熱等に起因する。すなわち、青色光源153の発する光の波長スペクトルは、青色光源153の状態に応じて変化する。換言すれば、青色光源153の発する光の色は、青色光源153の状態に応じて変化する。青色光源153の発する光の波長は、青色光源153の発する光を測定することで、直接的に特定してもよい。また、青色光源153の発する光の波長は、図8に示す関係に基づき、青色光源153の温度および青色光源153に供給される電流値を測定することで、間接的に特定してもよい。また、青色光源153の温度または青色光源153に供給される電流値のどちらか一方を一定とし、他方を測定することで、青色光源153の発する光の波長を特定してもよい。また、図7において、線321と、線301とが交差する位置は、線321と、線302とが交差する位置よりも低い。他方、線331と、線301とが交差する位置は、線331と、線302とが交差する位置よりも高い。これより、青色光源153の発する光の波長スペクトルが青色光源153の状態に応じて変化する場合、例えば、スクリーンSC上に表示された青色パターン画像GPBを、人間の目で確認した場合と、撮像部17の撮像結果に基づいて確認した場合とにおける青色パターン画像GPBの明るさの相対的な関係に変化が生じることがわかる。なお、以上において説明した青色光源153の特徴は、緑色光源152および赤色光源151においても同様に発現し得る。すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、補正パラメーターPmCの生成過程において光源部150の状態を特定することで、光源部150の発する光の波長スペクトルを詳細に把握することが可能となり、その結果、誤差の少ない補正パラメーターPmCを生成することができる。
また、図6に示す通り、青色光源153の発する光の波長スペクトルと、緑色光源152の発する光の波長スペクトルと、赤色光源151の発する光の波長スペクトルとは、ピーク位置やスペクトルの形状等において、各々相違する。また、青色光源153と、緑色光源152と、赤色光源151との温度は必ずしも一致するものではなく、加えて、青色光源153と、緑色光源152と、赤色光源151とに供給される電流値についても同様に、必ずしも一致するものではない。そのため、本実施形態に係るプロジェクター1は、青色光源153の状態と、緑色光源152の状態と、赤色光源151の状態とを個別に特定することで、より高精度に補正パラメーターPmCを生成することができる。
1.4.プロジェクターの動作
図9は、第1実施形態に係るプロジェクター1の動作について説明するためのフローチャートである。当該フローチャートに示す一連の動作は、例えば、プロジェクター1の電源がONになり、操作部14がプロジェクター1の使用者から動作開始に関する入力操作を受け付けた際に開始される。
ステップS101において、投射画像取得部122は、通信部13を制御することで、プロジェクター1と通信可能に接続されたパーソナルコンピューターから、投射画像情報113を取得する。また、投射画像取得部122は、取得した投射画像情報113を記憶部11に記憶する。
ステップS102において、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に赤色パターン画像GPRを表示するための画像光を投射させる。スクリーンSC上には、赤色パターン画像GPRが表示される。
ステップS103において、撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された赤色パターン画像GPRを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から赤色パターン画像GPRの撮像結果に基づく撮像情報JPRを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。
ステップS104において、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に緑色パターン画像GPGを表示するための画像光を投射させる。スクリーンSC上には、緑色パターン画像GPGが表示される。
ステップS105において、撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された緑色パターン画像GPGを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から緑色パターン画像GPGの撮像結果に基づく撮像情報JPGを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。
ステップS106において、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に青色パターン画像GPBを表示するための画像光を投射させる。スクリーンSC上には、青色パターン画像GPBが表示される。
ステップS107において、撮像制御部123は、撮像部17を制御することで、スクリーンSC上に表示された青色パターン画像GPBを撮像させる。そして、撮像制御部123は、撮像部17から青色パターン画像GPBの撮像結果に基づく撮像情報JPBを取得し、パターン画像情報112として記憶部11に記憶する。
ステップS108において、光源情報取得部120は、光源情報生成部16を制御することで、光源部150の状態を特定するための光源情報JLSを生成させる。そして、光源情報取得部120は、光源情報生成部16から光源情報JLSを取得する。光源情報取得部120は、取得した光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態を特定する。
ステップS109において、光源状態判定部121は、光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態が低温状態か否かを判定する。ステップS109における判定の結果が肯定の場合、すなわち、ステップS109でYESの場合、光源状態判定部121は処理をステップS112へ進める。また、ステップS109における判定の結果が否定の場合、すなわち、ステップS109でNOの場合、光源状態判定部121は処理をステップS110へ進める。
ステップS110において、光源状態判定部121は、光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態が高温状態か否かを判定する。ステップS110における判定の結果が肯定の場合、すなわち、ステップS110でYESの場合、光源状態判定部121は処理をステップS113へ進める。また、ステップS110における判定の結果が否定の場合、すなわち、ステップS110でNOの場合、光源状態判定部121は処理をステップS111へ進める。
ステップS111において、テーブル生成部128は、光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて、新規変換テーブルTHNを生成する。
ステップS112において、画像情報変換部127は、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する。画像情報変換部127は、具体的には、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。
ステップS113において、画像情報変換部127は、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する。画像情報変換部127は、具体的には、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。
ステップS114において、画像情報変換部127は、新規変換テーブルTHNに基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換する。画像情報変換部127は、具体的には、新規変換テーブルTHNに基づいて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。
ステップS115において、新規パラメーター生成部126は、ステップS112、ステップS113またはステップS114において、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを変換することで生成されたXYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
