JP2023058165A - 二輪車用ハンドルバーテープ - Google Patents

二輪車用ハンドルバーテープ Download PDF

Info

Publication number
JP2023058165A
JP2023058165A JP2021167975A JP2021167975A JP2023058165A JP 2023058165 A JP2023058165 A JP 2023058165A JP 2021167975 A JP2021167975 A JP 2021167975A JP 2021167975 A JP2021167975 A JP 2021167975A JP 2023058165 A JP2023058165 A JP 2023058165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
handlebar
projections
design
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021167975A
Other languages
English (en)
Inventor
慎二 丸井
Shinji Marui
崇 佐藤
Takashi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marui Co Ltd
Original Assignee
Marui Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marui Co Ltd filed Critical Marui Co Ltd
Priority to JP2021167975A priority Critical patent/JP2023058165A/ja
Publication of JP2023058165A publication Critical patent/JP2023058165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さを向上させる二輪車用ハンドルバーテープを提供する。【解決手段】二輪車用ハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープにおいて、意匠のある意匠基部2aと意匠のない重ね巻き部2bとから構成される基部2と備え、意匠は意匠基部2aの表側面上に設けられる複数の凸部3である。ここで、基部2は幅方向の断面形状が略平行四辺形状であり両重ね巻き部2bが傾斜する。凸部3は、具体的には、円柱状突起、楕円柱状突起、円筒状突起、筒状突起、六角格子状突起、多角柱状突起、及び、二重六角格子状突起の何れか、又は、組合せであり、基部の表側面上に略等間隔で形成される。線条凸部には、線条中空部を設けても構わない。【選択図】図1

Description

本発明は、二輪車のハンドルバー等のグリップ部に巻き付けにて使用するハンドルバーテープに関するものである。
自転車等のハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープとして、ハンドルバーテープ(「カバーテープ」等ともいう。)が多く利用されている。自転車におけるハンドルバーテープの内、所謂、ドロップハンドルバーに装着されるものは、長さが1800mm、幅が30mm、厚みが2.5mm程度のものが一般的である。テープの材質としては、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、マイクロファイバー(ナイロンやポリエステル)などが用いられる。また近年はシリコーンフォームなどを用いる場合もある。
ハンドルバーテープは、滑り止め性能を与えるため、或いは、握り心地を良くするために、テープ表面に凹凸形状が設けられる場合がある。
一般的なハンドルバーテープは、加熱したロールの間で樹脂を練りながら溶かし、何本ものロールの間を通して所定の厚さに引き伸ばして成形されるといった、所謂、カレンダー成形によって作製される。カレンダー成形は、フィルム、シートなどの広巾の平らな製品を作るために用いられることが多く、模様を彫刻したロール状の型を使用してその模様の付いた製品を作ることも可能である。
しかしながら、カレンダー成形によってハンドルバーテープを作製した場合には、仮にテープ表面に凹凸形状を設けたとしても、製法による制約から、凸部の高さは0.3mm未満であることが多い。
一方、ハンドルバーテープの面上に凸部を設ける技術としては、綿テープの裏面にゴム薄層を一体に設けた自転車用バーテープが知られている(特許文献1を参照)。これは、自転車のハンドルバーへのハンドルバーテープの巻き付けを容易かつ強固のものとするために、ハンドルバーテープの裏面にゴム薄層を一体に設けたものである。しかしながら、特許文献1の自転車用バーテープは、ハンドルバーテープの表面上に凸部を設けるものではないため、滑り止め性能や衝撃吸収性能、握り心地の良さを向上させることは困難である。
