JP2023060614A - 排土システムにおける排土板の位置表示装置 - Google Patents

排土システムにおける排土板の位置表示装置 Download PDF

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博 松田
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Abstract

【課題】稼働中の排土システムにおける排土板の位置を、外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を実現できるようにした排土システムにおける排土板の位置表示装置を提供する。【解決手段】排土システムの駆動用枠部8aの外側位置に突出する回転ネジ体の端部と、表示体用回転ネジ体24との間に配置した直交変換歯車伝達機構部と、前記駆動用枠部の前面に前記表示体用回転ネジ体と同方向に配置されるとともに位置表示用の表示体31の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体と同方向に移動可能に案内する表示体支持レール体と、を具備し、土砂等の掻き出し用の排土板の回転ネジ体の回転に伴う移動と、前記表示体の前記表示体用回転ネジ体の回転に伴う移動とを連動させて前記排土システムにおける排土板の位置を、前記表示体の位置として表示し、前記駆動用枠部内の排土板の位置を前面から認識可能できるようにしたものである。【選択図】図9

Description

本発明は、排土システムにおける排土板の位置表示装置に関し、詳しくは、稼働中の排土システムにおける排土板の位置を、外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を実現できるようにした排土システムにおける排土板の位置表示装置に関するものである。
現在、本願の出願人が登録実用新案を所得済みの「排土システム」の構造上、可動式の排土板が前後移動して排土システム内の土砂を掻き出す際、可動式の排土板の現在位置が判らず、いつになったら最初のセット位置に排土板が到達するのか、いつになったら土砂が排出されるのか等が判らず、排土板の駆動位置の明確な把握が困難であった。
このために、作業者が作業を始めて後、10~20cmほどの下部隙間から体を屈ませ排土板の位置及び土砂の状況をその都度確認しなければならず、作業性が悪いという問題があった。
そして、排土板の引き出し過ぎや、戻し過ぎは排土システムの破損に繋がりかねず、更に、戻し足りない場合は、奥の箇所に土砂が溜まったままとなり排土システムの本来の機能を十分に発揮できないという惧れがあった。
特許文献1には、本願の出願人が登録実用新案を所得済みであり本願発明の前提技術である掻き出し式排土システムが開示されている。
この掻き出し式排土システムは、上下双方を開口させたか又は上部を開口させて底板部を具備した矩形箱体状で車輌の土砂除去装置により除去しその下方の地面上に堆積する土砂等の領域に設置される掻き出し枠本体と、この掻き出し枠本体内においてその幅方向に配置した土砂等の掻き出し用の排土板と、前記掻き出し枠本体に組み込まれ、前記排土板を掻き出し枠本体内において後部側と手前の排出側との間で移動させ、前記排土板により、掻き出し枠本体内の地面上に堆積した土砂等を掻き出し、掻き出し枠本体の外部に排出させる排土板に羅合した回転ネジ体、駆動スプロケット、駆動スプロケットを回転操作するハンドル等を用いた排土板移動駆動機構部と、を有する構成としている。
登録実用新案第3222850号公報
本発明は、上記特許文献1の考案を踏まえ、この排土システムを改良し、稼働中の排土システムにおける排土板の位置を外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を実現できるようにした排土システムにおける排土板の位置表示装置を提供するものである。
