JP2023060322A - 賞品交換システム及び賞品交換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】賞品交換を効率化すること。【解決手段】遊技客が台間カード処理機10からカードを取り出し、案内装置90に読み取らせると、案内装置90は、遊技客の種別や持玉数から遊技客の誘導先を判別する。例えば、会員遊技客である場合や、所定の賞品と交換した場合に端数の出ない持玉数である場合には、無人カウンタを誘導先とする。無人カウンタには、賞品管理装置160が設置されている。賞品管理装置160は、遊技客の操作を受け付けて持玉を賞品に交換することができる。すなわち、無人カウンタでの賞品交換には、店員が介在する必要は無い。案内装置90は、店員による対応が必要である場合には、有人カウンタを誘導先とする。有人カウンタには、賞品管理装置60が設置され、店員が配置されている。賞品管理装置60は、店員の操作を受け付けて持玉を賞品に交換することができる。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数である獲得遊技媒体数と賞品との交換を行う賞品交換システム及び賞品交換方法に関する。
従来、遊技店では、遊技媒体を介在させた遊技を提供している。例えば、パチンコ遊技では、遊技玉を遊技媒体として用い、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う。遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。このように、遊技の結果によって遊技媒体の数が増減し、遊技客は獲得した遊技媒体を賞品と交換することができる。
遊技媒体と賞品との交換は、遊技店内に設けられた賞品カウンタで行われる。賞品カウンタには、いわゆるPOS(Point Of Sales)と呼ばれる賞品管理装置が配設されており、店員はこの賞品管理装置を用いて遊技媒体を賞品に交換する(例えば、特許文献1参照)。賞品管理装置は、各賞品について交換遊技媒体数を対応付けた賞品マスタを保持しており、賞品交換時には賞品マスタを参照しつつ、遊技客が獲得した獲得遊技媒体数の範囲内で賞品交換を行なっている。
特開2009-385号公報
しかしながら、従来の技術では、賞品交換に際して店員による煩雑な作業が必要であり、遊技客にとっても利便性が低いという問題点があった。遊技店が取り扱う賞品は多種多様であり、画一的に取り扱うことができないため、賞品交換の自動化も困難である。
これらのことから、遊技店における賞品交換をいかにして効率化し、遊技店の負担を減らし、遊技客の利便性を向上するかが重要な課題となっていた。
本発明は、上述した問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであって、賞品交換を効率化することのできる賞品交換システム及び賞品交換方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数である獲得遊技媒体数と賞品との交換を行う賞品交換システムであって、店員の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第1の賞品交換手段と、遊技店に会員登録された会員遊技客の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第2の賞品交換手段と、一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換を制限する制限手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制限手段により前記一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換が制限された場合に、前記一般遊技客を前記第1の賞品交換手段へ誘導する誘導手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数である獲得遊技媒体数と賞品との交換を行う賞品交換方法であって、店員の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第1の賞品交換ステップと、遊技店に会員登録された会員遊技客の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第2の賞品交換ステップと、一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換を制限する制限ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、賞品交換を効率化することができる。
図1は、本実施例に係る賞品交換システムの説明図である。 図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した賞品管理装置の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した賞品管理装置の機能構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示した賞品マスタを説明するための説明図である。 図6は、図2に示した賞品管理装置の機能構成を示すブロック図である。 図7は、図2に示した案内装置の構成を示すブロック図である。 図8は、誘導先の判別の具体例についての説明図である。 図9は、案内装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、カウンタの運用の具体例についての説明図である。 図11は、無人カウンタで特殊賞品と端玉賞品を取り扱う場合の表示例である。 図12は、無人カウンタで全賞品を取り扱う場合の表示例である。 図13はレイアウトの変形例についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る賞品交換システム及び賞品交換方法の好適な実施例を詳細に説明する。