また、自転車のハンドルバーにハンドルバーテープを巻き付ける際には、ハンドルバーの表面に、ハンドルバーテープを螺旋状に、かつテープの巻き付けた部分に次に巻き付ける部分を、互いにその一部が重なり合うように巻装されるが、重なり合う部分については、特に形状は工夫されていないため、重なり合う部分の厚みが厚くなり、均一な巻装が実現できないという問題もある。
また、自転車のハンドルバーにハンドルバーテープを均一に巻き付ける技術としては、ハンドルバーテープの断面形状を平行四辺形形状にするなどして、重なり合う部分の厚みが均一となるように巻装できるハンドルバーグリップが知られている(特許文献2を参照)。しかしながら、特許文献2のハンドルバーグリップは、ハンドルバーテープの表面上に凸部を設けるものではないため、滑り止め性能や衝撃吸収性能、握り心地の良さを向上させるといった効果を得ることが難しいという問題がある。
実全昭61-132184号公報 米国特許公開公報US2014-76097
上述のとおり、従来、ハンドルバーテープを主にカレンダー成形によって作製していたため、表面に凹凸形状を設けたとしても、凸部の高さは0.3mm未満に留まり、このようなテープが一般的であったことから、グリップ性や衝撃吸収性をより向上するために、より高く立体的な凸部を形成させることが困難であった。
かかる状況に鑑みて、本発明は、グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さを向上させる二輪車用ハンドルバーテープを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の二輪車用ハンドルバーテープは、二輪車用ハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープにおいて、意匠のある意匠基部と意匠のない重ね巻き部とから構成される基部を備え、意匠は意匠基部の表側面上に設けられる複数の凸部又は線条凸部である。基部は、幅方向の断面形状が略平行四辺形状であり、両重ね巻き部が傾斜する。
基部が、幅方向の断面形状が略平行四辺形状であり、両重ね巻き部が傾斜する形状とされることにより、ハンドルバー等に巻き付けた際に、重ね巻き部を重ね合わせた箇所が過度な厚みとならない仕様とすることができる。また、基部の表側面上に凸部又は線条凸部が設けられることにより、ハンドルバーテープをハンドルバー等に巻装し把持した際に、凸部又は線条凸部がユーザの掌にフィットし、グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さが向上する。
また、本発明の二輪車用ハンドルバーテープにおいて、基部は、幅方向の断面形状が略台形状であり、表側面上の両端面が傾斜し、重ね巻き部が一方の端面であることでもよい。かかる構成とされることにより、ハンドルバー等に巻き付けた際に、重ね巻き部を合わさる箇所が過度な厚みとならない仕様とすることができる。すなわち、一方の端面が重ね巻き部であり、他方の端面は意匠基部であるが、この他方の端面の下に合わさる部分が重ね巻き部の傾斜となるため、過度な厚みとならないのである。また、基部の表側面上に凸部又は線条凸部が設けられることにより、ハンドルバーテープをハンドルバー等に巻装し把持した際に、凸部又は線条凸部がユーザの掌にフィットし、グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さが向上できる。
凸部は、具体的には、円柱状突起、楕円柱状突起、円筒状突起、筒状突起、六角格子状突起、多角柱状突起、半球状突起、及び、二重六角格子状突起の何れか、又は、2以上の組合せであり、基部の表側面上に略等間隔で形成される。上記構成とされることにより、巻き付けの対象となるハンドルバー等の形状・材質や、ユーザの好みなどに合わせて、よりグリップ性、衝撃吸収性、又は握り心地良さの高い凸部形状を選択できる。
また、線条凸部に、線条中空部を設けても構わない。線条中空部を設けることにより、グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さがより向上する。
本発明の二輪車用ハンドルバーテープにおいて、重ね巻き部の幅は、テープ幅の1/3~1/5であることが好ましく、より好ましくは、テープ幅の1/4~1/5である。重ね巻き部の幅が、テープ幅の1/3~1/5とされることにより、ハンドルバー等に巻き付けやすく、かつ端面を重ね合わせた箇所が過度な厚みとならない仕様とすることができる。