光源の状態が低温状態である場合、プロジェクター1は、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換し、当該XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。すなわち、光源の状態が低温状態である場合、プロジェクター1は、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
また、光源の状態が高温状態である場合、プロジェクター1は、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換し、当該XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。すなわち、光源の状態が高温状態である場合、プロジェクター1は、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
また、光源の状態がその他の状態である場合、プロジェクター1は、光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて、新規変換テーブルTHNを生成し、当該新規変換テーブルTHNに基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。そして、プロジェクター1は、XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
ステップS116において、画像処理部129は、補正パラメーターPmCに基づいて、投射画像情報113を補正する。すなわち、画像処理部129は、補正パラメーターPmCおよび投射画像情報113に基づいて、補正画像情報JGCを生成する。
ステップS117において、投射制御部124は、投射部15を制御することで、スクリーンSC上に補正画像情報JGCに基づく投射画像Gを表示するための画像光を投射させる。スクリーンSC上には、補正画像情報JGCに基づく投射画像Gが表示される。
その後、制御部12は、フローチャートに示す一連の動作を終了させる。
光源部150の状態は、時間の経過に伴って変化することがある。そのため、プロジェクター1は、一定時間毎に図9のフローチャートに示す一連の動作を実行してもよい。これにより、時間の経過に伴って投射画像Gの表示状態が変化する場合であっても、プロジェクター1は、適切に投射画像Gを補正し、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態に保つことができる。
以上より、第1実施形態によれば、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて変換テーブルTHを選択または生成することで、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。このため、プロジェクター1は、補正パラメーターPmCを用いることで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
また、第1実施形態によれば、光源部150の状態を特定するために、波長情報JWL、温度情報JSTおよび電流情報JEC等の複数の情報を用いることで、光源部150の状態を精度よく特定することができる。このため、プロジェクター1は、誤差の少ない補正パラメーターPmCを生成することができる。
また、第1実施形態によれば、補正パラメーターPmCを生成する際に、画像補正の目標値を、XYZ表色系に基づく3刺激値であるXYZ値により設定し、またパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRをXYZ情報JCXへ変換することで、投射画像Gの補正を、人間の目の分光感度特性に基づいて行うことができる。このため、プロジェクター1は、投射画像Gの表示状態を、人間の目から見て理想的であると感じる状態にすることができる。
また、第1実施形態によれば、Zフィルターと呼ばれる特殊な光学フィルターを用いることなく、補正パラメーターPmCを生成することができる。このため、プロジェクター1は、装置の構成を複雑化させることなく、投射画像Gを補正することができる。
以上に説明したように、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法は、光源部150を備えるプロジェクター1の制御方法であって、光源部150の状態を特定することと、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することと、補正パラメーターPmCに基づいて、プロジェクター1から投射される投射画像Gを補正することと、を含む、ことを特徴とする。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150と、光源部150の状態を特定する光源情報取得部120と、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成するパラメーター生成部125と、補正パラメーターPmCに基づいて、投射画像Gを補正する画像処理部129と、補正パラメーターPmCに基づいて補正された投射画像Gを投射する投射部15と、を備える、ことを特徴とする。
また、第1実施形態に係るプログラム111は、制御部12を、プロジェクター1の備える光源部150の状態を特定する光源情報取得部120と、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成するパラメーター生成部125と、補正パラメーターPmCに基づいて、プロジェクター1から投射される投射画像Gを補正する画像処理部129と、して機能させる、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態の変化に起因して投射画像Gの表示状態が変化する場合においても、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて生成された補正パラメーターPmCを用いることで、投射画像Gを補正することができる。これにより、プロジェクター1は、Zフィルターを用いることなく、プロジェクターの構成を複雑化させずに、単純な装置構成で、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第1実施形態において、プロジェクター1は「プロジェクター」の一例であり、光源部150は「光源」の一例であり、補正パラメーターPmCは「補正パラメーター」の一例であり、投射画像Gは「画像」の一例であり、光源情報取得部120は「光源状態特定部」の一例であり、パラメーター生成部125は「パラメーター生成部」の一例であり、画像処理部129は「画像処理部」の一例であり、投射部15は「投射部」の一例であり、プログラム111は「プログラム」の一例であり、制御部12は「プロセッサー」の一例である。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、光源部150の状態を特定することは、光源部150の発する光の波長を特定すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の発する光の波長を基に、光源部150の状態を特定する。これにより、プロジェクター1は、光源部150の状態の変化に起因する光源部150の発する光の波長スペクトルの変化を詳細に把握することができる。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、光源部150の状態を特定することは、光源部150の温度を特定すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の温度を基に、光源部150の状態を特定する。これにより、プロジェクター1は、光源部150の状態の変化に起因する光源部150の発する光の波長スペクトルの変化を把握することができる。