JPH07244410A - 開閉部材の開閉制御機構 - Google Patents

開閉部材の開閉制御機構

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JPH07244410A
JPH07244410A JP6035059A JP3505994A JPH07244410A JP H07244410 A JPH07244410 A JP H07244410A JP 6035059 A JP6035059 A JP 6035059A JP 3505994 A JP3505994 A JP 3505994A JP H07244410 A JPH07244410 A JP H07244410A
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JP
Japan
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opening
reversing guide
closing
damper
closing member
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JP6035059A
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English (en)
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Seiichi Ishibashi
誠一 石橋
Hiroshi Ikemoto
博 池本
Yasuhiro Tsuyuki
泰弘 津雪
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像形成装置内の用紙搬送路を開放するための
例えば反転ガイド等の開閉部材の開閉制御機構におい
て、上記開閉部材を操作性良く開閉可能にする。 【構成】画像形成装置の側部に設けられた反転ガイド3
は、回動中心軸Fを中心に閉成時の略垂直姿勢から開放
時の略水平姿勢にかけてE方向に開閉自在に支持されて
おり、その開放時には給紙ロール2から待機ロール対4
にかけての用紙搬送路が開放される。反転ガイド3の回
動支点には回転式のダンパー64が取り付けられ、反転
ガイド3の開閉に対してオイルの粘性に基づくブレーキ
作用が働くよう構成されている。また、反転ガイド3に
はバネ68が掛止されており、このバネ68が反転ガイ
ド3を常時閉成方向に付勢している。反転ガイド3を手
操作で略水平姿勢となるまで開放してから手を離すと、
反転ガイド3は引っ張りバネ68の付勢力によりひとり
でに閉じようとするが、その際にダンパー64によるブ
レーキ作用が働き、反転ガイド3は閉成位置へ向けてゆ
っくり閉じていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタ装置、
複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に設けら
れ、該装置内の用紙搬送路を開放するための開閉部材の
開閉制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すような画像形成装置
(ここでは一例としてプリンタ装置を示す)が知られて
いる。この装置は、用紙Pを積載収納し装置本体に着脱
自在な給紙カセット1、積載された用紙を順次給送する
給紙ロール2、給送されてきた用紙を表裏反転させつつ
その搬送方向を反転させる反転ガイド面3aを有する反
転ガイド3、給送されてきた用紙を一旦待機させた後に
所定タイミングで再搬送する待機ロール対4、搬送され
てきた用紙に画像情報に基づきトナー像を形成する画像
形成部5(感光体ドラム5a、帯電器5b、光書き込み
ヘッド5c、現像器5d、転写器5e、クリーナ5f
等)、上記トナー像を用紙上に定着させる定着器6、定
着済みの用紙の搬送方向を切り換える切り換え部材7、
この切り換え部材7により上方へ搬送されてきた用紙を
表裏反転させつつその搬送方向を反転させる反転ガイド
面8aを有する反転ガイド8、この反転ガイド8で搬送
されてきた用紙をフェイスダウン状態(画像面が下方を
向いた状態)で装置外へ排出する排紙ロール対9、排出
された用紙を収容する排紙トレイ10等を備えている。
【0003】ここで、用紙Pは例えば給紙カセット1か
ら給送され反転ガイド3にて反転された後に画像形成部
5で画像形成され、続いて定着器6により定着されてか
ら更に反転ガイド8にて反転され、最終的に排紙ロール
対9により排紙トレイ10上に排紙される。このように
用紙搬送路を反転ガイド3、8等により反転させること
は、装置全体のコンパクト化に寄与するものであり、多
用されている。この場合、これらの用紙搬送路はジャム
