JP2023059443A - 定量計量装置 - Google Patents

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和明 稲田
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Abstract

【課題】供給装置で搬送した被計量物を計量コンベヤに供給して計量し、所定重量となった被計量物を計量コンベヤによって搬出する定量計量装置であって、計量能力を低下させることなく、計量精度を向上させる。【解決手段】供給装置2は、複数台の供給コンベヤ2A,2Bを有し、前記供給コンベヤ2A,2Bは、搬送幅が異なると共に、搬送速度を個別に変更可能であり、これら複数台の供給コンベヤ2A,2Bを選択的に駆動することによって、計量コンベヤ1へ被計量物を大量に短時間で供給し、また、計量コンベヤ1へ小量の被計量物を供給できるようにしている。【選択図】図1

Description

本発明は、被計量物を定量計量する定量計量装置に関する。
被計量物を所定重量ずつ計量する定量計量装置として、例えば特許文献1に示されているように、被計量物をベルト式の供給コンベヤによって計量部に送り込み、計量した所定重量の被計量物を次段の処理装置に搬出するように構成したものが知られている。
実開昭58-30832号公報
上記特許文献1の定量計量装置のようなベルト式の供給コンベヤでは、被計量物が、コンベヤの幅方向に広がった状態で搬送されて計量部へ供給されると、幅方向の被計量物が纏まって計量部へ大量に供給されるので、微妙な供給量の調整ができず、計量精度が低下し、歩留りが悪くなる。
このため、被計量物が纏まって大量に計量部へ供給されないように、コンベヤ幅を狭くすることが考えられるが、コンベヤ幅を狭くすると、供給コンベヤによる搬送量が少なくなるために、所定重量の被計量物を計量部へ供給するのに時間を要することになり、定量計量装置の処理能力、すなわち、計量能力が低下することになる。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、計量能力を低下させることなく、計量精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、被計量物を計量して搬出する計量コンベヤと、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する供給装置とを備える定量計量装置であって、
前記供給装置は、前記被計量物を搬送して前記計量コンベヤへそれぞれ供給する複数台の供給コンベヤを有し、前記複数台の前記供給コンベヤは、搬送幅が異なると共に、搬送速度を個別に変更可能である。
本発明によると、例えば、複数台の供給コンベヤの全ての供給コンベヤを、その搬送速度を高速にして駆動することによって、計量コンベヤへ大量の被計量物を短時間で供給することができる一方、複数台の供給コンベヤの内、例えば、搬送幅の狭い供給コンベヤを、その搬送速度を低速にして駆動することによって、計量コンベヤへ小量の被計量物を供給することができる。
これによって、計量コンベヤの被計量物の重量が所定重量に近づくまでは、大量の被計量物を短時間で計量コンベヤに供給して、計量能力が低下するのを防止しながら、計量コンベヤの被計量物の重量が所定重量に近づいたときには、小量の被計量物を計量コンベヤに供給することによって、計量コンベヤの被計量物の重量を、精度よく所定重量にするといったことが可能となる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記計量コンベヤによって計量される前記被計量物の重量値に基づいて、前記複数台の前記供給コンベヤの駆動を制御する制御部を備え、前記供給装置は、前記複数台の前記供給コンベヤとして、第1供給コンベヤと、該第1供給コンベヤよりも前記搬送幅が狭い第2供給コンベヤとの少なくとも2台の供給コンベヤを有し、前記制御部は、前記被計量物の前記重量値が、目標重量値に近づいたときには、前記第1供給コンベヤを駆動することなく、前記第2供給コンベヤを駆動して、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する。