本発明は、車輌の土砂除去装置により除去しその下方の地面上に堆積する土砂等の領域に設置される掻き出し枠本体と、この掻き出し枠本体内においてその幅方向に配置した土砂等の掻き出し用の排土板と、前記掻き出し枠本体に組み込まれ、前記排土板を掻き出し枠本体内において後部側と手前の排出側との間で移動させ、前記排土板により、掻き出し枠本体内の地面上に堆積した土砂等を掻き出し、掻き出し枠本体の外部に排出させる排土板に螺合した回転ネジ体、駆動用枠部により支持した駆動スプロケット、駆動スプロケットを回転操作するハンドル等を用いた排土板移動駆動機構部と、を有する排土システムに付加される排土板の位置表示装置であって、前記駆動用枠部の外側位置に突出する前記回転ネジ体の端部と、前記駆動用枠部の前面に回転可能に軸支した表示体用回転ネジ体との間に配置した直交変換歯車伝達機構部と、前記駆動用枠部の前面に前記表示体用回転ネジ体と同方向に配置されるとともに位置表示用の表示体の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体と同方向に移動可能に案内する表示体支持レール体と、を具備し、前記表示体用回転ネジ体に対して直交変換歯車伝達機構部を介して回転ネジ体の回転力伝達可能に連結して、前記土砂等の掻き出し用の排土板の回転ネジ体の回転に伴う移動と、前記表示体の前記表示体用回転ネジ体の回転に伴う移動とを連動させ、排土板移動駆動機構部による前記排土板の移動駆動の際、前記排土システムにおける排土板の位置を前記表示体の位置として表示し、前記駆動用枠部内の排土板の位置を前面から認識可能としたことを主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、稼働中の排土システムにおける排土板の位置を、外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を図ることができる排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、直交変換歯車伝達機構部を原動傘歯歯車、従動傘歯歯車とする構成の基に、請求項1記載の発明と同様に、稼働中の排土システムにおける排土板の位置を外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を図ることができる排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記請求項2記載の発明において、表示体を螺合した表示体用回転ネジ体の長さを、前記原動傘歯歯車と従動傘歯歯車とのギア比、前記回転ネジ体、表示体用回転ネジ体の各ネジピッチにより調整可能としているので、請求項2に記載の発明の効果を発揮できることに加えて、適用排土システムに対応して最適の表示体用回転ネジ体の長さを設定して実施でき、一層作業性の向上を図ることができる排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、既存の排土システムの前面に後付け設置可能なように構成しているので、請求項1乃至3に記載の発明の効果を発揮できることに加えて、既存の排土システムの作業性改善に大いに資することが可能な排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、排土板の位置表示装置を、排土システム側の回転力を利用することにより独自の電力を要しない構成としているので、請求項1乃至4に記載の発明の効果を発揮できることに加えて、既存の排土システム等への付加設置時の利便性も大きい排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記表示体用回転ネジ体の端部位置には、ネジ部を削除して末端位置バネを取り付けている構成としているので、請求項1乃至5に記載の発明の効果を発揮できることに加えて、表示体の軸支部又は軸支部への衝突を防ぐことができ、更には表示体用回転ネジ体の再始動の際には、表示体の表示体用回転ネジ体のネジ部への圧着効果を狙うこともできる排土システムにおける排土板の位置表示装置を実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムを含む車輌の土砂除去装置の概略正面図である。 図2は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムにおける駆動用枠部の正面図である。 図3は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムの概略平面図である。 図4は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムの背面側の概略端面図である。 図5は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムの概略側面図である。 