処理等のために開放可能とするのが一般的である。例え
ば、反転ガイド3は回動支点としてのヒンジ11を中心
に閉成時の略垂直姿勢から開放時の略水平姿勢(図中に
二点鎖線で示す位置)にかけて開閉自在であり、その開
放時には給紙ロール2から待機ロール対4にかけての用
紙搬送路が開放される。もう一方の反転ガイド8もヒン
ジ12を中心に上記反転ガイド3と同様に開閉自在であ
り、その開放時には切り換え部材7から排紙ロール対9
にかけての用紙搬送路が開放される。
【0004】従来、このような開閉自在な反転ガイドの
支持手段としては、主に、以下のa及びbのように構成
したものがある。 a)1つは、反転ガイドを閉成位置にロックするロック
機構を設け、反転ガイドを装置本体に閉じた際に上記ロ
ック機構によりロックされるようにしたものである。こ
のようにした場合、ジャム処理時には、ロック機構のロ
ック状態を解除してから反転ガイドを開放し、その状態
で用紙を除去した後、反転ガイドを閉じれば元の閉成位
置にロックされる。
【0005】b)もう1つは、反転ガイドをその閉成位
置へ向けてバネ等により常に付勢するようにしたもので
ある。このようにした場合、ジャム処理時には、反転ガ
イドをバネの付勢力に抗して片方の手で開放した状態に
保持しておき、その状態のままで用紙を除去してから上
記の手を離すことで、反転ガイドは上記バネの付勢力に
より閉成位置まで戻りその位置に保持されることにな
る。
【0006】ところで、装置本体に対して開閉自在なも
のとしては、上記のような反転ガイドに限らず、例えば
図9に示すようにヒンジ13を支点として開閉自在な上
部機体M1 もあげることができる。しかしながら、上記
の反転ガイド3、8の場合はヒンジ11、12を中心に
閉成時には略垂直姿勢であって開放時に略水平姿勢とな
るのに対し、上部機体M1 はこれとは逆に、ヒンジ13
を中心に閉成時には水平姿勢であって開放時に略垂直姿
勢となる。また、上部機体M1 には下部機体M 2 に対し
不図示のロック機構が設けられている。
【0007】なお、上部機体M1 の場合、その重量がか
なりあることから、開閉制御機構としてダンパーを使用
することが公知である。すなわち、上部機体M1 と下部
機体M2 との間に何らかのダンパーを介在させて、上部
機体M1 の閉時の急激な閉成を緩和しようとするもので
ある。このようなダンパーとしては、コイルバネの特性
を利用したトルクリミット式ダンパー、シリコンオイル
を利用したオイルダンパー、ピニオンギアを使用したワ
ンウェイダンパー、圧接力を利用しブレーキ機構を用い
たダンパー等、種々のものが知られている。例えば図1
0と図11に、オイルダンパーの一例を示す。
【0008】図10に示すダンパー20は回転式のダン
パーであり、外筒21内に、回転軸22aと仕切り板2
2bとからなるピストン22が矢印B方向に回動自在に
嵌め込まれ、その内部空間にはオイル23が充填されて
おり、仕切り板22bに設けられたオリフィス(小穴)
22cを介してオイル23が移動自在な構成となってい
る。このような構成において、外筒21を下部機体M2
に固定し、回転軸22aを上部機体M1 の回動支点に連
結すれば、上部機体M1 の開閉動作に伴いピストン22
が矢印B方向に回転しようとするが、その際、オイル2
3がオリフィス22cを通過する時に粘性抵抗を受けて
回転軸22aに大きな回転トルクが生じ、その結果、上
部機体M1 の開閉動作に対してブレーキ作用が働く。
【0009】図11に示すダンパー30はピストン式の
ダンパーであり、外筒31内に、内部に空間を有するピ
ストン32が矢印C方向に摺動自在に嵌め込まれ、その
内部にはオイル33が充填されており、ピストン32の
底部に設けられたオリフィス32aを介してオイル33
が移動自在な構成となっている。このような構成のダン
パーD2 を上部機体M1 と下部機体M2 との間であって
回動支点から或る程度離れた位置に取り付ければ、上部
機体M1 の開閉動作に伴いピストン32が矢印C方向に
スライドしようとするが、その際、オイル33がオリフ
ィス32aを通過する時に粘性抵抗を受けてピストン3
2には制動力が生じ、その結果、上部機体M1 の開閉動
作に対してブレーキ作用が働く。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】反転ガイドの支持手段
として、上記aのような構成を有するもの、すなわち反
転ガイドを単に回動自在とし、これを閉じた状態で装置
本体にロックされるものは、ジャム処理後にオペレータ
が自ら閉める動作を必要とするため、操作性が悪いとい
う問題がある。また、そのために反転ガイドを閉め忘れ
る場合も多く、このように閉め忘れた状態で画像形成を
行うと再度ジャムが発生してしまう。このような閉め忘
れによるジャム発生を防止するためには、反転ガイドの
