JP2023057294A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉部を付勢する付勢部材の付勢力を大きくすると、開閉部を開閉するための操作力が増大する。【解決手段】 画像形成装置は、開閉部と受け面を有した装置本体とを連結するリンク部を有する。リンク部は開閉部が開位置と閉位置の間の位置で受け面と当接する当接部を有している。当接部は、開閉部が閉位置にあるときは受け面と離れており、開閉部が開状態と閉状態の間の状態では受け面と当接をする。【選択図】 図18

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に形成したトナー像を、記録材に転写することで、画像を形成する。画像形成装置は、ジャムした記録材を処理するため、また、プロセスユニットのメンテナンスのなどのために開閉可能な開閉部を設けたものがある。さらにこの開閉部が、バネ等の付勢部材を用いて装置本体に付勢されているものがある(特許文献1)。
特開平7-244410号公報
しかしながら特許文献1において、開閉部を装置本体に対して安定させるためには、開閉部を付勢する付勢部材の付勢力を大きくする必要がある。付勢力を大きくすると、開閉部を開閉するための操作力が増大し、ユーザやサービスマンにとって、ユーザビリティが低下する。
本発明は上記課題を解決するものであり、本出願に係る発明の目的は、開閉部を付勢する付勢部材の付勢力が、開閉部を開閉するための操作力に与える影響を低減することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
受け面と、第一部と、を有した装置本体と、
開位置と閉位置との間で遷移するように、前記装置本体に対して回動可能な開閉部と、
前記装置本体と前記開閉部とに連結し、前記第一部と係合する第二部と、当接部と、を有するリンク部と、
前記リンク部と前記装置本体に連結し、前記リンク部を付勢する付勢部材と、
を有し、
前記リンク部は前記装置本体に対して前記第二部を中心に回転可能であり、
前記開閉部が前記開位置と前記閉位置の間で移動するとき、前記第二部が前記第一部に対して前記リンク部の回転軸方向と垂直な方向に移動することで、前記当接部と前記受け面が当接し、前記付勢部材で付勢される前記当接部が前記受け面に受けられ、
前記当接部と前記受け面が当接した状態で前記開閉部は移動可能であって、
前記開閉部が前記閉位置にあるとき、前記当接部と前記受け面は離れており、前記開閉部は前記付勢部材で付勢される前記リンク部によって前記装置本体に向けて付勢されることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部を付勢する付勢部材の付勢力が、開閉部を開閉するための操作力に与える影響を低減することができる。
実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図 画像形成装置を示す全体概略図 スキャナユニットの保持部を示す斜視図 電源基板の機能を説明するためのブロック図 プロセスユニットを装着前の斜視図 位置決め部と回転規制部を示す左側板フレームと右側板フレームの背面図 プロセスユニットとフレームの位置決め部を示す斜視図 現像容器を示す斜視図 補給部及び現像容器を示す断面図 画像形成装置を上方向から見た斜視図 補給部近傍の斜視図 補給部の配置構成を示す断面図 補給部の配置構成を示す上面図 シャッタが閉じた補給パックを示す斜視図 シャッタが開いた補給パックを示す斜視図 補給パックを示す分解斜視図 背面カバーと転写部の開閉動作を示す斜視図 背面カバーと転写部の開閉動作と搬送経路の関係を示す断面図 プロセスユニットの着脱方法を示す斜視図 プロセスユニットの着脱方法を示す断面図 転写部と、転写部を閉方向に回動させるリンクを示す斜視図 転写部が閉じた状態での転写部とリンクとリンクホルダと引っ張りバネの拡大図 転写部が開いた状態での転写部とリンクとリンクホルダと引っ張りバネの拡大図 転写部の開閉動作を示す断面図 転写部の開閉動作を示す断面図(図24から転写部を少し閉める動作) 転写部の開閉動作を示す断面図(図25から転写部を少し閉める動作) 転写部の開閉動作を示す断面図(図26から転写部が閉まりきるまで) 転写部の開閉動作を示す断面図(転写部が閉まりきった状態から、少し開く動作) 変形例に係る当接部の形状を示す断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<第一の実施例>
図1は、第一の実施例に係る画像形成装置1を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1の構成を示す概略図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録材に画像を形成するモノクロプリンタである。記録材には、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布等の、材質の異なる様々なシート材が含まれる。
また、以下の説明において、画像形成装置1が水平な面に設置された場合における画像形成装置1の高さ方向(鉛直方向とは反対の方向)をZ方向とする。Z方向と交差し、後述する感光ドラム11の回転軸線方向(主走査方向)と平行な方向をX方向とする。X方向及びZ方向と交差する方向をY方向とする。X方向、Y方向、Z方向は、好ましくは互いに垂直に交差する。また便宜上、X方向においてプラス側を右側、マイナス側を左側と呼び、Y方向においてプラス側を前側または正面側、マイナス側を後側または背面側と呼び、Z方向においてプラス側を上側、マイナス側を下側と呼ぶ。
[全体構成]
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、記録材としてのシートSにトナー像を形成する画像形成部20と、シートSを給送する給送部30と、を有している。さらに画像形成装置1は、画像形成部20によって形成されたトナー像をシートSに定着させる定着部9と、排出ローラ対10と、を有している。
画像形成部20は、スキャナユニット50と、電子写真方式のプロセスユニット40と、プロセスユニット40の感光ドラム11に形成されたトナー像をシートSに転写する転写ローラ7aと、を有している。プロセスユニット40は、感光ドラム11と、感光ドラム11の周囲に配置されたクリーニングユニット13、帯電ローラ17、現像ローラ12、及び補給部200とトナーを収容する収容部18を備えた現像容器230(図8参照)と、を有している。転写ローラ7aは転写部7に配置されており、不図時の付勢部材によって感光ドラム11に付勢されている。
像担持体としての感光ドラム11は、円筒型に成形された感光体である。本実施の形態の感光ドラム11は、アルミニウムで成形されたドラム状の基体上に、負帯電性の有機感光体で形成された感光層を有している。また、像担持体としての感光ドラム11は、モータによって所定の方向(図中R方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ17は、感光ドラム11に所定の圧接力で接触し、帯電部を形成する。また、帯電高圧電源によって所望の帯電電圧を印加されることで、感光ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電させる。本実施の形態では、感光ドラム11は帯電ローラ17により負極性に帯電する。