また、本発明の二輪車用ハンドルバーテープにおいて、凸部と線条凸部の最大高さは、0.3mm以上2.5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.5mm以上1mm以下である。凸部又は線条凸部の最大高さが、0.3mm未満であると、グリップ性、衝撃吸収性、及び握り心地良さが十分に得られず、また、2.5mmを超えると、握り易さが低下してしまう。そこで、凸部又は線条凸部の最大高さが、0.3mm以上2.5mm以下とされることにより、ハンドルバーテープをハンドルバー等に巻装した際に、ユーザの掌に形状追従し、十分フィットするだけの変形量を有すると共に、握り易さも兼ね備えた厚みとすることができる。
本発明の他の観点の二輪車用ハンドルバーテープは、二輪車用ハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープにおいて、意匠のあるテープ幅が25~40mmであり、意匠は、意匠基部の表側面上に設けられる複数の凸部又は線条凸部である。重ね巻き部や傾斜がない代わりに、ハンドルバーテープに適した幅であることで限定することにより、ハンドルバー等に巻き付けた際に、過度な厚みとならない仕様とすることができる。
本発明の二輪車用ハンドルバーテープによれば、グリップ性、衝撃吸収性及び握り心地良さをより向上できるといった効果がある。
本発明の二輪車用ハンドルバーテープの外観図 本発明の二輪車用ハンドルバーテープの模式図 本発明の二輪車用ハンドルバーテープの巻装イメージ図(1) 本発明の二輪車用ハンドルバーテープの巻装イメージ図(2) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例1) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例2) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例3) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例4) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例5) 二輪車用ハンドルバーテープの外観図(実施例6) 本発明の他の観点の二輪車用ハンドルバーテープの外観図
図1は、本発明の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は下方からの外観斜視図、(2)は正面図を示している。本発明の二輪車用ハンドルバーテープ1は、ドロップハンドルバー(図示せず)などに装着して使用するものであり、基部2は、意匠基部2aと重ね巻き部2bとから構成される。意匠は意匠基部2aの表側面上の凸部3である。凸部3がある意匠基部2aと重ね巻き部2bの材質は、シリコーンラバーであり一体成型されている。二輪車用ハンドルバーテープ1の長さは略500mmである。
図1(2)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1において、基部2は、凸部3がある意匠基部2aと、凸部3がない重ね巻き部2bから成る。基部2は、幅方向の断面形状が略平行四辺形状であり、両端面が傾斜して端面(4,5)を形成している。また、凸部3は、端面4を除く意匠基部2aの表側面上に設けられている。なお、ここでは凸部3として、線条凸部を図示しているが、線条凸部以外の凸部形状でもよい。
図2は、本発明の二輪車用ハンドルバーテープの正面模式図を示している。また、図3及び図4は、本発明の二輪車用ハンドルバーテープの巻装イメージ図を示している。二輪車用ハンドルバーテープ1において、図2に示す端面4の幅W及び端面5の幅Wは、二輪車用ハンドルバーテープ1のテープ幅Wの略1/5となっている。
二輪車用ハンドルバーテープ1の厚みTは、1.3mmである。基部2の厚みTは、製造技術上、無理のない厚みで、且つ、強度的に使用に耐え得る厚みである必要があるが、二輪車用ハンドルバーテープ1の厚みTが過度に大きくならないためには、基部2の厚みTは、より薄い方が望ましく、0.5mm以上であることが好ましい。図2に示す基部2の厚みTは、0.6mmである。また、凸部3の厚みTは、0.8mmである。
図2に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1において、基部2は、幅方向の断面形状が、略平行四辺形状であり、両端面が傾斜して端面(4,5)を形成している。例えば、二輪車用ハンドルバーテープ1が、自転車のドロップハンドルバーに装着される場合には、対象物が直線的な形状ではないため、隙間なく巻きつけるために重ね代として、端面(4,5)が形成されたものである。
すなわち、図3(1)及び(2)に示すように、右方に巻き付けられた二輪車用ハンドルバーテープ1の端面4に、端面5を重ねて巻き付けると、重ね合わせ部6は、略平坦となり、過度な厚みとならない構造である。同様に、図4に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1を、螺旋状にハンドルバー7に巻き付けた場合でも、重ね合わせ部(6a~6g)は、略平坦となり、過度な厚みとならない構造である。