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、光源部150の状態を特定することは、光源部150に供給される電流値を特定すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150に供給される電流値を基に、光源部150の状態を特定する。これにより、プロジェクター1は、光源部150の状態の変化に起因する光源部150の発する光の波長スペクトルの変化を把握することができる。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、光源部150の状態が、低温状態である場合、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含み、光源部150の状態が、高温状態である場合、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態に基づいて変換テーブルTHを適切に選択することで、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。これにより、プロジェクター1は、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第1実施形態において、低温状態は「第1状態」の一例であり、高温状態は「第2状態」の一例であり、低温変換テーブル114は「第1テーブル」の一例であり、高温変換テーブル115は「第2テーブル」の一例である。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法は、プロジェクター1からパターン画像GPを投射することと、パターン画像GPの撮像結果に基づくパターン画像情報112を取得することと、を更に含み、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、光源部150の状態に基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換することと、変換画像情報JGHに基づいて、補正パラメーターPmCを生成することと、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態を反映した画像光の投射によって表示されるパターン画像GPの撮像結果に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することができる。これにより、プロジェクター1は、投射画像Gを正確に補正することができる。
なお、第1実施形態において、パターン画像GPは「パターン画像」の一例であり、パターン画像情報112は「撮像画像情報」の一例であり、変換画像情報JGHは「変換画像情報」の一例である。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、パターン画像情報112は、RGB表色系によって表現されるRGB情報JCRを含み、変換画像情報JGHは、XYZ表色系によって表現されるXYZ情報JCXを含み、光源部150の状態に基づいて、パターン画像情報112を、変換画像情報JGHへ変換することは、光源部150の状態に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換すること、であり、変換画像情報JGHに基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、XYZ情報JCXに基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、である、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、補正パラメーターPmCを生成する際に、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRをXYZ情報JCXへ変換し、また画像補正の目標値を、XYZ表色系に基づく3刺激値であるXYZ値により設定することで、投射画像Gの補正を、人間の目の分光感度特性に基づいて行うことができる。これにより、プロジェクター1は、投射画像Gをより正確に補正することができる。
なお、第1実施形態において、RGB表色系は「第1表色系」の一例であり、XYZ表色系は「第2表色系」の一例であり、RGB情報JCRは「撮像色情報」の一例であり、XYZ情報JCXは「変換色情報」の一例である。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法において、光源部150の状態が、低温状態である場合、光源部150の状態に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換することは、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換すること、を含み、光源部150の状態が、高温状態である場合、光源部150の状態に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換することは、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態に基づいて変換テーブルTHを適切に選択することで、補正パラメーターPmCを生成する際に用いられるXYZ情報JCXを高精度に生成することができる。これにより、プロジェクター1は、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
また、第1実施形態に係るプロジェクター1の制御方法は、光源部150の状態が、低温状態および高温状態とは異なるその他の状態である場合、光源部150の状態と、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115と、に基づいて、新規変換テーブルTHNを生成すること、を更に含み、光源部150の状態に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換することは、新規変換テーブルTHNに基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1は、光源部150の状態に基づいて新規変換テーブルTHNを適切に生成し、当該新規変換テーブルTHNを用いることで、補正パラメーターPmCを生成する際に用いられるXYZ情報JCXを高精度に生成することができる。これにより、プロジェクター1は、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第1実施形態において、その他の状態は「第3状態」の一例であり、新規変換テーブルTHNは「第3テーブル」の一例である。
2.第2実施形態
以下において、本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下に例示する各形態において、作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜省略する。
以下、図10および図11を参照しつつ、第2実施形態に係るプロジェクター1αの構成および機能について説明する。また、図18を参照しつつ、パラメーター生成部125αの機能と、第2実施形態に係るプロジェクター1αにおける補正パラメーターPmCの生成方法について説明する。
図10は、第2実施形態に係るプロジェクター1αの構成を示すブロック図である。プロジェクター1αは、記憶部11の代わりに記憶部11αを備える点と、制御部12の代わりに制御部12αを備える点と、撮像部17を備えない点とを除き、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様に構成される。記憶部11αは、プログラム111の代わりにプログラム111αを記憶する点と、投射画像情報113、低温変換テーブル114および高温変換テーブル115等に加え低温補正パラメーター117および高温補正パラメーター118を記憶する点と、パターン画像情報112および目標XYZ情報116を記憶しない点とを除き、記憶部11と同様に構成される。