スキャナユニット50は、外部機器から入力された画像情報に対応したレーザ光を、ポリゴンミラーを用いて感光ドラム11に照射することで、感光ドラム11の表面を走査露光する。この露光により、感光ドラム11の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、スキャナユニット50は、レーザスキャナ装置に限定されることはなく、例えば、感光ドラム11の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを有するLED露光装置を採用しても良い。
図3にスキャナユニット50の保持方法を示す。スキャナユニット50はスキャナ保持部材76によって保持されている。スキャナ保持部材76は、右側板フレーム75と左側板フレーム74(図3においては不図示)に対してそれぞれ固定されており、補給部200の下方を通り2つのフレーム間を橋渡しするような構成となっている。一方、駆動モータ311は右側板フレーム75に取り付けられており、駆動モータ311に連結されている歯車は、右側板フレーム75のX方向プラス側(右側)に設けられている。駆動モータ311の駆動力はこの歯車を介して、給送ローラ5aや感光ドラム11に伝達される。
現像ローラ12は、トナー収容部としての収容部18によって回転可能に支持されている。また、現像ローラ12は、感光ドラム11に対向するように、収容部18を含む現像容器230(図8参照)の開口部に配置されている。なお、収容部18には、収容部18に収容されている現像剤としてのトナーを現像ローラ12の表面に塗布する供給ローラを設けてもよい。
本実施の形態のプロセスユニット40は、現像方式として接触現像方式を用いている。即ち、現像ローラ12に担持されたトナー層が、感光ドラム11と現像ローラ12とが対向する現像部(現像領域)において感光ドラム11と接触する。現像ローラ12には現像高圧電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ12に担持されたトナーが感光ドラム11の表面の電位分布に従って現像ローラ12からドラム表面に転移することで、静電潜像がトナー像に現像される。
また、本実施の形態のトナーは磁性成分を含有せず、主に分子間力や静電気力(鏡像力)によってトナーが現像ローラ12に担持される、所謂非磁性の一成分現像剤である。ただし、磁性成分を含有する一成分現像剤を用いてもよい。また、一成分現像剤には、トナー粒子以外にもトナーの流動性や帯電性能を調整するための添加物(例えば、ワックスやシリカ微粒子)が含まれている場合がある。また、現像剤として非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成された二成分現像剤を用いてもよい。磁性を有する現像剤を用いる場合、現像剤担持体としては、例えば内側にマグネットが配置された円筒状の現像スリーブが用いられる。
定着部9は、シートSの上のトナーを加熱して溶融させることで画像の定着処理を行う熱定着方式のものである。定着部9は、定着ヒータ9cを内蔵する加熱フィルム9aと、加熱フィルム9aに圧接する加圧ローラ9bと、を備える。
給送部30は、シートSが積載されるカセット4と、搬送部としてのピックアップローラ3と、給送ローラ5aと、分離ローラ5bと、を有している。画像形成装置1の正面側の端面の一部には、前カバー70が設けられ、前カバー70は、回路基板100を覆っている。筐体72は、前カバー70と、排出トレイ14と、背面カバー73(図17参照)と、上記以外の画像形成装置1の外装を構成する外装カバー71と、を有している。筐体72には、排出トレイ14へ排出されるシートが通過する排出口15が形成されている。
図2に示すように、画像形成装置1は回路基板100を有している。回路基板100は、絶縁体でできた配線板101と、配線板101にはんだ付けされた電子部品111,121によって構成されている。配線板101の板の上や内部には導体の配線が施されているため、電子部品111,121は電気的に接続されている。回路基板100は、画像形成装置1の外部から供給された交流電流を直流に変換したり、画像形成プロセスに必要な所定の電圧値を得るために入力電圧を変換したりする機能をもつ。
回路基板100は、電子部品111,121が搭載された配線板101の面が排出方向と交差するような向きに配置されている。さらに、配線板101は排出方向において前カバー70とスキャナユニット50の間に設けられている。電子部品111,121は、配線板101上においてスキャナユニット50と対向する側の面に設けられている。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について説明する。画像形成装置1に画像形成の指令が入力されると、画像形成装置1に接続された外部のコンピュータから入力された画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。スキャナユニット50は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム11に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム11は、帯電ローラ17により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム11上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ12によりこの静電潜像が現像され、感光ドラム11上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送部30のピックアップローラ3は、カセット4に支持されたシートSを送り出す。シートSは、給送ローラ5a及び分離ローラ5bによって1枚ずつに分離され、搬送ローラ対5cに搬送される。そして、シートSは、搬送部としての搬送ローラ対5cによって、転写ローラ7a及び感光ドラム11によって形成される画像形成部としての転写ニップN1に向けて搬送される。
転写ローラ7aには、転写高圧電源から転写電圧が印加され、搬送ローラ対5cによって搬送されるシートSに感光ドラム11に担持されているトナー像が転写される。トナー像を転写されたシートSは、定着部9に搬送され、定着部9の加熱フィルム9aと加圧ローラ9bとの間のニップ部を通過する際にトナー像が加熱及び加圧される。これによりトナー粒子が溶融し、その後固着することで、トナー像がシートSに定着する。定着部9を通過したシートSは、排出ローラ対10によって排出口15から画像形成装置1の外部(機外)に排出され、排出トレイ14に積載される。
シートSの両面に画像を形成する場合には、排出ローラ対10は、第1面に画像が形成されたシートSをスイッチバックさせることで、シートSを両面搬送路16に案内する。両面搬送路16に案内されたシートSは両面搬送ローラ対5dによって再び転写ローラ7aに向けて搬送される。シートSは転写ローラ7aによって第2面に画像が形成された後、排出ローラ対10によって機外に排出される。
なお、本実施の形態の画像形成装置1は、両面搬送路16を用いてシートSの両面に画像を形成可能な構成であるが、これに限定されない。例えば、両面搬送路16を持たず、画像形成装置1をシートSの片面にのみ画像を形成可能に構成してもよい。
[制御ブロック]