図6は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムにおける排土板を構成する上板、下板の分解図である。 図7は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システムにおける土砂戻し回避機構部による排土板を構成する下板の回動変位状態を示す説明図である。 図8は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システム及び本発明の実施例に係る該排土システムにおける排土板の位置表示装置の概略平面図である。 図9は本発明の実施例の前提となる掻き出し式排土システム及び本発明の実施例に係る該排土システムにおける排土板の位置表示装置の概略正面図である。 図10は本発明の実施例に係る排土システムにおける排土板の位置表示装置の概略拡大正面図である。 図11は本発明の実施例に係る排土システムにおける排土板の位置表示装置の概略拡大側面図である。 図12は本発明の実施例に係る排土システムにおける排土板の位置表示装置の概略拡大底面図である。 図13は本発明の実施例に係る排土システムにおける排土板の位置表示装置の表示体用回転ネジ体に取り付けた末端位置バネの動作説明図である。
本発明は、稼働中の排土システムにおける排土板の位置を外部から(前面側から)明確に認識可能とし、作業性の向上を実現する排土システムにおける排土板の位置表示装置を提供するという目的を、車輌の土砂除去装置により除去しその下方の地面上に堆積する土砂等の領域に設置される掻き出し枠本体と、この掻き出し枠本体内においてその幅方向に配置した土砂等の掻き出し用の排土板と、前記掻き出し枠本体に組み込まれ、前記排土板を掻き出し枠本体内において後部側と手前の排出側との間で移動させ、前記排土板により、掻き出し枠本体内の地面上に堆積した土砂等を掻き出し、掻き出し枠本体の外部に排出させる排土板に螺合した回転ネジ体、駆動用枠部により支持した駆動スプロケット、駆動スプロケットを回転操作するハンドル等を用いた排土板移動駆動機構部と、を有する排土システムに付加される排土板の位置表示装置であって、前記駆動用枠部の外側位置に突出する前記回転ネジ体の端部に位置した原動傘歯歯車と、前記駆動用枠部の前面に回転可能に軸支した表示体用回転ネジ体の端部に取り付けた従動傘歯歯車とを具備する直交変換歯車伝達機構部と、前記駆動用枠部の前面に前記表示体用回転ネジ体と同方向に配置されるとともに位置表示用の表示体の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体と同方向に移動可能に案内する表示体支持レール体とを具備し、前記表示体用回転ネジ体に対して前記回転ネジ体の回転を原動傘歯歯車、従動傘歯歯車を介して回転力伝達可能に連結して、前記土砂等の掻き出し用の排土板の回転ネジ体の回転に伴う移動と前記表示体の前記表示体用回転ネジ体の回転に伴う移動とを連動させ、排土板移動駆動機構部による前記排土板の移動駆動の際、前記排土システムにおける排土板の位置を前記表示体の位置として表示し、前記駆動用枠部内の排土板の位置を前面から認識可能とした構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る排土システムにおける排土板の位置表示装置について詳細に説明する。
最初に本実施例の排土板4の位置表示装置21の前提技術となる掻き出し式排土システム1について説明する。
図1は本発明の前提技術となる掻き出し式排土システム1を含む車輌の土砂除去装置51の概略構成を示すものである。
図1に例示する土砂除去装置51は、乾式機構の土砂除去装置であるが、本発明の書き出し式排土装置1はこれに限らず、ウォーター式等の各種形式の車輌の土砂除去装置に好適に利用可能である。
前記車輌の土砂除去装置51は、例えば、図1に示すように、ダンプカー等の車輌Cの前輪W1、後輪W2を乗せる前輪架台52、後輪架台53と、前輪架台52、後輪架台53を連ねる中央スロープ54と、車輌Cの乗り入れ用の前記後輪架台53に連なる入口側スロープ55及び前記前輪架台52に連なる乗り出し用の出口側スロープ56と、を備え、工事現場等の地面G上に配置した架台本体57と、前記前輪架台52、後輪架台53に各々設けた前輪駆動ローラー61、後輪駆動ローラー62等を具備した構成からなるものである。
なお、前記掻き出し式排土システム1は、図1に示す構成の土砂除去装置51の他、これ以外の構成に係る土砂除去装置にも適用可能である。