開閉状況を検知する手段を新たに設けなければならず、
装置の複雑化及び高価格化が避けられない。
【0011】一方、上記bのような構成を有するもの、
すなわちバネ付勢により反転ガイドを閉成方向へ常時付
勢するようにしたものは、ジャム処理時に、オペレータ
が反転ガイドをバネの付勢力に抗して片方の手で押さえ
ておくことにより開放状態を維持するようにし、その間
にもう片方の手でジャム処理を行わなければならないた
め、必ず両手を必要とし、操作性が悪いという問題があ
る。しかも、このように両手で操作したのでは、反転ガ
イドの周囲スペースに余裕がないと紙の取り出しがスム
ーズに行えず、多くの時間及び労力を要することにな
る。
【0012】また、図10や図11に示したような従来
のダンパーでは、オリフィスの大きさがただ1つに設定
されているため、ダンパーのブレーキ作用力も一定とな
ってしまう。そのため、多種多様化する装置に応じて、
ダンパーを必要とする部材の重量が変化した場合、一種
類のダンパーで対応することができなくなり、各装置毎
に別個のダンパーを設けなければならないという不都合
が生じる。更に、上部機体M1 のような重い部材の開閉
動作を制御する必要性から、基本的に大きなブレーキ作
用を得るよう設計されており、よって、大型で構造も複
雑で、しかも高価であった。
【0013】なお、このようなダンパーは、上述の上部
機体の開閉に用いる他、画像形成分野以外では例えばド
アの開閉や図12に示すような開閉扉に用いることが知
られている。図12の例は、実開昭48-44536号公報に開
示されているものであり、電子レンジの開閉扉40に、
その閉成方向へ向けて付勢するバネ41と、その閉成動
作時にブレーキ作用を与えるピストン式のエアーダンパ
ー50を用いた例である。ダンパ50は、図12(b)
に示すように、外筒51内にピストン52が摺動自在に
設けられ、外筒51の側壁に設けられた空気逃げ穴51
a、51b、51cにより、ピストン52が図示の位置
よりも下方に移動する時に緩衝作用が働くように構成さ
れたもので、扉40を閉じようとする際に急激に閉じる
のを防止しようとするものである。ただし、扉40は、
図12(a)に示すように開放されると、その自重で開
放位置を維持するようにバネ41の力が調整されてお
り、扉40を閉じるためには或る程度の位置まで手操作
で持ち上げてやる必要があり、その位置を通過すると初
めてバネ41の付勢力及びダンパー50のダンパー作用
を受けながら扉40がひとりでに閉じることになる。従
って、この例は上述の上部機体M1 に用いられた開閉制
御機構と類似しているが、この場合の扉40もやはり反
転ガイドと同様、閉成時の略垂直姿勢から開放時の略水
平姿勢にかけて開閉自在なものであることから、扉40
を閉じるために上記のように一々手操作が必要となり、
その操作を忘れてしまうことがありうる。
【0014】本発明は、以上の問題点に鑑み、反転ガイ
ド等のように画像形成装置の側部に設けられ装置内の用
紙搬送路を開放するための開閉部材を、極めて操作性良
く開閉することの可能な開閉部材の開閉制御機構を提供
することを第1の目的とする。また、本発明の第2の目
的は、上記開閉部材に対しその開閉動作時に与えるブレ
ーキ作用を簡単な構成で調整可能にできる開閉部材の開
閉制御機構を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明(第1の発明)
は、上記第1の目的を達成するため、画像形成装置の側
部に設けられ、閉成時には略垂直であり回動支点を中心
に略水平姿勢となるまで開放可能であり前記装置内の用
紙搬送路を開放するための開閉部材の開閉制御機構にお
いて、前記装置本体と前記開閉部材間に設けられ、前記
開閉部材の少なくとも閉成方向への動作にブレーキ作用
を働かせるダンパー手段と、前記開閉部材を閉成位置に
ロック機構なしに維持すべく常時閉成方向に付勢する付
勢手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明(第2の発明)は、上記第2
の目的を達成するため、画像形成装置に開閉可能に設け
られ前記装置内の用紙搬送路を開放するための開閉部材
の開閉制御機構において、前記装置本体と前記開閉部材
間に設けられ、前記開閉部材の開閉動作時にブレーキ作
用を働かせるダンパー手段を設け、該ダンパー手段はブ
レーキ作用を調整可能に設けられていることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】第1の発明において、開閉部材を手操作で略水
平姿勢となるまで開放してから手を離すと、開閉部材は
付勢手段の付勢力により閉成位置へ向けてひとりでに閉
じようとするが、その際にダンパー手段によるブレーキ
作用が働き、これにより開閉部材は閉成位置へ向けて徐
々に閉じていくことになる。よって、例えばジャム処理