図4は、本実施の形態の回路基板100の機能を説明するためのブロック図である。回路基板100は、低圧電源部110と、高圧電源部120と、を有している。低圧電源部110は、外部電源から基板端部に実装されている不図示の電源入力部を介して電力を取り込み、電解コンデンサを含む整流平滑回路によって、交流電圧を安定した直流電圧に変換する。その後、低圧電源部110は、トランジスタなどのスイッチング素子によって直流電圧を高周波の交流電圧に変換した後、低圧電源トランスに高周波の交流電圧を入力する。低圧電源トランスは、入力電圧である高周波の交流電圧を、所望の電圧値をもつ交流電圧(出力電圧)に変換する。低圧電源部110は、再び交流電圧を直流電圧に変換し、得られた直流電圧を高圧電源部120に出力する。また、低圧電源部110においては、個々の回路部品の損失が熱となってあらわれるため、放熱するためにアルミや鉄で製造された不図示のヒートシンクが設けられている。
高圧電源部120は、低圧電源部110から供給された電圧(例えば24V)を、帯電・現像・転写といった画像形成プロセスに必要な高い電圧に変換する。低圧電源部110から供給された電圧は、帯電用トランスによって帯電用の電圧に変換され、帯電ローラ17に供給される。低圧電源部110から供給された電圧は、現像用トランス123によって現像用の電圧に変換され、現像ローラ12に供給される。低圧電源部110から供給された電圧は、転写用トランスによって転写用の電圧に変換され、転写ローラ7aに供給される。
低圧電源部110は、高圧電源部120だけではなく、スキャナユニット50、駆動モータ311、エンジンコントローラ130、ビデオコントローラ140にも電圧(例えば3.3Vまたは5V)を供給している。ここで、制御部としてのエンジンコントローラ130は、各種プロセス部材を統括して制御する役割を担っている。エンジンコントローラ130は、CPU(不図示)、画像形成装置1を制御するために必要なデータの演算や一時的な記憶等に使われるRAM(不図示)、画像形成装置1を制御するプログラムや各種データを格納するROM(不図示)等を有している。
ビデオコントローラ140は、パーソナルコンピュータ等の外部機器と通信を行って印刷データを受信し、印刷データを解析した結果をエンジンコントローラ130に通知する役割を担っている。なお、エンジンコントローラ130とビデオコントローラ140は、回路基板100とは別の基板上に設けられていてもよいし、同一基板上に設けられていてもよい。
また、電源入力部が受けた商用電源からの交流電力は、低圧電源部110だけでなく定着ヒータ9cにも供給される。なお、定着部9におけるローラなどの駆動は、駆動モータ311によって行われる。
[プロセスユニットの位置決め構成]
画像形成装置1に対して着脱可能に設けられたプロセスユニット40の位置決め構成について説明する。プロセスユニット40の着脱に関する詳細は後述する。
図5は背面側から正面側に向かってプロセスユニット40を装着する構成の画像形成装置1において、プロセスユニット40装着前の斜視図である。プロセスユニット40は左側に左位置決めボス41L(位置決め形状)と左回転規制ボス42L(回転規制形状)を有し、右側も同様に不図示の右位置決めボス41Rと右回転規制ボス42Rを有している。
本実施例では、位置決め形状と回転規制形状をボスにしているが、これに限定されない。また、画像形成装置1は板金製の、左側板フレーム74と右側板フレーム75を有している。左側板フレーム74はプロセスユニット40左側における左位置決めボス41Lと左回転規制ボス42Lに対応する、左位置決め部81Lと左回転規制部82Lを有している。
また、右側板フレーム75は現像プロセスユニット40右側における右位置決めボス41R、右回転規制ボス42Rに対応する不図示の右位置決め部81R、右回転規制部82Rを有している。このように同一板金上に位置決め部と回転規制部を有することで、累積公差が小さくなり、精度よく所望の位置に位置決めすることが可能となる。
図6は位置決め部81と回転規制部82を説明するために左側板フレーム74と右側板フレーム75を背面から示した図である。本実施例の画像形成装置1では現像プロセスユニット40を背面側から正面側に向かって取り付けるため、背面図は取り付け方向から見た図である。
左側板フレーム74の左位置決め部81Lを有する左第一面81Lfと、左回転規制部82Lを有する左第二面に82LfはX方向において差X1がある。同様に右側板フレーム75の右位置決め部81Rを有する右第一面81Rfと、右回転規制部82Rを有する右第二面82RfにはX方向において差X2がある。つまり、左側板フレーム74と右側板フレーム75の第一面81fと第二面82fはそれぞれ同一平面上にない。また、第二面82fは左側板フレーム74、右側板フレーム75を絞り加工することによって形成されている。
図7はプロセスユニット40を取り付けた状態の画像形成装置1の斜視図である。プロセスユニット40は装着されると後述する左右の固定部材79により背面側から正面側に向かって固定される。図7のように、プロセスユニット40が画像形成装置1に装着されると、プロセスユニット40左側における左位置決めボス41Lと左回転規制ボス42Lは、それぞれ左側板フレーム74の左位置決め部81Lと左回転規制部82Lに係合することで所望の位置で固定される。図示されていないが、プロセスユニット40右側における右位置決めボス41Rと右回転規制ボス42Rも、それぞれ右側板フレーム75の右位置決め部81Rと右回転規制部82Rに係合することで所望の位置で固定される。
[現像容器]
次に、図8及び図9を用いて、現像容器230及びその周辺構成について説明する。図8に示すように、現像容器230は、収容部18と、装着部及び受入部としての補給部200と、から構成されている。補給部200は、操作部201と、円筒形状のトナー受け部202と、トナー受け部202と収容部18とを接続する補給経路部203と、本体シャッタとしての本体シャッタ部206と、を有している。トナー受け部202の内壁には、補給経路部203へとつながる側面開口205が形成されている。
図9に示すように、補給部200(図11参照)には後述する補給パック210が装着され、補給パック210から排出されたトナーは、本体シャッタ部206の開口207、トナー受け部202の側面開口205及び補給経路部203を通って、収容部18へ補給される。
補給経路部203は、図9に示すように、現像容器230の長手方向、すなわちX方向において、収容部18の一端側に接続されている。収容部18の内部には、図9に示すように、X方向に延びる回転軸60aを中心に回転する撹拌部材60が設けられている。撹拌部材60は、回転軸60aに固定された羽根部60bを有しており、駆動モータ311に駆動されて回転することで、収容部18内のトナーを撹拌すると共に、現像ローラ12に向けてトナーを搬送する。なお、本実施の形態においては、撹拌部材60は、回転軸60aと羽根部60bとで構成されているが、収容部18の全長にわたってトナーを行きわたらせる構成として、ラセン形状の撹拌部材を用いてもよい。
また、撹拌部材60は、現像に使用されず現像ローラ12から剥ぎ取られたトナーを収容部18内で循環させ、収容部18内のトナーを均一化する役割を有する。なお、撹拌部材60は、回転する形態に限定されない。例えば、揺動する形態の撹拌部材を採用しても良い。また、撹拌部材60の他に、更に別の撹拌部材を設けても良い。
[補給部]
次に、図10(a)乃至図11(c)を用いて、補給部200について説明する。排出トレイ14は、図10(a)に示すようにシートSを積載可能な閉位置と、図10(b)に示すように、画像形成装置1の装置本体に対して開かれた開位置と、に開閉可能に支持されている。排出トレイ14は、閉位置において補給部200を覆っている。排出トレイ14が開位置へ開かれると、天面部240と、天面部240上に配置される補給部200と、が露出する。