この実施態様によると、制御部は、計量コンベヤによって計量される被計量物の重量値が、所定重量である目標重量値に近づいたときには、第2供給コンベヤよりも搬送幅の広い第1供給コンベヤを駆動することなく、搬送幅の狭い第2供給コンベヤを駆動して、被計量物を計量コンベヤへ供給するので、計量コンベヤへ小量の被計量物を供給することができる。これによって、計量コンベヤの被計量物の重量を精度良く目標重量値にすることができ、計量精度を高めることができる。
(3)本発明の他の実施態様では、前記制御部は、前記被計量物の前記重量値が、前記目標重量値に近づくまでは、少なくとも前記第1供給コンベヤを駆動して、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する。
この実施態様によると、制御部は、計量コンベヤによって計量される被計量物の重量値が所定重量である目標重量値に近づくまでは、第2供給コンベヤよりも搬送幅の広い第1供給コンベヤを駆動するので、この搬送幅の広い第1供給コンベヤによって、被計量物を大量に計量コンベヤへ供給して、短時間で目標重量値に近づけることができ、計量能力が低下するのを防止することができる。
(4)本発明の他の実施態様では、前記制御部は、前記被計量物の重量値が前記目標重量値に近づくまでは、前記目標重量値に近づいたときに比べて、駆動する供給コンベヤの搬送速度を高速にする。
この実施態様によると、制御部は、計量コンベヤによって計量される被計量物の重量値が所定重量である目標重量値に近づくまでは、目標重量値に近づいたときに比べて、駆動する供給コンベヤの搬送速度を高速にするので、計量コンベヤの被計量物を、より短時間で目標重量値に近づけることができ、計量能力が低下するのを効果的に防止することができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記複数台の前記供給コンベヤを、前記搬送幅の比率が異なった供給コンベヤに取り換え可能である。
この実施態様によると、被計量物の品種や性状、あるいは、目標重量値などに応じて、搬送幅の比率が好適な複数台の供給コンベヤを選択して運転することができる。
本発明によれば、被計量物を計量コンベヤへ供給する供給装置は、搬送幅が異なると共に、搬送速度を個別に変更可能な複数台の供給コンベヤを備えているので、これら複数台の供給コンベヤを選択的に駆動することによって、計量コンベヤへ被計量物を大量に供給したり、小量供給したりでき、計量能力が低下するのを防止しながら、計量精度を向上させることができる。
図1は本発明の一実施形態の定量計量装置の全体斜視図である。 図2は図1の供給装置及び計量コンベヤの側面図である。 図3は図1の計量コンベヤの概略構成を示す斜視図である。 図4は図1の供給装置の概略構成を示す斜視図である。 図5は図1の定量計量装置の制御構成を示すブロック図である。 図6は基本の制御例を示すフローチャートである。 図7は運転モードの一部を示すフローチャートである。 図8は運転モードの一部を示すフローチャートである。 図9は運転モードの一部を示すフローチャートである。 図10は本発明の他の実施形態の図4に対応する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る定量計量装置の全体が示されている。この実施形態の定量計量装置は、被計量物を所定重量ずつ袋詰め等する包装装置や後段のベルトコンベヤ等の後装置に搬出するものである。被計量物は特に限定されないが、例えば、カット野菜、肉片、あるいは、青果物といった振動搬送に適さない被計量物の定量計量に好適である。
この実施形態の定量計量装置は、供給される被計量物の重量を計量する計量コンベヤ1、この計量コンベヤ1に被計量物を供給する供給装置2、及び、各種の設定および表示を行うタッチパネル式の操作設定表示装置3などを基台4に装備して構成されている。計量コンベヤ1は、幅広のベルトコンベヤで構成され、後述の重量センサ6を内蔵した計量ユニット5を介して基台4に連結支持されている。
この実施形態の供給装置2は、計量コンベヤ1の搬送始端部に臨んで並列配備された搬送幅が異なる2台の第1,第2供給コンベヤ2A、2Bを備えている。これら供給コンベヤ2A、2Bに被計量物を送り込む前段装置として、幅広のベルトコンベヤからなる前段コンベヤ7が配備されている。
なお、各コンベヤ1、2A、2B、7における搬送径路の両側には、搬送される被計量物が脱落するのを防止する図示しない固定ガイドを縦壁状に立設配備している。