二輪車用ハンドルバーテープ1では、基部2の表側面上に三次元的すなわち立体的な意匠造作が設けられるため、従来技術より厚みが増すことが考えられる。そこで、直線的でない対象物に巻き付ける場合の重ね代が、過度に分厚くなったり、対象物に十分フィットさせて巻き付けることが困難になったりしないように配慮したものである。
なお、端面(4,5)は、重ね代としての役割だけでなく、巻装する際の指標としての役割も有している。
ここで、二輪車用ハンドルバーテープ1の作製方法について説明する。二輪車用ハンドルバーテープ1の作製には、コンプレッション成形や押出成形などの成形方法を用いる。コンプレッション成形は、圧縮成形もしくは直圧成形とも呼ばれ、計量した成形材料を加熱した金型の凹部(キャビティ)に入れ、圧縮成形機で加圧して硬化させる。また、押出成形は、シリンダ内のスクリューで可塑化した樹脂を押出口から押し出して、そのまま空気中や水中で冷却して固化させる。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図5は、実施例1の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は外観斜視図、(2)は斜視拡大図、(3)は平面拡大図を示している。図5(1)に示す二輪車用ハンドルバーテープ1aは、ドロップハンドルバー(図示せず)などに装着して使用するものであり、材質はシリコーンラバー、長さは略500mmである。二輪車用ハンドルバーテープ1aは、基部2及び凸部3aで構成される。図5(2)に示すように、凸部3aは、略円柱状の突起で構成されており、図5(3)に示すように、端面4を除く基部2の表面側上にハニカム状に配列されているが、例えば格子状に配列してもよい。
二輪車用ハンドルバーテープ1aは、例えば、コンプレッション成形を用いて作製可能である。
図6は、実施例2の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は外観斜視図、(2)は斜視拡大図、(3)は平面拡大図を示している。図6(1)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1bは、基部2及び凸部3bで構成される。二輪車用ハンドルバーテープ1bは、実施例1と同じく長尺のテープ状を呈しており、材質や、基部2のサイズについても、実施例1と同様である。
しかしながら、実施例2の二輪車用ハンドルバーテープ1bでは、実施例1と異なり、端面4を除く基部2の表側面上に、円筒状の突起が凸部3bとして設けられている。凸部3bは凸部3aよりも、各突起の径が大きく設けられている。このように、ユーザのニーズなどに合わせて、よりグリップ性、衝撃吸収性、又は握り心地の良い凸部形状を選択できる。
二輪車用ハンドルバーテープ1bは、例えば、コンプレッション成形を用いて作製可能である。
図7は、実施例3の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は外観斜視図、(2)は斜視拡大図、(3)は平面拡大図を示している。図7(1)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1cは、基部2及び凸部3cで構成され、材質や、基部2のサイズについては、実施例1又は2と同様である。
しかしながら、実施例3の二輪車用ハンドルバーテープ1cでは、実施例1又は2と異なり、端面4を除く基部2の表側面上に、二重六角格子状の突起が凸部3cとして設けられている。二重六角格子状の凸部3cは凸部(3a,3b)よりも、凸部相互間の間隔を少なく設けることができるため、より衝撃吸収性の高い仕様とすることができる。
二輪車用ハンドルバーテープ1cは、例えば、コンプレッション成形を用いて作製可能である。
図8は、実施例4の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は外観斜視図、(2)は斜視拡大図を示している。図8(1)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1dは、基部2及び凸部3dで構成され、材質や、基部2のサイズについては、実施例1~3と同様である。
しかしながら、実施例4の二輪車用ハンドルバーテープ1dでは、実施例1~3と異なり、端面4を除く基部2の表側面上に、線条凸部3dが設けられている。このように、ユーザのニーズに合わせて、凸部ではなく、線条凸部が設けられたハンドルバーテープを選択することも可能である。
二輪車用ハンドルバーテープ1dは、例えば、コンプレッション成形又は押出成形を用いて作製可能である。
図9は、実施例5の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は外観斜視図、(2)は斜視拡大図を示している。図9(1)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1eは、基部2及び凸部3eで構成され、材質や、基部2のサイズについては、実施例1~4と同様である。