そして、前記前輪架台52、後輪架台53上の車輌Cの前輪W1、後輪W2の各タイヤを回転させることにより、車体の土砂除去を行い地面G側に落下させるように構成している。
なお、図1中、71は、架台本体57に沿って配置したガイドレール部である。
上述した掻き出し式排土シスしたテム1は、例えば前記前輪架台52の下側でその下方の地面G上に設置する構成としている。
これに加え、前記後輪架台53の下側でその下方の地面G上に設置することも勿論可能である。
次に、上述した掻き出し式排土システム1について、図2乃至図7を参照して詳細に説明する。
上述した掻き出し式排土システム1は、図2乃至図5に示すように、下部側に土砂等Oの通過領域30を有する排出側の側板3a、奥側の側板3b、左右両横側板3c、3dを具備し、上下双方を開口させたか、又は上部を開口させて底板部(図示せず)を具備した矩形箱体状で車輌の土砂除去装置51により除去され、その下方である前輪架台52の下方の地面G上に堆積する土砂等Oの領域に設置される掻き出し枠本体2と、この掻き出し枠本体2内において前記両横側板3c、3d間に配置した土砂等Oの掻き出し用で、長方形板状の上板4a、下板4bの2段構造からなり、上板4aより下板4bを蝶番5を用いて垂れ下げ支持し、かつ、下板4bを排出方向(掻き出し方向)にのみ変位可能に支持した排土板4と、前記上板4aの中央部に配置した回転ネジ体貫通支持体6 に螺合させるとともに、一端側を前記排出側の側板3aにより軸支しつつ手前側に突出させ、他端側を前記奥側の側板3bにより軸支した例えば台形ネジを採用した回転ネジ体7と、前記掻き出し枠本体2の排出側の側板3a対して前後平行配置に、かつ、排出側の側板3aの下部を土砂等Oが通過可能に組み込んだ第1、第2の駆動用枠部8a、8bと、前記第1、第2の駆動用枠部8a、8bに配置され前記回転ネジ体7の一端を取り付けた原動スプロケット9と、前記駆動用枠部8a、8bに分散して配置した前記原動スプロケット9に対する歯数比を複数段(例えば3段)に異ならせ、かつ、各々の突出端に回転操作用のハンドル10用の装着受部11を備える複数のスプロケット群、すなわち、図2、図3に示す例では3個のスプロケット12a、12b、12cと、前記原動スプロケット9、3個のスプロケット12a、12b、12cに掛け回したチェーン13と、前記3個のスプロケット12a、12b、12cの各装着受部11に選択的に装着可能な回転操作用のハンドル10と、を具備する排土板移動駆動機構部14と、を有している。
図6は、上述した掻き出し式排土システム1における排土板4を構成する前記上板4a、下板4b、及び、蝶番5を分解状態で示すものである。
図7は上述した掻き出し式排土システム1における土砂戻し回避機構部15の構成(横側板3c側)、作用を示すものである。
前記土砂戻し回避機構部15は、前記排土板4の下板4bの横側板3c側の一方の端部において、前記両横側板3c側に向けて小寸法突出させた突起16と、前記横側板3cの前記突起16との対向領域に設けた下板ガイド部材17と、を具備している。
前記下板ガイド部材17は、前記横側板3cの内壁の下部において、この横側板3cの内壁から小寸法の下板4b側に突出する状態で添設した水平ガイド部18bと傾斜ガイド部18aとを具備している。
前記横側板3cの他方の端部と、前記横側板3dとにわたる土砂戻し回避機構部も、上述した場合と同様に構成している。
そして、前記排土板4の奥側(戻り側)への移動時に、前記各下板ガイド部材17を下板4bの各突起16に係合させてこの下板4bを図7に矢印で示すように上側に回動させて、下板4b下方の土砂等Oの奥側への戻りを回避し、土砂等Oの掻き出し効率の向上を図るようにしている。
次に、前記掻き出し式排土システム1における前記排土板4の移動速度向上対策について説明する。
本実施例においては、前記駆動用枠部8a、8bに配置された3個のスプロケット12a、12b、12cは、前記原動スプロケット9に対して、2倍、3倍、4倍の歯数を有する構成としている。
そして、前記回転操作用のハンドル10の各スプロケット12a、12b、12cの各装着受部11に対する選択的な装着により、前記排土板4を、原動スプロケット9の単独使用に比べ2倍速、3倍速、又は、4倍速で掻き出し側又は戻り側に移動可能に構成している。
なお、前記原動スプロケット9の直径が22mmであるとき、排土板の移動量は5mm/1回転程度である。