等を行う場合には、開閉部材を手操作で一旦開放してか
ら手を離しても、開閉部材はすぐには閉じないので、開
閉部材がその開放位置から徐々に閉じていく間に、余裕
を持って用紙搬送路中から用紙を除去することが可能と
なり、その間、従来のように片方の手で開閉部材を開放
位置に押さえておかなければならないといった不都合は
生じない。また、開閉部材を開放しても、手を離せばひ
とりでに閉成位置へ戻ってくるので、ロック機構も不要
で、開閉部材を閉め忘れる心配もなくなる。
【0018】第2の発明において、開閉部材の開閉動作
時にはダンパー手段によるブレーキ作用が働き、開閉部
材は徐々に開閉することになる。ダンパー手段はブレー
キ作用力を調整可能に設けられているので、装置の多種
多様化に応じて、ダンパー手段を取り付けるべき開閉部
材の重量が変化した場合であっても、その重量に対応し
たブレーキ作用力に調整するだけで、ただ一種類のダン
パーで対応することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図3は本発明の一実施例を適用した
画像形成装置の概略全体図である。この装置は、図9に
示したものと略同様、給紙カセット1、給紙ロール2、
開閉部材としての反転ガイド3、待機ロール対4、画像
形成部5、定着器6、排紙トレイ10等を備えており、
開閉部材としての上記反転ガイド3に対して本実施例が
適用されている。
【0020】図1は本実施例の適用された反転ガイド3
及びその近傍の要部構成図であり、図2は反転ガイド3
及びその回動支持機構を図1中の矢印D方向から見た図
である。図1に示すように、画像形成装置の側部に設け
られた反転ガイド3は、以下に述べる回動支持機構によ
り、仮想の回動中心軸Fを中心に閉成時の略垂直姿勢か
ら開放時の略水平姿勢にかけて矢印E方向に開閉自在に
支持されており、その開放時には給紙ロール2から待機
ロール対4にかけての用紙搬送路が開放される。この反
転ガイド3の回動支持機構は、図2に示すように、反転
ガイド3の回動中心軸F上の一端部に突設された軸部6
1が軸受62を介して装置本体フレーム63に回動自在
に支持されると共に、反転ガイド3の回動中心軸F上の
他端部がダンパー手段としての回転式ダンパー64を介
して装置本体フレーム65に回動自在に支持された構成
からなっている。
【0021】上記ダンパー64は、例えば図10に示し
たような回転式のオイルダンパーであり、その外筒64
aがフレーム65にビス締め等により固定され、かつ上
記外筒64a内に回動自在に嵌め込まれたピストンに連
結された回転軸64bが反転ガイド3端部の溝部66に
嵌合されており、反転ガイド3の開閉に伴う回転軸64
bの回動動作に対してオイルの粘性に基づくブレーキ作
用が働くように構成されている。
【0022】また、開閉自在な反転ガイド3には、図1
に示すように、装置本体フレーム(ここでは搬送ガイド
板67)との間に付勢手段としての引っ張りバネ68が
掛止されており、この引っ張りバネ68が反転ガイド3
を常時閉成方向に付勢するようになっている。本実施例
では反転ガイド3をその閉成位置に維持するためのロッ
ク機構は設けられておらず、引っ張りバネ68により反
転ガイド3が閉成方向へ回動されて、反転ガイド3の反
転ガイド面3a側に突設されたストッパ68が搬送ガイ
ド67に当接した時の位置が閉成位置となり、反転ガイ
ド3は引っ張りバネ68の付勢力によりこの閉成位置に
維持される。
【0023】以上の構成において、反転ガイド3を手操
作で略水平姿勢となるまで開放してから手を離すと、反
転ガイド3は引っ張りバネ68の付勢力により閉成位置
へ向けてひとりでに閉じようとするが、その際にダンパ
ー64によるブレーキ作用が働き、これにより反転ガイ
ド3は閉成位置へ向けてゆっくりと閉じていくことにな
る。
【0024】よって、例えば給紙ロール2から待機ロー
ル対4までの用紙搬送路中で紙ジャムが発生したような
場合は、反転ガイド3を開放した状態でジャム紙を除去
することになるが、その際、反転ガイド3を手操作で一
旦開放してから手を離しても、反転ガイド3はすぐには
閉じないので、反転ガイド3がその開放位置から徐々に
閉じていく間に、余裕を持って用紙搬送路中から用紙を
除去することができる。従って、その間、従来のように
片方の手で反転ガイド3を開放位置に押さえておかなけ
ればならないといった不都合は生じず、また、反転ガイ
ド3を開放しても、手を離せばひとりでに閉成位置へ戻
ってくるので、反転ガイド3を閉め忘れる心配も一切な
くなり、かつ閉成位置でのロック機構の操作も一切必要
としないので、極めて良好な操作性が得られる。
【0025】なお、反転ガイド3が開放位置から閉成位
置へ戻ってくる時の速さは、引っ張りバネ68の強さや
ダンパー64におけるオイルの粘性等を変えることによ
り、適宜変化させることが可能である。