図11は、第2実施形態に係る制御部12αの機能的構成を示すブロック図である。制御部12αは、パラメーター生成部125の代わりにパラメーター生成部125αとしての機能を有する点と、光源状態判定部121および撮像制御部123としての機能を有していない点とを除き、第1実施形態に係る制御部12と同様に構成される。パラメーター生成部125αは、新規パラメーター生成部126の代わりに新規パラメーター生成部126αとしての機能を有する点と、画像情報変換部127およびテーブル生成部128としての機能を有していない点とを除き、第1実施形態に係るパラメーター生成部125と同様に構成される。制御部12αは、制御部12αが有するCPU等がプログラム111αを実行し、プログラム111αに従って動作することで、図11に示す光源情報取得部120、投射画像取得部122、投射制御部124、パラメーター生成部125αおよび画像処理部129として機能する。パラメーター生成部125αは、具体的には、新規パラメーター生成部126αとして機能する。
図18は、第2実施形態に係るプロジェクター1αにおける補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。本実施形態において、プロジェクター1αは、光源部150の状態に基づく光源情報JLSと、低温補正パラメーター117と、高温補正パラメーター118とに基づいて、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを生成する。
低温補正パラメーター117は、前述の通り、低温状態において取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを低温変換テーブル114に基づいて変換することで得られる低温XYZ情報119と、目標XYZ情報116とに基づいて生成される補正パラメーターPmCである。低温補正パラメーター117は、低温状態において、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態となるように補正するためのパラメーターである。
高温補正パラメーター118は、前述の通り、高温状態において取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを高温変換テーブル115に基づいて変換することで得られる高温XYZ情報11Aと、目標XYZ情報116とに基づいて生成される補正パラメーターPmCである。高温補正パラメーター118は、高温状態において、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態となるように補正するためのパラメーターである。
低温補正パラメーター117および高温補正パラメーター118は、予め記憶部11αに記憶されるものであってもよいし、通信部13を通じて外部記憶装置または外部サーバー等から取得されるものであってもよい。また、低温補正パラメーター117および高温補正パラメーター118は、例えば、プロジェクター1αの出荷前に、プロジェクター1αを、撮像部17と同等の構成を有するカメラと、記憶部11および制御部12と同等の機能を有するパーソナルコンピューターと、通信可能に接続し、低温状態におけるパターン画像情報112および高温状態におけるパターン画像情報112を取得することで、予め生成されるものであってもよい。
新規パラメーター生成部126αは、図18に示すように、光源情報JLSと、低温補正パラメーター117と、高温補正パラメーター118とに基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。換言すれば、新規パラメーター生成部126αは、光源部150の状態と、低温変換テーブル114に基づく低温補正パラメーター117と、高温変換テーブル115に基づく高温補正パラメーター118とに基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
例えば、補正パラメーターPmCがRGB表色系によって表現される色に関する情報を含み、当該情報は、RGB色空間におけるベクトルに関する情報であるとする。ここで、低温補正パラメーター117を表すベクトルをベクトルV、高温補正パラメーター118を表すベクトルをベクトルV、光源情報JLSと、低温補正パラメーター117と、高温補正パラメーター118とに基づいて新たに生成される補正パラメーターPmCを表すベクトルをベクトルVとした場合、新規パラメーター生成部126αは、V=c×V+(1-c)×Vという式に基づいて、補正パラメーターPmCを生成してもよい。ここで、値cは、第1実施形態と同様、c=(T-T)/(T-T)という関係式を満たす実数であってもよい。すなわち、光源部150の状態が低温状態である場合、前述の式に値を代入すると、V=Vとなることから、新規パラメーター生成部126αは、補正パラメーターPmCとして、低温補正パラメーター117を生成する。また、光源部150の状態が高温状態である場合、前述の式に値を代入すると、V=Vとなることから、新規パラメーター生成部126αは、補正パラメーターPmCとして、高温補正パラメーター118を生成する。
図12は、第2実施形態に係るプロジェクター1αの動作について説明するためのフローチャートである。図12に示すフローチャートは、制御部12αが、ステップS102~S107の処理を実行しない点と、ステップS109~S115の代わりにステップS120の処理を実行する点とを除き、図9に示すフローチャートと同様である。
ステップS120において、新規パラメーター生成部126αは、光源情報JLSと、低温補正パラメーター117と、高温補正パラメーター118とに基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
以上より、第2実施形態によれば、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。このため、プロジェクター1αは、補正パラメーターPmCを用いることで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
また、第2実施形態によれば、プロジェクター1αが撮像部17を備えない場合であっても、補正パラメーターPmCを生成することができる。このため、プロジェクター1αは、装置の構成をより単純化することができる。
以上に説明したように、第2実施形態に係るプロジェクター1αの制御方法において、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、光源部150の状態と、低温変換テーブル114に基づく低温補正パラメーター117と、高温変換テーブル115に基づく高温補正パラメーター118と、に基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含み、低温変換テーブル114は、光源部150の状態が、低温状態である場合に対応し、高温変換テーブル115は、光源部150の状態が、高温状態である場合に対応する、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1αは、光源部150の状態に基づいて、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを精度よく生成することができる。これにより、プロジェクター1αは、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第2実施形態において、光源部150は「光源」の一例であり、補正パラメーターPmCは「補正パラメーター」の一例であり、低温変換テーブル114は「第1テーブル」の一例であり、高温変換テーブル115は「第2テーブル」の一例であり、低温補正パラメーター117は「第1補正パラメーター」の一例であり、高温補正パラメーター118は「第2補正パラメーター」の一例であり、低温状態は「第1状態」の一例であり、高温状態は「第2状態」の一例である。
3.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。また、以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が前述の実施形態と同等である要素については、以上の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜省略する。
3.1.変形例1