補給部200には、図10(c)に示すように補給パック210が着脱可能に構成されており、現像容器230を筐体72から外すことなく、ユーザやサービスマンが外部からトナーを補給することができるように構成されている。また、ユーザビリティの向上のため、補給部200はドラム軸に対してカセット4と同じ側である本体前側に配置されており、トナーとシートSの補給を同一側から行うことができる。
操作部材としての操作部201は、図10(b)~(c)に示すように、天面部240上に配置されており、トナーを補給するための受入口である補給口204を形成している。X方向において、補給口204の幅は、収容部18の幅よりも狭い。また、操作部201は、補給口204を囲むように設けられ、天面部240又はトナー受け部202に回転可能に支持されるリング部201aと、リング部201aに一体に設けられたレバー部201bと、を有している。操作部201は、本体シャッタ部206及びパックシャッタ部214の開閉を外部から操作するための部材である。
図11(a)に示すように、トナー受け部202には、本体シャッタ部206の内側に配置され、トナー受け部202と一体のガイド部247,248が設けられている。本体シャッタ部206は、トナー受け部202と同心の円筒形状の部材であり、トナー受け部202の内側に回転可能に設けられている。本体シャッタ部206は、開口207(図11(c)参照)を有しており、図11(a)に示す閉位置において開口207とトナー受け部202の側面開口205がずれている。本体シャッタ部206には、開口207の周縁部を囲むようにシール部材243が固定されている。
なお、側面開口205は、閉位置に位置する本体シャッタ部206によって覆われているため、図11(a)において破線で示している。このため、側面開口205は本体シャッタ部206によって遮蔽され、トナーは補給経路部203へと排出されない。
また、本体シャッタ部206が図11(c)に示す開位置に位置している時、開口207はトナー受け部202の側面開口205に重なる。このため、補給部200に装着された補給パック210(図10(c)参照)から補給されたトナーは、側面開口205及び開口207を通って、補給経路部203へ排出可能となる。
本体シャッタ部206には、本体シャッタ部駆動伝達突起206a(図8参照)が設けられており、本体シャッタ部駆動伝達突起206aは、詳しくは後述するが、補給パック210から駆動を受け取り、本体シャッタ部206を回動させるために用いられる。補給パック210が補給部200に装着された状態で操作部201が回転操作されることで、本体シャッタ部206は閉位置と開位置との間で移動する。
操作部201には、トナー受け部202の内周面よりも径方向内側に突出した操作部駆動伝達突起201dが設けられている。操作部駆動伝達突起201dは、補給パック210のパックシャッタ部214の一対の駆動伝達面214b(図14(b)参照)を介して本体シャッタ部駆動伝達突起206aと係合されている。本体シャッタ部206は、図11(a)に示す閉位置から、操作部201のレバー部201bがユーザによって反時計回りに90度回転されることで、図11(c)に示す閉位置へ移動する。
シートSに画像形成を行う際には、撹拌部材60(図9参照)によって収容部18内においてトナーが撹拌され、側面開口205からトナーが漏れ出さないように、本体シャッタ部206によって側面開口205を遮断する必要がある。
従って、画像形成時には、本体シャッタ部206が閉位置に位置するように、操作部201は図11(a)に示す動作位置に位置する。一方で、後述する補給パック210から収容部18へトナーを補給する際には、側面開口205を開く必要がある。従って、トナー補給時には、本体シャッタ部206が開位置に位置するように、操作部201は図11(c)に示す補給位置に位置する。
[補給部の配置と構成]
次に前述の補給部の配置に関して説明する。図12は感光ドラム11の回転軸線方向からみたときの画像形成装置1の左側面図である。図12において外装カバー71、左側板フレーム74は不図示としている。
スキャナユニット50の一部は補給部200と重なって実際には見えない位置にあるため、図12においてこの領域は点線で示されている。補給部200の中でも具体的には、トナー受け部202と補給経路部203がスキャナユニット50と重なっている。つまり、トナー受け部202と補給経路部203はZ方向においてスキャナユニット50と重なった位置にある。
ここで、Y方向(水平方向)において補給口204が設けられた領域をR1とし、Y方向においてスキャナユニット50が設けられた領域をR2とすると、R1とR2は重なっている。
また、収容部18の枠体18aの中で最も上側に位置する上端部18bを通り、水平面と平行な仮想面をSとする。仮想面Sは図12において一点鎖線で示されている。仮想面Sを基準とすると、補給部200の一部はZ方向においてプラス側(上側)に位置していることがわかる。
つまり、補給部200の一部は収容部18の上端部18bに対し、上側に突出している。補給部200の一部とは具体的には、取り付け部201の全体、トナー受け部202の一部、補給経路部203の一部である。また、仮想面Sよりも上側に突出しているトナー受け部202と補給経路部203の一部はスキャナユニット50と重なっている。
図12に記載されている通り、収容部18の一部は感光ドラム11を支持するドラム枠体11aと重なって実際には見えない位置にあるため、この領域は点線で示されている。収容部18は現像剤を担持する現像ローラ12を支持しており、この現像ローラ12も実際には見えない位置にあるため、図12では点線で示されている。
図13は外装カバー71を不図示とした画像形成装置1の上面図である。前述した通り、取り付け部201は補給口204を形成している。さらに、取り付け部201は、補給口204を囲むように配置されたリング部201aと、リング部201aに接続されたレバー部201bを備えている。図13に記載されている通り、X方向における補給部200の幅はX方向における収容部18の幅よりも短い。
ここで、スキャナユニット50から感光ドラム11へ照射されるレーザ光はポリゴンミラーとレンズ(いずれも不図示)の作用により、図13のように台形状に広がる。このため、X方向においてスキャナユニット50の幅は感光ドラム11の幅よりも短い。その結果、スキャナユニット50の左端と左側板フレーム74の間には空間がうまれ、本実施例においてはその空間に補給部200を設けている。
つまり、図13に記載されている通り、補給部200はX方向においてスキャナユニット50と左側板フレーム74の間に設けられている。さらに、X方向において収容部18が設けられた領域内に補給口204とスキャナユニット50が並んで設けられている。このような位置に補給部200を設けることにより、画像形成装置1のサイズに与える影響を小さくすることが可能となる。
また、補給部200はスキャナユニット50を介して駆動モータ311とは反対側に設けられている。本実施例で採用した駆動モータ311は比較的小型のため、図12に示すように補給部200と駆動モータ311はZ方向において重なっていない。ゆえに、スキャナユニット50を介して補給部200と駆動モータ311を同じ側に設けることも可能ではあるが、より大型な駆動モータ311を採用した場合には補給部200を上側にシフトさせた位置に設けなければならない。
その結果、画像形成装置1のサイズが大型化してしまう。本実施例に記載した反対側に設ける構成をとれば、画像形成装置1のサイズが大型化することなく、より大きな駆動モータ311を採用することも可能である。つまり、設計の自由度を確保することができる。
[補給パック]
次に、図14(a)乃至図16(b)を用いて補給パック210の構成について説明する。図14(a)(b)は、パックシャッタ部214が閉位置に位置する際の補給パックを示す斜視図である。図15(a)(b)は、パックシャッタ部214が開位置に位置する際の補給パックを示す斜視図である。図16(a)(b)は、補給パックを示す分解斜視図である。