【0026】また、上記実施例で採用したダンパー64
は、反転ガイド3の閉成方向と開成方向の両方向にブレ
ーキ作用を与えるものであるが、開成方向はフリーであ
って閉成方向でのみブレーキ作用が働く、いわゆるワン
ウェイダンパー構造であることがより好ましい。
【0027】以下、反転ガイド3に対し上記ダンパー6
4の代わりに使用して好適な各種ダンパーについて、図
4〜図8に基づき説明する。図4に示すダンパー70は
回転式のオイルダンパーであり、ワンウェイダンパー構
造にすると共に、ブレーキ作用力を調整可能としたもの
である。
【0028】このダンパー70は、略円筒状の外筒71
内に、圧縮バネ72、ピストン73、アジャスタ74、
止め輪75及び回転カム76が組み込まれ、蓋77で密
封されたものであり、その内部にはオイル78(図4
(b))が封入されている。外筒71はその一端が開放
され他端に案内穴71aを有しており、ピストン73は
外筒71内に圧縮バネ72を介して矢印G方向に摺動自
在に嵌め込まれ、ピストン73の一端中央部に設けられ
た案内棒73aが上記案内穴71aと嵌合し、しかも、
案内棒73aと案内穴71aはいずれも非円形断面形状
を有することにより、ピストン73は外筒71に対し矢
印G方向に摺動可能ではあるが矢印H1 、H2 方向への
回動は不可能となっている。
【0029】回転カム76は、蓋77の中央部に設けら
れた穴77aに嵌合されて矢印H1、H2 方向に回動自
在な回転軸76aと、互いに軸対称な位置に設けられい
ずれも回転方向に沿った斜面76b′、76c′(図4
(b))を有する2つのカム部76b、76cとが一体
化されてなっている。ピストン73には上記カム部76
b、76cと対応する位置に2つの凸部73b、73c
が設けられており、図4(b)に示すように、ピストン
73が圧縮バネ72により回転カム76へ向けて常時付
勢されることにより、ピストン73の凸部73b、73
cが回転カム76のカム部76b、76cの斜面76
b′、76c′とそれぞれ当接した状態にある。すなわ
ち、回転カム76が矢印H1 、H2 方向に180°の角
度範囲内で回動すると、それに伴いピストン73が矢印
G方向に摺動する構成である。
【0030】アジャスタ74は本実施例独自のものであ
り、互いに大きさの異なる3種類の可変オリフィス74
a、74b、74cを有する円板部74dと、この円板
部74dの中央部に連結された調整棒74eとからな
り、この調整棒74eの先端部にはスリワリ部74fが
形成されている。アジャスタ74の円板部74dがピス
トン73内に挿入され、かつ止め輪75が止め輪用溝7
3dに嵌め込まれることにより、円板部74dはピスト
ン73に対し矢印H1 、H2 方向に回動可能となってい
る。ピストン73には、その矢印G方向の移動に応じて
オイル78が移動するメインオリフィス73e(図4
(b))が設けられており、アジャスタ74を矢印
1 、H2 方向へ適宜回転させることで、上記可変オリ
フィス74a、74b、74cの中の1つをメインオリ
フィス73eと連通可能な位置に設定可能である。調整
棒74eは回転カム76の中央に設けられた貫通穴76
d内に挿入されており、例えばネジ回し等の治具の先端
をダンパー外部から貫通穴76d内に挿入してスリワリ
部74fと係合させ、この状態で上記治具により調整棒
74eを回転させれば、3種類の可変オリフィス74
a、74b、74cの中から所望の1つを選択すること
ができる。
【0031】以上の構成からなるダンパー70を反転ガ
イドに取り付けるには、回転軸76aを反転ガイドの回
動支点に連結し、外筒71を装置本体フレームに固定し
て使用する。このようにすれば、反転ガイドの開成時、
回転軸76aが図4(b)の状態から矢印H1 方向に1
80°の角度範囲内で回動しようとすると、ピストン7
3の影響を受けることなく、回転カム76のみが空転す
る。ピストン73は、圧縮バネ72の付勢力によりゆっ
くりと押されていき、回転カム76のカム部76b、7
6cに当接して停止する。すなわち、反転ガイドの開成
時には、ダンパー70によるブレーキ作用は働かない。
【0032】一方、反転ガイドの閉成時、回転軸76a
が矢印H2 方向に180°の角度範囲内で回動しようと
すると、それに応じたカム部76b、76cの作用によ
りピストン73が押されていくが、この時、内部のオイ
ル78がメインオリフィス73e及びこれと連通した可
変オリフィス74a、74bもしくは74cを通過する
際にオイル78の粘性抵抗を受けるため、回転軸76a
に大きな回転トルクが生じ、すなわち反転ガイドにブレ
ーキ作用が働く。
【0033】しかも、アジャスタ74を設けて3種類の
可変オリフィス74a、74b、74cを適宜選択可能
としたことにより、ピストン73の移動に伴うオイル7
8の流量を可変にできるので、それに応じてブレーキ作