本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技に用いる遊技機の変更(いわゆる台移動)を行った場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料を課すこととしてもよい。
まず、本実施例に係る賞品交換システムについて説明する。図1は、本実施例に係る賞品交換システムの説明図である。本実施例に係る遊技店では、遊技機20に台間カード処理機10が対応付けて設置されている。台間カード処理機10は、遊技玉の貸出に用いるプリペイド価値、持玉、貯玉を用いて遊技玉の払い出しを行なう装置であり、遊技機20は、台間カード処理機10により払い出された遊技玉を用いた遊技を提供する装置である。また、台間カード処理機10は、遊技により獲得した遊技玉を計数して持玉に加算し、持玉を関連付けたカードを排出することができる。
遊技を終えた遊技客が台間カード処理機10からカードを取り出し、案内装置90に読み取らせると、案内装置90は、遊技客の種別や持玉数から遊技客の誘導先を判別する。例えば、会員遊技客である場合には、無人カウンタを誘導先とする。また、所定の賞品と交換した場合に端数の出ない持玉数であれば、一般遊技客であっても無人カウンタを誘導先とすることができる。
無人カウンタには、賞品管理装置160が設置されている。賞品管理装置160は、遊技客の操作を受け付けて持玉を賞品に交換することができる。すなわち、無人カウンタでの賞品交換には、店員が介在する必要は無い。
案内装置90は、店員による対応が必要である場合には、有人カウンタを誘導先とする。有人カウンタには、賞品管理装置60が設置され、店員が配置されている。賞品管理装置60は、店員の操作を受け付けて持玉を賞品に交換することができる。すなわち、有人カウンタでの賞品交換は、店員が介在して行われる。
有人カウンタでは、全ての賞品を対象に賞品交換が可能である。一方、無人カウンタでは、交換対象として選択されることの多い特定の賞品や、自動機を用いた交換が容易な賞品に限定してもよい。
このように、店員の操作に基づいて持玉を賞品に交換する有人カウンタと、遊技客の操作に基づいて持玉を賞品に交換する無人カウンタとを設け、遊技客の誘導先を判別して有人カウンタ又は無人カウンタに誘導することで、遊技店における賞品交換を効率化し、遊技店の負担を減らし、遊技客の利便性を向上することができる。
次に、遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、賞品管理装置60と、賞品管理装置160と、精算機80と、案内装置90とが接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の払出処理を行うことができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸し操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
さらに、台間カード処理機10は、乗入再プレイ操作を受け付けると、他の遊技種の持玉や貯玉を所定数減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのIDと台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータ等を台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉の数を持玉の残高に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDや携帯Idmに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別情報を読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
賞品管理装置60は、店員が配置された賞品交換カウンタである有人カウンタに設置され、店員による操作を受けて賞品交換処理を行う。賞品管理装置160は、遊技客による操作を受けて賞品交換処理を行う端末装置であり無人カウンタに設置される。賞品管理装置160は、賞品管理装置60と同様に、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。賞品管理装置160には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置160は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別情報を読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
案内装置90は、既に説明したように、遊技客の誘導先を判別し、遊技客の誘導を行う装置である。