図2の側面図に示すように、計量コンベヤ1は、計量ユニット5上に設けられた取付けフレーム8に脱着可能に装着され、パッチン錠からなる連結金具9で固定される。
図3の概略斜視図に示すように、計量コンベヤ1には、ベルト受けを兼用する平板状の平板フレーム部21aの左右端辺に、横フレーム部21b、21cを連設したコンベヤフレーム21が備えられている。左右の横フレーム部21b、21cにおける前後両端の軸受け部位に亘って、搬送ベルト22を巻回するベルト駆動ローラ23が水平に軸支されると共に、遊転ローラ24が遊転可能に水平に軸支されている。また、ベルト駆動ローラ23の外端部には、回転駆動力を受ける受動ギヤ25が一体装備されている。
他方、取付けフレーム8の内側には、モータ内蔵の駆動ユニット26が装備され、この駆動ユニット26の上部に、モータ駆動される駆動ギヤ27が上方露出状態で配備されている。
計量コンベヤ1を取付けフレーム8に位置決め装着すると、ベルト駆動ローラ23の受動ギヤ25が、駆動ユニット26の駆動ギヤ27に上方から噛合い、計量コンベヤ1がモータ駆動される状態にセットされる。
供給装置2は、並列した2台の第1,第2供給コンベヤ2A、2Bを一体化した1台のコンベヤユニットとして構成され、基台4の所定箇所に脱着可能、かつ、高さ調節可能に装着されている。すなわち、図2に示すように、基台4の搬送上手側(図2の右側)には、複数のジャッキボルト30を介して取付けフレーム31が高さ調節可能に配備されている。この取付けフレーム31に、両供給コンベヤ2A、2Bを一体ユニット化した供給装置2が脱着可能に装着され、パッチン錠からなる連結金具32で固定される。
このように供給装置2の第1,第2供給コンベヤ2A,2Bは、高さ調節可能であるので、各供給コンベヤ2A,2Bの搬送終端部と計量コンベヤ1の搬送始端部との間の段差(落差)を調節することができる。これによって、各供給コンベヤ2A,2Bの搬送終端部の被計量物と計量コンベヤ1の搬送始端部の被計量物とが干渉して、計量コンベヤ1の計量値に影響を及ぼすことがないように適切な段差に調節することができる。被計量物が、干渉することなく、計量コンベヤ1の計量値に影響を及ぼさないような場合には、前記段差を小さくしてもよく、あるいは、段差をなくすように構成してもよい。
図4の概略斜視図に示すように、供給装置2のコンベヤフレーム33は、ベルト受けを兼用する平板状の平板フレーム部33aの左右端辺に、横フレーム部33b、33cを連設すると共に、平板フレーム部33aの左右中間箇所に、一対の中間フレーム部33d、33eを備えて構成されている。
一方の横フレーム部33bと一方の中間フレーム部33dの前後端に形成された軸受け部に亘って、横幅の広い搬送ベルト34aを巻回するベルト駆動ローラ35aが水平に軸支されると共に、遊転ローラ36aが遊転可能に水平に軸支されている。他方の横フレーム部33cと他方の中間フレーム部33eの前後端に形成された軸受け部に亘って、横幅の狭い搬送ベルト34bを巻回するベルト駆動ローラ35bが水平に軸支されると共に、遊転ローラ36bが遊転可能に水平に軸支されている。また、各ベルト駆動ローラ35a、35bにおける外側の端部に回転駆動力を受ける受動ギヤ37a、37bがそれぞれ一体装備されている。
他方、左右の取付けフレーム31の内側には、それぞれモータ内蔵の駆動部としての駆動ユニット38a、38bが装備されると共に、各駆動ユニット38a、38bには、モータ駆動される駆動ギヤ39a、39bが上方露出状態で装備されている。
供給装置2を取付けフレーム31に位置決め装着すると、各供給コンベヤ2A、2Bごとの受動ギヤ37a、37bが、取付けフレーム31に装備した2台の駆動ユニット38a、38bにおける駆動ギヤ39a、39bにそれぞれ上方から噛合い、各供給コンベヤ2A、2Bが個別にモータ駆動される状態にセットされる。
このように供給装置2の第1,第2供給コンベヤ2A,2Bは、共通の取付けフレーム31,31に、被計量物の搬送方向に直交する方向に沿って並列配備されている。
前段コンベヤ7は、図示されていない貯留部などから被計量物を搬出して両供給コンベヤ2A、2Bの搬送始端部に送り込む幅広のベルトコンベヤで構成されている。
図5は、この実施形態の定量計量装置の制御構成を示すブロック図である。