前記スプロケット12a、12b、の他、例えば6倍速、8倍速等で前記排土板4を移動させることができる別のスプロケットを採用することも勿論可能である。
上述した掻き出し式排土システム1によれば、この排土システム1の掻き出し枠本体2を車輌の土砂除去装置51における前輪架台52の下方の地面G上に設置し、車輌の土砂除去装置51により除去し、前輪架台52の下方の地面G上に堆積する土砂等Oを前記回転操作用のハンドル10の前記スプロケット12a、12b、12cへの装着位置の選定と手動による回転操作によって掻き出し枠本体2内で前記排土板4を奥側から排出側に土砂等Oの量や水分含有量等の形態に応じて所望の移動速度で移動させるという簡略操作の基に前記土砂等Oを掻き出し、枠本体2の前方に容易に排出させることができ、車輌の土砂除去装置51の本来の機能を有効に発揮させることができる。
この掻き出し式排土システム1で堆積した土砂等Oを排土板4の移動により排出側に掻き出し、前記排土板4の排出側の側板3a近くまで移動し例えば土砂等Oを除去した後は、この排土板4を前記回転操作用のハンドル10の逆転操作により奥側の側板3b近くへ移動させ初期位置に戻して以降の排土処理のために待機させる。
上述した掻き出し式排土システム1について、更に付言する。
上述した掻き出し式排土システム1においては前記スプロケット12a、12b、12cを採用する場合の他、歯車、Vベルト、平ベルト等の動力伝達手段を採用することもできる。
前記排土板4は、上下2分割しないで一枚の板で構成しても良く、また、前記排土板4の移動動力としては、電動モーター、油圧ポンプ等を採用することもできる。
前記回転ネジ体7の他、ボルト、ラックギアー、油圧システム、等の手段も採用可能である。
更には、上述した掻き出し式排土システム1は、前記車輌の土砂除去装置51の左右の前輪架台52、左右の後輪架台53の下側に合計4箇所設置してもよく、また、前記車輌の土砂除去装置51の前記4箇所に予め一体的に組み込む構成を採用することも可能である。
次に、図8乃至図12を参照して、本発明の実施例に係る上述した排土システム1に付加される排土板4の位置表示装置21について詳細に説明する。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21は、既述したような排土システム1に付加される排土板4の位置表示装置21であり、作業者が屈みこんで現在の排土板4の位置を確認する必要がなく、また、格別の電源も必要ない装置である。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21は、図8、図9に示すように、前記排土システム1の前記駆動用枠部8aの外側位置に突出する前記回転ネジ体7の端部に配置した原動傘歯歯車22と、前記駆動用枠部8aの前面に回転可能に軸支した表示体用回転ネジ体24の端部に取り付けた従動傘歯歯車23とを具備する直交変換歯車伝達機構部25と、前記駆動用枠部8aの前面に前記表示体用回転ネジ体24と同方向に配置されるとともに位置表示用の表示体31の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体24と同方向に移動可能に案内する例えばCチャンネル状の表示体支持レール体32を組み込んだ長方形板状の支持プレート33とを具備している。
前記支持プレート33には、所定の間隔をもって、C型鋼からなる一対の軸支部34a、34bを取り付け、この一対の軸支部34a、34bにより前記従動傘歯歯車23を端部に取り付けた表示体用回転ネジ体24を回転可能に支持している。
前記位置表示用の表示体31の突出部側は、例えば板状又は棒状に形成しており、この突出部側を貫く構造で前記表示体用回転ネジ体24を螺合している。
図10乃至図12は、前記排土板4の位置表示装置21を拡大して示すものである。