用の大きさをも容易に制御することができる。従って、
例えば装置の多種多様化等に応じて、ダンパー70を取
り付けるべき反転ガイドの重量が変化した場合であって
も、その重量に対応したブレーキ作用力に調整するだけ
で、ただ一種類のダンパーで対応することができる。
【0034】次に、図5に示すダンパー80は回転式の
オイルダンパーであり、ブレーキ作用力を調整可能とし
たものである。このダンパー80は、略円筒状の外筒8
1内に、中空の回転軸82aと、外筒81内を2つの空
間に仕切る仕切り板82bとからなるピストン82が矢
印J方向に回動自在に嵌め込まれ、蓋83で密封された
ものであり、その内部にはオイル85が充填されてい
る。また、上記中空の回転軸82aには、図5(b)に
示すように仕切り板82bを境とした両側に、互いに連
通する長穴状のオリフィス82c、82dが設けられ、
ピストン82の回動に伴いオイル85がオリフィス82
c、82dを通過して移動する構成としてある。
【0035】更に、オイル85の流量を調整するアジャ
スタ84を備えており、このアジャスタ84は、回転軸
82aの中空部内にオリフィス82c、82dのある位
置まで挿入可能な挿入部84aと、回転軸82aの中空
部入口に設けられた雌ネジ部82eと螺合可能な雄ネジ
部84bとを一体化してなっており、雄ネジ部84bの
先端にはスリワリ部84cが形成されている。アジャス
タ84の回転軸82a内へのねじ込み量を調整すると、
オリフィス82c、82dへの挿入部84aの進入量も
調整され、オリフィス82c、82dの実質上の大きさ
が制御される。以上の構成からなるダンパー80を反転
ガイドに取り付けるには、回転軸82aを反転ガイドの
回動支点に連結し、外筒81を装置本体フレームに固定
する。このようにすれば、反転ガイドの開閉時、回転軸
82aが矢印J方向に180°の角度範囲内で回動しよ
うとすると、それに伴い仕切り板82bも外筒81内を
移動しようとするが、この時、内部のオイル85がオリ
フィス82c、82dを通過する際にオイル85の粘性
抵抗を受けるため、回転軸82aに大きな回転トルクが
生じ、すなわちブレーキ作用が得られる。
【0036】しかも、アジャスタ84を設けてオリフィ
ス82c、82dの大きさを適宜調整可能としたことに
より、ピストン82の移動に伴うオイル85の流量を可
変にできるので、それに応じてブレーキ作用の大きさを
も容易に制御することができる。従って、図4のダンパ
ー70と同様、装置の多種多様化等にただ一種類のダン
パーで対応することができる。
【0037】次に、図6に示すダンパー90は、オイル
を不要とした簡易ダンパーであり、しかもワンウェイダ
ンパー構造とし、かつブレーキ作用力を調整可能とした
ものである。
【0038】このダンパー90は、略円筒状の外筒91
内に内部回転体92が矢印K1 、K 2 方向に回動自在に
嵌め込まれ、この内部回転体92と一体化されて同方向
に回動自在な回転軸93が外筒91から外部へ突出して
いる。内部回転体92内には、所定形状の2枚のハネ9
4、95がそれぞれ支軸94a、95aにより互いに軸
対称な位置に所定範囲内で回動自在に設けられ、それぞ
れ圧縮バネ96、97により外側へ向けて開く方向に常
時付勢されている。外筒91の周壁部には、ハネ94、
95と対応した互いに軸対称な位置に2つの開放穴91
a、91bが設けられ、内部回転体92が矢印K2 方向
へ回転する際にハネ94、95が図6(c)に示すよう
に開放穴91a、91bと係合可能になっている。ま
た、外筒91の端面部には平板状の取り付け板98がワ
ッシャ99aを介しボルト99によって回動自在に取り
付けられており、その回動動作の際には外筒91と取り
付け板98との間にボルト99の締め加減に応じた摩擦
抵抗が生じるよう構成されている。
【0039】以上の構成からなるダンパー80を反転ガ
イドに取り付けるには、回転軸93を反転ガイドの回動
支点に連結し、取り付け板98を装置本体フレームに固
定する。このようにすれば、反転ガイドの開成時、回転
軸93が矢印K1 方向に180°或いはそれ以上の角度
範囲内で回動しようとすると、それに伴い回転軸93と
一体の内部回転体92も矢印K1 方向に回動するが、そ
の回動時に、ハネ94、95は開放穴91a、91bと
は係合せずに、外筒91の内壁面によって内側へ向けて
押されることにより、図7に示すように圧縮バネ96、
97の付勢力に抗して内部回転体92内に収納されてい
く。このように、回転軸93が矢印K1方向にいくら回
転しても、外筒91に対して内部回転体92が空転する
ことにより、ブレーキ作用は生じない。
【0040】一方、反転ガイドの閉成時、回転軸93が
矢印K2 方向に180°或いはそれ以上の角度範囲内で
回動しようとすると、それに伴い内部回転体92も矢印
2方向に回動しようとするが、その際に、ハネ94、