制御装置10は、例えばマイクロコンピュータ等で構成された制御部11を備え、この制御部11には、計量コンベヤ1を支持して該計量コンベヤ1の重量を計量する重量センサ6の検出出力、前段コンベヤ7における被計量物を検出する物品検出センサ15の検出出力、及び、包装装置等の後装置からの排出命令信号16が入力される。更に、制御装置10は、前段コンベヤ7、第1,第2供給コンベヤ2A、2B、及び、計量コンベヤ1の各モータをそれぞれ駆動するためのモータ駆動部12、13A、13B、14を備えている。
制御部11は、重量センサ6の検出出力に基づいて計量コンベヤ1上の被計量物の重量値を算出し、この被計量物の重量値に基づいて、モータ駆動部13A、13B、14を介して第1,第2供給コンベヤ2A,2B及び計量コンベヤ1の駆動を制御する。
制御部11には、操作設定表示装置3が接続されており、この操作設定表示装置3によって、所定重量である目標重量値や目標重量値に近い目標重量前重量値、あるいは、後述の運転モード等の各種の運転パラメータを設定する。
次に、この実施形態の定量計量装置の動作について、図6~図9のフローチャートに基づいて説明する。
図6は、基本の制御処理を示すフローチャートであり、先ず、電源を入れた後、操作設定表示装置3を操作して、目標重量値等の運転パラメータの設定を行い(ステップS01)、計量する被計量物に対応する品種の選択を行い(ステップS02)、運転がオンされているか否かを判断する(ステップS03)。
ステップS03で、運転がオンされていると、上記ステップS02で選択された品種の運転パラメータをセットし(ステップS04)、物品検出センサ15の検出出力に基づいて、第1,第2供給コンベヤ2A、2Bへ被計量物を供給する前段コンベヤ7に十分な被計量物が有るか否かを判断し(ステップS05)、被計量物が十分有る場合には、後述の「運転モード」に移行し(ステップS06)、運転がオフされなければ、ステップS05に戻る(ステップS07)。
上記ステップS05において、前段コンベヤ7に十分な被計量物が無い場合には、警報が出され(ステップS08)、前段コンベヤ7の被計量物の補給が促される。
この実施形態では、運転モードとして、計量コンベヤ1への被計量物の供給量を、2段階に切換えて供給する「2段階供給モード」と、3段階に切換えて供給する「3段階供給モード」との2つの運転モードを選択設定することが可能である。
図7、図8及び図9は、運転モードの詳細を示すフローチャートである。
運転モードでは、先ず、図7に示すように、所定重量の計量が完了したことを示す計量完了フラグがオンしているか否かを判断し(ステップS11)、計量完了フラグがオンしていないときには、後述の図8のステップS21に移り、
計量完了フラグがオンしているときには、後装置からのインターロック信号の入力として、排出命令信号の入力があるか否かを判断する(ステップS12,S13)。
後装置から排出命令信号の入力があるときには、計量コンベヤ1を予め設定されている搬出速度で一定時間駆動して停止する(ステップS14)。この計量コンベヤ1を駆動する一定時間は、計量コンベヤ1上の被計量物を全て搬出するのに足る時間となるよう、搬出速度に対応して予め設定されている。
計量コンベヤ1の搬出駆動が終了すると、計量完了フラグをOFFにして戻る(ステップS15)。
上記のようにステップS11で、計量完了フラグがオンしていないときには、図8のステップS21に移る。
図8は、「2段階供給モード」に対応する制御を示しており、先ず、ステップS21では、計量コンベヤ1を超低速で駆動しながら被計量物を計量する超低速運転機能が選択されているか否かを判断する。計量コンベヤ1を停止させた状態で、供給装置2から供給される被計量物の重量を計量すると、例えば、所定重量である目標重量値が大きいような場合には、停止している計量コンベヤ1の、供給装置2から被計量物が搬出供給される特定の箇所に、供給される被計量物が積み重なって山盛り状態となり、後続の被計量物と接触して誤計量が生じたり、あるいは、山盛り状態となった被計量物を、計量コンベヤ1から包装装置などの後装置へ排出する際に、被計量物が零れるといった不具合が発生する虞がある。
このような場合に、計量コンベヤ1を超低速で駆動しながら被計量物を計量することによって、供給される被計量物が計量コンベヤ1の特定の箇所に山盛り状態とならないようにして、前記不具合が生じるのを防止することができる。
なお、本明細書において、超低速、低速及び高速は、絶対的な速度ではなく、相対的な速度である。