前述の第1実施形態において、制御部12は、光源状態判定部121としての機能を有する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。すなわち、プロジェクター1は、光源情報JLSに基づいて、光源部150の状態について判定しなくてもよい。具体的には、図9に示すフローチャートにおいて、制御部12が、ステップS109、ステップS110、ステップS112およびステップS113の処理を実行せず、ステップS108における処理を実行した後に、処理をステップS111へ進めてもよい。
例えば、前述の通り、新規変換テーブルTHNを表す行列を行列M、低温変換テーブル114を表す行列を行列M、高温変換テーブル115を表す行列を行列Mとし、テーブル生成部128が、M=c×M+(1-c)×Mという式に基づいて、新規変換テーブルTHNを生成する場合を想定する。ここで、値cは、新規変換テーブルTHNを生成する時点における光源部150の温度を温度T、低温状態における光源部150の温度を温度T、高温状態における光源部150の温度を温度Tとした場合、c=(T-T)/(T-T)という関係式を満たす実数であるとする。また、温度Tと温度Tとの間には、T<Tという関係が成り立つ。光源部150の状態が低温状態である場合、前述の式に値を代入すると、M=Mとなることから、ステップS108において、テーブル生成部128は、新規変換テーブルTHNとして、低温変換テーブル114を生成する。すなわち、光源部150の状態が低温状態である場合、ステップS114において、画像情報変換部127は、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。また、光源部150の状態が高温状態である場合、前述の式に値を代入すると、M=Mとなることから、ステップS108において、テーブル生成部128は、新規変換テーブルTHNとして、高温変換テーブル115を生成する。すなわち、光源部150の状態が高温状態である場合、ステップS114において、画像情報変換部127は、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、RGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する。
以上より、変形例1によれば、光源部150の状態について判定しない場合であっても、光源部150の状態に基づいて変換テーブルTHを適切に生成することができる。
3.2.変形例2
前述の実施形態および変形例において、テーブル生成部128が新規変換テーブルTHNを生成し、画像情報変換部127が新規変換テーブルTHNに基づいてRGB情報JCRを変換することでXYZ情報JCXを生成する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、光源部150の状態と、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて、XYZ情報JCXを生成してもよい。
以下、図13および図14を参照しつつ、変形例2に係るプロジェクター1βの構成および機能について説明する。また、図19を参照しつつ、パラメーター生成部125βの機能と、変形例2に係るプロジェクター1βにおける補正パラメーターPmCの生成方法について説明する。
図13は、変形例2に係るプロジェクター1βの構成を示すブロック図である。プロジェクター1βは、記憶部11の代わりに記憶部11βを備える点と、制御部12の代わりに制御部12βを備える点と、撮像部17を備えない点とを除き、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様に構成される。記憶部11βは、プログラム111の代わりにプログラム111βを記憶する点と、投射画像情報113、低温変換テーブル114、高温変換テーブル115および目標XYZ情報116等に加え低温XYZ情報119および高温XYZ情報11Aを記憶する点と、パターン画像情報112を記憶しない点とを除き、記憶部11と同様に構成される。
図14は、変形例2に係る制御部12βの機能的構成を示すブロック図である。制御部12βは、パラメーター生成部125の代わりにパラメーター生成部125βとしての機能を有する点と、光源状態判定部121および撮像制御部123としての機能を有していない点とを除き、第1実施形態に係る制御部12と同様に構成される。パラメーター生成部125βは、画像情報変換部127およびテーブル生成部128の代わりに色情報生成部12Aとしての機能を有する点を除き、第1実施形態に係るパラメーター生成部125と同様に構成される。制御部12βは、制御部12βが有するCPU等がプログラム111βを実行し、プログラム111βに従って動作することで、図14に示す光源情報取得部120、投射画像取得部122、投射制御部124、パラメーター生成部125βおよび画像処理部129として機能する。パラメーター生成部125βは、具体的には、新規パラメーター生成部126および色情報生成部12Aとして機能する。
図19は、変形例2に係るプロジェクター1βにおける補正パラメーターPmCの生成過程を説明するための概念図である。本変形例において、プロジェクター1βは、光源部150の状態に基づく光源情報JLSと、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて、XYZ情報JCXを生成する。そして、プロジェクター1βは、XYZ情報JCXと、目標XYZ情報116とに基づいて、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを生成する。
低温XYZ情報119は、前述の通り、低温状態において取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを低温変換テーブル114に基づいて変換することで得られるXYZ情報JCXである。
高温XYZ情報11Aは、前述の通り、高温状態において取得されたパターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを高温変換テーブル115に基づいて変換することで得られるXYZ情報JCXである。
低温XYZ情報119および高温XYZ情報11Aは、予め記憶部11βに記憶されるものであってもよいし、通信部13を通じて外部記憶装置または外部サーバー等から取得されるものであってもよい。また、低温XYZ情報119および高温XYZ情報11Aは、例えば、プロジェクター1βの出荷前に、プロジェクター1βを、撮像部17と同等の構成を有するカメラと、記憶部11および制御部12と同等の機能を有するパーソナルコンピューターと、通信可能に接続し、低温状態におけるパターン画像情報112および高温状態におけるパターン画像情報112を取得することで、予め生成されるものであってもよい。
色情報生成部12Aは、図19に示すように、光源情報JLSと、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて、XYZ情報JCXを生成する。
例えば、XYZ情報JCXは、XYZ色空間におけるベクトルに関する情報であるとする。ここで、低温XYZ情報119を表すベクトルをベクトルW、高温XYZ情報11Aを表すベクトルをベクトルW、光源情報JLSと、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて新たに生成されるXYZ情報JCXを表すベクトルをベクトルWとした場合、色情報生成部12Aは、W=c×W+(1-c)×Wという式に基づいて、XYZ情報JCXを生成してもよい。ここで、値cは、第1実施形態と同様、c=(T-T)/(T-T)という関係式を満たす実数であってもよい。すなわち、光源部150の状態が低温状態である場合、前述の式に値を代入すると、W=Wとなることから、色情報生成部12Aは、XYZ情報JCXとして、低温XYZ情報119を生成する。また、光源部150の状態が高温状態である場合、前述の式に値を代入すると、W=Wとなることから、色情報生成部12Aは、XYZ情報JCXとして、高温XYZ情報11Aを生成する。
図15は、変形例2に係るプロジェクター1βの動作について説明するためのフローチャートである。図15に示すフローチャートは、制御部12βが、ステップS102~S107の処理を実行しない点と、ステップS109~S114の代わりにステップS121の処理を実行する点とを除き、図9に示すフローチャートと同様である。