トナー容器としての補給パック210は、補給するトナーが入った袋としてのパウチ部211と、補給口204に挿入される円筒形状の挿入部212と、容器シャッタとしてのパックシャッタ部214と、を有している。ノズル部としての挿入部212は、パウチ部211と連通している。
挿入部212には、パウチ部211内のトナーが外部に排出される開口部としての開口213が形成されている。なお、パウチ部211は、変形容易なプラスチック製の袋体から構成されているが、これに限定されない。例えば、パウチ部211は、樹脂製のボトル容器から構成されてもよく、紙やビニール製の容器から構成されてもよい。
また、ウチ部211には、挿入部212とは反対側の端部にパウチ端部216が形成されている。パウチ部211は、パウチ端部216に向かうにつれて扁平な形状をしており、パウチ端部216は、パックシャッタ部214の回転軸線方向に直交する径方向に延びている。
パックシャッタ部214は、挿入部212と同心の円筒形状の部材であり、挿入部212の径方向外側に設けられている。パックシャッタ部214は、開口214cを有しており、挿入部212に対して回転することで、挿入部212の開口213を遮蔽する閉位置又は開口213を開放する開位置に遷移することができる。パックシャッタ部214の開口214cと挿入部212の開口213とが重なると、補給パック210から補給部200へトナーを補給することができる。
また、パックシャッタ部214の内周面には、挿入部212の外周面に摺擦可能なシール部材231が固定されており、シール部材231は、パックシャッタ部214が閉位置に位置する際に、挿入部212の開口213を遮蔽する。
挿入部212には、図16(a)に示すように、挿入部212の外周面より凹んだ被ガイド部232が形成されており、被ガイド部232は、それぞれ一対の第1被ガイド部232aと、第2被ガイド部232bと、を有している。補給部200に補給パック210が装着されると、被ガイド部232に、トナー受け部202と一体のガイド部247,248が入り込む。これにより、パックシャッタ部214の回転軸線を中心とした周方向における挿入部212とトナー受け部202との間の相対移動が互いに規制される。
また、図16(b)に示すように、パックシャッタ部214の外周面には、操作部201と係合する位置合わせ部217と、パックシャッタ部214外周の周方向に、位置合わせ部217を挟んで対向する駆動伝達面214bと、を有する。すなわち、パックシャッタ部214の外周面には、位置合わせ部217を溝底面(凹部底面)とし、駆動伝達面214bを溝側面とする溝部(パックシャッタ部214の径方向において内側に凹む凹部)形状が形成されている。
かかる溝部は、挿入部212の挿入方向におけるパックシャッタ部214の外周面先端部において開放されている。駆動伝達面214bが、操作部201の操作部駆動伝達突起201dから周方向に力を受けることで、パックシャッタ部214は、挿入部212に対して回転する。
挿入部212は、パックシャッタ部214が閉位置にあるときに、パックシャッタ部214に設けられた開口214cと、挿入部212の外周面から凹むように設けられた被ガイド部232とが、周方向の回転位相において互いに重なる状態となる。
この状態において、補給パック210の被ガイド部232に、補給部200のガイド部247,248が挿入され、開口214cが、本体シャッタ部206の内周面に設けられたシール部材243の周縁に嵌合する状態となる。補給パック210が補給部200に装着された状態において、被ガイド部232のうち挿入方向上流側の第1被ガイド部232aがガイド部247に係合し、下流側の第2被ガイド部232bがガイド部248に対向した状態となる。
第1被ガイド部232aと第2被ガイド部232bとの間の段差部である周方向に延びる面が、ガイド部247とガイド部248との間の段差部である周方向に延びる面に対して挿入方向に係合し、挿入部212と操作部201との間の挿入方向の位置を決める。開口214cは、挿入部212の先端側に向かって幅が広がるとともに切り欠き状に開いた形状を有している。開口214cを形成する周方向に対向する一対の対向部が、シール部材243を、周方向に挟み込む状態となる。
パックシャッタ部214の駆動伝達面214bは、操作部201の操作部駆動伝達突起201dと係合するとともに、本体シャッタ部206の本体シャッタ部駆動伝達突起206aと係合する。パックシャッタ部214は、操作部201の操作(動作)力によって移動(回転)するとともに、その操作力を本体シャッタ部206に伝えて、本体シャッタ部206も移動させるものである。すなわち、駆動伝達面214bは、力受け領域として、操作部駆動伝達突起201dと係合当接する領域を有する。操作部駆動伝達突起201dは、操作部201の内周面から径方向内側に延びる凸部形状を有し、駆動伝達面214bは、力付与領域として、本体シャッタ部駆動伝達突起206aと係合当接する領域を有する。
[背面カバー・転写部の構成]
図17、図18に示すように、画像形成装置1の背面には、カバー係合部73dを中心に画像形成装置1に対して開閉可能な背面カバー73が設けられている。図17は背面カバー73と転写部7の開閉動作を示す斜視図であって、図18は搬送路近傍を横から見た断面図である。
背面カバー73は、図17(a)、18(a)に示すように閉じられた状態で転写部7とプロセスユニット40を覆っており、シートの搬送路を形成する開閉部としての転写部7とともに開かれることでプロセスユニット40を露出させる。背面カバー73が閉じられた状態では背面カバー73は係合爪73aが外装カバー71に係合し、転写部7は不図示のリンク部材により本体内側へ付勢されており、ユーザに操作されるまでは閉じられた状態となっている。
図17(b)、18(b)に示すように背面カバー73が開かれることで、両面搬送ローラ対5dによって搬送されるシートSが通過する両面搬送路16が解放される。すなわち、背面カバー73は、両面搬送路16を覆う閉位置と、両面搬送路16を露出させる開位置との間で移動可能である。両面搬送路16は背面カバー73の内側と転写部7の外側に複数形成された通紙リブ16aによって構成されている。
背面カバー73の外側面73b、すなわち筐体72の外装面を構成する面には、ユーザが背面カバー73を開閉する際に把持可能な把持部73cが設けられている。また、不図示のリンクにより、背面カバーの開閉に連動して、定着器の加圧ローラ9bは加熱フィルム9aに対する当接離間を行っている。そのため、両面搬送路16を露出させる際には定着器の加圧ローラ9bは離間状態となっており、加熱フィルム9aに対する接圧は解除されている。
次に図17(c)、18(c)に示すように転写部7が開かれることで、搬送ローラ対5cによって搬送されるシートSが通過するレジストローラ部、転写部、定着部にわたる搬送路19が開放される。すなわち、図18(c)に転写係合部7cを回動中心として転写部7は、搬送路19を覆う閉位置と、搬送路19を露出させる開位置との間で移動可能である。転写部7が閉位置にあるときの状態を閉状態、転写部7が開位置にあるときの状態を開状態と呼ぶ。
転写部7が閉状態であるとき、転写ローラ7aは感光ドラム11と当接し、ニップを形成する。また、転写部7には搬送路19を構成する通紙リブ19aが形成されている。図17(b)に示すように転写部7には両面搬送路16を形成する面の一部にユーザが転写部7を開閉する際に把持可能な把持部7bが設けられている。
[ジャム処理時のドア開閉連動動作]