精算機80は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、1円=1度数の場合に100度数)減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば25)の遊技玉の払出処理を行う。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードIDを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードIDにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、各レートの持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉の残高を受信した値に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けた場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。なお、ここでは会員管理装置50が貯玉の残高を減算した後、台間カード処理機10が遊技玉の払出処理を行う場合を例示したが、貯玉再プレイ要求に基づいて遊技玉の払出処理を行った後に、貯玉の残高を減算してもよい。貯玉再プレイ要求前の貯玉再プレイデータに、貯玉再プレイに必要な残高が残っているか否かが示されており、貯玉再プレイ要求を受け付けた後に残高不足が判明する事態とはならないためである。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉の残高に通知された持玉の残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
次に、図2に示した賞品管理装置60の外観構成について説明する。図3は、図2に示した賞品管理装置60の外観構成を示す図である。図3に示すように、賞品管理装置60は、遊技店員用の筐体と遊技客用の筐体とを通信線により接続した構成を有する。遊技店員用の筐体には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、カードリーダ67a及び店員タグリーダ67bが設けられている。遊技客用の筐体には客側表示部64及び携帯端末リーダ67cが設けられている。
遊技店員は、遊技客が提示したカードをカードリーダ67aにかざすことにより、該カードからカードIDを読み取らせ、カードIDに対応付けられた持玉及び貯玉の残高を特定する。このように特定した残高は、特殊賞品又は一般賞品との賞品交換に使用される。遊技店員は、自身の店員タグを店員タグリーダ67bにかざすことにより、権限の認証を受けることができる。
店側表示部61は、操作者である遊技店員用の表示部兼操作部であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、賞品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、賞品交換操作入力などを行う際に使用される。
レシート発行部63は、登録リストや集計リスト等の各種レシートを発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。
遊技客用の筐体に設けられた客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる持玉や貯玉の残高を確認することができる。さらに、客側表示部64は、上位の装置(例えばカード管理装置40)からイベント情報などを設定データとして通知された場合には、該イベント情報を表示することができる。また、客側表示部64は、貯玉を使用する際の暗証番号の入力にも使用される。携帯端末リーダ67cは、会員カードとして使用可能な携帯端末がかざされた場合に、該携帯端末からカードIDに対応する情報を読み取る。このカードIDに対応する情報により、持玉数及び貯玉数が特定される。
次に、図2に示した賞品管理装置60の機能構成について説明する。図4は、図2に示した賞品管理装置60の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、この賞品管理装置60は、通信回線に接続されている。賞品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63、客側表示部64、カードリーダ67a、店員タグリーダ67b及び携帯端末リーダ67cと、記憶部65と、制御部66と、通信部68とを有する。通信部68は、賞品管理装置60が通信回線を経由して上位の装置と通信するためのインタフェース部である。
記憶部65は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ65aを記憶する。賞品マスタ65aは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータであり、例えば会員管理装置50から受信して記憶する。
制御部66は、賞品管理装置60を全体制御する制御部であり、賞品管理部66a及び賞品交換処理部66bを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、賞品管理部66a及び賞品交換処理部66bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
賞品管理部66aは、記憶部65に記憶した賞品マスタ65aを用いて賞品管理装置60の取扱対象となる特殊賞品、一般賞品の交換玉数等を管理する管理部である。賞品管理部66aは、会員管理装置50から賞品マスタを取得し、記憶部65に賞品マスタ65aとして格納する。