上記ステップS21で、超低速運転機能が選択されているときには、計量コンベヤ1を超低速で駆動し(ステップS22)、ステップS23に移り、超低速運転機能が選択されていないときには、計量コンベヤ1を駆動することなく、ステップS23に移る。
ステップS23では、運転モードが「2段階供給モード」であるか否かを判断し、「2段階供給モード」であるときには、予め高速側として設定されている幅広の第1供給コンベヤ2Aを、所定の搬送速度で高速駆動する(ステップS24)。ステップS23で、「2段階供給モード」でないときには、後述する図9のステップS41に移行し、「3段階供給モード」を実行する。
ステップS24で、幅広の第1供給コンベヤ2Aを高速の搬送速度で駆動することで、第1段階として、大量の被計量物を、計量コンベヤ1に速やかに供給し、計量コンベヤ1に供給された被計量物の重量を計量する。計量した重量値を読み込み(ステップS25)、読み込んだ計量コンベヤ1の被計量物の重量値が、目標重量値に近い目標重量前重量値以上であるか否かを判断する(ステップS26)。
ここで、目標重量前重量値は、所定重量である目標重量値に近い値、例えば、目標重量値の8~9割程度の重量値に予め設定されている。
計量コンベヤ1上の被計量物の重量値が目標重量前重量値以上になると、計量コンベヤ1に供給された被計量物の重量値が目標重量値に近づいたとして、幅広の第1供給コンベヤ2Aの駆動を停止すると共に、予め低速側として設定されている幅狭の第2供給コンベヤ2Bを、所定の搬送速度で低速駆動し(ステップS27)、第2段階として、小量の被計量物を、計量コンベヤ1に供給し、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を目標重量値に小量ずつ近づける。
次に、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を読み込み(ステップS28)、読み込んだ重量値が目標重量値以上になったか否かを判断し(ステップS29)、重量値が目標重量値以上になると、計量コンベヤ1の被計量物が、所定重量である目標重量値に達したとして、幅狭の第2供給コンベヤ2Bの駆動を停止すると共に、計量コンベヤ1を超低速で駆動しているときには、計量コンベヤ1の駆動を停止し(ステップS30)、計量が完了したことを示す計量完了フラグをオンして戻る(ステップS31)。
このように「2段階供給モード」では、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量前重量値に到達するまで、すなわち、被計量物の重量値が目標重量値に近づくまでの第1段階と、目標重量前重量値を越えて目標重量値に到達するまで、すなわち、被計量物の重量値が目標重量値に近づいた後の第2段階とで、計量コンベヤ1へ供給する被計量物の供給量を異ならせている。
計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づくまでの第1段階では、幅広の第1供給コンベヤ2Aのみを高速の搬送速度で駆動して、計量コンベヤ1へ被計量物を大量に供給するので、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づくまでに要する時間を短縮して計量能力が低下するのを防止することができる。
計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づいた第2段階では、幅狭の第2の供給コンベヤ2Bのみを低速の搬送速度で駆動して、計量コンベヤ1へ小量の被計量物を供給するので、計量コンベヤ1の被計量物の重量を、目標重量値あるいは略目標重量値することが可能となる。これによって、従来のように、搬送幅の広いコンベヤによって、幅方向に広がった状態の被計量物が纏まって計量コンベヤへ供給されるのに比べて、計量精度が向上し、歩留まりが良好となる。
上記のようにステップS23で、運転モードが「2段階供給モード」でないときには、「3段階供給モード」であるとして、図9のステップS41に移行する。この「3段階供給モード」では、計量した計量コンベヤ1の被計量物の重量値と比較する閾値として、目標重量値に近い前記目標重量前重量値の他に、目標重量値より十分小さい、例えば、目標重量値の半分の中間重量値が予め設定される。