画像形成動作中にシートSのジャムが発生したとき、そのシートSを画像形成装置内から取り出す方法を図17と図18に示す。ジャムが発生した場合、ユーザはまず背面カバー73を開き図17(b)、18(b)の状態とすることで本体内部の両面搬送路16にアクセスすることができ、ジャムが両面搬送路16付近で発生した場合はシートSを取り除くことができる。
ジャムが転写部付近で発生していた場合は図17(c)、18(c)のように背面カバー73が開いた状態からさらに転写部7を開くことで搬送路19にアクセスしてシートSを取り除くことができる。これにより、ジャムが発生した際にプロセスユニット40を着脱することなく、またユーザアクセス部を背面の背面カバー73及び転写部7のみとすることで容易にジャム処理を行うことができる。
また、ユーザがジャム処理を終えたのち、画像形成を行える状態にするため背面カバー73及び転写部7を閉める必要がある。この際、本実施例の構成では、背面カバー73を閉じる動作に連動して転写部7も閉じることが可能である。
図18(d)に背面カバー73及び転写部7を閉じる際の動作を示す。背面カバー73を閉めると一定の角度までは回動中心の違いから背面カバー73のみ回動する。その後、背面カバー73の押圧リブ73eが転写部7の被押圧部7dに接触し、転写部7も連動して閉じることができる。また、ユーザが先に転写部7を閉じた後に背面カバー73を閉じることも可能である。
[プロセスユニット40の着脱及びメンテナンス]
本実施例ではサービスマンなどによるプロセスユニット40の着脱及びメンテナンスはジャム処理時と同様に背面カバー73と転写部7を開くことで容易に行うことができる。プロセスユニット40の取り外す方法に関して着脱に関係する部品を抽出した図19、図20にて説明する。図19はプロセスユニット40の着脱方法を示す斜視図であって、図20はプロセスユニットの着脱方法を示す断面図である。
図19(a)、図20(a)は背面カバー73が閉じられた状態である。まず、背面カバー73と転写部7を開くと図19(b)、図20(b)で示すようにプロセスユニット40は露出した状態となる。プロセスユニット40は左右の固定部材79によって装置本体に固定されている。本実施例では板金を用いた固定部材79をビスによって締結し、プロセスユニット40を固定しているが、これに限定されない。例えばバネ等の用いた付勢部材を用いてもよいし、転写ローラ7aによる付勢力によって固定されてもよい。
プロセスユニット40は左右の位置決めボス41L、41Rと回転規制ボス42L、42Rが左右側板の位置決め部81L、81Rと回転規制部82L、82Rに対して係合しており、固定部材79と併用して所望の位置で固定されている。
また、プロセスユニット40へは駆動モータ311から感光ドラム11へ駆動伝達するための不図示の係合部も係合している。そのため、プロセスユニット40を取り外す際には固定部材79を外し、駆動伝達の係合部を離間させた後にプロセスユニット40を図19(c)、図20(c)に示す矢印の方向へ移動させることにより、プロセスユニット40と左右側板の位置決め部との係合の状態を解除する。
本実施例の構成においては画像形成装置1のサイズを小さくするためにZ方向とX方向においてプロセスユニット40の一部である補給部200が定着部9とオーバーラップしている。そのため、図19(d)、図20(d)に示すように取り外す軌跡で補給部200が定着部9に接触しないようにX軸周りに回転させながら移動させている。
また、プロセスユニット40を取り外す際に補給部200が接触しないように、定着部9を保持する定着ステイ78に切り欠き78aを設けている。ただし、本実施例はこれに限定されない、プロセスユニット40と定着部9がZ方向でオーバーラップしておらず、取り外す際の軌跡が直線的であってもよい。
プロセスユニット40を取り付ける際は上記のプロセスユニット40を取り外すための手順を逆に行えばよい。以上のように、トナー補給方式の画像形成装置1において、ジャム処理とメンテナンスの際のプロセスユニット40の挿抜を背面の同一の開閉部で行うことで、画像形成装置1の本体サイズの小型化をしつつ、ユーザビリティの向上を行うことができる。
[転写部を回動させるリンクの構成]
転写部7を閉方向に回動させるリンク部96Lとリンク部96Rについて詳細を説明する。図21に、転写部7を閉状態まで回動させた後のリンク部96Lとリンク部96Rの状態を示す。リンク部96Lとリンク部96Rは転写部7に略対称に設けられている。リンク部96Lとリンク部96Rは各々付勢部材としての引っ張りバネ98L、98Rで付勢されることによって、転写部7を閉方向に押圧している。言い換えれば、引っ張りバネ98L、98Rは転写部7を閉状態となるように付勢している。
本実施例の構成においては、転写ローラ7aを有した転写部7を引っ張りバネ98で装置本体に付勢する構成である。感光ドラム11と転写ローラ7aのニップ圧を転写部7が受けるため、引っ張りバネ98の付勢力が弱いと転写部7が開いてしまい、画像形成に影響が出てしまう。そのため、引っ張りバネ98の付勢力を大きくする必要がある。
また、本実施例においては開閉部として転写ローラ7aを有した転写部7に関して説明をするが、記録材の搬送路を形成する開閉部であれば、転写ローラを有していない構成であっても付勢力を大きくする必要がある。記録材の搬送路を形成する開閉部は、記録材からの圧力によって開閉部が開かないようにする必要があるからである。
リンク部96Lとリンク部96Rはそれぞれ、本体に取り付けられたリンクホルダ97Lとリンクホルダ97Rによって回動可能に保持されている。リンク部96Lとリンク部96Rは同様の構成であるため、以下の説明では主にリンク部96Lについて説明する。
リンク部96Lの詳細を説明するため、図22(a)に図21のリンク部96L部分を拡大した図を示し、図22(b)に引っ張りバネ98L近傍の断面図を示す。図22(c)(d)にリンク部96Lとリンクホルダ97Lと引っ張りバネ98Lのみを画像形成装置本体の斜め後ろ側から見た図を示す。
リンク部96Lの第二部としての回動中心96Laは装置本体に固定されているリンクホルダ97Lによって保持されている。引っ張りバネ98Lの一方はリンク軸96LbをY方向に付勢している。また、引っ張りバネ98Lのもう一方は装置本体の支持部99Lに支持されている。
リンク部96Lは、装置本体に対して回動中心96Laを中心に回転する。リンク回動中心96Laと係合する装置本体の第一部としての保持穴(受け穴)97Laは、リンク回動中心96Laがリンク回動中心96Laの回転軸方向と垂直な方向(図22(b)の紙面に平行な方向)に移動可能となるように保持している。具体的に本実施例においては、回動中心96Laの径に対して保持穴97Laの穴の面積が大きく、回動中心96Laは保持穴97Laの中で移動可能である。
つまり、リンク部96が転写部7と装置本体と連結した状態で、リンク部96が転写部7と装置本体に対して移動可能である。また、本実施例では第二部を軸部材、第一部を軸部材と係合する穴としたが、このような構成に限らず、軸と穴が逆であっても良い。
リンク部96Lに設けられたリンク穴96Lcは転写軸(突起部)7Lと係合しており、リンク穴96Lcを介してリンク部96Lが引っ張りバネ98Lから受ける力を転写部7に伝えることで、転写部7は閉状態で安定する。リンク穴96Lcはリンク部96に穴が開いた形状である。転写軸7Lは転写部7からX方向に延びた軸に、抜け止めのためのリブが設けられた形状となっている。