95が開放穴91a、91bの位置に達すると圧縮バネ
96、97により外側へ付勢され、図6(c)に示すよ
うに開放穴91a、91bと係合する。そして、この係
合状態のまま更に回転軸93が矢印K2 方向に回転しよ
うとすると、今度は内部回転体92と外筒91とが一体
となってボルト99と共に同方向に回転しようとするた
め、外筒91と取り付け板98との間の摩擦抵抗による
ブレーキ作用が得られる。
【0041】このようにダンパー90はオイルを用いな
い簡易な構成によりワンウェイダンパー構造を実現し、
しかも、上記摩擦抵抗によるブレーキ作用力をボルト9
9の締め加減により調整可能なので、以上のダンパー7
0、80と同様、装置の多種多様化等にただ一種類のダ
ンパーで対応することができる。また、取り付け板98
が上記摩擦抵抗により摩耗した時にも、ボルト99によ
るトルク調整が可能である。
【0042】次に、図8に示すダンパー100は、簡易
な構造のピストン式のオイルダンパーであり、ブレーキ
作用力を調整可能としたものである。このダンパー10
0は、円筒状の外筒101内に、内部に空間を有するピ
ストン102が矢印L方向に摺動自在に嵌め込まれ、そ
の内部にはオイル103が封入されており、ピストン1
02の底部にはオイル103の通過するメインオリフィ
ス102aが設けられている。
【0043】更に、ピストン102内にはアジャスタ1
04が設けられている。このアジャスタ104は、図4
に示したアジャスタ74と略同様の構成であり、すなわ
ち、互いに大きさの異なる3種類の可変オリフィス10
4a、104b、104cを有する円板部104dと、
この円板部104dの中央部に連結された調整棒104
eとからなり、この調整棒104eの先端部にはスリワ
リ部104fが形成されている。アジャスタ104はピ
ストン102内に挿入され、かつ調整棒104eの先端
部がピストン102の上方開口を封じる蓋105の中央
部に設けられた貫通穴105aに挿入され、この状態で
止め輪106がアジャスタ104の止め輪用溝104g
に嵌め込まれることにより、円板部104dがピストン
102に対し矢印M方向に回動可能となっている。アジ
ャスタ104を矢印M方向へ適宜回転させることで、上
記可変オリフィス104a、104b、104cの中の
1つをピストン102底部のメインオリフィス102a
と連通可能な位置に設定可能である。例えばネジ回し等
の治具の先端をスリワリ部104fと係合させ、この状
態で上記治具により調整棒104eを回転させることに
より、3種類の可変オリフィス104a、104b、1
04cの中から所望の1つを選択することができる。
【0044】以上の構成からなるダンパー100を反転
ガイドに取り付けるには、例えば反転ガイド側であって
その回動支点から或る程度離れた位置に外筒101端部
の止め具107を取り付け、装置本体フレーム側にピス
トン102端部の止め具108を取り付ける。このよう
にすれば、反転ガイドの開閉動作に伴いピストン102
が矢印L方向にスライドしようとするが、その際、オイ
ル103がメインオリフィス102a及びこれと連通す
る可変オリフィス104a、104bもしくは104c
を通過する時に粘性抵抗を受けてピストン102には制
動力が生じ、その結果、反転ガイドの開閉動作に対して
ブレーキ作用が働く。
【0045】しかも、アジャスタ104を設けて3種類
の可変オリフィス104a、104b、104cを適宜
選択可能としたことにより、ピストン102の移動に伴
うオイル103の流量を可変にでき、それに応じてブレ
ーキ作用力を調整可能なので、以上の各ダンパーと同
様、装置の多種多様化等にただ一種類のダンパーで対応
することができる。
【0046】なお、以上に示したダンパー70、80、
90、100はいずれもブレーキ作用力を簡単な構造で
調整可能としたので、反転ガイドは勿論ながら、画像形
成装置内の用紙搬送路を開放するための各種の開閉機構
に(例えば下部機体に対して開閉自在に構成された上部
機体にも)適用できる。とりわけ、反転ガイド等の比較
的重量のない開閉部材には取り付け易く、これにより、
従来ではこのような反転ガイド等の開閉機構には考えら
れなかった新しい利用が可能となる。本発明(第1の発
明)は、前述のように、反転ガイドを従来のようにバネ
で単に閉成方向に付勢した場合におけるジャム処理の煩
雑さや、ロック部材を一々操作することの煩わしさ等を
なくすことを可能にし、しかも、反転ガイドの閉め忘れ
をも未然に防止することを可能にしたものであり、この
ような本発明の開閉部材の開閉制御機構におけるダンパ
ー手段として、上記の各ダンパーを好適に使用できる。
【0047】また、本発明(第2の発明)におけるダン
パー手段としては、ブレーキ作用力を簡単な構成で調整
可能にした各種の構造のものを採用可能であり、上記の
ダンパー70、80、90、100に限定されるもので