しかしながら、実施例5の二輪車用ハンドルバーテープ1eでは、実施例1~4と異なり、端面4を除く基部2の表側面上に、線条凸部3eが設けられている。線条凸部3eは、線条凸部3dと異なり、各線条凸部3e内に線条中空部30が設けられている。これにより、よりクッション性の高い構造とすることができる。
二輪車用ハンドルバーテープ1eは、例えば、押出成形を用いて作製可能である。
図10は、実施例6の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は下方からの外観斜視図、(2)は正面図を示している。図10(1)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ1fは、ドロップハンドルバーなどに装着して使用するものであり、基部20及び凸部3で構成される。図10(2)に示すように、基部20は、意匠基部20aと重ね巻き部20bとから構成される。意匠は意匠基部20aの表側面上の凸部3である。凸部3がある意匠基部20aと重ね巻き部20bの材質は、シリコーンラバーであり一体成型されている。二輪車用ハンドルバーテープ1fの長さは略500mmである。
基部20は、幅方向の断面形状が略台形状であり、表側面上の両端面(40,50)が傾斜し、重ね巻き部が一方の端面40となっている。かかる構成とされることにより、ハンドルバー等に巻き付けた際に、重ね巻き部20bを合わさる箇所が過度な厚みとならない仕様とすることができる。すなわち、一方の端面40が重ね巻き部20bであり、他方の端面50は意匠基部20aであるが、この他方の端面50の下に合わさる部分が重ね巻き部20bの傾斜となるため、過度な厚みとなるのを防いでいる。
図11は、本発明の他の観点の二輪車用ハンドルバーテープの外観図であり、(1)は下方からの外観斜視図、(2)は正面図を示している。二輪車用ハンドルバーテープ10は、ドロップハンドルバーなどに装着して使用するものであり、基部21及び凸部3で構成される。凸部3は、基部21(すなわち意匠基部)の表側面上に設けられている。基部21及び凸部3の材質はシリコーンラバーであり一体成型されている。二輪車用ハンドルバーテープ10の幅は25~40mmであり、また、長さは略500mmである。
図10(1)及び(2)に示すように、二輪車用ハンドルバーテープ10において、基部21(すなわち意匠基部)は、二輪車用ハンドルバーテープ1の重ね巻き部(2b,2c)は設けられない。
(その他の実施例)
意匠を構成する凸部は、楕円柱状突起、筒状突起、六角格子状突起、多角柱状突起、半球状突起の何れかであり、基部の表側面上に略等間隔で形成されたことでもよい。また、異なる2以上の突起形状の組合せでもよい。
本発明は、二輪車用のハンドルバーテープに有用である。
1,1a~1f,10 二輪車用ハンドルバーテープ
2,20,21 基部
2a,20a 意匠基部
2b,20b 重ね巻き部
3,3a~3c 凸部
3d,3e 線条凸部
4,5,40,50 端面
6,6a~6g 重ね合わせ部
7 ハンドルバー
30 線条中空部
T 厚み
W 幅

Claims (8)

  1. 二輪車用ハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープにおいて、
    意匠のある意匠基部と意匠のない重ね巻き部とから構成される基部と備え、
    前記意匠は、前記意匠基部の表側面上に設けられる複数の凸部又は線条凸部であることを特徴とする二輪車用ハンドルバーテープ。
  2. 前記基部は、幅方向の断面形状が略平行四辺形状であり、両重ね巻き部が傾斜することを特徴とする請求項1に記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  3. 前記基部は、幅方向の断面形状が略台形状であり、表側面上の両端面が傾斜し、前記重ね巻き部が一方の前記端面であることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  4. 前記凸部は、円柱状突起、楕円柱状突起、円筒状突起、筒状突起、六角格子状突起、多角柱状突起、半球状突起、及び、二重六角格子状突起の何れか、又は、2以上の組合せであり、前記基部の表側面上に略等間隔で形成されたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  5. 前記線条凸部には、線条中空部が設けられることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  6. 前記重ね巻き部の幅は、テープ幅の1/3~1/5であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  7. 前記凸部と前記線条凸部の最大高さは、0.3mm以上2.5mm以下であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の二輪車用ハンドルバーテープ。