続いて図23に、転写部7が開状態であるときの転写部7とリンク部96Lの様子を示す。当接部としてのリンク軸96Lbはリンクホルダ97Lに設けられたリンクホルダ当接面97Lb(受け面)と当接し、図23(b)で示すように、引っ張りバネ98Lはリンク回動中心96Laの位置で屈曲させられている。本実施例の構成では、リンク部96Lは、転写部7が開位置、閉位置、開位置と閉位置の間の位置の全ての位置において、装置本体と転写部7と連結している。
続いて図24(a)から図24(b)にかけて、図23の状態から転写部7を閉めていく様子を示す。ユーザは転写部7を持ち上げて、転写軸7Lからリンク穴96Lcにモーメントを伝えることで、リンク部96Lを図24(b)の状態まで回動させる。このとき、リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbは当接し、リンクホルダ当接面97Lbはリンク軸96Lbから引っ張りバネ98Lの付勢力を受けている。
ここでリンクホルダ当接面97Lbの下側は転写部7が開状態であるときのリンク回動中心96Laを中心とする円弧形状になっている。引っ張りバネ98Lがリンク軸96Lbを付勢するベクトルはリンク回動中心96Laに近い場所を向いている(図23(b)参照)。
そのため図24(a)から図24(b)にかけて引っ張りバネ98Lによる力はリンクホルダ当接面97Lbに作用するので、リンク部96Lが閉方向へ回動しようとするモーメントが十分に小さくなっている。それによりユーザが転写部7を閉じる際、引っ張りバネ98Lの付勢力の影響が緩和された状態で転写部7を操作することができる。同様に転写部7を図24(b)の状態から図24(a)の状態になるように開く際も、引っ張りバネ98Lの付勢力の影響が緩和された状態で転写部7を操作することができる。よって、引っ張りバネ98Lの付勢力を大きくしても、ユーザビリティが低下することを抑制できる。
つまり、転写部7が開位置と閉位置の間の中間位置にあるとき、リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが当接する。リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbは、転写部7が開位置から閉位置に移動する間、常に当接している必要はない。また、中間位置は、転写部7の閉位置と開位置の中央の位置でなくても良い。
保持穴97Laはリンク回動中心96Laよりも大きく、リンク回動中心96Laは保持穴97Laの内部で移動することができる。転写部7が開位置と閉位置の間で移動するとき、保持穴97Laに対してリンク回動中心96Laがリンク回動中心96Laの回転軸方向と垂直な方向に移動することで、リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが当接する。このとき、引っ張りバネ98Lで付勢されるリンク回動中心96Laはリンクホルダ当接面97Lbに受けられていて、リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが当接をした状態で転写部7は移動可能である。リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが当接をした状態で転写部7が移動すると、リンク軸96Lbはリンクホルダ当接面97Lb上をスライドし、リンクホルダ当接面97Lbに沿って移動する。
転写部7が開位置と閉位置の間の中間位置にあるとき、保持穴97Laとリンク回動中心96Laはわずかに離れている。また、転写部7が開位置または閉位置にあるとき、保持穴97Laとリンク回動中心96Laは当接をしている。
続いて図25(a)から図25(b)にかけて、図24(b)の状態から転写部7を閉めていく様子を示す。
転写軸7Lは、リンク穴96Lcに挿入されている。転写軸7Lが接するリンク穴96Lcは、第一領域96Lc1と、第二領域96Lc2と、第三領域96Lc3を有している。第二領域96Lc2は、第一領域96Lc1と、第三領域96Lc3の間に配置されており、第一領域96Lc1と、第三領域96Lc3に交差する方向に延びている。つまり、第一領域96Lc1は第一方向に延び、第二領域96Lc2は第二方向に延び、第一領域96Lc3は第三方向に延び、第二方向は第一方向及び第三方向に交差する方向である。
転写部7が開位置にあるとき、転写軸7Lは第一領域96Lc1に位置され、転写部7が閉位置にあるとき、転写軸7Lは第三領域96Lc3に位置される。転写部7が閉位置から開位置に移動するとき、転写軸7Lは第三領域96Lc3から、第二領域96Lc2を経て、第一領域96Lc1に移動する。転写部7が開位置から閉位置に移動するとき、転写軸7Lは第一領域96Lc1から、第二領域96Lc2を経て、第三領域96Lc3に移動する。
本実施例において、第二領域96Lc2は、転写部7の回動中心を中心とする円弧形状を形成するように延びている。つまり、第二方向は、転写部7の回動中心を中心とする円弧に沿った方向である。図25(a)の状態から転写部7を閉状態となる方向に回動させると、転写軸7Lは第二領域96Lc2に沿って移動をし、図25(b)の状態となる。この間、リンク部96Lは回動をしない。
転写部7を図24(a)から図24(b)にかけて勢いよく閉めることでリンク部96Lに慣性が生じた場合を考える。図25(a)から図25(b)にかけてリンク部96Lが回動できない状態を経由することで、リンク部96L及び転写部7が勢いよく閉まりきることを防ぐことができる。
続いて図26(a)から図26(b)にかけて、図25(b)の状態から転写部7を閉めていく様子を示す。ここでリンクホルダ当接面97Lbの上側は装置本体の支持部99Lを中心とする円孤形状をしており、引っ張りバネ98Lによるリンク軸96Lbへの付勢方向も支持部99Lに向いている。
そのため図26(a)から図26(b)にかけて引っ張りバネ98Lによる力はリンクホルダ当接面97Lbに作用するので、リンク部96Lが閉方向へ回動しようとするモーメントが十分に小さくなっている。これによりユーザが転写部7を閉じる際、引っ張りバネ98Lの付勢力の影響が緩和された状態で転写部7を操作することができる。同様に転写部7を図26(b)の状態から図26(a)の状態になるように開く際も、引っ張りバネ98Lの付勢力の影響が緩和された状態で転写部7を操作することができる。
ユーザが転写部7を閉める操作中にはリンク穴96Lcが転写軸7Lに押圧されることで、リンク軸96Lbを中心とする時計周りのモーメントが発生する。リンク回動中心96Laが保持穴97Laの図上下側の面97La1からの上方向の反力を受け取ることで、リンク軸96Lbを中心とする反時計周りのモーメントが発生して前述のモーメントと釣り合う。97La1からの反力によって、リンク軸96Lbはリンクホルダ当接面97Lbと当接しながら上昇していく。
続いて図27(a)から図27(b)にかけて、図26(b)の状態から転写部7を閉じきるまでの様子を示す。リンク軸96Lbがリンクホルダ当接面97Lbの上側を超えてからは、リンク軸96Lbへの引っ張りバネ98Lによる力を止める抵抗が無くなるため、リンク部96Lに閉方向へのモーメントが生じて、転写軸7Lを押圧することで転写部7が閉まりきる。このとき転写部7は装置本体と接触部7eで接触している。引っ張りバネ98Lはリンク軸96Lbを付勢し、リンク部96Lは付勢力を回動中心96Laとリンク穴96Lcへ伝える。リンク穴96Lcから転写部7の転写軸7Lへ付勢力が伝わり、転写部7は接触部7eを介して装置本体に付勢され閉状態を保つ。また、この状態でリンク軸96Lbはリンクホルダ当接面97Lb及び装置本体から離れた状態となっている。これにより引っ張りバネ98LのY方向への付勢力を無駄なく転写部7に伝えることができる。