賞品交換処理部66bは、カードリーダ67a又は携帯端末リーダ67cにより読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信し、カードIDに関連付けられた持玉及び貯玉の残高を取得する。賞品交換処理部66bは、持玉及び貯玉の残高の範囲内で、賞品マスタ65aに基づいて特殊賞品及び一般賞品の賞品交換処理を行う。
具体的には、賞品交換処理部66bは、特殊賞品の交換処理を指定された場合には、持玉及び貯玉の残高の範囲内で交換可能な特殊賞品の種類及び数の組み合わせを求め、交換に必要な玉数を持玉及び貯玉の残高より減算する。また、賞品交換処理部66bは、特殊賞品以外の一般賞品の交換処理を行う場合には、操作部62の操作により指定された賞品を交換賞品として、交換に必要な玉数を持玉及び貯玉の残高より減算する。
次に、図4に示した賞品マスタ65aの具体例について説明する。図5は、図4に示した賞品マスタ65aを説明するための説明図である。図5に示す賞品マスタ65aは、賞品を一意に識別する賞品コードに対し、賞品名、群コード、賞品価値及び交換玉数を関連付けたデータである。ここで、群コードは賞品を分類して管理する為の識別情報である。群コード「01」は、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な特殊賞品を示す。群コード「02」以降は、特殊賞品以外の日用品などを含む一般賞品である。
賞品マスタ65aは、賞品コード「0001」に対し、賞品名「大賞品」、群コード「01」、賞品価値「1000」、玉1の交換玉数「250」、玉2の交換玉数「500」並びに玉3の交換玉数「1000」を関連付けている。
また、賞品マスタ65aは、賞品コード「0002」に対し、賞品名「小賞品」、群コード「01」、賞品価値「100」、玉1の交換玉数「25」、玉2の交換玉数「50」並びに玉3の交換玉数「100」を関連付けている。
また、賞品マスタ65aは、賞品コード「0100」に対し、賞品名「Mセブン」、群コード「02」、賞品価値「400」、玉1の交換玉数「100」、玉2の交換玉数「200」並びに玉3の交換玉数「400」を関連付けている。
また、賞品マスタ65aは、賞品コード「0101」に対し、賞品名「ラック」、群コード「02」、賞品価値「420」、玉1の交換玉数「105」、玉2の交換玉数「210」並びに玉3の交換玉数「420」を関連付けている。
また、賞品マスタ65aは、賞品コード「0600」に対し、賞品名「端玉 飴」、群コード「04」、賞品価値「12」、玉1の交換玉数「3」、玉2の交換玉数「6」並びに玉3の交換玉数「12」を関連付けている。
図6は、図2に示した賞品管理装置160の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、賞品管理装置160は、通信回線に接続され、操作部162、レシート発行部163、客側表示部164、カードリーダ167a、店員タグリーダ167b、携帯端末リーダ167c、記憶部165、制御部166、通信部168を有する。
操作部162、レシート発行部163、客側表示部164、カードリーダ167a、店員タグリーダ167b、携帯端末リーダ167c及び通信部168は、図4に示した操作部62、レシート発行部63、客側表示部64、カードリーダ67a、店員タグリーダ67b、携帯端末リーダ67c及び通信部168と同様に動作する。
記憶部165は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ165aを記憶する。賞品マスタ165aは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータである。賞品マスタ165aは、図4に示した賞品マスタ65aと同一であっても良いし、賞品マスタ65aの一部を抜粋したものであってもよい。
制御部166は、賞品管理装置160を全体制御する制御部であり、賞品管理部166a、賞品交換処理部166b及び遊技客誘導部166cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、賞品管理部166a、賞品交換処理部166b及び遊技客誘導部166cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
賞品管理部166aは、記憶部165に記憶した賞品マスタ165aを用いて賞品管理装置160の取扱対象となる特殊賞品、一般賞品の交換玉数等を管理する管理部である。賞品管理部166aは、会員管理装置50などから賞品マスタを取得し、記憶部165に賞品マスタ165aとして格納する。
賞品交換処理部166bは、カードリーダ167a又は携帯端末リーダ167cにより読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信し、カードIDに関連付けられた持玉及び貯玉の残高を取得する。賞品交換処理部166bは、持玉及び貯玉の残高の範囲内で、賞品マスタ165aに基づいて特殊賞品及び一般賞品の賞品交換処理を行う。
具体的には、賞品交換処理部166bは、特殊賞品の交換処理を指定された場合には、持玉及び貯玉の残高の範囲内で交換可能な特殊賞品の種類及び数の組み合わせを求め、交換に必要な玉数を持玉及び貯玉の残高より減算する。また、賞品交換処理部166bは、特殊賞品以外の一般賞品の交換処理を行う場合には、操作部162の操作により指定された賞品を交換賞品として、交換に必要な玉数を持玉及び貯玉の残高より減算する。
遊技客誘導部166cは、カードリーダ167aなどによりカードIDを読み取ったが、賞品交換を行えない場合に、有人カウンタに誘導するメッセージを客側表示部164に表示出力する。賞品交換を行えない場合とは、例えば、無人カウンタでの賞品交換の条件を満たさない場合や、賞品管理装置160で交換できない賞品を指定された場合などである。