ステップS121において、色情報生成部12Aは、光源情報JLSと、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて、XYZ情報JCXを生成する。
ステップS115において、新規パラメーター生成部126は、ステップS121において生成されたXYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
光源の状態が低温状態である場合、ステップS121において、プロジェクター1βは、前述の通り、XYZ情報JCXとして、低温XYZ情報119を生成する。そして、ステップS115において、プロジェクター1βは、低温XYZ情報119と、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。すなわち、光源の状態が低温状態である場合、プロジェクター1βは、低温変換テーブル114に基づく低温XYZ情報119に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
また、光源の状態が高温状態である場合、ステップS121において、プロジェクター1βは、前述の通り、XYZ情報JCXとして、高温XYZ情報11Aを生成する。そして、ステップS115において、プロジェクター1βは、高温XYZ情報11Aと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。すなわち、光源の状態が高温状態である場合、プロジェクター1βは、高温変換テーブル115に基づく高温XYZ情報11Aに基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
また、光源の状態がその他の状態である場合、ステップS121において、プロジェクター1βは、光源部150の状態に基づく光源情報JLSと、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aとに基づいて、XYZ情報JCXを生成する。そして、ステップS115において、プロジェクター1βは、光源部150の状態に基づくXYZ情報JCXと、目標XYZ情報116との相違の程度に基づいて、補正パラメーターPmCを生成する。
以上より、変形例2によれば、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に対応する変換テーブルTHに基づくXYZ情報JCXを用いることで、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。このため、プロジェクター1βは、補正パラメーターPmCを用いることで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
また、変形例2によれば、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて、XYZ情報JCXを高精度に生成することができる。このため、プロジェクター1βは、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。
以上に説明したように、変形例2に係るプロジェクター1βの制御方法において、低温状態に対応する低温変換テーブル114に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、低温変換テーブル114に基づく低温XYZ情報119に基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含み、高温状態に対応する高温変換テーブル115に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、高温変換テーブル115に基づく高温XYZ情報11Aに基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1βは、光源部150の状態に基づいてXYZ情報JCXを適切に選択することで、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。これにより、プロジェクター1βは、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第2実施形態において、低温状態は「第1状態」の一例であり、高温状態は「第2状態」の一例であり、低温変換テーブル114は「第1テーブル」の一例であり、高温変換テーブル115は「第2テーブル」の一例であり、補正パラメーターPmCは「補正パラメーター」の一例であり、低温XYZ情報119は「第1変換色情報」の一例であり、高温XYZ情報11Aは「第2変換色情報」の一例である。
また、変形例2に係るプロジェクター1βの制御方法は、光源部150の状態が、低温状態および高温状態とは異なるその他の状態である場合、光源部150の状態と、低温XYZ情報119と、高温XYZ情報11Aと、に基づいて、XYZ情報JCXを生成すること、を更に含み、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成することは、XYZ情報JCXに基づいて、補正パラメーターPmCを生成すること、を含む、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るプロジェクター1βは、光源部150の状態に基づいてXYZ情報JCXを適切に生成することで、投射画像Gを補正するための補正パラメーターPmCを高精度に生成することができる。これにより、プロジェクター1βは、生成された補正パラメーターPmCを用いて投射画像Gを補正することで、投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、第2実施形態において、光源部150は「光源」の一例であり、その他の状態は「第3状態」の一例であり、XYZ情報JCXは「変換色情報」の一例である。
3.3.変形例3
前述の実施形態および変形例において、プロジェクターが、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて補正パラメーターPmCを生成し、補正パラメーターPmCに基づいて投射画像Gを補正する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、プロジェクターと通信可能に接続されたパーソナルコンピューターが、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて補正パラメーターPmCを生成し、補正パラメーターPmCに基づいて投射画像Gを補正してもよい。
図16は、変形例3に係るプロジェクター1γおよびパーソナルコンピューター2の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1γは、記憶部11の代わりに記憶部11γを備える点と、制御部12の代わりに制御部12γを備える点と、操作部14を備えない点とを除き、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様に構成される。記憶部11γは、プログラム111の代わりに不図示のプログラム111γを記憶する点において、記憶部11と相違する。制御部12γは、制御部12γが有するCPU等がプログラム111γを実行し、プログラム111γに従って動作する点において、制御部12と相違する。制御部12γは、具体的には、投射画像Gの補正に係る一連の機能の少なくとも一部を有していない点において、制御部12と相違する。本変形例において、制御部12γは、投射画像取得部122、撮像制御部123および投射制御部124として機能する場合を想定する。