  8. 二輪車用ハンドルバーのグリップ部に巻き付けるテープにおいて、
    意匠のあるテープ幅が25~40mmであり、
    前記意匠は、意匠基部の表側面上に設けられる複数の凸部又は線条凸部であることを特徴とする二輪車用ハンドルバーテープ。
JP2021167975A 2021-10-13 2021-10-13 二輪車用ハンドルバーテープ Pending JP2023058165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021167975A JP2023058165A (ja) 2021-10-13 2021-10-13 二輪車用ハンドルバーテープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021167975A JP2023058165A (ja) 2021-10-13 2021-10-13 二輪車用ハンドルバーテープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023058165A true JP2023058165A (ja) 2023-04-25

Family

ID=86069004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021167975A Pending JP2023058165A (ja) 2021-10-13 2021-10-13 二輪車用ハンドルバーテープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023058165A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI468197B (zh) 球棒及製造球棒的方法
TWI583320B (zh) Forming surface buckle
JP4713816B2 (ja) 複合材料製のサドル、特に自転車用のサドル、およびその製造方法
US6007149A (en) Bicycle saddle with adjustable cushioning
US7698750B2 (en) Bicycle helmet with reinforcement structure
US10821700B2 (en) Method of manufacturing a resin-laminated board
JP5535785B2 (ja) 運動用ボール
TWI597148B (zh) Bicycle seat system of the law
CH706858A2 (it) Sella traspirante per cicli, motocicli e/o altre macchine a pedali.
JP5762418B2 (ja) クッションの成形方法
JP6118916B2 (ja) ステアリングホイール
KR200467880Y1 (ko) 자전거 타이어용 노펑크 튜브 및 상기 자전거 타이어용 노펑크 튜브 제작용 발포 성형틀
JP2023058165A (ja) 二輪車用ハンドルバーテープ
CN207532675U (zh) 不同材质结合体瑜伽垫以及瑜伽垫套件
ITVR20100057A1 (it) Manopola per manubrio di bicicletta e veicoli simili e metodo per ottenerla
CN101073448B (zh) 具有增强结构的自行车头盔
JP2015133936A (ja) 釣竿用竿体とそれを備えた釣竿
CN114126724A (zh) 运动器材和工业产品
JP2023122462A (ja) 二輪車用ハンドルバーテープ
JP4603725B2 (ja) タイヤの製造方法
TWI739594B (zh) 彈性墊體製造方法及彈性墊體
TW201714775A (zh) 自行車座墊
ITVI980007A1 (it) Metodo per il costampaggio di materie plastiche pemetodo per il costampaggio di materie plastiche per la realizzazione di supporti elastici integralir la realizzazione di supporti elastici integrali, nonche' supporti ottenuti con tale me , nonche' supporti ottenuti con tale me
JP3445927B2 (ja) 中通し竿及びその製造方法
JP4147520B2 (ja) 歯付き無端ベルトの製造方法