次に、図2に示した案内装置90の構成について説明する。図7は、図2に示した案内装置90の構成を示すブロック図である。図7に示すように、案内装置90は、表示部91、操作部92、カードリーダ97a、店員タグリーダ97b、携帯端末リーダ97c、通信部98、記憶部95及び制御部96を有する。
表示部91は、操作者である遊技客に対して表示出力を行う表示デバイスであり、液晶ディスプレイ等からなる。操作部92は、操作入力を受け付ける操作キーなどである。また、タッチパネルディスプレイなどを用いることで、表示部91と操作部92を一体に形成してもよい。
カードリーダ97aは、遊技客が提示したカードからカードIDを読み取る。店員タグリーダ97bは、店員タグから店員の識別情報を読み取る。携帯端末リーダ97cは、会員カードとして使用可能な携帯端末がかざされた場合に、該携帯端末からカードIDに対応する情報を読み取る。通信部98は、案内装置90が通信回線を経由して上位の装置と通信するためのインタフェース部である。記憶部95は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、案内装置90の動作に必要な各種データや案内装置90の動作履歴を記憶する。
制御部96は、案内装置90を全体制御する制御部であり、誘導先判別部96a及び遊技客誘導部96bを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、誘導先判別部96a及び遊技客誘導部96bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
誘導先判別部96aは、遊技客の誘導先を有人カウンタと無人カウンタのいずれにすべきかを判別する処理部である。具体的には、誘導先判別部96aは、カードリーダ97aが読み取ったカードIDもしくは携帯端末リーダ97cが読み取ったカードIDに対応する情報に基づいて、遊技客の種別、持玉数、遊技の履歴を特定し、これらに基づいて誘導先を判別する。また、遊技客が賞品の選択を委任しているか、台間カード処理機10の操作などで事前に賞品の選択を行っているかなどを条件に誘導先を判別することもできる。
遊技客誘導部96bは、誘導先判別部96aによる判別結果に基づいて遊技客を誘導する処理部である。具体的には、遊技客誘導部96bは、誘導先や経路を表示部91に表示することで、遊技客の誘導を行うことができる。
図8は、誘導先の判別の具体例についての説明図である。図8に示すように、誘導先判別部96aは、遊技客種別、持玉残高、遊技履歴、賞品選択などに基づいて誘導先を判別する。
具体的には、誘導先判別部96aは、遊技客種別に基づいて、「一般遊技客は有人カウンタに誘導し、会員遊技客は無人カウンタに誘導する」ことができる。また、誘導先判別部96aは、遊技客種別に基づいて、「無人カウンタの説明を受けた履歴のある会員遊技客である場合に無人カウンタに誘導する」ことも可能である。
また、誘導先判別部96aは、持玉残高に基づいて、「特定の賞品と交換したときに端数が出なければ無人カウンタに誘導する」ことも可能である。賞品交換においては、特殊賞品との交換が優先して行われ、その残りを一般賞品との交換に用いられることが多い。そこで、特殊賞品との交換で持玉の残高がゼロになることを条件に無人カウンタに誘導することとし、無人カウンタで特殊賞品との交換を可能とすれば、無人カウンタで多様な賞品を用意せずとも賞品交換の効率化に大きく寄与することができる。
また、誘導先判別部96aは、遊技履歴に基づいて、「誤差玉が所定数以上であれば有人カウンタに誘導する」ことや、「ロック対象のカードであれば有人カウンタに誘導する」ことができる。誤差玉は、「貸出玉数+再プレイ玉数+賞出玉数-打込玉数-計数玉数」によって求められ、誤差玉が大きいと不正の発生が示唆される。また、ロック対象のカードとは、紛失などにより使用を制限しているカードである。このように、不適正な使用の可能性があるカードについては、有人カウンタに誘導し、店員による対応を促すことが望ましい。
また、誘導先判別部96aは、賞品選択に基づいて、「遊技客が賞品選択を委任した場合には、無人カウンタに誘導する」ことができる。無人カウンタに用意した賞品の範囲内で賞品交換が可能となるからである。
また、誘導先判別部96aは、賞品選択に基づいて、「賞品選択済で、持玉が残らない場合には、無人カウンタに誘導する」ことができる。例えば、台間カード処理機10の操作で希望の賞品が選択され、無人カウンタに用意した賞品の範囲内で賞品交換が可能であり、持玉も残らない場合には、無人カウンタに誘導するのである。
図9は、案内装置90の処理手順を示すフローチャートである。まず、案内装置90のカードリーダ97a又は携帯端末リーダ97cが、カードを受け付けると(ステップS101)、誘導先判別部96aは、カードIDをカード管理装置40に送信してカードデータを取得し(ステップS102)、カードデータに基づいて誘導先を判別する(ステップS103)。
判別した誘導先が無人カウンタであるならば(ステップS104;Yes)、遊技客誘導部96bは、遊技客を無人カウンタに誘導する表示出力を行って(ステップS105)、処理を終了する。一方、判別した誘導先が無人カウンタでなければ(ステップS104;No)、遊技客誘導部96bは、遊技客を有人カウンタに誘導する表示出力を行って(ステップS106)、処理を終了する。
次に、カウンタの運用の具体例について説明する。図10は、カウンタの運用の具体例についての説明図である。図10に示すように、カウンタ種別が有人カウンタである場合には、一般球技客と会員遊技客の双方が使用可能であり、取扱賞品は全賞品である。この運用パターンを運用パターン名称P1とする。
カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が会員遊技客である場合に、取扱賞品なし、すなわち交換不可とする運用を運用パターン名称P2とする。また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が会員遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品のみとし、残りの端玉を貯玉に移行させる運用を運用パターン名称P3とする。
また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が会員遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品及び端玉賞品とする運用を運用パターン名称P4とする。また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が会員遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品、端玉賞品、及びタバコとする運用を運用パターン名称P5とする。そして、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が会員遊技客である場合に、取扱賞品を全賞品とする運用を運用パターン名称P5とする。
カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が一般遊技客である場合に、取扱賞品なし、すなわち交換不可とする運用を運用パターン名称P7とする。また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が一般遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品のみとし、残りの端玉を取り込む運用を運用パターン名称P8とする。
また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が一般遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品及び端玉賞品とする運用を運用パターン名称P9とする。また、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が一般遊技客である場合に、取扱賞品を特殊賞品、端玉賞品、及びタバコとする運用を運用パターン名称P10とする。そして、カウンタ種別が無人カウンタであり、遊技客種別が一般遊技客である場合に、取扱賞品を全賞品とする運用を運用パターン名称P11とする。
有人カウンタと無人カウンタとを併用する場合には、有人カウンタをP1で運用し、無人カウンタについてはP2~P6のうちの1つとP7~P11のうちの1つを組み合わせて運用することになる。
次に、賞品管理装置160による表示例について説明する。図11は、無人カウンタで特殊賞品と端玉賞品を取り扱う場合の表示例である。すなわち、図10に示したP4とP9を選択した場合の表示例である。
まず、賞品管理装置160は、カードに関連付けられた持玉を表示し、レートの選択を求める。図11(a)では、「4円:2612玉」、「2円:0玉」、「1円:1000玉」からいずれかを選択可能である。
レートの選択を受け付けると、図11(b)に示すように賞品種別の選択を求める。図11(b)では、「特殊賞品」、「端玉賞品」からいずれかを選択可能である。
そして、賞品種別の選択を受け付けると、図11(c)に示すように賞品の選択を行う。図11(c)では、4円レートを選択後に特殊賞品を選択しているため、特殊賞品の組み合わせが自動選択されている。具体的には、「4円:2612玉」の持玉に対し、「大賞品10個2500玉」と「小賞品4個100玉」とを選択し、持玉の残数は「12玉」となっている。また、この残数について貯玉するか端玉賞品に交換するかを選択可能としている。例えば、残数の貯玉を選択すれば、特殊賞品が自動払出装置から払い出され、持玉は貯玉に移行されて、賞品交換が完了する。なお、残数を貯玉できるのは、会員遊技客のみであり、一般遊技客であれば端玉を取り込むか端玉賞品に交換するかの選択となる。
次に、賞品管理装置160による表示例について説明する。図12は、無人カウンタで全賞品を取り扱う場合の表示例である。すなわち、図10に示したP6とP11を選択した場合の表示例である。
まず、賞品管理装置160は、カードに関連付けられた持玉を表示し、レートの選択を求める。図12(a)では、「4円:2612玉」、「2円:0玉」、「1円:1000玉」からいずれかを選択可能である。
レートの選択を受け付けると、図12(b)に示すように賞品種別の選択を求める。図12(b)では、「特殊賞品」、「端玉賞品」、「タバコ」「一般賞品」からいずれかを選択可能である。
そして、賞品種別の選択を受け付けると、図12(c)に示すように賞品の選択を行う。図12(c)では、「4円:2612玉」の持玉に対し、「大賞品8個2000玉」などが選択され、持玉の残数は「0玉」となっている。この状態で確定操作が行われると、選択された賞品が自動払出装置から払い出され、賞品交換が完了する。
次に、レイアウトの変形例について説明する。図13はレイアウトの変形例についての説明図である。図13では、有人カウンタに賞品管理装置60を設置し、無人カウンタに賞品管理装置260を設置している。賞品管理装置260は、賞品管理装置160の機能に加え、案内装置90としての機能を有する。