はない。
【0048】
【発明の効果】第1の発明によれば、例えばジャム処理
等を行う場合、開閉部材を手操作で一旦開放してから手
を離しても、開閉部材はゆっくりと閉じていくので、そ
の間に余裕を持ってジャム紙を除去することが可能とな
り、従って、片方の手で開閉部材を開放位置に押さえて
おく必要は全くなくなり、かつ、ロック部材を一々操作
する煩わしさもなく、しかも開閉部材の閉め忘れも確実
に防止でき、極めて良好な操作性を実現できる。
【0049】第2の発明によれば、ブレーキ作用力の調
整可能なダンパー手段を用いているので、装置の多種多
様化に応じて開閉部材の重量が変化した場合等であって
も、それに応じたブレーキ作用力に調整するだけで、た
だ一種類のダンパーで対応することができる。このよう
に適切なブレーキ作用力に調整できることにより、ダン
パー自体の耐久性の向上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の適用された反転ガイド3及
びその近傍の要部構成図である。
【図2】上記反転ガイド3及びその回動支持機構を図1
中の矢印D方向から見た図である。
【図3】上記一実施例を適用した画像形成装置の概略全
体図である。
【図4】本発明に適用可能なダンパー70を示す図であ
り、(a)はその分解斜視図、(b)は中心軸に沿った
断面図である。
【図5】本発明に適用可能なダンパー80を示す図であ
り、(a)はその分解斜視図、(b)は中心軸に交差す
る面での断面図、(c)は中心軸に沿った断面図であ
る。
【図6】本発明に適用可能なダンパー90を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は中心軸
に交差する面での断面図、(d)は中心軸に沿った断面
図である。
【図7】上記ダンパー90における回転軸93を図6の
位置から或る程度回転させた状態を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は中心軸に交差する面での断面
図である。
【図8】本発明に適用可能なダンパー100を示す図で
あり、(a)はその分解斜視図、(b)は中心軸に沿っ
た断面図である。
【図9】従来の画像形成装置の全体図である。
【図10】従来のダンパー20を示す図であり、(a)は
中心軸に交差する面での断面図、(b)は中心軸に沿っ
た断面図である。
【図11】従来のダンパー30の中心軸に沿った断面図で
ある。
【図12】電子レンジの開閉扉40に適用された従来の開
閉制御機構を示す図であり、(a)はその斜視図、
(b)はダンパー50の中心軸に沿った断面図である。
【符号の説明】
3 反転ガイド 64 ダンパー 68 引っ張りバネ 70 ダンパー 71 外筒 73 ピストン 74 アジャスタ 76 回転カム 78 オイル 80 ダンパー 81 外筒 82 ピストン 84 アジャスタ 85 オイル 90 ダンパー 91 外筒 92 中間回転体 93 回転軸 94、95 ハネ 98 取り付け板 99 ボルト 100 ダンパー 101 外筒 102 ピストン 103 オイル 104 アジャスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津雪 泰弘 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の側部に設けられ、閉成時に
    は略垂直であり回動支点を中心に略水平姿勢となるまで
    開放可能であり前記装置内の用紙搬送路を開放するため
    の開閉部材の開閉制御機構において、 前記装置本体と前記開閉部材間に設けられ、前記開閉部
    材の少なくとも閉成方向への動作にブレーキ作用を働か
    せるダンパー手段と、 前記開閉部材を閉成位置にロック機構なしに維持すべく
    常時閉成方向に付勢する付勢手段と、を備えたことを特
    徴とする開閉部材の開閉制御機構。
  2. 【請求項2】前記開閉部材は前記装置内で用紙の搬送方
    向を反転させる反転ガイド面を有する反転ガイドである
    請求項1記載の開閉部材の開閉制御機構。
  3. 【請求項3】画像形成装置に開閉可能に設けられ前記装
    置内の用紙搬送路を開放するための開閉部材の開閉制御
    機構において、 前記装置本体と前記開閉部材間に設けられ、前記開閉部
    材の開閉動作時にブレーキ作用を働かせるダンパー手段
    を設け、 該ダンパー手段はブレーキ作用力を調整可能に設けられ
    ていることを特徴とする開閉部材の開閉制御機構。
JP6035059A 1994-03-04 1994-03-04 開閉部材の開閉制御機構 Withdrawn JPH07244410A (ja)

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