続いて図28(a)から図28(b)にかけて、図27(b)の状態から転写部7を開いていく様子を示す。ユーザが転写部7を開く操作中にはリンク穴96Lcが転写軸7Lに押圧されることで、リンク軸96Lbを中心とする反時計周りのモーメントが発生する。リンク回動中心96Laが保持穴97Laの図上右上側の面97La2に突き当たって図上左下側方向への反力を受け取ることで、リンク軸96Lbを中心とする時計周りのモーメントが発生して前述のモーメントと釣り合う。
保持穴97Laからの反力によってリンク軸96Lbは当接面上部97Lcと当接しながらマイナスY方向に移動し、図26(b)の状態に至る。ここから転写部7が開ききる手順は、図24、図25、図26の逆の順序をたどることになる。前述の通り図24、図25、図26の状態ではリンク部96Lに対して引っ張りバネ98Lによる付勢力が十分に働かなくなっているため、ユーザは付勢力の影響が緩和された状態で転写部7を開閉することができる。
以上より本実施例において、転写部7が開状態と閉状態の間の状態では、リンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが当接し、リンクホルダ当接面97Lbがリンク軸96Lbから付勢力を受ける。転写部7が閉状態のときはリンク軸96Lbとリンクホルダ当接面97Lbが離れている。つまり引っ張りバネ98Lは、転写部7が閉状態のときに付勢力を無駄なく転写部7伝える。そして転写部7が開状態と閉状態の間の状態では付勢力をリンクホルダ当接面97Lbが受け取る。
(変形例)
第一の実施例では、リンクホルダ当接面97Lbは、支持部99Lを中心とする円孤形状を有する上側部分(第一面)と、転写部7が開状態であるときのリンク回動中心96Laを中心とする円弧形状(第二面)を有していた。さらに、第一面の曲率と、第二面の曲率が異なっていた。
リンクホルダ当接面の形状は、リンク軸96Lbをリンクホルダ当接面が受けるような形状であれば第一の実施例に示した形状に限られない。
例えば、第一面と第二面は曲面でもよい。つまり、第一面と第二面が円弧形状の曲面であってもよいし、円弧形状でない曲面であってもよい。
リンクホルダ当接面の形状は、さらに以下に示すようなものであってもよい。図29は変形例に係るリンクホルダ当接面を示す図である。
図29(a)、(b)に示すリンクホルダ当接面197Lbは、平面である第一面197Lb1と、平面である第二面197Lb2と有している。第二面197Lb2は、第一面107Lb1に対して傾斜している。なお、図29(a)で点線で示すように、リンクホルダ当接面197Lbが、一つの平面によって形成されていてもよい。図29(b)で点線で示すように、第一面197Lb1と、第二面197Lb2のいずれか一方が曲面であってもよい。この場合の曲面の曲率は、第一の実施例で示した第一面および第二面と同じ曲面とすることができる。
また、図29(c)に示すリンクホルダ当接面297Lbは、曲率が一定の曲面(円弧を含む)を有している。この場合の曲面の曲率は、第一の実施例で示した第一面および第二面のいずれかと同じ曲面とすることができる。
このような形状であっても、引っ張りバネ98Lの付勢力が、転写部7を開閉するための操作力に与える影響を低減することができる。まとめると、リンクホルダ当接面は、平面もしくは曲面の少なくともいずれかを含む。リンクホルダ当接面は、一つの平面を含むものであってもよく、複数の平面を含むものであってもよい。リンクホルダ当接面は、一つの曲面を含むものであってもよく、複数の曲面を含むものであってもよい。さらに、リンクホルダ当接面は、少なくとも一つの平面と少なくとも一つの曲面を含むものであってもよい。
1 画像形成装置
5c 搬送部
7 転写部
7L 転写軸
16 両面搬送路
18 収容部
19 搬送路
40 プロセスユニット
96L リンク部
96La リンク回動中心
96Lb リンク軸
96Lc リンク穴
97L リンクホルダ
97La 保持穴
97Lb リンクホルダ当接面
97R リンクホルダ
98L 引っ張りバネ
130 制御部

Claims (10)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    受け面と、第一部と、を有した装置本体と、
    開位置と閉位置との間で遷移するように、前記装置本体に対して回動可能な開閉部と、
    前記装置本体と前記開閉部とに連結し、前記第一部と係合する第二部と、当接部と、を有するリンク部と、
    前記リンク部と前記装置本体に連結し、前記リンク部を付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記リンク部は前記装置本体に対して前記第二部を中心に回転可能であり、
    前記開閉部が前記開位置と前記閉位置の間で移動するとき、前記第二部が前記第一部に対して前記リンク部の回転軸方向と垂直な方向に移動することで、前記当接部と前記受け面が当接し、前記付勢部材で付勢される前記当接部が前記受け面に受けられ、
    前記当接部と前記受け面が当接した状態で前記開閉部は移動可能であって、
    前記開閉部が前記閉位置にあるとき、前記当接部と前記受け面は離れており、前記開閉部は前記付勢部材で付勢される前記リンク部によって前記装置本体に向けて付勢されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一部と前記第二部は、前記開閉部が開位置にあるときに当接し、前記開位置と前記閉位置の間で移動するときは離れることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受け面の一部は、前記開閉部が前記開位置にあるときの前記第一部を中心とした円弧に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記付勢部材は、前記装置本体の支持部と連結しており、
    前記受け面の一部は、前記支持部を中心とした円弧に沿って形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記リンク部は前記付勢部材から受ける力を前記開閉部に伝えるためのリンク穴を有し、前記開閉部は前記リンク穴に挿入された突起部を有し、
    前記リンク穴は第一方向に延びる第一領域、第二方向に延びる第二領域、第三方向に延びる第三領域を有し、
    前記第二方向は、前記第一方向および前記第二方向に交差する方向であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉部が前記開位置にあるとき、前記突起部は前記第一領域に位置され、前記開閉部が前記閉位置にあるとき、前記突起部は前記第三領域に位置されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二領域は前記開閉部の回動中心を中心とする円弧形状を形成するように延びていることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第二部は軸であって、前記第一部は前記第二部を受ける受け穴であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記開閉部はトナー像をシートに転写する転写ローラを有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記装置本体は、画像情報に応じた静電潜像を形成する像担持体を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置。
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