パーソナルコンピューター2は、各種情報を記憶する記憶部21と、パーソナルコンピューター2の動作を制御する制御部22と、プロジェクター1γまたは外部サーバー等との通信を実行する通信部23とを備える。記憶部21は、プログラム111の代わりにプログラム211を記憶する点を除き、記憶部11と同様に構成される。制御部22は、1または複数のCPUを含んで構成される。但し、制御部22は、CPUの代わりに、または、CPUに加えて、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを備えるものでもよい。制御部22は、制御部22が有するCPU等がプログラム211を実行し、プログラム211に従って動作することで、図16に示す光源情報取得部220、光源状態判定部221、パラメーター生成部225および画像処理部229と、不図示のパターン画像取得部22Aとして機能する。パラメーター生成部225は、具体的には、新規パラメーター生成部226、画像情報変換部227およびテーブル生成部228として機能する。光源情報取得部220は、光源情報取得部120と同等の機能を有する。光源状態判定部221は、光源状態判定部121と同等の機能を有する。新規パラメーター生成部226は、新規パラメーター生成部126と同等の機能を有する。画像情報変換部227は、画像情報変換部127と同等の機能を有する。テーブル生成部228は、テーブル生成部128と同等の機能を有する。パターン画像取得部22Aは、プロジェクター1γからパターン画像情報112を取得する。通信部23は、例えば、コネクターおよびインターフェース回路を有するインターフェース基板を含み、プロジェクター1γまたは外部サーバー等から各種情報を受信する機能と、プロジェクター1γまたは外部サーバー等へ各種情報を送信する機能とを有する。
以上より、変形例3によれば、プロジェクター1γと通信可能に接続されたパーソナルコンピューター2は、プロジェクター1γの代わりに、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて補正パラメーターPmCを生成し、補正パラメーターPmCに基づいて投射画像Gを補正することができる。このため、例えば、処理機能に優れるパーソナルコンピューター2を用いることで、投射画像Gの補正にかかる時間を短縮することができる。
以上に説明したように、変形例3に係るパーソナルコンピューター2は、光源部150を備えるプロジェクター1γから投射される投射画像Gを補正するパーソナルコンピューター2であって、光源部150の状態を特定する光源情報取得部220と、光源部150の状態に基づいて、補正パラメーターPmCを生成するパラメーター生成部225と、補正パラメーターPmCに基づいて、投射画像Gを補正する画像処理部229と、を備える、ことを特徴とする。
すなわち、本実施形態に係るパーソナルコンピューター2は、光源部150の状態の変化に起因して投射画像Gの表示状態が変化する場合においても、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に基づいて生成された補正パラメーターPmCを用いることで、投射画像Gを補正することができる。これにより、パーソナルコンピューター2は、プロジェクター1γから投射される投射画像Gの表示状態を、理想的な状態、または、理想的な状態に准ずる状態にすることができる。
なお、変形例3において、プロジェクター1γは「プロジェクター」の一例であり、光源部150は「光源」の一例であり、補正パラメーターPmCは「補正パラメーター」の一例であり、投射画像Gは「画像」の一例であり、パーソナルコンピューター2は「情報処理装置」の一例であり、光源情報取得部220は「光源状態特定部」の一例であり、パラメーター生成部225は「パラメーター生成部」の一例であり、画像処理部229は「画像処理部」の一例である。
3.4.変形例4
前述の実施形態および変形例において、プロジェクターが、光源情報JLSと、低温変換テーブル114と、高温変換テーブル115とに基づいて生成された新規変換テーブルTHNを用いて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換する場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、プロジェクターと通信可能に接続された外部サーバー等から、光源情報JLSに基づく変換テーブルTHを取得し、当該変換テーブルTHを用いて、パターン画像情報112に含まれるRGB情報JCRを、XYZ情報JCXへ変換してもよい。本変形例に係るプロジェクターは、テーブル取得部を備える。テーブル取得部は、外部サーバー等から、光源情報JLSに基づく変換テーブルTHを取得する。
3.5.変形例5
前述の実施形態および変形例において、光源部150の状態を特定し、光源部150の状態に対応する変換テーブルTHに基づいて、パターン画像情報112を変換することで、変換画像情報JGHを生成する場合を例示したが、例えば、赤色光源151の状態と、緑色光源152の状態と、青色光源153の状態とを別々に特定し、赤色光源151の状態に対応する変換テーブルTHに基づいて、パターン画像情報112に含まれる撮像情報JPRを変換し、緑色光源152の状態に対応する変換テーブルTHに基づいて、パターン画像情報112に含まれる撮像情報JPGを変換し、青色光源153の状態に対応する変換テーブルTHに基づいて、パターン画像情報112に含まれる撮像情報JPBを変換することで、変換画像情報JGHを生成してもよい。
すなわち、光源部150の備える3つの光源の状態を各々特定し、各光源の状態に対応する3つの変換テーブルを用いることで、パターン画像情報112を精度よく変換することができる。このため、変形例5に係るプロジェクターは、誤差の少ない補正パラメーターPmCを生成することができる。
3.6.変形例6
前述の実施形態および変形例において、光源部150が、赤色光源151、緑色光源152および青色光源153の3つの光源を備え、当該3つの光源の各々から光が発せられる場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、赤色光源151および緑色光源152の代わりに、青色光源153と同等の光を発する光源を備え、当該光源から発せられた青色レーザー光を、他の色の光に変換するような態様でもよい。具体的には、青色レーザー光を、青色光の補色となる黄色光へ変換する蛍光体を備え、当該蛍光体に青色レーザー光を照射することで発せられる黄色光を、赤色光と、緑色光とに分離するような態様でもよい。この場合、光源情報生成部16は、波長情報生成部161を備えることが好ましい。
3.7.変形例7
前述の実施形態および変形例において、低温状態は、光源部150の温度が、0℃の状態である場合を例示したが、0℃以外の状態であってもよい。また、高温状態は、光源部150の温度が、50℃の状態である場合を例示したが、50℃以外の状態であってもよい。例えば、低温状態は、光源部150の温度が、10℃の状態であってもよい。また、高温状態は、光源部150の温度が、40℃の状態であってもよい。低温状態および高温状態は、光源部150の備える赤色光源151、緑色光源152および青色光源153が適切に動作する温度範囲内で設定されることが好ましく、具体的には、-10℃~60℃程度の範囲内で設定されることが好ましい。
1…プロジェクター、2…パーソナルコンピューター、11…記憶部、12…制御部、13…通信部13…操作部、15…投射部、16…光源情報生成部、17…撮像部、111…プログラム、112…パターン画像情報、113…投射画像情報、114…低温変換テーブル、115…高温変換テーブル、116…目標XYZ情報、117…低温補正パラメーター、118…高温補正パラメーター、119…低温XYZ情報、11A…高温XYZ情報、120…光源情報取得部、121…光源状態判定部、122…投射画像取得部、123…撮像制御部、124…投射制御部、125…パラメーター生成部、126…新規パラメーター生成部、127…画像情報変換部、128…テーブル生成部、129…画像処理部、12A…色情報生成部、150…光源部、151…赤色光源、152…緑色光源、153…青色光源、154…光変調部、155…Rパネル、156…Gパネル、157…Bパネル、158…合成光学系、159…投射光学系、161…波長情報生成部、162…温度情報生成部、163…電流情報生成部、171…撮像レンズ、172…カラーフィルター、173…撮像素子、174…A/D変換器、G…投射画像、GP…パターン画像、JCR…RGB情報、JCX…XYZ情報、JLS…光源情報、JWL…波長情報、JST…温度情報、JEC…電流情報、JPR…撮像情報、JPG…撮像情報、JPB…撮像情報、JGH…変換画像情報、PmC…補正パラメーター、SC…スクリーン、TH…変換テーブル、THN…新規変換テーブル。

Claims (16)

  1. 光源を備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記光源の状態を特定することと、