なお、図10中、35は前記支持プレート33の面上に配置する目盛板である。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21によれば、前記表示体用回転ネジ体24に対して前記回転ネジ体7の回転を原動傘歯歯車22、従動傘歯歯車23を介して回転力伝達可能に連結して、前記土砂等の掻き出し用の排土板4の回転ネジ体7の回転に伴う移動と前記表示体31の前記表示体用回転ネジ体24の回転に伴う表示体31の移動とを連動させて、排土板移動駆動機構部14による前記排土板4の移動駆動の際、前記排土システム1における排土板4の位置を前記表示体31の位置として表示することになり、前記駆動用枠部奥の排土板4の位置を前面から認識可能とするものである。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21について更に付言する。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21において、前記表示体31を螺合した表示体用回転ネジ体24の長さは、前記原動傘歯歯車22と従動傘歯歯車23とのギア比、前記回転ネジ体7、表示体用回転ネジ体24の各ネジピッチにより調整可能であることから、精度を上げたければ出来るだけ横移動の長さを長くするように調整可能である。
これにより、適用排土システムに対応して最適の表示体用回転ネジ体24の長さを設定して実施でき、より作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21は、既存の排土システム1の前面に簡略に後付け設置可能であることから既存の排土システム1の作業性改善に大いに資することになる。
本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21は、排土システム1側の回転力を利用するものであり、独自の電力を要しないことから既存の排土システム1等への付加設置時の利便性も大きい。
更に、図10、図13に示すように、表示体用回転ネジ体24における表示体31の前後移動末端位置領域に対して前記表示体31のネジ部を削って例えばコイルバネからなる末端位置バネ41a、41bを仕込むことにより、例えば表示体31が図13下欄に示すように一方の軸支部34aに接近するように駆動されたとき、表示体31が末端位置バネ41aに接触してそれ以上一方の軸支部34a側に移動しなくなり、一方の軸支部34aとの衝突が防止される。
逆に、前記表示体31が一方の軸支部34aから離れていくように駆動されるときには表示体31の表示体用回転ネジ体24のネジ部への圧着効果を高めることができる。
このように、本発明の実施例に係る排土板4の位置表示装置21によれば、前記表示体31の軸支部34a又は軸支部34bへの衝突を防ぐ構成とすることができ、更には表示体用回転ネジ体24の再始動の際の表示体31の表示体用回転ネジ体24のネジ部への圧着効果を狙うこともできる。
既述した排土システム1の排土板4を移動させる回転ネジ体7における排土板4の前後移動末端位置領域に対しても図10、図13に示す場合と同様な構成を採用して、排土板4の移動末端位置領域において排土板4の掻き出し枠本体2への衝突防止や、回転ネジ体7の再始動の際の排土板4の回転ネジ体7のネジ部への圧着効果を狙う構成とすることもできる。
本発明の排土システムにおける排土板の位置表示装置は、図1に例示する乾式機構の土砂除去装置に適用する掻き出し式排土システムに限らず、ウォーター式等の各種形式の車輌の土砂除去装置に適用する掻き出し式排土システム用として好適に応用可能である。
1 掻き出し式排土システム
2 掻き出し枠本体
3a 排出側の側板
3b 奥側の側板
3c 横側板
3d 横側板
4 排土板
4a 上板
4b 下板
5 蝶番
6 回転ネジ体貫通支持体
7 回転ネジ体
8a 駆動用枠部
8b 駆動用枠部
9 原動スプロケット
10 ハンドル
11 装着受部
12a スプロケット
12b スプロケット
12c スプロケット
13 チェーン
14 排土板移動駆動機構部
15 土砂戻し回避機構部
16 突起
17 下板ガイド部材
18a 傾斜ガイド部
18b 水平ガイド部
21 排土板の位置表示装置
22 原動傘歯歯車
23 従動傘歯歯車
24 表示体用回転ネジ体
25 直交変換歯車伝達機構部
30 通過領域
31 表示体
32 表示体支持レール体
33 支持プレート
34a 軸支部
34b 軸支部
35 目盛板
41a 末端位置バネ
41b 末端位置バネ
51 車輌の土砂除去装置
52 前輪架台
53 後輪架台
54 中央スロープ
55 入口側スロープ
56 出口側スロープ
57 架台本体
61 前輪駆動ローラー
62 後輪駆動ローラー
71 ガイドレール部
C 車輌
G 地面
O 土砂等
W1 前輪
W2 後輪

Claims (6)

  1. 車輌の土砂除去装置により除去してその下方の地面上に堆積する土砂等の領域に設置される掻き出し枠本体と、
    前記掻き出し枠本体内において、その幅方向に配置した土砂等の掻き出し用の排土板と、