図9は、「3段階供給モード」に対応する制御を示しており、先ず、ステップS41では、幅広の第1供給コンベヤ2Aと幅狭の第2供給コンベヤ2Bとを、搬送速度を高速で共に駆動し、第1段階として、大量の被計量物を、計量コンベヤ1に速やかに供給する。計量コンベヤ1の被計量物の重量を計量して、重量値を読み込み(ステップS42)、計量した計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値の半分である中間重量値以上であるか否かを判断する(ステップS43)。
計量した計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値の半分である中間重量値以上になると、幅広の第1供給コンベヤ2Aの高速な搬送速度での駆動を維持したままで幅狭の第2供給コンベヤ2Bの駆動を停止して休止する(ステップS44)。これによって、被計量物は、当初よりは供給量が少ないが、第2段階として、まだ十分大きい供給量で被計量物を計量コンベヤ1に供給する。この間、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を読み込む(ステップS45)。
読み込んだ計量コンベヤ1の被計量物の重量値が、目標重量前重量値以上であるか否かを判断する(ステップS46)。計量した計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量前重量値以上になると、目標重量値に近づいたとして、幅広の第1供給コンベヤ2Aの駆動を停止すると共に、幅狭の第2供給コンベヤ2Bを低速の搬送速度で駆動し(ステップS47)、第3段階として、幅狭の第2供給コンベヤ2Bのみを低速の搬送速度で駆動して、小量の被計量物を計量コンベヤ1に供給する。これによって、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を目標重量値に小量ずつ近づけることができる。
そして、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を読み込み(ステップS48)、読み込んだ計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値以上になったか否かを判断し(ステップS49)、重量値が目標重量値以上になると、計量コンベヤ1の被計量物が、所定重量である目標重量値に達したとして、幅狭の第2供給コンベヤ2Bの駆動を停止して計量コンベヤ1への被計量物の供給を停止すると共に、計量コンベヤ1を超低速で駆動しているときには、計量コンベヤ1の駆動を停止し(ステップS50)、計量が完了したことを示す計量完了フラグをオンにして戻る(ステップS51)。
このように「3段階供給モード」では、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が中間重量値に到達するまでの第1段階と、中間重量値を越えて目標重量前重量値に到達するまでの第2段階と、目標重量前重量値を越えて目標重量値に到達するまでの第3段階とで、計量コンベヤ1への被計量物の供給量を異ならせている。
計量コンベヤ1の被計量物の重量値が中間重量値に到達するまでの第1段階では、両供給コンベヤ2A、2Bを共に高速の搬送速度で駆動して、大量の被計量物を、計量コンベヤ1に速やかに供給し、目標重量前重量値に到達するまでの第2段階では、幅広の供給コンベヤ2Aのみを高速の搬送速度で駆動して、未だ十分大量の被計量物を、計量コンベヤ1に速やかに供給する。
このように「3段階供給モード」では、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づくまでの第1段階及び第2段階では、少なくとも幅広の第1供給コンベヤ2Aを高速の搬送速度で駆動して、計量コンベヤ1へ被計量物を大量に供給するので、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づくまでに要する時間を短縮して計量能力が低下するのを防止することができる。
また、計量コンベヤ1の被計量物の重量値が目標重量値に近づいた第3段階では、幅狭の供給コンベヤ2Bのみを低速の搬送速度で駆動して、小量の被計量物を、計量コンベヤ1に供給することで、計量コンベヤ1の被計量物の重量値を目標重量値に小量ずつ近づける。