    前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成することと、
    前記補正パラメーターに基づいて、前記プロジェクターから投射される画像を補正することと、
    を含む、ことを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
  2. 前記光源の状態を特定することは、前記光源の発する光の波長を特定すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項1に記載のプロジェクターの制御方法。
  3. 前記光源の状態を特定することは、前記光源の温度を特定すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項1または2に記載のプロジェクターの制御方法。
  4. 前記光源の状態を特定することは、前記光源に供給される電流値を特定すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項1~3に記載のプロジェクターの制御方法。
  5. 前記光源の状態が、第1状態である場合、
    前記光源の状態に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記第1状態に対応する第1テーブルに基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含み、
    前記光源の状態が、第2状態である場合、
    前記光源の状態に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記第2状態に対応する第2テーブルに基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項1~4に記載のプロジェクターの制御方法。
  6. 前記光源の状態に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記光源の状態と、
    第1テーブルに基づく第1補正パラメーターと、
    第2テーブルに基づく第2補正パラメーターと、
    に基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含み、
    前記第1テーブルは、前記光源の状態が、第1状態である場合に対応し、
    前記第2テーブルは、前記光源の状態が、第2状態である場合に対応する、
    ことを特徴とする、請求項1~4に記載のプロジェクターの制御方法。
  7. 前記プロジェクターからパターン画像を投射することと、
    前記パターン画像の撮像結果に基づく撮像画像情報を取得することと、
    を更に含み、
    前記光源の状態に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像画像情報を、変換画像情報へ変換することと、
    前記変換画像情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成することと、
    を含む、ことを特徴とする、請求項1~5に記載のプロジェクターの制御方法。
  8. 前記撮像画像情報は、第1表色系によって表現される撮像色情報を含み、
    前記変換画像情報は、第2表色系によって表現される変換色情報を含み、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像画像情報を、前記変換画像情報へ変換することは、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換すること、
    であり、
    前記変換画像情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記変換色情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    である、ことを特徴とする、請求項7に記載のプロジェクターの制御方法。
  9. 前記第2表色系は、XYZ表色系、
    である、ことを特徴とする、請求項8に記載のプロジェクターの制御方法。
  10. 前記光源の状態が、第1状態である場合、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換することは、
    前記第1状態に対応する第1テーブルに基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換すること、
    を含み、
    前記光源の状態が、第2状態である場合、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換することは、
    前記第2状態に対応する第2テーブルに基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項8または9に記載のプロジェクターの制御方法。
  11. 前記光源の状態が、前記第1状態および前記第2状態とは異なる第3状態である場合、
    前記光源の状態と、
    前記第1テーブルと、
    前記第2テーブルと、
    に基づいて、第3テーブルを生成すること、
    を更に含み、
    前記光源の状態に基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換することは、
    前記第3テーブルに基づいて、前記撮像色情報を、前記変換色情報へ変換すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項10に記載のプロジェクターの制御方法。
  12. 前記第1状態に対応する前記第1テーブルに基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記第1テーブルに基づく第1変換色情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含み、
    前記第2状態に対応する前記第2テーブルに基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記第2テーブルに基づく第2変換色情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項5に記載のプロジェクターの制御方法。
  13. 前記光源の状態が、前記第1状態および前記第2状態とは異なる第3状態である場合、
    前記光源の状態と、
    前記第1変換色情報と、
    前記第2変換色情報と、
    に基づいて、変換色情報を生成すること、
    を更に含み、
    前記光源の状態に基づいて、前記補正パラメーターを生成することは、
    前記変換色情報に基づいて、前記補正パラメーターを生成すること、
    を含む、ことを特徴とする、請求項12に記載のプロジェクターの制御方法。
  14. 光源と、
    前期光源の状態を特定する光源状態特定部と、
    前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、
    前記補正パラメーターに基づいて、投射する画像を補正する画像処理部と、
    前記補正パラメーターに基づいて補正された画像を投射する投射部と、
    を備える、プロジェクター。
  15. 光源を備えるプロジェクターから投射される画像を補正する情報処理装置であって、
    前期光源の状態を特定する光源状態特定部と、
    前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、
    前記補正パラメーターに基づいて、前記画像を補正する画像処理部と、
    を備える、情報処理装置。
  16. プロセッサーを、
    プロジェクターの備える光源の状態を特定する光源状態特定部と、
    前記光源の状態に基づいて、補正パラメーターを生成するパラメーター生成部と、
    前記補正パラメーターに基づいて、前記プロジェクターから投射される画像を補正する画像処理部と、
    して機能させる、プログラム。
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