    前記掻き出し枠本体に組み込まれ前記排土板を掻き出し枠本体内において後部側と手前の排出側との間で移動させ、前記排土板により、掻き出し枠本体内の地面上に堆積した土砂等を掻き出し、掻き出し枠本体の外部に排出させる排土板に螺合した回転ネジ体、駆動用枠部により支持した駆動スプロケット、この駆動スプロケットを回転操作するハンドル等を用いた排土板移動駆動機構部と、
    を有する排土システムに付加される排土板の位置表示装置であって、
    前記駆動用枠部の外側の位置に突出する前記回転ネジ体の端部と、前記駆動用枠部の前面に回転可能に軸支した表示体用回転ネジ体との間に配置した直交変換歯車伝達機構部と、
    前記駆動用枠部の前面に前記表示体用回転ネジ体と同方向に配置されるとともに位置表示用の表示体の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体と同方向に移動可能に案内する表示体支持レール体と、
    を具備し、
    前記表示体用回転ネジ体に対して直交変換歯車伝達機構部を介して回転ネジ体の回転力伝達可能に連結して、前記土砂等の掻き出し用の排土板の回転ネジ体の回転に伴う移動と、前記表示体の前記表示体用回転ネジ体の回転に伴う移動とを連動させて、前記排土板移動駆動機構部による前記排土板の移動駆動の際、前記排土システムにおける排土板の位置を前記表示体の位置として表示し、前記駆動用枠部内の排土板の位置を前面から認識できるように構成したことを特徴とする排土板の位置表示装置。
  2. 車輌の土砂除去装置により除去しその下方の地面上に堆積する土砂等の領域に設置される掻き出し枠本体と、
    前記掻き出し枠本体内において、その幅方向に配置した土砂等の掻き出し用の排土板と、
    前記掻き出し枠本体に組み込まれ、前記排土板を掻き出し枠本体内において後部側と手前の排出側との間で移動させ、前記排土板により、掻き出し枠本体内の地面上に堆積した土砂等を掻き出し、掻き出し枠本体の外部に排出させる排土板に螺合した回転ネジ体、駆動用枠部により支持した駆動スプロケット、駆動スプロケットを回転操作するハンドル等を用いた排土板移動駆動機構部と、
    を有する排土システムに付加される排土板の位置表示装置であって、
    前記駆動用枠部の外側の位置に突出する前記回転ネジ体の端部に位置した原動傘歯歯車と、前記駆動用枠部の前面に回転可能に軸支されて表示体用回転ネジ体の端部に取り付けた従動傘歯歯車と、を具備する直交変換歯車伝達機構部と、
    前記駆動用枠部の前面に前記表示体用回転ネジ体と同方向に配置されるとともに、位置表示用の表示体の基部を拘束しつつ前記表示体用回転ネジ体と同方向に移動可能に案内する表示体支持レール体と、
    を具備し、
    前記表示体用回転ネジ体に対して前記回転ネジ体の回転を、原動傘歯歯車、従動傘歯歯車を介して回転力伝達可能に連結して、前記土砂等の掻き出し用の排土板の回転ネジ体の回転に伴う移動と前記表示体の前記表示体用回転ネジ体の回転に伴う移動とを連動させて、排土板移動駆動機構部による前記排土板の移動駆動の際、前記排土システムにおける排土板の位置を前記表示体の位置として表示し、前記駆動用枠部内の排土板の位置を前面から認識できるように構成したことを特徴とする排土板の位置表示装置。
  3. 前記表示体を螺合した表示体用回転ネジ体の長さは、前記原動傘歯歯車と従動傘歯歯車とのギア比、前記回転ネジ体、表示体用回転ネジ体の各ネジピッチにより調整可能であることを特徴とする請求項2記載の排土板の位置表示装置。
  4. 前記排土板の位置表示装置は、既存の排土システムの前面に後付け設置可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排土板の位置表示装置。
  5. 前記排土板の位置表示装置は、排土システム側の回転力を利用することにより独自の電力を要しないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の排土板の位置表示装置。
  6. 前記表示体用回転ネジ体の端部位置には、ネジ部を削除して末端位置バネを取り付けていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の排土板の位置表示装置。
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