これによって、計量コンベヤ1の被計量物の重量を、目標重量値あるいは略目標重量値することが可能となり、計量精度が向上する。
供給装置2の第1供給コンベヤ2Aと第2供給コンベヤ2Bとの搬送幅の比率は、図4等に示される上記実施形態に限るものではなく、例えば、図4に対応する図10に示すように、第1供給コンベヤ2Aの搬送幅を更に広くする一方、第2供給コンベヤ2bの搬送幅を更に狭くしてもよい。
この第1供給コンベヤ2Aと第2供給コンベヤ2Bの搬送幅の比率は、例えば、(4:1)、(3:1)、(2:1)、(1:1)、等に任意に設定することができる。
また、第1供給コンベヤ2Aと第2供給コンベヤ2Bの搬送方向に沿う長さも任意に設定することができる。
このような第1供給コンベヤ2Aと第2供給コンベヤ2Bの搬送幅の比率や長さは、被計量物の種類、性状、目標重量値、などの運転状況に応じて、好適な搬送幅の比率や長さに設定した供給装置2に取り替え装着することができる。
[他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記実施形態では、「2段階供給モード」において、第1段階では、幅広の第1供給コンベヤ2Aのみを高速の搬送速度で駆動して被計量物を速やかに供給するようにしているが、両供給コンベヤ2A、2Bを高速の搬送速度で共に駆動することで一層速やかに被計量物を計量コンベヤ1に供給することができる。
(2)供給装置2を、搬送幅が異なると共に、個別に搬送速度を変更可能な3台以上の供給コンベヤで構成することもできる。
また、供給コンベヤの搬送速度は、上記実施形態の低速、高速の2段階に限らず、例えば、低速、中速、高速等の3段階以上に変更可能としてもよい。
(3)供給コンベヤ2A、2Bは必ずしも並列配備しなくてもよい。例えば、計量コンベヤ1と同幅にした幅広の第1供給コンベヤ2Aを計量コンベヤ1と縦列状に配備し、幅狭の第2供給コンベヤ2Bを計量コンベヤ1の側方に直交して配備することも可能である。
(4)上記実施形態では、運転モードに「2段階供給モード」と「3段階供給モード」とを設定して、いずれかを選択できるようにしているが、いずれか一方のみを設定した形態で実施することもできる。
1 計量コンベヤ
2 供給装置
2A 第1供給コンベヤ
2B 第2供給コンベヤ
7 前段コンベヤ
11 制御部

Claims (5)

  1. 被計量物を計量して搬出する計量コンベヤと、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する供給装置とを備える定量計量装置であって、
    前記供給装置は、前記被計量物を搬送して前記計量コンベヤへそれぞれ供給する複数台の供給コンベヤを有し、
    前記複数台の前記供給コンベヤは、搬送幅が異なると共に、搬送速度を個別に変更可能である、
    ことを特徴とする定量計量装置。
  2. 前記計量コンベヤによって計量される前記被計量物の重量値に基づいて、前記複数台の前記供給コンベヤの駆動を制御する制御部を備え、
    前記供給装置は、前記複数台の前記供給コンベヤとして、第1供給コンベヤと、該第1供給コンベヤよりも前記搬送幅が狭い第2供給コンベヤとの少なくとも2台の供給コンベヤを有し、
    前記制御部は、前記被計量物の前記重量値が、目標重量値に近づいたときには、前記第1供給コンベヤを駆動することなく、前記第2供給コンベヤを駆動して、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する、
    請求項1に記載の定量計量装置。
  3. 前記制御部は、前記被計量物の前記重量値が、前記目標重量値に近づくまでは、少なくとも前記第1供給コンベヤを駆動して、前記被計量物を前記計量コンベヤへ供給する、
    請求項2に記載の定量計量装置。
  4. 前記制御部は、前記被計量物の重量値が前記目標重量値に近づくまでは、前記目標重量値に近づいたときに比べて、駆動する供給コンベヤの搬送速度を高速にする、
    請求項2または3に記載の定量計量装置。
  5. 前記複数台の前記供給コンベヤを、前記搬送幅の比率が異なった供給コンベヤに取り換え可能である、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の定量計量装置。
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