このレイアウトでは、遊技を終えた遊技客が台間カード処理機10からカードを取り出し、賞品管理装置260に読み取らせると、賞品管理装置260は、遊技客の種別や持玉数から遊技客の誘導先を判別する。
判別した誘導先が無人カウンタであれば、賞品管理装置260は自装置で賞品交換を行い、遊技客はそのまま店を出ることができる。一方、誘導先が有人カウンタであれば、賞品管理装置260は、遊技客を有人カウンタに誘導し、店員を介在させて賞品交換を行わせる。また、特殊賞品などの一部の賞品については無人カウンタの賞品管理装置260で賞品交換し、その後に有人カウンタに誘導することも可能である。
上述してきたように、本実施例にかかるシステムでは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数を持玉として管理し、店員の操作に基づいて持玉を賞品に交換する第1の賞品交換手段である賞品管理装置60と、遊技客の操作に基づいて持玉を賞品に交換する第2の賞品交換手段である賞品管理装置160とを設け、遊技客の誘導先を第1の賞品交換手段と第2の賞品交換手段のいずれにすべきかを判別し、遊技客を誘導するので、遊技店における賞品交換を効率化し、遊技店の負担を減らし、遊技客の利便性を向上することができる。
なお、誘導先は、遊技客の種別、持玉数、遊技客の遊技の履歴などに応じて判別することができる。また、賞品の選択を委任された場合には、第2の賞品交換手段を誘導先として判別することができる。同様に、賞品の選択が完了している場合に第2の賞品交換手段を誘導先として判別することも可能である。さらに、第2の賞品交換手段での賞品交換を行えない場合に、第1の賞品交換手段に遊技客を誘導してもよい。
なお、上述の実施例では、持玉を賞品に交換する場合を例に説明を行ったが、貯玉を賞品に交換する場合にも適用可能である。また、島端計数機で計数した計数玉数をレシートに印字して出力し、レシートから計数玉数を読み取って賞品との交換を行う場合に適用しても良い。
また、賞品管理装置160は、賞品交換の機能に加え、プリペイド価値の精算機能を有していても良い。また、賞品交換は、自動払出装置からの払出や、遊技店員の手渡しに限らず、バイキング方式でもよい。バイキング方式では、所定の区画内で遊技客が賞品を選択し、選択した賞品分の持玉を減算して区画から出ることになる。
また、上述の実施例では、会員遊技客であるか一般遊技客であるかによって誘導先を判別する場合を例に説明を行ったが、カードの状態(ロックされているなど)、時間帯、遊技店の状況(客数や持玉状況など)、賞品在庫等の任意の要素を用いて誘導先を判別することができる。
また、上述の実施例では、遊技媒体数を関連づける媒体であるカードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る賞品交換システム及び賞品交換方法は、賞品交換の効率化に適している。
10 台間カード処理機
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60、160、260 賞品管理装置
61 店側表示部
62、92、162 操作部
63、163 レシート発行部
64、164 客側表示部
65、95、165 記憶部
65a、165a 賞品マスタ
66、96、166 制御部
66a、166a 賞品管理部
66b、166b 賞品交換処理部
67a、97a、167a カードリーダ
67b、97b、167b 店員タグリーダ
67c、97c、167c 携帯端末リーダ
68、98、168 通信部
80 精算機
90 案内装置
91 表示部
96a 誘導先判別部
96b、166c 遊技客誘導部

Claims (3)

  1. 遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数である獲得遊技媒体数と賞品との交換を行う賞品交換システムであって、
    店員の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第1の賞品交換手段と、
    遊技店に会員登録された会員遊技客の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第2の賞品交換手段と、
    一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換を制限する制限手段と
    を備えたことを特徴とする賞品交換システム。
  2. 前記制限手段により前記一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換が制限された場合に、前記一般遊技客を前記第1の賞品交換手段へ誘導する誘導手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の賞品交換システム。
  3. 遊技客が遊技により獲得した遊技媒体の数である獲得遊技媒体数と賞品との交換を行う賞品交換方法であって、
    店員の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第1の賞品交換ステップと、
    遊技店に会員登録された会員遊技客の操作に基づいて前記獲得遊技媒体数を賞品に交換する第2の賞品交換ステップと、
    一般遊技客の操作に基づく前記第2の賞品交換手段での交換を制限する制限ステップと
    を含むことを特徴とする賞品交換方法。
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